JP2010074691A - アドホックネットワーク無線通信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数の無線ノードを上位装置によって管理するツリー構造のアドホックネットワークにおいて、各無線ノードのメモリ領域の節減、あるいはネットワークリソースの消費を抑制するアドホックネットワーク無線通信方法を提供する。
【解決手段】 上位装置1は、下位無線ノードから最上位無線ノードを経由して上位装置1に至るルーティング、および/または上位装置から最上位無線ノードを経由して下位無線ノードに至るルーティングを実行するためのルーティングテーブルを作成し、これを上位装置1に内蔵されているメモリに格納して保持する。上位装置1は、下位無線ノードから上位装置1に至る経路上にある各無線ノードを経由して送信されるパケットに含まれた接続情報を基に作成または更新されたルーティングテーブルを用いて、アドホックネットワーク上でのルーティングを制御する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、複数の無線ノードを上位装置によって管理するツリー構造のアドホックネットワークにおける無線通信方法に関するものである。
従来、アドホックネットワークを構成する複数の無線装置の各々は、ルーティングテーブルを保持しており、各無線装置は、FSRプロトコルに従ってルーティングテーブルを作成し、送信元から送信先までの無線通信において、総合メトリック数が小さくなるように経路を決定してデータを送信または中継することが特許文献1に開示されている。
また、無線ネットワークシステムにおいて、電文を直接送受可能な局(無線端末装置)を探索するモードと、電文を間接的に送受する局の経路を探索するモードとを備え、直接電文を送受不可能な局の経路を探索する場合、直接電文を送受可能な局に対して電文を送信してその局が目的の局までの送信経路を記憶しているか否かを判断し、隣接する(直接データを送受可能な)局に対してアクセスするのみで、全ての局に対する送信経路を探索することが特許文献2に開示されている。
特許文献1に記載されているように、複数の無線ノードで構成されるアドホックネットワークにおいて、各無線ノードがルーティングを行う場合、ルーター機能を具備した無線ノード、例えば無線端末装置が、自身のメモリにルーティングテーブルを格納してこれを保持し、このルーティングテーブルを用いてルーティングする方法が一般に用いられる。
しかし、上述の各無線ノードのメモリにルーティングテーブルを格納して保持する方法では、ルーティングテーブルを格納するのに必要十分なメモリ領域を確保する必要があるため、例えば無線端末装置におけるメモリ装置の占有部分が大きくなり、無線ノードの小型化を阻み、かつ高価なものとなってしまうという欠点がある。
また、特許文献2に記載されているように、複数の無線ノードで構成されるアドホックネットワークにおいて、各無線ノードがルーティングを行う別の方法として、送信元が、あらかじめ経路探索を行い、すべての経路情報をパケットに含んで送信先へ送信する方法があるが、この場合、無線ノードは、経路探索を実行するために、多大なネットワークリソースを消費する。すなわち経路探索システムを構成してこれを稼動させるための十分なソフトウェアあるいはハードウェア構成が必要となり、有効なパフォーマンスを発揮するためにはかなりのメモリを占有する。そのため、ネットワークに参加する無線ノードが増大した場合、経路探索にかかる負荷が増大し、電力消費が増え、その結果、通信に障害をもたらす可能性がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の無線ノードを上位装置によって管理するツリー構造のアドホックネットワークにおいて、ルーティング、すなわち上位装置から特定の無線ノードを管理および制御するためのパケット送信、および上位装置が各無線ノードからデータを収集するためのパケット送信するための経路探索で使用されるルーティングテーブルを、各無線ノードのメモリに格納して保持するのではなく、上位装置に内蔵されたメモリに格納して保持することにより、各無線ノードのメモリ領域の節減、あるいはネットワークリソースの消費を抑制するアドホックネットワーク無線通信方法を提供することにある。
上述した課題を解決すべく、本発明者らは種々の検討の結果、以下の解決手段を見出した。すなわち、上位装置、例えば管理サーバーと、複数の無線ノード、例えば複数の無線端末装置からなり、前記複数の無線ノードがツリー構造のアドホックネットワーク、すなわち自立分散型のネットワークを形成して無線通信を行う際、前記上位装置と、前記アドホックネットワークの最上位にあり、前記アドホックネットワークの制御を行う最上位無線ノードとが接続され、前記上位装置は、下位無線ノードから前記最上位無線ノードを経由して前記上位装置に至るルーティング、および/または前記上位装置から前記最上位無線ノードを経由して前記下位無線ノードに至るルーティングを実行するための、すなわち上位装置からのパケットあるいは下位無線ノードからのパケットを最適な経路を選択して送信するためのルーティングテーブル(経路表)を作成し、かつ前記ルーティングテーブルを前記上位装置のメモリに書き込み、これを格納して保持することが有効である。
前記ツリー構造のアドホックネットワークにおける無線通信の際、前記下位無線ノードから前記最上位無線ノードを経由して前記上位装置へ送信するパケットには、リンクする下位無線ノードと上位無線ノード、すなわち互いが隣接して共に通信可能である範囲に存在し、直接データを授受することが可能な二つの無線ノードとなる下位無線ノードと上位無線ノードに関する接続情報が含まれているのがよい。さらに好ましくは、前記パケットに含まれる接続情報は、少なくとも、リンクする前記下位無線ノードのノードアドレスおよび前記上位無線ノードのノードアドレスからなるものであるのがよい。
また、前記上位装置は、前記下位無線ノードのノードアドレスおよび前記上位無線ノードのノードアドレスを含む、前記下位無線ノードと前記上位無線ノードに関する前記接続情報を基に、前記ルーティングテーブルを作成または更新するのが好ましい。
さらに、前記ツリー構造のアドホックネットワークにおける無線通信の際、前記上位装置から前記最上位無線ノードを経由して前記下位無線ノードへ送信するパケットには、前記上位装置が前記接続情報を基に作成した、リンクする任意の下位無線ノードのノードアドレスおよび任意の上位無線ノードのノードアドレスを含む送信経路情報、すなわち、少なくとも、前記上位装置が指定したあて先無線ノードのノードアドレスが最後尾の値であって、かつ前記任意の上位無線ノードを自無線ノードとした場合、次に前記パケットを受け渡すべき前記自無線ノードの直下にある下位無線ノードのノードアドレスが先頭値であり、なおかつ前記ルーティングテーブルに基づき、前記上位装置が決定した最適な送信経路上にある各無線ノードのノードアドレスの値とで構成されたデータ配列からなる、最適なルーティングを実行するための情報が含まれているのがよい。
また、前記上位装置から前記最上位無線ノードを経由して前記下位無線ノードへ、前記送信経路情報が含まれたパケットを送信する際、任意の上位無線ノードを自無線ノードとした場合、前記自無線ノードは、受信した前記パケットに含まれる前記送信経路情報から、前記自無線ノードのノードアドレスを削除したパケット、すなわちその時点で前記自無線ノードが受け取ったパケットに含まれる、前記送信経路情報を構成する前記データ配列の先頭値を削除した、新たなデータ配列からなる送信経路情報を含むパケットを、前記自無線ノードの直下にある下位無線ノードへ送信するのが好適である。
さらに、前記上位装置は、アドホックネットワーク上における特定の無線ノードの存在の有無を確認、例えばアドホックネットワークに一時参加し、その後、前記アドホックネットワークから外れた無線ノードを確認し、その結果、前記特定の無線ノードが既に前記アドホックネットワーク上に存在しないと判断した場合に、前記アドホックネットワークから外れた無線ノードに関する接続情報を、前記上位装置のメモリに格納して保持されたルーティングテーブルから削除するために、前記接続情報を基に、前記上位装置によって作成された前記送信経路情報が含まれた質問パケットを、前記上位装置から前記最上位無線ノードを経由して前記下位無線ノードへ送信し、かつ前記下位無線ノードは、前記上位装置から送信された前記質問パケットに応答する、前記接続情報が含まれた応答パケットを、前記下位無線ノードから前記最上位無線ノードを経由して前記上位装置へ返信するよう構成するのが好ましい。
なお、ここで述べているアドホックネットワークとは、既存のネットワークインフラ、例えば電話回線やインターネット等に依存することなく、通信を中継する機能、あるいはルーター機能を具備した点在する無線ノード、例えば無線端末装置同士が、直接接続して通信することができるよう構成された自立分散型のネットワークを示す。
本発明に係るアドホックネットワークのネットワークトポロジー、すなわちネットワークを構成する形態はツリー構造であり、ただ一つの根ノードから枝分かれを繰り返して形成されるネットワーク構成である。ツリー構造のネットワークは、根ノード、根ノードが枝分かれした親ノード、親ノードが枝分かれした子ノード、さらに子ノードが枝分かれした葉ノードからなる。葉ノードは、ツリー構造のネットワークの最下枝にあるノードである。
ここで表記した上位無線ノードとは、上述した親ノードに相当し、下位無線ノードは上述した子ノードに相当する。また、最上位無線ノードは、上述した根ノードに相当する。ただし、上位および下位の概念は相対的なものであり、任意の上位無線ノードが上述の親ノードに相当し、任意の下位無線ノードが上述の葉ノードに相当、あるいは任意の上位無線ノードが上述の子ノードに相当し、任意の下位無線ノードが上述の葉ノードに相当する場合もある。任意の下位無線ノードが葉ノードである場合とは、すなわち最下位無線ノードであり、例えば既存のアドホックネットワークに新規に参加した無線ノードはこれに該当する。
さらに、上位無線ノードおよび下位無線ノードの関係を詳しく述べると、ツリー構造のアドホックネットワーク上に点在する少なくとも二つの任意の無線ノード(以下、無線ノードA、および無線ノードBという)がリンク、すなわち互いが隣接して共に通信可能である範囲に存在し、直接データを授受することが可能な状態、換言すればセッション可能な状態にあり、前記無線ノードAが前記の無線ノードBよりも、根ノードに相当する最上位無線ノードに近い位置、すなわちアドホックネットワーク階層の上位にあり、前記無線ノードAが前記最上位無線ノードに至る経路を確保しているとき、前記無線ノードAを上位無線ノードといい、前記無線ノードBを下位無線ノードという。
すなわち本発明によれば、上位装置と複数の無線ノードからなり、前記複数の無線ノードがツリー構造のアドホックネットワークを形成して無線通信を行うアドホックネットワーク無線通信方法であって、前記上位装置と、前記アドホックネットワークの最上位にある最上位無線ノードとが接続されるとともに、前記上位装置は、前記アドホックネットワークの下位にある下位無線ノードから前記最上位無線ノードを経由して前記上位装置に至るルーティング、および/または前記上位装置から前記最上位無線ノードを経由して前記下位無線ノードに至るルーティングを実行するためのルーティングテーブルを作成し、かつ前記ルーティングテーブルを前記上位装置のメモリに格納して保持するアドホックネットワーク無線通信方法が得られる。
本発明によれば、前記下位無線ノードから前記最上位無線ノードを経由して前記上位装置へ送信するパケットには、リンクする前記下位無線ノードと前記上位無線ノードに関する接続情報が含まれている前記アドホックネットワーク無線通信方法が得られる。
本発明によれば、前記接続情報は、少なくとも、前記リンクする下位無線ノードのノードアドレスと上位無線ノードのノードアドレスが含まれている前記アドホックネットワーク無線通信方法が得られる。
本発明によれば、前記上位装置は、前記接続情報を基に、前記ルーティングテーブルを作成する前記アドホックネットワーク無線通信方法が得られる。
本発明によれば、前記上位装置は、前記接続情報を基に、前記ルーティングテーブルを更新する前記アドホックネットワーク無線通信方法が得られる。
本発明によれば、前記上位装置から前記最上位無線ノードを経由して前記下位無線ノードへ送信するパケットには、前記上位装置が前記接続情報を基に作成した送信経路情報が含まれている前記アドホックネットワーク無線通信方法が得られる。
本発明によれば、前記上位装置から前記最上位無線ノードを経由して前記下位無線ノードへ前記パケットを送信する際、リンクする任意の下位無線ノードと任意の上位無線ノードにおいて、前記任意の上位無線ノードは、受信した前記パケットに含まれる前記送信経路情報から、前記任意の上位無線ノードのノードアドレスを削除した送信経路情報を含むパケットを、前記任意の下位無線ノードへ送信する前記アドホックネットワーク無線通信方法が得られる。
本発明によれば、前記上位装置から前記最上位無線ノードを経由して前記下位無線ノードへ送信するパケットは、前記アドホックネットワーク上における特定の無線ノードの存在の有無を確認するための質問パケットである前記アドホックネットワーク無線通信方法が得られる。
本発明によれば、前記下位無線ノードから前記最上位無線ノードを経由して前記上位装置へ送信するパケットは、前記特定の無線ノードが前記質問パケットに応答して返信する、応答パケットである前記アドホックネットワーク無線通信方法が得られる。
以上説明したように、本発明では、複数の無線ノードを上位装置によって管理するツリー構造のアドホックネットワークにおいて、下位無線ノードから最上位無線ノードを経由して上位装置に至るルーティング、および/または上位装置から最上位無線ノードを経由して下位無線ノードに至るルーティングを実行するためのルーティングテーブルを、各無線ノードのメモリに格納して保持するのではなく、リンクする下位無線ノードと上位無線ノードに関する接続情報を基に作成あるいは更新されたルーティングテーブルを上位装置に内蔵されたメモリに格納して保持することにより、各無線ノードのメモリ領域の節減、あるいはネットワークリソース消費の抑制を実現し、低消費電力で廉価な無線ノードからなる安定したパケット通信が可能なアドホックネットワーク無線通信方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
本発明のアドホックネットワーク無線通信方法に係るアドホックネットワークは、アドホックネットワークを管理する上位装置と、アドホックネットワークの制御を行う最上位無線ノードと、通信を中継する機能あるいはルーター機能を具備した移動可能な複数の無線ノードとから構成される。上位装置と最上位無線ノードは有線または無線で常時接続されており、互いに連携して、アドホックネットワークに参加する複数の無線ノードを管理および制御して、アドホックネットワークの確立を担うものである。
図1は、本発明のアドホックネットワーク無線通信方法に係るツリー構造のアドホックネットワークを示す概略図である。
上位装置1と接続され、ツリー構造のアドホックネットワークの根ノードに相当する無線ノードが最上位無線ノード2である。最上位無線ノード2から枝分かれした親ノードに相当する二つの無線ノードが、第一の無線ノード3および第二の無線ノード4である。第二の無線ノード4から枝分かれした子ノードに相当する三つの無線ノードが、第三の無線ノード5および第四の無線ノード6ならびに第五の無線ノード7である。第四の無線ノード6から枝分かれした葉ノードに相当する二つの無線ノードが、第六の無線ノード8および第七の無線ノード9である。第五の無線ノード7から枝分かれした葉ノードに相当する一つの無線ノードが、第八の無線ノード10である。
例えば、第二の無線ノード4を基準としたとき、隣接する最上位無線ノード2が上位無線ノードであり、隣接する第三の無線ノード5、第四の無線ノード6および第五の無線ノード7が下位無線ノードである。また、第四の無線ノード6を基準としたとき、隣接する第二の無線ノード4が上位無線ノードであり、隣接する第六の無線ノード8および第七の無線ノード9が下位無線ノードである。
図2は、本発明に係るアドホックネットワーク無線通信方法の無線ノードと該無線ノードのノードアドレスの対応関係の一例を示す図である。
図2に示した各無線ノードと該無線ノードのノードアドレスの対応表は、図1に示したアドホックネットワーク上に点在する無線ノードについてのものである。各無線ノードのノードアドレスは、例えば16ビットのアドレス長を有する四桁の数字あるいはアルファベットで表記される。
アドホックネットワークに繋がっている、すなわちアドホックネットワーク上にあり、互いがセッション可能な状態にある無線ノードは、最上位無線ノード、および第一から第八の無線ノードの総計九機であり、各々のノード名を「N0」、「N1」、「N2」、「N3」、「N4」、「N5」、「N6」、「N7」、および「N8」とし、各々のノードアドレスを「0001」、「0002」、「0003」、「0004」、「0005」、「0006」、「0007」、「0008」、および「0009」とした。また、後述の実施例1で説明する、前記アドホックネットワークに新規に参加する無線ノードを、第九の無線ノードとし、これのノード名を「N9」、同ノードアドレスを「000A」とした。
図2では、わかりやすくする説明するため、図1に示したアドホックネットワークの最上位無線ノードから下位無線ノードに沿って順にノードアドレスを割り振っているが、これと順番が異なっていてもよく、特にノードアドレスの順番は制限されない。また、図2では、16ビットのアドレス長のノードアドレスを用いているが、例えば8ビット長のノードアドレスあるいは32ビット長のノードアドレス等、異なるビット長のノードアドレスであってもよい。
図3は、本発明に係るアドホックネットワーク無線通信方法のルーティングテーブルの一例を示す図である。
図3に示したルーティングテーブルは、図1に示したアドホックネットワーク上に点在する無線ノードについてのものである。ルーティングテーブルは、上位装置に内蔵されたメモリに格納されている。ルーティングテーブルには、各列番号に対応した自無線ノードのノードアドレス、および該自無線ノードの上位無線ノードのノードアドレスが記述されている。ただし、これは、本発明に係るアドホックネットワーク無線通信方法におけるルーティングに必要不可欠な基本情報のみを選出して表記したものであり、実際のルーティングテーブルには、これら以外の項目も記述されている。
パケットに含まれる接続情報は、各々の列番号に対応した、少なくとも自無線ノードのノードアドレス、および該自無線ノードの上位無線ノードのノードアドレスを含むものからなる。列番号は「0」から「8」番まであり、八列の接続情報がルーティングテーブルに記述されている。
例えば列番号「1」の接続情報は、自無線ノード(この場合は、第一の無線ノード「N1」)のノードアドレスが「0002」であって、該自無線ノードの上位無線ノード(この場合は、最上位無線ノード「N0」)のノードアドレスが「0001」であるものからなる。以下同様に、列番号「0」、および「2」から「8」までの接続情報は、図3のルーティングテーブルに示すとおりである。
ただし、列番号「0」の接続情報において、自無線ノード(この場合は、最上位無線ノード「N0」)の上位にあるのは上位装置のみであるから、上位無線ノードのノードアドレスの欄には、上位装置のアドレス「FFFF」が記述される。また、ここでは、上位装置のアドレスを「FFFF」としているが、他の無線ノードと区別できるアドレスであれば、これに限らず任意のアドレスを付与してよい。
以下に、実施例を用いて、本発明を実施するための最良の形態を詳述する。
(実施例1)
本発明のアドホックネットワーク無線通信方法の第1の実施例について、図1、図3、図4および図5を参照しながら説明する。本発明のアドホックネットワーク無線通信方法の第1の実施例は、図1に示したアドホックネットワークに対し、新規の無線ノード、すなわち第九の無線ノード11が新たに参加したときの通信方法を示したものである。
本発明のアドホックネットワーク無線通信方法の第1の実施例について、図1、図3、図4および図5を参照しながら説明する。本発明のアドホックネットワーク無線通信方法の第1の実施例は、図1に示したアドホックネットワークに対し、新規の無線ノード、すなわち第九の無線ノード11が新たに参加したときの通信方法を示したものである。
図4は、本発明のアドホックネットワーク無線通信方法の第1の実施例に係るツリー構造のアドホックネットワークを示す概略図である。図4において、ツリーの枝分かれを示す実線で繋がっていない無線ノードは、アドホックネットワーク上にある無線ノードに向かって移動してきた、前記アドホックネットワークに属していない第九の無線ノード11である。また、矢印の示す方向は、第九の無線ノード11から上位装置1へ向けて送信されるパケットの送信経路を示している。
第九の無線ノード11は、このアドホックネットワークに参加すべく、自身の上位無線ノードとなり得る無線ノードを探索する。例えば第九の無線ノード11が、最も近隣にある第四の無線ノード6の通信範囲内にすでにいた場合には、第九の無線ノード11は、自身の電源を入れて上位無線ノードの探索を開始し、第四の無線ノード6を検出するとともに、第四の無線ノード6を自身の上位無線ノードとする。あるいは、第九の無線ノード11が、上位無線ノードの探索を実行しながら、最も近隣にある第四の無線ノード6の通信範囲内まで移動してきた場合には、第九の無線ノード11は、第四の無線ノード6の通信範囲内に入った時点で第四の無線ノード6を検出するとともに、第九の無線ノード11は、第四の無線ノード6とアソシエーション、すなわち互いの通信路を確立して第四の無線ノード6と接続状態となり、第四の無線ノード6を自身の上位無線ノードとする。
第九の無線ノード11は、第四の無線ノード6と通信を実行し、第四の無線ノード6が自身の上位無線ノードであることを確認すると同時に、第四の無線ノード6からノードアドレス「0005」を取得する。そして、自無線ノードのノードアドレスである「000A」、および取得した上位無線ノード、すなわち第四の無線ノード6のノードアドレスである「0005」からなる接続情報を含むパケットを、上位無線ノードである第四の無線ノード6へ送信する。
同時に、第九の無線ノード11は、これ以降の通信を実行する際に必要となる上位無線ノードである第四の無線ノード6のノードアドレス「0005」を自身のメモリ内に記憶する。これにより、第九の無線ノード11は、現時点における自身の上位無線ノードが、第四の無線ノード6であると認識し、この時点で第九の無線ノード11は、このアドホックネットワークに帰属したことになる。
このときの両者の関係は、第九の無線ノード11を基準としたとき、隣接する第四の無線ノード6は第九の無線ノード11の上位無線ノードとなり、また、第四の無線ノード6を基準としたとき、隣接する第九の無線ノード11は第四の無線ノード6の下位無線ノードとなり、第九の無線ノード11および第四の無線ノード6の互いの上位、下位の関係が確立される。
アドホックネットワーク上にある第四の無線ノード6は、自身の上位無線ノードが第二の無線ノード4であることを自身のメモリ内に記憶している。これに従い、前記パケットを受信した第四の無線ノード6は、上位無線ノードである第二の無線ノード4に向けて、両無線ノードに関する接続情報を含んだパケットを送信する。
このときのパケットに含まれる接続情報は二つあり、一つは、後述する図5(b)のルーティングテーブルの列番号「9」に示した、自無線ノードである第九の無線ノード11のノードアドレス「000A」と、その上位無線ノードである第四の無線ノード6のノードアドレス「0005」からなる接続情報であり、もう一つは、図3のルーティングテーブルの列番号「4」に示した、自無線ノードである第四の無線ノード6のノードアドレス「0005」と、その上位無線ノードである第二の無線ノード4のノードアドレス「0003」からなる接続情報である。
次いで、先の場合と同様に、アドホックネットワーク上にある第二の無線ノード4は、自身の上位無線ノードが最上位無線ノード2であることを自身のメモリ内に記憶しているから、これに従い、前記パケットを受信した第二の無線ノード4は、上位無線ノードである最上位無線ノード2に向けて、両無線ノードに関する接続情報を含んだパケットを送信する。
このときのパケットに含まれる接続情報は三つあり、一つは、後述する図5(b)のルーティングテーブルの列番号「9」に示した、自無線ノードである第九の無線ノード11のノードアドレス「000A」と、その上位無線ノードである第四の無線ノード6のノードアドレス「0005」からなる接続情報であり、もう一つは、図3のルーティングテーブルの列番号「4」に示した、自無線ノードである第四の無線ノード6のノードアドレス「0005」と、その上位無線ノードである第二の無線ノード4のノードアドレス「0003」からなる接続情報であり、残りの一つは、図3のルーティングテーブルの列番号「2」に示した、自無線ノードである第二の無線ノード4のノードアドレス「0003」と、その上位無線ノードである最上位無線ノード2のノードアドレス「0001」からなる接続情報である。
そして、前記パケットを受信した最上位無線ノード2は、これと接続されている上位装置1へ、前記パケットが経由してきた各無線ノードのノードアドレスが含まれた接続情報を受け渡す。上位装置1は、受け取った接続情報を基に、上位装置1に内蔵されているメモリに格納されるルーティングテーブルを作成するか、すでに作成されている場合は追記する。
図5は、本発明に係るアドホックネットワーク無線通信方法のルーティングテーブルの一例を示す図であり、図5(a)は、第九の無線ノードがアドホックネットワークに参加する前のルーティングテーブルの一例を示し、図5(b)は、第九の無線ノードがアドホックネットワークに参加した後のルーティングテーブルの一例を示す図である。
図5(b)は、図5(a)に示したルーティングテーブルに対し、新たに列番号「9」の領域を設け、さらに新たな接続情報、すなわちアドホックネットワークへ新規に参加した、自無線ノードである第九の無線ノードのノードアドレス「000A」と、その上位無線ノードである第四の無線ノードのノードアドレス「0005」が追記されたことを示したルーティングテーブルである。
追記された列番号「9」の接続情報を含む、列番号「1」から「9」までの接続情報が記述されたルーティングテーブルは、先のアドホックネットワーク上に第九の無線ノードが存在することを示した新規のルーティングテーブルとして、上位装置に内蔵されたメモリに書き込まれ、格納して保持される。
上述のように、上位装置は、下位無線ノードから接続情報を含むパケットを受け取り、この接続情報を基にルーティングテーブルを作成し、かつこの上位装置に内蔵されたメモリに格納されているルーティングテーブルを利用することにより、任意の下位無線ノードがアドホックネットワークに新規に参加した場合であっても、上位装置は、下位無線ノードから確実にデータを収集することが可能となる。
(実施例2)
本発明のアドホックネットワーク無線通信方法の第2の実施例について、図1、図3、図6および図7を参照しながら説明する。本発明のアドホックネットワーク無線通信方法の第2の実施例は、図1に示したアドホックネットワーク上で、自無線ノードがその上位無線ノードを別の無線ノードに変更、すなわち第四の無線ノード6がその上位無線ノードを、第二の無線ノード4から第五の無線ノード7に変更したときの通信方法を示したものである。
本発明のアドホックネットワーク無線通信方法の第2の実施例について、図1、図3、図6および図7を参照しながら説明する。本発明のアドホックネットワーク無線通信方法の第2の実施例は、図1に示したアドホックネットワーク上で、自無線ノードがその上位無線ノードを別の無線ノードに変更、すなわち第四の無線ノード6がその上位無線ノードを、第二の無線ノード4から第五の無線ノード7に変更したときの通信方法を示したものである。
自無線ノードがその上位無線ノードを別の無線ノードに変更する場合とは、例えば自無線ノードが既存の上位無線ノードと、何らかの理由により通信が不能となり、上位装置1にパケット送信する際に、新たな送信経路を探索することが必要となる場合等である。
図1に示したアドホックネットワーク上において、自無線ノードである第四の無線ノード6の上位無線ノードは、第二の無線ノード4である。しかし、ある時点において、第四の無線ノード6と第二の無線ノード4との間で通信障害が起こり、互いは通信不能となった。その結果、第四の無線ノード6と第二の無線ノード4はセッションすることができず、第二の無線ノード4は第四の無線ノード6の上位無線ノードとしての役割を果たせない事態が生じている。
このとき、自無線ノードである第四の無線ノード6は、アドホックネットワーク上での通信を回復すべく、先の時点まで所属していたアドホックネットワーク上にある別の上位無線ノードを探索する。例えば第四の無線ノード6が、上位無線ノードの探索を実行しながら、最も近隣にある第五の無線ノード7の通信範囲内まで移動してきた場合には、第四の無線ノード6は、第五の無線ノード7の通信範囲内に入った時点で第五の無線ノード7を検出するとともに、第四の無線ノード6は、第五の無線ノード7とアソシエーション、すなわち互いの通信路を確立して第五の無線ノード7と接続状態となり、第五の無線ノード7を自身の上位無線ノードとする。
図6は、本発明のアドホックネットワーク無線通信方法の第2の実施例に係るツリー構造のアドホックネットワークを示す概略図である。図6において、ツリーの枝分かれを示し、第二の無線ノード4から延びて第四の無線ノード6に繋がる破線は、第四の無線ノード6と第二の無線ノード4が通信不可能な状態となったことを示すものであり、また、第五の無線ノード7から延びて第四の無線ノード6に繋がる実線は、第四の無線ノード6と第五の無線ノード7が通信可能な状態となったことを示すものである。また、矢印の示す方向は、第四の無線ノード6から上位装置1へ向けて送信されるパケットの送信経路を示している。
第四の無線ノード6は、第五の無線ノード7と通信を実行し、第五の無線ノード7が自身の上位無線ノードであることを確認すると同時に、第五の無線ノード7からノードアドレス「0006」を取得する。そして、自無線ノードのノードアドレスである「0005」、および取得した上位無線ノード、すなわち第五の無線ノード7のノードアドレスである「0006」からなる接続情報を含むパケットを、上位無線ノードである第五の無線ノード7へ送信する。
同時に、第四の無線ノード6は、これ以降の通信を実行する際に必要となる上位無線ノードである第五の無線ノード7のノードアドレス「0006」を自身のメモリ内に記憶する。これにより、第四の無線ノード6は、現時点における自身の上位無線ノードが、第五の無線ノード7であると認識する。
このときの両者の関係は、第四の無線ノード6を基準としたとき、隣接する第五の無線ノード7は第四の無線ノード6の上位無線ノードとなり、また、第五の無線ノード7を基準としたとき、隣接する第四の無線ノード6は第五の無線ノード7の下位無線ノードとなり、第四の無線ノード6および第五の無線ノード7の互いの上位、下位の関係が確立される。
アドホックネットワーク上にある第五の無線ノード7は、自身の上位無線ノードが第二の無線ノード4であることを自身のメモリ内に記憶している。これに従い、前記パケットを受信した第五の無線ノード7は、上位無線ノードである第二の無線ノード4に向けて、両無線ノードに関する接続情報を含んだパケットを送信する。
このときのパケットに含まれる接続情報は二つあり、一つは、後述する図7(b)のルーティングテーブルの列番号「4」に示した、自無線ノードである第四の無線ノード6のノードアドレス「0005」と、その上位無線ノードである第五の無線ノード7のノードアドレス「0006」からなる接続情報であり、もう一つは、図3のルーティングテーブルの列番号「5」に示した、自無線ノードである第五の無線ノード7のノードアドレス「0006」と、その上位無線ノードである第二の無線ノード4のノードアドレス「0003」からなる接続情報である。
次いで、先の場合と同様に、アドホックネットワーク上にある第二の無線ノード4は、自身の上位無線ノードが最上位無線ノード2であることを自身のメモリ内に記憶しているから、これに従い、前記パケットを受信した第二の無線ノード4は、上位無線ノードである最上位無線ノード2に向けて、両無線ノードに関する接続情報を含んだパケットを送信する。
このときのパケットに含まれる接続情報は三つあり、一つは、後述する図7(b)のルーティングテーブルの列番号「4」に示した、自無線ノードである第四の無線ノード6のノードアドレス「0005」と、その上位無線ノードである第五の無線ノード7のノードアドレス「0006」からなる接続情報であり、もう一つは、図3のルーティングテーブルの列番号「5」に示した、自無線ノードである第五の無線ノード7のノードアドレス「0006」と、その上位無線ノードである第二の無線ノード4のノードアドレス「0003」からなる接続情報であり、残りの一つは、図3のルーティングテーブルの列番号「2」に示した、自無線ノードである第二の無線ノード4のノードアドレス「0003」と、その上位無線ノードである最上位無線ノード2のノードアドレス「0001」からなる接続情報である。
そして、前記パケットを受信した最上位無線ノード2は、これと接続されている上位装置1へ、前記パケットが経由してきた各無線ノードのノードアドレスが含まれた接続情報を受け渡す。上位装置1は、受け取った接続情報を基に、上位装置1に内蔵されているメモリに格納されるルーティングテーブルを作成するか、すでに作成されている場合は更新する。
図7は、本発明に係るアドホックネットワーク無線通信方法のルーティングテーブルの一例を示す図であり、図7(a)は、第四の無線ノードの上位無線ノードが変更される前のルーティングテーブルの一例を示し、図7(b)は、第四の無線ノードの上位無線ノードが変更された後のルーティングテーブルの一例を示す図である。
図7(b)は、図7(a)に示したルーティングテーブルの列番号「4」において、新たな接続情報、すなわち第四の無線ノードの上位無線ノードの変更にともない、自無線ノードである第四の無線ノードの自無線ノードアドレス「0005」に対応する上位無線ノードアドレスが、「0003」から「0006」に書き換えられたことを示したルーティングテーブルである。
変更された列番号「4」の接続情報を含む、列番号「1」から「8」までの接続情報が記述されたルーティングテーブルは、先のアドホックネットワーク上において、第四の無線ノードの上位無線ノードが第五の無線ノードであることを示した更新されたルーティングテーブルとして、上位装置に内蔵されたメモリに書き込まれ、格納して保持される。
上述のように、上位装置によって更新され、これに内蔵されたメモリに格納されたルーティングテーブルを利用することにより、任意の下位無線ノードがその上位無線ノードを変更した場合であっても、上位装置は、下位無線ノードから確実にデータを収集することが可能となる。
(実施例3)
本発明のアドホックネットワーク無線通信方法の第3の実施例について、図1、図3および図8を参照しながら説明する。本発明のアドホックネットワーク無線通信方法の第3の実施例は、図1に示したアドホックネットワーク上で、上位装置1が、任意の下位無線ノードを管理および制御するために、対象となる任意の下位無線ノード(以下、あて先無線ノードという)へパケットを送信するときの通信方法を示したものである。
本発明のアドホックネットワーク無線通信方法の第3の実施例について、図1、図3および図8を参照しながら説明する。本発明のアドホックネットワーク無線通信方法の第3の実施例は、図1に示したアドホックネットワーク上で、上位装置1が、任意の下位無線ノードを管理および制御するために、対象となる任意の下位無線ノード(以下、あて先無線ノードという)へパケットを送信するときの通信方法を示したものである。
図1に示したアドホックネットワークを管理している上位装置1は、自身のメモリに格納されている、図3に示したルーティングテーブルの接続情報、すなわち、列番号「0」から「8」に至る各々の自無線ノードのノードアドレスと上位無線ノードのノードアドレス、あるいは上位装置1のアドレスの組み合わせデータに基づき、あて先無線ノードへ向けてパケットを送信するための送信経路情報を作成する。
上位装置1は、あて先無線ノードとして、第六の無線ノード8を指定する。そして上位装置1は、第六の無線ノード8を管理および制御するために、最上位無線ノード2を経由して、最終的に第六の無線ノード8に到達するパケットを送信する。前記パケットには、上位装置1から第六の無線ノード8までの送信経路情報、例えばパケットが経由する各無線ノード、すなわち最上位無線ノード2、第二の無線ノード4、第四の無線ノード6、および第六の無線ノード8の各ノードアドレスで構成されるデータ配列「0001;0003;0005;0007」からなる送信経路情報が含まれている。
ただし、前記データ配列において、先頭値(この場合は「0001」)は、パケットの送信経路上にある無線ノードのうち、リンクする二つの無線ノード、すなわち隣接する任意の上位無線ノードと任意の下位無線ノードにおいて、前記任意の上位無線ノードから前記任意の下位無線ノードに向けてパケットが送信されるときの、前記任意の下位無線ノードのノードアドレスを示している。
図8は、本発明のアドホックネットワーク無線通信方法の第3の実施例に係るツリー構造のアドホックネットワークを示す概略図である。図8において、矢印の示す方向は、上位装置1から第六の無線ノード8へ向けて送信されるパケットの送信経路を示している。
始めに、上位装置1は最上位無線ノード2に対し、データ配列「0001;0003;0005;0007」からなる送信経路情報が含まれたパケットを送信する。最上位無線ノード2は、受信したパケットに含まれる送信経路情報のデータ配列「0001;0003;0005;0007」の先頭値、すなわち「0001」と自身のノードアドレスを比較する。最上位無線ノード2は、自身のノードアドレスが「0001」であることを内蔵されたメモリ内に記憶しているから、先のデータ配列の先頭値と一致していることを確認し、受信したパケットが間違いなく自分宛てに送信されたものであると確定する。
同時に、最上位無線ノード2は、先のデータ配列「0001;0003;0005;0007」より、その先頭値、すなわち「0001」を削除した、新たなデータ配列、すなわち「0003;0005;0007」からなる送信経路情報を作成する。このとき、新たなデータ配列「0003;0005;0007」の先頭値は、「0003」であるから、最上位無線ノード2は、次にパケットを送信すべき無線ノードはノードアドレスが「0003」である第二の無線ノード4であると確認し、新たなデータ配列からなる送信経路情報が含まれたパケットを第二の無線ノード4へ向けて送信する。
同様に、データ配列「0003;0005;0007」からなる送信経路情報が含まれたパケットを受信した第二の無線ノード4は、自身のノードアドレス「0003」が先のデータ配列の先頭値「0003」と一致していることを確認し、受信したパケットが間違いなく自分宛てに送信されたものであると確定する。
同時に、第二の無線ノード4は、先のデータ配列「0003;0005;0007」より、その先頭値、すなわち「0003」を削除した、新たなデータ配列、すなわち「0005;0007」からなる送信経路情報を作成し、次にパケットを送信すべき無線ノードはノードアドレスが「0005」である第四の無線ノード6であると確認する。そして第二の無線ノード4は、新たなデータ配列からなる送信経路情報が含まれたパケットを第四の無線ノード6へ向けて送信する。
続いて、データ配列「0005;0007」からなる送信経路情報が含まれたパケットを受信した第四の無線ノード6は、自身のノードアドレス「0005」が先のデータ配列の先頭値「0005」と一致していることを確認し、受信したパケットが間違いなく自分宛てに送信されたものであると確定する。
同時に、第四の無線ノード6は、先のデータ配列「0005;0007」より、その先頭値、すなわち「0005」を削除した、新たなデータ配列、すなわち「0007」からなる送信経路情報を作成し、次にパケットを送信すべき無線ノードはノードアドレスが「0007」である第六の無線ノード8であると確認する。そして第四の無線ノード6は、新たなデータ配列からなる送信経路情報が含まれたパケットを第六の無線ノード8へ向けて送信する。
さらに、データ配列「0007」からなる送信経路情報が含まれたパケットを受信した第六の無線ノード8は、自身のノードアドレス「0007」が先のデータ配列の先頭値「0007」と一致していることを確認し、受信したパケットが間違いなく自分宛てに送信されたものであると確定する。
ただし、この場合は、データ配列を構成するデータ値が一つしかなく、次にパケットを送信すべき無線ノードのノードアドレスを示すデータ値が存在しないから、第六の無線ノード8は、上位装置1が指定したあて先無線ノードは自分であって、このパケットが自分宛に送信されたものであると判断する。
上述のように、上位装置1に内蔵されたメモリに格納されているルーティングテーブルを利用することにより、上位装置1は、指定した任意の下位無線ノードである、あて先無線ノードに向けて、これを管理および制御するためのデータを確実に送信することが可能となる。
(実施例4)
本発明のアドホックネットワーク無線通信方法の第4の実施例について、図1、図3および図9を参照しながら説明する。本発明のアドホックネットワーク無線通信方法の第4の実施例は、図1に示したアドホックネットワーク上で、上位装置1が、任意の下位無線ノードの存在の有無を確認するための質問パケットを、あて先無線ノードへ送信し、かつ前記あて先無線ノードが存在した場合に、前記あて先無線ノードからの応答パケットを上位装置1へ返信するときの通信方法を示したものである。
本発明のアドホックネットワーク無線通信方法の第4の実施例について、図1、図3および図9を参照しながら説明する。本発明のアドホックネットワーク無線通信方法の第4の実施例は、図1に示したアドホックネットワーク上で、上位装置1が、任意の下位無線ノードの存在の有無を確認するための質問パケットを、あて先無線ノードへ送信し、かつ前記あて先無線ノードが存在した場合に、前記あて先無線ノードからの応答パケットを上位装置1へ返信するときの通信方法を示したものである。
図9は、本発明のアドホックネットワーク無線通信方法の第4の実施例に係るツリー構造のアドホックネットワークを示す概略図である。図9において、矢印の示す方向は、上位装置1からあて先無線ノードである第三の無線ノード5へ向けて送信される質問パケット、およびあて先無線ノードである第三の無線ノード5から上位装置1へ向けて返信される応答パケットの送信経路を示している。
始めに、上位装置1があて先無線ノードに指定した任意の下位無線ノード、例えば第三の無線ノード5の存在の有無を確認するための、上位装置1からあて先無線ノードである第三の無線ノード5へ向けて送信される質問パケットについて説明する。
図1に示したアドホックネットワークを管理している上位装置1は、第三の無線ノード5の存在を確認するために、第三の無線ノード5をあて先無線ノードに指定し、自身に内蔵されたメモリに格納されている、図3に示したルーティングテーブルに記述されている接続情報を基に、上位装置1から最上無線ノード2を経由して、あて先無線ノードである第三の無線ノード5まで至る送信経路情報を作成して送信経路を決定し、前記送信経路情報を含んだ質問パケットを、あて先無線ノードである第三の無線ノード5へ向けて送信する。なお、上位装置1からあて先無線ノードである第三の無線ノード5へ向けて送信される質問パケットの送信方法は、上述の実施例3に示した場合の送信方法と同様であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
質問パケットは、上位装置1から、最上位無線ノード2、第二の無線ノード4を経由して、最終的に第三の無線ノード5に到達する。このとき、第三の無線ノード5は、受信した質問パケット内にある、上位装置1が指定したあて先無線ノードのノードアドレスと、質問パケットが最終的に到達した無線ノード、すなわち第三の無線ノード5のノードアドレスとが一致したことを確認する。
次に、上位装置1から受信した質問パケットに応答して、あて先無線ノードである第三の無線ノード5がアドホックネットワーク上に存在することを通知するための、第三の無線ノード5から上位装置1へ向けて送信される応答パケットについて説明する。
質問パケットを受信したことによって、上位装置1からその存在の有無を確認されていると判断した第三の無線ノード5は、上位装置1に対し自身の存在を通知するために、第三の無線ノード5のノードアドレス、および第三の無線ノード5の上位無線ノードである第二の無線ノード4のノードアドレスからなる接続情報を含む応答パケットを、上位装置1へ向けて返信する。なお、あて先無線ノードである第三の無線ノード5から上位装置1へ向けて送信される応答パケットの送信方法は、上述の実施例1もしくは実施例2に示した場合の送信方法と同様であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
応答パケットは、第三の無線ノード5から、第二の無線ノード4、最上位無線ノード2を経由して、最終的に上位装置1に到達する。このとき、上位装置1は、受信した応答パケットが、指定したあて先無線ノード、すなわち第三の無線ノード5から返信されたものであることを確認する。
また、上位装置1から第三の無線ノード5へ向けて送信された質問パケットに応答する、第三の無線ノード5からの応答パケットが、上位装置1にてあらかじめ設定された期間あるいは時間内に、上位装置1へ返信されない場合、上位装置1は、あて先無線ノードに指定された第三の無線ノード5が隣接する上位無線ノードの通信可能範囲と重ならない位置にあり、既に第三の無線ノード5がアドホックネットワーク上には存在していないものと判断する。そして、上位装置1は、自身に内蔵されたメモリに格納されたルーティングテーブルのデータ領域から、第三の無線ノード5に関する接続情報を削除する。
ただし、このときの上位装置1から送信される質問パケットは、上位装置1が決定する任意のタイムスロットに基づき、必要に応じた不定期の送信、あるいは定期的な送信のいずれであってもよい。
上述のように、上位装置1に内蔵されたメモリに格納されているルーティングテーブルを利用することにより、上位装置1は、アドホックネットワーク上にある任意の下位無線ノードの存在の有無を確実に把握することが可能となる。
またこれとは別に、上位装置1が、アドホックネットワーク上の任意の下位無線ノードの存在の有無を確認する別の方法として、前記任意の無線ノードが上位装置1へ向けて、その存在を示した情報を含むパケットを定期的に送信することによって、その時点におけるアドホックネットワーク上での自身の存在を、上位装置1へ通知するようにしてもよい。
すなわち、上位装置1は、任意の下位無線ノードから送信されてくる、任意の時点における前記パケットの受信日時を確認するとともに、次回送信されてくる予定の前記パケットが、上位装置1によってあらかじめ設定された一定期間内に送信されてくるか否かを確認する。
上位装置1が、前記パケットを受信した最終日時から数えて、設定した期間を超過しても、前記任意の下位無線ノードからの前記パケットを上位装置1が受信しない場合は、前記任意の下位無線ノードは、その時点でアドホックネットワーク上に存在しないものと判断され、上述のように、上位装置1に内蔵されたメモリに格納されたルーティングテーブルのデータ領域から、前記任意の下位無線ノードに関する接続情報が削除される。
以上説明したように、本発明において、アドホックネットワーク上に存在する各無線ノードは、少なくとも上位無線ノードのノードアドレスを含む上位無線ノードに関する情報のみを自身のメモリ内に保持していればよく、無線ノードの各々は、パケットを上位装置に送信、あるいは上位装置から受信する際のルーティングのためのルーティングテーブルを、自身のメモリに格納して保持する必要はなくなる。
すなわち、本発明によれば、上位装置が、アドホックネットワーク上に点在する各無線ノードから取得した、各々のノードアドレスを含む接続情報に基づいて、作成あるいは更新したルーティングテーブルを、自身に内蔵されたメモリに格納して保持し、これを用いてルーティングすることが可能である。これにより、各無線ノードにおいて、ルーティングテーブルが占有していたメモリ領域を節減することが可能となる。
なお、上述の、発明を実施するための最良の形態に示したアドホックネットワーク上に点在する複数の無線ノードは、すべて移動可能であって、中継機能あるいはルーター機能を具備したものとしたが、固定された無線ノード、例えば支柱に固定して定点観測する無線センサノード等、および移動可能な無線ノード、例えば無線端末装置等が混在したものであってもよい。あるいは、通常は固定されているが、必要に応じ移動することができる、例えば緊急時、上位装置からの指令を受け現場に急行する通信機能を具備したロボット等が混在したものであってもよい。
また、アドホックネットワーク上に点在する無線ノードの一部は、中継機能あるいはルーター機能を具備しない無線ノードであってもよく、中継機能あるいはルーター機能を具備した無線ノード、および中継機能あるいはルーター機能を具備しない無線ノードの各々が混在したものであってよい。ただしこの場合、前記中継機能あるいはルーター機能を具備しない無線ノードは、ツリー構造のアドホックネットワークの最下枝である葉ノードに相当する最下位無線ノード、いわゆるエンドデバイスである。
以上、実施例を用いて、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、本実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。すなわち、当業者であれば、当然なしえるであろう各種変形、修正もまた本発明に含まれることは勿論である。
本発明のアドホックネットワークにおける無線通信方法は、例えばWSS(ワイヤレス・センサ・システム)あるいはWSN(ワイヤレス・センサ・ネットワーク)等の自立分散型ネットワークに係る無線通信技術分野で利用可能である。
1 上位装置
2 最上位無線ノード
3 第一の無線ノード
4 第二の無線ノード
5 第三の無線ノード
6 第四の無線ノード
7 第五の無線ノード
8 第六の無線ノード
9 第七の無線ノード
10 第八の無線ノード
11 第九の無線ノード
2 最上位無線ノード
3 第一の無線ノード
4 第二の無線ノード
5 第三の無線ノード
6 第四の無線ノード
7 第五の無線ノード
8 第六の無線ノード
9 第七の無線ノード
10 第八の無線ノード
11 第九の無線ノード
Claims (9)
- 上位装置と複数の無線ノードからなり、前記複数の無線ノードがツリー構造のアドホックネットワークを形成して無線通信を行うアドホックネットワーク無線通信方法であって、
前記上位装置と、前記アドホックネットワークの最上位にある最上位無線ノードとが接続されるとともに、
前記上位装置は、前記アドホックネットワークの下位にある下位無線ノードから前記最上位無線ノードを経由して前記上位装置に至るルーティング、および/または前記上位装置から前記最上位無線ノードを経由して前記下位無線ノードに至るルーティングを実行するためのルーティングテーブルを作成し、かつ前記ルーティングテーブルを前記上位装置のメモリに格納して保持することを特徴とするアドホックネットワーク無線通信方法。 - 前記下位無線ノードから前記最上位無線ノードを経由して前記上位装置へ送信するパケットには、リンクする前記下位無線ノードと前記上位無線ノードに関する接続情報が含まれていることを特徴とする請求項1に記載のアドホックネットワーク無線通信方法。
- 前記接続情報は、少なくとも、前記リンクする下位無線ノードのノードアドレスと上位無線ノードのノードアドレスが含まれていることを特徴とする請求項1ないし2のいずれかに記載のアドホックネットワーク無線通信方法。
- 前記上位装置は、前記接続情報を基に、前記ルーティングテーブルを作成することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のアドホックネットワーク無線通信方法。
- 前記上位装置は、前記接続情報を基に、前記ルーティングテーブルを更新することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のアドホックネットワーク無線通信方法。
- 前記上位装置から前記最上位無線ノードを経由して前記下位無線ノードへ送信するパケットには、前記上位装置が前記接続情報を基に作成した送信経路情報が含まれていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のアドホックネットワーク無線通信方法。
- 前記上位装置から前記最上位無線ノードを経由して前記下位無線ノードへ前記パケットを送信する際、
リンクする任意の下位無線ノードと任意の上位無線ノードにおいて、
前記任意の上位無線ノードは、受信した前記パケットに含まれる前記送信経路情報から、前記任意の上位無線ノードのノードアドレスを削除した送信経路情報を含むパケットを、前記任意の下位無線ノードへ送信することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のアドホックネットワーク無線通信方法。 - 前記上位装置から前記最上位無線ノードを経由して前記下位無線ノードへ送信するパケットは、前記アドホックネットワーク上における特定の無線ノードの存在の有無を確認するための質問パケットであること特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のアドホックネットワーク無線通信方法。
- 前記下位無線ノードから前記最上位無線ノードを経由して前記上位装置へ送信するパケットは、前記特定の無線ノードが前記質問パケットに応答して返信する、応答パケットであること特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載のアドホックネットワーク無線通信方法。
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