JP4368313B2 - 磁気検知式センサ - Google Patents

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Description

本発明は、マグネットの近接を検知してスイッチをONまたはOFFの状態に切り替える磁気検知式センサであって、窓・扉等の開閉を検知して警報器を作動させる場合等に用いられる磁気検知式センサに関する。
スイッチを使用して開閉を検知する磁気検知式センサは、例えば、特許文献1に記載されているものが知られている。
図8は、特許文献1の磁気検知式センサを示す図である。
この磁気検知式センサは、マグネット24の近接を検知して、検知ユニット40内のリードスイッチ42が切り替わる構造となっている。マグネット24が検知ユニット40に近づくと、マグネット24の磁界の影響を受けて、ノーマルオープン接点NOが接続され、リードスイッチ42はONとなる。また、マグネット24が検知ユニット40から離れると、マグネット24の磁界の影響を受けなくなるので、ノーマルクローズ接点NCが接続され、リードスイッチ42はOFFとなる。
そして、監視部10の電流監視回路16は、検知ユニット40へ印加している電流を監視し、通常状態の電流よりも大きい電流が流れると、警報器18を作動させてブザー等により所定の警報を発生させる。すなわち、監視部10は、リードスイッチ42がONのときは通常状態の電流が流れ、リードスイッチ42がOFFのときは通常状態の電流よりも大きい電流が流れるので、電流監視回路16にて電流の大きさによって窓・扉等の開閉を検知できる。
ところで、このような磁気検知式センサに使用されるリードスイッチのOFFからONに変化するときの磁界の強さは、窓がしっかりと閉鎖している状態でリードスイッチがマグネットから受ける磁界の強さ(以下、完全閉鎖値という)よりも小さい値に設定されている。
この理由は、以下のような点が挙げられる。
第一に、磁気検知式センサを設置する窓や扉によって、検知ユニット40とマグネット24との距離がまちまちであることが挙げられる。つまり、完全閉鎖値は、磁気検知式センサを設置する窓や扉に応じて異なる。
リードスイッチ42のOFFからONに変化するときの磁界の強さを、ある特定の窓に設置したときに得られる完全閉鎖値に設定すると、その特定の窓における開閉については、窓がしっかり閉鎖した時点で、リードスイッチがOFFからONに変わるので、理想的な磁気検知式センサとなる。
しかし、この磁気検知式センサを別の窓に設置した場合、検知ユニット40とマグネットセンサ24との距離は、特定の窓と必ずしも同じ距離であるとは限らない。従って、特定の窓より別の窓の完全閉鎖値の方が小さい場合は、リードスイッチ42は窓がしっかりと閉鎖した状態であってもOFFからONに変わらず、磁気検知式センサは、窓が閉鎖したことを判定することができなくなってしまう。
第二の理由としては、窓がしっかりと閉鎖しているときでも、外的な要因によりリードスイッチ42が受ける磁界の強さが変化することがあることが挙げられる。外的な要因とは、付近を通過する車や風による振動である。リードスイッチ42がOFFからONに変化するときの磁界の強さを完全閉鎖値に設定していると、この外的な要因による影響で窓が振動してリードスイッチ42に与える磁界の強さが変化し、しっかりと閉鎖している状態であってもリードスイッチ42がOFFになり、窓の状態と相反する判定をしてしまう。
第三の理由は、リードスイッチ42やマグネット24の部品の性能誤差が挙げられる。同一のリードスイッチでも、OFFからONへの変化するときの磁界の強さは異なり、また、同一のマグネットでも磁界の強さは異なる。リードスイッチ42がOFFからONに変化するときの磁界の強さを完全閉鎖値に設定していると、この部品の性能誤差によって、しっかりと閉鎖している状態であってもリードスイッチ42がOFFになり、窓の状態と相反する判定をしてしまう。
以上の理由から、磁気検知式センサには、OFFからONを検出するときの磁界の強さがある程度低い、つまり、感度の高いリードスイッチを使用するか、逆に、強い磁界をもつマグネットを使用するかしなければならない。つまり、磁気検知式センサに使用されるリードスイッチのOFFからONに変化するときの磁界の強さは、完全閉鎖値よりも小さい値に設定される。
また、本出願人は、先に出願した特許出願2005−1189号にて、画策用のマグネットを使用して磁気検知式センサを不感知状態にする行為(以下、画策行為という)を検出することができる磁気検知式センサを提案している。
具体的に、画策行為とは、例えば、不正に強力な磁界をリードスイッチに印加して、窓を開けても、リードスイッチがONのままとなるようにする行為である。
この磁気検知式センサは、リードスイッチと、リードスイッチに対する磁界の強さを測定する磁界測定部とを備えている。そして、リードスイッチがONであるときの磁界測定部の測定した磁界の強さを基準値として記憶し、この基準値と、磁界測定部から得られる磁界の強さとの差が所定の値を越えると画策行為の有りを判定する。
特開平9−245266号公報
従来の磁気検知式センサでは、リードスイッチ42のOFFからONに変化するときの磁界の強さは、完全閉鎖値よりも小さい値に設定されている。
従って、リードスイッチ42がONを出力していても、窓の閉め方によっては、窓はわずかに開いた状態(以下、半閉まり状態という)になっていることがあった。
この半閉まり状態のとき、特許出願2005−1189号に記載されているような磁気検知式センサは、窓がしっかり閉じていないときの磁界の強さが画策を判定するための基準値として設定してしまう可能性がある。
半閉まり状態のときに基準値が設定されてしまうと、画策行為が行われていなくても、画策行為有りと判定され、誤った判定をしてしまうことがある。例えば、半閉まり状態から利用者が窓をしっかりと閉鎖したとき、リードスイッチ42に与える磁界の強さが変化してしまい、画策行為を行っていないにもかかわらず、画策行為有りと誤判定をしてしまうことがある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、スイッチを使用した磁気検知式センサにおいて、窓や扉等が半閉まりの状態のときに、窓が閉鎖していると判定してしまうことを防止する磁気検知式センサを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明による磁気検知式センサは、窓や扉等の可動部材に設置するマグネットと、可動部材を閉鎖した状態においてマグネットと対向する位置に設置する検知ユニットとを具備する磁気検知式センサであって、検知ユニットは、マグネットが近接するとONとなり、マグネットが離れるとOFFとなるスイッチ部と、磁界の強さを測定する磁界測定部と、スイッチ部がONからOFFに変化する磁界の強さより少なくとも大きい値を閉鎖強度として記憶する記憶部と、スイッチ部がONであり、かつ、磁界測定部から得られた磁界の強さが閉鎖強度を越えているときに、可動部材が閉鎖していると判定する閉判定手段を含む制御部と、制御部の判定結果を出力する出力部と、を有することを特徴としている。
さらに、好ましくは、検知ユニットに電源を供給する電池を有し、制御部は、スイッチ部がOFFからONへの変化を検出したとき、閉判定手段により磁界測定部を起動する第1の起動手段を含むことを特徴としている。
さらに、好ましくは、スイッチ部がONを検出しているときに所定時間を計時する計時部を有し、制御部は、計時部が計時する所定時間おきに、閉判定手段により磁界測定部を起動する第2の起動手段を含むことを特徴としている。
さらに、好ましくは、制御部は、閉判定手段にて可動部材が閉鎖していると判定されたときの磁界測定部から得られた磁界の強さを、画策行為を判定するための基準値として設定する設定手段を含むことを特徴としている。
さらに、好ましくは、閉鎖強度は、可動部材が完全に閉鎖した状態においてマグネットがスイッチ部に与える磁界の強さよりも小さい値であることを特徴としている。
さらに、好ましくは、制御部は、スイッチ部が、ONからOFFへの変化を検出したときに、可動部材が開いていると判定する開判定手段を含むことを特徴としている。
請求項1に係る磁気検知式センサは、スイッチ部がONを検出していても、磁界測定部から得られた磁界の強さが、可動部材の十分に閉鎖しているときの磁界の強さである閉鎖強度を越えていなければ、可動部材が閉鎖していると判定しないので、可動部材が半閉まり状態であるときに、扉が閉鎖していると判定してしまうことを防止できる。
請求項2に係る磁気検知式センサは、スイッチ部がONへ変化したときに、閉判定手段が磁界測定部を起動して可動部材が閉鎖しているかを判定するので、電力を消費する磁界測定部の監視を常時行わずに低消費電力で可動部材の半閉まり状態を防止できる。
請求項3に係る磁気検知式センサは、スイッチ部がONを検出している間は、所定時間おきに閉判定手段が磁界測定部を起動して可動部材が閉鎖しているかを判定する。
従って、スイッチ部がONを検出したが、磁界測定部から得られた磁界の強さが閉鎖強度を越えておらず、可動部材が閉鎖していると判定されなかったとき、利用者が、第1の起動手段を動作させるために、可動部材を一度開いて、スイッチ部をOFFにしてから、可動部材を閉じて、スイッチ部をONへ変化させる必要がなくなる。
請求項4に係る磁気検知式センサは、閉判定手段にて可動部材が十分に閉鎖していると判定されたときの磁界測定部における磁界の強さが、画策行為を判定するための基準値として設定される。
これにより、半閉まり状態において基準値を設定し、画策行為の有りを誤って判定することを防止できる。例えば、半閉まり状態から利用者が可動部材をさらに閉じたとき、誤って画策行為が行われたと判定してしまうことを防止できる。
請求項5に係る磁気検知式センサは、半閉まり状態が起こり得る範囲内にて閉鎖強度を設定する。
これにより、スイッチ部だけでは検知することができない半閉まり状態が生じることを防止できる。
請求項6に係る磁気検知式センサは、可動部材が閉鎖していることを判定するときには、スイッチ部の出力に加え、磁界測定部の出力を考慮して厳格に判定するのに対して、可動部材が開いていることを判定するときは、スイッチ部の出力で判定する。これにより、防犯性に優れた開閉判定をすることができる磁気検知式センサを提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る磁気検知式センサの実施例について説明する。
図1は、本発明に係る磁気検知式センサのブロック構成図である。
磁気検知式センサは、検知ユニット50とマグネット60とから構成され、可動部材を有する窓や扉等に設置される。そして、窓や扉等が閉鎖した状態においてマグネット60と対向する位置に検知ユニット60を設置して使用される。
なお、本実施例では、磁気検知式センサが複数の窓に設置されているものとして説明する。
制御部51は、検知ユニット50の各部を制御するCPUまたはMPUである。制御部51は、窓が閉鎖していることを判定する閉判定手段、この閉判定手段を起動する第1の起動手段と第2の起動手段、窓が開いていることを判定する開判定手段、画策行為を判定するための基準値を設定する設定手段、そして、画策行為を判定する画策判定手段を含んでいる。
スイッチ部52は、マグネット60の近接を検知するリードスイッチである。これは、特許文献1に記載されているようなトランスファ接点を有するものであってもよいし、メーク接点を有するものであってもよい。本実施例では、後者のメーク接点を有するもので説明する。メーク接点を有するスイッチ部52は、マグネット60が近づくとONとなり、離れるとOFFとなる。
磁界測定部53は、外部の磁界の強さ(あるいは、磁束密度等)を測定するMR素子である。磁界測定部53は、外部からスイッチ部52に与えられる磁界の強さを測定することができるように、スイッチ部52の近傍に配置される。磁界の強さの測定には、MR素子の他に、ホール素子、または、ホールIC等が利用される。
記憶部54は、制御部51の動作プログラム、窓が閉鎖していることを判定するときに使用する閉鎖強度、窓の開閉状態、磁気検知センサの識別コード、画策行為を判定するときに使用する判定値・基準値等を記憶する。
ここで、判定値とは、可動部材を十分に閉鎖した状態において、マグネット60から磁界測定部53が受ける磁界の強さよりマージンを持った値である。かかる判定値により、画策行為を検出するものである。
また、閉鎖強度については、磁気検知式センサの動作フローの説明部分にて後述する。
出力部55は、制御部51における閉判定手段、開判定手段、画策判定手段からの信号を、記憶部54に記憶されている識別コードとともに、後述の磁気検知式センサの状態を監視する監視装置70に無線送信する。無線にて送信する理由は、引き違い窓や上げ下げ窓に検知ユニット50を設置する場合、窓を開閉するときに配線が邪魔にならず、美観の面においても優れているからである。
計時部56は、所定時間の計時を行う。
電池57は、検知ユニット50を駆動させるための電力を供給する。
図7は、本発明に係る磁気検知式センサの設置態様の一例として、引き違い窓に設置した場合の設置態様を示す模式図である。
検知ユニット50およびマグネット60は、窓が閉鎖した状態において対向するように可動部材である窓100、窓101にそれぞれ設置されている。検知ユニット50は、屋内側の窓100のクレセント錠102がある面に設置される。また、マグネット60は、屋外側の窓101のガラス面に検知ユニット60と対向する位置に設置される。そして、検知ユニットは、窓100、窓101の開閉の状態を判定し、その旨を示す無線信号を監視装置70に送信する。
図2を参照して、磁気検知式センサの状態を監視する監視装置70について説明する。
制御部71は、監視装置70の各部を制御するCPUまたはMPUである。
モード設定部74は、磁気検知式センサによる窓の監視を行う監視モードと、監視を行わない解除モードとを利用者が設定するもので、カードリーダーである。モードの切り替えは、利用者が所持するIDカードによる認証によって行われる。なお、本実施例では、モード設定部74は、カードリーダーとして説明するが、これに限らず、暗証番号を入力する方式のものや、指紋等の生体情報を入力する方式のものであってもよい。
受信部73は、磁気検知式センサからの無線信号を受信するアンテナである。
記憶部74は、窓の開閉状態、磁気検知式センサの識別コード、設定されているモード、モードの切替えのときにIDカードにより入力されるIDコード、制御部71の動作プログラム等を記憶する。なお、記憶部74は、磁気検知式センサの識別コードごとに窓の開閉状態を記憶している。
警報部75は、監視モード中における窓の開放を周囲に知らせるブザー等である。
表示部76は、現在設定されているモードや、窓の開閉状態等を利用者へ表示する。表示には、LEDや液晶画面等の公知の表示装置が使用される。
図3および図4は、磁気検知式センサの動作フローである。
電源が入り、磁気検知式センサが稼動状態となると、まず、S101にてスイッチ部52の状態の変化を監視する。
スイッチ部52がONからOFFに変化した場合は、窓が開いたと判定する。そして、記憶部54に閉状態を記憶していれば(S120YES)、窓が開いたことを示す開検知信号を自己の識別コードとともに出力部55から監視装置70に送信し(S121)、記憶部54に開状態を記憶する(S122)。
これに対し、スイッチ部52がOFFからONに変化した場合は、更に、S102以下の処理で窓が十分に閉鎖しているかの判定を行う。
つまり、窓が開いたか否かの判定は、スイッチ部52にて判定するのに対し、窓が閉鎖したか否かの判定は、スイッチ部の出力に、S102以下の磁界測定部53からの出力を使用した判定処理を加味して、厳格に判定する。
S101にてスイッチ部52がOFFからONに変化したとき、第1の所定時間(T1)の計時を開始する(S102)。S103にて第1の所定時間が経過したか否かを判定する。これは、窓が閉められたときに、窓の動きが停止したときの磁界の強さを測定するためである。従って、T1は数秒程度でよい。
S103にてT1の経過を判定すると、磁界測定部53で測定された磁界の強さをサンプリングし、基準候補値(H0)として記憶部54に一時記憶する(S104)。なお、このサンプリングは短間隔で数回行い、得られたサンプル値の平均値を記憶してもよい。これにより、チャタリングノイズの影響を排除できる。
次に、この一時記憶した基準候補値(H0)から窓が十分に閉鎖しているかを判定する。具体的には、S104で得られた基準候補値が所定の閉鎖強度(TH1)より大であるか否かを判定する(S105)。
H0>TH1である場合は(S105YES)、窓は十分に閉鎖していると判定して、基準候補値を画策判定のための基準値として記憶し(S106)、窓が閉鎖したことを示す閉検知信号を自己の識別コードとともに出力部55から監視装置70に送信する(S107)。そして、閉状態を記憶部54に記憶する(S108)。
さらに、S109にて、画策行為の有無を判定するための第2の閾値(TH2)、第3の閾値(TH3)を基準値から設定して記憶する。具体的には、基準値に判定値を加えた値をTH2、基準値から判定値を減じたものをTH3とする。
このように、S101にてスイッチ部52がOFFからONへの変化を出力すると、S104にて磁界測定部53から出力をサンプリングし、S105にて窓が十分に閉鎖しているか否かを判定する処理を実行する。これにより、電力を消費する磁界測定部53の処理を、必要とする場合のみ起動するので、磁気検知式センサの消費電力を低く抑えることができる。
また、画策行為を判定するための基準値は、窓が十分に閉鎖しているときに磁界測定部53から得られた磁界の強さが設定されるので、正確に画策行為の有無を判定することができる。
ここで、図6を用いて、実施例における閉鎖強度(TH1)の決定の仕方を具体的に説明する。
図6において、縦軸はスイッチ部52の状態を示し、横軸はスイッチ部52が受ける磁界の強さを示している。
Hmaxは、窓や扉等が完全に閉鎖しているときに、スイッチ部52がマグネット60から受ける磁界の強さである。
そして、Honは、リードスイッチがOFFからONへの変化を検出するときの磁界の強さ、Hoffは、リードスイッチがONからOFFへの変化を検出するときの磁界の強さである。
閉鎖強度(TH1)は、窓が十分に閉鎖しているか否かを判定するための値であるので、窓が完全に閉鎖しているときにスイッチ部52がマグネットから受ける磁界の強さであるHmaxに設定するのが最適である。
しかし、Hmaxは必ずしも固定の値であるとは限らない。窓の形状、取り付け位置、風や付近を通過する車などの振動等により変動するものである。また、磁界測定部53は、外部からスイッチ部52に与えられる磁界の強さを測定することができるように、スイッチ部52の近傍に配置されるが、スイッチ部52が受ける磁界の強さそのものを検出することはできない。
従って、これらのことを考慮した実験により、閉鎖強度(TH1)は、Hmaxよりも小さめの値に設定される。
しかし、閉鎖強度(TH1)を低く設定しすぎると、今度は逆に、窓が中途半端に閉鎖している半閉まり状態を防止することができなくなってしまう。すなわち、スイッチ部52がうける磁界の強さが図6に示すHoffより大きく、Hmaxより小さいときの半閉まり状態を防止することができない。
以上から、閉鎖強度(TH1)は、少なくともHoffより大きく、Hmaxより小さい値に設定する。閉鎖強度(TH1)をHmaxに近い値に設定すればするほど、厳しく窓が閉鎖していることを判定することができるが、窓が十分に閉鎖しているのに閉鎖していないと誤判定する確率が高まる。逆に、Hoffに近い値に設定すればするほど、窓が十分に閉鎖しているのに閉鎖していないと誤判定する確率が減少するが、窓が閉鎖していることを緩く判定することになる。この範囲内で、閉鎖強度(TH1)は適切な値に実験的に設定される。
図3、図4のフローに戻り、磁気検知式センサの動作フローの説明を続ける。
S105にて、H0>TH1でない場合は、サンプリング周期である第2の所定時間(T2)を計時し(S130、S132)つつ、この計時のループの中でスイッチ部52の状態を判定する(S131)。スイッチ部52の状態がOFFである場合は、窓が開いたと判定し、計時のループから抜け、S120へ進む。
計時のループからS120へ抜けなかった場合(S132YES)は、S104へ戻り、再び、磁界測定部53から磁界の強さをサンプリングし、S105の判定にて、窓が十分に閉鎖しているのかを判定する。
S105にて、窓が十分に閉鎖していないと判定された場合には、このS104→S105→S130→S131→S132の処理を繰り返すことになる。
この動作は、スイッチ部52がONを検出しているが、S105の処理にて窓が十分に閉鎖しておらず、半閉まり状態であるときに生じる問題を防止するために行っている。
その問題とは、この半閉まり状態から、利用者が窓を十分に閉鎖した場合、スイッチ部52はもともとONを検出しているので、S101にてスイッチ部52のOFFからONへの変化が生じず、S102以下の処理が実行されないということである。そうすると、利用者は、スイッチ部52がONになるようにわざわざ窓を開け、窓を再び閉めなければならない。これは、利用者にとって非常に使い勝手が悪いこととなる。
そこで、S104→S105→S130→S131→S132の処理によって、S131でスイッチ部52がOFFとなり、窓が開いたと判定されるか、または、S105の判定にて窓が十分に閉鎖しているとの判定がなされない限り、S105の判定処理を所定時間(T2)ごとに繰り返す動作を行っているのである。
また、この動作により、スイッチ部52がOFFを検出しているときは、電力を消費する磁界測定部53の監視を行わないので、消費電力を必要最低限に抑えることができる。
一方、窓が十分に閉鎖していると判定され、S109にて画策を判定するための第2の閾値、第3の閾値が設定されると、サンプリング周期である第2の所定時間(T2)を計時し(S110、S112)つつ、この計時のループの中でスイッチ部52の状態を判定する(S111)。スイッチ部52の状態がOFFである場合は、計時のループから抜け、窓が開いたと判定して、開検知信号を自己の識別コードとともに出力部55より監視部70に送信する(S121)。そして、開状態を記憶部54に記憶し(S122)、S101に戻る。
計時のループからS120に抜けなかった場合は、引き続き、磁界測定部53で測定された磁界の強さをサンプリングしたH1を得て(S113)、H1>TH2又はH1<TH3が成立するか否かを判定する(S114)。
S114の式が成立した場合、画策行為有りと判定して、閉状態を記憶していれば(S115YES)、開検知信号を自己の識別コードとともに出力部55から監視部70に送信する(S116)。なお、監視装置70は、開検知信号を受信すると、監視モードに設定されていれば、警報ブザーを警報部75から鳴動させる。そして、開状態を記憶部54に記憶し(S617)、S110に進む。
S114の式が成立しなかった場合、開状態を記憶していれば(S140YES)、閉検知信号を自己の識別コードとともに監視部70に送信する(S141)。そして、閉状態を記憶部54に記憶し(S142)、S110に進む。
磁気検知式センサの状態を監視する監視装置70の動作について説明する。
まず、制御部71は、受信部73にて、磁気検知式センサから識別コードが付加された開検知信号や閉検知信号を受信すると、記憶部74内の該当する識別コードにおける窓の開閉状態をそれぞれ、開状態、閉状態として記憶させている。
次に、図5を参照して、磁気検知式センサの状態を監視する監視装置70の監視フローを説明する。なお、本フローにおいて、初期状態の監視装置70の記憶部74は、解除モードを記憶しているものとする。
電源が入り、監視装置70が駆動すると、S201にてモード設定部74においてIDカードによるモードの設定操作があるか否かを判定する。モード設定操作があれば、S202に進み、なければ、S201へ戻る。
S202では、モード設定部74から入力されたIDカードのIDコードと、記憶部74に記憶しているIDコードとを比較し、一致していれば、認証OKとしてS203へ進む。IDコードが一致せず、認証NGとなった場合は、S201へ戻る。
S202で認証OKであると、S203にて、記憶部74で記憶している窓の開閉状態を参照し、全ての磁気検知式センサが閉状態であるかを判定する。
全ての磁気検知式センサが閉状態であると判定されると、記憶部74に監視モードを設定し(S204)、磁気検知式センサの監視を開始することとなる。
1つでも開状態である磁気検知式マグネットセンサがあると(S203NO)、S210にて、開いている窓がある旨を表示し、S201へ戻る。これにより、磁気検知式センサが窓の十分な閉鎖を判定し、閉検知信号を監視装置70に送信しない限り、監視装置70にて監視モードに設定されることがないので、窓が防犯上好ましくない半閉まり状態で監視モードが設定されてしまうことを防止することができる。
なお、S210における窓が開いている旨を示す表示は、LEDを点灯させ、窓が開いていることだけを表示するものであってもよいし、記憶部74における開状態の磁気検知式センサの識別コードに基づき、具体的にどの窓が開いているのかを表示してもよい。特に、窓が半閉まり状態である場合は、一見してどこが開いているのかを判別しがたいので、具体的にどこの窓が開いているのかを表示すれば、利用者の使い勝手が向上する。
S204にて監視モードが設定されると、磁気検知式センサから開検知信号を受信したか否かを判定する(S205)。開検知信号を受信しない場合(S205NO)は、S206にて利用者によるモード設定操作があるか否かを判定する。そして、入力があれば(S205YES)、入力されたIDコードと記憶部74のIDコードとを比較し、一致すれば、監視モードから解除モードに設定し(S108)、S201へ戻る。
一方、S205にて磁気検知式センサから開検知信号を受信した場合(S205YES)、警報部75を作動させて(S211)、ブザーを鳴らし、S205へ戻る。
なお、この警報部75を駆動時間は、所定時間経過後に停止するものであてもよいし、S208にて解除モードが設定されるまで駆動させてもよい。
また、S206にてモード設定操作がない場合(S206NO)、また、S207にて入力されたIDコードの認証がNGである場合(S207NO)は、S205へ戻り、引き続き窓の開閉を監視することとなる。
なお、S210の監視装置70における表示部76による表示を、磁気検知式センサにLED等の表示部を設けて行ってもよい。
具体的には、図3のS101にてスイッチ部52の状態がONからOFFに変化したとき、または、図3のS105にて窓が十分に閉鎖していないと判定されたとき(S105NO)、表示部を駆動することとなる。そして、S105にて窓が十分に閉鎖していると判定された場合(S105YES)は、表示部の表示を停止することとなる。これにより、利用者は、どの磁気検知式センサが開いているのかを監視装置70でわざわざ確認する必要がなく、窓に取り付けられた磁気検知式センサの表示部を確認するだけで、どの窓が開いているかをすぐに知ることができるので、利便性が更に向上する。
また、図3のS101のときは、窓が開いていることを容易に判別できるので、表示部を駆動せず、S105にて窓が十分閉鎖していないと判定されたとき(S105NO)のみ表示部を駆動させるようにすれば、低消費電力と利用者の利便性を両立させた磁気検知式センサを実現することができる。
また、閉鎖強度(TH1)の値を、図6のHon(スイッチ部52がOFFからONへの変化を検出するときの磁界の強さ)よりも大きい値に設定すれば、スイッチ部52が有するヒステリシス特性により生じる半閉まり状態をなくすことができる。
ヒステリシス特性とは、スイッチ部52が一旦ONとなると、OFFになり難くなるという性質である。つまり、利用者が窓を強めに閉め、窓が窓枠(図7の103)に当たり少し跳ね返ったとき等には、スイッチ部52は一旦ONとなるので、特に半閉まり状態が生じやすい。
従って、閉鎖強度(TH1)を、少なくともHonよりも大きくHmaxよりも小さい値に設定すれば、スイッチ部52のヒステリシス特性による半閉まり状態を排除して、スイッチ部52の欠点を補う磁気検知式センサを提供することができる。
また、監視装置70が監視モード中に、磁気検知式センサから開検知信号を受信した場合、遠隔の監視センサへ一般公衆回線等を通じてその旨を監視装置70から送信してもよい。
また、実施例においては、監視装置70に、複数の磁気検知センサが接続されている場合を説明したが、他の各種防犯センサが接続されるように構成してもよい。防犯センサとしては、例えば、赤外線の受光量を測定し、その変化量から侵入者を検知する赤外線センサや、監視領域を撮像し、撮像された画像における変化量から侵入者を検知する画像センサがある。
本発明に係る磁気検知式センサのブロック構成図である。 本発明に係る磁気検知式センサの状態を監視する監視装置のブロック構成図である。 本発明に係る磁気検知式センサの動作フロー(1)を示す図である。 本発明に係る磁気検知式センサの動作フロー(2)を示す図である。 本発明に係る磁気検知式センサの状態を監視する監視装置の監視フローを示す図である。 スイッチ部の状態とスイッチ部が受ける磁界の強さとの関係を示す図である。 本発明に係る磁気検知式センサを引き違い窓に設置したときの一設置例を示す模式図である。 従来の磁気検知式センサを示す図である。
符号の説明
50 検知ユニット
52 スイッチ部
53 磁界測定部
60 マグネット
70 監視装置

Claims (6)

  1. 窓や扉等の可動部材に設置するマグネットと、前記可動部材を閉鎖した状態において前記マグネットと対向する位置に設置する検知ユニットとを具備する磁気検知式センサであって、
    前記検知ユニットは、
    前記マグネットが近接するとONとなり、前記マグネットが離れるとOFFとなるスイッチ部と、
    磁界の強さを測定する磁界測定部と、
    前記スイッチ部がONからOFFに変化する磁界の強さより少なくとも大きい値を閉鎖強度として記憶する記憶部と、
    前記スイッチ部がONであり、かつ、前記磁界測定部から得られた磁界の強さが前記閉鎖強度を越えているときに、前記可動部材が閉鎖していると判定する閉判定手段を含む制御部と、
    前記制御部の判定結果を出力する出力部と、
    を有することを特徴とした磁気検知式センサ。
  2. 更に、前記検知ユニットに電源を供給する電池を有し、
    前記制御部は、前記スイッチ部がOFFからONへの変化を検出したとき、前記閉判定手段により前記磁界測定部を起動する第1の起動手段を含む請求項1に記載の磁気検知式センサ。
  3. 更に、前記スイッチ部がONを検出しているときに所定時間を計時する計時部を有し、
    前記制御部は、前記計時部が計時する所定時間おきに、前記閉判定手段により前記磁界測定部を起動する第2の起動手段を含む請求項1または2に記載の磁気検知式センサ。
  4. 更に、前記制御部は、前記閉判定手段にて前記可動部材が閉鎖していると判定されたときの前記磁界測定部から得られた磁界の強さを、画策行為を判定するための基準値として設定する設定手段を含む請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の磁気検知式センサ。
  5. 更に、前記閉鎖強度は、前記可動部材が完全に閉鎖した状態において前記マグネットが前記スイッチ部に与える磁界の強さよりも小さい値である請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の磁気検知式センサ。
  6. 更に、前記制御部は、前記スイッチ部が、ONからOFFへの変化を検出したときに、前記可動部材が開いていると判定する開判定手段を含む請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の磁気検知式センサ。

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