JP4369657B2 - 回胴表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はスロットマシンやパチンコ機などの遊技機に用いられる回胴表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、駆動輪と従動輪とに無端帯状の図柄表示体を巻き掛け、駆動輪をステップモータで駆動して図柄表示体を回転させるベルトタイプの回胴表示装置においては、この回胴表示装置の前方に図柄表示体の図柄を視認可能とするガラス等の透視性パネルが配置され、このパネルを介して遊技者は図柄を視認できる。この図柄を見やすくするため、図柄表示体を内側面から前側即ち透視性パネル側に向けて湾曲させるガイドを設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実開平6−64691号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1では、ローラガイドの場合は、表示される図柄に歪みが生じ、遊技者にとって視認性が悪くなるという問題があった。また、アール(R)のついたガイドを用いた場合は、図柄の歪みの問題は解決するものの図柄表示体の内側面とガイドとの接触により、図柄表示体の図柄の裏側部分に擦傷が生じたり、図柄表示体の図柄の裏側部分が摩耗したりする。これにより、早期に図柄の視認性が悪くなる等の影響が出るという課題があった。
本発明は、表示図柄の歪みを無くして図柄の視認性を良くするとともに図柄表示体の寿命を長くした回胴表示装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明による回胴表示装置は、駆動輪と従動輪とに無端帯状の図柄表示体を巻き掛けて駆動輪を駆動させることにより図柄表示体を回転させる回胴表示装置において、前記図柄表示体の内側面における幅方向両端部に設けられた図柄表示体側の動力伝達部と、前記駆動輪の外周面における軸方向両端部に設けられて図柄表示体側の動力伝達部と係合し駆動輪の回転力を図柄表示体側の動力伝達部に伝達して図柄表示体を回転させる駆動輪側の動力伝達部と、前記駆動輪と前記従動輪との間に形成される前記図柄表示体側の裏側の空間部に設けられて前記図柄表示体に対し内側から光を照射するバックライト機構と、このバックライト機構の光を前記図柄表示体に投射する投射筒枠形成体と、この投射筒枠形成体の前側両端部に設けられて前記図柄表示体の進行方向に沿って上下に延長し、前面が前記図柄表示体側に飛び出て湾曲した弧状に形成されるガイド部材取付部と、このガイド部材取付部の前面に交換可能に取付けられて前記図柄表示体の回転による移動をその表示側に対して内側から案内する帯状のガイド部材とを備え、前記図柄表示体側の動力伝達部は、前記図柄表示体の幅方向両端部内側の周方向に一定間隔で交互に連続した凹部と凸部とにより形成され、前記凸部は前記図柄表示体の内側面から前記図柄表示体の径方向内側に突出するよう形成され、前記凹部は前記図柄表示体の周方向に隣接する前記凸部間における前記図柄表示体の内側面により形成され、前記ガイド部材は、前記図柄表示体に対して滑性を有する材料で形成され、前記図柄表示体側の幅方向両端部内側に突出して形成された前記動力伝達部の凸部と接触しながら前記図柄表示体をその径方向内側から表示側に向けて湾曲させて案内する構成としたので、ガイド部材が、図柄表示体の幅方向両端部にその内側面から図柄表示体の径方向内側に突出するよう形成された図柄表示体側の動力伝達部の凸部と接触し、図柄表示体の内側面(裏面)に接触しない。よって、図柄の裏側部分の擦傷の発生や摩耗を抑止できるので、図柄表示体の寿命を長くでき、かつ、ローラガイドや回転リールに比べて表示図柄の歪みも少なく、図柄の視認性も良くなる。
また、ガイド部材が図柄表示体の図柄の裏側部分に接触しなくなり、図柄の裏側部分の擦傷や摩耗が生じないので、図柄の見栄えが悪くならない。また、図柄表示体とガイド部材との摩擦を低減でき、図柄表示体の回転負荷を低減できるので、駆動輪の駆動手段として出力の小さいモータ等の駆動手段を使用することが可能となる。
また、前記ガイド部材が、前記図柄表示体に対して滑性を有する材料で形成されたので、ガイド部材が接触する図柄表示体側係合部の凸部の摩耗を少なくでき、図柄表示体側係合部と駆動輪側係合部との係合性能を長く維持できるので、図柄表示体の寿命をより長くできる。
また、ガイド部材は、図柄表示体を内側面から表示側に向けて湾曲させて案内するので、図柄をリールのように見やすくできる。
また、ガイド部材を構成する滑性を有する材料は超高分子量ポリエチレンを含むことにより、ガイド部材は摩擦係数が低く摺動特性に優れた自己潤滑性および耐摩耗性および耐衝撃性をより有するものとなり、より図柄表示体の寿命が長く図柄の視認性の良い回胴表示装置を提供することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
実施形態1.
図1から図7は本発明の実施形態を示す図であって、図1は回胴表示装置91を構成する1組の図柄表示機構1を分解して示した図、図2は1組の図柄表示機構1の外観図、図3はガイド部材120付きのバックライト機構100の縦断面図、図4はガイド部材120付きのバックライト機構100の横断面図、図5はガイド部材120付きのバックライト機構100を示す斜視図、図6はガイド部材120とバックライト機構100とを分解して示した斜視図、図7は回胴表示装置91の外観図である。
【0007】
図1を参照し、図柄表示機構1について説明する。図柄表示機構1の図柄表示体2は、例えばウレタン系エラストマー(ウレタン系ゴム弾性体)または熱可塑性エラストマー(例えば、東レ・デュポン株式会社製の商品名ハイトレル(登録商標))またはポリカーボネート等の材料を主成分とした乳白色の透光性を有する帯状の両端を互いに接続したような形状の無端状に形成されたものである。図柄表示体2は、ウレタン系エラストマーまたは熱可塑性エラストマーまたはポリカーボネート等の材料を主成分とした帯状の両端を両面粘着材または溶剤系接着剤などの接着剤で互いに接続してもよいが、成形型で無端状に形成すれば、図柄表示体2の無端状の形状保持性能が高くなる。
【0008】
図柄表示体2は、複数の種類の異なる図柄4を周方向に一定間隔または所定間隔に配置した状態で備える。図柄4がイソシアネート硬化による二液反応形の速乾性インキを用いた印刷でされれば、図柄表示体2との親和性もよく、図柄4の耐久性も向上する。図柄表示体2が透光性を有するので、図柄表示体2の内側面2aの方向から図柄表示体2の2本の仮想線L1,L2で挟まれた図柄表示領域に投光して図柄4を照明表示することができる。
【0009】
図柄表示体2の内側面2aにおける図柄表示領域よりも外側に位置する両端部(周方向と直交する帯幅方向の両端の部分)には動力伝達部5を備える。動力伝達部5は凹部6と凸部7とが図柄表示体2の周方向に一定間隔で交互に連続したタイミングベルト状の形態である。凸部7は図柄表示体2の内側面2aから図柄表示体2の径方向内側に突出し、凹部6は周方向に隣接する2つの凸部7の互いに向き合う斜面と当該2つの凸部7の間における図柄表示体2の内側面2aとで形成される。動力伝達部5は、図柄表示体2と一緒に成形型で図柄表示体2の内側面2aに形成すれば、図柄表示体2と動力伝達部5とが1つにまとまった単一体となり、それの一体性が増す。図柄表示体2の仮想線L1,L2で挟まれた図柄表示領域に図柄4を設け、図柄表示体2の図柄表示領域よりも外側に位置する両端部に動力伝達部5を設けたので、図柄4と動力伝達部5とが重なり合わないように領域分けされて配置されて、図柄4を表示する部分の厚さを一様とすることができ、図柄4の見栄えがよくなる。
【0010】
駆動輪11は、薄肉な円筒状の周壁の中央部を周方向に間欠的に中抜きされているとともに軸方向(帯幅方向)に両側に存在する円形帯状の端部12,12を中抜きによる残存した複数本のステー13で互いに結合したかご形になっている。端部12の外周面側には動力伝達部14を有する。動力伝達部14の凹部15は端部12の外周面から内部に窪み、凹部15の軸方向外側は開放されている。動力伝達部14の凸部16は周方向に隣接する2つの凹部15の互いに向き合う斜面と当該2つの凹部15の間における端部12の外周面とで形成される。複数のステー13にはハブ17が各端部12,12の間の中央よりも一方に片寄る位置で支持部材3により結合されている。ハブ17の中心部には小判形の異形孔に形成されたモータ出力軸取付部18を備える。
駆動輪11の軸方向両端側、即ち、各端部12,12の外周面に、図柄表示体側係合部としての凹部6と係合する駆動輪側係合部としての複数の凸部16を凹部15を介して周方向に均等な間隔を隔てて設け、この互いに隣り合う凸部16,16間の間隔を互いに隣り合う凹部6,6間の間隔より広くした。即ち、複数の駆動輪側係合部としての各凸部16を、均等な間隔を隔てて設けられた複数の図柄表示体側係合部としての各凹部6に対して間欠的に係合するように設けたので、駆動輪11と図柄表示体2の凹凸係合数を少なくでき凹凸部間の係合摩擦を小さくできるので、モータの回転負荷を軽減でき、駆動輪11を駆動するモータとして出力の小さいモータを使用できるようになる。
【0011】
従動輪21は、薄肉な円筒状の周壁の中央部を周方向に間欠的に中抜きされているとともに軸方向(帯幅方向)に両側に存在する円形帯状の端部22,22を中抜きによる残存した複数本のステー23で互いに結合したかご形になっている。ただし、従動輪21は、各端部22,22の外周面に図柄表示体側係合部としての凹部6および凸部7に係合する凸部および凹部を備えない構成とした。即ち、各端部22の軸方向内側には大輪部24を有し、この大輪部24の軸方向外側には、この大輪部24より若干小径で上記図柄表示体2の幅方向両側の内側面2aに形成された図柄表示体側係合部が対応する小輪部25を有し、従動輪21の回転中心を中心とする真円形帯状の小輪部25の外周面は平坦な円周面に形成されている。よって、駆動輪11の駆動力により図柄表示体2が回転すると、図柄表示体2の内側面2aと従動輪21の大輪部24の外周面との接触あるいは図柄表示体2の内側面2aの凸部7と小輪部25の外周面との接触により従動輪21も回転するが、このとき、凹凸係合による係合摩擦が生じないので、モータの回転負荷を軽減でき、駆動輪11を駆動するモータとして出力の小さいモータを使用できるようになる。尚、支持軸82が装着される従動輪21の軸受部27はステー23に連結された支持部材3Bで支持されている。
【0012】
後述する回胴表示装置91の前方には図柄表示体2の図柄4を視認可能とする図外のガラス等の透視性パネルが配置される。バックライト機構100は、図2に示すように、駆動輪11と従動輪21とに巻き掛けられた図柄表示体2の内側面2a側でかつ駆動輪11と従動輪21との間に設けられ、図柄表示体2の内側面2a側から図柄4に光を投射するものである。これにより、遊技者は光で照らされた図柄4を透視性パネルを介して視認できる。バックライト機構100は、図1〜図6に示すように、投射筒枠形成体101と、バックライト搭載基板102と、後述する機構本体71への取付部103と、後述するガイド部材120が取付けられるガイド部材取付部104とを備える。投射筒枠形成体101には、図柄表示体2が停止したときに透視性パネルを介して視認することができるゲームに関係する上下3つの図柄4,…毎に対応する3つの投射筒枠110,111,112が形成されており、上下3つの図柄4,…毎にそれぞれ投射筒枠110,111,112を介して光を投射できるようになっている。投射筒枠形成体101の後側には、ランプ,LED等のバックライト105を搭載したバックライト搭載基板102が取付けられ、これにより、バックライト105の光が投射筒枠110,111,112を介して図柄表示体2に投射される。投射筒枠形成体101の前面の両端側には上下に延長する細長いガイド部材取付部104,104が形成されている。このガイド部材取付部104,104は前面106,106の上下中央部分が前側に飛び出て湾曲した弧状に形成されている。この弧状の前面106,106に図外のねじなどで細長い直線帯状のガイド部材120,120が取付けられ、このガイド部材120,120が図柄表示体2の幅方向両端の内側面に形成された図柄表示体側係合部の凸部7に接触して図柄表示体2を内側面2aから回胴表示装置91の前側に湾曲させる。ガイド部材120はガイド部材取付部104の前面106に沿って取付けられるように可撓性と靭性とを有するものを用いる。尚、ガイド部材取付部104,104の前面106,106には上下に複数の取付穴121が形成されており、この取付穴121に対応してガイド部材120にはねじ頭挿入穴122が形成されている。これにより、ねじの頭がねじ頭挿入穴122に入り込んでガイド部材120の表面123に突出しないように締結されてガイド部材120が回胴表示装置91の前側に取付けられる。
【0013】
ガイド部材120は、図柄表示体2に対して滑性を有する材料で形成されたものを用いる。本実施形態では超高分子量ポリエチレン(ultra high molecular weight polyethylene,略してUHMW−PE、一般的には更に略して「UPE」として知られているもの)を用いた。ガイド部材120には、本実施形態のUPEに限らず、摩擦係数が低く摺動特性に優れた自己潤滑性および耐摩耗性および耐衝撃性を有する樹脂材料で形成されたものを用いれば効果的である。かかる樹脂材料としては、上記UPEのほか、デュポン社のテフロンPTFE(テトラフルオロエチレン樹脂)、テフロンFEP(パーフロロエチレンプロピレン樹脂)、テフロンPAF(パーフロロアルコキシ樹脂)、デルリン(ポリアセタール樹脂(POM))、更には高分子量ポリエチレン(PE)等がある。尚、テフロン、デルリンはいずれも米国デュポン社の登録商標である。
【0014】
以上によれば、ガイド部材120が図柄表示体2の図柄4の裏側部分に接触せず、図柄4の裏側部分の擦傷や摩耗が生じないので、図柄表示体2の寿命が長くなる。また、図柄4の見栄えが悪くならない。
また、図柄表示体2に対して滑性を有するガイド部材120でガイドしたので、図柄表示体2とガイド部材120との間に生ずる摩擦を低減でき、図柄表示体2の回転負荷を低減できるので、駆動輪11を駆動するモータとして出力の小さいモータを使用することが可能となる。また、図柄表示体2の幅方向両端の内側に凹部6および凸部7による図柄表示体側係合部を形成し、図柄表示体側係合部としての凸部7のみがガイド部材120に接触するようにしたので、図柄表示体2とガイド部材120との摩擦を更に低減でき、更に図柄表示体2の回転負荷を低減できる。また、ガイド部材120が接触する図柄表示体側係合部の凸部7の摩耗を少なくでき、図柄表示体側係合部と駆動輪側係合部との係合性能を長く維持できるので、図柄表示体2の寿命を更に長くできる。
また、ガイド部材120により図柄表示体2を内側面2aから前側即ち表示側に向けて凸状かつなめらかに湾曲させることにより、従来のローラガイドを使用したものや回転リール型の回胴表示装置よりも遊技者側から見た図柄の歪みを減少させることが可能となり、図柄4を見やすくできる。
また、図柄表示体2の内側面2aの幅方向両端をガイド部材120でガイドしたので、図柄表示体2が駆動輪11と従動輪21との間で前後に振れたり、撓んだりすることを防止でき、図柄4を安定に表示させることが可能となる。
また、ガイド部材120が摩耗すれば、ガイド部材120のみを交換でき、バックライト機構100をそのまま流用できるので、バックライト機構100をリサイクルできる。
【0015】
図1に戻り、ステップモータ31はモータ軸32,33がモータボディ34の軸方向両端に突出した両軸タイプになっている。一方のモータ軸32は外周面が2つの平坦で平行な切欠面32aを有する異形であって、駆動輪11のハブ17から離れた端部12の方向からモータ出力軸取付部18に挿入されて一緒に回転するようにハブ17に装着され、駆動輪11が一方のモータ軸32に一緒に回転するように結合される。
【0016】
このように駆動輪11と一方のモータ軸32とが結合された場合、モータボディ34の大半が駆動輪11の内部に非接触な状態で取込まれる。モータボディ34の端部に設けられたブラケット37の側に突出した他方のモータ軸33がモータ取付ピース41に形成された逃孔42に挿入され、ブラケット37が逃孔42周りのモータ取付ピース41の外側面に接触し、ブラケット37とモータ取付ピース41とが図外の止ねじで互いに締結されることによって、モータボディ34とモータ取付ピース41とが互いに結合される。
【0017】
他方のモータ軸33は外周面に1つの平坦な切欠面を有する異形であって、他方のモータ軸33は小径な歯車51の中心に形成された半円形状の異形な取付孔52に挿入されて、他方のモータ軸33には小径な歯車51が一緒に回転するように装着される。モータ取付ピース41の逃孔42周りに固定的に取付けられたシャフト43には小径な歯車51に噛み合わせられる大径な歯車61が回転可能に装着され、大径な歯車61よりも外側に突出したシャフト43には図外の止輪が装着されて、大径な歯車61がシャフト43から抜け止めされる。
【0018】
大径な歯車61にはステップモータ31の原点位置を検出するための被検出体62が図外の止ねじで一緒に回転するように取付けられる。シャフト43よりも下部に形成された切欠部44周りのモータ取付ピース41にはステップモータ31の原点位置を検出するための検出器63の設けられた基板64が図外の止ねじで取付けられることによって、検出器63が切欠部44に非接触に配置される。検出器63は他方のモータ軸33の回転に伴い、小径な歯車51と大径な歯車61とを介して被検出体62が検出器63を非接触に通過するごとに、検出器63がステップモータ31の原点位置としての検出信号を図外の制御装置に出力する。
【0019】
駆動輪11、ステップモータ31、小径な歯車51、大径な歯車61、シャフト43、基板64、検出器63、被検出体62が組み合わされたモータ取付ピース41が縦長な土台としての板状の機構本体71の上部に図外の止ねじで取付けられることによって、モータ取付ピース41が機構本体71の上部に形成された開口部72を閉鎖する。モータ取付ピース41には検出器63から延設された配線を通すための配線孔73が開口部72の周囲に位置するように形成される。
【0020】
従動輪21の軸受部27は従動輪取付ピース81に固定的に設けられた支持軸82に挿入され、軸受部27から突出した支持軸82の端部には図外の止輪が装着され、従動輪21が支持軸82から抜け止めされる。
従動輪取付ピース81はシャフト83と複数のスライダ84とばね係留部85とを備える。シャフト83が機構本体71の下部に従動輪21の方向に膨出するように形成された従動輪取付部74に形成された軸受部75に回転可能に装着されるとともに、スライダ84およびばね係留部85が従動輪取付部74に形成された複数の逃孔76に個別に挿入された後、スライダ84に止具86が従動輪取付ピース81の従動輪取付部74に対する上下方向の移動を確保するように結合されることによって、従動輪21を回転可能に支持した従動輪取付ピース81と従動輪取付部74とが互いに組み付けられる。
【0021】
その状態において、従動輪取付ピース81のばね係留部85と従動輪取付部74に設けられたばね係留部77とにコイルスプリングのようなばね78が掛け止められることによって、ばね78が従動輪取付ピース81を機構本体71の上部に取付られた駆動輪11との軸間隔を広げる方向に引っ張る。そして、図柄表示体2が駆動輪11と従動輪21とに巻き掛けられることによって、図柄表示機構1が図2に示すような組み立てられた形態となる。
【0022】
尚、図柄表示体2を駆動輪11と従動輪21とに巻き掛ける前に、ガイド部材120が取付けられたバックライト機構100を取付部103を介してねじ130等で機構本体71に取付ける。131は機構本体71に形成された取付穴、132はバックライト機構100の取付部103に形成された取付穴であり、これら取付穴131,132を介してねじ130等によりバックライト機構100を取付ける。即ち、ガイド部材120が取付けられたバックライト機構100が、図柄表示機構1の機構本体71に対してそれぞれ着脱可能となっている。
【0023】
そして、ステップモータ31が電力供給で回転駆動すると、図柄表示体2がばね78のばね力によるテンションを受けつつ図柄表示体2の動力伝達部5と駆動輪11の動力伝達部14との噛み合わせにより適切に回転する。図1,図2において、機構本体71は機構本体71の下部から内側に折り曲げられた底壁71a、底壁71aの前部から下方に折り曲げられた下機構取付部71b、機構本体71の上部前側から内側に折り曲げられた延設部71c、延設部71cの前部から上方に折り曲げられた上前機構取付部71d、機構本体71の上部後側から内側に折り曲げられた上後機構取付部71e、機構本体71の後部から内側に折り曲げられた補強部71fを備える。底壁71aおよび補強部71fが互いに結合されれば、機構本体71の強度が一層高くなる。下機構取付部71bには位置決め孔71gおよび取付孔71hを備え、上前機構取付部71dには取付孔71iを備える。
【0024】
図7を参照し、図2のように組み立てられた図柄表示機構1を3個用いて構成された回胴表示装置91について説明する。回胴表示装置91は図柄表示機構1を収納し得る大きさの前方左右開放状の躯体92を備える。躯体92は上壁93の後部に左右で相対峙する2本の切込94を介して内側に向けて突出するように押し出された係合部95、上壁93の前部から上方に折り曲げられた上フランジ96、底壁71aの前部から下方に折り曲げられた下フランジ97を備える。
【0025】
そして、図柄表示機構1が躯体92の内部に挿入され、図柄表示機構1の下機構取付部71bおよび上前機構取付部71dが躯体92の上フランジ96および下フランジ97の前側に配置され、下フランジ97に設けられた突起98と下機構取付部71bの位置決め孔71gとが互いに嵌め込まれ、機構本体71の上後機構取付部71eが躯体92の上壁93の内側面から一方の切込94、係合部95の上、他方の切込94を順に経由して上壁93の内側面に接触するように係合部95に嵌め込まれる一方、下機構取付部71bおよび上前機構取付部71dを図外の止ねじで上フランジ96および下フランジ97に締結することによって、3個の図柄表示機構1が躯体92に取付けられる。また、機構本体71と対象形に形成された側壁99が機構本体71と同様に躯体92に取付けられる。これによって、機構本体71と躯体92および側壁99で囲まれた前方開放状の空間に3個の図柄表示機構1の図柄表示体2が配置された回胴表示装置91となる。
【0026】
実施形態2.
バックライト機構100を設けない場合においては、図8に示すように、ガイド機構200を機構本体71にねじ210などで取付けて、ガイド部材120,120で図柄表示体2を内側面2aの両端から前側に湾曲させてガイドしてもよい。ガイド機構200は、機構本体71に対する取付部201と、支持部202と、支持部202に設けられた実施形態1と同様なガイド部材取付部104、このガイド部材取付部104に取付けられる実施形態1と同様なガイド部材120とで構成される。
【0027】
実施形態3.
また、バックライト機構100を設けない場合においては、図9に示すように、図柄表示体2の内側面2aの幅方向中央部に対応した帯状ガイド部材120Aを設けて図柄表示体2を内側面2aの幅方向中央部から前側に湾曲させてガイドするようにしてもよい。この場合のガイド機構200Aは、機構本体71に対する取付部201と、支持部202と、支持部202に設けられたガイド部材取付部104A、このガイド部材取付部104Aに取付けられる帯状ガイド部材120Aとで構成される。
また、図示しないが、帯状ガイド部材120Aの代わりに、図柄表示体2に対して滑性を有する樹脂材料で形成された筒状ガイド部材を外周に取付けたローラ部材を用いてもよい。
実施形態3においても、図柄表示体2に対して滑性を有する樹脂材料で形成された帯状ガイド部材120A又は筒状ガイド部材を備えるので、これらガイド部材が図柄表示体2の内側面2a、即ち、図柄4の裏側部分に接触しても、図柄4の裏側部分の擦傷の発生や摩耗を抑止でき、図柄4の見栄えが悪くならない。
【0028】
尚、実施形態では、内側面2aの両端にタイミングベルト状の連続凹凸部を設けた図柄表示体2を用いた場合を説明したが、本発明はスプロケットタイプにも適用できる。つまり、図柄表示体の幅方向の両端部(図柄表示領域外)にその回転方向に沿って所定の間隔を隔てて孔をあけ、駆動輪には上記孔間の間隔と同間隔で突起を設け、この突起を上記孔に係合させてモータの動力を図柄表示体に伝達することにより図柄表示体を回転駆動するスプロケットタイプに適用してもよい。この場合でも、ガイド部材120が図柄表示体2の図柄4の裏側部分に接触せず、図柄4の裏側部分の擦傷や摩耗が生じないので、図柄4の見栄えが悪くならず、また、図柄表示体2の内側面2aにおける幅方向両端側のみをガイドするので、図柄表示体2とガイド部材120との摩擦を低減でき、図柄表示体2の回転負荷を低減できるので、駆動輪を駆動するモータとして出力の小さいモータを使用することが可能となる。
また、実施形態では、ガイド部材120で図柄表示体2を内側面2aから前側に湾曲させてガイドしたが、駆動輪11と従動輪21との間において図柄表示体2が一直線になるように図柄表示体2の内側面2aをガイドしてもよい。また、この場合、図柄表示体の幅方向の両端部(図柄表示領域外)の内側面2aあるいは外側面あるいはこれら両方をガイドするガイド部材を設けてもよい。以上の場合でも、図柄表示体2が駆動輪11と従動輪21との間で前後に振れたり、撓んだりすることを防止でき、図柄4を安定に表示させることが可能となるという効果が得られる。特に、内側面2aおよび外側面の両方をガイドするガイド部材を設けた場合に当該効果が顕著に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態による回胴表示装置の図柄表示機構を示す分解斜視図。
【図2】 図柄表示機構の外観図。
【図3】 ガイド部材付きのバックライト機構の縦断面図。
【図4】 ガイド部材付きのバックライト機構の横断面図。
【図5】 ガイド部材付きのバックライト機構を示す斜視図。
【図6】 ガイド部材とバックライト機構とを分解して示した斜視図。
【図7】 回胴表示装置の外観図。
【図8】 実施形態2のガイド機構を示す横断面図。
【図9】 実施形態3のガイド機構を示す横断面図。
【符号の説明】
2 図柄表示体、2a 図柄表示体の内側面、6 凹部(図柄表示体側係合部)、7 凸部(図柄表示体側係合部)、11 駆動輪、15 凹部(駆動輪側係合部)、16 凸部(駆動輪側係合部)、21 従動輪、31 ステップモータ、100 バックライト機構、120 ガイド部材。

Claims (2)

  1. 駆動輪と従動輪とに無端帯状の図柄表示体を巻き掛けて駆動輪を駆動させることにより図柄表示体を回転させる回胴表示装置において、
    前記図柄表示体の内側面における幅方向両端部に設けられた図柄表示体側の動力伝達部と、前記駆動輪の外周面における軸方向両端部に設けられて図柄表示体側の動力伝達部と係合し駆動輪の回転力を図柄表示体側の動力伝達部に伝達して図柄表示体を回転させる駆動輪側の動力伝達部と、前記駆動輪と前記従動輪との間に形成される前記図柄表示体側の裏側の空間部に設けられて前記図柄表示体に対し内側から光を照射するバックライト機構と、このバックライト機構の光を前記図柄表示体に投射する投射筒枠形成体と、この投射筒枠形成体の前側両端部に設けられて前記図柄表示体の進行方向に沿って上下に延長し、前面が前記図柄表示体側に飛び出て湾曲した弧状に形成されるガイド部材取付部と、このガイド部材取付部の前面に交換可能に取付けられて前記図柄表示体の回転による移動をその表示側に対して内側から案内する帯状のガイド部材とを備え、
    前記図柄表示体側の動力伝達部は、前記図柄表示体の幅方向両端部内側の周方向に一定間隔で交互に連続した凹部と凸部とにより形成され、前記凸部は前記図柄表示体の内側面から前記図柄表示体の径方向内側に突出するよう形成され、前記凹部は前記図柄表示体の周方向に隣接する前記凸部間における前記図柄表示体の内側面により形成され、
    前記ガイド部材は、前記図柄表示体に対して滑性を有する材料で形成され、前記図柄表示体側の幅方向両端部内側に突出して形成された前記動力伝達部の凸部と接触しながら前記図柄表示体をその径方向内側から表示側に向けて湾曲させて案内することを特徴とする回胴表示装置。
  2. 前記ガイド部材を構成する滑性を有する材料は超高分子量ポリエチレンを含むことを特徴とする請求項に記載の回胴表示装置。
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