JP4371271B2 - フィルタユニット - Google Patents

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Description

この発明は、マスク着用者の口許や鼻腔を覆う面口部材に対して取り付け、取り外し可能なフィルタユニットに関する。
従来、面口部材に対して着脱可能なフィルタユニットはよく知られている。例えば、特開2002−126111号公報(特許文献1)に開示されたフィルタユニットは、背の低い円筒状のもので通気性の前端部と後端部とを有し、前端部には開閉装置が取り付けられており、後端部には面口部材に対する取り付け手段が設けられている。このフィルタユニットと面口部材とからなるマスクを着用し、フィルタユニットの開閉装置を閉じることによってマスクを密閉状態にすると、マスクが着用者の顔面に対して空気漏れがないようにフィットしているか否かをチェックすることができる。そのチェックによってマスクの着用状態が正常であると判断されたならば、開閉装置を開いてマスクを使用する。
特開2002−126111号公報
面口部材に取り付けたフィルタユニットが捕集する粉塵やガス、ウイルス、バクテリア等には、人体にとって有害物質とみなされるものがある。従来、そのような有害物質を含む使用後のフィルタユニットは、ポリエチレン製の袋等に入れて密封したうえ焼却場等へ運び、そこで処理するということが通例であった。開閉装置を有する前記フィルタユニットは、その装置を閉じることによって、フィルタユニット前端部からの有害物質の飛散を防止することができるが、後端部からの飛散を防止することができないから、この場合のフィルタユニットも袋に入れて密封することが不可欠であった。
そこでこの発明は、フィルタユニット前後両端部からの有害物質の飛散を簡単に防止することができるように、従来のフィルタユニットに改良を加えることを課題にしている。
前記課題解決のために、この発明が対象とするのは、前端部分と後端部分とを有する円筒状部の前記両端部分に通気孔が形成され、前記両端部分の間には濾材が充填されており、前記後端部分の側がマスク着用者の口許と鼻腔とを覆う面口部材に着脱されるフィルタユニットである。
かかるフィルタユニットにおいて、この発明が特徴とするところは、次のとおりである。すなわち、前記フィルタユニットが前記円筒状部の軸を中心に回転させて前記面口部材に取り付けられるものであり、前記前端部分と後端部分とに対して、それぞれに形成された前記通気孔を開閉するための前部シャッターと後部シャッターとが設けられている。前記前部シャッターと前記後部シャッターとは、前記円筒状部とは別体のものであって前記円筒状部に対して前記軸を中心に回転可能に形成されており、かつ、前記円筒状部に対して前記フィルターユニットを前記面口部材に取り付けるときに回転させる方向と同じ方向へ回転させると前記前端部分と後端部分との前記通気孔を開くことができ、前記方向とは反対の方向へ回転させると前記通気孔のそれぞれを閉じることができる
この発明の好ましい実施態様の他の一つにおいて、前記後部シャッターには、前記面口部材に形成された第1ねじ部に嵌合する第2ねじ部が形成されており、かつ、前記後部シャッターには、前記第1、第2ねじ部どうしが嵌合した前記後部シャッターをこれに所要の力を加えて前記面口部材から外れる方向へ回転させると前記面口部材の所要部位に当接してその回転を一時的に阻止し、その阻止に抗して前記外れる方向にさらに強い力を加えるとその当接が解けて前記後部シャッターが再び外れる方向への回転を可能にする第1ストッパー手段が設けられている(請求項に対応)。
この発明の好ましい実施態様のさらに他の一つにおいて、前記前部シャッターおよび後部シャッターの少なくとも一方には、完全に開いた位置から閉じる方向への回転の始動および完全に閉じた位置から開く方向への回転の始動の少なくとも一方を一時的に阻止するために前記円筒状部の所要部位に対して作用する第2ストッパー手段が設けられている(請求項に対応)。
この発明に係るフィルタユニットは、円筒状部の前端部分と後端部分とにシャッターが設けられているから、このフィルタユニットを廃棄するときには、そのシャッターを閉じることによって、フィルタユニットに捕集された物質がフィルタユニットの前後両端部分から飛散することを簡単に防ぐことができる。
また、フィルタユニットを面口部材に取り付けるときに、フィルタユニットの円筒状部に対してフィルタユニットを回転させる方向と同じ方向に前部シャッターと後部シャッターとが回転すると、前端部分と後端部分との通気孔が開き、また、フィルタユニットを面口部材からはずすときには、フィルタユニットを回転させる方向と同じ方向に前部シャッターと後部シャッターとが回転すると通気孔が閉じるので、通気孔を開閉しようとするときにこれら両シャッターの回転させるべき方向を誤ることがない。
請求項に係る実施態様によれば、後部シャッターに第1ストッパー手段が設けられることによって、フィルタユニットを面口部材から外すときに、前部シャッターまたは円筒状部を持ってフィルタユニットを回転させると、後部シャッターがフィルタユニット後端部の通気孔を閉じてから、フィルタユニットを面口部材から外すことができるようになる。
請求項に係る実施態様によれば、前部シャッターおよび後部シャッターの少なくとも一方に第2ストッパー手段を設けることによって、その一方のシャッターが完全に開いた状態から閉じる方向、または完全に閉じた状態から開く方向へ不必要に回転することを防止できる。
添付の図面を参照して、この発明に係るフィルタユニットの詳細を説明すると、以下のとおりである。
図1は、マスク1の斜視図である。マスク1は、着用者の口許と鼻腔とを覆うことが可能な面口部材2と、面口部材2に取り付けられたこの発明に係るフィルタユニット3とを含んでいる。面口部材2は、その前方部分にフィルタユニット3を取り付けるための連結部4を有し、後方部分にヘッドバンド6を有する。フィルタユニット3は、面口部材2寄りに位置する後方部分が連結部4に交換可能に取り付けられており、後方部分の反対側である前方部分に複数の開閉可能な第1、第2通気孔7,19(図4参照)を有し、図ではその通気孔7,19が開いた状態にある。
図2,3,4は、面口部材2から外したフィルタユニット3の斜視図と、同図のIII−III線矢視図と、図3のフィルタユニット3の分解斜視図とであって、図3では面口部材2の連結部4の外形が仮想線で示されている。また、図4では、濾材10の図示が省かれている。フィルタユニット3は、活性炭等の濾材10を収納しており前後方向から見たときの平面形状が円形をなす容器部11と、容器部11とは別体のものであって容器部11の前面側に設けられた前方シャッター部材12と、容器部11とは別体のものであって容器部11の後面側に設けられた後方シャッター部材13とを有する。容器部11は、本体16と裏ぶた17とからなり、本体16の前面には前方へ延びる支軸18と、支軸18からその径方向へ放射状に広がる複数の第2通気孔19と、個々には弧を画いており全体としては支軸18を中心にした環を成すように間欠的に並んでいる複数の第1透孔21とが形成されており、本体16の後方には容器部11の後面を形成する裏ぶた17が嵌められている。裏ぶた17は、中央部透孔22と、中央部透孔22から径方向へ放射状に広がる複数の第3通気孔23と、個々には弧を画き、全体としては環状を成すように間欠的に並んでいる複数の第2透孔24と、中央部透孔22から径方向へ放射状に延びる複数条のリブ26と、本体16に外側から嵌合するように形成された縁部27とを有する。複数条のリブ26は、リブ26どうしの間に吸気が濾材10を通って第3通気孔23へと向かうための流路を形成している。前方シャッター部材12は、中央部透孔31と、中央部透孔31から径方向へ放射状に広がる第1通気孔7と、本体16の前面側に外側から嵌合する縁部32とを有する。後方シャッター部材13は、前方部分13aと後方部分13bとを有し、その前方部分13aの径方向の中心には前方へ突出する支軸41を有し、支軸41の周囲からは複数のリブ42が放射状に延びて前方部分13aの周縁部43に達している。その周縁部43には、前方へ向かって延びる複数の突起44が後方シャッター部材13の周方向において間欠的に形成されている。リブ42と周縁部43とは複数の扇形の凹部46を形成している。凹部46には底45(図9参照)が形成されている第1凹部46aと、底45が形成されていない第2凹部46bとがあって、これら第1、第2凹部46a,46bが支軸41の周りに交互に並んでいる。この第2凹部46bは、後方シャッター部材13の後方に向かって開口しており、フィルタユニット3における第4通気孔47を形成している。後方シャッター部材13の後方部分13bは、円筒状を成しており、外周面には面口部材2の連結部4に形成された雌ねじ4aに螺合する雄ねじ48が形成されている。第4通気孔47は、後方部分13bの内側に開口しており、その内側は面口部材2に対して通気可能につながっている。
図5は、前方シャッター部材12の斜視図であって、この部材12をフィルタユニット3の後方から見たときの状態を示している。部材12の後面には扇状の第1通気孔7の周囲にリブ51が形成されている。また、中央部透孔31を中心とする同一円周上に後方へ向かって延びる複数の突起52が間欠的に形成されている。
再び図4おいて、この図に示されている各部材は、中心線C−Cを共有するものであって、次のように組み立てられる。まず、容器部11の本体16に所要の濾材10を充填し、次いで裏ぶた17を閉じる。本体16の外周面と裏ぶた17の縁部27の内周面とは、圧着させたり、接着剤を使用したりすることによって両面間を気密状態にする。本体16に対しては、その前面側に前方シャッター部材12を取り付ける。本体16の支軸18は、その径が小さくなる方向へ弾性変形するように作られており、前方シャッター部材12の中央部透孔31に対して圧入することができる。圧入した後には、支軸18の先端拡径部が弾性的に元の形状に復帰して前方シャッター部材12の前面に前方から当接し(図3参照)、容器部11と前方シャッター部材12とが支軸18を中心に回転可能に一体化する。このように一体化したときには、前方シャッター部材12におけるリブ51が本体16の前面に対して摺動可能に密着し、それぞれの突起52が本体16の第1透孔21に進入している。前方シャッター部材12が支軸18を中心に回転するときに、突起52もまた支軸18を中心にして弧を画いている第1透孔21の内側を動き、突起52が第1透孔21の両端それぞれに当接すると前方シャッター部材12の回転が止まる。このように、前方シャッター部材12が回転する範囲は、第1透孔21と突起52とによって規制されている。また、前方シャッター部材12は、支軸18を中心に矢印Aで示される時計方向へ止まるまで回転すると、第1通気孔7と第2通気孔19とが符合して、前方シャッター部材12と容器部11との間が通気可能な状態になる。この状態にある前方シャッター部材12は、矢印Bで示される反時計方向へ止まるまで回転すると、第1通気孔7が本体16の第2通気孔19どうしの間に位置して、第2通気孔19を閉じることができる。第2通気孔19が閉じた容器部11は、その前方が密閉された状態にある。
次に、容器部11の裏ぶた17における中央部透孔22に後方シャッター部材13の支軸41を後方から挿入する。挿入される支軸41は、その径が小さくなる方向への弾性変形下に先端拡径部が中央部透孔22を通過し、通過し終わると拡径部が弾性的に元の形状に復帰して裏ぶた17の前面に前方から当接し、後方シャッター部材13が裏ぶた17に取り付けられる(図3参照)。後方シャッター部材13は、裏ぶた17に取り付けられるときに、突起44のそれぞれが裏ぶた17の第2透孔24のそれぞれに進入する。第2透孔24それぞれに進入した突起44は、裏ぶた17を取り付けた容器部11が支軸41を中心に矢印Aおよび矢印Bで示される時計方向と反時計方向とに回転すると、弧状の第2透孔24の両端それぞれに当接して、容器部11の後方シャッター部材13に対する回転範囲を規制することができる。このような容器部11における裏ぶた17と後方シャッター部材13との間では、容器部11が時計方向Aに回転して、その回転が止まると、裏ぶた17における第3通気孔23と後方シャッター部材13における第2凹部46bである第4通気孔47とが符合して、容器部11と後方シャッター部材13との間が通気可能な状態になる。また、そのような状態にある容器部11が反時計方向Bへ回転して、その回転が止まると、裏ぶた17は、第3通気孔23が後方シャッター部材13における非通気性の第1凹部46aに符合すると同時に後方シャッター部材13の第4通気孔47を前方から閉じて、容器部11と後方シャッター部材13との間が通気不能な状態になる。即ち、容器部11は、その後方が密閉状態になる。
図6,7は、容器部11における本体16と前方シャッター部材12との部分破断斜視図であって、本体16に対する前方シャッター部材12の回転状態を示している。図6は、図1の状態にある本体16と前方シャッター部材12とを示している。前方シャッター部材12は、支軸18を中心に本体16に対して時計方向Aへ回転し、突起52が第1透孔21の端部に接触するとともに第1通気孔7と第2通気孔19とが符合している。図7の前方シャッター部材12は、図6の状態にあるものが本体16に対して反時計方向Bへ回転し、突起52が第1透孔21の端部に接触してその回転が止まっている。前方シャッター部材12の第1通気孔7は、本体16における第2通気孔19どうしの間に位置している。一方、前方シャッター部材12のリブ51は第2通気孔19の縁に沿って本体16の前面に摺動可能に密着しているから、本体16の第2通気孔19は、その前方に位置する前方シャッター部材12によって実質的に閉じられた状態にある。
図8,9は、容器部11における裏ぶた17と後方シャッター部材13との部分破断斜視図であって、後方シャッター部材13に対する裏ぶた17の回転状態を示している。図8は、図1の状態にある裏ぶた17と後方シャッター部材13とを示している。裏ぶた17は、支軸41を中心に後方シャッター部材13に対して時計方向Aへ回転し、突起44が第2透孔24の端部に接触してその回転が止まり、第3通気孔23と第4通気孔47とが符合している。図9の裏ぶた17は、図8の状態にあるものが後方シャッター部材13に対して反時計方向Bへ回転し、突起44が第2透孔24の端部に接触してその回転が止まっている。後方シャッター部材13において第1凹部46aを画成しているリブ42が第3通気孔23の縁部に対して摺動可能に密着しているから、裏ぶた17の第3通気孔23は、後方シャッター部材13における第4通気孔47どうしの間、即ち有底の第1凹部46aの前方にあって、実質的に閉じた状態にある。
かように形成されているフィルタユニット3は、これを図1において時計方向Aへ回転させるようにして、後方シャッター部材13の後方部分13bを面口部材2の連結部4に対して螺合させる。そのときに、容器部11と、前方シャッター部材12と、後方シャッター部材13とのそれぞれを時計方向Aへそれぞれの回転が止まるまで回転させると、第1通気孔7と第2通気孔19、および第3通気孔23と第4通気孔47が符合して、マスク1が吸気可能な状態、即ち、マスク1が使用可能な状態になる。また、使用後のフィルタユニット3を面口部材2から外すときには、前方シャッター部材12を容器部11に対して反時計方向Bへ止まるまで回転させると、容器部11の第2、第3通気孔19,23が閉じた状態になる。この状態にあるフィルタユニット3は、濾材10で捕集したものがフィルタユニット3の外へ飛散することがなく、これを焼却施設等の廃棄処分場にまで安全に運ぶことができる。
図10は、本体16の部分拡大平面図であって、第1透孔21の好ましい形状の一例が示されている。この図にはまた、前方シャッター部材12の突起52が仮想線で示されている。第1透孔21は、両端部71,72と、これら両端部71,72間の中間部73とを有する。両端部71,72は、直径Qを有する円の一部によって形成されており、中間部73は一様な幅Rを有している。第1透孔21の中を図の左右方向へ動く突起52は、直径Pを有する円柱である。第1透孔21において、直径Qは突起52の直径Pよりも大きく作られている。また、幅Rは、直径Qよりも小さく、かつ突起52が左右方向に摺動可能な程度に作られている。このような第1透孔21では、両端部71,72にある突起52が、それに特に力を加えられなければ中間部73へ進入することがない。それゆえ、前方シャッター部材12は、第2透孔19を完全に閉じる位置および完全に開く位置のそれぞれにあるときに、その位置から反対の方向に向かって簡単に動くということがない。このような第1透孔21と突起52との形状は、第2透孔24と突起44とに適用することができる。なお、この発明は、第1、第2透孔21,24それぞれについて、両端部の直径と中間部の幅を一様にして実施することも可能である。
図11は、この発明の実施態様の一例を示す図3と同様な図であり、図12は、図11のフィルタユニット3のアーム81が連結部4の可動突起84に接触している使用状態を示すフィルタユニット3の側面図である。図11のフィルタユニット3における後方シャッター部材13は、その後方部分13bに外周面から径方向外方へL字を画くように延びるストッパー用アーム81を有する。アーム81は、その先端部分82が円錐形を成している。図12において、アーム81は、先端部分82が面口部材2の連結部4に形成された制動部83における可動突起84の円錐形先端部分に図の下方から当接している。制動部83は、突起84を図の左方、即ち裏ぶた17に向かって付勢するばね(図示せず)を内蔵しており、突起84は双頭矢印X方向に移動可能である。図示例のフィルタユニット3では、連結部4に螺合している後方シャッター部材13を所要の力で反時計方向Bへ回転させると、図12の如くアーム81が可動突起84に当接したところで、その回転が一時停止する。後方シャッター部材13に対して反時計方向Bへのさらに強い力が作用すると、円錐形の斜面を押された可動突起84が図の右方へ移動して、アーム81が可動突起84を乗り越える。後方シャッター部材13は、再び回転を始め、やがて連結部4から外れる。一方、フィルタユニット3は、前方シャッター部材12が容器部11に対して反時計方向Bへ回転して第2通気孔19を完全に閉じるような前方シャッター部材12の動き、および連結部4に螺合している後方シャッター部材13に対して容器部11が反時計方向Bへ回転して第3通気孔23が完全に閉じるような容器部11の動きに対しては大きな力を必要とすることがないように、換言すると、前方シャッター部材12も容器部11も小さな力で簡単に回転するように作られている。その力は、後方シャッター部材13のアーム81が可動突起84を乗り越えるのに要する力よりも弱く、したがって、面口部材2に取り付けたフィルタユニット3は、前方シャッター部材12を持って、これを反時計方向Bへ回転させれば、容器部11の第2、第3通気孔19,23を完全に閉じた状態にして面口部材2から外すことができる。このようにして外れた使用後のフィルタユニット3では、捕集した物質で飛散の防止がより一層確実になる。フィルタユニット3を面口部材2から外すときに、後方シャッター部材13の回転を一時的に止めるためのストッパー手段として作用するアーム81は、フィルタユニット3を面口部材2に取り付けるときにも、制動部83と協働するストッパー手段として作用する。フィルタユニット3は、前方シャッター部材12を持って時計方向Aへ回転させるようにして面口部材2に取り付けると、アーム81が制動部83に当接して後方シャッター部材13の回転が一時的に止まり、その間に容器部11の第2、第3通気孔19,23を開放状態にすることができる。第2、第3通気孔が開放したフィルタユニット3をさらに時計方向Aへ回転させると、アーム81が可動突起84を乗り越えてフィルタユニット3が面口部材2に取り付けられる。なお、この発明は、図11に例示のフィルタユニット3に代えて、後方シャッター部材13に図12に例示の如き可動突起を設け、面口部材2にアーム81に匹敵する固定突起を設けて実施することも可能である。また、アーム81の先端部分82と可動突起84の先端部分との形状は、それぞれを球面状にしたり、一方のみを円錐状や球面状にしてもう一方を板状にしたりすることもできる。
この発明によれば、廃棄するときに捕集物質が飛散することのないフィルタユニットの製造が可能になる。
フィルタユニットが使用されているマスクの斜視図。 フィルタユニットの斜視図。 フィルタユニットの断面図。 フィルタユニットの分解斜視図。 前方シャッター部材の斜視図。 通気孔が開いている前方シャッター部材と本体との部分破断斜視図。 通気孔が閉じている前方シャッター部材と本体との部分破断斜視図。 通気孔が開いている裏ぶたと後方シャッター部材との部分破断斜視図。 通気孔が閉じている裏ぶたと後方シャッター部材との部分破断斜視図。 本体の部分拡大図。 実施態様の一例を示す図3と同様な図。 図11のフィルタユニットのアームが連結部の可動突起に接触している状態を示す図。
符号の説明
1 マスク
2 面口部材
3 フィルタユニット
4a 第1ねじ部(雌ねじ)
10 濾材
12 前部シャッター
13 後部シャッター
19 通気孔
23 通気孔
44 第2ストッパー手段
48 第2ねじ部(雄ねじ)
52 第2ストッパー手段
81 第1ストッパー手段
83 所要部位

Claims (3)

  1. 前端部分と後端部分とを有する円筒状部の前記両端部分に通気孔が形成され、前記両端部分の間には濾材が充填されており、前記後端部分の側がマスク着用者の口許と鼻腔とを覆う面口部材に着脱されるフィルタユニットであって、
    前記フィルタユニットが前記円筒状部の軸を中心に回転させて前記面口部材に取り付けられるものであり、前記前端部分と後端部分とには、それぞれに形成された前記通気孔を開閉するための前部シャッターと後部シャッターとが設けられており、前記前部シャッターと前記後部シャッターとが、前記円筒状部とは別体のものであって前記円筒状部に対して前記軸を中心に回転可能に形成されており、かつ、前記円筒状部に対して前記フィルターユニットを前記面口部材に取り付けるときに回転させる方向と同じ方向へ回転させると前記前端部分と後端部分との前記通気孔を開くことができ、前記方向とは反対の方向へ回転させると前記通気孔のそれぞれを閉じることができることを特徴とする前記フィルタユニット。
  2. 前記後部シャッターには、前記面口部材に形成された第1ねじ部に嵌合する第2ねじ部が形成されており、かつ、前記後部シャッターには、前記第1、第2ねじ部どうしが嵌合した前記後部シャッターをこれに所要の力を加えて前記面口部材から外れる方向へ回転させると前記面口部材の所要部位に当接してその回転を一時的に阻止し、その阻止に抗して前記外れる方向にさらに強い力を加えるとその当接が解けて前記後部シャッターが再び外れる方向への回転を可能にする第1ストッパー手段が設けられている請求項記載のフィルタユニット。
  3. 前記前部シャッターおよび後部シャッターの少なくとも一方には、完全に開いた位置から閉じる方向への回転の始動および完全に閉じた位置から開く方向への回転の始動の少なくとも一方を一時的に阻止するために前記円筒状部の所要部位に対して作用する第2ストッパー手段が設けられている請求項1または2記載のフィルタユニット。
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