JP4358451B2 - 巻取紙の表層処理方法及びその装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、段ボール原紙等の、円筒状に巻回された巻取紙の表層紙数枚もしくは該表層紙と固縛用の固定バンドを切断し、これらの表層部を系外に排出するとともに、前記表層部除去後の巻取紙に紙継ぎ前の処理を施す巻取紙の表層処理方法及びその装置に関する。
【従来の技術】
【0002】
段ボール工場においては、円筒状に巻回され巻き終端部をテープで止めた形態の巻取紙もしくはこれに加えて両端側外周をポリプロピレン樹脂製バンド(以下固定バンドという)にて固縛した形態の巻取紙を、コルゲートマシン(段ボール製造機)に付設されたミルロールスタンドに装着した状態にて、カッタ装置により表層の数枚の表層紙もしくは該表層紙と固定バンドからなる表層部を切断、除去するとともに、表面の傷の有無を検査し、不良部分を除去するという表層処理を施した後に、該表層処理後の新原紙を紙継ぎ装置にセットしている。
【0003】
前記巻取紙において、従来、カッタ装置を用いて前記表層部の切断、除去するにあたっては、該カッタ装置によって切断された表層紙はオペレータが人力によってスクレーパバケット等に排出している。
また他の分野において、例えば、特開平8−231089号に示された手段がある。かかる手段は輪転機における巻取紙の表層紙切断方法であって、カッタ移動装置により巻取紙の軸方向に移動せしめられて表層紙を切断するカッタ装置を巻取紙の軸心に直角方向に移動させるエアシリンダ、前記カッタ装置を構成するカッタ(ナイフ)、該カッタの下部に沿うように設けられたヘラ、カッタ装置に取り付けられて該カッタ及びヘラを巻取紙の長手方向に往復動させるエアシリンダ、巻取紙の表層部を吸着する吸着パッド、該吸着パッドを巻取紙の軸心に直角方向に往復移動させるエアシリンダ等を備え、該エアシリンダによって作動する吸着パッドの吸引により巻取紙の表層部と中層部との間に形成された隙間に、エアシリンダを作動させて前記ヘラを挿入しカッタで前記表層部を切断、除去するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように、従来は、巻取紙の表層処理をコルゲートマシンに付設されたミルロールスタンドに装着した状態にて、主としてオペレータが人力によって行っている。
然るにかかる表層処理において、カッタ装置を用いて表層紙を切断、除去するにあたっては、前記特開平8−231089号に示された輪転機における表層紙切断手段と同様な手段を用いることが考えられる。
しかしながら、かかる手段にあっては、カッタ装置を用いて表層紙を切断、除去するにあたっては、エアシリンダによって作動する吸着パッドの吸引により、巻取紙の切断、除去しようとする表層部を吸着して中層部から持ち上げて表層部と中層部の間に隙間を形成し、この隙間にエアシリンダを作動させてヘラを挿入しつつカッタで前記表層部を切断、除去しているため、吸着パッド部における空気漏れや吸着パッドにおける吸着部の形状不良等により、吸着パッドと表層部表面との間の吸着力が低下して、表層部と中層部の間にカッタ及びヘラが挿入可能な所要の隙間が形成されず、これにより前記表層部の切断、除去が確実になされないという不具合の発生をみる。
【0005】
殊に、段ボール原紙としての巻取紙1は、図6に示されるように、円筒状に巻回されて外周部の両端側を硬質のポリプロピレン樹脂からなる固定バンド1cにより固縛した構造となっているものがあるため、かかる固定バンド固縛構造の巻取紙1は、前記のような吸着パッドによる吸着のみでは前記表層部1a及び固定バンド1cの内側にカッタ及びヘラが挿入可能な隙間を形成するのは不可能となる。
このため、かかる固定バンド固縛構造の巻取紙1における表層部を切断するにあたっては、表層部1a及び固定バンド1cを同時に切断することができず、固定バンド1cを持ち上げて隙間形成を容易にするための隙間形成手段を別個に設けるか、あるいは、前記固定バンド1cをその外周側から先に切断してこれを除去し、次いで前記のような吸着パッドを用いて切断、除去するという、2工程の切断、除去工程となる。このため、かかる手段にあっては、隙間形成のため装置が複雑かつ高コストとなり、あるいは前記2工程の切断、除去工程となることにより表層処理の作業工数が増大し、作業能率が低下する。
【0006】
また、かかる手段にあっては、吸着パッドと表層部表面との間の吸着力低下により所要の隙間が形成されないままカッタによる切断がなされると、該カッタが巻取紙1の中層部に食い込み該巻取紙に傷をつけ、その品質が低下し、不良品の発生をみる。
等の問題点を有している。
【0007】
本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、カッタ装置により巻取紙の表層紙を切断、除去するにあたり、表層部と中層部の間に所要の隙間を確実に形成することにより、固定バンド固縛構造の巻取紙であっても表層部及び固定バンドを同時に切断可能として、表層処理の作業能率を向上するとともに、カッタによる切断時に該カッタの食い込み等による巻取紙表面の傷の発生を防止して、巻取紙の品質を安定的に保持できる巻取紙の表層処理方法および装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる課題を解決するため、請求項1記載の発明として、円筒状に巻回された巻取紙の表層紙数枚もしくは該表層紙と固縛用の固定バンドとをカッタ装置にて切断し、該表層紙もしくは該表層紙と固定バンドを系外に排出する巻取紙の表層部処理方法において、
少なくとも前記表層紙の外周を、1対のローラにより円周方向2箇所から半径方向に押圧し、その押圧状態を保持しつつローラを回転させることによって円周方向に挟み付けるように押圧して、巻取紙の表層部内周面と中層部外周面との間に隙間を形成し、該隙間に前記カッタ装置のヘラを挿入してカッタにより前記表層紙もしくは該表層紙と固定バンドを同時に切断するように構成し、前記表層紙を押圧する押圧手段として前記巻取紙の表層部を所定圧力で加圧する前記1対のローラを用い、前記巻取紙の表層部より内径側に設けられた第1の流体圧シリンダを用いて該ローラを押圧することにより前記表層紙を円周方向2箇所から半径方向に押圧し、その押圧状態を保持しつつ両ローラを、前記巻取紙の表層部より内径側に設けられた1対の第2の流体圧シリンダを用いて両ローラの中央部側に向かって回転させることによって前記表層紙を円周方向に挟み付けて前記隙間を形成することを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1において、前記1対のローラを、流体圧シリンダを用いて押圧および回転させることを特徴とする。
【0010】
請求項3ないし4記載の発明は、請求項1ないし2の発明を実施する装置の発明に係り、請求項3の発明は、円筒状に巻回された巻取紙の表層紙数枚もしくは該表層紙と固縛用の固定バンドを切断するカッタ装置と、該カッタ装置により切断された前記表層紙もしくは該表層紙と固定バンドを系外に排出する手段とを備えた巻取紙の表層処理装置において、
少なくとも前記表層紙の外周を円周方向2箇所から円周方向に挟み付けるように押圧して巻取紙の表層部内周面と中層部外周面との間に隙間を形成する1対のローラと、前記巻取紙の表層部より内径側に設けられ前記1対のローラに前記巻取紙の半径方向力を付与する第1の流体圧シリンダと、前記巻取紙の表層部より内径側に設けられ円周方向2箇所から前記1対のローラの回転によって円周方向に挟み付ける円周方向力を付与する1対の第2の流体圧シリンダとからなる押圧手段駆動装置とを備え、前記隙間に前記カッタ装置のヘラを挿入してカッタにより前記表層紙もしくは該表層紙と固定バンドを同時に切断可能に構成したことを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項3において、前記押圧手段駆動装置は、前記1対のローラに巻取紙の半径方向力を付与して該ローラを少なくとも前記表層紙の外周面に押し付ける第1の流体圧シリンダと、該第1の流体圧シリンダにより押圧された前記1対のローラを回転させて円周方向2箇所から円周方向に挟み付けるように押圧する第2の流体圧シリンダとを備えてなることを特徴とする。
【0012】
かかる発明によれば、押圧手段としての一対のローラを、押圧手段駆動装置を構成する請求項4記載の流体圧シリンダの一方側による巻取紙の中心方向に向かう半径方向力、及び該流体圧シリンダの他方側による円周方向力によって、巻取紙の表層部及び固定バンドの表面に押し付けながら、該一対のローラ間の中央部側に引き寄せることにより、該表層部及び固定バンドは強力な力で以ってその中央部即ちカッタの切り込み側が盛り上がり、該表層部の内周面と中層部との間に、所要の大きさの隙間を確実に形成できる。
従って、かかる隙間にカッタ装置のヘラを挿入するとともにカッタを巻取紙の軸方向に移動させることにより、前記表層部及び両端側の固定バンドを同時に切断し、除去することができる。
【0013】
従ってかかる発明によれば、前記押圧手段により巻取紙の表層部の内周面と中層部との間に所要の大きさの隙間を確実に形成できて、該表層部及び両端側の固定バンドを同時に切断し、除去することができることとなり、従来のように、吸着パッドと表層部表面との間の吸着力の低下等により該表層部と中層部との間にカッタ及びヘラが挿入可能な所要の隙間が形成されず、該表層部及び固定バンドの切断、除去が確実になされない事態、あるいは巻取紙中層部へのカッタの食い込みにより巻取紙に傷の発生を見るという事態の発生を防止でき、巻取紙の品質を安定化できる。
【0014】
さらにかかる発明によれば、従来のように、硬質の固定バンドを持ち上げて隙間形成を容易にするための隙間形成手段を別個に設け、あるいは該固定バンドをその外周側から先に切断してこれを除去し、次いで表層部を切断、除去するという2工程の切断、除去工程とすることが不要となり、表層処理の作業工数が低減され作業能率が向上する。また、前記のような隙間形成のための装置の複雑化、高コスト化が回避される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
【0016】
図1の(A)は本発明の実施例に係る段ボール原紙用巻取紙の表層処理装置におけるしごき装置部の要部側面構成図(図2のZ部詳細図)、(B)は(A)のX矢視図である。図2は前記巻取紙表層処理装置の側面構成図である。図3はカッタ装置の要部正面図である。図4の(A)は受ロール駆動部近傍の要部を示す構造図、(B)は(A)のY矢視図である。図5は本発明が適用される段ボール原紙表層処理装置の外観斜視図、図6は段ボール原紙用巻取紙の外観斜視図である。
【0017】
本発明が適用される段ボール原紙表層処理装置を示す図5において、1は後述するように円筒状に巻回された巻取紙(段ボール原紙)、50は該巻取紙を導入するための導入テーブル装置、100は該導入テーブル装置50から巻取紙1を受け入れて所定の表層処理作業中これを支持し該表層処理作業後に送出テーブル装置60に送出する受ロール装置、200は前記受ロール装置100上に支持された巻取紙1の表層紙、固定バンド等を切断するカッタ装置、500は該カッタ装置200を前記巻取紙1の長手方向に移動させるカッタ移動装置、400は表層処理後の巻取紙1の表層紙を巻き取り排出する巻取りコンベア装置、300はプッシャ装置、600は前記巻取紙1の外周を押圧する押えローラである。
【0018】
前記巻取紙1の詳細を示す図6において、該巻取紙1は円筒状に巻回されて、巻き終り端部を複数のテープ1dにて固定し、さらに外周部の両端側をポリプロピレン樹脂からなる固定バンド1cにより固縛している。1bは中層部、1aは後述するような表層処理が施される表層部である。
尚、本発明が適用される巻取紙1の形態は、前記固定バンド1cにより固縛せずに、巻き終り端部を複数のテープ1dにて固定するのみの形態のものも含まれる。
【0019】
本発明は、前記カッタ装置200及び後述するようなしごき装置70を用いた表層処理方法、並びに、該しごき装置70及びこれの関連装置に係るものである。
即ち本発明の実施例の全体構成を示す図2において、1は巻取紙、50は該巻取紙1を導入するための導入テーブル装置、100は該導入テーブル装置50から巻取紙1を受け入れて表層処理時に所定の状態に支持する受ロール装置、60は表層処理後の巻取紙1を送出する送出テーブル装置である。また、80はテープ貼り装置であり、本体フレーム101にピン82により揺動可能に支持されたアーム81の端部に取り付けられている。
70は前記受ロール装置100上に載置された巻取紙1の上方位置に配設され,上下方向及び長手方向に位置を調整する位置調整駆動装置を具備したしごき装置である。
【0020】
前記しごき装置70は、前記カッタ装置200と共に設けられて巻取紙1の表層部切断用の隙間を安定的に形成せしめるもので、その詳細を示す図1において、
070は該しごき装置70を装着しているフレームで、後述するエアシリンダ73により上下動可能に設けられている。そして、図示しない駆動装置により、前記巻取紙1の外径及び幅に従い該フレーム070を介して前記しごき装置70を上下及び長手方向に移動せしめるようになっている。
【0021】
72a及び72bは、前記フレーム070上部両側に回転可能に軸支された支持軸、71a及び71bは根元部を前記支持軸72a及び72bに固定されたアームである。79a及び79bは前記支持軸72a及び72bの、前記フレーム070を隔てて、前記アーム71a及び71bとは反対側に固定されたローラである。該アーム71a及び71bの自由端部にはピン76a及び76bを介してエアシリンダ74a及び74bが取り付けられている。
【0022】
前記エアシリンダ74a及び74bは、前記ローラ79a及び79bに後述するような円周方向力(しごき力)を付与するため、対をなして設けられ、。該エアシリンダ74a及び74bはシリンダ側をピン75を介して連結され、ロッド側を前記のようにピン76a及び76bを介してアーム71a及び71bに連結され、巻取紙1の表層部より内径側に設けられている
【0023】
73はシリンダ側を上下方向に位置調整可能なフレーム201に取り付けられ、ロッド側をリンク071を介して前記フレーム070に取り付けられた加圧用のエアシリンダであり、巻取紙1の表層部より内径側に設けられている。該エアシリンダ73を伸縮させることにより前記フレーム070を上下させ、前記支持軸72a及び72bを介して前記ローラ79a及び79bを上下させて巻取紙1の表層部を所定圧力で加圧するようになっている。また前述のように、前記しごき装置70の巻取紙1のサイズに合わせた高さ方向及び幅方向の調整は、図示しない駆動装置によって行う。
【0024】
また、図2において、前記導入テーブル装置50は次のように構成されている。
54は本体フレーム101に固定されたブラケット、51は前記巻取紙1を載置可能な幅(図5参照)を有する板状のテーブルで、該テーブル51はその根元部を前記ブラケット54の上部に支持軸53を介して該支持軸53廻りに回動可能にされた片持はり状に構成されている。該片持はり状のテーブル51は前記受ロール装置100側が上下動する自由端となっている。
52はエアシリンダで、上端部が前記テーブル51の中間部にピン結合され、下端部が前記フレーム101にピン結合されて、該エアシリンダ52を伸縮することにより、前記テーブル51が支持軸53廻りに回動されるようになっている。
【0025】
また、前記受ロール装置100は次のように構成されている。
11a及び11bは前記巻取紙1を下側から支持する対をなす受ロールで、図5に示されるように前記巻取紙1を長手方向に載置可能な幅を有し、前記巻取紙1の搬送方向に対をなして設けられている。
19は詳細を後述するモータ支持部材、12は連結部材である。該モータ支持部材19は、図4に示すように、本体側のフレーム101に固定されたリンク19bにピン19aを介して揺動可能に支持され、これの自由端には該受ロールの一方11a及び前記連結部材12の一端側が該受ロール11aの支持軸であるピン17aを介して回転可能に支持されている。また前記連結部材12の他端側には前記受ロールの他方11bがピン17bを介して回転可能に支持されている。
【0026】
13は導入側のエアシリンダで、上端部が後述するモータ支持部材19の下部に固定されたリンク18aにピン結合され、下端部が前記フレーム101に固定されたブラケット25にピン結合されている。
14は送出側のエアシリンダで、前記導入側のエアシリンダ13と搬送方向に略対称に配置されており、上端部が前記連結部材12の下部に固定されたリンク18bにピン結合され、下端部が前記フレーム101に固定されたブラケット26にピン結合されている。
そして、前記送出側のエアシリンダ14を縮み側にて静止させ、導入側のエアシリンダ13を伸縮させると、導入側の受ロール11aがモータ支持部材19のピン19aを支点として該モータ支持部材19の揺動とともに上下動し、また前記導入側のエアシリンダ13を縮み側にて静止させ、送出側のエアシリンダ14を伸縮させると、送出側の受ロール11bが前記受ロール11aの支持軸であるピン17aを支点として該連結部材12の揺動とともに上下動するようになっている。
【0027】
19はモータ支持部材で、図4(A)、(B)に示すように、該モータ支持部材19に固着されたブラケット23にはギヤードモータからなるモータ22が固定されている。17aは前記受ロール11aの端部に突設された支持軸を構成するピン、012は該ピン17a支持用の軸受である。
21は前記受ロール11aのピン17aに固定されたスプロケット、15は前記モータ22の出力軸に固定されたスプロケット、16は前記各スプロケット21、15間に架けられたチェーンで、前記モータ22の回転がスプロケット15、チェーン16及びスプロケット21を経て受ロール11aに伝達され、該受ロール11aが回転するようになっている。
【0028】
また、前記送出テーブル装置60は次のように構成されている。
64はフレーム101に固定されたブラケット、61は前記巻取紙1を載置可能な幅(図5参照)を有する板状のテーブルで、該テーブル61はその根元部を前記ブラケット64の上部に支持軸63を介して該支持軸63廻りに回動可能にされた片持はり状に構成されている。該片持はり状のテーブル61は前記受ロール装置100側が上下動する自由端となっている。
62はエアシリンダで、上端部が前記テーブル61の中間部にピン結合され、下端部が前記フレーム101にピン結合されて、該エアシリンダ62を伸縮することにより、前記テーブル61が支持軸63廻りに回動されるようになっている。
【0029】
図3において、200はカッタ装置で次のように構成されている。
500は該カッタ装置200全体を巻取紙1の軸方向に移動させるカッタ移動装置である。かかるカッタ装置200において、31はカッタで前記カッタ移動装置500にモータ31aに連結される軸031を介して回転自在に取り付けられ、図のY矢のように回転することにより後述するヘラ32との共働により前記巻取紙1の表層部1a(図6参照)を切断するようになっている。32は該カッタ31の外周下部に沿うように設けられたヘラである。
【0030】
036は前記巻取紙1の表層部1aを押圧するローラ、34は該ローラ036を位置決めするためのエアシリンダ、034aは該エアシリンダ34のピストン端部に取り付けられたくさびで、前記エアシリンダ34により該くさび034aを図のZ矢のように往復動可能となっている。
034bは調整用くさび、034cは該調整用くさび034bの調整ねじで、該調整ねじ034cを進退させて調整用くさび034bの出代を変化させることにより前記ローラ036とヘラ32との間隙tを調整し、前記エアシリンダ34により位置決め(ロック)するようになっている。
【0031】
かかる構成からなる巻取紙の表層処理装置において、巻取紙表層処理時には前記導入テーブル装置50のエアシリンダ52を縮小して、図2の実線に示すようにテーブル51の板面をやや受ロール装置100側に傾斜しておき、巻取紙1が前記導入テーブル装置50に送られてくると、前記受ロール装置100の導入側のエアシリンダ13を縮小し送出側のエアシリンダ14を伸長して該受ロール装置100の2つの受ロール11a及び11bを導入側に傾斜させて巻取紙1を2つの受ロール11a及び11bの外周面にて受け止める。
次いで、前記エアシリンダ14を縮小して前記2つの受ロール11a及び11bを水平にし、前記巻取紙1を水平にされた2つの受ロール11a及び11b上に安定して載置し、該巻取紙1の表層処理が可能な状態とする。
【0032】
表層処理時には、先ず図示しない駆動装置を作動させて、前記しごき装置70を上下動するエアシリンダ73を支持するフレーム201を巻取紙1の外径、幅に適合した位置に移動させる。
次いで, エアシリンダ73によりフレーム070を上下動し、しごき装置70のローラ79a及び79bで巻取紙1の外面を押圧する。次いで前記エアシリンダ74a及び74bを図1のg矢のように縮小させて前記アーム71a及び71bを介してローラ79a及び79bを図1のh矢のように回転させる。
【0033】
これにより、前記のように、エアシリンダ73によりローラ79a及び79bを前記巻取紙1の表層部1a及び固定バンド1cの表面に強力に押し付けた状態で以って、前記エアシリンダ74a及び74bを縮小させて前記1対のローラ79a及び79bを中央部側に向かって回転させることにより、前記1対のローラ79a及び79bは表層部1a及び固定バンド1cの表面に押し付けられながら該ローラ79a及び79bの円周方向力によって中央部に引き寄せられることとなって、中央部が盛り上がり、図1に示すように該表層部1aの内周面と中層部1bとの間に隙間77が形成される。
【0034】
巻取紙1中央部を押えローラ600(図5参照)で押さえた状態にて、前記のようにして形成された前記隙間77に、カッタ移動装置500により前記カッタ装置200を作動させて前記ヘラ32を挿入し、モータ31aによりカッタ31を回転させながら巻取紙1の軸方向に移動させて表層部1a及び両端側の固定バンド1cを同時に切断し、除去する。
【0035】
前記のようにして表層部1aを切断、除去した巻取紙1を回転させるにあたっては、ギヤードモータからなるモータ22を回転させると該モータ22の回転がスプロケット15、チェーン16及びスプロケット21及び軸17aを経て受ロール11aに伝達され、該受ロール11aが回転し、該受ロール11a、11bに載置されているの巻取紙1が所要の位置まで回転せしめられる。
【0036】
そして、かかる切断後は、前記押えローラ600にて巻取紙1の中層部1b外周面に押さえ付けられている表層部1aは、前記巻取りコンベア装置400で巻取り、押さえの無い固定バンド1cは下方に落下して排出される。
また、前記のようにして表層処理がなされた巻取紙1は、前記テープ貼り装置80によって表層紙終端部にテープが貼られ、紙継ぎ前の処理が完了し、保管庫等へ送られる。
【0037】
かかる実施例によれば、押圧手段としての一対のローラ79a及び79bを、押圧手段駆動装置を構成する流体圧シリンダの一方側であるエアシリンダ73により巻取紙1の中心方向に向かう半径方向力、及び該押圧手段駆動装置の他方側である一対のエアシリンダ74a及び74bによる円周方向力によって、巻取紙1の表層部1a及び固定バンド1cの表面に押し付けながら、該ローラ79aと79bとの間の中央部側に引き寄せることにより、該表層部1a及び固定バンド1cはその中央部即ちカッタ31の切り込み側が盛り上がり、該表層部1aの内周面と中層部1bとの間に、所要の大きさの隙間77を確実に形成できる。
従って、かかる隙間77にヘラ32を挿入し、同時にカッタ31を巻取紙1の軸方向に移動させることにより、表層部1a及び両端側の固定バンド1cを同時に切断し、除去することができる。
【0038】
従ってかかる実施例によれば、前記しごき装置70により巻取紙1の表層部1aの内周面と中層部1bとの間に、所要の大きさの隙間77を確実に形成できて、該表層部1a及び両端側の固定バンド1cを同時に切断し、除去することができるので、従来技術のように、吸着パッドと表層部表面との間の吸着力の低下等により、該表層部1aと中層部1bとの間にカッタ31及びヘラ32が挿入可能な所要の隙間が形成されず、該表層部1a及び固定バンド1cの切断、除去が確実になされない、という不具合の発生を防止でき、巻取紙1の品質を安定化できる。
【0039】
さらにかかる実施例によれば、従来技術のように、硬質の固定バンド1cを持ち上げて隙間形成を容易にするための隙間形成手段を別個に設け、あるいは、固定バンド1cをその外周側から先に切断してこれを除去し、次いで表層部1aを切断、除去するという2工程の切断、除去工程とすることが不要となり、表層処理の作業工数が低減され、作業能率が向上する。また、前記のような隙間形成のための装置の複雑化、高コスト化が回避される。
【0040】
【発明の効果】
以上記載のごとく、本発明によれば、一対のローラ等からなる押圧手段を、押圧手段駆動装置により巻取紙の中心方向に向かう半径方向力及び円周方向力によって、巻取紙の表層部及び固定バンドの表面に押し付けながら、該押圧手段間の中央部側に引き寄せることにより、該表層部及び固定バンドはその中央部即ちカッタの切り込み側が盛り上がり、該表層部の内周面と中層部との間に、所要の大きさの隙間を確実に形成できる。
これにより、前記固定バンドが硬質材料であっても、かかる隙間にカッタ装置のヘラを挿入してカッタを移動させることにより、前記表層部とともに両端側の固定バンドを同時に切断し、除去することができる。
【0041】
従って本発明によれば、前記押圧手段により巻取紙の表層部の内周面と中層部との間に所要の大きさの隙間を確実に形成できて、該表層部及び両端側の固定バンドを同時に切断し、除去することができるので、従来、主としてオペレータが人力によって行っていた表層処理作業の自動化が可能となって作業能率が向上するとともに、作業安全性も向上する。
また本発明によれば、従来、他の分野で提供されていた技術のように、吸着パッドと表層部表面との間の吸着力の低下等により該表層部と中層部との間に所要の隙間が形成されず、該表層部及び固定バンドの切断、除去が確実になされず、あるいは巻取紙の中層部へのカッタの食い込みにより巻取紙に傷の発生を見る、という不具合の発生を防止でき、巻取紙の品質が安定化できる。
【0042】
さらに本発明によれば、従来、他の分野で提供されていた技術のように、硬質の固定バンドを持ち上げて隙間形成を容易にするための隙間形成手段を別個に設け、あるいは、該固定バンドをその外周側から先に切断してこれを除去し、次いで表層部を切断、除去するという2工程の切断、除去工程とすることが不要となり、表層処理の作業工数が低減され、作業能率が向上する。また、前記のような隙間形成のための装置の複雑化、高コスト化が回避される。
【0043】
要するに、本発明によれば、カッタ装置により巻取紙の表層紙を切断、除去するにあたり、表層部と中層部の間に所要の隙間を確実に形成することができて、固定バンド固縛の巻取紙であっても表層部及び固定バンドを同時に切断することが可能となると同時に、ヘラによって長手方向の隙間を押し開けながらカッタによる切断が可能となり、表層処理の作業能率が向上するとともに、カッタによる切断時に該カッタの食い込みによる巻取紙表面の傷の発生が防止され、品質の安定した巻取紙を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は本発明の実施例に係る段ボール原紙用巻取紙の表層処理装置におけるしごき装置部の要部側面構成図(図2のZ部詳細図)、(B)は(A)のX矢視図である。
【図2】 前記巻取紙表層処理装置の側面構成図である。
【図3】 カッタ装置の要部正面図である。
【図4】 図4の(A)は受ロール駆動部近傍の要部を示す構造図、(B)は(A)のY矢視図である。
【図5】 本発明が適用される段ボール原紙表層処理装置の外観斜視図である。
【図6】 段ボール原紙用巻取紙の外観斜視図である。
【符号の説明】
1 巻取紙
11a、11b 受ロール
12 連結部材
13、14 エアシリンダ
19 モータ支持部材
22 モータ
31 カッタ
32 ヘラ
50 導入テーブル装置
60 送出テーブル装置
70 しごき装置
71a、71b アーム
72a、72b 支持軸
73、74a、74b エアシリンダ
75 ピン
77 隙間
79a、79b ローラ
100 受ロール装置
101 フレーム
200 カッタ装置
300 プッシャ装置
400 巻取りコンベア装置
500 カッタ移動装置

Claims (4)

  1. 円筒状に巻回された巻取紙の表層紙数枚もしくは該表層紙と固縛用の固定バンドとをカッタ装置にて切断し、該表層紙もしくは該表層紙と固定バンドを系外に排出する巻取紙の表層部処理方法において、
    少なくとも前記表層紙の外周を、1対のローラにより円周方向2箇所から半径方向に押圧し、その押圧状態を保持しつつローラを回転させることによって円周方向に挟み付けるように押圧して、巻取紙の表層部内周面と中層部外周面との間に隙間を形成し、該隙間に前記カッタ装置のヘラを挿入してカッタにより前記表層紙もしくは該表層紙と固定バンドを同時に切断するように構成し、前記表層紙を押圧する押圧手段として前記巻取紙の表層部を所定圧力で加圧する前記1対のローラを用い、前記巻取紙の表層部より内径側に設けられた第1の流体圧シリンダを用いて該ローラを押圧することにより前記表層紙を円周方向2箇所から半径方向に押圧し、その押圧状態を保持しつつ両ローラを、前記巻取紙の表層部より内径側に設けられた1対の第2の流体圧シリンダを用いて両ローラの中央部側に向かって回転させることによって前記表層紙を円周方向に挟み付けて前記隙間を形成することを特徴とする巻取紙の表層処理方法。
  2. 前記1対のローラを、流体圧シリンダを用いて押圧および回転させることを特徴とする請求項1記載の巻取紙の表層処理方法。
  3. 円筒状に巻回された巻取紙の表層紙数枚もしくは該表層紙と固縛用の固定バンドを切断するカッタ装置と、該カッタ装置により切断された前記表層紙もしくは該表層紙と固定バンドを系外に排出する手段とを備えた巻取紙の表層処理装置において、
    少なくとも前記表層紙の外周を円周方向2箇所から円周方向に挟み付けるように押圧して巻取紙の表層部内周面と中層部外周面との間に隙間を形成する1対のローラと、前記巻取紙の表層部より内径側に設けられ前記1対のローラに前記巻取紙の半径方向力を付与する第1の流体圧シリンダと、前記巻取紙の表層部より内径側に設けられ円周方向2箇所から前記1対のローラの回転によって円周方向に挟み付ける円周方向力を付与する1対の第2の流体圧シリンダとからなる押圧手段駆動装置とを備え、前記隙間に前記カッタ装置のヘラを挿入してカッタにより前記表層紙もしくは該表層紙と固定バンドを同時に切断可能に構成したことを特徴とする巻取紙の表層処理装置。
  4. 前記押圧手段駆動装置は、前記1対のローラに巻取紙の半径方向力を付与して該ローラを少なくとも前記表層紙の外周面に押し付ける第1の流体圧シリンダと、該第1の流体圧シリンダにより押圧された前記1対のローラを回転させて円周方向2箇所から円周方向に挟み付けるように押圧する第2の流体圧シリンダとを備えてなることを特徴とする請求項3記載の巻取紙の表層処理装置。
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