JP4385272B2 - 燃焼装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃焼装置に関するものである。本発明の燃焼装置は、特に給湯器や温水ボイラーとして用いられる燃焼装置として好適である。
【0002】
【従来の技術】
家庭用の給湯器等に使用される燃焼装置として、熱輻射体を備えた構成が知られている。図11は、従来技術における熱輻射体を備えた燃焼装置100を示す。従来技術の燃焼装置100は、上流から下流に向かって、バーナ部2、熱輻射体3、給水加熱用熱交換器4、排気ダクト5等が備えられ、バーナ部2と熱輻射体3の間の空間が燃焼部6となっている。
【0003】
図11に示す燃焼装置100で採用されるバーナ部2は、プレス成型等によって成型された4個のバーナ片Aを有する。バーナ片Aは、いずれも濃淡燃焼バーナと称される形式であり、主炎孔2eの周囲に補炎孔2fが設けられたものである。そして主炎孔2eからは、燃料ガスに理論空気量以上の空気が混合された淡混合ガスが噴射され、これが燃焼して主炎10aが発生し、主炎孔2eの周囲に設けられた補炎孔2fからは、理論空気量以下の空気が混合された濃混合ガスが噴射され、安定した補炎10bが発生する。そして主炎10aの周囲を安定した補炎10bが取り囲み、主炎10aを安定させる。
【0004】
バーナ部2では、上記したバーナ片Aが所定の間隔をおいて配置されている。そして各バーナ片A同士の間及びバーナ列の両端は、空気流路Bとなっている。空気流路Bの先端部には空気ノズル11が設けられている。従来技術の燃焼装置100においては、空気ノズル11から常温の空気が噴射される。この空気は主として火炎の温度を低下させて、NOxの発生を抑制する機能を有するものである。
【0005】
即ち、濃淡燃焼方式を採用する燃焼装置は主炎10aに過剰に空気が含まれているため、一般の燃焼方式に比べて火炎の温度が低く、一般の燃焼方式に比べてNOxは発生量は少ない。しかしながら濃淡燃焼方式を採用する場合においても、NOxの発生を完全に抑制することは出来ない。即ち濃淡燃焼方式を採用する場合においても、燃焼反応ガス中の窒素と酸素との反応によるNOx生成を十分に抑制出来る程度に、火炎温度を下げることが出来ない。
【0006】
そのため従来技術の燃焼装置100では、前記の様に空気ノズル11からさらに常温の空気を供給し、NOxの発生をより完全に抑制する方策が採用されている。
【0007】
燃焼部6の下流に設けられる熱輻射体3は、セラミック等で作られた赤熱体である。従来技術の燃焼装置100においては、熱輻射体3は熱交換機能を持たない。
【0008】
上記した燃焼部6で発生した燃焼ガスは、熱輻射体3を赤熱し、熱輻射によって下流に設けられた給水加熱用熱交換器4を加熱する。さらに熱輻射体3を通過した燃焼ガスは、給水加熱用熱交換器4側に流れ、給水加熱用熱交換器4と直接的に接して給水加熱用熱交換器4を加熱する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
図11で示した熱輻射体3を有する燃焼装置100は、熱輻射体3が赤熱されて熱輻射により給水加熱用熱交換器4が加熱されるばかりでなく、燃焼ガスの熱の一部が輻射熱に変換されるために燃焼ガスの温度が低下し、化学平衡が低温側に移動してCOの生成が抑制される。従って、熱輻射体3を設けない場合に比べて、反応速度の遅いCO生成が早期に完結するので燃焼部6の容積を低減出来、設備のコンパクト化を図ることができる。
【0010】
また加えて空気ノズル11から噴射される空気によって火炎10の温度が低下され、NOxの発生も少ない。
【0011】
しかしながら、前記した構成の従来技術の燃焼装置100では、燃焼ガスの温度が極めて高温となるため、熱輻射体3の耐久性が低いという問題がある。即ち熱輻射体3はその性質上、常時燃焼ガスに晒され、耐熱性が極めて高いことが必要である。しかし耐熱性が極めて高い素材は一般的に脆く、高温下における送風圧や燃焼による振動によって壊れやすい。
【0012】
また従来技術の燃焼装置100では、COや炭化水素(HC)等の未燃成分が高濃度のまま排出される場合があるという問題がある。即ち従来技術の燃焼装置100は、空気ノズル11から空気を噴射して火炎10の温度を低下させ、酸素と窒素とが結合してNOxを生成する反応を抑制することを目的としているが、従来技術の燃焼装置100は、常温の空気を直接火炎10に供給するものであるから、火炎10の温度が局部的に著しく低下してしまう。その結果、NOx生成反応ばかりでなく、燃焼反応自体が停止してしまい、未燃成分が燃焼しきれずに残ってしまう。
【0013】
またこの傾向は、前記した構成の燃焼装置100を家庭用給湯器等に採用した場合に特に顕著である。即ち家庭用給湯器は、浴槽や台所、洗面所といった多数の箇所に湯を給湯する場合が多く、供給すべき湯の温度や量は著しく変化する。そのため燃焼装置100は、これに対応して発生すべき熱量が著しく変化する。したがって家庭用給湯器に内蔵される燃焼装置は、ターンダウン比(装置の最大燃焼量に対する使用時の燃焼量の比)が広いという商品特性を持つ。
【0014】
そのため燃焼量が低い場合には、空気ノズル11から噴射される空気(冷却用空気)により、火炎10の温度を過度に低下させてしまう結果となり、未燃成分が燃焼しきれずに残ってしまう。
【0015】
これに対して、熱輻射体3を単に冷却したり、冷却用空気13を新たに加熱することは、設備費を増大させるのみならず、熱効率が低下することによる、省エネルギーにも逆行するものである。
【0016】
本発明は前記した従来技術の欠点を克服し、熱効率を高めながら、熱輻射体3を冷却して熱輻射体3の耐久性を高め、且つ未燃成分の発生も少ない燃焼装置を提供するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
そして上記した課題を解決するための請求項1に記載の発明は、火炎を発生させる燃焼部と、燃焼に必要且つ十分な空気を供給する空気供給手段を備えた燃焼装置において、燃焼部によって発生される熱によって空気を加熱する熱交換手段を備え、前記熱交換手段によって加熱された空気を火炎の外縁部に供給し、熱交換手段へ空気を送風する送風手段と、熱交換手段へ送風される送風空気の流量を調節する制御手段と、熱交換手段によって加熱された空気の温度を検知する温度検知手段を備え、送風空気の流量を制御することにより、前記加熱された空気の温度が所定範囲内に制御されることを特徴とする燃焼装置である。
【0018】
また請求項2に記載の発明は、火炎を発生させる燃焼部と、燃焼に必要且つ十分な空気を供給する空気供給手段を備えた燃焼装置において、燃焼部によって発生される熱によって空気を加熱する熱交換手段を備え、前記熱交換手段によって加熱された空気を火炎の外縁部に供給し、熱交換手段によって加熱された空気と、熱交換手段を経由しない空気が混合され、当該混合空気の温度を検知する温度検知手段を備え、混合空気の混合比を調節することにより、当該混合空気が、所定の温度範囲内に制御され、火炎の外縁部に供給されることを特徴とする燃焼装置である。
【0019】
これらの発明の燃焼装置では、熱交換手段を用いて、燃焼部によって発生される熱を回収し、加熱された空気を、発熱燃焼反応が殆ど完結し、NOx生成反応が継続している既燃焼ガスよりなる火炎の外縁部に供給することによって、火炎の外縁部の既燃焼ガスが冷却され、NOxの生成が抑制されるので、省エネルギーと環境改善に資することが出来る。即ち本発明の燃焼装置では、空気が火炎の外縁部に供給されるが、当該部位は、既に燃焼が殆ど完結しているので未燃成分は微少である。
【0020】
さらに加えて火炎の外縁部に供給される空気は熱交換手段によって適度に加熱されているため、火炎温度の局部的低下を回避出来、火炎温度の局部的低下のために起こる、COやHCの増加を防止して、良好な燃焼を維持できる。
【0021】
また請求項3に記載の燃焼装置は、火炎を発生させる燃焼部を有し、当該燃焼部と被加熱物の間に熱輻射体が設けられ、燃焼部の燃焼ガスによって熱輻射体を加熱する燃焼装置において、熱輻射体は空気との間で熱交換を行う熱交換手段を有し、熱交換手段によって加熱された空気を燃焼部に供給し、燃焼に必要且つ十分な空気を供給する空気供給手段を備え、主に空気供給手段によって供給される空気によって燃焼が完結し、熱交換手段によって加熱された空気は火炎の外縁部に供給される構成としている。本構成により、熱輻射体が冷却される効果と熱回収効果に加えて、火炎の局部的な冷却が回避されることによる、COとHCの生成の少ない良好な燃焼を併せて達成出来る。
【0022】
本発明の燃焼装置では、熱輻射体は、熱交換手段によって冷却されるので、温度が過度に上昇せず壊れにくい。また本発明の燃焼装置では、熱輻射体は、従来技術のものより耐熱温度の低い安価な熱輻射体の使用が可能であり、従来技術の熱輻射体の様に耐熱温度は高いが脆い材料を使用する必要がない。さらに、熱交換手段によって加熱された空気を燃焼部に供給することによって熱回収が図られる。
【0023】
また、請求項1、2、4、5に記載の発明は、火炎の外縁部に供給される空気の温度を簡易で有効に調節する方法を提案している。即ち、請求項1、4に記載の燃焼装置では、熱交換手段へ空気を送風する送風手段と、熱交換手段へ送風される送風空気の流量を調節する制御手段と、熱交換手段によって加熱された空気の温度を検知する温度検知手段を備え、送風空気の流量を制御することにより、前記加熱された空気の温度が所定範囲内に制御される構成としている。
【0024】
同じく、請求項2、5に記載の燃焼装置では、熱交換手段によって加熱された空気と、熱交換手段を経由しない空気が混合され、当該混合空気の温度を検知する温度検知手段を備え、混合空気の混合比を調節することにより、当該混合空気が、所定の温度範囲内に制御され、火炎の外縁部に供給される構成としている。
【0025】
【実施例】
以下本発明の実施を図面を用いて具体的に説明する。以下の図および説明において、従来技術の燃焼装置100と同一構成については、同番号を付す。
【0026】
(実施例1)
図1は本発明の第1実施例の燃焼装置1の概念図であり、空気及び燃焼ガスは図面の下方向から上方向に流れる。燃焼装置1は、上流から下流に向かって、バーナ部2、熱輻射体3、給水加熱用熱交換器4(燃焼装置1の被加熱物)、排気ダクト5、等が備えられ、バーナ部2と熱輻射体3の間の空間が燃焼部6となっている。
【0027】
バーナ部2は従来技術と同様に、公知の濃淡燃焼式のバーナ片Aと空気ノズル11より構成されるが、バーナ片Aの構成は本実施例に限定されるものではなく、バーナ片Aは単純予混合バーナであっても良い。
【0028】
本実施例で採用するバーナ部2の詳細は図2の様であり、バーナ片Aは、その内部に、燃料ガスと理論空気量以下の空気との混合ガスが流れる濃混合ガス流路2aと、燃料ガスと理論空気量以上の空気との混合ガスが流れる淡混合ガス流路2bが形成されている。またバーナ片Aには、燃焼管本体2cが内蔵されている。燃焼管本体2cは、濃混合ガス流路2aと、淡混合ガス流路2bに空気と燃料ガスとの混合ガスを供給するものである。
【0029】
また本実施例の燃焼装置1では、さらに各バーナ片Aの間とバーナ列の両端に形成された空気流路Bに、空気ノズル11が設けられている。本実施例の燃焼装置1では、噴射される空気が火炎の外縁部に供給される様に、空気ノズル11の噴射口11aが、主炎孔2eおよび補炎孔2fよりやや下流に位置する様に設けられている。ここで、火炎の外縁部とは、火炎10の外縁の、燃焼反応が殆ど完結する境界部分、およびその外側部分を指す。
【0030】
そして本実施例では、空気ノズル11の噴射口11aからは、従来技術の常温の空気に代わって、後述する熱回収手段によって加熱された冷却用空気13が、燃焼部6内へ噴射される。
【0031】
熱輻射体3は、セラミック製であって通気性を有する赤熱体である点で従来技術と同一であるが、本実施例の燃焼装置1で採用する熱輻射体3には、内部に冷却管(熱交換手段)15が設けられている。冷却管15は鋼管製であって、図3の様に、熱輻射体3の内部に刳り抜かれた孔内に収容されている。熱輻射体3の概形は一定の厚みをもった直方体であって、冷却管15はつづら折りの形をした水平コイル型に配管されている。ここで本実施例では、熱輻射体3と燃焼部出ガス14との熱交換における伝熱効率を向上させるために、冷却管15の各パス間の中心間距離(H)と管の外径(d)の関係は、d<H<5dとされている。
【0032】
そして冷却管15の出側に熱空気管16が設けられて、空気流路Bに接続されている。
【0033】
さらに本実施例の燃焼装置1では、冷却管15の入り側に外部空気17の送風機19が、送風機19の吐出側に流量調節弁20が、冷却管15の出口に温度センサー21がそれぞれ設けられ、燃焼装置1に内蔵または本体外に付設された制御機構22が、温度センサー21で検知される冷却管15の出口の熱空気18の温度に従って、流量調節弁20の開度を調節することにより、熱空気18の温度を所定の範囲内に制御する。具体的には熱空気18の温度が200°C〜400°Cとなるように制御する。
【0034】
上記の送風機19、流量調節弁20および温度センサー21は、特殊品である必要はなく、通常の仕様の品で良い。制御機構22も同様に、汎用のマイクロプロセッサーを応用出来る。
【0035】
次に本実施例の燃焼装置1の機能について説明する。本実施例の燃焼装置1では、主炎孔2eから淡混合ガスが噴射されて主炎10aが発生し、補炎孔2fからは濃混合ガスが噴射されて補炎10bが発生する。即ち、天然ガス等の燃料ガスと、理論空気量以下の空気(例えば対理論空気比=0.4)が混合された濃混合ガスが、バーナ片Aの燃焼管本体2cから淡混合ガス流路2bに入り、空気取り入れ口2dから導入された空気が混合されて理論空気量以上の空気を含む淡混合ガスとなって、主炎孔2eから燃焼室6へ噴射されて燃焼反応が行われ、希薄火炎(主炎)10aを生成する。
【0036】
一方、対理論空気比0.4の前記濃混合ガスは、濃混合ガス流路2aを通り、補炎孔2fから燃焼室6へ噴射されて燃焼反応が行われ、濃厚火炎(補炎)10bを生成する。補炎10bは単独ではドリフトや振動燃焼を生じ易い主炎10aを両側から取り囲んで支持することによって、燃焼を安定化するものである。
【0037】
主炎10aと補炎10bは燃焼反応を継続しつつ合体して、火炎10となり、発熱燃焼反応が殆ど完結して、微量の未燃焼ガスを含む既燃焼ガス12となり、既燃焼ガス12よりなる外炎部が形成される。
【0038】
本例のバーナ片Aでは、主炎孔2eからの淡混合ガスと補炎孔2fからの濃混合ガスが積算された混合ガス中の空気量が、燃料ガス全体の理論空気量以上になる様に、空気取り入れ口2dからの空気量、および淡混合ガスと濃混合ガスの流量比が調節される様に設計されている。即ち、本例のバーナ片Aは、燃焼に必要且つ十分な空気を供給する空気供給手段を備えている。従って本例の燃焼装置1は、さらなる燃焼用の空気を供給されることなしに、燃焼が完結される。
【0039】
また本実施例の燃焼装置1には、冷却管15の出側と空気流路Bを接続する熱空気管16が設けられているので、冷却管15の入口部からの外部空気17は熱輻射体3と熱交換されて加熱され、熱空気18となり、熱空気管16を通り、バーナ部2へ供給される。即ち、従来技術の常温の空気に代わる熱空気18が冷却用空気13として、各バーナ部廻りの空気ノズル11の噴射口11aから燃焼部6内へ噴射される。
【0040】
ここで本実施例の燃焼装置1では、前記した様に、流量調節弁20の開度を調節することにより、熱空気18の温度が200°C〜400°Cとなるように制御されている。
【0041】
冷却用空気13は、外炎部の既燃焼ガス12と混合され、既燃焼ガス12を冷却してNOx生成反応を停止させることにより、NOxの生成を抑制する。冷却用空気13は燃焼が殆ど完結した既燃焼ガス12よりなる外炎部を冷却するが、本実施例の冷却用空気13は、前記した制御構成により、200〜400℃の温度範囲に制御されているので、既燃焼ガス12を適切な温度に冷却し、NOxの生成を抑制すると同時に、火炎10が局部的に冷却されることによるCOやHC等の未燃成分の急増が防止される。
【0042】
燃焼によって生じた燃焼ガス及び空気ノズル11から供給された冷却用空気13は、燃焼部出ガス14となって燃焼部6を出て、セラミック製であって通気性を有する熱輻射体3を通過する。この時熱輻射体3は、内部に設けられた熱交換手段である冷却管15内を流れる外部空気17と熱交換されて冷却される。
【0043】
燃焼部出ガス14は熱輻射体3を通過する間に、熱輻射体3に熱を奪われて冷却され、CO生成の熱乖離反応の化学平衡が低温側に移動して、微量の未燃成分であるCOが減少する。このため本例の燃焼装置1は燃焼部6の容積が低減されてコンパクト化が図られている。熱輻射体3を通過したガスは、さらに下流にある給水加熱用熱交換器4と熱交換して排気ダクト5から排気ガスとなって排出される。
【0044】
本発明者らが行った実験によると、燃焼装置1において、冷却管15の出口の熱空気18の温度が200〜400℃の範囲で運転された時の、燃焼部出ガス14の最高温度は1000℃であった。このため熱輻射体3の材料のセラミックは、耐熱温度1200℃の汎用の市販品で耐久性が十分に満足される。
【0045】
なお、本例では冷却管15に供給される外部空気17の流量調節は、流量調節弁20の開度調節によって行われる構成としたが、流量調節弁20を設ける代わりに、送風機19を可変回転数の型式として、外部空気17の流量調節を行う様な構成も可能である。
【0046】
(実施例2)
図4は本発明の実施例2の燃焼装置51の概念図であり、実施例1と同様の構成は同番号を付して説明を省略する。燃焼装置51は、実施例1の構成に加えて、送風機19の吐出側が分岐されており、一方の主管23は実施例1と同様に、冷却管15の入り口に繋がっている。他方の支管24は冷却管15をバイパスして、冷却管15の出口の先方において、熱空気管16と合流しており、この支管24のライン上には流量調節弁25が設けられている。
【0047】
なお、前記した実施例1で使用した熱空気管16のライン上の流量調節弁20は、本実施例では不要のため設けられていない。また、温度センサー21は、熱空気管16と支管24との合流点より下流に設けられている。マイクロプロセッサーである制御機構22は、温度センサー21で検知される外部空気17と熱空気18が混合された空気(冷却用空気13)の温度に従って、流量調節弁25の開度を調節する。その結果、冷却管(熱交換手段)15によって加熱された空気と、冷却管15を経由しない空気が混合され、冷却用空気13の温度を所定の範囲内に制御される。
【0048】
本実施例の燃焼装置51の冷却用空気13の温度の制御範囲は、実施例1と同様の200〜400℃である。この時の燃焼部出ガス14の最高温度は1000℃であった。
【0049】
(実施例3)
実施例1、2においては、熱輻射体3と冷却管15の組み合わせを図3の様な構成としたが、本実施例はこの部分の構成のみを変えた5様の変形例である。
【0050】
第1変形例は、垂直断面が図5の様に、上流熱輻射体3a、下流熱輻射体3bを設け、その間に冷却管15が配置される。冷却管15は水平コイル型に配管され、冷却管列と上流熱輻射体3aとの隙間間隔(t1)、および冷却管列と下流熱輻射体3bとの隙間間隔(t2)は、冷却管15の外径(d)の2倍以下としている。
【0051】
第2変形例は、垂直断面が図6の様に、上流熱輻射体3a、下流熱輻射体3bが、それぞれ複数の短冊の様なブロック状に分割されて設けられている。そして上流熱輻射体3a、下流熱輻射体3bの間に冷却管15が配置されている。上流熱輻射体3aは、分割された個々の熱輻射体が冷却管15の各管の直上流(図面下側)に配置されている。また個々の上流熱輻射体3a の互いの隙間間隔(h1)は、冷却管15の各パスの隙間間隔(h)より小さい。逆に言えば上流熱輻射体3a の各部材の幅(h3)は、冷却管15の直径よりも大きい。即ち上流熱輻射体3aは、冷却管15に燃焼部出ガスが直接当たることを遮る位置にあり、冷却管15の直径よりも大きい。
【0052】
一方、下流の熱輻射体3bは、分割された個々の熱輻射体が冷却管15の各パスの隙間部分に配置されている。そして下流の熱輻射体3bの個々の幅(h2)は、各パスの隙間間隔(h)よりも大きい。このため燃焼部出ガス14は、冷却管15の上流側及び下流側の双方において直接的に熱輻射体3a,3bと接する。また燃焼部出ガス14は、上流熱輻射体3a及び下流熱輻射体3bによって流路を妨げられ、個々の熱輻射体3a,3bとの接触が良好となり、熱輻射体3への伝熱効果が向上する。
【0053】
本実施例では、熱輻射体3a,3bへの熱伝達を重視して上流熱輻射体3aの幅(h3)を冷却管15の直径dよりも大きくすると共に、上流熱輻射体3aをもって冷却管15の上流側を覆い、さらに下流熱輻射体3bを冷却管15同士の隙間部分に配したが、冷却管15への熱伝達を重視する場合は、上流熱輻射体3aを小さくする等によって冷却管15をバーナ2側に露出させてもよい。また送風抵抗を軽減したい場合は、下流熱輻射体3bの幅(h2)を、冷却管15の隙間間隔(h)よりも小さくしてもよい。
【0054】
本実施例では、上流熱輻射体3a、下流熱輻射体3bはいずれもブロック状となってものを例示したが、板状のものにスリットを設けたものであってもよい。
【0055】
第3変形例は、垂直断面が図7の様に、冷却管15は複数(例えば2列)の管列とされ、その上流に上流熱輻射体3a、下流に下流熱輻射体3b、さらに2列の管列の間に中間熱輻射体3cを配置することによって、熱輻射体と燃焼部出ガス14との伝熱効果が向上される。
【0056】
第4変形例は、垂直断面が図8の様に、分割された熱輻射体3が、水平コイル状に配管された冷却管15の各パスの間に配置されることによって、熱輻射体3と燃焼部出ガス14との伝熱効果が向上される。
【0057】
第5変形例は、第4変形例のさらに変形であって、垂直断面が図9の様に、一枚物の基板部3dと分割された複数の凸状部3eとが一体となった形状の熱輻射体3を設け、水平コイル状に配管された冷却管15の管列の下流側に基板部3dが配置され、凸状部3eの各間の凹部に冷却管15の各パスを収容することによって、熱輻射体3と燃焼部出ガス14との伝熱効果が向上される。
【0058】
(実施例4)
以上説明した実施例は、いずれも熱輻射体3に冷却管15を設けて、空気の温度を上昇させるものであるが、他の部位に熱交換手段を設けて空気を加熱することも可能である。以下、他の部位に熱交換手段を設けて空気を加熱する構成について説明する。
【0059】
図10は本発明の実施例4の燃焼装置61の概念図である。本例の燃焼装置61は、熱輻射体を持たない。
【0060】
そして本実施例の燃焼装置61は、特徴的構成として、燃焼部6によって発生される熱によって空気を加熱し、加熱された空気を、発熱燃焼反応が殆ど完結した既燃焼ガス12よりなる火炎10の外縁部に供給するための構成が設けられている。即ち、本実施例の燃焼装置1では、燃焼部6の外周を覆う薄鋼板製のジャケット31と、ジャケット31に外部空気32を供給する送風機33が備えられ、ジャケット31の出口に設けた熱空気管34がバーナ部2にある空気ノズル11へ繋がっている。
【0061】
この様な構成によって、送風機33によって外部空気32がジャケット31の内部へ送られ、燃焼部6の周壁からの伝熱により加熱された熱空気35が、冷却用空気13として、空気ノズル11の噴射口11aから、燃焼が殆ど完結した既燃焼ガス12よりなる火炎10の外縁部に噴射され、既燃焼ガス12の温度を低下させて、NOx生成反応を停止させることにより、燃焼部出ガス14中のNOxが低減される。この時、冷却用空気13は、前記のジャケット31により燃焼部6の周壁からの伝熱により加熱された熱空気35であるので、火炎10が局部的に冷却されることによるCOおよびHCの生成が抑制され、良好な燃焼が維持される。また、ジャケット31により、燃焼によって発生した熱が回収されることにより、燃焼装置1の熱効率が向上する。
【0062】
【発明の効果】
以上説明した様に、請求項1〜5に記載の燃焼装置は、熱交換手段を用いて、燃焼部によって発生される熱によって空気を加熱し、加熱された空気を、発熱燃焼反応が殆ど完結した既燃焼ガスよりなる火炎の外縁部に供給することにより、熱効率を向上させるとともに、火炎が局部的に冷却されることによる、COやHCの増加を回避出来、燃焼ガス中のNOx生成が抑制される良好な燃焼が達成される。
【0063】
また請求項3〜5に記載の燃焼装置は、熱輻射体の内部または近傍に設けた熱交換手段を用いて、燃焼部によって発生される熱によって空気を加熱し、熱輻射体は空気で冷却されることにより、熱輻射体の耐久性を向上させる効果がある。
【0064】
さらに請求項1,2,4,5に記載の燃焼装置にあっては、熱輻射体等と熱交換して加熱される冷却用空気の温度が所定の範囲に制御されることにより、燃焼ガスの冷却が適正に保たれ、COやHCの増加を回避しつつ、燃焼ガス中のNOx生成が抑制される、燃焼状態がさらに向上する。これまでに述べたこれらの効果は、ターンダウン比が広い特性を持つ家庭用給湯器等の燃焼装置において特に顕著に発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の燃焼装置の概念図である。
【図2】 図1のバーナ部の拡大断面図である。
【図3】 実施例1の熱輻射体と冷却管の配置関係の説明図である。
【図4】 本発明の実施例2の燃焼装置の概念図である。
【図5】 本発明の実施例3の第1変形例の熱輻射体廻りの垂直断面図である。
【図6】 本発明の実施例3の第2変形例の熱輻射体廻りの垂直断面図である。
【図7】 本発明の実施例3の第3変形例の熱輻射体廻りの垂直断面図である。
【図8】 本発明の実施例3の第4変形例の熱輻射体廻りの垂直断面図である。
【図9】 本発明の実施例3の第5変形例の熱輻射体廻りの垂直断面図である。
【図10】 本発明の実施例4の燃焼装置の概念図である。
【図11】 従来技術の燃焼装置の概念図である。
【符号の説明】
1 燃焼装置
2 バーナ部
3 熱輻射体
4 給水加熱用熱交換器
5 排気ダクト
6 燃焼部
10 火炎
10a 主炎
10b 補炎
11 空気ノズル
12 既燃焼ガス
13 冷却用空気
14 燃焼部出ガス
15 冷却管(空気供給管)
16 熱空気管
17 外部空気
18 熱空気
19 送風機
20 流量調節弁
21 温度センサー
22 制御機構
23 主管
24 支管
25 流量調節弁
31 ジャケット
32 外部空気
33 送風機
34 熱空気管
35 熱空気
A バーナ片
B 空気流路

Claims (5)

  1. 火炎を発生させる燃焼部と、燃焼に必要且つ十分な空気を供給する空気供給手段を備えた燃焼装置において、燃焼部によって発生される熱によって空気を加熱する熱交換手段を備え、前記熱交換手段によって加熱された空気を火炎の外縁部に供給し、
    熱交換手段へ空気を送風する送風手段と、熱交換手段へ送風される送風空気の流量を調節する制御手段と、熱交換手段によって加熱された空気の温度を検知する温度検知手段を備え、送風空気の流量を制御することにより、前記加熱された空気の温度が所定範囲内に制御されることを特徴とする燃焼装置。
  2. 火炎を発生させる燃焼部と、燃焼に必要且つ十分な空気を供給する空気供給手段を備えた燃焼装置において、燃焼部によって発生される熱によって空気を加熱する熱交換手段を備え、前記熱交換手段によって加熱された空気を火炎の外縁部に供給し、
    熱交換手段によって加熱された空気と、熱交換手段を経由しない空気が混合され、当該混合空気の温度を検知する温度検知手段を備え、混合空気の混合比を調節することにより、当該混合空気が、所定の温度範囲内に制御され、火炎の外縁部に供給されることを特徴とする燃焼装置。
  3. 火炎を発生させる燃焼部を有し、当該燃焼部と被加熱物の間に熱輻射体が設けられ、燃焼部の燃焼ガスによって熱輻射体を加熱する燃焼装置において、熱輻射体は空気との間で熱交換を行う熱交換手段を有し、熱交換手段によって加熱された空気を燃焼部に供給し、燃焼に必要且つ十分な空気を供給する空気供給手段を備え、主に空気供給手段によって供給される空気によって燃焼が完結し、熱交換手段によって加熱された空気は火炎の外縁部に供給されることを特徴とする燃焼装置。
  4. 火炎を発生させる燃焼部を有し、当該燃焼部と被加熱物の間に熱輻射体が設けられ、燃焼部の燃焼ガスによって熱輻射体を加熱する燃焼装置において、熱輻射体は空気との間で熱交換を行う熱交換手段を有し、熱交換手段によって加熱された空気を燃焼部に供給し、
    熱交換手段へ空気を送風する送風手段と、熱交換手段へ送風される送風空気の流量を調節する制御手段と、熱交換手段によって加熱された空気の温度を検知する温度検知手段を備え、送風空気の流量を制御することにより、前記加熱された空気の温度が所定範囲内に制御されることを特徴とする燃焼装置。
  5. 火炎を発生させる燃焼部を有し、当該燃焼部と被加熱物の間に熱輻射体が設けられ、燃焼部の燃焼ガスによって熱輻射体を加熱する燃焼装置において、熱輻射体は空気との間で熱交換を行う熱交換手段を有し、熱交換手段によって加熱された空気を燃焼部に供給し、
    熱交換手段によって加熱された空気と、熱交換手段を経由しない空気が混合され、当該混合空気の温度を検知する温度検知手段を備え、混合空気の混合比を調節することにより、当該混合空気が、所定の温度範囲内に制御され、火炎の外縁部に供給されることを特徴とする燃焼装置。
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