JP4384927B2 - 椅子 - Google Patents

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本発明は事務用椅子における背もたれ部の構造に関するものである。
近年、オフィスではパーソナルコンピュータ等のOA機器のキーボード操作のために、体を後傾させた状態で頭部を前方に少し起こし手をキーボード上にのばすといった姿勢を採るケースが多い。
そのような姿勢を採りやすくするために、下記特許文献1に記載された椅子は、背もたれ板の弾性力によって上部フレームを前方屈曲状に傾動させ、背もたれの上部が前方に屈折し着席者の背中の上部が前方に押圧支持されるようにしたものである。
また、下記特許文献に記載された椅子は、背もたれを後傾させることにより背もたれ上部が着座部の両側に設けられた支持杆によって引っ張られ、背もたれ上部が前方に傾動するように構成したものであった。
特開2000−23778号公報 特開平11−75990号公報
ところで、上記特許文献1に示された椅子は、背もたれの上部を背もたれ板の弾性力によって前方に付勢したものであったので、着席者の体格等、特に肩の重さの個人差によって、背中上部が望ましい角度に支持されないという問題があった。
また、上記特許文献2に示された椅子は、着座部の両側に設けられる支持杆が邪魔になり、機能上およびデザイン上の制限を受けるという問題があるほか、背もたれを後傾角度によって背もたれ上部の傾斜角度も自動的に決められてしまうので、使用者の好みに応じられないという問題があった。
本発明は、上記のような課題を解決し、キーボード操作のための使い勝手のよい椅子を提供しようとするものである。
そのために請求項1に記載の椅子は、背もたれ盤を下部と上部とに分割し、着座部の後側から起立する基フレームにより下部背もたれ盤の背面を支持するとともに、該基フレームの上端に蝶番部を介して可動フレームを延設し、上部背もたれ盤の背面を該可動フレームに固着することにより該上部背もたれ盤を該蝶番部を支点として前後方向に傾動可能に支持し、該基フレームの略中間高さ位置に軸支部を設け、該軸支部に支持アームの下端部を軸支し、該支持アームを前記蝶番部の後方を迂回するべく湾曲状に形成するとともに該支持アームを上部背もたれ盤の背面上部まで延設することにより該上部背もたれ盤の背面上部を該支持アームの上端部により支持し、さらに該支持アームの下端部近くに連結片を後向きに突設し、ロック付タイプのガススプリングを該基フレームの下部と前記連結片とを結ぶように設け、該ガススプリングの作動軸を出没動可能とする操作軸を基フレームの下部に水平に軸支し、該操作軸の外方突出端にハンドルを設け、該ハンドルを操作し該作動軸を出没動させることにより上部背もたれ盤が所望の傾斜角度に設定されるようにしたことを特徴とする。
着座者の体格等の個人差に係わらず上部背もたれ盤を所望の傾斜角度にてロック状態で設定でき、楽な姿勢でキーボードを操作をすることができるようにして疲労を軽減させる。また、椅子としての機能および外観を損なうことなく、自由なデザインを採ることができる。
次に本発明の実施例を説明する。図1はこの椅子の側面図、図2はその要部の縦断面図、図3は要部の分解斜視図である。図中、1はこの椅子の着座部2の後側から起立する縦横2本の鋼材からなる基フレーム、3は下部背もたれ盤3aと上部背もたれ盤3bとに分割されたプラスチック製の背もたれ盤、4は該背もたれ盤の前面を被うクッション性の表装カバーである。なお、基フレーム1の基端部1aは着座部2の下部に枢支され、周知の傾斜角度調整機構によって図5に例示したように所望角度に後傾するように構成されている。
下部背もたれ盤3aは背面を基フレーム1の前面に突設されたボス5に当接し、該ボス中に埋設したナット6にビス7を螺締することによって該基フレーム1に支持される。基フレーム1の上端には蝶番部8が設けられ、該蝶番部より上方に略T字形の可動フレーム9が延設される。そして、上部背もたれ盤の背面を該可動フレームに当接させビス10を貫挿しナット11を締め付け、該上部背もたれ盤3bの背面を該可動フレーム9に固着することにより該上部背もたれ盤3bを前後方向に傾動可能に支持する。なお、可動フレーム9の上部両端縁には後方折曲片12が形成され、該後方折曲片に長孔13が形成されている。
また、基フレーム1の略中間高さ位置に軸支部15を設け、該軸支部に支持アーム16の下端部を軸支する。そして該支持アームを蝶番部8の後方を迂回するべく湾曲状に形成することにより上部背もたれ盤3bの背面に延設し、T字形に形成された該支持アームの上端部の両端にピン17を突設し、該ピンを前記可動フレーム9の長孔13に遊嵌し、上部背もたれ盤3bの背面上部が該支持アームの上端部により支持されるようにする。
また、支持アーム16の下端部近くに突設した連結片20にガススプリング21をピン22をもって連結する。また、基フレーム1の下部に軸受片23を固着し、該軸受片に操作軸24を水平に貫挿することによりコ字状支持部材25を傾動可能に支持する。そして、該コ字状支持部材にガススプリング21の作動軸26をナット27により固着し、該作動軸の先端から突設されたプッシュ部28を該コ字状支持部材の内側に突出させる。該ガススプリング21は周知のロック付タイプのもので、シリンダ部内に不活性ガスが充填され、プッシュ部28を操作軸24に設けられたカム片29により押圧操作することによりその不活性ガスの流通が制御され作動軸26の出没動を許容したりロックできたりするものである。なお、30はプッシュ部28を復帰動させるためコ字状支持部材25内に先端部が突出するように設けられた板バネ、31はカム片29の回転可能範囲を制限するためにコ字状支持部材25の下面に垂下状に固着されたコ字状のストッパである。また、操作軸24は基フレーム1との衝突を避けるためにクランク状に折れ曲げされ、その外方突出端にハンドル32が設けられている。なお、基フレーム1、支持アーム16等の後側を被う背面カバーについては図示省略する。また、表装カバー4はその上縁に形成された袋状部4aを上部背もたれ盤3bの上縁に被せることにより該上部背もたれ盤3bから下部背もたれ盤3aに亘って装着される。
このように構成した椅子では、ハンドル32を押圧操作し操作軸24を回転させ、カム片29にプッシュ部28を押圧操作させることにより、ガススプリング21の作動軸26の出没動が許容されるようになるので、支持アーム16が軸支部15を支点として回転自在となり該支持アームによって支持された上部背もたれ盤3bは傾動可能になる。なお、その傾動時に前記ピン17は長孔13中で移動する。また、ガススプリング21はその初期圧力により支持アーム16を弾性的に押圧することから該上部背もたれ盤3bを前方傾斜状態となる。また、上部背もたれ盤3bを後方に押圧することにより図4に示したように該上部背もたれ盤3bは後傾し、その状態でハンドル32から手を離せばプッシュ部18の押圧が解除され、ガススプリング21の作動軸26が出没動不能となることからこの後傾状態が維持される。従って、着座者は上部背もたれ盤3bを所望の傾斜角度にて傾動不能にロックすることができる。
また、図5に示したように、基フレーム1を少し後傾させ、その状態にてハンドル32を押圧操作し、着座者がキーボードに手を伸ばし、背中による上部背もたれ盤3bの押圧力を少し緩めれば、該上部背もたれ盤3bはそれに連れて前傾し、所望の角度となったところで該ハンドルから手を離せば、該上部背もたれ盤3bをその所望傾斜角度にて傾動不能にロックされ、キーボード操作がし易く、長時間キーボード操作をしても疲れ難い姿勢を採ることができる。
このように、本発明の椅子では、ロック付タイプのガススプリングを使用することにより、上部背もたれ盤3bを所望の傾斜角度に設定しロックできるようにしたので、着座者の体格の個人差に係わらず自由な設定ができ、楽な姿勢でキーボードを操作をすることができ疲労を軽減させる。
また、背もたれ盤の背面にすべての傾動機構が設けられるとともに薄型に構成されるので、背面カバーによってこれらの傾動機構を被うことができ、機能および外観を損なうことなく自由な椅子デザインを採ることができる。
本発明の実施例を示した椅子の側面図。 図1の椅子の要部の縦断面図。 図1の椅子の要部の分解斜視図。 図1の椅子の作動状態図。 図1の椅子の作動状態図。
符号の説明
1 基フレーム
2 着座部
3 背もたれ盤
3a 下部背もたれ盤
3b 上部背もたれ盤
4 表装カバー
8 蝶番部
9 可動フレーム
15 軸支部
16 支持アーム
20 連結片20
21 ガススプリング
23 軸受片
24 操作軸
25 コ字状支持部材
26 作動軸
28 プッシュ部
29 カム片
32 ハンドル

Claims (1)

  1. 背もたれ盤を下部と上部とに分割し、着座部の後側から起立する基フレームにより下部背もたれ盤の背面を支持するとともに、該基フレームの上端に蝶番部を介して可動フレームを延設し、上部背もたれ盤の背面を該可動フレームに固着することにより該上部背もたれ盤を該蝶番部を支点として前後方向に傾動可能に支持し、該基フレームの略中間高さ位置に軸支部を設け、該軸支部に支持アームの下端部を軸支し、該支持アームを前記蝶番部の後方を迂回するべく湾曲状に形成するとともに該支持アームを上部背もたれ盤の背面上部まで延設することにより該上部背もたれ盤の背面上部を該支持アームの上端部により支持し、さらに該支持アームの下端部近くに連結片を後向きに突設し、ロック付タイプのガススプリングを該基フレームの下部と前記連結片とを結ぶように設け、該ガススプリングの作動軸を出没動可能とする操作軸を基フレームの下部に水平に軸支し、該操作軸の外方突出端にハンドルを設け、該ハンドルを操作し該作動軸を出没動させることにより上部背もたれ盤が所望の傾斜角度に設定されるようにしたことを特徴とする椅子。
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