JP4367211B2 - 電気光学装置、電気光学装置の駆動方法および電子機器 - Google Patents

電気光学装置、電気光学装置の駆動方法および電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、電気光学装置、電気光学装置の駆動方法および電子機器に係り、特に、時分割駆動における非表示領域の駆動制御に関する。
表示パネルの多階調化・高精細化に伴い、パネルの消費電力も増大し、特にパッテリー駆動による電子機器では、駆動時間の問題が顕在化する。特許文献1には、待受画面を表示する際、画面上に表示領域を部分的に設定し、この表示領域に、時刻、受信感度、バッテリ残量といった必要情報を表示する部分駆動法が開示されている。部分的な表示領域では、スイッチ群で構成された時分割回路の時分割駆動によって、時系列的なデータ電圧(表示電圧)がデータ線に振り分けられるとともに、これと同期して走査線が順次選択される。また、表示領域を除く非表示領域では、すべてのスイッチ群が一斉にオンすることによって、所定の電圧(例えば白表示電圧)がデータ線に同時出力され、この状態で走査線が順次選択される。これにより、スイッチ群のオン/オフの切り替えが不要になるので、その分だけ消費電力が低減される。
特開2003−29715号公報
しかしながら、上述した部分駆動法では、時分割回路での消費電力は低減されるものの、非表示領域でも走査線の順次選択が行われるので、走査線駆動回路での消費電力は低減されない。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、時分割駆動における非表示領域の駆動制御に関して、一層の低消費電力化を実現することである。
かかる課題を解決するために、第1の発明は、複数の走査線と、複数のデータ線と、複数の走査線と複数のデータ線との交差に位置的に対応付けられた複数の画素によって構成された表示部と、それぞれがk(kは2以上の整数)本のデータ線のグループに対応して設けられた複数の出力線と、走査線駆動回路と、自分かつ回路とを有する電気光学装置を提供する。走査線駆動回路は、複数の走査線を所定の選択順序で順次選択する走査モード、または、複数の走査線を選択しない非走査モードを実行する。時分割回路は、時分割出力モード、同時出力モードまたは非出力モードを実行する。時分割出力モードは、出力線に対応したグループに属するk本のデータ線に対して、出力線に供給された電圧を時分割して出力するモードである。同時出力モードは、k本のデータ線に対して、出力線に供給された電圧を同時に出力するモードである。非出力モードは、k本のデータ線に対して、電圧を出力しないモードである。表示部の少なくとも一部であって、画像を表示させない非表示領域においては、第1の動作プロセスと、第1の動作プロセスに続く第2の動作プロセスとが周期的に実行される。第1の動作プロセスは、走査線駆動回路における走査モードと、時分割回路における時分割出力モードおよび同時出力モードのいずれかとの組み合わせである。第2の動作プロセスは、走査線駆動回路における非走査モードと、時分割回路における非出力モードとの組み合わせである。
第1の発明において、非表示領域の第1の動作プロセスで、出力線に供給される電圧は、非表示領域を同一階調に設定する非表示電圧であることが好ましい。また、第1の動作プロセスから第2の動作プロセスに移行する場合、第2の動作プロセスに先立ち、第3の動作プロセスを実行してもよい。この第3の動作プロセスは、走査線駆動回路における非走査モードと、時分割回路における時分割出力モードおよび同時出力モードのいずれかとの組み合わせである。
第1の発明において、表示部の少なくとも一部であって、画像を表示させる表示領域では、第1の動作プロセスが繰り返されることが好ましい。ここで、表示領域の第1の動作プロセスにおいて、出力線に供給される電圧は、表示領域に含まれる画素のそれぞれの階調を規定する時系列的な表示電圧であることが望ましい。
第1の発明において、動作プロセスの切り替えは、1画像の表示期間であるフレーム単位で行なわれることが好ましい。
第2の発明は、上述した第1の発明にかかる電気光学装置を実装した電子機器を提供する。
第3の発明は、複数の走査線と複数のデータ線との交差に位置的に対応付けられた複数の画素によって構成された表示部と、それぞれがk(kは2以上の整数)本のデータ線のグループに対応して設けられた複数の出力線とを有する電気光学装置の駆動方法を提供する。この駆動方法は、表示部の少なくとも一部であって、画像を表示させない非表示領域では、複数の走査線を所定の選択順序で順次選択する走査モードと、時分割出力モードおよび同時出力モードのいずれかとの組み合わせである第1の動作プロセスを実行する第1のステップと、上記非表示領域において、第1の動作プロセスに続いて、複数の走査線を選択しない非走査モードと、非出力モードとの組み合わせである第2の動作プロセスを実行する第2のステップとを有する。ここで、時分割出力モードは、出力線に供給された電圧をこの出力線に対応したグループに属するk本のデータ線に時分割して出力するモードである。同時出力モードは、出力線に供給された電圧をk本のデータ線に同時に出力するモードである。また、非出力モードは、k本のデータ線に電圧を出力しないモードである。
第3の発明において、非表示領域の第1の動作プロセスで、出力線に供給される電圧は、非表示領域を同一階調に設定する非表示電圧であることが好ましい。また、第1の動作プロセスから第2の動作プロセスに移行する場合、第2の動作プロセスに先立ち、第3の動作プロセスを実行する第3のステップをさらに設けてもよい。この第3の動作プロセスは、非走査モードと、時分割出力モードおよび同時出力モードのいずれかとの組み合わせである。
第3の発明において、表示部の少なくとも一部であって、画像を表示させる表示領域では、第1の動作プロセスが繰り返されることが好ましい。ここで、表示領域の第1の動作プロセスにおいて、出力線に供給される電圧は、表示領域に含まれる画素のそれぞれの階調を規定する時系列的な表示電圧であることが望ましい。
第3の発明において、動作プロセスの切り替えは、1画像の表示期間であるフレーム単位で行なわれることが好ましい。
画素を表示させない非表示領域では、第1の動作プロセスに続く第2の動作プロセスとして、走査線駆動回路による走査線の選択が行われず、かつ、時分割回路によるデータ線への電圧出力も行われない。これにより、時分割回路における非表示領域の駆動制御に関して、走査線駆動回路および時分割回路の双方における消費電力を低減できる。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態にかかる電気光学装置のブロック構成図である。表示部1は、例えば、TFT(薄膜トランジスタ)等のスイッチング素子によって液晶素子を駆動するアクティブマトリクス型の表示パネルである。この表示部1には、mドット×nライン分の画素2がマトリクス状(二次元平面的)に並んでいる。また、表示部1には、それぞれが行方向(X方向)に延在しているn本の走査線Y1〜Ynと、それぞれが列方向(Y方向)に延在しているm本のデータ線X1〜Xmとが設けられており、これらの交差に位置的に対応して複数の画素2が配置されている。なお、表示部1がモノクロパネルの場合、画像の最小表示単位である一画素は、同図に示した1つの画素2に相当する。これに対して、画像上の一画素が3つのサブ画素(RGB)で構成されたカラーパネルの場合、1つのサブ画素が同図に示した1つの画素2相当する。また、以下の説明において、表示部1における特定の画素2(およびこの画素2に供給すべきデータ)を指す場合、データ線Xの添字1〜mと走査線Yの添字1〜nとを用い、これらの交差(1〜m,1〜n)として表現するものとする。例えば、最も左上の画素2は(1,1)で表され、最も右下の画素2は(m,n)で表される。
図2は、液晶を用いた画素2の等価回路図である。1つの画素2は、スイッチング素子であるTFT21、液晶容量22および蓄積容量23によって構成されている。TFT21のソースは1本のデータ線Xに接続され、そのゲートは1本の走査線Yに接続されている。同一列に並んだ画素2に関しては、それぞれのTFT21のソースが同じデータ線Xに接続されている。また、同一行に並んだ画素2に関しては、それぞれのTFT21のゲートが同じ走査線Yに接続されている。TFT21のドレインは、並列に設けられた液晶容量22と蓄積容量23とに共通接続されている。液晶容量22は、画素電極22aと、電圧Vcomが印加された対向電極22bと、これらの電極22a,22b間に挟持された液晶層とによって構成されている。蓄積容量23は、画素電極22aと、図示しない共通容量電極との間に形成されており、電圧Vcsが供給される。この蓄積容量23によって、液晶に蓄積される電荷のリークの影響が抑制される。一方、画素電極22a側には、TFT21を介して、データ電圧V等が印加され、この電圧レベルに応じて、液晶容量22と蓄積容量23とが充放電される。これにより、画素電極22aと対向電極22bとの間の電位差(液晶の印加電圧)に応じて、液晶層の透過率が設定され、画素2の階調が設定される。
また、画素2の駆動は、液晶の長寿命化を図るべく、所定の期間毎に電圧極性を反転させる交流化駆動によって行われる。電圧極性は、液晶層に作用する電界の向き、換言すれば、液晶層の印加電圧の正逆に基づいて定義される。本実施形態では、交流化駆動の一方式であるコモンDC駆動、すなわち、対向電極22bに印加される電圧Vcomと、蓄積容量23の一方の電極印加される電圧Vcsとを一定に維持し、画素電極22a側の極性を反転させる駆動方式を採用している。
制御回路5は、図示しない上位装置より入力される垂直同期信号Vs、水平同期信号Hs、ドットクロック信号DCLK等の外部信号から各種の内部信号を生成し、これらの内部信号に基づいて、走査線駆動回路3、データ線駆動回路4およびフレームメモリ6を同期制御する。この同期制御の下、走査線駆動回路3およびデータ線駆動回路4は、互いに協働して表示部1の表示制御を行う。また、制御回路5は、走査線駆動回路3の動作モードを指定するモード信号と、データ線駆動回路4(時分割回路42を含む)の動作モードを指定するモード信号とを出力する。
走査線駆動回路3は、制御回路5の指示にしたがい、走査線Y1〜Ynの少なくとも一部を所定の順序で順次選択する走査モード、および、これを選択しない非走査モードのいずれかを実行する。この走査線駆動回路3は、シフトレジスタ、出力回路等を主体に構成されている。走査モードでは、各走査線Y1〜Ynに走査信号SELが出力され、1本の走査線Yが選択される期間に相当する1水平走査期間(1H)毎に、走査線Y1〜Ynが順次選択されていく。走査信号SELは、高電位レベル(以下「Hレベル」という)または低電位レベル(以下「Lレベル」という)の2値的なレベルをとり、データの書込対象となる画素行に対応する走査線YはHレベル、これ以外の走査線YはLレベルにそれぞれ設定される。この走査信号SELにより、データの書込対象となる画素行が順次選択され、画素2に書き込まれたデータは1Fに亘って保持される。
フレームメモリ6は、表示部1の解像度に相当するm×nビットのメモリ空間を少なくとも有し、上位装置から入力されるデータをフレーム単位で格納・保持する。フレームメモリ6へのデータの書き込み、および、フレームメモリ6からのデータの読み出しは、制御回路5によって制御される。ここで、画素2の階調を規定するデータDは、一例として、D0〜D5の6ビットで構成される64階調データである。フレームメモリ6より読み出されたデータDは、6ビットのバスを介して、データ線駆動回路4にシリアルに転送される。
フレームメモリ6の後段に設けられたデータ線駆動回路4は、走査線駆動回路3と協働して、データの書込対象となる画素行に供給すべきデータをデータ線X1〜Xmに一斉に出力する。図1に示したように、データ線駆動回路4は、ドライバIC41および時分割回路42で構成されている。ドライバIC41は、画素2がマトリクス状に形成された表示部1とは別体で設けられており、i個の出力ピンPIN1〜PINiには、i本の出力線DO1〜DOiが接続されている。本実施形態において、時分割回路42は、製造コストの低減を図るべく、ポリシリコンTFT等によって表示パネルに一体形成されている。
ドライバIC41は、今回の1Hでデータを書き込む画素行に対するデータの出力と、次の1Hでデータを書き込む画素行に関するデータの点順次的なラッチとを同時に行う。図3は、ドライバIC41のブロック構成図である。このドライバIC41には、Xシフトレジスタ41a、第1のラッチ回路41b、第2のラッチ回路41c、切替スイッチ群41dおよびD/A変換回路41eといった主要な回路が内蔵されている。Xシフトレジスタ41aは、1Hの最初に供給されるスタート信号STをクロック信号CLXにしたがって転送し、ラッチ信号S1,S2,S3,…,SmのいずれかをHレベル、それ以外をLレベルに設定する。第1のラッチ回路41bは、ラッチ信号S1,S2,S3,…,Smの立ち下がり時において、シリアルデータとして供給されたm個の6ビットデータDを順次ラッチする。第2のラッチ回路41cは、第1のラッチ回路41bにおいてラッチされたデータDをラッチパルスLPの立ち下がり時において同時にラッチする。ラッチされたm個のデータDは、次の1Hにおいて、デジタルデータであるデータd1〜dmとして、第2のラッチ回路41cよりパラレルに出力される。
データd1〜dmは、k(kは2以上の整数)本のデータ線単位で設けられたm/k個(=i個)の切替スイッチ群41dによって、k画素分の時系列的なデータとしてグループ化される。本実施形態では一例としてk=3であり、同図において、単一の切替スイッチ群41dは、3つのスイッチのセットとして示されているが、実際には、6ビット分のスイッチ群を3系統有している。同一系統中の6個のスイッチは同時並行的に動作するので、以下、6個のスイッチを1つのスイッチとみなして説明する。それぞれの切替スイッチ群41dには、第2のラッチ回路41cより出力された3画素分のデータ(例えば、d1〜d3)が入力される。切替スイッチ群41dを構成する3つのスイッチは、3つの制御信号CNT1〜CNT3のいずれかによって導通制御され、オフセットしたタイミングで択一的に順次オンしていく。これによって、1Hにおいて、3画素分のデータd1〜d3は、この順序(d1,d2,d3の順)で時系列化され、切替スイッチ群41dより時系列的に出力される。
D/A変換回路41eは、それぞれの切替スイッチ群41dから出力された一連のデジタルデータd1〜dmをD/A変換し、アナログデータである電圧を生成する。これにより、3画素単位で時系列化されたデータ信号d1〜dmはデータ電圧Vに変換された上で、出力ピンPIN1〜PINiより時系列的に出力される。なお、制御回路5からのモード信号MODEによって、後述する同時出力モードが指定されている場合、D/A変換回路41eは、切替スイッチ群41dからのデータに関わりなく、所定の一定電圧を強制的に出力する。
図1に示したように、ドライバIC41の出力ピンPIN1〜PINiには、出力線DO1〜DOiのいずれかが接続されている。1本の出力線DOには、互いに隣接したk本(例えば3本)のデータ線Xがグループ化されて対応付けられており、1本の出力線DOとグループ化された3本のデータ線Xとの間には、時分割回路42が出力線単位で設けられている。それぞれの時分割回路42は、グループ化されたデータ線Xの本数に相当する3個の選択スイッチを有しており、それぞれの選択スイッチは、制御回路5からの選択信号SS1〜SS3のいずれかによって導通制御される。選択信号SS1〜SS3は、同一のグループ内における選択スイッチのオン期間を規定しており、ドライバIC41からの時系列的な信号出力と同期している。この時分割回路42は、時分割出力モード、同時出力モード、および非出力モードの3つのモードを実行する。なお、i個の時分割回路42は、同様の構成を有しており、かつ、すべてが同時並行的に動作するので、以下の説明では、データ電圧V1〜V3が出力される出力線DO1系のみに着目して説明する。
まず、時分割回路42における時分割出力モードについて説明する。図4は、時分割出力モードのタイミングチャートである。出力線DO1に接続された最左の時分割回路42は、出力線DO1に出力された時系列的な3画素分のデータ電圧V1〜V3(表示電圧)を、出力線DO1に対応したデータ線のグループに属するデータ線X1〜X3に時分割して出力する。具体的には、最初の1Hにおいて、走査信号SEL1がHレベルになって、最上の走査線Y1が選択される。この1Hにおいて、出力線DO1には、データ線X1〜X3と走査線Y1との各交差に対応する3画素分のデータ電圧V1〜V3(V(1,1),V(2,1),V(3,1)に相当)が表示電圧として順次出力される。
出力線DO1にデータ電圧V(1,1)が出力されている状態では、選択信号SS1のみがHレベルになって、時分割回路42を構成するスイッチのうち、データ線X1に対応するスイッチのみがオンする。これにより、出力線DO1に出力されたデータ電圧V(1,1)がデータ線X1に供給され、このデータ電圧V(1,1)に応じて、画素(1,1)に対するデータの書き込みが行われる。つぎに、出力線DO1にデータ電圧V(2,1)が出力されている状態では、選択信号SS2のみがHレベルになって、時分割回路42を構成するスイッチのうち、データ線X2に対応するスイッチのみがオンする。これにより、出力線DO1に出力されたデータ電圧V(2,1)がデータ線X2に供給され、このデータ電圧V(2,1)に応じて、画素(2,1)に対するデータの書き込みが行われる。出力線DO1にデータ電圧V(2,1)が出力されている間は、データ線X1,X3に対応するスイッチはオフのままなので、データ線X1はデータ電圧V(1,1)、データ線X3は直前の1Hで書き込まれた電圧にそれぞれ維持される。最後に、出力線DO1にデータ電圧V(3,1)が出力されている状態では、選択信号SS3のみがHレベルになって、時分割回路42を構成するスイッチのうち、データ線X3に対応するスイッチのみがオンする。これにより、出力線DO1に出力されたデータ電圧V(3,1)がデータ線X3に供給され、このデータ電圧V(3,1)に応じて、画素(3,1)に対するデータの書き込みが行われる。出力線DO1にデータ電圧V(3,1)が出力されている間は、データ線X1,X2に対応するスイッチはオフのままなので、データ線X1はデータ電圧V(1,1)、データ線X2はデータ電圧V(2,1)にそれぞれ維持される。
次の1Hでは、走査信号SEL2がHレベルになって、上から2番目の走査線Y2が選択される。この1Hにおいて、出力線DO1には、データ線X1〜X3と走査線Y2との各交差に対応する3画素分のデータ電圧V1〜V3(今回の1HではV(1,2),V(2,2),V(3,2)に相当)が順次出力される。この1Hにおけるプロセスは、出力線DO1に出力される電圧の極性が反転している点を除けば、先の1Hと同様のプロセスで、時系列的なデータ電圧V(1,2),V(2,2),V(3,2)の振り分けが行われる。これ以降についても同様であり、制御回路5によって指定された範囲内において、1H毎に極性反転を行いながら、それぞれの画素行に対するデータ電圧V1〜V3の振り分けが線順次的に行われていく。
つぎに、時分割回路42における同時出力モードについて説明する。図5は、同時出力モードのタイミングチャートである。同時出力モードにおいて、時分割回路42は、出力線DO1に出力された単一のデータ電圧Vs(非表示電圧))を、出力線DO1に対応したデータ線のグループに属するデータ線X1〜X3に同時に出力する。具体的には、1Hにおいて、走査信号SEL1がHレベルになって、最上の走査線Y1が選択される。この1Hにおいて、出力線DO1には、データ線X1〜X3と走査線Y1との各交差に対応する3画素に印加される単一のデータ電圧Vsが出力される。この状態で、選択信号SS1〜SS3のそれぞれがHレベルになって、時分割回路42を構成するすべてのスイッチ、つまり、データ線X1〜X3に対応する各スイッチが一斉にオンする。これにより、出力線DO1に出力されたデータ電圧Vsがデータ線X1〜X3のそれぞれに供給され、このデータ電圧Vsに応じて、画素(1,1)、画素(2,1)、および画素(3,1)に対するデータの書き込みが行われる。次の1Hでは、走査信号SEL2がHレベルになって、上から2番目の走査線Y2が選択される。この1Hにおいて、出力線DO1には、データ線X1〜X3と走査線Y2との各交差に対応する3画素に印加されるデータ電圧Vsが出力される。この1Hにおけるプロセスは、出力線DO1に出力されるデータ電圧Vsの極性が反転している点を除けば、先の1Hと同様であり、データ電圧Vsがデータ線X1〜X3のそれぞれに供給される。これ以降についても同様であり、制御回路5によって指定された範囲内において、それぞれの画素行に対するデータ電圧Vsの供給が線順次的に行われていく。
最後に、時分割回路42における非出力モードについて説明する。図6は、非出力モードのタイミングチャートである。非出力モードでは、選択信号SS1〜SS3が共にLレベルになって、データ線X1〜X3に対応するスイッチがすべてオフする。したがって、時分割回路42を経由したデータ線X1〜X3への電圧供給は行われない。
図7は、表示部1における表示形態の説明図である。表示形態には、画面全体に画像を表示させる全画面表示と、画面の一部にのみ画像を表示させる部分表示とがある。図7(a)に示された全画面表示では、時分割回路42が、全領域、つまり、m本のデータ線X1〜Xmとn本の走査線Y1〜Ynとの交差に対応するすべての画素2に対して、上述した時分割出力モードが実行される。これにより、表示電圧がデータ線X1〜Xmに対して出力される。それとともに、走査線駆動回路3が走査モードを実行し、走査線Y1〜Ynを順次選択することによって、全領域に含まれるすべての画素2に表示電圧が印加される。
一方、部分表示において、時分割回路42および走査線駆動回路3は、表示部1の一部であって、画像を表示させる表示領域と、同じく表示部1の一部であって,画像を表示させない非表示領域とにおいて、それぞれ異なるモードを実行する。図7(b)に示された表示部1は、一例として、第1の非表示領域1a、表示領域1b、および第2の非表示領域1cの3つの領域に区分されている。第1の非表示領域1aは、m本のデータ線X1〜Xmとp本の走査線Y1〜Ypとの交差に位置的に対応して配置された画素2の集合である。また、表示領域1bは、データ線X1〜Xmと走査線Yp+1〜Yqとの交差に位置的に対応して配置された画素2の集合である。さらに、第2の非表示領域1cは、データ線X1〜Xmと走査線Yq+1〜Ynとの交差に位置的に対応して配置された画素2の集合である。(1<p<q<n)ここで、表示領域1bには、バッテリ残量、受信感度、時刻といった必要情報が表示される。これらの表示に対応する表示領域1bに含まれる画素2のそれぞれの階調は、上述した表示電圧によって規定される。これに対して、第1の非表示領域1aおよび第2の非表示領域1cに含まれるすべての画素2には、各画素2を同一階調に設定する所定のデータ電圧Vである非表示電圧が印加される。この非表示電圧は、一定の電圧であり、例えば、白を表示する電圧、黒を表示電圧、或いは、対向電極22bに印加される電圧Vcomと同一電圧等を用いることができる。これにより、第1の非表示領域1aおよび第2の非表示領域1cでは、均一表示(例えば白表示)が行なわれる。なお、これらの表示領域および非表示領域は、第1の非表示領域1a、表示領域1b、および第2の非表示領域1cに限らず、表示部1において、それぞれ少なくとも一領域ずつ設けられていればよい。
図8は、本実施形態にかかる部分表示のタイミングチャートである。同図において、最初の1F(第1フレーム)に相当する期間t0〜t3は、第1の非表示領域1aに対応する期間t0〜t1と、表示領域1bに対応する期間t1〜t2と、第2の非表示領域1cに対応する期間t2〜t3とに大別される。
まず、期間t0〜t1で実行される動作プロセスによって、第1の非表示領域1aは、非表示電圧に対応する同一階調に設定される。この期間t0〜t1では、走査線駆動回路3における走査モードと、時分割回路42における時分割出力モードおよび同時出力モードのいずれかとの組み合わせである動作プロセスが実行される。上述した時分割出力モードが時分割回路42によって実行された場合、選択信号SS1〜SS3に応じて、それぞれの出力線DOに対応したデータ線のグループに属するデータ線Xi,Xi+1,Xi+2が順次選択される。これにより、ドライバIC41から出力線DOに出力された非表示電圧は、時分割回路42を介して、データ線X1〜Xmのそれぞれに時分割出力される。これに対して、上述した同時出力モードが実行された場合、同時にHレベルに立ち上がる選択信号SS1〜SS3に応じて、それぞれの出力線DOに対応したデータ線のグループに属するデータ線Xi,Xi+1,Xi+2が同時選択される。その結果、非表示電圧は、時分割回路42からデータ線X1〜Xmのそれぞれに同時出力される。一方、走査線駆動回路3は、非表示電圧がデータ線X1〜Xmに出力されている状態で、走査モードを実行し、第1の非表示領域1aにおいて、非表示電圧の書込対象となる画素行に対応する走査線Y1〜Ypを1H毎に順次選択する。したがって、非表示電圧が第1の非表示領域1a内のすべての画素2に印加される。このような動作プロセスが実行されることにより、部分表示が開始される前に第1の非表示領域1aに表示されていた画像は、均一表示(例えば白表示)にリセット(消去)される。なお、同時出力モードが実行される場合、選択信号SS1〜SS3のそれぞれに対応する選択スイッチはオン状態が維持される。したがって、選択スイッチにおけるオン/オフの切り替え制御に伴う消費電力を削減することができる。
つぎに、期間t1〜t2で実行される動作プロセスによって、表示領域1bには、表示電圧に対応した画像が表示される。この期間t1〜t2では、出力線DOには表示電圧が時系列的に出力されるとともに、期間t0〜t1と同様の動作プロセスが実行される。この動作プロセスにおいて、走査線駆動回路3は、走査モードを実行し、表示電圧の書込対象となる画素行に対応する走査線Yp+1〜Yqを順次選択する。ここで、時分割出力モードが実行される場合、表示領域1bに含まれる画素2のそれぞれの階調は、データ線X1〜Xmに時分割出力された表示電圧によって規定される。これに対して、同時出力モードが実行される場合、表示電圧は、データ線X1〜Xmに対して、それぞれの出力線DOに対応したデータ線のグループ毎に同時出力される。したがって、各グループが一画素に対応する場合、各グループに属するデータ線Xi,Xi+1,Xi+2には、単一の表示電圧が印加され、モノクロ表示が行なわれる。このような時分割回路42における同時出力モードの実行により、表示領域1bの画像表示を簡素化することができる。
続く期間t2〜t3で実行される動作プロセスによって、第2の非表示領域1cは、第1の非表示領域1aと同様に、非表示電圧に対応する同一階調に設定される。走査線駆動回路3は、走査モードを実行して、非表示電圧の書込対象となる画素行に対応する走査線Yq+1〜nを順次選択する。
このように、部分表示が行われる第1フレームでは、第1の非表示領域1a、表示領域1b、および第2の非表示領域1cのそれぞれにおいて、上述した動作プロセスが実行される。これにより、表示領域1bでは、画素2の階調を規定する表示電圧に基づいて、画像が表示され、第1の非表示領域1aおよび第2の非表示領域1cでは、非表示電圧によって画像表示がリセットされ、均一表示となる。
第1フレームに続く第2フレームである期間t3〜t6は、第1の非表示領域1aに対応する期間t3〜t4と、表示領域1bに対応する期間t4〜t5と、第2の非表示領域1cに対応する期間t5〜t6とに大別される。
期間t3〜t4では、走査線駆動回路3における非走査モードと、時分割回路42における非出力モードとの組み合わせである動作プロセスが実行される。この動作プロセスにおいて、時分割回路42は、上述した非出力モードを実行し、選択スイッチの切り替え制御を行わない。これにより、時分割回路42における消費電力の低減を図る。この場合、先のフレームでデータ線X1〜Xmに供給された電圧のリークが生じるが、極短時間(数フレーム程度以下)であれば、電圧供給をスキップしても、リークが表示品質に与える影響は少ない。また、消費電力の低減を図る観点より、走査線駆動回路3は、走査線Y1〜Ypを選択しない非走査モードを実行する。その結果、時分割回路42における選択スイッチの切り替え、および、走査信号SELの切り替えの双方に関して、消費電力の低減を図ることができる。
期間t4〜t5では、第1のフレームの期間t1〜t2と同様の動作プロセスが実行され、表示領域1bには、表示電圧に対応した画像が表示され続ける。また、期間t5〜t6では、期間t3〜t4と同様の動作プロセスが実行され、第2の非表示領域1cの均一表示が維持される。
このように、本実施形態では、表示領域1bと非表示領域1a,1cとが混在する部分表示時において、表示領域1bに関しては、走査線駆動回路3における走査モードと、時分割回路42における時分割出力モードおよび同時出力モードのいずれかとの組み合わせが繰り返し実行される。これに対して、非表示領域1a,1cに関しては、第1の動作プロセスおよび第2の動作プロセスが周期的に繰り返される。第1の動作プロセスでは、走査線駆動回路3における走査モードと、時分割回路42における時分割出力モードおよび同時出力モードのいずれかとの組み合わせが実行される。第2の動作プロセスでは、走査線駆動回路3における非走査モードと、時分割回路42における非出力モードとの組み合わせが実行される。これにより、非表示領域1a,1cの表示制御に関して、時分割回路42および走査線駆動回路3の双方における消費電力を軽減することが可能となる。なお、第2の動作プロセスを継続するフレーム回数は、消費電力と表示品質とのバランスを考慮した上で、実験やシミュレーション等を通じて、適宜設定すべきである。
(第2の実施形態)
一般に、画素2とデータ線Xとの間には容量結合が存在し、かつ、両者間にリーク電流も流れるため、画素2に書き込まれた電圧(液晶の印加電圧)は、データ線Xの出力される電圧の変化に伴い変動する。加えて、画素2毎にその特性が異なるため、表示部1全体には、画像表示のばらつきが発生してしまう。このような画質劣化を抑制する為、本実施形態では、上述した第1の動作プロセスから第2の動作プロセスに移行する場合、第2の動作プロセスに先立ち、第3の動作プロセスが実行される。この第3の動作プロセスは、走査線駆動回路3における非走査モードと、時分割回路42における時分割出力モードおよび同時出力モードのいずれかとの組み合わせである。
図9は、第2の実施形態にかかる部分表示のタイミングチャートである。同図に示した期間t2〜t3における第1の動作プロセスの終了後、タイミングt3から所定の期間、時分割回路42における時分割出力モードまたは同時出力モードの実行により、非表示電圧が各データ線X1〜Xmに出力される。この第3の動作プロセスにおいて、走査線駆動回路3は、非走査モードを実行し、走査線Yを一切選択しない。このような第3の動作プロセスに続いて、第2の動作プロセスが期間t3〜t4の残りの期間、実行される。このようにして、データ線X1〜Xmに対して非表示電圧を出力することによって、第1の動作プロセスで第1の非表示領域1a内の各画素2に書き込まれた非表示電圧の変動を抑制することができる。ここで、非表示電圧は、画質劣化の抑制という観点からすれば、期間t3〜t4において継続的にデータ線X1〜Xmに出力されることが好ましいが、期間t3〜t4内であれば、所望の抑制効果を得られる範囲で出力期間を変更可能である。よって、時分割回路42の駆動期間を短縮することができ、それに伴い、時分割回路42の消費電力を削減することができる。同様にして、期間t4〜t5における第1の動作プロセス終了後のタイミングt5から所定の期間、第3の動作プロセスが実行され、非表示電圧が各データ線X1〜Xmに出力され、続いて、第2の動作プロセスが期間t5〜t6の残りの期間、実行される。
本実施形態では、第1の実施形態と同様の効果を有するほか、第3の動作プロセスを実行することにより、階調のばらつきに起因した表示品質の低下を抑制できる。
なお、上述した各実施形態において、携帯電話機などのバッテリ残量をモニタすることによって、非表示電圧に対応した階調のばらつきを抑制できる範囲で、第2の動作プロセスおよび第3の動作プロセスを実行する期間(フレーム回数)を任意に調整することができる。
また、上述した各実施形態では、液晶素子を用いた場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、有機EL素子、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)、或いは、FED(Field Emission Display)やSED(Surface-Conduction Electron-Emitter Display)等にも適用可能である。
さらに、上述した各実施形態にかかる電気光学装置は、例えば、テレビ、プロジェクタ、携帯電話、携帯端末、モバイル型コンピュータ、パーソナルコンピュータ等を含む様々な電子機器に実装可能である。図10は、一例として、上述した各実施形態にかかる電気光学装置を実装した携帯電話10の外観斜視図である。この携帯電話10は、複数の操作ボタン11のほか、受話口12、送話口13とともに、上述した表示部1を備えている。これらの電子機器に上述した電気光学装置を実装すれば、電子機器の商品価値を一層高めることができ、市場における電子機器の商品訴求力の向上を図ることができる。
電気光学装置のブロック構成図 液晶を用いた画素の等価回路図 ドライバICのブロック構成図 時分割出力モードのタイミングチャート 同時出力モードのタイミングチャート 非出力モードのタイミングチャート 表示部における表示形態の説明図 第1の実施形態にかかる部分表示のタイミングチャート 第2の実施形態にかかる部分表示のタイミングチャート 電気光学装置を実装した携帯電話の外観斜視図
符号の説明
1 表示部
2 画素
3 走査線駆動回路
4 データ線駆動回路
5 制御回路
6 フレームメモリ
41 ドライバIC
41a Xシフトレジスタ
41b 第1のラッチ回路
41c 第2のラッチ回路
41d 切替スイッチ群
41e D/A変換回路
42 時分割回路

Claims (13)

  1. 電気光学装置において、
    複数の走査線と、
    複数のデータ線と、
    前記複数の走査線と前記複数のデータ線との交差に位置的に対応付けられた複数の画素によって構成された表示部と、
    それぞれがk(kは2以上の整数)本の前記データ線のグループに対応して設けられた複数の出力線と、
    前記複数の走査線を所定の選択順序で順次選択する走査モード、または、前記複数の走査線を選択しない非走査モードを実行する走査線駆動回路と、
    前記出力線に対応した前記グループに属する前記k本のデータ線に対して、前記出力線に供給された電圧を時分割して出力する時分割出力モード、前記k本のデータ線に対して、前記出力線に供給された電圧を同時に出力する同時出力モード、または、前記k本のデータ線に対して、電圧を出力しない非出力モードを実行する時分割回路とを有し、
    前記表示部の少なくとも一部であって、画像を表示させない非表示領域においては、第1の動作プロセスと、当該第1の動作プロセスに続く第2の動作プロセスとが周期的に実行され、
    前記第1の動作プロセスは、前記走査線駆動回路における前記走査モードと、前記時分割回路における前記時分割出力モードおよび前記同時出力モードのいずれかとの組み合わせであり、
    前記第2の動作プロセスは、前記走査線駆動回路における前記非走査モードと、前記時分割回路における前記非出力モードとの組み合わせであることを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記非表示領域の前記第1の動作プロセスにおいて、前記出力線に供給される電圧は、前記非表示領域を同一階調に設定する非表示電圧であることを特徴とする請求項1に記載された電気光学装置。
  3. 前記第1の動作プロセスから前記第2の動作プロセスに移行する場合、前記第2の動作プロセスに先立ち、第3の動作プロセスが実行され、
    前記第3の動作プロセスは、前記走査線駆動回路における前記非走査モードと、前記時分割回路における前記時分割出力モードおよび前記同時出力モードのいずれかとの組み合わせであることを特徴とする請求項1に記載された電気光学装置。
  4. 前記表示部の少なくとも一部であって、画像を表示させる表示領域においては、前記第1の動作プロセスが繰り返されることを特徴とする請求項1に記載された電気光学装置。
  5. 前記表示領域の前記第1の動作プロセスにおいて、前記出力線に供給される電圧は、前記表示領域に含まれる前記画素のそれぞれの階調を規定する時系列的な表示電圧であることを特徴とする請求項4に記載された電気光学装置。
  6. 前記動作プロセスの切り替えは、1画像の表示期間であるフレーム単位で行なわれることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載された電気光学装置。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載された電気光学装置を実装したことを特徴とする電子機器。
  8. 複数の走査線と複数のデータ線との交差に位置的に対応付けられた複数の画素によって構成された表示部と、それぞれがk(kは2以上の整数)本の前記データ線のグループに対応して設けられた複数の出力線とを有する電気光学装置の駆動方法において、
    前記表示部の少なくとも一部であって、画像を表示させない非表示領域において、前記複数の走査線を所定の選択順序で順次選択する走査モードと、前記出力線に供給された電圧を当該出力線に対応した前記グループに属する前記k本のデータ線に時分割して出力する時分割出力モード、および、前記出力線に供給された電圧を前記k本のデータ線に同時に出力する同時出力モードのいずれかとの組み合わせである第1の動作プロセスを実行する第1のステップと、
    前記非表示領域において、前記第1の動作プロセスに続いて、前記複数の走査線を選択しない非走査モードと、前記k本のデータ線に電圧を出力しない非出力モードとの組み合わせである第2の動作プロセスを実行する第2のステップと
    を有することを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
  9. 前記非表示領域の前記第1の動作プロセスにおいて、前記出力線に供給される電圧は、前記非表示領域を同一階調に設定する非表示電圧であることを特徴とする請求項8に記載された電気光学装置の駆動方法。
  10. 前記第1の動作プロセスから前記第2の動作プロセスに移行する場合、前記第2の動作プロセスに先立ち、第3の動作プロセスを実行する第3のステップをさらに有し、
    前記第3の動作プロセスは、前記非走査モードと、前記時分割出力モードおよび前記同時出力モードのいずれかとの組み合わせであることを特徴とする請求項8に記載された電気光学装置の駆動方法。
  11. 前記表示部の少なくとも一部であって、画像を表示させる表示領域においては、前記第1の動作プロセスが繰り返されることを特徴とする請求項8に記載された電気光学装置の駆動方法。
  12. 前記表示領域の前記第1の動作プロセスにおいて、前記出力線に供給される電圧は、前記表示領域に含まれる前記画素のそれぞれの階調を規定する時系列的な表示電圧であることを特徴とする請求項11に記載された電気光学装置の駆動方法。
  13. 前記動作プロセスの切り替えは、1画像の表示期間であるフレーム単位で行なわれることを特徴とする請求項8から12のいずれかに記載された電気光学装置の駆動方法。
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