JP4363552B1 - 思い出に関するデジタルデータの管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】思い出が記録されたデジタルデータを、人の記憶に即して分類・管理し、さらに思い出に関連する他の一般情報において、人の記憶に即してリンク・管理する方法を提供する。
【解決手段】思い出を記録しているデジタルデータと関連一般情報の管理方法であって、サーバー・システムの制御のもとでは、ユーザー、思い出、環境、時間の経過など様々な情報を基に、思い出デジタルデータの重み付け分類アルゴリズムおよび一般情報との重み付けリンク・アルゴリズムを通して、思い出デジタルデータとその関連一般情報とのリンクそれぞれに、思い出またはリンクそのものの大きさ、人の記憶に残存する鮮明さ、実際に人の心の中を占めている強度、を連結して格納する、これにより全ての思い出デジタルデータとその関連情報ごとに重み付けをして、人の心と記憶に即した思い出管理を実現し、クライアント・システムからの様々なタイプの照会・閲覧要求に応える。
【選択図】図0001

Description

本発明は、人の持つ、あるいは持っていた思い出を記録するデジタルデータ(以下、思い出デジタルデータという)、および前記思い出デジタルデータに関連する他の一般情報デジタルデータ(以下、思い出リンクデータという)を管理するためのコンピュータ活用方法に関する。
従来の思い出デジタルデータの管理は、思い出に限らずデジタルデータ全般を扱う汎用的なデジタルデータ管理システム、または画像デジタルデータを中心とした思い出専用のデジタルデータ管理システムのいずれかの2形態に大別される。そして各々のシステムはスタンドアロン型とクライアント・サーバー型に分かれるが、本発明はスタンドアロン型とクライアント・サーバー型の違いには依存しないため、この点については割愛する。
汎用的なデジタルデータ管理システムの主な機能としては、思い出デジタルデータの管理システムへの登録・変更・削除、登録後の分類、印刷、および閲覧がある。思い出専用のデジタルデータ管理システムは、前記の機能に加えて、アルバム作成および自分史の作成などの付加価値機能を提供するシステムがある。アルバム作成機能では、思い出デジタルデータを時系列に分類し、タイトルやコメントを付加したり、画像の一部を加工・編集できる。自分史はさらに、自身の経歴や記念イベント、他の歴史的事柄などを追加しながら自分自身の歴史を残すことを目的としたものである。また、いずれのシステムにおいても、思い出デジタルデータは一様の重み付けで管理されており、思い出そのものの大きさや人の記憶・心への残存度合いが大切な要素となる思い出デジタルデータの管理としては最適ではなく、分類作業もユーザーが試行錯誤しながら自身にて行うこととなる。
特開2008−39573
以上の技術によれば、詳細は後述するが、「単一の重み付けでの思い出デジタルデータの管理による、使い勝手の悪さおよび非効率さ」、「その他一般情報のデジタルデータの単一の重み付け管理による、使い勝手の悪さおよび非効率さ」、および「思い出デジタルデータ管理システムと一般情報のデジタルデータ管理システムの非リンク(システム的に接続されていない)、による使い勝手の悪さと非効率さ」が存在する。一言で言うと、以上の技術では、人間に蓄積された思い出を、より人間らしく適切に保管・管理する技術およびシステムが存在していないのである。
図08は、既存技術による典型的なシステム構成図の一例を示す。ユニットU0801は、思い出デジタルデータの管理システム内のサーバーであり、U0802はそこへ格納されている思い出デジタルデータである。これらデータとサーバーは社内LANなどを経由して、インターネットなどの外部通信ネットワークU0803に接続されサービスを提供している。思い出デジタルデータのクライアントは、登録クライアントと照会クライアントに大別される。通信ネットワークU0803に接続された登録クライアントU0804にて、ユーザーは、デジタルカメラおよびビデオカメラにて撮影された思い出、またはスキャナーから読み込まれた思い出のデジタルデータを、管理システムのサーバーへ登録する。
この時、思い出を適切に分類して管理したいユーザーは、「ユーザーの知識&見識に基づいたユーザーによる思い出データの分類作業」U0808が必要になる。例えば、深い思い出と浅い(平凡な)思い出、または古き良き思い出と最近の記憶が鮮明な思い出などを区別する方法は管理システムにて確立されていないため、ユーザー自身が都度分類をしなければならない。すなわち、既存技術には「単一の重み付けでの思い出デジタルデータの管理による、使い勝手の悪さおよび非効率さ」が存在するのである。前記「単一の重み付けでの思い出デジタルデータの管理」とは、保管管理されている各々の思い出デジタルデータが、その思い出の強さや大きさを表す情報を持っておらず、全てが同一レベルの思い出として管理されている事を指す。そのため従来の方法では効果的な検索・閲覧が困難となる。例えば、強い思い出の順に思い出データを抽出することは不可能であり、またユーザー自身の記憶が薄れている中で古き良き思い出を見つける場合、対象となるグループや検索キーワードが設定できないために、該当する情報を十分に絞りきれず、該当の思い出を見つけるまで全ての思い出デジタルデータを順番に探す、というように時間と手間がかかることにもなる。
通信ネットワークU0803に接続された照会クライアントU0805およびU0806にて、ユーザーは、思い出デジタルデータ管理システムに登録された思い出デジタルデータを照会することができる。しかし前記同様に、思い出を適切に切り分けて照会したいユーザーは、「ユーザーの知識&見識に基づいたユーザーによる思い出データの分類作業」U0808を記憶しておき、それに即した検索をしなければならない。
また、登録した思い出デジタルデータのみならず他の関連情報もその思い出と一緒に管理したい場合や、アルバムや自分史を作成する場合など、撮影したデジタルデータに関連する他の情報を連結(以下、リンクともいう)して保管したいユーザーは、その他一般情報を格納する外部管理システム群U0807などにてリンクしたい情報を検索、抽出しなければならない。この時、一般情報を適切に抽出したいユーザーは、「ユーザーの知識&見識に基づいたユーザーによる一般情報の抽出作業」U0809が必要になる。すなわち、既存技術には「思い出デジタルデータ管理システムと一般情報のデジタルデータ管理システムの非リンク(システム的に接続されていない)、による使い勝手の悪さと非効率さ」が存在するのである。前記「思い出デジタルデータ管理システムと一般情報のデジタルデータ管理システムの非リンク」とは、思い出の適切な分類時や、アルバム作成および自分史の作成作業時に必要となる、思い出に関連しているその他一般情報をユーザー自身が、思い出デジタルデータ管理システムとは異なる別システムによって情報収集し分析しなければならないという事を指す。例えば、アルバムや自分史内の追加コメント作成時に、その当時に起きていたニュースや宿泊していたホテルに関する情報を載せたい場合、インターネット上でのオンライン情報や場合によっては新聞や雑誌といったオフライン情報から、必要となる情報のための取捨選択およびコンテンツの抜き出しをしなければならず、操作性の面において手間と時間がかかる作業となる。これら思い出にリンクさせたい一般情報を見つけるシステムは、思い出デジタルデータ管理システムとはリンクしていない(繋がっていない)のである。
加えて、前記抽出した一般情報デジタルデータは、抽出しただけで終わりではなく、対象となる思い出デジタルデータに適切にリンクして保管する必要がある。この時、前記対象となる思い出デジタルデータの登録と前記一般情報デジタルデータの抽出後にユーザーは、「ユーザーの知識&見識に基づいたユーザーによる思い出データと一般情報データのリンク作業」U0810が必要になる。すなわち既存技術には、「その他一般情報のデジタルデータの単一の重み付け管理による、使い勝手の悪さおよび非効率さ」が存在するのである。前記「その他一般情報のデジタルデータの単一の重み付け管理」とは、思い出そのものだけでなく、その思い出と併せて記憶に残されている、その他一般情報とその思い出の関連度について、その強さを表す情報を持っておらず、全てが同一レベルの関連度として管理されている事を指す。例えば、家族でオーストラリア旅行に出かけたときの写真とともに、現地で聞いた原住民の民族音楽、水不足に貢献していた日本企業のニュース、美味しかったマンゴー、などの情報も併せて保管したいとする。その時、これら情報は同一レベルではなく、重要度1としてマンゴー、2として民族音楽、3としてニュースという順に保管したいかもしれない。しかし、既存技術ではこういった機能は提供されておらずユーザー自身にて都度分類およびリンクをしなくてはならないのである。このことは、前記思い出に関連している一般情報に対する効果的な検索・閲覧も困難であることを示す。例えば、思い出と関連の強い一般情報を、関連度の強い順に抽出することが不可能となるのである。また、これら一般情報の保管時には、上層アプリケーションであるアルバム作成機能や自分史作成機能の中で、他の関連情報をユーザー自身にて追記したり、通常のデジタルデータのみの管理の中に例外的に盛り込んで保管する必要も生じる。
そこで本発明は、コンピュータ・システムの活用において、1)思い出デジタルデータにおいて、思い出の大きさや時間経過などによる記憶の色褪せを思い出の付属情報として連結することによる、実際の人の記憶に即した、さらには記憶を補完する思い出の重み付け分類および管理方法、2)思い出にリンクする一般情報デジタルデータにおいて、リンクの大きさや時間経過などによる記憶の薄れをそのリンクデータと連結することによる、実際の人の記憶に即した、あるいは記憶を補完する思い出リンクデータの重み付けリンクおよび管理方法、および、3)一般情報の収集システムと思い出デジタルデータ管理システムの物理的および論理的リンク、の3つを実現することを課題とする。ここで1)と2)は本発明の請求の範囲内であるが、3)一般情報の収集システムと思い出デジタルデータ管理システムの物理的および論理的リンクは、単に2つ以上の情報を連結したことにすぎないため、本発明の請求範囲外とするが、本発明の副次効果とも言えるため、本項そして後述の項に記載している。
以上の課題を解決するために、第一発明は、思い出を記録している思い出デジタルデータの管理方法であって、前記思い出デジタルデータはクライアント・システム側のユーザーとサーバー・システムの思い出デジタルデータ管理システムによって登録・保管され、クライアント・システム側の前記ユーザーまたは前記ユーザーに登録・許可された許可ユーザーによって照会されるものにおいて、当該方法は、前記サーバー・システムの制御のもとでは、前記思い出デジタルデータ登録・更新時、前記思い出デジタルデータに、思い出そのものの良し悪しと大きさを表す「思い出サイズ」と、人の記憶への残存の程度を表す「思い出鮮明度」と、ある時点において前記思い出が実際にその人にとっての大切さの程度を表す「思い出強度」を関連付けることで、各々の思い出デジタルデータごとに重み付けをして前記サーバー・システムに格納し、前記ユーザーまたは前記許可ユーザーは、前記重み付け、すなわち、前記「思い出サイズ」、前記「思い出鮮明度」、前記「思い出強度」ごと、あるいはそれらの組み合わせを条件として前記格納された思い出デジタルデータの照会・閲覧する、以上によって、前記思い出デジタルデータに前記重み付けをして管理することを特徴とする。
また、第二発明は、第一発明に記載の方法において、前記「思い出サイズ」は、前記ユーザー情報の登録時、または前記思い出デジタルデータ登録時に、前記思い出発生時の様々な状況情報(静的情報)、すなわち、照会対象である前記思い出デジタルデータ固有の情報、前記照会要求をしているユーザーまたは許可ユーザー固有の情報、および前記思い出の発生していた当時の場面・政治経済情勢・流行風潮などの環境情報、によって算出され初期設定されることを特徴とする。
また、第三発明は、第一発明または第二発明に記載の方法において、前記「思い出サイズ」および前記「思い出鮮明度」は、前記思い出デジタルデータ登録後の状況の変化・変遷に関する情報(動的情報)、すなわち、前記照会要求をしているユーザーまたは許可ユーザー固有情報の時系列での変化に関する情報、場面・政治経済情勢・流行風潮などの環境情報の時系列での変化に関する情報、前記ユーザーの行動に関する情報、および時間経過による記憶の衰退、によって適宜再計算され修正されることを特徴とする。
また、第四発明は、第二発明または第三発明に記載の方法において、前記照会要求をしているユーザーまたは許可ユーザー固有の情報、前記場面・政治経済情勢・流行風潮などの環境情報、前記ユーザーの行動に関する情報、前記「思い出サイズ」、前記「思い出鮮明度」、および前記「思い出強度」は、変更履歴を記録として残し、蓄積することを特徴とする。
また、第五発明は、思い出デジタルデータに含まれる思い出に関連する他の一般情報デジタルデータの管理方法であって、前記一般情報デジタルデータはクライアント・システム側のユーザーとサーバー・システムの思い出リンクデータ管理システムによって対象となる思い出デジタルデータに連結(以下、リンクという)・保管され、クライアント・システム側の前記ユーザーまたは前記ユーザーに登録・許可された許可ユーザーによって照会されるものにおいて、当該方法は、前記サーバー・システムの制御のもとでは、前記一般情報デジタルデータのリンクおよび更新時、前記リンクに、一般情報デジタルデータそのものの良し悪しと大きさを表す「リンク・サイズ」と、人の記憶への残存の程度を表す「リンク鮮明度」と、ある時点において前記一般情報デジタルデータの内容が実際にその人の思い出の中で占める程度を表す「リンク強度」を関連付けることで、各々の思い出にリンクされた一般情報デジタルデータごとに重み付けをして前記サーバー・システムに格納し、前記ユーザーまたは許可ユーザーは、前記重み付け、すなわち、前記「リンク・サイズ」、前記「リンク鮮明度」、前記「リンク強度」ごと、あるいはそれらの組み合わせを条件として前記格納された思い出リンクデータの照会・閲覧する、以上によって、前記思い出リンクデータに前記重み付けをして管理することを特徴とする。
また、第六発明は、第五発明に記載の方法において、前記「リンク・サイズ」は、前記ユーザー情報の登録時、または前記一般情報デジタルデータのリンク時に、前記思い出発生時の様々な状況情報(静的情報)、すなわち、照会対象である前記一般情報デジタルデータ固有の情報、前記照会要求をしているユーザーまたは許可ユーザー固有の情報、および前記思い出の発生していた当時の場面・政治経済情勢・流行風潮などの環境情報、によって算出され初期設定されることを特徴とする。
また、第七発明は、第五発明または第六発明に記載の方法において、前記「リンク・サイズ」および前記「リンク鮮明度」は、前記思い出デジタルデータ登録後の状況の変化・変遷に関する情報(動的情報)、すなわち、前記照会要求をしているユーザーまたは許可ユーザー固有情報の時系列での変化に関する情報、場面・政治経済情勢・流行風潮などの環境情報の時系列での変化に関する情報、前記ユーザーの行動に関する情報、および時間経過による記憶の衰退、によって適宜再計算され修正されることを特徴とする。
また、第八発明は、第六発明または第七発明に記載の方法において、前記照会要求をしているユーザーまたは許可ユーザー固有の情報、前記ユーザーの行動に関する情報、前記「リンク・サイズ」、前記「リンク鮮明度」、および前記「リンク強度」は、変更履歴を記録として残し、蓄積することを特徴とする。
第一発明によれば、ユーザーによる思い出デジタルデータ登録時に、思い出そのものの良し悪しと大きさを表す思い出サイズと、人の記憶に残存する思い出の鮮明さを表す思い出鮮明度と、思い出が実際に人の心の中を占めている程度を表す思い出強度を、前記思い出デジタルデータに連結することによって、各々の思い出デジタルデータごとに重み付けをしてサーバー・システムに格納することで、より効率的かつより人の記憶に近い形にて、思い出デジタルデータを管理できる。これにより、思い出そのものの大きさ、思い出の記憶にある鮮明さ、実際の人の心の中を占めている思い出の強さに応じて、より多様に思い出デジタルデータを照会することができる。例えば、思い出深い思い出デジタルデータを照会したい場合は高い思い出サイズを、古く記憶の曖昧な思い出デジタルデータを照会したい場合は低い思い出鮮明度を、ある時点で実際の人の心に相対的に強く残っている思い出デジタルデータを照会したい場合は高い思い出強度を条件に検索することで、簡単に照会することができる。もちろん、デジタルデータとして当時のまま保管されているため、人の記憶以上にそれらを色褪せること無く鮮明に閲覧することができる。同時に、様々なビジネス分野におけるサービス提供企業は、ユーザーの記憶や、思い出の大きさなどに合わせた商品およびサービスを効率的かつ効果的に提供することができる。例えば、ある年代の消費者の若い頃の大切な記念日に合わせた商品、サービス、またはディスカウント情報の紹介メールなど、思い出回帰的な商品・サービスの企画・立案・宣伝広告を、本発明から作り出されるデータを用いて商品・サービスとターゲット・ユーザーを絞ることで効率的かつ効果的に行うことができる。
第二発明によれば、登録済みのユーザー情報または思い出デジタルデータの様々な状況情報、すなわち、照会対象である思い出デジタルデータ固有の情報、照会要求をしているユーザーまたは許可ユーザー固有の情報、および思い出の発生していた当時の場面・政治経済情勢・流行風潮などの環境情報、によって、思い出デジタルデータの重み付け要素である思い出サイズが算出・初期設定されるので、ユーザーが都度それらを設定する必要がなく、ユーザーによる登録作業の手間と時間を削減できる。
第三発明によれば、思い出デジタルデータ登録後の状況の変化・変遷に関する情報、すなわち、照会要求をしているユーザーまたは許可ユーザー固有情報の時系列での変化に関する情報、場面・政治経済情勢・流行風潮などの環境情報の時系列での変化に関する情報、ユーザーの行動に関する情報、および時間経過による色褪せの変遷、によって、思い出デジタルデータの重み付け要素である思い出サイズ、思い出鮮明度、および思い出強度が再計算されるので、時とともに変化していく思い出の優先度や位置付けを、ユーザーが都度設定し直す必要がなく、ユーザーによる修正作業の手間と時間を削減できる。例えば、ユーザーの好みが変わり、過去には興味の無かった分野がある時を境に好きな分野になったとする。この場合、この好みの変化情報によって、その好みの分野に属する全ての思い出デジタルデータの思い出サイズと思い出強度はより高い値に変更される。また、人の記憶には古い思い出でも色褪せること無くいつまでも強い記憶として残っている大切な思い出が存在するが、その場合、同一あるいは同種の思い出デジタルデータをより多く参照されているという変化情報がその思い出デジタルデータの思い出サイズと思い出鮮明度と思い出強度をより高い値に修正する。また、時間の経過は全ての思い出デジタルデータの思い出鮮明度と思い出強度を低く変更していく。このように、状況や時間の経過に応じた変化を、ユーザーによる手作業を介さずに、より適切に思い出デジタルデータに反映させることができる。
第四発明によれば、照会要求をしているユーザーまたは許可ユーザー固有の情報、場面・政治経済情勢・流行風潮などの環境情報、ユーザーの行動に関する情報、思い出サイズ、思い出鮮明度、および思い出強度が変更履歴として蓄積されるので、過去の一時点での思い出デジタルデータや、ある思い出デジタルデータの時系列での変遷を照会することができる。これにより、例えば、ある家族のメンバーについて、ある過去の一時点から現在に至るまでの間の、本人にとって大切だった思い出の移り変わりや、そのメンバーの好みの変化を時系列に再生することができる。また、これらの履歴情報は、自分史や家族史の作成にも利用できる情報となる。ユーザーはアルバムや自分史・家族史の作成の時などに、思い出デジタルデータが時系列かつ重要度順に表示された状態で利用することも可能となる。すなわち、ユーザーの手作業による、情報収集および整理を行う手間と時間を削減することができる。同時に、様々なビジネス分野におけるサービス提供企業は、状況や時間の経過に合わせて変化していく人の思い出を反映した商品やサービスを、より効率的かつ効果的に提供することが可能となる。例えば、時間の遷移に関係なく永久に大切なままである思い出に絞った、商品やサービスを最適の見込み客に紹介することで、成約率を高めることができる。また、好みの変遷を先見し、それに合わせた複数の関連商品や連続商品(シリーズ商品など)を開発・提供することができる。さらに、時系列に変化する思い出強度と、他の情報(例えば、時代、場所、思い出の分野、被写体、撮影時の環境、年齢・家族構成など)の相関分析をすることで、思い出強度の持続期間を他の情報ごとに割り出し、それに見合った商品・サービスを提供することが可能となる。例えば、持続期間の長い分野の商品・サービスを優先的に開発する、あるいは、ある分野の商品における適切なライフサイクルを予測し、新商品投入までの期間計算やメンテナンスコストの算出を容易にする、などが挙げられる。
第五発明によれば、ユーザーによって、思い出に関連する一般情報デジタルデータが、対象となる思い出デジタルデータに関連付け(以下、関連付けをリンクといい、リンクされた一般情報デジタルデータを思い出リンクデータという)される時に、思い出リンクデータそのものの良し悪しと大きさを表すリンク・サイズと、人の記憶に残存するリンクの鮮明さを表すリンク鮮明度と、前記思い出リンクデータが実際に人の心の中を占めている程度を表すリンク強度を、前記思い出デジタルデータに連結し、各々の思い出リンクデータごとに重み付けをしてサーバー・システムに格納することで、より効率的かつより人の記憶に近い形にて、思い出リンクデータを管理できる。前記一般情報デジタルデータとは、人の思い出と関連付けすることが可能な事柄、例えば、ある思い出を体験していた時に聞いたニュース記事、食事をしたレストラン&食事、その時に流行っていた映画・音楽など、がデジタル化されたデータを指す。第五発明により、思い出デジタルデータごとに、複数の思い出リンクデータをグループ化して保管・管理できるようになる。例えば、ユーザーは1つの思い出を照会することで、その思い出を体験した時に起きていた、あるいは流行っていた事柄(思い出リンクデータ)を同時に照会・閲覧することができ、思い出デジタルデータのみでなく、一般情報を含めた広範囲での思い出として保管・照会することが可能となる。さらに、思い出デジタルデータと一般情報デジタルデータの関連付けである、リンクの大きさ、リンクの鮮明さ、実際の人の心の中を占めている思い出リンクデータの強さに応じて、より多様に思い出リンクデータを照会することができる。これにより例えば、ユーザーは1つの思い出を照会した時に、リンク強度を用いて、その思い出への関連度合いの強い順に、その思い出を体験した時に起きていた、あるいは流行っていた事柄(思い出リンクデータ)を並べて閲覧することが可能となる。もちろん、デジタルデータとして当時のまま保管されているため、それらを色褪せること無く思い出すことができる。同時に、様々なビジネス分野におけるサービス提供企業は、ユーザーの持つ思い出そのものではなく、時間・場所などでリンクされた一般情報に関連する商品およびサービスを、ユーザーの記憶に合わせて効率的かつ効果的に提供することができる。例えば、全ての思い出デジタルデータに対するリンクのリンク・サイズが高い思い出リンクデータを抽出することで、思い出とより深い関連のある事柄に関する商品やサービスを提供することで、より適切かつより多くのユーザーをターゲットとした効率の良いビジネスを展開することが可能となる。
第六発明によれば、登録済みのユーザー情報または一般情報デジタルデータに関する状況情報、すなわち、照会対象である一般情報デジタルデータ固有の情報、照会要求をしているユーザーまたは許可ユーザー固有の情報、および思い出の発生していた当時の場面・政治経済情勢・流行風潮などの環境情報、によって、思い出リンクデータの重み付け要素の1つであるリンク・サイズが算出・初期設定されるので、ユーザーが都度リンク・サイズを設定する必要がなく、ユーザーによる登録作業の手間と時間を削減できる。
第七発明によれば、思い出デジタルデータ登録後の状況の変化・変遷に関する情報、すなわち、照会要求をしているユーザーまたは許可ユーザー固有情報の時系列での変化に関する情報、場面・政治経済情勢・流行風潮などの環境情報の時系列での変化に関する情報、ユーザーの行動に関する情報、および時間経過による色褪せの変遷、によって、思い出リンクデータの重み付け要素であるリンク・サイズ、リンク鮮明度、およびリンク強度が再計算されるので、時とともに変化していく思い出リンクデータの優先度や位置付けを、ユーザーが都度設定し直す必要がなく、ユーザーによる修正作業の手間と時間を削減できる。例えば、ユーザーの好みが変わり、過去には興味の無かった分野がある時を境に好きな分野になったとする。この場合、この好みの変化情報によって、その好みの分野に属する全ての思い出リンクデータのリンク・サイズとリンク強度はより高い値に変更される。また、人の記憶には世の中で起きた古い事柄でも色褪せること無くいつまでも強い記憶として残っている事柄が存在するが、その場合、同一あるいは同種の思い出リンクデータをより多く参照されているという変化情報がその思い出リンクデータのリンク・サイズとリンク鮮明度とリンク強度をより高い値に修正する。また、時間の経過は全ての思い出リンクデータのリンク鮮明度とリンク強度を低く変更していく。このように、状況や時間の経過に応じた変化を、ユーザーによる手作業を介さずに、より適切に思い出リンクデータに反映させることができる。
第八発明によれば、照会要求をしているユーザーまたは許可ユーザー固有の情報、ユーザーの行動に関する情報、思い出リンクデータのリンク・サイズ、リンク鮮明度、およびリンク強度が変更履歴として蓄積されるので、過去の一時点での思い出リンクデータや、ある思い出リンクデータの時系列での変遷を照会することができる。これにより、例えば、ある家族のメンバーについて、ある過去の一時点から現在に至るまでの間の、本人にとって大切だった思い出のみならず、その思い出にリンクしている一般情報デジタルデータの移り変わりを適切に時系列に再生することができる。また、これらの履歴情報は、自分史や家族史の作成にも利用できる情報となる。ユーザーはアルバムや自分史・家族史の作成の時などに、思い出に関連する一般情報デジタルデータが時系列かつ重要度順に適切に既にリンクされた状態で利用することも可能となる。すなわち、ユーザーの手作業による、また別システム利用による、思い出リンクデータの情報収集および整理を行う手間と時間を削減することができる。同時に、様々なビジネス分野におけるサービス提供企業は、状況や時間の経過に合わせて変化していく人の思い出に関連する一般情報を反映した商品やサービスを、より効率的かつ効果的に提供することが可能となる。例えば、あるユーザー層の好みの移り変わりに合わせた複数の関連商品や連続商品(シリーズ商品など)を開発・提供することができる。また、時系列に変化するリンク強度と、他の情報(例えば、時代、場所、思い出の分野、被写体、撮影時の環境、年齢・家族構成など)の相関分析をすることで、リンク強度の持続期間を他の情報ごとに割り出し、それに見合った商品・サービスを提供することが可能となる。例えば、持続期間の長い分野の商品・サービスを優先的に開発する、あるいは、ある分野の商品における適切なライフサイクルを予測し、新商品投入までの期間計算やメンテナンスコストの算出を容易にする、などが挙げられる。
第一発明から第四発明では、ユーザーが撮影・登録した思い出デジタルデータそのもののみが管理の対象となっていたが、これだけでは人の心や記憶に残されている思い出の全てを再現したことにはならない。そこで第五発明から第八発明では、思い出にリンクしている他の一般情報データ、さらには思い出デジタルデータと一般情報データ間のリンクの強さをも数値化・最適化することで、より人の記憶の状態や変化に合わせた広範囲な思い出のデータとして管理することが可能となる。
本発明の一実施形態について、「1.システム概略」、「2.データ・グループとデータ項目」、「3.システム・コンポーネント詳細」の順に分け以下に説明する。
始めに、「1.システム概略」について記述する。システム概略は、本発明を構成する、コンピュータ・システム、アプリケーション・システム、および発明のアイデア・概念を含むシステム全体像を記載する。
図01は、一実施形態における思い出デジタルデータ管理システム全体の構成図である。思い出デジタルデータ管理システムは、サーバーU0101、ユーザーが登録した思い出デジタルデータが格納されるディスク装置U0102、そして本発明の核となる、思い出デジタルデータの重み付け分類アルゴリズムU0109と一般情報との重み付けリンク・アルゴリズムU0110と関連および付属情報などを含むデータベースU0103から構成される。これらはLANなどの内部ネットワークを経由して、外部通信ネットワークU0104に接続している。思い出デジタルデータ管理システムのユーザーは、登録クライアントと照会クライアントに大別される。登録クライアントでは、デジタルカメラ、ビデオカメラで撮影・録音されたデジタルデータ(映像、音声、テキストなど)、またはアナログカメラなどで撮影されたアナログデータ(写真など)をスキャンしてデジタル化したイメージ・データなどを、クライアント・コンピュータU0105を利用して、思い出デジタルデータ管理システムへアップロード登録できる。照会クライアントでは、クライアント・コンピュータU0106や通信ネットワークに接続できる携帯電話U0107などを通して、登録された思い出デジタルデータやそれらにリンク(関連付け)された一般情報デジタルデータを照会・閲覧できる。思い出デジタルデータは、登録時に、思い出デジタルデータ管理システムに装備されている思い出デジタルデータの重み付け分類アルゴリズムU0109によって、適切に分類され、データベースU0103へ格納される。一般情報デジタルデータは、外部の管理システム群U0108から定期的に取得され、思い出デジタルデータ管理システムに装備されている一般情報との重み付けリンク・アルゴリズムU0110によって、思い出デジタルデータに適切にリンクされる。
図02は、思い出デジタルデータ管理システムのコンポーネント構成図である。本システムは、クライアントU0201と思い出デジタルデータ管理サーバーU0202から成るが、当業者ならば理解されるように、コンピュータ・ハードウェアとしては、必ずしもクライアントとサーバーが2つに分かれている必要はなく、1つのハードウェア上にクライアントのソフトウェア・コンポーネントとサーバーのソフトウェア・コンポーネントが搭載されていても良い。クライアントU0201には、思い出デジタルデータを登録・照会するためのWebブラウザU0203と、登録前の思い出デジタルデータU0204がある。Webブラウザは一般的に利用されているInternetExplorerやFireFox、携帯電話用ブラウザなどで良い。思い出デジタルデータ管理サーバーU0202には、システムのベースとなるサーバー・システム群U0205、アプリケーション・システム群U0206、クライアントに送信されるWebページ群U0207、および思い出デジタルデータと一般情報デジタルデータの格納庫U0208から構成される。さらに、サーバー・システム群U0205は、Webサーバー、アプリケーション・サーバー、およびデータベース・サーバーから成るが、全て既製製品で良い。アプリケーション・システム群U0206は、ユーザー・ログイン・システム、ユーザー登録システム、家系データ管理システム、思い出デジタルデータ管理システム、一般情報デジタルデータ・リンク・システム、デジタルデータ照会・閲覧システム、および時間経過による情報自動更新システムから成る。これらアプリケーション・システムの詳細は後述する「3.システム・コンポーネント詳細」の項で説明する。思い出デジタルデータと一般情報デジタルデータの格納庫U0208は、思い出デジタルデータの重み付け分類アルゴリズム、一般情報デジタルデータの重み付けリンク・アルゴリズム、およびデータベースから成る。前記2つのアルゴリズムのロジック概要は、図03〜図06を参照して後述する。またその詳細実装は、後述する「3.システム・コンポーネント詳細」の項で説明する。データベースは、大別すると、実際のコンテンツとしての思い出デジタルデータと一般情報デジタルデータ、そしてユーザー・家系データ、分野・環境データ、および好感度・重要度・参照頻度データなどの付属情報データから成る。データ・グループ(関連データベースの場合の表という概念)と個々のデータ項目の詳細は、「2.データ・グループとデータ項目」の項で後述する。
以下に、思い出デジタルデータの重み付け分類アルゴリズムを説明する。このアルゴリズムは、人の記憶を模した思い出デジタルデータのコンピュータ管理の一手法、とも言い換えることができる。人の抱いている思い出には強弱がある。楽しい思い出や記念日に関する思い出など、より印象に深く残り忘れがたいものは強く、平凡なものほど弱い思い出となる。例えば、ある人にとって、自身の昨年に行われた誕生パーティーよりも、家族と見物に行ったシドニーオリンピックの方が強く大切な思い出かもしれない。思い出1つ1つの強さは同じではないのである。本発明ではこの強さを、思い出強度、と表現し、一実施形態ではその強弱を100分率で表す。この思い出強度を、より実際の人の心に残る思い出に近い形、あるいはそれ以上に便利な形で表現するために、思い出サイズ、思い出鮮明度という2つのデータ要素に分解して表現する。思い出サイズは、思い出自体の大きさや大切さを数値で表し、一実施形態ではその度数を、−100%〜+100%の範囲での100分率で表す。思い出サイズは、時間の経過とともに衰退する記憶力とは関係が無く、思い出そのものが持つ大きさを表す。100%に近い程、その人にとって大きいまたは大切な思い出であることを示し、0%に近い程、その人にとって小さい思い出(関心度が低いなど)であることを示す。また、思い出サイズは負(マイナス)の値も持つ。思い出のイメージがプラス(ポジティブ)の場合は0〜+100%、イメージがマイナス(ネガティブ)の場合は−100%〜0までの値を持つ。楽しかったり記念日に関することなどポジティブ・イメージの思い出はプラス、辛かったり苦しかったりしたことなどネガティブ・イメージの思い出はマイナスの値となる。思い出鮮明度は、思い出を体験した日または後に思い出を回想した日からの経過日数に応じて低下していく、思い出が人の記憶に残る鮮明さ(残存度合い)を数値で表し、一実施形態ではその度数を0〜100%の100分率で表す。思い出鮮明度は、思い出そのものの大きさである思い出サイズとは独立した数値である。つまり、その思い出が大きかろうが、小さかろうが、その思い出の記憶の中での明確さや鮮明さを表したものである。思い出が体験されたまたは発生した日や思い出を回想した日ではその思い出が最も鮮明に残っているとしてその日を100%とし、時間の経過とともに0%に向かって低下していく数値になる。そして、思い出強度は、ある時点においてその思い出が実際に人の心の中を占めている程度を、その人にとっての思い出の大きさと、記憶に残っている鮮明さの関数として表現する。一実施形態では、(思い出強度)=(思い出サイズ)*(思い出鮮明度)という式で表現するが、本発明では、思い出サイズがプラスであれば思い出強度もプラスになり、思い出サイズがマイナスであれば思い出強度もマイナスになり、かつ、思い出サイズまたは思い出鮮明度が高くなれば思い出強度も高くなり、思い出サイズまたは思い出鮮明度が低くなれば思い出強度も低くなる関数であればどのような関数でも良い。まとめると、思い出強度は実際の人の心に残る思い出の強さを表した数値を模しており、それは、思い出そのものの規模を数値化した思い出サイズと、記憶の鮮明さを数値化した思い出鮮明度の組み合わせによって表現されていることを基本概念としている。
先に記載したが思い出サイズは人の記憶の忘却とは関係なく、思い出そのものの大きさを数値化したものである。この思い出サイズというデータ項目を用いることで、思い出を色褪せることなく当初の思い出の大きさのまま保管することが可能となる。そのため、この思い出サイズを使った思い出データを検索・閲覧することにより、人の記憶に強く残っている思い出だけでなく、大切ではあるが記憶が薄れてきて思い出しにくい思い出をも簡単にしかも不足なく思い出すことが可能となる。
図03は、前記の思い出デジタルデータの重み付け分類、を実現するための前記の3つの指標、思い出サイズ、思い出鮮明度、思い出強度の解説図である。縦軸U0301が思い出サイズ、横軸U0302が思い出鮮明度である。つまり、上に行けば行くほど思い出サイズが高くなり、右に行けば行くほど思い出鮮明度が高くなることになる。例を挙げると、二点破線U0304の内側の領域は大きい良い思い出、二点破線U0305の内側の領域は小さい良い思い出、二点破線U0306の内側の領域は小さい辛い思い出、二点破線U0307の内側の領域は大きい辛い思い出、一点破線U0308の内側の領域は記憶の鮮明な思い出、一点破線U0309の内側の領域は記憶の曖昧な思い出、を表している。更に例を挙げると、高い思い出サイズかつ低い思い出鮮明度である斜線領域内U0310は、古き良き思い出を示している。加えて、破線の軸U0303は、思い出強度の指標軸である。思い出サイズが高い場合や思い出鮮明度が高い場合は、思い出強度も高くなり、その時点で人の心により強く残っている思い出であることを示す。この結果、思い出サイズ、思い出鮮明度、思い出強度という指標を使い分けることで、思い出を様々な観点で重み付けをして管理することができる。以上は第一発明(請求項1)に該当する。
図04は、前記3つの指標である、思い出サイズ、思い出鮮明度、および思い出強度と、それらに影響を与えるその他の情報の関連図である。思い出属性データ・データ群U0401には、思い出サイズ、思い出鮮明度、および思い出強度が含まれており、先に述べたように、思い出サイズと思い出鮮明度から思い出強度が算出される。さらに、思い出サイズと思い出鮮明度は、思い出デジタルデータ固有の情報U0402、ユーザー固有の情報U0403、環境情報U0404、ユーザーの行動U0405、および時間の経過U0406、の5つの情報群から算出される。思い出デジタルデータ固有の情報U0402は、思い出デジタルデータ固有の情報であり、思い出デジタルデータの被写体リスト、参加者リスト、思い出デジタルデータの分野などが含まれる。例えば、その思い出デジタルデータの、大切な家族のメンバーが被写体である場合や、その思い出が重要な分野に属している場合、その思い出サイズは高くなる、というように影響される。ユーザー固有の情報U0403は、ユーザー毎の固有情報であり、そのユーザーの分野別の好み、年齢や性別、家族構成などが含まれる。例えば、対象となる思い出がそのユーザーにとって好きな分野である場合や、そのユーザーがその思い出の場所・風景を好む年齢・性別である場合や、そのユーザーが親であり思い出デジタルデータが子供の誕生日に関するものの場合に、その思い出サイズは高くなる、というように影響される。環境情報U0404は、その思い出デジタルデータが撮影された時の周りの情報、つまり、場面、政治経済情勢、流行・風潮など、が含まれる。例えば、その思い出が親友の結婚式で撮影されたものである場合や、その思い出が当時流行っていた事柄に関する描写である場合に、その思い出サイズは高くなる、というように影響される。ユーザーの行動U0405は、思い出デジタルデータ撮影後のユーザーの行動・変化の情報であり、ユーザーによる同種分野の思い出デジタルデータの登録回数や参照回数・頻度などが含まれる。例えば、同一または同じ分野の思い出デジタルデータが参照される回数が増えるに連れて、その思い出サイズや思い出鮮明度もそれに合わせて高くなっていく、というように反映される。時間の経過U0406は、時間の経過に関する情報であり、思い出デジタルデータの登録後経過日数や、最終参照後の経過日数などが含まれる。例えば、その思い出デジタルデータの登録または最終の参照後の経過日数が過ぎるにつれて、その思い出鮮明度が小さくなっていく、というように反映される。一実施形態では、思い出サイズは、ユーザーによって設定・変更できる方向・深度と、思い出デジタルデータ固有の情報、ユーザー固有の情報、環境情報から算出される好感度を下位の構成要素として持つ。同様に、思い出鮮明度は、思い出デジタルデータ固有の情報、ユーザー固有の情報、環境情報から算出される減衰率を下位の構成要素として持つ。これら各種情報と算出方法の詳細については、「3.システム・コンポーネント詳細」にて後述する。
思い出デジタルデータ固有の情報U0402と、ユーザー固有の情報U0403と、環境情報U0404が含まれる情報群C0401は、ユーザー登録時または思い出デジタルデータ登録時に静的情報(基本的には変更されない値)として設定されている情報が含まれており、これらをもとに思い出サイズの初期値が設定される。この初期設定の仕組みは第二発明(請求項2)に該当する。それに対して、ユーザー固有の情報U0403の変化情報と、環境情報U0404の変化情報と、ユーザーの行動U0405と、時間の経過U0406が含まれる情報群C0402は、ユーザー好みの変化、環境の変化、ユーザーの行動、および時間の経過によって刻々と変化していく動的情報が含まれており、その変化の度に、逐次フィードバックされて、思い出サイズ、思い出鮮明度、および思い出強度が再計算される。このフィードバックの仕組みは第三発明(請求項3)に該当する。
加えて、ユーザー固有の情報U0403と、環境情報U0404と、思い出属性データ・データ群U0401に含まれる、方向、深度、好感度、減衰率、思い出サイズ、思い出鮮明度、および思い出強度は、更新される都度、情報が破棄されずに蓄積され、履歴管理される。効果については先に述べたように、例えば、ある家族のメンバーについて、ある過去の一時点から現在に至るまでの間の、本人にとって大切だった思い出の移り変わりや、そのメンバーの好みの変化を時系列に再生することができる、などがある。この履歴管理の仕組みは第四発明(請求項4)に該当する。
この各要素の関連または階層構造は、一実施形態であり、思い出属性データ・データ群U0401に含まれる思い出サイズ、思い出鮮明度、および思い出強度の下位要素として説明した、方向、深度、好感度、減衰率、さらには、思い出デジタルデータ固有の情報U0402、ユーザー固有の情報U0403、環境情報U0404、ユーザーの行動U0405、および時間の経過U0406、いずれの9つの情報群とも、思い出サイズ、思い出鮮明度、思い出強度と同列へ並べて思い出の重み付けを表現することも可能である。つまり、図04で説明した前記3つの指標軸による表現のみならず、方向、深度、好感度、減衰率、思い出デジタルデータ固有の情報、ユーザー固有の情報、環境情報、ユーザーの行動、および時間の経過、など前記9つの情報群が指標軸として加わった4軸以上を指標とした表現も可能である。
思い出デジタルデータの重み付け分類アルゴリズムに続いて、以下に、本発明の核となる、一般情報デジタルデータの重み付けリンク・アルゴリズムを説明する。このアルゴリズムは、人の記憶を模した思い出リンクデータ(思い出にリンクしている一般情報デジタルデータ)の管理の一手法、とも言い換えることができる。人の心には、カメラなどで撮影した思い出デジタルデータそのものだけでなく、その時その場所にて起きていた、または流行っていた事柄・ニュースなども、大切な思い出の構成要素の1つとして残っている。さらに、これらの事柄は、人の心の中では対象となる思い出に絶妙にリンクされ(結び付けられ)ており、これらリンクの強さも一様ではなく強弱が存在するのである。例えば先に挙げたオリンピックの例があるが、シドニーオリンピックで撮影した写真は、あるユーザーの思い出デジタルデータであるが、それと同時に、1.地理としてのシドニーは素晴らしい景観であった事、2.オリンピックの競技結果ニュースに家族と一喜一憂した事、3.金メダルの多かった柔道というスポーツは感動するに値した事、4.TVで流れていたシドニーオリンピックのテーマソングは聞くたびにオリンピックの感動を思い出させる程耳に残った事、といった4つの思い出リンクデータがその写真にリンクされているかもしれない。しかしこれら4つの思い出リンクデータは同一の強さで心に残っているのではない。ある人にとっては、1,2,3,4の順の強さで印象に残っているかもしれないが、他の人にとっては2,3,1,4の順の強さで印象に残っているかもしれない。それらを数値化して記録するのがこの手法である。本発明ではこの強さを、リンク強度、と表現し、一実施形態ではその強弱を100分率で表す。このリンク強度を、より実際の人の心に残る思い出とそのリンク情報に近い形で表現するために、思い出デジタルデータに対する一般情報デジタルデータのリンクとしての、リンク・サイズ、リンク鮮明度という2つのデータ要素に分解して表現する。リンク・サイズは、思い出デジタルデータに対するリンクの大きさや規模を数値で表し、一実施形態ではその度数を、−100%〜+100%の範囲での100分率で表す。リンク・サイズは、時間の経過とともに衰退する記憶力とは関係が無く、思い出デジタルデータに対する一般情報デジタルデータの思いの大きさの割合を表す。100%に近い程、その人にとって関連度の深い一般情報であったことを示し、0%に近い程、その人にとって関連度の低い一般情報であったことを示す。また、リンク・サイズは負(マイナス)の値も持つ。思い出リンクデータのイメージがプラス(ポジティブ)の場合は0〜+100%、イメージがマイナス(ネガティブ)の場合は−100%〜0までの値を持つ。その思い出リンクデータが良いまたは楽しい印象の場合はプラス、辛いまたは苦しい印象の場合はマイナスの値となる。リンク鮮明度は、思い出を体験した日または後に思い出を回想した日からの経過日数に応じて低下していく、リンクの鮮明さ(残存度合い)を数値で表し、時間の経過や思い出の記憶の衰退とともにリンクも薄れていくことを表現するためであり、一実施形態ではその度数を0〜100%の100分率で表す。リンク鮮明度は、リンクそのものの大きさであるリンク・サイズとは独立した数値である。思い出が体験されたまたは発生した日や思い出を回想した日ではそのリンクされた一般情報が最も鮮明に残っているとしてその日を100%とし、時間の経過とともに0%に向かって低下していく数値になる。そして、リンク強度は、ある時点においてそのリンクが実際に人の心の中を占めている程度を、その人にとっての思い出リンクデータの大きさと、記憶に残っている鮮明さの関数として表現する。一実施形態では、(リンク強度)=(リンク・サイズ)*(リンク鮮明度)という式で表現するが、本発明では、リンク・サイズがプラスであればリンク強度もプラスになり、リンク・サイズがマイナスであればリンク強度もマイナスになり、かつ、リンク・サイズまたはリンク鮮明度が高くなればリンク強度も高くなり、リンク・サイズまたはリンク鮮明度が低くなればリンク強度も低くなる関数であればどのような関数でも良い。まとめると、リンク強度は実際の人の心に残るリンクの強さを表した数値を模しており、それは、リンクそのものの規模を数値化したリンク・サイズと、記憶の鮮明さを数値化したリンク鮮明度の組み合わせによって表現されていることを基本概念としている。
先に記載したがリンク・サイズは人の記憶の忘却とは関係なく、リンクそのものの大きさを数値化したものである。このリンク・サイズというデータ項目を用いることで、思い出リンクデータを色褪せることなく当初のリンクの大きさのまま保管することが可能となる。そのため、このリンク・サイズを使った思い出リンクデータを検索・閲覧することにより、人の記憶に強く残っている思い出リンクデータだけでなく、大切ではあるが思い出しにくい思い出リンクデータを簡単にしかも不足なく思い出すことが可能となる。
図05は、前記の一般情報デジタルデータとの重み付けリンク、を実現するための前記の3つの指標、リンク・サイズ、リンク鮮明度、リンク強度の解説図である。縦軸U0501がリンク・サイズ、横軸U0502がリンク鮮明度である。つまり、上に行けば行くほどリンク・サイズが高くなり、右に行けば行くほどリンク鮮明度が高くなることになる。例を挙げると、二点破線U0504の内側の領域は大きい良い思い出リンクデータ、二点破線U0505の内側の領域は小さい良い思い出リンクデータ、二点破線U0506の内側の領域は小さい辛い思い出リンクデータ、二点破線U0507の内側の領域は大きい辛い思い出リンクデータ、一点破線U0508の内側の領域は記憶の鮮明な思い出リンクデータ、一点破線U0509の内側の領域は記憶の曖昧な思い出リンクデータ、を表している。更に例を挙げると、高いリンク・サイズかつ低いリンク鮮明度である斜線領域内U0510は、古き良き思い出リンクデータを示している。加えて、破線の軸U0503は、リンク強度の指標軸である。リンク・サイズが高い場合やリンク鮮明度が高い場合は、リンク強度も高くなり、その時点で人の心により強く残っている思い出リンクデータであることを示す。この結果、リンク・サイズ、リンク鮮明度、リンク強度という指標を使い分けることで、思い出リンクデータを様々な点で重み付けをして対象となる思い出デジタルデータにリンクおよび管理することができる。以上は第五発明(請求項5)に該当する。
図06は、前記3つの指標である、リンク・サイズ、リンク鮮明度、およびリンク強度と、それらに影響を与えるその他の情報の関連図である。思い出リンクデータ・データ群U0601には、リンク・サイズ、リンク鮮明度、リンク強度が含まれており、先に述べたように、リンク・サイズとリンク鮮明度からリンク強度が算出される。さらに、リンク・サイズとリンク鮮明度は、一般情報デジタルデータ固有の情報U0602、ユーザー固有の情報U0603、環境情報U0604、ユーザーの行動U0605、および時間の経過U0606、の5つの情報群から算出される。一般情報デジタルデータ固有の情報U0602は、一般情報デジタルデータ固有の情報であり、一般情報デジタルデータの発生または関連していた場所・地域、日時、世間での認知度、および分類される分野などが含まれる。例えば、その一般情報の発生または関連していた場所・地域および日時が、リンクしている思い出と同じである場合や、その一般情報の世間での認知度が高く広く知れ渡っている場合、そのリンク・サイズは高くなる、というように影響される。ユーザー固有の情報U0603は、ユーザー毎の固有情報であり、そのユーザーの分野別の好み、年齢や性別、居住地域などが含まれる。例えば、対象となる一般情報が、そのユーザーにとって好きな分野である場合や、そのユーザーの年齢層や性別に好まれる場合や、そのユーザーの居住地域に深い関連がある場合、その深度は高くなる、というように影響される。環境情報U0604は、その一般情報デジタルデータがリンクしている思い出デジタルデータが撮影された時の周りの情報、つまり、場面、政治経済情勢、流行・風潮など、が含まれる。例えば、その思い出にリンクしている一般情報がその当時の世界規模での政治経済の変化に深く関連している場合や、その一般情報が当時流行っていた事柄に関する描写である場合に、そのリンク・サイズは高くなる、というように影響される。ユーザーの行動U0605は、思い出デジタルデータ撮影後のユーザーの行動・変化の情報であり、ユーザーによる同種分野の思い出リンクデータの参照回数・頻度などが含まれる。例えば、同一または同じ分野の思い出リンクデータが参照される回数が増えるに連れて、そのリンク・サイズやリンク鮮明度もそれに合わせて高くなっていく、というように反映される。時間の経過U0606は、時間の経過に関する情報であり、思い出デジタルデータの登録後経過日数や、最終リンク参照後の経過日数などが含まれる。例えば、その思い出デジタルデータの登録または最終のリンク参照後の経過日数が過ぎるにつれて、そのリンク鮮明度が小さくなっていく、というように反映される。一実施形態では、リンク・サイズは、ユーザーによって設定・変更できる方向・深度と、一般情報デジタルデータ固有の情報、ユーザー固有の情報、環境情報から算出される好感度を下位の構成要素として持つ。同様に、思い出鮮明度は、一般情報デジタルデータ固有の情報、ユーザー固有の情報、環境情報から算出される減衰率を下位の構成要素として持つ。これら各種情報と算出方法の詳細については、「3.システム・コンポーネント詳細」にて後述する。
一般情報デジタルデータ固有の情報U0602と、ユーザー固有の情報U0603と、環境情報U0604が含まれる情報群C0601は、ユーザー登録時または一般情報デジタルデータ登録時に静的情報(基本的には変更されない値)として設定されている情報が含まれており、これらをもとにリンク・サイズの初期値が設定される。この初期設定の仕組みは第六発明(請求項6)に該当する。それに対して、ユーザー固有の情報U0603の変化情報と、環境情報U0604の変化情報と、ユーザーの行動U0605と、時間の経過U0606が含まれる情報群C0602は、ユーザー好みの変化、環境の変化、ユーザーの行動、および時間の経過によって刻々と変化していく動的情報が含まれており、その変化の度に、逐次フィードバックされて、リンク・サイズ、リンク鮮明度、およびリンク強度が再計算される。このフィードバックの仕組みは第七発明(請求項7)に該当する。
加えて、ユーザー固有の情報U0603と、環境情報U0604と、思い出リンクデータ・データ群U0601に含まれる、方向、深度、好感度、減衰率、リンク・サイズ、リンク鮮明度、およびリンク強度は、更新される都度、情報が破棄されずに蓄積され、履歴管理される。効果については先に述べたように、例えば、ある家族のメンバーについて、ある過去の一時点から現在に至るまでの間の、本人にとって大切だった思い出とそれにリンクしている一般情報の移り変わりを時系列に再生することができる、などがある。この履歴管理の仕組みが、第八発明(請求項8)に該当する。
この各要素の関連または階層構造は、一実施形態であり、思い出リンクデータ・データ群U0601に含まれるリンク・サイズ、リンク鮮明度、およびリンク強度の下位要素として説明した、方向、深度、好感度、減衰率、さらには、一般情報デジタルデータ固有の情報U0602、ユーザー固有の情報U0603、環境情報U0604、ユーザーの行動U0605、および時間の経過U0606、いずれの9つの情報群とも、リンク・サイズ、リンク鮮明度、リンク強度と同列へ並べてリンクの重み付けを表現することも可能である。つまり、図05で説明した前記3つの指標軸による表現のみならず、方向、深度、好感度、減衰率、一般情報デジタルデータ固有の情報、ユーザー固有の情報、環境情報、ユーザーの行動、および時間の経過、など前記9つの情報群が指標軸として加わった4軸以上を指標とした表現も可能である。
次に、システムのデータ基盤となる、「2.データ・グループとデータ項目」を説明する。本発明を最も有効的に活用するために関係データベースを採用し、そこに含むべき表およびデータ項目を図07に示す。この図はER図によって記載されるが、ER図とはデータ間の関連によってデータ構造をモデル化する標準化された汎用的な表記手法の1つである。本開発は、必ずしも関係データベースが必要ではなく、同等の機能を有する管理手法であれば実現可能である。以下、表およびデータ項目について記載する。
思い出デジタルデータは、主に、デジタルカメラ・ビデオカメラなどで撮影された思い出となるデジタルデータ、および思い出となる音声デジタルデータを指すが、場合によっては、アナログカメラなどで撮影されたアナログデータをスキャンしてデジタル化されたデータや、メール、テキストなど他のデータタイプも含まれる。以下に主なデータ要素と説明を対にして列挙する。
思い出デジタルデータID:これは思い出デジタルデータを一意に特定できる識別子である。
タイトル:これはデータの名称や呼称である。ユーザーが自由に設定可能である。
コンテンツ:これは思い出となるデジタルデータ本体であり、画像、音声、またはテキストなどのデジタルデータである。
サムネイル:これはコンテンツのデータの縮小されたデータである。
撮影日時:これは思い出デジタルデータが撮影された日時である。
撮影場所:これは思い出デジタルデータが撮影された場所である。
被写体ユーザーリスト:これは人として被写体がある場合のみ存在する被写体ユーザーIDのリストである。
参加ユーザーリスト:これは撮影時に共に思い出を共有していたユーザーIDのリストである。
分野ID:これは思い出デジタルデータが分類される分野・種類を示すIDである。
環境ID:これは撮影時の環境を示すIDである。
思い出属性データは、ユーザーごとの思い出デジタルデータに対する属性データである。作成日時と削除日時項目にて履歴管理される。以下に主なデータ要素と説明を対にして列挙する。
思い出デジタルデータID:これは属性の対象となる思い出デジタルデータIDである。
ユーザーID:これは思い出に対して属性を持つユーザーIDである。ユーザーごとに属性が異なる事を表現するために必要な識別子。
作成日時:これはユーザーによって思い出が新規登録または参照された日時である。
削除日時:初めに本データが登録された時は、日時値は割り当てられない。その後、同一ユーザーにて同一対象思い出デジタルデータが新たに参照された場合に、旧データとして履歴を残すために、その参照日時が割り当てられる。
方向:これはユーザー設定可能な、思い出の印象の良し悪しを表現するデータである。良いまたは楽しい思い出の場合は+1、苦いまたは辛い思い出の場合は−1になる。思い出サイズ値算出に使用される。
深度:これはユーザー設定可能な、ユーザーから見た思い出の大きさ・深さを表現する度数である。思い出サイズ値算出に使用される。
好感度:これは思い出の方向と深度を合わせ持つデータ項目であり、環境、分野、家系データなどから算出される思い出に対する好感度を表現するデータ項目である。思い出サイズ値算出に使用される。
減衰率:これは人の記憶が時間の経過とともに薄れていく率を表すデータ項目である。思い出鮮明度値算出に使用される。
参照日時:これは思い出デジタルデータが最後に参照された日時である。思い出鮮明度値算出に使用される。
参照回数:これは対象思い出デジタルデータを参照した回数である。
参照比率:これはユーザーの全参照回数における、対象思い出デジタルデータの参照回数の比率である。思い出サイズ値算出に使用される。
思い出サイズ:これはユーザーの持つ全思い出デジタルデータの中での、対象思い出の大きさを表現する度数である。思い出強度値算出に使用される。
思い出鮮明度:これはユーザーの記憶に残っている思い出の鮮明さの度数である。思い出強度値算出に使用される。
思い出強度:これはユーザーの心の中を占めている思い出の総合的な強度を表すデータ項目である。
一般情報デジタルデータは、思い出デジタルデータと一緒に人の心や記憶の中に思い出の一部として残り得る、その他一般の情報をデジタル化し蓄積されたデータ候補のことである。例えば、ニュース、芸術、映画、書籍、音楽、歴史、芸能、趣味、食べ物、レストラン、ホテル、旅行、地域・国、政治、経済、スポーツなど。以下に主なデータ要素と説明を対にして列挙する。
一般情報デジタルデータID:これは一般情報デジタルデータを一意に特定できる識別子である。
タイトル:これはデータの名称や呼称である。
コンテンツ:これは一般情報デジタルデータ本体であり、画像、音声、またはテキストなどのデジタルデータである。
サムネイル:これはコンテンツのデータの縮小されたデータである。
開始日時:これは一般情報デジタルデータの事柄あるいは流行が始まった日時である。
終了日時:これは一般情報デジタルデータの事柄あるいは流行が終わった日時である。
発生国:これは一般情報デジタルデータの事柄の発生あるいは流行した国である。
発生詳細住所:これは一般情報デジタルデータの事柄の発生あるいは流行した住所の詳細である。
認知度:これは世間でのその事柄の認知度である。
分野ID:これは一般情報デジタルデータが分類される分野・種類を示すIDである。
環境ID:これは一般情報デジタルデータの発生していた当時の環境を示すIDである。
思い出リンクデータとは、思い出デジタルデータに対してリンク(関連付け)されている一般情報デジタルデータを指す論理データ群の総称である。1つ1つの思い出リンクデータは、物理的にはそれぞれの一般情報デジタルデータと同一である。1つの思い出は、複数の一般情報が組み合わされて人の心・記憶に残っている。それ故、1つの思い出デジタルデータに対しては複数の一般情報デジタルデータがリンクされる可能性があり、ここではリンクされた一般情報デジタルデータの事を思い出リンクデータと定義する。例えば、シドニーオリンピックで撮影した写真は、あるユーザーの思い出デジタルデータであるが、1.地理としてのシドニー、2.オリンピックの競技結果ニュース、3.日本人の金メダルの多かった柔道というスポーツ、4.TVで流れていたシドニーオリンピックのテーマソング、といった4つの思い出リンクデータが思い出の1要素としてリンクされる可能性がある。一方で、一つの一般情報デジタルデータは複数の思い出デジタルデータの思い出リンクデータとしてリンクされる可能性もある。例えば、シドニーという地理データは、シドニーに関する思い出デジタルデータを持つ複数以上のユーザー、例えば、シドニーオリンピックを思い出として持つユーザーからや、カンガルーを思い出として持つユーザーからもリンクされる可能性があるのである。
思い出リンクデータは、思い出デジタルデータと一般情報デジタルデータの間のリンクに関するデータである。作成日時と削除日時項目にて履歴管理される。以下に主なデータ要素と説明を対にして列挙する。
思い出デジタルデータID:これはリンクの対象となる思い出デジタルデータIDである。
一般情報デジタルデータID:これはリンクする一般情報デジタルデータIDである。
ユーザーID:これはリンクを持つユーザーIDである。ユーザーごとに属性が異なる事を表現するために必要な識別子。
作成日時:これはユーザーによってリンクが登録、またはリンク対象一般情報デジタルデータが参照された日時である。
削除日時:初めに本データが登録された時は、日時値は割り当てられない。その後、同一ユーザーにて同一一般情報デジタルデータが新たに参照された場合に、旧データとして履歴を残すために、その参照日時が割り当てられる。
方向:これはユーザー設定可能な、リンク対象の一般情報デジタルデータの印象の良し悪しを表現するデータである。良いまたは楽しい事柄の場合は+1、苦いまたは辛い事柄の場合は−1になる。リンク・サイズ値算出に使用される。
深度:これはユーザー設定可能な、ユーザーから見たリンク元の思い出に対する一般情報デジタルデータの大きさ・深さの割合を表現する度数である。リンク・サイズ値算出に使用される。
好感度:これは思い出リンクデータの方向と深度を合わせ持つデータ項目であり、環境、分野、リンク対象の一般情報デジタルデータ固有の情報などから算出される思い出リンクデータに対する好感度を表現するデータ項目である。リンク・サイズ値算出に使用される。
減衰率:これはリンクに関する人の記憶が時間の経過とともに薄れていく率を表すデータ項目である。リンク鮮明度値算出に使用される。
参照日時:これはリンク対象の一般情報デジタルデータが最後に参照された日時である。リンク鮮明度値算出に使用される。
参照回数:これはリンク対象一般情報デジタルデータを参照した回数である。
参照比率:これはユーザーの全参照回数における、リンク対象一般情報デジタルデータの参照回数の比率である。リンク・サイズ値算出に使用される。
リンク・サイズ:これはユーザーから見た、リンク元の思い出に対する一般情報(思い出リンクデータ)の大きさの割合を表現する度数である。リンク強度値算出に使用される。
リンク鮮明度:これはユーザーの記憶に残る思い出リンクデータの鮮明さの度数である。リンク強度値算出に使用される。
リンク強度:これはユーザーの心の中を占めている思い出リンクデータの総合的な強度を表すデータ項目である。
ユーザー情報データは、ユーザーを識別する情報およびユーザーに付属する情報に関するデータである。以下に主なデータ要素と説明を対にして列挙する。
ユーザーID:これはユーザーを識別するIDである。
氏名:これはユーザーの氏名である。
性別:これはユーザーの性別である。
生年月日:これはユーザーの生年月日である。
登録総数:これはユーザーが登録した思い出デジタルデータの総数である。
思い出デジタルデータ参照総回数:これはユーザーが参照した思い出デジタルデータの総回数である。
思い出リンクデータ参照総回数:これはユーザーが参照した思い出リンクデータの総回数である。
ユーザー履歴情報データは、ユーザーに付属する情報の中で履歴管理が必要なデータである。作成日時と削除日時項目にて履歴管理される。以下に主なデータ要素と説明を対にして列挙する。
ユーザーID:これはユーザーを識別するIDである。
作成日時:これはユーザー情報が新規作成または更新された日時である。
削除日時:初めに本データが登録された時は、日時値は割り当てられない。その後、ユーザー情報が更新された場合に、旧データとして履歴を残すために、その更新日時が割り当てられる。
居住国:これはユーザーの居住している国である。
詳細住所:これはユーザーの住所の詳細である。
以下はユーザーの好み分野を表す分野IDのリストである。
関係分野IDリスト:現在関わっているまたは既知の分野リストである。
興味分野IDリスト:これは興味のある分野リストである。
無関心分野IDリスト:これは興味の無い分野リストである。
不要分野IDリスト:敢えて避けている、または嫌いな分野リストである。
前記4つの分野IDリストについて詳述する。関係分野リスト、興味分野リスト、無関心分野リスト、不要分野リストの4つの分野リストには、予めデータベースに登録されている分野のいずれかが含まれる。分野の例としては、芸術、映画、書籍、音楽、歴史、芸能、趣味、食べ物、レストラン、ホテル、旅行、伝統・文化、政治・経済、スポーツなどがある。1つの分野リストには、複数の分野を含む事も可能で、反対に1つも含まない事も可能である。例えば、関係分野リストには、芸術からスポーツまで全ての分野が含まれ、他の、興味分野リスト、無関心分野リスト、および不要分野リストには1つも分野が含まれないというケースも可能となる。また、1つの分野はこれら4つの分野リストのいずれか1つに必ず属し、さらには複数の分野に属することはできない。これは例えば、芸術という分野が、現在関係のある分野リストに含まれていたら、他の3つの分野リストに含めることはできない事を意味する。
家系データは、登録ユーザーまたは参照ユーザーから見た他のユーザーの続柄とその属性データである。以下に主なデータ要素と説明を対にして列挙する。
ユーザーID:これはユーザーを識別するIDである。
相手ユーザーID:ユーザーから見た対象となる相手のユーザーIDである。
続柄:これはユーザーから見た相手ユーザーの続柄である。基本的には、父、母、長男など親族であるが、近所の友人、同居人、知人など親族以外の関係も登録可能である。
親等数:これはユーザーから見た相手ユーザーへの親等数である。(親族の場合のみ)
優先度:ユーザーから見た相手ユーザーの大切さ・優先度である。例えば、思い出デジタルデータの被写体として息子または娘が写っている場合には優先度が高い、など。
思い出デジタルデータ重要度:これは優先度とほぼ同様の項目であるが、ユーザーが設定した優先度に、思い出デジタルデータの登録比率や参照比率といった統計情報での調整を加えた後の度数である。
登録数:ユーザーから見た相手ユーザーを被写体とする思い出デジタルデータの登録数である。
登録比率:ユーザーから見た相手ユーザーを被写体とする思い出デジタルデータ数の全体での比率である。
参照回数:ユーザーから見た相手ユーザーを被写体とする思い出デジタルデータの参照回数である。
参照比率:ユーザーから見た相手ユーザーを被写体とする思い出デジタルデータの参照比率である。
分野データは、思い出デジタルデータおよび一般情報デジタルデータが分類される分野に関するデータである。このデータは予めサービス提供者によって登録・管理されるデータである。登録日時と削除日時項目にて履歴管理される。以下に主なデータ要素と説明を対にして列挙する。
分野ID:これは分野を識別するIDである。
作成日時:これは分野データが新規作成または更新された日時である。
削除日時:初めに本データが登録された時は、日時値は割り当てられない。その後、分野データが更新された場合に、旧データとして履歴を残すために、その更新日時が割り当てられる。
分野名:デジタルデータの分野・種類を示す。例えば、芸術、映画、書籍、音楽、歴史、芸能、趣味、食べ物、レストラン、ホテル、旅行、伝統・文化、政治・経済、スポーツなど。
環境データは、思い出デジタルデータが撮影された時、または一般情報デジタルデータの事柄が発生・流行していた時の周囲の環境に関するデータである。このデータは予めサービス提供者によって登録・管理されるデータである。登録日時と削除日時項目にて履歴管理される。以下に主なデータ要素と説明を対にして列挙する。
環境ID:これは環境を識別するIDである。
作成日時:これは環境データが新規作成または更新された日時である。
削除日時:初めに本データが登録された時は、日時値は割り当てられない。その後、環境データが更新された場合に、旧データとして履歴を残すためにその更新日時が割り当てられる。または環境データが削除された場合に、削除日時が割り当てられる。
場面:思い出が撮影された時の場面を示すデータ項目である。例えば、新婚旅行中、友人との最後の旅行中、初めてのデートなど。
政治経済情勢:思い出が撮影された時や、一般情報の事柄が発生していた時・場所の政治経済の情勢を示すデータ項目である。例えば、シドニーオリンピック開催期間中、阪神大震災発生から1年以内、東西ドイツの統合など。
流行風潮:思い出が撮影された時や、一般情報の事柄が発生していた時・場所にて、世間一般に流行していた事象または風潮を示すデータ項目である。サッカーJリーグ開幕、インフルエンザウィルスの流行、など。
環境重要度:これは環境の一般的重要度を表現する度数である。
ユーザー分野情報データは、ユーザーごとの、かつデジタルデータの分野ごとの属性データである。登録日時と削除日時項目にて履歴管理される。以下に主なデータ要素と説明を対にして列挙する。
分野ID:これは分野を示すIDである。
ユーザーID:これはユーザーを識別するIDである。
作成日時:これはユーザーの分野情報が新規作成または更新された日時である。
削除日時:初めに本データが登録された時は、日時値は割り当てられない。その後、ユーザーの分野情報が更新された場合に、旧データとして履歴を残すために、その更新日時が割り当てられる。
優先度:ユーザーから見た分野の大切さ・優先度である。例えば、スポーツ好きなユーザーの分野“スポーツ“は優先度が高い、など。
思い出デジタルデータ重要度:これはユーザーから見た、思い出デジタルデータ分野に対する重要度である。
思い出リンクデータ重要度:これはユーザーから見た、思い出リンクデータ分野に対する重要度である。
登録数:ユーザーから見た、分野別の思い出デジタルデータの登録数である。
登録比率:ユーザーから見た、分野別の思い出デジタルデータ登録数の全体での比率である。
参照回数:ユーザーから見た、分野別の思い出デジタルデータの参照回数である。
参照比率:ユーザーの思い出デジタルデータを参照した総回数における、分野別思い出デジタルデータの参照数の比率である。
リンク参照回数:ユーザーから見た、分野別の思い出リンクデータの参照回数である。
リンク参照比率:ユーザーの思い出リンクデータを参照した総回数における、分野別思い出リンクデータの参照数の比率である。
一実施形態説明の最後として、「3.システム・コンポーネント詳細」を記載する。
図09は、ユーザー登録システムの全体的流れを示すフロー図である。ステップS0901で、ユーザーは、クライアント・システムを通してサーバー・システムにアクセスし、ユーザー登録開始を依頼する。この依頼は、サーバー・システムが提供するいずれかのWebページに含まれるリンクまたはボタンのクリックのみで十分である。ユーザー登録画面を送信して欲しい、という情報だけのHTTPリクエストをサーバー・システムに要求すれば良いからである。ステップS0902で、サーバー・システムは、ユーザー登録画面その1をクライアント・システムへ返信する。ステップS0903で、クライアント・システムはユーザー登録画面その1を表示する。図10はクライアント・システムにて表示されるユーザー登録画面その1のためのWebページの一例である。始めに必要な項目として、氏名F1001、性別F1002、生年月日F1003、居住国F1004、住所の詳細F1005、自身の優先度F1006、次へボタンF1007がある。生年月日は図10のように西暦(年)、月、日の選択リストでも良く、または整数値を受け付ける入力フィールドでも可能である。自身の優先度は、人を被写体とした全ての思い出デジタルデータの中での、登録者自身を被写体とする思い出デジタルデータの優先度である。図10のように10段階のスライダー・バー、または10段階の整数値リストから選択でき、優先度を10段階で設定できる。自身を被写体とするデータの優先度を、他の人(家族や友人)を被写体とする思い出デジタルデータの優先度より低くしたい場合には、ここの優先度をより低く設定する。例えば、自身の写真よりも子供の写真の方が大切な場合、子供の優先度を1に、自身の優先度を5に設定する。また、これらユーザー情報データは登録後も変更が可能である。ステップS0904で、ユーザーは登録情報を設定し、前記設定値をサーバー・システムへ送付するために、次へボタンF1007をクリックする。ステップS0905で、サーバー・システムは、データ受信後、ユーザーID、氏名、性別、および生年月日をユーザー情報データ表へ挿入する。具体的には、ユーザー情報データ表のデータ項目、(ユーザーID)、(氏名)、(性別)、(生年月日)、(登録総数)、(思い出デジタルデータ参照総回数)、(思い出リンクデータ参照総回数)にそれぞれ、ユーザーID、とクライアント・システムより受信した、氏名、性別、生年月日、と数値の、0、0、0を挿入する。登録時にはユーザーIDを新たに割り振り、併せて挿入する必要がある。このIDは全てのユーザー間で異なる値にすることが必要である。当業者ならば理解されるように、IDの自動生成は、データベース標準装備の機能を用いて簡単に行える。その時点でのタイムスタンプをそのまま適用してもよいし、シーケンス番号を自動生成してくれる関数・機能を用いても良い。ステップS0906で、サーバー・システムは、ユーザーID、作成日時、居住国、および住所の詳細をユーザー履歴情報データ表へ挿入する。具体的には、ユーザー履歴情報データ表のデータ項目、(ユーザーID)、(作成日時)、(居住国)、(詳細住所)にそれぞれ、前ステップで生成したユーザーID、登録時の日時、とクライアント・システムより受信した、居住国、詳細の住所を挿入する。当業者ならば理解されるように、作成日時はデータベースの関数を用いて簡単に自動生成することができる。ステップS0907で、サーバー・システムは、ユーザーID、相手ユーザーID、および優先度などを家系データ表へ挿入する。具体的には、家系データ表のデータ項目、(ユーザーID)、(相手ユーザーID)、(続柄)、(親等数)、(優先度)、(思い出デジタルデータ重要度)、(登録数)、(登録比率)、(参照回数)、(参照比率)にそれぞれ、前ステップで生成したユーザーID、前ステップで生成したユーザーID、“本人”、0、とクライアント・システムより受信した自身の優先度より算出した優先度の100分率、0%、0、0%、0、0%を挿入する。今回は登録者から見た登録者本人を家系データ表に登録するため、相手ユーザーIDはユーザーIDと同一になる。自身の優先度は、選択された自身の優先度の値である1、2、・・・9、10を100分率に変換する。例えば、選択された自身の優先度が1の場合には100%、選択された自身の優先度が2の場合には90%、そして選択された自身の優先度が10の場合には10%となる。ステップS0908で、登録ユーザーから見た思い出デジタルデータの分野の分類、つまり4つの分野名リストへの初期割り振りを自動的に行う。ステップS0908の詳細ロジックは後に記載する。「2.データ・グループとデータ項目」の項にて、ユーザー履歴情報データの説明に示されたように、分野リストは、関係分野IDリスト、興味分野IDリスト、無関心分野IDリスト、不要分野IDリストの4つがあり、全ての分野IDは重複無くいずれかの分野IDリストに属さなければならない。分野IDは分野名に割り当てられるシーケンス(重複の無い)IDである。分野IDが決まると1つの分野名が決まることになる。このロジックの基本概念としては、性別、年齢や他ユーザーの統計情報を用いて最も平均的な割り振りパターンを算出し、登録ユーザーの登録時に提示することにある。ユーザーのタイプによって最も平均的な割り振りパターンを提示することで、ユーザーによる変更回数を減らすことができ、設定作業の手間と時間を削減できる。例えば、40歳台は政治に興味があるという統計を用いて、予め興味分野リストに政治を含めて提示しておく、などである。ステップS0909で、サーバー・システムは、初期割り振りされた分野IDリストとそれぞれに対応した分野名リストを、ユーザー登録画面その2とともにクライアント・システムへ送信する。ステップS0910で、クライアント・システムはユーザー登録画面その2を表示する。図11はクライアント・システムにて表示されるユーザー登録画面その2のためのWebページの一例である。必要な項目として、関係分野リストF1101、興味分野リストF1102、無関心分野リストF1103、不要分野リストF1104、登録ボタンF1105がある。これら4つの分野リストのWebページの一実施形態としては図11のように、それぞれリストボックスを持ち、分野を4つの分野リスト間でドラッグ&ドロップにて移動し、設定および変更できる形態になる。当業者ならば理解されるように、この分野の分野リスト間の移動の手法については、様々な形態が存在する。例えば、通常良く見られるような選択&移動ボタンにて移動させる手法でも可能である。また、当業者ならば理解されるように、表示される分野名リストに内部的に分野IDも割り当てつつ、分野の移動を行うことは一般的であり簡単に実現できる。ステップS0911で、ユーザーは前記4つの分野リストを確認・修正し、登録依頼するために、登録ボタンF1105をクリックする。結果、クライアント・システムから、ユーザーが確認・修正した後の関係分野IDリスト、興味分野IDリスト、無関心分野IDリスト、不要分野IDリストがユーザーIDとともにサーバー・システムへ送信される。ステップS0912で、サーバー・システムは前記情報を受信する。ステップS0913で、サーバー・システムは、データベースのユーザー履歴情報データ表にて、ユーザーIDが同一かつ削除日時が設定されていないレコードに対して、受信した関係分野IDリスト、興味分野IDリスト、無関心分野IDリスト、不要分野IDリストを割り当て更新する。ステップS0914で、サーバー・システムは、ユーザー分野情報データ表へ、設定された分野リストを元に初期データを作成・登録する。ステップS0914の詳細ロジックは後に記載する。ステップS0915で、サーバー・システムは、登録完了通知とユーザーIDをクライアント・システムへ送信する。ステップS0916で、クライアント・システムは、前記情報を表示し、ユーザーへ登録完了およびユーザーIDを通知し、処理を終了する。
図12と図13は、ステップS0908の詳細ロジックを示すフロー図である。本処理の入力は、登録ユーザーのユーザーID、性別、生年月日である。ステップS1201で、登録ユーザーの性別と年齢を元に、ユーザーが分類されるグループを割り出す。年齢は、式“現在年月日−(生年月日)”で計算する。当業者ならば理解されるように、現在のデータベース製品では現在年月日を取得する特殊レジスター(マクロのようなもの)があり、例えば、SQLの中で、CURRENT_DATEと指定するだけで現在年月日を利用できる。もしデータベースで使用できない場合には、オペレーティング・システムから現在年月日を取得して利用できる。グループ化の基準・単位は環境や状況に応じて変更される可能性があるが、一例としては、まずは男性と女性に分け、さらに0〜11歳(小学生まで)、12〜17歳(中高校生)、18〜21歳(大学生)、22〜29歳、30歳台、40歳台、50歳台、60歳台、70歳以上といった年代別に分ける方法が考えられる。もし登録ユーザーが30歳の男性だった場合、グループは“男性”でかつ“30歳台(30〜39歳)”ということになる。ステップS1202で、全分野のリストを取得する。具体的には、条件が、(分野データ表の削除日時が無い)で、出力は、(分野ID)および(分野名)である。ステップS1203で、前ステップで取得された分野リストから1つずつ分野を取り出し、処理する分野が無くなるまで以下のステップをループ処理する。例えば、初めに取り出された分野を“スポーツ”だとする。ステップS1204で、ユーザー情報データ表とユーザー履歴情報データ表をユーザーIDで結合し、次の条件で4つの分野リストの件数を照会する。条件は、現在年月日−(ユーザー情報データ表の生年月日)>=30、かつ現在年月日−(ユーザー情報データ表の生年月日)<40、かつ(ユーザー情報データ表の性別)=“男性“、かつ(ユーザー情報データ表のユーザーID)=(ユーザー履歴情報データ表のユーザーID)かつ(ユーザー履歴情報データ表の削除日時)が無し、(ユーザー履歴情報データ表の関係分野IDリスト)に”スポーツ“が含まれる、で出力は、レコード件数である。当業者ならば理解されるように、既製のデータベース製品であれば、COUNT()マクロまたは関数が提供されており、1つのSQLにてレコード件数を取得することができる。関係分野IDリストの件数と同様に、興味分野IDリストの件数、無関心分野IDリストの件数、および不要分野IDリストの件数も取得する。その結果例えば、現在の全ユーザーの中で、分野“スポーツ“を関係分野IDリストに入れている30歳台男性が200名、興味分野IDリストに入れている30歳台男性が100名、無関心分野IDリストに入れている30歳台男性が50名、不要分野IDリストに入れている30歳台男性が0名だったとする。ステップS1205で、件数の最も多い分野IDリストを、登録ユーザーの該当分野が初期設定される分野IDリスト、とする。先の例では、ユーザー数が最も多かった関係分野IDリストへ”スポーツ“の分野IDが格納され、登録ユーザーの関係分野IDリストの初期値となる。ステップS1206で、ループ処理の入力となっている分野が他に無い場合は、ループを抜け次のステップS1207へ進み、まだ存在すれば次の分野を入力としてステップS1203へ戻る。このループにより、4つの分野IDリスト全ての初期値が設定される。実際には分野IDリストでの保管になるが、視覚的に理解しやすいように一意的に決まる分野名でのリストでの例を示すと、例えば図11のように、関係分野リストには”映画、音楽、食べ物、レストラン、ホテル、旅行、伝統・文化、スポーツ“、興味分野リストには”芸術、書籍、歴史、趣味、政治・経済“、無関心分野リストには”芸能“、不要分野リストは”“(分野無し)となる。次にステップS1207で、登録ユーザーの近親者(配偶者、両親、子供など)のユーザーIDリストを取得する。具体的には、家系データ表にて、登録ユーザーIDが家系データ表のユーザーIDと同一で、かつ続柄が配偶者、母、父、長男、長女・・・などとなっている相手ユーザーIDを取得する。この時、近親者を親等数2まで拡大とする事も可能であるが近親者の基準は、状況により変動する可能性があるため、本発明では明記しない。ステップS1208で、それらユーザーIDを入力としてループ処理を開始する。ステップS1209で、そのユーザーIDの持っている関係分野IDリストを取得する。具体的には、条件は、(ユーザー履歴情報データ表のユーザーID)=ループ入力であるユーザーID、かつ(ユーザー履歴情報データ表の削除日時)が無い、で出力は、(関係分野IDリスト)である。ステップS1210で、それら分野IDを入力としてループ処理を開始する。ステップS1211で、ループ入力である分野IDがステップS1206までに初期化された登録ユーザーの無関心分野IDリストまたは不要分野IDリストに存在するか確認する。存在する場合、ステップS1212で、登録ユーザーの興味分野IDリストへ移動する。存在しなかった場合、つまり関係分野IDリストまたは興味分野IDリストに存在する場合には、何もせずにステップS1213へ進む。ステップS1213で、ループ処理の入力となっている分野が他に無い場合は、ループを抜けステップS1214へ進み、まだ存在すれば次の分野を入力としてステップS1210へ戻る。ステップS1214で、ループ処理の入力となっているユーザーIDが他に無い場合は、ループを抜けて本処理を終了する。まだ存在すれば次のユーザーIDを入力としてステップS1208へ戻る。
図14は、ステップS0914の詳細ロジックを示すフロー図で、登録ユーザーの関係分野IDリスト、興味分野IDリスト、無関心分野IDリスト、および不要分野IDリストを元に、ユーザー分野情報データの優先度と思い出デジタルデータ重要度と思い出リンクデータ重要度を計算・初期化し、同時に他の統計情報もゼロに初期化するプロセスを示している。本処理の入力は、ユーザーID、関係分野IDリスト、興味分野IDリスト、無関心分野IDリストである。ステップS1401で、サーバー・システムは、全ての分野リストを分野データ表から取得し、ステップS1402で、分野1つずつを入力として以下のループ処理を開始する。ステップS1403で、ループの入力となっている分野が登録ユーザーの関係分野IDリストの中に存在しているかチェックする。存在しなければ、ステップS1404で、興味分野IDリストの中に存在しているかチェックする。さらに存在しなければ、ステップS1405で、無関心分野IDリストの中に存在しているかチェックする。さらに存在しなければ、ステップS1406で、登録ユーザーから見た、その分野に対する思い出デジタルデータの優先度の初期値に0%(ゼロ)を設定する。これは、その分野が不要分野であることを意味しており、その結果としてその分野の重要度に最も低い値を設定するのである。ステップS1403の結果が存在している場合は、その分野が現在関わっている分野に属している事を意味しており、ステップS1407で、分野の優先度の初期値に高い値を設定する。この値は状況によって変動する可能性があるため永久的に固定値として定義はできないが、予めシステムによって定義されるべき値である。ここでは一例として、90%とする。同様にステップS1404の結果が存在している場合は、その分野が興味のある分野に属している事を意味しており、ステップS1408で、分野の優先度の初期値に中間程度の値を設定する。ここでは一例として、60%とする。同様にステップS1405の結果が存在している場合は、その分野が関心の無い分野に属している事を意味しており、ステップS1409で、分野の優先度の初期値に低い値を設定する。ここでは一例として、30%とする。状況に応じてこれらケース別の初期値は変動する可能性があるが、例では、その分野が関係分野、興味分野、無関心分野、および不要分野に含まれるケース別に、それぞれ分野の優先度の初期値に90%、60%、30%、0%と設定している。ステップS1410で、思い出デジタルデータ重要度と思い出リンクデータ重要度に、優先度と同じ値を設定する。ステップS1411で、前ステップまでに計算・取得した値と本処理の入力データをもとに、初期値をユーザー分野情報データ表へ登録する。具体的には、ユーザー分野情報データ表のデータ項目、(分野ID)、(ユーザーID)、(作成日時)、(優先度)、(思い出デジタルデータ重要度)、(思い出リンクデータ重要度)、(登録数)、(登録比率)、(参照回数)、(参照比率)、(リンク参照回数)、(リンク参照比率)にそれぞれ、ループの入力となっている分野ID、本処理の入力データであるユーザーID、登録時の日時、保持中の優先度、保持中の思い出デジタルデータ重要度、保持中の思い出リンクデータ重要度、0、0%、0、0%、0、0%を挿入する。ステップS1412で、ループ入力の分野リストの中に次の分野がまだ存在していればステップS1402へ戻り、存在していなければ本処理を完了する。
ログイン・システムは既存の機能・技術にて代用でき、本発明とは直接の関連はないため割愛する。ログインを必要とする他のシステムのために、ログイン終了後はセッション管理を継続的に行う。当業者ならば理解されるように、複数Webページにまたがるセッション管理は既存の機能にて簡単に実現できるものであり、ユーザーID情報などの授受の代表的な実施例はCookie(クッキー)を介した方法である。
図15は、家系データ管理システムの全体的流れを示すフロー図である。まだユーザーIDが登録されていないユーザーの新規登録は、前記のユーザー登録システムとなるが、既に登録済みのユーザーIDに対して、他のユーザーから見た家系データを登録する場合に本システムが必要となる。例えば、父と息子の2つのユーザーIDは登録済みだが、父が登録する思い出デジタルデータの被写体に息子がある場合、または息子が登録する思い出デジタルデータの被写体に父がある場合に家族関係(家系)の情報を登録しておく必要がある。ステップS1501で、ユーザーは、クライアント・システムを通してサーバー・システムにアクセスし、家系データ管理の開始を依頼する。通常はログイン後のWebページに含まれるリンクまたはボタンのクリックから開始を依頼できるが、この時には既にログインしている事が前提となり、ユーザーID情報がサーバー・システムへ渡される。当業者ならば理解されるように、複数Webページにまたがるセッション管理は既存の機能にて簡単に実現できるものであり、ユーザーID情報などの授受の代表的な実施例はCookieを介した方法である。ステップS1502で、サーバー・システムは、ログイン中のユーザーIDを用いて次の条件にて、家系データ表とユーザー情報データ表を連結して、登録済みの家系データを取得する。条件は、(家系データ表のユーザーID)=ログイン中のユーザーID、かつ(家系データ表の相手ユーザーID)=(ユーザー情報データ表のユーザーID)で、出力は、(ユーザー情報データ表の氏名)、(家系データ表の続柄)、(家系データ表の親等数)、(家系データ表の優先度)、(ユーザー情報データ表の性別)、現在年月日−(ユーザー情報データ表の生年月日)である。ステップS1503で、サーバー・システムは、取得したデータを家系データ管理画面に組み込み、クライアント・システムへ送信する。ステップS1504で、クライアント・システムは、家系データ管理画面を表示する。図16は、クライアント・システムにて表示される家系データ管理画面のためのWebページの一例である。必要な項目として、登録済み家系データを表示し、編集・削除のために選択できるセクションC1601(氏名、続柄、親等数、優先度、性別、年齢を含む)と、追加ボタンF1601、編集ボタンF1602、削除ボタンF1603、閉じるボタンF1604がある。続くステップS1505で、ユーザーが追加ボタンをクリックすると、クライアント・システムは、サーバー・システムへ家系データ追加画面の送信を要求し、ステップS1506へ進む。ステップS1506の詳細は後述するが、ステップS1506を終えた後はステップS1502へ戻る。追加ボタンがクリックされない場合は、C1601セクションに表示されている登録済み家系データが1つ選択された状態であれば、ステップS1507またはステップS1509へ進むことができる。ステップS1507で、ユーザーが編集ボタンをクリックすると、クライアント・システムはサーバー・システムへ家系データ編集画面の送信を要求し、ステップS1508へ進む。ステップS1508の詳細は後述するが、ステップS1508を終えた後はステップS1502へ戻る。ステップS1509で、ユーザーが削除ボタンをクリックすると、クライアント・システムはサーバー・システムへ家系データ削除画面の送信を要求し、ステップS1510へ進む。ステップS1510の詳細は後述するが、ステップS1510を終えた後はステップS1502へ戻る。家系データの追加・編集・削除ボタンをクリックせずに、閉じるボタンをクリックした場合には、本処理は終了する。
図17は、ステップS1506を細分化したフロー図である。本処理の入力は、ユーザーIDである。ステップS1701で、サーバー・システムはクライアント・システムへ家系データ追加画面を送信する。ステップS1702で、クライアント・システムは、家系データ追加画面を表示する。図18は、一実施形態における家系データ追加画面で、追加ユーザーを検索するためのフィールドである氏名F1801、性別F1802、年齢F1803、および検索ボタンF1804、検索結果の表示および追加ユーザーの選択のためのセクションC1801、家系データ入力・選択のための続柄F1805、親等数F1806、優先度F1807、および追加ボタンF1808が含まれている。ステップS1703で、ユーザーは、クライアント・システムからサーバー・システムにアクセスし、追加候補のユーザーを検索する。具体的には、氏名、性別、年齢フィールドに条件を入力して検索ボタンをクリックすることで、対象となるユーザーをサーバー・システムへ照会依頼する。ステップS1704で、サーバー・システムは、氏名、性別、および年齢について入力された条件にて、ユーザー情報データ表と家系データ表に照会を行う。具体的には例えば、条件は、(ユーザー情報データ表の氏名)LIKE %氏名欄に入力された検索文字%、かつ(ユーザー情報データ表の性別)=性別欄で選択された性別、かつ現在年月日−(ユーザー情報データ表の生年月日)>=年齢欄で選択された年代、かつ現在年月日−(ユーザー情報データ表の生年月日)<年齢欄で選択された年代+10、かつ(ユーザー情報データ表のユーザーID)が既に登録されている家系データではない、であり出力は、ユーザー情報データ表の全データ項目である。既に登録されている家系データとは、条件は、(ユーザー情報データ表のユーザーID)=(家系データ表の相手ユーザーID)、かつ(家系データ表のユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、で得られる、(ユーザー情報データ表のユーザーID)のリスト出力である。%タイトル欄に入力された検索文字%の前後にある%は0字以上の文字列を表し、LIKEはその後に続く文字列が含まれる、ということを意味する。当業者ならば理解されるように、1つ以上の検索用フィールドに検索用ワードが入力され、それら検索ワードをもとにデータベースを照会する手法およびプログラミングは現在では極めて一般的であり、殆ど全ての検索Webページでも実現されているものである。ステップS1705で、サーバー・システムは、照会結果をクライアント・システムへ送信する。ステップS1706で、クライアント・システムは、照会結果、つまり候補ユーザーのリストを表示する。例として図20に、氏名の一部として“伊藤”、性別は女性、年齢は0〜11歳にて検索した結果の表示を示している。ステップS1707で、ユーザーは、検索結果の表示セクションC1801から追加するユーザーを選択する。当業者ならば理解されるように、追加するユーザーをどのように選択するかについては前記以外にも様々な実装方法があり、登録済みのユーザーの中から追加されるユーザーを選択する、といった目的であれば本発明においての実装方法は問わない。ステップS1708で、ユーザーは、追加ユーザーに関する家系データである、続柄、親等数、および優先度を入力または選択し、追加ボタンF1808をクリックする。ステップS1709で、サーバー・システムは、選択されたユーザーおよび家系情報をデータベースへ挿入し本処理を完了する。具体的には、家系データ表のデータ項目である、(ユーザーID)、(相手ユーザーID)、(続柄)、(親等数)、(優先度)、(思い出デジタルデータ重要度)、(登録数)、(登録比率)、(参照回数)、(参照比率)へそれぞれ、本処理の入力データであるユーザーID、クライアント・システムにて選択されたユーザーID、選択された続柄、選択された親等数、クライアント・システムより受信した優先度より算出した優先度の100分率、クライアント・システムより受信した優先度より算出した優先度の100分率、0、0%、0、0%を挿入する。優先度は、選択された優先度の値である1、2、・・・9、10を100分率に変換する。例えば、選択された優先度が1の場合には100%、選択された優先度が2の場合には90%、そして選択された優先度が10の場合には10%となる。思い出デジタルデータ重要度の初期値としては、優先度と同じ値を設定する。
図19は、ステップS1508を細分化したフロー図である。本処理の入力は、ユーザーID、編集対象ユーザーIDである。ステップS1901で、サーバー・システムはクライアント・システムから編集対象ユーザーIDを受信し、以下条件にて、再度データベースへ家系データを照会・取得する。条件は、(家系データ表のユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(家系データ表の相手ユーザーID)=本処理の入力データである編集対象ユーザーID、かつ(家系データ表の相手ユーザーID)=(ユーザー情報データ表のユーザーID)で、出力は、(ユーザー情報データ表の氏名)、(ユーザー情報データ表の性別)、現在年月日−(ユーザー情報データ表の生年月日)、(家系データ表の続柄)、(家系データ表の親等数)、(家系データ表の優先度)である。ステップS1902で、サーバー・システムは、取得したユーザー情報および家系データを組み込んだ家系データ編集画面をクライアント・システムへ送信する。ステップS1903で、クライアント・システムは、家系データ編集画面を表示する。図20は、一実施形態における家系データ編集画面で、編集対象ユーザー情報の表示用セクションC2001で、氏名、性別、および年齢を含んでおり、そして編集フィールドである続柄F2001、親等数F2002、優先度F2003、および更新ボタンF2004が含まれている。表示用セクション内の氏名、性別、および年齢はステップS1901で取得した値をセットし、変更不可フィールドとして表示する。編集フィールドである続柄、親等数、および優先度は、それぞれ取得した値をセットして表示するが、他の値への変更が可能なフィールドとして表示する。ステップS1904で、ユーザーは、家系データの編集を行い、更新ボタンF2004をクリックする。ステップS1905で、サーバー・システムは、編集された家系データをデータベースへ反映して本処理を完了する。具体的には、本処理の入力データであるユーザーID、本処理の入力データである編集対象ユーザーID、選択された続柄、選択された親等数、選択された優先度を、それぞれ家系データ表の、(ユーザーID)、(相手ユーザーID)、(続柄)、(親等数)、(優先度)として家系データ表へ更新をかける。
図21は、ステップS1510を細分化したフロー図である。本処理の入力は、ユーザーID、削除対象ユーザーIDである。ステップS2101で、サーバー・システムはクライアント・システムから削除対象のユーザーIDを受信し、以下条件にて、再度データベースへ家系データを照会・取得する。条件は、(家系データ表のユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(家系データ表の相手ユーザーID)=本処理の入力データである削除対象ユーザーID、かつ(家系データ表の相手ユーザーID)=(ユーザー情報データ表のユーザーID)で、出力は、(ユーザー情報データ表の氏名)、(ユーザー情報データ表の性別)、現在年月日−(ユーザー情報データ表の生年月日)、(家系データ表の続柄)、(家系データ表の親等数)、(家系データ表の優先度)である。ステップS2102で、サーバー・システムは、取得したユーザー情報および家系データを組み込んだ家系データ削除画面をクライアント・システムへ送信する。ステップS2103で、クライアント・システムは、家系データ削除画面を表示する。図22は、一実施形態における家系データ削除画面で、削除対象ユーザー情報の表示用セクションC2201で、氏名、続柄、親等数、優先度、性別、および年齢を含んでおり、削除ボタンF2201が含まれている。表示用セクション内の氏名、続柄、親等数、優先度、性別、および年齢はステップS2101で取得した値をセットし、変更不可フィールドとして表示する。ステップS2104で、ユーザーは、家系データの削除を行うために、削除ボタンをクリックする。ステップS2105で、サーバー・システムは、選択された家系データをデータベースから削除して本処理を完了する。具体的には、(家系データ表のユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(家系データ表の相手ユーザーID)=本処理の入力データである削除対象ユーザーID、という条件にて家系データ表からレコードを削除する。
図23は、思い出デジタルデータ登録システムの全体的流れを示すフロー図である。ステップS2301で、ユーザーは、クライアント・システムを通してサーバー・システムにアクセスし、思い出デジタルデータ登録の開始を依頼する。この時には既にログインしている事が前提となり、通常はログイン後のWebページに含まれるリンクまたはボタンのクリックから開始を依頼できる。ステップS2302で、サーバー・システムは、ログイン中のユーザーIDを用いて次の条件にて、家系データ表とユーザー情報データ表を連結して、登録済みの家系データを取得する。条件は、(家系データ表のユーザーID)=ログイン中のユーザーID、かつ(家系データ表の相手ユーザーID)=(ユーザー情報データ表のユーザーID)で、出力は、(ユーザー情報データ表の氏名)、(ユーザー情報データ表の性別)、現在年月日−(ユーザー情報データ表の生年月日)、(家系データ表の続柄)、(家系データ表の親等数)、(家系データ表の優先度)である。ステップS2303で、サーバー・システムは、分野データ表から全ての分野データを、環境データ表から全ての場面データを、取得する。全ての場面データ(場面とその重要度)はサービス提供者によって予め登録されている。例えば、場面とその重要度はそれぞれ、“新婚旅行中”“高”、“友人との旅行中”“低”、“初めてのデート中”“中”となる。分野データの取得の条件は、(分野データ表の削除日時が無い)で、出力は、(分野ID)および(分野名)である。場面データの取得の条件は、(環境データ表の削除日時)が無い、かつ(環境データ表の場面)が在りで、出力は、(環境ID)、(場面)および(環境重要度)である。ステップS2304で、サーバー・システムは、取得したデータを思い出デジタルデータ登録画面その1に組み込み、クライアント・システムへ送信する。ステップS2305で、クライアント・システムは、思い出デジタルデータ登録画面その1を表示する。図24は、クライアント・システムにて表示される思い出デジタルデータ登録画面その1のためのWebページの一例である。必要な項目として、思い出デジタルデータ・ファイル名F2401、タイトルF2402、撮影日時F2403、撮影場所F2404、被写体ユーザーリストF2405、参加ユーザーリストF2406、分野F2407、場面F2408、次へボタンF2409がある。思い出デジタルデータ・ファイル名F2401は、登録対象となる、クライアント・システムに保管されているデジタルデータのファイル名の入力フィールドである。当業者ならば理解されるように、PCなどのオペレーティング・システムが提供しているファイル選択ウィンドウを起動するボタンを配置し、その起動されたウィンドウからファイル名を選択することもできる。タイトルF2402は、登録する思い出デジタルデータの題名であり、ユーザーが自由に入力できる。撮影日時F2403および撮影場所F2404は、それぞれ登録される思い出デジタルデータの撮影された日時および場所である。当業者ならば理解されるように、日時入力は、既に一般的に使用されているカレンダーからの選択あるいは直接入力など様々な入力方法が存在しているが、いずれの方法でも本発明の実装としては使用可能である。撮影場所は、世界に存在する国または地域のリストから選択する。被写体ユーザーリストF2405は、ログインユーザーから見た登録済み家系データのユーザーのリストで、前記ステップS2302にて取得されたデータである。同様に参加ユーザーリストF2406も、ログインユーザーから見た登録済み家系データのユーザーのリストで、前記ステップS2302にて取得されたデータである。参加ユーザーリストで選択されるユーザーリストは、思い出デジタルデータが撮影された時・場所に共に参加していた人のリストである。分野F2407は、前記ステップS2303で取得された全ての分野リストが表示される。場面F2408は、前記ステップS2303で取得された全ての場面リストが表示される。分野は、映画やスポーツなどといった、その思い出デジタルデータの分類される分野を表し、場面は、新婚旅行中、友人との最後の旅行中、初めてのデート中などといった、思い出デジタルデータが撮影された時の場面を表す項目である。詳細は後に記載するが、被写体ユーザーリスト、分野、および場面は、ユーザーごとの思い出デジタルデータに対する好感度の初期値を決める上での重要な要素となる。これらの要素データを用いることで、思い出デジタルデータがその見る人にとって、より大切な被写体が写っている場合、より重きを置いている分野の場合、および人生の中でもより大切な場面の場合には、初期設定される好感度をより高く設定することが可能となる。ステップS2306で、ユーザーは、クライアント・システムに表示された思い出デジタルデータ登録画面その1にて、登録する思い出デジタルデータ・ファイルおよび上記で記載した他の付属情報の入力および選択を行い、それら設定値をサーバー・システムへ送付するために、次へボタンをクリックする。ステップS2307で、サーバー・システムは、データ受信後、思い出デジタルデータ表へデータを登録する。具体的には、思い出デジタルデータ表のデータ項目である、(思い出デジタルデータID)、(タイトル)、(コンテンツ)、(サムネイル)、(撮影日時)、(撮影場所)、(被写体ユーザーリスト)、(参加ユーザーリスト)、(分野ID)、(環境ID)へそれぞれ、新たに生成する思い出デジタルデータID、そしてそれぞれ受信した、タイトル、思い出デジタルデータ・ファイル、もしも存在する場合はサムネイル、撮影日時、撮影場所、被写体ユーザーリスト、参加ユーザーリスト、分野ID、環境IDを挿入する。この時、思い出デジタルデータIDを新たに割り振り、併せて挿入する必要がある。このIDは全ての思い出デジタルデータ間で異なる値にすることが必要である。当業者ならば理解されるように、IDの自動生成は、データベース標準装備の機能を用いて簡単に行える。その時点でのタイムスタンプをそのまま適用してもよいし、シーケンス番号を自動生成してくれる関数・機能を用いても良い。また、コンテンツが画像データの場合には、サムネイルデータを自動生成し、データ項目(サムネイル)へ挿入する。ステップS2308で、サーバー・システムは、ログイン中のユーザーIDと設定された被写体ユーザーリスト、分野、および場面を入力として、思い出属性データ表の好感度、方向、および深度の初期値を計算する。被写体、分野および場面に応じて最適化された思い出の大切さの初期値を自動設定するためである。このステップのロジック詳細は後述する。ステップS2309で、サーバー・システムは、設定された初期値を組み込んだ思い出デジタルデータ登録画面その2をクライアント・システムへ送信する。ステップS2310で、クライアント・システムは、思い出デジタルデータ登録画面その2を表示する。図25は、クライアント・システムにて表示される思い出デジタルデータ登録画面その2のためのWebページの一例である。必要な項目として、登録対象の思い出デジタルデータの情報表示用セクションC2501と、設定変更可能フィールドである、方向F2501、大きさ・深さF2502、および登録ボタンF2503がある。表示用セクションC2501は、対象となる思い出デジタルデータの識別が可能な情報、例えば、タイトル、撮影日時、撮影場所フィールド、画像のサムネイル、および実データの表示ボタンなどが含まれる。方向は、その思い出が良い思い出か、辛い苦い思い出かをそれぞれ選択できる。大きさ・深さは、ユーザーから見た、その思い出の大切さ・深さをスライドバーにて選択できる。表示されている方向、大きさ・深さはステップS2308にて初期設定された値だが、ユーザーが修正することができる。ステップS2311で、ユーザーは、登録対象の思い出に対して、方向と大きさ・深さを確認・修正し、登録ボタンをクリックすることで、サーバー・システムへ登録を依頼する。ステップS2312で、サーバー・システムは、ログインユーザーと参加ユーザーリストに含まれる全ユーザーIDを入力として、以下のループ処理を行う。ステップS2313で、サーバー・システムは、思い出属性データ表へ新しいデータを挿入する。このステップの詳細ロジックは後述する。ステップS2314で、サーバー・システムは、思い出デジタルデータの登録に関する各種統計情報を更新する。この統計情報は、ユーザーの登録総数、分野別登録数、被写体の登録数などがあり、思い出デジタルデータの重み付けに反映される。詳細ロジックは後述する。ステップS2315で、サーバー・システムは、思い出デジタルデータの参照に関する各種統計情報を更新する。この統計情報は、ユーザーの思い出デジタルデータ参照総回数、分野別参照数、被写体の参照数などがあり、思い出デジタルデータの重み付けに反映される。詳細ロジックは後述する。ステップS2316で、サーバー・システムは、ステップS2311で選択された方向および大きさ・深さなどから思い出サイズ、思い出鮮明度、思い出強度を算出し、それらを思い出属性データ表へ更新する。このステップの詳細ロジックは後述する。ステップS2317で、ループ処理の入力となっているユーザーIDが他に無い場合は、ループを抜けステップS2318へ進む。まだ存在すれば次のユーザーIDを入力としてステップS2312へ戻る。ステップS2318で、サーバー・システムは、思い出デジタルデータ登録完了画面をクライアント・システムへ送信する。ステップS2319で、クライアント・システムは、思い出デジタルデータ登録完了画面を表示し、思い出デジタルデータ登録システムを終了する。一実施形態では、思い出デジタルデータの登録のための管理サーバーへのデータの送信は、Webページを通して行われるが、CD/DVDなどの媒体と郵便メール、ファクシミリ、または電子メールなどの他の通信モードで行うことも可能である。
図26は、ステップS2308を細分化したフロー図である。本処理の入力は、ユーザーID、思い出デジタルデータの被写体ユーザーリスト、分野、および場面である。ステップS2601で、サーバー・システムは、本処理の入力データであるユーザーIDと思い出デジタルデータの分野を条件に、ユーザー分野情報データ表の思い出デジタルデータ重要度を取得する。条件は(分野ID)=本処理の入力データである思い出デジタルデータの分野ID、かつ(ユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(削除日時)の値が無い、で、出力は(思い出デジタルデータ重要度)である。ステップS2602で、サーバー・システムは、本処理の入力データである思い出デジタルデータの場面を条件に、環境データ表の重要度を取得する。条件は(環境ID)=本処理の入力データである思い出デジタルデータの環境ID、かつ(削除日時)の値が無い、で、出力は(環境重要度)である。ステップS2603で、サーバー・システムは、本処理の入力データであるユーザーIDと思い出デジタルデータの被写体ユーザーリストを条件に、家系データ表の最も高い思い出デジタルデータ重要度を取得する。条件は(ユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(相手ユーザーID)=本処理の入力データである思い出デジタルデータの被写体ユーザーリスト、であり、出力は(思い出デジタルデータ重要度)の最大値、である。被写体ユーザーリストは複数人居る可能性があるため、出力の思い出デジタルデータ重要度も複数値が返されるが、その中でも最も大きい値のみを取得する。当業者ならば理解されるように、既製のデータベース製品であれば、MAX()マクロまたは関数が提供されており、1つのSQLにて最大値を取得することができる。ステップS2604以下で、サーバー・システムは、前ステップまでに取得した分野の思い出デジタルデータ重要度、環境重要度、および被写体の思い出デジタルデータ重要度を元に、思い出属性データの好感度、減衰率、方向、および深度を計算する。好感度はそのユーザーにとって、対象となる思い出デジタルデータに対してどの程度好感を持っているかを数値化したものであり、減衰率はそのユーザーにとって、その思い出デジタルデータが時間とともにどの程度鮮明度を失っていくか減衰する率を数値化したものである。例えば、その思い出がユーザーにとって非常に大切な思い出であれば、好感度は高くなることで良い大きな思い出であることを示し、減衰率が低くなることで時が経っても忘れにくく鮮明さを失いにくい思い出であることを示す。ステップS2604で、サーバー・システムは、取得した環境重要度の絶対値が50%以上か否かを判断する。50%以上だった場合、ステップS2605で、サーバー・システムは、取得した被写体の思い出デジタルデータ重要度が50%以上か判断する。さらに50%以上だった場合、ステップS2606で、サーバー・システムは、対象分野の重要度をX、対象環境重要度の絶対値をY、被写体ユーザーリストの重要度をZとし、4*(X+Y+Z−X*Y−Y*Z−Z*X+X*Y*Z)−3を好感度として計算する。続くステップS2607で、サーバー・システムは、減衰率に0.7をセットする。ステップS2605の結果が50%未満だった場合、ステップS2608で、サーバー・システムは、前記のX,Y,Zの定義をもとに、2*(2*X+2*Y−2*X*Y−1)*Zを好感度として計算する。続くステップS2609で、サーバー・システムは、減衰率に0.8をセットする。ステップS2604の結果が50%未満だった場合、ステップS2610で、サーバー・システムは、取得した被写体の思い出デジタルデータ重要度が50%以上か判断する。50%以上だった場合、ステップS2611で、サーバー・システムは、前記のX,Y,Zの定義をもとに、2*(2*X*Y+Z−2*X*Y*Z)−1を好感度として計算する。続くステップS2612で、サーバー・システムは、減衰率に0.9をセットする。ステップS2610の結果が50%未満だった場合、ステップS2613で、サーバー・システムは、前記のX,Y,Zの定義をもとに、4*X*Y*Zを好感度として計算する。続くステップS2614で、サーバー・システムは、減衰率に1をセットする。これら計算式はあくまでも一実施形態であり、取得した分野の思い出デジタルデータ重要度が増せば思い出属性データの好感度は増し減衰率は下がる、取得した環境の重要度が増せば好感度は増し減衰率は下がる、取得した被写体の思い出デジタルデータ重要度が増せば好感度は増し減衰率は下がる、といった傾向を実現できる式であればどのような式でも可能である。一実施形態では、環境重要度は−100%〜+100%、分野および被写体の思いデジタルデータ重要度は0〜+100%の範囲としているため、計算後の好感度は−100%〜+100%、減衰率は0〜+100%となる。環境重要度では、辛いまたは苦しい環境下が存在する可能性があり、それを負(マイナス)の値で示し結果として−100%〜+100%の範囲となる。前記ステップS2607S2609S2612S2614に続くステップS2615で、サーバー・システムは、計算して得た好感度と減衰率を本処理の出力のために保持する。この時、環境重要度が負の値だった場合には、好感度に−1を乗じ、その値を好感度として保持し、正の値だった場合にはそのまま保持する。ステップS2616で、サーバー・システムは、前記計算後の好感度を、以下の式にて方向と深度に分解し、本処理の出力として、本処理を終了する。式:(方向)={(好感度)が0以上(正の値)であれば+1、(好感度)が0未満(負の値)であれば−1}。(深度)=(好感度)の絶対値。つまり、好感度の正負の符号を方向とし、規模を深度として分解する。
図27は、ステップS2313を細分化したフロー図である。本処理の入力は、思い出デジタルデータID、思い出デジタルデータの撮影日時、思い出デジタルデータの分野、思い出デジタルデータの環境、思い出デジタルデータの被写体ユーザーリスト、ログイン中のユーザーID、ユーザーID、好感度、減衰率、方向、および大きさ・深さ、である。ステップS2701で、サーバー・システムは、ユーザーIDがログインユーザーIDと同一であるか判断する。ステップS2701でユーザーが同一でなかった場合、ステップS2702で、サーバー・システムは、本処理の入力データであるユーザーIDと思い出デジタルデータの分野、環境、被写体ユーザーリストを元に、好感度、減衰率、方向、および深度を計算し、保持する。このステップは、図26と同一の処理であり、詳細はステップS2601からとして説明済みである。ステップS2701でユーザーが同一だった場合、ステップS2703で、サーバー・システムは、入力として渡されている好感度、減衰率、方向、および大きさ・深さを思い出属性データの好感度、減衰率、方向、および深度として置換・保持する。ステップS2702またはステップS2703に続いて、ステップS2704で、サーバー・システムは、前ステップまでに取得・保持したデータを、新しいデータとして思い出属性データ表へ挿入し、本処理を終了する。具体的には、思い出属性データ表のデータ項目である、(思い出デジタルデータID)、(ユーザーID)、(作成日時)、(方向)、(深度)、(好感度)、(減衰率)、(参照日時)、(参照回数)、(参照比率)、(思い出サイズ)、(思い出鮮明度)、(思い出強度)へそれぞれ、本処理の入力である思い出デジタルデータID、本処理の入力データであるユーザーID、現在日時、保持中の方向、保持中の深度、保持中の好感度、保持中の減衰率、現在日時、0、0%、0%、0%、0%を挿入する。
図28は、ステップS2314を細分化したフロー図である。本処理では、思い出デジタルデータの登録統計情報を更新する。本処理の入力は、ユーザーID、思い出デジタルデータの分野、思い出デジタルデータの参加ユーザーリストである。ステップS2801で、サーバー・システムは、ユーザー情報データ表の登録総数を1増加する。具体的には、(ユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、という条件にて、(ユーザー情報データ表の登録総数)=(ユーザー情報データ表の登録総数)+1という更新をかける。ステップS2802で、サーバー・システムは、ユーザー分野情報データ表の登録数を1増加する。具体的には、(ユーザー分野情報データ表の分野ID)=本処理の入寮データである思い出デジタルデータの分野ID、かつ(ユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(ユーザー分野情報データ表の削除日時)は無し、という条件にて、(ユーザー分野情報データ表の登録数)=(ユーザー分野情報データ表の登録数)+1という更新をかける。ステップS2803で、サーバー・システムは、ユーザー分野情報データ表の登録比率を更新する。ユーザー分野情報データ表の登録比率は、式“(ユーザー分野情報データ表の登録数)/(ユーザー情報データの登録総数)”で計算される。しかし、一実施形態では、式“(ユーザー分野情報データ表の登録数)/MAX((ユーザー情報データの登録総数),100)”で計算する。MAX(A,B)は、値Aと値Bの大きい方の値を返すという関数である。ユーザーがシステムを使い始めて間が無い時、つまり、思い出デジタルデータの登録総数が極端に少ない時、この式の母数が小さいため、登録比率が極端に偏りユーザーの性質が正しく反映されない可能性が高くなる。これを防ぐために、母数は(ユーザー情報データの登録総数)と100の大きい方を選択することにする。この100という値はあくまで一例であって、環境や状況に応じて他の値になりうる。前記計算式の(ユーザー分野情報データ表の登録数)は、具体的には、(ユーザー分野情報データ表)に対して、条件を(分野ID)=本処理の入寮データである思い出デジタルデータの分野ID、かつ(ユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(削除日時)は無し、出力を(登録数)として取得した値であり、(ユーザー情報データの登録総数)は、(ユーザー情報データ表)に対して、条件を(ユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、出力を(登録総数)として取得した値である。ステップS2804で、サーバー・システムは、参加ユーザーリストに含まれる全ユーザーIDを入力として、以下のループ処理を行う。ステップS2805で、サーバー・システムは、家系データ表の登録数を1増加する。具体的には、(家系データ表のユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(家系データ表の相手ユーザーID)=ループ入力であるユーザーID、という条件にて、(家系データ表の登録数)=(家系データ表の登録数)+1という更新をかける。ステップS2806で、サーバー・システムは、家系データ表の登録比率を更新する。家系データ表の登録比率は、式“(家系データ表の登録数)/(ユーザー情報データの登録総数)”で計算される。しかし、一実施形態では、式“(家系データ表の登録数)/MAX((ユーザー情報データの登録総数),100)”で計算する。ユーザーがシステムを使い始めて間が無い時、つまり、思い出デジタルデータの登録総数が極端に少ない時、この式の母数が小さいため、登録比率が極端に偏りユーザーの性質が正しく反映されない可能性が高くなる。これを防ぐために、母数は(ユーザー情報データの登録総数)と100の大きい方を選択することにする。この100という値はあくまで一例であって、環境や状況に応じて他の値になりうる。前記計算式の(家系データ表の登録数)は、具体的には、(家系データ表)に対して、条件を(ユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(相手ユーザーID)=ループ入力であるユーザーID、出力を(登録数)として取得した値であり、(ユーザー情報データの登録総数)は、(ユーザー情報データ表)に対して、条件を(ユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、出力を(登録総数)として取得した値である。ステップS2807で、ループ処理の入力となっているユーザーIDが他に存在する場合は、次のユーザーIDを入力としてステップS2804へ戻り、存在しない場合はループを抜け、本処理を終了する。
図29は、ステップS2315を細分化したフロー図である。本処理では、思い出デジタルデータの参照統計情報を更新する。本処理の入力は、思い出デジタルデータID、ユーザーID、思い出デジタルデータの分野ID、思い出デジタルデータの被写体ユーザーリストである。ステップS2901で、サーバー・システムは、ユーザー情報データ表の思い出デジタルデータ参照総回数を1増加する。具体的には、(ユーザー情報データ表のユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、という条件にて、(ユーザー情報データ表の思い出デジタルデータ参照総回数)=(ユーザー情報データ表の思い出デジタルデータ参照総回数)+1という更新をかける。ステップS2902で、サーバー・システムは、ユーザー分野情報データ表の参照回数を1増加する。具体的には、(ユーザー分野情報データ表の分野ID)=本処理の入寮データである思い出デジタルデータの分野ID、かつ(ユーザー分野情報データ表のユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(ユーザー分野情報データ表の削除日時)は無し、という条件にて、(ユーザー分野情報データ表の参照回数)=(ユーザー分野情報データ表の参照回数)+1という更新をかける。ステップS2903で、サーバー・システムは、ユーザー分野情報データ表の参照比率を更新する。ユーザー分野情報データ表の参照比率は、式“(ユーザー分野情報データ表の参照回数)/(ユーザー情報データ表の思い出デジタルデータ参照総回数)”で計算される。しかし、一実施形態では、式“(ユーザー分野情報データ表の参照回数)/MAX((ユーザー情報データの思い出デジタルデータ参照総回数),100)”で計算する。ユーザーがシステムを使い始めて間が無い時、つまり、思い出デジタルデータの参照総回数が極端に少ない時、この式の母数が小さいため、参照比率が極端に偏りユーザーの性質が正しく反映されない可能性が高くなる。これを防ぐために、母数は(ユーザー情報データの思い出デジタルデータ参照総回数)と100の大きい方を選択することにする。この100という値はあくまで一例であって、環境や状況に応じて他の値になりうる。前記計算式の(ユーザー分野情報データ表の参照回数)は、具体的には、(ユーザー分野情報データ表)に対して、条件を(分野ID)=本処理の入寮データである思い出デジタルデータの分野ID、かつ(ユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(削除日時)は無し、出力を(参照回数)として取得した値であり、(ユーザー情報データの思い出デジタルデータ参照総回数)は、(ユーザー情報データ表)に対して、条件を(ユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、出力を(思い出デジタルデータ参照総回数)として取得した値である。ステップS2904で、サーバー・システムは、優先度と登録比率と前ステップにて更新された参照比率を元に、ユーザー分野情報データ表の思い出デジタルデータ重要度を更新する。具体的には、(ユーザー分野情報データ表の分野ID)=本処理の入寮データである思い出デジタルデータの分野ID、かつ(ユーザー分野情報データ表のユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(ユーザー分野情報データ表の削除日時)は無し、という条件にて、(ユーザー分野情報データ表の思い出デジタルデータ重要度)=(ユーザー分野情報データ表の優先度)+(1−(ユーザー分野情報データ表の優先度))*(ユーザー分野情報データ表の登録比率)*(ユーザー分野情報データ表の参照比率)という更新をかける。ステップS2905で、サーバー・システムは、被写体ユーザーリストに含まれる全ユーザーIDを入力として、以下のループ処理を行う。ステップS2906で、サーバー・システムは、家系データ表の参照回数を1増加する。具体的には、(家系データ表のユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(家系データ表の相手ユーザーID)=ループ入力であるユーザーID、という条件にて、(家系データ表の参照回数)=(家系データ表の参照回数)+1という更新をかける。ステップS2907で、サーバー・システムは、家系データ表の参照比率を更新する。家系データ表の参照比率は、式“(家系データ表の参照回数)/(ユーザー情報データの思い出デジタルデータ参照総回数)”で計算される。しかし、一実施形態では、式“(家系データ表の参照回数)/MAX((ユーザー情報データの思い出デジタルデータ参照総回数),100)”で計算する。ユーザーがシステムを使い始めて間が無い時、つまり、思い出デジタルデータの参照総回数が極端に少ない時、この式の母数が小さいため、参照比率が極端に偏りユーザーの性質が正しく反映されない可能性が高くなる。これを防ぐために、母数は(ユーザー情報データの思い出デジタルデータ参照総回数)と100の大きい方を選択することにする。この100という値はあくまで一例であって、環境や状況に応じて他の値になりうる。前記計算式の(家系データ表の参照回数)は、具体的には、(家系データ表)に対して、条件を(ユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(相手ユーザーID)=ループ入力であるユーザーID、出力を(参照回数)として取得した値であり、(ユーザー情報データの思い出デジタルデータ参照総回数)は、(ユーザー情報データ表)に対して、条件を(ユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、出力を(思い出デジタルデータ参照総回数)として取得した値である。ステップS2908で、サーバー・システムは、優先度と登録比率と前ステップにて更新された参照比率を元に、家系データ表の思い出デジタルデータ重要度を更新する。具体的には、(ユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(相手ユーザーID)=ループ入力であるユーザーID、という条件にて、(家系データ表の思い出デジタルデータ重要度)=(家系データ表の優先度)+(1−(家系データ表の優先度))*(家系データ表の登録比率)*(家系データ表の参照比率)という更新をかける。ステップS2909で、ループ処理の入力となっているユーザーIDが他に存在する場合は、次のユーザーIDを入力としてステップS2905へ戻り、存在しない場合はループを抜け次のステップS2910へ進む。ステップS2910で、サーバー・システムは、思い出属性データ表の参照回数を1増加する。具体的には、(思い出属性データ表の思い出デジタルデータID)=本処理の入力データである思い出デジタルデータID、かつ(思い出属性データ表のユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(思い出属性データ表の削除日時)が無し、という条件にて、(思い出属性データ表の参照回数)=(思い出属性データ表の参照回数)+1という更新をかける。ステップS2911で、サーバー・システムは、思い出属性データ表の参照比率を更新し、本処理を終了する。このとき思い出属性データ表の参照比率は、式“(思い出属性データ表の参照回数)/(ユーザー情報データの思い出デジタルデータ参照総回数)”で計算される。しかし、一実施形態では、式“(思い出属性データ表の参照回数)/MAX((ユーザー情報データの思い出デジタルデータ参照総回数),100)”で計算する。ユーザーがシステムを使い始めて間が無い時、つまり、思い出デジタルデータの参照総回数が極端に少ない時、この式の母数が小さいため、参照比率が極端に偏りユーザーの性質が正しく反映されない可能性が高くなる。これを防ぐために、母数は(ユーザー情報データの思い出デジタルデータ参照総回数)と100の大きい方を選択することにする。この100という値はあくまで一例であって、環境や状況に応じて他の値になりうる。前記計算式の(思い出属性データ表の参照回数)は、具体的には、(思い出属性データ表)に対して、条件を(思い出属性データ表の思い出デジタルデータID)=本処理の入力データである思い出デジタルデータID、かつ(思い出属性データ表のユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(思い出属性データ表の削除日時)が無し、出力を(参照回数)として取得した値であり、(ユーザー情報データの思い出デジタルデータ参照総回数)は、(ユーザー情報データ表)に対して、条件を(ユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、出力を(思い出デジタルデータ参照総回数)として取得した値である
図30は、ステップS2316を細分化したフロー図である。本処理では、思い出属性データの思い出サイズ、思い出鮮明度、思い出強度を更新する。本処理の入力は、思い出デジタルデータID、ユーザーIDである。ステップS3001で、サーバー・システムは、思い出属性データ表の方向および深度にデータが存在しているか否か判断する。存在している場合はステップS3002へ、存在していない場合にはステップS3003へ進む。ステップS3002で、サーバー・システムは、思い出属性データ表の方向、深度、および参照比率から、思い出サイズを再計算し、更新する。具体的には、(思い出属性データ表の思い出デジタルデータID)=本処理の入力データである思い出デジタルデータID、かつ(思い出属性データ表のユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(思い出属性データ表の削除日時)が無し、という条件にて、(思い出サイズ)=(深度)−0.5+(方向)/2+MIN(1−((深度)−0.5+(方向)/2),1)*(参照比率)という更新をかける。MIN(A,B)は、値Aと値Bの小さい方の値を返すという関数である。この時の計算式はあくまでも一実施形態であり、深度が増せば思い出サイズも増し、方向が−1の時よりも+1の時に思い出サイズが増し、参照比率が増せば思い出サイズも増す、といった傾向が実現できる式であればどのような式でも可能である。ステップS3003で、サーバー・システムは、思い出属性データ表の好感度および参照比率から、思い出サイズを再計算し、更新する。具体的には、(思い出属性データ表の思い出デジタルデータID)=本処理の入力データである思い出デジタルデータID、かつ(思い出属性データ表のユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(思い出属性データ表の削除日時)が無し、という条件にて、(思い出サイズ)=(好感度)の絶対値−0.5+(好感度)の符号/2+MIN(1−((好感度)の絶対値−0.5+(好感度)の符号/2),1)*(参照比率)という更新をかける。(好感度)の符号は、好感度が負の値であれば−1、正の値であれば+1である。この時の計算式はあくまでも一実施形態であり、好感度が増せば思い出サイズも増し、参照比率が増せば思い出サイズも増す、といった傾向が実現できる式であればどのような式でも可能である。ステップS3002およびステップS3003の次ステップであるステップS3004で、サーバー・システムは、減衰率と参照日時から思い出鮮明度を再計算し、更新する。具体的には、(思い出属性データ表の思い出デジタルデータID)=本処理の入力データである思い出デジタルデータID、かつ(思い出属性データ表のユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(思い出属性データ表の削除日時)が無し、という条件にて、(思い出鮮明度)=(43800−(減衰率)*(DATE(現在日時)−DATE(参照日時)))/43800、という更新をかける。値43800は、120年を日数に換算した数字で、凡そ人の最大の寿命を数値化したものである。DATE()は()内の日時データ型から年月日データ型のみを取り出す関数を意味する。また、この時の計算式はあくまでも一実施形態であり、参照日時が古くなれば思い出鮮明度が下がり、減衰率が上がれば思い出鮮明度が下がる、といった傾向が実現できる式であればどのような式でも可能である。ステップS3005で、サーバー・システムは、前ステップまでに更新した思い出サイズと思い出鮮明度から、思い出強度を再計算し、更新し、本処理を終了する。具体的には、(思い出属性データ表の思い出デジタルデータID)=本処理の入力データである思い出デジタルデータID、かつ(思い出属性データ表のユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(思い出属性データ表の削除日時)が無し、という条件にて、(思い出強度)=(思い出サイズ)*(思い出鮮明度)、という更新をかける。この時の計算式はあくまでも一実施形態であり、例えば“((思い出サイズ)の2乗+(思い出鮮明度)の2乗)の2乗根“の式のように、思い出サイズが増せば思い出強度が増し、思い出鮮明度が増せば思い出強度が増す、といった傾向が実現できる式であればどのような式でも可能である。
図31は、一般情報デジタルデータ・リンク・システムの全体的流れを示すフロー図である。ステップS3101で、ユーザーは、クライアント・システムを通してサーバー・システムにアクセスし、一般情報デジタルデータ・リンクの開始を依頼する。この時には既にログインしている事が前提となり、通常はログイン後のWebページに含まれるリンクまたはボタンのクリックから開始を依頼できる。ステップS3102で、サーバー・システムは、ログイン中のユーザーIDを用いて次の条件にて、家系データ表とユーザー情報データ表を連結して登録済みの家系データを取得し、また分野データ表から全ての分野データを、環境データ表から全ての政治経済情勢データと流行風潮データを、取得する。家系データ取得の条件は、(家系データ表のユーザーID)=ログイン中のユーザーID、かつ(家系データ表の相手ユーザーID)=(ユーザー情報データ表のユーザーID)で、出力は、(ユーザー情報データ表の氏名)、(ユーザー情報データ表の性別)、現在年月日−(ユーザー情報データ表の生年月日)、(家系データ表の続柄)である。分野データの取得の条件は、(分野データ表の削除日時が無い)で、出力は、(分野ID)、(分野名)である。政治経済情勢データの取得の条件は、(環境データ表の削除日時)が無い、かつ(環境データ表の政治経済情勢)が在りで、出力は、(環境ID)、(政治経済情勢)、(環境重要度)である。流行風潮データの取得の条件は、(環境データ表の削除日時)が無い、かつ(環境データ表の流行風潮)が在りで、出力は、(環境ID)、(流行風潮)、(環境重要度)である。環境データはサービス提供者によって予め登録されている。ステップS3103で、サーバー・システムは、取得したデータを一般情報デジタルデータ・リンク画面その1に組み込み、クライアント・システムへ送信する。具体的には、ステップS3102で取得した家系データから被写体ユーザー・リストおよび参加ユーザー・リストを作成し、同ステップから取得した分野および環境データからそれぞれ分野リスト、政治経済情勢リスト、および流行風潮リストを作成する。ステップS3104で、クライアント・システムは、一般情報デジタルデータ・リンク画面その1を表示する。図32は、クライアント・システムにて表示される一般情報デジタルデータ・リンク画面その1のためのWebページの一例である。思い出デジタルデータの検索に必要な項目として、タイトルF3201、撮影日F3202、撮影場所F3203、被写体ユーザーリストF3204、参加ユーザーリストF3205、分野F3206、政治経済情勢F3207、流行・風潮F3208、検索ボタンF3209がある。ステップS3105で、ユーザーは、クライアント・システムにて、リンク元の思い出デジタルデータ候補を検索する。タイトルF3201は、既に登録されている思い出デジタルデータの題名の一部を入力するためのフィールドである。撮影日F3202および撮影場所F3203は、それぞれ登録されている思い出デジタルデータの撮影された日および場所であり、それらを条件に検索をする場合にこれらのフィールドへ入力・選択をする。当業者ならば理解されるように、日時入力は、既に一般的に使用されているカレンダーからの選択あるいは直接入力など様々な入力方法が存在しているが、いずれの方法でも本発明の実装としては使用可能である。撮影場所は、世界に存在する国または地域のリストから選択する。被写体ユーザーリストF3204は、ログインユーザーから見た登録済み家系データのユーザーのリストで、前記ステップS3102にて取得されたデータである。同様に参加ユーザーリストF3205も、ログインユーザーから見た登録済み家系データのユーザーのリストで、前記ステップS3102にて取得されたデータである。被写体ユーザーリストで選択されるユーザーリストは、思い出デジタルデータに写っている人のリストであり、参加ユーザーリストで選択されるユーザーリストは、思い出デジタルデータが撮影された時・場所にそのイベントに共に参加していた人のリストであり、検索条件にするデータを選択する。分野F3206は、前記ステップS3102で取得された全ての分野リストが表示される。政治経済情勢F3207は、前記ステップS3102で取得された全ての政治経済情勢リストが表示される。流行・風潮F3208は、前記ステップS3102で取得された全ての流行風潮リストが表示される。分野は、映画やスポーツなどといった、その思い出デジタルデータの分類される分野を表し、政治経済情勢は、シドニーオリンピック開催期間中、阪神大震災発生から1年以内、東西ドイツの統合などといった、その思い出が撮影された時・場所の政治経済の情勢を表し、流行風潮は、サッカーJリーグ開幕、インフルエンザの流行などといった、その思い出が撮影された時・場所にて世間一般で流行していた事象または風潮を表す項目である。前記タイトルなど検索ワードを入力あるいは検索条件となるデータをリストより選択し、検索ボタンをクリックすることで、対象となる思い出デジタルデータをサーバー・システムへ照会依頼する。ステップS3106で、サーバー・システムは、タイトルなど入力された条件にて、思い出デジタルデータ表に照会を行う。例えば、条件は、(思い出デジタルデータ表のタイトル)LIKE %タイトル欄に入力された検索文字%、かつDATE(思い出デジタルデータ表の撮影日時)>=撮影日欄で選択された範囲開始の日、かつDATE(思い出デジタルデータ表の撮影日時)<=撮影日欄で選択された範囲終了の日、かつ(思い出デジタルデータ表の撮影場所)=撮影場所欄で選択された場所、かつ(思い出デジタルデータ表の被写体ユーザーリスト)に、被写体ユーザーリスト欄で選択されたユーザーIDを含む、かつ(思い出デジタルデータ表の参加ユーザーリスト)に、参加ユーザーリスト欄で選択されたユーザーIDを含む、かつ(思い出デジタルデータ表の分野ID)=分野欄で選択された分野ID、かつ(思い出デジタルデータ表の環境ID)=政治経済情勢欄で選択された環境IDまたは流行・風潮欄で選択された環境ID、であり、出力は、思い出デジタルデータ表の全データ項目である。%タイトル欄に入力された検索文字%、の前後に記述されている%は0字以上の文字列を表し、LIKEはその後に続く文字列が含まれる、ということを意味するマクロまたは関数である。DATE()は()内の日時データ型から年月日データ型のみを取り出す関数を意味する。当業者ならば理解されるように、1つ以上の検索用フィールドに検索用ワードが入力され、それら検索ワードをもとにデータベースを照会する手法およびプログラミングは現在では極めて一般的であり、殆ど全ての検索Webページでも実現されているものである。また、この検索手法については本発明の本筋には含まれていないため詳細は割愛する。ステップS3107で、サーバー・システムは、照会結果をクライアント・システムへ送信する。ステップS3108で、クライアント・システムは、照会結果である候補思い出デジタルデータのリストを表示する。例として図32画面下段に、思い出デジタルデータ・リストの検索結果の表示を示している。ステップS3109で、ユーザーは、検索結果の表示セクションC3201からリンク元となる思い出デジタルデータをクリックし、選択ボタンF3210を押すことで、リンク元思い出デジタルデータ情報をサーバー・システムへ送信する。当業者ならば理解されるように、思い出デジタルデータをどのように選択するかについては前記以外にも様々な実装方法があり、登録済みの思い出デジタルデータの中からリンクの元となるデータを選択する、といった目的であれば本発明においては実装方法は問わない。ステップS3110で、サーバー・システムは、クライアント・システムより送信された、思い出デジタルデータ情報を入力として、既に登録・蓄積されている一般情報デジタルデータ表を照会し、思い出デジタルデータに関連すると思われる一般情報デジタルデータのリスト、つまり思い出リンクデータ候補のリストを取得する。このステップのロジック詳細は後述する。ステップS3111で、サーバー・システムは、取得された思い出リンクデータと設定された初期値を組み込んだ一般情報デジタルデータ・リンク画面その2をクライアント・システムへ送信する。ステップS3112で、クライアント・システムは、一般情報デジタルデータ・リンク画面その2を表示する。図33は、クライアント・システムにて表示される一般情報デジタルデータ・リンク画面その2のためのWebページの一例である。必要な項目として、リンク元となる思い出デジタルデータの情報表示用セクションC3301、リンク候補である一般情報デジタルデータのリスト表示用セクションC3302、およびリンク・ボタンF3303がある。思い出デジタルデータの情報表示用セクションC3301は、リンク元となる思い出デジタルデータの識別が可能な情報、例えば、タイトル、撮影日時、サムネイル、および撮影場所フィールドなどが含まれる。一般情報デジタルデータのリスト表示用セクションC3302には、リンク先となる一般情報デジタルデータの識別が可能な情報、例えば、タイトル、コンテンツ、分野、開始日時、場所が含まれ、さらに設定変更可能フィールドとして、方向F3301および深度F3302が含まれる。方向は、その一般情報が良いまたは楽しい思い出か、苦いまたは辛い思い出かをそれぞれ+(ポジティブ)、−(ネガティブ)にて選択できる。深度は、ユーザーから見た、リンク元の思い出に対する一般情報の事象の大きさ・深さを設定できる。表示されている方向と深度はステップS3110にて初期設定された値だが、ユーザーが修正することができる。ステップS3113で、ユーザーは、リンク候補の一般情報デジタルデータのリストに対して、方向および深度の変更、またはリンクの削除操作を行い、確定した情報をサーバー・システムへ送信するためにリンク・ボタンを押す。ステップS3114で、サーバー・システムは、情報を受信した後、ログインユーザーと参加ユーザーリストに含まれる全ユーザーIDを入力として、以下のループ処理を行う。ステップS3115で、サーバー・システムは、思い出リンクデータ表へ新しいデータを挿入する。このステップの詳細ロジックは後述する。ステップS3116で、サーバー・システムは、思い出リンクデータの参照に関する各種統計情報を更新する。この統計情報は、ユーザーの思い出リンクデータ参照総回数、分野別リンク参照回数、リンクデータ別参照回数などがあり、思い出リンクデータの重み付けに反映される本発明の基幹部分でもある。詳細ロジックは後述する。ステップS3117で、サーバー・システムは、前ステップまでに設定または修正された方向、深度、参照日時、および参照比率などからリンク・サイズ、リンク鮮明度、およびリンク強度を算出し、それらを思い出リンクデータ表へ更新する。このステップの詳細ロジックは後述する。ステップS3118で、ループ処理の入力となっているユーザーIDが他に無い場合は、ループを抜け次のステップS3119へ進む。まだ存在すれば次のユーザーIDを入力としてステップS3114へ戻る。ステップS3119で、サーバー・システムは、一般情報デジタルデータ・リンク完了画面をクライアント・システムへ送信する。ステップS3120で、クライアント・システムは、一般情報デジタルデータ・リンク完了画面を表示し、一般情報デジタルデータ・リンク・システムの処理を終了する。一実施形態では、一般情報デジタルデータ・リ


ンク・システムは独立したシステムとなっているが、前記の思い出デジタルデータ登録システムに連続して呼出しすることも可能である。また、当業者ならば理解されるように、1つではなく、複数の思い出デジタルデータをグループ化し、そのグループに対して一般情報デジタルデータをリンクすることも可能である。
図34は、ステップS3110を細分化したフロー図である。本処理の入力は、ユーザーID、思い出デジタルデータID、思い出デジタルデータの撮影日時、思い出デジタルデータの撮影場所である。ステップS3401で、サーバー・システムは、本処理の入力データであるユーザーIDと思い出デジタルデータの撮影日時と思い出デジタルデータの撮影場所を条件に、一般情報デジタルデータ表とユーザー分野情報データ表と分野データ表と環境データ表を連結し、一般情報デジタルデータ情報、ユーザーの分野に対する思い出リンクデータ重要度、および一般情報デジタルデータの環境の重要度のリストを取得する。リストとしているのは、リンク候補となる一般情報デジタルデータは複数存在する可能性があるためである。条件は、(環境データ表の環境ID)=(一般情報デジタルデータ表の環境ID)、かつ(環境データ表の削除日時)の値が無し、(分野データ表の分野ID)=(一般情報デジタルデータ表の分野ID)、かつ(分野データ表の削除日時)の値が無し、かつ(一般情報デジタルデータ表の分野ID)=(ユーザー分野情報データ表の分野ID)、かつ(ユーザー分野情報データ表のユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(ユーザー分野情報データ表の削除日時)の値が無し、かつ(一般情報デジタルデータ表の発生国)=本処理の入力データである思い出デジタルデータの撮影場所、かつ(一般情報デジタルデータ表の開始日時)と(一般情報デジタルデータ表の終了日時)の期間の間に本処理の入力データである思い出デジタルデータの撮影日時が在り、で、出力は(一般情報デジタルデータ表の全データ)と(ユーザー分野情報データ表の思い出リンクデータ重要度)と(環境データ表の環境重要度)である。このときの(一般情報デジタルデータ表の全データ)には、一般情報デジタルデータID、タイトル、コンテンツ、サムネイル、開始日時、発生国、認知度などが含まれる。ステップS3402で、サーバー・システムは、前ステップの出力である、一般情報デジタルデータと関連データのリストを入力として、ループ処理を開始する。以下ステップで、サーバー・システムは、前ステップまでに取得した思い出リンクデータ重要度と環境重要度と認知度を元に、思い出リンクデータの好感度、減衰率、方向、および深度を計算する。好感度はそのユーザーにとって、対象となる思い出リンクデータに対してどの程度好感を持っているかを数値化したものであり、減衰率はそのユーザーにとって、その思い出リンクデータが時間とともにどの程度鮮明度を失っていくか減衰していく率を数値化したものである。例えば、その思い出リンクデータがユーザーにとって非常に重みのある事象であれば、好感度は高くなることで良い大きな思い出であることを示し、減衰率が低くなることで時が経っても忘れにくく鮮明さを失いにくい事象であることを示す。ステップS3403で、サーバー・システムは、取得した環境重要度の絶対値が50%以上か否かを判断する。50%以上だった場合、ステップS3404で、サーバー・システムは、取得した一般情報デジタルデータの認知度が50%以上か判断する。さらに50%以上だった場合、ステップS3405で、サーバー・システムは、対象ユーザー分野情報データの思い出リンクデータ重要度をA、対象環境重要度の絶対値をB、一般情報デジタルデータの認知度をCとし、4*(A+B+C−A*B−B*C−C*A+A*B*C)−3を好感度として計算する。続くステップS3406で、サーバー・システムは、減衰率に0.7をセットする。ステップS3404の結果が50%未満だった場合、ステップS3407で、サーバー・システムは、前記のA,B,Cの定義をもとに、2*(2*A+2*B−2*A*B−1)*Cを好感度として計算する。続くステップS3408で、サーバー・システムは、減衰率に0.8をセットする。ステップS3403の結果が50%未満だった場合、ステップS3409で、サーバー・システムは、取得した一般情報デジタルデータの認知度が50%以上か判断する。50%以上だった場合、ステップS3410で、サーバー・システムは、前記のA,B,Cの定義をもとに、2*(2*A*B+C−2*A*B*C)−1を好感度として計算する。続くステップS3411で、サーバー・システムは、減衰率に0.9をセットする。ステップS3409の結果が50%未満だった場合、ステップS3412で、サーバー・システムは、前記のA,B,Cの定義をもとに、4*A*B*Cを好感度として計算する。続くステップS3413で、サーバー・システムは、減衰率に1をセットする。これら計算式はあくまでも一実施形態であり、取得した分野の思い出リンクデータ重要度が増せば思い出リンクデータの好感度は増し減衰率は下がる、取得した環境の重要度が増せば好感度は増し減衰率は下がる、取得した一般情報デジタルデータの認知度が増せば好感度は増し減衰率は下がる、といった傾向を実現できる式であればどのような式でも可能である。一実施形態では、環境重要度は−100%〜+100%、分野の思いデジタルデータ重要度と一般情報デジタルデータの認知度は0〜+100%の範囲としているため、計算後の好感度は−100%〜+100%、減衰率は0〜+100%となる。環境重要度では、辛いまたは苦しい環境下が存在する可能性があり、それを負(マイナス)の値で示し結果として−100%〜+100%の範囲となる。前記ステップS3406S3408S3411S3413に続くステップS3414で、サーバー・システムは、計算して得た好感度と減衰率を本処理の出力のために保持する。この時、環境重要度が負の値だった場合には、好感度に−1を乗じ、その値を好感度として保持し、正の値だった場合にはそのままの値にて保持する。ステップS3415で、サーバー・システムは、前記計算後の好感度を、以下の式にて方向と深度に分解し、本処理の出力として保持する。式:(方向)={(好感度)が0以上(正の値)であれば+1、(好感度)が0未満(負の値)であれば−1}。(深度)=(好感度)の絶対値。つまり、好感度の正負の符号を方向とし、規模を深度として分解する。ステップS3416で、サーバー・システムは、ループ処理の入力となっている一般情報デジタルデータが他に無い場合は、ループを抜け本処理を終了する。まだ存在すれば次の一般情報デジタルデータを入力としてステップS3402へ戻る。
図35は、ステップS3115を細分化したフロー図である。本処理の入力は、思い出デジタルデータID、思い出デジタルデータの撮影日時、思い出デジタルデータの撮影場所、ログイン中のユーザーID、ユーザーID、思い出リンクデータ・リスト、であり、思い出リンクデータ・リストには、ID、方向、深度、好感度、および減衰率も含む。ステップS3501で、サーバー・システムは、ユーザーIDがログインユーザーIDと同一であるか判断する。ステップS3501でユーザーが同一でなかった場合、ステップS3502で、サーバー・システムは、本処理の入力データであるユーザーID、思い出デジタルデータID、思い出デジタルデータの撮影日時、および思い出デジタルデータの撮影場所を元に、思い出リンクデータ候補リストを取得し、保持する。このステップでは、好感度、減衰率、方向、および深度も計算される。またこのステップは、図34と同一の処理であり、詳細はステップS3401からとして説明済みである。ステップS3501でユーザーが同一だった場合、ステップS3503で、サーバー・システムは、入力として渡されている好感度、減衰率、方向、および大きさ・深さを思い出リンクデータの好感度、減衰率、方向、および深度として置換・保持する。ステップS3502またはステップS3503に続いて、ステップS3504で、サーバー・システムは、前ステップまでに取得・保持していた思い出リンクデータ・リストを入力として、ループ処理を開始する。ステップS3505で、サーバー・システムは、ループの入力である思い出リンクデータを思い出リンクデータ表へ新しいデータとして挿入する。具体的には、思い出リンクデータ表のデータ項目である、(思い出デジタルデータID)、(一般情報デジタルデータID)、(ユーザーID)、(作成日時)、(方向)、(深度)、(好感度)、(減衰率)、(参照日時)、(参照回数)、(参照比率)、(リンク・サイズ)、(リンク鮮明度)、(リンク強度)へそれぞれ、本処理の入力データである思い出デジタルデータID、ループの入力である思い出リンクデータの一般情報デジタルデータID、本処理の入力データであるユーザーID、現在日時、ループの入力である思い出リンクデータの方向、ループの入力である思い出リンクデータの深度、ループの入力である思い出リンクデータの好感度、ループの入力である思い出リンクデータの減衰率、現在日時、0、0%、0%、0%、0%を挿入する。ステップS3506で、サーバー・システムは、ループ処理の入力となっている思い出リンクデータが他に無い場合は、ループを抜け本処理を終了する。まだ存在すれば次の思い出リンクデータを入力としてステップS3504へ戻る。
図36は、ステップS3116を細分化したフロー図である。本処理では、思い出リンクデータの参照統計情報を更新する。本処理の入力は、思い出デジタルデータID、ユーザーID、思い出リンクデータ・リスト、である。ステップS3601は、サーバー・システムは、本処理の入力である思い出リンクデータ・リストを入力として、ループ処理を開始する。ステップS3602で、サーバー・システムは、ユーザー情報データ表の思い出リンクデータ参照総回数を1増加する。具体的には、(ユーザー情報データ表のユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、という条件にて、(ユーザー情報データ表の思い出リンクデータ参照総回数)=(ユーザー情報データ表の思い出リンクデータ参照総回数)+1という更新をかける。ステップS3603で、サーバー・システムは、ユーザー分野情報データ表のリンク参照回数を1増加する。具体的には、(一般情報デジタルデータ表の一般情報デジタルデータID)=ループ入力である思い出リンクデータの一般情報デジタルデータID)、かつ(ユーザー分野情報データ表の分野ID)=(一般情報デジタルデータ表の分野ID)、かつ(ユーザー分野情報データ表のユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(ユーザー分野情報データ表の削除日時)は無し、という条件にて、(ユーザー分野情報データ表のリンク参照回数)=(ユーザー分野情報データ表のリンク参照回数)+1という更新をかける。ステップS3604で、サーバー・システムは、ユーザー分野情報データ表のリンク参照比率を更新する。ユーザー分野情報データ表のリンク参照比率は、式“(ユーザー分野情報データ表のリンク参照回数)/(ユーザー情報データ表の思い出リンクデータ参照総回数)”で計算される。しかし、一実施形態では、式“(ユーザー分野情報データ表のリンク参照回数)/MAX((ユーザー情報データ表の思い出リンクデータ参照総回数),100)”で計算する。ユーザーがシステムを使い始めて間が無い時、つまり、思い出リンクデータの参照総回数が極端に少ない時、この式の母数が小さいため、リンク参照比率が極端に偏りユーザーの性質が正しく反映されない可能性が高くなる。これを防ぐために、母数は(ユーザー情報データの思い出リンクデータ参照総回数)と100の大きい方を選択することにする。この100という値はあくまで一例であって、環境や状況に応じて他の値になりうる。前記計算式の(ユーザー分野情報データ表のリンク参照回数)は、具体的には、(ユーザー分野情報データ表)に対して、条件を(一般情報デジタルデータ表の一般情報デジタルデータID)=ループ入力である思い出リンクデータの一般情報デジタルデータID)、かつ(ユーザー分野情報データ表の分野ID)=(一般情報デジタルデータ表の分野ID)、かつ(ユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(削除日時)は無し、出力を(リンク参照回数)として取得した値であり、(ユーザー情報データの思い出リンクデータ参照総回数)は、(ユーザー情報データ表)に対して、条件を(ユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、出力を(思い出リンクデータ参照総回数)として取得した値である。ステップS3605で、サーバー・システムは、優先度と前ステップにて更新された参照比率を元に、ユーザー分野情報データ表の思い出リンクデータ重要度を更新する。具体的には、(一般情報デジタルデータ表の一般情報デジタルデータID)=ループ入力である思い出リンクデータの一般情報デジタルデータID)、かつ(ユーザー分野情報データ表の分野ID)=(一般情報デジタルデータ表の分野ID)、かつ(ユーザー分野情報データ表のユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(ユーザー分野情報データ表の削除日時)は無し、という条件にて、(ユーザー分野情報データ表の思い出リンクデータ重要度)=(ユーザー分野情報データ表の優先度)+(1−(ユーザー分野情報データ表の優先度))*(ユーザー分野情報データ表のリンク参照比率)という更新をかける。ステップS3606で、サーバー・システムは、思い出リンクデータ表の参照回数を1増加する。具体的には、(思い出リンクデータ表の思い出デジタルデータID)=本処理の入力データである思い出デジタルデータID、かつ(思い出リンクデータ表の一般情報デジタルデータID)=ループ入力である思い出リンクデータの一般情報デジタルデータID、かつ(思い出リンクデータ表のユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(思い出リンクデータ表の削除日時)が無し、という条件にて、(思い出リンクデータ表の参照回数)=(思い出リンクデータ表の参照回数)+1という更新をかける。ステップS3607で、サーバー・システムは、思い出リンクデータ表の参照比率を更新する。このとき思い出リンクデータ表の参照比率は、式“(思い出リンクデータ表の参照回数)/(ユーザー情報データの思い出リンクデータ参照総回数)”で計算される。しかし、一実施形態では、式“(思い出リンクデータ表の参照回数)/MAX((ユーザー情報データの思い出リンクデータ参照総回数),100)”で計算する。ユーザーがシステムを使い始めて間が無い時、つまり、思い出リンクデータの参照総回数が極端に少ない時、この式の母数が小さいため、参照比率が極端に偏りユーザーの性質が正しく反映されない可能性が高くなる。これを防ぐために、母数は(ユーザー情報データの思い出リンクデータ参照総回数)と100の大きい方を選択することにする。この100という値はあくまで一例であって、環境や状況に応じて他の値になりうる。前記計算式の(思い出リンクデータ表の参照回数)は、具体的には、(思い出リンクデータ表)に対して、条件を(思い出リンクデータ表の思い出デジタルデータID)=本処理の入力データである思い出デジタルデータID、かつ(思い出リンクデータ表の一般情報デジタルデータID)=ループ入力である思い出リンクデータの一般情報デジタルデータID、かつ(思い出リンクデータ表のユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(思い出リンクデータ表の削除日時)が無し、出力を(参照回数)として取得した値であり、(ユーザー情報データの思い出リンクデータ参照総回数)は、(ユーザー情報データ表)に対して、条件を(ユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、出力を(思い出リンクデータ参照総回数)として取得した値である。ステップS3608で、サーバー・システムは、ループ処理の入力となっている思い出リンクデータが他に無い場合は、ループを抜け本処理を終了する。まだ存在すれば次の思い出リンクデータを入力としてステップS3601へ戻る。
図37は、ステップS3117を細分化したフロー図である。本処理では、思い出リンクデータのリンク・サイズ、リンク鮮明度、リンク強度を更新する。本処理の入力は、思い出デジタルデータID、ユーザーID、思い出リンクデータ・リスト、である。ステップS3701は、サーバー・システムは、本処理の入力である思い出リンクデータ・リストを入力として、ループ処理を開始する。ステップS3702で、サーバー・システムは、思い出リンクデータの方向および深度にデータが存在しているか否か判断する。存在している場合はステップS3703へ、存在していない場合にはステップS3704へ進む。ステップS3703で、サーバー・システムは、思い出リンクデータ表の方向、深度、および参照比率から、リンク・サイズを再計算し、更新する。具体的には、(思い出リンクデータ表の思い出デジタルデータID)=本処理の入力データである思い出デジタルデータID、かつ(思い出リンクデータ表の一般情報デジタルデータID)=ループ入力である思い出リンクデータの一般情報デジタルデータID、かつ(思い出リンクデータ表のユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(思い出リンクデータ表の削除日時)が無し、という条件にて、(リンク・サイズ)=(深度)−0.5+(方向)/2+MIN(1−((深度)−0.5+(方向)/2),1)*(参照比率)という更新をかける。この時の計算式はあくまでも一実施形態であり、深度が増せばリンク・サイズも増し、方向が−1の時よりも+1の時にリンク・サイズが増し、参照比率が増せばリンク・サイズも増す、といった傾向が実現できる式であればどのような式でも可能である。ステップS3704で、サーバー・システムは、思い出リンクデータ表の好感度および参照比率から、リンク・サイズを再計算し、更新する。具体的には、(思い出リンクデータ表の思い出デジタルデータID)=本処理の入力データである思い出デジタルデータID、かつ(思い出リンクデータ表の一般情報デジタルデータID)=ループ入力である思い出リンクデータの一般情報デジタルデータID、かつ(思い出リンクデータ表のユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(思い出リンクデータ表の削除日時)が無し、という条件にて、(リンク・サイズ)=(好感度)の絶対値−0.5+(好感度)の符号/2+MIN(1−((好感度)の絶対値−0.5+(好感度)の符号/2),1)*(参照比率)という更新をかける。(好感度)の符号は、好感度が負の値であれば−1、正の値であれば+1である。この時の計算式はあくまでも一実施形態であり、好感度が増せばリンク・サイズも増し、参照比率が増せばリンク・サイズも増す、といった傾向が実現できる式であればどのような式でも可能である。ステップS3703およびステップS3704の次ステップであるステップS3705で、サーバー・システムは、減衰率と参照日時からリンク鮮明度を再計算し、更新する。具体的には、(思い出リンクデータ表の思い出デジタルデータID)=本処理の入力データである思い出デジタルデータID、かつ(思い出リンクデータ表の一般情報デジタルデータID)=ループ入力である思い出リンクデータの一般情報デジタルデータID、かつ(思い出リンクデータ表のユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(思い出リンクデータ表の削除日時)が無し、という条件にて、(リンク鮮明度)=(43800−(減衰率)*(DATE(現在日時)−DATE(参照日時)))/43800、という更新をかける。値43800は、120年を日数に換算した数字で、凡そ人の最大の寿命を数値化したものである。DATE()は()内の日時データ型から年月日データ型のみを取り出す関数を意味する。また、この時の計算式はあくまでも一実施形態であり、参照日時が古くなればリンク鮮明度が下がり、減衰率が上がればリンク鮮明度が下がる、といった傾向が実現できる式であればどのような式でも可能である。ステップS3706で、サーバー・システムは、前ステップまでに更新したリンク・サイズとリンク鮮明度から、リンク強度を再計算し、更新する。具体的には、(思い出リンクデータ表の思い出デジタルデータID)=本処理の入力データである思い出デジタルデータID、かつ(思い出リンクデータ表の一般情報デジタルデータID)=ループ入力である思い出リンクデータの一般情報デジタルデータID、かつ(思い出リンクデータ表のユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(思い出リンクデータ表の削除日時)が無し、という条件にて、(リンク強度)=(リンク・サイズ)*(リンク鮮明度)、という更新をかける。この時の計算式はあくまでも一実施形態であり、例えば“((リンク・サイズ)の2乗+(リンク鮮明度)の2乗)の2乗根“の式のように、リンク・サイズが増せばリンク強度が増し、リンク鮮明度が増せばリンク強度が増す、といった傾向が実現できる式であればどのような式でも可能である。ステップS3707で、サーバー・システムは、ループ処理の入力となっている思い出リンクデータが他に無い場合は、ループを抜け本処理を終了する。まだ存在すれば次の思い出リンクデータを入力としてステップS3701へ戻る。
図38と図39は、思い出デジタルデータおよび思い出リンクデータなどのデジタルデータ照会・閲覧システムの全体的流れを示すフロー図である。ステップS3801で、ユーザーは、クライアント・システムを通してサーバー・システムにアクセスし、思い出(思い出デジタルデータまたは思い出リンクデータ)の照会開始を依頼する。この時には既にログインしている事が前提となり、通常はログイン後のWebページに含まれるリンクまたはボタンのクリックから開始を依頼できる。ステップS3802で、サーバー・システムは、ログイン中のユーザーIDを用いて次の条件にて、家系データ表とユーザー情報データ表を連結して登録済みの家系データを取得し、また分野データ表から全ての分野データを、環境データ表から全ての場面データを、取得する。家系データ取得の条件は、(家系データ表のユーザーID)=ログイン中のユーザーID、かつ(家系データ表の相手ユーザーID)=(ユーザー情報データ表のユーザーID)で、出力は、(ユーザー情報データ表の氏名)、(ユーザー情報データ表の性別)、現在年月日−(ユーザー情報データ表の生年月日)、(家系データ表の続柄)である。分野データの取得の条件は、(分野データ表の削除日時が無い)で、出力は、(分野ID)および(分野名)である。場面データの取得の条件は、(環境データ表の場面)が在り、かつ(環境データ表の削除日時)が無い、で、出力は、(環境ID)、(場面)、(環境重要度)である。場面データは全てサービス提供者によって予め登録されている。例えば、場面とその環境重要度それぞれ、“新婚旅行”“90%”、“友人との旅行”“70%”、“初めてのデート”“80%”などがある。ステップS3803で、サーバー・システムは、取得したデータを思い出デジタルデータ閲覧画面その1に組み込み、クライアント・システムへ送信する。具体的には、ステップS3802で取得した家系データから被写体ユーザー・リストおよび参加ユーザー・リストを作成し、同ステップから取得した分野・場面データからそれぞれ分野リストおよび場面リストを作成する。ステップS3804で、クライアント・システムは、思い出デジタルデータ閲覧画面その1を表示する。図40は、クライアント・システムにて表示される思い出デジタルデータ閲覧画面その1のためのWebページの一例である。思い出デジタルデータの検索に使われる項目は大別して2種類ある。1種類目は、思い出デジタルデータの登録時に設定された思い出固有の情報である。例えば、タイトル、撮影日時・場所、被写体、分野、場面などである。2種類目は、閲覧者ごとに刻々と変化する、その思い出に対する情報で、思い出サイズ、思い出鮮明度、および思い出強度である。前記1種類目の検索項目は、セクションC4001で示しており、タイトルF4001、撮影日時F4002、撮影場所F4003、被写体ユーザーリストF4004、参加ユーザーリストF4005、分野F4006、場面F4007が含まれる。前記2種類目の検索項目は、セクションC4002およびセクションC4003で示している。セクションC4002は、予め登録されている汎用的な検索条件をリストにした、定義済み汎用条件F4008が含まれる。このリストには例えば、「古き良き思い出」がある。古き良き思い出がリストから選択された場合、思い出サイズは高い値の範囲を、思い出鮮明度は低い値の範囲が自動設定される。例えば、(思い出サイズ)>80%、かつ(思い出鮮明度)<20%、となる。しかしこれら80%、20%という値はシステムや環境に応じて異なる可能性がある。セクションC4003は、セクションC4002で定義済み汎用条件を選択せずに、ユーザー自身が、思い出サイズ、思い出鮮明度、思い出強度の値の範囲を指定して条件設定する場合に使用する検索項目を示す。項目のラベル表示としてはそれぞれ、大きさ・深さF4009、鮮明さF4010、強さF4011、としている。そして、検索ボタンF4012がある。ステップS3805で、ユーザーは、クライアント・システムにて、閲覧するための思い出デジタルデータ候補を検索する。セクションC4001の中の、タイトルF4001は、既に登録されている思い出デジタルデータの題名の一部を入力するためのフィールドである。撮影日F4002および撮影場所F4003は、それぞれ登録されている思い出デジタルデータの撮影された日および場所であり、それらを条件に検索をする場合にこれらのフィールドへ入力・選択をする。当業者ならば理解されるように、日時入力は、既に一般的に使用されているカレンダーからの選択あるいは直接入力など様々な入力方法が存在しているが、いずれの方法でも本発明の実装としては使用可能である。撮影場所は、世界に存在する国または地域のリストから選択する。被写体ユーザーリストF4004は、ログインユーザーから見た登録済み家系データのユーザーのリストで、前記ステップS3802にて取得されたデータである。同様に参加ユーザーリストF4005も、ログインユーザーから見た登録済み家系データのユーザーのリストで、前記ステップS3802にて取得されたデータである。被写体ユーザーリストで選択されるユーザーリストは、思い出デジタルデータに写っている人のリストであり、参加ユーザーリストで選択されるユーザーリストは、思い出デジタルデータが撮影された時・場所に共に参加・同行していた人のリストであり、検索条件にするデータを選択する。分野F4006は、前記ステップS3802で取得された全ての分野リストが表示される。場面F4007は、前記ステップS3802で取得された全ての場面リストが表示される。分野は、映画やスポーツなどといった、その思い出デジタルデータの分類される分野を表し、場面は、新婚旅行、友人との最後の旅行、初めてのデートなどといった、思い出デジタルデータが撮影された時の場面・状況を表す項目である。セクションC4002に含まれる定義済み汎用条件F4008は、前記のとおり、リスト選択フィールドである。セクションC4003に含まれる、大きさ・深さF4009は、0%〜100%までの値のリスト選択フィールドおよび「以下」「以上」いずれかのラジオボタン・フィールドから成る。鮮明さF4010および強さF4011も同様に、値リスト選択フィールドと「以上」「以下」のラジオボタン・フィールドから成る。セクションC4001内項目への検索ワード入力あるいは検索条件となるデータのリスト選択、さらにセクションC4002またはセクションC4003内項目からの条件選択、そして検索ボタンをクリックすることで、閲覧対象となる思い出デジタルデータ候補をサーバー・システムへ照会依頼する。ステップS3806で、サーバー・システムは、思い出デジタルデータ表と思い出属性データ表を結合し、タイトルなど入力された条件にて照会を行う。例えば、条件は、(思い出属性データ表のユーザーID)=ログイン中のユーザーID、かつ(思い出デジタルデータ表の思い出デジタルデータID)=(思い出属性データ表の思い出デジタルデータID)、かつ(思い出属性データ表の削除日時)が無し、かつ(思い出デジタルデータ表のタイトル)LIKE %タイトル欄に入力された検索文字%、かつDATE(思い出デジタルデータ表の撮影日時)>=撮影日欄で選択された範囲開始の日、かつDATE(思い出デジタルデータ表の撮影日時)<=撮影日欄で選択された範囲終了の日、かつ(思い出デジタルデータ表の撮影場所)=撮影場所欄で選択された場所、かつ(思い出デジタルデータ表の被写体ユーザーリスト)に、被写体ユーザーリスト欄で選択されたユーザーIDを含む、かつ(思い出デジタルデータ表の参加ユーザーリスト)に、参加ユーザーリスト欄で選択されたユーザーIDを含む、かつ(思い出デジタルデータ表の分野ID)=選択された分野の分野ID、かつ(思い出デジタルデータ表の環境ID)=選択された場面の環境ID、かつ(思い出属性データ表の思い出サイズ)>=大きさ・深さ欄で選択された値、かつ(思い出属性データ表の思い出鮮明度)<=鮮明さ欄で選択された値、かつ(思い出属性データ表の思い出強度)>=強さ欄で選択された値、であり出力は、思い出デジタルデータ表の全データ項目、思い出属性データ表の全データ項目である。%タイトル欄に入力された検索文字%の前後にある%は0字以上の文字列を表し、LIKEはその後に続く文字列が含まれる、ということを意味する。DATE()は()内の日時データ型から年月日データ型のみを取り出す関数を意味する。当業者ならば理解されるように、1つ以上の検索用フィールドに検索用ワードが入力され、それら検索ワードをもとにデータベースを照会する手法およびプログラミングは現在では極めて一般的であり、殆ど全ての検索Webページでも実現されているものである。また、この検索手法については本発明の内容には含まれていないため詳細は割愛する。ステップS3807で、サーバー・システムは、照会結果をクライアント・システムへ送信する。ステップS3808で、クライアント・システムは、照会結果、つまり候補思い出デジタルデータのリストを表示する。例として図40下段に、思い出デジタルデータ候補の検索結果の表示を示している。ステップS3809で、ユーザーは、検索結果の表示セクションC4004から閲覧する思い出デジタルデータをクリックし、選択ボタンF4013を押すことで、閲覧対象の思い出デジタルデータ情報をサーバー・システムへ送信する。当業者ならば理解されるように、思い出デジタルデータをどのように選択するかについては前記以外にも様々な実装方法があり、登録済みの思い出デジタルデータの中からリンクの元となるデータを選択する、といった目的であれば本発明においては実装方法は問わない。ステップS3810で、サーバー・システムは、クライアント・システムより送信された、思い出デジタルデータ情報を入力として、一般情報デジタルデータ表と思い出リンクデータ表を連結・照会し、思い出にリンクされている一般情報デジタルデータ、つまり思い出リンクデータのリストを取得する。具体的には、条件は、(思い出リンクデータ表のユーザーID)=ログイン中のユーザーID、かつ(思い出リンクデータ表の思い出デジタルデータID)=選択された思い出デジタルデータID、かつ(思い出リンクデータ表の削除日時)が無し、かつ(思い出リンクデータ表の一般情報デジタルデータID)=(一般情報デジタルデータ表の一般情報デジタルデータID)、であり出力は、一般情報デジタルデータ表および思い出リンクデータ表の全データ項目である。ステップS3811で、サーバー・システムは、取得された思い出リンクデータを組み込んだ思い出デジタルデータ閲覧画面その2をクライアント・システムへ送信する。ステップS3812で、クライアント・システムは、思い出デジタルデータ閲覧画面その2を表示する。図41は、クライアント・システムにて表示される思い出デジタルデータ閲覧画面その2のためのWebページの一例である。表示項目として、閲覧する思い出デジタルデータの情報表示用セクションC4101、関連する思い出リンクデータのリスト表示用セクションC4102、および戻るボタンF4103がある。思い出デジタルデータの情報表示用セクションC4101は、閲覧する思い出デジタルデータの識別が可能な情報、例えば、タイトル、撮影日時、撮影場所、サムネイル、および登録された思い出デジタルデータのコンテンツを表示する、データ表示ボタンF4101などが含まれる。思い出リンクデータのリスト表示用セクションC4


102には、識別が可能となる、例えば、タイトル、コンテンツ、分野、開始日時、場所などが含まれ、さらに閲覧するユーザーから見た、思い出の大きさ、鮮明さ、強度も含まれ、それぞれのコンテンツの表示のための表示ボタンF4102が含まれる。ステップS3813で、ユーザーは、クライアント・システムにて、思い出デジタルデータのコンテンツを閲覧するためのデータ表示ボタンF4101をクリックした場合、思い出デジタルデータIDをサーバー・システムへ送信してステップS3814へ進み、そうでない場合はステップS3821へ進む。ステップS3814で、サーバー・システムは、思い出デジタルデータIDをもとに、思い出デジタルデータ表からコンテンツを取得する。条件は(思い出デジタルデータID)=クライアントから受信した思い出デジタルデータID、で、出力は(タイトル)、(撮影日時)、(撮影場所)、(コンテンツ)である。ステップS3815で、サーバー・システムは、取得したコンテンツを組み込んだ思い出デジタルデータ・コンテンツ画面を生成し、クライアント・システムへ送信する。ステップS3816で、クライアント・システムは、受信した思い出デジタルデータ・コンテンツ画面を表示する。図42は、クライアント・システムにて表示される思い出デジタルデータ・コンテンツ画面のためのWebページの一例である。表示項目として、閲覧する思い出デジタルデータのメタデータ表示用セクションC4201、思い出デジタルデータのコンテンツ表示用セクションC4202、および閉じるボタンF4201がある。思い出デジタルデータのメタデータ表示用セクションC4201は、タイトル、撮影日時、および撮影場所が含まれる。コンテンツ表示用セクションC4202には、静止画、動画などの画像データ、音楽などの音声データ、インターネットURLなどのWebサイト・データ、またはテキストデータがそれぞれの再生プログラムによって表示される。URLの場合には、直接ブラウザから別ウィンドウまたは別タブを起動することで簡単に実現できる。当業者ならば理解されるように、現在ではWebページ上にて画像、音声、テキストデータを再生・表示できる(編集はしない)ソフトウェアやビルドイン・プログラムは各メディア編集ソフトウェア会社から数多く提供されており、それを利用したWebページを作成することは一般的かつ簡単に行える。またこの再生・表示ロジックは本発明の根幹ではないため、詳細の説明は割愛する。ステップS3817で、ユーザーは、クライアント・システムにて、思い出デジタルデータを閲覧し、終えたら閉じるボタンF4201を押して、閲覧の終了をサーバー・システムへ通知する。ステップS3818で、サーバー・システムは、参照記録と履歴を残すために、同一ユーザーの古い思い出属性データの削除日時を更新し、新しいデータを表へ挿入する。このステップの詳細ロジックは後述する。ステップS3819で、サーバー・システムは、思い出デジタルデータの参照に関する各種統計情報を更新する。この統計情報は、ユーザーの思い出デジタルデータ参照総回数、分野別参照数、被写体の参照数などがあり、思い出デジタルデータの重み付けに反映される本発明の基幹部分でもある。このステップは、図29と同一の処理であり、詳細はステップS2901からとして説明済みである。ステップS2901へは、思い出デジタルデータID、ログイン中のユーザーID、思い出デジタルデータの分野ID、思い出デジタルデータの被写体ユーザーリストを受け渡す。ステップS3820で、サーバー・システムは、思い出デジタルデータの各種情報から思い出サイズ、思い出鮮明度、思い出強度を算出し、それらを思い出属性データ表へ更新する。このステップは、図30と同一の処理であり、詳細はステップS3001からとして説明済みである。ステップS3001へは、思い出デジタルデータID、ログイン中のユーザーIDを受け渡す。ステップS3820の処理を終えたら、ステップS3810へ戻る。ステップS3813でユーザーが、クライアント・システムにて、思い出デジタルデータのコンテンツを閲覧するためにデータ表示ボタンF4101をクリックしない場合、ステップS3821へ進む。ステップS3821で、ユーザーは、クライアント・システムにて、思い出リンクデータのコンテンツを閲覧するための表示ボタンF4102をクリックした場合、一般情報デジタルデータIDをサーバー・システムへ送信してステップS3822へ進み、そうでない場合は本システムを終了する。ステップS3822で、サーバー・システムは、一般情報デジタルデータIDをもとに、一般情報デジタルデータ表からコンテンツを取得する。条件は(一般情報デジタルデータID)=クライアントから受信した一般情報デジタルデータID、で、出力は(タイトル)、(開始日時)、(発生国)、(発生詳細住所)、(コンテンツ)である。ステップS3823で、サーバー・システムは、取得したコンテンツを組み込んだ思い出リンクデータ・コンテンツ画面を生成し、クライアント・システムへ送信する。ステップS3824で、クライアント・システムは、受信した思い出リンクデータ・コンテンツ画面を表示する。図43は、クライアント・システムにて表示される思い出リンクデータ・コンテンツ画面のためのWebページの一例である。表示項目として、閲覧する思い出リンクデータのメタデータ表示用セクションC4301、思い出リンクデータのコンテンツ表示・再生用セクションC4302、および閉じるボタンF4301がある。思い出リンクデータのメタデータ表示用セクションC4301は、タイトル、開始日時、国、および詳細場所が含まれる。コンテンツ表示用セクションC4302には、静止画、動画などの画像データ、音楽などの音声データ、インターネットURLなどのWebサイト・データ、またはテキストデータがそれぞれの再生プログラムによって表示される。URLの場合には、直接ブラウザから別ウィンドウまたは別タブを起動することで簡単に実現できる。当業者ならば理解されるように、現在ではWebページ上にて画像、音声、テキストデータを再生・表示できる(編集はしない)ソフトウェアやビルドイン・プログラムは各メディア編集ソフトウェア会社から無料で提供されており、それを利用したWebページを作成することは一般的かつ簡単に行える。またこの再生・表示ロジックは本発明の根幹ではないため、詳細の説明は割愛する。ステップS3825で、ユーザーは、クライアント・システムにて、思い出リンクデータを閲覧・聴聞し、終えたら閉じるボタンF4301を押して、閲覧・聴聞の終了をサーバー・システムへ通知する。ステップS3826で、サーバー・システムは、参照記録と履歴を残すために、同一ユーザーの古い思い出リンクデータの削除日時を更新し、新しいデータを表へ挿入する。このステップの詳細ロジックは後述する。ステップS3827で、サーバー・システムは、思い出リンクデータの参照に関する各種統計情報を更新する。この統計情報は、ユーザーの思い出リンクデータ参照総回数、分野別リンク参照回数、リンクデータ別参照回数などがあり、思い出リンクデータの重み付けに反映される本発明の基幹部分でもある。このステップは、図36と同一の処理であり、詳細はステップS3601からとして説明済みである。ステップS3601へは、思い出デジタルデータID、ログイン中のユーザーID、および一般情報デジタルデータIDを思い出リンク・リスト1件分として受け渡す。ステップS3828で、サーバー・システムは、思い出リンクデータの各種情報からリンク・サイズ、リンク鮮明度、リンク強度を算出し、それらを思い出リンクデータ表へ更新する。このステップは、図37と同一の処理であり、詳細はステップS3701からとして説明済みである。ステップS3701へは、思い出デジタルデータID、ログイン中のユーザーID、および一般情報デジタルデータIDを思い出リンク・リスト1件分として受け渡す。ステップS3828の処理を終えたら、ステップS3810へ戻る。
図44は、ステップS3818を細分化したフロー図である。本処理では、思い出属性データ表の旧データの削除日を更新し、新しいデータを表へ挿入する。本処理の入力は、思い出デジタルデータIDおよびユーザーIDである。ステップS4401で、サーバー・システムは、思い出属性データ表に格納されている最新の思い出属性データ情報を取得・保持する。具体的には、思い出属性データ表より、(思い出デジタルデータID)=本処理の入力データである思い出デジタルデータID、かつ(ユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(削除日時)が無い、という条件で、(方向)、(深度)、(好感度)、(減衰率)、(参照回数)、(参照比率)、(思い出サイズ)、(思い出鮮明度)、(思い出強度)を出力として照会する。ステップS4402で、サーバー・システムは、前記データの削除日時を更新する。削除日時に現在日時を入れることで、データベース上でのデータは削除されずに残るが、履歴管理上、現在日時においてこのデータが削除されたこととなる。具体的には、思い出属性データ表に対して、(思い出デジタルデータID)=本処理の入力データである思い出デジタルデータID、かつ(ユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(削除日時)が無い、という条件で、(削除日時)=現在日時、という更新をかける。ステップS4403で、サーバー・システムは、前ステップまでに保持している情報をもとに、新しいデータを思い出属性データ表へ挿入し、本処理を終了する。具体的には、思い出属性データ表のデータ項目である、(思い出デジタルデータID)、(ユーザーID)、(作成日時)、(方向)、(深度)、(好感度)、(減衰率)、(参照日時)、(参照回数)、(参照比率)、(思い出サイズ)、(思い出鮮明度)、(思い出強度)へそれぞれ、本処理の入力データである思い出デジタルデータID、本処理の入力データであるユーザーID、現在日時、保持中である旧データの方向、保持中である旧データの深度、保持中である旧データの好感度、保持中である旧データの減衰率、現在日時、保持中である旧データの参照回数、保持中である旧データの参照比率、保持中である旧データの思い出サイズ、保持中である旧データの思い出鮮明度、保持中である旧データの思い出強度を挿入する。
図45は、ステップS3826を細分化したフロー図である。本処理では、思い出リンクデータ表の旧データの削除日を更新し、新しいデータを表へ挿入する。本処理の入力は、思い出デジタルデータID、一般情報デジタルデータID、およびユーザーIDである。ステップS4501で、サーバー・システムは、思い出リンクデータ表に格納されている最新の思い出リンクデータ情報を取得・保持する。具体的には、思い出リンクデータ表より、(思い出デジタルデータID)=本処理の入力データである思い出デジタルデータID、かつ(一般情報デジタルデータID)=本処理の入力データである一般情報デジタルデータID、かつ(ユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(削除日時)が無い、という条件で、(方向)、(深度)、(好感度)、(減衰率)、(参照回数)、(参照比率)、(リンク・サイズ)、(リンク鮮明度)、(リンク強度)を出力として照会する。ステップS4502で、サーバー・システムは、前記データの削除日時を更新する。削除日時に現在日時を入れることで、データベース上でのデータは削除されずに残るが、履歴管理上、現在日時においてこのデータが削除されたこととなる。具体的には、思い出リンクデータ表に対して、(思い出デジタルデータID)=本処理の入力データである思い出デジタルデータID、かつ(一般情報デジタルデータID)=本処理の入力データである一般情報デジタルデータID、かつ(ユーザーID)=本処理の入力データであるユーザーID、かつ(削除日時)が無い、という条件で、(削除日時)=現在日時、という更新をかける。ステップS4503で、サーバー・システムは、前ステップまでに保持している情報をもとに、新しいデータを思い出リンクデータ表へ挿入し、本処理を終了する。具体的には、思い出リンクデータ表のデータ項目である、(思い出デジタルデータID)、(一般情報デジタルデータID)、(ユーザーID)、(作成日時)、(方向)、(深度)、(好感度)、(減衰率)、(参照日時)、(参照回数)、(参照比率)、(リンク・サイズ)、(リンク鮮明度)、(リンク強度)へそれぞれ、本処理の入力データである思い出デジタルデータID、本処理の入力データである一般情報デジタルデータID、本処理の入力データであるユーザーID、現在日時、保持中である旧データの方向、保持中である旧データの深度、保持中である旧データの好感度、保持中である旧データの減衰率、現在日時、保持中である旧データの参照回数、保持中である旧データの参照比率、保持中である旧データのリンク・サイズ、保持中である旧データのリンク鮮明度、保持中である旧データのリンク強度を挿入する。
図46は、時間経過による情報自動更新システムの全体的流れを示すフロー図である。時間経過によって変化する情報の例として、思い出属性データ表の思い出鮮明度、思い出強度、および思い出リンクデータ表のリンク鮮明度、リンク強度があり、これらデータを時間とともに変化(低下)させることで、実際の人の記憶に残る思い出の記憶度に近づけることを目的とする。このシステムはサーバー・システムにより、定期的にバッチジョブ処理される。ステップS4601で、サーバー・システムは、現在時刻が毎月の月初めの夜間か否かを確認し、そうであればステップS4602以降に示される自動更新プログラムを実行する。実行のタイミングである月初めの夜間というのはあくまで一実施形態であり、システムや利用状況に応じて頻度や実行時間を変えることが可能である。ステップS4602で、サーバー・システムは、全ての最新の思い出属性データの思い出デジタルデータIDとユーザーIDのリストを取得する。具体的には、思い出属性データ表に対して、条件が(削除日時)は無し、で出力は、(思い出デジタルデータID)、(ユーザーID)である。思い出属性データ表には、同一思い出デジタルデータID、同一ユーザーIDのデータが複数存在する可能性があるが、作成日時と削除日時で履歴管理しているため、削除日時が無いデータが最新のデータとなる。反対に、一世代以上古いデータには、新しいデータが挿入された日時が削除日時として格納されている。ステップS4603で、サーバー・システムは、取得した思い出デジタルデータIDとユーザーIDのリストを入力としてループ処理を開始する。ステップS4604で、サーバー・システムは、ループの入力である思い出デジタルデータIDとユーザーIDを入力として、思い出属性データ表の旧データの削除日を更新し、新しいデータを表へ挿入する。このステップは、図44と同一の処理であり、詳細はステップS4401からとして説明済みである。ステップS4605で、サーバー・システムは、ループの入力である思い出デジタルデータIDとユーザーIDを入力として、思い出属性データの思い出サイズ、思い出鮮明度、思い出強度を更新する。このステップは、図30と同一の処理であり、詳細はステップS3001からとして説明済みである。ステップS4606で、ループ処理の入力となっている、思い出デジタルデータIDとユーザーIDが他に無い場合は、ループを抜け次のステップS4607へ進む。まだ存在すれば次の思い出デジタルデータIDとユーザーIDを入力としてステップS4603へ戻る。ステップS4607で、サーバー・システムは、全ての最新の思い出リンクデータの思い出デジタルデータIDと一般情報デジタルデータIDとユーザーIDのリストを取得する。具体的には、思い出リンクデータ表に対して、条件が(削除日時)は無し、で出力は、(思い出デジタルデータID)、(一般情報デジタルデータID)、(ユーザーID)である。思い出リンクデータ表には、同一思い出デジタルデータID、同一一般情報デジタルデータID、同一ユーザーIDのデータが複数存在する可能性があるが、作成日時と削除日時で履歴管理しているため、削除日時が無いデータが最新のデータとなる。反対に、一世代以上古いデータには、新しいデータが挿入された日時が削除日時として格納されている。ステップS4608で、サーバー・システムは、取得した思い出デジタルデータIDと一般情報デジタルデータIDとユーザーIDのリストを入力としてループ処理を開始する。ステップS4609で、サーバー・システムは、ループの入力である思い出デジタルデータIDと一般情報デジタルデータIDとユーザーIDを入力として、思い出リンクデータ表の旧データの削除日を更新し、新しいデータを表へ挿入する。このステップは、図45と同一の処理であり、詳細はステップS4501からとして説明済みである。ステップS4610で、サーバー・システムは、ループの入力である思い出デジタルデータIDと一般情報デジタルデータIDとユーザーIDを入力として、思い出リンクデータのリンク・サイズ、リンク鮮明度、リンク強度を更新する。このステップは、図37と同一の処理であり、詳細はステップS3701からとして説明済みである。ステップS4611で、ループ処理の入力となっている、思い出デジタルデータIDと一般情報デジタルデータIDとユーザーIDが他に無い場合は、ループを抜け処理を終了する。まだ存在すれば次の思い出デジタルデータIDと一般情報デジタルデータIDとユーザーIDを入力としてステップS4608へ戻る。
「他の実施形態」
当業者ならば理解されるように、思い出デジタルデータ管理手法はインターネット以外の種々の環境で使用することが可能である。例えば、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)、WAN(広域ネットワーク)、P2P(ポイント・ツー・ポイント)、ダイヤルアップ接続などの種々の通信チャネルを使用することも可能である。さらには、サーバー・システムとクライアント・システムを同居させたコンピュータ・マシン1台でも実現することも可能である。また、サーバー・システムは、思い出デジタルデータの登録、照会などの管理アクションが実行されたときにそれに応答することができるハードウェアまたはソフトウェアの任意の組み合わせで構成することができる。クライアント・システムは、サーバー・システムとやりとりできるハードウェアまたはソフトウェアの任意の組み合わせで構成することができる。これらのシステムには、そこを通して要求を出すことができるテレビジョン・ベースのシステム、または他の種々の消費者製品を含めることも可能である。
また、当業者ならば理解されるように、前記一実施形態で紹介したデータベースへの照会・更新・削除については、説明のためにロジックを複数のステップに分割して表記したが、実際には、データベース言語であるSQLの機能を用いる事により、単純化することが可能である。例えば、1つのSQLで複数のデータベースアクセス(照会・挿入・更新・削除)を組み込んだり、さらにはビジネスロジックをも含め、1つのステップにまとめることができる。
また、請求項2、請求項3、請求項6、および請求項7記載の、照会対象である思い出デジタルデータ固有の情報、照会要求をしているユーザーまたは許可ユーザー固有の情報、および思い出の発生していた当時の場面・政治経済情勢・流行風潮などの環境情報、の1つとして、デジタルカメラ、ビデオカメラなどから直接取得可能なメタデータ(GPS機能からの位置情報、日時、カメラ情報、ユーザーによって入力されたその他テキスト情報など)を利用することもできる。これにより、さらなる思い出デジタルデータ管理の自動化・簡素化が可能となる。
本発明の一実施形態における思い出デジタルデータ管理システム全体の構成図である。 本発明の一実施形態における思い出デジタルデータ管理システムのコンポーネント構成図である。 思い出デジタルデータの重み付け分類を実現するための指標の解説図である。 思い出属性データの指標である、思い出サイズ、思い出鮮明度、および思い出強度と、それらに影響を与えるその他の情報の関連図である。 一般情報デジタルデータとの重み付けリンクを実現するための指標の解説図である。 思い出リンクデータの指標である、リンク・サイズ、リンク鮮明度、およびリンク強度と、それらに影響を与えるその他の情報の関連図である。 本発明の一実施形態における関係データベースに含むべき表およびデータ項目のER図である。 既存技術による典型的なシステム構成図の一例である。 本発明の一実施形態におけるユーザー登録システムの全体的流れを示すフロー図である。 本発明の一実施形態におけるクライアント・システムにて表示されるユーザー登録画面その1のためのWebページの一例である。 本発明の一実施形態におけるクライアント・システムにて表示されるユーザー登録画面その2のためのWebページの一例である。 本発明の一実施形態における分野名リストの初期設定を示すフロー図である。 本発明の一実施形態における分野名リストの初期設定を示すフロー図の続きである。 本発明の一実施形態におけるユーザー分野情報データ表の初期設定を示すフロー図である。 本発明の一実施形態における家系データ管理システムの全体的流れを示すフロー図である。 本発明の一実施形態におけるクライアント・システムにて表示される家系データ管理画面のためのWebページの一例である。 本発明の一実施形態における家系データの追加処理のフロー図である。 本発明の一実施形態における家系データ追加画面である。 本発明の一実施形態における家系データの編集処理のフロー図である。 本発明の一実施形態における家系データ編集画面である。 本発明の一実施形態における家系データの削除処理のフロー図である。 本発明の一実施形態における家系データ削除画面である。 本発明の一実施形態における思い出デジタルデータ登録システムの全体的流れを示すフロー図である。 本発明の一実施形態におけるクライアント・システムにて表示される思い出デジタルデータ登録画面その1のためのWebページの一例である。 本発明の一実施形態におけるクライアント・システムにて表示される思い出デジタルデータ登録画面その2のためのWebページの一例である。 本発明の一実施形態における思い出属性データの好感度、減衰率、方向、深度の計算処理のフロー図である。 本発明の一実施形態における思い出属性データ表へのデータ挿入処理のフロー図である。 本発明の一実施形態における思い出デジタルデータの登録統計情報更新処理のフロー図である。 本発明の一実施形態における思い出デジタルデータの参照統計情報更新処理のフロー図である。 本発明の一実施形態における思い出属性データのサイズ、鮮明度、強度の更新処理のフロー図である。 本発明の一実施形態における一般情報デジタルデータ・リンク・システムの全体的流れを示すフロー図である。 本発明の一実施形態におけるクライアント・システムにて表示される一般情報デジタルデータ・リンク画面その1のためのWebページの一例である。 本発明の一実施形態におけるクライアント・システムにて表示される一般情報デジタルデータ・リンク画面その2のためのWebページの一例である。 本発明の一実施形態における思い出リンクデータ候補リストの作成処理のフロー図である。 本発明の一実施形態における思い出リンクデータ表へのデータ挿入処理のフロー図である。 本発明の一実施形態における思い出リンクデータの参照統計情報更新処理のフロー図である。 本発明の一実施形態における思い出リンクデータのサイズ、鮮明度、強度の更新処理のフロー図である。 本発明の一実施形態における思い出デジタルデータおよび思い出リンクデータの照会・閲覧システムの全体的流れを示すフロー図である。 本発明の一実施形態における思い出デジタルデータおよび思い出リンクデータの照会・閲覧システムの全体的流れを示すフロー図の続きである。 本発明の一実施形態におけるクライアント・システムにて表示される思い出デジタルデータ閲覧画面その1のためのWebページの一例である。 本発明の一実施形態におけるクライアント・システムにて表示される思い出デジタルデータ閲覧画面その2のためのWebページの一例である。 本発明の一実施形態におけるクライアント・システムにて表示される思い出デジタルデータ・コンテンツ画面のためのWebページの一例である。 本発明の一実施形態におけるクライアント・システムにて表示される思い出リンクデータ・コンテンツ画面のためのWebページの一例である。 本発明の一実施形態における思い出属性データ表の旧データ削除日更新&新データ挿入処理のフロー図である。 本発明の一実施形態における思い出リンクデータ表の旧データ削除日更新&新データ挿入処理のフロー図である。 本発明の一実施形態における時間経過によって変化する情報の自動更新システムの全体的流れを示すフロー図である。
U0101 思い出デジタルデータ管理システムのサーバー
U0102 思い出デジタルデータ
U0103 思い出デジタルデータ・データベース
U0104 通信ネットワーク
U0105 登録用クライアントPC
U0106 参照用クライアントPC
U0107 モバイル通信機器
U0108 その他一般情報を格納する外部の管理システム群
U0109 思い出デジタルデータの重み付け分類アルゴリズム
U0110 一般情報との重み付けリンク・アルゴリズム
U0201 思い出デジタルデータ管理システムのクライアント
U0202 思い出デジタルデータ管理システムのサーバー
U0203 Webブラウザ
U0204 登録前の思い出デジタルデータ
U0205 サーバー・システム群
U0206 アプリケーション・システム群
U0207 クライアントに送信されるWebページ群
U0208 思い出デジタルデータと一般情報デジタルデータの格納庫
U0301 縦軸:思い出サイズ
U0302 横軸:思い出鮮明度
U0303 第三軸:思い出強度
C0401 静的情報群
C0402 動的情報群
U0501 縦軸:リンク・サイズ
U0502 横軸:リンク鮮明度
U0503 第三軸:リンク強度
C0601 静的情報群
C0602 動的情報群
U0801 思い出デジタルデータ管理システムのサーバー
U0802 思い出デジタルデータ
U0803 通信ネットワーク
U0804 登録用クライアントPC
U0805 参照用クライアントPC
U0806 モバイル通信機器
U0807 その他一般情報を格納する外部の管理システム群
U0808 ユーザーの知識&見識に基づいたユーザーによる思い出データの分類作業
U0809 ユーザーの知識&見識に基づいたユーザーによる一般情報の抽出作業
U0810 ユーザーの知識&見識に基づいたユーザーによる思い出データと一般情報データのリンク作業
C1601 登録済み家系データの表示・編集・削除選択セクション
C1801 検索結果の表示および追加ユーザーの選択セクション
C2001 編集対象ユーザー情報の表示セクション
C2201 削除対象ユーザー情報の表示セクション
C2501 登録対象の思い出デジタルデータの情報表示セクション
C3201 検索結果の表示セクション
C3301 リンク元となる思い出デジタルデータの情報表示セクション
C3302 リンク候補である一般情報デジタルデータのリスト表示セクション
C4001 項目別検索セクション
C4002 定義済み汎用条件検索セクション
C4003 3指標による検索セクション
C4004 検索結果の表示セクション
C4101 閲覧する思い出デジタルデータの情報表示セクション
C4102 関連する思い出リンクデータのリスト表示セクション
C4201 閲覧する思い出デジタルデータのメタデータ表示セクション
C4202 思い出デジタルデータのコンテンツ表示セクション
C4301 閲覧する思い出リンクデータのメタデータ表示セクション
C4302 思い出リンクデータのコンテンツ表示・再生セクション

Claims (8)

  1. 写真、ビデオ、録音など思い出を記録している思い出デジタルデータのコンピュータを用いた管理方法であって、前記思い出デジタルデータはユーザーとサーバー・システムの思い出デジタルデータ管理システムによって登録・保管され、前記ユーザーまたは前記ユーザーに登録・許可された許可ユーザーによって照会されるものにおいて、当該方法は、前記サーバー・システムの制御のもとでは、前記思い出デジタルデータ登録・更新時、前記思い出デジタルデータに、思い出そのものの良し悪しと大きさを表す「思い出サイズ」と、人の記憶への残存の程度を表す「思い出鮮明度」と、思い出を体験した時から現在までの間の任意の一時点において前記思い出が実際にその人にとっての大切さの程度を表す「思い出強度」を関連付けることで、各々の思い出デジタルデータごとに重み付けをして前記サーバー・システムに格納し、前記ユーザーまたは許可ユーザーは、前記重み付け、すなわち、前記「思い出サイズ」、前記「思い出鮮明度」、前記「思い出強度」ごと、あるいはそれらの組み合わせを条件として前記格納された思い出デジタルデータの照会・閲覧する、以上によって、前記思い出デジタルデータに前記重み付けをして管理することを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、前記「思い出サイズ」は、前記ユーザー情報の登録時、または前記思い出デジタルデータ登録時に、前記思い出発生時の様々な状況情報(静的情報)、すなわち、照会対象である前記思い出デジタルデータ固有の情報、前記照会要求をしているユーザーまたは許可ユーザー固有の情報、および前記思い出の発生していた当時の場面・政治経済情勢・流行風潮などの環境情報、によって算出され初期設定されることを特徴とする方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の方法において、前記「思い出サイズ」および前記「思い出鮮明度」は、前記思い出デジタルデータ登録後の状況の変化・変遷に関する情報(動的情報)、すなわち、前記照会要求をしているユーザーまたは許可ユーザー固有情報の時系列での変化に関する情報、場面・政治経済情勢・流行風潮などの環境情報の時系列での変化に関する情報、前記ユーザーの行動に関する情報、および時間経過による色褪せの変遷、によって適宜再計算され修正されることを特徴とする方法。
  4. 請求項2または請求項3に記載の方法において、前記照会要求をしているユーザーまたは許可ユーザー固有の情報、前記場面・政治経済情勢・流行風潮などの環境情報、前記ユーザーの行動に関する情報、前記「思い出サイズ」、前記「思い出鮮明度」、および前記「思い出強度」は、変更履歴を記録として残し、蓄積することを特徴とする方法。
  5. 思い出デジタルデータに含まれる思い出に関連する他の一般情報デジタルデータの管理方法であって、前記一般情報デジタルデータはクライアント・システム側のユーザーとサーバー・システムの思い出リンクデータ管理システムによって対象となる思い出デジタルデータに連結(以下、リンクという)・保管され、前記ユーザーまたはユーザーに登録・許可された許可ユーザーによって照会されるものにおいて、当該方法は、前記サーバー・システムの制御のもとでは、前記一般情報デジタルデータのリンクおよび更新時、前記リンクに、一般情報デジタルデータそのものの良し悪しと大きさを表す「リンク・サイズ」と、人の記憶への残存の程度を表す「リンク鮮明度」と、思い出を体験した時から現在までの間の任意の一時点において前記一般情報デジタルデータの内容が実際にその人の思い出の中で占める程度を表す「リンク強度」を関連付けることで、各々の思い出にリンクされた一般情報デジタルデータごとに重み付けをして前記サーバー・システムに格納し、前記ユーザーまたは許可ユーザーは、前記重み付け、すなわち、前記「リンク・サイズ」、前記「リンク鮮明度」、前記「リンク強度」ごと、あるいはそれらの組み合わせを条件として前記格納された思い出リンクデータの照会・閲覧する、以上によって、前記思い出にリンクされた一般情報デジタルデータに前記重み付けをして管理することを特徴とする方法。
  6. 請求項5に記載の方法において、前記「リンク・サイズ」は、前記ユーザー情報の登録時、または前記一般情報デジタルデータのリンク時に、前記思い出発生時の様々な状況情報(静的情報)、すなわち、照会対象である前記一般情報デジタルデータ固有の情報、前記照会要求をしているユーザーまたは許可ユーザー固有の情報、および前記思い出の発生していた当時の場面・政治経済情勢・流行風潮などの環境情報、によって算出され初期設定されることを特徴とする方法。
  7. 請求項5または請求項6に記載の方法において、前記「リンク・サイズ」および前記「リンク鮮明度」は、前記思い出デジタルデータ登録後の状況の変化・変遷に関する情報(動的情報)、すなわち、前記照会要求をしているユーザーまたは許可ユーザー固有情報の時系列での変化に関する情報、場面・政治経済情勢・流行風潮などの環境情報の時系列での変化に関する情報、前記ユーザーの行動に関する情報、および時間経過による記憶の衰退、によって適宜再計算され修正されることを特徴とする方法。
  8. 請求項6または請求項7に記載の方法において、前記照会要求をしているユーザーまたは許可ユーザー固有の情報、前記ユーザーの行動に関する情報、前記「リンク・サイズ」、前記「リンク鮮明度」、および前記「リンク強度」は、変更履歴を記録として残し、蓄積することを特徴とする方法。
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