JP4375998B2 - 油圧システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、位置制御、力制御およびコンプライアンス制御を簡単に行えるようにした油圧システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ステッピングモータへ指令入力を与えてスプールを変位させ、油圧シリンダ等の油圧アクチュエータを駆動する構成は公知となっている。その1つに、所謂ステッピングシリンダと称されるものがあり、これは、内側にねじが形成されたスプールをステッピングモータの回転により変位させてシリンダを駆動し、スプールの移動距離がピストンの移動距離に等しくなるように、フィードバックするようになっている。
【0003】
また、所謂、電気油圧ステップモータと称されるシステムは、ねじが形成されたスプールをステッピングモータを回転させることにより変位させ、油圧モータの回転角がステッピングモータの回転角と同じになるように機械的フィードバックを行うようになっている。
【非特許文献1】
田口純一ほか、「油空圧化設計」、第14巻−7号、53頁〜61頁(1976年)
【非特許文献2】
内田條治、「油空圧化設計」、第14巻−7号、62頁〜68頁(1976年)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
こうした従来の油圧システムは、何れもステッピングモータの回転を油圧により増幅した変位または回転角として出力するものであり、位置制御のみが可能となっている。
【0005】
従来技術では、小型油圧シリンダで位置、力およびコンプライアンス制御を行う場合は、油圧シリンダのピストンまたはピストン棒の位置を位置センサを用いて検知すること、および、ピストンまたはピストン棒に作用する外力を力センサにより測定することが必要となる。従って、1つのシリンダに対して制御弁と位置センサおよび力センサを組み合わせて使用しなければならず、非常に複雑なシステムとなる問題がある。
【0006】
本発明は、こうした従来技術の問題を解決することを技術課題としており、簡単な構成で、油圧シリンダの位置、力およびコンプライアンスを制御可能にした油圧システムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、シリンダ内面に沿って軸方向に摺動自在に配設されたピストン、前記ピストンの両側に形成される第1と第2の作用室、および、前記ピストンに連結され前記第2の作用室を貫通して前記シリンダの一端から突出したピストン棒を有した油圧シリンダと、前記油圧シリンダの第2の作用室に所定圧力を印加する油圧源と、前記油圧源と前記油圧シリンダの第1の作用室との間に配設され、前記油圧源に連通する入力ポート、および、前記油圧シリンダの第1の作用室に連通する出力ポートを有する制御弁とを具備した油圧システムにおいて、
前記制御弁は、中空ボアを有する中空外筒内に軸方向に摺動自在に配設されたスリーブと、前記スリーブ内において軸方向に摺動自在に配設されたスプールとを有し、前記入力ポートは、前記スリーブに形成された出口通路を介して前記出力ポートに連通しており、前記スプールが、前記出口通路を開閉するスプール弁を有しており、
前記油圧システムが、前記スプールを軸方向に変位させる入力部材と、前記油圧シリンダのピストンの変位を前記スプールにフィードバックするフィードバック装置とを具備する油圧システムであって、
前記制御弁は、前記入力ポートに連通した第1の圧力室と、前記出力ポートに連通した第2の圧力室とを有し、前記スリーブが前記第1と第2の圧力室の間に配設された受圧部を有しており、前記受圧部において前記第1の圧力室に面した受圧面の面積が、前記第2の圧力室に面した受圧面の面積よりも小さくなっていることを特徴とした油圧システムを要旨とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を説明する。
先ず図1を参照すると、本発明による油圧システム10は、制御弁100、ステッピングモータ200、油圧シリンダ300および油圧源12を具備している。制御弁100は、中空円筒状の外筒102と、外筒102の円筒ボア102a内に軸方向に摺動自在に配設された中空円筒状のスリーブ104と、スリーブ104内に軸方向に摺動自在に配設されたスプール106とを具備している。外筒102には、制御弁100の入力ポート116と出力ポート118が形成されている。
【0009】
スリーブ104およびスプール106により、円筒ボア102aは第1の室108と第2の室110に分割され、第1と第2の室108、110内には、第1と第2のコイルバネ114a、114bが配設されており、スリーブ104は、第1と第2のコイルバネ114a、114bにより互いに反対方向に付勢されて、図示するように、円筒ボア102a内に置いて概ね中間位置に弾性的に保持されている。
【0010】
外筒102とスリーブ104との間には、入力ポート116に連通する第1の圧力室120と、外筒102に形成された連絡通路122を介して出力ポート118に連通する第2の圧力室121とが画成される。スリーブ104には、また、第1の圧力室120を介して入力ポート116に連通する入口通路124と、出力ポート118に連通する出口通路126とが形成されている。なお、連絡通路122にオリフィス128を配設して、スリーブの軸方向の移動を安定化することが好ましい。
【0011】
スプール106は、制御弁100の中心軸線に沿って延設された概ね棒状の部材から成る。スプール106の後端部分は、第2の室110から外筒102を貫通して外部に突き出しており、金属ベルト206を介してステッピングモータ200の回転軸204に連結されている。スプール106は、上述したように、スリーブ104内に軸方向に摺動自在に挿入され、スプール106とスリーブ104との間に中間室112が画成される。
【0012】
スプール106は、また、中間室112と出口通路126との間を連通、遮断するスプール弁106aを有している。更に、スリーブ104は、第1と第2の圧力室120、121から圧力を受ける受圧部106bを有しており、受圧部106bにおいて、第1の圧力室120に面した第1の受圧面は、第2の圧力室121に面した第2の受圧面よりも小さくなっている。好ましい一例として、第1の受圧面の面積A1は第2の受圧面の面積A2の1/2倍となっている。なお、第1と第2の室108、110は、スプール106に形成された連通路106dを介して互いに連通しており、第1の室108は、ドレン管路130を介してタンク132に開放されている。
【0013】
油圧シリンダ300は、シリンダ内に軸方向に摺動自在に配設されたピストン302と、ピストン302に連結されたピストン棒308とを具備している。ピストン302により、シリンダ内部は第1と第2の作用室304、306に分割される。ピストン302は、第1の作用室304に面した第1の受圧面の面積が、ピストン棒308が貫通する第2の作用室306に面した第2の受圧面の面積よりも大きくなっている。好ましい一例として、第1の受圧面の面積S1は、第2の受圧面の面積S2の2倍となっている。
【0014】
油圧源12は、周知の油圧ポンプ(図示せず)、タンク132および前記油圧ポンプの制御装置を具備して成る。前記油圧ポンプの吐出ポートは、出力管路14を介して制御弁100の入力ポート116に連通しており、入力ポート116に前記油圧ポンプの吐出圧Psが印加される。また、出力管路14には分岐管路16が接続されており、油圧シリンダ300の第2の作用室306にも前記油圧ポンプの吐出圧Psが印加される。なお、分岐管路16にオリフィス、好ましくは可変オリフィス18を配設して、ピストン302の動作を安定化させることが好ましい。
【0015】
ステッピングモータ200は、入力部材としての回転軸204と、回転軸204と同軸に回転自在に支持された本体202とを具備している。回転軸204の周囲には前記金属ベルト206が巻設されており、回転軸204は、上述したように、該金属ベルト206を介してスプール106の後端部分に連結されている。また、油圧シリンダ300の変位をステッピングモータ200へフィードバックするために、油圧シリンダ300と、ステッピングモータ200の間には機械的フィードバック装置400が配設されている。
【0016】
機械的フィードバック装置400はステッピングモータ200の本体202を回転する回転駆動装置から成り、油圧シリンダ300のピストン棒308に連結され、ピストン棒308と共に油圧シリンダ300の軸方向に変位する連接棒402と、ステッピングモータ200の本体202に巻設された張力伝達部材としての金属ベルト406と、連接棒402と金属ベルト406とを結合する結合板404とを具備している。金属ベルト406は、ステッピングモータ200の本体202、該金属ベルト406を受容する周溝が形成された円弧部材408およびローラ410を巡って張架されており、連接棒402が変位することにより、ステッピングモータ200の本体202が回転するようになっている。張力伝達部材はワイヤやチェーンであってもよい。
【0017】
以下、本実施形態の作用を説明する。
(1)位置制御
先ず、油圧シリンダ300が釣り合っている状態から開始して、油圧シリンダ300のピストン棒308の位置または変位を制御するための制御方法について説明する。
ピストン302の第1の受圧面は第2の受圧面よりも面積が大きいために、油圧シリンダ300が釣り合っている状態では、第1の作用室304内の圧力P1は、第2の作用室306内の圧力Psよりも小さくなっている。例えば、上述したように、第1と第2の受圧面の面積比が、S1:S2=2:1の場合に、油圧シリンダ300が釣り合っている状態では、第1と第2の作用室304、306内の圧力比はP1:Ps=1:2となっている。
【0018】
このとき、仮に、ステッピングモータ200の回転軸204を反時計回りの方向へある回転角αを以て回転させたとすると、スプール106が図1において右方へ変位する。すると、スプール106のスプール弁106aが出口通路126から外れて、制御弁100の入力ポート116が、第1の圧力室120、中間室112および出口通路126を介して出力ポート118に連通する。入力ポート116には油圧源12の吐出圧Psが印加されているので、油圧シリンダ300の第1の作用室304の圧力P1が増加する。これにより、ピストン302は図1において右方へ変位し、これに伴って連接棒402もまた右方へ変位する。
【0019】
連接棒402が右方へ変位すると、これに結合されている金属ベルト406およびステッピングモータ200の本体202が時計回りの方向へ回転し、スプール106は左方へ変位する。スプール106が左方へ変位すると、スプール弁106aにより中間室112と出口通路126との間の連通が遮断される。これにより、油圧シリンダ300の第1の作用室304への圧力供給が停止され、油圧シリンダ300の第1の作用室304の圧力がP1=1/2Psとなったときにピストン302は停止する。ステッピングモータの回転軸204の回転角が大きくなると、それだけスプール106の変位量が大きくなり、出口通路126を閉鎖するために必要なピストン302の変位量も大きくなり、ピストン302の変位はステッピングモータ200の回転軸204の回転角に比例することとなる。
【0020】
(2)力制御
次に、ピストン棒308の先端が、例えば図2に示すように、壁310に当接していて、ピストン棒308が変位できない場合について説明する。
位置制御の場合と同様に、ステッピングモータ200の回転軸204を反時計回りの方向へある回転角αを以て回転させたとすると、スプール106が図1において右方へ変位する。すると、スプール106のスプール弁106aが出口通路126から外れて、制御弁100の入力ポート116が、第1の圧力室120、中間室112および出口通路126を介して出力ポート118に連通する。
【0021】
入力ポート116には油圧源12の吐出圧Psが印加されているので、油圧シリンダ300の第1の作用室304の圧力P1が増加する。ピストンは右方へ移動しようとするが、壁310に当接しており移動することができない。一方、スリーブ104において第2の圧力室121に面した受圧面には、連絡通路122を介して出力ポート118の圧力が印加されている。他方スリーブ104において第1の圧力室120に面する受圧面には、入力ポート116の圧力Psが印加されている。スリーブ104の第1と第2の圧力室120、121に面した受圧面の面積比は、ピストンの受圧面の面積比と同様にA1:A2=1:2とすると、油圧シリンダ300の第1の作用室304の圧力P1が増加すると、スリーブ104は右方へ移動し、スプール弁106aにより出口通路126が閉鎖される。出口通路126が閉鎖されると、油圧シリンダ300の第1の作用室304の圧力P1の増加が停止する。
【0022】
第1と第2のコイルバネ114a、114bから成るバネ系のバネ定数をκとすると、スリーブ104の変位量Xと、第1と第2の圧力室120、121の圧力Ps、P1との間には以下の関係がある。
κX=P1×A2−Ps×A1
従って、
1=(Ps×A1+κX)/A2
【0023】
ここで、スリーブ104の変位量Xは、スプール弁106aが出口通路126を閉鎖するために必要なスリーブ104の変位量であるので、スプール106の変位量に等しい。従って、スリーブ104の変位量Xはステッピングモータ200の回転軸204の回転角に比例する。油圧シリンダ300の発生する力をFとすると、上記の関係から、F=P11−Ps2=S2κX/A1となるので、Fもまたステッピングモータ200の回転軸204の回転角に比例することとなる。
【0024】
(3)コンプライアンス制御
次に、図1を再び参照して、ピストン棒308の先端からピストン棒308を収縮させる方向(図1において左方)へ力が作用した場合を一例として油圧シリンダ300のコンプライアンス制御について説明する。
【0025】
ピストン棒308が左方へ移動すると、金属ベルト406は反時計回りの方向に回転する。これにより、ステッピングモータ200の本体202は回転軸204と共に反時計回りの方向に回転し、スプール106が右方へ移動し、出口通路126が第1の圧力室120に連通する。これにより、油圧シリンダ300の第1の作用室304の圧力P1が増加して、ピストン棒308を右方へ押し返す力または反発力が増加する。
【0026】
油圧シリンダ300の第1の作用室304の圧力P1が増加するにつれて、スリーブ104が右方へ移動して、出口通路126が次第に閉鎖され、油圧シリンダ300の第1の作用室304の圧力P1が増加が停止する。ここで、ステッピングモータ200の回転軸204を反時計回りの方向に更に回転すると、スプール106が更に右方へ変位して出口通路126が再び開かれ、油圧シリンダ300の第1の作用室304の圧力P1が更に増加する。反対にステッピングモータ200の回転軸204を時計回りの方向に回転すると、スプール106が左方へ変位して出口通路126は、通路106c、第1の室108、およびドレン管路130を介してタンク132に開放され、油圧シリンダ300の第1の作用室304の圧力P1が低下する。
【0027】
圧力P1が低下すると、第2の圧力室121内の圧力も低下するために、スリーブ104が左方へ変位する。このスリーブ104の左方への変位は、スプール弁106aにより出口通路126が再び閉鎖されるまで続き、その間圧力P1もまた低下し続ける。従って、ピストン棒308に力が作用して、ピストン302が変位した場合、ステッピングモータ200の回転軸204を回転させることにより、ピストン302の変位量が同じであっても、異なる大きさの反発力を自由に生成することができる。すなわち、油圧シリンダ300のコンプライアンスを制御することが可能となる。
【0028】
また、図3に示すように、ステッピングモータ200の回転軸204の本体202に関する相対的な回転角を検知する第1の回転検知器502と、本体202の回転角を検知する第2の検知器504とを備え、ステッピングモータ200の回転軸204の目標回転角θrに対して、第1と第2の回転検知器502、504により検知されたステッピングモータ200の本体202に関する回転軸204の回転角θおよび本体202の回転角φを各々重みm、1−mをつけてステッピングモータの駆動装置506にフィードバックするためのモータフィードバック装置500を更に設けることができる。これにより、0<m<1の場合に、mが大きい程、コンプライアンスが小さくなり、ピストン302は変位しにくくなり、m<0の場合にmが小さい程コンプライアンスが高くなり、ピストン302が変位し易い柔軟なシステムとなる。
【0029】
【発明の効果】
本発明による油圧システムは、油圧をデジタル的にステッピングモータで制御する信号と、油圧源のみで非常にコンパクトな構成で高精度な位置制御のみならず、力およびコンプライアンスを制御することが可能となる。また、ピストンに作用する外力を測定する力センサを必要としないために、システム全体の構成を更に小型化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施形態による油圧システムの概略図である。
【図2】図1の油圧システムの力制御を説明するための図1と同様の概略図である。
【図3】本発明の一実施形態によるモータフィードバック装置を備えた油圧システムの概略図である。
【符号の説明】
10…油圧システム
12…油圧源
100…制御弁
102…外筒
104…スリーブ
106…スプール
116…入力ポート
118…出力ポート
120…第1の圧力室
121…第2の圧力室
126…出口通路
200…ステッピングモータ
202…本体
204…回転軸
300…油圧シリンダ
302…ピストン
304…第1の作用室
306…第2の作用室
308…ピストン棒
400…フィードバック装置
500…モータフィードバック装置

Claims (7)

  1. シリンダ内面に沿って軸方向に摺動自在に配設されたピストン、前記ピストンの両側に形成される第1と第2の作用室、および、前記ピストンに連結され前記第2の作用室を貫通して前記シリンダの一端から突出したピストン棒を有した油圧シリンダと、前記油圧シリンダの第2の作用室に所定圧力を印加する油圧源と、前記油圧源と前記油圧シリンダの第1の作用室との間に配設され、前記油圧源に連通する入力ポート、および、前記油圧シリンダの第1の作用室に連通する出力ポートを有する制御弁とを具備した油圧システムにおいて、
    前記制御弁は、中空ボアを有する中空外筒内に軸方向に摺動自在に配設されたスリーブと、前記スリーブ内において軸方向に摺動自在に配設されたスプールとを有し、前記入力ポートは、前記スリーブに形成された出口通路を介して前記出力ポートに連通しており、前記スプールが、前記出口通路を開閉するスプール弁を有しており、
    前記油圧システムが、前記スプールを軸方向に変位させる入力部材と、
    前記油圧シリンダのピストンの変位を前記スプールにフィードバックするフィードバック装置とを具備する油圧システムであって、
    前記制御弁は、前記入力ポートに連通した第1の圧力室と、前記出力ポートに連通した第2の圧力室とを有し、前記スリーブが前記第1と第2の圧力室の間に配設された受圧部を有しており、
    前記受圧部において前記第1の圧力室に面した受圧面の面積が、前記第2の圧力室に面した受圧面の面積よりも小さくなっていることを特徴とする油圧システム。
  2. 前記スリーブにおいて前記第1の圧力室に面した受圧面の面積と前記第2の圧力室に面した受圧面の面積との比が、前記ピストンにおいて前記第2の作用室に面した受圧面の面積と前記第1の作用室に面した受圧面の面積との比と等しい面積比である請求項1に記載の油圧システム
  3. 前記等しい面積比が1:2である請求項2に記載の油圧システム
  4. 前記入力部材はステッピングモータの回転軸であり、該回転軸は、前記スプールの変位量が同回転軸の回転角に比例するように、前記スプールに連結されている請求項1から3のいずれか1つに記載の油圧システム
  5. 前記ステッピングモータは、その本体が前記回転軸と共に同回転軸を中心として回転自在に配設されており、前記フィードバック装置が、前記油圧シリンダのピストンの変位に比例して前記ステッピングモータの本体を回転させる回転駆動装置を具備する請求項4に記載の油圧システム
  6. 前記回転駆動装置が、前記油圧シリンダのピストン棒と共に変位する張力伝達部材を具備しており、該張力伝達部材が前記ステッピングモータの本体の外周面に巻設されている請求項5に記載の油圧システム
  7. 前記ステッピングモータの回転軸の前記本体に関する相対的な回転角を検知する第1の回転検知器と、
    前記ステッピングモータの本体の回転角を検知する第2の回転検知器と、
    前記第1と第2の回転検知器により検知されたステッピングモータの本体に関する回転軸の回転角および本体の回転角を各々重みをつけて前記ステッピングモータの駆動装置にフィードバックするためのモータフィードバック装置を更に具備した請求項に記載の油圧システム。
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