JP4372677B2 - 通話装置 - Google Patents
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Description
また、周知のように、地上デジダル放送では、主に携帯性の高い受信機向けに、1または3セグメントの伝送帯域を使用した放送が予定されており、また、衛星デジタル放送においても携帯性の高い受信機向けにサービスが予定されている。
また、携帯電話機のマルチメディア端末化が進む一方で、携帯電話の使用マナーとして、公衆の面前での使用中は、外部に音を出さないよう、マナーモードにするなり、イヤホンマイクを利用するというマナーも定着してきている。
ここで、通話に関する音は、通話音声、リングバックトーン、ビジートーン(BT)、コールプログレストーン、アンサートーン、DTHFトーンなどを意味し、通話以外に関する音は通話以外のアプリケーションソフトで使用される音、TV音声、ラジオ音声、ゲーム音声、音楽プレーヤ音、メディアプレーヤ音などを意味する。
図1は、本発明に係る通話装置しての携帯電話機の第1の実施形態を示すブロック構成図である。
本実施形態の携帯電話機1は、通常の電話通信部に加えて、放送受信部を兼ね備えた場合の構成を一例として採用している。
表示・音制御系300は、表示部301、音制御手段としての音声切替部302、通話並びに音出力制御部としての制御部303、認識情報検知手段としてのID(認識情報)読み取り部304、マイクロフォン305、スピーカ部306、およびステレオ用イヤホン部307を有している。
電話通話部100は、制御部303によって制御され、ユーザーインターフェイスは、制御部303により、表示部301を使用して表示される。
放送受信部200は、放送受信用アンテナ部201を介して放送波を受信し、チューナ部202でチャンネルを合わせて、復調処理部203にて受信波を復調し、デコード部204で通話音声以外の放送音声信号205や放送映像信号206にデコードを行う。
放送映像信号206は、表示部301に表示され、放送音声信号205は、音声切替部302に入力される。
本実施形態のようにステレオイヤホンの場合には、左右のイヤホンスピーカ部に設けられたID部307a,307bには異なるID情報(認識情報)が付与されている。
そして、音声切替部302は、制御部303の制御の下、ID読み取り部304で検出されたIDが付与されているイヤホンスピーカ側に通話音声信号104を、他方のイヤホンスピーカ側に通話外音声信号である放送音声信号205を出力する。
制御部303は、着信を検出したときに、放送受信部200が放送波を受信して放送番組を表示部301およびイヤホン部307を利用して視聴中であった場合、ユーザーが着信呼をオフフックして、通話状態に入ったら、ID読み取り部304を動作させてID読み取りを開始する。
制御部303は、ID読み取り部304がIDを読み取っていなければ継続的に放送音声信号205を音声切替部302を介してイヤホン部307のイヤホン307a、307bに出力させる。
また、制御部303は、ID読み取り部304により一方のイヤホンスピーカに配置されたID部のID情報を取得した場合、通話音声信号104を一方のスピーカには出力状態に、かつ、他方のスピーカには非出力状態若しくは一方のスピーカに対して音量が低出力状態に制御するように構成することも可能である。
ID読み取り部304は、その後も定期的に読み取り動作を行い、IDの検出ができなくなった場合には、放送音声信号205をイヤホン部307のイヤホン307a、307bに出力する。
また、制御部302は、音声切替部302がロック中に異なる認識情報を検出した場合、前記音制御手段のロックを解除する。
このとき、制御部303は、音声切替部302がロック中のときには、通話音声の音量を調整させる。
この状態から、図4(c)のように、電話機本体10を耳より離すと、イヤホンの両チャンネルからは、放送音声が聞こえてくることになり、通話状態においても必要に応じて放送のみを視聴することが可能となる。
また、図4(c)の状態より、図4(a)または、図4(b)の状態へユーザーが電話機本体10を持ち替えたりした場合でも、かざしたほうの耳に装着されているイヤホンより、通話音声が聞こえることから、イヤホンが装着されていないで通常に通話を行うのと同じように通話することが可能となり、かつ、反対側のイヤホンからは常に放送音声信号が聞こえるため、同時に視聴することが可能となる。
図5は、本第1の実施形態における携帯電話機の音声切り替え動作を示すフローチャートである。
ステップST1において、TV視聴中でなければ、ステップST2の通常着信処理へ移行する。
ステップST1において、TV視聴中であった場合、ユーザーが通話開始操作を行えば、ステップST3へ移行して通話開始を行う。
そして、ステップST5にて、IDを検出したかどうかを判定する。
ステップST5において、ID読み取りした結果IDを検出しなかった場合、ステップST6の処理にて音声出力として放送音声信号205を選択する。
その後、ステップST7において一定時間待ち状態となり、再びステップST4でID読み取りを開始し、この動作を繰り返す。
音声出力部がひとつのIDしか持たない場合には、全ての出力が通話音声出力となる。音声出力部が複数のID(たとえば2チャンネルなど)を持つ場合には、読み取ったIDに対応するチャンネルのみ通話音声出力を行い、もう一方は、放送音声出力を行う。
ステップST9で一定時間待ち状態となった後、ステップST10にて同一チャンネルへの出力時間がn秒を超えたかどうかを判定する。
ここで、同一チャンネルへの出力時間がn秒を超えた場合、ユーザーの通話姿勢が安定したとみなして、ステップST11で音声切替部をロックし、ステップST12でユーザーへ通知音を鼓動して音声切替部をロックしたことを通知する。
ステップST10においてn秒を超えたと判定し、音声切替部302をロックした場合、ステップST13にてロック解除の条件が発生するまで音声切替部302のロックを行う。ロック解除の条件としては、「異なるIDを読み取った場合」、「ある一定時間以上IDを未検出状態になった場合」のどちらかの条件が発生した場合とする。
ロック解除の条件が発生した場合には、ステップST4にて再度ID読み取りから開始し、同様の処理を行う。
また、一定時間IDを検出し続けた場合には、音声切り替え手段がロックし、音によるユーザーへの通知も行うために、利便性がよく、端末を耳から離しても通話が継続可能となる。
そして、その状態からでも違うIDを検出した場合、すなわち、他方の耳に端末本体をあてがった場合には、ロックが解除され、端末本体をあてがっている耳より通話音声が聞こえてくるため、端末を持ち替えながら通話を行う場合でも、自然な状態で通話を行うことが可能となる。
図6は、本発明に係る通話装置しての携帯電話機の第2の実施形態を示すブロック構成図である。
本第2の実施形態によれば、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図7、本発明に係る通話装置しての携帯電話機の第3の実施形態を示すブロック構成図である。
本第3の実施形態によれば、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図8、本発明に係る通話装置しての携帯電話機の第4の実施形態を示すブロック構成図である。
また、図9は、第4の実施形態の撮像部の好適な配置例を示す図である。
また、図10(A)、(B)は、第4の実施形態に係るID部(認識部)の一例を示す図である。
また、図11は、第4の実施形態における携帯電話機の音声切り替え動作を示すフローチャートである。
撮像部313は、被写体像を取り込むための対物レンズを含む光学系と、光学系により結像された被写体の像を電気信号に変換する撮像素子を含む撮像処理回路とを有し、撮像キーが操作されると、光学系に被写体の光学像を撮影する。
本第4の実施形態のステップST4Aにおいては、撮像部313でID部308a,308bの文字IDを撮影する。
ステップST5Aにおいては、「R」または「L」の文字画像を認識したかの判断を行う。
本第4の実施形態によれば、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
Claims (10)
- 電話回線を介して音声通話が可能な通話手段と、
前記通話に関する音と前記通話以外に関する音とを切替または混合の制御を行う音制御手段と、
認識部を有すると共に少なくとも前記音制御手段の出力音を出力可能なスピーカから前記認識部の認識情報を取得可能な認識手段と、
前記認識手段が前記スピーカの前記認識情報を取得した場合に、前記音制御手段は前記通話に関する音と前記通話以外に関する音との切替または混合の制御を行う音出力制御手段と
を備えた通話装置。 - 前記音出力制御手段は、前記認識手段が認識情報を取得した場合、少なくとも前記通話に関する音が前記スピーカに出力されるように前記音制御手段を制御する
請求項1に記載の通話装置。 - 着信を検知する着信検知手段と、
前記通話手段の制御を変更する通話制御手段と、をさらに備え、
前記着信検知手段が着信を検知しかつ前記認識手段が前記認識情報を取得した場合、前記音制御手段は前記着信に応答して前記通話手段を通話状態に変更すると共に、前記音出力制御手段は少なくとも前記通話に関する音が前記スピーカに出力されるよう前記音制御手段を制御する
請求項2に記載の通話装置。 - 前記通話手段の制御を変更する通話制御手段と、
通話先を指定する指定手段と、をさらに備え、
前記指定手段により前記指定通話先が指定された状態で前記認識手段が前記認識情報を取得した場合、前記通話制御手段は前記通話手段を通話状態に変更すると共に、前記音出力制御手段は少なくとも前記通話に関する音が前記スピーカに出力されるよう前記音制御手段を制御する
請求項2に記載の通話装置。 - 通話回線を介して音声の送受が可能な通話手段と、
少なくとも前記通話に関する音と前記通話以外に関する音とを切替または混合可能な音制御手段と、
それぞれ異なる認識部を有すると共に前記音制御手段の出力音を出力可能な少なくとも2つのスピーカのいずれかから前記認識部の認識情報を取得可能な認識手段と、
前記認識手段により前記認識情報を取得した場合に前記音制御手段の切替または混合を制御する音出力制御手段と
を備えた通話装置。 - 前記音出力制御部は、前記認識手段により所定のスピーカの認識部の認識情報を取得した場合、前記通話に関する音を前記所定のスピーカには出力状態に、かつ、前記所定以外のスピーカには非出力状態若しくは前記所定のスピーカに対して音量が低出力状態になるよう前記音制御手段を制御する
請求項5に記載の通話装置。 - 前記音出力制御手段は、前記認識手段において一定時間以上、前記認識情報を検出し続けた場合、前記音制御手段の動作をロックし、前記音制御手段がロック中に異なる認識情報を検出した場合、前記音制御手段のロックを解除する
請求項1から6のいずれか一に記載の通話装置。 - 音量調整部をさらに備え、
前記音出力制御手段は、通話中に前記音量調整部による音量調整がなされた場合に、前記認識手段が前記認識情報の検出状態にあるときには、前記通話に関する音の音量を調整させ、前記認識手段が前記認識情報の非検出状態にあるときには、前記通話以外に関する音の音量を調整させる
請求項1から7のいずれか一に記載の通話装置。 - 音量調整部をさらに備え、
前記音出力制御手段は、通話中に前記音量調整部による音量調整がなされた場合に、前記認識手段が前記認識情報の検出状態にあるときには、前記通話に関する音の音量を調整させ、前記認識手段が前記認識情報の非検出状態にあるときには、前記通話以外に関する音の音量を調整させ、前記音制御手段がロック中のときには、前記通話に関する音の音量を調整させる
請求項7に記載の通話装置。 - 前記音出力制御手段は、通話中に前記認識手段が前記認識情報を検出中の状態は、前記通話に関する音の音量と前記通話以外に関する音の音量とが、一方が大きく他方が小さくなるように調整させる
請求項1から7のいずれか一に記載の通話装置。
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