以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、ここでは、本発明をカメラで実施する形態について説明する。
まず図1について説明する。同図は本発明を実施するカメラ10の構成を示している。なお、このカメラ10は、図14を用いて説明したアルバム機能を提供する。
図2において、撮像処理部13、画像処理部14、RAM15、メモリI/F16、表示制御部18、USBI/F20、及びCPU21はいずれもバス24に接続されており、CPU21による管理の下で相互に各種のデータの授受を行うことができる。
レンズ11によって結像された被写体像は、例えばCCD(Charge Coupled Device )である撮像部12によって電気信号に変換されて撮像処理部13に入力される。撮像処理部13では、入力された電気信号を所定の大きさまで増幅した後にアナログ−デジタル変換を行い、被写体像が表されている画像を示す画像データを出力する。
画像処理部14は、撮像処理部13から出力された画像データに対して、当該画像データで表現されている画像のγ補正やエッジ強調、ホワイトバランス補正等の画像処理を施す。また、画像データをメモリカード17に記録する場合には、当該画像データに対してデータ圧縮処理を必要に応じて行う。更に、メモリカード17に記録されている画像データで表されている画像の再生表示を行う場合には、メモリカード17から読み出された画像データに対してデータ伸張処理を必要に応じて行う。
RAM15は、画像処理部14やCPU21が各種の処理を行う際に必要に応じて作業用として使用するランダム・アクセス・メモリである。
メモリI/F(インタフェース)16はメモリカード17をバス24に接続するインタフェースであり、CPU21の管理の下でメモリカード17に対する各種のデータの読み書きを可能とする。
メモリカード17は、カメラ10に対して着脱自在な記憶媒体であり、その記憶領域では図14に示したメモリカード200と同様の画像データの管理がCPU21によって行われる。なお、以下の説明においては、メモリカード17に記憶されているデータファイルやフォルダの名称及び符号は、図14についての説明において提示したものをそのまま用いることとする。
表示処理部18は、バス24を経て送られてきた画像データをデジタル−アナログ変換して表示部19へ与える。
表示部19は例えばLCD(Liquid Crystal Display)であり、表示処理部18に入力された画像データで表されている画像を表示する。
USB(Universal Serial Bus)I/F20は、カメラ10と例えばパーソナル・コンピュータ(PC)等の外部機器とを接続して各種のデータの授受を行えるようにするためのインタフェースである。
CPU(Central Processing Unit )21はこのカメラ10全体の動作制御を行う。
ROM22はCPU21によって実行される制御プログラムやその実行の際に必要に応じて使用される各種のデータが格納されているリード・オンリ・メモリであり、CPU21はこの制御プログラムを実行することによって上述した動作制御が可能となる。
操作入力部23はカメラ10のユーザによって操作されるスイッチ類であり、操作の内容に対応付けられているユーザからの指示を取得してCPU21へ渡す。
図2はこのカメラ10の背面図である。同図において、筐体30に設けられている、撮影動作の実行指示を取得するレリーズボタン23−1、メニュー画面の表示指示や各種動作の実行指示を取得する確定ボタン23−2、方向指示を取得する十字ボタン23−3、23−4、23−5、及び23−6などはいずれも操作入力部23を構成するスイッチ類である。
なお、図2には、前述した表示部19とファインダ31とが筐体30の背面側に設けられていることも表されている。
以下、CPU21によって行われる、本発明に関係する各種の制御処理について説明する。なお、これより説明する各制御処理は、いずれもROM22に格納されている制御プログラムをCPU21が読み出して実行することによって実現される。
まず、複数画像のアルバムへの一括登録機能をカメラ10で実現させるための制御処理について説明する。この一括登録機能とは、メモリカード17に記憶されている画像(画像データファイル311)が有している属性をカメラ10自身が判別し、共通の属性を有する画像を一括してひとつのアルバム(グループ)に登録するというものである。ここで、画像が有している属性には、例えば撮影日、動画像か静止画像かの別、画像のサイズや品質(データ圧縮率)、音声データの添付の有無、消去禁止(いわゆる「プロテクト」)の設定有無、等がある。この一括登録機能をカメラ10で提供できるようにするためには、図3から図5の各図のフローチャートで示されている制御処理をCPU21に行わせればよい。
以下、図3から図5の各フローチャートについて、表示部19での表示画面例を示している図6を併せて参照しながら説明する。
まず図3のフローチャートについて説明する。同図は画像再生処理の第一の例の処理内容を示している。この処理は、メモリカード17に記憶されている画像を表示部19で再生させる処理であり、この処理の実行によって上述した一括登録機能をカメラ10で提供できるようになる。この処理は、画像再生動作を行わせる設定(再生モード)の下でカメラ10を起動させると開始される。
まず、S101において、画像の存在のチェックが行われ、続くS102において、画像が存在するか否かの判定処理が行われる。すなわち、カメラ10で撮影された画像についての画像データファイル311を格納する画像格納フォルダ310内に、画像データファイル311が存在しているか否かを判定する処理が行われる。ここで、画像が存在する(判定結果がYes)ならばS104に処理を進める。一方、画像が存在しない(判定結果がNo)ならば、S103において、再生すべき画像がメモリカード17に存在しない旨を示す表示を表示部19に所定時間行わせ、その後はこの画像再生処理を終了してユーザからの指示の待ち受けの処理に移行する。
S104では、画像格納フォルダ310に格納されている画像データファイル311のうち、カメラ10で最後に撮影された画像についてのものを読み出し、その画像を表示部19に表示させる処理が行われる。この処理によって表示部19に表示される画面例を図6(a)に示す。この画面例の下部には、この時点での操作入力部23の各スイッチ類に対する操作の意味を示す操作ガイドが表示されている。
S105では、表示部19で現在表示中の画像がいずれかのアルバムに既に登録されているか否かを判定する処理が行われる。すなわち、この画像についての画像データファイル311のファイル名が、メモリカード17に記憶されているアルバムリストファイル401のアルバムリスト402のいずれかに並べられているか否かを判定する処理が行われる。ここで、この画像がいずれかのアルバムに既に登録済みである(判定結果がYesである)ときにのみ、S106の処理、すなわち、現在表示中の画像がアルバムに登録されている旨、及びその画像の登録されているアルバムのアルバム名を示すアイコンを表示部19に表示させる処理が行われる。
このS106では、より具体的には、表示中の画像についての画像データファイル311のファイル名が並べられているアルバムリスト402を格納しているアルバムリストファイル401をCPU21が参照し、そのファイルに示されているアルバム名に対応するアイコンを表示部19に表示させる処理が行われる。
このアイコンが重畳表示されている画像表示の例を図6(b)に示す。同図の例では、表示中の画像が「ALBUM1」なるアルバム名のアルバムに登録されていることを示す「Alb1」なる文字付きのアイコンが表示されている。つまり、このアイコンが表示されることによって、表示部19に表示中の画像についての画像データファイル311のファイル名が示されているアルバムリスト402を有するアルバムリストファイル401の存在すること、更には、そのファイル名が「ALBUM1」なるアルバムについてのアルバムリストファイル401のアルバムリスト402に示されていること、がユーザに対して報知されるのである。
S107では、操作入力部23に対するユーザによる操作指示を取得し、その指示の内容がアルバム登録の指示であるか否かを判定する処理が行われる。ここで、アルバム登録指示を取得したと判定した(判定結果がYes)ならばS112に処理を進め、アルバム登録指示を取得していないと判定した(判定結果がNo)ならばS108に処理を進める。
なお、アルバム登録の指示については、例えば、次のようにして行う。すなわち、ユーザは、図6(a)若しくは(b)の表示がされているときに、前述した操作ガイドに従って確定ボタン23−2を押下する。この押下を認識したCPU21は、図6(c)に例示するような再生動作メニュー画面を表示部19に表示させる。ここで、ユーザが十字ボタン23−3、23−4、23−5、及び23−6並びに確定ボタン23−2を押下操作して当該メニュー画面から「アルバム登録」動作の選択を行う。この選択操作によってアルバム登録の指示がなされる。
S108では、操作入力部23に対するユーザによる操作指示を取得し、その指示の内容が、現在表示再生中の画像を切り換えて次の画像を表示させる指示であるか否かを判定する処理が行われる。ここで、次の画像を表示させる指示を取得したと判定した(判定結果がYes)ならば、S109において、現在表示中のものに続く次の順序の画像を表示部19に表示させる処理が行われ、その後はS105へと処理を戻して上述した処理が繰り返される。
なお、「次の画像の表示」の指示は、例えば、図6(a)若しくは(b)の表示がされているときに、ユーザが十字ボタン23−3、23−4、23−5、及び23−6を操作することによってなされる。
S108において、次の画像を表示させる指示を取得していないと判定した(判定結果がNo)ならば、S110において、操作入力部23に対するユーザによる操作指示を取得し、その指示の内容がその他の処理の実行指示であるか否かを判定する処理が行われる。ここで、そのような指示を取得したと判定した(判定結果がYes)ならば、S111においてその指示に対応する処理が実行され、その後はS105へと処理を戻して上述した処理が繰り返される。一方、そのような指示を取得していないと判定した(判定結果がNo)ならば、S107へと処理を戻し、操作入力部23に対するユーザによる操作指示の取得処理を繰り返す。
ここで、その他の処理の実行指示は、例えば、図6(c)の再生動作メニュー画面が表示されているときに、ユーザが操作入力部23を操作して当該メニュー画面から「アルバム登録」以外の動作の選択を行うことによってなされる。なお、この指示を取得したときに実行される処理の内容については説明を省略する。
前述したS107の処理において、アルバム登録指示を取得したと判定したときには、S112において、画像登録の可能なアルバムの一覧から登録先とするアルバムをユーザに選択させるための画面を表示部19に表示させると共に、ユーザからのアルバム選択の指示を取得する処理が行われる。この画面例を図6(d)に示す。
図6(d)には、本(アルバム)の背表紙を模したイラストの各々に1から6までの数字が付されており、この表示により、画像の登録先のアルバムの選択候補として、「ALBUM1」から「ALBUM6」までの6つのアルバムがあることが分かる。また、同図において、「1」の数字が矩形で囲まれて表示されているが、これは、「ALBUM1」が画像の登録先として選択されていることを示している。更に、同図の左端に示されている「65/100」の数字は、現在選択されている「ALBUM1」は画像を「100」枚まで登録することが可能であり、現在は「65」枚の画像が登録されていることを示している。
ここで、画像の登録先のアルバムの選択候補の切り換えは、ユーザが十字ボタン23−3、23−4、23−5、及び23−6を操作することによってなされ、ユーザが確定ボタン23−2を押下するとその時点で選択されていたアルバムが画像の登録先として確定し、CPU21はそのアルバムをユーザによるアルバム選択の指示として取得する。
S113では、アルバムに登録する対象画像(画像データファイル)が共通に有する属性についての指示をユーザに選択させるための画面(属性メニュー画面)を表示部19に表示させると共に、ユーザからの当該属性の指示を取得する処理が行われる。この画面例を図6(e)に示す。
図6(e)に示す属性メニュー画面には、アルバムに登録する対象画像に共通する属性として、同日の撮影日である画像を同一アルバムに一括登録する「日付で一括」、同一の画像サイズである画像を同一アルバムに一括登録する「画像サイズで一括」、動画像を同一アルバムに一括登録する「動画で一括」、音声データが添付されている画像データファイル311で表されている画像を同一アルバムに一括登録する「音声付画像で一括」、及び、消去禁止の設定がなされている画像データファイル311で表されている画像を同一アルバムに一括登録する「消去禁止画像で一括」の各選択肢が示されている。
ユーザが操作入力部23を操作して当該メニュー画面からこれらの選択肢のうちの1つを選択すると、CPU21はその選択肢をユーザからの属性の指示として取得する。
なお、上述したS112の処理とS113の処理との実行順序を逆にし、属性の指示を先に取得してから画像の一括登録先であるアルバムを特定する指示を取得するようにしてもよい。
S114では、前述したS113の処理によって取得された属性に応じたアルバムへの一括登録処理が実行される。この処理の詳細については後述する。
S115では、S108と同様の処理、すなわち、操作入力部23に対するユーザによる操作指示を取得し、その指示の内容が現在表示再生中の画像を切り換えて次の画像を表示させる指示であるか否かを判定する処理が行われる。ここで、次の画像を表示させる指示を取得したと判定した(判定結果がYes)ならば、S116において、現在表示中のものに続く次の順序の画像を表示部19に表示させる処理が行われ、その後はS105へと処理を戻して上述した処理が繰り返される。一方、次の画像を表示させる指示を取得していないと判定した(判定結果がNo)ならば、このS115の処理を繰り返す。
以上までの処理が画像再生処理である。
次に図4について説明する。同図に示すフローチャートは日付一括処理の処理内容を示している。この処理は、前述した画像再生処理におけるS113の処理において、アルバムに登録する対象画像に共通する属性として、表示中の画像と同日の撮影日という属性がユーザから指示された場合(図6(e)の画面例に示す選択肢から「日付で一括」が選択された場合)に、S114の処理として実行されるものである。
図4において、まず、S121では、カレンダー表示を表示部19に表示させる処理が行われる。
カレンダー表示の表示画面例を図6(f)に示す。同図の画面には、図6(a)若しくは図6(b)に示されている画像と同日の撮影日に撮影された画像の一覧が表示され、更に、その上部には、それらの画像に共通する属性をユーザに認知させる表示として、その撮影日の日付が表示されている。そして、この画像の一覧のうち、アルバム指定画面を直近に表示させる前に表示部19に表示させていた画像が太枠で囲まれて表示されている。
S121の処理が開始されると、CPU21はメモリカード17に記憶されている画像データファイル311に各々示されている属性情報のうちの撮影日情報を参照する。そして、その中から、それまで表示部19に表示させていた画像についての画像データファイル311中の属性情報における撮影日情報で示されている撮影日と同日の撮影日が示されているものを抽出する。その後、抽出された画像データファイル311についての画像の一覧をその撮影日の日付と共に表示部19に表示させ、上記の画像を太枠で囲むことにより、図6(f)の画面が表示される。
続くS122では、表示中の画像と同日の撮影日である画像を同一アルバムへ一括登録する処理の実行指示、若しくはその処理の実行中止指示を要求する画面を表示部19に表示させる処理が行われる。
この画面(一括登録実行指示画面)の画面例を図6(g)に示す。CPU21は、前述したカレンダー表示画面が表示されているときに操作入力部23の確定ボタン23−2に対する押下操作を検出したときにこの画面を表示部19に表示させる。ここで、ユーザが操作入力部23を更に操作して、「登録」若しくは「中止」のいずれかを選択する。
S123において、このユーザによる選択が「登録」であったか否かを判定する処理が行われる。ここで、「登録」が選択された(判定結果がYes)ならばS124に処理を進め、「中止」が選択された(判定結果がNo)ならばS133に処理を進める。
S124では、前述したS112(図3)の処理によって取得された登録先のアルバムに登録可能な画像の枚数「n」を算出する処理が行われる。
本実施形態においては、アルバムに登録可能な画像の総枚数は予め定められている(例えば各アルバム100枚)ものとする。従って、このS124の処理では、この登録可能な総枚数から、登録先のアルバムに現在登録されている画像の枚数を減算することによって、登録可能な残り枚数を算出する。
S125では、表示中であった画像の撮影日、すなわち、その画像についての画像データファイル311の属性情報における撮影日情報で示されている撮影日の日付を取得する処理が行われる。
S126では、メモリカード17に記憶されている画像データファイル311のうちのひとつを参照する。そして、続くS127において、その参照中の画像データファイル311が、表示中であった画像についての画像データファイル311と同一の画像撮影日の属性を有しているか否か、すなわち、参照中の画像データファイル311の属性情報に示されている撮影日情報が、S125の処理によって取得されたものと同日の撮影日を示しているか否かを判定する処理が行われる。ここで、撮影日が同日であった(判定結果がYes)のときにのみ、S128において、参照中の画像データファイル311のファイル名をRAM15の所定の記憶領域に記憶させておく処理が行われ、更に、今回の日付一括登録処理において登録先のアルバムに登録することとなる画像の枚数を計数する変数「m」の値をインクリメント(1だけ増加させる)処理が行われる。
S129では、メモリカード17に記憶されている画像データファイル311の全てについて、上述したS126及びS127の処理による撮影日のチェックを済ませたか否かを判定する処理が行われ、全て済ませた(判定結果がYes)ならばS131に処理を進め、一方、未チェックのものが残っている(判定結果がNo)ならばS130に処理を進める。
S130では、今回の日付一括登録処理において登録先のアルバムに登録することとなる画像の枚数が、登録先のアルバムに現在登録可能な画像の枚数よりも少なく、更なる一括登録が可能であるか否か、すなわち、前述した「m」の値が前述した「n」の値よりも少ないか否かを判定する処理が行われる。ここで、更なる一括登録が尚も可能であると判定したとき(判定結果がYesのとき)にはS126へと処理を戻して上述した処理が繰り返される。一方、更なる一括登録はもはや不可能であると判定したとき(判定結果がNoのとき)にはS131に処理を進める。
S131では、今回のこの日付一括登録処理においてアルバムへ登録すべき画像が存在するか否か、すなわち、前述したS128の処理の実行によってRAM15に記憶させたファイル名が存在するか否かを判定する処理が行われる。ここで、アルバムへ登録すべき画像が存在する(判定結果がYes)のときにのみ、S132において、登録先のアルバムについてのアルバムリストファイル401に示されているアルバムリスト402を参照し、RAM15に記憶させているファイル名をそのリストの末尾に順次追加してアルバムリスト402を更新し、アルバムの識別情報であるアルバム名をそのアルバムリスト402に関連付けたアルバムリストファイル401を生成する処理が行われる。
S133では、前述したS122の処理によって表示部19に表示させていた一括登録実行指示画面(図6(g)に例示した画面)を消して、図3のS112の処理の実行以前に表示部19に表示させていた撮影画像の表示画面(図6(a)若しくは図6(b)に例示した画面)へ表示を戻す処理が行われる。その後はこの日付一括登録処理を終了し、図3へと処理を戻す。
なお、このときに表示される撮影画像が上述した処理によって一括登録されたときには、撮影画像の表示画面は、それまでは図6(a)のものであったものから図6(b)に示すようなアイコン付きの画面へと変更されて表示される。
以上までの処理が日付一括登録処理である。この処理では、ユーザから日付一括登録の指示を受けると、そのときに表示部19で表示されていた画像の撮影日をCPU21自身で検出し、その撮影日と同一の画像を一括して同一のアルバムへ登録するので、画像データの整理が簡潔に行える。しかも、一括登録する画像の撮影日を指定するためのカメラ10の操作は不要である。
なお、前述した画像再生処理におけるS113の処理において、アルバムに登録する対象画像に共通する属性として同一サイズの画像という属性がユーザから指示された場合(図6(e)の画面例に示す選択肢から「画像サイズで一括」が選択された場合)に、S114の処理として実行される処理も、図4に示した日付一括登録処理と基本的には同様の処理内容となる。但し、S121において同一サイズの画像の一覧を表示する点と、S125、S126、及びS127の対象が、画像データファイル311の属性情報における画像サイズ情報となる点とで異なるものとなる。
次に図5について説明する。同図に示すフローチャートは、動画一括登録処理の処理内容を示している。この処理は、前述した画像再生処理におけるS113の処理において、アルバムに登録する対象画像に共通する属性として、動画像という属性がユーザから指示された場合(図6(e)の画面例に示す選択肢から「動画で一括」が選択された場合)に、S114の処理として実行されるものである。
図5において、まず、S141では、動画像を同一アルバムへ一括登録する処理の実行指示、若しくはその処理の実行中止指示を要求する画面を表示部19に表示させる処理が行われる。
この画面(一括登録実行指示画面)は、例えば図6(g)の画面とすることができる。ここで、ユーザが操作入力部23を操作して、「登録」若しくは「中止」のいずれかを選択する。
S142において、このユーザによる選択が「登録」であったか否かを判定する処理が行われる。ここで、「登録」が選択された(判定結果がYes)ならばS143に処理を進め、「中止」が選択された(判定結果がNo)ならばS151に処理を進める。
S143では、前述したS112(図3)の処理によって取得された登録先のアルバムに登録可能な画像の枚数「n」を算出する処理が行われる。この処理は、前述した日付一括登録処理におけるS124(図4)の処理と同様である。
S144では、メモリカード17に記憶されている画像データファイル311のうちのひとつを参照する。そして、続くS145において、その参照中の画像データファイル311が動画像であるか否か、すなわち、参照中の画像データファイル311の拡張子が動画像ファイルを示すものであるか否かを判定する処理が行われる。ここで、動画像であった(判定結果がYes)のときにのみ、S146において、参照中の画像データファイル311のファイル名をRAM15の所定の記憶領域に記憶させておく処理が行われ、更に、今回の動画一括登録処理において登録先のアルバムに登録することとなる画像の枚数を計数する変数「m」の値をインクリメント(1だけ増加させる)処理が行われる。
なお、画像が動画像であるか否かの判定を、画像データファイル311の拡張子に基づいて行う代わりに、画像データファイル311の属性情報に示されている識別情報に基づいて行うようにしてもよい。
S147では、メモリカード17に記憶されている画像データファイル311の全てについて、上述したS144及びS145の処理による動画像であるか否かのチェックを済ませたか否かを判定する処理が行われ、全て済ませた(判定結果がYes)ならばS149に処理を進め、一方、未チェックのものが残っている(判定結果がNo)ならばS148に処理を進める。
S148では、今回の動画一括登録処理において登録先のアルバムに登録することとなる画像の枚数が、登録先のアルバムに現在登録可能な画像の枚数よりも少なく、更なる一括登録が可能であるか否か、すなわち、前述した「m」の値が前述した「n」の値よりも少ないか否かを判定する処理が行われる。ここで、更なる一括登録がなおも可能であると判定したとき(判定結果がYesのとき)にはS144へと処理を戻して上述した処理が繰り返される。一方、更なる一括登録はもはや不可能であると判定したとき(判定結果がNoのとき)にはS149に処理を進める。
S149では、今回のこの動画一括登録処理においてアルバムへ登録すべき画像が存在するか否か、すなわち、前述したS146の処理の実行によってRAM15に記憶させたファイル名が存在するか否かを判定する処理が行われる。ここで、アルバムへ登録すべき画像が存在する(判定結果がYes)のときにのみ、S150において、登録先のアルバムについてのアルバムリストファイル401に示されているアルバムリスト402を参照し、RAM15に記憶させているファイル名をそのリストの末尾に順次追加してアルバムリスト402を更新し、アルバムの識別情報であるアルバム名をそのアルバムリスト402に関連付けたアルバムリストファイル401を生成する処理が行われる。
S151では、前述したS141の処理によって表示部19に表示させていた一括登録実行指示画面(図6(g)に例示した画面)を消して、図3のS112の処理の実行以前に表示部19に表示させていた撮影画像の表示画面(図6(a)若しくは図6(b)に例示した画面)へ表示を戻す処理が行われる。その後はこの動画一括登録処理を終了し、図3へと処理を戻す。
以上までの処理が動画一括登録処理である。
なお、前述した画像再生処理におけるS113の処理において、アルバムに登録する対象画像に共通する属性として、音声付き画像という属性がユーザから指示された場合(図6(e)の画面例に示す選択肢から「音声付画像で一括」が選択された場合)に、S114の処理として実行される処理、及び、S113の処理において消去禁止画像という属性がユーザから指示された場合(図6(e)の画面例に示す選択肢から「消去禁止画像で一括」が選択された場合)に、S114の処理として実行される処理は、いずれも図5に示した動画一括登録処理と基本的には同様の処理内容となる。但し、S144及びS145のチェック対象が、画像データファイル311の属性情報における音声付情報であるか否かの識別情報若しくは消去禁止か許可かの消去プロテクト情報となる点で異なるものとなる。
以上の各種処理がCPU21で行われることにより、複数画像のアルバムへの一括登録機能がカメラ10で提供できるようになる。
なお、上述した実施形態においては、画像データファイル311が有している属性のうちのひとつについて共通なものを同一のアルバムへ一括登録するようにしていたが、2つの属性が共に共通なものを同一のアルバムへ一括登録するようにすることもできる。
例えば、動画像であって且つ消去禁止の設定がなされている画像を同一のアルバムへ登録するためには、例えば図3に示した処理をCPU21に行わせるようにすればよい。但し、図3のS113の処理における画像データファイル311が有している属性についての指示の取得の際に、図6(e)に例示するメニュー画面から「動画で一括」と「消去禁止画像で一括」との2つの選択肢の選択結果を属性の指示としてCPU21が取得するようにし、続くS114の処理において図5の処理を実行するようにする。ここで、図5の処理を実行する際には、S144及びS145の処理において、画像データファイル311の拡張子(動画像の識別のため)及び画像データファイル311の属性情報のうちの消去禁止か許可かの消去プロテクト情報の両方をチェック対象とする。そして、この両者がいずれも共通するもののファイル名をS150の処理においてアルバムリスト402に並べるようにすればよい。
このように、画像データファイル311が有している各種の属性のうち2つの属性が共に共通なものを同一のアルバムへ一括登録できるようにすることにより、より細分化したアルバムの作成が簡単にできるようになる。
なお、同様の手法により、画像データファイル311が有している3つの以上の属性が共に共通なものを同一のアルバムへ一括登録するようにすることもできる。
次に、上述した手法等によってアルバムに登録された画像の再生機能について説明する。
なお、ここで説明する再生機能は、記憶媒体に記憶されている全ての画像データについての画像を表示部19で順次再生する動作(全コマ再生動作)の途中でユーザから所定の指示を受け取ると、当該指示を受け取ったときに表示部19で再生表示していた画像が登録されているアルバムについてのアルバム再生動作(当該アルバムに登録されている画像を順次再生表示する動作)を開始するというものである。
例えば、撮影日毎の画像のアルバムへの一括登録が前述した一括登録機能を用いてなされている場合、全コマ再生動作による閲覧の途中にユーザが表示中の画像と同日の撮影日の画像の閲覧を急に思い立ったときなどに、この再生機能は便利である。
なお、以下の説明において、この再生機能を「アルバムクイック再生機能」と称することとする。
まず、図7について説明する。同図は、図1に示したカメラ10がアルバムクイック再生機能を提供する場合における機能ブロック図である。
画像再生部31は、メモリカード17に記憶されている画像データファイル311で表されている画像の再生表示を行うものであり、カメラ10における表示部19が画像再生部31に相当する。
アルバム再生指示取得部32は、アルバムに登録されている画像の再生の指示を取得する。
アルバム特定処理部33は、アルバム再生指示取得部32が上記の指示を取得したときに画像再生部31が再生していた画像が登録されているアルバムを特定する処理(当該画像についての画像データファイル311のファイル名が記されているアルバムリスト402を、メモリカード17に記憶されているアルバムリストファイル401の各々が有しているアルバムリスト402から特定する処理)を行う。
アルバム再生部34は、アルバム特定処理部33によって特定されたアルバムに登録されている画像を順次再生表示する。
検出部35は、画像再生部31で再生中の画像がいずれかのアルバムに登録されているか否か(当該画像についての画像データファイル311のファイル名が記されているアルバムリスト402が、いずれかのアルバムリストファイル401に存在するか否か)を検出する。
検出結果報知部36は、検出部35の検出結果をユーザへ報知する。
順序情報報知部37は、グループ画像再生部34が再生中の画像が登録されているアルバムに対して当該画像が登録された順番を示す情報を報知する。
グループ特定情報報知部38は、グループ画像再生部34が再生中の画像が登録されているアルバムのアルバム名をユーザへ報知する。
次に、上述した機能ブロックを構築するためにCPU21で行われる制御処理について説明する。
図8は、画像再生処理の第二の例の処理内容を示すフローチャートである。同図に示す処理をCPU21が行うことにより、前述した全コマ再生動作がカメラ10で行われると共に、上述したアルバムクイック再生機能がカメラ10で提供される。
以下、図8に示した処理について、表示部19での表示画面例を示している図9を併せて参照しながら説明する。なお、この処理は、画像再生動作を行わせる設定(再生モード)の下でカメラ10を起動させると開始される。
まず、S201において、画像の存在のチェックが行われ、続くS202において、画像が存在するか否かの判定処理が行われる。すなわち、カメラ10で撮影された画像についての画像データファイル311を格納する画像格納フォルダ310内に、画像データファイル311が現在存在しているか否かを判定する処理が行われる。ここで、画像が存在する(判定結果がYes)ならばS204に処理を進める。一方、画像が存在しない(判定結果がNo)ならば、S203において、再生すべき画像がメモリカード17に存在しない旨を示す表示を表示部19に所定時間行わせ、その後はこの画像再生処理を終了してユーザからの指示の待ち受けの処理に移行する。
S204では、アルバムリストファイル401の存在のチェックが行われ、続くS205において、アルバムリストファイル401が存在するか否かの判定処理が行われる。すなわち、アルバムリストファイル401がメモリカード17に記憶されているか否かを判定する処理が行われる。ここで、アルバムリストファイル401が存在する(判定結果がYes)ならばS207に処理を進める。一方、画像が存在しない(判定結果がNo)ならば、S206において、通常の全コマ再生動作の処理、例えば図3の画像再生処理を実行し、この図8の処理は終了する。
S207では、画像格納フォルダ310に格納されている画像データファイル311のうち、カメラ10で最後に撮影された画像についてのものを読み出し、その画像を表示部19に表示させる処理が行われる。この処理によって表示部19に表示される画面例は既に図6(a)に示したものと同様である。
S208では、表示部19で現在表示中の画像がいずれかのアルバムに既に登録されているか否かを判定する処理が行われる。すなわち、この画像についての画像データファイル311のファイル名が、メモリカード17に記憶されているアルバムリストファイル401のアルバムリスト402のいずれかに並べられているか否かを判定する処理が行われる。ここで、この画像がいずれかのアルバムに既に登録済みである(判定結果がYesである)ならばS210に処理を進め、この画像がいずれのアルバムにも登録されていない(判定結果がNoである)ならばS209に処理を進める。このS208の処理を実行するCPU21が図7おける検出部35に相当する。
S209では、操作入力部23に対するユーザによる操作指示を取得し、その指示の内容が現在表示再生中の画像を切り換えて次の画像を表示させる指示であるか否かを判定する処理が行われる。ここで、次の画像を表示させる指示を取得したと判定した(判定結果がYes)ならば、S213に処理を進める。一方、この指示を取得していないと判定した(判定結果がNo)ならば、この指示を取得したと判定するまでS209の処理が繰り返される。
S210では、現在表示中の画像がアルバムに登録されている旨、及びその画像の登録されているアルバムのアルバム名を示すアイコン、並びにコマ番号を表示部19に表示させる処理が行われる。
このS210では、より具体的には、表示中の画像についての画像データファイル311のファイル名が並べられているアルバムリスト402が格納されているアルバムリストファイル401をCPU21が参照し、そのファイルに示されているアルバム名に対応するアイコンを表示部19に表示させると共に、その画像がカメラ10での撮影によりメモリカード17に記憶されている撮影画像のうちの何コマ目のものであるかを示す数字をコマ番号として表示部19に表示させる処理が行われる。
このアイコン及びコマ番号が画像に重畳表示されている画像表示の例を図9(a)に示す。同図の例では、図6(a)の画面例と同様に、この時点での操作入力部23の各スイッチ類に対する操作の意味を示す操作ガイドがこの画面例の下部に表示されており、更に、図6(b)の画面例と同様に、表示中の画像が「ALBUM1」なるアルバム名のアルバムに登録されていることを示す「Alb1」なる文字付きのアイコンが画像の右側部分に重畳表示されている。このアイコンが表示されることによって、表示部19に表示中の画像についての画像データファイル311のファイル名がアルバムリスト402に示されているアルバムリストファイル401の存在すること、更には、そのファイル名が、「ALBUM1」なるアルバムについてのアルバムリストファイル401のアルバムリスト402に示されていること、がユーザに対して報知される。つまり、このアイコンを表示する表示部19が図7における検出結果報知部36に相当する。
また、図9(a)において、画像の左側部分に重畳表示されている「10」の文字は上述したコマ番号の表示である。この表示によって、表示中の画像がカメラ10での撮影によりメモリカード17に記憶されている10コマ目の撮影画像であることがユーザに対し報知される。
S211では、操作入力部23に対するユーザによる操作指示を取得し、その指示の内容がアルバム再生の指示であるか否かを判定する処理が行われる。ここで、アルバム再生指示を取得したと判定した(判定結果がYes)ならばS214に処理を進め、アルバム再生指示を取得していないと判定した(判定結果がNo)ならばS212に処理を進める。
なお、アルバム再生の指示については、例えば、次のようにして行う。すなわち、ユーザは、図9(a)の表示がされているときに、前述した操作ガイドに従って確定ボタン23−2を押下する。この押下を認識したCPU21は、図9(b)に例示するような再生動作メニュー画面を表示部19に表示させる。ここで、ユーザが十字ボタン23−3、23−4、23−5、及び23−6並びに確定ボタン23−2を押下操作して当該メニュー画面から「このアルバムを再生」の選択を行う。この選択操作によってアルバム再生の指示がなされる。従って、この場合では、操作入力部23が図7におけるアルバム再生指示取得部32に相当する。
S212では、操作入力部23に対するユーザによる操作指示を取得し、その指示の内容が、現在表示再生中の画像を切り換えて次の画像を表示再生させる指示であるか否かを判定する処理が行われる。ここで、次の画像を表示させる指示を取得したと判定した(判定結果がYes)ならばS213に処理を進める。一方、次の画像を表示再生させる指示を取得していないと判定した(判定結果がNo)ならば、S211へと処理を戻し、操作入力部23に対するユーザによる操作指示の取得処理を繰り返す。
S213では、現在表示中のものに続く次の順序の画像を表示部19に表示させる処理が行われ、その後はS208へと処理を戻して上述した処理が繰り返される。
なお、「次の画像の表示」の指示は、例えば、図9(a)の表示がされているときに、ユーザが十字ボタン23−3、23−4、23−5、及び23−6を操作することによってなされる。
一方、前述したS211の処理においてアルバム再生指示を取得したと判定したときには、これより説明するS214からS218にかけてのアルバムクイック再生処理が開始される。なお、このアルバムクイック再生の開始時には、S211の処理でアルバム再生の指示を受け取る直前まで表示されていた画像、すなわち、全コマ再生動作によって再生表示されていた画像が表示部19に表示され、この画像からアルバム登録画像の再生表示が順次行われる。
S214では、表示部19で現在表示中の画像が、どのアルバムに既に登録されているかを調べる処理が行われる。すなわち、この画像についての画像データファイル311のファイル名がアルバムリスト402に並べられているのは、メモリカード17に記憶されているどのアルバムリストファイル401であるかを探し出す処理が行われる。この処理を実行するCPU21が、図7におけるアルバム特定処理部33に相当する。
S215では、現在表示中の画像が登録されているアルバムのアルバム名を示すアイコンと、そのアルバムにおけるその画像のコマ番号を表示部19に表示させる処理が行われる。
このS215では、より具体的には、S214の処理によって探し出されたアルバムリストファイル401をCPU21が参照し、そのファイルに示されているアルバム名に対応するアイコンを表示部19に表示させると共に、現在表示中の画像についての画像データファイル311のファイル名が、そのアルバムリストファイル401のアルバムリスト402において何番目に並べられているかを計数し、その計数結果を示す数字をコマ番号として表示部19に表示させる処理が行われる。
このアイコン及びコマ番号が画像に重畳表示されている画像表示の例を図9(c)に示す。同図の例では、図6(a)の画面例と同様に、この時点での操作入力部23の各スイッチ類に対する操作の意味を示す操作ガイドがこの画面例の下部に表示されており、更に、表示中の画像が「ALBUM1」なるファイル名のアルバムに登録されていることをユーザへ報知する「1」なる数字のアイコンが画像の左上部分に重畳表示されている。このアイコンを表示する表示部19が、図7におけるアルバム特定情報報知部38に相当する。
また、図9(c)において、画像の左下部分に重畳表示されている「3」の文字は上述したコマ番号の表示である。この表示によって、表示中の画像が「ALBUM1」のアルバムにおける3コマ目の画像として登録されていることがユーザに対し報知される。このコマ番号を表示する表示部19が、図7における順序情報報知部37に相当する。
S216では、操作入力部23に対するユーザによる操作指示を取得し、その指示の内容が、現在表示再生中の画像を切り換えて、その画像が登録されているアルバムにおける次の順序の画像を表示再生させる指示であるか否かを判定する処理が行われる。ここで、次の画像を表示させる指示を取得したと判定した(判定結果がYes)ならばS217に処理を進め、次の画像を表示再生させる指示を取得していないと判定した(判定結果がNo)ならばS218へと処理を進める。
S217では、S214の処理によって探し出されたアルバムにおいて現在表示中のものに続く次の順序の画像を表示部19に表示させる処理が行われ、その後はS216へと処理を戻して上述した処理が繰り返される。
なお、「次の画像の表示」の指示は、例えば、図9(c)の表示がされているときに、ユーザが十字ボタン23−3、23−4、23−5、及び23−6を操作することによってなされる。
S218では、操作入力部23に対するユーザによる操作指示を取得し、その指示の内容がアルバム再生の終了の指示であるか否かを判定する処理が行われる。ここで、アルバム再生終了指示を取得したと判定した(判定結果がYes)ならばS207へ処理を戻して全コマ再生動作のための処理を改めて開始する。一方、アルバム再生終了指示を取得していないと判定した(判定結果がNo)ならばS216へ処理を戻し、操作入力部23に対するユーザによる操作指示の取得以降の処理を繰り返す。この処理の繰り返しにより、アルバムに登録されている画像の順次再生表示が表示部19で行われ、図7におけるアルバム再生部34が構成される。
なお、アルバム再生の終了指示については、例えば次のようにして行う。すなわち、ユーザは、図9(c)の表示がされているときに、前述した操作ガイドに従って確定ボタン23−2を押下する。この押下を認識したCPU21は、図9(d)に例示するような再生動作メニュー画面を表示部19に表示させる。ここで、ユーザが十字ボタン23−3、23−4、23−5、及び23−6並びに確定ボタン23−2を押下操作して当該メニュー画面から「通常再生へ戻る」の選択を行う。この選択操作によってアルバム再生の終了の指示がなされる。
以上までの処理が画像再生処理の第二の例であり、この処理がCPU21で行われることにより、カメラ10で前述したアルバムクイック再生機能を提供できるようになる。
次に、メモリカード17に記憶されている画像データファイル311の記憶消去機能について説明する。
なお、ここで説明する消去機能は、メモリカード17に記憶されている全ての画像データファイル311の消去の指示を取得した場合において、画像データファイル311のうちいずれかのアルバムに登録されている画像を表しているものについては、「全ての」画像データファイル311の消去の指示を既に受けているにも拘わらず、それらの消去を許可する指示を受け取った場合に限り消去する。一方、アルバムに登録されている画像の画像データファイル311については消去を禁止する指示を受けたときには、メモリカード17に記憶されている画像データファイル311のうち、アルバムに登録されていない画像についてのもののみを消去するというものである。
アルバムに登録されている画像は、メモリカード17で記憶されている画像のうちでも保存しておく必要性の高いものであると一般的には考えられる。そこで、この消去機能を利用することにより、保存の不要な画像のみ(すなわち、アルバムに登録されていない画像の画像データファイル311のみ)をまず一括して消去することができる。従って、画像の保存の要・不要を1コマずつ判断しながら消去の指示を行うといった煩わしい作業が不要となり、作業が簡潔なものとなる。その一方で、この消去機能により、アルバムに登録されている画像の保存の必要性が薄れた場合には、この消去機能を利用することによって、アルバムに登録されている画像の画像データファイル311の一括消去も行うことができる。従って、例えば、撮影を行ったことによりメモリカード17の未記憶領域が消費し尽くされた状況でなおも撮影を続けたいといった場合などでも、素早く記憶領域を確保することができる。
以下、上述した画像データファイル311の記憶消去機能をカメラ10で提供するためにCPU21で行われる制御処理について説明する。
図10は、画像再生処理の第三の例の処理内容を示すフローチャートである。同図に示す処理をCPU21が行うことにより、上述した記憶消去機能がカメラ10で提供される。
以下、図10に示した処理について、表示部19での表示画面例を示している図11を併せて参照しながら説明する。なお、この処理は、画像再生動作を行わせる設定(再生モード)の下でカメラ10を起動させると開始される。
図10において、S301からS307にかけての処理は、図8に示した画像再生処理の第二の例におけるS201からS207にかけての処理と同様の処理内容であるので説明を省略する。なお、S307の処理を終えた時点における表示部19の表示は、図11(a)に示したものとなり、これは図6(a)に示したものと同様のものである。
S308では、操作入力部23に対するユーザによる操作指示を取得し、その指示の内容が、全コマ消去、すなわちメモリカード17で記憶されている全ての画像の消去(画像データファイルの記憶の消去)であったか否かを判定する処理が行われる。ここで、全コマ消去指示を取得したと判定した(判定結果がYes)ならばS310に処理を進める。一方、全コマ消去指示を取得していないと判定した(判定結果がNo)ならばS309に処理を進め、取得した指示に応じた再生動作を実行させるための処理を実行し、その後はS308へ処理を戻してユーザによる操作指示の取得を再び行う。
なお、全コマ消去の指示については、例えば、次のようにして行う。すなわち、ユーザは、図11(a)の表示がされているときに、前述した操作ガイドに従って確定ボタン23−2を押下する。この押下を認識したCPU21は、図11(b)に例示するような再生動作メニュー画面を表示部19に表示させる。ここで、ユーザが十字ボタン23−3、23−4、23−5、及び23−6並びに確定ボタン23−2を押下操作して当該メニュー画面から「消去」の選択を行う。この選択結果を認識したCPU21は、続いて図11(c)に例示するような消去方法メニュー画面を表示部19に表示させる。ここで、ユーザが十字ボタン23−3、23−4、23−5、及び23−6並びに確定ボタン23−2を再度押下操作して当該メニュー画面から「全コマ消去」の選択を行う。この選択操作によって全コマ消去の指示がなされる。
S310では、所定の処理が実行中であることを示す、図11(d)に例示するような処理実行中画面を表示部19に表示させる処理が行われる。
S311では、メモリカード17に記憶されている画像データファイル311のうちの1つを参照し、この参照中の画像データファイル311で表されている画像がいずれかのアルバムに登録されているかどうか、すなわち、この参照中の画像データファイル311ファイル名が、メモリカード17に記憶されているアルバムリストファイル401のアルバムリスト402のいずれかに並べられているかどうかを調べる処理が行われる。
そして、続くS312において、この画像がいずれのアルバムにも登録されてないか否かを判定する処理が行われる。ここで、この画像がいずれのアルバムにも登録されていない(判定結果がYes)ならば、S313において、この参照中の画像データファイル311の記憶をメモリカード17から消去すると共に、RAM15の所定の記憶領域に定義されている、今回の全コマ消去において、少なくとも1コマ以上の画像データファイル311の消去を行ったことを示すフラグ(このフラグは初期値をオフとする)をオンとする処理が行われる。一方、S312の処理において、この画像がいずれかのアルバムに登録されていると判定した(判定結果がNo)ならば、S313の処理を行うことなくそのままS314に処理を進める。
S314では、メモリカード17に記憶されている画像データファイル311の全てを対象として、画像がいずれのアルバムにも登録されていないかどうかの確認(すなわち、S312の判定処理)を行ったか否かを判定する処理が行われる。ここで、メモリカード17に記憶されている画像データファイル311の全てについて上述した確認を行った(判定結果がYes)ならばS315に処理を進める。一方、未確認の画像データファイル311が残されている(判定結果がNo)ならばS311へ処理を戻し、未確認である画像データファイル311を参照の対象としてS311からS313にかけての処理を繰り返す。
S315では、S310の処理によって表示部19に表示させた処理実行中画面の表示を終了させる処理が行われる。
S316では、S310からS312にかけての処理の繰り返しにも拘わらず、画像データファイル311の記憶の消去を全く行わなかったか否か、すなわち、メモリカード17で記憶されている画像のうちいずれのアルバムにも登録されていないものは全く存在していなかったのか否かを判定する処理が行われる。なお、この処理は、RAM15の所定の記憶領域に定義されている、前述したフラグがオンとされているか否かに基づいて判定すればよい。
このS316の判定処理において、画像データファイル311の記憶の消去を全く行わなかった(判定結果がYes)ならばS317に処理を進める。一方、少なくとも1コマ以上の画像についての画像データファイル311の記憶の消去を行っていた(判定結果がNo)ならば、このままこの図10の処理を終了する。
なお、CPU21は、このS316の判定処理の結果がYesとなることを以って、メモリカード17で記憶されている全ての画像(画像データファイル311)はいずれかのアルバムに登録されていることを認識する。
S317では、ユーザに対し、いずれかのアルバムに登録されている画像も消去するか否か(メモリカード17に依然として残されている画像データファイル311の記憶を消去するか否か)についての指示を要求する画面を表示部19に表示させる処理が行われる。この要求画面の画面例を図11(e)に示す。
S318では、操作入力部23に対するユーザによる操作指示をS308の処理に続いて取得し、その指示の内容が、いずれかのアルバムに登録されている画像の消去の指示であったか否か、すなわち、メモリカード17に記憶されているいずれかのアルバムリストファイル401のアルバムリスト402にファイル名が並べられている画像データファイル311の消去の指示であったか否かを判定する処理が行われる。ここで、当該消去指示を取得したと判定した(判定結果がYes)ならばS319に処理を進める。一方、当該消去指示を取得していないと判定した(判定結果がNo)ならば、このままこの図10の処理を終了する。
なお、いずれかのアルバムに登録されている画像の消去の消去指示については、例えば、次のようにして行う。すなわち、S317の処理によって図11(e)例示するようなアルバム登録画像一括消去指示画面が表示部19に表示されているときに、ユーザが十字ボタン23−3、23−4、23−5、及び23−6並びに確定ボタン23−2を押下操作して当該メニュー画面から「アルバム画像も消去」の選択を行う。この選択操作によって全コマ消去の指示がなされる。
S319では、所定の処理が実行中であることを示す、図11(d)に例示するような処理実行中画面を表示部19に表示させる処理が行われる。
S320では、メモリカード17に残されていた画像データファイル311、すなわち、いずれかのアルバムに登録されていた画像データファイル311を全て消去すると共に、メモリカード17に記憶されている全てのアルバムリストファイル401も消去する処理が行われる。
S321では、アルバムに登録されていた画像についてのものも含め、メモリカード17に記憶されていた全ての画像データファイル311の消去が完了したことを示す、図11(f)に例示するような画面を表示部19に所定時間表示させる処理が行われ、その後はこの図10の処理を終了する。
以上までの処理が画像再生処理の第二の例であり、この処理がCPU21で行われることにより、前述した画像データファイル311の記憶消去機能をカメラ10で利用できるようになる。また、メモリカード17で記憶されている画像データファイル311の全てが不要である場合であって且つその中にアルバム登録されている画像についてのものが存在する場合に、そのような画像データファイル311の消去処理が簡単に行える。
なお、図10に示した処理においては、アルバムに登録されていない画像についての画像データファイル311の記憶とアルバムに登録されている画像についての画像データファイル311の記憶とのどちらか一方のみを一括消去するようにしており、特に、アルバムに登録されていない画像についての画像データファイル311がメモリカード17に記憶されていなかったときにのみ、アルバム登録されている画像についての画像データファイル311の記憶の一括消去を行えるようにしていた。この代わりに、アルバムに登録されていない画像についての画像データファイル311がメモリカード17に記憶されており、そのような画像データファイル311の記憶の消去を行った後に続けてアルバム登録されている画像についての画像データファイル311の記憶の一括消去を行えるようにすることもできる。そのためには、図10においてはS315の処理に続けて実行されるS316の処理を削除し、S315の処理に続けてS317以降の処理を実行するようにすればよい。
また、アルバムに登録されていない画像についての画像データファイル311の記憶とアルバムに登録されている画像についての画像データファイル311の記憶との両者の一括消去を可能とするのであれば、第一の記憶消去の指示である全コマ消去の指示と、第二の記憶消去の指示であるアルバムに登録されている画像の消去の指示との両者を先に取得し、この両者の指示に基づいてメモリカード17における全ての画像データファイル311の記憶を一括消去するようにすることもできる。そのためには、図10のフローチャートで示した各処理の流れの順序を、図12に示すように変更すればよい。
図12に示すフローチャートにおいて、図10と同一の処理内容の処理ステップには同一の符号を付している。
図12について簡単に説明する。
図10のS307の処理に続くS308では、操作入力部23に対するユーザによる操作指示を取得し、その指示の内容が、全コマ消去、すなわちメモリカード17で記憶されている全ての画像の消去(画像データファイルの記憶の消去)であったか否かを判定する処理が行われる。ここで、全コマ消去指示を取得したと判定した(判定結果がYes)ならばS317に処理を進める。一方、全コマ消去指示を取得していないと判定した(判定結果がNo)ならばS309に処理を進め、取得した指示に応じた再生動作を実行させるための処理を実行し、その後はS308へ処理を戻してユーザによる操作指示の取得を再び行う。
S317では、ユーザに対し、いずれかのアルバムに登録されている画像も消去するか否か(メモリカード17に依然として残されている画像データファイル311の記憶を消去するか否か)についての指示を要求する図11(e)のような画面を表示部19に表示させる処理が行われる。
S318では、操作入力部23に対するユーザによる操作指示をS308の処理に続いて取得し、その指示の内容が、いずれかのアルバムに登録されている画像の消去の指示、すなわちメモリカード17に記憶されているいずれかのアルバムリストファイル401のアルバムリスト402にファイル名が並べられている画像データファイル311の消去の指示であったか否かを判定する処理が行われる。ここで、当該消去指示を取得したと判定した(判定結果がYes)ならばS319に処理を進める。一方、当該消去指示を取得していないと判定した(判定結果がNo)ならば、S310に処理を進める。
S319からS321にかけての処理の処理内容は、図10におけるものと同様であり、この処理によって、アルバムに登録されているか否かにかかわりなく、メモリカード17に記憶されている全ての画像データファイル113が消去される。
また、S310からS315にかけての処理、すなわち、アルバムに登録されていない画像についての画像データファイル311の記憶のみを消去する処理も図10におけるものと基本的には同様であるが、S313において、少なくとも1コマ以上の画像データファイル311の消去を行ったことを示すフラグの操作がS313aにおいては不要である。
このような図12の処理をCPU21が実行することにより、アルバムに登録されていない画像についての画像データファイル311の記憶とアルバムに登録されている画像についての画像データファイル311の記憶との両者の一括消去を行うときに、画像がアルバム登録されているか否かの判定を行わずに(S312の判定処理を実行することなく)画像データファイル113の記憶の一括消去がなされるので、CPU21の処理量が削減され、結果としてカメラ10での画像の一括消去に要する時間が短縮化される。
また、図10に示した処理では、アルバムに登録されている画像の一括消去を行わせると、メモリカード17で記憶されているどのアルバムに登録されている画像についても一括消去を行っていた。この代わりに、指定されたアルバムに登録されている画像のみを消去するようにすることもできる。そのためには、図10のフローチャートで示した処理のうちS319からS321にかけての処理内容を、図13に示すように変更すればよい。
図13について説明する。
図10におけるS318の判定処理において、いずれかのアルバムに登録されている画像の消去の指示を取得したと判定したとき(判定結果がYesのとき)には、S331において、メモリカード17で記憶されているアルバムの一覧から登録画像を消去するアルバムをユーザに選択させるための画面を表示部19に表示させると共に、ユーザからのアルバム選択の指示を取得する処理が行われる。この画面例を図11(g)に示す。
図11(g)には、本(アルバム)の背表紙を模したイラストの各々に1から6までの数字が付されており、この表示により、画像の登録先のアルバムの選択候補として、「ALBUM1」から「ALBUM6」までの6つのアルバムがあることが分かる。また、同図において、「1」の数字が矩形で囲まれて表示されているが、これは、「ALBUM1」が登録画像を消去する対象のアルバムとして選択されていることを示している。
ここで、画像消去の対象とするアルバムの選択の切り換えは、ユーザが十字ボタン23−3、23−4、23−5、及び23−6を操作することによってなされる。そして、ユーザが確定ボタン23−2を押下するとその時点で選択されていたアルバムが登録画像の消去対象のアルバムとして確定し、CPU21はそのアルバムをユーザによるアルバム毎の登録画像の消去指示として取得する。
なお、この画像消去の対象とするアルバムを複数選択可能にしてもよい。
S332では、選択されたアルバムに登録されている画像を一括消去する処理の実行指示、若しくはその処理の実行中止指示を要求する画面を表示部19に表示させる処理が行われる。
この画面(処理実行指示画面)の画面例を図11(h)に示す。CPU21は、前述したカレンダー表示画面が表示されているときに操作入力部23の確定ボタン23−2に対する押下操作を検出したときにこの画面を表示部19に表示させる。ここで、ユーザが操作入力部23を更に操作して、処理実行の「OK」若しくは「中止」のいずれかを選択する。
S333において、このユーザによる選択が処理実行の「OK」であったか否かを判定する処理が行われる。ここで、実行の「OK」が選択された(判定結果がYes)ならばS334に処理を進め、実行の「中止」が選択された(判定結果がNo)ならばこの図10から図13にかけての処理を終了する。
S334では、所定の処理が実行中であることを示す、図11(d)に例示したような処理実行中画面を表示部19に表示させる処理が行われる。
S335では、メモリカード17における画像データファイル311の記憶のうち、S331の処理において選択されたアルバムについてのアルバムリストファイル401の有するアルバムリスト401にそのファイル名がならべられているものを全て消去すると共に、そのアルバムリストファイル401をも消去する処理が行われる。
S336では、S333の処理によって表示部19に表示させた処理実行中画面の表示を終了させる処理が行われ、その後は図10から図13にかけての処理を終了する。
このような図12の処理をCPU21が実行することにより、ユーザが指定したアルバムに登録されている画像のみの一括消去がカメラ10で行えるようになる。
ところで、以上までに説明した実施形態においては、カメラ10で本発明を実施する例を説明したが、標準的な構成を有するコンピュータ、すなわち、コンピュータ全体の動作制御を司るCPU、このCPUによって実行される基本制御プログラムやその実行の際に必要に応じて使用される各種のデータが格納されているROM、CPUが各種の処理を行う際に必要に応じて作業用として使用するRAM、CPUによって実行される各種の制御プログラムやその実行の際に必要に応じて使用される各種のデータ及び画像データファイルを格納する磁気ディスク記憶装置、例えばマウス等のポインティングデバイスやキーボート装置などを有して構成されていてそれらに対する操作の内容に対応付けられているユーザからの指示を取得する入力部、例えばCD(Compact Disc)やMO(Magneto Optical )ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体に記録されている各種のデータを読み取るデータ読取装置、CPU51の指示に応じて所定の画像を表示する表示装置、他の機器との間で各種のデータの授受を行うインタフェース部、などを備えるコンピュータで本発明を実現させることも可能である。
このようなコンピュータで本発明を実施するためには、例えば、これまでに説明した、カメラ10のCPU21に行わせていた各種の制御処理をこのコンピュータのCPUに行わせるための制御プロプログラムを作成して上述したような記録媒体に記録しておき、その制御プログラムをコンピュータに読み込ませてCPUで実行させればよい。
なお、記録媒体としてはインターネット等の通信回線に接続されているプログラムサーバとして機能するコンピュータシステムが備えている記憶装置であってもよい。この場合には、上述した制御プログラムを表現するデータ信号で搬送波を変調して得られる伝送信号を、プログラムサーバから伝送媒体である通信回線を通じてこのコンピュータへ伝送するようにし、コンピュータではこの伝送信号を受信して復調して元の制御プログラムを再現することによりこの制御プログラムをCPUで実行できるようになる。
この他、本発明は、画像データの管理機能を備えているPDA(Personal Digital Assistant:個人向け携帯情報端末)や携帯電話などでも実施することができる。
その他、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。