JP4370964B2 - 液体噴出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体吐出ヘッドを備える液体吐出装置に用いられるフレキシブル・フラット・ケーブル、及び液体吐出ヘッドを備える液体吐出装置に関する。
従来、インクジェットプリンタ(以下、プリンタと略記する)において、簡単な構成により、印刷ヘッドの駆動電圧信号生成回路から延びるフレキシブル・フラット・ケーブル(以下、FFCと表記する)での列間干渉の影響を受けないようにし、且つ、印刷品質を向上させることを目的としたプリンタが提案されている。このプリンタは、複数のノズル列の各々に設けた、インクを加圧する圧電素子(ピエゾ素子)を、上記駆動電圧信号生成回路から複数のFFCを通じて伝送される駆動電圧信号により所定の印字タイミングで選択的に駆動する。これにより、駆動電圧信号が印加されたノズルからインク滴を吐出して記録紙等に印刷が行われる。各ノズル列毎の駆動電圧信号ライン及びグランド信号ラインは、夫々が互いに対向するように異なるFFCに設けられる(例えば特許文献1参照)。
特開2003-226006号公報
ところで、上記プリンタが製造されると、工場から出荷される前に、上記プリンタを通常の態様で使用した場合に上記駆動電圧信号生成回路が搭載されたメイン基板とは別のヘッド基板上に搭載されたIC(集積回路)が過熱しないかどうかをチェックするために、該プリンタに対する動作確認のテストが行われる。上記プリンタは、可動式の印刷ヘッドを備えるが故に、上記駆動電圧信号生成回路と(印刷ヘッド側の)ヘッド基板上に搭載された上記IC等各回路部品とを接続する信号伝達線路には、FFCを採用している。このような構成のプリンタでは、上記FFCと上記ヘッド基板上のIC等各回路部品との間が、図1に示すような、上記テストを行うための検査用電圧入力パッドが上記テスト時に取付けられる専用のコネクタを介して電気的に接続される。以下では、この接続構造を、図1を参照して更に説明する。
図1において、印刷ヘッド1(側のヘッド基板上のIC等各回路部品)にFFC3を接続する専用のコネクタ5には、FFC3を挿入するための2つの開口7、7が、また、コネクタ5の略中央部、即ち、開口7、7の間の部位には、検査用電圧入力パッド11を上記検査時に取り付けるための貫通孔9が、夫々設けられている。上記2つの開口7、7を通してヘッド基板上のIC等各回路部品にFFC3の端部を電気的に接続するために、FFC3の略中央の部位に、先端側から裂け目を形成してFFC3を途中まで2つに裂くと共に、該部位に位置する1本の導線を抜き取った後、2つに裂かれたFFC3の端部を、夫々開口7、7を通じて印刷ヘッド1内のヘッド基板に電気的に接続する。これにより、図示のように、検査用電圧入力パッド11を挿入するための貫通孔9が露出した状態で、FFC3がコネクタ5を介してヘッド基板上のIC等各回路部品に電気的に接続される。そして、上記テスト時には、検査用電圧入力パッド11に接続されたる検査装置を利用して、上記ICが過熱状態かどうかをチェックしていた。
しかし、上記構成のコネクタ5は、その略中央部に検査用電圧入力パッド11取付け用の貫通孔9が設けられているために、プリンタ使用時に印刷ヘッド1から吐出されたインクが該貫通孔9を通じてコネクタ5の内部に浸入する虞がある。
また、上記検査装置が接続された検査用電圧入力パッド11を取付けるために、印刷ヘッド1内の上記ヘッド基板に上記検査用電圧入力パッド11に対応する専用の配線を設けるスペースが必要なため、該ヘッド基板上におけるアートワーク配線が制約を受けるという問題点もある。
従って本発明の第1の目的は、インクジェットプリンタにおいて、プリンタ使用時に、印刷ヘッドから吐出されたインクがヘッド基板側のコネクタ内部に浸入する虞の無いようにすることにある。
また、本発明の第2の目的は、検査装置が接続された検査用電圧入力パッドの専用配線によって、ヘッド基板上におけるアートワーク配線が制約を受けることが無いようにすることにある。
本発明に従う液体噴出装置は、液体噴出ヘッドと、液体噴出装置の本体回路と、上記液体噴出ヘッドと上記噴出装置の本体回路とを電気的に接続するフレキシブル・フラット・ケーブルと、を備え、上記フレキシブル・フラット・ケーブルは、上記キシブル・フラット・ケーブルの延長方向に沿って、一端から他端に達する少なくとも1本の直線状の折り曲げが自在な折り目を有し、上記目を形成された部位が、上記か一方の端部または双方の端部から部分的に切り裂かれて裂け目になっていて、上記折り目を形成された部位に挿入されていた導線は、該裂け目になっている部分から該裂け目になっていない上記折り目を形成された、残りの部位に到るまでの全長に亘り、該裂け目が形成されるに際して除去されており、上記液体噴出ヘッドは、上記フレキシブル・フラット・ケーブルが接続されるコネクタを有し、上記コネクタが備えるピンのうち、上記フレキシブル・フラット・ケーブルを前記コネクタに接続したときの上記導線が除去された位置のピンに、電圧信号によりICの異常を検出する検査回路が接続されている。
本発明に係る好適な実施形態では、上記折り目が互いに一定の間隔を置いて複数本形成されており、上記導線が除去されている部位が上記複数本の折り目のうちの1本だけであり、上記導線が除去されている部位が、夫々コネクタを介して上記フレキシブル・フラット・ケーブルを上記液体噴出ヘッド、及び上記液体噴出装置本体に接続したときに、上記液体噴出ヘッド側のコネクタに設けられた上記液体噴出ヘッドの検査用信号入/出力端子の位置に一致するように位置決めされている。
上記とは別の実施形態では、上記折り目が互いに一定の間隔を置いて複数本形成されており、上記各折り目を形成された部位に挿入されていた導線が何れも除去されていると共に、上記導線が除去されている各部位が、夫々コネクタを介して上記フレキシブル・フラット・ケーブルを上記液体噴出ヘッド、及び上記液体噴出装置本体に接続したときに、上記液体噴出ヘッド側のコネクタに複数設けられた上記液体噴出ヘッドの検査用信号入/出力端子の各々の位置に一致するように位置決めされている。
また、上記とは別の実施形態では、上記液体噴出ヘッドが印刷ヘッドであり、上記液体噴出装置がインクジェットプリンタである。
本発明によれば、インクジェットプリンタにおいて、プリンタ使用時に、印刷ヘッドから吐出されたインクがヘッド基板側のコネクタ内部に浸入する虞の無いようにすることができる。
また、本発明によれば、検査装置が接続された検査用電圧入力パッドの専用配線によって、ヘッド基板上におけるアートワーク配線が制約を受けることが無いようにすることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面により詳細に説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係る可動式の印刷ヘッドを持つインクジェトプリンタにおける、FFCと、ヘッド側基板のコネクタと、メイン基板側のコネクタとの関係を示す平面図である。
本発明の一実施形態では、図2に示すように、比較的小さな2つのコネクタ23、23がメイン基板側コネクタとして、また、比較的大きな1つのコネクタ25がヘッド基板側コネクタとして、夫々用いられる。コネクタ23、23とコネクタ25とは、図示のような形状のFFC27によって電気的に接続される。
FFC27は、その一端から該FFC27の(長さ方向の)中心線に沿って該FFC27の全長の略1/2の位置に至る区間まで切り裂かれることにより、他端が2つに分割されている。そして、その切り裂かれた部位に被覆されていた1本の導線(信号線)(図示しない)については、例えば該切り裂きを行う際などに引き抜かれており、上記中心線のうちの、切り裂かれなかった残りの部位については、符号27aで示すように折り目が形成されている。FFC27は、上記一端側がヘッド基板側コネクタ、即ち、コネクタ25に取付けられ、また、2つに分割された上記他端側が2つのメイン基板側コネクタ、即ち、コネクタ23、23に夫々取付けられることで、コネクタ25とコネクタ23、23とを電気的に接続している。
FFC27は、上述した態様でコネクタ25とコネクタ23、23とを電気的に接続している状態で、上記切り裂かれることによって2つに分割された部位同士を重ね合わせるようにすることで、メイン基板側の2つのコネクタ23、23を重ね合わせた状態で配置することが可能になる。
図3は、本発明の一実施形態に係る可動式の印刷ヘッドを持つインクジェトプリンタにおける、FFC27と、ヘッド基板側のコネクタ25との関係を示す説明図である。
図3において、コネクタ25の開口25aには、図2で示したFFC27の一端側が挿入されており、開口25aの略中央の部位には、検査用電圧入力ピン29が配置されている。そしてFFC27の折り目27aに対応する導線、即ち、検査用電圧入力ピン29と電気的に接続される位置にある導線(図示しない)については、上述したように引き抜かれている。
図3で示した構成のFFC27、及びコネクタ25を備えるプリンタが製造されて、工場から出荷される際に行われる検査では、コネクタ25に取付けられた検査用電圧入力ピン29に、ダミーの温度信号(所定の温度値を示す電圧信号)を検査用電圧として入力する。予め設定された基準電圧とをコンパレータで比較演算することによって、上記ICが過熱状態かどうかをチェックする。
上記構成によれば、コネクタ25に余分な隙間(図1で示したような検査用電圧入力パッド11取付け用の貫通孔9)が無いので、図2、及び図3で示した構成を携帯可能なプリンタに適用した場合などに、印刷ヘッドから吐出されたインクが多少印刷ヘッドの外面に付着したとしても、該インクがコネクタ25の内部に浸入する虞は小さい。
図4は、図2、及び図3に記載のFFC27を、折り重ねた状態を示した斜視図である。
図4に示すように、FFC27において、切り裂かれて2つに分割された部位同士の言わば付け根に相当する部分が、符号27bを付した領域で示すようにして折り曲げられることで、上記2つに分割された部位の残りの部分同士を重ね合わせることが可能になる。そのため、メイン基板側のコネクタであるコネクタ23、23同士を重ね合わせたような状態でメイン基板の取付け箇所に取付けることができるので、それによってメイン基板の幅を小さくすることができる。
図5は、本発明の一実施形態に係る印刷ヘッドの構成を示す斜視図である。
図5に示すように、印刷ヘッド本体31内には、例えばインクを吐出するためのノズルや、ノズルのアクチュエータとしてのピエゾ素子等が備えられている。そして、印刷ヘッド本体31には、表面にアートワーク配線33aが施されると共にIC35が搭載され、且つ、コネクタ25が取付けられたヘッド基板35が備えられている。なお、IC35と、印刷ヘッド本体31に内蔵されている上記各部との間は、アートワーク配線33a、及び配線37により電気的に接続されている。
図6は、本発明の一実施形態に係るヘッド基板上に搭載される上記IC中に含まれる各種回路のうちの、プリンタ検査回路として機能する部分の回路構成を示した図である。以下、説明の便宜上、プリンタ検査回路として機能する部分の回路構成を、プリンタ検査回路(検査回路)と表記する。図5に示す回路構成は、例えばプリンタの使用中に、ヘッド基板上のICが過熱状態となったとき、それをプリンタ各部を制御するコントローラ(図示しない)に報知することにより、コントローラ(図示しない)を介してプリンタの印刷動作を停止させる機能を元来備えている。
プリンタ検査回路は、図6に示すように、定電流源41と、複数個(図では4個)のダイオードの直列体43と、コンパレータ45と、半導体スイッチング素子47と、サーミスタ49と、分圧抵抗51とを備える。
定電流源41は、ダイオードの直列体43と共に、電源電圧VDDを分圧してダイオードの直列体43に生じたアノード電圧を、コンパレータ45の一方の入力端子に入力する。ダイオードの直列体43を構成する個々のダイオードには、例えば上述したICの温度変化などの温度変化に応じて電圧が変化する素子が用いられる。電源電圧VDDは、上述したコネクタ25に接続されるFFC27に含まれる適宜な信号線路(導線)(図示しない)を通じて、電源側から供給される。
一方、分圧抵抗51は、サーミスタ49と共に、電源電圧3.3Vを分圧してサーミスタ49に生じた電圧降下を分圧電圧として出力する3.3Vの電源電圧分圧回路を構成する。サーミスタ49は、例えば印刷ヘッドの周囲温度(印刷ヘッドを取り巻く環境の温度)の変化などに応じて電圧が変化する。上記分圧電圧は、上述したコネクタ25に接続されるFFC27に含まれる適宜な信号線路(導線)(図示しない)を通じて、例えばプリンタ各部を制御するコントローラ(図示しない)のA/Dコンバータ(以下、ADCと略記する)53に出力される。
半導体スイッチング素子47は、上記3.3Vの電源電圧分圧回路とアースとの間に介在するもので、コンパレータ45から所定の論理レベル信号(例えば論理レベル“H”)が出力されたときだけ導通する。
上記検査を行うに際しては、コネクタ25の上述した検査用電圧入力ピン29に、例えばチェックパッド(アノード)(図示しない)を取付けて、該チェックパッド(図示しない)から検査用電圧としてダミーの温度信号(所定の電圧信号)を入力することになる。すると、該ダミーの温度信号(電圧信号)は、コンパレータ45の上述した一方の入力端子に、印加される。
コンパレータ45の他方の入力端子には、上記ICの温度が正常値であるかどうか判断するための基準電圧として、例えば100℃に対応する電圧値が印加されているものとする。コンパレータ45は、一方の端子に入力される上記電圧信号と、他方の端子に入力される上記基準電圧とを比較する。そして、この比較の結果、上記電圧信号が上記基準電圧をより小さい場合に論理レベル“H”の電圧信号を半導体スイッチング素子47に出力することにより、半導体スイッチング素子47を導通させる。半導体スイッチング素子47の導通によって、論理レベル“L”の電圧信号が、上述したコネクタ25に接続されるFFC27に含まれる適宜な信号線路(導線)(図示しない)を通じて出力される。
上記構成において、上記IC温度が正常であれば、基準電圧の方が上記アノード電圧よりも小さいから、コンパレータ45から半導体スイッチング素子47に印加される電圧信号の論理レベルは“L”であるので、上記ICが異常(過熱状態)であることを示す論理レベル“L”の電圧信号が出力されることはない。
しかし、上記IC温度が異常であれば、アノード電圧の方が基準電圧よりも小さいから、コンパレータ45から半導体スイッチング素子47に印加される電圧信号の論理レベルは“H”であるので、ADC53に上記ICが異常(過熱状態)であることを示す論理レベル“L”の電圧信号が出力されることになる。
以上説明したように、本発明の一実施形態によれば、ヘッド基板側のコネクタに余計な隙間が開いていないので、プリンタ使用時に、印刷ヘッドから吐出されたインクがヘッド基板側のコネクタ内部に浸入するのを防止することができる。従って、プリンタを携帯用として使用しても、印刷ヘッドから吐出されたインクがヘッド基板側のコネクタ内部に入り込む虞は小さい。
また、検査装置が接続された検査用電圧入力パッドの専用配線によって、ヘッド基板上におけるアートワーク配線が制約を受けることが無いようにすることもできる。
また、FFC27を用いてプリンタ内部のメイン基板上の回路部品とヘッド基板上の回路部品とを電気的に接続しても、プリンタの小型化を図るのに支障をきたすことが無いようにすることができる。
更に、ヘッド基板上の回路部品の一部を、検査装置として使用することができるので、検査がやり易くなった。
図7は、本発明の一実施形態の第1の変形例に係る可動式の印刷ヘッドを持つインクジェトプリンタにおける、FFCと、ヘッド側基板のコネクタと、メイン基板側のコネクタとの関係を示す平面図である。
本変形例では、図7に示すように、比較的小さな3つのコネクタ55、55、55がメイン基板側コネクタとして、また、比較的大きな1つのコネクタ57がヘッド基板側コネクタとして、夫々用いられる。コネクタ55、55と、55とコネクタ57とは、図示のような形状のFFC59によって電気的に接続される。
FFC59は、例えばその全幅を略3等分する2本の長さ方向の直線に沿ってその一端から該FFC59の全長の略1/2の位置に至る区間まで切り裂かれており、それにより他端が3つに分割されている。そして、該FFC59における上記2本の長さ方向の直線の切り裂かれなかった部分については、夫々折り目59a、59bが形成されており、また、それらの切り裂かれた2つの部位に夫々被覆されていた2本の導線(信号線)(図示しない)については、例えば該切り裂きを行う際などに引き抜かれている。本変形例では、符号61で示した1箇所だけに、上述した検査用電圧入力ピンが取付けられる。FFC59は、上記一端側がヘッド基板側コネクタ、即ち、コネクタ57に取付けられ、また、3つに分割された上記他端側が3つのメイン基板側コネクタ、即ち、コネクタ55、55、55に、夫々取付けられることで、コネクタ57とコネクタ55、55、55とを電気的に接続している。
FFC59は、上述した態様でコネクタ57とコネクタ55、55、55とを電気的に接続している状態で、上記切り裂かれることによって3つに分割された部位同士を重ね合わせるようにすることで、メイン基板側の3つのコネクタ55、55、55を重ね合わせた状態で配置することが可能になる。
図8は、本発明の一実施形態の第2の変形例に係る可動式の印刷ヘッドを持つインクジェトプリンタにおける、FFCと、ヘッド側基板のコネクタと、メイン基板側のコネクタとの関係を示す平面図である。
本変形例では、符号61で示した箇所に加えて、符号63で示した箇所にも、上述した検査用電圧入力ピンが取付けられる点で、上記第1の変形例と構成が相違する。残りの構成については、上記第1の変形例の構成と同様である。
図9は、本発明の一実施形態の第3の変形例に係る可動式の印刷ヘッドを持つインクジェトプリンタにおける、FFCと、ヘッド側基板のコネクタと、メイン基板側のコネクタとの関係を示す平面図である。
本変形例では、ヘッド基板側のコネクタとして、比較的小さなコネクタ65と、比較的大きなコネクタ67との2つのコネクタを用いる点と、ヘッド側のコネクタが、コネクタ65、67の2つに分かれているが故に、FFC69の一端側も、コネクタ65、67に合わせて、図示のように1箇所だけ比較的短く切り裂かれている点と、符号71で示した1箇所だけに、上述した検査用電圧入力ピンが取付けられる点とにおいて、上記第2の変形例と構成が相違する。残りの構成については、上記第2の変形例の構成と同様である。
なお、符号69a、69bは、FFC69の折り目である。
図10は、本発明の他の実施形態に係る可動式の印刷ヘッドを持つインクジェトプリンタにおける印刷ヘッド内部の構成を示す斜視図である。
図10において、平板状の基台81の下面には、その端部寄りの部位にマルチプレクサIC83が、また、その端部に(ヘッド基板側の)コネクタ85が、夫々取付固定されている。一方、基台81の上面には、例えば論理和演算(OR)回路87を始めとする各種の回路素子(図示しない)が搭載されていると共に、所定の間隔を置いて一対の平板状の支持壁89、91が夫々立設されている。支持壁89の一方の側面にはノズル選択ゲートIC93が、また、支持壁89の他方の側面には配線シート95が、夫々配置されている。同様に、支持壁91の一方の側面にはノズル選択ゲートIC97が、また、支持壁91の他方の側面には配線シート99が、夫々配置されている。更に、支持壁89、91の上端側には、IC基板101が載置されており、IC基板101上に、IC(図示しない)が搭載されている。
上述した各種の回路素子(図示しない)、IC(図示しない)、ノズル選択ゲートIC93、97、及び配線シート95、99と、OR回路87との間は夫々信号伝送線路によって接続されている。また、マルチプレクサIC83と、上記各種の回路素子(図示しない)、IC(図示しない)、ノズル選択ゲートIC93、97、及び配線シート95、99との間も夫々信号伝送線路によって接続されている。OR回路87の出力には、上記IC(図示しない)中に含まれるサーミスタ(図示しない)からの(印刷ヘッドの周囲温度などの)温度検出信号が含まれる。
マルチプレクサIC83には、上述した検査用電圧入力ピンを介して供給されるダミーの電圧信号を入力するためのチェック信号入力端子83a、マルチプレクサのイネーブル信号入力端子83b、及びチップ選択信号入力端子83c等を備える。チップ選択信号入力端子83cは、通常時は例えばデータ転送等のロジック(ディジタル)信号入力端子として使用される。なお、チップ選択信号入力端子83cは、電源からの出力電圧の入力や、アースへの接続や、サーミスタからの出力信号の入力や、ノズル(ピエゾ素子)の駆動電圧の入力等のアナログ信号の入力端子として使用することはできない。
上述したOR回路87からの出力信号は、例えば図6で示したADC53を通じてプリンタ各部を制御するコントローラ(図示しない)に出力される。また、該コントローラ(図示しない)からの制御信号(指令信号)は、ADC53を通じてチップ選択信号入力端子83cからマルチプレクサIC83に出力される。
図11は、本発明の他の実施形態に係る可動式の印刷ヘッドを持つインクジェトプリンタのヘッド基板を示す平面図である。
図11に示すように、ヘッド基板103には、矩形状の開口(スリット)103aが複数箇所(図11では4箇所)設けられている。そして、これらの各開口103aには、ヘッド基板103上に搭載された各種の回路素子に接続する多数の配線が通されている。
図12は、本発明の他の実施形態に係るヘッド基板上に搭載される各種回路のうちの、プリンタ検査回路として機能する部分の回路構成を示した図である。図12に示す回路構成も、図5に示した回路構成におけると同様に、プリンタの使用中に、ヘッド基板上のICが過熱状態となったとき、それをプリンタ各部を制御するコントローラ(図示しない)に報知することにより、コントローラ(図示しない)を介してプリンタの印刷動作を停止させる機能を元来備えている。
図12において、複数のノズル列111、111、111、・・・に対応して複数のノズル選択ゲートIC113、113、113、・・・が設けられている。各ノズル列(111、111、111、・・・)を構成する個々のノズル(図示しない)のピエゾ素子(図示しない)と、各ノズル選択ゲートIC(113、113、113、・・・)との間は、夫々信号伝送線路によって接続されている。
各ノズル選択ゲートIC(113、113、113、・・・)には、コネクタ117の上述した検査用電圧入力ピン117aを介して供給されるダミーの電圧信号(所定温度値を示す電圧信号)が、ANODE1、ANODE2、ANODE3、・・・で示すようにマルチプレクサIC115を介して夫々択一的に印加される。上記各ダミーの電圧信号は、例えば上述したコントローラ(図示しない)からコネクタ117を通じてマルチプレクサIC115に与えられるチップ選択信号に基づき、マルチプレクサIC115から選択されたチップに対応するノズル選択ゲートIC(113、113、113、・・・の何れか)に出力される。各ノズル選択ゲートIC(113、113、113、・・・)には、例えば上述したコントローラ(図示しない)からコネクタ117を通じて夫々データ1、データ2、データ3、・・・が出力される。
上記各ダミーの電圧信号が各ノズル選択ゲートIC(113、113、113、・・・)に択一的に印加されることにより、各ノズル選択ゲートIC(113、113、113、・・・)から個別に出力される検査のための(IC温度が正常か否かを示す)電圧信号は、各ノズル選択ゲートIC(113、113、113、・・・)からコネクタ117の検査用電圧出力ピン117bを通じて上述したADC53に出力される。
なお、マルチプレクサIC115には、上述したコントローラ(図示しない)からコネクタ117を通じてマルチプレクサイネーブル信号が印加される。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
従来の、可動式の印刷ヘッドを持つインクジェトプリンタにおける、FFCと印刷ヘッド側のコネクタとを示す説明図。 本発明の一実施形態に係る可動式の印刷ヘッドを持つインクジェトプリンタにおける、FFCと、ヘッド側基板のコネクタと、メイン基板側のコネクタとの関係を示す平面図。 本発明の一実施形態に係る可動式の印刷ヘッドを持つインクジェトプリンタにおける、FFCと、ヘッド基板側のコネクタとの関係を示す説明図。 図2、及び図3に記載のFFCを、折り重ねた状態を示した斜視図。図2、及び図3に記載のFFCを、折り畳んだ状態を示した斜視図。
本発明の一実施形態に係る印刷ヘッドの構成を示す斜視図。 本発明の一実施形態に係るヘッド基板上に搭載される各種回路のうちの、プリンタ検査回路として機能する部分の回路構成を示した図。 本発明の一実施形態の第1の変形例に係る可動式の印刷ヘッドを持つインクジェトプリンタにおける、FFCと、ヘッド側基板のコネクタと、メイン基板側のコネクタとの関係を示す平面図。 本発明の一実施形態の第2の変形例に係る可動式の印刷ヘッドを持つインクジェトプリンタにおける、FFCと、ヘッド側基板のコネクタと、メイン基板側のコネクタとの関係を示す平面図。 本発明の一実施形態の第3の変形例に係る可動式の印刷ヘッドを持つインクジェトプリンタにおける、FFCと、ヘッド側基板のコネクタと、メイン基板側のコネクタとの関係を示す平面図。 本発明の他の実施形態に係る可動式の印刷ヘッドを持つインクジェトプリンタにおける印刷ヘッド内部の構成を示す斜視図。 本発明の他の実施形態に係る可動式の印刷ヘッドを持つインクジェトプリンタのヘッド基板を示す平面図。 本発明の他の実施形態に係るヘッド基板上に搭載される各種回路のうちの、プリンタ検査回路として機能する部分の回路構成を示した図。
符号の説明
23、23、25 コネクタ
27 FFC
27a 折り目
29 検査用電圧入力ピン
31 印刷ヘッド本体
33 インクカートリッジ
33a アートワーク配線
35 IC
37 配線
41 分圧抵抗
43 ダイオードの直列体
45 コンパレータ
47 半導体スイッチング素子
49 サーミスタ
51 分圧抵抗
53 A/Dコンバータ(ADC)

Claims (4)

  1. 液体噴出ヘッドと、
    液体噴出装置の本体回路と、
    前記液体噴出ヘッドと前記液体噴出装置の本体回路とを電気的に接続するフレキシブル・フラット・ケーブルと、
    を備え、
    前記フレキシブル・フラット・ケーブルは、前記フレキシブル・フラット・ケーブルの延長方向に沿って、一端から他端に達する少なくとも1本の直線状の折り曲げが自在な折り目を有し、前記折り目を形成された部位が、前記何れか一方の端部または双方の端部から部分的に切り裂かれて裂け目になっていて、前記折り目を形成された部位に挿入されていた導線は、該裂け目になっている部分から該裂け目になっていない前記折り目を形成された、残りの部位に到るまでの全長に亘り、該裂け目が形成されるに際して除去されており、
    前記液体噴出ヘッドは、前記フレキシブル・フラット・ケーブルが接続されるコネクタを有し、前記コネクタが備えるピンのうち、前記フレキシブル・フラット・ケーブルを前記コネクタに接続したときの前記導線が除去された位置のピンに、電圧信号によりICの異常を検出する検査回路が接続されている液体噴出装置。
  2. 請求項1記載の液体噴出装置において、
    前記折り目が互いに一定の間隔を置いて複数本形成されており、
    前記導線が除去されている部位が前記複数本の折り目のうちの1本だけであり、
    前記導線が除去されている部位が、夫々コネクタを介して前記フレキシブル・フラット・ケーブルを前記液体噴出ヘッド、及び前記液体噴出装置本体に接続したときに、前記液体噴出ヘッド側のコネクタに設けられた前記液体噴出ヘッドの検査用信号入/出力端子の位置に一致するように位置決めされている液体噴出装置。
  3. 請求項1記載の液体噴出装置において、
    前記折り目が互いに一定の間隔を置いて複数本形成されており、
    前記各折り目を形成された部位に挿入されていた導線が何れも除去されていると共に、
    前記導線が除去されている各部位が、夫々コネクタを介して前記フレキシブル・フラット・ケーブルを前記液体噴出ヘッド、及び前記液体噴出装置本体に接続したときに、前記液体噴出ヘッド側のコネクタに複数設けられた前期液体噴出ヘッドの検査用信号入/出力端子の各々の位置に一致するように位置決めされている液体噴出装置。
  4. 請求項1記載の液体噴出装置において、
    前記液体噴出ヘッドが印刷ヘッドであり、前記液体噴出装置がインクジェットプリンタである液体噴出装置。
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