JP4362308B2 - Vリブドベルトの製造方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はVリブドベルトの製造方法に係り、詳しくは正確に成形したリブ部の外層に存在する短繊維を起毛させてベルト走行時の騒音を軽減したVリブドベルトの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から未加硫ゴム中に短繊維を一定方向へ配向させる方法としては、圧延シート作製工程において回転速度を変えた一対のカレンダーロールに短繊維を含んだ未加硫ゴムを投入し、圧延されたゴムシート中の短繊維をシートの圧延方向へ配向させ、そして成形するベルト幅に応じて切断していた。その後、積層工程においてカットした圧延シートを数枚重ね合わせて所定厚みに積層し、続いて巻付け工程において短繊維が幅方向に配向した積層物を成形ドラムに巻き付けて得られたベルト成形体を加硫し、そしてグライダーホイールによってベルトスリーブ表面に複数のリブ部を研削し、リブ部表面に短繊維を突出させて走行時の騒音を軽減したベルトを製造していた。しかし、圧延シートは、厚みを薄くしなければ、短繊維をシート圧延方向に充分に配向させることができないために、やむを得ずシートを重ねていたためにベルト成形用シートを得るには多大の工数を要していた。
【0003】
他の方法として、特許文献1には、内モールドに装着した未加硫スリーブを外方へ膨張させて外モールドの内周面に設けたリブ型へ押圧してリブ部を型付けして得られたベルトスリーブを作製し、このベルトスリーブのリブ部表面を薄く研削して短繊維を露出させたVリブドベルトの製造方法が開示されている。
【0004】
一方、このような研削方法によって短繊維をリブ部表面に露出させる以外に、特許文献2には静電植毛によって動力伝動側及び被伝達面の少なくとも一方の伝達部接触表面に立毛を設け、走行時の騒音を軽減した動力伝動用部材が記載されている。
【0005】
また、特許文献3には、ベルト表面にフロック加工されたファブリックを装着し、摩擦係数を増加させた駆動面を設けた伝動ベルトが開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−86236号公報
【特許文献2】
特開平9−14361号公報
【特許文献3】
特開2001−82549号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1では、リブ部全体に短繊維を使用しているために、耐側圧性が向上する反面、短繊維の使用量が増し、また短繊維をベルト幅方向へ配向させるカレンダー工程でも工数が増して、生産コストが上昇する問題があった。
【0008】
また、静電植毛によって直接リブ部の表面に立毛すると、V形状のリブ溝の入口付近では充分な植毛が出来ても、リブ溝に奥深い個所では植毛しにくいといった問題があった。一方、フロック加工されたファブリックを用いる場合には、不織布のようなファブリック(基体)に接着剤を塗布し、この上に短繊維フロックを機械的に、また静電気的に付着したものをベルトの製造に使用するものであり、フロック加工されたファブリックの端部をラップ接合し、あるいは突合せ接合するために、ベルト成形後にはファブリックの接合部から剥離が起こる可能性があった。
【0009】
本発明はかかる問題に着目し、鋭意研究した結果、正確に成形したリブ部の外層に存在する短繊維を起毛させてベルト走行時の騒音を軽減し、生産コストを低減したVリブドベルトの製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成すべく本願請求項1記載の発明は、ベルト長手方向に沿って心線を埋設したゴム層と、該ゴム層に隣接してベルトの長手方向に延びるリブ部を有するVリブドベルトの製造方法において、
外周面に可撓性ジャケットを装着した内型と、内周面にリブ型を刻印した外型との間に、短繊維を含まないゴム弾性体と短繊維を三次元的にランダムに配向させ、固体潤滑材を含有させたゴム弾性体の積層物を介在させ、
上記可撓性ジャケットを膨張させて上記積層物の短繊維を三次元的にランダムに配向させたゴム弾性体が外型の刻印したリブ型に密着するように未加硫の予備成型体を作製し、 外型から離脱した内型の可撓性ジャケット面に少なくとも心線を巻き付け、
再度、上記内型を外型内に設置し、可撓性ジャケットを膨張させて心線を外型に装着した予備成型体と一体的に加硫し、
脱型してリブ部を有する加硫ベルトスリーブを作製し、
上記加硫ベルトスリーブのリブ部表面を研磨して短繊維を起毛させた、Vリブドベルトの製造方法にあり、外層に存在する短繊維を起毛させてベルト走行時の騒音を軽減し、またリブ部における短繊維の使用量が減少するとともに短繊維を三次元的にランダムに配向させたゴム弾性体を使用しているために低コストなベルトを仕上ることができる。
【0011】
本願請求項2記載の発明は、外層のゴム弾性体に存在する短繊維として、少なくともポリアミド短繊維を含むVリブドベルトの製造方法にある。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照し、本発明の実施例を説明する。
図1は本発明に係るVリブドベルトの断面斜視図である。Vリブドベルト1は、高強度で低伸度のコードよりなる心線2を接着ゴム層3中に埋設し、その下側に弾性体層である圧縮ゴム層4を有している。この圧縮ゴム層4にはベルト長手方向に伸びる断面略三角形の複数のリブ部6が設けれ、リブ部6の内層10は短繊維が存在しないゴム弾性体であり、またリブ部6の外層11は短繊維8が三次元的にランダムに配向させたゴム弾性体が使用され、該外層11の表面に存在する短繊維8が起毛してリブ部6表面を被覆した状態になっている。
【0017】
接着ゴム層3に使用されるゴム弾性体としては、リブ部6の内層10のゴム弾性体に同一もしくは類似している。
【0018】
内層10と外層11の各ゴム弾性体に使用する原料ゴムとしては、天然ゴム、ブチルゴム、スチレン−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、エチレン−プロピレンゴム、アルキル化クロロスルフォン化ポリエチレン、水素化ニトリルゴム、水素化ニトリルゴムと不飽和カルボン酸金属塩との混合ポリマー、エチレン−プロピレンゴム(EPR)やエチレン−プロピレン−ジエンモノマー(EPDM)からなるエチレン−α−オレフィンエラストマー等のゴム材の単独、またはこれらの混合物が使用される。ジエンモノマーの例としては、ジシクロペンタジエン、メチレンノルボルネン、エチリデンノルボルネン、1,4−ヘキサジエン、シクロオクタジエンなどが挙げることができる。
【0019】
更に、上記各ゴム弾性体には、軟化剤、カーボンブラックからなる補強剤、充填剤、老化防止剤、加硫促進剤、加硫剤等が添加される。
【0020】
上記軟化剤としては、一般的なゴム用の可塑剤、例えばジブチルフタレート(DBP)、ジオクチルフタレート(DOP)等のフタレート系、ジオクチルアジペート(DOA)等のアジペート系、ジオクチルセバケート(DOS)等のセバケート系、トリクレジルホスフェート等のホスフェートなど、あるいは一般的な石油系の軟化剤が含まれる。
【0021】
上記外層11のゴム弾性体に含有する短繊維としては、66ナイロン、6ナイロン等のポリアミド短繊維、商品名コーネックス、ノーネックス、ケブラー、テクノーラ、トワロン等のアラミド短繊維、ポリエステル短繊維、綿等を用いることができる。短繊維の長さは1〜8mm程度の範囲のものが好ましく、またその太さは5〜10デニールのものが好ましい。そして、外層11の短繊維の配合量は、原料ゴム質量部に対して20〜50質量部に設定されるものである。短繊維の配合量を20質量部以上に設定することによって、ベルトのDRY時とWET時の伝達力の差を小さくすることができ、ステックスリップの発生を低減して異音発生を減少させることができるものである。短繊維の配合量が50質量部を超えると、原料ゴム中での短繊維の分散が悪くなってゴム物性が低下するので、短繊維は50質量部以下の配合量に設定するのが好ましい。
【0022】
上記外層11のゴム弾性体に固体潤滑材を配合することができる。この固体潤滑材は六方晶系または燐片状のグラファイト、二硫化モリブデン、そしてポリテトラフルオロエチレンから選ばれたものであり、その添加量は原料ゴム100質量部に対して10〜100質量部、好ましくは10〜60質量部であり、10質量部未満の場合にはベルト表面の摩擦係数が低下せずにステックスリップ音を軽減することが困難になり、他方100質量部を越えると、ゴム物性の伸びが小さくなり、ベルト寿命が短くなる。
【0023】
心線2としては、ポリエステル繊維、アラミド繊維、ガラス繊維が使用され、中でもエチレン−2,6−ナフタレートを主たる構成単位とするポリエステル繊維フィラメント群を撚り合わせた総デニール数が4,000〜8,000の接着処理したコードが、ベルトスリップ率を低く抑えることができ、ベルト寿命を延長させるために好ましい。また、心線2にはゴムとの接着性を改善する目的で接着処理が施される。このような接着処理としては繊維をレゾルシン−ホルマリン−ラテックス(RFL)液に浸漬後、加熱乾燥して表面に均一に接着ゴム層3を形成するのが一般的である。しかし、これに限ることなくエポキシ又はイソシアネート化合物で前処理を行なった後に、RFL液で処理する方法等もある。
【0024】
心線2は、スピニングピッチ、即ち心線の巻き付けピッチを0.9〜1.3mmにすることで、モジュラスの高いベルトに仕上げることができる。0.9mm未満になると、コードが隣接するコードに乗り上げて巻き付けができず、一方1.3mmを越えると、ベルトのモジュラスが徐々に低くなる。
【0025】
背面補強材5は、織物、編物、不織布の繊維材料あるいはゴム材料から選択される。繊維素材としては、例えば綿、麻、レーヨン等の天然繊維や、ポリアミド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリフロルエチレン、ポリアクリル、ポリビニルアルコール、全芳香族ポリエステル、アラミド等の有機繊維が挙げられる。上記帆布は公知技術に従ってRFL液に浸漬後、未加硫ゴムを背面補強材5に擦り込むフリクションを行い、またRFL液に浸漬後にゴムを溶剤に溶かしたソーキング液に浸漬処理する。
【0026】
このように得られたVリブドベルトは、外層11の表面から起毛した短繊維8がベルト走行時の騒音を軽減し、更にリブ部表面からの亀裂の発生も阻止する。
【0027】
次に、上記Vリブドベルトの製造方法について説明する。
まず、本発明では、短繊維を含有させないゴムシート14と、短繊維を三次元的にランダムに配向させたゴムシート16を作製する。その製造方法としていずれも押出方法やカレンダーによる圧延方法がある。
【0028】
短繊維を三次元的にランダムに配向させたゴムシートを押出方法で作製する場合には、予めオープンロールによって原料ゴム100質量部に10〜40質量部の短繊維を投入して混練した後、混練したマスターバッチをいったん放出し、これを20〜50°Cまで冷却してゴムのスコーチを防止する。
【0029】
1〜10質量部の軟化剤を投入すると、短繊維とゴムのなじみが良くなり、ゴム中への分散が良くなるばかりか、短繊維自体が絡み合って綿状になるのを防ぐ効果がある。即ち、軟化剤が短繊維に浸透し、素繊維同士の絡み合いがほぐれるための潤滑剤としての役割をはたし、短繊維が綿状になるのを阻止し、かつ短繊維とゴムのなじみが良くなって短繊維の分散が良くなる
【0030】
続いて、押出機にダイを取り付けた押出装置を用いて短繊維をランダムに配向させたゴムシートに仕上ることができる。ここでは図示していないが、マスターバッチを押出機におけるシリンダーの押出スクリューで混練りした後、短繊維混入ゴムをシリンダーと相対向した位置にあって同一の中心軸線上に配置した内ダイ間のゴム通路で流動阻害を受けず、かつ流れ方向を変えることなくスムーズにダイのゴム通路へ流し、そして該ゴム通路の中を通過させながら短繊維をランダムに配向させた筒状成形体に押出成形し、切断手段によって1個所切開しながら一枚のゴムシートにし、続いて所定間隔に切断する。
【0031】
短繊維を含まないゴムシート14でも、上記のような押出成形によって同様に作製することができる。
【0032】
次いで、図2に示すように短繊維を含まないゴムシート14と短繊維を三次元的にランダムに配向させたゴムシート16を捲き付けた積層物20を、ベルト加硫機40の内型41を外型46の内側に一定の空隙部を形成するよう基台上に載置する。内型41は別の成形工程より移動してくる関係上、媒体流通口Aと媒体送入排出路Bとは分離しており、内型41を基台に載置後、媒体流通口AをジョイントJでパイプと連結する。
【0033】
媒体送入機を作動して高圧空気等の媒体送入排出路B、媒体流通口Aを経て、可撓性ジャケット42の内部に送入する。可撓性ジャケット42は、その上下部が内型41上に密閉固定されているため、可撓性ジャケット42の内面と内型41の外面の間に空気が充満し、可撓性ジャケット42は次第に膨張する。そして、その外周面に装着されている積層物20を半径方向に均一に膨張させ、加熱ヒーター若しくは高温蒸気で100〜160℃に加熱した外型46のリブ型45と30〜120秒間接触せしめる。
【0034】
このとき、可撓性ジャケット42の膨張押圧力により、上記三次元的にランダムに配向させたゴムシート16が外型46のリブ型45に押圧され、図3のような表面に複数のV型突起を有する未加硫の予備成型体21を形成するに至る。
【0035】
その後は、バルブを真空ポンプの方へ切替えて、可撓性ジャケット42内に充満している空気を排気し、次いで吸引作用で可撓性ジャケット42を図2に示す元の位置に収縮復帰せしめる。
【0036】
そして、内型41を外型46から抜き取り、内型41の可撓性ジャケット42の外周面に補強布47およびコードからなる心線48を順次に捲き付ける。その後、図4に示すようにこの内型41を外型46内へ設置した後、図5に示すように可撓性ジャケット42を膨張させ、補強布47と心線48を半径方向に均一に膨張させ、加熱ヒーター若しくは高温蒸気で100〜180℃に加熱した外型46のリブ型45に装着した予備成型体21に密着して一体的に加硫し、ベルトスリーブ51を作製する。上記製造方法のように未加硫の予備成型体21を成型することにより、成形時に可撓性ジャケット42の膨張による心線48の伸張量を抑え、また心線48を平坦に配置でき、寸法安定性に優れたVリブドベルトを作製することができる。
【0037】
加硫後は、図6に示すように可撓性ジャケット42を収縮させ、内型41を外型46から抜き取った後、外型46に装着した加硫済みベルトスリーブ51を抜き取る。
【0038】
上記加硫済みベルトスリーブ51のリブ部表面を研磨して表面加工するために、図7に示すように該ベルトスリーブ51を主軸55と従動軸56の2軸に掛張して走行させながら、ダイヤモンドを電着した研磨ホイール57を当接しながら回転してリブ部表面62を0.05〜0.1mm程度に研磨し、これによって、リブ部表面62に存在した短繊維は起毛する。
【0039】
そして、加硫済みベルトスリーブ51を別の1軸もしくは2軸のドラムに挿入して回転させながら円周方向に所定幅に切断し、ドラムより取出し反転することにより、周長が一定で、V形リブが正確に型付形成されたVリブドベルト1が複数本得られる。
【0040】
【発明の効果】
以上のように本願請求項に係るVリブドベルトの製造方法では、リブ部が短繊維を含まないゴム弾性体からなる内層と、短繊維を三次元的にランダムに配向させたゴム弾性体の外層からなり、該外層の表面に存在する短繊維を起毛させているため、外層の表面から起毛した短繊維がベルト走行時の騒音を軽減し、またリブ部における短繊維の使用量が減少するとともに短繊維を三次元的にランダムに配向させたゴム弾性体を使用しているために低コストのベルトに仕上ることができ、更に外層に短繊維として少なくともポリアミド短繊維を使用する場合や、固体潤滑材を添加すれば、より一段とベルト走行時の騒音を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るVリブドベルトの断面図である。
【図2】 予備成型体を成形している状態の縦断図である。
【図3】 予備成型体を作製した後状態の断面図である。
【図4】 未加硫のベルトスリーブを作製する前状態の断面図である。
【図5】 ベルトスリーブを加硫している状態の断面図である。
【図6】 ベルトスリーブを加硫した後状態の断面図である。
【図7】 ベルトスリーブのリブ表面を研磨している状態を示す図である。
【符号の説明】
1 Vリブドベルト
2 心線
3 接着ゴム層
4 圧縮ゴム層
6 リブ部
8 短繊維
10 内層
11 外層
14 短繊維を含まないゴムシート
16 短繊維を三次元的にランダムに配向させたゴムシート
20 積層物
21 予備成型体
41 内型
42 可撓性ジャケット
46 外型
48 心線

Claims (2)

  1. ベルト長手方向に沿って心線を埋設したゴム層と、該ゴム層に隣接してベルトの長手方向に延びるリブ部を有するVリブドベルトの製造方法において、
    外周面に可撓性ジャケットを装着した内型と、内周面にリブ型を刻印した外型との間に、短繊維を含まないゴム弾性体と短繊維を三次元的にランダムに配向させ、固体潤滑材を含有させたゴム弾性体の積層物を介在させ、
    上記可撓性ジャケットを膨張させて上記積層物の短繊維を三次元的にランダムに配向させたゴム弾性体が外型の刻印したリブ型に密着するように未加硫の予備成型体を作製し、
    外型から離脱した内型の可撓性ジャケット面に少なくとも心線を巻き付け、
    再度、上記内型を外型内に設置し、可撓性ジャケットを膨張させて心線を外型に装着した予備成型体と一体的に加硫し、
    脱型してリブ部を有する加硫ベルトスリーブを作製し、
    上記加硫ベルトスリーブのリブ部表面を研磨して短繊維を起毛させた、
    ことを特徴とするVリブドベルトの製造方法。
  2. 外層のゴム弾性体に存在する短繊維として、少なくともポリアミド短繊維を含む請求項記載のVリブドベルトの製造方法。
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