JP4369849B2 - プラズマディスプレイパネル - Google Patents

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Description

本発明は,プラズマディスプレイパネルに関し,より詳しくは,維持電極の形状を最適化したプラズマディスプレイパネルに関する。
一般に,プラズマディスプレイパネル(以下,「PDP」と言う)は,放電セル内で起きた気体放電による真空紫外線で蛍光体を励起させることにより画像を実現する表示装置であって,高解像度の大画面構成が可能であるため,次世代薄形表示装置として脚光を浴びている。
通常の3電極面放電構造の交流型PDPでは,各放電セルに対応して後面基板にアドレス電極が形成され,前面基板にスキャン電極と共通電極からなる放電維持用の電極(維持電極)が形成される。各放電セル内には,赤,緑または青色の蛍光層が位置し,放電セルは放電ガス(主にNe−Xe混合ガス)で詰められる。放電セルは,隔壁によって区画され,隔壁は帯状パターンまたは格子形のような閉鎖形構造からなる。
このような従来の構成では,アドレス電極とスキャン電極との間にアドレス電圧(Va)を印加し,瞬間的にアドレス放電を起こさせて発光用放電セルを選択し,選択された放電セルのスキャン電極と共通電極との間に維持電圧(Vs)を印加すれば,放電セル内に維持放電が起こって真空紫外線が放出される。そして,真空紫外線が当該放電セルの蛍光層を励起させて可視光を発するようにして所定の表示が行われる。
このように動作するPDPにおいて,維持電極は,放電セル内に維持放電を起こす役割を果たすので,維持電極の形状が放電効率に大きな影響を与える。通常の場合,維持電極の形状は放電セルの形状によって決定されるが,放電セルは隔壁によってその形状が決定されるので,この他に,放電効率の観点から隔壁と維持電極形状とに対する適切な考慮がなされる必要がある。
しかし,従来は,隔壁と維持電極の形状がPDP設計と製造上の便宜のために決定されることがほとんどであったため,実際にPDPを駆動する時,パネルの発光効率に不利に作用することがあるという問題があった。これは,放電効率に対する考慮なく隔壁と維持電極を形成する場合に,放電電流または壁電荷利用のような放電的な側面で非効率をもたらして,全般的なパネル効率(消費電力に対する輝度比,すなわち,輝度/消費電力)に悪影響を与えるためである。
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的は,隔壁と維持電極の形状を最適化して画面輝度と放電効率を高めることができるプラズマディスプレイパネルを提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,間隔をおいて互いに対向配置される第1基板及び第2基板と,第1基板のうち第2基板との対向面上に形成されるアドレス電極と,第1基板と第2基板との間の空間に配置された複数の放電セルおよび複数の非放電領域と,放電セルと非放電領域とを区画する隔壁と,各々の放電セル内に位置する蛍光層と,第2基板のうち第1基板との対向面上にアドレス電極と交差する方向に沿って形成される維持電極とを含むプラズマディスプレイパネルが提供される。
非放電領域は,各放電セルの中心を通る水平軸と垂直軸により囲まれた領域内に配置される。また,維持電極の各電極は,各放電セルの外郭部に一対が対応するバス電極と,バス電極から各放電セルの中心部に向かって伸びて一対が対向するように形成される突出電極とを含む。さらに,バス電極と接続される突出電極の後端部は,この後端部に対向する隔壁内面と傾斜角θが設定される形状で構成される。
突出電極の後端部は,バス電極に向かって幅が漸進的に狭くなる形状で構成できる。
この場合に,突出電極の全体は,放電セルの内部空間に対応するように形成できる。
ここで,傾斜角θは,次の数式1の条件を満足するように設定されてもよい。
Figure 0004369849
放電セルは,アドレス電極方向に沿って位置する両端部の幅が放電セルの中心から遠くなるほど狭く形成されてもよい。
放電セルは,アドレス電極方向に沿って位置する両端部で隔壁上端から測定される深さが放電セルの中心から遠くなるほど小さく形成されてもよい。
隔壁は,アドレス電極と平行な第1隔壁部材と,第1隔壁部材と所定の隔壁曲がり角を有して交差するように形成される第2隔壁部材とを含んで構成できる。
第2隔壁部材は,アドレス電極方向に隣接する放電セルとの間で略X字型に形成できる。
突出電極の後端部は,第2隔壁部材の内面と0゜<θ≦45゜である傾斜角θを有するように形成できる。
一対の突出電極は,放電セルの外郭部に対応してショートギャップを間に置いて位置し,放電セルの中心部に対応してロングギャップを間に置いて位置することができ,一対の突出電極が対向する対向面中心に凹部が形成されてもよい。
本発明によれば,プラズマ放電の拡散形態に合せて放電セルの形態が形成されることにより,放電セルの全領域で効率的な維持放電が起こるため,放電効率を向上させることが可能なプラズマディスプレイパネル(PDP)を提供することができる。したがって,本発明によるPDPは,非放電領域を置くことにより放電領域が減少することになるにもかかわらず,PDP効率(輝度比:輝度/消費電力)を高めることができる。また,突出電極の後端部と第2隔壁部材とが0<θ≦45゜である傾斜角θを置いて形成されることにより,本発明によるPDPは,十分な画面輝度を確保しながらPDP効率を高め,放電セル間の誤放電回数を減らすことができる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は,本発明の一実施形態によるプラズマディスプレイパネルの部分分解斜視図であり,図2および図3は,それぞれ図1の組立状態を示す部分平面図と部分断面図である。
図1〜3に示すように,本実施形態によるPDPは,第1基板2と第2基板4とが任意の間隔をおいて互いに対向配置され,両基板の間の空間には隔壁6によって区画される放電セル8R,8G,8Bと非放電領域10とが設けられる。
まず,第1基板2の内面(第2基板4に対向する面)には,第一方向(図1〜図3のY方向)に沿ってアドレス電極12が形成され,アドレス電極12を覆いながら第1基板2の内面全体に第1誘電層14が位置する。アドレス電極12は,例えば,帯状パターンになっていて隣接したアドレス電極12と所定の間隔をおいて平行に位置する。
そして,第1誘電層14上には隔壁6が配置されて,放電セル8R,8G,8Bと非放電領域10とを区画する。ここで,放電セル8R,8G,8Bは,内部でガス放電及び発光が起こるように予定された空間であり,非放電領域10は,ガス放電及び発光が予定されていない領域または空間のことを意味する。参考として,図1〜図3では,放電セル8R,8G,8Bと非放電領域10が各々独立したセル構造を有するように形成された実施形態を示している。
隔壁6は,放電セル8R,8G,8Bをアドレス電極方向(図1〜図3のY方向)とアドレス電極に交差する方向(図1および図2のX方向)に沿って区画しており,各々の放電セル8R,8G,8Bは放電ガスの拡散形態を考慮して最適化した形状で形成される。
放電セル8R,8G,8Bの最適化した構造は,各々の放電セル8R,8G,8Bにおいて実質的に維持放電の輝度向上に寄与する程度の小さい部分を最小化した形状である。具体的には,各放電セル8R,8G,8Bでアドレス電極12方向に沿って位置するセル中心線の両端部セル幅が放電セルの中心から遠くなるほど狭くなる形状のことを意味する。
すなわち,図1を参照すると,放電セル8R,8G,8Bの中心部での幅Wcは端部での幅Weより大きく形成され,端部での幅Weは放電セル8R,8G,8Bの中心から遠くなるほど狭くなる特性を示す。したがって,放電セル8R,8G,8Bの両端部は梯形模様を示しており,各放電セル8R,8G,8Bの全体的な平面形状は略八角形である。
また,各放電セル8R,8G,8Bの中心を通る仮想の水平軸H(X方向)と垂直軸V(Y方向)を仮定した時,この水平軸Hと垂直軸Vとによって囲まれた領域内に非放電領域10が位置する。したがって,このような構造では,アドレス電極方向(図1〜図3のY方向)に沿って隣接する一対の放電セルと,アドレス電極と交差する方向(図1および図2のX方向)に沿って隣接する一対の放電セルとからなる4個の放電セルの間に一つの非放電領域10が位置する。
したがって,隔壁6は,アドレス電極12と平行な方向の第1隔壁部材6aと,第1隔壁部材6aと所定の隔壁曲がり角を有して交差するように形成される第2隔壁部材6bとに区分でき,本実施形態で,第2隔壁部材6bは,アドレス電極方向(図1〜図3のY方向)に沿って隣接する放電セルの間で略X字型に形成される。ここで,略X字型とは,X字型の中央部に水平部分(傾き保留部分)が含まれてもよいことを意味し,傾斜角θの測定に重要な主要部は斜めの部分である。図1および図2では,符号6bが水平部分を指し示しているが,これは水平部の重要性を表すものではなく,X字型の中央部を指したに過ぎない。
そして,放電セル8R,8G,8Bの内部には,赤,緑または青色の蛍光体が各々塗布されて蛍光層16R,16G,16Bを構成している。
また,図3に示すように,アドレス電極方向(図1〜図3のY方向)に沿って隣接する放電セル8Rの両端部で。隔壁6の上端,すなわち,第2隔壁部材6bの上端から測定される深さは,放電セル8Rの中心から遠くなるほど小さく形成される。すなわち,放電セル8Rの端部での深さDeは,中心部での深さDcより小さく,端部での深さDeは,放電セル8Rの中心から遠くなるほど次第に浅くなる。このような放電セル8Rの深さ特性は,緑色放電セル8Gと青色放電セル8Bにも同様に適用される。
一方,第1基板2に対向する第2基板4の内面には,アドレス電極12と交差する方向(図1および図2のX方向)に沿って,スキャン電極18,共通電極20と呼ばれる2種類の電極を備えた維持電極対22が形成され,維持電極対22を覆いながら第2基板4の内面全体に透明な第2誘電層24とMgO保護膜26が位置する。
スキャン電極18と共通電極20の主な要素は,各々の突出電極18b,20bとバス電極18a,20aである。突出電極は,各放電セル内に配置された単位放電電極であり,バス電極は,複数の突出電極を互いに接続しながら放電セルの外郭部付近に配置されたX軸方向の線状導体である。放電セル内の突出電極18b,20bは,放電間隙を間にして対向し,両突出電極を貫通すると共に,放電セルの並びに平行な(例えば,Y方向)基準直線に近い所と遠い所では放電間隙の間隔が異なることが多い。本実施形態では,突出電極は,Y字形であって下端幹部がバス電極に接続され,基準直線は,各突出電極の中心線と一致する。中心線付近は,放電間隔が長いのでロングギャップと呼ばれ,中心線から遠い所では放電間隔が短いのでショートギャップと呼ばれる。
すなわち,スキャン電極18と共通電極20は各放電セル8R,8G,8Bの外郭部に対応して帯状パターンで備えられるバス電極18a,20aと,バス電極18a,20aから各放電セル8R,8G,8Bの中心部に向かって伸びて所定の放電ギャップを間に置いて位置する突出電極18b,20bとからなる。
本実施形態で,一対の突出電極18b,20bは,互いに対向する対向面の中心に凹部28を形成して放電セル8R,8G,8Bの外郭部でショートギャップG1を間に置いて位置しており,放電セル8R,8G,8Bの中心部でロングギャップG2を間に置いて位置する。また,本実施形態で,突出電極18b,20bは,バス電極18a,20aと連結される後端部がバス電極18a,20aに向かって幅が狭くなる形状からなり,好ましくは,突出電極18b,20b全体が隔壁6で囲まれた放電セル8R,8G,8Bの内部空間に対応するようにする。
バス電極18a,20aとしては,クロム(Cr)と銅(Cu)の混合物,合金または銀(Ag)が好ましく,突出電極18b,20bとしては,透明なITO(Indium Tin Oxide:インジウムスズ酸化物)が好ましい。
本実施形態の突出電極18b,20bは,図4に示すように,バス電極と接続される幹部と,幹部から離れて先端に近づけば幅が広がる後端部と,放電用相手電極と対向して放電する先端部とからなる。この後端部の外形線は,対向する隔壁,すなわち,第2隔壁部材6bの内面と所定の傾斜角(θ)を間に置いて位置し,傾斜角(θ)は下記数式の範囲で最適化されて十分な画面輝度を確保しながら,PDP効率(消費電力に対する輝度比,すなわち,輝度/消費電力)を向上させ,放電セル8R,8G,8B間の誤放電を防止する。
Figure 0004369849
上記構成の第1基板2と第2基板4は,図示していないフリットのような密封材により縁が接合され,内部に放電ガス(主に,Ne−Xe混合ガス)が詰められた状態で密封されてPDPを構成する。
上述した構成によって,一例として赤色放電セル8Rのアドレス電極12とスキャン電極18の間にアドレス電圧Vaを印加すれば,放電セル8R内にアドレス放電が起こり,アドレス放電の結果,維持電極対22を覆っている第2誘電層24上に壁電荷が積まれて,この放電セル8Rを選択する。
次に,選択された放電セル8Rのスキャン電極18と共通電極20の間に維持電圧Vsを印加すれば,スキャン電極18と共通電極20の間の放電ギャップ,特にギャップの短い所からプラズマ放電,すなわち,維持放電が開始され,プラズマ放電時に作られるXeの励起原子から真空紫外線が放出される。そして,真空紫外線が放電セル8Rの蛍光層16Rを励起させて可視光を発するようにして所定の表示が行われる。
この時,維持電圧Vsによって生成開始されたプラズマ放電は,放電セル8Rの外郭部に向かって略円弧模様を描きながら拡散された後,消滅するが,本実施形態では,各々の放電セル8R,8G,8Bがプラズマ放電の拡散形態に合せてその形態が形成されることによって,放電セル8R,8G,8Bの全領域にかけて効率的な維持放電が起こって放電効率が高くなる。
さらに,放電セル8R,8G,8Bは,図3に示した断面形状によって,放電セル8R,8G,8Bの外郭部へ行くほど放電領域に対する蛍光層16R,16G,16Bの接触面積が拡大されて発光効率が改善される。したがって,本実施形態によるPDPは非放電領域10を置いて放電領域が減少することにもかかわらず,PDP効率を高めることができる。
また,突出電極18b,20b各々の対向部分中央に備えられた凹部28によって,維持放電時に放電セル8R,8G,8Bの外郭部に対応するショートギャップG1からプラズマ放電が最初に始まって周囲に拡散され,放電セル8R,8G,8Bの中心部に対応するロングギャップG2からプラズマ放電が始まって周囲に拡散されるので,より広い領域にかけて強い初期放電が起こって放電効率を向上させる。
一方,突出電極18b,20bの後端部は,第2隔壁部材6bの内面と0〜45゜の傾斜角(θ)を間に置いて位置する時,十分な画面輝度を確保しながらPDP効率を高め,放電セルの誤放電回数を減らすことができる。これは,本出願の発明者が様々な値の傾斜角を有するPDPを製作し,各々のPDPで画面輝度と効率及び誤放電回数を測定した実験に基づく。
ここで,傾斜角(θ)は,図4に示したように,突出電極18b,20bの後端部を延長させた第1延長線Aと,第2隔壁部材6bの内面を延長させた第2延長線Bを仮定した時,第1延長線Aと第2延長線Bが会う部分での角度とする。
次の表1は,42インチ標準級PDPで傾斜角変化による画面輝度とPDP効率及び隣接した放電セル間の誤放電回数を測定したデータである。下記の表で(−)傾斜角は突出電極18b,20bの後端部が放電セル8R,8G,8Bの外側に位置する時の傾斜角を意味し,突出電極18b,20bの後端部と第2隔壁部材6bが平行して傾斜角が0である時の画面輝度が100cd/m,効率が1と成るように比例乗数を設定して示した。
Figure 0004369849
表1に記載したように,Nos.1〜6の場合には,傾斜角が大きい負の値に成ると画面輝度が高くなる反面,PDP効率は減少し,誤放電回数が急激に増加するので0゜未満の傾斜角は好ましくないことが分かる。そして,Nos.26〜32の場合に傾斜角が45度超の大きい正の値に成ると画面輝度が急激に低下してPDP効率も減少するので,45゜を超える傾斜角も好ましくないことが分かる。
したがって,上述した実験データに基づいて,突出電極18b,20bの後端部と第2隔壁部材6bの傾斜角(θ)は,0゜<θ≦45゜であるのが好ましく,この条件を満足する時,十分な画面輝度を確保しながらPDP効率を高め,放電セル間の誤放電回数を減らすことができる。このような効果は,突出電極18b,20bと第2隔壁部材6b間に十分な空間を確保して突出電極18b,20bの外郭部に生成された壁電荷が第2隔壁部材6bによって妨害を受けず,実際維持放電時に十分に活用されて壁電荷の放電寄与度が高くなるためであると推定される。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は,プラズマディスプレイパネルに利用可能であり,特に,維持電極の形状を最適化したプラズマディスプレイパネルに利用可能である。
本発明の実施例によるプラズマディスプレイパネルの部分分解斜視図である。 図1の組立状態を示す部分平面図である。 図1の組立状態を示す部分断面図である。 図2の部分拡大図である。
符号の説明
2 第1基板
4 第2基板
6 隔壁
6a 第1隔壁部材
6b 第2隔壁部材
8R,8G,8B 放電セル
10 非放電領域
12 アドレス電極
14 第1誘電層
16R,16G,16B 蛍光層
18 スキャン電極
18a,20a バス電極
18b,20b 突出電極
20 共通電極
22 維持電極対
24 第2誘電層
26 MgO保護膜
28 凹部
Dc 中心部での深さ
De 端部での深さ
H 水平軸
V 垂直軸
Wc 中心部での幅
We 端部での幅

Claims (11)

  1. 任意の間隔をおいて互いに対向配置される第1基板及び第2基板と;
    前記第1基板のうち第2基板との対向面上に形成されるアドレス電極と;
    前記第1基板と第2基板との間の空間に配置された複数の放電セルおよび複数の非放電領域と;
    前記放電セルと前記非放電領域とを区画する隔壁と;
    前記各々の放電セル内に位置する蛍光層と;
    前記第2基板のうち第1基板との対向面上に前記アドレス電極と交差する方向に沿って形成される維持電極と;
    を含み,
    前記非放電領域は,前記各放電セルの中心を通る水平軸と垂直軸により囲まれた領域内に配置され,
    前記維持電極は,前記各放電セルの外郭部に一対が対応するバス電極と;バス電極から各放電セルの中心部に向かって伸びて一対が対向するように形成される突出電極と;を含み,
    前記バス電極と接続される突出電極の後端部は,該後端部に対向する隔壁内面と傾斜角θが設定される形状で構成され
    前記傾斜角θは,12.5°≦θ≦45°を満たすように設定されることを特徴とする,プラズマディスプレイパネル。
  2. 前記傾斜角θは,22.5°≦θ≦42.5°を満たすように設定されることを特徴とする,請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  3. 前記突出電極の後端部は,前記バス電極に向かって幅が漸進的に狭くなる形状で構成されることを特徴とする,請求項1又は2に記載のプラズマディスプレイパネル。
  4. 前記突出電極の全体は,前記放電セルの内部空間に対応するように形成されることを特徴とする,請求項3に記載のプラズマディスプレイパネル。
  5. 前記放電セルは,前記アドレス電極方向に沿って位置する両端部の幅が放電セルの中心から遠くなるほど狭く形成されるものであることを特徴とする,請求項1〜4のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネル。
  6. 前記放電セルは,前記アドレス電極方向に沿って位置する両端部で前記隔壁上端から測定される深さが放電セルの中心から遠くなるほど小さく形成されるものであることを特徴とする,請求項1〜5のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネル。
  7. 前記隔壁は,
    前記アドレス電極と平行な第1隔壁部材と;
    前記第1隔壁部材と所定の隔壁曲がり角を有して交差するように形成される第2隔壁部材と;
    を含むことを特徴とする,請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  8. 前記第2隔壁部材は,前記アドレス電極方向に隣接する放電セルとの間で略X字型からなることを特徴とする,請求項7に記載のプラズマディスプレイパネル。
  9. 前記傾斜角θは,前記突出電極の後端部,前記第2隔壁部材の内面との間の角度であることを特徴とする,請求項7又は8に記載のプラズマディスプレイパネル。
  10. 前記一対の突出電極は,放電セルの外郭部に対応してショートギャップを間に置いて位置し,放電セルの中心部に対応してロングギャップを間に置いて位置することを特徴とする,請求項1〜9のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネル。
  11. 前記一対の突出電極は,対向する対向面中心に凹部が形成されることを特徴とする,請求項1〜10のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネル。
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