JP4368720B2 - 扉開放装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ラッチ付きの扉を駆動装置で開く扉開放装置に関する。
例えば、消火装置である高膨張泡発生装置(例えば一辺が2m程度の横倒し角筒形状)が大空間建造物外壁に設置されているような場合に、高膨張泡発生装置の空気取り込み口を外に向け、放出口を高所外壁に取り付けることがある。このような高膨張泡発生装置においては、空気取り込み口に風雨や外光或いは鳥や虫が入り込まないようにするめに空気取り込み口を閉じる蓋が必要で、その蓋をラッチ付の扉構造にして、アクチュエータによる扉開放装置を設けていた。
上記の如きラッチ付の扉構造におけるアクチュエータによる扉開放装置の従来例について述べれば、図18に示す如く、扉101を開くための扉用アクチュエータ102と、扉用アクチュエータ102を駆動する加圧装置103と、扉用アクチュエータ102と加圧装置103の間に介在して、扉101を開くときに操作される扉駆動用弁104とを有する扉開放装置100において、扉駆動用弁104が操作されるときに扉開放開始前に自動的にラッチ105を解除するために、スピードコントローラ106の二次側に扉用アクチュエータ102を接続し、スピードコントローラ106の一次側に加圧装置103とラッチ解除用アクチュエータ107を接続し、スピードコントローラ106としては例えばニードルバルブを用いて、その一次側より二次側の昇圧が遅くなるようにして、スピードコントローラ106の一次側にあるラッチ解除用アクチュエータ107を先に駆動させてラッチ105を解除し、その後に扉用アクチュエータ102を駆動させて扉を開くようにしていた。
上記従来例においては、ラッチを解除するためにそれ専用のアクチュエータを設けており、又そのラッチ解除用のアクチュエータを扉開放用のアクチュエータよりも先に駆動させるためにスピードコントローラ等の構成が必要であり、部品点数が多く、そのため故障要因が多い。又、ラッチ解除用アクチュエータに不具合が生じた場合や、ラッチが錆などで固着し、ラッチ解除用アクチュエータに所定のガス圧が入ってもラッチの動きが遅れる場合などは、ラッチ解除前に扉用アクチュエータが駆動してしまうことがある。この場合、扉とラッチが強く噛み合ってしまい、扉が開かない、或いはラッチ部等に更なる故障が生じる恐れがある。
この発明は、上記事情に鑑み、部品点数を少なく、故障要因が少ない扉開放装置を提供することを目的とする。
又、この発明は、上記事情に鑑み、ラッチ解除前に扉の開放駆動が開始されることがない扉開放装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するこの発明について述べれば、それは以下の通りである。
即ち、ラッチによって閉止状態が保持される扉を開放する扉開放装置であって、該扉開放装置を、該扉を開放動作させる駆動作用部を有する駆動手段と、該駆動手段の駆動作用部を駆動する駆動源と、該駆動手段の駆動作用部の駆動によって移動する移動部と、該移動部の移動に連動して、該扉のラッチを解除するラッチ解除手段とを有する扉開閉機構により構成し、該扉開閉機構において、該移動部は、その移動軌跡中に扉閉止時における初期定点と、扉開放開始時における開放開始定点と、扉開放完了時における復帰開始定点とを有するものとし、ここで該初期定点は該開放開始定点と該復帰開始定点との間にあるものであり、該駆動手段の駆動作用部は、該移動部を該初期定点から該開放開始定点に向けてスライド移動させ、その移動に連動させて該ラッチ解除手段によって該ラッチを解除させる予備駆動と、該予備駆動後に該扉を開放動作させる開放駆動とを行うものとし、ここで該移動部は該開放駆動時に該開放開始定点から該初期定点を通過して該復帰開始定点へスライド移動するものであり、更に、該扉開閉機構は該扉の閉止状態にある時に該移動部の位置を該初期定点に復帰させている復帰手段を有するものとし、ここで該移動部は該扉の閉止動作時に該復帰開始定点から該初期定点へスライド移動して復帰するものであることを特徴とする扉開放装置。
又、前記扉開放装置において、該移動部は該駆動手段の駆動作用部であり、該駆動手段の駆動作用部はその位置が該扉に対して移動可能に移動支持部によって該扉に支持されるものであり、又、該移動支持部は該駆動手段の駆動作用部をスライド移動させるスライド機構を有するものであり、該スライド機構は、該扉の裏面に取り付けられ、スライド孔部、スライド溝部又はガイドレール部を有するブラケットと、該駆動手段の駆動作用部に設けられ、該スライド孔部、スライド溝部又はガイドレール部を移動自在なスライド部とによって構成されるものであることを特徴とする扉開放装置である。
又、ラッチによって閉止状態が保持される扉を開放する扉開放装置であって、該扉開放装置を、該扉を開放動作させる駆動作用部を有する駆動手段と、該駆動手段の駆動作用部を駆動する駆動源と、該駆動手段の駆動作用部の駆動によって移動する移動部と、該移動部の移動に連動して、該扉のラッチを解除するラッチ解除手段とを有する扉開閉機構により構成し、該扉開閉機構において、該移動部は、その移動軌跡中に扉閉止時における初期定点と、扉開放開始時における開放開始定点とを有するものとし、該駆動手段の駆動作用部は、該移動部を該初期定点から該開放開始定点に向けて揺動移動させ、その移動に連動させて該ラッチ解除手段によって該ラッチを解除させる予備駆動と、該予備駆動後に該扉を開放動作させる開放駆動とを行うものとし、更に、該扉開閉機構は該扉の閉止状態にある時に該移動部の位置を該初期定点に復帰させている復帰手段を有するものとし、ここで該移動部は付勢手段により該開放開始定点から該初期定点へ揺動移動して復帰するものであることを特徴とする扉開放装置である。
又、前記扉開放装置において、該移動部は該駆動手段の駆動作用部であり、該駆動手段の駆動作用部はその位置が該扉に対して移動可能に移動支持部によって該扉に支持されるものであり、又、該移動支持部は該駆動手段の駆動作用部を揺動移動させる揺動機構を有するものであり、該揺動機構は該扉の裏面に取り付けられ、該駆動手段の駆動作用部と連結される揺動体によって構成されるものであることを特徴とする扉開放装置である。
この発明の前記扉開放装置においては、扉のラッチを解除させる駆動、即ち予備駆動と、その予備駆動後に扉を開放動作させる駆動、即ち開放駆動とを同じ駆動作用部によって行う様になっている。
従って、この発明の前記扉開放装置によれば、ラッチ解除専用のアクチュエータやそのアクチュエータを先に駆動させるための複雑な構成を不要とすることができ、上記従来例に比して述べれば、ラッチ解除用アクチュエータやスピードコントローラ等の構成を不要とすることができるので、部品点数を少なくすることができ、構成を簡略化することができ、又故障要因も少なくすることができる。
更に、この発明の前記扉開放装置においては、予備駆動によって、移動部が移動し、それに連動してラッチが解除されてから、開放駆動によって扉が開放される様に動作順序が規定されている。
従って、この発明の前記扉開放装置によれば、ラッチ解除から扉開放までの動作を規定の順序通りに確実に行わせることができる。
更に、この発明の前記扉開放装置においては、予備駆動によって移動部が移動してラッチが解除されない限り、扉の開放駆動が開始されない様になっている。
従って、この発明の前記扉開放装置によれば、ラッチが解除されていないにも拘らず、扉の開放駆動が開始されるということがないので、扉開放の駆動力によってラッチを扉側に喰い込ませたり、或いはラッチを故障させたりということがない。
更に、この発明の前記扉開放装置においては、扉開放機構が、扉が閉止状態にあるときには、移動部の位置を初期定点に復帰させている復帰手段を有しているものとすることで、扉の閉止状態から扉を開けるときには、扉開放機構における移動部を必ず初期定点から移動させることができ、扉開放機構を所定の通りに動作させることができる。
この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
[第1の実施の形態]
この発明の扉開放装置の第1の実施の形態を図1乃至図4に基づき説明する。尚、図1は扉とラッチと扉開放装置とを模式的に示した模式図であり、図2は、(a),(b)共に扉が閉止状態にあるときの扉開放装置の要部を示すもので、(a)は側面図、(b)は正面図である。図3は、(a),(b)共に扉が開放動作を開始しようとする状態にあるときの図2に相当する部分を示すもので、(a)は側面図、(b)は正面図である。図4は、扉が開放動作の途中の状態にあるときの、扉と筐体と扉開放装置とを模式的に示した模式図である。
筐体40には、その前面に上辺のヒンジ部10bを介して回動自在の扉10が設けられている(図4参照)。扉10の内側と筐体40内に設けられた扉開放装置1は、扉10を開放動作させる駆動手段の一例であるアクチュエータ2、移動支持部の一例であるブラケット3、アクチュエータ2に管4aを介して加圧力を供給し、アクチュエータ2を駆動する駆動源としての加圧ボンベ4、扉10のラッチ5を解除するラッチ解除手段の一例であるワイヤー6等を備えている。
アクチュエータ2は、アーム部2cがシリンダ部2dに対して直線方向に伸縮動作するシリンダ機構によって構成され、シリンダ部2dに加圧ボンベ4から加圧力が供給されると、その加圧力によってアーム部2cが伸長する様になっている。このアクチュエータ2の一端は、そのアーム部2c先端に駆動作用部2aを有しており、アクチュエータ2の他端は、筐体40の内部下部に軸着されている(図示せず)。駆動作用部2aは先端部2eとそれと直交するスライドシャフト2bとで構成されている。
ブラケット3は、並列して配置されて一対をなす2枚の側板3a,3aを有しており、図示しない取付部によって扉10の裏面10aに取り付けられている。一対の側板3a,3aには、扉裏面10aの上下方向に沿う長孔によって形成されるスライド孔3b,3bがそれぞれ設けられており、この2つのスライド孔3b,3bも並列して配置されている。
アクチュエータ2の駆動作用部2aは、ブラケット3の側板3a,3aのそれぞれの間に配置され、そしてスライドシャフト2bが側板3a,3aのそれぞれのスライド孔3b,3bに挿通されることで、スライドシャフト2bを介してブラケット3に支持されている。これによりアクチュエータ2の駆動作用部2aのスライド機構3sが構成され、アクチュエータ2の駆動作用部2aは、スライドシャフト2bが側板3a,3aのそれぞれのスライド孔3b,3bに沿ってスライド移動することで、その位置が扉10に対して移動が可能になっている。尚、駆動作用部2aは移動部の一例である。
スライド機構3sによるアクチュエータ2の駆動作用部2a、即ち移動部の移動軌跡は、ブラケット3の側板3a,3aのそれぞれのスライド孔3b,3bによって規定されることとなるが、スライド孔3b,3bが直線状の長孔によって形成されている本実施の形態においては、スライド孔3b,3bのそれぞれの長さ方向の下端3c,3cと上端3d,3dによって移動範囲が規定された直線状の軌跡を形成しており、その移動軌跡中に、スライド孔3b,3bの下端3c,3cの位置に初期定点P1を、スライド孔3b,3bの上端3d,3dの位置に開放開始定点P2を有している。
アクチュエータ2における駆動作用部2aのスライドシャフト2bの一方の端部2eにはワイヤ6が接続されており、このワイヤ6はラッチ5に接続されており、駆動作用部2aが初期定点P1から開放開始定点P2に向けて移動し、それに伴いスライドシャフト2bが移動してワイヤ6が牽引されることで、ラッチのラッチ孔40bからの係止を解除する様になっている。即ち、このワイヤ6は移動部2aの移動に連動して扉10のラッチ5を解除するラッチ解除手段を構成している。尚、駆動作用部2aが初期定点P1にあるときはラッチ5は施錠可能状態、即ち、ラッチ5の出没可能な通常の機能を有しており、駆動作用部2aが開放開始定点P2にあるときはラッチ5は解錠位置、即ちワイヤ6で牽引されてラッチ5が没入状態にある。又、スライドシャフト2bの端部2eからラッチ5までのワイヤ6の経路には、ワイヤ6の動きをガイドするワイヤガイド6aやワイヤ6の動きの向きを変える方向転換手段(図示省略)が設けられている。
扉10が閉止状態にあるとき、図2に示す如く、アクチュエータ2の駆動作用部2a、即ち移動部は初期定点P1の位置にある。その状態から、加圧ボンベ4の図示しないバルブを開放し、加圧力をアクチュエータ2のシリンダ部2dに供給すると、その加圧力によりアーム部2cが伸長し、駆動作用部2aによる駆動が開始される。駆動作用部2aによる矢印A1方向への駆動力は、先ずスライドシャフト2bをスライド孔3b,3bの下端3c,3cから上端3d,3dに向けてスライド移動させ、駆動作用部2a(移動部)自体を初期定点P1から扉開放開始定点P2に向けて(矢印A2)移動させる如く作用する(図3の(b)参照)。即ち、駆動作用部2a(移動部)は駆動開始後に先ず予備駆動を行う。駆動作用部2a(移動部)が予備駆動を行い、スライドシャフト2bが移動すると、その移動に伴いワイヤ6が牽引されて、ラッチ5を解除方向に移動させてラッチ5を解除し、扉10の閉止保持の状態を解除する。尚、駆動作用部2a(移動部)の初期定点P1から扉開放開始定点P2までの移動ストロークは、そのストローク中にラッチ5を確実に解除している如き長さに設定されており、予備駆動完了後には確実にラッチが解除されている様になっている。
アクチュエータ2の駆動作用部2aによる予備駆動が完了すると、図3及び図4に示す如く、スライドシャフト2bはスライド孔3b,3bの上端3d,3dに当接しており、駆動作用部2aは扉開放開始定点P2の位置にある。この状態にあると、ラッチ5は既に解除されているので、扉10の閉止保持の状態は解除されており、扉10の開放方向への動作がフリーとなっているので、駆動作用部2aの矢印A1方向への駆動力は扉10を開放動作させる如く作用し、図4に示す如く、扉10を矢印A3方向に開放動作させる。即ち、駆動作用部2aは、予備駆動後、扉10の開放開始駆動を行う。
前記扉開放装置1においては、扉10のラッチ5を解除させる駆動、即ち予備駆動と、その予備駆動後に扉10を開放動作させる駆動、即ち開放駆動とを同じ駆動作用部2aによって行っている。従って、ラッチ解除専用のアクチュエータやそのアクチュエータを先に駆動させるための複雑な構成は前記扉開放装置1には不要であり、上記従来例に比して述べれば、ラッチ解除用アクチュエータやスピードコントローラ等の構成を不要とすることができるので、扉開放装置を構成する上で、部品点数を少なくすることができ、構成を簡略化することができ、又故障要因も少なくすることができる。
更に、前記扉開放装置1においては、予備駆動によって、駆動作用部2aが移動し、それに連動してラッチ5が解除されてから、開放駆動によって扉10が開放される様に動作順序が規定されている。従って、ラッチ5の解除から扉10の開放までの動作を規定の順序通りに確実に行わせることができる。
更に、前記扉開放装置1においては、予備駆動によって駆動作用部2aが移動してラッチ5が解除されない限り、扉10の開放駆動が開始されることはない。従って、ラッチ5が解除されていないにも拘らず、扉10の開放駆動が開始されるということはなく、扉10の開放させる駆動力がラッチ5に作用し、ラッチ5を扉10側に喰い込ませたり、或いはラッチ5を故障させたりということはない。
尚、扉開放開始定点P2は、ラッチ解除完了位置であれば、スライドシャフト2bが上端3dに達していない位置であってもよい。
ところで、上記実施形態の扉開放装置1において駆動機構は、アクチュエータ2等の駆動手段と加圧ボンベ4等の駆動源と駆動手段の駆動作用部2aの駆動によって移動する移動部2aとで構成しており、又、この駆動機構の、扉10を開放する動作の当初には、初期定点P1から扉開放開始定点P2までの間を移動部2aが移動する予備駆動、即ち遊び動作が設けられている。
この遊び動作の動きの間では扉10が開放するようにはなっておらず、この遊び動作の動き、つまり移動部2aの動きを用いてワイヤ6が牽引されて、ラッチ5を解除方向に移動させラッチ5を解除する機構をなしており、この機構がラッチ解除機構を構成している。
尚、上記実施形態の記載と同様、遊び動作の量、即ち遊び若しくは移動ストロークは、ラッチ5が完全に解除する長さに所定の余裕の長さを加えた量を設定しておくと、構成体の経年的な変形等があっても将来に渡って解錠不具合は回避できる。
更に、遊び動作の動きを用いてラッチ5を解除する介在物は、ワイヤ6の代わりにリンク等としてもよい。
[第2の実施の形態]
この発明の扉開放装置の第2の実施の形態を図5乃至図12に基づき説明する。この第2の実施の形態は、第1の実施の形態におけるスライド移動機構を構成するブラケットに駆動作用部の初期定点への復帰手段を付加したものであり、図5は復帰手段を有するブラケットを示し、(a)はその側面図、(b)はその正面図であり、図6はブラケットとアクチュエータを示し、駆動作用部が初期定点に位置している状態における、(a)はその側面図、(b)はその正面図であり、図7は同上を示し、駆動作用部が初期定点から開放開始定点に移動した状態における側面図であり、図8は同上を示し、駆動作用部が開放開始定点に位置し、扉の開放動作の途中の状態における側面図であり、図9は同上を示し、駆動作用部が復帰開始定点に位置し、扉の全開状態における側面図であり、図10は同上を示し、駆動作用部が復帰開始定点に位置し、扉の閉動作の途中の状態における側面図であり、図11は同上を示し、駆動作用部が復帰開始定点から初期定点に向けて移動し、扉の閉動作の途中の状態における側面図であり、図12は同上を示し、駆動作用部が初期定点の位置に復帰し、扉の全閉状態における側面図である。尚、第1の実施の形態と同一の構成については同一図面符号を付してその説明を省略する。
図5において、扉開放装置20におけるブラケット25は、駆動作用部2aの移動支持部の一例を構成するものであり、前記第1の実施の形態におけるブラケット3と同様に、並列して配置された一対をなす2枚の側板25a,25aを有し、扉10の裏面10aに取り付けられている。
ブラケット25の一対の側板25a,25aには、扉10の裏面10aの上下方向に沿う長孔部25c,25cを有するとともに、その長孔部25c,25cの下方においてその長孔部25c,25cに連続し、長孔部25c,25cより扉10の裏面10a側に向かう、例えば垂直方向に向かう短孔部25d,25dを有するスライド孔25b,25bが設けられており、このスライド孔25b,25bも側板25a,25aと同様に並列して配置されている。
更にブラケット25は、一対の側板25a,25aの間に両者を架け渡す如く設けられたストッパ部25eが設けられている。このストッパ部25eは、スライド孔25b,25bより下方の位置で、且つスライド孔25b,25bの長孔部25c,25cより扉10の裏面10a寄りの位置に設けられている。
アクチュエータ2の駆動作用部2aは、図6bに示す如く、ブラケット25の側板25a,25aの間に配置され、そしてスライドシャフト2bが側板25a,25aのそれぞれのスライド孔25b,25bに挿通されることで、スライドシャフト2bを介してブラケット25に支持されている。これによりアクチュエータ2の駆動作用部2aのスライド機構25sが構成され、アクチュエータ2の駆動作用部2aは、スライドシャフト部2bが側板25a,25aのそれぞれのスライド孔25b,25bに沿ってスライド移動することで、その位置が扉10に対して移動が可能になっている。尚、ストッパ部25eは、図6aに示す如く、扉10とアクチュエータ2の間に位置して、駆動作用部2aが初期定点25aの位置にあるとき、ストッパ部25eはアクチュエータ2に当接している。
スライド機構25sによるアクチュエータ2の駆動作用部2aの移動軌跡は、スライド孔25b,25bによって規定され、スライド孔25b,25bが長孔部25c,25cと短孔25d,25dによって形成されている本実施の形態においては、長孔部25c,25cと短孔部25d,25dの各端縁部によって規定された略L字状の軌跡を形成しており、その軌跡中に、長孔部25c,25cの下端25f,25fの位置に初期定点P1を、長孔部25c,25cの上端25g,25gの位置に開放開始定点P2を、短孔部25d,25dの末端25h,25hの位置に復帰開始定点P3を有している。
扉10が閉止状態にあるとき、図6aに示す如く、アクチュエータ2の駆動作用部2aは初期定点P1の位置にあり、その状態から、アーム部2cが伸長し、駆動作用部2aによる駆動が開始されると、駆動作用部2aによる矢印A1方向への駆動力は、図7に示す如く短孔25d,25dよりも長孔25c,25cの方向に近いため、先ずスライドシャフト2bは長孔部25c,25cの下端25f,25fから上端25g,25gに向けて(矢印A2方向)スライド移動ガイドされ、前記駆動力は駆動作用部2aを初期定点P1から開放開始定点P2に向けて移動させる如く作用する。即ち、駆動作用部2aは駆動開始後に先ず予備駆動を行う。駆動作用部2aが予備駆動を行い、スライドシャフト2bが移動すると、その移動に伴いワイヤ6が牽引されて、ラッチ5を解除方向に移動させてラッチ5を解除し、扉10の閉止保持の状態を解除する。
アクチュエータ2の駆動作用部2aによる予備駆動が完了すると、図7に示す如く、スライドシャフト2bは長孔部25c,25cの上端25g,25gに当接しており、駆動作用部2aは開放開始定点P2の位置にある。この状態にあると、ラッチ5は既に解除されて、扉10の閉止保持の状態は解除されており、扉10の開放方向への動作がフリーとなっているので、駆動作用部2aの矢印A1方向への駆動力は扉10を開放動作させる如く作用し、図8に示す如く、扉10を矢印A3方向に開放動作させる。即ち、駆動作用部2aは、予備駆動後、扉10の開放開始駆動を行う。
扉10の開放動作中、アクチュエータ2の扉10を押す力の長孔部25c方向の分力は、長孔部25c方向と前記押す力の方向(アーム部2cの軸方向)との成す角、即ち押圧角度αが鈍角のある方に滑るように働くので、開放動作の初めのうちは駆動作用部2aの位置は開放開始定点P2の位置にあるが、押圧角度αが90度を超えると、スライドシャフト2bは長孔部25c,25cの上端25g,25gから下端25f,25fに向けて移動し、下端25f,25fを通過して、更に短孔部25d,25dの末端25h,25hに向けて移動する。即ち、駆動作用部2aは、長孔部25c,25cへの押圧角度αが90度を超えると、開放開始定点P2から初期定点P1に向けて移動し、初期定点P1を通過して、更に復帰開始定点P3に移動する(図9参照)。尚、スライドシャフト2bが長孔部25c,25cの下端25f,25fに移動する過程で、スライドシャフト2bに接続されているワイヤ6の牽引状態は解かれることとなるので、ラッチ5はそのバネ力により自動的に初期状態に復元することとなる。
扉10が全開状態になると、図9に示す如く、スライドシャフト2bは短孔部25d,25dの末端25h,25hの位置に位置しており、即ち駆動作用部2aは復帰開始定点P3に位置している。
扉10を全開状態から閉止する場合について図9乃至図12に基づいて説明すれば、扉10の全開状態を保持する図示しないロック手段を解除すると、例えばアクチュエータ2のシリンダ部2dを減圧すると、図9に示す如く、アーム部2cが矢印A5方向に縮み、扉10はその自重により矢印A4方向に下降し、扉10は閉止動作を開始する。この扉10の閉止動作の過程においては、図10に示す如く、前記押圧角度αが90度以下になっても扉10が閉止する直前までは、スライドシャフト2bは短穴部25d,25dの末端25h,25hの位置に位置したままでいる。アクチュエータ2が扉10と押し合う力の短孔部25d方向の分力は、短孔部25d方向とアーム部2cの軸方向との成す角βが鈍角のある方に滑るように働くので、駆動作用部2aは復帰開始定点P3にはまり込んだままでいる。しかし、扉10が閉止する直前まで自重により下降すると、図11に示す如く、駆動作用部2aの下側2fはストッパ部25eに当接部25tにおいて当接し、更に扉10が下降すると、当接部25tが支点となってスライドシャフト2bを短孔部25d,25dの末端25h,25hから長孔部25c,25cの下端25f,25fに向けて(矢印A6方向)移動させる。即ち、駆動作用部2aは復帰開始定点P3から初期定点P1に向けて移動する。そして、図12に示す如く、扉10が閉止すると、それと同時にスライドシャフト2bは長孔部25c,25cの下端25f,25fの位置に位置している。即ち、駆動作用部2aは初期定点P1の位置に復帰している。
この扉開放装置20によれば、駆動作用部2aの位置を初期定点に復帰させる復帰手段、即ち、扉10が閉止するときに、駆動作用部2aを前記の如く動作させる短孔部25d,25dやストッパ部25e等を備えているので、扉10を閉止するときには、駆動作用部2a(移動部)の位置を初期定点P1の位置に必ず復帰させることができる。又、ラッチ5も扉10の閉止のときに通常の機能が働き、扉10を施錠する。
従って、この扉開放装置20によれば、前記第1の実施の形態における扉開放装置1の様に扉10を開放させることができるとともに、それに加え、扉10を開放させるときには、駆動作用部2aを常に初期定点P1の位置から移動させることができ、扉開放装置20の開放機構を常に所定通りに動作させることができる。
この発明の扉開放装置の第3の実施の形態を図13乃至図17に基づき説明する。この第3の実施の形態は、前記第1及び第2の実施の形態におけるスライド機構3s及び同25sに代えて、揺動機構を有するものとしたものである。図13乃至図17は、いずれも、筐体、扉、ラッチ、扉開放装置を側面から見た場合の模式図であり、図13及び図14は扉が閉止状態にあるときの図であり、図15は扉が開放動作の途中の状態にあるときの図であり、図16及び図17は扉が全開状態にあるときの図である。尚、前記第1及び第2の実施の形態と同一の構成については同一図面符号を付してその説明を省略する。
図13乃至図17において、筐体40にはその前面に上辺のヒンジ部10bを中心に回動自在に設けられた扉10が設けられており、その扉はラッチ5が筐体40の前面下辺に設けられたラッチ孔40bに係止されることによって閉止状態が保持される様になっている。筐体40内には扉10を開放動作させる扉開放装置30が設けられており、この扉開放装置30によって扉10は上方に向けて回動して扉を開放する様になっている。扉開放装置30は、アクチュエータ2と、図示しないアクチュエータ2のガス加圧装置と、移動部としての駆動作用部2aと、ラッチ解除手段としての揺動ブラケット35及びワイヤ6、等からなる扉開閉機構を備えている。
揺動ブラケット35は、移動支持部の一例であって、軸支部35aによって扉10の裏面10a側に軸支されており、この軸支部35aを支点として矢印A7,A8方向に揺動可能になっているが、軸支部35aが起立状態底部35bと転倒状態底部35cとの角隅部に配置されていることにより、矢印A7方向の揺動範囲の限界は起立状態底部35bが扉10の裏面10aに当接することで規定され、矢印A8方向の揺動範囲の限界は転倒状態底部35cが扉10の裏面10aに当接することで規定されており、即ち揺動ブラケット35は起立状態と転倒状態の間を軸支部35aによって揺動可能に軸支されている。
又、揺動ブラケット35は、図示しない回動付勢手段の強い回転モーメント(例えばアクチュエータ2のシリンダ部が加圧されていない状態においてはアーム部2cを短縮させるほどの強さのもの)により矢印A7方向に常時付勢されている。この回動付勢手段は、例えば軸支部35a回りに設けるばねであって、扉10が閉止状態にあるとき移動部としての駆動作用部2aの位置を初期定点に復帰させる復帰手段の一例である。
アクチュエータ2の駆動作用部2aは揺動ブラケット35の軸着部35dに軸着されており、揺動ブラケット35が揺動することで、その位置を扉10に対して揺動移動させることができる様になっており、揺動ブラケット35によるアクチュエータ2の駆動作用部2aの揺動機構35sが構成されている。尚、アクチュエータ2のシリンダ部2dの後端は筐体40の軸着部40aに軸着されている。
揺動機構35sによるアクチュエータ2の駆動作用部2aの移動軌跡は、揺動ブラケット35の揺動範囲に相応し、その軌跡中に、揺動ブラケット35が起立状態にあるときの初期定点P1と、揺動ブラケット35が転倒状態にあるときの開放開始定点P2とを有する。駆動作用部2aが初期定点P1にあるときはラッチ5は施錠可能状態、即ち、ラッチ5の出没可能な通常の機能を有しており、駆動作用部2aが開放開始定点P2にあるときはラッチ5は解錠位置即ちワイヤ6で牽引されてラッチ5が没入状態にある。
揺動ブラケット35には、ワイヤ6が接続部35eに接続されており、揺動ブラケット35が起立状態から転倒状態に揺動すると、図14に示す如く、接続部35eが移動することで、ワイヤ6が牽引されて、ラッチ5を解除方向に移動させ、ラッチを解除する様になっている。尚、6bはワイヤ6の動きの向きを変えるガイドローラである。
扉10が閉止状態にあり、アクチュエータ2による駆動作用部2aに駆動力が発生していない状態においては、図13に示す如く、揺動ブラケット35は矢印A7方向の回転モーメントによってその起立状態底部35bが扉裏面10aに当接している状態、即ち起立状態に保持されており、駆動作用部2aは初期定点P1の位置にある。この状態から、図示しないエアコンプレッサ等の駆動源から加圧力が管4aを介してアクチュエータ2のシリンダ部2dに供給されると、その加圧力によりアーム部2cが伸張し、駆動作用部2aが駆動を開始する。駆動作用部2aによる矢印A1方向の駆動力は、揺動ブラケット35を矢印A7方向に付勢する回転モーメントに抗して揺動ブラケット35を矢印A8方向に向けて揺動させ、併せて駆動作用部2a自身を初期定点P1から開放開始定点P2に向けて移動させる。即ち、駆動作用部2aは駆動開始後に先ず予備駆動を行う。
アクチュエータ2の駆動作用部2aによる予備駆動が完了すると、図14に示す如く、ブラケット35はその転倒状態底部35cが扉10の裏面10aに当接している状態、即ち転倒状態になっており、駆動作用部2aは開放開始定点P2に移動している。この状態にあるとき、既にラッチ5は解除されているので、扉10の閉止保持の状態は解除されており、扉10の開放方向(矢印A3方向)への動作はフリーとなっているので、駆動作用部2aの矢印A1方向の駆動力は扉10を開放動作させる如く作用し、即ち、駆動作用部2aは、予備駆動後、扉10の開放開始駆動を行う。
図15は扉10の開放動作の途中の状態を示し、図16は開放動作が完了し扉10が全開した状態を示しているが、ブラケット35は何れの状態においても、転倒状態を維持している。尚、扉10が全開状態にあっても、図17に示す様に、アクチュエータ2の駆動作用部2aの駆動力にブラケット35への矢印A7方向の回転モーメントが打ち勝って、ブラケット35を揺動させて起立状態にすることもあるが、この状態にあっても、駆動作用部2aの駆動力が扉10の全開状態を保持する程度の力を持っていれば、扉10の全開状態は保持される。
扉10を全開状態から閉止する場合について述べれば、図16に示す状態から、扉10の全開状態を保持する図示しないロック手段を解除すると、例えばアクチュエータ2のシリンダ部2d内の圧力を減少させると、ブラケット35は、矢印A7方向の回転モーメントによって、同方向に向けて揺動して起立状態となる。即ち、駆動作用部2aは開放開始定点P2から初期定点P1に向けて移動して初期定点P1に復帰する。そして、扉10はその自重により下降してラッチ5がラッチ孔40bに入って係止し、最終的に自らを閉止する。
この扉開放装置30によれば、前記第1の実施の形態及び同第2の実施の形態によって得ることができるのと同様の効果を得ることができ、しかもそれを簡単な構成によって得ることができる。
尚、上記実施の形態では、駆動手段としてガス使用のアクチュエータを用いていたが、ガス以外の流体でもよい。またモータを用い、例えばチェーン巻き取り式で扉を開閉するようにしてもよく、その際チェーンの巻き取り初期に遊びを設けて遊びの巻き取り(予備駆動)の際にラッチを解除するようにしてもよい。
又、上記では駆動源として加圧ボンベやエアコンプレッサを用いたが、水道水圧や電気を用いてもよい。
又、上記では移動部は駆動作用部が兼用していたが、例えば第3の実施の形態においてワイヤ6の接続部34eを移動部とみなし駆動作用部2aと別体としてもよい。
又、ラッチ解除手段として、移動部(駆動作用部2a)に接続されたワイヤ6や、揺動ブラケット35とワイヤ6を用いていたが、リンク式にしてもよい。
この発明の前記扉開放装置によれば、ラッチ解除専用のアクチュエータやそのアクチュエータを先に駆動させるための複雑な構成を不要とすることができ、上記従来例に比して述べれば、ラッチ解除用アクチュエータやスピードコントローラ等の構成を不要とすることができるので、部品点数を少なくすることができ、構成を簡略化することができ、又故障要因も少なくすることができる。
更に、この発明の前記扉開放装置によれば、予備駆動によって、移動部が移動し、それに連動してラッチが解除されてから、開放駆動によって扉が開放される様に動作順序が規定されているので、ラッチ解除から扉開放までの動作を規定の順序通りに確実に行わせることができる。
更に、この発明の前記扉開放装置によれば、予備駆動によって移動部が移動してラッチが解除されない限り、扉の開放駆動が開始されない様になっているので、ラッチが解除されていないにも拘らず、扉の開放駆動が開始されるということがないので、扉開放の駆動力によってラッチを扉側に喰い込ませたり、或いはラッチを故障させたりということがない。
更に、この発明の前記扉開放装置においては、扉開放機構が、扉が閉止状態にあるときには、移動部の位置を初期定点に復帰させている復帰手段を有しているものとすることで、扉の閉止状態から扉を開けるときには、扉開放機構における移動部を必ず初期定点から移動させることができ、扉開放機構を所定の通りに動作させることができる。
この発明の扉開放装置の第1の実施の形態を示し、扉とラッチと扉開放装置とを模式的に示した模式図である。 同上を示し、扉が閉止状態にあるときの扉開放装置の要部の、(a)は側面図であり、(b)は正面図である。 同上を示し、扉が開放動作を開始しようとする状態にあるときの図2に相当する部分の、(a)は側面図であり、(b)は正面図である。 同上を示し、扉が開放動作の途中の状態にあるときの、扉と筐体と扉開放装置とを模式的に示した模式図である。 この発明の扉開放装置の第2の実施の形態を示し、その要部の、(a)は側面図であり、(b)は正面図である。 同上を示し、駆動作用部が初期定点に位置している状態における要部の、(a)は側面図であり、(b)は正面図である。 同上を示し、駆動作用部が初期定点から開放開始定点に移動した状態における要部の側面図である。 同上を示し、駆動作用部が開放開始定点に位置し、扉の開放動作の途中の状態における要部の側面図である。 同上を示し、駆動作用部が復帰開始定点に位置し、扉の全開状態における要部の側面図である。 同上を示し、駆動作用部が復帰開始定点に位置し、扉の閉動作の途中の状態における要部の側面図である。 同上を示し、駆動作用部が復帰開始定点から初期定点に向けて移動し、扉の閉動作の途中の状態における要部の側面図である。 同上を示し、駆動作用部が初期定点の位置に復帰し、扉の全閉状態における要部の側面図である。 この発明の扉開放装置の第3の実施の形態を示し、筐体、扉、ラッチ、扉開放装置を側面から見た場合の模式図である。 同上を示し、扉が閉止状態にあるときの図13に相当する図である。 同上を示し、扉が開放動作の途中の状態にあるときの図13に相当する図である。 同上を示し、扉が全開状態にあるときの図13に相当する図である。 同上を示し、扉が全閉状態にあるときの図13に相当するである。 従来例の扉開放装置を示す模式図である。
符号の説明
1 扉開放装置
2 アクチュエータ
2a 駆動作用部
2b スライドシャフト
3 ブラケット
3a 側板
3b スライド孔
3s スライド機構
5 ラッチ
6 ワイヤ
10 扉
20 扉開放装置
25 ブラケット
25a 側板
25b スライド孔
25c 長孔部
25d 短孔部
25e ストッパ部
25s スライド機構
30 扉開放装置
35 揺動ブラケット
35s 揺動機構

Claims (4)

  1. ラッチによって閉止状態が保持される扉を開放する扉開放装置であって、該扉開放装置を、該扉を開放動作させる駆動作用部を有する駆動手段と、該駆動手段の駆動作用部を駆動する駆動源と、該駆動手段の駆動作用部の駆動によって移動する移動部と、該移動部の移動に連動して、該扉のラッチを解除するラッチ解除手段とを有する扉開閉機構により構成し、該扉開閉機構において、該移動部は、その移動軌跡中に扉閉止時における初期定点と、扉開放開始時における開放開始定点と、扉開放完了時における復帰開始定点とを有するものとし、ここで該初期定点は該開放開始定点と該復帰開始定点との間にあるものであり、該駆動手段の駆動作用部は、該移動部を該初期定点から該開放開始定点に向けてスライド移動させ、その移動に連動させて該ラッチ解除手段によって該ラッチを解除させる予備駆動と、該予備駆動後に該扉を開放動作させる開放駆動とを行うものとし、ここで該移動部は該開放駆動時に該開放開始定点から該初期定点を通過して該復帰開始定点へスライド移動するものであり、更に、該扉開閉機構は該扉の閉止状態にある時に該移動部の位置を該初期定点に復帰させている復帰手段を有するものとし、ここで該移動部は該扉の閉止動作時に該復帰開始定点から該初期定点へスライド移動して復帰するものであることを特徴とする扉開放装置。
  2. 該移動部は該駆動手段の駆動作用部であり、該駆動手段の駆動作用部はその位置が該扉に対して移動可能に移動支持部によって該扉に支持されるものであり、又、該移動支持部は該駆動手段の駆動作用部をスライド移動させるスライド機構を有するものであり、該スライド機構は、該扉の裏面に取り付けられ、スライド孔部、スライド溝部又はガイドレール部を有するブラケットと、該駆動手段の駆動作用部に設けられ、該スライド孔部、スライド溝部又はガイドレール部を移動自在なスライド部とによって構成されるものであることを特徴とする請求項1に記載の扉開放装置。
  3. ラッチによって閉止状態が保持される扉を開放する扉開放装置であって、該扉開放装置を、該扉を開放動作させる駆動作用部を有する駆動手段と、該駆動手段の駆動作用部を駆動する駆動源と、該駆動手段の駆動作用部の駆動によって移動する移動部と、該移動部の移動に連動して、該扉のラッチを解除するラッチ解除手段とを有する扉開閉機構により構成し、該扉開閉機構において、該移動部は、その移動軌跡中に扉閉止時における初期定点と、扉開放開始時における開放開始定点とを有するものとし、該駆動手段の駆動作用部は、該移動部を該初期定点から該開放開始定点に向けて揺動移動させ、その移動に連動させて該ラッチ解除手段によって該ラッチを解除させる予備駆動と、該予備駆動後に該扉を開放動作させる開放駆動とを行うものとし、更に、該扉開閉機構は該扉の閉止状態にある時に該移動部の位置を該初期定点に復帰させている復帰手段を有するものとし、ここで該移動部は付勢手段により該開放開始定点から該初期定点へ揺動移動して復帰するものであることを特徴とする扉開放装置。
  4. 該移動部は該駆動手段の駆動作用部であり、該駆動手段の駆動作用部はその位置が該扉に対して移動可能に移動支持部によって該扉に支持されるものであり、又、該移動支持部は該駆動手段の駆動作用部を揺動移動させる揺動機構を有するものであり、該揺動機構は該扉の裏面に取り付けられ、該駆動手段の駆動作用部と連結される揺動体によって構成されるものであることを特徴とする請求項に記載の扉開放装置。
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