JP4379369B2 - ファイル管理システム、監視サーバ、監視方法、及び、プログラム - Google Patents

ファイル管理システム、監視サーバ、監視方法、及び、プログラム Download PDF

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本発明は、ファイル管理システムにおける、ファイルへのアクセス制限を変更するための技術に関する。
ファイルを保存するサーバと、ネットワークを介してサーバに接続されるクライアントとを有するファイル管理システムにおいて、サーバが保存するファイルを、クライアントが当該ファイルに自由にアクセスできるNFS(Network File System)という技術が知られており、多くのOS(Operating System)が採用している。
多くの場合、NFSは、ファイルの内容の一貫性が保たれなくなることを防ぐために、あるクライアントがファイルにアクセスしているときに、別のクライアントが当該ファイルにアクセスすることを禁じ(ロック)、ファイルへのアクセスが終了するとロックを解除する(アンロック)。
また、非特許文献1によれば、NFSを用いた場合、ファイルをロックしたクライアントでなければ、当該ファイルのアンロックを行うことができない。
Brent Callaghan、「NFSバイブル」、アスキー出版、2001年10月1日、p.302−303
上述のような、ロック、アンロックが実行されるNFSでは、あるファイルにアクセス中のクライアントが動作しなくなった(ダウンした)場合、当該アクセス中であったファイルは、ロックされたままの状態でサーバ内に存在することとなる。このとき、他のクライアントが当該ファイルにアクセスするためには、動作しなくなったクライアントを再起動し、当該ファイルをアンロックしなければならない。また、ファイルをロックしたまま動作しなくなったクライアントの再起動が不可能な場合は、他のクライアントが当該ファイルにアクセスするためには、サーバを再起動しなければならないという問題がある。
これらの問題は、ファイル管理システムの可用性の低下を引き起こす。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、クライアントがダウンした場合に、当該クライアントがロックしたまま放置したファイルを、アンロックするファイル管理システム及びファイル管理方法を提供すること、及び、当該ファイル管理システム及び当該ファイル管理方法に適した監視サーバ、ファイルサーバ、及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係るファイル管理システムは、
少なくとも1つのファイルサーバと、複数のクライアントと、監視サーバと、を有するファイル管理システムであって、
前記ファイルサーバは、
ファイルを記憶するファイル記憶手段と、
前記記憶されたファイルに対する前記クライアントからのアクセスに応答して当該ファイルをロックすることにより、当該アクセスのあったクライアント以外の他のクライアントからのアクセスを禁止し、当該ファイルへのアクセスが終了した場合にロックを解除するロック制御手段と、
を備え、
前記クライアントのそれぞれは、
前記ファイル記憶手段に記憶されたファイルにアクセスするアクセス手段、
を備え、
前記監視サーバは、
前記複数のクライアントのそれぞれに、マウントしているファイルサーバを問い合わせ、前記複数のクライアントのそれぞれがマウントしているサーバを示す情報を取得し、当該取得したマウントしているサーバを示す情報を、当該クライアントを示す情報と対応付けて記憶し、所定期間内に応答があるか否かに基づいて、前記クライアントのそれぞれが動作しているか否かを監視するクライアント監視手段と、
前記クライアント監視手段により動作していないクライアント検出された場合、前記クライアント監視手段により記憶された情報が示す、当該クライアントがマウントしているファイルサーバに、前記検出されたクライアントを特定する通知情報を送信する通知手段と、
を備え、
前記ロック制御手段は、更に、当該通知情報を受け取った場合に、当該通知情報により特定されるクライアントがアクセスしていたファイルのロックを解除する、
ことを特徴とする。
なお、本発明において、「クライアントが動作していない」とは、クライアント装置全体が動作していないことのみならず、クライアント装置上で動作するプロセスにおいて、ファイルサーバのファイルにアクセスしているプロセスのうちの1つが動作していないことも含むものとする。
また、前記ファイルサーバは複数であってもよく、
前記通知手段は、前記クライアント監視手段が動作していないクライアントを検出した場合、前記複数のファイルサーバのうち当該クライアントがマウントしているファイルサーバに、前記検出されたクライアントを特定する通知情報を送信してもよい。
前記通知手段は、動作していないクライアントを識別するための識別情報を含む前記通知情報を送信し、
前記ファイルサーバは、ロックしたクライアントとロックされたファイルとを対応付けるテーブルを記憶する記憶手段と
前記記憶されたテーブルと前記受け取った通知情報とに基づいて、前記通知情報に含まれる識別情報が示すクライアントによってロックされたファイルを特定して前記ロック制御手段に通知するファイル管理手段と、
を更に備え
前記ロック制御手段は、前記ファイル管理手段により特定されたファイルのロックを解除してもよい。
本発明の第2の観点に係る監視サーバは、
ネットワークに接続された複数のクライアントのそれぞれに、マウントしているファイルサーバを問い合わせ、前記複数のクライアントのそれぞれがマウントしているサーバを示す情報を取得し、当該取得したマウントしているサーバを示す情報を、当該クライアントを示す情報と対応付けて記憶し、所定期間内に応答があるか否かに基づいて、前記クライアントのそれぞれが動作しているか否かを監視するクライアント監視手段と、
前記クライアント監視手段により動作していないクライアント検知された場合、前記クライアント監視手段により記憶された情報が示す、当該クライアントがマウントしているファイルサーバに、前記検出されたクライアントを特定するための通知情報を送信する通知手段と、
を備えることを特徴とする。
前記通知手段は、動作していないクライアントを識別するための識別情報を含む前記通知情報を送信してもよい。
本発明の第3の観点に係る監視方法は、処理手段を有する監視サーバにて実行される監視方法であって、
前記処理手段が、ネットワークに接続される複数のクライアントのそれぞれに、マウントしているファイルサーバを問い合わせ、前記複数のクライアントのそれぞれがマウントしているサーバを示す情報を取得し、当該取得したマウントしているサーバを示す情報を、当該クライアントを示す情報と対応付けて記憶し、所定期間内に応答があるか否かに基づいて、前記クライアントのそれぞれが動作しているか否かを監視するクライアント監視ステップと、
前記クライアント監視ステップにおいて動作していないクライアントが検知された場合、前記クライアント監視ステップにおいて記憶された情報が示す、当該クライアントがマウントしているファイルサーバに、前記検出されたクライアントを特定するための通知情報を送信する通知ステップと、
を備えることを特徴とする。
本発明の第4の観点に係るプログラムは、コンピュータを、
ネットワークに接続された複数のクライアントのそれぞれに、マウントしているファイルサーバを問い合わせ、前記複数のクライアントのそれぞれがマウントしているサーバを示す情報を取得し、当該取得したマウントしているサーバを示す情報を、当該クライアントを示す情報と対応付けて記憶し、所定期間内に応答があるか否かに基づいて、前記クライアントのそれぞれが動作しているか否かを監視するクライアント監視手段、
前記クライアント監視手段により動作していないクライアント検知された場合、前記クライアント監視手段により記憶された情報が示す、当該クライアントがマウントしているファイルサーバに、前記検出されたクライアントを通知するための通知情報を送信する通知手段、
として機能させる。
本発明のファイル管理システム及びファイル管理方法は、クライアントが動作しているか否かを監視し、動作していないクライアントを検知した場合、当該クライアントがロックしたファイルのロックを解除する。このため、クライアントがダウンした場合に、当該クライアントがロックしたまま放置したファイルを、アンロックすることができる。
また、本発明の監視サーバ、ファイルサーバ、及びプログラムは、上記のファイル管理システム及びファイル管理方法に適する。
本発明の実施形態に係るファイル管理システムを、図面を参照して説明する。
本実施形態のファイル管理システム1は、図1に示すように、通信ネットワークCと、通信ネットワークCに接続されたロック管理サーバ100と、通信ネットワークCに接続されたファイルサーバ200と、通信ネットワークCに接続されたクライアント300A乃至300Cとから構成される。なお、以下では、クライアント300A乃至300Cを総称して、クライアント300と呼ぶ。
また、本実施の形態では、ファイル管理システム1は、ファイルサーバ200を1台、クライアント300を3台のみ備えているが、ファイルサーバ200及びクライアント300のいずれについても数の制限はない。
通信ネットワークCは、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などの通信プロトコルに基づく通信ネットワークである。
ロック管理サーバ100は、図2に示すように、記憶部110と、制御部120と、通信部130と、から構成される。
記憶部110は、例えば、ワークエリアとなるRAM(Random Access Memory)と、制御部120の動作を制御するためのOS(Operating System)、アプリケーションプログラム等を記憶するハードディスク装置と、から構成される。より詳細には、記憶部110は、例えば、クライアント300の動作状態を定期的に監視するクライアント監視処理等を制御部120に実行させるためのプログラム等を、ハードディスクに記憶する。
また、記憶部110は、対応テーブル111を記憶する。図3に示すように、対応テーブル111は、クライアント300を識別するためのクライアント識別データと、クライアント300の状態を示す状態フラグ(up又はdown)と、クライアント300がファイルをロックしたかどうかを示すロックフラグ(on又はoff)と、クライアント300が使用(マウント)しているファイルサーバ200を示すサーバ識別データと、を対応付けて記憶するテーブルである。
例えば、図3に示した例において、対応テーブル111の第1行目は、クライアント300Aは、動作していない(down)が、ファイルをロックした(on)ままであって、マウントしているファイルサーバはファイルサーバ200であることを示す。
また、対応テーブル111の第2行目は、クライアント300Bは、動作している状態であって(up)、ファイルをロックしておらず(off)、マウントしているファイルサーバはファイルサーバ200であることを示す。
通信部130は、例えば、NIC(Network Interface Card)のような通信装置を有し、制御部120による制御に従い、通信ネットワークCを介してファイルサーバ200及びクライアント300との間でデータの送受信を行う。
制御部120は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を有し、記憶部110に記憶されたプログラムに基づき、演算処理を行い、各部を制御する。
例えば、制御部120は、通信ネットワークCを介してクライアント300の状態(動作しているか否か)を監視し、動作していないクライアント300が見つかった場合、当該クライアントがマウントしているファイルサーバ200に、ダウン通知情報を送信する。なお、ダウン通知情報は、例えば、対応テーブル111における、ダウンしたクライアント300に対応するクライアント識別データを含んだ情報である。
ファイルサーバ200は、図4に示すように、記憶部210と、制御部220と、通信部230と、ファイル記憶部240と、から構成される。
記憶部210は、例えば、ワークエリアとなるRAMと、制御部220の動作を制御するためのOS、アプリケーションプログラム等を記憶するハードディスク装置と、から構成される。記憶部210は、例えば、ロックされたまま残されたファイルのロックを解除するための強制アンロック処理等を実行するためのプログラム等を、ハードディスクに記憶する。
また、記憶部210は、ロックマネジメントテーブル211を記憶する。図5に示すように、ロックマネジメントテーブル211は、クライアント300を示すクライアント識別データと、クライアントがロックしたファイルを示すロックファイル識別データと、を対応付けて記憶するテーブルである。
例えば、ロックマネジメントテーブル211の第1行目は、クライアント300Aが、「thesis.doc」というファイルをロックしていることを示す。
通信部230は、例えば、NIC(Network Interface Card)のような通信装置を有し、制御部220による制御に基づき、通信ネットワークCを介してロック管理サーバ100及びクライアント300との間で、データの送受信を行う。
ファイル記憶部240は、例えば、ハードディスク装置から構成され、クライアント300がアクセスするファイルを保存する。
制御部220は、例えば、CPUを有し、記憶部210に記憶されたプログラムに基づき、演算処理を行い、各部を制御する。
例えば、制御部220は、クライアント300からのファイルへのアクセスに応答し、ロックして当該ファイルに対する他のクライアント300からのアクセスを禁止し、アクセスが終了したファイルをアンロックして、いずれのクライアント300でも当該ファイルにアクセスできるようにする。また、制御部220は、ファイルへのアクセス状況に応じて、ロックマネジメントテーブル211を更新しながら管理する。
また、制御部220は、ロック管理サーバ100から、ダウン通知情報を受け取ると、当該ファイルへのアクセスを可能とするための強制アンロック処理を実行する。なお、強制アンロック処理については、後で詳細に説明する。
クライアント300は、例えば、パーソナルコンピュータ、ワークステーション等により構成される。クライアント300は、通信ネットワークCに接続され、プログラムによる制御やユーザによる操作に応じて、当該通信ネットワークCを介してファイルサーバ200のファイル記憶部240に記憶されたファイルにアクセスする。
このように構成される、ファイル管理システム1において、ロック管理サーバ100が定常的に実行する、クライアント監視処理の手順を、図6に示すフローチャートを参照して説明する。
ロック管理サーバ100は、所定の間隔で(例えば10秒毎に)、クライアント監視処理を実行する。
クライアント監視処理が開始されると、制御部120は、通信部130及び通信ネットワークCを介して、通信ネットワークCに接続されている全てのクライアント300(300A〜300C)と通信し、各クライアント300の状態を取得する(ステップS100)。より詳細には、制御部120は、各クライアント300に、マウントしているファイルサーバ200及びロックの有無を問い合わせる。これに対し、各クライアント300が応答した場合には、制御部120は、各クライアント300がマウントするファイルサーバ200及びロックの有無についての情報を取得する。一方、所定の期間内に問い合わせに応答しないクライアント300がある場合、そのクライアント300は動作していない(down)ものとして処理をする。
次に、制御部120は、各クライアント300の状態に応じて、対応テーブル111を更新する(ステップS110)。
次に、制御部120は、更新後の対応テーブル111に、状態フラグがdownであり、且つ、ロックフラグがonであるクライアント300が有るか否かを判定する(ステップS120)。
状態フラグがdownであり、且つ、ロックフラグがonであるクライアント300がない場合(ステップS120;No)、ロック管理サーバ100は、クライアント監視処理を終了する。
一方、状態フラグがdownであり、且つ、ロックフラグがonであるクライアント300がある場合(ステップS120;Yes)、制御部120は、当該クライアント300のクライアント識別データを含むダウン通知情報を生成し、当該クライアントがマウントしているファイルサーバ200に対し、当該ダウン通知情報を送信する(ステップS130)。
そして、制御部120は、ダウン通知情報の送信が済んだクライアントについて、対応テーブル111のロックフラグをoffに設定するように更新する(ステップS140)。
ロック管理サーバ100は、以上でクライアント監視処理を終了する。
なお、クライアント監視処理が終了後、所定の時間が経過すると、ロック管理サーバ100は、クライアント監視処理を繰り返し実行する。
次に、ダウン通知情報を受け取ったファイルサーバ200が実行する、強制アンロック処理の手順を、図7に示すフローチャートを参照して説明する。
ファイルサーバ200は、ダウン通知情報を受け取ると、強制アンロック処理を開始する。
強制アンロック処理を開始すると、制御部220は、ダウン通知情報に含まれるクライアント識別データと、ロックマネジメントテーブル211のデータとを照合し、アンロックすべきファイルを特定する(ステップS200)。
次に、制御部220は、当該特定されたファイルをアンロックする(ステップS210)。そして、制御部220は、ロックマネジメントテーブル211から、アンロックしたファイルに関するデータを削除して、ロックマネジメントテーブル211を更新する(ステップS220)。
ファイルサーバ200は、以上で強制アンロック処理を終了する。
以上説明したファイル管理システム1において、クライアント300がファイルをロックしたままダウンした場合の、ファイル管理システム1全体動作について、具体的に説明する。
クライアント300Aが、ファイルサーバ200のファイル記憶部240に格納されたファイル「thesis.doc」をロックしたまま、ダウンした状態を想定する。すなわち、クライアント300B、300Cは、ロックされたファイル「thesis.doc」にアクセスできなくなっている状態である。
なお、ファイルサーバ200が持つロックマネジメントテーブル211は図5に示される状態となっているものとする。
このような状態で、ロック管理サーバ100は、クライアント監視処理を開始し、各クライアント300と通信してその状態を取得する(図6のステップS100)。このとき、クライアント300Bと300Cは、正常に応答するが、クライアント300Aは応答しない。
ロック管理サーバ100の制御部120は、クライアント300Aがダウンしたと認識し、対応テーブル111を更新する(図6のステップS110)。このとき、更新後の対応テーブル111は、図3に示されたような状態となる。
ロック管理サーバ100の制御部120は、更新後の対応テーブル111をサーチして、状態フラグがdownであり、ロックフラグがonであるデータを捜す。そして、制御部120は、これに該当するものとしてクライアント300Aのデータ(図3の対応テーブルの1行目)を発見する(図6のステップS120;Yes)。
ロック管理サーバ100の制御部120は、発見したデータに基づいて、ダウン通知情報を作成し、クライアント300Aがマウントしていたファイルサーバ200に送信する(図6のステップS130)。
その後、ロック管理サーバ100の制御部120は、対応テーブル111の1行目のロックフラグをoffにする(図6のステップS140)。
一方、ファイルサーバ200は、ダウン通知情報を受け取り、強制アンロック処理を開始する。
ファイルサーバ200の制御部220は、ダウン通知情報に含まれるクライアント識別データと、ロックマネジメントテーブル211のデータとを照合する。その結果、制御部220は、アンロックすべきファイルとして、「thesis.doc」を特定する(図7のステップS200)。
ファイルサーバ200の制御部220は、ファイル「thesis.doc」を強制的にアンロックし(図7のステップS210)、ロックマネジメントテーブル211から、アンロックされたファイル「thesis.doc」についてのデータ(すなわち図5のテーブルの1行目)を削除する。そして、ファイルサーバ200は、強制アンロック処理を終了する。
ファイルサーバ200による強制アンロック処理の結果、ファイル「thesis.doc」がアンロックされ、クライアント300B及び300Cは当該ファイル「thesis.doc」にアクセス可能となる。
このように、本実施の形態のファイル管理システム1では、クライアント300がファイルをロックしたままダウンした場合に、ロック管理サーバ100が、クライアント300がダウンしたことを検知して、ファイルサーバ200に通知する。そして、ファイルサーバ200は、ダウンしたクライアント300がロックさせていたファイルをアンロックし、他のクライアントからのアクセスを可能とする。
このため、本実施の形態のファイル管理システム1によれば、クライアントがファイルをロックしたままダウンしても、ファイルサーバやクライアントを再起動等させることなく、当該ファイルにアクセス可能であり、システムの可用性を高めることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形および応用が可能である。
上記の実施の形態では、1台のクライアント300が、1台のファイルサーバ200をマウントする場合を例に説明したが、本発明のファイル管理システムは、1台のクライアントが複数のファイルサーバをマウントしてもよい。
この場合、対応テーブル111において、一のクライアント識別データに対応付けて、複数のサーバ識別データを格納できるようにすればよい。そして、クライアントがダウンした場合には、ロック管理サーバ100が、当該クライアントに対応付けられた複数のファイルサーバにダウン通知情報を送信するようにすればよい。
上記の実施の形態ではファイル記憶部は、ファイルサーバの外部にある構成でもよい。この場合、クライアントがアクセスするファイルを記憶する記憶装置と、記憶装置が記憶するファイルのロック状態を管理する管理サーバと、によって、本実施の形態におけるファイルサーバ200の機能を実現すればよい。
上記の実施の形態では、ロック管理サーバ100と、ファイルサーバ200とは別装置である場合を説明したが、ロック管理サーバ100とファイルサーバ200とは同一の装置であってもよい。
また、上記の実施の形態では、ハングアップ等によりクライアント300全体が動作してなくなる場合を例に説明した。しかし、、本発明では、クライアント300上で動作しているプロセスで、ファイルサーバ200のファイルにアクセスしているものの1つが動作していないことも、「クライアントが動作していない」という概念に含まれるものとする。
この場合、例えば、ロック管理サーバ100は、クライアント300上で動作するOS(Opetating System)に、各クライアント300上で動作しておりファイルサーバ200のファイルにアクセス中のプロセスの動作状況を問い合わせ、動作していないプロセスがあった場合に、その動作していないプロセスがアクセスしていたファイルをファイルサーバ200に通知すればよい。そして、ファイルサーバ200は、通知されたファイルについて、ロックを解除するようにすればよい。
本発明に係るサーバやクライアントは、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、上述の動作を実行するためのプログラムを、コンピュータが読みとり可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD-ROM、DVD-ROM等)に格納して配布し、当該プログラムをコンピュータにインストールすることにより、上述の処理を実行する、サーバおよびクライアントを構成してもよい。また、インターネット等の通信ネットワーク上のサーバが有するストレージに当該プログラムを格納しておき、通常のコンピュータシステムがダウンロード等することでサーバ及びクライアントを構成してもよい。
また、上述の機能を、OSとアプリケーションの分担、またはOSとアプリケーションとの協働により実現する場合などには、アプリケーション部分のみを記録媒体やストレージに格納してもよい。
また、搬送波にプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。例えば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS, Bulletin Board System)に前記プログラムを掲示し、ネットワークを介して前記プログラムを配信してもよい。そして、このプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上述の処理を実行できるように構成してもよい。
ファイル管理システムの構成を示すブロック図である。 ロック管理サーバの構成を示すブロック図である。 対応テーブルのフォーマットを示す図である。 ファイルサーバの構成を示すブロック図である。 ロックマネジメントテーブルのフォーマットを示す図である。 クライアント監視処理の手順を示すフローチャートである。 強制アンロック処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ファイル管理システム
100 ロック管理サーバ
200 ファイルサーバ
300 クライアント
C 通信ネットワーク

Claims (7)

  1. 少なくとも1つのファイルサーバと、複数のクライアントと、監視サーバと、を有するファイル管理システムであって、
    前記ファイルサーバは、
    ファイルを記憶するファイル記憶手段と、
    前記記憶されたファイルに対する前記クライアントからのアクセスに応答して当該ファイルをロックすることにより、当該アクセスのあったクライアント以外の他のクライアントからのアクセスを禁止し、当該ファイルへのアクセスが終了した場合にロックを解除するロック制御手段と、
    を備え、
    前記クライアントのそれぞれは、
    前記ファイル記憶手段に記憶されたファイルにアクセスするアクセス手段、
    を備え、
    前記監視サーバは、
    前記複数のクライアントのそれぞれに、マウントしているファイルサーバを問い合わせ、前記複数のクライアントのそれぞれがマウントしているサーバを示す情報を取得し、当該取得したマウントしているサーバを示す情報を、当該クライアントを示す情報と対応付けて記憶し、所定期間内に応答があるか否かに基づいて、前記クライアントのそれぞれが動作しているか否かを監視するクライアント監視手段と、
    前記クライアント監視手段により動作していないクライアント検出された場合、前記クライアント監視手段により記憶された情報が示す、当該クライアントがマウントしているファイルサーバに、前記検出されたクライアントを特定する通知情報を送信する通知手段と、
    を備え、
    前記ロック制御手段は、更に、当該通知情報を受け取った場合に、当該通知情報により特定されるクライアントがアクセスしていたファイルのロックを解除する、
    ことを特徴とするファイル管理システム。
  2. 前記ファイルサーバは複数であり、
    前記通知手段は、前記クライアント監視手段が動作していないクライアントを検出した場合、前記複数のファイルサーバのうち当該クライアントがマウントしているファイルサーバに、前記検出されたクライアントを特定する通知情報を送信する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のファイル管理システム。
  3. 前記通知手段は、動作していないクライアントを識別するための識別情報を含む前記通知情報を送信し、
    前記ファイルサーバは、ロックしたクライアントとロックされたファイルとを対応付けるテーブルを記憶する記憶手段と、
    前記記憶されたテーブルと前記受け取った通知情報とに基づいて、前記通知情報に含まれる識別情報が示すクライアントによってロックされたファイルを特定して前記ロック制御手段に通知するファイル管理手段と、
    を更に備え、
    前記ロック制御手段は、前記ファイル管理手段により特定されたファイルのロックを解除する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のファイル管理システム。
  4. ネットワークに接続された複数のクライアントのそれぞれに、マウントしているファイルサーバを問い合わせ、前記複数のクライアントのそれぞれがマウントしているサーバを示す情報を取得し、当該取得したマウントしているサーバを示す情報を、当該クライアントを示す情報と対応付けて記憶し、所定期間内に応答があるか否かに基づいて、前記クライアントのそれぞれが動作しているか否かを監視するクライアント監視手段と、
    前記クライアント監視手段により動作していないクライアント検知された場合、前記クライアント監視手段により記憶された情報が示す、当該クライアントがマウントしているファイルサーバに、前記検出されたクライアントを特定するための通知情報を送信する通知手段と、
    を備えることを特徴とする監視サーバ。
  5. 前記通知手段は、動作していないクライアントを識別するための識別情報を含む前記通知情報を送信する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の監視サーバ。
  6. 処理手段を有する監視サーバにて実行される監視方法であって、
    前記処理手段が、ネットワークに接続される複数のクライアントのそれぞれに、マウントしているファイルサーバを問い合わせ、前記複数のクライアントのそれぞれがマウントしているサーバを示す情報を取得し、当該取得したマウントしているサーバを示す情報を、当該クライアントを示す情報と対応付けて記憶し、所定期間内に応答があるか否かに基づいて、前記クライアントのそれぞれが動作しているか否かを監視するクライアント監視ステップと、
    前記クライアント監視ステップにおいて動作していないクライアントが検知された場合、前記クライアント監視ステップにおいて記憶された情報が示す、当該クライアントがマウントしているファイルサーバに、前記検出されたクライアントを特定するための通知情報を送信する通知ステップと、
    を備えることを特徴とする監視方法。
  7. コンピュータを、
    ネットワークに接続された複数のクライアントのそれぞれに、マウントしているファイルサーバを問い合わせ、前記複数のクライアントのそれぞれがマウントしているサーバを示す情報を取得し、当該取得したマウントしているサーバを示す情報を、当該クライアントを示す情報と対応付けて記憶し、所定期間内に応答があるか否かに基づいて、前記クライアントのそれぞれが動作しているか否かを監視するクライアント監視手段、
    前記クライアント監視手段により動作していないクライアント検知された場合、前記クライアント監視手段により記憶された情報が示す、当該クライアントがマウントしているファイルサーバに、前記検出されたクライアントを通知するための通知情報を送信する通知手段、
    として機能させるためのプログラム。
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