JP4363821B2 - ステープラーのための留め機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワークピースにステープル脚部を折り重ねるように動作する移動可能な留めウィングを有する、ステープラー装置のための留め機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動ステープラー装置は、現代の写真複写機などで広く使用されている。このような自動ステープラー装置のデザインの大きな特徴は、ステープル脚部を留めた後、ステープルを、ワークピース全体の厚さをできるだけ抑えるように、ワークピースの上面と下面との夫々から最小限の距離だけ突出させることである。これは、ステープルがワークピースを貫通するように動かされると、ステープルの脚部がワークピースの下側でほぼ平らに位置されるように、係合及び曲げられて留められるように、作動される留めウィングを使用することによって、果たされている。しかし、典型的には、この種類のステープラー装置は、ワークピースの広い範囲の厚さに適合するサイズのステープルが装填され、この結果、薄いワークピースがステープルされる場合には、留められた脚部の長さが厚いワークピースのためより長くなり、また、留められた脚部が非常に長い場合には、これら脚部は重なってしまうので、望ましくない。
【0003】
PCT/US90/00492号は、留められていないステープル脚部をこれらがワークピースの下から突出するのに従って、受けて、各脚部が関連したウィングと係合するように案内する、重なった構造で並んで配置されている1対の平行垂直スロットを有するアンビル面を利用することによってこのような問題を克服する留め機構を教示している。同様に、留めウィングは、並んだ平面に位置されるように垂直面で互いからオフセットされ、かくして、留めウィングがワークピースに向けて回動すると、各ステープル脚部は、各関連したスロット中に曲げられ、2つの脚部は、互いに平行にワークピースに対して水平に位置され、かくして、これら脚部は、必要に応じて互いに通り過ぎるようにされ得る。しかし、このような構成には欠点がある。即ち、脚部が、留めている間に留めウィングの横方向に動いて、互いに重なったり、アンビル面内でステープルを詰まらせたりし、この結果、ワークピースがステープル装置から取り外せなくなる可能性があることである。このような問題は、アンビル板内のスロット間の重なり(厚さoverlap)が、あらゆるワークピースの厚さかくしてあらゆるステープル脚部の長さに適応し得るように厚くなくてはならないことから、難しいものである。脚部が、間違ったスロット内に受けられるような長さになることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
US−A―4593847号が、平行に間隔を置いて離れた構成を有する複数のスロットをアンビル内に形成し、これら複数のスロット間でこれらが互いに平行になるように、垂直に延びた板を位置付けることによって、このような問題を克服する留め機構を開示している。この板は、1つのスロット内に係合する脚部が他のスロットを横切って留められるのを防ぐ。しかし、このシステムは、留められた脚部が、少なくとも板の厚さだけ互いから離れるという欠点を有する。 従って、ステープル脚部が留められるときに、留められた脚部の間を離さずに、これらが互いに重ならないようにする留め機構が必要である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様に係われば、第1の板と第3の板との間に第2の板が位置され、夫々間隔を空けて併設するように配置された、第1の板、第2の板、並びに第3の板と、これら第1の板と第2の板との間の空間に形成された第1のスロット内に、使用時に受けられた第1のステープル脚部を留めるように動作可能であり、第1の板と第2の板との間に位置された第1の留め手段と、前記第2の板と第3の板との間の空間に形成された第2のスロット内に使用時に受けられた第2のステープル脚部を留めるように動作可能であり、第2の板と第3の板との間に位置された第2の留め手段とを具備し、前記第1の板と第3の板とは、留め機構のアンビル面を形成する少なくとも1つのアラインメントされた一端を有し、前記第2の板は、第1のアラインメント位置と第2の後退位置との間を、第1の板と第3の板に対して移動可能であり、前記第1のアラインメント位置では、第2の板は、2つのステープル脚部が、夫々のスロット内に係合することにより、これらステープル脚部相互で互いに邪魔しないように前記アンビル面によってアラインメントされるエッジを有し、また、前記第2の後退位置では、このエッジは、使用時に、前記挿入されたステープル脚部間から少なくとも部分的に引っ込められるように、アンビル面から引かれ、
前記第1の留め手段と第2の留め手段とは、夫々留め面を有し、これら留め面は、使用時に各留め手段と関連したステープル脚部との間にカム運動を生じるように、互いに傾斜されており、前記カム運動は、ステープル脚部を、ステープルの頭部がアラインメントされるように実質的に側方へ押す、
ステープルを案内して留めるための留め機構を提供する。
【0006】
本発明は、ステープル脚部を、ワークピースを貫通するように案内板の両側の留め機構中に挿入させる工程と、留められていないステープル脚部の間から少なくとも部分的に案内板を後退させる工程と、ステープル脚部を留める工程とを具備した、ステープルを留めるための方法を更に提供する。
【0007】
更に、本発明は、間隔を置いて併設された3つの板から成るアンビル面をワークピースの一側に対して駆動する工程と、ワークピースの他側から貫通するようにステープルを押して、ステープル脚部を、案内板を形成する、併設された板のうちの真ん中の両側のアパーチャ内に係合させる工程と、側板に対して案内板を後退させる工程と、ステープル脚部をワークピースに対して留めるように留め手段を駆動する工程と、ワークピースからアンビル面を引き出す工程と、側板に対して案内板をこれの最初の位置に戻す工程とを具備する方法を提供する。
【0008】
本発明に係わる留め機構とこれの使用方法とは、ステープル脚部を、これらがアッセンブリー中に挿入されている間、第2の板によって離れた状態に維持して、これらが互いに邪魔しあったり、特には交差したりするのを防ぎ、また、脚部を、ステープルの頭部が互いに近づくようにアラインメントされるように留めることによって、よりコンパクトなステープルを結果的に生じるという有利な点を有する。
【0009】
好ましくは、留め手段は、ステープル脚部と共働してこれと共にカム動作を生じさせる留め面を有する。このカム動作は、脚部を、留める際に、ステープル脚部に向けて互いに横方向に動かす。好ましい実施形態では、これは、留め面を互いに対して傾斜させることによって果たされるが、これら面は、湾曲されているか他の形状を有していてもよい。
【0010】
第2の板が第1の板と第3の板とに対して移動可能でなくてはならない距離とは、即ち、第2の板のアラインメント位置と後退位置との間の距離である。この距離は、傾斜されていないステープル脚部がステープルされるワークピースを貫通して突出する距離に対応する。第2の板は、最初の曲げ作業中に、留められるステープル脚部が重ならないように離れた状態で維持される一方、留め動作の最後のステージでは、これら脚部が互いに近接してアラインメントされるように押されるのを可能にするために、後退される。従って、ステープル脚部が特に長いときには、第2の板が、脚部が短い場合よりも更に後退されるようにデザインされ得る。これは、留められた脚部は、ステープルの頭部が近接するようにアラインメントされるが、ステープルの頭部に直交した方向に重ならないことが、重要であるためである。3mm以下の大きさの第2の板の動きがステープルのサイズとワークピースの好ましい範囲のために容認できる結果を与えることが判っている。
【0011】
好ましくは、留め手段は、第2の板の両側に鏡像構成を有するように配置され、第1の板と第3の板とに夫々回動可能なように装着された留めウィングを有する。留めウィングは、湾曲された表面を有しており、この表面に対して、各留めウィングに関連した駆動レバーが係合する。各駆動レバーは、この関連した留めウィングの表面を押し、これを留め位置へ駆動する。駆動レバーは、有利には、これらの関連した板に自身で回動可能なように装着されており、ねじりばねによって、留めウィングと係合するような動作を行うように付勢される。
【0012】
留めウィングをこれらの非留め位置にロックするように付勢手段の力に対して駆動レバーを保持する、好ましくは第2の板の突出部の形状をしたロック手段が、設けられている。ロック手段は、第2の板が後退されるときに留めウィングを動作させるように駆動レバーを解放する第2の板の突出部として動かされることが特に好ましい。なぜなら、留めウィングの自動動作が、特に単純かつ効果的な方法で果たされるからである。
【0013】
好ましい実施形態では、留めウィングは、この留めウィングを留め位置から非留め位置へと回動させるように付勢ばねの力のもとでウィングと係合可能で、板から横方向に突出したレバーアーム部を夫々有する。
好ましくは、板は、通常は長方形で、好ましくは、アンビル面を形成する複数の板の端がアラインメントされるときにアラインメントされる3つの板に形成されたアパーチャ内に同時に係合するばねによって、互いにアラインメントされるように付勢される。
【0014】
好ましくは、板は、ハウジング内に取り付けられたバーに沿って摺動可能で、板の開口内に係合するスタッドを有するブシュによって、ハウジングに摺動可能なように設けられる。第2の板は、特に簡単に、第1の板と第3の板とに対して、制限されている程度まで移動可能なように、形成され得る。これは、第1の板と第3の板とを、これらの開口にスタッドに適合した大きさ(tolerance)を与えてブシュと共に動かないように抑え、第2の板の開口を、ブシュとかくして第1の板と第3の板とに対して制限されている程度まで動くように長くすることによって成される。この構成は、板のための特に単純な固定システムを与え、もう一方で、本発明の適当な動作のために板間で必要な相互運動を可能にする。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の他の向上された点と効果的な点とが、以下に示される。
本発明は、よりよく理解されるように、添付図面を参照しながら、所定の実施形態を例に挙げて説明される。
最初に、図1を参照すると、ステープル脚部を留めるための留め機構及び他の同様の取り付け装置(fixing device)の分解斜視図が示されている。この機構は、互いに面するように併設された3つの矩形の板1、2、3を有する。これら3つの板の下端4、5、6は、使用時に、ステープルされる紙のスタックが留め動作中に押されるアンビル面を、共に形成している。
【0016】
留めウィング7と、これに関連した第1の駆動レバー(アーム部)8とが、留め動作中に、以下に示されるような方法で案内板として機能する第2の板2と第1の板1との間で回動可能なように装着されている。これら板1、2は、間隔を有する状態に維持されるように設けられ、留めのためにステープル脚部が中に受けられ得るチャネルがこれら板1、2間に形成されている。留めウィング7は、1つのレバーアーム部上に、留め面7aを形成している。この留め面7aは、図1に示された第1の回動位置において、第1の板1並びに第2の板(案内板)2の下端4、5に対して傾斜されるように延び、また、例えば図22に示された第2の回動位置において、下端4、5に対してほぼ平行に延びている。留めウィング7の1つのレバーアーム部は、また、カム面9を、留め面7aの反対側で形成している。このカム面には、前記駆動レバー8の1つのレバーアーム部11が当接し、駆動レバー8が留めウィング7に対して回動した結果生じるカム動作が、留めウィングをこれの回動点を中心に第2の回動位置に向けて回動させる。かくして、使用時には、留め面7aは、ステープル脚部を留める。
【0017】
前記留めウィング7は、また、留め面7aの長軸に対して傾斜された軸に沿って延びている第2のレバーアーム部10を有する。このレバーアーム部は、留め面7aが第1の位置にあるときは、板1、2、3の下端4、5、6によって形成されたアンビル面に対してほぼ平行に、板1、2の側面から延び、また、留め面7aが第2の位置にあるときは、例えば図13に示されているように、アンビル面に対して傾斜するように、前記側面から延びている。
【0018】
ねじりばねの形状をした駆動レバー付勢ばね12が、第1の板1の外面13に装着されており、駆動レバー8をばねの脚部14と係合させて、留めウィング7のカム面9に対して、駆動レバー8を付勢し、かくして、留めウィング7をこれの第2の位置に付勢している。また、駆動レバー8は、第2のレバーアーム部15を有する。このレバーアーム部15の一端部には、これに隣接した案内板2の面に形成された突出縁部60と係合可能なフック16が形成されている。この結果、ねじりばね12の付勢のもとで、駆動レバーは回動しないようにロックされ、留めウィング7がこれの第1の位置にロックされる。
【0019】
第2の留めウィング17と、これと関連した駆動のためのアーム部(第2の駆動レバー)18とは、案内板2と第3の板との間に、第1の板と案内板2との間に設けられている構成と鏡像構成を成すように、そして、回動可能なように装着されている。かくして、第1の留めウィング7と第2の留めウィング17とは、これらの第2の留められた位置にあるときは、重なっている。第2の付勢ばね22は、第2の駆動レバーと係合している第3の板3の外面に設けられ、第2の駆動レバーに、第2の留めウィング17と係合するように付勢する。また、第2の突出縁部60が、第2の駆動レバー18に隣接した案内板2の表面に形成されており、付勢ばね22が付勢している状態での第2の駆動レバー18の回動を制止するためにこのレバーの端部上に形成されたフックと共働する。鏡像をなしている構成以外の点でも、第2の留めウィング17と駆動レバー18と付勢ばね22とは、第1の板1と案内板2との間に配置されているものと同じであり、かくして、更に詳しくは説明されない。
【0020】
前記3つの板1、2、3は、これらに形成された4つのアパーチャを夫々有し、これらアパ−チャによって、共に、4つの取り付けブシュ25に固定かつ取り付けられている。ねじ40が、板1、2、3をブシュ25にしっかりと固定している。各取り付けブシュ25は、夫々に異なった断面形状を有する3つの識別可能な部分、即ち、基部27と、中間部28と、先端部29とで構成された突出スタッド26を有する。基部27は、この基部に対して相補的なサイズ及び形状を有する第3の板のアパーチャ30内で係合するほぼ正方形の断面を有しており、かくして、第3の板3は、ブシュ25によって動きが制限されている。前記先端部29は、円形の断面を有する。また、これの先端部29は、第3の板と同様に、第1の板がブシュ25によって動きを制限されるように、スタッドの先端部に対して相補的なサイズと形状とを有する第1の板のアパーチャ32と係合している。対照的に、スタッド26の中間部28と係合している案内板2のアパ−チャ31は、中間部28の断面形状と比較すると、細長いので、案内板とブシュ25の間の、長軸方向の空動きを果たすようになっている。このように、ブシュに設けられているとき、案内板2は、ブシュ25に対して、かくして、第1の板及び第3の板に対して摺動可能に、第1の位置と第2の位置との間の好ましくは3mmを超えない制限された距離の範囲内で、動くことができる。この第1の位置では、3つの板1、2、3の上端と下端とがアラインメントされている。第2の位置では、案内板の上端が第1の板1並びに第3の板3の対応する端の上方に突出しており、下端5は、第1の板と第3の板との間に引かれている。
【0021】
前記3つの板1、2、3は、ばね取り付けアパ−チャ33、34、35を夫々有し、これら3つのアパ−チャ33、34、35は、これらの上端及び下端がアラインメントされると、アラインメントされる。これら板には、これら3つの板1、2、3をアラインメントさせるために、アパ−チャ33、34、35の上端及び下端と係合する圧縮ばね36が設けられている。
ブシュ25は、案内バー41、42上に摺動可能なように設けられている。これら案内バーの一方だけが、図1に示されている。これら案内バーは、板1、2、3が設けられる正面側が開いているハウジング43内で支持されている。ブシュは、図1で示されるように、上の一対と下の一対とに分けられ、これら対は垂直方向に離れて位置されている。ウォームギヤ45によって上ブシュと下ブシュとの間を案内バーに沿って長軸方向に動かされ得る摺動バー44が、上ブシュと下ブシュとの間を案内バー41、42上で摺動可能なように設けられている。ウォームギヤは、案内バー41、42に対して平行なハウジング43を通って長軸方向に延び、軸受部46、47によってこのハウジング中に回動可能なように設けられている。ウォームギヤ45は、これの端部で、モータ67の駆動シャフト上に設けられたピニオンギヤ66とかみあう平歯車65を支持している。モータ67は、ウォームギヤ45を回動可能に駆動するように動作可能であり、ハウジング43に取着された取り付け板68に設けられる。
【0022】
スロット48が、摺動バー44の前面に形成され、このスロット中には、以下に説明されるように、前記圧縮ばね36の付勢力に抗して案内板2を第1並びに第3の板1、3に対して移動させる(図1で上方に移動させる)ように案内板2と共働するリフティングブラケット51が、摺動可能に設けられている。このリフティングブラケット51は、後述する動作の説明で判るように、摺動バー44のスロット48中を前後方向にと摺動可能であり、また、リフティングブラケット51の上下方向の移動により、このリフティングブラケット51と共に上下方向に移動可能であるように、スロット48中に配置されている。また、穴部49が、スロット48の後面に面した摺動バー44の前面の部分に、形成されている。この穴部49中には、圧縮ばね50が設けられ、このばねは、摺動バー44とリフティングブラケット51との間に位置されて、スロット48中のリフティングブラケット51を板1、2、3に向けて、即ち、前方に向けて、リフティングブラケットに付勢するように係合する。
【0023】
第3の板3には、ほぼ“T”字形状のアパ−チャ55が形成されている。このアパ−チャの下部は、リフティングブラケット51の前方に突出したパネル52が、第3の板3のアパーチャ55を通って突き出て、案内板2内に形成されたほぼ矩形のリフティングアパーチャ56内に係合し得るように、広がっている。これらアパーチャ55、56は、3つの板1、2、3が互いにアラインメントされ、アパーチャ55、56の下側もまたアラインメントされるように、第3の板3と案内板2とに夫々位置されている。しかし、“T”字形状のアパーチャ55の広がった下部は、案内板2に形成されたリフティングアパーチャ56よりも僅かに長くなっている。これは、リフティングブラケット51は、摺動バー44によってアンビル面から離れるように移動されるのに従って、“T”字形状のアパーチャ内の狭くなった部分に到達する前にリフティングアパーチャ56の上端と係合するように設定されている。リフティングブラケット51が更に上方へ動くと、案内板2は、このリフティングブラケット51によって、これの第1のアラインメント位置から第2の位置へと上方へ運ばれる。
【0024】
図1並びに図6でより明らかに示されているように、“T”字形状のアパーチャ55の前記広がった下部は、これの上端の両側に、案内板2に向かって下方に傾斜された1対の傾斜部57を有する。リフティングブラケット51が上方へ動き続ける間、これら傾斜部の後面は、このブラケットに形成された側面部(前端面の両側部)と係合している。この結果、リフティングブラケット51が上方に移動されるのに従って、このリフティングブラケット51は、スロット48中で後方に移動する。そして、この後方への移動により、ブラケット51は、これがリフティングアパーチャ56から解放される(抜ける)とすぐに付勢ばね50の力に逆らって摺動バー44に向けて押される。かくして、案内板2は、摺動バー44から解放され、リフティングブラケット51は、摺動バー44によって、案内板2と第3の板3とは関係なく(上方へ移動させることはなく)“T”字形状のアパーチャ55に沿って、上方へ動き続けることができる。
【0025】
また、ロック板58が、1対の上ブシュ25(上側のブッシュ)と摺動バー44との間を案内バー41、42に沿って(案内バー41、42は、ロック板58の1対の透孔を貫通している)摺動可能なように設けられている。このロック板58は、このロック板58によって第3の板3が移動する(ロック板58と第3の板3とが別々に移動する)のを阻止するように、“T”字形状のアパーチャ55の上部(横方向に延びたスロット部)内に係合する突出部を前端に有する。圧縮ばねの形状をしたロックばね59が、前記1対の上ブシュ25の一方とロック板58の上面の間で、案内バー41、42の一方の側(案内バー42側)に位置するように設けられている。即ち、このロックばね49は、上方から見て、ロック板58の中心から、ロック板58の横側に変位されている。従って、このロック板58を、案内バー41、42に対して横方向の傾斜位置に付勢する(この傾斜位置は、前述したように1対の上ブシュ25と第1の板1のアパーチャ32並びに第3の板3のアパーチャ30とが係合し、ロック板58の前記突出部と前記“T”字形状のアパーチャ55とが係合していることと、以下に説明するように、ロック板58の透孔の内周面とこの透孔を貫通した案内バー41,42の外周面との間に遊びがあることとにより、可能となっている)。この横方向の傾斜位置と同様に、ロック板58は、前後方向の傾斜位置もとることができる。この前後方向の傾斜位置は、図12に示すように、第2の板2に向かって上方に傾斜した位置である。この前後方向の傾斜位置は、ロック板58をロックばね49が下方に押圧することにより、ロック板58が、第3の板3の“T”字形状のアパーチャ55の上部(横方向に延びたスロット部)を中心として回動することにより得られる位置である。このロック板58と案内バー41、42の一方との間の前記遊び(tolerance)は、他方の案内バーに対する遊びと比較的近い。かくして、この傾斜位置に、ロック板は、2の案内バー41、42のうちの前記一方の外周面と透孔の内周面との間の摩擦係合により維持される。この結果、第1の板1と第3の板3とは、長軸方向(上下方向)への移動が、案内バー41、42により固定されたロック板58により阻止される。ロック板は、傾斜されている際には案内バー41、42の一方のみを把持することが、即ち、前述したように一方のみと摩擦して係合することが好ましい。代って、ロック板は、案内バー41、42の両方を把持するようにさせることも可能である。ロック板58は、図13並びに14に示されているように、傾斜していないとき、即ち、水平な位置のときには、前記摩擦係合しないので、案内バー41,42に沿って上下方向に移動可能である。
【0026】
留め機構の動作が、図2乃至図6に関連して説明される。
図6は、次の留め動作の準備のためのリセット位置にある状態を示す。この位置では、3つの板1、2、3の全ては、案内板2の突出縁部60と係合したアーム部18、8のフック16によって、アラインメントされ、かくして、留めウィング7、17を、これらの最初の非留め位置に保持する。更に、板1、2、3は、ウォームギヤ45によってロック板58と当接されるようにハウジングの上部まで動かされた摺動バー44により案内バー41、42に沿った動きの上端の位置に保持された1対の上ブシュ25によって、最も上の位置に配置される。
【0027】
留め動作が開始されると、モータ67は、ウォームギヤ45を回動させるように駆動され、このウォームギヤは、摺動バー44を、案内バー41、42に沿って下ブシュ25の対(1対の下側のブシュ)に向けて下方へ動かす。摺動バー44が“T”字形状の開口(アパーチャ)55の広がった下部に対向する位置のところを通るとき、リフティングブラケット51は、これの前方に突出したパネル52が第3の板のアパーチャ55、案内板のアパーチャ56中を突き出るように、ばね50によって摺動バー44のスロット中を前方に押されて移動する。この状態で、摺動バー44は、さらにモータ67によって下方へ連続して移動される。この移動の間には、板1、2、3と4つのブシュ25とは、摺動バー44の下面が前記1対の下ブシュの上面と当接するまで、静止した状態に維持される。即ち、板1、2、3は、一体的に固定されて動かない。このように動かないのは、板1,2,3と係合しているブシュ25のうちの上ブシュがロック板58により下方への移動を阻止されているからである。そして、摺動バー44は、下ブシュ25と当接した後は、下ブシュ25を、案内バー41、42に沿って下方へ押す。この押す力は、ロック板58による上ブシュの移動阻止力よりも強いので、上ブシュと共にこのアッセンブリー(留め機構)は、図3、7、11、15に示された位置へと動かされる。この位置で、使用時に、3つの板1、2、3の下端によって形成されたアンビル面が、ステープルされる紙のスタックに押される。このステージでは、3つの板から成るアンビルアッセンブリー、留めウィング、付随部が、単一のアッセンブリーとして動かされるので、駆動のためのアーム部8、18のフック16は、案内板2の突出縁部60と係合された状態に維持され、かくして、留めウィング7、17は、図20に示された第1の位置に維持される。
【0028】
アンビル板が紙のスタック70に押されると、ステープル71は、該分野では公知の、かくしてここでは詳しく説明されない方法で、ステープルの頭部が紙を貫通するように押される。2つのステープル脚部72は、紙を貫通すると、案内板2の両側に形成された空間内に係合し、第1の留めウィングと第2の留めウィングの留め面の方へ、夫々案内される。留めウィング7、17は、このステージでは、これらの第1の非留め位置にあるが、ステープル脚部72の長さと紙のスタック70の厚さとに応じて、各ステープル脚部72のチップが、これの関連した留めウィングの留め面と係合し、図21乃至24に示された、これの留め位置へ曲げられ得る。
【0029】
ステープルが紙のスタックを完全に貫通すると、モータ67の駆動方向は、反転され、かくして、摺動バー44は、ハウジング43内を、ブラケット51を運ぶ案内バー41、42に沿って上方へ移動される。摺動バー44が上方へ移動すると、ブラケットの突出パネル52は、リフティングアパーチャ56の上端に着くまで、案内部と第3のパネルとの中をアパーチャ55、56に沿って摺動する。このステージでは、摺動バー44の継続的な上方への動きによって、ブラケット51が、案内板2を持上げるようにし、この案内板2を、付勢ばね36による付勢のもとで、第1の位置から第2の位置へと動かす。これら位置の間の距離は、3mm以下であるのが好ましい。しかし、第1の板1、第3の板3は、上述されたような、第3の板3をロックして、案内バー41、42に沿った動きを傾斜位置から生じる摩擦によって制止するロック板58によって、静止した状態に維持される。この傾斜位置は、ばね59に付勢することによって、案内バー41、42上で果たされる。
【0030】
案内板2が、留めウィング7、17及び、上述されたように第1の板、第3の板に夫々設けられた関連した部品に対してだけでなく、第1の板1、第3の板3に対しても持上げられると、突出縁部60は、駆動レバー8、18のフック16との係合から解放される。これによって、各レバー8、18は、解放されて、ばね12、22が付勢している状態で、これの関連した留めウィングのカム面に対して回動する。留めウィング7、17は、これらの回動点を中心に、これらの第2の留め位置へと回動され、ステープル脚部72は、図17、図20に示されるように留められる。フック16は、好ましくは3mm前後であり、かくして、上述されるように、第2の板は、駆動レバー8、18を解放するためには、最大3mmは動き得る必要がある。
【0031】
図26の拡大斜視図により明らかに示されるように、留めウィング7、17の留め面7a、17aは、互いに傾斜され、かくして、各ウィング7、17が、これの留め位置へ向かって移動するのに従って夫々関連したステープル脚部を押すと同時に、カム動作が、留め面とステープル脚部との間に生じ、2つのステープル脚部を互いの方へ向かって曲げる。2つの脚部72を紙のスタック70を貫通するように押して、これらが関連した留めウィング7、17の留め面7a、17aと係合されるように分ける案内板2は、留める前に、好ましくは3mmまでのみ引かれるので、留めウィング7、17の傾斜された留め面は、留め運動の最後のステージで、ステープル脚部72が横方向に確実に押されるのを可能にする。かくして、これら脚部は、留め動作が完了したときにこれらの間に不要な空間ができないように並んで位置される。
【0032】
リフティングブラケット51は、パネル52が“T”字形状のアパーチャ55の広がった部分の上端に形成された傾斜部57に到達するまで、案内板2を連続して持上げる。このブラケット51の側面部上の傾斜部のカム作用の影響で、ブラケット51は、ばね50が付勢している状態で、アパーチャ55、56から摺動バー44に向けて後退される。これは、ウォームギヤ45を通してモータ67によって駆動される摺動バー44が連続して上方へ動き、板1、2、3がこれに対して静止した状態を維持する。そして、案内板は、図22に示されるような突出縁部50の下で係合している、駆動レバー8、18のフック形状の端部16によって、ばね36が付勢している状態で第1の板と第3の板とアラインメントされた第1の位置に戻らないようにされる。
【0033】
摺動バー44は、ロック板58に近づくと、ロック板58が水平になるまでばね59の駆動力に抗して傾斜された下端を上方へ押し、そして、3つの板1、2、3とこれに接続されたブシュと共に、このロック板58を上方へ動かす。板1、2、3並びにこれら板に接続された部品とがハウジング43中を戻るように上方へ動かされるのに従って、留めウィングの側方に突出した第2のレバーアーム部10は、ハウジングに形成された側面板100、101と係合し、図13、14に示されるように下方へ押され、この結果、留めウィング7、17並びにこれらに関連した駆動レバー8、18を、ばね12、22の力に抗してこれらの第1の位置に戻す。駆動レバーのフック16が案内板2の突出縁部60の下から解放されると、案内板は、復帰ばね36の駆動力により、第1の板1と第3の板3とに対して下方へ摺動可能となり、第1の位置へと戻ると、この案内板は、留めウィング7、17を次の動作のためのこれらの第1の非留め位置にロックするように、突出縁部60がフック16の両側と再び係合する。
【0034】
好ましくは、板1、2、3は、これらの下端4、5、6から表面に延びたステープル脚部案内傾斜部80を夫々有しており、これら板の間に、留めウィング7、17が位置されている。ステープル脚部72は、隣接した板1、2間の空間と、板2、3間の空間に形成された目的スロット(target slot)と完全にアラインメントされているときには、案内傾斜部80の一方の傾斜面と係合し、スロット中に案内され、かくして、これが紙のスタック70を貫通されるように、留めウィング7の留め面7aと適当に係合される。
【0035】
示された実施形態では、案内板の突出縁部60は、リフティングアパーチャの下端に形成されているが、これは、勿論、上述されたような方法で縁部60と相互作用するように駆動レバーがサイズを合わせられ、位置付けられ得る限り、どこにでも位置され得る。更に、留めウィングの留め面は、傾斜される代わりに、曲げられたり、ステープル脚部72とのカム運動を生じるような他の形状にされることもできるが、この際には、留め面がステープル脚部を互いの方へ押し、留め動作が完了した際にはこれらステープル脚部が最小限の距離だけ離れているようにすることが必要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係わる留め機構の等角分解図である。
【図2】図2は、留め動作中の1つのステージにおける、図1の機構の分解断面図である。
【図3】図3は、留め動作中の1つのステージにおける、図1の機構の分解断面図である。
【図4】図4は、留め動作中の1つのステージにおける、図1の機構の分解断面図である。
【図5】図5は、留め動作中の1つのステージにおける、図1の機構の分解断面図である。
【図6】図6は、図2に示された留め動作中の1つのステージにおける、図1の機構の断面図である。
【図7】図7は、図3に示された留め動作中の1つのステージにおける、図1の機構の断面図である。
【図8】図8は、図4に示された留め動作中の1つのステージにおける、図1の機構の断面図である。
【図9】図9は、図5に示された留め動作中の1つのステージにおける、図1の機構の断面図である。
【図10】図10は、留め動作中の1ステージにおける、図1の機構の正面からの部分断面図である。
【図11】図11は、留め動作中の1ステージにおける、図1の機構の正面からの部分断面図である。
【図12】図12は、留め動作中の1ステージにおける、図1の機構の正面からの部分断面図である。
【図13】図13は、留め動作中の1ステージにおける、図1の機構の正面からの部分断面図である。
【図14】図14は、留め動作中の1ステージにおける、図1の機構の正面からの部分断面図である。
【図15】図15は、ステープルの留め動作の1ステージにおける、本発明の機構の正面図である。
【図16】図16は、ステープルの留め動作の1ステージにおける、本発明の機構の正面図である。
【図17】図17は、ステープルの留め動作の1ステージにおける、本発明の機構の正面図である。
【図18】図18は、ステープルの留め動作の1ステージにおける、本発明の機構の正面図である。
【図19】図19は、ステープルの留め動作の1ステージにおける、本発明の機構の正面図である。
【図20】図20は、薄いワークピースへの固定のために使用されるステープルの留め動作中の1つの位置にある機構を示す、請求項1の留め機構の正面からの断面図である。
【図21】図21は、厚いワークピースへの固定のために使用されるステープルの留め動作中の1つの位置にある機構を示す、請求項1の留め機構の正面からの断面図である。
【図22】図22は、薄いワークピースへの固定のために使用されるステープルの留め動作中の1つの位置にある機構を示す、請求項1の留め機構の正面からの断面図である。
【図23】図23は、厚いワークピースへの固定のために使用されるステープルの留め動作中の1つの位置における機構を示す、請求項1の留め機構の正面からの断面図である。
【図24】図24は、厚いワークピースへの固定のために使用されるステープルの留め動作中の1つの位置における機構を示す、請求項1の留め機構の正面からの断面図である。
【図25】図25は、厚いワークピースへの固定のために使用されるステープルの留め動作中の1つの位置における機構を示す、請求項1の留め機構の正面からの断面図である。
【図26】図26は、留められた脚部を、ステープルクラウンと実質的にアラインメントさせる留めウィングの留め面上のチャンバを示す、留められたステープルの斜視図である。
【符号の説明】
1…第1の板、2…第2の板、3…第3の板、43…ハウジング、72…ステープル脚部。
Claims (18)
- 第1の板と第3の板との間に第2の板が位置され、夫々間隔を空けて併設するように配置された、第1の板、第2の板、並びに第3の板と、これら第1の板と第2の板との間の空間に形成された第1のスロット内に、使用時に受けられた第1のステープル脚部を留めるように動作可能であり、第1の板と第2の板との間に位置された第1の留め手段と、前記第2の板と第3の板との間の空間に形成された第2のスロット内に使用時に受けられた第2のステープル脚部を留めるように動作可能であり、第2の板と第3の板との間に位置された第2の留め手段とを具備し、前記第1の板と第3の板とは、留め機構のアンビル面を形成する少なくとも1つのアラインメントされた一端を有し、前記第2の板は、第1のアラインメント位置と第2の後退位置との間を、第1の板と第3の板に対して移動可能であり、前記第1のアラインメント位置では、第2の板は、2つのステープル脚部が、夫々のスロット内に係合することにより、これらステープル脚部相互で互いに邪魔しないように前記アンビル面によってアラインメントされるエッジを有し、また、前記第2の後退位置では、このエッジは、使用時に、前記挿入されたステープル脚部間から少なくとも部分的に引っ込められるように、アンビル面から引かれ、
前記第1の留め手段と第2の留め手段とは、夫々留め面を有し、これら留め面は、使用時に各留め手段と関連したステープル脚部との間にカム運動を生じるように、互いに傾斜されており、前記カム運動は、ステープル脚部を、ステープルの頭部がアラインメントされるように実質的に側方へ押す、
ステープルを案内して留めるための留め機構。 - 前記第2の板が第1のアラインメント位置にあるときにアラインメントされる第1の板、第2の板、並びに第3の板に形成された3つのアパーチャ内に係合する圧縮ばねの形状の板付勢手段を更に具備しており、この圧縮ばねの軸は、第1の板に対する第2の板の移動方向に対して平行であり、第2の板は、前記第1のアラインメント位置へと付勢される請求項1の留め機構。
- 前記第1の留め手段と第2の留め手段との各々は、前記第1ないし第3の板の1つに回動可能なように装着されて第1の非留め位置と第2の留め位置との間で回動可能な留めウィングと、前記留め手段と関連して各留め手段を留め位置に付勢する留め付勢手段と、前記各留め手段を付勢手段の力に抗して非留め位置に保持するように動作可能なロック手段とを有している請求項1もしくは2の留め機構。
- 前記ロック手段は、第2の板が第1のアラインメント位置にあるときに、第1の留め手段と第2の留め手段とを非留め位置にロックするように、第1の留め手段と第2の留め手段とに夫々係合する、第2の板の両側に夫々形成された突出縁部を有する請求項3の留め機構。
- 前記各留め手段は、第2の板の第1のアラインメント位置で関連した留めウィングと係合してこのウィングを留め位置に動かすように駆動可能な駆動部材を有し、また、前記ロック手段は、この駆動部材と係合してこの駆動部材が自身で動くのを防ぐ請求項3もしくは4の留め機構。
- 前記第2の板の第2の後退位置では、前記駆動部材は、第2の板がこれの第1の位置に戻るのを防ぐように、ロック手段の下に係合する請求項5の留め機構。
- 前記第1の駆動部材と第2の駆動部材との各々は、前記第1の板と第3の板とに回動可能なように装着され、また、前記留め付勢手段は、関連した留めウィングに対して付勢するように、第1の駆動部材と第2の駆動部材とを係合させている請求項5もしくは6の留め機構。
- 前記各留めウィングは、前記板の外周から突出し、共に非留め位置へ留められた状態からこれの留め部を回動させるように駆動され得るレバーアーム部を有する請求項3乃至7のいずれか1の留め機構。
- 前記第1ないし第3の板がこれらの突出位置から後退位置へと動き、留めウィングをこれらの留め位置から非留め位置へと動かすのに従って、留めウイングの前記レバーアーム部は、留め機構の所定のフランジ部と係合して、かくして、第2の板を、付勢手段の力のもとで、第1の板と第3の板とに対してアラインメント位置へと戻すように解放する請求項8の留め機構。
- 複数の案内バーを備えたハウジングを更に具備し、これら案内バーには、前記複数の板がこのハウジングに対して動かされ得るように接続されているブシュが、摺動可能なように設けられている請求項1乃至9のいずれか1の留め機構。
- 前記第1の板、第2の板、並びに第3の板は、取り付けアパーチャを夫々有し、これらアパーチャ内には、前記ブシュのスタッドが係合し、また、第1の板と第3の板との前記アパーチャは、第1の板と第3の板とが、互いに動くのをスタッドにより阻止されるように、スタッドの断面に対して相補的なサイズと形状とを夫々有しており、そして、第2の板の前記アパーチャは、この第2の板が制限範囲内でスタッドに沿って動かされるように、スタッドの断面と比較してアンビル面に向かって延びている請求項10の留め機構。
- 前記案内バーに摺動可能に設けられ、第1の板と第3の板とが前記ハウジングに対して動かないようにロックするよう動作し得るロック板を更に具備する請求項10もしくは11の留め機構。
- 前記ロック板は、前記案内バーに対して、第1の水平位置と第2の傾斜位置との間で傾斜可能であり、このロック板は、第1の水平位置では、案内バーに沿って摺動可能であり、また、第2の傾斜位置では、摩擦によって案内バーと係合してこの案内バーに沿った摺動運動が制止され、また、傾動ばねが、ロック板に、前記ロック板とブシュの一つとの間で非対称に位置付けられ、ロック板をこれの傾斜位置へと付勢する請求項12の留め機構。
- 留め機構を動作させるように駆動手段によって駆動される駆動ヘッドを更に具備し、この駆動ヘッドは、第2の板と第3の板とに形成された細長いアパーチャ内に、これら板を駆動ヘッドの動きと連動させるように係合し、ヘッドの表面から突出したブラケットを有し、このブラケットは、アパーチャから駆動ヘッド中へと後退可能であり、そして、前記駆動ヘッドは、アパーチャ中にブラケットが突出する突出位置へとブラケットを付勢するブラケット付勢手段を有する請求項1乃至13のいずれか1の留め機構。
- 前記アンビル面に近い、第2の板と第3の板の細長いアパーチャの端部は、第2の板がこれのアラインメント位置にあるときにアラインメントされ、かくして、案内バーに沿ってアンビル面の方向へ駆動ヘッドが動くと、前記ブラケットは前記端部と係合し、使用時にワークピースにアンビル面を押すように、ハウジングに対してアラインメントされた第1の板、第2の板、並びに第3の板を突出位置へと動かす請求項14の留め機構。
- アンビル面から離れるように案内バーに沿って駆動ヘッドが動くと、ブラケットは、第2の板の細長いアパーチャの、アンビル面から離れた端部と係合して、この第2の板を、第1の板、第3の板、並びにハウジングに対して、第1のアラインメント位置から第2の後退位置へと動かし、一方で、第1の板並びに第3の板は、ハウジングに対して静止した状態を維持するように、前記第2の板の細長いアパーチャは、駆動ヘッドの移動する方向で、第3の板のアパーチャよりも短い請求項15の留め機構。
- ステープル脚部を、ワークピースを貫通させて案内板の両側の留め機構に挿入させる工程と、案内板を、ステープル脚部の間から後退させる工程と、続いてステープル脚部を留める工程とを具備する、請求項1ないし16のいずれか1の留め機構を使用してステープルを留めるための方法。
- 間隔を空けて、併設された3つの板から成るアンビル面をワークピースの一側に対して駆動する工程と、ワークピースの他側から貫通するようにステープルを押して、これらステープル脚部を、案内板を形成する、併設された板のうちの真ん中の板の両側のアパーチャ内に係合させる工程と、側板に対して案内板を後退させる工程と、ステープル脚部をワークピースに留めるために留め手段を駆動する工程と、ワークピースからアンビルを引き出す工程と、側板に対して案内板をこれの最初の位置に戻す工程とを更に具備する請求項17のステープルを留めるための方法。
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