JP4361854B2 - 軸受およびスクリュー圧縮機 - Google Patents
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Description
従って、本発明の請求項2に係る軸受によれば、測温用金属部材から裏金への熱の伝達が、孔状空間の内周面と測温用金属部材の外周面との間に形成される空気層で阻止される
と共に、軸受の温度が直接測温用金属部材に伝わるため、温度検出器により軸受の温度を正確に検出することができる。また、温度の異常上昇時に樹脂層よりも早い時期に測温用金属部材が溶融するため、樹脂層に相対する面、つまりスラスト部材や軸に傷が発生するような虞がない。
これら雌雄一対のスクリューロータ3,4それぞれのスクリューを中心とする両側のロータ軸3a,4aは、前記ケーシング2の開口端にボルト締結されてなる軸受ケース5,6に形成されてなる軸受箱に嵌着された、後述する構成になるラジアル軸受7によって支持されている。また、これら雌雄一対のスクリューロータ3,4のスクリューを中心とする、図1における左側のロータ軸3a,4aの前記ラジアル軸受7の外側に円板状のスラスト部材8がキーを介して嵌着されている。
ここで樹脂層9bの厚さは2〜5mmとするのが好適である。また、前記測温用金属部材9dの径は、樹脂層9bの厚さの1〜2.5倍とするのが好適である。また、温度検出器13としては、例えば、シースタイプの熱電対素子、即ち、熱電対素子の素線をシース(カバー)で覆い、そのシース内を無機絶縁物等で圧力封入して、絶縁性、耐腐食性を高めたものが好適に用いられる。
次いで、ラジアル軸受7と、スラスト軸受9の検出温度のうち、何れかが閾値温度を越えたときに、警報器15から警報が発せられるように構成されている。前記閾値温度は樹脂層7b,9bを構成するPTFEの融点より所定の温度だけ低い温度、例えば100℃に設定される。なお、前記測温用金属部材7d,9dにホワイトメタルを用いたのは、上記のとおり、ホワイトメタルの融点がPTFEからなる樹脂層7b,9bの融点よりも低く、温度の異常上昇時に樹脂層7b,9bよりも早い時期に溶融し、ロータ軸3a,4aの外周面やスラスト部材8の摺動面に傷が発生するような虞がないからである。
図7はラジアル軸受の斜視図であり、図8は図7のC−C線断面図であり、図9は他の形態2に係るラジアル軸受の断面図であり、図10はもう一つの他の形態2に係るラジアル軸受の断面図である。図11はスラスト軸受の斜視図であり、図12は図11のD−D線断面図である。なお、本発明の形態2においては、スクリュー圧縮機および軸受の構成は上記形態1と同等で、断熱部材の形状が相違するだけであるから、その相違する点についての説明に止める。
そして、この温度検出器13の温度検出部(先端部)13aが前記測温用金属部材9dの外周面に穿設されてなる温度検出用孔13bの内周部、および底部に接触している。
このようにして温度検出器13の温度検出部13aを測温用金属部材9dの内部に位置させ、測温用金属部材9dの温度を直接検出し得るように構成されている。なお、スラスト軸受9の測温部付近の構成を、ラジアル軸受の断面図の図9、図10に示すような構成にすることも可能である。
2…ケーシング
3…スクリューロータ,3a…ロータ軸
4…スクリューロータ,4a…ロータ軸
5,6…軸受ケース
7…ラジアル軸受,7a…裏金,7b…樹脂層,7c…嵌合孔,7d…測温用金属部材,7e…温度計挿通孔,7f…有底孔状空間,7f′…孔状空間,7g…断熱部材
8…スラスト部材
9…スラスト軸受,9a…裏金,9b…樹脂層,9c…嵌合孔,9d…測温用金属部材,9e…温度計挿通孔,9f…有底孔状空間,9g…断熱部材
9′…スラスト軸受
10…第1軸受抑え,11…第2軸受抑え,12…ティルティングパッドスラスト軸受,12a…軸受保持部材、12b…軸受嵌着凹所,13…温度検出器,13a…温度検出部,13b…温度検出用孔,14…軸受温度監視装置,15…警報器,19…スラスト軸受,19e…温度計挿通孔
Claims (7)
- 摺動部材が樹脂層からなり、この樹脂層が裏金に接合されてなる複層摺動部材から構成され、前記樹脂層を介して力を受ける軸受において、前記裏金に設けられた孔状空間に嵌着され、中空部が設けられた断熱部材と、前記樹脂層を貫通し、前記断熱部材の中空部に嵌装される測温用金属部材と、温度検出部が前記測温用金属部材内に位置され、この測温用金属部材の温度を検出する温度検出器とを備える一方、前記測温用金属部材が、前記樹脂層の融点よりも低融点の金属から構成されると共に、この測温用金属部材の端面が、前記樹脂層の摺動面と面一に形成されてなることを特徴とする軸受。
- 摺動部材が樹脂層からなり、この樹脂層が裏金に接合されてなる複層摺動部材から構成され、前記樹脂層を介して力を受ける軸受において、前記裏金に設けられた孔状空間と、前記樹脂層を貫通し、前記孔状空間に遊嵌される測温用金属部材と、温度検出部が前記測温用金属部材内に位置され、この測温用金属部材の温度を検出する温度検出器とを備える一方、前記測温用金属部材が、前記樹脂層の融点よりも低融点の金属から構成されると共に、この測温用金属部材の端面が、前記樹脂層の摺動面と面一に形成されてなることを特徴とする軸受。
- 前記請求項1または2に記載の軸受と、裏金とこの裏金に接合された摺動用金属部材とからなる金属軸受と、軸受保持部材とから構成され、前記軸受保持部材にその中心を円心とする円上に複数の軸受嵌着凹所が等配されてなり、前記軸受嵌着凹所に前記軸受と前記金属軸受とを混在させるように嵌着したことを特徴とする軸受。
- 前記摺動用金属部材は、ホワイトメタルから形成されてなることを特徴とする請求項3に記載の軸受。
- ケーシング内に、互いに噛合する雌雄一対のスクリューロータが収容され、これら一対のスクリューロータそれぞれのロータ軸の一方に円板状のスラスト部材が嵌着されると共に、前記スラスト部材を挟む位置に、このスラスト部材の摺動面に摺接して、前記スクリューロータからスラスト部材に伝達されるスラスト力を受け持つスラスト軸受が配設されてなるスクリュー圧縮機において、前記スラスト軸受は、請求項1または2に記載の軸受であることを特徴とするスクリュー圧縮機。
- ケーシング内に、互いに噛合する雌雄一対のスクリューロータが収容され、これら一対のスクリューロータそれぞれのロータ軸の一方に円板状のスラスト部材が嵌着されると共に、前記スラスト部材を挟む位置に、このスラスト部材の摺動面に摺接して、前記スクリューロータからスラスト部材に伝達されるスラスト力を受け持つティルティングパッドスラスト軸受が配設されてなるスクリュー圧縮機において、前記ティルティングパッドスラスト軸受は、請求項3または4に記載の軸受であることを特徴とするスクリュー圧縮機。
- ケーシング内に、互いに噛合する雌雄一対のスクリューロータが収容され、これら一対のスクリューロータそれぞれのロータ軸に摺接して、そのロータ軸から伝達されるラジアル力を受け持つラジアル軸受が配設されてなるスクリュー圧縮機において、前記ラジアル軸受は、請求項1または2に記載の軸受であることを特徴とするスクリュー圧縮機。
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