JP4368291B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents
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Description
図中の符号372は加圧ベルト搬送用ローラ、372aは加圧ベルト搬送用ローラのシャフト軸、301aは筐体(装置フレーム)である。
前記加圧ベルトは、巻回された状態で加圧ベルトの裏面のベルト幅方向両端部に、裏面より突出した複数の突出体を加圧ベルトの全周に渡り所定の間隙を有して連続的に設け、
前記突出体は、前記突出体同士が隣接する端面が、前記加圧ベルトの搬送方向に対して傾斜して形成されるとともに、前記突出体同士が隣接する端面の傾斜部が、少なくとも前記加圧ベルトを架橋する複数のローラの中で最大径のローラの外周長より長く形成されていることを特徴とするものである。
請求項2に記載したカラー画像形成装置は、画像情報を複数の色相に色分解した後に画像処理を行い、色分解された画像情報に応じて各色相に合致した現像剤により形成される現像剤像を担持する像担持体を備えた画像形成手段と、前記像担持体に形成された現像剤像を転写する中間転写体を備えた1次転写手段と、前記中間転写体に転写された現像剤像を被転写媒体に転写する2次転写手段と、加熱ローラと該加熱ローラに前記被転写媒体を押圧する加圧ベルトにより該被転写媒体に転写された現像画像を熱定着させる定着手段とを備えたカラー画像形成装置において、
前記加圧ベルトは、巻回された状態で加圧ベルトの裏面のベルト幅方向両端部に、裏面より突出した複数の突出体を加圧ベルトの全周に渡り所定の間隙を有して連続的に設け、
前記突出体は、前記突出体同士が隣接する端面が、前記加圧ベルトの搬送方向に対して傾斜して形成されるとともに、突出体同士が隣接する端面の傾斜部が、前記加圧ベルトの加熱ローラとの接触部の長さよりも長く形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項1に記載した発明によれば、前記突出体を、突出体同士が隣接する端面の傾斜部が、少なくとも前記加圧ベルトを架橋する複数のローラの中で最大径のローラの外周長より長く形成されるようにしたことで、加圧ベルトが架橋するローラを通過する際に、突出体が途切れることがないため、加圧ベルトをスムーズに搬送することができる。
また、請求項2に記載した発明によれば、前記突出体を、突出体同士が隣接する端面の傾斜部が、前記加圧ベルトの加熱ローラとの接触部の長さよりも長く形成されるようにしたことで、加圧ベルトが加熱ローラを通過する際に、突出体が途切れることがないため、加圧ベルトをスムーズに搬送することができる。
図1は発明を実施する形態の一例であって、本発明の実施形態に係るカラー画像形成装置の全体の構成を示す説明図(後方からの断面視図)である。
また、以下の説明中のフロント側(F側)はオペレータ側を示し、リア側(R側)はカラー画像形成装置1の後側、すなわち図1に図示された面側を示すものとする。
本実施形態に係るカラー画像形成装置1は、図1に示すように、画像情報を色分解して色相毎に画像を形成してカラー画像を出力するようにした、いわゆるデジタルカラープリンタであって、大略的に画像形成部108と給紙部109とにより構成され、外部に接続されたパーソナルコンピュータ等の情報処理装置(図示省略)からの印刷ジョブに基づいて多色画像又は単色画像を記録用紙上に形成するものである。
図2は本実施形態に係るカラー画像形成装置の定着ユニットの構成を示す説明図、図3は前記定着ユニットを構成する加圧ベルトユニットの加圧ベルトと加圧ベルト搬送用のローラとの位置関係を示す説明図、図4は前記加圧ベルトの構成を示すベルト裏面の平面図、図5は前記加圧ベルトが搬送ローラに巻回された状態を示す説明図である。
給紙部109は、画像形成に使用する記録用紙を収容するための手差トレイ41及び給紙カセット42を備え、手差トレイ41又は給紙カセット42から記録用紙を一枚ずつ画像形成部108に供給するようにされている。
カラー画像形成装置1は、給紙部109から供給される記録用紙上に感光体ドラム21上のトナー像をいわゆる中間転写方式(オフセット方式)によって転写ベルト31を介して記録用紙に転写するようにされている。
帯電された感光体ドラム21に露光ユニット10からレーザ光を照射することで、各色毎の感光体ドラム21上に各色毎の静電潜像が生成される。
感光体ドラム21から転写ベルト31へのトナー像の転写は、転写ベルト31の裏側に接触配置された中間転写ローラ35に高電圧を印加することにより行われる。
手差トレイ41に載置された記録用紙を用いる場合は、操作パネル(図示省略)の指示により制御されたタイミングで、ピックアップローラ41aにより手差トレイ41内から記録用紙が1枚ずつ装置内部に取り込まれる。
つまり、最初の転写時にスタート側となる端部が裏面転写時にはエンド側となり、最初の転写時にエンド側となる端部が裏面転写時にはスタート側となる。
以上のように、記録用紙への転写動作が行われる。
20,20a,20b,20c,20d プロセス印刷ユニット(画像形成手段)
21,21a,21b,21c,21d 感光体ドラム(像担持体)
27 定着ユニット(定着手段)
27a 加熱ローラ
27a1,27a2 ヒータランプ
30 転写ベルトユニット(1次転写手段)
31 転写ベルト(中間転写体)
36 転写ローラ(2次転写手段)
270 加圧ベルトユニット
271 加圧ベルト
271a 裏面
272 駆動ローラ
273 ニップローラ
274 アイドルローラ
275 テンションローラ
276 蛇行防止用ビード
277 突出体
277a 側面
277b 端面
277c 傾斜部
278 間隙
Claims (6)
- 画像情報を複数の色相に色分解した後に画像処理を行い、色分解された画像情報に応じて各色相に合致した現像剤により形成される現像剤像を担持する像担持体を備えた画像形成手段と、前記像担持体に形成された現像剤像を転写する中間転写体を備えた1次転写手段と、前記中間転写体に転写された現像剤像を被転写媒体に転写する2次転写手段と、加熱ローラと該加熱ローラに前記被転写媒体を押圧する加圧ベルトにより該被転写媒体に転写された現像画像を熱定着させる定着手段とを備えたカラー画像形成装置において、
前記加圧ベルトは、巻回された状態で加圧ベルトの裏面のベルト幅方向両端部に、裏面より突出した複数の突出体を加圧ベルトの全周に渡り所定の間隙を有して連続的に設け、
前記突出体は、前記突出体同士が隣接する端面が、前記加圧ベルトの搬送方向に対して傾斜して形成されるとともに、前記突出体同士が隣接する端面の傾斜部が、少なくとも前記加圧ベルトを架橋する複数のローラの中で最大径のローラの外周長より長く形成されていることを特徴とするカラー画像形成装置。 - 画像情報を複数の色相に色分解した後に画像処理を行い、色分解された画像情報に応じて各色相に合致した現像剤により形成される現像剤像を担持する像担持体を備えた画像形成手段と、前記像担持体に形成された現像剤像を転写する中間転写体を備えた1次転写手段と、前記中間転写体に転写された現像剤像を被転写媒体に転写する2次転写手段と、加熱ローラと該加熱ローラに前記被転写媒体を押圧する加圧ベルトにより該被転写媒体に転写された現像画像を熱定着させる定着手段とを備えたカラー画像形成装置において、
前記加圧ベルトは、巻回された状態で加圧ベルトの裏面のベルト幅方向両端部に、裏面より突出した複数の突出体を加圧ベルトの全周に渡り所定の間隙を有して連続的に設け、
前記突出体は、前記突出体同士が隣接する端面が、前記加圧ベルトの搬送方向に対して傾斜して形成されるとともに、突出体同士が隣接する端面の傾斜部が、前記加圧ベルトの加熱ローラとの接触部の長さよりも長く形成されていることを特徴とするカラー画像形成装置。 - 前記突出体は、隣接する突出体同士の間隙が、少なくとも前記加圧ベルトの熱影響による加圧ベルトの膨張と該突出体の熱影響による膨張によって突出体同士が接する状態とならないことを特徴とする請求項1または2に記載のカラー画像形成装置。
- 前記突出体は、隣接する突出体の端面同士が、略平行に配置されることを特徴とする請求項1乃至3のうちの何れか1項に記載のカラー画像形成装置。
- 前記突出体は、前記加圧ベルトの裏側からの突出量を、少なくとも前記加圧ベルトを架橋する複数のローラの中でローラの外周から該ローラのシャフト軸の外周までの距離が最も短い距離よりも少なくしたことを特徴とする請求項1乃至4のうちの何れか一項に記載のカラー画像形成装置。
- 前記突出体は、少なくとも前記加圧ベルトを架橋する複数のローラの中で最大幅のローラよりもベルト幅方向で広い間隔を有して配置されたことを特徴とする請求項1乃至5のうちの何れか一項に記載のカラー画像形成装置。
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