JP4366926B2 - プリントコントローラおよび画像処理プログラム - Google Patents
プリントコントローラおよび画像処理プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4366926B2 JP4366926B2 JP2002357201A JP2002357201A JP4366926B2 JP 4366926 B2 JP4366926 B2 JP 4366926B2 JP 2002357201 A JP2002357201 A JP 2002357201A JP 2002357201 A JP2002357201 A JP 2002357201A JP 4366926 B2 JP4366926 B2 JP 4366926B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- print engine
- engine
- raster data
- connected state
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリントコントローラおよび画像処理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
プリントコントローラとプリントエンジンとが一つの筐体に収納されてなるプリンタでは、プリントコントローラ部分は、通常IC(Integrated Circuit)化され、基板に搭載された形で当該筐体内に収納されている。したがって、例えば、プリントコントローラのRIP(Raster Image Processor)部に製品開発上生じた不具合(バグ)があると、当該ICを開発・製造段階から作製し直さなければならない。
【0003】
これに対し、近年、プリントコントローラとプリントエンジンとを分離して両者をケーブルで接続し、当該プリントコントローラの大部分、特に、RIPをソフトウエアで構成したプリントシステムが出現している(例えば、特許文献1参照)。RIPをソフトウエアで構成することにより、たとえバグが発生した場合であってもバージョンアップしたソフトウエアをインストールし直すだけで済むので、こういったトラブルに対処しやすくなる。また、新型のプリントエンジンに対するプリントコントローラの開発期間も短縮することが可能となる。
【0004】
ところで、上記したプリントシステムでは、プリントコントローラにコンピュータが用いられる関係上、一般的に高価になる。そこで、これを有効利用したいといった要請がある。
たとえば、解像度の異なるプリントエンジン2台を使い分けたいといった要請である。すなわち、普段、一般的な書類の印刷には、ランニングコストのかからない低解像度のプリントエンジンを使用し、写真などの画像は、高解像度のプリントエンジンで印刷するといった使い方である。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−1800号公報(段落14〜18、図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のプリントシステムにおいて、プリントコントローラと接続するプリントエンジンを変更した場合には、変更後のプリントエンジンの仕様をユーザが確認し、当該仕様に合わせて、プリントコントローラの設定を変更する必要がある。この場合に、プリントコントローラの設定変更を忘れたり、あるいは誤ったりすると、全く予期しない印刷結果が出力されてしまうこととなる。
【0007】
本発明は、上記した課題に鑑み、接続するプリントエンジンが変更された場合であっても、当該変更後のプリントエンジンの使用に合致した印刷がなされるプリントコントローラ、およびプリントコントローラに実行させる画像処理プログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明に係るプリントコントローラは、ラスターデータに基づいて印刷を行うプリントエンジンと専用ケーブルで接続され、プリントジョブをラスタライズし、ラスターデータを前記プリントエンジンに出力するプリントコントローラであって、前記プリントエンジンが接続状態にあるか否かを検知する接続検知手段と、前記プリントエンジンが非接続状態から接続状態に転じたことが検知されると、前記プリントエンジンの仕様情報を前記プリントエンジンから取得する仕様情報取得手段と、前記取得した仕様情報に従ってプリントジョブをラスタライズするラスタライズ手段と、前記プリントエンジンが非接続状態であることが検知されている間は、新たなプリントジョブのラスタライズを禁止するラスタライズ禁止手段と、あるプリントジョブのラスタライズ完了後、ラスターデータをプリントエンジンへ出力する前に、前記プリントエンジンが接続状態から非接続状態に転じたことが検知されると、当該ラスターデータの出力を一時保留にすると共に、次に、プリントエンジンが非接続状態から接続状態に転じたことが検知されると、先に接続されていたプリントエンジンと現在接続されているプリントエンジンとが同仕様か否かを判定し、同仕様であれば前記出力が保留されたラスターデータを前記現在接続されているプリントエンジンへ出力し、仕様が異なれば前記出力が保留されたラスターデータを廃棄する第1のラスターデータ出力調整手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
また、上記の目的を達成するため、本発明に係るプリントコントローラは、ラスターデータに基づいて印刷を行うプリントエンジンと専用ケーブルで接続され、プリントジョブをラスタライズし、ラスターデータを前記プリントエンジンに出力するプリントコントローラであって、前記プリントエンジンが接続状態にあるか否かを検知する接続検知手段と、前記プリントエンジンが非接続状態から接続状態に転じたことが検知されると、前記プリントエンジンの仕様情報を前記プリントエンジンから取得する仕様情報取得手段と、前記取得した仕様情報に従ってプリントジョブをラスタライズするラスタライズ手段と、前記プリントエンジンが非接続状態であることが検知されている間は、新たなプリントジョブのラスタライズを禁止するラスタライズ禁止手段と、ラスターデータのプリントエンジンへの出力中に、前記プリントエンジンが接続状態から非接続状態に転じたことが検知されると、当該ラスターデータの出力を一時保留にすると共に、次に、プリントエンジンが非接続状態から接続状態に転じたことが検知されると、先に接続されていたプリントエンジンと現在接続されているプリントエンジンとが同仕様か否かを判定し、同仕様であれば前記出力が保留されたラスターデータを前記現在接続されているプリントエンジンへ出力し、仕様が異なれば前記出力が保留されたラスターデータを廃棄する第2のラスターデータ出力調整手段とを備えることを特徴とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る画像処理プログラムは、ラスターデータに基づいて印刷を行うプリントエンジンと専用ケーブルで接続され、プリントジョブをラスタライズし、ラスターデータを前記プリントエンジンに出力するプリントコントローラに、前記プリントエンジンが接続状態にあるか否かを検知する接続検知ステップと、前記プリントエンジンが非接続状態から接続状態に転じたことが検知されると、前記プリントエンジンの仕様情報を前記プリントエンジンから取得する仕様情報取得ステップと、前記取得した仕様情報に従ってプリントジョブをラスタライズするラスタライズステップと、前記プリントエンジンが非接続状態であることが検知されている間は、新たなプリントジョブのラスタライズを禁止するラスタライズ禁止ステップと、あるプリントジョブのラスタライズ完了後、ラスターデータをプリントエンジンへ出力する前に、前記プリントエンジンが接続状態から非接続状態に転じたことが検知されると、当該ラスターデータの出力を一時保留にすると共に、次に、プリントエンジンが非接続状態から接続状態に転じたことが検知されると、先に接続されていたプリントエンジンと現在接続されているプリントエンジンとが同仕様か否かを判定し、同仕様であれば、前記出力が保留されたラスターデータを前記現在接続されているプリントエンジンへ出力し、仕様が異なれば、前記出力が保留されたラスターデータを廃棄する第1のラスターデータ出力調整ステップとを実行させる。
また、上記の目的を達成するため、本発明に係る画像処理プログラムは、ラスターデータに基づいて印刷を行うプリントエンジンと専用ケーブルで接続され、プリントジョブをラスタライズし、ラスターデータを前記プリントエンジンに出力するプリントコントローラに、前記プリントエンジンが接続状態にあるか否かを検知する接続検知ステップと、前記プリントエンジンが非接続状態から接続状態に転じたことが検知されると、前記プリントエンジンの仕様情報を前記プリントエンジンから取得する仕様情報取得ステップと、前記取得した仕様情報に従ってプリントジョブをラスタライズするラスタライズステップと、前記プリントエンジンが非接続状態であることが検知されている間は、新たなプリントジョブのラスタライズを禁止するラスタライズ禁止ステップと、ラスターデータのプリントエンジンへの出力中に、前記プリントエンジンが接続状態から非接続状態に転じたことが検知されると、当該ラスターデータの出力を一時保留にすると共に、次に、プリントエンジンが非接続状態から接続状態に転じたことが検知されると、先に接続されていたプリントエンジンと現在接続されているプリントエンジンとが同仕様か否かを判定し、同仕様であれば前記出力が保留されたラスターデータを前記現在接続されているプリントエンジンへ出力し、仕様が異なれば前記出力が保留されたラスターデータを廃棄する第2のラスターデータ出力調整ステップとを実行させる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、プリントシステム2を含むシステムの概略構成図である。
図1に示すように、プリントシステム2はプリントコントローラ4と、当該プリントコントローラ4とは別個に設けられた複数台(本例では2台)のプリントエンジン6,8とで構成されている。プリントコントローラ4とプリントエンジン6,8とは、例えば、IEEE1394規格に準拠した専用ケーブル10,12で接続される。本例では、専用ケーブルで一時に接続されるプリントエンジンの台数は1台である。図1では、プリントエンジン6が接続状態であることを、専用ケーブル10を実線で表すことにより示しており、プリントエンジン8が非接続状態であることを、専用ケーブル12を破線で表すことにより示している。なお、プリントエンジン6は、カラー印刷が可能なカラープリントエンジンであり、プリントエンジン8は、モノクロ印刷専用のモノクロプリントエンジンである。
【0013】
プリントコントローラ4はネットワーク14に接続されており、当該ネットワーク14には、端末装置16〜22が複数台接続されている。
プリントコントローラ4は、各端末装置16〜22からネットワーク14を介して送信されるプリントジョブを受け付ける。送信されるプリントジョブは、ページ記述言語で記載されている。プリントコントローラ4は、当該ページ記述言語で記載されたプリントジョブをラスタライズして、ラスターデータ(ビットマップデータ)を生成する。プリントコントローラ4は、生成したラスターデータをプリントエンジン6(8)へ出力する。
【0014】
プリントエンジン6,8は、プリントコントローラ4から入力されるラスターデータに基づいて記録シートに印刷を行ない、印刷済みの記録シートをトレー6a,8aに出力する。
図2は、プリントシステム2の概略構成を示すブロック図である。
プリントエンジン6は、エンジン部24、エンジン仕様保存部26、接続応答部28等を有している。同様に、プリントエンジン8は、エンジン部30、エンジン仕様保存部32、接続応答部34等を有している。
【0015】
エンジン部24,30は、プリントコントローラ4から出力されるラスターデータを一時的に記憶するビットマップメモリ(不図示)を有する。エンジン部24,30は、その他、感光体ドラム、帯電器、露光器、現像器、転写器、除電器、および定着器など(いずれも、不図示)を備え、前記ビットマップメモリに記憶されているラスターデータに基づき、公知の電子写真方式によって記録シートに印刷する。
【0016】
エンジン仕様保存部26,32は、各プリントエンジンが個別に有するエンジン仕様を保存する。エンジン仕様とは、プリントコントローラ4において各プリントエンジンに合うようにラスタライズするために必要な情報(仕様情報)である。図3(a)にプリントエンジン6におけるエンジン仕様の保存内容を、図3(b)にプリントエンジン8におけるエンジン仕様の保存内容をそれぞれ示す。
【0017】
図3(a)、図3(b)に示すエンジン仕様の項目は、カラーモード、主走査方向解像度(dpi)、副走査方向解像度(dpi)、階調(Bit/Pixel)である。
「カラーモード」には、カラーエンジンかモノクロ専用エンジンかを区別する情報が保存される。プリントエンジン6では「カラー」がプリントエンジン8では「モノクロ」が保存されている。
【0018】
「主走査方向解像度(dpi)」、「副走査方向解像度(dpi)」には、各々の方向におけるピクセル間隔が[dpi]単位で表現された情報が保存される。モノクロエンジン6では、主走査方向・副走査方向ともに「600」が、プリントエンジン8では、主走査方向に「1200」が、副走査方向に「600」が保存されている。
【0019】
「階調(Bit/Pixel)」には、1ピクセルで表現できる階調がビット単位で保存される。プリントエンジン6では「8ビット(=256階調)」がプリントエンジン8では「1ビット」が保存されている。
なお、上記した項目は、エンジン仕様保存部に保存される項目の内の一部である。例えば、その他に、後述するRIP部42で用いるカラーマッチングのモジュールを特定する情報として当該モジュールのファイル名やグレースケールのモジュールを特定する情報として当該モジュールのファイル名等が保存されるのであるが、ここでは、説明を簡略にするため、それらその他の項目についての図示は省略することとする。
【0020】
また、本例においてエンジン仕様保存部26,32には、上記したエンジン仕様に加え、各プリントエンジンを特定するための固有情報としてシリアルNo.が保存されている。
エンジン仕様保存部26,32は、プリントコントローラ4のエンジン仕様設定部38からの要求に応答して、エンジン仕様保存部26,32の保存内容をエンジン仕様設定部38に送信する。
【0021】
図2に戻り、接続応答部28、34は、プリントコントローラ4からの接続確認通知に対して応答する。
プリントコントローラ4は、エンジン接続検知部36、エンジン仕様設定部38、エンジン仕様保持部40、RIP部42およびプリントキュー部44等を有する。
【0022】
エンジン接続検知部36は、プリントエンジンに向けて定期的に接続確認通知を発すると共に、プリントエンジンからの応答の有無を確認する。プリントエンジンからの応答があると専用ケーブルで接続されている(接続状態である)と判断し、応答がなければ接続されていない(非接続状態である)と判断する。また、エンジン接続検知部36は、当該判断結果をエンジン仕様設定部38に通知する。
【0023】
エンジン仕様設定部38は、エンジン接続検知部36からの通知が「非接続状態」から「接続状態」に転じると、プリントエンジン側のエンジン仕様保存部に対し、保存内容送信要求を発する。この要求に応答して送信された保存内容を、エンジン仕様設定部38は、エンジン仕様保持部40に保持させる。すなわち、エンジン仕様設定部38は、プリントエンジンからエンジン仕様を取得するエンジン仕様取得手段として機能する。
【0024】
エンジン仕様保持部40は、エンジン仕様設定部38から送信される保存内容を保持する。図3(c)は、エンジン仕様保持部40を示す図である。図3(c)に示すように、エンジン仕様保持部40の保持する項目は、プリントエンジン側のエンジン仕様保存部26,32の項目と同じである。
図2に戻り、RIP(Raster Image Processor)部42は、ソフトウエアであるラスターイメージプロセッサによって、ページ記述言語で記載されたプリントジョブをラスタライズしてラスターデータ(ビットマップデータ)を生成する。ラスターイメージプロセッサは、複数のモジュールで構成されている。
【0025】
RIP部42は、エンジン仕様保持部40の保持内容を参照し、当該保持されているエンジン仕様に合ったラスタライズを実行するため、複数のモジュールから選択してモジュール(プログラム)を組み立ててラスタライズする。例えば、カラーマッチングであれば、当該カラーマッチングに用いるモジュールが複数準備されており、RIP部42は、エンジン仕様保持部40に保持されているファイル名を参照し、当該ファイル名で特定されるファイルのモジュールを選択してカラーマッチングを実行するのである。また、例えば、解像度であれば、エンジン仕様保持部40に保持されている解像度を参照し、当該解像度に合ったパラメータを用いてラスタライズを実行するのである。すなわち、RIP部42は、エンジン仕様保持部40に保持されているエンジン仕様、すなわち、プリントエンジンから取得したエンジン仕様に従ってラスタライズするのである。
【0026】
プリントキュー部44は、端末装置16〜22などから送信されるプリントジョブを保持し、当該保持しているプリントジョブをRIP部42からの指示で、先入れ・先出し方式で当該RIP部42へ出力する。
上記の構成からなるプリントシステム2における、プリントコントローラ4によるプリントエンジンからのエンジン仕様の取得手順について、図4に示すシーケンス図を参照しながら説明する。当該シーケンス図は、プリントコントローラ4、プリントエンジン共に電源スイッチがオンされた状態で、専用ケーブルによる両者間の接続がなされたケースを示している。
【0027】
先ず、プリントコントローラ4のエンジン接続検知部36は、プリントエンジンに向けて接続確認の通知を定期的に行なう。このケースでは、3回接続確認をしてもプリントエンジン側からの応答がないので、この間は、非接続状態であると判断される。
ここで、3回の接続確認の後、4回目の接続確認の前に専用ケーブルによりいずれかのプリントエンジンが接続されたとすると、4回目の接続確認に対して、当該プリントエンジンの接続応答部はReply answerとして「接続:Yes」通知をプリントコントローラ4へ返す。これを受けたエンジン接続検知部36は、プリントエンジンが接続されたものと判断し(非接続状態から接続状態へ転じたものと判断し)、当該判断結果をエンジン仕様設定部38へ通知する。
【0028】
当該通知を受けると、エンジン仕様設定部38は、エンジン仕様保存部に向けて保存内容送信要求を発する。
エンジン仕様保存部は、当該要求に対するReply answerとして「エンジン仕様を含む保存内容」を送信する。
エンジン仕様設定部38は、送信された保存内容をエンジン仕様保持部40に保持すると共に、その旨、すなわち接続状態にあるエンジンからのエンジン仕様の取得を完了した旨をエンジン接続検知部36に通知する。
【0029】
当該通知を受けると、エンジン接続検知部36は、再び、プリントエンジンに向けて定期的に接続確認を行なう。そして、「接続:Yes」が応答されている間は接続が維持されていると判断し、応答が無くなると接続状態から非接続状態に転じたと判断する。そして、次に「接続:Yes」の応答があると、非接続状態から接続状態に転じたと判断するのである。
【0030】
以上説明したように、プリントエンジンが非接続状態から接続状態へ転じたことをエンジン接続検知部36が検知すると、仕様情報取得部であるエンジン仕様設定部38は、接続状態にあるプリントエンジンのエンジン仕様保存部からエンジン仕様を取得する。取得したエンジン仕様はエンジン使用保持部40に保持され、当該エンジン仕様に従ってラスタライズがなされることとなる。
【0031】
このように、上記プリントシステムによれば、ユーザの操作によらず、接続状態にあるプリントエンジンからエンジン仕様が自動的に取得されてプリントコントローラに設定されるため、接続されているプリントエンジンに合ったラスタライズが確実に実行されることとなる。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は上記した形態に限らないことは言うまでもなく、例えば、以下の形態とすることもできる。
(変形例1)
上記実施の形態では、プリントエンジンが非接続状態から接続状態に転じたことを契機として、エンジン仕様を取得することとしたが、エンジン仕様の取得タイミングはこれに限らない。例えば、接続状態に転じてから、プリントコントローラ4がプリントジョブの受信を完了したことを契機としてエンジン仕様を取得することとしてもよい。
【0032】
図5に、この場合のプリントコントローラの処理手順であるフローチャートを示す。
先ず、プリントキュー部44は、プリントジョブの受信を完了すると、すなわち、処理待ちジョブが発生すると(ステップS2でYes)、エンジン仕様設定部40にその旨を通知する。
【0033】
エンジン仕様設定部38は、エンジン接続検知部36に接続確認を行い、接続が維持されていれば(ステップS4でYes)、プリントエンジンのエンジン仕様保存部に向けて保存内容送信要求を発し、当該エンジン仕様保存部からエンジン仕様を含む保存内容を取得する(ステップS6)。エンジン仕様設定部は38、取得した保存内容をエンジン仕様保持部40に保持する(ステップS8)。RIP部42は、エンジン仕様保持部40に保持されているエンジン仕様にしたがってプリントキュー部44にあるプリントジョブのラスタライズを行ない、当該ラスタライズが完了すると(ステップS10)、ラスターデータを、専用ケーブルを介してプリントエンジンへ出力する。
【0034】
以上のようにすることで、例えば、処理待ちのプリントジョブが発生する前に、プリントエンジンの接続切り換え(取り替え)が行なわれた場合でも、無駄にエンジン仕様の取得処理を行なうことを防止できる。
なお、上記では、プリントジョブの受信完了を契機としてエンジン仕様を取得したが、プリントジョブの受信開始を契機としてエンジン仕様を取得しても構わない。こうすることにより、受信が完了してからエンジン仕様の取得を開始する場合と比較して、ラスタライズ開始までの時間を短縮することが可能となる。
(変形例2)
変形例2では、ラスタライズ開始から完了までの間や、ラスタライズ完了からプリントエンジンへラスターデータの出力を開始するまでの間に、例えば不用意に専用ケーブルが引き抜かれた場合(あるいは、接続するプリントエンジンが取り替えられた場合)を想定し、その場合の手当てを可能にしている。また、プリントコントローラ4の電源が投入されてから、プリントエンジンが接続されていない限り、プリントジョブのラスタライズを開始しないようにしている。
【0035】
図6は、上記処理を行なうため、プリントコントローラ4で起動されるプログラムに対応したフローチャートである。なお、本例においても図4を用いて説明したときと同様に、エンジン接続検知部36は、定期的に検知処理を行なっているのであるが、説明の便宜上、当該フローチャートでは、検知結果の必要なタイミングでのみ接続確認の処理「エンジン接続?」を挿入することとした。また、エンジン仕様設定部38によるエンジン仕様の取得処理と保持処理は、これまで説明してきたのと同様なので、本例では、簡単に言及するに留めることとする。
【0036】
プリントコントローラ4の電源が投入されると、先ず、プリントエンジンの接続確認を行ない(ステップS20)、接続されていなければ(ステップS20でNo)、接続を待つ。
プリントエンジンが接続されると(ステップS20でYes)、接続されているプリントエンジンのエンジン仕様を取得し(ステップS22)、取得したエンジン仕様を保持する(ステップS24)。
【0037】
続いて、処理待ちプリントジョブの有無を確認し(ステップS26)、有れば(ステップS26でYes)、当該プリントジョブのラスタライズを開始する(ステップS28)。
以上の説明から、ステップS20〜S28の処理は、エンジン接続検知部36が非接続状態を検知している間は、新たなプリントジョブのラスタライズを禁止する禁止手段として機能することがわかる。
【0038】
そして、ラスタライズ開始からラスタライズが完了する(ステップS34でYes)までの間のラスタライズ処理(ステップS30)中に、プリントエンジンが接続状態から非接続状態に転じたときには(ステップS32でNo)、それまでに作成されたラスターデータを廃棄する(ステップS36)と共に、次に、プリントエンジンが接続されるのを待つ(ステップS38)。
【0039】
プリントエンジンが接続されると(ステップS38でYes)、接続されたプリントエンジンのエンジン仕様を取得し(ステップS40)、取得したエンジン仕様を保持して(ステップS42)、ステップS28に戻り、ラスタライズをやり直す。このようにすることで、例えば、ラスタライズ中にプリントエンジンが取り替えられた場合であっても、取り替え後のプリントエンジンに合ったラスターデータの作成が行なわれることとなる。
【0040】
以上の説明から、ステップS30〜S42の処理は、ラスタライズ中にエンジン接続検知部36の検知結果が接続状態から非接続状態に転じた場合に、次に接続状態が検知されるまで、ラスタライズを中止する中止手段として機能することがわかる。
そして、プリントジョブのラスタライズが完了すると(ステップS34でYes)、ラスターデータをプリントエンジンへ出力する(ステップS46)前に、プリントエンジンの接続確認を行なう(ステップS44)。
【0041】
接続が維持されていれば(ステップS44でYes)、ラスターデータをプリントエンジンへ出力した(ステップS46)後、RIP部42は、プリントキュー部44へラスターデータの出力が完了した旨の通知を行ない、当該通知を受けたプリントキュー部44は、対応するプリントジョブを削除する(ステップS48)。ステップS48が終了すると、プリントエンジンの接続確認を行ない(ステップS50)、接続が維持されていれば(ステップS50でYes)、ステップS26へ戻り、非接続状態になっていれば(ステップS50でNo)、ステップS20へ戻る。
【0042】
一方、ステップS44で非接続状態であると判定された場合は、次にプリントエンジンが接続されるのを待つ(ステップS52)。次に接続されたのが、その直前に接続されていたプリントエンジンと同じエンジンか否かの判定を行なう(ステップS54)。同じエンジンであれば(ステップS54でYes)、ステップS46へ進んで、作成済みのラスターデータをプリントエンジンへ出力する。一方、違うエンジンであれば(ステップS54でNo)、作成済みのラスターデータを廃棄して(ステップS56)、ステップS28へ戻り、ラスタライズをやり直す。
【0043】
以上の説明から、ステップS44、S46、S52〜S56は、ラスタライズ完了後ラスターデータをプリントエンジンに出力する前のプリントエンジンの接続状況に応じて、ラスターデータの出力調整を行なう出力調整手段として機能することがわかる。
なお、新たに接続されたプリントエンジン(以下、「第1のエンジン」と言う。)と直前に接続されていたプリントエンジン(以下、「第2のエンジン」と言う。)とが同じエンジンであるか否かの判定は、以下のようにして実現できる。すなわち、エンジンの非接続状態が検出された際に、第2のエンジンのシリアルN0.とエンジン仕様をエンジン仕様保持部40に保持したまま、第1のエンジンのシリアルNo.とエンジン仕様を取得し仮記憶部(不図示)に記憶する。そして、エンジン仕様保存部40に保存されているシリアルNo.と仮記憶部に記憶されているシリアルNo.とを比較して同一か否かの判定をするのである。
【0044】
さらに、同一と判定した場合には、仮記憶部の記憶内容を削除し、同一でないと判定した場合には、仮記憶部の記憶内容をエンジン仕様保存部40に上書き保持するのである。
また、図6のフローチャートでは、ラスターデータをプリントエンジンへ出力している最中に、専用ケーブルが引き抜かれた場合の手当てがなされていない。これは、プリントエンジンが作動し、その作動音が聞こえている最中に、不用意に専用ケーブルを引き抜くことはあまりないであろうとの考えに基づく。しかしながら、万全を期すために、この場合も、以下のようにして手当てをしておいても構わない。
【0045】
ラスターデータは、1頁分のプリントエンジンへの出力が完了するまで、当該ページのラスターデータは全部、RIP部42で保持しておく。そして、ラスターデータのプリントエンジンへの出力中に、専用ケーブルが引き抜かれた場合(すなわち、エンジン接続検知部36の検知が、接続状態から非接続状態に転じると)、ステップS52、S54、S56と同様の処理を行なう。
【0046】
すなわち、次にプリントエンジンが接続されるのを待つ。次に接続されたのが、その直前に接続されていたプリントエンジンと同じエンジンか否かの判定を行なう。同じエンジンであれば、非接続状態に転じた際に出力中であったページのラスターデータからプリントエンジンへの出力を再開する。一方、違うエンジンであれば、残存しているラスターデータを廃棄して、ステップS28へ戻り、ラスタライズをやり直すのである。
(変形例3)
ここまでの例では、プリントコントローラ4に同時に接続できるプリントエンジンは1台のみであったが、変形例3は、複数台(本例では2台)を同時に2本の専用ケーブルで接続する例である。そして、受け付けたプリントジョブ(処理対象となるプリントジョブ)により適したプリントエンジンからエンジン仕様を取得してラスタライズし、ラスターデータを当該プリントエンジンに出力するようになっている。
【0047】
図7は、上記処理の一例を示すフローチャートである。本例は、プリントエンジン6とプリントエンジン8、すなわち、カラープリントエンジンとモノクロ専用プリントエンジンとが接続されている例である。また、プリントコントローラ4における専用ケーブル差し込み口は、カラーエンジン専用とモノクロエンジン専用とに分けられている。
【0048】
先ず、プリントキュー部44に処理待ちジョブがあるか否かを判定し(ステップS60)、あれば、先頭のプリントジョブはカラー印刷すべきジョブかモノクロ印刷すべきジョブかの判定を行なう(ステップS62)。なお、カラー印刷すべきジョブかモノクロ印刷すべきジョブかの判定は、端末装置からプリントジョブを送信する際、当該プリントジョブのヘッダー部分に当該情報を格納し、受け付けたプリントジョブのヘッダー部分を確認することによって可能である。
【0049】
処理待ちジョブがカラー印刷すべきジョブであった場合には(ステップS62でYes)、カラーエンジン専用差し込み口を介して、エンジンの接続確認を行ない(ステップS64)、プリントエンジン6が接続されていれば(ステップS64でYes)、ステップS68へ進み、接続されていなければ、接続されるまで待つ(ステップS64)。
【0050】
一方、処理待ちジョブがモノクロ印刷すべきジョブであった場合には(ステップS62でNo)、モノクロエンジン専用差し込み口を介して、エンジンの接続確認を行ない(ステップS66)、プリントエンジン8が接続されていれば(ステップS66でYes)、ステップS68へ進み、接続されていなければ、接続されるまで待つ(ステップS66)。
【0051】
ステップS68以降の処理は、図5で示したフローチャートのステップS6以降の処理と同様なので、その説明については省略する。
(変形例4)
これまでの例では、エンジン仕様保持部40は、一のプリントエンジンのエンジン仕様のみを保持し、接続されるプリントエンジンが取り替えられると(同じプリントエンジンが再接続された場合でも)、新たに接続されたプリントエンジンのエンジン仕様全てを取得し、エンジン仕様保持部40に上書き保持していた。これに対し、変形例4では、エンジン仕様保持部は、複数のエンジン仕様を保持することとし、一度取得したエンジン仕様はそのまま保持することとしている。
【0052】
図8に本例におけるエンジン仕様保持部を示す。本例では、過去にシリアルNo.:C−0001のプリントエンジンとシリアルNo.:B−0002のプリントエンジンが接続された例である。
そして、接続されるプリントエンジンが取り替えられると、当該取り替え後のプリントエンジンから、先ず、当該プリントエンジンを特定するのに必要最小限の固有情報としてシリアルNo.を取得する。取得したシリアルNo.と同じ番号がエンジン仕様保持部40に保持されているか否かの検索を行ない、保持されていれば該当するエンジン仕様を用い、保持されていない場合に始めて、当該プリントエンジンから全エンジン仕様を取得するようにする。
(変形例5)
上記変形例3では、プリントコントローラ4における専用ケーブル差し込み口を、カラーエンジン専用とモノクロエンジン専用とに区別したが、区別しなくても、いっしょに接続されている2台のプリントエンジンを使い分けることは可能である。すなわち、エンジン仕様保持部では、ケーブル差し込み口の数に応じた複数のエンジン仕様を保持することとする。また、エンジン仕様を取得した際に、当該プリントエンジンが接続された方の差し込み口を当該エンジン仕様と対応付けて記憶しておく。そして、例えば、カラー印刷すべきジョブの場合には、プリントエンジン6(カラーエンジン)の専用ケーブルが差し込まれているとされている差し込み口を介してプリントエンジンの接続維持確認を行なう。接続が維持されていれば、そのままラスタライズ処理以降の処理を実行し、接続が維持されていなければ、いずれかの差込口からカラープリントエンジンが接続されるまで、当該カラー印刷すべきプリントジョブを保留にするのである。
(その他の変形例)
(1)上記の例では、プリントシステムを構成するプリントエンジンの台数は2台であったが、当該台数は2台に限らない。1台であってもよく、また3台以上であってもよい。
【0053】
また、上記の例では、カラープリントエンジンとモノクロ専用プリントエンジンの組み合わせであったが、当該組合せもこれに限らない。たとえば、同じモノクロ専用プリントエンジンであって、解像度の異なるプリントエンジン同士の組み合わせであってもよい。
(2)上記の例では、ラスタライズ後のラスターデータ(ビットマップデータ)のビットマップメモリをプリントエンジン側に設けたが、プリントコントローラ側に設けるようにしても構わない。
(3)上記の例では、プリントコントローラは、外部からプリント記述言語で記載されたプリントジョブを受け取るようにしていたが、種々のアプリケーションソフトで作成されたデータを受け付けてラスタライズをするようにしても構わない。
(4)変形例2や変形例4では、プリントエンジンの同一性を確認するために、シリアルNo.を用いた。しかしながら、変形例2や変形例4における目的を達成するためには、プリントエンジンの同一性までを確認する必要はなく、別のエンジンであってもその仕様の同一性の確認ができれば足りる。そこで、シリアルNo.に代えて、仕様の同一性を示す同種情報として、例えば、「型式」「機種名」などを用いることとしても構わない。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るプリントコントローラによれば、接続状態にあるプリントエンジンから仕様情報が取得され、取得された仕様情報に従ってラスタライズがなされて、ラスターデータがプリントエンジンへ出力される。すなわち、ユーザの操作によらずに、接続状態にあるプリントエンジンから仕様情報が自動的に取得されるため、接続状態にあるプリントエンジンに合ったラスタライズが確実になされることとなる。
【0055】
また、専用ケーブルで接続されるプリントエンジンが接続状態にあるか否かが検知され、非接続状態から接続状態に転じたことが検知されると、仕様情報が取得されるため、例えば、プリントエンジンが取り替えられた場合に、取り替え後のプリントエンジンに合ったラスタライズが確実になされることとなる。
【0056】
また、接続検知部によって非接続状態が検知されている間は、新たなプリントジョブのラスタライズが禁止されるので、不必要なラスタライズ処理の実行を防止することができる。
また、あるプリントジョブのラスタライズ中に、接続検知部による検知が、接続状態から非接続状態に転じると、次に接続状態が検知されるまで、当該プリントジョブのラスタライズが中止されるので、無駄なラスタライズ処理の実行を防止することができる。
【0057】
また、あるプリントジョブのラスタライズ完了後、ラスターデータをプリントエンジンへの出力する前に、前記接続検知部による検知が接続状態から非接続状態に転じると、当該ラスターデータの出力が一時保留にされると共に、
次に、接続検知部による検知が非接続状態から接続状態に転じると、切断前後のプリントエンジンが同仕様のものか否かが判定され、同仕様であれば、保留にしておいた前記ラスターデータがプリントエンジンへ出力され、仕様が異なれば、保留にしておいたラスターデータが廃棄されるので、作成されたラスタライズデータをできるだけ生かすことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリントシステムを含むシステム全体の概略構成図である。
【図2】プリントシステムの概略構成を示すブロック図である。
【図3】(a)、(b)は、エンジン使用保存部を示す図である。
(c)は、エンジン使用保持部を示す図である。
【図4】プリントコントローラによる、プリントエンジンからのエンジン仕様取得手順を示すシーケンス図である。
【図5】プリントコントローラの処理の一例を示すフローチャートである。
【図6】プリントコントローラの処理の一例を示すフローチャートである。
【図7】プリントコントローラの処理の一例を示すフローチャートである。
【図8】エンジン仕様保持部を示す図である。
【符号の説明】
2 プリントシステム
4 プリントコントローラ
6、8 プリントエンジン
26、32 エンジン仕様保存部
38 エンジン仕様設定部
40 エンジン仕様保持部
42 RIP(Raster Image Processor)部
Claims (4)
- ラスターデータに基づいて印刷を行うプリントエンジンと専用ケーブルで接続され、プリントジョブをラスタライズし、ラスターデータを前記プリントエンジンに出力するプリントコントローラであって、
前記プリントエンジンが接続状態にあるか否かを検知する接続検知手段と、
前記プリントエンジンが非接続状態から接続状態に転じたことが検知されると、前記プリントエンジンの仕様情報を前記プリントエンジンから取得する仕様情報取得手段と、
前記取得した仕様情報に従ってプリントジョブをラスタライズするラスタライズ手段と、
前記プリントエンジンが非接続状態であることが検知されている間は、新たなプリントジョブのラスタライズを禁止するラスタライズ禁止手段と、
あるプリントジョブのラスタライズ完了後、ラスターデータをプリントエンジンへ出力する前に、前記プリントエンジンが接続状態から非接続状態に転じたことが検知されると、当該ラスターデータの出力を一時保留にすると共に、
次に、プリントエンジンが非接続状態から接続状態に転じたことが検知されると、先に接続されていたプリントエンジンと現在接続されているプリントエンジンとが同仕様か否かを判定し、同仕様であれば前記出力が保留されたラスターデータを前記現在接続されているプリントエンジンへ出力し、仕様が異なれば前記出力が保留されたラスターデータを廃棄する第1のラスターデータ出力調整手段と、
を備えることを特徴とするプリントコントローラ。 - ラスターデータに基づいて印刷を行うプリントエンジンと専用ケーブルで接続され、プリントジョブをラスタライズし、ラスターデータを前記プリントエンジンに出力するプリントコントローラであって、
前記プリントエンジンが接続状態にあるか否かを検知する接続検知手段と、
前記プリントエンジンが非接続状態から接続状態に転じたことが検知されると、前記プリントエンジンの仕様情報を前記プリントエンジンから取得する仕様情報取得手段と、
前記取得した仕様情報に従ってプリントジョブをラスタライズするラスタライズ手段と、
前記プリントエンジンが非接続状態であることが検知されている間は、新たなプリントジョブのラスタライズを禁止するラスタライズ禁止手段と、
ラスターデータのプリントエンジンへの出力中に、前記プリントエンジンが接続状態から非接続状態に転じたことが検知されると、当該ラスターデータの出力を一時保留にすると共に、
次に、プリントエンジンが非接続状態から接続状態に転じたことが検知されると、先に接続されていたプリントエンジンと現在接続されているプリントエンジンとが同仕様か否かを判定し、同仕様であれば前記出力が保留されたラスターデータを前記現在接続されているプリントエンジンへ出力し、仕様が異なれば前記出力が保留されたラスターデータを廃棄する第2のラスターデータ出力調整手段と、
を備えることを特徴とするプリントコントローラ。 - ラスターデータに基づいて印刷を行うプリントエンジンと専用ケーブルで接続され、プリントジョブをラスタライズし、ラスターデータを前記プリントエンジンに出力するプリントコントローラに、
前記プリントエンジンが接続状態にあるか否かを検知する接続検知ステップと、
前記プリントエンジンが非接続状態から接続状態に転じたことが検知されると、前記プリントエンジンの仕様情報を前記プリントエンジンから取得する仕様情報取得ステップと、
前記取得した仕様情報に従ってプリントジョブをラスタライズするラスタライズステップと、
前記プリントエンジンが非接続状態であることが検知されている間は、新たなプリントジョブのラスタライズを禁止するラスタライズ禁止ステップと、
あるプリントジョブのラスタライズ完了後、ラスターデータをプリントエンジンへ出力する前に、前記プリントエンジンが接続状態から非接続状態に転じたことが検知されると、当該ラスターデータの出力を一時保留にすると共に、
次に、プリントエンジンが非接続状態から接続状態に転じたことが検知されると、先に接続されていたプリントエンジンと現在接続されているプリントエンジンとが同仕様か否かを判定し、同仕様であれば、前記出力が保留されたラスターデータを前記現在接続されているプリントエンジンへ出力し、仕様が異なれば、前記出力が保留されたラスターデータを廃棄する第1のラスターデータ出力調整ステップと、
を実行させる画像処理プログラム。 - ラスターデータに基づいて印刷を行うプリントエンジンと専用ケーブルで接続され、プリントジョブをラスタライズし、ラスターデータを前記プリントエンジンに出力するプリントコントローラに、
前記プリントエンジンが接続状態にあるか否かを検知する接続検知ステップと、
前記プリントエンジンが非接続状態から接続状態に転じたことが検知されると、前記プリントエンジンの仕様情報を前記プリントエンジンから取得する仕様情報取得ステップと、
前記取得した仕様情報に従ってプリントジョブをラスタライズするラスタライズステップと、
前記プリントエンジンが非接続状態であることが検知されている間は、新たなプリントジョブのラスタライズを禁止するラスタライズ禁止ステップと、
ラスターデータのプリントエンジンへの出力中に、前記プリントエンジンが接続状態から非接続状態に転じたことが検知されると、当該ラスターデータの出力を一時保留にすると共に、
次に、プリントエンジンが非接続状態から接続状態に転じたことが検知されると、先に接続されていたプリントエンジンと現在接続されているプリントエンジンとが同仕様か否かを判定し、同仕様であれば前記出力が保留されたラスターデータを前記現在接続されているプリントエンジンへ出力し、仕様が異なれば前記出力が保留されたラスターデータを廃棄する第2のラスターデータ出力調整ステップと、
を実行させる画像処理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002357201A JP4366926B2 (ja) | 2002-12-09 | 2002-12-09 | プリントコントローラおよび画像処理プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002357201A JP4366926B2 (ja) | 2002-12-09 | 2002-12-09 | プリントコントローラおよび画像処理プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004192160A JP2004192160A (ja) | 2004-07-08 |
JP4366926B2 true JP4366926B2 (ja) | 2009-11-18 |
Family
ID=32757311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002357201A Expired - Fee Related JP4366926B2 (ja) | 2002-12-09 | 2002-12-09 | プリントコントローラおよび画像処理プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4366926B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004050367A1 (de) * | 2004-10-15 | 2006-04-27 | OCé PRINTING SYSTEMS GMBH | Verfahren, Vorrichtung und Computerprogramm zum Übertragen von gerasterten Druckdaten |
JP5861519B2 (ja) * | 2011-04-12 | 2016-02-16 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置および画像形成装置の制御プログラムおよび画像形成装置の制御システム |
-
2002
- 2002-12-09 JP JP2002357201A patent/JP4366926B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004192160A (ja) | 2004-07-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN102147718B (zh) | 打印作业管理装置、打印作业管理方法及图像形成装置 | |
US7940405B2 (en) | Image processing system for preventing forgery | |
JP4949980B2 (ja) | 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム、および画像形成システム | |
US20060238796A1 (en) | Image forming apparatus, control method, memory medium, and program | |
JP2005346669A (ja) | データ転送方法、データ転送装置、プログラム及び記憶媒体 | |
JP3957998B2 (ja) | 印刷システム、画像処理装置及び情報処理装置 | |
US20060012820A1 (en) | Image processing to prevent forgery | |
US6671060B1 (en) | Image forming system and method of operating an image forming system | |
JP4366926B2 (ja) | プリントコントローラおよび画像処理プログラム | |
JPH09297667A (ja) | 情報処理装置及びその制御方法 | |
US7920288B2 (en) | Image forming apparatus, image forming method and program | |
JP2006338232A (ja) | 通信システム | |
US20030231323A1 (en) | Method of and system for performing double-side printing image data of various sizes | |
EP1041508B1 (en) | Image forming apparatus having data compression/decompression system | |
JP2005186625A (ja) | 画像処理装置及び制御方法並びにプログラム | |
JP2006333015A (ja) | 画像形成装置、画像形成方法および画像形成プログラム | |
JP4857083B2 (ja) | 画像形成システム及び画像形成装置 | |
JP2002140288A (ja) | 情報処理装置及びdma転送方法 | |
JP4136502B2 (ja) | 画像入力装置、画像処理方法、記憶媒体、プログラム | |
JP2006229553A (ja) | ジョブ制御システム | |
JP3586093B2 (ja) | プリンタコントローラ及び記録媒体 | |
JP2000263873A (ja) | 印刷方法及び装置並びに記憶媒体 | |
JP2001218038A (ja) | 画像形成システム及びその制御方法 | |
JP2005136898A (ja) | 画像読み取り装置及び画像形成システム | |
JP2004223967A (ja) | 画像形成システム、画像形成方法およびこの方法をコンピュータに実行させるためのプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20050614 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050920 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20060111 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080905 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080909 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081106 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090519 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090709 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090804 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090817 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4366926 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130904 Year of fee payment: 4 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |