JP4379630B2 - 情報記録媒体、記録装置および記録方法 - Google Patents
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Description
本発明は、例えば光ディスクなどの情報記録媒体、このような情報記録媒体に対し情報の記録を行う記録装置および記録方法に関する。
現在、DVD−R(DVD Recordable)、DVD−RW(DVD ReWritable)などの追記型・書換可能型の情報記録媒体が普及している。これらの追記型・書換可能型情報記録媒体を用いることにより、ユーザは、自ら撮影した映像を動画データとして情報記録媒体に記録することができ、あるいは自ら撮影した写真を静止画データとして情報記録媒体に記録することができ、あるいは自ら選択した楽曲を音声データとして情報記録媒体に記録することができる。
例えば、ユーザは、自ら撮影した写真を静止画データとしてDVD−Rに記録することにより、オリジナルのDVDフォトアルバムを作成することができる。
ところが、一般に、情報記録媒体に記録したデータを、当該情報記録媒体の規格に準拠した様々なプレーヤで再生可能にするためには、オーサリングを行う必要がある。例えば、DVDビデオフォーマットに基づいてDVD−Rに静止画データを記録してDVDフォトアルバムを作成する場合、ユーザは、DVD−Rに単に静止画データを記録するだけでは足りず、静止画データを記録した後、オーサリングを行ってDVDタイトルを構築しなければならない。
オーサリングの作業は、データの再生順序の設定などに手間がかかるなど、必ずしも容易でない。
本発明は上記に例示したような問題点に鑑みなされたものであり、本発明の第1の課題は、オーサリングの手間を省くことができる情報記録媒体、記録装置、記録方法およびコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明の第2の課題は、一般消費者によるマルチメディア作品の自主制作や制作代行サービス業者によるマルチメディア作品の制作などの簡単化を図ることができる情報記録媒体、記録装置、記録方法およびコンピュータプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明の情報記録媒体は、再生順序制御データが予め記録されたプリ記録領域と、再生データユニットを記録するための後記録領域とを備え、前記後記録領域には前記再生データユニットを追加的に記録することができ、前記後記録領域は、前記再生データユニットを当該後記録領域に記録する前から、所定の長さを有しかつ物理的に連続して配列された複数の単位領域に仕切られており、前記再生順序制御データは、前記各単位領域に記録される前記再生データユニットの再生順序を制御するためのデータであり、前記再生順序制御データは、前記再生データユニットを前記後記録領域に記録する前から、前記各単位領域の位置を示す位置情報を有している。
上記課題を解決するために本発明の記録装置は、(a)再生順序制御データが予め記録されたプリ記録領域と再生データユニットを記録するための後記録領域とを備え、(b)前記後記録領域には前記再生データユニットを追加的に記録することができ、(c)前記後記録領域は、所定の長さを有しかつ物理的に連続して配列された複数の単位領域に仕切られており、(d)前記再生順序制御データは、前記各単位領域に記録される前記再生データユニットの再生順序を制御するためのデータであり、(e)前記再生順序制御データは複数の第1制御データユニットを有し、(f)前記複数の第1制御データユニットは前記複数の単位領域にそれぞれ対応しており、(g)前記複数の第1制御データユニットは、前記複数の単位領域の位置を示す第1位置情報または前記複数の単位領域へジャンプする旨を命じるジャンプ命令をそれぞれ有している情報記録媒体に対し、前記再生データユニットの記録を行う記録装置であって、前記再生データユニットおよび第2制御データユニットの記録に必要な単位領域の個数を認識する認識手段と、前記認識手段により認識された個数の単位領域からなる連続領域の次の単位領域に対応する第1制御データユニットの記録位置またはその直前位置を示す第2位置情報を生成する位置情報生成手段と、前記再生データユニットを前記連続領域に記録する第1記録手段と、前記第2制御データユニットに前記第2位置情報を含ませ、この第2位置情報を含む当該第2制御データユニットを前記連続領域に記録する第2記録手段とを備えている。
上記課題を解決するために本発明の記録方法は、(a)再生順序制御データが予め記録されたプリ記録領域と再生データユニットを記録するための後記録領域とを備え、(b)前記後記録領域には前記再生データユニットを追加的に記録することができ、(c)前記後記録領域は、所定の長さを有しかつ物理的に連続して配列された複数の単位領域に仕切られており、(d)前記再生順序制御データは、前記各単位領域に記録される前記再生データユニットの再生順序を制御するためのデータであり、(e)前記再生順序制御データは複数の第1制御データユニットを有し、(f)前記複数の第1制御データユニットは前記複数の単位領域にそれぞれ対応しており、(g)前記複数の第1制御データユニットは、前記複数の単位領域の位置を示す第1位置情報または前記複数の単位領域へジャンプする旨を命じるジャンプ命令をそれぞれ有している情報記録媒体に対し、前記再生データユニットの記録を行う記録方法であって、前記再生データユニットおよび第2制御データユニットの記録に必要な単位領域の個数を認識する認識工程と、前記認識工程において認識された個数の単位領域からなる連続領域の次の単位領域に対応する第1制御データユニットの記録位置またはその直前位置を示す第2位置情報を生成する位置情報生成工程と、前記再生データユニットを前記連続領域に記録する第1記録工程と、前記第2制御データユニットに前記第2位置情報を含ませ、この第2位置情報を含む当該第2制御データユニットを前記連続領域に記録する第2記録工程とを備えている。
上記課題を解決するために本発明のコンピュータプログラムは、本発明の記録装置(但し、その各種態様を含む)としてコンピュータを機能させる。
上記課題を解決するためにコンピュータ読取可能な媒体内のコンピュータプログラム製品は、コンピュータにより実行可能なプログラム命令を明白に具現化し、該コンピュータを、本発明の記録装置(但し、その各種態様を含む)として機能させる。
本発明のコンピュータプログラム製品によれば、当該コンピュータプログラム製品を格納するROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラム製品をコンピュータに読み込めば、或いは、例えば伝送波である当該コンピュータプログラム製品を、通信手段を介してコンピュータにダウンロードすれば、上述した本発明の記録装置を比較的容易に実施可能となる。更に具体的には、当該コンピュータプログラム製品は、上述した本発明の記録装置として機能させるコンピュータ読取可能なコード(或いはコンピュータ読取可能な命令)から構成されてよい。
本発明のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施形態から明らかにされる。
1、3 記録ディスク
13、96 プリ記録領域
14、93 後記録領域
12、92 ファイルシステム領域
21、101 再生順序制御データ
23、103 制御データユニット
24、104 単位領域
31 位置情報
32 長さ情報
41、42、44 再生データユニット
43、45 戻り制御データユニット
61 記録媒体識別情報
200 記録再生装置
206 制御部
13、96 プリ記録領域
14、93 後記録領域
12、92 ファイルシステム領域
21、101 再生順序制御データ
23、103 制御データユニット
24、104 単位領域
31 位置情報
32 長さ情報
41、42、44 再生データユニット
43、45 戻り制御データユニット
61 記録媒体識別情報
200 記録再生装置
206 制御部
以下、本発明を実施するための最良の形態について実施形態毎に順に図面に基づいて説明する。
(ディスクの物理的構造)
図1は、本発明の情報記録媒体の第1実施形態である記録ディスクを示している。
図1は、本発明の情報記録媒体の第1実施形態である記録ディスクを示している。
図1中の記録ディスク1は1層の記録層を有する。記録ディスク1は、再生専用の記録層と追記可能な記録層とを備えた複合型記録ディスク(ハイブリッドディスク)である。例えば、記録ディスク1は、DVD−ROM(DVD-Read Only Memory)の記録層とDVD−Rの記録層とを備えた複合型DVDである。
例えば、図1に示すように、記録ディスク1の記録層のうち、ファイルシステム(FS)記録領域12に対応する部分、つまりディスク基板2の内周側に位置する部分は、追記可能な記録層である。また、記録ディスク1の記録層のうち、プリ記録領域13に対応する部分、つまりディスク基板2のほぼ中間部に位置する部分は、再生専用の記録層である。また、記録ディスク1の記録層のうち、後記録領域14に対応する部分、つまりディスク基板2の外周側に位置する部分は、追記可能な記録層である。なお、リードイン領域11に対応する領域、つまりディスク基板2の最内周側に位置する部分は、再生専用の記録層である。また、リードアウト領域15に対応する領域、つまりディスク基板2の最外周側に位置する部分も、再生専用の記録層である。
記録ディスク1において、再生専用の記録層は、物理的に再生専用の記録層である。この記録層には、スタンパなどを用いることによりエンボスピットが予め形成されている。この記録層に対し、データの追記も書換も行うことができない。この記録層は、例えば一般のDVD−ROMに用いられている記録層とほぼ同じ構造としてもよい。
一方、記録ディスク1において、追記可能な記録層は、物理的に追記可能な記録層であり、例えば有機色素膜により形成されている。この記録層には、有機色素膜の熱変形または加熱による有機色素膜の屈折率の変化を利用してデータをピットとして記録することができる。しかし、一度記録したデータを書き換えることができない。この記録層は、例えば一般のDVD−Rに用いられている記録層と同じ構造としてもよい。
なお、プリ記録領域13の記録層上の配置、および後記録領域14の記録層上の配置は図1に示すような配置でなくてもよい。もっとも、後記録領域14は記録層上において物理的に連続して存在していることが望ましい。また、プリ記録領域13は、後記録領域14よりも先に読取が行われるように配置することが望ましい。後記録領域14よりも先に読取が行われるようにプリ記録領域13を配置することにより、読取処理におけるヘッドのジャンプを少なくし、読取速度の向上を図ることができる。
また、本発明の情報記録媒体は、再生専用のデータが予め記録されている領域と、データを追記可能なまたは書換可能な領域とを実質的に備えた情報記録媒体であればよい。したがって、本発明の情報記録媒体において、再生専用のデータが予め記録されている領域に対応する記録層を、物理的に再生専用の記録層としなくてもよい。例えば、この記録層を、物理的に追記可能な記録層または物理的に書換可能な記録層とし、この記録層に予め記録されたデータを情報処理的手法により書換不能としてもよい。
また、図1に示す記録ディスク1の追記可能な記録層を、書換可能な記録層に代えてもよい。書換可能な記録層は、例えば相変化膜により形成することができる。この記録層には、相変化を利用してデータをピットとして記録することができる。一度記録したデータを書き換えることもできる。
(ディスク上の領域構造)
図1に示すように、記録ディスク1の記録層には、ディスク基板2の内周側から外周側に向かって、リードイン領域11、ファイルシステム記録領域12、プリ記録領域13、後記録領域14およびリードアウト領域15が形成されている。
図1に示すように、記録ディスク1の記録層には、ディスク基板2の内周側から外周側に向かって、リードイン領域11、ファイルシステム記録領域12、プリ記録領域13、後記録領域14およびリードアウト領域15が形成されている。
ファイルシステム記録領域12は、ファイルシステムを記録するための領域である。上述したように、ファイルシステム記録領域12は追記可能な記録層上に形成されている。記録ディスク1の工場出荷時において、ファイルシステム記録領域12にはファイルシステムは記録されておらず、例えばファイルシステム記録領域12は未記録の状態である。ファイルシステムは、再生データユニットの記録が完了した後に記録される。再生データユニットの記録およびファイルシステムの記録については後述する。
なお、記録ディスク1の工場出荷時において、ファイルシステム記録領域12にファイルシステムを予め記録しておく構成とすることもできる。しかし、この場合には、後記録領域14に再生データユニットを記録していない状態で記録ディスク1を再生装置に挿入したときに、再生装置が未記録状態の後記録領域14にアクセスしてしまう場合がある。したがって、記録ディスク1の工場出荷時において、ファイルシステム記録領域12にはファイルシステムを記録しない方が望ましい。もっとも、プリ記録領域13に再生順序制御データが予め記録され、かつ後記録領域14に再生データユニットの追記が可能な記録ディスク1である旨を、後述する記録媒体認識情報により再生装置に認識させる構成を採用すれば、再生装置が未記録状態の後記録領域14にアクセスしてしまうことを未然に防止することが可能である。したがって、この構成を採用した場合には、記録ディスク1の工場出荷時において、ファイルシステム記録領域12にファイルシステムを予め記録しておいてもよい。記録ディスク1の工場出荷時において、ファイルシステム記録領域12にファイルシステムを予め記録しておく構成を採用すれば、ファイルシステム記録領域12に対応する記録層を物理的に再生専用の記録層にすることができる。これにより、記録ディスク1のリードイン領域11からプリ記録領域13までの連続的な領域をすべて物理的に再生専用の記録層にすることができるので、記録ディスク1の製造が容易になり、製造コストの削減などを実現することができる。
プリ記録領域13には、再生順序制御データが予め記録されている。上述したように、プリ記録領域13は再生専用の記録層上に形成されている。プリ記録領域13には、再生順序制御データに対応するエンボスピットがスタンパなどを用いることにより予め記録されている。例えば、再生順序制御データは、記録ディスク1の製造過程において記録される。したがって、記録ディスク1の工場出荷時には、すでに再生順序制御データがプリ記録領域13に記録されている。再生順序制御データは消去することも書き換えることもできない。なお、再生順序制御データの内容については後述する。
後記録領域14は、再生データユニットを記録するための領域である。後記録領域14は、物理的に連続した1個の領域であることが望ましい。なお、後記録領域14を物理的に連続した数個の領域に分割してもよいが、後記録領域14を細かく分割すればするほど、再生データユニットの実質的記録容量、つまり後記録領域の利用効率が低下する。後記録領域14を物理的に連続した1個の領域とすることにより、後記録領域の利用効率が高まり、再生データユニットの実質的記録容量を増加させることができる。
また、後記録領域14を物理的に連続した1個または数個の領域とすることにより、様々な長さを有する再生データユニットを記録することが可能になる。この効果についてはさらに後述する。
後記録領域14には、再生データユニットを追加的に記録、つまり追記することができる。上述したように、後記録領域14は追記可能な記録層上に形成されている。記録ディスク1の工場出荷時において、後記録領域14には再生データユニットは記録されておらず、例えば後記録領域14は未記録の状態である。再生データユニットは、例えば記録ディスク1を購入した一般消費者などにより記録装置などを用いて記録される。
(データ構造)
図2は、記録ディスク1のプリ記録領域13に記録された再生順序制御データおよび後記録領域14中の単位領域を示している。
図2は、記録ディスク1のプリ記録領域13に記録された再生順序制御データおよび後記録領域14中の単位領域を示している。
図2に示すように、後記録領域14は、複数の単位領域24、24、…に仕切られている。後述するように、原則として、1個の単位領域24には1個の再生データユニットが追記される。
なお、後記録領域14が複数の単位領域24に仕切られているといっても、後記録領域14に物理的な仕切が存在しているのではなく、仕切の役割を果たすようなプリピットが形成されているのでもなく、単位領域間の境界を示すマーキング情報が後記録領域14に記録されているのでもない。複数の単位領域24は、再生順序制御データ21の制御データユニット23によって後記録領域14中に仮想的に規定されている。もっとも、後記録領域14にプリピットなどの仕切構造体を形成し、またはマーキング情報などの仕切情報を記録し、これにより後記録領域14を複数の単位領域に仕切ってもよい。
各単位領域24は所定の長さL1を有し、物理的に連続して配列されている。単位領域24の長さL1は、いずれも一定であり、かつ同一であることが望ましい。各単位領域24の長さL1は、例えば1個のECCブロックの長さよりも大きいことが望ましい。さらに、各単位領域24の長さL1は、例えばMPEG規格に基づくIピクチャが1個程度記録することができる程度であることがよりいっそう望ましい。
再生データユニットは、例えば静止画データ、動画データ、音声データなどである。再生データユニットは、1個の静止画データでもよいし、複数の静止画データの組み合わせでもよいし、動画データと音声データとの混合データでもよい。もっとも、再生データユニットはそれ自体で閉じていることが望ましい。すなわち、1個の再生データユニットの再生を開始してから完了するまでの間に、当該再生データユニットから他の再生データユニットにジャンプするような構成になっていないことが望ましい。
一方、プリ記録領域13に予め記録された再生順序制御データ21は、各単位領域24に記録される再生データユニットの再生順序を制御するためのデータである。再生順序制御データ21は、総合制御データ22および複数の制御データユニット23、23、…を含んでいる。
制御データユニット23と単位領域24とはそれぞれ対応づけられている。例えば、制御データユニット23と単位領域24とは一対一の対応関係にあり、制御データユニット23の個数は単位領域24の個数に等しい。制御データユニット23は、プリ記録領域13内の所定の領域において物理的に連続して配列されていることが望ましい。また、制御データユニット23の長さは相互に同じであることが望ましい。
図3は、制御データユニット23の内容を示している。図3に示すように、制御データユニット23には、位置情報31および長さ情報32が含まれている。位置情報31は、制御データユニット23に対応する単位領域24の位置を示す情報である。具体的には、位置情報31は、制御データユニット23に対応する単位領域24の先頭アドレス番号であることが望ましい。例えば、図2に示すように、制御データユニット#1には単位領域#1のアドレス先頭番号P1が含まれている。制御データユニット#2には単位領域#2の先頭アドレス番号P2が含まれている。制御データユニット#nには単位領域#nの先頭アドレス番号Pnが含まれている。
図3に示す長さ情報32は、制御データユニット23に対応する単位領域24の長さL1を示す情報である。制御データユニット23は、位置情報31および長さ情報32によって後記録領域14中の単位領域24を仮想的に規定している。
制御データユニット23は、例えばDVDビデオ規格に基づくナビゲーションパックにより実現することができる。
図4は、総合制御データ22を示している。図4に示すように、総合制御データ22には順序情報33が含まれている。順序情報33は、単位領域24にアクセスする順序を規定した情報である。つまり、単位領域24に再生データユニットが記録された後においては、順序情報33は、単位領域24に記録された再生データユニットを読み取るまたは再生する順序を規定した情報である。
例えば、制御データユニット23の読取順序を記述したものを順序情報33として用いてもよい。制御データユニット23には単位領域24についての位置情報31および長さ情報32が含まれているので、制御データユニット23の読取順序を決めれば、単位領域24のアクセス順序を定めることができ、単位領域24に記録された再生データユニットの再生順序を定めることができる。
総合制御データ22は、例えばDVDビデオ規格に基づくVTSI(Video Title Set Information)により実現することができる。また、順序情報33は、例えばDVDビデオ規格に基づくPCB(Program Control Block)により実現することができる。
なお、制御データユニット23の記録順序が、再生装置によるデータ読取方向(例えば記録ディスク1の内周側から外周側に向かう方向)と一致しており、かつ、再生装置による当該データ読取方向が常に維持されることが保証されている場合には、順序情報33を排除してもよい。
また、図5に示すように、順序情報33に代えてまたは加えてジャンプ命令34を総合制御データ22に含ませてもよい。例えば、制御データユニット23からこれに対応する単位領域24へジャンプする旨を命じる命令、単位領域24からこの単位領域24の次の単位領域24に対応する制御データユニット23へジャンプする旨を命じるジャンプ命令、制御データユニット23間をジャンプする旨を命じるジャンプ命令などを総合制御データ22に含ませてもよい。そして、ジャンプ命令を組み合わせることによって、制御データユニット23の読取順序、単位領域24のアクセス順序または再生データユニットの再生順序を決めてもよい。
(再生データユニットの記録)
図6は、単位領域に再生データユニットが記録された状態を示している。原則として、1個の単位領域24には1個の再生データユニットが記録される。もっとも、図8に示すように、2個以上の単位領域24に1個の再生データユニットを記録することもできる。
図6は、単位領域に再生データユニットが記録された状態を示している。原則として、1個の単位領域24には1個の再生データユニットが記録される。もっとも、図8に示すように、2個以上の単位領域24に1個の再生データユニットを記録することもできる。
再生データユニットは、単位領域24の先頭から記録される。なお、1個の再生データユニットの長さが1個の単位領域24の長さL1よりも短い場合、この再生データユニットを単位領域24に記録した後に、単位領域24の末尾領域に残余が生じる。この場合には、残余領域にはダミーデータ(例えば0のデータ)を記録することが望ましい。
また、図7または図8に示すように、単位領域24には、再生データユニットと共に戻り制御データユニット43、45を記録することができる。この場合、戻り制御データユニット43、45は、再生データユニットの直後に記録する。上述したとおり、再生データユニットは、例えば記録ディスク1を購入した一般消費者などにより記録装置などを用いて記録されるが、これと同様に、戻り制御データユニット43、45も、一般消費者などにより記録装置などを用いて記録することができる。
戻り制御データユニットには、当該戻り制御データユニットが記録されている単位領域24の次の単位領域24に対応する制御データユニット23の記録位置またはその直前位置を示す戻り位置情報(例えばアドレス番号)が含まれている。
なお、単位領域24に戻り制御データユニットを記録した場合には、プリ記録領域13に記録された制御データユニット23から長さ情報32を排除してもよい。
(再生動作1)
単位領域24に記録された再生データユニットの再生には、図6、図7、図8にそれぞれ示すように3つの手順がある。
単位領域24に記録された再生データユニットの再生には、図6、図7、図8にそれぞれ示すように3つの手順がある。
まず、図6を参照しながら第1の再生手順について説明する。再生装置は、まず、光ピックアップから照射される光ビームの照射位置を、プリ記録領域13内において総合制御データ22の記録位置に移動させ、総合制御データ22を読み取る(図2参照)。
続いて、再生装置は、総合制御データ22に含まれている順序情報33を参照する(図4参照)。順序情報33は例えば制御データユニット23の読取順序を示す情報である。この順序情報33によれば、制御データユニット23の読取順序が図6中の#1、#2、#3、…であったとする。再生装置は、この順序情報33に基づいて制御データユニット23の読取順序を認識し、この読取順序に従って制御データユニット#1、#2、#3、…を読み取っていく。
すなわち、再生装置は、まず、プリ記録領域13内において制御データユニット#1の記録位置Q1に光ビームの照射位置を移動させ、制御データユニット#1を読み取る。
制御データユニット#1に対応する単位領域24には再生データユニット#1(41)が記録されている。そして、制御データユニット#1には、位置情報31が含まれており(図3参照)、この位置情報31は、具体的には再生データユニット#1が記録された単位領域24の先頭アドレス番号A1である。さらに、制御データユニット#1には、再生データユニット#1が記録された単位領域24の長さL1を示す長さ情報32が含まれている(図3参照)。再生装置は、制御データユニット#1に含まれる位置情報31および長さ情報32を参照し、アドレス番号A1および長さL1を認識する。
続いて、再生装置は、後記録領域14内のアドレス番号A1に対応する位置P1に光ビームの照射位置をジャンプさせる。そして、再生装置は、再生データユニット#1を読み取り、これを再生する。
続いて、再生装置は、アドレス番号A1および長さL1に基づいて再生データユニット#1の読取終了位置を認識する。
再生データユニット#1の読取が終了したら、再生装置は、プリ記録領域13内における制御データユニット#2の記録位置Q2に光ビームの照射位置をジャンプさせる。そして、再生装置は、制御データユニット#2を読み取る。
制御データユニット#2に含まれている位置情報31は、具体的には再生データユニット#2が記録された単位領域24の先頭アドレス番号A2である。さらに、制御データユニット#2には、再生データユニット#2が記録された単位領域24の長さL1を示す長さ情報32が含まれている。再生装置は、制御データユニット#2に含まれる位置情報31および長さ情報32を参照し、アドレス番号A2および長さL1を認識する。
続いて、再生装置は、後記録領域14内のアドレス番号A2に対応する位置P2に光ビームの照射位置をジャンプさせる。そして、再生装置は、再生データユニット#2を読み取り、これを再生する。
続いて、再生装置は、アドレス番号A2および長さL1に基づいて再生データユニット#2の読取終了位置を認識する。
再生データユニット#2の読取が終了したら、再生装置は、プリ記録領域13内における制御データユニット#3の記録位置Q3に光ビームの照射位置をジャンプさせる。そして、再生装置は、制御データユニット#3を読み取る。
記録ディスク1の後記録領域14に記録された再生データユニットは、以上のような手順で再生される。
なお、再生データユニットが動画データである場合には、例えば制御データユニット#1から再生データユニット#1にジャンプし、再生データユニット#1の再生終了後に自動的に元の制御データユニット#1に戻り、続いて制御データユニット#2の読取に移行するといった手順を作ることが可能である。この場合には、長さ情報32を排除することができる。
(再生動作2)
次に、図7を参照しながら第2の再生手順について説明する。再生装置は、まず、プリ記録領域13内において総合制御データ22の記録位置に光ビームの照射位置を移動させ、総合制御データ22を読み取る。
次に、図7を参照しながら第2の再生手順について説明する。再生装置は、まず、プリ記録領域13内において総合制御データ22の記録位置に光ビームの照射位置を移動させ、総合制御データ22を読み取る。
続いて、再生装置は、総合制御データ22に含まれている順序情報33を参照する。この順序情報33によれば、制御データユニット23の読取順序が図7中の#1、#2、#3、…であったとする。再生装置は、この順序情報33に基づいて制御データユニット23の読取順序を認識し、この読取順序に従って制御データユニット#1、#2、#3、…を読み取っていく。
すなわち、再生装置は、まず、プリ記録領域13内において制御データユニット#1の記録位置Q1に光ビームの照射位置を移動させ、制御データユニット#1を読み取る。
制御データユニット#1に対応する単位領域24には再生データユニット#1(42)および戻り制御データユニット#1(43)が記録されている。一方、制御データユニット#1に含まれている位置情報31は、具体的には再生データユニット#1が記録された単位領域24の先頭アドレス番号A1である。再生装置は、制御データユニット#1に含まれる位置情報31を参照し、アドレス番号A1を認識する。
続いて、再生装置は、後記録領域14内のアドレス番号A1に対応する位置P1に光ビームの照射位置をジャンプさせる。そして、再生装置は、再生データユニット#1を読み取り、これを再生する。
再生データユニット#1の読取が終了したら、再生装置は、続いて、戻り制御データユニット#1を読み取る。戻り制御データユニット#1には戻り位置情報が含まれており、この戻り位置情報は、具体的には当該戻り制御データユニット#1が記録されている単位領域24の次の単位領域24に対応する制御データユニット#2のアドレス番号B2である。再生装置は、戻り制御データユニット#1に含まれる戻り位置情報を参照し、アドレス番号B2を認識する。
続いて、再生装置は、プリ記録領域13内のアドレス番号B2に対応する位置Q2に光ビームの照射位置をジャンプさせる。そして、再生装置は、制御データユニット#2を読み取る。
制御データユニット#2に対応する単位領域24には再生データユニット#2および戻り制御データユニット#2が記録されている。一方、制御データユニット#2に含まれている位置情報31は、具体的には再生データユニット#2が記録された単位領域24の先頭アドレス番号A2である。再生装置は、制御データユニット#2に含まれる位置情報31を参照し、アドレス番号A2を認識する。
続いて、再生装置は、後記録領域14内のアドレス番号A2に対応する位置P2に光ビームの照射位置をジャンプさせる。そして、再生装置は、再生データユニット#2を読み取り、これを再生する。
再生データユニット#2の読取が終了したら、再生装置は、続いて、戻り制御データユニット#2を読み取る。戻り制御データユニット#2には戻り位置情報が含まれており、この戻り位置情報は、具体的には当該戻り制御データユニット#2が記録されている単位領域24の次の単位領域24に対応する制御データユニット#3のアドレス番号B3である。再生装置は、戻り制御データユニット#2に含まれる戻り位置情報を参照し、アドレス番号B3を認識する。
続いて、再生装置は、プリ記録領域13内のアドレス番号B3に対応する位置Q3に光ビームの照射位置をジャンプさせる。そして、再生装置は、制御データユニット#3を読み取る。
記録ディスク1の後記録領域14に記録された再生データユニットは、以上のような手順で再生される。
(再生動作3)
次に、図8を参照しながら第3の再生手順について説明する。再生装置は、まず、プリ記録領域13内において総合制御データ22の記録位置に光ビームの照射位置を移動させ、総合制御データ22を読み取る。
次に、図8を参照しながら第3の再生手順について説明する。再生装置は、まず、プリ記録領域13内において総合制御データ22の記録位置に光ビームの照射位置を移動させ、総合制御データ22を読み取る。
続いて、再生装置は、総合制御データ22に含まれている順序情報33を参照する。この順序情報33によれば、制御データユニット23の読取順序が図8中の#1、#2、#3、…であったとする。再生装置は、この順序情報33に基づいて制御データユニット23の読取順序を認識し、この読取順序に従って制御データユニット#1、#2、#3、…を読み取っていく。
再生装置は、まず、プリ記録領域13内において制御データユニット#1の記録位置Q1に光ビームの照射位置を移動させ、制御データユニット#1を読み取る。
制御データユニット#1に対応する単位領域24には再生データユニット#1(44)の前部が記録されている。一方、制御データユニット#1に含まれている位置情報31は、具体的には再生データユニット#1の前部が記録された単位領域24の先頭アドレス番号A1である。再生装置は、制御データユニット#1に含まれる位置情報31を参照し、アドレス番号A1を認識する。
続いて、再生装置は、後記録領域14内のアドレス番号A1に対応する位置P1に光ビームの照射位置をジャンプさせる。そして、再生装置は、再生データユニット#1の前部の読み取りを開始する。
再生データユニット#1の前部が記録されている単位領域24の隣の単位領域24には、再生データユニット#1の後部が記録されている。つまり、図8中の再生データユニット#1は、その長さ1個の単位領域24の長さよりも長いため、2個の単位領域24にわたって記録されているのである。再生装置は、再生データユニット#1の前部を読み取り、引き続き連続的に再生データユニット#1の後部を読み取る。そして、再生装置は再生データユニット#1の前部および後部を再生する。
再生データユニット#1の後部の読取が終了したら、再生装置は、続いて、戻り制御データユニット#1を読み取る。戻り制御データユニット#1には戻り位置情報が含まれており、この戻り位置情報は、具体的には当該戻り制御データユニット#1が記録されている単位領域24の次の単位領域24に対応する制御データユニット#3のアドレス番号B3である。再生装置は、戻り制御データユニット#1に含まれる戻り位置情報を参照し、アドレス番号B3を認識する。
続いて、再生装置は、プリ記録領域13内のアドレス番号B3に対応する位置Q3に光ビームの照射位置をジャンプさせる。そして、再生装置は、制御データユニット#3を読み取る。
2個以上の単位領域24にわたって記録された再生データユニットは、以上のような手順で再生される。つまり、まとめると、再生データユニットが2個以上の単位領域24にわたって記録されている場合、再生装置は、まず、当該再生データユニットの先頭が記録された単位領域24に対応する制御データユニットの位置情報に基づいて当該再生データユニットの先頭の記録位置を認識し、その記録位置にアクセスする。そして、当該再生データユニットの読取を開始したら、当該再生データユニットの末尾の読取を完了するまで、再生装置は当該再生データユニットの読取および再生を連続的に行う。そして、当該再生データユニットの末尾の読取を完了したら、当該再生データユニットに続いて記録されている戻り制御データユニットを読み取り、この戻り制御データユニットに含まれている戻り位置情報に従って光ビームの照射位置をプリ記録領域13に戻す。
この戻り制御データユニットに含まれている戻り位置情報は、当該戻り制御データユニットが記録されている単位領域24の次の単位領域24に対応する制御データユニット23の記録位置を示している。したがって、再生装置は、当該戻り制御データユニットを読み取った後、当該戻り制御データユニットが記録されている単位領域24の次の単位領域24に対応する制御データユニット23を読み取る。この結果、いくつかの制御データユニット23の読み飛ばされる場合がある。すなわち、1個の再生データユニットの先頭が記録されている単位領域24と当該再生データユニットの末尾が記録されている単位領域24との間にm個(mは1以上の整数)の単位領域24が存在するときには、これらm個の単位領域に対応するm個の制御データユニット23が読み飛ばされる。これは、制御データユニット23と単位領域24とが一対一の対応関係にあり、この対応関係は書換不能な再生順序制御データ21によって予め確定されているからである。
(制御データユニットと再生データユニットとの一体性)
ここで、制御データユニット23と再生データユニットとの一体性について説明する。プリ記録領域13に予め記録されている制御データユニット23と、後記録領域14の単位領域24に後発的に記録される再生データユニットとは一体性を有し、両者は1個のコンテンツデータグループを構成する。
ここで、制御データユニット23と再生データユニットとの一体性について説明する。プリ記録領域13に予め記録されている制御データユニット23と、後記録領域14の単位領域24に後発的に記録される再生データユニットとは一体性を有し、両者は1個のコンテンツデータグループを構成する。
つまり、原則として、単位領域24の先頭位置および長さは、制御データユニット23に含まれる位置情報および長さ情報によって予め確定している。そして、再生データユニットの記録を開始する位置は、原則として単位領域24の先頭位置である。したがって、再生データユニットが単位領域24に記録されると、再生データユニットの記録位置は瞬時に確定し、当該記録位置は位置情報によって明示される。
また、単位領域24のアクセス順序は制御データユニットおよび順序情報により予め確定している。したがって、複数の再生データユニットのうちどの再生データユニットをどの単位領域24に記録するかを決め、その決定に従って複数の再生データユニットを複数の単位領域24に順次記録していけば、それだけで再生データユニットの再生順序は確定する。
このような1個のコンテンツデータグループは、図9に示すように、例えばDVDビデオ規格に基づく1個のタイトル50によって実現することができる。つまり、ナビゲーションパック51、51、…のみを含む複数のセル52、52、…から構成されるVOB(Video OBject)53を形成する。また、中身が空の複数のセル54、54、…から構成される仮想のVOB55を形成する。そして、VOB53に含まれているナビゲーションパック51には、VOB55を構成する各セル54の先頭アドレス番号および各セルの長さを示す情報を入れる。このとき、VOB53を記録ディスク1のプリ記録領域13に記録したときにVOB55を構成する各セル54の先頭アドレス番号が記録ディスク1の後記録領域14内の位置を指し示すように、当該先頭アドレス番号を決める。さらに、VOB53を構成するセル52の再生順序を規定したPCB56を作成し、これをPGC(ProGram Chain)57の中に入れる。最後に、PGC57およびVOB53を記録ディスク1のプリ記録領域13にエンボスピットとして記録する。
なお、制御データユニットと再生データユニットのこのような一体的構成は、DVDビデオ規格に基づくタイトルに限られない。このような一体的構成は、直接の再生の対象であるコンテンツの内容を符号化した第1データとこの第1データの再生順序を決定するための第2データとを1個のデータグループ中に配列することを義務づけた規格に準拠した1個のデータグループによって実現することが可能である。
(記録媒体識別情報)
記録ディスク1には記録媒体識別情報が予め記録されている。すなわち、記録ディスク1は、図1に示すように、記録層上にプリ記録領域13および後記録領域14が形成されており、プリ記録領域13には再生順序制御データ21が予め記録されている一方で、後記録領域14は工場出荷時において未記録状態である。記録ディスク1には、当該記録ディスク1がこのような固有な構成を有する記録ディスクであることを示すための記録媒体識別情報が工場出荷時において予め記録されている。これにより、再生装置が記録ディスク1に記録された再生順序制御データ21を読み取る前に、記録媒体識別情報を再生装置に読み取らせることにより、記録ディスク1が上述したような固有な構成を有する記録ディスクであることを再生装置に認識させることができる。
記録ディスク1には記録媒体識別情報が予め記録されている。すなわち、記録ディスク1は、図1に示すように、記録層上にプリ記録領域13および後記録領域14が形成されており、プリ記録領域13には再生順序制御データ21が予め記録されている一方で、後記録領域14は工場出荷時において未記録状態である。記録ディスク1には、当該記録ディスク1がこのような固有な構成を有する記録ディスクであることを示すための記録媒体識別情報が工場出荷時において予め記録されている。これにより、再生装置が記録ディスク1に記録された再生順序制御データ21を読み取る前に、記録媒体識別情報を再生装置に読み取らせることにより、記録ディスク1が上述したような固有な構成を有する記録ディスクであることを再生装置に認識させることができる。
記録媒体識別情報は、具体的には、記録ディスク1のリードイン領域11内のディスク製造情報領域(Disc Manufacturing Information Area)にフラグとして記録しておくことが望ましい。また、記録ディスクのプリ記録領域が形成されている記録層がDVD−RまたはDVD−RWの記録層である場合には、図10に示すように、ウォブルトラック61間に形成されたランドプリピット62、62、…から構成されるランドプリピットデータのリザーブ領域63に記録媒体識別情報を記録しておいてもよい。
さらに、図11に示すように、プリ記録領域13の記録内容、後記録領域14のアドレス情報、単位領域24の長さなどを含むデータ構成情報71をプリ記録領域13の先頭領域に予め記録しておいてもよい。これにより、再生装置が記録ディスク1に記録された再生順序制御データ21を読み取る前に、データ構成情報71を再生装置に読み取らせることにより、プリ記録領域13の記録内容、後記録領域14のアドレス情報、単位領域24の長さなどを再生装置に認識させることができる。
(再生データユニットの様々な構成)
上述したように、再生データユニットは、1個の静止画データでもよいし、複数の静止画データの組み合わせでもよいし、動画データでもよいし、動画データと音声データとの混合データでもよい。
上述したように、再生データユニットは、1個の静止画データでもよいし、複数の静止画データの組み合わせでもよいし、動画データでもよいし、動画データと音声データとの混合データでもよい。
例えば、図12に示すように、1個の単位領域24内に、1個の静止画データから構成される再生データユニット81を記録し、その直後に、静止画の単位表示継続時間を示す情報を含む制御データユニット82を3個記録する。例えば単位表示継続時間が1秒である場合には、再生装置によって静止画データに対応する静止画を3秒間継続表示させることができる。また、図13に示すように、2個連なる単位領域24内に、1個の静止画データから構成される再生データユニット81を記録し、その直後に、静止画の単位表示継続時間を示す情報を含む制御データユニット82を6個記録する。例えば単位表示継続時間が1秒である場合には、再生装置によって静止画データに対応する静止画を6秒間継続表示させることができる。このように、1個の静止画データから構成される再生データユニット81の直後に、静止画の単位表示継続時間を示す情報を含む制御データユニット82を記録することにより、静止画データに対応する静止画の表示継続時間を設定することができ、しかも、記録する制御データユニット82の個数を決めるだけで、静止画の表示継続時間を容易に変化させることができる。これにより、例えばスライドショーにおいて写真がスライドする速度を容易に設定することが可能になる。
また、図14に示すように、単位領域24内に、徐々に変化する静止画の静止画データから構成される再生データユニット84、85、86、87を4個配列し、その直後に、静止画の単位表示継続時間を示す情報を含む制御データユニット82を3個配列する。これにより、再生データユニット84ないし87によりトランジション効果を作り出すことができ、トランジション効果が終了した後の静止画(再生データユニット87による静止画)の表示をしばらくの間継続させることができる。
以上説明したとおり、記録ディスク1には、(a)追記可能なまたは書換可能な後記録領域14が存在し、(b)後記録領域14が複数の単位領域24に予め仕切られており、(c)再生順序制御データ21には、各単位領域24の位置を示す位置情報が予め含まれ、(d)さらに再生順序制御データ21に各単位領域24の再生順序を示す情報または命令が予め含まれている。これにより、再生データユニットを単位領域24に後発的に記録するだけで、再生順序制御データ21と再生データユニットとが一体となった1個のコンテンツデータグループを形成することができる。
すなわち、各単位領域24の位置を示す位置情報が予め存在し、この位置情報により各単位領域24の位置が予め確定しており、再生データユニットはこの単位領域24に記録される。したがって、再生データユニットが単位領域24に記録されると、当該再生データユニットの記録位置が瞬時に確定し、それが位置情報により明示される。
また、単位領域24のアクセス順序は再生順序制御データにより予め確定している。したがって、複数の再生データユニットのうちどの再生データユニットをどの単位領域24に記録するかを決め、その決定に従って複数の再生データユニットを複数の単位領域24に順次記録していけば、それだけで再生データユニットの再生順序は確定する。
このように、記録ディスク1によれば、再生データユニットを単位領域24に単に記録するだけで、再生データユニットの記録位置および再生順序を瞬時に確定することができる。そして、再生データユニットの記録位置および再生順序を確定することにより、再生順序制御データと再生データユニットとが一体となった1個のコンテンツデータグループを形成することができる。
したがって、記録ディスク1によれば、再生データユニットを記録した後、再生データユニットの記録位置の特定、位置情報の生成、再生順序の設定などを含むオーサリングを行う必要がない。よって、例えばDVDフォトアルバムなどのマルチメディア作品を制作する過程においてオーサリングの手間をなくすことができる。これにより、一般消費者によるマルチメディア作品の自主制作や制作代行サービス業者によるマルチメディア作品の制作などの簡単化、マルチメディア作品の制作期間の短縮化などを図ることができる。
また、記録ディスク1によれば、再生順序制御データ21に制御データユニット23を含ませ、制御データユニット23と単位領域24とを一対一に対応させる構成としたから、再生順序制御データと再生データユニットとが一体となった1個のコンテンツデータグループの形成をよりいっそう容易にかつ効率的に実現することができる。
また、記録ディスク1によれば、各単位領域24の長さL1を均一化したから、再生順序制御データと再生データユニットとが一体となった1個のコンテンツデータグループの形成をよりいっそう容易にかつ効率的に実現することができる。
また、記録ディスク1によれば、再生データユニットを記録するための後記録領域14を、記録ディスク1の記録層上において物理的に連続した領域としたから、動画データなど、データ長がある程度長い再生データユニットであっても、後記録領域14に記録することができる。さらに、記録ディスク1によれば、物理的に連続した後記録領域14内に複数の単位領域24を連続して配列する構成としたから、再生データユニットの長さに応じて、当該再生データユニットの記録に用いる単位領域24の個数を変化させることにより、様々な長さを有する再生データユニットを優れた記録効率で記録することができる。これにより、長さ、品質、種類などが異なる様々な再生データユニットを用いてマルチメディア作品を作成することが可能になる。
また、記録ディスク1によれば、再生データユニットと共に戻り位置情報を単位領域24に記録し、当該戻り位置情報によって、当該戻り位置情報が記録されている単位領域24の次の単位領域24に対応する制御データユニット23の記録位置またはその直前位置を示す構成としたから、再生データユニットの読取からこれに続く制御データユニットの読取への制御の流れを容易に作り出すことができる。
また、この戻り位置情報によれば、再生データユニットの末尾に続けて戻り位置情報を記録することにより、再生データユニットの長さによって再生データユニットの末尾の記録位置が変動しても、再生データユニットの読取からこれに続く制御データユニットの読取への制御の流れを作り出すことができる。したがって、様々な長さを有する再生データユニットを記録することが可能になり、これにより、長さ、品質、種類などが異なる様々な再生データユニットを用いてマルチメディア作品を作成することが可能になる。
また、記録ディスク1によれば、プリ記録領域13に予め記録された再生順序制御データを書換不能にすることにより、再生順序制御データが書き換えられるのを防止し、これにより、再生順序制御データと単位領域とが対応したデータ構造など、予め設定されたデータ構造が事後的に破壊されるのを防止することができる。その一方で、後記録領域14を追記可能なまたは書換可能とすることにより、再生データユニットの後発的な記録を可能にし、一般消費者などによるマルチメディア作品制作の自由度を向上させることができる。
(2層記録ディスクへの適用)
図15は、本発明の情報記録媒体の第2実施形態である記録ディスクを示している。
図15は、本発明の情報記録媒体の第2実施形態である記録ディスクを示している。
図15中の記録ディスク3は片面2層の記録層を有する。記録ディスク3の記録層のうち、データ記録再生のための光ビームが照射される外表面との間の距離が相対的に小さい記録層が第1層(レイヤ0)であり、光ビームが照射される外表面との間の距離が相対的に大きい記録層が第2層(レイヤ1)である。
記録ディスク3は、再生専用の記録層と追記可能な記録層とを備えた複合型2層記録ディスク(ハイブリッドデュアルレイヤディスク)である。すなわち、記録ディスク3の第2層が再生専用の記録層であり、第1層が追記可能な記録層である。例えば、記録ディスク3は、DVD−ROM(DVD-Read Only Memory)の第2層とDVD−Rの第1層とを備えた複合型2層DVDである。
記録ディスク3において、第2層は物理的に再生専用の記録層である。第2層には、スタンパなどを用いることによりエンボスピットが予め形成されている。第2層に対し、データの追記も書換も行うことができない。一方、第1層は物理的に追記可能な記録層であり、例えば有機色素膜により形成されている。第1層には、有機色素膜の熱変形または加熱による有機色素膜の屈折率の変化を利用してデータをピットとして記録することができる。しかし、一度記録した情報を書き換えることができない。
なお、本発明の情報記録媒体において、第2層を物理的に追記可能な記録層とし、第1層を物理的に再生専用の記録層としてもよい。しかし、図15に示す記録ディスク3のように、第2層を物理的に再生専用の記録層とし、第1層を物理的に追記可能な記録層とすることにより、既存の技術または既存の材料を利用して記録ディスク3を安く製造することが可能になる。つまり、第2層を再生専用の記録層とすることにより、第2層を、一般の片面2層DVD−ROMの第2層とほぼ同じ構造とすることができる。これにより、片面2層のDVD−ROMに用いられる既存の技術または既存の材料を利用して、記録ディスク3の第2層を安く製造することができる。また、第1層を追記可能な記録層とすることにより、第1層を、一般の1層DVD−Rとほぼ同じ構造とすることができる。これにより、1層DVD−Rに用いられる既存の技術または既存の材料を利用して、記録ディスク3の第1層を安く製造することができる。具体的には、1層DVD−Rの記録層の反射膜を半透過膜に変えるだけで記録ディスク3の第1層を製造することができる。
もっとも、本発明の情報記録媒体は、再生専用のデータが予め記録されている領域と、データを追記可能なまたは書換可能な領域とを実質的に備えた情報記録媒体であればよい。したがって、本発明を適用した2層記録ディスクにおいて、第2層を物理的に追記可能な記録層または物理的に書換可能な記録層とし、この記録層に予め記録されたデータを情報処理的手法により書換不能としてもよい。また、第1層を、例えば相変化膜からなる書換可能な記録層としてもよい。
記録ディスク3は、第1層および第2層双方とも、ディスク基板の内周側から外周側に向けて記録・読取を進めていく方式、つまりパラレルトラックパス方式を採用している。
図15に示すように、記録ディスク3の第1層には、その内周側から外周側に向かって、リードイン領域91、ファイルシステム記録領域92、後記録領域93、リードアウト領域94が形成されている。また、第2層には、その内周側から外周側に向かって、リードイン領域95、プリ記録領域96およびリードアウト領域97が形成されている。
ファイルシステム記録領域92は、ファイルシステムを記録するための領域である。記録ディスク1の工場出荷時において、ファイルシステム記録領域92にはファイルシステムは記録されておらず、例えばファイルシステム記録領域92は未記録の状態である。ファイルシステムは、再生データユニットの記録が完了した後に記録される。
プリ記録領域96には、再生順序制御データが予め記録されている。すなわち、プリ記録領域96には、再生順序制御データに対応するエンボスピットがスタンパなどを用いることにより予め記録されている。
後記録領域93は、再生データユニットを記録するための領域である。後記録領域93は、第1層上において物理的に連続した1個の領域であることが望ましい。後記録領域93には、再生データユニットを追記することができる。記録ディスク3の工場出荷時において、後記録領域93には再生データユニットは記録されておらず、例えば後記録領域93は未記録の状態である。再生データユニットは、例えば記録ディスク3を購入した一般消費者などにより記録装置などを用いて記録される。
図16は、記録ディスク3のプリ記録領域96に記録された再生順序制御データおよび後記録領域93中の単位領域を示している。図16に示すように、後記録領域93は、複数の単位領域104、104、…に仕切られている。単位領域104には、上述した記録ディスク1の場合と同様に、再生データユニットが記録される。各単位領域104は所定の長さL2を有し、物理的に連続して配列されている。単位領域104の長さL2は、いずれも一定であり、かつ同一であることが望ましい。各単位領域104の長さL2は、例えば1個のECCブロックの長さよりも大きいことが望ましい。さらに、各単位領域104の長さL2は、例えばMPEG規格に基づくIピクチャが1個程度記録することができる程度であることがよりいっそう望ましい。
一方、プリ記録領域96に予め記録された再生順序制御データ101は、各単位領域104に記録される再生データユニットの再生順序を制御するためのデータである。再生順序制御データ101は、総合制御データ102および複数の制御データユニット103、103、…を含んでいる。制御データユニット103と単位領域104とはそれぞれ対応づけられている。制御データユニット103には、位置情報および長さ情報が含まれている。位置情報は、制御データユニット103に対応する単位領域104の位置を示す情報である。例えば、制御データユニット#1には単位領域#1のアドレス先頭番号P1が含まれている。制御データユニット#2には単位領域#2の先頭アドレス番号P2が含まれている。制御データユニット#nには単位領域#nの先頭アドレス番号Pnが含まれている。長さ情報は、制御データユニット103に対応する単位領域104の長さL2を示す情報である。
総合制御データ102には順序情報が含まれている。順序情報は、例えば、制御データユニット103の読取順序を記述したものである。
また、第1番目の単位領域104(#1)は、第1層の内周側に配置されている。そして、第2番目の単位領域104(#2)は、第1番目の単位領域104の外周側に隣接して配置され、以後、第3番目、第4番目、…の単位領域104が第1層の外周側に向かって連続的に配列されている。これと同様に、第1番目の制御データユニット103(#1)は、第2層の内周側に配置されている。そして、第2番目の制御データユニット103(#2)は、第1番目の制御データユニット103の外周側に隣接して配置され、以後、第3番目、第4番目、…の制御データユニット103が第2層の外周側に向かって連続的に配列されている。このような配列により、互いに対応している単位領域104と制御データユニット103とは、記録層をまたぐものの、互いに近い位置に配置されている。場合によっては、互いに対応する単位領域104と制御データユニット103とが、記録ディスク3のディスク面に対し垂直な方向から見たときにちょうど重なり合う場合もあり、この場合には、互いに対応する単位領域104の位置と制御データユニット103の記録位置とがきわめて接近する。つまり、図16に示すように、制御データユニット#1のほぼ真下に、これに対応する単位領域#1に位置することがあり、制御データユニット#1と単位領域#1とがきわめて接近する。これにより、単位領域104に記録された再生データユニットを再生するとき、光ピックアップのシーク時間を短くすることができる。すなわち、再生データユニットを再生するときには、光ビームの照射位置が、互いに対応する単位領域104の位置と制御データユニット103の記録位置との間を頻繁に往復動する。記録ディスク3によれば、互いに対応する単位領域104の位置と制御データユニット103の記録位置との間の距離が小さいので、光ビームの照射位置の移動距離、つまりジャンプの距離を小さくなり、この結果、光ピックアップのシーク時間が短くなる。
また、単位領域104に記録された再生データユニットの再生手順は、光ビームの照射位置が層をまたいで往復動する点などを除けば、上述した記録ディスク1における再生手順とほぼ同じである。ただ、記録ディスク3の場合、再生順序制御データ101が第2層に記録されているので、記録ディスク3を再生装置に挿入し、再生装置による再生処理が開始された直後、第2層の再生順序制御データ101先頭の記録位置に光ビームの照射位置を移動させる必要がある。このため、このような移動を実現するための命令または位置情報を例えばファイルシステムなどの中に記述する必要がある。
なお、第1層のファイルシステム記録領域92の直後に、再生順序制御データの一部またはメニュー情報などを記録してもよい。この場合には、再生順序制御データの一部またはメニュー情報などの中に、第1層から第2層へ光ビームの照射位置を移動させるための命令または位置情報を含ませておけば、再生処理の開始時に、データの読取を円滑に進行させることが可能になる。
また、記録ディスク3は、図17に示すように、第1層におけるデータ読取方向と第2層におけるデータ読取方向とが一致しているパラレルトラックパス方式を採用している。しかし、本発明はこれに限らず、図18に示すように、第1層におけるデータ読取方向と第2層におけるデータ読取方向とが反対であるオポジットトラックパス方式を採用することも可能である。
以上説明したとおり、記録ディスク3によれば、再生データユニットを単位領域104に記録するだけで、再生順序制御データ101と再生データユニットとが一体となった1個のコンテンツデータグループを瞬時に形成することができる。これにより、例えばDVDフォトアルバムなどのマルチメディア作品を制作する過程においてオーサリングの手間をなくすことができる。したがって、一般消費者によるマルチメディア作品の自主制作や制作代行サービス業者によるマルチメディア作品の制作などの簡単化、マルチメディア作品の制作期間の短縮化などを図ることができる。その他、記録ディスク3によれば、記録ディスク1とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
(記録再生装置)
図19は、本発明の記録装置の実施形態である記録再生装置を示している。図19中の記録再生装置200は、上述した記録ディスク1に対し、再生データユニットなどの記録および再生を行う機能を備えている。
図19は、本発明の記録装置の実施形態である記録再生装置を示している。図19中の記録再生装置200は、上述した記録ディスク1に対し、再生データユニットなどの記録および再生を行う機能を備えている。
記録再生装置200において、再生データユニットなどの記録は基本的に次のように行われる。すなわち、記録再生装置200は、外部から入力された静止画データ、動画データまたは音声データなどを、エンコーダ201によりエンコードし、再生データユニットなどを生成する。さらに、記録再生装置200は、生成した再生データユニットなどを変調回路202により変調し、光ピックアップ203により記録ディスク1の後記録領域14に記録する。
一方、記録ディスク1に記録された再生データユニットなどの再生は次のように行われる。すなわち、再生記録装置200は、記録ディスク1に記録された再生データユニットなどを光ピックアップ203により読み取り、復調回路204により復調し、デコーダ205によりデコードする。そして、記録再生装置200は、このようにして得られた静止画データまたは動画データに対応する静止画または動画を、記録再生装置200に接続されたディスプレイ装置などに表示し、音声データを、記録再生装置200に接続されたスピーカなどに出力する。
制御部206は、このような記録処理および再生処理を制御する。制御部206は、例えば中央演算装置、マイクロプロセッサまたはマイクロコンピュータなどにより構成されている。
図20は、記録再生装置200における再生データユニットなどの記録処理の詳細な内容を示している。
図20において、記録ディスク1を記録再生装置200のディスクスロットに挿入すると、制御部206は、まず、記録ディスク1に記録された記録媒体識別情報を読み取る(ステップS1)。続いて、制御部206は、記録媒体識別情報に基づいて、記録ディスク1が目的の種類の記録ディスクか、すなわち、プリ記録領域13に再生順序制御データ21が予め記録され、かつ後記録領域14に再生データユニットの追記が可能な記録ディスクであるか否かを判断する(ステップS2)。
記録ディスク1が目的の種類の記録ディスクであるときには(ステップS2:YES)、続いて制御部206は、記録ディスク1にファイルシステムが記録されているか否かを判断する(ステップS3)。
記録ディスク1にファイルシステムが記録されているときには(ステップS3:YES)、続いて制御部206は、再生データユニットなどを記録ディスク1に記録する(ステップS4)。
再生データユニットなどの記録が終了した後、制御部206は、ファイルシステムを記録ディスク1のファイルシステム記録領域12に記録する(ステップS5)。
なお、ステップS2において記録ディスクが目的の種類の記録ディスクでなく、他の種類の記録ディスクであるときには、制御部206は、当該他の種類の記録ディスクの記録処理へ移行する。
また、ステップS3において記録ディスク1にファイルシステムがすでに記録されているときには、制御部206は、この記録ディスク1はすでに再生データユニットの記録が完了しており、もはや新たに再生データユニットを追記することができないディスクと判断し、記録処理を直ちに終了する。
図21は、図20中のステップS4において実行される、再生データユニットなどの記録ディスク1への記録処理の内容をさらに詳細に示している。
図21において、再生データユニットを記録ディスク1に記録するとき、制御部206は、まず、再生データユニットの記録に必要な単位領域24の個数を認識する(ステップS11)。例えば、制御部206は、再生データユニットの長さと戻り制御データユニットの長さとの合計長を算出し、この合計長を1個の単位領域24の長さで割る。
続いて、制御部206は、再生データユニットを記録すべき単位領域24を特定する(ステップS12)。通常は、単位領域24の配列順序に従って、すなわち、記録ディスク1の内周側に配置されている第1番目の単位領域24から記録ディスク1の外周側に向けて連続的に再生データユニットを記録していく。したがって、後記録領域14における再生データユニットの記録状態を記録ディスク1の内周側から順に調べていけば、再生データユニットを記録すべき単位領域24を容易に特定することができる。
続いて、制御部206は、戻り位置情報を生成する(ステップS13)。すなわち、制御部206は、再生データユニットの末尾が記録される単位領域24の次の単位領域24に対応する制御データユニットの記録位置またはその直前位置を示す位置情報を生成する。
続いて、制御部206は、再生データユニットを単位領域24に記録する。(ステップS14)。再生データユニットの長さが1個の単位領域24の長さよりも長いときには、当該再生データユニットのすべてを記録するのに必要最小限の個数の単位領域24からなる連続領域に再生データユニットを記録する。
続いて、制御部206は、戻り制御データユニットを生成し、戻り位置情報を戻り制御データユニットに含ませ、この戻り制御データユニットを単位領域24または連続領域に記録する(ステップS15)。単位領域24内または連続領域内においてこの戻り制御データユニットを記録する位置は、ステップS14で記録した再生データユニットの直後である。
続いて、制御部206は、直前のステップS14およびS15において再生データユニットおよび戻り制御データユニットを記録した単位領域24内または連続領域内に残余(例えば未記録領域)があるか否かを判断する(ステップS16)。
単位領域24内または連続領域内に残余があるときには(ステップS16:YES)、制御部206は、単位領域24内または連続領域内の残余領域にダミーデータを記録し、この残余領域をダミーデータで埋める(ステップS17)。
記録ディスク1に記録すべき再生データユニットが複数個あるときには、図21中の処理が複数回繰り返される。
以上説明したとおり、記録再生装置200によれば、再生データユニットを単位領域24に記録するだけで、再生順序制御データ21と再生データユニットとが一体となった1個のコンテンツデータグループを瞬時に形成することができる。これにより、例えばDVDフォトアルバムなどのマルチメディア作品を制作する過程においてオーサリングの手間をなくすことができる。したがって、一般消費者によるマルチメディア作品の自主制作や制作代行サービス業者によるマルチメディア作品の制作などの簡単化、マルチメディア作品の制作期間の短縮化などを図ることができる。
なお、図21中のステップS11が認識手段および認識工程の具体例であり、ステップS13が位置情報生成手段および位置情報生成工程の具体例である。また、ステップS14が第1記録手段および第1記録手段の具体例であり、ステップS15が第2記録手段および第2記録工程の具体例である。
また、以上のような記録装置の実施形態は、専用の装置としてハードウェアと一体的に構成する形態で実現してもよいし、コンピュータにプログラムを読み込ませることによって実現してもよい。この場合には、認識手段、位置情報生成手段、第1記録手段および第2記録手段を実現するためのコンピュータプログラムを作成する。
また、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取るこのできる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う情報記録媒体、記録装置、記録方法およびコンピュータプログラムもまた本発明の技術思想に含まれる。
本発明に係る情報記録媒体、記録装置および記録方法は、例えばDVD等の情報記録媒体に記録可能であり、更にDVDレコーダ等の記録装置に利用可能である。また、例えば民生用或いは業務用の各種コンピュータ機器に搭載される又は各種コンピュータ機器に接続可能な記録装置等にも利用可能である。
Claims (19)
- 再生順序制御データが予め記録されたプリ記録領域と、
再生データユニットを記録するための後記録領域とを備え、
前記後記録領域には前記再生データユニットを追加的に記録することができ、
前記後記録領域は、前記再生データユニットを当該後記録領域に記録する前から、所定の長さを有しかつ物理的に連続して配列された複数の単位領域に仕切られており、
前記再生順序制御データは、前記各単位領域に記録される前記再生データユニットの再生順序を制御するためのデータであり、
前記再生順序制御データは、前記再生データユニットを前記後記録領域に記録する前から、前記各単位領域の位置を示す位置情報を有しており、
前記単位領域には、前記再生データユニットと共に戻り位置情報が記録されており、当該戻り位置情報は、当該戻り位置情報が記録されている単位領域の次の単位領域に対応する制御データユニットの記録位置またはその直前位置を示していることを特徴とする情報記録媒体。 - 前記再生順序制御データは、前記再生データユニットを前記後記録領域に記録する前から、前記各単位領域にアクセスする順序を規定した順序情報を有していることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の情報記録媒体。
- 前記再生順序制御データは、前記再生データユニットを前記後記録領域に記録する前から、前記各単位領域にジャンプする旨を命じるジャンプ命令を有していることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の情報記録媒体。
- 前記再生順序制御データは、前記再生データユニットを前記後記録領域に記録する前から、前記各単位領域の長さを示す長さ情報を有することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の情報記録媒体。
- 前記後記録領域は、物理的に連続した1個の領域であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の情報記録媒体。
- 前記各単位領域はそれぞれ同一の長さを有していることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の情報記録媒体。
- 前記プリ記録領域には、前記再生順序制御データが書換不能に記録されていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の情報記録媒体。
- 前記後記録領域は未記録状態であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の情報記録媒体。
- ファイルシステムが未記録であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の情報記録媒体。
- 前記プリ記録領域に前記再生順序制御データが予め記録され、かつ前記後記録領域に前記再生データユニットの追記が可能な情報記録媒体であることを示す記録媒体識別情報が、予め記録されていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の情報記録媒体。
- 少なくとも2個の記録層を有し、
前記2個の記録層のうち、一方の記録層に前記プリ記録領域が形成され、他方の記録層に前記後記録領域が形成されていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の情報記録媒体。 - 光ビームが照射される外表面を有し、
前記プリ記録領域が形成された記録層と前記外表面との間の距離が、前記後記録領域が形成された記録層と前記外表面との間の距離よりも大きいことを特徴とする請求の範囲第11項に記載の情報記録媒体。 - ディスク状基板を有し、
前記2個の記録層が前記ディスク状基板上に積層されており、
前記プリ記録領域に記録された前記再生順序制御データの読取方向と前記後記録領域に記録される再生データユニットの読取方向とが同じであり、これらの読取方向はいずれも前記ディスク状基板の所定の半径方向であることを特徴とする請求の範囲第11項に記載の情報記録媒体。 - 前記再生順序制御データおよび前記再生データユニットは、両者合わせて1個のコンテンツデータグループを形成し、当該コンテンツデータグループは、直接の再生の対象であるコンテンツの内容を符号化した第1データとこの第1データの再生順序を決定するための第2データとを1個のデータグループ中に配列することを義務づけた規格に準拠した1個のデータグループであることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の情報記録媒体。
- 前記再生順序制御データおよび前記再生データユニットは、両者合わせて1個のコンテンツデータグループを形成し、当該コンテンツデータグループはDVDビデオ規格に準拠した1個のデータグループであることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の情報記録媒体。
- (a)再生順序制御データが予め記録されたプリ記録領域と再生データユニットを記録するための後記録領域とを備え、(b)前記後記録領域には前記再生データユニットを追加的に記録することができ、(c)前記後記録領域は、所定の長さを有しかつ物理的に連続して配列された複数の単位領域に仕切られており、(d)前記再生順序制御データは、前記各単位領域に記録される前記再生データユニットの再生順序を制御するためのデータであり、(e)前記再生順序制御データは複数の第1制御データユニットを有し、(f)前記複数の第1制御データユニットは前記複数の単位領域にそれぞれ対応しており、(g)前記複数の第1制御データユニットは、前記複数の単位領域の位置を示す第1位置情報または前記複数の単位領域へジャンプする旨を命じるジャンプ命令をそれぞれ有している情報記録媒体に対し、前記再生データユニットの記録を行う記録装置であって、
前記再生データユニットおよび第2制御データユニットの記録に必要な単位領域の個数を認識する認識手段と、
前記認識手段により認識された個数の単位領域からなる連続領域の次の単位領域に対応する第1制御データユニットの記録位置またはその直前位置を示す第2位置情報を生成する位置情報生成手段と、
前記再生データユニットを前記連続領域に記録する第1記録手段と、
前記第2制御データユニットに前記第2位置情報を含ませ、この第2位置情報を含む当該第2制御データユニットを前記連続領域に記録する第2記録手段とを備えていることを特徴とする記録装置。 - 前記再生データユニットおよび前記第2制御データユニットを前記連続領域に記録した後、前記連続領域の残余領域にダミーデータを記録する第3記録手段を備えていることを特徴とする請求の範囲第16項に記載の記録装置。
- (a)再生順序制御データが予め記録されたプリ記録領域と再生データユニットを記録するための後記録領域とを備え、(b)前記後記録領域には前記再生データユニットを追加的に記録することができ、(c)前記後記録領域は、所定の長さを有しかつ物理的に連続して配列された複数の単位領域に仕切られており、(d)前記再生順序制御データは、前記各単位領域に記録される前記再生データユニットの再生順序を制御するためのデータであり、(e)前記再生順序制御データは複数の第1制御データユニットを有し、(f)前記複数の第1制御データユニットは前記複数の単位領域にそれぞれ対応しており、(g)前記複数の第1制御データユニットは、前記複数の単位領域の位置を示す第1位置情報または前記複数の単位領域へジャンプする旨を命じるジャンプ命令をそれぞれ有している情報記録媒体に対し、前記再生データユニットの記録を行う記録方法であって、
前記再生データユニットおよび第2制御データユニットの記録に必要な単位領域の個数を認識する認識工程と、
前記認識工程において認識された個数の単位領域からなる連続領域の次の単位領域に対応する第1制御データユニットの記録位置またはその直前位置を示す第2位置情報を生成する位置情報生成工程と、
前記再生データユニットを前記連続領域に記録する第1記録工程と、
前記第2制御データユニットに前記第2位置情報を含ませ、この第2位置情報を含む当該第2制御データユニットを前記連続領域に記録する第2記録工程とを備えていることを特徴とする記録方法。 - 請求の範囲第16項に記載の記録装置としてコンピュータを機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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