JP4359961B2 - 薄型電池 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、電池、特に、薄型電池に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】
近年、携帯電話やパーソナルコンピュータ等の電子機器類の小型化が目覚しく、これらの電子機器類の電源となる電池においても高性能を維持しつつ小型化、特に薄型化が求められている。
このような電子機器類用の電池は、金属製の電槽缶を用いた円筒型や角型のものがこれまでは一般的であったが、この種の電池は電槽缶を用いることから薄型化に限界がある。このため、近頃は、電槽缶に代えてラミネートフイルムのような軟包装材を用い、正極、負極および電解質等の発電要素を当該軟包装材により包んで封入した薄型電池が提案されている(例えば、特開昭55−35469号公報参照)。また、携帯用の電子機器類用の電池として軽量なリチウム電池やリチウムイオン電池が注目されており、このようなリチウム電池等の発電要素を軟包装材で包装したものも提案されている(例えば、特開昭62−55865号公報参照)。
【0003】
ところで、上述のような軟包装材を用いた薄型電池において、発電要素からの電流を取り出すための端子は、正極や負極に通常用いられるアルミニウムや銅からなる場合が多い。すなわち、正極用の端子としてアルミニウムが用いられ、負極用の端子として銅が用いられる場合が多い。しかし、アルミニウムからなる端子は、半田が溶着しにくく、電子機器類の電源回路部分に対して半田付けにより安定に接続するのが困難である。また、このような端子は、強度が小さく切れ易いという不具合もある。さらに、正極用の端子の材質と負極用の端子の材質とが異なる場合、半田付けの最適条件が両端子において異なるため、両端子を同じ半田付け条件で電源回路部分に対して同時に接続するのは困難である。
【0004】
本発明の目的は、電気・電子機器類の電源回路に対して容易に接続することができる薄型電池を実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の薄型電池は、偏平状の正極端子を有する板状の正極と、偏平状の負極端子を有する板状の負極と、正極端子および負極端子の一端が外部に突出するよう正極および負極を収容するための、軟包装材を重ねてその周辺部を接着した接着部位を有する外装体とを備えている。正極端子および負極端子は、それぞれニッケルとは異なる金属材料からなる本体部と、当該本体部と一体に形成されたニッケルからなる接続部位とからなり、正極端子は、外装体から突出する一端から接着部位にかけて接続部位が形成されている。
【0006】
ここで、正極および負極は、例えば、それぞれ正極集電基板および負極集電基板を有しており、正極集電基板は正極端子の本体部と同じ金属材料からなりかつ負極集電基板は負極端子の本体部と同じ金属材料からなる。この場合、正極集電基板が例えばアルミニウムからなりかつ負極集電基板が例えば銅からなる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1および図2を参照して、本発明の実施の一形態に係る薄型電池を説明する。なお、図2は、図1の縦断面図である。図において、薄型電池1は、平板状のリチウム電池であり、正極2、負極3、セパレータ4および外装体5を主に備えている。
【0008】
正極2は、金属箔、エキスパンドメタルまたはパンチングメタルなどの板状金属体からなる正極集電基板2aと、当該正極集電基板2aの両面に形成された正極活物質層2bとを有している。正極集電基板2aを構成する金属材料は、特に限定されるものではないが、例えばアルミニウムやその合金である。また、正極活物質層2bを構成する正極活物質は、例えばLiCoO2、LiNiO2、LiMn24、LiVO5などのリチウム含有遷移金属酸化物やスルフィドなどであるが、高電位を達成できるものであればこれらに限定されるものではない。
【0009】
このような正極2は、正極端子6を一体的に有している。正極端子6は、図3に示すように、偏平な短冊状に形成されており、正極集電基板2aと同じ金属材料、すなわち例えばアルミニウムやその合金からなる本体部6aと、ニッケルからなる接続部位6bとが複合されたクラッド材である。接続部位6bは、正極端子6の片面側の長手方向の一端部から中央部にかけて形成されている。
【0010】
このような正極端子6は、例えば、アルミニウムやその合金からなる短冊状の部材を形成し、それに対して短冊状のニッケル板を圧接すると製造することができる。正極端子6の厚さは、通常、10〜200μmに設定するのが好ましく、50〜100μmに設定するのがより好ましい。また、接続部位6bの厚さは、通常、5〜100μmに設定するのが好ましく、10〜50μmに設定するのがより好ましい。
【0011】
なお、正極端子6は、通常、スポット溶接や超音波溶接等の手法により、本体部6a部分が正極2の正極集電基板2aに対して接合されている。
【0012】
一方、負極3は、金属箔、エキスパンドメタルまたはパンチングメタルなどの板状金属体からなる負極集電基板3aと、当該負極集電基板3aの両面に形成された負極活物質層3bとを有している。負極集電基板3aを構成する金属材料は、特に限定されるものではないが、例えば銅やその合金である。また、負極活物質層3bを構成する負極活物質は、例えば黒鉛質カーボン、リチウム金属、リチウム合金、難黒鉛化炭素、低温焼成カーボンなどであるが、特にこれらに限定されるものではない。
【0013】
このような負極3は、負極端子7を一体的に有している。負極端子7は、図4に示すように、偏平な短冊状に形成されており、負極集電基板3aと同じ金属材料、すなわち例えば銅やその合金からなる本体部7aと、ニッケルからなる接続部位7bとが積層されて複合された2層構造のクラッド材である。このような負極端子7は、例えば、銅やその合金からなる短冊状の本体部7aを形成し、その片面に対して短冊状のニッケル板からなる接続部位7bを圧接すると製造することができる。
【0014】
負極端子7の厚さは、通常、本体部7aと接続部位7bとの合計で10〜200μmになるよう設定するのが好ましく、50〜100μmになるよう設定するのがより好ましい。このうち、接続部位7bの厚さは、通常、5〜100μmになるよう設定するのが好ましく、10〜50μmになるよう設定するのがより好ましい。
【0015】
なお、負極端子7は、通常、スポット溶接や超音波溶接等の手法により、本体部7a側が負極3の負極集電基板3aに対して接合されている。
【0016】
セパレータ4は、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリエステル樹脂などの絶縁性材料を用いて形成された多孔質の膜であり、正極2と負極3との間に挟まれている。
【0017】
外装体5は、正極2、負極3およびセパレータ4を電解液と共に収容するためのものであり、軟包装材を重ねてその周辺部5aを接着したものである。図5(図1のV−V断面図)に示すように、ここで用いられる軟包装材11は、金属層8と、その両面にそれぞれ積層された外側樹脂層9および内側樹脂層10とを有する3層構造に形成されている。金属層8は、アルミ箔や各種の金属の蒸着層からなる可撓性を有する薄膜である。また、外側樹脂層9は、強度が高く破れ難い樹脂材料、例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂やポリアミド樹脂などからなる薄膜であり、可撓性を有している。さらに、内側樹脂層10は、金属層8、正極端子6および負極端子7との接着性、すなわち金属材料との接着性に優れた樹脂材料、例えば酸変性ポリオレフィン樹脂、アイオノマー、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、アクリル酸共重合体(EAA)などからなる薄膜であり、可撓性を有している。
【0018】
上述の軟包装材11は、正極2、負極3およびセパレータ4からなる積層体を挟んで内側樹脂層10同士が対向するように配置されており、図5に示すように、周辺部5aにおいて内側樹脂層10側が互いに液密に接着されて外装体5を形成している。このような外装体5内に収容された正極2の正極端子6および負極3の負極端子7は、それぞれ一部が外装体5から外部に突出している。ここで、正極端子6は、図6(図1のVI−VI断面図)に示すように、本体部6aと接続部位6bとの境界部分6cが周辺部5a、すなわち、軟包装材11の接着部位に位置するように配置されており、接続部位6bを有する側が外装体5の外部に突出している。一方、負極端子7は、図7(図1のVII−VII断面図)に示すように、接続部位7bが正極端子6の接続部位6bと同じ側に位置するよう、軟包装材11間に挟まれて一部が外装体5から外部に突出している。
【0019】
外装体5内に収容される電解液は、リチウム電池用に用いられるものであれば特に限定されるものではないが、例えば、プロピレンカーボネート,γ−ブチロラクトンなどの環状カーボネート,ジメチルカーボネートやジエチルカーボネートなどの鎖状カーボネートなどのカーボネート類、テトラヒドロフランや1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、およびプロピオン酸メチルなどのエステル類またはこれらの混合物にLiCF3SO3、LiBF4、LiPF6、LiAsF6などの電解質を1種または2種以上溶解させた非水電解液である。
【0020】
上述の薄型電池1は、正極端子6および負極端子7が携帯電話や小型パーソナルコンピュータ等の携帯電子機器類の電源回路の所定部位に半田付けされる。この際、正極端子6は、接続部位6bにより所定部位に対して半田付けされ、また、負極端子7は、接続部位7bにより所定部位に対して半田付けされる。ここで、正極端子6および負極端子7は、接続部位6bおよび接続部位7bがいずれも半田が溶着し易いニッケルからなるため、それぞれの本体部6a、7aの材質が互いに異なるにも拘わらず、同じ材質の半田を用い、しかも半田の溶着条件を同じに設定しつつ電源回路に対して同時にかつ安定に接続することができる。
【0021】
また、正極端子6および負極端子7は、上述のように強度が大きなニッケルからなる接続部位6b、7bを有しているため、端子そのものが高強度であり、上述のような電源回路に対する接続工程において無理な力が加わった場合であっても切断されにくい。
【0022】
なお、上述の薄型電池1の正極端子6は、正極2が高電位であるため、接続部位6bが電解質(電解液)に触れると溶解してしまう場合がある。しかし、正極端子6は、上述のように本体部6aと接続部位6bとの境界部分6cが外装体5の周辺部5aに位置しており、本体部6aのみが外装体5内に位置しかつ接続部位6b側が外装体5の外部に露出するように設定されている(すなわち、接続部位6bが電解質に直接触れないように設定されている)ため、このような不具合を有効に回避することができる。
【0023】
〔他の実施の形態〕
(1)上述の実施の形態では、外装体5を構成する軟包装材11として、内側樹脂層10を、金属材料との接着性に優れた樹脂材料を用いて形成したが、この内側樹脂層10は、ポリプロピレン樹脂やポリエチレン樹脂を用いて形成されていてもよい。但し、この場合、内側樹脂層10は、正極端子6および負極端子7と接触する部分において、金属材料との接着性が良好な樹脂材料からなる層を部分的に有している必要がある。
【0024】
(2)上述の実施の形態では、外装体5内に電解液を封入する場合について説明したが、電解液に代えてリチウムイオンを伝導し得る固体電解質や上述の電解液を保持したゲル電解質を使用する場合も本発明を同様に実施することができる。
【0025】
(3)上述の実施の形態は、本発明をリチウム電池について適用した場合について説明したが、本発明は、リチウム電池以外の他の電池についても同様に実施することができる。
【0026】
【実施例】
実施例
上述の実施の形態に係る薄型電池1を30個製造した。ここでは、正極2として、LiCoO2(活物質)、アセチレンブラック(導電材)およびポリビニリデンフルオライド(PVDF:バインダー樹脂)を含む正極合材からなる正極活物質層2bをアルミニウムからなる正極集電基板2aの両面に形成したものを用い、また、負極3として、人造黒鉛(活物質)、アセチレンブラック(導電材)およびポリビニリデンフルオライド(PVDF:バインダー樹脂)を含む負極合材からなる負極活物質層3bを銅からなる負極集電基板3aの両面に形成したものを用いた。
【0027】
また、正極2の正極端子6として、本体部6aが正極集電基板2aと同じくアルミニウムからなりかつ接続部位6bがニッケルからなるものを用いた。この正極端子6は、全体の厚さが100μm、接続部位6bの厚さが30μmになるよう設定し、スポット溶接により本体部6aを正極集電基板2aに対して接合した。一方、負極3の負極端子7として、本体部7aが負極集電基板3aと同じく銅からなりかつ接続部位7bがニッケルからなるものを用いた。この負極端子7は、本体部7aおよび接続部位7bの厚さがそれぞれ50μmでありかつ全体の厚さが100μmになるよう設定し、スポット溶接により本体部7a側を負極集電基板3aに対して接合した。
【0028】
さらに、セパレータ4としてポリプロピレン樹脂からなる微多孔膜を用い、電解液としてエチレンカーボネートとジエチルカーボネートとを1:1の体積割合で混合したものにLiPF6を1mol/lの濃度になるよう溶解したものを用いた。外装体5を構成する軟包装材11としては、アルミニウム箔からなる厚さ50μmの金属層8、ポリエチレンテレフタレート樹脂からなる厚さ12μmの外側樹脂層9および酸変性ポリオレフィン樹脂からなる厚さ50μmの内側樹脂層10を備えた総厚さが115μmのものを用いた。外装体5は、この軟包装材11の内側樹脂層10同士を重ね、その周辺部をインパルスシール機を用いて接着することにより形成した。
【0029】
比較例1
正極端子6および負極端子7をそれぞれ厚さが100μmの短冊状のニッケルを用いて構成した点を除き、実施例と同様の薄型電池を30個製造した。
【0030】
比較例2
正極端子6を厚さが100μmの短冊状のアルミニウムを用いて構成し、また、負極端子7を厚さが100μmの短冊状の銅を用いて構成した点を除き、実施例と同様の薄型電池を30個製造した。
【0031】
評価1
実施例および比較例1、2でそれぞれ得られた30個ずつの薄型電池について、放置試験を実施した。ここでは、先ず、各薄型電池を0.2CmAの定電流で4.1Vまで充電し、4.1Vに到達したところで電池電圧が4.1Vを維持するようにさらに定電圧で充電した。そして、全充電時間が8時間になった時点で充電を中止した。このようにして充電された薄型電池を1時間放置した後、放電終止電圧を2.7Vとして、0.2CmAで定電流放電した。この操作を各薄型電池について3サイクル繰返した後、再度充電し、電圧が4.0V以上であることを確認してから20℃の恒温槽内で4週間放置した。そして、各薄型電池について、放置後の電圧を測定した。そして、電圧が4.0V以上のもの、4.0V未満0.5V超のものおよび0.5V以下のものの3つのグループに分け、実施例および比較例1、2のそれぞれについて各グループの割合を求めた。結果を表1に示す。
【0032】
【表1】
Figure 0004359961
【0033】
表1より、比較例1の薄型電池は、放置後の電圧が0.5V以下のものが大半を占めていることがわかる。また、0.5V以下の電圧のもののうちの大部分は、電圧が0Vであった。これに対し、実施例および比較例2の薄型電池は、殆どが放置後も4.0V以上の電圧を維持していることがわかる。放置後の電圧が低下している比較例1の薄型電池を解体し、正極集電基板と正極端子との接合部を観察したところ、正極端子が当該接合部で溶解しており、両者が断絶しているか、もしくは略断絶していることが確認された。
【0034】
評価2
実施例および比較例1、2で得られた薄型電池の正極端子および負極端子に対して半田付けをし、これらに対する半田の溶着性を調べた。ここでは、各薄型電池の正極端子および負極端子に対して直径が0.5mmのニッケル線を50本ずつ半田付けし、各ニッケル線の接続状況を観察して接続状況が良好なものと不良なものとの割合を求めた。なお、実施例の薄型電池については、正極端子6の接続部位6a側および負極端子7の接続部位7a側に対してそれぞれニッケル線を半田付けした。因みに、半田付けは、全ての端子に対して同じ条件、すなわち、ニッケル材同士を半田付けする際の最適条件に設定して実施した。結果を表2に示す。
【0035】
【表2】
Figure 0004359961
【0036】
表2より、実施例および比較例1の薄型電池は、ニッケル線が安定に半田付けされていることがわかる。これに対し、比較例2の薄型電池では、正極端子および負極端子のいずれについても、ニッケル線を安定に半田付けし難いことがわかる。これは、正極端子についてはその材質であるアルミニウムに対する半田の溶着性が低いためであり、また、負極端子については、その材質が銅であるため、上述の半田付け条件が不適当であったためと考えられる。
【0037】
【発明の効果】
本発明の薄型電池は、上述のように正極端子および負極端子が、それぞれニッケルとは異なる金属材料からなる本体部と、当該本体部と一体に形成されたニッケルからなる接続部位とからなり、正極端子において、外装体から突出する一端から接着部位にかけて接続部位が形成されているため、電気・電子機器類の電源回路に対して容易に接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る薄型電池の正面図。
【図2】前記薄型電池の縦断面図。
【図3】前記薄型電池で用いられる正極端子の斜視図。
【図4】前記薄型電池で用いられる負極端子の斜視図。
【図5】図1のV−V断面図。
【図6】図1のVI−VI断面図。
【図7】図1のVII−VII断面図。
【符号の説明】
1 薄型電池
2 正極
3 負極
5 外装体
6 正極端子
6b 接続部位
7 負極端子
7b 接続部位

Claims (3)

  1. 偏平状の正極端子を有する板状の正極と、
    偏平状の負極端子を有する板状の負極と、
    前記正極端子および前記負極端子の一端が外部に突出するよう前記正極および前記負極を収容するための、軟包装材を重ねてその周辺部を接着した接着部位を有する外装体とを備え、
    前記正極端子および前記負極端子は、それぞれニッケルとは異なる金属材料からなる本体部と、前記本体部と一体に形成されたニッケルからなる接続部位とからなり、前記正極端子は、前記外装体から突出する前記一端から前記接着部位にかけて前記接続部位が形成されている、
    薄型電池。
  2. 前記正極および前記負極は、それぞれ正極集電基板および負極集電基板を有しており、前記正極集電基板は前記正極端子の前記本体部と同じ前記金属材料からなりかつ前記負極集電基板は前記負極端子の前記本体部と同じ前記金属材料からなる、請求項1に記載の薄型電池。
  3. 前記正極集電基板がアルミニウムからなりかつ前記負極集電基板が銅からなる、請求項2に記載の薄型電池。
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