JP4373114B2 - 発光装置および電子機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は発光素子を用いた発光装置の技術に関し、より詳しくは多色表示を行う発光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、画像の表示を行う表示装置の開発が進められている。表示装置としては、液晶素子を用いて画像の表示を行う液晶表示装置が、高画質、薄型、軽量などの利点を活かして、携帯電話やパソコンの表示装置として幅広く用いられている。
【0003】
一方、発光素子を用いた発光装置の開発も近年進められている。発光装置は、既存の液晶表示装置がもつ利点の他、応答速度が速く動画表示に優れ、視野特性が広いなどの特徴も有しており、動画コンテンツが利用できる次世代小型モバイル用フラットパネルディスプレイとして注目されている。
【0004】
発光素子は、有機材料、無機材料、薄膜材料、バルク材料及び分散材料などの広汎にわたる材料により構成される。そのうち、主に有機材料により構成される有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode : OLED)は代表的な発光素子として挙げられる。発光素子は、陽極及び陰極、並びに前記陽極と前記陰極との間に発光層が挟まれた構造を有する。発光層は、上記材料から選択された1つ又は複数の材料により構成される。
【0005】
最近では、1画素を光の3原色であるR(赤)、G(緑)、B(青)に対応した3つの副画素に分割し、各色の副画素を階調表示することで、多色表示を行う発光装置の開発が活発に進められている。多色表示を行うための代表的な方式としては、R、G、Bの3原色の各色に応じた発光材料を用いた3つの発光素子を形成する方式、白色発光の発光素子とRGBのカラーフィルタを組み合わせた方式、任意の色を発する発光素子と蛍光材料に代表される色変換材料とを組み合わせた方式の3つの方法が挙げられる。
【0006】
また発光装置においては、R、G、Bの三色の組み合わせでいろいろな色を作る加法混色と呼ばれる方法を用いて多色表示を行う。これは、人間の目が光の波長に強く反応するセンサを持っていて、目に入ってくる光の波長を上手く分割して感じ取ることで色を認識することを利用している。
【0007】
ここで、前記加法混色について図8を用いて説明する。図8(A)は、縦軸を明るさ、横軸を光の波長にしたときのグラフである。図8(A)に示すように、可視光線は波長の長さによって、長い波長=赤の領域、中くらいの波長=緑の領域、短い波長=青の領域の3つに分割される。また図8(B)に示すように、光は3原色の組み合わせによってイエロー、マゼンタ、シアンが作られる。そして、赤、緑、青の光が均等に目に入ってきたとき、その色は白と認識される。このように、3原色(赤、緑、青)の各原色の明るさ(バランス)を調整することで、いろいろな色が再現される。
【0008】
ところで、発光装置の駆動方法としては、アナログ階調方式とデジタル階調方式が挙げられる。前者のアナログ階調方式は、発光素子に流れる電流量を制御して階調を得るという方式である。後者のデジタル階調方式は、発光素子がオン状態(輝度がほぼ100%である状態)と、オフ状態(輝度がほぼ0%である状態)の2つの状態のみによって駆動するという方式である。デジタル階調方式においては、このままでは2階調しか表示出来ないため、別の方式と組み合わせて多階調の画像を表示する面積階調方式や時間階調方式などが提案されている。
【0009】
また発光装置に多階調の画像を表示するときの駆動方式としては、電圧入力方式と電流入力方式が挙げられる。前者の電圧入力方式は、画素に入力するビデオ信号(電圧)を駆動用素子のゲート電極に入力して、該駆動用素子を用いて発光素子の輝度を制御する方式である。また後者の電流入力方式では、設定された信号電流を発光素子の両電極間に流すことにより、該発光素子の輝度を制御する方式である。なお電圧入力方式と電流入力方式は、前述したアナログ階調方式及びデジタル階調方式の両方が適用される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
多色表示に必要な各色に対応した発光材料において、所定の輝度を得るための電流密度はそれぞれ異なっている。光の3原色に対応した発光材料を例に挙げると、赤色の発光材料の輝度が、青色及び緑色の発光材料の輝度に比べて低いものが多い。
【0011】
さらに、カラーフィルタや蛍光フィルタ等の色変換層の光透過率は、各色によってそれぞれ異なっている。そうすると、発光素子から発せられる輝度は均一であっても、色変換層を透過して得られる輝度にはバラツキが生じてしまう。
【0012】
上述した発光材料やカラーフィルタ等の色変換層をそのまま副画素に用いると、色毎に各副画素の発光輝度にバラツキが生じてしまう。また図8を用いて説明したように、白色の表現は、表示画面において、RGBの3原色を全て発光させた状態で行う。そのため、各色の発色具合によっては、白が赤に偏ったり、青に偏ったりして、白色が正確に表示されなくなってしまう。その結果、表示画面に輝度ムラが生じたり、ホワイトバランスが悪くなったりしてしまう。そうすると、所望の色彩が得られず、正確な階調で表現された画像の表示が困難になってしまう。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、多階調の画像を表現するために、デジタル階調方式を採用する。そしてデジタル階調方式では、発光素子をオン状態(輝度がほぼ100%の状態)にするとき、各副画素に同じ電圧のデジタルビデオ信号が入力されることに着目し、各副画素に同じ信号電圧を入力したときに発する輝度を発光指数と定義する。
【0014】
より詳しくは、各副画素に同じ信号電圧を入力したとき、各副画素が有する発光素子の両電極間の電流値に基づいた輝度を発光指数と定義する。
【0015】
本発明は、上記の発光指数を用いて色毎に各副画素に入力する信号を補正することで、色毎に各副画素の発光輝度のバラツキを改善した発光装置を提供する。より詳しくは、発光指数が一番低い色の副画素の階調数が最大となるように、色毎に各副画素に入力する信号の階調情報を補正する発光装置を提供する。そして本発明は各副画素に入力する信号の階調情報を補正することで、表示画面における輝度ムラ及びホワイトバランスを改善し、高画質で階調再現性及び色再現性を向上させた発光装置を提供する。
【0016】
なお本発明において、信号を補正するとは、デジタルビデオ信号の電圧を補正するという意味ではなく、信号自体を補正するという意味であり、より詳しくは信号の階調情報(階調)を補正するという意味である。また信号の階調情報とは、1から最大階調目までのうちのn番目(nは自然数)の階調を表現する情報に相当する。そして信号が画素に入力されると、該信号の階調情報に応じて、該画素は階調表現を行う。
【0017】
また前記副画素とは、RGBの3原色の各色に対応した材料が用いられた副画素、3原色から選択された色と、その色と補色関係にある色を組み合わせた材料が用いられた副画素、任意の色の発光材料を組み合わせた材料が用いられた副画素、白色又は混合色を発する発光材料及びカラーフィルタが用いられた副画素、又は蛍光材料等に代表される色変換材料が用いられた副画素などが相当する。各副画素は、RGBから選択された1つの光を発することが好ましいが、本発明はこれに限定されない。橙色、青緑色などのRGB以外の光を発する副画素も含まれる。なお前記副画素は、単に画素と表記される場合もあるが、本明細書では各色に対応したものを副画素と表記し、複数の副画素を有するものを画素と表記する。
【0018】
本発明は、発光素子を具備した複数の副画素を有する画素と、信号電圧の階調情報を補正する信号補正回路を有する発光装置であって、前記信号補正回路は、前記複数の副画素に同じ信号電圧を入力したときの前記発光素子の輝度の逆数と前記信号電圧との積を算出する手段を有することを特徴とする。
【0019】
本発明は、互いに異なる色の光を発する発光素子を具備した複数の副画素を有する画素と、信号電圧の階調情報を補正する信号補正回路を有する発光装置であって、前記信号補正回路は、前記複数の副画素の各発光指数の逆数と前記信号電圧との積を算出する手段を有し、前記複数の副画素の各々は、前記発光素子に電流を供給する駆動手段と、前記駆動手段に電流を供給する電流供給手段とを有し、前記複数の副画素の各々が有する前記電流供給手段は同じ電源に接続されていることを特徴とする。
【0020】
上記の通り、本発明は、副画素毎に定められた発光指数の逆数と、副画素に入力する信号との積を算出する。この算出された積は、補正された信号に相当し、この補正された信号を用いて、多階調表示を行う。そうすると、各副画素でバランスが取られて、同じ電源に接続しても、階調再現性を向上させることができる。
【0021】
本発明は、1画素が互いに異なる色の光を発する3つの副画素で構成され、前記副画素の発光指数に応じて、信号の階調情報に補正を行う信号補正回路を有する発光装置である。そして、前記3つの副画素は、第1及び第2の電極を備えた発光手段と、前記発光手段に所定の電流を供給する駆動手段と、前記駆動手段に電流を供給する電流供給手段とをそれぞれ有し、前記信号補正回路は、前記3つの副画素の発光指数がα:β:γであるとき、前記3つの副画素に入力する信号の階調情報に、(1/α):(1/β):(1/γ)を掛けた階調情報の信号を算出する手段を有することを特徴とする。
【0022】
本発明は、前記3つの副画素における前記電流供給手段は共通であることを特徴とする。つまり、前記3つの副画素における前記電流供給手段は同じ電源に接続されていることを特徴とする。これは前記3つの副画素には、同じ電圧のビデオ信号が入力されるため、同じ電源から電圧を供給できることによる。その結果、副画素の開口率を向上させることが出来る。
【0023】
また前記発光装置は、水平走査が行われる行方向と、行に直交する列方向に複数の画素が配列された画素部を有し、前記複数の画素における前記電流供給手段は共通であることを特徴とする。つまり、前記複数の画素における前記電流供給手段は同じ電源に接続されていることを特徴とする。これは、前記画素には同じ電圧のビデオ信号が入力されるため、同じ電源から電圧を供給できることによる。つまり各色に対応した副画素毎に電源を設ける必要はなく、全ての画素に同じ電源から電圧を供給することが出来る。そのため、発光装置に必要な電源の数を削減することが可能となり、小型化及び薄型化が実現される。
【0024】
本発明は、1画素が互いに異なる色の光を発する3つの副画素で構成され、前記副画素の発光指数に応じて、信号の階調情報に補正を行う信号補正回路と、単位フレーム期間内に、複数のサブフレーム期間を設定する時分割信号発生回路とを有する発光装置である。そして、信号補正回路は、前記3つの副画素の発光指数がα:β:γであるとき、前記3つの副画素に入力する信号の階調情報に、(1/α):(1/β):(1/γ)を掛けた階調情報の信号を算出する手段を有し、前記時分割信号発生回路は、前記信号補正回路において算出された信号を用いて、前記複数のサブフレーム期間の各々における前記副画素の発光又は非発光(点灯又は非点灯)を設定する手段とを有することを特徴とする。
【0025】
なお前記副画素の発光(点灯)とは、発光手段に電流が供給されて副画素から光が発せられている状態に相当する。また前記副画素の非発光(非点灯)とは、発光手段の両電極間に電位差が生じておらず電流が供給されていない状態に相当する。
【0026】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
本実施の形態では、本発明の発光装置の構成について図1、2を用いて説明する。
【0027】
最初に発光装置の構成について図1を用いて説明する。発光装置は、基板107上に(m×n)個の画素101がマトリクス状に配置された画素部102を有する。画素101は、RGBの各色に対応した3つの副画素を有する。なお前記3つの副画素とは、発光素子自体の発光を用いた副画素や、カラーフィルタや蛍光フィルタ等の色変換層を用いた副画素などが相当し、どのような構成を有する副画素を用いてもよい。
【0028】
また図1では、同じ色の副画素を横に並べた横ストライプ配列が図示されているが、本発明はこれに限定されない。例えば、同じ色の副画素を縦に並べた縦ストライプ配列、副画素を各行で半副画素毎ずらしたデルタ配列、1副画素毎ずらしたモザイク配列、又は4つの副画素で1画素を構成するスクエア配列を用いてもよい。さらに図1では、画素101は3つの副画素を有し、前記3つの副画素はRGBの各色に対応した光を発するが、本発明はこれに限定されない。画素101が有する副画素の個数、及び副画素から発せられる光の色は任意に設定することが出来る。
【0029】
各副画素が有する発光素子は、陽極及び陰極、並びに前記陽極と前記陰極との間に発光層が挟まれた構造を有する。前記発光層は、有機材料、無機材料及びバルク材料などから選択された1つ又は複数の材料により構成される。なお発光層は、各副画素で同じ膜厚であることが望ましいが、本発明はこれに限定されない。各副画素で発光層の膜厚を変えることで、色毎の発光輝度のばらつきをさらに低減することが出来る。
【0030】
画素部102の周辺には、信号線駆動回路103、第1の走査線駆動回路104及び第2の走査線駆動回路105を有する。信号線駆動回路103、第1及び第2の走査線駆動回路104、105には、FPC106を介して外部より信号が供給される。なお信号線駆動回路103、第1及び第2の走査線駆動回路104、105は、画素部102が形成された基板107の外部に配置してもよい。また図1では、1つの信号線駆動回路と、2つの走査線駆動回路が設けられているが、これらの個数は特に限定されない。これらの個数は、画素101の構成に応じて、任意に設定することが出来る。
【0031】
また発光装置は、発光素子を有する画素部及び駆動回路を基板とカバー材との間に封入した発光パネル、前記発光パネルにIC等を実装した発光モジュール、表示装置として用いられる発光ディスプレイなどを範疇に含む。つまり発光装置は、発光パネル、発光モジュール及び発光ディスプレイなどの総称に相当する。
【0032】
そして信号線駆動回路103は、FPC106を介して、A/D変換回路111、信号補正回路112及び時分割信号発生回路113に接続される。
【0033】
A/D変換回路111では、外部から入力されたアナログビデオ信号(Analog Data)をデジタルビデオ信号(Digital Data)に変換する。信号補正回路112では、A/D変換回路111から入力された信号を、色毎に各副画素の発光指数に対応させた信号に補正する。時分割信号発生回路113では、信号補正回路112から入力された信号を時間階調方式に対応させた信号にする。
【0034】
続いて、A/D変換回路111、信号補正回路112及び時分割信号発生回路113の動作について図2を用いて詳しく説明する。
【0035】
本発明では、RGBの各副画素の発光指数をR:G:B=α:β:γとおく。この発光指数は、予め測定した結果に基づいて、信号補正回路112に設けられた記憶媒体に記憶させておいてもよいし、ある期間毎に発光指数を測定して、その測定した結果を反映させるようにしてもよい。また発光指数は、外部から任意のときに任意の値に調節できるようにしてもよい。例えば、電気通信回線を用いて電子機器を操作している場合には、データをダウンロードすることで、発光指数の値を調節してもよい。そうすると、使用している電子機器の表示部のホワイトバランスを簡単に調節することができる。
【0036】
ここで、A/D変換回路111から出力されるRの信号をDataR、Gの信号をDataG、Bの信号をDataBとおく。そして本発明では、各副画素の輝度のバラツキを改善するために、RGBの各信号が表す階調情報にR:G:B=(1/α):(1/β):(1/γ)を掛ける。但しこのときには、発光指数が一番低い色の信号の階調数が最大となるように調整する。つまり、発光指数が一番低い色の信号の階調情報には1を掛けることで、その色の信号の階調数が最大となるように調整する。本実施の形態では、Rの発光指数が一番低いと仮定し、RGBの各信号が表す階調情報にR:G:B=1:(α/β):(α/γ)を掛ける。
【0037】
このようにして、信号補正回路112において、A/D変換回路111から入力された信号はRGBの各副画素の発光指数に対応させた信号に補正される。そして、信号補正回路112において補正されたRGBの各信号は、時分割信号発生回路113に入力される。
【0038】
次いで、信号補正回路112の動作について、図2(B)を用いてより詳しく説明する。RGBの各副画素が有する駆動手段に3.0Vの同じ信号電圧が印加されたとき、発光手段が発する光の輝度はそれぞれ100カンデラ、114カンデラ、108カンデラであったとする。このとき、RGBの各副画素の発光指数は、R:G:B=(1.0):(1.14):(1.08)となり、Rが一番低い。
【0039】
ここで、A/D変換回路111から信号補正回路112に入力されたRGBの各信号が全て同じであると仮定し、RGBの各信号が全て128番目の階調情報を表す信号であったとする。
【0040】
このとき、Rの発光指数が一番低いため、Rの階調数が最大となるようにDataRには1を掛けて128番目の階調情報を表す信号に補正される。DataGには、(α/β)=0.88を掛けて112番目の階調情報を表す信号に補正される。DataBには、(α/γ)=0.92を掛けて118番目の階調情報を表す信号に補正される。このようにして、信号補正回路112では、RGBの各副画素の発光指数に合わせて信号の階調情報が補正される。そして補正された階調情報を表す信号(DataR=128、DataG=112、DataB=118)は、時分割信号発生回路113に入力される。
【0041】
なお信号補正回路112において変換された信号には、必要に応じてγ補正を行ってもよい。また本実施の形態では、A/D変換回路111において、アナログ信号をデジタル信号に変換した後に、信号補正回路112において色毎の発光指数に応じて信号を補正しているが、本発明はこれに限定されない。A/D変換回路111を設けず、アナログ信号をそのまま信号補正回路112に入力してもよい。
【0042】
本発明は、発光指数を用いて色毎に各副画素に入力する信号を補正することで、色毎に各副画素の発光輝度のバラツキを改善することが出来る。より詳しくは、発光指数が一番低い色の副画素の階調数が最大となるように、色毎に各副画素に入力する信号の階調情報を補正する。その結果、表示画面における輝度ムラ及びホワイトバランスが改善され、高画質で階調再現性及び色再現性を向上することが出来る。
【0043】
なお上記の副画素は、発光素子自体の発光を用いた画素と、カラーフィルタや蛍光フィルタ等の色変換層を用いた画素に大別できるが、前者の発光素子自体の発光を用いた画素の発光指数は、主に各色の発光材料の電流密度に依存する。また、後者のカラーフィルタや蛍光フィルタ等の色変換層を用いた画素の発光指数は、主に各色の色変換層の光透過率に依存する。
【0044】
なお本実施の形態では、色毎に各副画素に入力する信号を補正し、色毎に各副画素の発光輝度が同じ値になるように揃えて、ホワイトバランスを調節するとしたが、本発明はこれに限定されない。各副画素の発する光の色目によっては、色毎の各副画素の発光輝度を多少異なるようにした方が、ホワイトバランスをより調整できる場合がある。つまり、各副画素の発する光の色に応じて、信号を補正すればよい。
【0045】
上記構成を有する本発明は、各副画素が有する電源共通線に同じ電源を接続することが可能であり、各副画素に電源供給線を配置する必要がないため、作製プロセスの削減につながり、歩留まりが向上する。さらに、各副画素に電源供給線を配置した場合と同じ開口率で充分な場合には、電源供給線を配置しない分だけ画素のサイズを小さくすることができるため、高開口率化につながる。
【0046】
(実施の形態2)
本実施の形態では、画素部102のi列j行目に配置された画素101の構成とその動作について、図3、4を用いて説明する。
【0047】
画素101は3つの副画素141〜143を有する。信号線Si、第1走査線Grj、第2走査線Rrj及び電源線Vkに囲まれた領域がRの副画素141に相当し、信号線Si、第1走査線Ggj、第2走査線Rgj及び電源線Vkに囲まれた領域がGの副画素142に相当する。信号線Si、第1走査線Gbj、第2走査線Rbj及び電源線Vkに囲まれた領域がBの副画素141に相当する。
【0048】
各副画素141〜143は、スイッチング用トランジスタ131、駆動用トランジスタ132、消去用トランジスタ133及び発光素子134を有する。
【0049】
副画素141において、スイッチング用トランジスタ131と消去用トランジスタ133は直列に接続され、信号線Siと電源線Vkとの間に配置されている。スイッチング用トランジスタ131のゲート電極は第1走査線Grjに接続され、消去用トランジスタ133のゲート電極は第2走査線Rrjに接続されている。駆動用トランジスタ132の第1の電極は電源線Vkに接続され、第2の電極は発光素子134の一方の電極に接続されている。発光素子134の他方の電極は対向電源135に接続されている。なお副画素142、143の構成の説明は、副画素141の構成の説明に準ずるので、ここでは省略する。
【0050】
本明細書では、駆動用トランジスタ132の第2の電極に接続された発光素子134の一方の電極を画素電極と呼び、対向電源135に接続された他方の電極を対向電極と呼ぶ。
【0051】
図3において、i列目に配置された画素101は、(i+1)列目に配置された画素101と電源線Vkを共有している。これは、各画素101には同じ信号電圧が印加されるため、同じ電源から電圧を供給できることに起因する。つまり、一列単位で電源線を設ける必要はなく、隣接する列同士で電源線を共有することが出来る。その結果、画素101の開口率を向上させることが出来る。
【0052】
さらに図3において、RGBの各副画素141〜143は電源線Vkを共有している。これは、RGBの各副画素141〜143には同じ信号電圧が印加されるため、同じ電源から電圧を供給できることに起因する。つまり、各副画素にそれぞれ電源線を設ける必要はなく、隣接する副画素同士で電源線を共有することが出来る。その結果、発光装置に設ける電源の数を削減することが出来るため、該発光装置の小型化及び薄型化が実現される。
【0053】
なお図3では、隣接する2つの列同士で電源線を共有していたが、本発明はこれに限定されない。任意の数の列同士で電源線を共有することも出来る。また各副画素が縦ストライプ配置されている場合には、隣接する行同士で電源線を共有してもよい。
【0054】
また、電源線を共有せずに各列に電源線を配置してもよい。この場合には、電源線に接続される電源を色毎に設けて、色毎に電源の電位を調節してもよい。そうすると、色毎に各副画素のばらつきをさらに低減することが出来る。
【0055】
図3には特に図示していないが、駆動用トランジスタ132のゲート・ソース間電圧を保持するための手段として、容量素子を配置してもよい。しかしながら、駆動用トランジスタ132のゲート・ソース間電圧を保持するための手段として駆動用トランジスタ132のゲート容量及びチャネル容量、並びに配線等の寄生容量などを用いる場合には、新たに容量素子を配置しなくてもよい。
【0056】
スイッチング用トランジスタ131は、各副画素141〜143への信号の入力を制御する機能を有する。スイッチング用トランジスタ131はスイッチとしての機能を有していればよいので、その導電型は特に限定されない。nチャネル型及びpチャネル型のどちらの導電型を有するトランジスタを用いてもよい。
【0057】
駆動用トランジスタ132は、発光素子134の発光を制御する機能を有する。駆動用トランジスタ132の導電型は特に限定されないが、駆動用トランジスタ132がpチャネル型であるとき、画素電極が陽極となり、対向電極が陰極となる。また駆動用トランジスタ132がnチャネル型であるとき、画素電極が陰極となり、対向電極が陽極となる。
【0058】
消去用トランジスタ133は、各副画素141〜143の発光を停止せしめる機能を有する。消去用トランジスタ133はスイッチとしての機能を有していればよいので、その導電型は特に限定されない。nチャネル型及びpチャネル型のどちらの導電型を有するトランジスタを用いてもよい。
【0059】
また各副画素141〜143を構成するトランジスタは、ゲート電極が1本のシングルゲート構造だけではなく、ゲート電極が2本のダブルゲート構造やゲート電極が3本のトリプルゲート構造などのマルチゲート構造を有していてもよい。またゲート電極が半導体の上部に配置されたトップゲート構造、ゲート電極が半導体の下部に配置されたボトムゲート構造のどちらの構造を有していてもよい。
【0060】
次いで、本発明の発光装置の動作について、図4を用いて説明する。図4に示したタイミングチャートは、横軸は時間を示し、縦軸は走査線を示す。
【0061】
本発明の発光装置では時間階調方式を採用しているので、1フレーム期間は複数のサブフレーム期間SFに分割される。各サブフレーム期間SFは、アドレス期間Ta及びサステイン期間Ts、又はアドレス期間Ta及びサステイン期間Ts、並びに消去期間Teを有する。
【0062】
消去期間Teは、アドレス期間Taよりも短いサステイン期間Tsを有するサブフレーム期間SFにのみ設けられる。これはサステイン期間Tsの終了後、直ちに次のアドレス期間Taが開始しないようにするためである。仮にサステイン期間Tsの終了後、直ちにアドレス期間Taが開始されると、同じタイミングで走査線が2本選択されてしまい、信号線から画素に信号が正確に入力されなくなるからである。
【0063】
時間階調方式では、各サブフレーム期間SFにおける発光期間の長さを異なるものとし、各サブフレーム期間SFの発光、又は非発光の組み合わせにより階調を表現する。図4に示した例では、階調数を5ビットとして、1フレーム期間を5つのサブフレーム期間SF1〜SF5に分割している。そして各サブフレーム期間が有するサステイン期間Ts1〜Ts5の長さをTs1:Ts2:Ts3:Ts4:Ts5=16:8:4:2:1というように2のべき乗として、多階調が得られるようにしている。つまり、nビット階調を表現するときは、サステイン期間Ts1〜Tsnの長さの比は、2(n-1):2(n-2):・・・:21:20となる。
【0064】
アドレス期間Taは、各画素にデジタルビデオ信号を書き込む期間であり、各サブフレーム期間SFでの長さは等しい。サステイン期間Tsは、各画素に書き込まれたビデオ信号に基づいて、発光素子が発光、又は非発光を行う期間である。
【0065】
ここで、副画素141を例に挙げて、上記のアドレス期間Ta及びサステイン期間Ts、並びに消去期間Teの各期間における動作について説明する。
【0066】
まずアドレス期間Taにおいて、第1走査線Grjはパルスが入力されてHレベルとなり、スイッチング用トランジスタ131はオンする。そうすると、信号線Siに出力されたデジタルビデオ信号が駆動用トランジスタ132のゲート電極に入力される。
【0067】
次いで、サステイン期間Tsにおいては、駆動用トランジスタ132がオンすることによって、電源線Vkの電位と対向電源135との電位差によって発光素子134に電流が流れて発光する。また駆動用トランジスタ132がオフのときは、発光素子134に電流は流れず、非発光となる。
【0068】
続いて、消去期間Teにおいて、第2走査線Rrjはパルスが入力されてHレベルとなり、消去用トランジスタ133がオンする。消去用トランジスタ133がオンすると、駆動用トランジスタ132のゲート・ソース間電圧がゼロとなり、駆動用トランジスタ132はオフする。そうすると、発光素子134には電流が流れなくなり、非発光の状態となる。なお消去期間Teは、サブフレーム期間SF5のみ設けられている。これはサブフレーム期間SF5においては、アドレス期間Ta5よりも短いサステイン期間Ts5を有しているため、該サステイン期間Ts5の終了後、直ちに次のアドレス期間が開始しないようにするためである。
【0069】
図4のタイミングチャートでは、サブフレーム期間SF1〜SF5が順に出現していたが、本発明はこれに限定されない。サブフレーム期間はランダムに出現してもよい。また擬似輪郭等の防止のため、任意のサブフレーム期間を分割して出現させてもよい。
【0070】
本実施の形態は、実施の形態1と任意に組み合わせることが可能である。
【0071】
(実施の形態3)
本実施の形態では、信号線駆動回路103、第1及び第2の走査線駆動回路104、105の構成とその動作について、図5を用いて説明する。
【0072】
最初に信号線駆動回路103について図5(A)を用いて説明する。信号線駆動回路103は、シフトレジスタ114、第1のラッチ回路115及び第2のラッチ回路116を有する。
【0073】
ここで、信号線駆動回路103の動作を簡単に説明する。シフトレジスタ114は、フリップフロップ回路(FF)等を複数列用いて構成され、クロック信号(S-CLK)、スタートパルス(S-SP)、クロック反転信号(S-CLKb)が入力される。これらの信号のタイミングに従って、順次サンプリングパルスが出力される。
【0074】
シフトレジスタ114により出力されたサンプリングパルスは、第1のラッチ回路115に入力される。第1のラッチ回路115には、デジタルビデオ信号が入力されており、サンプリングパルスが入力されるタイミングに従って、各列でビデオ信号を保持していく。
【0075】
第1のラッチ回路115において、最終列までビデオ信号の保持が完了すると、水平帰線期間中に、第2のラッチ回路116にラッチパルスが入力され、第1のラッチ回路115に保持されていたビデオ信号は、一斉に第2のラッチ回路116に転送される。すると、第2のラッチ回路116に保持されたビデオ信号は、1行分が同時に信号線S1〜Snに入力される。
【0076】
第2のラッチ回路116に保持されたビデオ信号が信号線S1〜Snに入力されている間、シフトレジスタ114においては再びサンプリングパルスが出力される。以後この動作を繰り返す。
【0077】
次いで第1及び第2の走査線駆動回路104、105について図5(B)を用いて説明する。第1及び第2の走査線駆動回路104、105は、シフトレジスタ121、バッファ122を有する。動作を簡単に説明すると、シフトレジスタ121は、クロック信号(G-CLK)、スタートパルス(G-SP)及びクロック反転信号(G-CLKb)に従って、順次サンプリングパルスを出力する。その後バッファ122で増幅されたサンプリングパルスは、走査線に入力されて1行ずつ選択状態にしていく。そして選択された走査線によって制御される画素には、順に信号線S1〜Snからデジタルビデオ信号が書き込まれる。
【0078】
なおシフトレジスタ121と、バッファ122の間にはレベルシフタ回路を配置した構成にしてもよい。レベルシフタ回路を配置することによって、ロジック回路部とバッファ部の電圧振幅を変えることが出来る。
【0079】
本実施の形態は、実施の形態1、2と任意に組み合わせることが可能である。
【0080】
(実施の形態4)
本実施の形態では、図3に示した回路構成の画素101を、実際にレイアウトした例について図6を用いて説明する。
【0081】
図6において、Siはソース信号線、Griは第1走査線、Rrjは第2走査線、Vkは電流供給線である。131はスイッチング用トランジスタ、133は消去用トランジスタ、132は駆動用トランジスタ、145は画素電極である。発光素子が有する発光層及び対向電極の図示は省略している。
【0082】
スイッチング用トランジスタ131、消去用トランジスタ133はダブルゲート型トランジスタとしているが、本発明はこれに限定されず、シングルゲート型であっても、任意の数のマルチゲート型であっても良い。
【0083】
図6において、i列目に配置された画素は、(i+1)列目に配置された画素と電源線Vkを共有している。これは、各画素には同じ信号電圧が印加されるため、同じ電源から電圧を供給できることに起因する。つまり、一つの列単位で電源線を設ける必要はなく、隣接する列同士で電源線を共有することが出来る。その結果、画素の開口率を向上させることが出来る。
【0084】
さらに図6において、RGBの各副画素141〜143は電源線Vkを共有している。これは、RGBの各副画素141〜143には同じ信号電圧が印加されるため、同じ電源から電圧を供給できることに起因する。つまり、各副画素にそれぞれ電源線を設ける必要はなく、隣接する副画素同士で電源線を共有することが出来る。その結果、発光装置に設ける電源の数を削減することが出来るため、該発光装置の小型化及び薄型化が実現される。
【0085】
また駆動用トランジスタ132のゲート・ソース間電圧を保持するための手段として、容量素子を配置してもよい。しかしながら、駆動用トランジスタ132のゲート・ソース間電圧を保持するための手段として駆動用トランジスタ132のゲート容量及びチャネル容量、並びに配線等の寄生容量などを場合には、新たに容量素子を配置しなくてもよい。
【0086】
なお図6においては、各副画素141〜143の画素ピッチが全て同じであるが、本発明はこれに限定されない。各副画素141〜143の画素ピッチを色毎の発光指数に応じて適宜変えてもよい。そうすると、色毎の発光輝度のばらつきをさらに低減することが出来る。
【0087】
また図6においては、カラーフィルタ方式を採用した画素を図示している。該カラーフィルタは、第1走査線Grjに対して水平方向にストライプ状に塗り分けている。左右方向に隣接している副画素同士は同じ色の光を発するので、該カラーフィルタのパターニングは行っていない。
【0088】
本実施の形態は、実施の形態1〜3と任意に組み合わせることが可能である。
【0089】
(実施の形態5)
本発明の発光装置の駆動方法が適用される電子機器として、ビデオカメラ、デジタルカメラ、ゴーグル型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)、ナビゲーションシステム、音響再生装置(カーオーディオ、オーディオコンポ等)、ノート型パーソナルコンピュータ、ゲーム機器、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話、携帯型ゲーム機または電子書籍等)、記録媒体を備えた画像再生装置(具体的にはDigital Versatile Disc(DVD)等の記録媒体を再生し、その画像を表示しうるディスプレイを備えた装置)などが挙げられる。それらの電子機器の具体例を図7に示す。
【0090】
図7(A)は発光装置であり、筐体2001、支持台2002、表示部2003、スピーカー部2004、ビデオ入力端子2005等を含む。本発明は表示部2003に適用することができる。また本発明により、図7(A)に示す発光装置が完成される。発光装置は自発光型であるためバックライトが必要なく、液晶ディスプレイよりも薄い表示部とすることができる。なお、発光装置は、パソコン用、TV放送受信用、広告表示用などの全ての情報表示用表示装置が含まれる。
【0091】
図7(B)はデジタルスチルカメラであり、本体2101、表示部2102、受像部2103、操作キー2104、外部接続ポート2105、シャッター2106等を含む。本発明は、表示部2102に適用することができる。また本発明により、図7(B)に示すデジタルスチルカメラが完成される。
【0092】
図7(C)はノート型パーソナルコンピュータであり、本体2201、筐体2202、表示部2203、キーボード2204、外部接続ポート2205、ポインティングマウス2206等を含む。本発明は、表示部2203に適用することができる。また本発明により、図7(C)に示す発光装置が完成される。
【0093】
図7(D)はモバイルコンピュータであり、本体2301、表示部2302、スイッチ2303、操作キー2304、赤外線ポート2305等を含む。本発明は、表示部2302に適用することができる。また本発明により、図7(D)に示すモバイルコンピュータが完成される。
【0094】
図7(E)は記録媒体を備えた携帯型の画像再生装置(具体的にはDVD再生装置)であり、本体2401、筐体2402、表示部A2403、表示部B2404、記録媒体(DVD等)読み込み部2405、操作キー2406、スピーカー部2407等を含む。表示部A2403は主として画像情報を表示し、表示部B2404は主として文字情報を表示するが、本発明は表示部A、B2403、2404に適用することができる。なお、記録媒体を備えた画像再生装置には家庭用ゲーム機器なども含まれる。また本発明により図7(E)に示す画像表示装置が完成される。
【0095】
図7(F)はゴーグル型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)であり、本体2501、表示部2502、アーム部2503を含む。本発明は、表示部2502に適用することができる。また本発明により、図7(F)に示すゴーグル型ディスプレイが完成される。
【0096】
図7(G)はビデオカメラであり、本体2601、表示部2602、筐体2603、外部接続ポート2604、リモコン受信部2605、受像部2606、バッテリー2607、音声入力部2608、操作キー2609、接眼部2610等を含む。本発明は、表示部2602に適用することができる。また本発明により、図7(G)に示すビデオカメラが完成される。
【0097】
図7(H)は携帯電話であり、本体2701、筐体2702、表示部2703、音声入力部2704、音声出力部2705、操作キー2706、外部接続ポート2707、アンテナ2708等を含む。本発明は、表示部2703に適用することができる。なお、表示部2703は黒色の背景に白色の文字を表示することで携帯電話の消費電流を抑えることができる。また本発明により、図7(H)に示す携帯電話が完成される。
【0098】
なお、将来的に発光材料の発光輝度が高くなれば、出力した画像情報を含む光をレンズ等で拡大投影してフロント型若しくはリア型のプロジェクターに用いることも可能となる。
【0099】
また、上記電子機器はインターネットやCATV(ケーブルテレビ)などの電子通信回線を通じて配信された情報を表示することが多くなり、特に動画情報を表示する機会が増してきている。発光材料の応答速度は非常に高いため、発光装置は動画表示に好ましい。
【0100】
また、発光装置は発光している部分が電力を消費するため、発光部分が極力少なくなるように情報を表示することが望ましい。従って、携帯情報端末、特に携帯電話や音響再生装置のような文字情報を主とする表示部に発光装置を用いる場合には、非発光部分を背景として文字情報を発光部分で形成するように駆動することが望ましい。
【0101】
以上の様に、本発明の適用範囲は極めて広く、あらゆる分野の電子機器に用いることが可能である。また本実施の形態の電子機器は、実施の形態1〜4に示したいずれの構成の発光装置を用いても良い。
【0102】
【発明の効果】
本発明は色毎に各副画素に入力する信号を補正することで、色毎に各副画素の発光輝度のバラツキを改善することが出来る。より詳しくは、発光指数を用いて色毎に信号の階調情報を補正することで、色毎に各副画素の発光輝度のバラツキを改善することが出来る。その結果、表示画面における輝度ムラ及びホワイトバランスが改善され、高画質で階調再現性及び色再現性を向上することが出来る。
【0103】
また本発明の発光装置における各副画素には、同じ電圧のデジタルビデオ信号が入力されるため、同じ電源から電圧を供給できる。そのため、列又は行単位で電源線を設ける必要はなく、隣接する列又は行同士で電源線を共有することが出来る。その結果、各副画素の開口率を向上させることが出来る。
【0104】
さらにRGBの各副画素には、同じ電圧のデジタルビデオ信号が入力されるため、同じ電源から電圧を供給できる。そのため、RGBの各副画素に電源線を設ける必要はなく、隣接する副画素同士で電源線を共有することが出来る。その結果、発光装置に必要な電源の数を削減することが出来るため、該発光装置の小型化及び薄型化が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の発光装置を示す図。
【図2】 本発明の発光装置を示す図。
【図3】 本発明の発光装置に設けられた画素の回路図。
【図4】 本発明の発光装置の駆動方法を説明する図。
【図5】 本発明の発光装置の信号線駆動回路及び走査線駆動回路を示す図。
【図6】 本発明の発光装置に設けられた画素のレイアウト図。
【図7】 本発明が適用される電子機器の図。
【図8】 加法混色を説明する図。

Claims (9)

  1. 画素と、信号補正回路を有し、
    前記画素は、複数の副画素を有し、
    前記複数の副画素の各々は、発光素子を有し、
    前記信号補正回路は、前記複数の副画素に同じ信号を入力したときの前記発光素子の輝度の逆数を算出し、前記逆数と第1の信号の階調情報の積である第2の信号を算出し、前記第2の信号を前記複数の副画素に出力する回路であり、
    前記複数の副画素の各々が含む前記発光素子は、同じ電源線に接続されていることを特徴とする発光装置。
  2. 画素と、信号補正回路を有し、
    前記画素は、複数の副画素を有し、
    前記複数の副画素の各々は、発光素子とトランジスタを有し、
    前記信号補正回路は、前記複数の副画素に同じ信号を入力したときの前記発光素子の輝度の逆数を算出し、前記逆数と第1の信号の階調情報の積である第2の信号を算出し、前記第2の信号を前記複数の副画素に出力する回路であり、
    前記トランジスタのソース又はドレインの一方は電源線に接続され、前記トランジスタのソース又はドレインの他方は前記発光素子に接続され、
    前記複数の副画素の各々が含む前記トランジスタのソース又はドレインの一方は、同じ電源線に接続されていることを特徴とする発光装置。
  3. 画素と、信号補正回路を有し、
    前記画素は、複数の副画素を有し、
    前記複数の副画素の各々は、発光素子、第1のトランジスタおよび第2のトランジスタを有し、
    前記信号補正回路は、前記複数の副画素に同じ信号を入力したときの前記発光素子の輝度の逆数を算出し、前記逆数と第1の信号の階調情報の積である第2の信号を算出し、前記第2の信号を前記複数の副画素に出力する回路であり、
    前記第1のトランジスタのソース又はドレインの一方は電源線に接続され、前記第1のトランジスタのソース又はドレインの他方は前記発光素子に接続され、前記第1のトランジスタのゲートは前記第2のトランジスタのソース又はドレインの一方に接続され、
    前記第2のトランジスタのソース又はドレインの他方はソース線に接続され、前記第2のトランジスタのゲートはゲート線に接続され、
    前記複数の副画素の各々が含む前記第1のトランジスタのソース又はドレインの一方は、同じ電源線に接続されていることを特徴とする発光装置。
  4. 画素と、信号補正回路を有し、
    前記画素は、複数の副画素を有し、
    前記複数の副画素の各々は、発光素子を有し、
    前記信号補正回路は、前記複数の副画素に同じ信号を入力したときの前記発光素子の輝度の逆数を算出し、最も低い前記輝度と前記逆数の積をそれぞれ算出し、前記積と第1の信号の階調情報の積である第2の信号を算出し、前記第2の信号を前記複数の副画素に出力する回路であり、
    前記複数の副画素の各々が含む前記発光素子は、同じ電源線に接続されていることを特徴とする発光装置。
  5. 画素と、信号補正回路を有し、
    前記画素は、複数の副画素を有し、
    前記複数の副画素の各々は、発光素子とトランジスタを有し、
    前記信号補正回路は、前記複数の副画素に同じ信号を入力したときの前記発光素子の輝度の逆数を算出し、最も低い前記輝度と前記逆数の積をそれぞれ算出し、前記積と第1の信号の階調情報の積である第2の信号を算出し、前記第2の信号を前記複数の副画素に出力する回路であり、
    前記トランジスタのソース又はドレインの一方は電源線に接続され、前記トランジスタのソース又はドレインの他方は前記発光素子に接続され、
    前記複数の副画素の各々が含む前記トランジスタのソース又はドレインの一方は、同じ電源線に接続されていることを特徴とする発光装置。
  6. 画素と、信号補正回路を有し、
    前記画素は、複数の副画素を有し、
    前記複数の副画素の各々は、発光素子、第1のトランジスタおよび第2のトランジスタを有し、
    前記信号補正回路は、前記複数の副画素に同じ信号を入力したときの前記発光素子の輝度の逆数を算出し、最も低い前記輝度と前記逆数の積をそれぞれ算出し、前記積と第1の信号の階調情報の積である第2の信号を算出し、前記第2の信号を前記複数の副画素に出力する回路であり、
    前記第1のトランジスタのソース又はドレインの一方は電源線に接続され、前記第1のトランジスタのソース又はドレインの他方は前記発光素子に接続され、前記第1のトランジスタのゲートは前記第2のトランジスタのソース又はドレインの一方に接続され、
    前記第2のトランジスタのソース又はドレインの他方はソース線に接続され、前記第2のトランジスタのゲートはゲート線に接続され、
    前記複数の副画素の各々が含む前記第1のトランジスタのソース又はドレインの一方は、同じ電源線に接続されていることを特徴とする発光装置。
  7. 請求項1乃至請求項のいずれか一項において、
    前記発光素子は、赤、緑または青色を発光する発光素子であることを特徴とする発光装置。
  8. 請求項1乃至請求項のいずれか一項において、
    カラーフィルタまたは蛍光フィルタを有することを特徴とする発光装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の前記発光装置を用いた電子機器。
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