JP4375377B2 - 筆記情報処理システム、筆記情報生成装置およびプログラム - Google Patents

筆記情報処理システム、筆記情報生成装置およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、紙等の媒体への筆記を電子化した筆記情報を処理する筆記情報処理システム等に関する。
特許文献1には、次のような技術が記載されている。すなわち、表面にそれぞれ異なるパターンで形成された微細なドットが印刷された特殊な用紙と、例えば撮像素子が内蔵されたペンデバイスとを用い、ペンデバイスによりこの特殊用紙上に筆記が行われると、筆記された文字や図形等の位置のドットパターンが撮像素子に読み込まれ、文字や図形等の位置(描画トレース)の座標が特定される。それにより、筆記された文字や図形等からなる電子文書の生成や、所定の電子文書への文字や図形等の付加等が可能となる。
特開2004−94907号公報(第12−14頁)
しかしながら、従来は、ユーザがペンデバイスがどのような動作状態にあるかを把握することができない場合があるという不都合があった。
そこで本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、ユーザにペンデバイスの動作状態を伝達することにある。
請求項1に係る発明は、媒体へのユーザの筆記操作に関連した情報である筆記情報を生成する筆記情報生成手段と、前記筆記情報生成手段から前記筆記情報を取得して、当該筆記情報を記憶する情報処理装置とを備え、前記筆記情報生成手段は、当該筆記情報生成手段の動作状態を検出する動作状態検出部と、前記動作状態検出部にて検出された前記動作状態の各々をそれぞれ表現する可視光を生成し、当該可視光を前記媒体の表面に向けて照射する可視光生成部とを有する。
請求項2に係る発明は、請求項記載の筆記情報処理システムにて、前記媒体に対して筆記を行なう筆記部をさらに有し、前記可視光生成部は、当該筆記部が当該媒体上と接触する位置周辺に前記可視光照射域を形成する。
請求項に係る発明は、請求項1記載の筆記情報処理システムにて、可視光生成部は、前記動作状態の各々についてそれぞれ設定された色の前記可視光を生成する。
請求項に係る発明は、請求項1記載の筆記情報処理システムにて、前記可視光生成部は、前記動作状態の各々についてそれぞれ設定された周期で点滅する前記可視光を生成する。
請求項に係る発明は、請求項1記載の筆記情報処理システムにて、可視光生成部は、前記動作状態の各々についてそれぞれ設定される光量の前記可視光を生成する。
請求項に係る発明は、媒体上に当該媒体または電子文書を識別するための識別情報と当該媒体上の位置を表す位置情報とのいずれか一方または双方を形成する画像形成装置と、前記媒体上に形成された前記識別情報と前記位置情報とのいずれか一方または双方に基づいて、媒体へのユーザの筆記操作に関連した情報である筆記情報を生成する筆記情報生成手段と、前記筆記情報生成手段から前記筆記情報を取得して、当該筆記情報を記憶する情報処理装置とを備え、前記筆記情報生成手段は、当該筆記情報生成手段の動作状態を検出する動作状態検出部と、前記動作状態検出部にて検出された前記動作状態の各々をそれぞれ表現する可視光を生成し、当該可視光を前記媒体の表面に向けて照射する可視光生成部とを有する。
請求項に係る発明は、請求項記載の筆記情報処理システムにて、前記画像形成装置は、前記識別情報と前記位置情報のいずれか一方または双方を符号化して得られる識別符号を画像化したコード画像を、赤外領域に吸収波長を持つ不可視の画像形成材料を用いて形成する。
請求項に係る発明は、媒体へのユーザの筆記操作に関連した情報である筆記情報を生成する筆記情報生成装置であって、当該筆記情報生成装置の動作状態を検出する動作状態検出部と、前記動作状態検出部にて検出された前記動作状態の各々を表現する可視光を生成し、当該可視光を前記媒体の表面に向けて照射する可視光生成部とを備える。
請求項9に係る発明は、請求項記載の筆記情報生成装置にて、可視光生成部は、前記媒体上でのユーザの筆記位置周辺に前記可視光を照射する。
請求項10に係る発明は、請求項記載の筆記情報生成装置にて、可視光生成部は、当該筆記情報生成装置の前記媒体側の端部側面に配置される。
請求項11に係る発明は、媒体へのユーザの筆記操作に関連した情報である筆記情報を生成する筆記情報生成装置であって、前記媒体の表面に向けて照射される可視光を生成する可視光生成部と、前記可視光生成部にて生成する可視光を制御する可視光照射制御部を備え、前記可視光照射制御部は、当該筆記情報生成装置の動作状態に応じて、前記可視光生成部が当該動作状態の各々を表現する可視光を発光し、当該可視光を前記媒体の表面に向けて照射するように制御する。
請求項12に係る発明は、コンピュータに、媒体へのユーザの筆記操作に関連した情報である筆記情報を生成する筆記情報生成部の動作状態を検出する機能と、検出された前記動作状態の各々を表現する可視光を生成するための制御信号を生成する機能と、前記制御信号により生成された可視光を前記媒体の表面に向けて照射する機能とを実現させるプログラムである。
請求項13に係る発明は、請求項12記載のプログラムにて、前記筆記情報生成部における前記筆記情報の生成開始および/または生成完了を検出し、当該筆記情報の生成開始および/または生成完了を表現する前記可視光を生成するための前記制御信号を生成する機能を実現する。
請求項14に係る発明は、請求項12記載のプログラムにて、筆記情報を記憶する情報処理装置に対して、当該筆記情報を送信する機能をさらに有し、前記情報処理装置との通信の成否を検出し、検出された当該通信の成否を表現する前記可視光を生成するための前記制御信号を生成する機能を実現する。
請求項15に係る発明は、請求項12記載のプログラムにて、前記筆記情報生成部に入力されたコマンドを検出し、入力された当該コマンドの種類を表現する前記可視光を生成するための前記制御信号を生成する機能を実現する。
なお、このプログラムは、例えば、ハードディスクやDVD−ROM等の予約領域に格納されたプログラムを、RAMにロードして実行される場合がある。また、予めROMに格納された状態にて、CPUで実行される形態がある。さらに、EEPROM等の書き換え可能なROMを備えている場合には、機器がアッセンブリされた後に、プログラムだけが提供されてROMにインストールされる場合がある。このプログラムの提供に際しては、インターネット等のネットワークを介してデータ記録装置を備えたコンピュータにプログラムが伝送され、データ記録装置の有するROMにインストールされる形態も考えられる。
本発明の請求項1によれば、ユーザは、筆記する際に視線を変えなくても、筆記情報生成手段にて多種多様の動作・処理が行なわれる毎に、その動作状態を区別して把握することができる。
本発明の請求項によれば、筆記動作を行いながら、動作状態を把握することができる。
本発明の請求項によれば、表示色によりユーザは動作状態を把握することができる。
本発明の請求項によれば、点滅の周期によりユーザは動作状態を把握することができる。
本発明の請求項によれば、光量によりユーザは動作状態を把握することができる。
本発明の請求項によれば、ユーザは、筆記する際に視線を変えなくても、筆記情報生成手段にて多種多様の動作・処理が行なわれる毎に、その動作状態を区別して把握することができる。
本発明の請求項によれば、媒体に印刷される画像の色調に影響を与えず、識別情報や位置情報を埋め込むことができる。
本発明の請求項によれば、ユーザは、筆記する際に視線を変えなくても、筆記情報生成手段にて多種多様の動作・処理が行なわれる毎に、その動作状態を区別して把握することができる。
本発明の請求項によれば、ユーザは、筆記動作を行いながら、動作状態を把握することができる。
本発明の請求項10によれば、ユーザは、筆記動作を行う領域で動作状態を把握することができる。
本発明の請求項11によれば、ユーザは、筆記する際に視線を変えなくても、筆記情報生成部にて多種多様の動作・処理が行なわれる毎に、その動作状態を区別して把握することができる。
本発明の請求項12によれば、ユーザは、筆記する際に視線を変えなくても、筆記情報生成部にて多種多様の動作・処理が行なわれる毎に、その動作状態を区別して把握することができる。
本発明の請求項13によれば、ユーザは、筆記情報生成部での筆記情報の入力の開始やその完了を把握することができる。
本発明の請求項14によれば、ユーザは、筆記情報が情報処理装置に対して正常に転送されたか否かを把握することができる。
本発明の請求項15によれば、ユーザは、現在筆記情報生成部にて設定されているコマンドを容易に把握することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、「実施の形態」という)について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用される筆記情報処理システムの構成の一例を示した図である。本実施の形態の筆記情報処理システムは、電子文書の印刷を指示する端末装置100、電子文書を保存する文書サーバ200、電子文書の画像とコードパターン画像との重畳画像を印刷する画像形成装置400を含んで構成されている。
また、本実施の形態の筆記情報処理システムは、画像形成装置400にて出力される印刷物500、印刷物500に文字または図形を記録し、その文字または図形の軌跡を読み取る電子ペン600、電子ペン600から受信した軌跡と文書サーバ200から取得した電子文書とを重ね合わせて表示する端末装置700を構成要素としている。
そして、本実施の形態の筆記情報処理システムでは、端末装置100、文書サーバ200、画像形成装置400および端末装置700は、ネットワーク900を介して相互に接続されている。
以下、本実施の形態の筆記情報処理システムの動作の概略を説明する。
まず、端末装置100は、文書サーバ200から印刷対象の電子文書を取得する(A)。そして、画像形成装置400に対し、この電子文書の印刷を指示する(B)。このとき、端末装置100は、印刷に関するパラメータである印刷属性を指定する。この印刷属性には、通常の印刷と同様、用紙サイズ、向き、両面印刷等が含まれる。また、コードパターン画像に関し、コードパターン画像を印刷すべき領域の指定等が含まれてもよい。
この電子文書の印刷指示を受けると、画像形成装置400は、電子文書の画像にコードパターン画像を重畳した画像を紙等の媒体に印刷した印刷物500を出力する(C)。この場合、コードパターン画像は、識別情報に対応する識別コードと、位置情報に対応する位置コードとを画像化したものである。或いは、その他の情報である付加情報を含めて画像化したものであってもよい。なお、電子文書の画像とコードパターン画像とを重畳する処理は、端末装置100で行なってもよいし、画像形成装置400で行なってもよい。
ここで、識別情報としては、個々の媒体を一意に識別する情報を採用することができる。例えば、画像形成装置400の識別番号と画像形成装置400における媒体の印刷の一連番号または印刷の日時とを組み合わせて得られる情報であってもよいし、所定のサーバにて重複がないように一元管理されている情報であってもよい。或いは、個々の媒体を一意に識別する情報ではなく、媒体に印刷された電子文書を一意に識別する情報を、識別情報として採用してもよい。
また、位置情報とは、個々の媒体上の座標位置(X座標、Y座標)を特定するための情報である。例えば、媒体の左上点を原点とし、媒体の右方向にX軸をとり、下方向にY軸をとることにより設定した座標系で、座標を表すことが考えられる。
さらに、付加情報としては、印刷指示を行なったユーザの識別情報や、コピー禁止であるかどうかの情報等がある。
また、画像形成装置400は、コードパターン画像を、赤外光の吸収率が一定の基準以上である不可視のトナーを用いて不可視画像として形成する。一方、電子文書の文書画像は、赤外光の吸収率が一定の基準以下である可視のトナーを用いて可視画像として形成することが好ましい。なお、コードパターン画像の形成に用いるトナーと文書画像の形成に用いるトナーとで、赤外光の吸収率に差を設けたのは、赤外光を照射してコードパターン画像を読み取る際の読取り精度を確保するためである。なお、本明細書では、赤外光照射によるコードパターン画像の読取りを前提として説明するが、紫外光によりコードパターン画像を読み取るものであってもよい。
その後、ユーザが、電子ペン600を用いて印刷物500に文字または図形を筆記したとする(D)。それにより、電子ペン600は、印刷物500に対し赤外光を照射し、その反射光を検出することで、電子ペン600にコードパターン画像が入力される。そして、コードパターン画像から情報を取得または生成し、有線通信または無線通信を介して、その情報を端末装置700に送信する(E)。なお、ここで送信される情報には、例えば、印刷物500の識別情報や、印刷物500に対して筆記された文字または図形の位置情報が含まれる。或いは、位置情報は、一定の時間における文字または図形の位置情報を連結させた軌跡情報として送信するように構成してもよい。
その後、端末装置700は、電子ペン600から受信した識別情報に基づいて、印刷物500に印刷された文書画像の元となる電子文書を文書サーバ200から取得する(F)。そして、文書サーバ200から取得した電子文書と、電子ペン600から取得した情報とを重ね合わせて表示する。
ここで、電子ペン600から受信した識別情報が、個々の媒体を一意に識別する情報である場合、この識別情報に基づいて電子文書を取得できるようにするためには、識別情報と電子文書との対応関係を管理しておく必要がある。図1の筆記情報処理システムでは、この対応関係をどこで管理するかについては明示しなかったが、端末装置700からアクセス可能であれば、どこで管理するようにしてもよい。例えば、文書サーバ200であってもよいし、画像形成装置400であってもよい。なお、電子ペン600から受信した識別情報が、媒体に印刷された電子文書を一意に識別する情報である場合は、このような対応関係を参照することなく、電子文書を取得することができる。
また、端末装置700が電子ペン600から軌跡情報を受信した場合、この軌跡情報は、印刷物500上での筆記位置に対応する電子文書上の位置に重ね合わせて表示される。これは、電子ペン600で読み取ったコードパターン画像に筆記位置の情報が含まれるので、その情報から電子文書の表示イメージに対応する位置が特定できるからである。
上記した本実施の形態が適用される筆記情報処理システムの構成は、あくまで一例に過ぎない。例えば、電子文書の画像とコードパターン画像とを重畳する処理を、端末装置100から画像形成装置400への印刷指示を中継するサーバコンピュータ等で行なうように構成してもよい。また、文書サーバ200は、端末装置100内にあってもよい。さらに、端末装置100と端末装置700とは、同一の端末装置で構成してもよい。
なお、本明細書では、「電子文書」の文言を用いるが、これは、テキストを含む「文書」を電子化したデータのみを意味するものではない。例えば、絵、写真、図形等の画像データ(ラスタデータかベクターデータかによらない)、その他の印刷可能な電子データも含めて「電子文書」としている。
次に、画像形成装置400にて印刷されるコードパターン画像について説明する。
図2(a)〜(c)は、上述したコードパターン画像を説明するための図である。図2(a)は、不可視画像として形成される2次元コード配列を模式的に示している。また、図2(b)は、図2(a)における2次元コード配列の1単位である2次元コードを拡大して示した図である。さらに、図2(c)は、バックスラッシュ「\」とスラッシュ「/」のパターン画像を説明するための図である。
本実施の形態において、図2(a)〜(c)に示すコードパターン画像は、赤外領域に吸収波長を持つ不可視の画像形成材料を用いて形成される。図2(a)〜(c)に示すコードパターン画像は、可視光領域(400nm〜700nm)における最大吸収率が例えば7%以下であり、近赤外領域(800nm〜1000nm)における吸収率が例えば30%以上の不可視トナーの一例である透明トナーによって形成される。また、この画像形成材料の一例である不可視トナーは、画像の機械読取りのために必要な近赤外光吸収能力を高めるために、平均分散径は100nm〜600nmの範囲のものが採用される。ここで、「可視」および「不可視」は、目視により認識できるかどうかとは関係しない。印刷された媒体に形成された画像が可視光領域における特定の波長の吸収に起因する発色性の有無により認識できるかどうかで「可視」と「不可視」とを区別している。また、可視光領域における特定の波長の吸収に起因する発色性が若干あるが、人間の目で認識し難いものも「不可視」に含める。
このように、本実施の形態では、コードパターン画像を不可視トナーの一例である透明トナーで形成することで、媒体に印刷される画像の色調に影響を与えず、識別情報や位置情報を埋め込むことができる。
また、このコードパターン画像は、赤外光照射による機械読取りと復号化処理とが長期に亘って安定して可能で、かつ、情報が高密度に記録できる不可視画像で形成される。さらに、画像を出力する媒体表面の可視画像が設けられた領域とは関係なく、任意の領域に設けることが可能な不可視画像であることが好ましい。さらに、例えば、目視した際に光沢差によって認識できる不可視画像であることがさらに好ましい。また、例えば、印刷される媒体の大きさに合わせて媒体面(紙面)の全面に不可視画像が形成される。但し、「全面」とは、用紙の四隅をすべて含む意味ではない。電子写真方式等の装置では、通常、紙面の周囲は印刷できない範囲である場合が多いことから、かかる範囲には不可視画像を印刷する必要はない。
図2(b)に示す2次元コードは、媒体上の座標位置を示す位置コードが格納される領域と、媒体等を一意に特定するための識別コードが格納される領域とを含んでいる。また、同期コードが格納される領域も含んでいる。そして、図2(a)に示すように、この2次元コードが媒体面に複数、格子状に配置される。すなわち、媒体面に、図2(b)に示すような2次元コードが複数個、配置され、その各々が、位置コード、識別コード、および同期コードを備えている。そして、複数の位置コードの領域には、それぞれ配置される場所により異なる位置情報が格納されている。一方、複数の識別コードの領域には、配置される場所によらず同じ識別情報が格納されている。
図2(b)において、位置コードは、6ビット×6ビットの矩形領域内に配置されている。各ビット値は、回転角度が異なる複数の微小ラインビットマップで形成され、図2(c)に示されるパターン画像(パターン0とパターン1)で、ビット値0とビット値1を表現している。より具体的には、相互に異なる傾きを有するバックスラッシュ「\」およびスラッシュ「/」を用いて、それぞれビット値0とビット値1とを表現している。パターン画像は600dpiで8画素×8画素の大きさで構成されており、左上がりの斜線のパターン画像(パターン0)がビット値0を、右上がりの斜線のパターン画像(パターン1)がビット値1を表現する。したがって、1つのパターン画像で1ビットの情報(0または1)を表現できる。このような2種類の傾きからなる微小ラインビットマップを用いることで、可視画像に与えるノイズが極めて小さく、かつ、大量の情報を高密度にデジタル化して埋め込むことが可能な2次元コードを提供することが可能となる。
すなわち、図2(b)に示した位置コード領域には合計36ビットの位置情報が格納されている。この36ビットのうち、18ビットをX座標の符号化に、18ビットをY座標の符号化に使用することができる。各18ビットをすべて位置の符号化に使用すると、218通り(約26万通り)の位置を符号化できる。各パターン画像が図2(c)に示したように8画素×8画素(600dpi)で構成されている場合には、600dpiの1ドットは0.0423mmであることから、図2(b)の2次元コード(同期コードを含む)の大きさは、縦横共に3mm程度(8画素×9ビット×0.0423mm)となる。3mm間隔で26万通りの位置を符号化した場合、約786mの長さを符号化できる。このように18ビットすべてを位置の符号化に使用してもよいし、或いは、パターン画像の検出誤りが発生するような場合には、誤り検出や誤り訂正のための冗長ビットを含めてもよい。
また、識別コードは、2ビット×8ビットおよび6ビット×2ビットの矩形領域に配置されており、合計28ビットの識別情報を格納できる。識別情報として28ビットを使用した場合は、228通り(約2億7千万通り)の識別情報を表現できる。識別コードも位置コードと同様に、28ビットの中に誤り検出や誤り訂正のための冗長ビットを含めることができる。
なお、図2(c)に示す例では、2つのパターン画像は互いに角度が90度異なるが、角度差を45度とすれば4種類のパターン画像を構成できる。このように構成した場合は、1つのパターン画像で2ビットの情報(0〜3)を表現できる。すなわち、パターン画像の角度種類を増やすことで、表現できるビット数を増加することができる。
また、図2(c)に示す例では、パターン画像を使用してビット値の符号化を説明しているが、パターン画像以外を採用してもよい。例えば、ドットのON/OFFや、ドットの位置を基準位置からずらす方向により符号化することも可能である。
次いで、本実施の形態の電子ペン600について説明する。
図3は、電子ペン600の構成を示した図である。
本実施の形態の電子ペン600は、文書画像とコードパターン画像との重畳画像が印刷された印刷物(「媒体」、「用紙」ともいう)500に対して通常のペンと同様の操作により文字や図形等を記録するペンチップからなる筆記部69、電子ペン600による筆記動作を筆記部69に加わる圧力によって検出する圧力センサからなる筆圧検出部62を備えている。
また、本実施の形態の電子ペン600は、電子ペン600の全体の電子的な動作(電気信号の処理を伴う動作を意味し、以下、単に「動作」ともいう)を制御する制御部61、用紙上のコードパターン画像を読み取るために赤外光を照射する赤外照射部63、反射される赤外光を受光することによりコードパターン画像を認識して入力する画像入力部64、端末装置700との間にてデータやコマンドの送受信を制御する通信部66、電子ペン600を駆動するためのバッテリ67を備えている。
さらには、本実施の形態の電子ペン600は、ユーザに対して筆記情報処理システムにおける各種の電子的な動作状態を伝えるための、用紙上に各種の可視光を照射する可視光生成部82、可視光生成部82にて照射する可視光を制御するための制御信号を生成する可視光照射制御部81を備えている。
ここで、電子ペン600の制御部61は、情報取得部611、軌跡算出部612、ステータス情報生成部613を含んで構成されている。
情報取得部611は、画像入力部64から入力された画像を解析して、識別情報および位置情報を取得する機能部である。軌跡算出部612は、情報取得部611により取得した位置情報に対し、筆記部69のペン先の座標と画像入力部64が捕捉した画像の座標とのずれを補正してペン先の軌跡を算出する機能部である。
ステータス情報生成部613は、動作状態検出部の一例であって、電子ペン600の電子的な動作状態や、通信部66を介した端末装置700とのデータおよびコマンドの送受信の状態等といった各種の電子的な動作状態(以下、「ステータス」ともいう)を検出し、ステータスに関する情報(以下、「ステータス情報」という)を生成する機能部である。そして、ステータス情報生成部613は、ステータス情報を可視光照射制御部81に出力する。
また、制御部61には情報記憶部65が接続されており、情報記憶部65は、情報取得部611が取得した識別情報や軌跡算出部612が算出した軌跡情報を記憶する。
スイッチ68は、制御部61に対して3つの処理モードを設定するために用いられる。1つは、印刷物500に筆記された文字や図形等を端末装置700に送信する「通常モード」である。1つは、後段(第2の実施の形態)で述べる参照指示領域517(図5参照)を指示することにより参照情報を取得する「参照情報取得モード」である。他の1つは、現在筆記している文字または図形を参照指示領域517とし、この領域に対する参照情報の割当てを登録する「参照情報登録モード」である。例えば、スイッチ68を押下しない状態を「通常モード」、スイッチ68を1回押下した状態を「参照情報取得モード」とし、スイッチ68を2回押下した状態を「参照情報登録モード」とすることが考えられる。
可視光照射制御部81は、制御部61のステータス情報生成部613から上記したステータス情報を取得する。そして、取得したステータス情報に基づいて、例えば、電子ペン600からコードパターン画像の入力が開始された旨、各種動作にエラーが生じた旨、各種動作が正常に完了した旨、各種コマンドが正常に受け付けられた旨等といった様々なステータス毎に、それぞれのステータスを表出する異なる表現を持った可視光を可視光生成部82にて生成するための制御信号を生成する。
対応テーブル記憶部83は、それぞれのステータスに対応した可視光の表現パターンを対応テーブルとして記憶する。可視光照射制御部81は、対応テーブル記憶部83に記憶された対応テーブルを参照して、それぞれのステータスを表出する異なる表現を持った可視光を生成するための制御信号を生成する。
可視光生成部82は、発光部として赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の3原色のLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)が各々1個ずつまたは複数個ずつ配設されて構成されている。そして、可視光照射制御部81からの制御信号に基づいて、発光部から各種ステータスに対応した可視光を生成するように構成されている。そして、用紙上の筆記部69が置かれる位置の周辺領域に照射する。それにより、筆記部69が置かれる位置の周辺領域には、可視光照射域が形成される。
なお、ここでの「可視光」は、通常の人間の目により認識できる光を意味する。
以下において、本実施の形態の電子ペン600における可視光生成部82での動作を説明する。通常設定される「通常モード」における可視光生成部82での動作を第1の実施の形態とし、特殊処理の一例として、スイッチ68から「参照情報登録モード」が設定された場合の可視光生成部82での動作を第2の実施の形態として説明する。さらに、第3の実施の形態として、電子ペン600にて筆記される画像に付する色や線の太さ等といった書式の指定が行なわれた場合の可視光生成部82での動作を説明する。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態では、印刷物500に筆記された文字や図形等を電子ペン600から端末装置700に送信することで、端末装置700において、文書サーバ200から取得した印刷物500に印刷された文書画像の元となる電子文書と、電子ペン600から取得した情報とを重ね合わせて表示することを可能とする「通常モード」における電子ペン600の可視光生成部82での動作を説明する。
図4は、電子ペン600の制御部61および可視光照射制御部81にて実行される処理の一例を示したフローチャートである。
図4に示したように、まず、電子ペン600を用いて、ユーザにより印刷物(用紙)500に文字や図形の記録が行なわれると、制御部61は、印刷物500に対して電子ペン600による記録が行われていることの検出信号を筆圧検出部62から取得する(ステップ101)。
制御部61は、筆圧検出部62から検出信号を取得すると、ステータス情報生成部613は、入力開始信号を生成する。そして、ステータス情報生成部613は、生成した入力開始信号を可視光照射制御部81に出力する。可視光照射制御部81は、取得した入力開始信号に基づいて、可視光生成部82に対して青色の光を2回点滅させる制御信号を出力する。そして、可視光生成部82は、青色光を2回点滅させる(ステップ102)。それにより、ユーザは、電子ペン600からコードパターン画像の入力が開始されたことを知ることができる。
それと同時に、赤外照射部63に対して、赤外光を印刷物500に照射するように指示する(ステップ103)。赤外照射部63によって印刷物500に照射される赤外光は不可視画像にて吸収され、それ以外の部分では反射される。画像入力部64ではこの反射された赤外光を受光し、赤外光が反射されなかった部分をコードパターン画像として認識する。制御部61は、画像入力部64からこのコードパターン画像を入力(スキャン)する(ステップ104)。
その後、制御部61の情報取得部611では、次のステップ105〜ステップ108に示す情報検出処理が実行される。まず、情報取得部611は、入力されたスキャン画像を整形する(ステップ105)。このスキャン画像の整形は、傾き補正やノイズ除去等である。そして、整形されたスキャン画像からスラッシュ「/」やバックスラッシュ「\」等のビットパターン(斜線パターン)を検出する(ステップ106)。また一方で、整形されたスキャン画像から、2次元コード位置決め用のコードである同期コードを検出し、情報取得部611は、この同期コード位置を参照して2次元コードを検出する(ステップ107)。また、2次元コードからECC(Error Correcting Code:誤り訂正符号)等の情報を取り出し復号し、復号した情報を元の情報に復元することにより、識別情報および位置情報を取り出す(ステップ108)。
引き続いて、情報取得部611は、ステップ108にて識別情報および位置情報が正常に取り出されたか否かを判断する(ステップ109)。
ステップ109にて識別情報および位置情報が正常に取り出されたと判断された場合には、ステータス情報生成部613は、正常に取り出された旨を示す信号を可視光照射制御部81に対して出力する。可視光照射制御部81は、取得した信号に基づいて、可視光生成部82に対して青色光を1回点灯させる制御信号を出力する。そして、可視光生成部82は、青色光を1回点灯させる(ステップ110)。それにより、ユーザは、電子ペン600による画像入力が正常に行なわれたことを知ることができる。
一方、ステップ109にて識別情報および位置情報の取り出しが正常に行なわれなかったと判断された場合には、ステータス情報生成部613は、識別情報および位置情報の取り出しに異常が生じた旨を示す信号を可視光照射制御部81に対して出力する。可視光照射制御部81は、取得した信号に基づいて、可視光生成部82に対して赤色光を3回点滅させる制御信号を出力する。そして、可視光生成部82は、赤色光を3回点滅させる(ステップ115)。それにより、ユーザは、識別情報および位置情報の取り出しが正常に行なわれなかったことを知ることができる。
ステップ115での赤色光の3回の点滅の後、可視光照射制御部81は、可視光生成部82での赤色光の点灯を継続させる(ステップ116)。そして、ユーザに対して、再度の筆記を要求する。その後、情報取得部611が再び筆圧検出部62から検出信号を取得する(ステップ117)と、ステータス情報生成部613は、入力開始信号を生成する。ステータス情報生成部613は、生成した入力開始信号を可視光照射制御部81に出力する。可視光照射制御部81は、取得した入力開始信号に基づいて、可視光生成部82に対して青色の光を2回点滅させる制御信号を出力する。そして、可視光生成部82は、赤色光の点灯を停止し、青色光を2回点滅させる(ステップ118)。それにより、ユーザは、電子ペン600からコードパターン画像の入力が再度開始されたことを知ることができる。
また、識別情報および位置情報が正常に取り出され、ステップ110にて可視光生成部82での青色光の1回の点灯が行なわれた場合に、制御部61では、情報取得部611が識別情報をそのまま情報記憶部65に記憶し、軌跡算出部612が位置情報を軌跡情報に変換した上で情報記憶部65に記憶する(ステップ111)。
その後、情報記憶部65に記憶された軌跡情報から筆跡情報(筆記情報)が取得され、端末装置700へと送信される(ステップ112)。
その際に、制御部61は、ステップ112での通信部66と端末装置700との通信が正常に行なわれたか否かを判断する(ステップ113)。
ステップ113にて通信が正常に行なわれたと判断された場合には、ステータス情報生成部613は、通信が正常に行なわれた旨を示す信号を可視光照射制御部81に対して出力する。可視光照射制御部81は、取得した信号に基づいて、可視光生成部82に対して青色光を1回点灯させる制御信号を出力する。そして、可視光生成部82は、青色光を1回点灯させる(ステップ114)。それにより、ユーザは、通信部66と端末装置700との通信が正常に行なわれ、筆跡情報が端末装置700に送信されたことを知ることができる。
一方、ステップ113にて通信が正常に行なわれなかったと判断された場合には、ステータス情報生成部613は、通信に異常が生じた旨を示す信号を可視光照射制御部81に対して出力する。可視光照射制御部81は、取得した信号に基づいて、可視光生成部82に対して赤色光を3回点滅させる制御信号を出力する。そして、可視光生成部82は、赤色光を3回点滅させる(ステップ115)。それにより、ユーザは、通信部66と端末装置700との通信が正常に行なわれず、筆跡情報が端末装置700に送信されなかったことを知ることができる。
ステップ115での赤色光の3回の点滅の後、可視光照射制御部81は、可視光生成部82での赤色光の点灯を継続させる(ステップ116)。そして、ユーザに対して、再度の筆記を要求する。そして、情報取得部611が再び筆圧検出部62から検出信号を取得すると、ステータス情報生成部613は、入力開始信号を生成する。ステータス情報生成部613は、生成した入力開始信号を可視光照射制御部81に出力する。可視光照射制御部81は、取得した入力開始信号に基づいて、可視光生成部82に対して青色の光を2回点滅させる制御信号を出力する。そして、可視光生成部82は、赤色光の点灯を停止し、青色光を2回点滅させる(ステップ118)。それにより、ユーザは、電子ペン600からコードパターン画像の入力が再度開始されたことを知ることができる。
本実施の形態の電子ペン600では、図4の処理フローでのステップ102やステップ110、ステップ114のように動作や処理が正常に行なわれたことを示す際の光の点灯を青色にて行なっている。これは、青色は一般的に「安全・正常」を示す固定概念を有することからの設定である。また、ステップ115のように動作や処理が正常に行なわれなかったことを示す際の光の点灯を赤色にて行なっている。これは、赤色は一般的に「危険・異常」を示す固定概念を有することからの設定である。
この場合に、例えばステップ115での動作や処理が正常に行なわれなかったことを示す際に、赤色の点滅を行なう前に、問題が生じたことを知らせるように、黄色を連続して点滅させることもできる。この場合にも、黄色は一般的に「注意」を示す固定概念を有することからの設定である。
また、本実施の形態の電子ペン600では、可視光生成部82からの光の照射が、用紙上にて筆記部69が置かれる位置(筆記位置)の周辺領域にて照射するように構成されている。これは、ユーザは用紙上に筆記する際には、必ずペン先を見るため、確実にステータス情報を伝達できるからである。また、ユーザは、視線を変えずに、ステータス情報を把握することもできるからである。
加えて、本実施の形態の電子ペン600において、電子ペン600に例えば傾きセンサを配設しておき、図4での処理フローを実行する際に、電子ペン600が所定角度以上に傾いた場合には、所定の光の照射、例えば黄色での速い点滅を行なうことで、ユーザに注意を喚起するように構成することもできる。
また、印刷物500の筆記可能領域を判断し、筆記部69が筆記可能領域を外れた場合には、同様に所定の光の照射、例えば赤色での速い点滅を行なうことで、ユーザに注意を喚起するように構成することもできる。
以上のように、本実施の形態の筆記情報処理システムでは、電子ペン600における各種の動作状態(ステータス)をユーザに伝達するために、各種ステータスに対応した光信号を可視光生成部82から照射するように構成している。それにより、ユーザは、電子ペン600にて多種多様の動作・処理が行なわれる毎に、その動作状態を確実に把握することができる。
なお、本実施の形態の電子ペン600では、コードパターン画像を読み取るための赤外照射部63と各種ステータスに対応した可視光を生成する可視光生成部82とを別体に構成したが、赤外照射部63と可視光生成部82とを同じモールド内にて一体化させたチップにより構成することもできる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態では、本実施の形態の筆記情報処理システムにおいて、印刷物500の特定の領域を指定することで所定の情報または機能へアクセスすることを事後的に可能にする「参照情報登録モード」が設定された場合での本実施の形態の電子ペン600における可視光生成部82での動作を説明する。ここでは、このように事後的に参照情報を付与する必要がある代表的な例として、病院で用いられるカルテ用紙510を想定する。
なお、一般的な参照情報としては、特定の情報へリンクするための情報や、特定のアプリケーションプログラム(機能)を呼び出すための情報が例示される。
ここでまず、印刷物500であるカルテ用紙510について説明しておく。図5は、カルテ用紙510に形成されるカルテフォームの例を示した図である。図1の画像形成装置400では、可視トナーを用いて、カルテフォームの罫線等のレイアウト情報がカルテ用紙510に印字される。また、それと同時に、画像形成装置400では、不可視トナーを用いて、カルテ一枚一枚を一意に特定可能な識別情報の一例であるカルテIDとカルテ用紙510上の位置情報(座標情報)とを示すコードパターン画像がカルテ用紙510の全面に印字される。
図5に示したように、カルテ用紙510のカルテフォームには、患者氏名、生年月日、患者顔写真、既往症やアレルギー情報等の患者基本情報511と、例えば2号様式のカルテフォームに対応するフリー手書き記入欄512とが設けられている。また、これらのエリアの他に、記入種別選択欄513、過去履歴参照指示欄514、システム連携機能欄515が設けられている。さらに、不可視トナーを用いた透かし画像516が形成されている。
上記したように、カルテ用紙510の全面には、識別情報の一例としてのカルテIDと紙上の位置情報とがコードパターン画像として印字されている。そして、コードパターン画像を読み取り可能な電子ペン600を用いてカルテ用紙510に手書き入力がなされると、それと同時に、カルテIDと位置情報とが電子ペン600によって検出される。これによって、カルテ用紙510のどの位置に手書きがなされたかを電子情報として取得することができる。なお、不可視トナーを用いた透かし画像516を印字することで、印字されたカルテ用紙510が、不可視トナーで識別情報と位置情報とを含むコードパターン画像が印字された用紙であることを、透かし画像516の用紙との光沢差で目視確認することが可能となる。
医師は、患者の診察に従い、カルテ用紙510のカルテフォームに形成されたフリー手書き記入欄512に電子ペン600を用いて診療録を記入する。電子ペン600は、印字されたコードパターン画像を読み取り、カルテIDとカルテ用紙510上の電子ペン600の移動軌跡を検出し、どのカルテにどのような手書き記入があったか、電子ペン600がカルテ用紙510上のどこを指示しているかを認識することができる。
このカルテ用紙510のフリー手書き記入欄512に記入される内容としては、図5の記入種別選択欄513に示すようなS、O、A、Pに対応する内容がある。例えば、主訴(S: subjective)を指定して患者の自覚症状が記入される。また、客観所見(O:objective)を指定して医師による診察所見や検査所見が記入される。さらに、診断(A:assessment)を指定して、医師による診断、鑑別診断、治療法選択と根拠、治療に対する評価などが記入される。またさらに、計画(P:plan)を指定して治療計画等が記入される。
ここで、医師がこのカルテ用紙510のフリー手書き記入欄512に診療録を記入する際、特定の領域を電子ペン600で指示することで、診断に必要な情報を参照できるようにしておくことができれば便利である。例えば、図5では、フリー手書き記入欄512にレントゲン撮影を行った旨の記述があるが、その近くの特定の領域を電子ペン600で指示することでそのレントゲンの画像データにアクセスできれば便利である。そこで、本実施の形態では、電子ペン600のスイッチ68により「参照情報登録モード」を設定して、参照指示領域517を手書きする(図5では四角形の枠で示した)ことにより、電子ペン600によりこの参照指示領域517を指示するだけで所望の情報または機能にアクセスできるように構成している。
図6は、「参照情報登録モード」が設定された場合の電子ペン600の制御部61および可視光照射制御部81にて実行される処理の一例を示したフローチャートである。
図6に示したように、まず、制御部61は、スイッチ68からの信号を判断して、設定されたモードを把握する(ステップ201)。そして、制御部61は、設定されたモードを表す信号を可視光照射制御部81に出力する。可視光照射制御部81は、取得したモードを表す信号に基づいて、設定されたモードに対応した色の光を点灯させる制御信号を可視光生成部82に対して出力する。そして、可視光生成部82は、「参照情報登録モード」に対応した光として、例えば橙色を点灯させる(ステップ202)。この場合に、例えば、「通常モード」が設定された場合には、可視光生成部82での光の点灯を行なわないように設定することができる。また、例えば、「参照情報取得モード」が設定された場合には、それに対応した光として、例えば紫色を点灯させることができる。
また、「参照情報登録モード」や「参照情報取得モード」といった特殊処理モードが設定されている場合には、ユーザに注意を喚起するため、ステップ202にて設定された色の点灯は、他のステータスを表出する場合を除き、一連の処理が終了するまで継続する。
引き続いて、電子ペン600を用いて、ユーザによりカルテ用紙510に文字や図形の記録が行なわれると、制御部61は、カルテ用紙510に対してペンによる記録が行われていることの検出信号を筆圧検出部62から取得する(ステップ203)。
制御部61は、筆圧検出部62から検出信号を取得すると、ステータス情報生成部613は、入力開始信号を生成する。そして、ステータス情報生成部613は、生成した入力開始信号を可視光照射制御部81に出力する。可視光照射制御部81は、取得した入力開始信号に基づいて、ステップ202にて設定された橙色の点灯を一旦停止し、可視光生成部82に対して青色の光を2回点滅させる制御信号を出力する。そして、可視光生成部82は、橙色の点灯を停止して(ステップ204)、青色光を2回点滅させる(ステップ205)。それにより、ユーザは、電子ペン600からコードパターン画像の入力が開始されたことを知ることができる。
ステップ206での青色光の2回点滅が行なわれた後、橙色の点灯を再開する(ステップ206)。
それに引き続いて、制御部61は、赤外照射部63に対して、赤外光をカルテ用紙510に照射するように指示する。そして、赤外照射部63によってカルテ用紙510に照射される赤外光は不可視画像にて吸収され、それ以外の部分では反射される。画像入力部64ではこの反射された赤外光を受光し、赤外光が反射されなかった部分をコードパターン画像として認識する。制御部61は、画像入力部64からこのコードパターン画像を入力(スキャン)する(ステップ207)。
その後、制御部61の情報取得部611では、次の情報検出処理が実行される(ステップ208)。すなわち、ステップ208の情報検出処理では、まず、情報取得部611は、入力されたスキャン画像を整形する。このスキャン画像の整形は、傾き補正やノイズ除去等である。そして、整形されたスキャン画像からスラッシュ「/」やバックスラッシュ「\」等のビットパターン(斜線パターン)を検出する。また一方で、整形されたスキャン画像から、2次元コード位置決め用のコードである同期コードを検出し、情報取得部611は、この同期コード位置を参照して2次元コードを検出する。また、2次元コードからECC等の情報を取り出し復号し、復号した情報を元の情報に復元することにより、識別情報の一例としてのカルテIDおよび位置情報を取り出す。
続いて、情報取得部611は、ステップ208にて識別情報の一例としてのカルテIDおよび位置情報が正常に取り出されたか否かを判断する(ステップ209)。
ステップ209にて識別情報の一例としてのカルテIDおよび位置情報が正常に取り出されたと判断された場合には、ステータス情報生成部613は、正常に取り出された旨を示す信号を可視光照射制御部81に対して出力する。可視光照射制御部81は、取得した信号に基づいて、可視光生成部82に対して青色光を1回点灯させる制御信号を出力する。そして、可視光生成部82は、青色光を1回点灯させる(ステップ210)。それにより、ユーザは、電子ペン600による画像入力が正常に行なわれたことを知ることができる。なお、ステップ210での青色光を1回点灯させる際には、ステップ204およびステップ206と同様の処理が行なわれて、橙色の点灯の停止/再開が行なわれる。
可視光生成部82での青色光の1回の点灯が行なわれるのと同時に、制御部61では、情報取得部611がカルテIDをそのまま情報記憶部65に記憶し、軌跡算出部612が位置情報を軌跡情報に変換した上で情報記憶部65に記憶する(ステップ211)。なお、ここでは、電子ペン600で筆記される参照指示領域517は矩形であることを前提とし、軌跡情報は、矩形領域の左上点の座標と右下点の座標との組み合わせ(以下、「矩形情報」という)で表すものとする。ただし、手書きした領域は厳密には矩形とはならないので、手書きした領域を正確な矩形にて近似する。
そして、本実施の形態では、「参照情報登録モード」が設定されているので、電子ペン600の通信部66は、端末装置700に対し、カルテIDおよび矩形情報(筆記情報)に対する参照情報登録指示を送信する(ステップ212)。
なお、スイッチ68により「参照情報取得モード」が設定されていたとした場合には、電子ペン600による指示位置が参照指示領域517内であれば、ステップ212においては、その指示位置に対応する参照情報の取得指示を端末装置700に対して送信する。そして、それにより、端末装置700への参照情報の取得指示に基づいて、所定の情報または機能へのアクセスがなされることとなる。
ステップ212にて端末装置700に対してカルテIDおよび矩形情報に対する参照情報登録指示が送信された際に、制御部61は、通信部66と端末装置700との通信が正常に行なわれたか否かを判断する(ステップ213)。
ステップ213にて通信が正常に行なわれたと判断された場合には、ステータス情報生成部613は、通信が正常に行なわれた旨を示す信号を可視光照射制御部81に対して出力する。可視光照射制御部81は、取得した信号に基づいて、可視光生成部82に対して青色光を1回点灯させる制御信号を出力する。そして、可視光生成部82は、青色光を1回点灯させる(ステップ214)。それにより、ユーザは、通信部66と端末装置700との通信が正常に行なわれ、カルテIDおよび矩形情報に対する参照情報登録指示が送信されたことを知ることができる。なお、ステップ214での青色光を1回点灯させる前には、橙色の点灯が停止される。
一方、ステップ213にて通信が正常に行なわれなかったと判断された場合には、ステータス情報生成部613は、通信に異常が生じた旨を示す信号を可視光照射制御部81に対して出力する。可視光照射制御部81は、取得した信号に基づいて、可視光生成部82に対して赤色光を3回点滅させる制御信号を出力する。そして、可視光生成部82は、赤色光を3回点滅させる(ステップ215)。それにより、ユーザは、通信部66と端末装置700との通信が正常に行なわれず、カルテIDおよび矩形情報に対する参照情報登録指示が送信されなかったことを知ることができる。
ステップ215での赤色光の3回の点滅の後、可視光照射制御部81は、可視光生成部82での赤色光の点灯を継続させる(ステップ216)。すなわち、点灯を橙色から赤色に変える。そして、ユーザに対して、再度の筆記(参照指示領域517の手書き)を要求する。その後、情報取得部611が再び筆圧検出部62から検出信号を取得する(ステップ217)と、ステータス情報生成部613は、入力開始信号を生成する。ステータス情報生成部613は、生成した入力開始信号を可視光照射制御部81に出力する。可視光照射制御部81は、取得した入力開始信号に基づいて、可視光生成部82に対して青色の光を2回点滅させる制御信号を出力する。そして、可視光生成部82は、赤色光の点灯を停止し、青色光を2回点滅させる(ステップ218)。それにより、ユーザは、電子ペン600からコードパターン画像の入力が再度開始されたことを知ることができる。
次に、この参照情報登録指示を受けた端末装置700が行なう処理について説明する。
図7は、端末装置700の機能構成を示した図である。
図7に示したように、端末装置700は、受信部71、制御部72、入出力部73、記憶部74、送信部75を含んで構成されている。
受信部71は、電子ペン600から参照情報登録指示を受信する。制御部72は、受信部71からの参照情報登録指示に応じて各機能部を制御する。入出力部73は、端末装置700のディスプレイに情報を出力したり、キーボード等から入力された情報を受け取る。記憶部74は、ユーザが媒体上の特定の領域に付与する参照情報による参照先の候補を記憶しており、例えば、磁気ディスクによって実現されている。送信部75は、参照情報の登録要求をサーバコンピュータ(不図示)に対して行なう。
なお、これらの各機能部は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。すなわち、端末装置700の図示しないCPUが、受信部71、制御部72、入出力部73、送信部75を実現するプログラムを、例えばハードディスク等の外部記憶装置からメインメモリに読み込んで、端末装置700内にこれらの各機能部を実現する。
図8は、端末装置700にて実行される処理の一例を示したフローチャートである。
まず、端末装置700では、受信部71が、電子ペン600からカルテIDおよび矩形情報に対する参照情報登録指示を受信し、その旨の情報が制御部72に出力される(ステップ301)。
これにより、制御部72は、入出力部73に対し、参照情報による参照先を検索するための検索条件入力画面の表示を指示し、入出力部73が、この指示に従い、検索条件入力画面を表示する(ステップ302)。この検索条件入力画面としては、カルテIDに対応付けられた検査データを、期間で絞り込むための画面が考えられる。
そこで、医師は、この検索条件入力画面に検索条件を入力する。これにより、入出力部73は、検索条件を受け付け、制御部72が、記憶部74からこの検索条件を満足する参照先を検索する。そして、この参照先を取得した入出力部73は、参照先の一覧を表示する(ステップ303)。ここで表示される参照先としては、カルテIDに対応付けられた検査データ(レントゲンの画像データや、MRIの画像データ等)が想定できる。
これに応じ、医師が参照先を選択すると、入出力部73がその選択情報を受け付け(ステップ304)、送信部75が、カルテIDと矩形情報と参照情報との対応を参照情報テーブルに登録するよう、サーバコンピュータ(不図示)に対して要求する(ステップ305)。
このように、本実施の形態の筆記情報処理システムでは、電子ペン600により印刷後の媒体(カルテ用紙510)上で領域を指定し、その媒体の識別情報と、領域の位置情報と、所定の情報または機能への参照情報との対応を登録するように構成することで、既に印刷した紙文書に対し電子情報への参照情報を付与することができるように構成している。そして、かかる構成において、電子ペン600での各種の動作状態(ステータス)をユーザに伝達するために、各種ステータスに対応した光信号を可視光生成部82から照射するように構成している。それにより、ユーザは、電子ペン600にて多種多様の動作・処理が行なわれる毎に、その動作状態を確実に把握することができる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態では、本実施の形態の筆記情報処理システムにおいて、電子ペン600にて筆記される画像に付する色や線の太さ等といった書式の指定が行なわれた場合の可視光生成部82での動作を説明する。ここでは、電子ペン600により書式設定シート520に設定されたチェックボックスにチェックマークを記入することで表示書式(表示属性)の指定が行なわれる場合を想定する。
ここでまず、印刷物500である書式設定シート520について説明しておく。図9は、書式設定シート520の一例を示した図である。図9に示したように、書式設定シート520には、表示書式(表示属性)に関する項目として、例えば、線の太さを設定する線太さ設定ボックス522、色を設定する色設定ボックス523、無彩色(グレー)の段階および黒を選択できる無彩色設定ボックス524、さらには、線の太さおよび色を予め定められた状態に設定する初期設定ボックス521が形成されている。各設定ボックス522〜524には、それぞれの詳細な設定が記されたチェックボックス522a〜522f、523a〜523f、524a〜524dが備えられている。
そして、ユーザは、電子ペン600を用いて、各設定ボックス521〜524の中から所望の設定が記されたチェックボックスにチェックマークを記入することにより、端末装置700において、電子ペン600から出力された情報が文書サーバ200から取得した電子文書に重ね合わせて表示される際に、電子ペン600からの情報の表示書式が設定される。
ここで、本実施の形態の電子ペン600においては、電子ペン600により所望のチェックボックスにチェックマークが記入され、端末装置700での電子ペン600からの情報の表示書式が設定された場合に、電子ペン600では表示書式の内容に対応して、可視光生成部82から照射する可視光の表現形態を設定している。
本実施の形態の電子ペン600では、例えば、線太さ設定ボックス522に備えられたチェックボックス522a〜522fのいずれかにチェックマークが記入されると、設定された線の太さに対応して、可視光生成部82から照射される光の点滅の周期を変化させるように構成している。例えば、線を太く設定するほど、点滅の周期を速く設定している。それにより、ユーザは、設定された線の太さを正確に把握できないまでも、大まかな把握をすることが可能となる。そのため、設定したつもりの太さと実際に設定された太さとの比較を視覚的によって容易に行なうことができる。
ここで、図10は、(a)が一例としてチェックボックス522f内にチェックマークを記入した場合を表し、(b)がいずれのチェックボックスの枠内からも外れた領域にチェックマークを記入した場合を示した図である。図10(a)に示したように、例えばチェックボックス522f内にチェックマークを記入した場合には、チェックボックス522fに設定された線の太さに対応した点滅周期の光が、可視光生成部82から書式設定シート520上の可視光照射域に照射される。一方、図10(b)に示したように、いずれのチェックボックスの枠内からも外れた領域にチェックマークを記入した場合には、可視光生成部82からは光が照射されない。
また、例えば、色設定ボックス523に備えられたチェックボックス523a〜523fのいずれかにチェックマークが記入されると、可視光生成部82から照射される光を設定された色と同様の色に設定するように構成している。そして、例えば、図4の処理フローでのステップ102やステップ110、ステップ114、さらには、図6の処理フローでのステップ205やステップ210、ステップ214にて、動作や処理が正常に行なわれたことを示す青色光の点灯を、設定された色で行なうように構成する。それにより、設定された色を視覚的に確認することができる。
また、例えば、無彩色設定ボックス524に備えられたチェックボックス524a〜524dのいずれかにチェックマークが記入されると、無彩色(グレー)の段階および黒に対応して、可視光生成部82から照射される光の光量を変化させている。それにより、設定された無彩色の段階を視覚的に確認することができる。
さらに、初期設定ボックス521にチェックマークが記入されると、可視光生成部82から照射される光の色をデフォルトとしての例えば青色に設定する。そして、上記した動作や処理が正常に行なわれたことを示す際の光の点灯を青色にて行なう。それにより、ユーザは、表示書式の内容が初期設定であることを把握することができる。
ところで、その場合に、電子ペン600では線の太さおよび色の双方が指定されるので、例えば設定された色と設定された点滅の周期とが同時に実行されることなる。
このように、本実施の形態では、電子ペン600により端末装置700での電子ペン600からの情報の表示書式が設定された場合に、各種ステータスに対応した光信号を可視光生成部82から照射するように構成している。それにより、ユーザは、電子ペン600での筆記の途中において、設定された情報の表示書式を把握することができる。
[第4の実施の形態]
上記した図3に示した電子ペン600では、可視光生成部82からの光の照射が、用紙上にて筆記部69が置かれる位置の周辺領域に照射するように構成されている。本実施の形態の電子ペン610では、可視光生成部82が電子ペン600のペン先の筆記部69が設置されている位置に設置されている構成について説明する。なお、図3に示した実施の形態での電子ペン600と同様な構成については同様な符号を用い、ここではその詳細な説明を省略する。
図11は、本実施の形態の電子ペン610の構成を示した図である。
本実施の形態の電子ペン610では、可視光生成部82が電子ペン610のペン先の筆記部69が設置されている位置の側面に設置されている。それにより、ユーザは、可視光生成部82から照射される光を直接的に見ることができる。
このように構成することによっても、ユーザは用紙上に筆記する際には、必ずペン先を見るため、ユーザに対して確実にステータスを伝達できる。また、ユーザは、視線を変えずに、ステータスを把握することもできる。
なお、本実施の形態の電子ペン610においては、可視光生成部82を電子ペン610のペン先の筆記部69が設置されている位置の側面に設置した。一方、このような構成の他に、可視光生成部82を電子ペン600の内部に配置し、可視光生成部82からの光を導光路を用いて電子ペン600のペン先の側面まで導くように構成することもできる。すなわち、可視光生成部82から照射される光が電子ペン600のペン先の側面にてユーザが視認できる構成であれば、可視光生成部82の設置位置は、電子ペン600の内部または側面に限定されるものではない。
その際に、赤外照射部63と可視光生成部82とを一体化させたチップにて構成し、かかるチップからの光を導光路を用いて電子ペン610のペン先の側面まで導くように構成することもできる。このような構成を採用しても、赤外照射部63から照射される赤外光は、通常、人間の目では視認できないので、可視光生成部82からの光の視認性に影響を及ぼすことは殆どない。
本発明の筆記情報処理システムの構成の一例を示した図である。 コードパターン画像を説明するための図である。 電子ペンの構成を示した図である。 「通常モード」での電子ペンの制御部および可視光照射制御部にて実行される処理の一例を示したフローチャートである。 カルテ用紙に形成されるカルテフォームの例を示した図である。 「参照情報登録モード」が設定された場合の電子ペンの制御部および可視光照射制御部にて実行される処理の一例を示したフローチャートである。 端末装置の機能構成を示した図である。 端末装置にて実行される処理の一例を示したフローチャートである。 書式設定シートの一例を示した図である。 (a)が一例としてチェックボックス522f内にチェックマークを記入した場合を表し、(b)がいずれのチェックボックスの枠内からも外れた領域にチェックマークを記入した場合を示した図である。 電子ペンの構成を示した図である。
符号の説明
61…制御部、62…筆圧検出部、63…赤外照射部、64…画像入力部、65…情報記憶部、66…通信部、67…バッテリ、68…スイッチ、69…筆記部、81…可視光照射制御部、82…可視光生成部、100,700…端末装置、200…文書サーバ、400…画像形成装置、500…印刷物、600,610…電子ペン

Claims (15)

  1. 媒体へのユーザの筆記操作に関連した情報である筆記情報を生成する筆記情報生成手段と、
    前記筆記情報生成手段から前記筆記情報を取得して、当該筆記情報を記憶する情報処理装置とを備え、
    前記筆記情報生成手段は、
    当該筆記情報生成手段の動作状態を検出する動作状態検出部と、
    前記動作状態検出部にて検出された前記動作状態の各々をそれぞれ表現する可視光を生成し、当該可視光を前記媒体の表面に向けて照射する可視光生成部と
    を有することを特徴とする筆記情報処理システム。
  2. 前記筆記情報生成手段は、前記媒体に対して筆記を行なう筆記部をさらに有し、前記可視光生成部は、当該筆記部が当該媒体上と接触する位置周辺に前記可視光照射域を形成することを特徴とする請求項記載の筆記情報処理システム。
  3. 前記可視光生成部は、前記動作状態の各々についてそれぞれ設定された色の前記可視光を生成することを特徴とする請求項1記載の筆記情報処理システム。
  4. 前記可視光生成部は、前記動作状態の各々についてそれぞれ設定された周期で点滅する前記可視光を生成することを特徴とする請求項1記載の筆記情報処理システム。
  5. 前記可視光生成部は、前記動作状態の各々についてそれぞれ設定される光量の前記可視光を生成することを特徴とする請求項1記載の筆記情報処理システム。
  6. 媒体上に当該媒体または電子文書を識別するための識別情報と当該媒体上の位置を表す位置情報とのいずれか一方または双方を形成する画像形成装置と、
    前記媒体上に形成された前記識別情報と前記位置情報とのいずれか一方または双方に基づいて、媒体へのユーザの筆記操作に関連した情報である筆記情報を生成する筆記情報生成手段と、
    前記筆記情報生成手段から前記筆記情報を取得して、当該筆記情報を記憶する情報処理装置とを備え、
    前記筆記情報生成手段は、
    当該筆記情報生成手段の動作状態を検出する動作状態検出部と、
    前記動作状態検出部にて検出された前記動作状態の各々をそれぞれ表現する可視光を生成し、当該可視光を前記媒体の表面に向けて照射する可視光生成部と
    を有することを特徴とする筆記情報処理システム。
  7. 前記画像形成装置は、前記識別情報と前記位置情報のいずれか一方または双方を符号化して得られる識別符号を画像化したコード画像を、赤外領域に吸収波長を持つ不可視の画像形成材料を用いて形成することを特徴とする請求項記載の筆記情報処理システム。
  8. 媒体へのユーザの筆記操作に関連した情報である筆記情報を生成する筆記情報生成装置であって、
    当該筆記情報生成装置の動作状態を検出する動作状態検出部と、
    前記動作状態検出部にて検出された前記動作状態の各々を表現する可視光を生成し、当該可視光を前記媒体の表面に向けて照射する可視光生成部と
    を備えたことを特徴とする筆記情報生成装置。
  9. 前記可視光生成部は、前記媒体上でのユーザの筆記位置周辺に前記可視光を照射することを特徴とする請求項記載の筆記情報生成装置。
  10. 前記可視光生成部は、当該筆記情報生成装置の前記媒体側の端部側面に配置されたことを特徴とする請求項記載の筆記情報生成装置。
  11. 媒体へのユーザの筆記操作に関連した情報である筆記情報を生成する筆記情報生成装置であって、
    前記媒体の表面に向けて照射される可視光を生成する可視光生成部と、
    前記可視光生成部にて生成する可視光を制御する可視光照射制御部を備え、
    前記可視光照射制御部は、当該筆記情報生成装置の動作状態に応じて、前記可視光生成部が当該動作状態の各々を表現する可視光を発光し、当該可視光を前記媒体の表面に向けて照射するように制御することを特徴とする筆記情報生成装置。
  12. コンピュータに、
    媒体へのユーザの筆記操作に関連した情報である筆記情報を生成する筆記情報生成部の動作状態を検出する機能と、
    検出された前記動作状態の各々を表現する可視光を生成するための制御信号を生成する機能と
    前記制御信号により生成された可視光を前記媒体の表面に向けて照射する機能と
    を実現させるプログラム。
  13. 前記筆記情報生成部における前記筆記情報の生成開始および/または生成完了を検出し、当該筆記情報の生成開始および/または生成完了を表現する前記可視光を生成するための前記制御信号を生成する機能を実現することを特徴とする請求項12記載のプログラム。
  14. 前記筆記情報を記憶する情報処理装置に対して、当該筆記情報を送信する機能をさらに有し、
    前記情報処理装置との通信の成否を検出し、検出された当該通信の成否を表現する前記可視光を生成するための前記制御信号を生成する機能を実現することを特徴とする請求項12記載のプログラム。
  15. 前記筆記情報生成部に入力されたコマンドを検出し、入力された当該コマンドの種類を表現する前記可視光を生成するための前記制御信号を生成する機能を実現することを特徴とする請求項12記載のプログラム。
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