JP4358853B2 - 弁装置、特に内燃機関に用いられる燃料噴射弁 - Google Patents

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Description

背景技術
本発明は、弁装置、特に内燃機関に用いられる燃料噴射弁であって、弁エレメントが設けられており、該弁エレメントの切換位置が、少なくとも間接的にピエゾアクチュエータの切換状態に関連しており、該ピエゾアクチュエータが、管状でかつ全体的に円筒状のプリロード装置によって負荷されており、該プリロード装置が、プレート状の素材から製造されていて、互いに突き合わされた少なくとも2つの長手方向縁部を有している形式のものに関する。
冒頭で述べた形式の弁装置は市場により知られている。このような弁装置は、燃料直接噴射型の内燃機関における燃料噴射弁で使用される。このような燃料噴射弁は燃料集合管路(「レール」)に接続されており、この燃料集合管路内には燃料が高い圧力下に準備される。このような燃料噴射弁は、当該燃料噴射弁にそれぞれ対応する燃焼室内へ燃料を直接に噴射する。噴射を実施し得るようにするためには、ピエゾアクチュエータが操作される。このピエゾアクチュエータは燃料噴射弁の弁エレメントの切換位置に直接に影響を与えるか、または二次弁を制御する。この二次弁を用いて、燃料噴射弁のハイドロリック式の制御室内の圧力に影響を与えることができる。このハイドロリック式の制御室内の圧力が弁エレメントの切換位置に影響を与える。
ピエゾアクチュエータの使用は、冒頭で述べた形式の弁装置においては、ピエゾアクチュエータの極めて短い切換時間に基づいて有利であることが判っている。この短い切換時間は燃焼室内への所望の燃料の極めて精密な導入を可能にする。しかし、ピエゾアクチュエータは機械的に極めて敏感である。起動制御によりレリーズされる長さ変化時にピエゾアクチュエータが自己損傷するか、あるいはそれどころか自己破壊してしまうことを阻止するために、ピエゾアクチュエータは最初から押圧力で負荷される。このことは一般に中空筒状ばね(Rohrfeder)によって行われる。この中空筒状ばねは、「ブランク」とも呼ばれるプレート状の素材から製造される。最終状態で互いに突き合わされた長手方向縁部は互いに溶接され得る。しかし、このことは手間がかかり、高価であり、そしてこのような溶接結合の寿命は制限されている。したがって、プレート状の素材の長手方向縁部が互いに突き合わされるが、しかし力が伝達され得るようには両長手方向縁部が互いに結合されていないような中空筒状ばねが使用されると有利である。
本発明の課題は、冒頭で述べた形式の弁装置を改良して、できるだけ長い寿命を有するような弁装置を提供することである。
この課題は、冒頭で述べた形式の弁装置において、プリロード装置が、隣接した範囲の長手方向剛性とは異なる長手方向剛性を有する少なくとも1つの範囲を有しており、しかも該範囲は互いに突き合わされた長手方向縁部に対して相対的に、互いに突き合わされた長手方向縁部の範囲における変えられた長手方向剛性に基づいて生ぜしめられた、ピエゾアクチュエータに作用する曲げモーメントが減じられるように配置されていることにより解決される。
発明の利点
本発明によれば、プレート状の素材の長手方向縁部が互いに突き合わされる個所では、管状のプリロード装置の長手方向剛性が、隣接した範囲の長手方向剛性とは異なることが認識された。このことは、中空筒状ばねが、負荷を受けているピエゾアクチュエータをピエゾアクチュエータの全周にわたって不均一な力で負荷することを招く。こうしてピエゾアクチュエータには曲げモーメントが導入され、このことは不都合な場合ではピエゾアクチュエータの損傷またはそれどころか破壊をもたらす危険がある。
本発明による弁装置では、ピエゾアクチュエータへのこのような曲げモーメントの導入が著しく減じられるか、または完全に排除される。このことは、まずプリロード装置が、隣接した範囲の長手方向剛性とは異なる長手方向剛性を有する付加的な範囲を有することにより行われる。しかもこの場合、この付加的な範囲の長手方向剛性は隣接した範囲の長手方向剛性に対して、互いに突き合わされた長手方向縁部の範囲における長手方向剛性と中空筒状ばねの隣接した区分の長手方向剛性との剛性差と同程度に異なっていると有利である。変えられたこの付加的な範囲は、この範囲により生ぜしめられた曲げモーメントが、互いに突き合わされた長手方向縁部により生ぜしめられる曲げモーメントを少なくとも部分的に補償する、つまり相殺するように配置される。
こうして、互いに突き合わされた長手方向縁部の範囲における中空筒状ばねの、必然的に変えられた長手方向剛性にもかかわらず、ピエゾアクチュエータには曲げモーメントなしのプリロードまたは少なくとも曲げモーメントの少ないプリロードが加えられるようになる。このことはピエゾアクチュエータの寿命および弁装置全体の寿命にとって最適である。
本発明の有利な構成は請求項2以下に記載されている。
まず、互いに突き合わされた長手方向縁部は、力が伝達され得るようには結合されておらず、プリロード装置が、互いに突き合わされた長手方向縁部に半径方向で見て少なくともほぼ向かい合って位置しかつ全体的にプリロード装置の長手方向に延びる切欠きもしくは長孔を有していることが提案される。力が伝達され得るように(kraftschluessig)両長手方向縁部が結合されていない場合、この突合わせ部は、中空筒状ばねの長手方向剛性が減じられている「弱点個所」を意味する。本発明によれば、前記切欠きにより、前記弱点個所に向かい合って位置する付加的な弱点個所が提供され、この付加的な弱点個所が、突合わせ部の範囲に生ぜしめられる曲げモーメントを補償もしくは相殺する。このような装置は廉価である。なぜならば、このような中空筒状ばねは簡単に製造され得るからである。
さらに、プリロード装置の互いに突き合わされた長手方向縁部の、軸方向で見た長さが、プリロード装置の長手方向延在長さよりも小さく形成されていることが提案される。このことはつまり、互いに突き合わされた長手方向縁部の範囲にも切欠きが設けられていることを意味する。このことはこの範囲におけるプリロード装置の軸方向剛性を、半径方向で向かい合って位置する範囲における軸方向剛性に適合させる。これにより、プリロード装置の中心軸線に関するプリロード装置の軸方向の縁部に沿った力経過の対称性が再度改善される。
この場合、プリロード装置の長手方向縁部が、プリロード装置の軸方向の両方の縁部の範囲でのみ、つまり両方の縁部の近傍でのみ、互いに突き合わされていることが可能である。このことは組立てを容易にし、かつピエゾアクチュエータに対するプリロード装置の均一なコンタクト面および相応する対応面に対するプリロード装置の均一なコンタクト面を生ぜしめると同時に、負荷を受けたプリロード装置の縁部の望ましくないずれを阻止する。
しかし、プリロード装置の長手方向縁部が、プリロード装置の軸方向の一方の縁部の範囲でのみ、つまり一方の縁部の近傍でのみ、互いに突き合わされていることも可能である。このことは本発明によるプリロード装置の製造を簡単にする。
さらにこれに対して択一的に、プリロード装置の長手方向縁部が、プリロード装置の軸方向の中央部の範囲でのみ互いに突き合わされていることも考えられる。このことも製作技術的に容易に実現可能であって、しかもプリロード装置の軸方向で対称的な構成を可能にする。
本発明による燃料噴射装置の特に有利な構成では、プリロード装置の互いに突き合わされた長手方向縁部が、プリロード装置の長手方向で少なくとも1つの切欠きによって仕切られており、該切欠きが、位置および/またはジオメトリ、つまり幾何学的形状に関して、半径方向で向かい合って位置する前記切欠きに対して類似しているか、または同一である。これにより、プリロード装置の中心軸線に関してプリロード装置の縁部に沿った力経過のほぼ完全な対称性が提供されるので、ピエゾアクチュエータには実質的に曲げモーメントは全く導入されなくなる。
本発明による燃料噴射装置のさらに別の有利な構成では、プリロード装置の、前記長手方向縁部が互いに突き合わされている軸方向の範囲の高さでのみ、プリロード装置の表面にわたって分配されて配置された開口が設けられていない。このような開口は時々、「ボーン」とも呼ばれる。なぜならば、開口の形状がしばしばボーン(骨)の形状に相当しているからである。このような開口は、表面の波形成が生じることなしに管状のプリロード装置の軸方向変形を可能にする。本発明による手段により、たしかにこのような開口が存在してはいるが、しかしそれにもかかわらずプリロード装置の中心軸線に対して十分に対称的な構成が可能となるようなプリロード装置が提供される。これにより、弁装置の運転時では、プリロード装置からピエゾアクチュエータへ、無視し得る程度の僅かな曲げモーメントしか導入されないか、あるいは曲げモーメントが全く導入されなくなる。
プリロード装置に設けられた1つまたは複数の前記切欠きが、プレート状の素材から打抜き加工されていることにより、本発明による弁装置の特に廉価な製造が達成される。
図面
以下に、本発明の特に有利な実施例を図面につき詳しく説明する。
図1は、プリロード装置によって負荷されるピエゾアクチュエータを備えた切換弁を有する燃料噴射弁を概略的に示す図であり;
図2は、図1に示したプリロード装置の第1実施例を示す斜視図であり;
図3は、図2に示したプリロード装置の展開図であり;
図4は、第2実施例を示す、図2と同様の図であり;
図5は、図4に示した第2実施例を示す、図3と同様の図であり;
図6は、第3実施例を示す、図2と同様の図であり;
図7は、図6に示した第3実施例を示す、図3と同様の図である。
実施例の説明
図1には、燃料噴射弁全体が符号10で示されている。この燃料噴射弁10を用いて燃料が内燃機関の燃焼室(図示しない)内へ直接に噴射される。このためには、燃料噴射弁10が燃料流出開口12を有している。燃料噴射弁10の内部には、図1では見えていない弁エレメントが設けられている。この弁エレメントによって燃料流出開口12を高圧接続部14に接続するか、または高圧接続部14から遮断することができる。燃料噴射弁10の高圧接続部14は、一般には「レール」とも呼ばれる燃料集合管路(図示しない)に接続されている。
燃料噴射弁10の弁エレメントの切換位置は液圧的もしくはハイドロリック的に調節される。このためには、切換弁16を介して制御室(図示しない)を低圧接続部18に接続するか、または低圧接続部18から遮断することができる。このような「行程制御」される燃料噴射弁10の機能原理は、たとえばドイツ連邦共和国特許出願公開第10122256号明細書から知ることができる。
切換弁16はピエゾアクチュエータ20を有している。ピエゾアクチュエータ20は電気的な制御装置22に接続されている。この制御装置22によってピエゾアクチュエータ20に電圧を印加することができるので、ピエゾアクチュエータ20の負荷状態が変化する。これにより、ピエゾアクチュエータ20は伸長するか、または再び収縮し、これにより切換弁16は閉じられた一方の切換位置24に位置するか、または開かれた他方の切換位置26に位置するようになる。
ピエゾアクチュエータ20は機械的に極めて敏感である。ピエゾアクチュエータ20が迅速な長さ変化時に損傷されないようにするためには、ピエゾアクチュエータ20が一定の押圧力で負荷される。このためには、ピエゾアクチュエータ20と定位置の対応面28との間に、管状でかつ全体的に円筒状のプリロード装置30が緊締される。次に、図2および図3につき、このようなプリロード装置30の第1実施例を詳しく説明する:
図2から判るように、プリロード装置30は全体的に円筒状の中空筒状ばねである。この中空筒状ばねは周面32と、図2で見て上側の縁部34と、図2で見て下側の縁部36とを有している。以下においても使用される「上側」および「下側」という表現は、常に図面に関するものである。もちろん、実際にはプリロード装置30を別の姿勢で組み込むこともできる。
プリロード装置30の上側の縁部34は対応面28に接触しており、下側の縁部36はピエゾアクチュエータ20に接触している。特に図3に示した展開図から判るように、プリロード装置30はプレート状の素材38から製造されている。このプレート状の素材38には、まず周面32全体にわたって分配されて配置された複数の開口40が打抜き加工される。これらの開口40は軸方向で見て互いにずらされて配置されている。図2および図3には、図面を簡単にするためにこれらの開口40のうちの幾つかしか図示されていないが、実際には周面32全体にわたってこれらの開口40が分配されて配置されている。開口40は円形、卵形または楕円形の形状を有していてよいが、しかし開口40は、図3の下側に符号40bで示したような「ボーン」の形に形成されていてもよい。
プレート状の素材38は、図3で見て左側の縁部42と右側の縁部44とを有している。両縁部42,44には、切欠き46aもしくは切欠き46bが打抜き加工される(破線参照)。切欠き46a,46bは図3で見て下側の縁部36から小さな間隔を置いた地点から出発して上方へ向かって延び、そして上側の縁部34から小さな間隔を置いた地点で成端している。したがって、上側の縁部34の範囲には、側方に突出したウェブ48a;48bが、下側の縁部36の範囲には、同じく側方に突出したウェブ50a;50bがそれぞれ残っている。側方の2つの縁部42,44の間の真ん中には、スリット状の切欠き52が打抜き加工されている。この切欠き52は両切欠き46a,46bと同じ高さを有していて、かつ両切欠き46a,46bのそれぞれの幅の2倍の幅を有している。
次いで、プレート状の素材38は丸められるか、または曲げられる。この場合、プレート状の素材38は、側方に突出したウェブ48a,48bもしくはウェブ50a,50bがそれぞれ突合わせ部53で互いに接触するまで丸められるか、または曲げられる。その結果、図2に示した中空筒状ばね30が得られる。それぞれウェブ48a,48bおよびウェブ50a,50bと両切欠き46a,46bとの間に形成された1つの切欠きは、全体的には切欠き52と同じ高さおよび幅を有している。互いに突き合わされたウェブ48a,48b;50a,50bは互いに溶接されるのではなく、力が伝達され得るように互いに結合されることなしに互いに突き合わされる。突合わせ部53の全長lは中空筒状ばね30の長さLよりもはるかに小さい(図3参照)。
ウェブ48a,48b;50a,50bの間の突合わせ部53の範囲では、長手方向54における中空筒状ばね30の剛性が隣接した周面32に比べて弱化されている。相応して、この個所では、長手方向54で中空筒状ばね30からピエゾアクチュエータ20へ付与可能となる押圧力の著しい低下が生ぜしめられる。長手方向54で作用する押圧力の経過は図2に一点鎖線56により示されている。しかし切欠き46に半径方向で正確に向かい合って位置するように同一の切欠き52が設けられていることにより、この範囲においても、隣接した範囲に比べて押圧力56が相応して低下している。したがって、押圧力経過56は全体的には中空筒状ばね30の長手方向54に対してほぼ対称的となるので、長手方向54に対して直交する横方向に延びる軸線58を中心にして加えられる曲げモーメントMは極めて小さくなる。したがって、中空筒状ばね30によってピエゾアクチュエータ20には極めて小さな曲げモーメントMしか加えられず、このことはピエゾアクチュエータ20の寿命にとって好都合となる。
図4および図5には、中空筒状ばね30の変化実施例が示されている。既に図2および図3につき説明したエレメントおよび範囲と同じ機能を有しているエレメントおよび範囲については、図2および図3の場合と同じ符号を使用する。これらのエレメントおよび範囲については、詳しい説明を省略する。また、図面を見易くするという理由から、全ての符号が書き込まれているとは限らない。
図4および図5に示した中空筒状ばね30と、図2および図3に示した中空筒状ばね30との大きな相違点は、図4および図5に示した中空筒状ばね30では上側の縁部34の範囲に側方に突出したウェブが設けられていないという事実にある。また、切欠き52もこの場合には上側の縁部34にまで延びている。これにより、中空筒状ばね30の突合わせ部53の範囲における剛性と、半径方向で向かい合って位置する範囲における剛性との間の差は再度減じられる。したがって、合成曲げモーメントMは再度減少する。
図6および図7には、中空筒状ばね30のさらに別の変化実施例が示されている。この場合にも、既に上記実施例に関連して説明したエレメントおよび範囲と同じ機能を有しているエレメントおよび範囲については、上記実施例の場合と同じ符号を使用し、これらのエレメントおよび範囲については詳しい説明を省略する。
図6および図7に示した中空筒状ばね30では、側方に突出したウェブ50a,50bがプレート状の素材38の軸方向の中央部に、ひいては中空筒状ばね30の軸方向の中央部に配置されている。したがって、ウェブ50a,50bの上方には、上側の切欠き46ao,46boが設けられており、ウェブ50a,50bの下方には、切欠き46au,46buが設けられている。真ん中の切欠き52も2つに分割されていて、下側の縁部36から延びる切欠き52uと、上側の縁部34から延びる切欠き52oとを有している。
図7には、1/2高さに位置する範囲60が斜線により示されている。この範囲60は軸方向で見て正確に、側方に突出したウェブ50a,50bと同じ高さを有しており、この高さは真ん中の切欠き52o,52uの間の間隔に相当している。この範囲に開口40は設けられていない。これにより、周方向における中空筒状ばね30の剛性の再度の均一化が得られる。
上で説明した実施例では、中空筒状ばね30が、半径方向で向かい合って位置する2つの切欠き46,52を有している。しかし原則的には、互いに突き合わされた長手方向縁部42,44により形成される曲げモーメントが減じられるように中空筒状ばねの全周にわたって切欠きが分配されて配置されている限り、いかなる任意の数の切欠きも考えられる。
プリロード装置によって負荷されるピエゾアクチュエータを備えた切換弁を有する燃料噴射弁を概略的に示す図である。 図1に示したプリロード装置の第1実施例を示す斜視図である。 図2に示したプリロード装置の展開図である。 第2実施例を示す、図2と同様の図である。 図4に示した第2実施例を示す、図3と同様の図である。 第3実施例を示す、図2と同様の図である。 図6に示した第3実施例を示す、図3と同様の図である。

Claims (7)

  1. 内燃機関に用いられる燃料噴射装置(10)であって、弁エレメントが設けられており、該弁エレメントの切換位置が、少なくとも間接的にピエゾアクチュエータ(20)の切換状態に関連しており、該ピエゾアクチュエータ(20)が、管状でかつ全体的に円筒状のプリロード装置(30)によって負荷されており、該プリロード装置(30)が、プレート状の素材(38)から製造されていて、第1の範囲で互いに突き合わされた少なくとも2つの長手方向縁部(42,44)を有しており、これによりこの第1の範囲ではプリロード装置(30)の長手方向剛性が変えられている形式のものにおいて、プリロード装置(30)が、隣接した範囲(32)の長手方向剛性とは異なる長手方向剛性を有する少なくとも1つの第2の範囲(52)を有しており、しかも該第2の範囲(52)は、互いに突き合わされた長手方向縁部(42,44)の第1の範囲における変えられた長手方向剛性に基づいて生ぜしめられた、ピエゾアクチュエータ(20)に作用する曲げモーメント(M)が減じられるように、第1の範囲の互いに突き合わされた長手方向縁部(42,44)に対して相対的に配置されており、互いに突き合わされた長手方向縁部(42,44)は、力が伝達され得るようには結合されておらず、プリロード装置(30)が、第2の範囲として、互いに突き合わされた長手方向縁部(42,44)に半径方向で見て少なくともほぼ向かい合って位置しかつ全体的にプリロード装置(30)の長手方向(54)に延びる切欠き(52)を有しており、プリロード装置(30)の互いに突き合わされた長手方向縁部(42,44)の、軸方向で見た長さ(l)が、プリロード装置(30)の全長手方向延在長さ(L)よりも小さく形成されていることを特徴とする、内燃機関に用いられる燃料噴射装置。
  2. プリロード装置(30)の長手方向縁部(42,44)が、プリロード装置(30)の軸方向の両方の縁部(34,36)の範囲でのみ互いに突き合わされている、請求項記載の燃料噴射装置。
  3. プリロード装置(30)の長手方向縁部(42,44)が、プリロード装置(30)の軸方向の一方の縁部(36)の範囲でのみ互いに突き合わされている、請求項記載の燃料噴射装置。
  4. プリロード装置(30)の長手方向縁部(42,44)が、プリロード装置(30)の軸方向の中央部の範囲でのみ互いに突き合わされている、請求項記載の燃料噴射装置。
  5. プリロード装置(30)の互いに突き合わされた長手方向縁部(42,44)が、プリロード装置(30)の長手方向(54)で少なくとも1つの切欠き(46)によって仕切られており、該切欠き(46)が、位置および/またはジオメトリに関して、半径方向で向かい合って位置する前記切欠き(52)に対して類似しているか、または同一である、請求項からまでのいずれか1項記載の燃料噴射装置。
  6. プリロード装置(30)の、前記長手方向縁部(42,44)が互いに突き合わされている軸方向の範囲(60)の高さでのみ、プリロード装置(30)の表面(32)にわたって分配されて配置された開口(40)が設けられていない、請求項からまでのいずれか1項記載の燃料噴射装置。
  7. プリロード装置(30)に設けられた1つまたは複数の前記切欠き(46,52)が、プレート状の素材(38)から打抜き加工されている、請求項1からまでのいずれか1項記載の燃料噴射装置。
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