JP4382993B2 - 自動車用装着具並びに自動車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の室内に装着され、握持部として使用できるなどの様々な機能を発揮する自動車用装着具並びにこの装着具を装着した自動車に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
座席部に座した人が握持できる部分としては、ドアの内側ハンドルやドア上部の吊手、アームレストなどがあるが、体を支えるための握持部としては、形状・設置高さの制約などがあるため握持しにくく、また他の機能を望むことはできない。
【0003】
本発明は、従来にはなく、左右の座席部間の前後方向に前部のインストルメントパネル(インパネ部)から後方床面(床面部)にかけてパイプなどの棒状体を配設し、ラリーカーのロールバーのように見え強度向上のイメージが与えられ、乗者が体を支える握持部として使用できる他、カップホルダー,テーブル,収納ボックスなどの様々なアクセサリーを簡単に後付けすることができ、また左右の座席部を仕切り、例えば座席部上に載せる荷物を支えることもできるなど様々な機能を発揮し得る画期的な発想に基づく自動車用装着具並びに自動車を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0005】
左右の座席部1間に配設され、握持部として使用できる棒状体Pであって、前端部に自動車の室内前部中央のインパネ部2に取り付けるインパネ取付部3を有し、後端部に自動車室内の床面部4若しくは床面部4に対して固定されている床面固定部4Aに取り付ける床面取付部5を有し、前記前端部のインパネ取付部3を前記インパネ部2に取り付け、前記後端部の床面取付部5を前記床面部4若しくは前記床面固定部4Aに取り付けた際、前記棒状体Pは左右の座席部1間の前後方向に架設状態に配設され、少なくとも座席部1に座した人が握持できる高さに位置するように構成し、前記室内前部中央の前記インパネ部2の上面にトランスミッションのシフトノブ14が配置され、このシフトノブ14を配置したインパネ部2上面より下方のインパネ部2の立ち上がり前面部2A上部に前記インパネ取付部3を取り付ける構成としたことを特徴とする自動車用装着具に係るものである。
【0006】
また、前部座席部1である運転席の座席部1と助手席の座席部1との間に配設され、握持部として使用できる前記棒状体Pであって、前記前端部のインパネ取付部3を前記インパネ部2に取り付け、前記後端部の床面取付部5を前記床面部4若しくは前記床面固定部4Aに取り付けた際、前記棒状体Pは前部の左右座席部1間の前後方向に後方下がり傾斜状態に架設配設され、この後方下がり傾斜部分を座席部1に座した人が握持できる高さに位置するように構成したことを特徴とする請求項1記載の自動車用装着具に係るものである。
【0007】
また、前後夫々の左右の座席部1間に配設され、握持部として使用できる前記棒状体Pであって、前記前端部のインパネ取付部3を前記インパネ部2に取り付け、前記後端部の床面取付部5を前記床面部4若しくは前記床面固定部4Aに取り付けた際、前記棒状体Pは左右の座席部1間に後方下がり傾斜する部分を有する状態で架設配設され、座席部1に座した人が握持できる高さに位置するように構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の自動車用装着具に係るものである。
【0008】
また、前部座席部1間に配設される第一の棒状体Pと、後部座席部1間に配設される第二の棒状体Pとを連結して前記棒状体Pを構成したことを特徴とす請求項3記載の自動車用装着具に係るものである。
【0009】
また、前記前部座席部1間に配設され後方下がり傾斜状態の前記第一の棒状体Pと、後部座席部1間に配設され、後方上がり傾斜状態の前部が前記第一の棒状体Pに連結され、後部座席部1間では、後方下がり傾斜状態に配される前記第二の棒状体Pとを連結して前記棒状体Pを構成したことを特徴とする請求項4記載の自動車用装着具に係るものである。
【0010】
また、前記棒状体Pの前端部を、前記インパネ部2上面下方の床面部4からの立ち上がり前面部2A上部に設けた取付孔部6に差し込み取り付けするように構成して前記インパネ取付部3を構成し、前記棒状体Pの後端部を、前記床面部4に止着若しくは前記床面固定部4Aとしての座席スライド固定部4Aに止着して取り付けるように構成して前記床面取付部5を構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の自動車用装着具に係るものである。
【0011】
また、少なくとも前記左右の座席部1間の各背もたれより前方においては、側面視で前記座席部1の座面より高く、且つ背もたれ上端よりも低い位置に前記棒状体Pが架設配設されるように構成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の自動車用装着具に係るものである。
【0012】
また、並設状態に装着する前記棒状体Pを複数本備えたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の自動車用装着具に係るものである。
【0013】
また、左右平行にして並設状態に装着する前記棒状体Pの並設間隔は、トランスミッションのシフトノブ14の左右移動幅より広く設定したことを特徴とする請求項8記載の自動車用装着具に係るものである。
【0014】
また、前記並設状態に配設される棒状体Pを横設部13で連結したことを特徴とする請求項8,9のいずれか1項に記載の自動車用装着具に係るものである。
【0015】
また、前記棒状体Pを金属製丸パイプとしたことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の自動車用装着具に係るものである。
【0016】
また、前記棒状体Pの座席部1に座した人が握持する位置にグリップ部7を被覆したことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の自動車用装着具に係るものである。
【0017】
また、並設状態に装着する前記棒状体Pを複数本備えた構成とし、この並設した棒状体P間に収納体8を架設状態に装着できるように構成したことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の自動車用装着具に係るものである。
【0018】
また、前記請求項1〜13のいずれか1項に記載の前記棒状体Pを、前記前端部のインパネ取付部3を前記インパネ部2上面下方のインパネ部2の立ち上がり前面部2A上部に取り付け、前記後端部の床面取付部5を前記床面部4若しくは前記床面固定部4Aに取り付けて、左右の座席部1間の前後方向に架設状態に配設したことを特徴とする自動車に係るものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
好適と考える本発明の実施の形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてその作用効果を示して簡単に説明する。
【0020】
前端部のインパネ取付部3をインパネ部2に取り付け、後端部の床面取付部5を床面部4若しくは床面固定部4Aに取り付けることで、棒状体Pは左右の座席部1間の前後方向に架設状態に配設され、少なくとも座席部1に座した人が握持できる高さに位置する。
【0021】
例えば、棒状体P前端の差し込み部として構成したインパネ取付部3をインパネ部2上面下方のインパネ部2の立ち上がり前面部2A上部に差し込み、棒状体Pの後端の止着部として構成した床面取付部5を床面部4若しくは床面固定部4Aに止着取り付けすることで、少なくとも前記左右の座席部1間の各背もたれより前方においては、側面視で前記座席部1の座面より高く、且つ背もたれ上端よりも低い位置に前記棒状体Pが架設配設される。
【0022】
即ち、床面部4とインパネ部2とがこの棒状体Pで連結され、インパネ部2が棒状体Pで支持されている(インパネ部2を受ける)イメージが生じ、ラリーカーのロールバー(強度メンバー)としてのイメージが生じる。
【0023】
特に左右の座席部1間にトランスミッションのシフトノブ14がインパネ部2上面に配置設計され、インパネ部2が左右の座席部1(運転席1と助手席1)間へ大きく突出していない設計の自動車では、床面から立ち上がっているインパネ部2がこの棒状体Pで支持されるイメージが一層強調され、このシフトノブ14の操作にも支障をきたさない
【0024】
また、座席部1に座した人は、座したままで体を支える握持部として握り易く、悪路においては体を保持し易い。この握持する部分が後方下がり傾斜していれば、一層握持し易いし、悪路においても一層体を支え易い。
【0025】
また、この棒状体Pを金属製パイプ(本実施例では丸パイプ)とすることで、前記イメージは一層強くイメージされ、製作も容易で量産性に秀れ、またパイプ内に配線を通し、配線管としても利用可能となる。この場合、電気装置が設けられているインパネ部2上面下方のインパネ部2の立ち上がり前面部2A上部に棒状体Pを差し込み挿入していれば、電線をほとんど露出することなく、配線可能となる。
【0026】
また、左右の座席部1間を予めスルー通路とし、これを利用すれば、装着し易いし、またこの左右の座席部1間に架設するため、座席部1間をセパレートでき、座席部1に載せた荷物を支えることも可能となる。
【0027】
また、この棒状体Pを利用してカップホルダー22,テーブル21・24,収納ボックス8などの様々なアクセサリーを容易に後付けすることができ、この棒状体Pに沿ってこれらアクセサリーを移動調整することも容易に行える。
【0028】
また、この棒状体Pを並設すれば、前記イメージも一層強調され、また、この棒状体P間に架設状態に様々なアクセサリーを設けることも可能となる。
【0029】
【実施例】
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【0030】
図1〜図3に示す本実施例(第一実施例)は、前部(運転席,助手席),後部(二列目座席)夫々の左右の座席部1間の通路部に二本左右平行に並設配設され、握持部として使用できる金属丸パイプ製の棒状体Pであって、前端部に自動車の室内前部中央のインパネ部2の前面上部に差し込み取付するインパネ取付部3を有し、中程部と後端部に自動車室内の床面部4に止着固定する床面取付部5を有し、前記前端部のインパネ取付部3を前記インパネ部2に差し込み取付し、前記中程部(中程接地端部)と後端部の床面取付部5を前記床面部4に止着固定した際、前記棒状体Pは前後夫々の左右の座席部1間では後方下がり傾斜する部分を有する状態で通路部前後方向に架設配設され、各座席部1に座した人が握持部として握持できる高さに位置するように構成している。
【0031】
即ち、前部座席部1間(運転席1の助手席1との間),後部座席部1間(二列目座席間)では、後方下がり傾斜状態に棒状体Pが架設され、この左右の座席部1間の各背もたれより前方においては、側面視で前記座席部1の座面より高く、且つ背もたれ上端よりも低い位置に前記棒状体Pが架設配設され、座した人が握持し易い高さであって、体を支え易いように設けている。
【0032】
この実施例では、インパネ部2に差し込み連結されている前端部から後方に延び、前部座席部1である運転席1と助手席1との間で後方下がり傾斜状態に配設され、一旦この前部座席部1の後方であって、後部座席部1(二列目座席)の前方で接地する床面取付部5を有し(第一の棒状体P)、この短い第一の棒状体Pの途中から後方に立上がり左右の後部座席部1間で後方下がり傾斜する分岐延長部9(長い第二の棒状体P)を溶接連結し、この途中にも接地する床面取付部5を設け、更にこの延長部9の後端部で後部座席部1後方に接地する床面取付部5を設けた構成としている。
【0033】
従って、本実施例では、三カ所の床面取付部5を設けて床面部4に支持連結する構成としている。
【0034】
また、この握持する後方下がり傾斜部分には、握り易く滑らないように樹脂製のグリップ部7を被嵌している。このグリップ部7は棒状体Pに沿って移動調整設定することも容易となる。
【0035】
また、この棒状体Pの架設高さは、前述のように座した人がその着座姿勢で握り易い高さに設定しており、また、またぐことで左右の座席部1間への移動もできるように設計している。
【0036】
従って、床面部4とインパネ部2とがこの棒状体Pで連結され、インパネ部2が棒状体Pで支持されている(インパネ部2を受ける)イメージが生じ、ラリカーのロールバー(強度メンバー)としてのイメージが生じる。
【0037】
特に本実施例では、トランスミッションのシフトノブ14がインパネ部2上面に配置設計され、インパネ部2が左右の座席部1(運転席1と助手席1)間へ大きく突出していない設計であり、運転席1と助手席1との間前方が左右へのスルー通路となっており(前後の座席部1間も前後へのスルー通路部に設計している)、床面から立ち上がっているインパネ部2がこの棒状体Pで支持されるイメージが一層強調される。
【0038】
また、座席部1に座した人は、座したままで体を支える握持部として握り易く、悪路においては体を保持し易い。しかも握持する部分が後方下がり傾斜しているから、一層握持し易いし、悪路においても一層体を支え易い。
【0039】
また、この棒状体Pを金属製丸パイプとすることで、前記イメージは一層強調され、製作も容易で量産性に秀れ、またパイプ内にインパネ部2から配線を通し、計器や電装品などのアクセサリーへの配線管としても利用可能となる。この場合、電気装置が設けられているインパネ部2に棒状体Pを差し込み挿入しているから、電線をほとんど露出することなく、配線可能となる。
【0040】
また、左右の座席部1間のスルー通路部を利用するため、装着し易いし、この左右の座席部1間に架設するため、座席部1間をセパレートでき、座席部1に載せた荷物を支えることも可能となる。
【0041】
また、この棒状体Pを二本左右平行に並設するため、前記イメージも一層強調され、また、後付するアクセサリーを各座席側へ向けるなどして多数設けることもでき、この棒状体P間に架設状態に様々なアクセサリーを設けることも可能となる。
【0042】
この場合、棒状体P間にクロスメンバーとしてイメージされる横設部13を架設しても良く、またシフトノブ14の操作に支障がないように、棒状体Pをシフトノブ14より下方に配設或いは、シフトノブ14の左右移動幅より棒状体Pの架設間隔を広く設計する。
【0043】
また、本実施例では、この金属丸パイプ製の棒状体Pの前端部を、前記インパネ部3に設けた取付孔部6に単に差し込み取付するように構成して前記インパネ取付部3としている。即ち、本実施例では単に差し込むことで取り付ける簡単な連結構成としている。
【0044】
このインパネ取付部3の構成は適宜設計し得るが、本実施例では、インパネ部2の立ち上がり前面部2A上部に差し込み用の取付孔部6を形成し、この取付孔部6に差し込み、飾りキャップ10を設ける構成としている。
【0045】
このインパネ部2の取付位置は、インパネ部2の上面下方の床面から立ち上がった前面部2Aとするが、棒状体Pの高さ設定と、インパネ部2を支えるロールバーのイメージを強調するために、本実施例のように床面部4から前方へ延びてストレートに突き刺り連結されているように、インパネ部2の立ち上がり前面部2Aの上部に連結してる。
【0046】
また、棒状体Pの中程接地端部と後端部に設けた床面取付部5は、床面部4に直接溶接等により止着固定しても良いが、本実施例では、図5に示すように棒状体Pに接地板11を溶接等により設け、この接地板11をカーペット下に隠蔽し、この接地板11をビス等により床面部4に止着固定している。
【0047】
また、床面取付部5のカーペット上位置には飾り用の接地飾りキャップ12を設けている。
【0048】
また、本実施例では床面部4に取付固定したが、図6に示すように床面部4に対して固定されている床面固定部4A、例えば座席スライド固定部4A(例えば座席部のスライドレール部4A)に取付固定するようにしても良い。
【0049】
この場合、スライドレール部4Aの床面部4への取付手段を図6に示すようにこの棒状体Pの取付に共用させることもでき、取付も容易となる。
【0050】
また、前記図1〜3に示す実施例では棒状体Pを二列目座席部後方まで架設配設する構成としたが、図4に示す第二実施例のように前端部に自動車の室内前部中央のインパネ部2に取り付けるインパネ取付部3を有し、後端部に自動車室内の後部座席部1より前方で前部座席部1の略後端位置の床面部4に取り付ける床面取付部5を有し、前記前端部のインパネ取付部3を前記インパネ部2に取り付け、前記後端部の床面取付部5を前記床面部4に取り付けた際、棒状体Pは運転席1と助手席1の間の前後方向に後方下がり傾斜状態に架設配設され、この後方傾斜部分をこの座席部1に座した人が握持部として握持できる高さに位置するように構成して、前部座席部1間のみに設ける構成としても良い。
【0051】
この実施例でも、十分に前記イメージは生じ、前記様々な機能を十分に発揮でき、製作も容易であり、量産性にも秀れる。
【0052】
また、本実施例では、棒状体Pを二本左右平行に並設して装着する構成としたから、前述のように様々なアクセサリーを容易に後付け可能であり、アクセサリーを様々用意すれば機能性が一層向上し、使用用途が広がる。
【0053】
例えば図7に示したアクセサリー例は、その一例で、カップホルダ22や携帯電話ホルダ,テーブル21・24,計器20,テレビ・パソコン・ナビゲーションなどのモニター28などを後付け装着できる。
【0054】
これらは、棒状体Pを利用して取付るため、使用用途に応じてスライド移動調整や取付位置の変更が容易であり、棒状体P間に補強用に架設した横設部13を利用して取り付けることもできる。
【0055】
また、この通路部スペースを利用してこの棒状体Pに多数のアクセサリーを後付けでき、座席部1側へ回動自在とすることで収納・取り出し自在構造とすることも容易にできる。
【0056】
また、二本並設することで、この棒状体P間に安定性良く取り付けることもでき、また棒状体P間に収納状態に配設することもできる。
【0057】
即ち、例えばテーブル板や折り畳み式テーブルあるいはモニターなどを棒状体P間、或いは棒状体P上或いは下方のスペースを利用して、不使用時にこれらアクセサリーを収納しておき、使用時に回動取り出して使用位置に固定することもでき、またこの棒状体P間に収納体8(収納ボックス)を配設固定するなど、スペースの有効利用が図れる。
【0058】
尚、図7に示したアクセサリーは、以下のものである。
【0059】
助手席の同乗者に向けて、計器20を向き調整自在に取り付け、また助手席側に向けて同乗者が地図を広げたりするためのテーブル21を回動自在に取り付け、またカップホルダ22を設けている。これらは、C状の取付部を圧入係合する構成としても良いし、C状の取付部を係合した後、ビス止めやピン止めして締め付け抱持固定しても良い。
【0060】
また、二本の棒状体P間に架設状態にコンパス23と、テーブル24、収納ボックス8を設けている。いずれも下向きの断面C状の取付スリーブにより安定性良く取り付けている。
【0061】
収納ボックス8に、CD,カセットテープ,書類などの小物類を収納しても良いが、図示した実施例では救急箱25を収納している。
【0062】
また、収納スペースを占有することなく効率良く様々なアクセサリーを棒状体P間に収納保管できるが、例えば工具箱や図示したような消火器26をセットしておくことができる。この場合は、例えば消火器26を着脱自在に取り付ける受具27を下方から棒状体Pにビス止め固定した取付例を示す。
【0063】
また、テレビ,パソコン,ナビゲーションなどのモニター28を棒状体P間に収納取り出し自在となるように回動自在にセットすることも可能である。その際、棒状体Pを配線29(電線)を通す配線管として使用しても良い。この場合、電気装置が設けられているインパネ部2に棒状体Pを差し込み挿入しているから、電線29をほとんど露出することなく、配線可能となる。
【0064】
本実施例では、このように様々なアクセサリーを多数容易に後付けでき、その取付位置も容易に設定変更でき、例えば図7に示すようにラリーカーのようにデザインすることも容易にできる画期的な構成である。
【0065】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したから、左右の座席部間の前後方向に、前部のインスメントパネル(インパネ部)から後方床面(床面部)にかけてパイプなどの棒状体が配設され、ラリーカーのロールバーのように見え強度向上のイメージを与えられ、乗者が体を支える握持部として使用できる他、カップホルダー,テーブル,収納ボックスなどの様々なアクセサリーを簡単に後付けすることも可能となるなど様々な機能を発揮し得る画期的な自動車用装着具並びに自動車を提供することとなる。
【0066】
また、握持する部分を後方下がり傾斜状態とすることで、一層体を支える握持部として握持し易い。
【0067】
また、本発明は、特に左右の座席部間にトランスミッションのシフトノブがインパネ部上面に配置設計され、インパネ部が左右の座席部(運転席と助手席)間へ大きく突出していない設計の自動車では、床面から立ち上がっているインパネ部がこの棒状体で支持されるイメージが一層強調され、このシフトノブの操作にも支障をきたさない。
【0068】
また、請求項6記載の発明においては、ロールバー(強度メンバー)としてのイメージが一層強調され、一層装着が容易に行え、極めて実用性に秀れた自動車用装着具となる。
【0069】
また、請求項7記載の発明においては、一層握持し易い。
【0070】
また、請求項8記載の発明においては、ロールバー(強度メンバー)としてのイメージが一層強調され、この棒状体P間に架設状態に様々なアクセサリーを設けることも可能となるなど一層秀れた自動車用装着具となる。
【0071】
また、請求項11記載の発明においては、この棒状体Pを金属製丸パイプとすることで、前記イメージは一層強調され、製作も容易で量産性に秀れ、極めて画期的な自動車用装着具となる。また、請求項12記載の発明においては、一層握持し易く、また請求項13記載の発明においては、機能性が一層向上し、極めて実用性に秀れた自動車用装着具となる。
【0072】
また、請求項14記載の発明においては、前記作用・効果が発揮される極めて商品価値の高い自動車を提供できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一実施例の自動車に装着した使用状態の説明斜視図である。
【図2】 第一実施例の自動車に装着した使用状態の説明側面図である。
【図3】 第一実施例の自動車に装着した使用状態の説明平面図である。
【図4】 第二実施例の自動車に装着した使用状態の説明斜視図である。
【図5】 本実施例の床面取付部の使用状態での説明斜視図である。
【図6】 本実施例の床面取付部の別例を示す使用状態での説明斜視図である。
【図7】 本実施例の様々なアクセサリーの使用例を示す説明斜視図である。
【符号の説明】
1 座席部
2 インパネ部
2A 立ち上がり前面部
3 インパネ取付部
4 床面部
4A 床面固定部
5 床面取付部
6 取付孔部
7 グリップ部
8 収納体(収納ボックス)
13 横設部
14 シフトノブ
P 棒状体

Claims (14)

  1. 左右の座席部間に配設され、握持部として使用できる棒状体であって、前端部に自動車の室内前部中央のインパネ部に取り付けるインパネ取付部を有し、後端部に自動車室内の床面部若しくは床面部に対して固定されている床面固定部に取り付ける床面取付部を有し、前記前端部のインパネ取付部を前記インパネ部に取り付け、前記後端部の床面取付部を前記床面部若しくは前記床面固定部に取り付けた際、前記棒状体は左右の座席部間の前後方向に架設状態に配設され、少なくとも座席部に座した人が握持できる高さに位置するように構成し、前記室内前部中央の前記インパネ部の上面にトランスミッションのシフトノブが配置され、このシフトノブを配置したインパネ部上面より下方のインパネ部の立ち上がり前面部上部に前記インパネ取付部を取り付ける構成としたことを特徴とする自動車用装着具。
  2. 前部座席部である運転席の座席部と助手席の座席部との間に配設され、握持部として使用できる前記棒状体であって、前記前端部のインパネ取付部を前記インパネ部に取り付け、前記後端部の床面取付部を前記床面部若しくは前記床面固定部に取り付けた際、前記棒状体は前部の左右座席部間の前後方向に後方下がり傾斜状態に架設配設され、この後方下がり傾斜部分を座席部に座した人が握持できる高さに位置するように構成したことを特徴とする請求項1記載の自動車用装着具。
  3. 前後夫々の左右の座席部間に配設され、握持部として使用できる前記棒状体であって、前記前端部のインパネ取付部を前記インパネ部に取り付け、前記後端部の床面取付部を前記床面部若しくは前記床面固定部に取り付けた際、前記棒状体は左右の座席部間に後方下がり傾斜する部分を有する状態で架設配設され、座席部に座した人が握持できる高さに位置するように構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の自動車用装着具。
  4. 前部座席部間に配設される第一の棒状体と、後部座席部間に配設される第二の棒状体とを連結して前記棒状体を構成したことを特徴とす請求項3記載の自動車用装着具。
  5. 前記前部座席部間に配設され後方下がり傾斜状態の前記第一の棒状体と、後部座席部間に配設され、後方上がり傾斜状態の前部が前記第一の棒状体に連結され、後部座席部間では、後方下がり傾斜状態に配される前記第二の棒状体とを連結して前記棒状体を構成したことを特徴とする請求項4記載の自動車用装着具。
  6. 前記棒状体の前端部を、前記インパネ部上面下方の床面部からの立ち上がり前面部上部に設けた取付孔部に差し込み取り付けするように構成して前記インパネ取付部を構成し、前記棒状体の後端部を、前記床面部に止着若しくは前記床面固定部としての座席スライド固定部に止着して取り付けるように構成して前記床面取付部を構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の自動車用装着具。
  7. 少なくとも前記左右の座席部間の各背もたれより前方においては、側面視で前記座席部の座面より高く、且つ背もたれ上端よりも低い位置に前記棒状体が架設配設されるように構成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の自動車用装着具。
  8. 並設状態に装着する前記棒状体を複数本備えたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の自動車用装着具。
  9. 左右平行にして並設状態に装着する前記棒状体の並設間隔は、トランスミッションのシフトノブの左右移動幅より広く設定したことを特徴とする請求項8記載の自動車用装着具。
  10. 前記並設状態に配設される棒状体を横設部で連結したことを特徴とする請求項8,9のいずれか1項に記載の自動車用装着具。
  11. 前記棒状体を金属製丸パイプとしたことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の自動車用装着具。
  12. 前記棒状体の座席部に座した人が握持する位置にグリップ部を被覆したことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の自動車用装着具。
  13. 並設状態に装着する前記棒状体を複数本備えた構成とし、この並設した棒状体間に収納体を架設状態に装着できるように構成したことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の自動車用装着具。
  14. 前記請求項1〜13のいずれか1項に記載の前記棒状体を、前記前端部のインパネ取付部を前記インパネ部上面下方のインパネ部の立ち上がり前面部上部に取り付け、前記後端部の床面取付部を前記床面部若しくは前記床面固定部に取り付けて、左右の座席部間の前後方向に架設状態に配設したことを特徴とする自動車。
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