JP4364092B2 - エンジン試験システム - Google Patents

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Description

本発明は、エンジン試験システムに関するものである。
例えば、自動車エンジンの性能試験は、自動車の使用される様々な温度環境において種々のエンジン性能を確認するべく、所定の温湿度環境に保たれた試験室内において行われる。試験室には、エンジンを設置するためのエンジン設置台等が設けられている。また、エンジンに模擬負荷を与えながらエンジンの駆動力を計測するダイナモメータが、エンジンに対して実車のエンジンと車輪との配置関係になるようエンジン設置台の側方に配設されている(例えば、特許文献1参照。)。
一般に、エンジン試験に際しては、エンジン設置台にエンジンが載置されるとともに、当該エンジンから試験室の壁を貫通するようにして延びる動力軸にダイナモメータが接続される。より詳しくは、前記エンジン設置台とダイナモメータとの間の壁には、前記動力軸を挿通可能な挿通孔が設けられており、かかる挿通孔に動力軸が挿通されることで試験室内のエンジンと、試験室外のダイナモメータとが連結される。ダイナモメータが試験室外に設置されるのは、エンジン試験のために設定される試験室内の温湿度環境にダイナモメータが耐えられないおそれがあるため、並びに試験室を小さく構成し、試験室内の温湿度環境を効率的に保つため等の理由からである。
特開平10−274599号公報(図3)
ところが、従来、前記挿通孔の位置が固定的であるため、様々な形状やサイズのエンジンに対応させて、実車の位置関係に即した位置にダイナモメータを配設することが困難であった。例えば、大型エンジンを設置可能とするよう隔壁間隔を幅広に設定した場合、小型エンジンの性能試験に際し、小型エンジンから延びる動力軸長さが短いため、試験室外に配設されたダイナモメータにまで届かなかった。そこで、やむなく動力軸を延長して(動力軸に接続用の短管等を継ぎ足して)エンジンとダイナモメータとを連結するのであるが、トレッド(輪距)が変わることで動力軸のたわみ特性やねじり特性が変わり、エンジンの動力が正確に伝わらないといった不具合が生じてしまう。すなわち、実車に即した配置関係を構成することができず、エンジンの特性が実車と異なったものとなってしまい、実際のエンジン性能を正確に測ることができないおそれがあった。
本発明は上記例示した事情に鑑みてなされたものであり、エンジン試験に際し、エンジン性能をより正確に測定することのできるエンジン試験システムを提供することを1つの目的としている。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.エンジン試験室内に設けられ、エンジンを設置するためのエンジン設置部と、
前記試験室外に設けられ、エンジンに所定の負荷を与えつつエンジンの駆動性能を計測する計測装置とを備え、
エンジンと前記計測装置とをエンジンから側方に延びる動力軸を介して接続し、又は、エンジンと前記計測装置とをエンジンから前後方向に延びる動力軸の軸線方向と直交して延びる回転軸を介して接続し、エンジン試験を行うエンジン試験システムであって、
エンジン試験に際し、エンジンから側方に延びる動力軸又は前記回転軸を試験室外へと挿通させるべく、前記試験室の壁部において開口部を設け、
前記開口部に対応して、前記エンジンから側方に延びる動力軸又は前記回転軸を挿通可能な孔部を有するパネル部材を、前記エンジンから側方に延びる動力軸の軸線方向又は前記回転軸の軸線方向にスライド可能に設けたことを特徴とするエンジン試験システム。
上記手段1によれば、エンジン形状、サイズが異なったものとなることで、動力軸又は回転軸の取付け位置や角度が変化し、動力軸又は回転軸の挿通位置が変わったとしても、パネル部材をスライドさせることで動力軸を無理なく挿通させることができる。すなわち、動力軸又は回転軸を延長する(動力軸に接続用の短管等を継ぎ足す)等の必要がなくなり、エンジンの動力特性を実車レベルとすることができる。結果として、エンジンの性能を実車と同じくすることで、より正確な(実車レベルに即したエンジン性能の)データを取得することができる。また、動力軸を加工する等の手間を省くことができ、作業性の向上を図ることができる。
また、パネル部材の位置を適宜調整することで、該挿通孔と動力軸又は回転軸の挿通位置との僅かなずれにも対応することができるため、挿通孔を無駄に大きく構成する必要がない。従って、例えば、動力軸又は回転軸を挿通可能とするだけの必要最低限の大きさとし、挿通孔と動力軸又は回転軸との隙間から試験室内の熱等が室外に漏れることを低減させることができ、エンジン試験室内の温度環境の安定化を図ることができる。
なお、「試験室外」とあるのは、エンジンの設置される空間とは隔離された空間といった意味を含むものであり、例えば、試験室に計測装置を配設するための部屋を設けてもよい。また、「前記試験室外に設けられ、エンジンに所定の負荷を与えつつエンジンの駆動性能を計測する計測装置」とあるのを「前記試験室外に設けられた(エンジン)ダイナモメータ」としてもよい。さらに、「エンジンに所定の負荷を与えつつエンジンの駆動性能を計測する計測装置」とあるのを「エンジンに模擬負荷を与える模擬付加装置及びエンジンの駆動性能を計測する計測装置」としてもよい。また、本手段に記載の構成により、エンジン試験システムが構成されているが、同構成によりエンジン試験室を構成し、上記同様の作用効果を奏させることもできる。
さらに、上述のようにエンジンから延びる動力軸とダイナモメータとを直接接続してもよいし、エンジンから延びる動力軸とダイナモメータとを、前記動力軸の軸線方向と直交するようにして延びる回転軸を介して接続してもよい。また、「計測装置をエンジンの両側方に位置するよう備え」とあるのを「計測装置をエンジンからの動力軸の両側に2つ備え」としてもよい。また、計測装置は、スライド可能に構成されていることとしてもよい。例えば、一側方の前記計測装置は、前記動力軸の軸線方向にスライド可能に設けられ、他側方の前記計測装置は、動力軸の軸線方向と直する方向にスライド可能に設けられることとしてもよい。かかる構成を採用した場合には、エンジン形状、サイズ(動力軸の挿通位置、長さ)が変わったとしても、計測装置をスライドさせることで動力軸と計測装置とを無理なく接続させることができる。ただし、エンジンの動力軸と計測装置とが、前記動力軸の軸線方向と直交して延びる回転軸を介して接続されるよう構成した場合には、「動力軸の軸線方向」に代えて「回転軸の軸線方向」とする(以下、各手段において同様)。
なお、パネル部材を動力軸又は回転軸の軸線方向(エンジンの横幅方向)にスライド可能に構成した場合、エンジンのサイズ(横幅)や動力軸の長さ(トレッド)が異なることで動力軸の挿通位置(動力軸の軸線方向の位置)が変わったとしても、パネル部材をスライドさせることで様々なサイズのエンジンを無理なくエンジン設置部に載置できるとともに、動力軸を孔部に無理なく挿通させることができる。また、(手段1の範囲には含まれないが)、パネル部材を動力軸線方向と交差(直交)する方向にスライド可能に構成した場合、エンジンの形状、サイズ、動力軸の取付け位置等が異なることで、動力軸の挿通位置(動力軸の軸線と直交する方向の位置)が変わったとしても、パネル部材をスライドさせることで動力軸を孔部に無理なく挿通させることができる。
また、前記孔部は、前記開口部よりも小さく(幅狭に)構成されていることとしてもよい。その場合には、孔部から試験室内の熱等が試験室外に漏れることを防止することができる。さらに、前記パネル部材は、前記孔部が前記開口部の範囲内に位置するようスライド量が規制されていることとしてもよい。つまり、パネル部材の必要以上のスライドが規制されることで、スライドに関する構成のコンパクト化を図ることができ、結果として、コスト、スライドに必要なスペース等を低減させることができる。加えて、パネル部材を断熱性の高い素材で構成したり、パネル部材の表面に断熱シートなどを取着したり、パネル部材を中空状に構成することで空気層をつくったりして、パネル部材の断熱性能の向上を図るようにしてもよい(以下、各手段において同様)。
手段.前記パネル部材は、スライド位置に関わらず、前記孔部以外の部分で前記開口部を常時閉塞するよう構成されていることを特徴とする手段に記載のエンジン試験システム。
手段によれば、孔部に対応する部分以外の開口部が閉塞されることで、かかる開口部から試験室内の熱等が室外に漏れるのを防止することができ、エンジン試験室内の温度環境をより安定させることができる。なお、前記開口部を常時閉塞するとあるのは、開口部から試験室内の熱等が室外に漏れるのを防止するといった意味を含むものであり、特に密閉されていなくとも、前記パネル部材は、スライド位置に関わらず、前記孔部以外の部分で前記開口部を常に覆うよう構成されていればよい。
手段.前記パネル部材は、前記孔部に対応するようにして、前記エンジンから側方に延びる動力軸又は前記回転軸を挿通可能な挿通孔を有する被せパネル部材を備え、
前記被せパネル部材は、前記パネル部材のスライド方向と交差する方向にスライド可能に構成されていることを特徴とする手段1又は2に記載のエンジン試験システム。
手段によれば、被せパネル部材のスライド方向がパネル部材のスライド方向と交差するよう構成されているため、挿通孔を多方向に移動させることができ、より広範囲の動力軸又は回転軸の挿通位置に対応させることができる。また、パネル部材及び被せパネル部材をそれぞれ一方向にスライドさせるといった比較的簡単な構成を採用することができる。
なお、被せパネル部材を水平方向にスライド可能に構成した場合には、動力軸又は回転軸の挿通位置が、水平方向において変わったとしても、被せパネル部材をスライドさせることで動力軸又は回転軸を挿通させることができる。一方、被せパネル部材を鉛直方向にスライド可能に構成した場合には、動力軸又は回転軸の挿通位置が鉛直方向において変わったとしても、被せパネルをスライドさせることで動力軸又は回転軸を挿通させることができる。また、パネル部材を動力軸又は回転軸の軸線方向と交差する方向にスライド可能に構成した場合には、被せパネル部材を動力軸又は回転軸の軸線方向にスライド可能に構成することで上記手段と同様の効果を奏することができる。
また、前記挿通孔は前記孔部よりも小さく(幅狭に)構成されていることとしてもよい。その場合には、挿通孔から試験室内から試験室外への熱漏れを低減させることができる。さらに、前記被せパネル部材は、前記挿通孔が前記孔部の範囲内に位置するようスライド量が規制されていることとしてもよい。つまり、被せパネル部材の必要以上のスライドが規制されることで、スライドに関する構成(被せパネル部材)のコンパクト化を図ることができ、結果として、コスト、スライドに必要なスペース等を低減させることができる(以下、各手段において同様)。
手段.前記被せパネル部材は、スライド位置に関わらず、前記挿通孔以外の部分で前記孔部を常時閉塞するよう構成されていることを特徴とする手段に記載のエンジン試験システム。
手段によれば、挿通孔に対応する部分以外の孔部が閉塞されることで、かかる孔部から試験室内の熱が室外に漏れるのを防止することができ、エンジン試験室内の温度環境をより安定させることができる。なお、前記孔部を常時閉塞するとあるのは、試験室内の熱等が孔部から室外に漏れるのを防止するといった意味を含むものであり、特に密閉されていなくとも、前記被せパネル部材は、スライド位置に関わらず、前記挿通孔以外の部分で前記孔部を常に覆うよう構成されていればよい。
手段.エンジン試験室内に設けられ、エンジンを設置するためのエンジン設置部と、
前記試験室外に設けられ、エンジンに所定の負荷を与えつつエンジンの駆動性能を計測する計測装置とを備え、
エンジンと前記計測装置とをエンジンから側方に延びる動力軸を介して接続し、又は、エンジンと前記計測装置とをエンジンから前後方向に延びる動力軸の軸線方向と直交して延びる回転軸を介して接続し、エンジン試験を行うエンジン試験システムであって、
エンジン試験に際し、エンジンから側方に延びる動力軸又は前記回転軸を試験室外へと挿通させるべく、前記試験室の壁部において開口部を設け、
前記開口部に対応して、前記エンジンから側方に延びる動力軸又は前記回転軸を挿通可能な貫通孔を有する伸縮部材を、前記貫通孔以外の部分で前記開口部全てを閉塞可能な状態に、かつ、前記伸縮部材の一部が伸縮することで前記貫通孔の前記エンジン設置部との相対位置を少なくとも前記エンジンから側方に延びる動力軸に直交する方向又は前記回転軸に直交する方向に移動可能な状態になるよう設けたことを特徴とするエンジン試験システム。
上記手段によれば、伸縮部材を、前記貫通孔以外の部分で前記開口部全てを閉塞可能な状態に、かつ、前記伸縮部材の一部が伸縮することで前記貫通孔の前記エンジン設置部との相対位置を少なくとも前記エンジンから側方に延びる動力軸に直交する方向又は前記回転軸に直交する方向に移動させることで、上記手段1と同様の効果を奏することができる。なお、「伸縮部材」とあるのを「蛇腹状の伸縮部材」としてもよい。また、伸縮部材は、固定的に設けられた又は動力軸の軸線方向と直する方向にスライド可能に設けられた計測装置の近傍に設けられることが望ましい。
手段.前記伸縮部材は、前記開口部の側端に相当する部分から延びるようにして一対設けられ、
少なくとも一方の前記伸縮部材の先端部には切欠き部が設けられ、
エンジン試験に際し、前記一対の伸縮部材同士を取着固定することで、前記切欠き部により前記貫通孔が形成されるよう構成したことを特徴とする手段に記載のエンジン試験システム。
手段によれば、一対の伸縮部材を伸縮させる(伸ばす)ことで、比較的容易に動力軸又は回転軸を挿通状態とすることができる。一方、一対の伸縮部材の取着状態を解除する(縮める)ことで、動力軸又は回転軸の挿通状態を解除することができる。また、伸縮部材の取着状態が解除されることで、伸縮部材により閉塞されていた空間が開放されるため、広くスペースを利用することができ、エンジン廻りの作業(メンテナンス等)を比較的容易に行うことができる。さらに、試験室内にいる作業者が、伸縮部材の開いた空間から計測装置側へ移動することができるため、計測装置廻りの作業(メンテナンス等)を比較的迅速に行うことができる。
手段エンジン試験室内に設けられ、エンジンを設置するためのエンジン設置部と、
エンジンの両側方に位置するよう前記試験室外に設けられ、エンジンに所定の負荷を与えつつエンジンの駆動性能を計測する計測装置とを備え、
エンジンと前記計測装置とをエンジンから側方に延びる動力軸を介して接続し、又は、エンジンと前記計測装置とをエンジンから前後方向に延びる動力軸の軸線方向と直交して延びる回転軸を介して接続し、エンジン試験を行うエンジン試験システムであって、
エンジン試験に際し、エンジンから側方に延びる動力軸又は前記回転軸を試験室外へと挿通させるべく、前記試験室の壁部において2つの開口部を設け、
一方の開口部に対応しては、前記エンジンから側方に延びる動力軸又は前記回転軸を挿通可能な孔部を有するパネル部材を、前記エンジンから側方に延びる動力軸の軸線方向又は前記回転軸の軸線方向にスライド可能に設け、
他方の開口部に対応しては、前記エンジンから側方に延びる動力軸又は前記回転軸を挿通可能な貫通孔を有する伸縮部材を、前記貫通孔以外の部分で前記他方の開口部全てを閉塞可能な状態に、かつ、前記伸縮部材の一部が伸縮することで前記貫通孔の前記エンジン設置部との相対位置を少なくとも前記エンジンから側方に延びる動力軸に直交する方向又は前記回転軸に直交する方向に移動可能な状態になるよう設けたことを特徴とするエンジン試験システム。
以下に、エンジン試験システムの一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、試験室1の配置構成を示す平断面図である。同図に示すように、エンジンの性能試験が行われる試験室(エンジン試験室)1は、ドライルーム2内に設けられている。ドライルーム2は、常温低湿状態に環境が保たれており、結露の防止が図られている。かかるドライルーム2内の空気が、試験室1に隣接された図示しない空調機によって温度調整され、試験室1内に送り込まれることで、試験室1内が所定の温湿度環境に保たれている。また、ドライルーム2には隔壁を隔てて、試験室1内の試験結果を計測する計測室3が隣接されている。かかる計測室3とドライルーム2との隔壁には窓部4が設けられており、計測室3からドライルーム2内を視認できるようになっている。加えて、ドライルーム2及び計測室3と隣接するようにして前室5が設けられており、計測室3にいる作業者は、かかる前室5を経由してドライルーム2へ入室可能になっている。
試験室1内には、エンジンを載置するためのエンジン設置台11が設けられている。エンジン設置台11は、エンジンを載置した際に、当該エンジンを各所で固定できるよう図示しない留め部材を備えている。また、試験室1の計測室3側(図1の上側)を自動車のフロント側と想定したうえで、エンジンに所定の負荷(模擬付加)を与えつつエンジンの駆動力を計測するためのダイナモメータ12が、自動車の車輪に対応する位置(ダイナモメータ12を自動車の車輪と見立てた位置)に設置されている。本実施の形態では、試験室1内の温度によりダイナモメータ12に悪影響が及ぶのを回避するべく、ダイナモメータ12が試験室1外に設置されている。加えて、試験室1内には、エンジン設置台11以外にも、エンジンの各種性能を計測するための図示しない各種計測器等が据え付けられている。また、試験室1の計測室3側の壁にはガラス窓部16が設けられており、かかるガラス窓部16を介して前記計測室3の窓部4から試験室1内の様子を視認できるようになっている。なお、本実施の形態では、エンジン設置台11がエンジン設置部に相当し、ダイナモメータ12等が計測装置に相当する。
そして、エンジンの性能試験に際し、試験体であるエンジン13が、前記エンジン設置台11に載置され、固定される。また、エンジン13とダイナモメータ12とが、エンジン13から延びる動力軸14を介して連結される。さらに、エンジン13に、エンジン13の排気ガスを試験室1外に排出するべく排気管15が取付けられる。
さて、試験室1のエンジン設置台11とダイナモメータ12とを隔離する壁には、動力軸14を挿通するための開口部が設けられている。以下、かかる開口部を備えた壁に関する構成を、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、エンジン設置台11とダイナモメータ12とを隔離する壁は、エンジン設置台11の両側方に存在するが、便宜上、図1の左側の壁を第1の壁21、図1の右側の壁を第2の壁41と称する。
まず、第1の壁21に関する構成について説明する。なお、図2は、試験室1内から見た後述する壁ユニット27の正面図である。図3は、壁ユニット27の構成を示す図2のA−A線断面図である。図4は、第1の壁21と壁ユニット27との配置関係を示す分解斜視図である。
第1の壁21は、切欠き部(図1、図4参照)を有し、該切欠き部に対応して、試験室1内方向に没入する第1没入部22を備えている。かかる第1没入部22は、切欠き部の両側端縁に相当する部分から試験室1内方向に向かって延びる第1補助壁部23と、該第1補助壁部23前端部における開口を覆うようにして設けられる第1内壁部24(図2、図4参照)とを備えている。第1内壁部24には、第1開口部25が形成されている。また、第1補助壁部23には、略水平に延びる壁スライドレール26(図3参照)が設けられており、かかる壁スライドレール26に沿って、第1開口部25を閉塞する断面コ字状の、パネル部材としての壁ユニット27がスライド可能に装備されている。図2、図3に示すように、壁ユニット27は、その略中央部に孔部28を有している。また、第1没入部22は、壁ユニット27の上端部と略同じ高さ位置に、壁ユニット27の上端部を覆うようにして設けられる上壁部29を備えている(図4参照)。
壁ユニット27の試験室1内側(エンジン設置台11側)の面には、孔部28を上下に挟むようにして一対のパネルスライドレール31(図2参照)が設けられており、かかるパネルスライドレール31に沿って、被せパネル部材としてのスライドパネル32がスライド可能に装備されている。また、図2、図3に示すように、スライドパネル32は、その略中央部に動力軸14を挿通可能な挿通孔33を有しており、前記スライドパネル32のスライドは、挿通孔33が孔部28内に位置する範囲でのみ許容されるようになっている。詳しくは、図3に示すように、挿通孔33の中心位置が、J〜Kの範囲内でスライドするようになっている。また、スライドパネル32は、そのスライド方向において前記孔部28よりも幅広に構成されており、スライドパネル32はスライド位置に関わらず、孔部28を常時閉塞するようになっている。
次に、第2の壁41に関する構成について説明する。なお、図5は試験室1内から見た後述する蛇腹カーテン46の正面図である。図6は蛇腹カーテン46の構成を示す図5のB−B線断面図である。
第2の壁41は、切欠き部(図1、図4参照)を有し、該切欠き部に対応して、試験室1内方向に没入する第2没入部42を備えている。かかる第2没入部42は、切欠き部の両側端縁に相当する部分から試験室1内方向に向かって延びる第2補助壁部43と、該第2補助壁部43前端部における開口を覆うようにして設けられる第2内壁部44とを備えている。かかる第2内壁部44には、第2開口部45が形成されている。また、第2補助壁部43の先端部には、第2開口部45を開閉可能な一対の、伸縮部材としての蛇腹カーテン46が装備されている。かかる蛇腹カーテン46は、その先端縁にマグネットなどの取着手段を備えており、一対の蛇腹カーテン46は当接状態で取着固定されるよう構成されている。また、図5に示すように、蛇腹カーテン46の各先端縁には、対向するようにして半円形状の切欠きが形成されており、取着状態において、切欠き部が合わさることで動力軸14を挿通可能な略円形状の貫通孔47が形成されるようになっている。なお、少なくとも一方の蛇腹カーテン46は、その取着状態においても、その伸縮方向において延びきらないよう構成されており、そのため、取着状態においても伸縮可能になっている。
ここで、エンジンとダイナモメータ12との連結作業について説明する。
まず、壁ユニット27をエンジン設置台11に載置されるエンジンのサイズに対応させるだけの幅となるよう、壁ユニット27をスライドさせるとともに、蛇腹カーテン46を開状態としておく。続いて、動力軸14とダイナモメータ12との取付状態における動力軸14の第1の壁21への挿通位置を想定する。それから、動力軸14の挿通位置に挿通孔33を対応させる(左右位置を合わせる)べく、スライドパネル32をスライドさせる。そして、壁ユニット27を試験室1内方向へスライドさせることで、第1開口部25、孔部28、及び挿通孔33に一方の動力軸14を挿通させ、かかる動力軸14に対して、ダイナモメータ12を取付ける。また、切欠き部で動力軸14を挟み込むようにして蛇腹カーテン46を閉状態とし、貫通孔47に挿通された他方の動力軸に対してダイナモメータ12を取り付け、エンジンとダイナモメータ12との連結作業を終了する。
以上詳述したように、本実施の形態では、壁ユニット27をスライドさせることで孔部28が動力軸14の軸線方向にスライドする。そのため、エンジンのサイズ(横幅)や動力軸の長さ(トレッド)が異なることで動力軸14の挿通位置(動力軸14の軸線方向の位置)が変わったとしても、壁ユニット27をスライドさせることで様々なサイズのエンジンを無理なくエンジン設置部11に載置できるとともに、動力軸14を孔部28に無理なく挿通させることができる。併せて、スライドパネル32をスライドさせることで挿通孔33が動力軸14の軸線と直交する方向にスライドする。そのため、動力軸14の挿通位置が、水平方向において変わったとしても、スライドパネル32をスライドさせることで動力軸14を挿通孔33に無理なく挿通させることができる。すなわち、エンジン形状、サイズが異なったものとなることで、動力軸14の取付け位置や角度が変化し、動力軸14の挿通位置が変わったとしても、壁ユニット27及びスライドパネル32をスライドさせることで動力軸14を無理なく挿通させることができる。そのため、動力軸14を延長する(動力軸14に接続用の短管等を継ぎ足す)等の必要がなくなり、エンジンの動力特性を実車レベルとすることができる。結果として、エンジンの性能を実車と同じくすることで、より正確な(実車レベルに即したエンジン性能の)データを取得することができる。また、動力軸14を加工する等の手間を省くことができ、作業性の向上を図ることができる。
加えて、壁ユニット27は、壁スライドレール26に沿って動力軸14の軸線方向にスライドし、スライドパネル32は、パネルスライドレール31に沿って動力軸14の軸線と直交する方向にスライドする。つまり、スライドパネル32のスライド方向が壁ユニット27のスライド方向と交差するよう構成されているため、挿通孔33を多方向に移動させることができ、より広範囲の動力軸14の挿通位置に対応させることができる。また、壁ユニット27及びスライドパネル32をそれぞれ一方向にスライドさせるといった比較的簡単な構成を採用することができる。
また、壁ユニット27及びスライドパネル32を適宜スライドさせて調整することで、挿通孔33と動力軸14の挿通位置との僅かなずれにも対応することができるため、挿通孔33を無駄に大きく構成する必要がない。従って、挿通孔33と動力軸14との隙間から試験室1内の熱等が室外に漏れることを低減させることができ、試験室1内の温度環境の安定化を図ることができる。
さらに、壁ユニット27は孔部28に対応する部分以外の第1開口部25を覆うよう構成されており、かかる第1開口部25から試験室1内の熱等が室外に漏れるのを防止することができ、試験室1内の温度環境をより安定させることができる。併せて、スライドパネル32は、スライド位置に関わらず、挿通孔33以外の部分で孔部28を常時閉塞するよう構成されている。従って、孔部28から試験室1内の熱等が試験室1外に漏れるのをより確実に防止することができ、試験室1内の温度環境をより安定させることができる。
さらに、孔部28は、第1開口部25よりも小さく(幅狭に)構成され、挿通孔33は孔部28よりも小さく構成されている。そのため、孔部28及び挿通孔33から試験室1内の熱等が試験室外に漏れるのを防止することができる。
併せて、スライドパネル32は挿通孔33が孔部28の範囲内に位置するようスライド量が規制されている。つまり、スライドパネル32の必要以上のスライドが規制されることで、スライドに関する構成のコンパクト化を図ることができ、結果として、コスト、スライドに必要なスペース等を低減させることができる。
また、本実施の形態では、第2開口部45に対応して、取着状態においても伸縮可能な貫通孔47を備えた蛇腹カーテン46が設けられており、蛇腹カーテン46を伸縮させることで、貫通孔47位置を動力軸14の軸線と直交する方向に移動させることができる。そのため、動力軸14の挿通位置が、水平方向において変わったとしても、蛇腹カーテン46を伸縮させることで動力軸14を貫通孔47に無理なく挿通させることができる。加えて、蛇腹カーテン46は閉状態においても伸縮可能になっているため、第2開口部45から試験室1内の熱が試験室1外に漏れるのを防止することができ、試験室1内の温度環境をより安定させることができる。
また、一対で設けられた蛇腹カーテン46は、その先端部に各々切欠き部を有し、取着状態において切欠き部が合わさることで貫通孔47が形成されるよう構成されている。そのため、一対の蛇腹カーテン46を伸縮させる(伸ばす)ことで、既にエンジン設置段11に載置されたエンジンから延びる動力軸14を、比較的容易に挿通状態とすることができる。一方、一対の伸縮部材の取着状態を解除する(縮める)ことで、貫通孔47が形成されない状態となり、動力軸14の挿通状態を解除することができる。また、蛇腹カーテン46の取着状態が解除されることで、蛇腹カーテン46により閉塞されていた空間が開放されるため、広くスペースを利用することができ、エンジン廻りの作業(メンテナンス等)を比較的容易に行うことができる。さらに、試験室1内にいる作業者が、蛇腹カーテン46の開いた空間からダイナモメータ12側へ移動することができるため、ダイナモメータ12廻りの作業(メンテナンス等)を比較的迅速に行うことができる。
尚、上記実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
(a)上記実施の形態では、ダイナモメータ12が試験室1外に設置されているが、特にかかる配置構成に限定されるものではなく、ダイナモメータ12がエンジンの設置される空間から隔離された場所に設置されればよい。例えば、試験室1内にダイナモメータ12を設置するための部屋を設け、かかる部屋をエンジンの設置される空間から隔離するよう構成してもよい。
(b)上記実施の形態では、第1開口部25に対応して壁ユニット27が設けられ、第2開口部45に対応して蛇腹カーテン46が設けられていたが、両開口部25,45に壁ユニット27又は蛇腹カーテン46のどちらか一方を設けるよう構成してもよい。
(c)上記実施の形態では、スライドパネル32が水平方向にスライドするよう構成されていたが、特にかかる構成に限定されるものではなく、例えば上下方向にスライドするよう構成してもよい。
(d)上記実施の形態では、第1開口部25に対応して壁ユニット27が動力軸14の軸線方向にスライドするよう構成されていたが特にかかる構成に限定されるものではない。例えば、第1開口部25に対応して孔部を有するパネルを動力軸14の軸線方向と交差(直交)する方向にスライド可能に設けてもよい。その場合、スライドパネル32を動力軸14の軸線方向にスライドするよう装備させ、上記例の効果と同様の効果を奏するよう構成してもよい。
(e)上記実施の形態における、第1パネル31及び第2パネル41を断熱性の高い素材で構成したり、第1パネル31及び第2パネル41の表面に断熱シートなどを取着したり、第1パネル31及び第2パネル41を中空状に構成することで空気層をつくったりして、第1パネル31及び第2パネル41の断熱性能の向上を図るようにしてもよい。
(f)上記実施の形態では、図1に示すように、エンジン13から延びる動力軸14の両側端部とダイナモメータ12とが接続されるよう構成されていたが、特にかかる構成に限定させるものではなく、エンジンから延びる動力軸とダイナモメータとが、動力軸の軸線方向と直交するようにして延びる回転軸を介して接続されていることとしてもよい。その場合、例えば、フロントエンジンの後輪駆動車(FR車)にも対応させることができる。また、2つのダイナモメータ12がエンジン13に動力軸14を介して接続されるよう構成されていたが、特にかかる構成に限定されるものではなく、前記構成を採用して、例えば4つのダイナモメータと接続するよう構成してもよい。
試験室の配置構成を示す平断面図である。 試験室内から見た壁ユニットの正面図である。 壁ユニットの構成を示す図2のA−A線断面図である。 第1の壁と壁ユニットとの配置関係を示す分解斜視図である。 試験室内から見た蛇腹カーテンの正面図である。 蛇腹カーテンの構成を示す図5のB−B線断面図である。
1…エンジン試験室としての試験室、11…エンジン設置部としてのエンジン設置台、12…計測装置としてのダイナモメータ、13…エンジン、14…動力軸、25…第1開口部、27…パネル部材としての壁ユニット、28…孔部、32…被せパネル部材としてのスライドパネル、33…挿通孔、45…第2開口部、46…伸縮部材としての蛇腹カーテン、47…貫通孔。

Claims (7)

  1. エンジン試験室内に設けられ、エンジンを設置するためのエンジン設置部と、
    前記試験室外に設けられ、エンジンに所定の負荷を与えつつエンジンの駆動性能を計測する計測装置とを備え、
    エンジンと前記計測装置とをエンジンから側方に延びる動力軸を介して接続し、又は、エンジンと前記計測装置とをエンジンから前後方向に延びる動力軸の軸線方向と直交して延びる回転軸を介して接続し、エンジン試験を行うエンジン試験システムであって、
    エンジン試験に際し、エンジンから側方に延びる動力軸又は前記回転軸を試験室外へと挿通させるべく、前記試験室の壁部において開口部を設け、
    前記開口部に対応して、前記エンジンから側方に延びる動力軸又は前記回転軸を挿通可能な孔部を有するパネル部材を、前記エンジンから側方に延びる動力軸の軸線方向又は前記回転軸の軸線方向にスライド可能に設けたことを特徴とするエンジン試験システム。
  2. 前記パネル部材は、スライド位置に関わらず、前記孔部以外の部分で前記開口部を常時閉塞するよう構成されていることを特徴とする請求項に記載のエンジン試験システム。
  3. 前記パネル部材は、前記孔部に対応するようにして、前記エンジンから側方に延びる動力軸又は前記回転軸を挿通可能な挿通孔を有する被せパネル部材を備え、
    前記被せパネル部材は、前記パネル部材のスライド方向と交差する方向にスライド可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジン試験システム。
  4. 前記被せパネル部材は、スライド位置に関わらず、前記挿通孔以外の部分で前記孔部を常時閉塞するよう構成されていることを特徴とする請求項に記載のエンジン試験システム。
  5. エンジン試験室内に設けられ、エンジンを設置するためのエンジン設置部と、
    前記試験室外に設けられ、エンジンに所定の負荷を与えつつエンジンの駆動性能を計測する計測装置とを備え、
    エンジンと前記計測装置とをエンジンから側方に延びる動力軸を介して接続し、又は、エンジンと前記計測装置とをエンジンから前後方向に延びる動力軸の軸線方向と直交して延びる回転軸を介して接続し、エンジン試験を行うエンジン試験システムであって、
    エンジン試験に際し、エンジンから側方に延びる動力軸又は前記回転軸を試験室外へと挿通させるべく、前記試験室の壁部において開口部を設け、
    前記開口部に対応して、前記エンジンから側方に延びる動力軸又は前記回転軸を挿通可能な貫通孔を有する伸縮部材を、前記貫通孔以外の部分で前記開口部全てを閉塞可能な状態に、かつ、前記伸縮部材の一部が伸縮することで前記貫通孔の前記エンジン設置部との相対位置を少なくとも前記エンジンから側方に延びる動力軸に直交する方向又は前記回転軸に直交する方向に移動可能な状態になるよう設けたことを特徴とするエンジン試験システム。
  6. 前記伸縮部材は、前記開口部の側端に相当する部分から延びるようにして一対設けられ、
    少なくとも一方の前記伸縮部材の先端部には切欠き部が設けられ、
    エンジン試験に際し、前記一対の伸縮部材同士を取着固定することで、前記切欠き部により前記貫通孔が形成されるよう構成したことを特徴とする請求項に記載のエンジン試験システム。
  7. エンジン試験室内に設けられ、エンジンを設置するためのエンジン設置部と、
    エンジンの両側方に位置するよう前記試験室外に設けられ、エンジンに所定の負荷を与えつつエンジンの駆動性能を計測する計測装置とを備え、
    エンジンと前記計測装置とをエンジンから側方に延びる動力軸を介して接続し、又は、エンジンと前記計測装置とをエンジンから前後方向に延びる動力軸の軸線方向と直交して延びる回転軸を介して接続し、エンジン試験を行うエンジン試験システムであって、
    エンジン試験に際し、エンジンから側方に延びる動力軸又は前記回転軸を試験室外へと挿通させるべく、前記試験室の壁部において2つの開口部を設け、
    一方の開口部に対応しては、前記エンジンから側方に延びる動力軸又は前記回転軸を挿通可能な孔部を有するパネル部材を、前記エンジンから側方に延びる動力軸の軸線方向又は前記回転軸の軸線方向にスライド可能に設け、
    他方の開口部に対応しては、前記エンジンから側方に延びる動力軸又は前記回転軸を挿通可能な貫通孔を有する伸縮部材を、前記貫通孔以外の部分で前記他方の開口部全てを閉塞可能な状態に、かつ、前記伸縮部材の一部が伸縮することで前記貫通孔の前記エンジン設置部との相対位置を少なくとも前記エンジンから側方に延びる動力軸に直交する方向又は前記回転軸に直交する方向に移動可能な状態になるよう設けたことを特徴とするエンジン試験システム。
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