JP4358775B2 - 体感音響装置用信号処理回路 - Google Patents
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Description
体感振動は椅子などの人体載置物を介して、触振動覚的に身体で受容されるため、20〜150Hzくらいを体感振動周波数帯域としている。これは周波数が高くなると、音として聴覚で聴き取ることはできるが、触振動覚としての振動感は感度が低下し、振動を感じ取ることが出来なくなる「ヒトの感覚特性」に合わせたものである。逆に、周波数が低くなり、100Hz以下になると、音としては感度が低下し聴き取り難くなるのに対し、振動感覚は周波数が低くなると感度が高まる。50Hz以下の正弦波を音として聴き取れる人は少なくなるが、振動としては、ほとんどの人が非常に良く感じ取ることが出来る。
爆発音、エンジン音、衝突音など、衝撃感や振動感を伴うようなドキュメンタリー音の臨場感、リアリティの再現など、音の印象を深め、音と体感振動とのつながりを良くするのに重要な周波数帯域が、50〜150Hzである。
5.1chのLFE信号のみでは、この帯域が不足し、音と体感振動とのつながりが悪くなり、臨場感のリアリティが欠如することになる(後述の課題3参照)。
帯域を20〜50Hzまで広げることによって、重低音感の増強、振動感や衝撃感を伴うドキュメンタリー音などの、迫真の臨場感の再現などの効果を、より一層深めることができる。20〜50Hzは重要な帯域である。
20〜50Hzの帯域は、心地良いと感じる生理的快感をもたらし、陶酔感を深め、リラクセーションを高める効果などがある。
a.150Hz以上の周波数帯域
(1)項で述べた「ヒトの感覚特性」のため、椅子などの人体載置物に150Hz以上の周波数の信号を入力すると、人体載置物からの発音(音の放射)は増大し、不要な音の放射によって再生音を汚すなどの好ましくない効果が現れる一方、振動感はあまり得られないし、得られる振動感も「心地よい」ものではなくなる。体感音響装置の重要な効果であるリラクセーション効果などには寄与しない。
b.10Hz以下の周波数帯域
特に3〜6Hzには、低周波公害などで人体に生理的悪影響を及ぼすとされる周波数帯域が含まれる。
5.1chサラウンドシステムの左信号L、右信号R、左サラウンド信号Ls、右サラウンド信号Rs及び低周波音効果信号LFEを入力とし、複数の前記信号を混合する混合回路と、
前記混合回路の出力を処理する信号処理回路と、
前記信号処理回路の出力を増幅する増幅器と、
前記混合回路と前記信号処理回路の間に設けられ、制御信号端に加えられた信号に基づき前記混合回路から前記信号処理回路への信号の伝達を制御するアナログゲート回路と、
前記低周波音効果信号LFEを直流に変換する交流−直流変換回路とを備え、
前記アナログゲート回路は、前記制御信号端とともに入力端及び出力端を備え、前記制御信号端に信号が加えられなければオフになり、前記入力端の信号が出力端には出力されないものであり、
前記交流−直流変換回路の出力端は前記アナログゲート回路の制御信号端に接続されていることを特徴とするものである。
この発明に係る体感音響装置用信号処理回路は、5.1chサラウンドシステムの信号以外の信号を必要としない。
5.1chサラウンドシステムの左信号L、中央信号C、右信号R、左サラウンド信号Ls、右サラウンド信号Rs及び低周波音効果信号LFEを入力とし、複数の前記信号のレベルをそれぞれ調整する複数のレベル調整器と、
前記複数のレベル調整器の出力を混合する混合回路と、
前記混合回路の出力を処理する信号処理回路と、
前記信号処理回路の出力を増幅する増幅器と、
前記混合回路と前記信号処理回路の間に設けられ、制御信号端に加えられた信号に基づき前記混合回路から前記信号処理回路への信号の伝達を制御するアナログゲート回路と、
前記低周波音効果信号LFEを直流に変換する交流−直流変換回路とを備え、
前記アナログゲート回路は、前記制御信号端とともに入力端及び出力端を備え、前記制御信号端に信号が加えられなければオフになり、前記入力端の信号が出力端には出力されないものであり、
前記交流−直流変換回路の入力端は前記低周波音効果信号LFEのレベル調整器の入力端に接続され、その出力端は前記アナログゲートの制御信号端に接続されていることを特徴とするものである。
この発明に係る体感音響装置用信号処理回路は、5.1chサラウンドシステムの信号以外の信号を必要としない。
本発明の実施の形態1に係る装置について図面を参照して説明を加える。
3は混合回路2の出力から体感音響装置用の振動信号を取り出す信号処理回路である。信号処理回路3はローパスフィルタやレベル圧縮回路などを含む。
4は信号処理回路3の出力を増幅する増幅器である。
5は出力端である。出力端5は図示しない電気−機械振動変換器に接続され、当該電気−機械振動変換器でこれが取り付けられた椅子などの人体載置物を振動駆動する。
5.1chサラウンドシステムのC(センター)信号にはドラマの台詞などの人声が主となるので、Cを除いたL R Ls Rs LFEの5つの信号を入力信号として混合回路2で混合する。その混合出力をアナログゲート回路7の入力端子inに入力する。アナログゲート回路7は制御信号に基づき混合回路2から信号処理回路3への信号の伝達を制御するものであり、制御端子cに制御信号がなければオフになり、入力信号は出力端outには出力されない。
本発明の実施の形態2に係る装置について図面を参照して説明を加える。
2 混合回路(MIX)
3 信号処理回路
4 増幅器
5 出力端
6 交流−直流(AC−DC)変換器
7 アナログゲート(AG)回路
8 レベル調整器
C アナログゲート回路の制御信号端
in アナログゲート回路の入力端
out アナログゲート回路の出力端
Claims (3)
- 5.1chサラウンドシステムの左信号L、右信号R、左サラウンド信号Ls、右サラウンド信号Rs及び低周波音効果信号LFEを入力とし、複数の前記信号を混合する混合回路と、
前記混合回路の出力を処理する信号処理回路と、
前記信号処理回路の出力を増幅する増幅器と、
前記混合回路と前記信号処理回路の間に設けられ、制御信号端に加えられた信号に基づき前記混合回路から前記信号処理回路への信号の伝達を制御するアナログゲート回路と、
前記低周波音効果信号LFEを直流に変換する交流−直流変換回路とを備え、
前記アナログゲート回路は、前記制御信号端とともに入力端及び出力端を備え、前記制御信号端に信号が加えられなければオフになり、前記入力端の信号が出力端には出力されないものであり、
前記交流−直流変換回路の出力端は前記アナログゲート回路の制御信号端に接続されており、
5.1chサラウンドシステムの信号以外の信号を必要としない体感音響装置用信号処理回路。 - 5.1chサラウンドシステムの左信号L、中央信号C、右信号R、左サラウンド信号Ls、右サラウンド信号Rs及び低周波音効果信号LFEを入力とし、複数の前記信号のレベルをそれぞれ調整する複数のレベル調整器と、
前記複数のレベル調整器の出力を混合する混合回路と、
前記混合回路の出力を処理する信号処理回路と、
前記信号処理回路の出力を増幅する増幅器と、
前記混合回路と前記信号処理回路の間に設けられ、制御信号端に加えられた信号に基づき前記混合回路から前記信号処理回路への信号の伝達を制御するアナログゲート回路と、
前記低周波音効果信号LFEを直流に変換する交流−直流変換回路とを備え、
前記アナログゲート回路は、前記制御信号端とともに入力端及び出力端を備え、前記制御信号端に信号が加えられなければオフになり、前記入力端の信号が出力端には出力されないものであり、
前記交流−直流変換回路の入力端は前記低周波音効果信号LFEのレベル調整器の入力端に接続され、その出力端は前記アナログゲートの制御信号端に接続されており、
5.1chサラウンドシステムの信号以外の信号を必要としない体感音響装置用信号処理回路。 - 前記アナログゲート回路は、前記交流−直流変換回路の出力レベルの増加に対応して前記混合回路から前記信号処理回路へ信号を伝達することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の体感音響装置用信号処理回路。
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