JPS62147207A - ガスバ−ナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はガスバーナの改良に関する。

〔従来の技術〕

従来、第６図に示すように、バイブ（１６）に炎孔を形
成し、元管（９）からの燃料ガスを単独で又は空気予混
合状態でパイプ（１６）の炎孔から噴出させて、炎孔近
くに炎（Ｐ）を形成するものが、一般的であった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、燃料ガスの供給量を多くすると炎（Ｐ）のリフ
トを生じ、かつ、少なくすると逆火を生じるため、ター
ンダーン比を余り大きくできず、加熱能力の調整中が比
較的狭くなる欠点があった。

本発明の目的は、ターンダーン比を大きくできるように
、しかも、そのための構成を、視力簡単にかつ安価に製
作できて耐久性に優れたものにする点にある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の特徴構成は、板金製の熱交換用フィンの多数を
並設し、それらフィンどうしの間にガス上昇流路を形成
し、そのガス上昇流路の下側聞口を燃焼用空気吸入口に
かつ上側開口を第１炎孔に夫々形成し、燃料ガス供給用
金属管を前記フィンの並設方向に延びる状態で前記フィ
ンの下部に形成した切欠に入り込み配置し、前記燃料ガ
ス供給用金属管に形成した第２炎孔を前記ガス上昇流路
の全てに配置し、冷却水用金属管を前記フィンの全てに
対して貫通連結した状態で前記燃料ガス供給用金属管よ
りも上方に配置したことにあり、その作用効果は次の通
りである。

〔作　用〕

つまり、燃料ガス供給量が多い場合、第２炎孔から噴出
された燃料ガスと燃焼用空気吸入口からの空気との混合
ガスが、第１炎孔から高速で噴出されると共に、冷却水
金属管によりフィンが冷却されるので、第１炎孔からの
逆火が抑えられ、第１炎孔の上方近くで炎が形成される
。

そして、燃料ガス供給量が少ない場合、第１炎孔からの
混合ガス噴出速度が小さくなるために、逆火に起因して
、ガス上昇流路内で第２炎孔近くに炎が形成される。

このように、燃料ガス供給量の変動に伴って、炎の位置
が変化して、燃料ガスと燃焼用空気の混合型式が元混合
方式と先混合方式とに切換えられるから、ターンダーン
を極めて大きくできる。さらに詳述すると、ガス噴出速
度が大きくて炎のリフトを生じやすい第１炎孔での燃焼
では、炎のリフトを抑えやすい元混合方式となるから、
燃料ガスの最多供給堅を十分に多くでき、また、ガス噴
出速度が小さくて逆火を生じやすい第２炎孔での燃焼で
は、逆火しない先混合方式となるから、燃料ガスの最少
供給量を十分に少なくできるのである。

また、燃焼用空気吸入口、ガス上昇流路及び第１炎孔を
形成するようフィンを、簡単かつ安価に製造できる金属
製にしながら、冷却水用金属管の作用で焼損から保護で
きるようにしてあるから、例えばセラミックス類の部材
を設けるに比して、十分に耐熱型のあるバーナを安価に
得られる。

〔発明の効果〕

その結果、加熱能力の調整中が極めて広くかつ耐久製に
優れたガスバーナを提供でき、しかも十分に低価格で提
供できるようになった。

〔実施例〕

次に実施例を示す。

第１図に示すように、ガスバーナ（Ｂ）の上方にフィン
付水管（１）を配置し、ガスバーナ（Ｂ）から木管（１
）への燃焼ガス上昇流路（２）を筒状化（３）で囲み、
ガスバーナ（Ｂ）と水管（１）の間に、格子状やハニカ
ム状等の燃焼ガス上昇に対する十分な通気性を有するセ
ラミックス製熱放射体（４）を設けて、ガスバーナ（Ｂ
）と水管（１）の間隔を十分に小さくしなからＣＯ発生
を十分に抑えられるようにしてある。

ガスバーナ（Ｂ）を形成するに、第２図ないし第５図に
示すように、屈曲形成した板金製の熱交換用フィン（５
）の多数を並設し、それらフィン（５）どうしの間にガ
ス上昇流路（６）を形成し、そのガス上昇流路（６）の
下側開口を燃焼用空気吸入口（７）にかつ上側開口を第
１炎孔（８）に夫々形成してある。元管（９）に並列接
続した複数本の燃料ガス供給用金属管（１０）を、フィ
ン（５）の並設方向に延びる状態で、フィン（５）の下
部に形成した切欠（孔）に入り込み配置し、燃料ガス供
給用金属管（１０）に形成した第２炎孔（１１）をガス
上昇流路（６）の全てに配置してある。折り曲げ形成し
た冷却水用金属管（１２）を、フィン（５）の全てに対
して貫通連結した状態で燃料ガス供給用金属管（１０）
よりも上方に配置してある。

要するに、元管（９）の流量調整弁（Ｖ）が出湯温度設
定等に伴って開度調整され、燃料ガス供給量が特定量よ
りも多くなると、第３図に示すように、燃料ガスと燃焼
用空気の混合ガスが第１炎孔（８）から高速で噴出され
ると共に、冷却水用金属管（１２）によりフィン（５）
の上部が冷却されるので、第１炎孔（８）からの逆火が
抑えらえ、第１炎孔（８）の上方近くで炎が形成される
。そして、燃料ガス供給量が特定量より少なくなると、
第１炎孔（８）からのン昆合ガス噴出速度が小さくなる
ために逆火して、第３図に示すように、ガス上昇流路（
６）内で第２炎孔（１１）の近くに炎が形成される。こ
のように炎の位置が変化するように形成することで、タ
ーンダーン比を大きくできて、給湯能力調整（湯量や湯
温の変更）を大巾に行えるようにしてある。また、ガス
バーナ（Ｂ）を金属製にしながら冷却水で焼損を防止で
きるようにし、ガスバーナ（Ｂ）をセラミックス製に比
して簡単にかつ安価に製作できるもので、耐久性に優れ
たものにしてある。

そして、第１図に示すように、冷却水用金属管（１２）
の一端側を給水管（１３）に、かつ、他端側を筒状体（
３）に巻付けた水管（１４）に夫々接続し、フィン付木
管（１）の一端側を筒状体（３）に巻付けた水管（１４
）に、かつ、他端側を出湯管（１５）に夫々接続し、金
属管（１２）、木管（１４）、フィン付木管（１）の順
に水を流して湯をつくる瞬間式湯沸器を形成してある。

〔別実施例〕

次に別実施例を説明する。

ガスバーナ（Ｂ）の用途や燃料ガスの種類は不問である
。

第１炎孔（８）や第２炎孔（１１）は形状や設置数、そ
の他において適当に変更できる。

熱交換用フィン（５）は形状、材質、並設板数、その他
において適当に変更できる。

燃料ガス供給用金属管（１０）や冷却水用金属管（１２
）は形状、配置、材質、その他において適当に変更でき
、例えば両金属管（１０）　、　（１２）を上下に並べ
てもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第５図は本発明の実施例を示し、第１図は
湯沸器の概念図、第２図はガスバーナの全体斜視図、第
３図はガスバナの縦断面図、第４図は第３図のＩＶ−ｒ
Ｖ線矢視図、第５図は第３図のＶ−Ｖ線断面図である。 第６図は従来例の概念図である。 （５）・・・・・・熱交換用フィン、（６）・・・・・
・ガス上昇流路、（７）・・・・・・燃焼用空気吸入口
、（８）・・・・・・第１炎孔、（１０）・・・・・・
燃料ガス供給用金属管、（１１）・・・・・・第２炎孔
、（１２）・・・・・・冷却水用金属管。 第５図 す 第６図 ｒ−招 し、−８

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　板金製の熱交換用フィン（５）の多数を並設し、それ
   らフィン（５）どうしの間にガス上昇流路（６）を形成
   し、そのガス上昇流路（６）の下側開口を燃焼用空気吸
   入口（７）にかつ上側開口を第１炎孔（８）に夫々形成
   し、燃料ガス供給用金属管（１０）を前記フィン（５）
   の並設方向に延びる状態で前記フィン（５）の下部に形
   成した切欠に入り込み配置し、前記燃料ガス供給用金属
   管（１０）に形成した第２炎孔（１１）を前記ガス上昇
   流路（６）の全てに配置し、冷却水用金属管（１２）を
   前記フィン（５）の全てに対して貫通連結した状態で前
   記燃料ガス供給用金属管（１０）よりも上方に配置して
   あるガスバーナ。