JP4379768B2 - 液体油の積込みシステム及び方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガソリンや重油等の液体油を輸送のためのタンク貨車や船舶等の輸送用移動体毎に予め決められた積込油種に適合させて積み込む液体油の積込みシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のシステムとして、複数のタンク貨車に対して各タンク貨車に予め定められた積載液体油の種類に適合した、白油、黒油、LPG、アスファルト、及び潤滑油等を選択的に積み込むものがあった。図2を用いて、従来のタンク貨車に対する当該タンク貨車の積込み油種に適合した液体油の積込みシステムの説明をする。従来のシステムでは、タンク貨車2-5が停止された位置に対応して設置され、複数の油種の液体油を選択的に送出可能な出荷口(ポイント)(図示せず)を複数設けられた積み場2と、前記複数の出荷口から送出される液体油の種類及び積載量(送出量)を制御する計器室1とで構成されている。
【0003】
前記計器室には、サーバ(コンピュータ)1-1が設けられていて、輸送業者等からの出荷依頼書に基づいて、何番の出荷口に停止している何番のタンク貨車に、どの種類の液体油をどれだけの量を積載させるかという内容の記載された出荷指図書をファクシミリ等で前記積み場に配布する。積み場では、作業員が前記出荷指図書を元にして、該出荷指図書に記載の積み場の出荷口番号と、タンク貨車の貨車番号及び積載可能な油種及び積載量等を確認して電話等で計器室に連絡する。
【0004】
積み場では、計器室からの出荷指図書に記載の積み場の出荷口番号と、タンク貨車の貨車番号及び積載可能な油種及び積載量等の確認の応答(積込みOK)の後に、作業員によって、タンク貨車のマンホールの開、ローディングアームの取付け等の準備作業を行った後に、計器室に積込み準備完了の連絡を電話等で行う。
【0005】
計器室では、積み場からの積込み準備完了の連絡の後に、計器室からの指令によって対応する出荷口のバルブを制御して、出荷指図書に記載の種類の液体油を所定量送出して、タンク貨車に積み込む。液体油の積込み完了後に、作業員が、当該タンク貨車のローディングアームの取外し及びマンホールの閉等の作業を行って積込みが終了する。積込み作業完了後に、計器室のサーバによって出荷伝票の発行を行う。また、従来のシステムにおいて、積み場にタッチパネルを備えた現場入出力装置を設置して電話やファクシミリに代えて、作業員が、タッチパネルからの入出力によって、計器室とのデータの送受信を行うこともあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述の如く従来の液体油の積込みシステムでは、積み場と計器室との連絡を作業員が実行する際に、出荷口番号及び貨車番号等のデータを読取る必要があり、かつ、その読取ったデータを電話やタッチパネルを介して計器室に送信する必要があった。したがって、前述の液体油の積込みシステムの処理の流れの中に人手で行う作業が多く含まれているために、人為的なミスも生じ易く、且つ計器室に人手が必要になるという問題があった。
【0007】
本発明の課題
(目的)は、人為的なミスの発生する可能性が極めて少なく、且つ、システムの運営に際して省力化が図れる液体油の輸送用移動体への積込みシステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、複数種類の液体油を選択的に送出可能な複数の出荷口から、複数の輸送用移動体の油槽毎に対応した種類の液体油を選択的に積込む液体油の積込みシステムであって、前記複数の出荷口及び前記複数の輸送用移動体に付与された個別の識別手段と、前記個別の識別手段に対応したデータベースを格納したサーバと、前記複数の出荷口及び前記複数の輸送用移動体に共通に設けられ、前記複数の出荷口のうちの1つの出荷口の前記個別の識別手段及び該1つの出荷口前に停止している前記複数の輸送用移動体のうちの1つの輸送用移動体の前記個別の識別手段のデータを読み取って、前記サーバに送信するハンディターミナルと、を備え、前記サーバは、輸送業者からの出荷依頼書に基づいて、前記複数の出荷口のうちの1つの出荷口、該1つの出荷口の前に停止している前記複数の輸送用移動体のうちの1つの輸送用移動体並びに該輸送用移動体の油槽への積載予定の前記液体油の種類及び積載量のデータからなる出荷指図書を作成し、そのデータを当該サーバ内に蓄積すると共に、該蓄積された前記出荷指図書のデータと送信された前記個別の識別手段のデータとを比較し、一致した場合には、前記輸送用移動体の油槽毎に対応した種類の前記液体油を所定量選択的に積込むように、前記出荷指図書のデータに基づいて、前記複数の出荷口のうちの1つの出荷口のバルブを制御する。(請求項1)
【0009】
また、前記データベースには、前記個別の識別手段に対応する前記輸送用移動体の油槽毎の積載可能な前記液体油の種類及びその積載量が少なくとも含まれている。(請求項2)
また、前記複数の出荷口の個別の識別手段及び前記複数の輸送用移動体の個別の識別手段はバーコードで構成され、前記ハンディターミナルは、バーコード読取手段である。(請求項3)
【0010】
また、前記バーコード読取手段には、送受信手段、入力手段及び表示手段が備えられ前記送受信手段は、読み取られた前記個別の識別手段に対応するバーコードデータを前記サーバに送信すると共に、前記サーバからの処理結果を受信し、前記表示手段は、受信された前記処理結果を表示する。(請求項
また、前記送受信手段は、前記バーコード読取手段と前記サーバとの間のデータの送受信有線又は無線で行う。(請求項
【0011】
また、前記輸送用移動体は、タンク貨車であり、前記出荷口は複数の前記タンク貨車が停止する位置に対応して複数設置されている。(請求項
また、前記液体油の種類としては、白油、黒油、LPG、アスファルト、潤滑油、石油化学品(石化品)及び硫黄の内の2以上の種類が含まれる。(請求項
【0012】
また、複数種類の液体油を選択的に送出可能な複数の出荷口から、複数の輸送用移動体の油槽毎に対応した種類の液体油を選択的に積込む液体油の積込み方法であって、サーバによって、前記複数の出荷口及び前記複数の輸送用移動体に付与された個別の識別手段に対応したデータベースを当該サーバ上に作成する作成ステップと、前記サーバによって、輸送業者からの出荷依頼書に基づいて、前記複数の出荷口のうちの1つの出荷口、該1つの出荷口の前に停止している前記複数の輸送用移動体の1つの輸送用移動体並びに該輸送用移動体の油槽への積載予定の前記液体油の種類及び積載量のデータからなる出荷指示書を作成し、そのデータを当該サーバ内に蓄積する作成・蓄積ステップと、前記複数の出荷口及び前記複数の輸送用移動体に共通のハンディターミナルによって、前記複数の出荷口のうちの1つの出荷口の前記個別の識別手段及び該1つの出荷口前に停止している前記輸送用移動体のうちの1つの輸送用移動体の前記個別の識別手段のデータを読み取って、前記サーバに送信する読取・送信ステップと、前記サーバによって、蓄積された前記出荷指図書のデータと送信された前記個別の識別手段のデータとを比較する比較ステップと、前記サーバによって、前記比較ステップにおいて、一致すると判断した場合には、前記輸送用移動体の油槽毎に対応した種類の前記液体油を選択的に積込むように、前記出荷指図書のデータに基づいて、前記複数の出荷口のうちの1つの出荷口のバルブを制御する制御ステップと、を含む。(請求項8)
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態であるタンク貨車に対する液体油の積込みシステムの構成を図1を用いて説明をする。本発明の液体油の積込みシステムでも従来のシステムと同様に、タンク貨車2-5が停止された位置に対応して設置され、複数の油種の液体油を選択的に送出可能な出荷口(ポイント)(図示せず)を複数設けられた積み場2と、前記複数の出荷口から送出される液体油の種類及び積載量(送出量)を制御する計器室1とで液体油の積込みシステムは構成されている。
【0014】
上記構成において、前記複数の各出荷口及び各タンク貨車2-5には、それぞれ個別の識別手段(個別番号)が付与されている。前記個別の識別手段は、各出荷口及び各タンク貨車2-5に割当てられた個別番号(個別の出荷口番号及び個別のタンク貨車番号)であって、各出荷口番号及び各タンク貨車番号2-5を文字等で直接表示したり、バーコードの如き他の読取り可能な表示手段に変換して表示しても良い。以下の説明では、各出荷口及びタンク貨車2-5にバーコード2-6で個別の識別手段が事前に表示(貼付)されていて、該個別の識別手段に対応して、後述のサーバ1-1内に各出荷口及びタンク貨車に対応した固有の補助データが蓄積されているデータベースが存在しているものとして説明を行う。
【0015】
前記積み場2には、液体油を積載する対象(輸送用移動体)であるタンク貨車2-5が少なくとも1台停車しており、該タンク貨車2-5に表示(貼付)されたバーコード2-6を送受信手段の付属したバーコード読取り装置(ハンディターミナル)2-1を作業員が操作して読取り、読取ったデータを通信端末2-2を介して有線又は無線によって、後述の計器室のサーバ1-1に送信する。なお、バーコードデータ2-6の読取りは、必ずしも作業員が手動で行う必要はなく、バーコード読取り装置2-1を出荷口近辺に固定しておき、自動で読取りすることも可能である。
【0016】
なお、前記ハンディターミナル2-1には、表示手段を設けて、前記サーバ1-1から送信されたデータの表示を行う機能及び、キーボード等の入力手段を設けてバーコードデータ以外のデータの入力を行うことも可能である。また、前記通信端末2-2は、前記ハンディターミナル2-1と前記サーバ1-1との間のデータの送受信の中継等を行うもので、状況に応じて省略することも可能である。
【0017】
前記計器室には、本液体油の積込みシステムの管理用プログラム及び各種データが蓄積されたサーバ1-1が設けられている。前記サーバ1-1では、輸送業者等からの出荷依頼書に基づいて、何番の出荷口に停止している何番のタンク貨車2-5に、どの種類の液体油をどれだけの量を積載させるかという内容の記載された出荷指図書2-4のデータをサーバ1-1に蓄積すると共に、ファクシミリや通信端末2-2を介して積み場2にその内容が送信される。
【0018】
また、前記サーバ1-1には、前記各出荷口及びタンク貨車2-5に対応したデータベースが設けられている。データベースの例としては、各出荷口に対応したものとしては、タンク貨車毎に積載可能な液体油の種類(第1の区分)として、白油、黒油、LPG、アスファルト、潤滑油及び石油化学品(石化品)等に大別されている。さらに、詳細な油種(第2の区分)として、・白油には、ガソリン、灯油、軽油、ジェット燃料等がある。
・黒油には、A重油、B重油、C重油等がある。
・LPGには、プロパン、ブタン、オートガス等がある。
・アスファルトには、ストレートアスファルト、ブロンアスファルト等がある。
・潤滑油には、ガソリンエンジン油、ディーゼルエンジン油、船舶エンジン油、工業用潤滑油等がある。
これらの油種の内出荷可能なものが、それぞれの出荷口毎に図示しない液体油毎の貯油タンクから配置された輸送管毎に設けられた複数のバルブと対応させたデータベースとして蓄積されている。
【0019】
また、タンク貨車2-5に対応したものとしては、タンク貨車2-5の個別の識別番号に対応して、積載可能な液体油の種類として、前記第1の区分(白油、黒油、LPG、アスファルト及び潤滑油等)及びその積載容量(キロリットル)又は積載重量(キログラム)、ハッチ構成(ローリ貨車のハッチ数と、各ハッチ毎の容量)等がある。
【0020】
前記積み場2において、作業員は、液体油の積込みに先立って、出荷指図書2-4の内容(何番の出荷口に停止している何番のタンク貨車に、どの種類の液体油をどれだけの量を積載させるかという内容)を確認する。その後、各出荷口のバーコード及び該出荷口の前に停止しているタンク貨車2-5のバーコード2-6をハンディターミナル2-2で読取り、読取ったバーコードデータを通信端末2-4を介してサーバ1-1に送信する。
【0021】
出荷口及びその前に停止しているタンク貨車2-5のバーコードデータを受信したサーバ1-1では、該サーバ1-1内のデータベースにアクセスして、出荷口とタンク貨車2-5のデータが出荷指図書2-4の内容に一致するか否かの判断を自動的に行う。前記サーバ1-1における判断で、データの一致が得られた場合には、積み場2の対応するハンディターミナル2-1に対して確認OKの信号を送信する。また、サーバ1-1における判断で、データの一致が得られない場合には、確認OKの信号は積み場2には送出されない。
【0022】
積み場2では、確認OKの信号を受信の後に、作業員によって、タンク貨車2-5の図示されていないマンホールの開、ローディングアームの取付け等の液体油の積込みに伴う準備作業完了後に、計器室1に積込み準備完了の連絡を行う。
【0023】
計器室1では、積み場2からの積込み準備完了の連絡の後に、計器室1からの指令によって対応する出荷口のバルブを制御して、出荷指図書2-4に記載の種類の液体油を所定量送出して、タンク貨車2-5に積み込む。なお、計器室1からのバルブの開閉等の指令は、サーバ1-1によって自動的に送出することも可能である。積込み完了後に、作業員が、当該タンク貨車2-5のローディングアームの取外し及びマンホールの閉等の作業を行って積込みが終了する。積込みの完了後に、計器室1のサーバ1-1の指示により、出荷伝票の発行をサーバ1-1又はハンディターミナル2-1等の任意の装置で行う。
【0024】
なお、タンク貨車2-5のマンホールの開閉及びローディングアームの取付け、取り外しを、上述の説明では作業員が手作業で行うように説明しているが、計器室1からの遠隔制御で行うことも可能である。また、計器室1及び積み場2の電話1-2及び2-3は、安全の更なる確認連絡のために随時使用するが、電話連絡に関する手続を無くして、計器室1を無人にすることも可能である。
【0025】
なお、上述の説明は、タンク貨車2-5に対する液体油の積み込みについて説明を行ったが、液体油の輸送を目的とした、船舶や他の輸送用移動体に対する液体油の積み込みに対しても適用が可能である。船舶の場合には、同一の船舶に存在する複数の油槽に対して、個別にそれぞれ異なった液体油の種類を所定量積み込むことが可能である。
【0026】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明では、複数種類の液体油を選択的に送出可能な複数の出荷口から、複数の輸送用移動体の油槽毎に対応した種類の液体油を選択的に積込む液体油の積込みシステムであって、前記複数の出荷口及び前記複数の輸送用移動体に付与された個別の識別手段と、前記個別の識別手段に対応したデータベースを格納したサーバと、前記複数の出荷口及び前記複数の輸送用移動体に共通に設けられ、前記複数の出荷口のうちの1つの出荷口の前記個別の識別手段及び該1つの出荷口前に停止している前記複数の輸送用移動体のうちの1つの輸送用移動体の前記個別の識別手段のデータを読み取って、前記サーバに送信するハンディターミナルと、を備え、前記サーバは、輸送業者からの出荷依頼書に基づいて、前記複数の出荷口のうちの1つの出荷口、該1つの出荷口の前に停止している前記複数の輸送用移動体のうちの1つの輸送用移動体並びに該輸送用移動体の油槽への積載予定の前記液体油の種類及び積載量のデータからなる出荷指図書を作成し、そのデータを当該サーバ内に蓄積すると共に、該蓄積された前記出荷指図書のデータと送信された前記個別の識別手段のデータとを比較し、一致した場合には、前記輸送用移動体の油槽毎に対応した種類の前記液体油を所定量選択的に積込むように、前記出荷指図書のデータに基づいて、前記複数の出荷口のうちの1つの出荷口のバルブを制御する構成によって、人為的なミスの発生する可能性が極めて少なく、且つ、システムの運営に際して省力化が図れる液体油の輸送用移動体への積込みシステムが得られる。なお、前記サーバ内には、前記複数の出荷口の1つの出荷口、前記複数の輸送用移動体の1つの輸送用移動体並びに前記輸送用移動体の油槽への積載予定の前記液体油の種類及び積載量のデータからなる出荷指示書が事前に蓄積されており、そのデータを事前に積み場に送付できるので、作業員による確認がスムーズに行えることは言うまでもない。
【0027】
また、請求項2に記載の発明では、前記データベースには、前記個別の識別手段に対応する前記輸送用移動体の油槽毎の積載可能な前記液体油の種類及びその積載量が少なくとも含まれているので、複数の輸送用移動体の固有の識別手段(番号)に対応したそれぞれの輸送用移動体の油槽毎の積載可能な液体油の種類及びその積載量を容易に得ることが可能になる。
【0028】
また、請求項に記載の発明では、前記複数の出荷口の個別の識別手段及び前記複数の輸送用移動体の個別の識別手段はバーコードで構成され、前記ハンディターミナルは、バーコード読取手段であるので、容易に出荷口及び輸送用移動体の個別の識別手段の読取り及び送信が可能になる。また、請求項に記載の発明では、前記バーコード読取手段には、送受信手段、入力手段及び表示手段が備えられ前記送受信手段は、読み取られた前記個別の識別手段に対応するバーコードデータを前記サーバに送信すると共に、前記サーバからの処理結果を受信し、前記表示手段は、受信された前記処理結果を表示することにより、積み場における作業員の確認が容易になる。また、請求項に記載の発明では、前記送受信手段は、前記バーコード読取手段と前記サーバとの間のデータの送受信有線又は無線で行うので、計器室と積み場との配置関係に応じて最適なシステムを構築できる。
【0029】
また、請求項に記載の発明では、前記輸送用移動体は、タンク貨車であり、前記出荷口は複数の前記タンク貨車が停止する位置に対応して複数設置されていることによって、タンク貨車に対する液体油の積込みシステムにおける、人為的なミスの発生する可能性が極めて少なく、且つ、システムの運営に際して省力化が図れる。また、請求項に記載の発明では、前記液体油の種類としては、白油、黒油、LPG、アスファルト、潤滑油、石油化学品(石化品)及び硫黄の内の2以上の種類(第1の区分)にすることによって、第1の区分に含まれる第2の区分の液体油は共通に積込みが可能な合理的なシステムとすることが可能になる。
【0030】
また、請求項に記載の発明では、複数種類の液体油を選択的に送出可能な複数の出荷口から、複数の輸送用移動体の油槽毎に対応した種類の液体油を選択的に積込む液体油の積込み方法であって、サーバによって、前記複数の出荷口及び前記複数の輸送用移動体に付与された個別の識別手段に対応したデータベースを当該サーバ上に作成する作成ステップと、前記サーバによって、輸送業者からの出荷依頼書に基づいて、前記複数の出荷口のうちの1つの出荷口、該1つの出荷口の前に停止している前記複数の輸送用移動体の1つの輸送用移動体並びに該輸送用移動体の油槽への積載予定の前記液体油の種類及び積載量のデータからなる出荷指示書を作成し、そのデータを当該サーバ内に蓄積する作成・蓄積ステップと、前記複数の出荷口及び前記複数の輸送用移動体に共通のハンディターミナルによって、前記複数の出荷口のうちの1つの出荷口の前記個別の識別手段及び該1つの出荷口前に停止している前記輸送用移動体のうちの1つの油様相移動体の前記個別の識別手段のデータを読み取って、前記サーバに送信する読取・送信ステップと、前記サーバによって、蓄積された前記出荷指図書のデータと送信された前記個別の識別手段のデータとを比較する比較ステップと、前記サーバによって、前記比較ステップにおいて、一致すると判断した場合には、前記輸送用移動体の油槽毎に対応した種類の前記液体油を選択的に積込むように、前記出荷指図書のデータに基づいて、前記複数の出荷口のうちの1つの出荷口のバルブを制御する制御ステップと、を含むので、人為的なミスの発生する可能性が極めて少なく、且つ、システムの運営に際して省力化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の液体油積込みシステムの構成を説明するための図である。
【図2】本発明の液体油積込みシステムの構成を説明するための図である。
【符号の説明】
1 計器室
1-1 サーバ
2 積み場
2-1 ハンディターミナル(バーコード読取り手段)
2-2 通信端末
1-2,2-3 電話
2-4 出荷指図書
2-5 タンク貨車
2-6 バーコード

Claims (8)

  1. 複数種類の液体油を選択的に送出可能な複数の出荷口から、複数の輸送用移動体の油槽毎に対応した種類の液体油を選択的に積込む液体油の積込みシステムであって、
    前記複数の出荷口及び前記複数の輸送用移動体に付与された個別の識別手段と、
    前記個別の識別手段に対応したデータベースを格納したサーバと、
    前記複数の出荷口及び前記複数の輸送用移動体に共通に設けられ、前記複数の出荷口のうちの1つの出荷口の前記個別の識別手段及び該1つの出荷口前に停止している前記複数の輸送用移動体のうちの1つの輸送用移動体の前記個別の識別手段のデータを読み取って、前記サーバに送信するハンディターミナルと、
    を備え、
    前記サーバは、輸送業者からの出荷依頼書に基づいて、前記複数の出荷口のうちの1つの出荷口、該1つの出荷口の前に停止している前記複数の輸送用移動体のうちの1つの輸送用移動体並びに該輸送用移動体の油槽への積載予定の前記液体油の種類及び積載量のデータからなる出荷指図書を作成し、そのデータを当該サーバ内に蓄積すると共に、該蓄積された前記出荷指図書のデータと送信された前記個別の識別手段のデータとを比較し、一致した場合には、前記輸送用移動体の油槽毎に対応した種類の前記液体油を所定量選択的に積込むように、前記出荷指図書のデータに基づいて、前記複数の出荷口のうちの1つの出荷口のバルブを制御することを特徴とする液体油の積込みシステム。
  2. 前記データベースには、前記個別の識別手段に対応する前記輸送用移動体の油槽毎の積載可能な前記液体油の種類及びその積載量が少なくとも含まれていることを特徴とする請求項1に記載の液体油の積込みシステム。
  3. 前記複数の出荷口の個別の識別手段及び前記複数の輸送用移動体の個別の識別手段はバーコードで構成され、前記ハンディターミナルは、バーコード読取手段であることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載の液体油の積込みシステム。
  4. 前記バーコード読取手段には、送受信手段、入力手段及び表示手段が備えられ、前記送受信手段は、読み取られた前記個別の識別手段に対応するバーコードデータを前記サーバに送信すると共に、前記サーバからの処理結果を受信し、前記表示手段は、
    受信された前記処理結果を表示することを特徴とする請求項3に記載の液体油の積込みシステム。
  5. 前記送受信手段は、前記バーコード読取手段と前記サーバとの間のデータの送受信を有線又は無線で行うことを特徴とする請求項4に記載の液体油の積込みシステム。
  6. 前記輸送用移動体は、タンク貨車であり、前記出荷口は、複数の前記タンク貨車が停止する位置に対応して複数設置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の液体油の積込みシステム。
  7. 前記液体油の種類としては、白油、黒油、LPG、アスファルト、潤滑油、石油化学品及び硫黄の内の2以上の種類が含まれることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の液体油の積込みシステム。
  8. 複数種類の液体油を選択的に送出可能な複数の出荷口から、複数の輸送用移動体の油槽毎に対応した種類の液体油を選択的に積込む液体油の積込み方法であって、
    サーバによって、前記複数の出荷口及び前記複数の輸送用移動体に付与された個別の識別手段に対応したデータベースを当該サーバ上に作成する作成ステップと、
    前記サーバによって、輸送業者からの出荷依頼書に基づいて、前記複数の出荷口のうちの1つの出荷口、該1つの出荷口の前に停止している前記複数の輸送用移動体の1つの輸送用移動体並びに該輸送用移動体の油槽への積載予定の前記液体油の種類及び積載量のデータからなる出荷指示書を作成し、そのデータを当該サーバ内に蓄積する作成・蓄積ステップと、
    前記複数の出荷口及び前記複数の輸送用移動体に共通のハンディターミナルによって、前記複数の出荷口のうちの1つの出荷口の前記個別の識別手段及び該1つの出荷口前に停止している前記輸送用移動体のうちの1つの輸送用移動体の前記個別の識別手段のデータを読み取って、前記サーバに送信する読取・送信ステップと、
    前記サーバによって、蓄積された前記出荷指図書のデータと送信された前記個別の識別手段のデータとを比較する比較ステップと、
    前記サーバによって、前記比較ステップにおいて、一致すると判断した場合には、前記輸送用移動体の油槽毎に対応した種類の前記液体油を選択的に積込むように、前記出荷指図書のデータに基づいて、前記複数の出荷口のうちの1つの出荷口のバルブを制御する制御ステップと、
    を含むことを特徴とする液体油の積込み方法。
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