JP4360804B2 - 抗生剤非依存性構成的高発現ベクター及びこれを利用した遺伝子発現方法 - Google Patents

抗生剤非依存性構成的高発現ベクター及びこれを利用した遺伝子発現方法 Download PDF

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Description

【0001】
(技術分野)
本発明は抗生剤非依存性構成的高発現ベクターに関する。より詳しくは、本発明はアンピシリンなどのような抗生剤マーカーを使用せず、微生物の成長及び分裂に必須な遺伝子をマーカーとして用いて安定性が確保されたプラスミドによって組換え遺伝子の発現が安定的に維持され、高発現が可能な新規高発現ベクターと、その新規高発現ベクターを用いた遺伝子発現方法に関する。
【0002】
(背景技術)
有用な遺伝子産物を遺伝工学的方法で製造するために、目的に応じて培養方法が確立された宿主に適したプロモーターを使用する発現系が利用されてきた。大腸菌、枯草菌、酵母などの微生物、動物細胞、昆虫細胞、植物細胞などが宿主として用いられ、該宿主で安定的なプラスミド複製のために抗生剤耐性遺伝子をクローニングベクターに入れて培養培地内に抗生剤を添加し、目的遺伝子の高発現のために適当な誘導物質を用いて発酵させる方法などを利用した。
【0003】
アンピシリン、カナマイシン、テトラサイクリンなどは、遺伝学的なクローニングと組換え産業用酵素及び組換え医薬用タンパク質を生産するための発酵工程で、最も一般に使用する選択的マーカーである。しかし、このような抗生剤耐性遺伝子は連続発酵工程で宿主細胞による培養物の分解または継代数増加による希釈などの理由で時間が経過するに従って機能が消滅する。これによって、培地に添加した抗生剤が分解され、高感度なプラスミドの安定性が弱化し、導入された外来遺伝子の発現タンパク質量が減少する。また、発現させようとするタンパク質が食品添加物と関連した場合には、発現のために培養期間中に添加した抗生剤の除去工程が要求される。さらに、遺伝子物質の大量生産のための高価な誘導物質であるIPTG(イソプロピル−β−D−ティオガラックトピラノシド)の使用などいろいろな問題点を有している。
【0004】
このような問題点を解決するために多くの研究が行われ、このうちの韓国特許第0231919号は、高価なIPTGの代りにファージλプロモーターの温度誘導を利用した抗生物質耐性遺伝子を有する発現ベクターを応用して使用したが、誘導物質以外に温度などのような他の誘導方法を使用する場合には、昇温の適切な時点を管理することが難しく、既存の誘導物質を使用する発現方法より発現率が低下することもある。米国特許第697706号では、抗生物質耐性遺伝子の使用を避けながら変形されたpur A(アデニロスクシナート合成酵素)ベクターを用いてプラスミド安定性の維持を可能にし、この時、目的のアミノ酸合成阻害に関与するアミノ酸と副産物の生成を最少化した栄養要求性株を利用した。しかし、細胞生育に必須なアミノ酸を合成する遺伝子が欠損された変異株を使用する場合、複合培地ではなくL−アミノ酸の含量を調節しなければならない。即ち、培地成分を定量化した調製培地を使用しなければならない短所などが依然として残っている。
【0005】
したがって、安定的な遺伝子の発現と費用節減などの産業的利用価値が優れた遺伝子発現システムを開発しなければならない必要性が要求されている。
【0006】
(発明の開示)
本発明は、アンピシリンなどのような抗生剤マーカーを使用せずに微生物の成長及び発現に必須な遺伝子をマーカーとして用いて安定性が確保されたプラスミドによって組換え遺伝子の発現が安定的に維持され、高発現が可能な新規高発現ベクターとその新規高発現ベクターが導入された形質転換細胞を提供することを目的とする。また、遺伝子発現を誘導しなくても目的遺伝子が高水準に発現できるプロモーター、細胞内必須遺伝子を含む組換えDNA、それを利用した遺伝子発現ベクター及びその発現ベクターが、導入された新規高発現ベクターを利用して発現する方法を提供することを目的とする。
【0007】
本発明者らは抗生剤耐性遺伝子を使用する代わりに、微生物の生育に必須な遺伝子のうち細胞壁合成に関与するグルタミン酸ラセマーゼをコードする遺伝子をマーカーとして用いてプラスミドの安定性を維持する。細胞壁の物理的力と、細胞固有の形態を維持することに必要なペプチドグリカンの構成成分であるD−グルタミン酸及びD−アラニンは、生合成経路が非常に制限されており、グルタミン酸ラセマーゼはこのような必須成分であるD−グルタミン酸合成経路に関与する。D−グルタミン酸栄養要求性変異株を宿主としてこれに相補性を与える遺伝子をクローニングし、これを新規発現ベクター内への導入に利用する。既存の高発現ベクターである(株)バイオリーダース社のpHCE19T(II)の構成的高発現プロモーターと前記クローニングした遺伝子を導入して新たな発現ベクターを収得する。新たな前記発現ベクターであるpHCE(III)の遺伝子の大きさは4,665bpであり、pHCE(III)−TPLを宿主細胞に入れて形質転換させ9回継代培養した結果、安定性が維持されることが確認できた。さらに、安定性を確保すると共に大量生産が可能であるかを確認するために、pHCE(III)−TNAを大腸菌WM335に形質転換させて培養した結果、生産量がIPTGプロモーターを使用したものより約9.2倍増加することを確認した。
【0008】
(発明を実施するための最良の形態)
以下、本発明をより具体的に説明する。
本発明では微生物の生存に必須な遺伝子であって、細胞壁構成に関与する必須遺伝子のうちのブレビバチルスボーステレンシスに由来したグルタミン酸ラセマーゼ(GluRa)をコードする遺伝子をマーカーとして用いる。この時、細胞壁構成に関与する必須遺伝子は、グルタミン酸ラセマーゼをコードする遺伝子だけではなく、D−グルタミン酸、D−アラニンなどのアミノ酸合成が可能な酵素遺伝子であればマーカーとして使用可能である。宿主としてはD−グルタミン酸に依存的な菌株であるD−グルタミン酸生合成経路に突然変異が起こった大腸菌菌株(例;WM335)を使用する。
【0009】
D−グルタミン酸栄養要求性変異株であるWM335(J. Bac. May 1993、2970−9)にバチルス菌の染色体を制限酵素で切断した後、断片をpUC19ベクターにクローニングして導入する。D−グルタミン酸が含まれていない培地内で成長するコロニーを獲得してグルタミン酸ラセマーゼDNAを収得する。
【0010】
また、前記DNAの相補序列と特定条件でハイブリダイゼーションが可能なDNA、該DNAに基づいて一般的な方法により設計し、化学的に合成したオリゴヌクレオチドプローブまたはプライマーを利用して得られるDNAでありながらD−グルタミン酸を提供することができる遺伝子を収得することができる。
【0011】
オリゴヌクレオチドプローブの塩基配列は特別な制限がなく、特定条件で前記DNAまたは前記DNAに相補的な塩基配列を有するDNAとのハイブリダイゼーションが可能なものであれば使用できる。ここで‘特定条件’とは、例えば次のような条件を意味する。すなわち、使用するプローブのTm−20若しくは30℃に該当する温度で、6×SSC(1×SSCは0.1若しくは0.2M NaCl、0.01若しくは0.02M クエン酸ナトリウム、pH6.5若しくは7.5)、0.3若しくは0.7%SDS、5×デンハルト溶液(0.05若しくは0.15%牛血清アルブミン(BSA)、0.05若しくは0.15%ポリビニルピロリドン、0.05若しくは0.15%フィコール400)及び80若しくは120μg/mlサケ精子DNAを含有する溶液中に12ないし36時間放置する条件をいう。
【0012】
オリゴヌクレオチドプローブの長さは特別に限定されるものではないが、非特異的なハイブリダイゼーションを防止するために15塩基配列、好ましくは18塩基配列以上である。
【0013】
プライマーの塩基配列にも特別な制限がなく、通常のPCR反応条件で前記DNAまたは前記DNAに相補的な塩基配列を有するDNAにアニーリングすることができ、DNAポリメラーゼによる伸長反応を開始することができるものであれば使用できる。
【0014】
プライマーの場合も、その長さは特別に限定されるものではないが、例えば、15若しくは40塩基序列、好ましくは17若しくは30塩基序列である。前記プライマーはPCR法を最初に実施する種の遺伝子増幅に利用することが可能である。
【0015】
ハイブリダイゼーション方法としては、Molecular Cloning:A Laboratory Manual(T. Maniatisなど、2版、Cold Spring Harbor Laboratory発行、1989年)に記載された方法を使用した。
【0016】
高発現ベクターである(株)バイオリーダース社のpHCE19T(II)に前記グルタミン酸ラセマーゼDNAを導入して抗生剤非依存性構成的高発現ベクターを収得し、このベクターはD−グルタミン酸栄養要求性変異株である宿主で安定的に発現される。
【0017】
具体的に、この発現ベクターは既存の商業的に販売・利用されているpHCE19T(II)を図1に示すようにNde I制限酵素で切断した後、クレノウ断片でフィリングする。そして、前記クローニングされたグルタミン酸ラセマーゼDNAを鋳型として一般的な方法により設計し、化学的に合成したオリゴヌクレオチドプライマーを用いてPCR法を通じてDNAを収得する。pHCE19T(II)のNde Iで切断された部位に前記DNAを挿入して新たなpHCE(III)発現ベクターを収得する。
【0018】
本発明に利用されたpHCE19T(II)は、IPTGのような高価な誘導物質を利用しなくても目的の遺伝子産物を高水準に発現させることが可能な構成的プロモーターで構成されているため、特にタンパク質をコードする外来遺伝子の発現に適している。
【0019】
前記発現ベクター内で発現されるタンパク質の量は、全可溶性タンパク質の約30〜50%水準で構成的に発現される。
【0020】
前述した構成的高発現ベクターは本発明の目的ではないが、抗生剤非依存性ベクターに一層高い効率を付与し、当業界における通常の知識を有する者が容易に類推することができるので本発明に含む。
【0021】
pHCE(III)内のグルタミン酸ラセマーゼの発現程度は、細胞成長に十分なD−グルタミン酸を提供することができながらその発現量が過多でないため、他の目的遺伝子産物の発現程度に害を与えない。また、pHCE(III)ベクターを利用した形質転換細胞は、複合培地、LB培地などに他の濾過過程を必要とせず、直ちに用いることができる長所を有する。従来の技術は、栄養要求性変異株の培養において、培地内のイオンや金属性物質の除去、特異なアミノ酸または他の炭素有機物の添加などが必要であるという短所が存在したが、pHCE(III)の場合においては、このような短所が克服されたといえる。
【0022】
本発明による遺伝子発現ベクターpHCE(III)に形質転換された大腸菌をEscherichia−coli XL1−blue/pHCE(III)と命名し、2000年12月29日にKCTC(Korean collection for type cultures)に寄託して寄託番号KCTC0925BPが付与された。該遺伝子発現ベクターpHCE(III)は寄託された大腸菌から抽出して得る。
【0023】
この発現ベクターに導入される外来遺伝子の種類は、特別に限定されないが、例えば、タンパク質をコードする核酸、アンチセンスRNAをコードする核酸、デコイをコードする核酸及びリボザイムをコードする核酸などが挙げられる。前記のような外来遺伝子を提供することができる菌体は、特別に限定されるものではないが、例えば、細菌類、酵母類、放線菌類、糸状菌類、子嚢菌類、担子菌類などの微生物、植物、昆虫、動物などに由来することができ、場合によっては人工的に合成された遺伝子であることもできる。
【0024】
より具体的に、インターロイキン1若しくは12遺伝子、インターフェロンα、β、γ遺伝子、腫瘍壊死因子遺伝子、コロニー刺激因子遺伝子、エリスロポエチン遺伝子、形質転換増殖因子β遺伝子、免疫グロブリン遺伝子、組織プラスミノーゲン活性化因子遺伝子、ウロキナーゼ遺伝子及び西洋ホタルシフェラーゼ遺伝子などを例として挙げることができるが、これらに限られるわけではない。
【0025】
本明細書において‘デコイ’とは、細胞に由来する転写因子結合タンパク質をコードする核酸または転写因子の結合部位の配列または類似した配列を有するDNAを示し、これらが細胞内に導入されれば転写因子の作用を抑制する機能を果たすDNAを言う。また、本明細書において‘リボザイム’とは、特定タンパク質のmRNAを切断するものであって、特定タンパク質の翻訳を阻害する酵素を言う。ハンマーヘッド形リボザイムだけでなく、ヘアピン形リボザイム、デルタ形リボザイムなどその種類に拘らず、特定タンパク質mRNAを切断して特定タンパク質の翻訳を阻害するものであれば本明細書におけるリボザイムに該当する。
【0026】
本発明において組換えDNA及び発現ベクターによって、該組換えDNAを保持している形質転換細胞、または該発現ベクターを保持している形質転換細胞を収得する。また、組換えDNA及び発現ベクターによって、形質転換細胞を培養し、得られた培養物からタンパク質を収得することを特徴とするタンパク質製造方法が提供される。これと関連するタンパク質の製造方法も本発明の範囲に属する。
【0027】
より具体的には、前記組換えDNAを含有するベクターを利用して宿主細胞を形質転換する工程で形質転換細胞を得て、これを培養して得られた培養物から前記タンパク質を収得する。
【0028】
組換えDNAを宿主に導入する方法としては、Virology(第52巻、第456項、1973年)Journal of the National Cancer Institute(第41巻、第451項、1968年)に記載の方法を適用した。
【0029】
発現ベクターを宿主に導入する方法としては、リン酸カルシウム法(参考文献:Molecular and Cellular Biology、第7巻、第2745項)、電気穿孔法(参考文献:Proceedings of the National Academy of Sciences USA、第81巻、第7161項、1984年)、DEAE−デキストラン法(参考文献:Methods in Nucleic Acids Research、第283項、CRC press、1991年発行)及びリポゾーム法(参考文献:Bio Techiniques、第6巻、第682項、1989年)などに記載の方法を使用した。
【0030】
以下、実施例を通じて本発明をより詳細に説明する。これら実施例は、単に本発明をより具体的に説明するためのものであって、本発明の範囲がこれら実施例に限定されないことは当業界における通常の知識を有する者において自明である。
【0031】
実施例1:ブレビバチルスボーステレンシスからのグルタミン酸ラセマーゼ分離
ブレビバチルスボーステレンシスからグルタミン酸ラセマーゼDNAを分離するために、ブレビバチルスボーステレンシスをLB培地に接種して55℃で振盪培養し、遠心分離して菌体を回収した。回収された菌体をリゾチームで処理して原形質体細胞を作った後、SDS(sodium dodecyl sulfate)を加えて細胞を完全に破壊した後、全反応液に塩を加えてタンパク質を沈殿させた。これを遠心分離して上澄液だけを取り、フェノールを上澄液と同一の体積で添加して液中のタンパク質などの不純物を除去した。この過程を数回繰り返した。フェノール混合液(フェノール:クロロホルム=1:1体積比)を同一体積で加えて不純物を除去し、2倍の体積のエタノールを添加して沈殿させた。沈殿物をガラス棒で巻いて分離し、70%エタノールで洗浄した。前記ペレットをリボヌクレアーゼが含まれているTE(Tris−EDTA)緩衝溶液に溶解してRNAを除去したDNAを収得した。
【0032】
前記DNAを鋳型としてPCR法を通じて大きさが910bpである遺伝子をクローニングした(参照、配列番号1)。
【0033】
ブレビバチルス属ボーステレンシス由来のグルタミン酸ラセマーゼのプロモーターとそのORFをコードする遺伝子上流のプライマー1及び遺伝子下流のプライマー2を利用してグルタミン酸ラセマーゼDNAをPCRで増幅した。
プライマー1:5’agc gaa aat aaa agg aag tg−3’(20mer)
プライマー2:5’gcg ttt att tgc cga ctc ag−3’(20mer)
【0034】
<PCRの反応液>
プライマー1と2(濃度10mM):各1μl
dNTP混合物(各dATP、dTTP、dCTP、dGTP;10mM、各2.5mM):4μl
10×PCR緩衝溶液:5μl
Ex Taq DNAポリメラーゼ(Takara製品):0.2μl
鋳型として用いられたDNA:2μl(200ng)
最終体積:50μl
【0035】
PCRの条件はホットスタート法とし、95℃で5分間反応させた後、95℃で30秒間変性、55℃で1分間プライマーアニーリング、72℃で2分間重合反応をすることを1サイクルとして、30サイクルを行った後、最後に72℃で10分間仕上げをした。
【0036】
増幅されたグルタミン酸ラセマーゼを内在する断片をクレノウ断片(Borhringer Mannheim)で処理してブラントエンド状態で精製した。
【0037】
実施例2:抗生剤非依存性構成的高発現ベクター(pHCE(III))及び形質転換細胞の作製
(1)抗生剤非依存性構成的高発現ベクターの作製
pHCE19T(II)をNde I制限酵素で処理(1×緩衝溶液、Nde I酵素 2unit、DNA 2μg)した後、クレノウ断片でフィリングして精製(BIO101 Gene clean kit、spin typeを利用)した。前記pHCE19T(II)断片とグルタミン酸ラセマーゼ断片を約1対3のモル濃度比で混合し、DNA連結反応混合液(Takara、DNA ligation kit ver.2)をDNAの量と同一の体積で十分混合した後、16℃で12時間連結反応させてpHCE(III)遺伝子発現ベクターを収得した(参照、配列番号2)。
【0038】
D−グルタミン酸栄養要求性変異株での安定的なプラスミドpHCE(III)遺伝子発現ベクターの製作のために市販されているゲル精製用酵素及びキット(BIO101社製品)、プラスミド精製用酵素及びキット(Roche Molecular Biochemicals社製品)を利用した。
【0039】
図1に遺伝子発現ベクターpHCE(III)の作製過程を概略的に示した。
【0040】
(2)形質転換細胞の製作
十分乾燥したDNAを再びTE緩衝溶液に溶解した後、遺伝子トランスファ(Gene−Pulser装置、Bio−Rad社製品)を用いてD−グルタミン酸依存性栄養要求性変異株(大腸菌 WM335)に電気穿孔法で形質転換させた。大腸菌を100mlのLB培地でOD値が0.6になるまで培養した後、6,000rpmで10分間遠心分離した。100mlの10%グリセロールで3回洗浄し、0.2mlの10%グリセロールを添加して懸濁液を作った。該懸濁液に5μlプラスミド1μgを添加して十分混合した後、0.2cmキュベットに移して氷の中に10分間放置した。キュベット0.2cm、静電容量25μF、200ohm、2.5kV、持続時間3msの条件で電流を流した。LB培地1mlを加えて37℃で1時間培養した後、寒天培地に塗抹した。D−グルタミン酸のない複合培地で成長し、形質転換されたコロニーからプラスミドDNAを大量精製した(プラスミド精製キット;Jetstar2.0 Plasmid Midi Purification Kit;Genomed社製品)。
【0041】
実施例3:抗生剤非依存性構成的高発現ベクターの細胞内安定性確認
実際に抗生剤が含まれていない培地内でpHCE(III)発現ベクターの安定性が保持するかどうかを確認するため、産業的に有用な酵素であるTPL(Tyrosine Phenol lyase)の遺伝子をベクター内に導入した。
【0042】
(1)pHCE(III)内にTPL遺伝子を挿入した発現ベクターの製作
図2に示すようにpHCE(III)−TPLを製作した。
まず、TPL遺伝子を内在するpTPLを鋳型としてPCR法でTPL遺伝子を増幅した。プライマーは次のものを用いた。
プライマー1:5’aat tat ccg gca gaa ccc ttc−3’(21mer)
プライマー2:5’cgg atc caa gct tat tag ata tag tca aag cgt gca gt−3’(38mer)
【0043】
増幅されたTPL遺伝子はHindIIIで処理して精製した。pHCE(III)はNcoIで処理し、クレノウ断片で末端を修復した後、HindIIIで再処理した。HindIIIで処理されたpHCE(III)の断片のうち、分子量が大きい断片と上記で得られたTPL遺伝子とを連結してpHCE(III)−TPLを得た。
【0044】
(2)形質転換細胞の製作
実施例2で使用した電気穿孔法を同一の条件として使用し、遺伝子トランスファ(Gene−Pulser装置)を用いて形質転換細胞を製作した。D−グルタミン酸依存性栄養要求性宿主である大腸菌 WM335[leu pro trp his arg thyA deoB met lac gal xyl ara mal lam phx rpsL hsdS−K12 glt]にpHCE(III)−TPLを導入して形質転換した。
【0045】
形質転換細胞を、トリプトン(Difco社製品)10g/l、酵母抽出物(Difco社製品)5g/l及びNaCl10g/lを含有するLB培地で培養した。
【0046】
(3)TPLの高発現確認
抗生剤が添加されない培養条件でpHCE(III)プラスミドの安定性及び目的のTPLが発現されるかを確認した。
【0047】
上記で獲得した形質転換細胞を9回継代培養し、各時期毎の細胞を5,000×gで20分間遠心分離して、得た菌体からプラスミド精製キット(High pure plasmid isolation kit;Roche製品)を用いてプラスミドを精製し、その安定度を確認した。
【0048】
図3aに示すように9回継代培養までプラスミドの安定度が維持されることを確認できた。
【0049】
また、同じ時期の形質転換細胞を5,000×gで20分間遠心分離して得た菌体を1×PBS(Phosphate Buffer Saline)緩衝液(pH7.6)で洗浄した。回収した菌体を0.1M Tris−Cl(pH8.0)緩衝液に懸濁した。得られた細胞を超音波粉碎機(Branson Ultrasonics社製品)で破砕した後、20,000×gで20分間遠心分離して細胞残留物を除去した。
【0050】
TPLの高発現を確認するために上澄液をSDS−PAGEで電気泳動した。その結果、図3bに示すように誘導物質の添加無しでTPLの発現が全菌体内可溶性タンパク質の約40%以上発現されることを確認した。
【0051】
実施例4:抗生剤非依存性構成的高発現ベクターを利用した酵素TNAの発現
実施例3で確認されたように、本発明で収得したpHCE(III)ベクターが安定性を有することを確認した。このような安定性を有するベクターを利用して目的とするタンパク質の大量生産が可能であるかを確認するために、pHCE(III)を利用して好熱性細菌シンバイオバクテリウム堆肥(Symbiobacterium toebii)SC−1由来のトリプトファンインドールリアーゼ(tryptophan indol lyase、TNA)遺伝子をクローニングしてD−グルタミン酸依存性栄養要求性変異宿主 WM335でTNA大量生産実験を行った。
【0052】
(1)TNA遺伝子を内在する発現ベクターの製作
図4に示すようにpHCE(III)を利用してpHCE(III)−TNAを製作した。
【0053】
TNA遺伝子を内在するpTNAを鋳型としてPCR法でTNA遺伝子を増幅した。プライマーとしては次のものを使用した。
プライマー1:5’cca aag ggc gag ccc ttt aa−3’(20mer)
プライマー2:5’tga cta agt ctg cag aag ctt att aga cca gat cga agt ggc−3’(42mer)
【0054】
増幅されたTNA遺伝子をHindIIIで処理した後、精製した。また、pHCE(III)をNcoIで処理してクレノウ断片で末端を修復した後、HindIIIで再処理した。HindIIIで処理されたpHCE(III)の断片のうち、分子量が大きい断片と上記のTNA遺伝子とを連結してpHCE(III)−TNAを収得した。
【0055】
(2)形質転換細胞の製作
遺伝子トランスファ(Gene−Pulser装置)を利用して実施例2の電気穿孔法と同様の方法で形質転換細胞を製作した。D−グルタミン酸依存性栄養要求性宿主である大腸菌 WM335[leu pro trp his arg thyA deoB met lac gal xyl ara mal lam phx rpsL hsdS−K12 glt]に前記pHCE(III)−TNAを導入して形質転換した。
【0056】
形質転換細胞を、トリプトン(Difco社製品)10g/l、酵母抽出物(Difco社製品)5g/l及びNaCl10g/lを含有するLB培地で培養した。
【0057】
(3)プラスミド安定性の確認
前記(2)の形質転換細胞を100mlフラスコで抗生剤を添加せずに3回継代培養した後、各時期毎の細胞を5,000×gで20分間遠心分離して得た菌体からプラスミド精製キット(High pure plasmid isolation kit;Roche社製品)を用いてプラスミドを精製し、プラスミドの安定度を確認した。図5aに示すようにプラスミドが持続的で且つ安定的に細胞内に存在することを確認した。
【0058】
(4)TNAの高発現確認
前記(2)の形質転換細胞を5,000×gで20分間遠心分離して得た菌体を1×PBS(Phosphate Buffer Saline)緩衝液(pH7.6)で洗浄した。回収した菌体を0.1M Tris−Hcl(pH8.0)緩衝液に懸濁した。懸濁された細胞を超音波粉碎機(Branson Ultrasonics社製品)で破砕した後、20,000×gで20分間遠心分離して細胞残留物を除去した。その上澄液をSDS−PAGEで電気泳動してTNAの高発現を確認した結果、図5bに示すように持続的に高発現されたTNAを確認することができた。
【0059】
(5)TNAの大量生産
pHCE(III)−TNAを保持している大腸菌(WM335/pHCE(III)−TNA)を培養してTNAを大量生産した。その結果、TNAが大腸菌全細胞内タンパク質の約40%に至るように発現された。回分培養による高細胞成長によるTNAの大量生産を達成するために大腸菌(WM335/pHCE(III)−TNA)をグリセロール50g/lを含有する複合培地で培養した。
【0060】
37℃、700rpmの条件下で2.5L発酵槽で成長した大腸菌(WM335/pHCE(III)−TNA)の回分培養生育曲線を図6に示す。図6において−○−表示は細胞の乾燥重量(g/l)、−△−表示はTNAの合成活性(単位/ml)、−□−表示はグリセロールの濃度(g/l)を示したものである。3時間培養後にTNAの生産は細胞の生育と共に増加し、全ての生育時間において構成的に高発現量を維持しながらTNAが生産されることを確認した。24時間培養後の最終細胞濃度は600nmで吸光度が75であり、TNA最大活性は3.450単位/mlであった。
【0061】
SDS−PAGEを行って生成されたタンパク質バンドをスキャニング濃度計で解析した結果、可溶性酵素のTNA含有量は図7に示すように大腸菌抽出物による全細胞内タンパク質の約40%と推定された。
【0062】
大腸菌(WM335/pHCE(III)−TNA)の高濃度菌体回収のための回分式培養で抗生剤の添加無しで発現ベクターの安定的な維持及び高発現結果は、他の組換えタンパク質の生産でも効率的に高発現が可能であることを示唆する。
【0063】
以上で詳細に説明し、立証したように、本発明はアンピシリンなどのような抗生剤マーカーを使用せず、微生物の成長及び分裂に必須な遺伝子をマーカーとして用いて安定性が確保されたプラスミドによって組換え遺伝子の発現が安定的に維持され、高発現が可能な新規高発現ベクターとその新規高発現ベクターを利用した遺伝子発現方法に関する。
【0064】
本発明の新規の抗生剤非依存性高発現ベクターの使用は、既存の問題点であった高価な誘導物質の使用と抗生剤耐性遺伝子の使用による問題点を克服することができ、さまざまな有用なDNA及びタンパク質の高発現及び組換えタンパク質の清浄生産への応用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、pHCE(III)ベクターの作製過程を示した模式図である。
【図2】 図2は、発現ベクターの安定性試験のためのpHCE(III)−TPLの作製過程を示した模式図である。
【図3】 図3aは、pHCE(III)−TPLプラスミド安定性確認のためのアガロースゲル電気泳動写真であり、図3bは、9回継代培養までのTPLの高発現確認のためのSDS−PAGE電気泳動写真である。
【図4】 図4は、TNA遺伝子を内在するpHCE(III)−TNA発現ベクターの作製過程を示した模式図である。
【図5】 図5aは、pHCE(III)−TNAプラスミド安定性確認のためのアガローズゲル電気泳動写真であり、図5bは、TNAの高発現確認のためのSDS−PAGE電気泳動写真である。
【図6】 図6は、組換えE.coli WM335/pHCE(III)−TNAを利用した生物触媒TNAの大量生産を示したグラフである。
【図7】 図7は、組換えE.coli WM335/pHCE(III)−TNAを利用した生物触媒TNAの大量生産確認のためのSDS−PAGE電気泳動写真である。
【配列表】
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Figure 0004360804
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Claims (6)

  1. 配列番号1の塩基配列からなるD−グルタミン酸合成に関与する酵素をコードするDNA。
  2. 請求項1のDNA及び発現可能な状態で配置された外来遺伝子を含む抗生剤非依存性遺伝子発現ベクター。
  3. 前記ベクターがプラスミドベクター、ファージベクター及びウイルスベクターからなる群より選択される1種であることを特徴とする請求項2に記載の遺伝子発現ベクター。
  4. 前記ベクターが、配列番号2で示される塩基配列を含む請求項3に記載の遺伝子発現ベクター。
  5. 請求項2の発現ベクターを含む形質転換細胞。
  6. 請求項2記載の発現ベクターで形質転換された大腸菌WM355細胞を培養して外来遺伝子から発現されたタンパク質を生産する段階及び培養細胞及び培養液からタンパク質を収得する段階を含むタンパク質の製造方法。
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