JP4367924B2 - 高分子材料の電子染色装置 - Google Patents

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本発明は、透過型電子顕微鏡(以下、TEMと称する。)により高分子材料の高次構造を観察する際に、高分子材料を電子染色剤により染色して観察に良好なコントラストを得る高分子材料の電子染色装置に関する。
nmからμm領域における高分子材料の高次構造を解析するのにTEMを使用しているが、一般に高分子材料の多くがC,H,N,O等の軽元素で構成されているため、TEMからの電子線が透過し、そのままでは内部構造を観察するのに必要なコントラストを得ることが困難であった。
このため、例えば特許文献1に示すように、高分子材料を、例えば四酸化オスミウム、四酸化ルテニウム、りんタングステン酸等の電子染色剤により染色して内部構造を観察して認識するのに必要なコントラストを得ている。即ち、高分子材料の分子を、電子線散乱性能が高い重金属により染色固定することによりコントラストを得て識別できるようにしている。
しかし、上記した電子染色剤自体、重金属で、特に四酸化オスミウムにあっては、毒性が強く、その取扱いに危険が伴うため、高分子材料の染色作業に時間や手間がかかり、染色作業効率が悪かった。また、特許文献1に示す方法は、密閉可能な容器内に高分子材料をセットした状態で固体の電子染色剤を投入して大気圧下で昇華してガス化させるため、ガス濃度を均一化することが困難で、電子染色作業毎に高分子材料の電子染色度が異なる問題を有していた。更に、高分子材料は電子染色剤分子が表面に付着したままの状態で電子染色されるため、この高分子材料をTEMにセットして観察する際に真空化すると、表面に付着した電子染色剤が排出されて作業環境を汚染する問題を有している。
特開2003−139728号公報
解決しようとする問題点は、電子染色剤が重金属であるため、作業者や作業環境を汚染する点にある。また、大気圧下で電子染色する場合には、高分子材料の電子染色度を最適となるように制御することが困難な点にある。更に、大気圧下で電子染色する場合には、高分子材料の表面に電子染色剤が付着し、これをTEMで観察するに当たって真空形成した際に表面に付着した電子染色剤が飛散して作業環境を汚染する点にある。
本発明は、排気装置に接続され、内部に電子染色される高分子材料が載置される載置台を設けた真空容器と、上記真空容器に対する排気装置の接続を継断する排気開閉手段と、上記真空容器内と連通し、固体状の電子染色剤を昇華させて電子染色ガスに生成する昇華室と、上記昇華室から真空容器へ至る流路を開閉するガス開閉手段と、上記真空容器内の真空圧及び該真空容器内に導入された電子染色ガスのガス圧を検出する圧力検出手段と、上記真空容器内の真空圧を設定する真空圧設定手段と、上記真空容器内に供給される電子染色ガスのガス圧を設定するガス圧設定手段と、上記真空容器内の高分子材料に対する電子染色ガスの暴露時間を計数するタイマ手段と、タイマ手段による計数時間を設定するタイマ設定手段と、a.排気装置を駆動して真空容器内を所望の真空圧状態に形成して圧力検出手段により検出される真空容器内の真空圧が真空圧設定手段により設定された所要の真空圧に達した際に排気開閉手段を閉作動して真空容器内を上記所望の真空圧状態に保つと共に該ガス開閉手段を開作動して昇華室内で昇華された電子染色ガスを真空容器内へ導入させる、b.圧力検出手段により検出される真空容器内の電子染色ガス圧がガス圧設定手段により設定された所要のガス圧に達した際に該ガス開閉手段を閉作動して真空容器内に対する電子染色ガスの導入を遮断すると共にタイマ手段を起動させる、c.タイマ手段が所定の時間を計数した際に排気開閉手段を開作動して真空容器内の電子染色ガスを排気させる、上記a乃至cの各ステップを実行する制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明は、重金属である電子染色剤による作業者や作業環境の汚染を防止することができる。また、大気圧下で電子染色する場合に比べ、高分子材料の電子染色度を最適となるように制御し、観察に最適なコントラストを得ることができる。更に、大気圧下で電子染色する場合に比べ、高分子材料の表面に電子染色剤が付着することがなく、これをTEMで観察するに当たって真空形成する際に作業環境の汚染を防止することができる。
本発明は、排気装置を駆動して真空容器内を所望の真空圧状態に形成して圧力検出手段により検出される真空容器内の真空圧が真空圧設定手段により設定された所要の真空圧に達した際に排気開閉手段を閉作動して真空容器内を上記所望の真空圧状態に保つと共に該ガス開閉手段を開作動して昇華室内で昇華された電子染色ガスを真空容器内へ導入させ、次に圧力検出手段により検出される真空容器内の電子染色ガス圧がガス圧設定手段により設定された所要のガス圧に達した際に該ガス開閉手段を閉作動して真空容器内に対する電子染色ガスの導入を遮断すると共にタイマ手段を起動し、タイマ手段が所定の時間を計数した際に排気開閉手段を開作動して真空容器内の電子染色ガスを排気させる。
以下に実施形態を示す図に従って本発明を説明する。
図1〜図4において、高分子材料染色装置1の本体3には上面が開口した金属製又はガラス製の真空容器5が設けられ、該真空容器5の上面開口にはガラス製の蓋7が気密状で、かつ着脱可能に設けられる。
真空容器5には、例えばロータリー排気ポンプ又はレシプロ排気ポンプ等の排気装置(図示せず)に接続された排気パイプ9が、排気開閉バルブ11を介して真空容器5内と連通可能に接続されている。該排気開閉バルブ11としては手動バルブ又は電磁バルブの何れかにより構成すればよく、本実施例においては、電磁バルブとした構成を示し、排気パイプ9の流路を開閉する。そして排気装置を駆動して真空容器5内の空気を排気することにより真空容器5内を所望の真空度にさせる。
尚、排気パイプ9内には真空容器5内の真空圧を検出する、例えばピラニ圧力センサ等の圧力センサ17が設けられ、該圧力センサ17からの検出信号に基づいて本体3の正面に設けられた、例えばピラニ真空計等の真空表示部材19に真空容器5内の圧力を表示させる。また、排気装置には後述する電子染色剤ガスの吸着フィルターを設け、電子染色後の排気時に真空容器5から排気されるガスを吸着して作業環境が汚染するのを防止する。
真空容器5内の底板上面には載置台13が設けられ、該載置台13上には電子染色剤により染色される高分子材料15が載置される。電子染色される高分子材料としては、例えばエンジニアリングプラスチック、ラテックス、ゴム、接着剤等の結晶性高分子または非結晶性と結晶性とが混在した高分子材料のいずれであっても良い。
本体3の正面には電子染色剤導入手段21が着脱可能に取付けられ、該電子染色剤導入手段21は真空容器5内に対し、本体3内部に設けられた導入パイプ5aを介して連通している。即ち、電子染色剤導入手段21は四酸化オスミウムを昇華してガス化する昇華室を有した昇華部21aと、該昇華部21aの導出側で本体3内部に設けられた導入パイプ5aと接続する導入流路21bと、導入流路21bの開閉する導入開閉バルブ21cと、昇華部21aの端部に設けられた開口を気密状態で閉鎖するキャップ状の閉鎖蓋21dとから構成される。
尚、導入流路21bの導出端に応じた電子染色剤導入手段21にはガス導出ノズル21eが取付けられ、該ガス導出ノズル21eの先端部を導入パイプ5aが取付けられる本体3の孔3aに密嵌させることにより、真空容器5に対して電子染色剤導入手段21を気密状で、かつ着脱自在に取付け可能にしている。
また、昇華部21aには昇華室を覆うガラス製の観察窓21fが設けられ、後述する四酸化オスミウムが封入されたガラス製アンプル23の割断状態等を視認可能にしている。更に、昇華部21aには先端側に軸25a及び基端側にねじ25bが形成された割断ピン25が螺進可能で、かつ気密状に取付けられ、螺進する割断ピン25により昇華部21aの昇華室内に装着されたガラス製アンプル23を割断して昇華させるようにしている。
また更に、電子染色剤としては、上記した四酸化オスミウムの他に、四酸化ルテニウム、りんタングステン酸等、電子染色する高分子材料の種類に応じて適宜選択する。上記した導入開閉バルブ21cは手動の導入開閉バルブ又は電磁バルブの何れであってもよく、本実施例にあっては電磁バルブにより構成した例を示す。
尚、真空容器5には真空容器5内に大気を流入させるリリーフ弁(図示せず)が設けられ、電子染色作業後においては該リリーフ弁を操作して真空形成された真空容器5内を大気にさせる。
図5において、制御手段31の入力側には圧力センサ17が接続され、真空容器5内の真空圧やガス圧に応じた電気信号が入力される。制御手段31には真空圧力設定手段33が接続され、該真空圧力設定手段33により真空容器5内の真空圧を設定する。該真空圧力設定手段33としては、具体的には可変抵抗器により構成され、制御手段31の一部を構成する排気圧比較器の基準電圧を、所望の真空圧に応じて可変させる。制御手段31には真空容器5内に導入する四酸化オスミウムガスのガス圧を設定するためのガス圧設定手段35が接続される。ガス圧設定手段35としては、具体的には可変抵抗器により構成され、制御手段31の一部を構成するガス圧用比較器(図示せず)の基準電圧を、所望のガス圧に応じて可変させる。制御手段31にはタイマ設定手段37が接続され、該タイマ設定手段37としては、具体的には可変抵抗器により構成され、制御手段31の一部を構成するタイマ用比較器の基準電圧を、所望の時間に応じて可変してタイマ時間を設定する。
これら真空圧力設定手段33、ガス圧設定手段35及びタイマ設定手段37としては、本体3に設けられたモード設定釦38a〜38cと設定ダイアル38dにより構成され、真空容器5内の真空圧力及びガス圧力や電子染色度に応じた電子染色ガスの曝露時間を設定する際には、対応するモード設定釦38a〜38cを押下操作した後に設定ダイアル38dにより所望の真空圧、ガス圧及びタイマ時間を設定する。
また、制御手段31には排気開閉バルブ11、導入開閉バルブ21cがそれぞれ接続され、真空圧力設定手段33、ガス圧設定手段35及びタイマ設定手段37により予め設定された真空圧、導入ガス圧及びタイマ手段39が所定の時間を計時した際にそれぞれ開閉動作される。
次に、高分子材料染色装置1による電子染色作用及び染色方法を説明する。
図6に示すように、蓋7を取外して真空容器5の上部開口を開放させた状態で、電子染色しようとする高分子材料15を載置台13上にセットした後に、蓋7を取付けて真空容器5を閉鎖させる。
また、電子染色剤導入手段21における昇華部21aの開放端部から閉鎖蓋21dを取外した状態でガラス製アンプル23を昇華部21a内に装着した後に、閉鎖蓋21dを取付けて昇華部21a内を気密化させる。このとき、導入開閉バルブ21cは閉動作されており、導入流路21bを遮断している。そして上記状態にて割断ピン25を螺進させて軸25aをガラス製アンプル23に押し当てることにより割断し、昇華部21a内にて四酸化オスミウムを昇華して四酸化オスミウムガスを発生させる。
次に、上記状態にて排気装置を駆動して真空容器5内を排気し、真空容器5内の圧力を真空圧力設定手段33により設定された所望の真空圧に真空形成し、真空容器5内や高分子材料に付着した塵埃を排出してクリーン状態にする。そして真空容器5内の圧力が真空圧力設定手段33により設定された所望の真空圧に達すると、制御手段31は排気開閉バルブ11を閉動作して真空容器5内の圧力を所望の真空圧に保つと共に導入開閉バルブ21cを開作動して昇華部21a内の四酸化オスミウムガスを真空容器5内に導入させる。これにより真空容器5内の圧力は徐々に高くなる。
そして真空容器5内のガス圧が、ガス圧設定手段35により設定された所望のガス圧力に達すると、制御手段31は導入開閉バルブ21cを閉作動して真空容器5内を、所望のガス圧に保つと共にタイマ手段39を起動してタイマ設定手段37により設定された時限を計時させる。この状態にて真空容器5内に導入された四酸化オスミウムは、載置台13上にセットされた高分子材料15内に浸透して電子染色させる。
尚、高分子材料15の電子染色時に真空容器5内のガス圧がガス圧設定手段35により設定されたガス圧より低くなった場合には、導入開閉バルブ21cを開作動して昇華部21a内の四酸化オスミウムガスを導入してガス圧設定手段35により設定された所望のガス圧になるように戻す。
そしてタイマ手段39がタイマ設定手段37により設定された時限を計時すると、制御手段31は排気開閉バルブ11を開作動して真空容器5内の四酸化オスミウムガスを排気させる。これにより高分子材料の電子染色度を時間により制御し、最適コントラストとなるように高分子材料を電子染色することができる。また、真空容器5内に毒性を有した四酸化オスミウムガスが残留するのを回避し、電子染色作業環境が該ガスにより汚染されるのを回避する。更に、上記した電子染色時には、電子染色される高分子材料の表面に電子染色剤が付着しているが、上記した排気により表面に付着した電子染色剤を排出させることができる。
尚、高分子材料の電子染色後において真空容器5内を排気する際には、導入開閉バルブ21cが閉作動されていることを条件とし、真空容器5内の残留ガスのみを排気しても良く、また反対に導入開閉バルブ21cを開作動して昇華部21a内の残留ガスと一緒に真空容器5内の残留ガスを排気してもよい。また、上記排気後においては、排気開閉バルブ11を閉じた後に、リリーフ弁を開放して真空容器5内を大気圧にさせる。
本実施例は、高分子材料を電子染色する電子染色材料をガス圧で任意に設定することができ、従来の大気圧下での電子染色に比べて過剰染色を防止して最適なコントラストとなるように染色することができる。
また、電子染色後においては、昇華部21a及び真空容器5内に残留する電子染色ガスを排気することにより作業環境が汚染させるのを防止し、作業者の安全性を確保することができる。
更に、電子染色後に少なくとも真空容器5内の残留ガスを排気する際に、高分子材料の表面に付着した電子染色剤も一緒に排出することができ、そのままの状態でTEMにセットして真空形成する際に、従来の大気圧下での電子染色に比べてTEMによる観察環境が表面に付着した電子染色剤で汚染されるのを防止することができる。
上記説明は、スタート釦がON操作されると、制御手段31が上記した処理プロセスで高分子材料を自動的に電子染色するようにプログラムされているものとしたが、例えば真空容器5の排気時に真空圧が所定の圧力になった際、真空容器5内に導入される電子染色ガスの圧力が所定の圧力になった際、真空容器5内における電子染色ガスの導入時間が所定の時限になった際、ランプ、ブザー等により作業者に報知し、作業者はこの報知により排気開閉バルブ11や導入開閉バルブ21cを手動操作して真空排気やガス導入を継断して高分子材料を電子染色処理するものとしても良いことは勿論である。
実施例1は、1種類の電子染色剤を使用して高分子材料を電子染色する構成及び方法としたが、実施例2は少なくとも2種類の電子染色剤を使用して高分子材料を電子染色する装置及び方法を示す。
図7において、高分子材料染色装置60には電子染色剤導入手段21と共に第2電子染色剤導入手段61が真空容器5内に対して連通可能に取付けられている。即ち、第2電子染色剤導入手段61は電子染色剤導入手段21と同様に、第2電子染色剤である四酸化ルテニウムを昇華してガス化する昇華室有した昇華部61aと、該昇華部61aの導出部と真空容器5に設けられたガス導入孔(図示せず)とを接続する導入流路(図示せず)と、導入流路の開口度を可変してガス導入量を調整する導入開閉バルブ61bと、昇華部61aの端部に設けられた開口を気密状態で閉鎖するキャップ状の閉鎖蓋61cとから構成される。昇華部61a内に収容される四酸化ルテニウムは、四酸化オスミウムと同様に固形の四酸化ルテニウムがガラス製アンプル(図示せず)に封入され、該ガラス製アンプルを割断して昇華させることにより電子染色ガスを生成する。第2電子染色剤導入手段61の構造に付いては、電子染色剤導入手段21と同様である。
また、本体3の正面には、上記した真空圧力設定、ガス圧設定及びタイマ設定のためのモード設定釦38a〜38cと共に第2ガス圧モード設定釦(図示せず)及び第2タイマ設定ボタン(図示せず)が設けられ、第2ガス圧を設定する際には、第2ガス圧モード設定釦を押下操作した後に設定ダイアル38dにより所望のガス圧を、また第2タイマを設定する際には第2タイマ設定釦を押下操作した後に設定ダイアル38dにより所望の時限を設定する。
尚、本実施例の他の構成に付いては、実施例1と同様であり、実施例1の説明で使用した同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
次に、電子染色作用及びその方法を説明すると、図8において、実施例1と同様に蓋7を取外して真空容器5の上部開口を開放させた状態で、電子染色しようとする高分子材料15を載置台13上にセットした後に、蓋7を取付けて真空容器5を閉鎖させる。2種類の電子染色ガス剤で電子染色する場合には、複合高分子材料、即ち、四酸化オスミウムによる電子染色が適したポリブタジエン等の不飽和系ポリマーと四酸化ルテニウムによる電子染色が適したポリスチレン、ポリオレフィン、ポリエステルの複合高分子材料とする。
また、電子染色剤導入手段21の昇華部21a内にセットされたガラス製アンプル23を割断して四酸化オスミウムガスを発生させると共に第2電子染色剤導入手段61の昇華部61a内にセットされたガラス製アンプルを割断して四酸化ルテニウムガスを発生させる。
次に、上記状態にて排気装置を駆動して真空容器5内を排気して所望の真空圧に真空形成して真空容器5内や高分子材料をクリーン状態にする。次に、制御手段31は排気開閉バルブ11を閉動作して真空容器5内の圧力を所望の真空圧に保った状態で導入開閉バルブ21cを開作動して昇華部21a内の四酸化オスミウムガスを真空容器5内に導入し、真空容器5内のガス圧がガス圧設定手段35により設定された所望のガス圧力に達すると、導入開閉バルブ21cを閉作動して真空容器5内を所望のガス圧(例えば10Pa)に保つと共にタイマ手段39を起動してタイマ設定手段37により設定された時限を計時させる。これにより載置台13上にセットされた高分子材料15の内、四酸化オスミウムによる電子染色に適した部分を電子染色させる。
そしてタイマ手段39がタイマ設定手段37により設定された時限を計時すると、制御手段31は排気開閉バルブ11を開作動して真空容器5内及び昇華部21a内に残留する四酸化オスミウムガスを排気させると共に真空容器5内を所定の真空圧に形成して排気開閉バルブ11を閉作動した後、導入開閉バルブ61cを開作動して昇華部61a内の四酸化ルテニウムガスを真空容器5内に導入し、真空容器5内のガス圧がガス圧設定手段35により設定された所望のガス圧力(例えば20Pa)に達すると、導入開閉バルブ61cを閉作動して真空容器5内を所望のガス圧に保つと共にタイマ手段39を起動してタイマ設定手段37により設定された時限を計時させる。これにより載置台13上にセットされた高分子材料15の内、四酸化ルテニウムによる電子染色に適した部分を電子染色させる。
図9において、高分子材料染色装置81は少なくとも2個の真空容器83・85(図示の例においては、2個の真空容器で構成する場合を示すが、3個以上であってもよいことは勿論である。)を備え、各真空容器83・85は分岐排気パイプ83a・85aを介して排気パイプ9に共通接続されている。そして各分岐排気パイプ83a・85aには排気開閉バルブ83b・85bがそれぞれ設けられ、各真空容器83・85は個別に真空形成される。
尚、各真空容器83・85内には電子染色される高分子材料を載置するための載置台(図示せず)がそれぞれ設けられている。また、各分岐排気パイプ83a・85a内には圧力センサ(図示せず)が設けられ、各真空容器83・85内の圧力を個別に検出する。
各真空容器83・85には1個の電子染色剤導入手段87が導入パイプ83c・85cを介して接続されている。また、導入パイプ83c・85cには導入開閉バルブ87a・87bが設けられ、これら導入開閉バルブ87a・87bにより電子染色ガスの導入を継断させる。
該電子染色剤導入手段87は実施例1に示す電子染色剤導入手段21と同様の構成であるため、必要に応じて実施例1で付した符号と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
次に、高分子材料染色装置81による高分子材料の電子染色作用及び方法を説明すると、図10に示すように、実施例1と同様に各真空容器83・85の載置台上に電子染色する高分子材料をセットして閉鎖する。また、電子染色剤導入手段87の昇華部内にセットされたガラス製アンプルを割断して昇華させることにより、例えば四酸化オスミウムガスを発生させる。
次に、上記状態にて排気装置を駆動して各真空容器83・85内を排気して所望の真空圧に真空形成して各真空容器83・85内や高分子材料をクリーン状態にする。そして上記状態にて排気開閉バルブ83b・85bを閉動作して真空容器83・85内の圧力を所望の真空圧に保った状態で導入開閉バルブ87a・87bを開作動して昇華部内の四酸化オスミウムガスを各真空容器83・85内に導入し、それぞれの真空容器83・85内のガス圧が所望のガス圧力に達すると、導入開閉バルブ87a・87bを閉作動して各真空容器83・85内を所望のガス圧に保つと共に各真空容器83・85毎に設けられた第1及び第2タイマ手段(図示せず)を起動して予め設定された各時限を計時させる。第1及び第2タイマ手段が計時する時限は高分子材料の電子染色度を異ならせるため、異なる時限に設定されている。
そして、例えば真空容器83に応じた第1タイマ手段が所定の時限を計時すると、排気開閉バルブ83bを開作動して真空容器83内に残留する四酸化オスミウムガスを排気させる。これにより真空容器83内にセットされた高分子材料は、第1タイマ手段により計時される時限に応じた染色度で電子染色される。
また、真空容器85に応じた第2タイマ手段が第1タイマ手段と異なる時限を計時すると、排気開閉バルブ85bを開作動して真空容器85内に残留する四酸化オスミウムガスを排気させる。これにより真空容器85内にセットされた高分子材料は、第2タイマ手段により計時される時限で、真空容器83内にセットされて電子染色された高分子材料と異なる染色度で電子染色される。
本実施例は、一度の作業で同一の高分子材料を異なる染色度で電子染色させることができ、異なるコントラストの高分子材料を得ることができる。
上記説明は、2個の真空容器83・85を設ける構成としたが、1個の真空容器を複数に区画し、各区画を個別に真空形成すると共に各区画に対して電子染色ガスを共通に供給する構成としても良いことは勿論である。
図11において、高分子材料染色装置101は少なくとも2個の真空容器103・105(図示の例においては、2個の真空容器で構成する場合を示すが、3個以上であってもよいことは勿論である。)を備え、各真空容器103・105は分岐排気パイプ103a・105aを介して排気パイプ9に共通接続されている。そして各分岐排気パイプ103a・105aには排気開閉バルブ103b・105bがそれぞれ設けられ、各真空容器103・105は個別に真空形成される。
尚、各真空容器103・105内には電子染色される高分子材料を載置するための載置台(図示せず)がそれぞれ設けられ、各載置台には同一種類の高分子材料、又は異なる種類の高分子材料がセットされる。また、各分岐排気パイプ103a・105a内には圧力センサ(図示せず)が設けられ、各真空容器83・85内の圧力を個別に検出する。
各真空容器103・105には電子染色剤導入手段107・109が導入パイプ107a・109aを介して個別に取付けられ、各電子染色剤導入手段107・109は異なる種類の電子染色ガス、又は同一種類の電子染色ガスを生成して対応する真空容器103・105へ導入させる。各電子染色剤導入手段107・109は実施例1に示す電子染色剤導入手段21と同様の構成であり、導入開閉バルブ107b・109bのみ、異なる符号を付し、他の部材に付いては必要に応じて実施例1と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
次に、高分子材料染色装置101による高分子材料の電子染色作用及び方法を説明すると、図12に示すように、実施例1と同様に各真空容器103・105の載置台上に電子染色する高分子材料をセットして閉鎖する。各真空容器103・105の載置台に載置される高分子材料としては、同一種類とした場合には、異なる電子染色ガスで、又異なる種類とした場合には、同一の電子染色ガスで電子染色するものとする。また、電子染色剤導入手段107・109の各昇華部21a内にそれぞれセットされたガラス製アンプルを割断して昇華させることにより電子染色ガスを発生させる。
この場合、上記したように電子染色する高分子材料を同一種類とした場合には、一方の電子染色剤導入手段107により、例えば四酸化オスミウムガスを、また他方の電子染色剤導入手段109により、例えば四酸化ルテニウムを、反対に高分子材料を異なる種類として場合には、各電子染色剤導入手段107・109により同一種類の電子染色ガスを発生させれば良い。
次に、上記状態にて排気装置を駆動して各真空容器103・105内を排気して所望の真空圧に真空形成して内部や高分子材料をクリーン状態にする。そして上記状態にて各排気開閉バルブ103b・105bを閉動作して各真空容器103・105内の圧力を所望の真空圧に保った状態で導入開閉バルブ107b・109bを開作動して各真空容器103・105内にセットされた高分子材料に応じた電子染色ガスを導入し、それぞれの真空容器103・105内のガス圧が所望のガス圧力に達すると、対応する導入開閉バルブ107b・109bを閉作動して各真空容器103・105内を所望のガス圧に保つと共に各真空容器103・105毎に設けられた第1及び第2タイマ手段(図示せず)を起動して予め設定された各時限を計時させる。第1及び第2タイマ手段が計時する時限は各真空容器103・105内にセットされた高分子材料の種類や導入される電子染色ガスの種類に基づく所望の電子染色度に応じた異なる時限に設定されている。
そして、例えば一方の真空容器103の第1タイマ手段が所定の時限を計時すると、排気開閉バルブ103bを開作動して真空容器83内に残留する四酸化オスミウムガスを排気させる。これにより真空容器83内にセットされた高分子材料を、第1タイマ手段により計時される時限に応じた染色度で電子染色される。また、他方の真空容器105の第2タイマ手段が所定の時限を計時すると、排気開閉バルブ105bを開作動して真空容器105内に残留する四酸化ルテニウムガスを排気させる。これにより真空容器105内にセットされた高分子材料を、第2タイマ手段により計時される時限に応じた染色度で電子染色される。
本実施例は、セットされた高分子材料及び導入される電子染色ガスに応じて個別に電子染色することができる。
上記説明は、2個の真空容器103・105を設ける構成としたが、1個の真空容器を複数に区画し、各区画を個別に真空形成すると共に各区画に対して電子染色剤を個別に供給する構成としても良いことは勿論である。
高分子材料染色装置の全体概略を示す斜視図である。 高分子材料染色装置の概略縦断面図である。 図1のA−A線に対応する電子染色剤ガス導入手段の縦断面図である。 図1のB−B線に対応する電子染色剤ガス導入手段の縦断面図である。 高分子材料染色装置の制御概略を示す電気的ブロック図である。 電子染色作業を示す説明図である。 実施例2に係る高分子材料染色装置の斜視図である。 実施例2の電子染色作業を示す説明図である。 実施例3に係る高分子材料染色装置の斜視図である。 実施例3の電子染色作業を示す説明図である。 実施例4に係る高分子材料染色装置の斜視図である。 実施例4の電子染色作業を示す説明図である。
符号の説明
1 高分子材料染色装置
5 真空容器
11 排気開閉バルブ
17 圧力センサ
21 電子染色剤導入手段
21c 導入開閉バルブ
39 タイマ手段

Claims (4)

  1. 排気装置に接続され、内部に電子染色される高分子材料が載置される載置台を設けた真空容器と、
    上記真空容器に対する排気装置の接続を継断する排気開閉手段と、
    上記真空容器内と連通し、固体状の電子染色剤を昇華させて電子染色ガスに生成する昇華室と、
    上記昇華室から真空容器へ至る流路を開閉するガス開閉手段と、
    上記真空容器内の真空圧及び該真空容器内に導入された電子染色ガスのガス圧を検出する圧力検出手段と、
    上記真空容器内の真空圧を設定する真空圧設定手段と
    上記真空容器内に供給される電子染色ガスのガス圧を設定するガス圧設定手段と、
    上記真空容器内の高分子材料に対する電子染色ガスの暴露時間を計数するタイマ手段と、
    タイマ手段による計数時間を設定するタイマ設定手段と、
    a.排気装置を駆動して真空容器内を所望の真空圧状態に形成して圧力検出手段により検出される真空容器内の真空圧が真空圧設定手段により設定された所要の真空圧に達した際に排気開閉手段を閉作動して真空容器内を上記所望の真空圧状態に保つと共に該ガス開閉手段を開作動して昇華室内で昇華された電子染色ガスを真空容器内へ導入させる、b.圧力検出手段により検出される真空容器内の電子染色ガス圧がガス圧設定手段により設定された所要のガス圧に達した際に該ガス開閉手段を閉作動して真空容器内に対する電子染色ガスの導入を遮断すると共にタイマ手段を起動させる、c.タイマ手段が所定の時間を計数した際に排気開閉手段を開作動して真空容器内の電子染色ガスを排気させる、上記a乃至cの各ステップを実行する制御手段と、
    を備えた高分子材料の電子染色装置。
  2. 請求項1において、制御手段は、タイマ手段による暴露時間の計数途中において圧力検出手段により検出される真空容器内のガス圧がガス圧設定手段により設定された所要のガス圧より低くなった際には、ガス開閉手段を開作動して真空容器内へ電子染色ガスを供給して真空容器内におけるガス圧が一定になるように制御する高分子材料の電子染色装置。
  3. 請求項1において、制御手段は、上記ステップc.による真空容器内の排気時に該開閉手段の閉作動状態を保つように制御する高分子材料の電子染色装置。
  4. 請求項1において、制御手段は、上記ステップc.による真空容器内の排気時にガス開閉手段を開作動して昇華室内に残留した電子染色ガスを排気可能に制御する高分子材料の電子染色装置。
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