JP4362717B2 - マルチホップデータ転送経路の冗長化方法/切り替え方法、ネットワークシステム - Google Patents

マルチホップデータ転送経路の冗長化方法/切り替え方法、ネットワークシステム Download PDF

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Description

本発明は、無線通信、特に、マルチホップ無線通信に関する。
従来、通信経路の冗長化(二重化)は、有線通信においてはさまざまな方法により行われてきた。有線通信で冗長化を行うには、人が冗長経路まで含めてネットワーク構成を把握し、ルータやスイッチなどの装置をケーブルでつなぎ、かつ、各装置に対して煩雑な設定をする必要があった。
マルチホップ無線通信では、人はネットワーク構成を意識せず、また各無線装置に対して煩雑な設定も必要とせずに、自由にネットワークおよび冗長化を構成できることが求められる。特に、ユビキタスの時代では、RFID(Radio Frequency Identification)やセンサなど小型な無線装置が無数に物体などに取り付けられ、その物体の情報を無線ネットワークにより集めるようになると考えられるため、この点は重要である。
このようなマルチホップ無線通信における通信経路の冗長化方法の1つとして、無線装置自身が一定周期でビーコン信号を送信することにより、自律的にデータ転送経路を構築し、また、自律的に経路を一定周期で作り直すことができるような方法が提案されている(例えば、特開2000−13376号公報(特許文献1)を参照)。
特開2000−13376号公報
しかしながら、上記の方法では、無線衝突の問題が根本的に解決されているわけではなく、衝突を起因とした通信および経路構築の信頼性の低下や再送数増加による無線装置の消費電力の増加という問題が発生し得る。
本発明の目的は、無線衝突を起こさずにマルチホップ転送経路の二重化を行う方法、および、その二重化経路の使用で無線装置の故障時や無線通信障害時に経路を切り替えてデータ欠落を防ぐ経路切り替え方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の方法により、マルチホップデータ転送用の副経路を構築し、転送路の二重化を図る。すなわち、副経路基地局無線装置を設け、これを制御する基地局制御サーバが、この副経路基地局無線装置に、基地局制御サーバによって制御される主経路基地局無線装置とすでに主経路で結合されている各無線装置を検出するための検出信号を順次発信させる。無線装置が、検出信号を所定の強度以上で検出した場合、副経路基地局無線装置を介して、検出信号を検出した旨を通知する検出応答信号を基地局制御サーバに送信する。基地局制御サーバが、この検出応答信号を受信すると、検出応答信号の送信元の無線装置と副経路基地局無線装置とを結ぶ通信経路を副経路として登録する。
以上の処理により、副経路基地局無線装置と直接に接続する無線装置との間の副経路が確立される。
次に、基地局制御サーバは、副経路基地局無線装置との間の副経路がすでに確立された各無線装置に、副経路基地局無線装置との間の副経路がまだ確立されておらず、かつ、副経路がすでに確立された上記無線装置と主経路によって結合されていない各無線装置を検出するための検出信号を順次発信する処理を順次実行させる。この無線装置が、検出信号を所定の強度以上で検出した場合、副経路基地局無線装置との間の副経路がすでに確立された上記無線装置を介して、検出応答信号を前記基地局制御サーバに送信する。基地局制御サーバが、この検出応答信号を受信すると、検出応答信号の送信元である無線装置と副経路基地局無線装置との間の副経路として、副経路がすでに確立された無線装置と副経路基地局無線装置との間の副経路に、送信元である無線装置と副経路がすでに確立された上記無線装置とを結ぶ通信経路を加えた通信経路を登録する。
以上の処理によって、副経路基地局無線装置とすべての無線装置の間で副経路が構築される。
そして、主経路上でなんらかのトラブルにより通信が行えなくなった場合、以上のようにして構築された副経路に切り替えて通信を行う。すなわち、基地局制御サーバが、所定の無線装置に、その制御する主経路基地局無線装置と所定の無線装置との間の主経路を用いて、制御信号をマルチホップデータ転送する際、主経路にノードとして含まれる無線装置において障害が発生すると、障害の発生した無線装置の直上の無線装置から、主経路基地局無線装置を介して、通信障害通知信号を受信する。基地局制御サーバが、この通信障害通知信号を受信すると、その制御する副経路基地局無線装置と所定の無線装置との間の副経路を用いて、前記制御信号を再送信する。
以上説明したように、本発明によれば、ツリー状経路構成におけるマルチホップ無線データ転送において、無線衝突を起こさずに転送経路二重化を行うことができる。これにより、データ転送の信頼性を高めることができる。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
まず、本実施形態のマルチホップデータ転送経路の冗長化方法の概略を説明する。
図1において、マルチホップデータ転送経路を主経路と副経路それぞれ独立に構築する。実線が主経路、点線が副経路を表す。基地局制御サーバ1、主経路基地局無線装置2(ID0)、無線装置4〜7(ID1〜ID4)を結ぶ実線で示される経路が主経路である。また、基地局制御サーバ1、副経路基地局無線装置3(ID5)、無線装置4〜7を結ぶ点線で示される経路が副経路である。ただし、基地局制御サーバ1と主経路基地局無線装置2の間の実線および基地局制御サーバ1と副経路基地局無線装置3との間の点線はそれぞれ有線の通信ケーブル8、通信ケーブル9を表し、その他の実線および点線は無線転送経路を表す。基地局制御サーバ1から見て無線装置4〜7への方向を下流、無線装置4〜7から見て基地局制御サーバ1への方向を上流とする。
まず、主経路の構築について、簡単に説明する(主経路の構築については、大熊 孝裕、川崎 大輔、保木本 武宏、新井 正伸、「呼出しIDによる省電力マルチホップルーティング機能の実現」、信学技報、Vol.103、No.624、39〜42ページ、平成16年1月22日も参照されたい)。
図1において、主経路構築の際、まず、基地局制御サーバ1は、主経路基地局無線装置2に、無線装置4に対して検出信号を送信させる。検出信号が電波受信強度レベル(Pthとする)以上であれば、無線装置4は、主経路基地局無線装置2を介して、基地局制御サーバ1に検出応答信号を送信し、主経路基地局無線装置2と無線装置4との間に経路が構築される。主経路基地局無線装置2と無線装置5との間も、無線装置4のときと同様に経路が構築される。
次に、基地局制御サーバ1は、無線装置6に対しても、主経路基地局無線装置2に検出信号を送信させるが、その受信強度レベルがPthを下回っているので、無線装置6は主経路基地局無線装置2に対して検出応答信号を返さず、経路を構築しない。主経路基地局無線装置2と無線装置7との間も、無線装置6のときと同様に、検出信号の受信強度レベルがPthを下回っているので経路を構築しない。
主経路基地局無線装置2からの検出が全て終わると、基地局制御サーバ1は、無線装置4に、経路を構築できていない無線装置6に対して検出信号を送信するように、主経路基地局無線装置2を介して指示を出す。無線装置6は検出信号の受信強度レベルがPth以上であれば、無線装置4に対して検出応答信号を送信し、無線装置4と無線装置6との間に経路が構築される。無線装置4は検出応答信号を受信すると、主経路基地局無線装置2を介して基地局制御サーバ1に、無線装置6への経路を構築したことを知らせるリンク通知信号を送信する。基地局制御サーバ1はリンク通知信号を受信することにより、無線装置4と無線装置6との間に経路が構築されたことを知る。
無線装置4と無線装置7との間にも同様にして経路が構築される。
以上により、主経路基地局無線装置2(ID0)−無線装置4(ID1)−無線装置6(ID3)の経路と、主経路基地局無線装置2(ID0)−無線装置4(ID1)−無線装置7(ID4)の経路と、主経路基地局無線装置2(ID0)−無線装置5(ID2)の主経路構築が完了する。基地局制御サーバ1は、以上により、図2にあるように主経路の情報を保有するに至る。
次に、副経路の構築について、簡単に説明する。
基地局制御サーバ1は、副経路基地局無線装置3と無線装置4〜7を経路構築させるため、副経路基地局無線装置3より無線装置4〜7を順次検出させる。そして応答があった無線装置のみと経路を構築する。図1、2は、無線装置4、5のみから応答があった場合の例である(無線装置4、5の検出信号の受信強度レベルがPthを上回り、無線装置6、7の検出信号の受信強度レベルがPthを下回る)。
次に、基地局制御サーバ1は、副経路において、すでに経路構築された無線装置で無線装置IDの若い順から、副経路をまだ構築していない無線装置の中で、自無線装置と主経路を構築していない無線装置を検出するように指示する。そして、新たに副経路として経路構築された無線装置に同様な検出を行わせることによって、副経路構築を完了させる。図1、2では、無線装置4と無線装置6、7はすでに主経路で経路構築されているので、無線装置5から無線装置6、7を検出させ、副経路を構築している。基地局制御サーバ1は、以上により、図2にあるように副経路の情報を保有するに至る。
無線装置の物理的な配置、台数、電波強度などの条件により、副経路が結べない場合がある。その際、基地局制御サーバ1は、すでに主経路として構築している無線装置から再び副経路としても検出させる。すなわち、副経路を結べない区間では主経路と副経路が共通となる。例えば、図1において、無線装置5と無線装置6の間の副経路が結べない場合、基地局制御サーバ1は無線装置4から副経路として無線装置6を検出させることにより、無線装置4と無線装置6の間の区間が主、副経路共通となる。
次に、本実施形態のマルチホップデータ転送経路の切り替え方法の概略を説明する。
基地局制御サーバ1は、制御信号を無線装置4〜7のどれかに送信する際、まず主経路基地局無線装置2に対して制御信号を送信する。すると、主経路基地局無線装置2および無線装置4は、実線で示された主経路を使って目的無線装置まで信号を転送する。主経路の各無線区間で下流直下にいる送信先無線装置からの応答がない場合、送信元無線装置は基地局制御サーバ1へ主経路において無線障害がある旨を通知するための信号を送信する。無線障害を通知する信号に応答のない送信先無線装置IDを含めておけば、どの無線区間が障害となっているかを知ることができる。
主経路に無線障害があることを知った基地局制御サーバ1は、副経路に切り替えて、同じ目的無線装置に信号を送信するために副経路基地局無線装置3に対して信号を送信する。すると、副経路基地局無線装置3および無線装置5は、点線で示された副経路を使って信号を目的無線装置まで転送する。副経路で無線障害があった場合も主経路と同様に基地局制御サーバ1に対して無線障害を通知する信号を送信し、それを受信した基地局制御サーバ1は、目的端末への信号送信を止める。その際は障害無線装置の交換または経路再構築などが必要となる。
基地局制御サーバ1からの信号を受信した無線装置4〜7が基地局制御サーバ1に対して応答信号を返すときには、無線装置4〜7が主経路から信号を受信した場合、まず主経路の上流側直上送信先無線装置に応答信号を送信し、一定回数再送もしくは一定時間待っても送信先無線装置から応答がない場合、副経路の上流側直上無線装置に対して応答信号を送信する。主経路と同様に一定回数再送もしくは一定時間待っても送信先無線装置から応答がない場合、応答信号を基地局制御サーバ1へ送信するのを止める。この場合においても、障害無線装置の交換または経路再構築が必要となる。
無線装置4〜7が基地局制御サーバ1からの信号を副経路から受信した場合は、まず、副経路の上流側直上送信先無線装置に応答信号を送信し、送信先無線装置から応答がない場合、主経路の上流側直上送信先無線装置に応答信号を送信する。
以上のように本発明は、主経路基地局無線装置2を根としてツリー状に無線装置4〜7がマルチホップ無線データ転送経路を構築している様な場合におけるデータ転送の信頼性を高めるものである。主経路、副経路というように経路を二重化することにより、経路途中のある端末が故障していたり、主、副どちらかの経路において無線通信障害があったりした場合でも、経路を切り替えて迂回路を使用することにより、マルチホップ転送でのデータ欠落を防ぐ。
なお、本発明は基地局無線装置が1台でも適用可能だが、無線通信部分を完全に二重化するには、基地局無線装置を2台にする必要がある。
次に、本実施形態のマルチホップデータ転送経路の冗長化方法の詳細を説明する。図3Aから図3Fを参照すると、マルチホップデータ転送経路が冗長化されていく様子が示されている。
図3Aに示すようなマルチホップデータ転送経路の冗長化について考える。基地局制御サーバ10は、主経路基地局無線装置11(ID0)、副経路基地局無線装置12(ID5)を通して、無線装置13〜16(ID1〜ID4)に、主、副経路構築およびデータ転送を行わせる。主経路基地局無線装置11、副経路基地局無線装置12、および無線装置13〜16は、それぞれ図4A、Bに示すような経路表を有し、主、副経路を構築した結果が書き込まれる。また、基地局制御サーバ10は、図4A(a)に示すように、主、副経路の全体ツリー状構成を、経路構築後、把握している。基地局制御サーバ10と主経路基地局無線装置11は通信ケーブル17、基地局制御サーバ10と副経路基地局無線装置12は通信ケーブル18で結ばれ、それぞれ有線通信を行う。主経路基地局無線装置11、副経路基地局無線装置12および無線装置13〜16間は無線通信を行う。
図6A、Bに通信信号例を示した。図6Aは、基地局制御サーバ10と主経路基地局無線装置11、副経路基地局無線装置12との間の有線信号例である。STXとETXは、信号の始めと終わりを表す。経路区分は、主経路、副経路どちらの経路で信号を受信したかを表す。信号タイプは信号の種別を表す。図6Bは、主経路基地局無線装置11、副経路基地局無線装置12および無線装置13〜16間の無線信号例である。経路区分、信号タイプについては有線信号のときと同じ意味である。送信先IDは、各無線装置が送信すべき相手先無線装置のIDが入る。送信元IDには、送信する無線装置自身のIDが入る。信号の最後のCRC(Cyclic Redundancy Check)は、無線伝送での信号誤りを検出するためのものである。
図3Aのように実線で示される主経路が構築されたうえでの副経路の構築を説明する。主経路が構築された段階で、基地局制御サーバ10には、図4A(a)に示すように、主経路の全体経路情報が登録されている。図3Bに示すように、基地局制御サーバ10は、副経路基地局無線装置12より、無線装置13を検出させるため、検出信号19を送信する。無線装置13は、転送されてきた検出信号20を一定の受信強度以上で受信すると、図4B(d)の無線装置13の経路表の副経路上流直上IDのところに12を登録する。主経路、副経路の違いは、図6Bの無線信号の中の経路区分を見ることによって判断する。
登録後、無線装置13は、経路区分を副経路として検出応答信号29を送信する。副経路基地局無線装置12は、これを受信後、図4A(c)に示すように副経路下流直下IDのところに13を登録する。これにより、副経路基地局無線装置12と無線装置13との間の経路が構築される。
副経路基地局無線装置12は、リンク通知信号33を基地局制御サーバ10に送信し、副経路基地局無線装置12と無線装置13との間の副経路が構築されたことを知らせる。これにより、基地局制御サーバ10は、図4A(a)にあるように、副経路において、副経路基地局無線装置12と無線装置13がつながったことを認識する。
副経路基地局無線装置12と無線装置14との間の副経路構築も、図3Cに示すように、図3Bの無線装置13の場合と全く同様である。
次に、基地局制御サーバ10は、副経路基地局無線装置12より無線装置15、16を検出させるが、本実施形態では、無線通信できない受信強度であるとする。また、図4Aに示すように、基地局制御サーバ10は無線装置15、16がすでに主経路において無線装置13とつながっていることを認識しているため、無線装置13より無線装置15、16を検出させない。基地局制御サーバ10は、図3D、図3Eに示すように、無線装置14より無線装置15、16を検出させる。副経路においてすべての無線装置を検出後、図4A、図4Bに示すような経路表となり、副経路構築が完了する(図3F)。
次に、本実施形態における、主経路、副経路が構築された後での経路切り替えを説明する。図5Aにおいて、基地局制御サーバ10から制御信号を伝える先の無線装置を15とし、無線装置13が故障している場合での経路切り替えを説明する。
まず、基地局制御サーバ10は、主経路によって制御信号を無線装置15に伝えようとするため、制御信号39を主経路基地局無線装置11に送信する。主経路基地局無線装置11は、その制御信号を経路表に従って転送するため、制御信号40として無線装置13に送信する。しかし、無線装置13は故障しているため、主経路基地局無線装置11が一定回数制御信号40を再送しても無線装置13から応答がない。そこで、主経路基地局無線装置11は、無線装置13において通信障害があることを基地局制御サーバ10に知らせるため、通信障害通知信号44を送信する。
基地局制御サーバ10が通信障害通知信号44を受信すると、無線装置13において通信障害があることを認識し、副経路に切り替えて制御信号を無線装置15に伝えようとする。そのため、制御信号41を副経路基地局無線装置12に送信する。その制御信号が転送されて、無線装置15は制御信号43を受信する。
次に、図5Bで、無線装置15が制御信号に対する応答信号を基地局制御サーバ10に返すときの経路切り替えについて説明する。この際、無線装置13のみならず、副経路基地局無線装置12も故障したとする。図5Aにおいて、無線装置15は制御信号を副経路にて受信したため、応答信号はまず経路表の副経路上流直上IDに送信する。そのため、応答信号45を無線装置14に送信する。続いて、無線装置14は経路表の副経路上流直上IDにある副経路基地局無線装置12に応答信号46を送信するが、副経路基地局無線装置12は故障しているため、一定回数応答信号46を再送しても、副経路基地局無線装置12から応答がない。このとき、無線装置14は主経路に切り替え、経路表の主経路上流直上IDにある主経路基地局無線装置11に応答信号47を送信する。
基地局制御サーバ10は、最終的に主経路からの応答信号48として無線装置15からの応答信号を受信することになる。
なお、本発明は、図7に示すように、主経路基地局無線装置と副経路基地局無線装置を兼用した1台の基地局無線装置50による構成にも適用できる。ただし、基地局無線装置50と無線装置51、52の間の無線経路は主経路、副経路同一の経路となる。
また、本発明は、図8に示すように、主経路基地局無線装置56と副経路基地局無線装置57が通信ケーブル66を通して連携しながら経路冗長化を行うようにすることにより、基地局制御サーバがないような構成においても適用できる。無線装置の台数は、図8に示す数に限定されない。
さらに、各装置を識別するためのIDの付け方は本実施形態に記載されるものに限定されない。
本発明の一実施形態のマルチホップデータ転送経路の冗長化方法/切り替え方法の概略を説明するための図である。 図1において、基地局制御サーバ1が有する経路情報である。 本発明の一実施形態のマルチホップデータ転送経路の冗長化方法の詳細な手順を説明するための図(初期設定)である。 本発明の一実施形態のマルチホップデータ転送経路の冗長化方法の詳細な手順を説明するための図(副経路基地局無線装置12から無線装置13の検出)である。 本発明の一実施形態のマルチホップデータ転送経路の冗長化方法の詳細な手順を説明するための図(副経路基地局無線装置12から無線装置14の検出)である。 本発明の一実施形態のマルチホップデータ転送経路の冗長化方法の詳細な手順を説明するための図(無線装置14から無線装置15の検出)である。 本発明の一実施形態のマルチホップデータ転送経路の冗長化方法の詳細な手順を説明するための図(無線装置14から無線装置16の検出)である。 本発明の一実施形態のマルチホップデータ転送経路の冗長化方法の詳細な手順を説明するための図(構築された副経路)である。 図3A〜図3Fの(a)基地局制御サーバ10、(b)主経路基地局無線装置11、(c)副経路基地局無線装置12が保有している、構築された主副経路に関する情報を示した図である。 図3A〜図3Fの(d)無線装置13、(e)無線装置14、(f)無線装置15、(g)無線装置16が保有している、構築された主副経路に関する情報を示した図である。 本発明の一実施形態のマルチホップデータ転送経路の切り替え方法の詳細な手順を説明するための図(下流方向)である。 本発明の一実施形態のマルチホップデータ転送経路の切り替え方法の詳細な手順を説明するための図(上流方向)である。 主経路基地局無線装置11または主経路基地局無線装置12と、基地局制御サーバ10との間でやりとりされる有線信号の一例を示した図である。 無線装置間でやりとりされる無線信号の一例を示した図である。 基地局無線装置が1つの場合のマルチホップデータ転送経路の冗長化方法を説明するための図である。 基地局制御サーバが存在しない場合のマルチホップデータ転送経路の冗長化方法を説明するための図である。
符号の説明
1 基地局制御サーバ
2 主経路基地局無線装置(ID0)
3 副経路基地局無線装置(ID5)
4 無線装置(ID1)
5 無線装置(ID2)
6 無線装置(ID3)
7 無線装置(ID4)
8 通信ケーブル
9 通信ケーブル
10 基地局制御サーバ
11 主経路基地局無線装置(ID0)
12 副経路基地局無線装置(ID5)
13 無線装置(ID1)
14 無線装置(ID2)
15 無線装置(ID3)
16 無線装置(ID4)
17 通信ケーブル
18 通信ケーブル
19〜28 検出信号
29〜32 検出応答信号
33〜38 リンク通知信号
39〜43 制御信号
44 通信障害通知信号
45〜48 応答信号
49 基地局制御サーバ
50 基地局無線装置(ID0)
51 無線装置(ID1)
52 無線装置(ID2)
53 無線装置(ID3)
54 無線装置(ID4)
55 通信ケーブル
56 主経路基地局無線装置(ID0)
57 副経路基地局無線装置(ID9)
58 無線装置(ID1)
59 無線装置(ID2)
60 無線装置(ID3)
61 無線装置(ID4)
62 無線装置(ID5)
63 無線装置(ID6)
64 無線装置(ID7)
65 無線装置(ID8)
66 通信ケーブル

Claims (3)

  1. 基地局制御サーバが、その制御する主経路基地局無線装置と分散配置された複数の無線装置との間の主経路を構築した後、その制御する副経路基地局無線装置と前記無線装置との間の副経路を構築するマルチホップデータ転送経路の冗長化方法であって、
    前記基地局制御サーバが、前記副経路基地局無線装置に、各前記無線装置を検出するための検出信号を順次発信させるステップと、
    前記無線装置が、前記検出信号を所定の強度以上で検出した場合、前記副経路基地局無線装置を介して、前記検出信号を検出した旨を通知する検出応答信号を前記基地局制御サーバに送信するステップと、
    前記基地局制御サーバが、前記検出応答信号を受信すると、該検出応答信号の送信元の無線装置と前記副経路基地局無線装置とを結ぶ通信経路を副経路として登録するステップと、
    前記基地局制御サーバが、前記副経路基地局無線装置との間の副経路がすでに確立された各無線装置に、前記副経路基地局無線装置との間の副経路がまだ確立されておらず、かつ、前記副経路基地局無線装置との間の副経路がすでに確立された無線装置と主経路によって結合されていない各無線装置を検出するための前記検出信号を順次発信する処理を順次実行させるステップと、
    前記副経路基地局無線装置との間の副経路がまだ確立されておらず、かつ、前記副経路基地局無線装置との間の副経路がすでに確立された無線装置と主経路によって結合されていない無線装置が、前記検出信号を所定の強度以上で検出した場合、前記副経路基地局無線装置との間の副経路がすでに確立された無線装置を介して、前記検出応答信号を前記基地局制御サーバに送信するステップと、
    前記基地局制御サーバが、前記検出応答信号を受信すると、該検出応答信号の送信元である無線装置と前記副経路基地局無線装置との間の副経路として、前記副経路がすでに確立された無線装置と前記副経路基地局無線装置との間の副経路に、前記送信元である無線装置と前記副経路がすでに確立された無線装置とを結ぶ通信経路を加えた通信経路を登録するステップを有する方法。
  2. 基地局制御サーバが、所定の無線装置に、その制御する主経路基地局無線装置と前記所定の無線装置との間の主経路を用いて、制御信号をマルチホップデータ転送する際、前記主経路にノードとして含まれる無線装置において障害が発生すると、障害の発生した無線装置の直上の無線装置から、前記主経路基地局無線装置を介して、通信障害通知信号を受信するステップと、
    前記基地局制御サーバが、前記通信障害通知信号を受信すると、請求項1に記載のマルチホップデータ転送経路の冗長化方法により構築された、その制御する副経路基地局無線装置と前記所定の無線装置との間の副経路を用いて、前記制御信号を再送信するステップを有する、マルチホップデータ転送経路の切り替え方法。
  3. その検出を目的とする検出信号を所定の強度以上で受信すると、該検出信号を受信した旨を通知する検出応答信号を送信元に返信する、分散配置された複数の無線装置と、
    前記無線端末とマルチホップデータ転送用の主経路で結合された主経路基地局無線装置と、
    副経路基地局無線装置と、
    前記主経路基地局無線装置と前記副経路基地局無線装置を制御する基地局制御サーバを有し、
    前記基地局制御サーバは、前記副経路基地局無線装置に、各前記無線装置を検出するための前記検出信号を順次発信させ、前記副経路基地局無線装置を介して前記検出応答信号を受信すると、該検出応答信号の送信元の無線装置と前記副経路基地局無線装置とを結ぶ通信経路を副経路として登録し、前記副経路基地局無線装置との間の副経路がすでに確立されている各無線装置に、副経路がまだ確立されておらず、かつ、前記副経路がすでに確立されている無線装置と前記主経路によって結合されていない各無線装置を検出するための前記検出信号を順次発信する処理を順次実行させ、前記副経路がすでに確立されている無線装置を介して前記検出応答信号を受信すると、該検出応答信号の送信元の無線装置と前記副経路基地局無線装置との間の副経路として、前記副経路がすでに確立された無線装置と前記副経路基地局通信装置との間の副経路に、前記検出応答信号の送信元の無線装置と前記副経路がすでに確立された無線装置とを結ぶ通信経路を加えた通信経路を登録するネットワークシステム。
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