JP4358806B2 - 経路探索方法および経路探索プログラムおよび経路探索システム - Google Patents
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また、最優秀経路情報とは、例えば時間を探索条件とした探索の場合には最短時間の経路をいい、乗換え回数を探索条件とした場合には合計乗換え回数が最少の経路を言い、料金を探索条件とした場合には料金が最低な経路のように、探索条件が最適な経路を言う。
さらに、特許文献2には遺伝的アルゴリズムを利用して最適経路とそれに準ずる複数の代替経路を求めるカーナビゲーションシステムに関する技術が記載されている。
先ず、ダイクストラ法は高速に最優秀経路情報を求めることが可能であり、広く用いられている。しかし、この方法は最優秀経路情報以外の代替経路を求めることはできないという不具合があった。
例えば、ダイクストラ法によれば、枕崎から鹿児島中央までの経路を探索した場合、最優秀経路情報として(枕崎)−JR指宿枕崎線(枕崎−山川)−(山川)−JR指宿枕崎線(山川−鹿児島中央)−鹿児島中央という、枕崎から山川まで行き、山川で乗換え、鹿児島中央に行くという経路が探索される。
これに対して、特許文献1に開示されている技術に従い、山川での乗換えを経路探索において使用禁止にしてしまうと、有効な代替経路は探索できない。しかし実際には、(枕崎)−JR指宿枕崎線(枕崎−山川)−(山川)−JR指宿枕崎線(山川−鹿児島中央)−(南鹿児島)−徒歩−(南鹿児島駅前)−鹿児島市電1系統−(郡元)−鹿児島市電2系統−(鹿児島中央駅前)−徒歩−(鹿児島中央)、というように、山川での乗換え後、南鹿児島で乗り換える経路も存在する。
このように、特許文献1記載の技術では、最優秀経路情報に乗換駅が1つしか存在しない場合、また、乗換駅が存在しない場合には、代替経路を探索できないという不具合が存在する。
出発駅,到着駅,出発駅から到着駅に至る所要時間,出発駅から到着駅に至る距離,これらを含むレコードに一意に割り振られたリンクIDとを格納するリンクテーブルと、
該リンクテーブルに格納したレコードを入力とし、該レコードを基にダイクストラ法を用いて出発駅から到達駅に至る最も探索条件に合致した最優秀経路情報及び該最優秀経路情報を算出する経緯で得た複数の通過経路情報を保持する経路探索部と、
該経路探索部が保持した通過経路情報から複数の生成経路情報を算出する経路生成部と、
該複数の生成経路情報を用いて遺伝的アルゴリズムによる通過経路情報の補正を行い、前記最優秀経路情報以外の経路から最優秀経路情報の代替経路を優秀な順に求める経路補正部とを備え、
前記経路探索部が、リンクテーブルに格納した複数レコードを基にダイクストラ法を用いて出発駅から到達駅に至る複数の通過経路情報の探索を行って最優秀経路情報の探索及び複数の通過経路情報の保持を行い、
前記経路生成部が、前記通過経路情報を基に複数の生成経路情報を算出し、
前記経路補正部が、前記算出した複数の生成経路情報を用いて遺伝的アルゴリズムによる通過経路情報の補正を行い、前記最優秀経路情報以外の経路から最優秀経路情報の代替経路を優秀な順に求めることを特徴とする。
前記経路探索部が、リンクテーブルの到着駅が出発駅となっている対応レコードを検索する場合、前記リンクテーブルのレコードに格納されているブリッジIDを読み込み、当該ブリッジIDを持つレコードをブリッジテーブルから検索し、該検索されたレコードに格納された接続リンクIDを読み込み、該接続リンクIDを含むレコードをリンクテーブルから検索することを特徴とする。
出発駅,到着駅,出発駅から到着駅に至る所要時間,出発駅から到着駅に至る距離,これらを含むレコードに一意に割り振られたリンクIDとを格納するリンクテーブルと、該リンクテーブルに格納したレコードを入力とし、該レコードを基にダイクストラ法を用いて出発駅から到達駅に至る最も探索条件に合致した最優秀経路情報及び該最優秀経路情報を算出する経緯で得た複数の通過経路情報を保持する経路探索部と、該経路探索部が保持した通過経路情報から複数の生成経路情報を算出する経路生成部と、該複数の生成経路情報を用いて遺伝的アルゴリズムによる通過経路情報の補正を行い、前記最優秀経路情報以外の経路から最優秀経路情報の代替経路を優秀な順に求める経路補正部とを設け、
前記経路探索部が、リンクテーブルに格納した複数レコードを基にダイクストラ法を用いて出発駅から到達駅に至る複数の通過経路情報の探索を行って最優秀経路情報の探索及び複数の通過経路情報の保持を行い、
前記経路生成部が、前記通過経路情報を基に複数の生成経路情報を算出し、
前記経路補正部が、前記算出した複数の生成経路情報を用いて遺伝的アルゴリズムによる通過経路情報の補正を行い、前記最優秀経路情報以外の経路から最優秀経路情報の代替経路を優秀な順に求めることを特徴とする。
前記経路探索部が、リンクテーブルの到着駅が出発駅となっている対応レコードを検索する場合、前記リンクテーブルのレコードに格納されているブリッジIDを読み込み、当該ブリッジIDを持つレコードをブリッジテーブルから検索し、該検索されたレコードに格納された接続リンクIDを読み込み、該接続リンクIDを含むレコードをリンクテーブルから検索することを特徴とする。
前記コンピュータに、
前記経路探索部が、リンクテーブルに格納した複数レコードを基にダイクストラ法を用いて出発駅から到達駅に至る複数の通過経路情報の探索を行って最優秀経路情報の探索及び複数の通過経路情報の保持を行う機能と、
前記経路生成部が、前記通過経路情報を基に複数の生成経路情報を算出する機能と、
前記経路補正部が、前記算出した複数の生成経路情報を用いて遺伝的アルゴリズムによる通過経路情報の補正を行い、前記最優秀経路情報以外の経路から最優秀経路情報の代替経路を優秀な順に求める機能とを実現させることを特徴とする。
前記コンピュータに、
前記経路探索部が、リンクテーブルの到着駅が出発駅となっている対応レコードを検索する場合、前記リンクテーブルのレコードに格納されているブリッジIDを読み込む機能と、当該ブリッジIDを持つレコードをブリッジテーブルから検索する機能と、該検索されたレコードに格納された接続リンクIDを読み込む機能と、該接続リンクIDを含むレコードをリンクテーブルから検索する機能とを実現することを特徴とする。
図1は、本発明の実施形態における経路検索システムの全体構成図である。
図2は、本発明の実施形態における処理のフローチャートである。
図3は、リンクテーブルとブリッジテーブルの例である。
図4は、路線図と停車駅単位のリンクおよび乗換駅単位のリンクの例である。
図5は、経路探索プログラムのフローチャートである。
図6は、路線図の例と通過経路情報の例である。
図7は、経路生成プログラムのフローチャートである。
図8は、経路生成プログラムによって生成された経路の例である。
図9は、遺伝的アルゴリズムによる経路補正プログラムのフローチャートである。
図10は、経路補正プログラムによる経路分割例である。
図11は、経路補正プログラムにより分割した経路の合成例である。
図12は、経路補正プログラムによって補正された結果の例である。
本発明の一実施形態による経路探索方法および経路探索プログラムが実施される経路探索システムを、図1を用いて説明する。
本実施形態のシステムは、経路検索システム100と、ユーザーの保持するコンピュータ30と、経路探索システム100とユーザーの保持するコンピュータ30とを接続する公衆通信回線網20とを備える。
経路生成部12は、前記通過経路情報テーブル16に格納された通過経路情報から最優秀経路情報に代替可能な生成経路情報を導出し、生成経路情報テーブル17に格納する。
経路補正部13は、前記生成経路情報テーブル17に格納された生成経路情報を補正し、最優秀経路情報についで優秀な複数の代替経路を導出する。
図3(A)を用いてリンクテーブル14のデータ構成例を説明する。
リンクテーブル14は、レコードに一意に定められたリンクID301と、出発駅名を表す出発駅302と、到着駅名を表す到着駅303と、特急や急行といった列車の種別を表す列車304と、ブリッジテーブル15内のブリッジID308を示す開始ブリッジID305と、出発駅から到着駅までかかる時間を表す所要時間306と、出発駅から到着駅までの距離を表す距離307とを備え、具体的なデータの例は、リンクID301が「1」、出発駅302が「n(1)」、到着駅303が「n(2)」、開始ブリッジID305が「1」、所要時間306が「x(1)」、距離307が「d(1)」である。
ここで、リンクとは出発駅,到着駅,列車,出発駅から到着駅に至るのに必要な所要時間、出発駅から到着駅の距離などを保持したデータを言う。リンクテーブル14は全ての駅間のリンクを保持している。
ブリッジテーブル15は、レコードに一意に定められたブリッジID308と、リンクテーブル14において、あるレコードの到着駅を出発駅とするレコードのリンクIDを示す接続リンクID309と、乗換えにかかる時間を表す乗換え時間310と、乗換えまたは直通または折返しなど列車の接続に関する情報を表す接続情報311とを備え、具体的なデータの例は、ブリッジID308が「1」、接続リンクID309が「112」、乗換え時間310が「32」、接続情報が「乗換え」である。
経路探索において、あるリンクから接続するリンクがどれなのかを探す場合に、リンクテーブル全体から検索していてはリンクテーブル14のデータ量は膨大なものであるため時間がかかる。例えば、図3(A)のリンクIDが「1」のリンクは到着駅がn(2)なので、これに接続するリンクはn(2)を出発駅とするリンクであるが、n(2)を出発駅とするリンクはリンクテーブル14のどこにあるか判らない。この為n(2)を出発駅とするリンクをテーブル全体から探す必要があるが、リンクテーブル14はレコード数が膨大な量に及ぶため、その中から探すのには時間がかかってしまう。そこで、あるリンクに対して接続するリンク情報を格納したデータを用意する。このデータをブリッジと呼ぶ。リンクにはブリッジの開始IDを格納しておく。また、ブリッジには次に接続するリンクIDと、接続にかかる乗換え時間や接続情報を格納しておく。
このブリッジを用いることにより、次に接続するリンクを簡単に、かつ高速に取得することができる。また、このブリッジにリンクからリンクへの接続情報を予め持たせることにより、乗換なのか直通なのか等の判定処理を経路探索処理から省くことができ、経路探索の処理効率の向上が図れる。
図4(A)のような駅と路線が配置されている場合、図4(B)の様に停車駅単位でリンクを設定するのではなく、図4(C)の様に乗換可能駅単位にリンクを設定する。これにより、リンクデータを削減することができ、メモリ使用量の削減、探索対象の現象による処理効率の向上が図れる。出発駅または目的駅が乗換え可能駅ではない場合は、その出発駅または目的駅を乗換駅と仮定し、最寄りの乗換え可能駅までのリンクを生成することにより乗換え可能駅のみの鉄道経路のネットワークにおいて経路探索を行うことができる。
図6(A)に経路のネットワークの例を示す。例えば、リンクIDが「5453」の経路は、B駅を出発駅とし、その直前の経路はリンクIDが「777」のものと、「1677」のものと「2245」がある。この場合の通過経路情報テーブル16の例として、図6(B)を示す。通過経路情報テーブル15のデータ構成例は、各リンクに対し、直前の経路である直前リンクID601と、直前格納位置602と、経路評価値603とを備え、経路評価値603は、所要時間604と、乗換え回数605と、距離606とを備え、具体的なデータの例は、リンクIDが「4553」の場合、直前リンクID601が「1667」、直前格納位置602が「3」、所要時間604が「78」、乗換え回数605が「2」、距離606が「114.3km」である。
図2を用いて、本発明の実施形態の処理の流れの概要を説明する。
先ず、経路探索に必要なデータを読み込む[ステップ201]。
次に、探索条件を設定する[ステップ202]。ここで、探索条件とは、例えば出発駅、目的駅、利用列車種別、所要時間優先か乗換え回数優先か等の探索において優先すべき事項である探索種別等を指す。
ついで前記全通過情報から経路生成部12によって複数の生成経路情報を生成する[ステップ204]。
ここで1点交差とは、二つの経路を経路の途中の1点でそれ以降の経路を交換することを言う。
・N:探索対象指定駅を格納する変数である。
・L(i):指定駅を出発駅とするリンク群である。
・E:通過経路情報を格納する変数である。現リンクID、直前リンクID、直前通過経路情報格納位置、経路評価値を格納する。
・T(x,y):当該リンク通過時の通過経路情報を格納する2次元配列である。xはリンクIDであり、yは格納位置である。
・S(j):経路探索対象の通過経路情報を格納する配列である。
・D(k):通過経路情報配列である。目的駅到達通過経路情報を保持する。
経路探索部11は、最初に出発駅を設定する[ステップS501]。
次に、経路探索部11は、Nを出発駅とするリンク群をLに代入する[ステップS502]。
次に、経路探索部11は、リンク群が存在するかどうか判定する[ステップS503]。リンク群が存在しなければ処理を終了し、存在する場合、直前のリンクまでの通過経路情報を保持するための変数E1、現在のリンクまでの通過経過情報を保持するための変数E2を用意し、ステップS504に進む。E1およびE2の初期値は0(空)である。リンク群の添字をiとし、i=1とする[ステップ504]。
現在のリンクL(i)の通過経路情報E2の経路評価値をE1にL(i)のリンクが持つ評価値を加算して求める[ステップS506]。
次に、経路探索部11はL(i)が通過か未通過かの判定を行う[ステップS507]。L(i)が未通過の場合、SにL(i)についての通過経路情報を追加し[ステップS508]T(L(i))にE2を追加する[ステップS511]。L(i)が通過の場合、ステップS509に進む。
経路探索部11は、E2がT(L(i))の最優秀経路情報評価値よりも優秀でない場合、L(i)がループ区間を含むかどうか判定する[ステップS512]。含まなければS511に進む。含む場合にはステップS515に進む。
ここで、「ループ区間を含む」とは、経路内で重複する列車停車駅が存在することを意味する。重複停車駅間は冗長な区間となり、非実用的な経路となるため、ループ区間を含む経路は切り捨てる。
ステップS515では、iに1を加えステップS505に戻る。
また、経路探索部11はステップS505でL(i)が存在しなくなった場合、つまり、Nを出発駅とするリンクの処理が全て完了すると、ステップS516に進む。ステップS516ではSが空かどうかを判定する。空の場合は処理を終了する。空でない場合には、Sから次の検索対象となる通過経路情報を取得するために、Sの最優秀通過経路情報をE1に代入する[ステップS517]、E1に設定した値は検索対象となったので、E1への設定値をSから削除する[ステップS518]。
次に、経路探索部11はNにE1の現リンクの到着駅を代入する[ステップS519]。
経路探索部11はSが空になったところで処理を終了する[ステップS516]。
前記経路探索部11で取得した目的駅へ到達する通過経路情報群Dを用いて、目的駅から出発駅へとたどってゆくことによって、出発駅から目的駅への経路を取得する。
まず、経路生成部12は、kに1を代入する[ステップS701]。
次に、経路生成部12はD(k)が存在するかどうか判定する[ステップS702]。D(k)が存在しない場合は既設経路を生成するか、新規経路を生成するかの判定を行い[ステップS714]、新規経路を生成する場合にはステップS701に戻り、既設経路を生成する場合には処理を終了する。D(k)が存在する場合には、D(k)の持つリンクを取得し[ステップS703]、ステップS740に進む。
次に、経路生成部12は、ステップS705で取得した通過経路情報が使用済みかどうか判定する[ステップS706]。使用済みでなければそのまま利用し、ステップS709に進む。使用済みであればステップS705で取得した通過経路情報が他に未使用通過経路情報があるかどうか判定する[ステップS708]。未使用通過経路情報がある場合には未使用通過経路情報のうち、最優秀の通過経路情報を取得し[ステップS708]ステップS709に進む。
ステップS704でリンクが出発駅に到達している場合、及びステップS710がループ区間を含む場合は、経路生成部12は経路生成のために取得した通過経路情報を全て使用済みにし[ステップS712]、kに1を加算し[ステップS713]、ステップS702に戻る。
以上のようにして生成された経路情報を、生成経路情報という。
先ず、経路補正部13は前記経路生成部12が生成した生成経路情報を取得し、ランキングを生成する。ここでランキングとは、一定数の生成経路情報を、重複を排除し、評価順に保持しているテーブルである。経路補正部13が新しい生成経路情報をランキングに挿入する場合には、例えばその生成経路情報が、現ランキングの11位の生成経路情報より優秀で、10位の生成経路情報より優秀でなければ、10位と11位の間に挿入する。11位以下の生成経路情報は全て順位が1つ繰り下がり、最下位の生成経路情報を削除し、ランキング内の生成経路情報保持数は一定に保つ、という動作をする。
次に経路補正部13は、分割した前半経路と後半経路を分割した経路毎にまとめ[ステップS902]、経路に停車駅があるかどうか判定する[ステップS903]。停車駅がなければ処理を終了する。停車駅がある場合、経路補正部13は、停車駅毎に全ての接続パターンの評価を試み、評価の高い優秀な経路を取得してゆく。具体的には、先ず1つの停車駅を選び、前半経路の有無を判定する[ステップ905]。前半経路が存在しない場合、次の停車駅を取得し[ステップS904]、ステップS903に戻る。前半経路が存在する場合、後半経路の有無を判定する[ステップS907]。後半経路も存在する場合、前半経路と後半経路を接続し、出発駅から目的駅までの経路を作成する[ステップS908]。
次に経路補正部13は、次の後半経路を取得し[ステップS912]、ステップS907に戻る。
次に経路補正部13は、ステップ907で後半経路が存在しなくなったら、次の前半経路を取得し[ステップS906]、ステップS905に戻り、ステップS905で前半経路が存在しなくなったら、次の停車駅を取得し[ステップS904]、ステップS903に戻り、ステップS903で停車駅が存在しなくなったら処理を終了する。
(所要時間探索)
所要時間を基準に経路探索を行う。この場合、所要時間が短い方が優秀な経路となる。所要時間が同じ場合は乗換回数を比較し、乗換回数が少ない方を優先する。所要時間、乗換回数共に同じ場合は、距離が短いものを優先する。
(乗換回数探索)
乗換回数を基準に経路探索を行う。この場合、乗換回数が少ない方が優秀な経路となる。乗換回数が同じ場合は所要時間を比較し、所要時間が短いほうを優先する。乗換回数、所要時間共に同じ場合は、距離の短いものを優先する。
距離を基準に経路探索を行う。この場合、距離が短い方が優秀な経路となる。鉄道経路は距離を元に運賃料金を計算している場合が多く、一概には言えないが、距離が短ければ金額が安い、という場合が多い。またJRの運賃規則において、ある区間内ではではどのように列車に乗っても最安となる運賃で計算する、といった規則があり、この場合に最安経路を求めるために、最短距離経路を求める必要がある。距離が同じ場合は所要時間を比較し、所要時間が短いほうを優先する。距離、所要時間共に同じ場合は、乗換回数が少ないものを優先する。
全て上位5経路を示している。なお本経路探索では、前記ランキングの数を200として実行している。
Claims (6)
- 出発駅から到着駅に至る探索条件に合致した経路情報を探索する経路探索システムであって、
出発駅,到着駅,出発駅から到着駅に至る所要時間,出発駅から到着駅に至る距離,これらを含むレコードに一意に割り振られたリンクIDとを格納するリンクテーブルと、
該リンクテーブルに格納したレコードを入力とし、該レコードを基にダイクストラ法を用いて出発駅から到達駅に至る最も探索条件に合致した最優秀経路情報及び該最優秀経路情報を算出する経緯で得た複数の通過経路情報を保持する経路探索部と、
該経路探索部が保持した通過経路情報から複数の生成経路情報を算出する経路生成部と、
該複数の生成経路情報を用いて遺伝的アルゴリズムによる通過経路情報の補正を行い、前記最優秀経路情報以外の経路から最優秀経路情報の代替経路を優秀な順に求める経路補正部とを備え、
前記経路探索部が、リンクテーブルに格納した複数レコードを基にダイクストラ法を用いて出発駅から到達駅に至る複数の通過経路情報の探索を行って最優秀経路情報の探索及び複数の通過経路情報の保持を行い、
前記経路生成部が、前記通過経路情報を基に複数の生成経路情報を算出し、
前記経路補正部が、前記算出した複数の生成経路情報を用いて遺伝的アルゴリズムによる通過経路情報の補正を行い、前記最優秀経路情報以外の経路から最優秀経路情報の代替経路を優秀な順に求めることを特徴とする経路探索システム。 - 前記リンクテーブルの到着駅が出発駅となっている対応レコードの接続リンクID,乗換え時間,接続の種別を示す接続情報,これらを含むレコードに一意に割り当てられたブリッジIDとを格納するブリッジテーブルを設けると共に、前記リンクテーブルの到着駅が出発駅となっている対応レコードに前記ブリッジIDを追加し、
前記経路探索部が、リンクテーブルの到着駅が出発駅となっている対応レコードを検索する場合、前記リンクテーブルのレコードに格納されているブリッジIDを読み込み、当該ブリッジIDを持つレコードをブリッジテーブルから検索し、該検索されたレコードに格納された接続リンクIDを読み込み、該接続リンクIDを含むレコードをリンクテーブルから検索することを特徴とする請求項1記載の経路探索システム。 - 出発駅から到着駅に至る探索条件に合致した経路情報を探索する経路探索システムの経路探索方法であって、
出発駅,到着駅,出発駅から到着駅に至る所要時間,出発駅から到着駅に至る距離,これらを含むレコードに一意に割り振られたリンクIDとを格納するリンクテーブルと、該リンクテーブルに格納したレコードを入力とし、該レコードを基にダイクストラ法を用いて出発駅から到達駅に至る最も探索条件に合致した最優秀経路情報及び該最優秀経路情報を算出する経緯で得た複数の通過経路情報を保持する経路探索部と、該経路探索部が保持した通過経路情報から複数の生成経路情報を算出する経路生成部と、該複数の生成経路情報を用いて遺伝的アルゴリズムによる通過経路情報の補正を行い、前記最優秀経路情報以外の経路から最優秀経路情報の代替経路を優秀な順に求める経路補正部とを設け、
前記経路探索部が、リンクテーブルに格納した複数レコードを基にダイクストラ法を用いて出発駅から到達駅に至る複数の通過経路情報の探索を行って最優秀経路情報の探索及び複数の通過経路情報の保持を行い、
前記経路生成部が、前記通過経路情報を基に複数の生成経路情報を算出し、
前記経路補正部が、前記算出した複数の生成経路情報を用いて遺伝的アルゴリズムによる通過経路情報の補正を行い、前記最優秀経路情報以外の経路から最優秀経路情報の代替経路を優秀な順に求めることを特徴とする経路探索システムの経路探索方法。 - 前記リンクテーブルの到着駅が出発駅となっている対応レコードの接続リンクID,乗換え時間,接続の種別を示す接続情報,これらを含むレコードに一意に割り当てられたブリッジIDとを格納するブリッジテーブルを設けると共に、前記リンクテーブルの到着駅が出発駅となっている対応レコードに前記ブリッジIDを追加し、
前記経路探索部が、リンクテーブルの到着駅が出発駅となっている対応レコードを検索する場合、前記リンクテーブルのレコードに格納されているブリッジIDを読み込み、当該ブリッジIDを持つレコードをブリッジテーブルから検索し、該検索されたレコードに格納された接続リンクIDを読み込み、該接続リンクIDを含むレコードをリンクテーブルから検索することを特徴とする請求項3記載の経路探索方法。 - 出発駅,到着駅,出発駅から到着駅に至る所要時間,出発駅から到着駅に至る距離,これらを含むレコードに一意に割り振られたリンクIDとを格納するリンクテーブルと、該リンクテーブルに格納したレコードを入力とし、該レコードを基にダイクストラ法を用いて出発駅から到達駅に至る最も探索条件に合致した最優秀経路情報及び該最優秀経路情報を算出する経緯で得た複数の通過経路情報を保持する経路探索部と、該経路探索部が保持した通過経路情報から複数の生成経路情報を算出する経路生成部と、該複数の生成経路情報を用いて遺伝的アルゴリズムによる通過経路情報の補正を行い、前記最優秀経路情報以外の経路から最優秀経路情報の代替経路を優秀な順に求める経路補正部と、前記各構成を制御するコンピュータとを備え、出発駅から到着駅に至る探索条件に合致した経路情報を探索する経路探索システムの経路探索プログラムであって、
前記コンピュータに、
前記経路探索部が、リンクテーブルに格納した複数レコードを基にダイクストラ法を用いて出発駅から到達駅に至る複数の通過経路情報の探索を行って最優秀経路情報の探索及び複数の通過経路情報の保持を行う機能と、
前記経路生成部が、前記通過経路情報を基に複数の生成経路情報を算出する機能と、
前記経路補正部が、前記算出した複数の生成経路情報を用いて遺伝的アルゴリズムによる通過経路情報の補正を行い、前記最優秀経路情報以外の経路から最優秀経路情報の代替経路を優秀な順に求める機能とを実現させることを特徴とする経路探索システムの経路探索プログラム。 - 前記リンクテーブルの到着駅が出発駅となっている対応レコードの接続リンクID,乗換え時間,接続の種別を示す接続情報,これらを含むレコードに一意に割り当てられたブリッジIDとを格納するブリッジテーブルを設けると共に、前記リンクテーブルの到着駅が出発駅となっている対応レコードに前記ブリッジIDを追加した請求項5記載の経路探索システムの経路探索プログラムであって、
前記コンピュータに、
前記経路探索部が、リンクテーブルの到着駅が出発駅となっている対応レコードを検索する場合、前記リンクテーブルのレコードに格納されているブリッジIDを読み込む機能と、当該ブリッジIDを持つレコードをブリッジテーブルから検索する機能と、該検索されたレコードに格納された接続リンクIDを読み込む機能と、該接続リンクIDを含むレコードをリンクテーブルから検索する機能とを実現することを特徴とする請求項5記載の経路探索プログラム。
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JP2005273132A JP4358806B2 (ja) | 2005-09-21 | 2005-09-21 | 経路探索方法および経路探索プログラムおよび経路探索システム |
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