JP4357855B2 - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4357855B2
JP4357855B2 JP2003068778A JP2003068778A JP4357855B2 JP 4357855 B2 JP4357855 B2 JP 4357855B2 JP 2003068778 A JP2003068778 A JP 2003068778A JP 2003068778 A JP2003068778 A JP 2003068778A JP 4357855 B2 JP4357855 B2 JP 4357855B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mesh
toner
developer
image
developing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003068778A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004279596A (ja
Inventor
耀一郎 宮口
豊 海老
康治 坂本
武 竹本
武雄 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2003068778A priority Critical patent/JP4357855B2/ja
Publication of JP2004279596A publication Critical patent/JP2004279596A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4357855B2 publication Critical patent/JP4357855B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンター、FAXなどの画像形成装置及び該画像形成装置に採用される現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記画像形成装置に採用される現像装置として、トナーと磁性キャリアとからなる2成分現像剤を用いた2成分現像装置が知られている。2成分現像装置では、2成分現像剤中の磁性キャリアとトナーとが摩擦帯電することで互いに異なる所定の極性に帯電する。所定の極性に帯電したトナーと磁性キャリアとからなる2成分現像剤は、磁界発生手段を内包した回転する現像剤担持体上に磁力により担持され、像担持体と対向する現像領域に搬送される。そして、現像剤担持体と像担持体との間に形成される電界により、現像剤担持体上の2成分現像剤から帯電したトナーを像担持体上の潜像に供給してトナー像化する。2成分現像装置では、このように磁性キャリアを用いてトナーを帯電させているので、トナーの帯電が安定し画質が安定するという長所があると共に、耐久性にも優れており、広く用いられている。なお、2成分現像装置では、現像剤中の磁性キャリアはトナーを所定の極性に帯電させる帯電材としての機能と、現像剤担持体上に磁力で担持されるための磁性材としての機能とを有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記2成分現像装置では、像担持体の非画像部に、現像剤担持体上からトナーとは逆極性に帯電した磁性キャリアが付着してしまうキャリア付着という現象が発生し、画像品質を劣化させてしまうことがあった。特に、近年の高密度化、高画質化、カラー化の流れに伴い、非画像部に付着した磁性キャリアは視覚的に目立つようになり、画像品質上重要な問題となってきている。また、像担持体に付着した磁性キャリアが像担持体を傷つけてしまい、この傷により画像品質が劣化するという問題もある。
【0004】
本発明は上記背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、トナーとトナーを帯電させる帯電材とからなる現像剤を用いて像担持体上の潜像をトナー像化する現像装置および画像形成装置において、像担持体上への帯電材の付着を低減し、高品位な現像をおこなうことのできる現像装置および画像形成装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、トナーと該トナーを摩擦帯電させる帯電材とからなる現像剤を収容し、像担持体上の潜像に該現像剤より帯電したトナーを供給してトナー像化する現像装置において、上記像担持体に対向するように上記トナーの平均粒径よりも大きく、且つ、上記帯電材の平均粒径よりも小さな孔を有するメッシュを配設し、該メッシュ内に該現像剤を収容し、該メッシュに直流または直流に交流を重畳したバイアス電圧を印加して該現像剤中の帯電したトナーが該像担持体に向かうような電界を形成し、該電界により該メッシュの孔を通して該現像剤中の帯電したトナーを該像担持体に向かって放出させて該像担持体上の潜像をトナー像化するよう構成し、上記メッシュが、上記像担持体に対向する側が金属材料で、反対側が有機樹脂材料からなる二重構造であることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項の現像装置において、上記メッシュの有機樹脂材料から成る部分の孔の開口が、金属材料からなる部分の孔の開口より大きいことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、トナーと該トナーを摩擦帯電させる帯電材とからなる現像剤を収容し、像担持体上の潜像に該現像剤より帯電したトナーを供給してトナー像化する現像装置において、上記像担持体に対向するように上記トナーの平均粒径よりも大きく、且つ、上記帯電材の平均粒径よりも小さな孔を有するメッシュを配設し、該メッシュ内に該現像剤を収容し、該メッシュに直流または直流に交流を重畳したバイアス電圧を印加して該現像剤中の帯電したトナーが該像担持体に向かうような電界を形成し、該電界により該メッシュの孔を通して該現像剤中の帯電したトナーを該像担持体に向かって放出させて該像担持体上の潜像をトナー像化するよう構成し、上記メッシュが金属材料より形成され、表面に絶縁膜の保護膜を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1、2または3の現像装置において、上記メッシュの厚み方向において上記像担持体に対向する面に近づくにつれ孔が広がるよう構成したことを特徴とするものである
た、請求項の発明は、トナーと該トナーを摩擦帯電させる帯電材とからなる現像剤を収容し、像担持体上の潜像に該現像剤より帯電したトナーを供給してトナー像化する現像装置において、上記像担持体に対向するように上記トナーの平均粒径よりも大きく、且つ、上記帯電材の平均粒径よりも小さな孔を有するメッシュを配設し、該メッシュ内に該現像剤を収容し、該メッシュに直流または直流に交流を重畳したバイアス電圧を印加して該現像剤中の帯電したトナーが該像担持体に向かうような電界を形成し、該電界により該メッシュの孔を通して該現像剤中の帯電したトナーを該像担持体に向かって放出させて該像担持体上の潜像をトナー像化するよう構成し、上記メッシュが金属材料からなるメッシュと有機樹脂材料からなるメッシュとを張合わせて形成したもので、該有機樹脂材料からなるメッシュの孔の大きさを該金属材料からなるメッシュの孔の大きさ以上とすることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、トナーと該トナーを摩擦帯電させる帯電材とからなる現像剤を収容し、像担持体上の潜像に該現像剤より帯電したトナーを供給してトナー像化する現像装置において、上記像担持体に対向するように上記トナーの平均粒径よりも大きく、且つ、上記帯電材の平均粒径よりも小さな孔を有するメッシュを配設し、該メッシュ内に該現像剤を収容し、該メッシュに直流または直流に交流を重畳したバイアス電圧を印加して該現像剤中の帯電したトナーが該像担持体に向かうような電界を形成し、該電界により該メッシュの孔を通して該現像剤中の帯電したトナーを該像担持体に向かって放出させて該像担持体上の潜像をトナー像化するよう構成し、上記メッシュが有機樹脂材料から成り、表面に金属膜を形成したものであることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1乃至6の何れか一の現像装置において、該メッシュの開口率が20〜70%であることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1乃至7の何れか一の現像装置において、上記メッシュの孔の長さLおよび幅Wと、トナーの平均粒径rと帯電材の平均粒径Rとの関係が6r≧W、かつ、2W≦Rであることを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、トナーと該トナーを摩擦帯電させる帯電材とからなる現像剤を収容し、像担持体上の潜像に該現像剤より帯電したトナーを供給してトナー像化する現像装置において、上記像担持体に対向するように上記トナーの平均粒径よりも大きく、且つ、上記帯電材の平均粒径よりも小さな孔を有するメッシュを配設し、該メッシュ内に該現像剤を収容し、該メッシュに直流または直流に交流を重畳したバイアス電圧を印加して該現像剤中の帯電したトナーが該像担持体に向かうような電界を形成し、該電界により該メッシュの孔を通して該現像剤中の帯電したトナーを該像担持体に向かって放出させて該像担持体上の潜像をトナー像化するよう構成し、上記メッシュが回転する管状メッシュであることを特徴とするものである。
また、請求項1の発明は、請求項の現像装置において、上記管状メッシュを上記像担持体に接触させて該像担持体上の潜像をトナー像化することを特徴とするものである。
また、請求項1の発明は、請求項1の現像装置において、上記管状メッシュと上記像担持体との接触幅を調整できるよう構成したことを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項の現像装置において、上記管状メッシュを上記像担持体と間隙を持って配置した状態で該像担持体上の潜像をトナー像化することを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、請求項9乃至12の何れか一の現像装置において、上記管状のメッシュが管状の内側メッシュと管状の外側メッシュとを空隙を持って配設した二重管状メッシュであることを特徴とするものである。
また、請求項14の発明は、請求項9乃至13の何れか一の現像装置において、上記管状のメッシュの上記像担持体と対向する領域以外の領域に、該管状のメッシュと対向するようにトナー飛散防止電極を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項15の発明は、請求項9乃至14の何れか一の現像装置において、現像剤を収容し、上記管状のメッシュ内部と両側端部で連通する現像剤収容部と、該現像剤収容部内の現像剤を攪拌搬送しながら一方の側端部より該メッシュ内に送り込む第2の現像剤攪拌搬送部材とを備え、該メッシュ内の現像剤攪拌搬送部材が該メッシュ内の現像剤をもう一方の側端部より該現像剤収容部内に送り込むように構成し、該現像剤収容部と該メッシュ内部の現像剤を該両側端部を介して循環搬送させるよう構成したことを特徴とするものである。
また、請求項16の発明は、トナーと該トナーを摩擦帯電させる帯電材とからなる現像剤を収容し、像担持体上の潜像に該現像剤より帯電したトナーを供給してトナー像化する現像装置において、上記像担持体に対向するように上記トナーの平均粒径よりも大きく、且つ、上記帯電材の平均粒径よりも小さな孔を有するメッシュを配設し、該メッシュ内に該現像剤を収容し、該メッシュに直流または直流に交流を重畳したバイアス電圧を印加して該現像剤中の帯電したトナーが該像担持体に向かうような電界を形成し、該電界により該メッシュの孔を通して該現像剤中の帯電したトナーを該像担持体に向かって放出させて該像担持体上の潜像をトナー像化するよう構成し、上記メッシュ内に上記現像剤を攪拌搬送しながら帯電させる現像剤攪拌搬送部材を備え、該現像剤攪拌搬送部材にバイアス電圧を印加して該現像剤攪拌搬送部材と該メッシュとの間に該現像剤中の帯電したトナーが該メッシュに向かうような電界を形成し、該電界により該現像剤中の帯電したトナーを該メッシュに向かって移動させるよう構成し、上記像担持体と対向する開口部に上記メッシュを設け、上記現像剤攪拌搬送部材を備えた第1の現像剤収容部と、該第1の現像剤収容部と両側端部で連通し、現像剤を攪拌しながら帯電させる第2の現像剤攪拌搬送部材を有する第2の現像剤収容部とを備え、該現像剤攪拌搬送部材により該第1の現像剤収容部内の現像剤を攪拌搬送しながら一方の側端部より該第2の現像剤収容部に送り込み、該第2の現像剤収容部内の現像剤を該第2の現像剤攪拌搬送部材により攪拌搬送しながらもう一方の側端部より該第1の現像剤収容部に送り込むことで、該第1の現像剤収容部と該第2の現像剤収容部内の現像剤を該両側端部を介して循環搬送させると共に、該第1の現像剤収容部側から該メッシュ内側に沿って該第2の現像剤収容部側に現像剤が流入するよう構成したことを特徴とするものである。
また、請求項17の発明は、請求項16の現像装置において、上記メッシュを上記像担持体に対して傾斜して配置したことを特徴とするものである。
また、請求項18の発明は、請求項16の現像装置において、上記メッシュが上記該像担持体の曲率とほぼ同じ曲率をもつことを特徴とするものである。
また、請求項19の発明は、請求項15乃至18の何れか一の現像装置において、上記循環搬送される現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度センサを備え、該トナー濃度センサの検知結果に基づき、現像剤にトナーを補給するよう構成したことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、像担持体に潜像を形成する潜像形成手段と、該像担持体上の潜像をトナー像化する現像装置とを備えた画像形成装置において、上記現像装置として請求項1乃至請求項19の何れか一の現像装置を採用することを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項2の画像形成装置において、上記現像装置が画像形成装置本体に脱着可能なカートリッジの形態であることを特徴とするものである。
【0006】
上記現像装置及び画像形成装置においては、メッシュに印加したバイアスにより形成される電界によりメッシュ内の現像剤中の帯電したトナーを静電的に吸引し、メッシュの孔を通して像担持体に向かって放出させる。ここで、メッシュの孔はトナーの平均粒径よりも大きく、且つ、帯電材の平均粒径よりも小さくしているので、トナーはメッシュの孔を通過して像担持体側に向かうことができるが、帯電材はメッシュの孔を通過することが難しい。そこで、像担持体への現像剤中の帯電材の付着を低減させることができる。なお、この現像装置では、従来の2成分現像装置のように、現像剤を磁力により担持して現像領域に搬送する現像剤担持体を用いておらず、メッシュ内に収容した現像剤から帯電したトナーを放出させる。すなわち、現像剤を現像剤担持体上に磁力で担持させることがないので、現像剤中の帯電材は磁性を有する必要がなく、単にトナー所定の極性に帯電させる機能を有するものであればよい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を電子写真式の画像形成装置に適用した実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。この画像形成装置は像担持体としてのドラム状の感光体1の周辺に、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置、クリーニング装置等を順に配設している。帯電装置としては、感光体1に接触する帯電ローラ2を備えている。露光装置としては、画像情報に基づきレーザー光線を照射する光書き込みユニット3を備えている。転写装置としては、転写搬送ベルト6を備えている。クリーニング装置としては、感光体1に接触するクリーニングブレード7を備えている。また、図示しない給紙トレイより転写体としての転写紙を給紙する図示しない給紙搬送装置と、トナー像を転写された転写紙にトナーを転写紙に定着する図示しない定着装置とを備えている。
【0008】
このように構成された画像形成装置では、回転する感光体1の表面は帯電ローラ2により一様に帯電された後、画像情報に基づき光書き込みユニット3よりレーザー光線を照射され、感光体1上に潜像を形成する。そして、感光体1上に形成された潜像に現像装置4より帯電したトナーを供給して付着させることでトナー像を形成する。一方、転写紙は図示しない給紙トレイより給紙搬送装置により転写搬送ベルト6に担持されるよう給紙され、転写搬送ベルト6により感光体1と対向する転写部に搬送される。転写部では、転写搬送ベルト6を介して転写紙に感光体1上のトナー像とは逆極性の電荷を付与することで、感光体1上に形成されたトナー像を転写紙へ転写する。次いで、転写紙は転写搬送ベルト6から分離され、図示しない定着装置に送られてトナー像を転写紙に定着された後、機外に排出される。なお、転写されなかった感光体1上の残留トナーは、クリーニングブレード7により感光体1から除去される。
【0009】
なお、上記画像形成装置では、負極性に帯電した感光体1と、ネガポジ現像方式を採用している。すなわち、感光体1表面は負極性に均一帯電され、画像部にレーザー光線を照射することで画像部が負極性の電位が減衰した状態の潜像を形成する。そして、感光体1上の負極性の電位が減衰した画像部に、現像装置4より負極性に帯電したトナーを供給することで現像をおこなうものである。以下、本実施形態ではこの方式を用いて説明するが、感光体の帯電極性、現像方式はこれに限るものではない。
【0010】
次に、現像装置4について詳しく説明する。
現像装置4は、感光体1と対向するよう金属材料からなる回転する管状のメッシュ41が設けられおり、メッシュ41内にトナー48とトナー48を所定の極性に帯電させる帯電材としてのキャリア49とを含む現像剤50が収容されている。メッシュ41の孔は、収容されるトナー48の平均粒径よりも大きく、かつ、キャリア49の平均粒径よりも小さいものとする。具体的には、トナー48は平均粒径4〜10μmのもの、キャリア49は平均粒径50〜100μmのものを用い、メッシュ41は孔径が20〜30μmのものを用いた。また、メッシュ41内に収容された現像剤50を攪拌搬送するためのスクリュウ42を設けた。また、メッシュ41と感光体1との間にトナー48が感光体1の画像部に向かうような現像電界を形成するためにメッシュ41に現像バイアスを印加するための電源55を設けた。
【0011】
上記構成の現像装置4では、回転する管状のメッシュ41内に収容される現像剤50中のトナー48とキャリア49とは、メッシュ41内のスクリュウ42により攪拌されることで摩擦帯電し、互いに異なる所定の極性に帯電する。具体的にはトナー48は負極性、キャリア49は正極性に帯電する。ここでスクリュウ42はメッシュ41内に収容されるトナー48とキャリア49とを帯電させる帯電手段としての機能を有している。
【0012】
図2に、現像装置4の現像部のモデル図を示す。メッシュ41に電源55より印加した現像バイアスによりメッシュ41と感光体1との間には、負極性に帯電したトナー48を感光体1の画像部に移動させる現像電界を形成している。この現像電界により、メッシュ41内の帯電したトナー48は吸引され、回転するメッシュ41の孔を通してメッシュ41より放出され感光体1の画像部に向かって移動する。詳しくは、図2に示すように、メッシュ41近傍のキャリア49に付着しているトナー48が、上記現像電界により吸引されキャリア49と分離しメッシュ41の孔を通して放出される。さらに、メッシュ41近傍では、クラウド状態になっているトナー48もある。これは、静電的にキャリア49に付着しているトナー48がスクリュウ42により攪拌搬送されてメッシュ41と接触する際、キャリア49より引き剥がされて遊離したものである。これらのトナー48はキャリア49からうける静電的拘束力がないため、上記現像電界によりメッシュ41の孔を通して放出されやすい。これらのメッシュ41より放出されたトナーが感光体1の画像部に向かって移動する。そして、トナーが感光体1上の画像部に付着することで、感光体1上の潜像がトナー像化される。ここで、メッシュ41の孔はトナー48の平均粒径よりも大きく、且つ、キャリア49の平均粒径よりも小さいので、トナー48はメッシュ41の孔を通過することができるが、キャリア49はメッシュの孔を通過しにくい。そこで、キャリア49が感光体1に付着を低減しつつ、トナー48を感光体1上に供給することができる。
【0013】
また、メッシュ41近傍でクラウド状態になったトナー48のうち現像に供されなかったものの中には、メッシュ41の孔に付着してしまうものがある。このメッシュ41の孔に付着したトナー48は、スクリュウ42により新たに搬送されたキャリア49に再付着して再び現像剤50中に取り込まれる。そこで、クラウド状態のトナー48がメッシュ41に付着し続けてしまうことを抑制できる。このように、メッシュ41近傍では、トナー48のクラウド化、キャリア49への再付着が継続しておこなわれる。これにより、現像効率を向上させると共に、メッシュ41の孔の目詰まりを抑制することができる。
【0014】
また、メッシュ41に印加するバイアスとしては、直流バイアスまたは直流に交流を重畳したバイアスを用いることができる。このようなバイアスを印加することで、メッシュ41内のトナー48はメッシュ41と感光体上1との間に形成されるの電界により静電的に吸引し、メッシュ41の孔を通過させ、感光体1に向かって放出されることができる。特に、直流に交流を重畳したバイアスを印加した場合は、メッシュ41内のトナー48を振動させながら電界吸引すると共に、感光体1との間でトナー48が往復しながら現像することで、効率よく、高繊細な画像が得られる。
【0015】
さらに、図1、図3に示すように、スクリュウ41に、帯電したトナー48がメッシュ41に向かうような電界を形成するバイアスを印加する。このようなバイアスを印加することで、メッシュ41内の現像剤から帯電したトナー48がメッシュ41近傍に向かって移動する。そして、上記メッシュ41と感光体1との間に形成された電界により吸引され、メッシュ41の孔を通過して感光体1の画像部に向かって放出される。このように、メッシュ41内部のからメッシュ41近傍へ帯電したトナー48を移動させることで、トナー48は上記メッシュ41と感光体1との間に形成された電界による影響をうけやすくなり、現像効率を向上させることができる。
【0016】
ここで、図1、図3の現像装置では、メッシュ41は回転する管状のものを用いている。この管状のメッシュ41内の現像剤50は、自重により落下しながらメッシュ41の回転に伴い回動する。この現像剤の動きにより、メッシュ41内での現像剤50の攪拌が促進され、現像剤50が均一化される。そこで、現像時にトナー消費の有無の差があっても、メッシュ41が一回転する間に充分に現像剤を均一な状態にすることができ、残像等の不具合がおきる虞を少なくすることができる。
【0017】
上記現像装置4においては、メッシュ41を感光体1と間隙をもって対向させ、メッシュ41内の現像剤50より帯電したトナー48をメッシュ41の孔を通して放出させ、感光体1上の潜像をトナー像化している。一方、メッシュ41を感光体1とを接触させて、メッシュ41内の現像剤50より帯電したトナー48をメッシュ41の孔を通して放出させ、感光体1上の潜像をトナー像化しても良い。この場合、感光体1と接触するメッシュ表面は有機樹脂材料等からなる絶縁性の保護膜を有していることが必要になる。メッシュ41の詳しい材質については、後で詳しく説明する。このような接触型の現像装置4では、図4に示すように、メッシュ41が弾性を有し、感光体1との接触幅である現像ニップを調整できるよう、メッシュ41の押し圧を調整する機構を有することが好ましい。接触型の現像装置では、非接触型の現像装置に較べ、高効率で、潜像に忠実な繊細な画像が再現できる。また、非接触型の現像装置は、接触型の現像装置に較べ、多色の重ね合わせ現像への対応性が優れている。このように、接触型、非接触型ともそれぞれメリットを有している。
【0018】
また、現像装置4においては、上記クラウド状態のトナー48がメッシュ41に付着したり、または、メッシュ41と接触する現像剤50でメッシュに付着したりしまうものがある。このため、メッシュ41を目詰まりさせてしまう虞がある。そこで、図21(a)、(b)にしめすように、メッシュ41に超音波振動や任意の周期の振動をメッシュ41の水平方向、垂直方向、または水平方向・垂直方向両方に与えるようにする。これにより、メッシュ41へのトナーの目詰まりをさらに抑制することができる。振動の大きさとしては、振幅1〜10μmのもので優れた効果が認められた。
【0019】
さらに、図1にしめすように、現像装置4では、管状のメッシュ41内部と現像装置4手前側及び奥側で連結する現像剤収容部51を備えている。現像剤収容部51は、その内部に現像剤50を収容し、この現像剤50を攪拌搬送するための第2スクリュウ52を備えている。現像剤収容部51内部の現像剤50は、第2スクリュウ52により攪拌されながら任意の一方向に搬送される。と同時に、メッシュ41内部の現像剤50もスクリュウ42により攪拌されながら、上記任意の一方向とは逆の方向に搬送される。そして、現像装置4の手前側または奥側のどちらかで、現像剤収容部51よりメッシュ41内部に現像剤50を送り渡し、その反対側でメッシュ41内部より現像剤収容部51に現像剤50を送り渡している。すなわち、メッシュ41内部の現像剤50と現像剤収容部51内の現像剤は循環搬送されている。ここで、現像剤収容部51は、第2スクリュ52により現像剤を攪拌することで、摩擦帯電によりトナー48とキャリア49とを互いに所定の逆極性に帯電させる帯電手段としての機能を有している。このようにメッシュ41の外に帯電手段を設け、帯電させた現像剤をメッシュ41内に搬送することで、メッシュ41内のトナー48の帯電を安定させることができる。なお、帯電手段としては、簡易なものとして上記第2スクリュウ51を挙げたが、これに限られるものではなく、現像剤を帯電させる機能を有するものであればよい。
【0020】
また、循環搬送される現像剤50のトナー濃度を検知するために、現像剤収容部51の底面に色調センサまたは透磁気センサ等のトナー濃度センサ53を設けた。また、現像剤収容部51に新しいトナーを補給するためのトナー補給口56を設ける。そして、このトナー濃度センサ53に検知されたメッシュ41内に搬送される現像剤50のトナー濃度に基づき、現像剤50が適当なトナー濃度範囲になるよう新しいトナー48を補給する。補給されたトナー48は、第2スクリュウ52により現像剤収容部51中で攪拌されながら、メッシュ41内へ送り込まれる。
【0021】
また、この画像形成装置では、感光体1上の転写残トナーをクリーニングブレード7で回収した物をリサイクルトナーとし、新しいトナーと混合して、上述のように現像剤収容部51に補給するトナーリサイクルをおこなってもよい。この場合に、リサイクルトナーに紙紛やダスト等が混入してしまうことが多い。紙紛やダスト等がトナーと共に現像されると品質が劣化してしまうという欠点がある。しかし、一般的には紙紛やダストのほとんどは、トナーに較べ非常に大きく、上記現像装置4のメッシュ41の孔を通過することができない。そこで、リサイクルトナーを用いた場合でも、紙紛やダスト等がトナーと共に現像される虞は少なく、高品位な画像を得ることができる。
【0022】
次に、本実施形態の現像装置4に用いられる現像剤50について詳しく説明する。この現像剤50は、トナー48と及びトナー48を所定の極性に帯電させるキャリア49とからなる。このキャリア49は、従来の2成分現像装置のように、現像剤を磁力で現像剤担持体に担持させる必要がないので、磁性を有する必要がなく、単にトナー48を摩擦帯電にて所定の極性に帯電させる帯電材としての機能を有するものであればよい。
【0023】
キャリア49としては、表面が帯電機能を有し、体積固有抵抗が1012[Ω・cm]以下の低抵抗または導電性のものを用いることが好ましい。低抵抗または導電性のキャリア49としては、図16に示すように、中心材料として低抵抗または導電性の材料を用い、その表面にトナー48を帯電させるようにトナー材料との帯電序列から選択される有機材料を薄膜コートする。中心材料としては、金属、金属酸化物半導体、有機半導体、SiO、金属酸化物半導体と有機材料とを組み合わせたもの等が挙げられる。また、有機材料としては、例えばシリコーン系、ポリイミド系、テフロン(登録商標)系、ナイロン系等があげられ、これらの適宜選択または混合して組成した樹脂を用いる。これらの中心材料と薄膜コート用の有機材料との膨張係数がなるべく近くなるように選択する。これは、それぞれの膨張係数に大きなさがあると、薄層コートが剥離しやすいためである。また、膨張係数が近くしにくい場合は、中心材料と薄層コート層の間に、両者の膨張形数の中間の中間膜を設けても良い。また、効率よくトナーを帯電させるために、キャリア49の比重をトナー48にあわせて適宜調整する。具体的には、トナー48として比重1.02〜1.3程度のものを用いた場合、キャリア49の比重は3〜7の範囲とすることが好ましい。
【0024】
このような低抵抗または導電性のキャリア49を用いると、メッシュ41またはスクリュウ42に印加されたバイアス電圧が、これらと接触するキャリア49に注入され、キャリア49自体が電極となって、キャリア49近傍のトナー48を感光体1に向かわせるような電界を形成する。そこで、メッシュ41内からトナー48の放出が促進され、現像効率を向上させることができる。また、低抵抗または導電性のキャリア49を絶縁性キャリアと混合して用いても、見掛け抵抗が小さくなるため、同様の効果を得られる。
【0025】
また、現像剤50にトナー48を補給して画像形成を行っていく場合には、高耐久化したキャリアを用いると、長期間にわたり適正な帯電が行われ、高品位な画像を維持することができる。従来はキャリアとして、上述のように中心材料に帯電序列から選択される薄層コートをおこなったものが多く用いられている。代表例としては、図20(a)に示すようにフェライトに帯電機能材料としてのシリコーン樹脂等を2〜5μmコートしたものがあげられる。これに対し、高耐久化したキャリアとしては、図20(b)に示すように、帯電序列から選択される有機材料の有機樹脂単一構成のものを用いる。例えば、シリコーン系、ポリイミド系、テフロン(登録商標)系、ナイロン系等の単体有機樹脂、または、これらの混合組成樹脂のボールキヤリアを用いることもできる。また、これら有機樹脂キヤリアに無機材料の帯電序列が整合された材料を混合して、耐久性と帯電効率を向上させることもできる。これらの高耐久キャリアは、単一材料のため、長期使用により摩耗しても、コート層が無くなり帯電機能が劣るというおそれがない。そこで、長期間の渡り補給されたトナーを適正帯電し続けることが可能である。
【0026】
また、上記現像装置4では、回転管状のメッシュ41の感光体1と対向する領域以外の領域においても、クラウド状のトナー48が浮遊し、トナーが飛散してしまう虞がある。そこで、図1に示すように、回転管状のメッシュ41の感光体1と対向する領域以外の領域において、メッシュ41と空隙を介して対向するようトナー飛散防止電極54を設置する。このトナー飛散防止電極54にはトナー48と同極性の電圧を印加して、トナー48がメッシュ41を通してトナー飛散防止電極54側に移動しないようにすることができる。また、トナー飛散防止電極54にトナー48と異極性の電圧を印加して、飛翔トナーを吸着させてもよい。
【0027】
次に、上記現像装置4に使用されるメッシュ41について詳しく説明する。
メッシュ41は金属材料からなり、金属膜(板)のエッチングやエレクトロホーミング(電鋳)で容易に安価に形成される。図7(a)、(b)、(c)にエッチングによるメッシュ形成工程を示す。まず、図7(a)に示すように、SUS等の金属膜にレーザー加工の微細加工を施した設計孔のパターンをレジストで形成する。次に、図7(b)に示すように、FeCL3等により、エッチングを行ない、孔を形成する。さらに、図7(c)に示すように、レジストを剥離し、メッシュ41が完成する。また、図8(a)、(b)にエレクトロホーミングによるメッシュ形成工程を示す。また、細線ワイヤーの編む形成工程も可能である。
【0028】
このようにして形成されたメッシュ41の剛性としては、高弾性を有するものであり、摩耗耐久性も併せて備えたものが好ましい。メッシュ41の孔の形状は、丸形、楕円形、四角形、長方形、星形、異形等のものを採用することができる。なお、以下、図7(c)に示すように、メッシュの孔を楕円形状とし、長手方向の開口の大きさを孔の長さLとし、感光体1の回転方向に関する開口の大きさを項の幅Wとして説明する。ここで、メッシュの厚さをTは、20〜150μm、さらに好ましくは30〜80μmである。このとき、厚さをTと、長さLと、幅Wとの関係が、500W≧L、かつ、W/5≦T≦3Wの範囲であることが好ましい。これは、孔の長さLと、幅Wが500W≧Lであると、メッシュが金属膜としての剛性と孔形状を両立して確保できるためである。また、幅Wと厚さTとの関係がW/5≦T≦3Wでは金属膜としての平面性や曲率加工が確保できるためである。これにより、メッシュ41の剛性による、ボビン形状や平板の真直性、接触変形と形状回復を機能させることができる。
【0029】
また、メッシュの開口率は、20〜70%の範囲とすることが好ましい。これは、現像する画像が黒ベタの時、ムラ無くその放出量を確保するために必要であることが実験的に確認された。
【0030】
メッシュの孔41は、上述のように、トナー48の平均粒子径rよりも大きく、キャリア49の平均粒径Rよりも小さいことが必要であるが、さらに、図9(a)、(b)に示すように、6r≧W、かつ、2W≦Rとすることが好ましい。トナー48の平均粒子径rに対して6r≧Wとすることで、上述のようなクラウド状のトナーによるメッシュの目詰まりがおこり難くなり、メッシュ41の孔を通してトナー48を容易に放出し続けることができる。また、キャリア49の平均粒子Rに対して2W≦Rとすることで、キャリア49の粒径分布や、連続使用でキャリア49が摩耗、小粒径化したときにも、メッシュ41の孔を通過しないように対応できるよう余裕度を持たせている。
【0031】
また、メッシュ41は、上記金属材料の他、図10で示すように、感光体1と対向する面が金属材料44からなり、現像剤50と接触する面が有機樹脂45からなる二重構造のものとしてもよい。このような構造のメッシュでは、キャリアと接触する部分が有機材料であるので、メッシュとの接触、摩擦によるキャリアの劣化が金属材料に較べて小さく、耐久性を向上させることができる。さらに、図11に示すように、有機材料から成る孔の開口が金属材料から成る孔の開口部よりも大きく、有機材料のメッシュ部45が、金属材料のメッシュ部44よりも狭く内側になり、エッジ部が金属になるようにする。メッシュ41の金属材料部44にはメッシュ41内部の現像剤から帯電したトナーがメッシュ41の孔を通って感光体1に向かうような電界を形成するバイアス電圧が印加されおり、このようにメッシュ41の開口を形成する部分のエッジを金属にすることでメッシュ41内の現像剤に対して電界の影響を与える、いわゆるバイアス効果を向上させることができる。
【0032】
また、図12で示すように、メッシュ41は金属材料44で基体が形成され、トナー48と接触する表面が全て絶縁性の保護膜46で覆われたものとしても良い。この保護膜は、電界強度劣化を起こさないよう0.5〜30μmの薄膜とし、SiO2、SiN、Ta2O5、ポリイミド等の材料から成るものである。図12のような構成のメッシュ41では、帯電したトナーと接触する表面は全て絶縁膜の保護膜で覆われており、金属材料部44からトナー48への電荷注入をなくすことができ、帯電量を適正に保つことができる。また、金属材料部44とトナー48とが接触しないので、現像剤の劣化も金属部と接触するものと較べて少なくすることができる。
【0033】
また、図13に示すように、メッシュ41は、有機樹脂材料45を基体とし、これに感光体1と対向する面に金属材料で蒸着や電鋳による金属膜47を形成したものとしても良い。有機樹脂材料45としては、トナー48を帯電させる帯電能力が高い樹脂がよい。また、金属膜47は、0.5〜5μmの厚みの薄膜であり、金属膜47の部分を電極とし、メッシュ41内の帯電したトナー48がメッシュ41の孔を通って感光体1に向かうような電界を形成するバイアス電圧が印加されている。図13のような構成のメッシュ41は基体が有機樹脂材料45であるため、フレキシブル性と弾性に優れおり、その形状復元性が大きく、外から力が加わった場合でも、その形状を安定して保つことができる。また、メッシュ41内のトナー48と接触することでトナー48の帯電を促進することができる。また、メッシュ41の感光体1と対向する金属膜47部にバイアス電圧が印加されているので、バイアス効果を向上させることができる。よって、トナーの放出効率向上させることができる。
【0034】
また、図14に示すように、メッシュ41は、有機樹脂材料のメッシュ45と、金属材料のメッシュ44とを張合わせで形成したものとしてもよい。有機樹脂材料45は、トナーを帯電させる帯電能力が高い樹脂がよい。メッシュの張合わせは、加熱接合や、ホットプレスで形成される。有機樹脂材料のメッシュ44は、そのフレキシブル性と弾性より形状復元性を有している。また、有機材料のメッシュ45の孔は、金属材料のメッシュ44の孔よりよりも同じか大きく、キャリア49の平均粒径の半分以下とする。このようにすると、図14に示すように、金属材料のメッシュ44部が有機材料のメッシュ45部に露出するようになる。そこで、金属材料のメッシュ44部が露出することにより、金属材料のメッシュ44に印加されたバイアス電圧によるバイアス効果を向上させることができる。よって、トナーの放出効率向上させることができる。
【0035】
また、図15に示すように、メッシュ41は、感光体1に対向する面に向かって傾斜があり、孔径が広がる形状に形成してもよい。なお、この孔の大きさは、上述のようにメッシュの長さL、幅W、厚さTとの関係が、500W≧L、かつ、W/5≦T≦3Wの範囲であり、トナー48の平均粒子径r、キャリア49の平均粒径Rと6r≧W、かつ、2W≦Rの範囲とする。このように、感光体1に対向する面に向かって傾斜があることで、孔内へのトナーの付着を抑制することができる。また、開口部のバイアス効果を向上させることができ、現像効率を向上させることができる。
【0036】
次に、現像装置4の変形例として、メッシュ41として内側メッシュ43aと外側メッシュ43bの二つが空隙を持って配置された二重メッシュ43を用いるものについて説明する。図5にニ重メッシュ43の概略図を示す。この二重メッシュ43のうち内側メッシュ43a内にトナー48及びキャリア49を含む現像剤50を収容する。また、メッシュ43の孔は、内側メッシュ43a、外側メッシュ43b共、収容されるトナー48の平均粒径よりも大きく、キャリア49の平均粒径よりも小さいものである。また内側メッシュ43a内には、現像剤を攪拌するためのスクリュウ42が設けられている。二重メッシュ43の材質、孔の大きさ等は図1の現像装置のメッシュ41と同じである。
【0037】
図3の現像装置4では、内側メッシュ43a、外側メッシュ43bにバイアス電圧を印加して帯電したトナーが内側メッシュ43aから外側メッシュ43bへ、外側メッシュ43bから感光体1の画像部へ向かうような電界を形成する。内側メッシュ41a内の現像剤50よりトナー48は内側メッシュ43aと外側メッシュ41bとの間に形成された電界により吸引され、内側メッシュ43aの孔を通過して外側メッシュ41bとの間の空隙に入り蓄積される。さらに、内側メッシュ43bに印加した現像バイアスにより外側メッシュ43bと感光体1との間に現像電界が形成される。この現像電界により、内側メッシュ43aと外側メッシュ43bとの間の帯電したトナー48が吸引され、外側メッシュ43bの孔を通して感光体1の画像部に向かって放出され画像部に付着する。これにより、感光体1上の潜像がトナー像化される。ここで、内側メッシュ43a及び外側メッシュ43bの孔はトナー48の平均粒径よりも大きく、キャリア49の平均粒径よりも小さい。このため、トナー48は二重メッシュ43の孔を通過することができるが、キャリア49は二重メッシュ43の孔を通過することができない。そこで、キャリア49が感光体1に付着することなくトナー48のみを感光体1上に供給することができる。
【0038】
また、図3の現像装置では、内側メッシュ43aと外側メッシュ43bとの間の空隙にトナー48が蓄積されるので、トナー48の感光体1へ供給が瞬時におこなえ、高速複写にも対応可能である。これに比較して、図1の一重のメッシュ41を用いた現像装置では、キャリアからの帯電トナーの分離、放出に時間を要するため、高速の複写速度には即応性にかける場合がある。
【0039】
また、外側メッシュ43bに印加するバイアスとしては、直流バイアスまたは直流に交流を重畳したバイアスを用いることができる。このようなバイアスを印加することで、メッシュ41内のトナー48はメッシュ41と感光体上1との間に形成されるの電界により電界吸引し、メッシュ41の孔を通過させ、感光体1に向かって放出されることができる。特に、直流に交流を重畳したバイアスを印加して交互電界を形成した場合は、メッシュ41内のトナー48を振動させながら電界吸引すると共に、感光体1との間でトナー48が往復しながら現像することができる。これにより、現像効率よく、高繊細な画像が得られる。
【0040】
ところで、二重メッシュ43を用いる現像装置では、内側メッシュ43aと外側メッシュ43bとの空隙に蓄積されるが、トナー48の消費が少なく、大量に蓄積されると造粒やメッシュへのトナー固着等が発生する場合がある。このため、トナー48の移動が困難になる場合がある。そこで、外側メッシュ43bと内側メッシュ43aとの間に交互電界を形成するように、現像バイアスとして直流の矩形波または直流に交流を重畳したバイアス電圧を印加するようにしてもよい。二重メッシュ43間にこのような電界が形成されると。帯電トナーは常時振動したり内側メッシュ43aと外側メッシュ43b間を移動したりする。このため、トナーの造粒やメッシュへの固着を抑制することができる。
【0041】
この二重メッシュ43を用いた現像装置においても、二重メッシュ43に超音波振動や任意の間隙周期の振動を与えることで、二重メッシュ43へのトナーの目詰まりを抑制することができる。また、二重メッシュ43の外側メッシュ43bを感光体1と間隙をもって対向させて現像する非接触型、外側メッシュ43bを感光体1に接触させて現像する接触型いずれも可能である。
【0042】
次に、現像装置4の他の変形例として、上記回転管状のメッシュ41の代わりに、他の形状のメッシュを用いたものについて説明する。図16に現像装置の他の例をしめす。図16の現像装置4は、感光体1と対向する開口部に平板状のメッシュ45を有している。メッシュ45の内側には現像剤50を収容する第1の現像剤収容部57と、第1の現像剤収容部57内の現像剤50中を攪拌搬送して所定の極性に帯電させるスクリュウ42とを備えている。また、第1の現像剤収容部57と両側端部で連通する第2の現像剤収容部58と、第2の現像剤収容部58内の現像剤50を攪拌しながら帯電させる第2の現像剤攪拌搬送部材としての第2スクリュウ52とを備えている。この現像装置4においても、上記図1の現像装置4と同様、メッシュ45と感光体1との間に帯電したトナー48が感光体1の画像部に向かうような電界を形成するための現像バイアスをメッシュ45に印加する。また、スクリュウ42に、メッシュ45内のトナー48がスクリュウ42からメッシュ45側に向かって移動するような電界を形成する現像バイアスを印加する。スクリュウ42は第1の現像剤収容部57内の現像剤50を攪拌搬送しながら一方の側端部より第2の現像剤収容部58に送り込む。また、第2の現像剤収容部58内の現像剤50を第2スクリュウ52により攪拌搬送しながらもう一方の側端部より第1の現像剤収容部57に送り込む。これにより、第1の現像剤収容部57と第2の現像剤収容部58内の現像剤50を両側端部を介して循環搬送させる。さらに、第1の現像剤収容部57からメッシュ46内側に沿って第2の現像剤収容部58側に現像剤50が流入するよう構成する。ここで、第2スクリュ52は第2の現像剤収容部58内の現像剤を攪拌搬送してトナー48とキャリア49とを摩擦帯電させながら第1の現像剤収容部57内に送りこんでいるので、第1の現像剤収容部57内トナー48の帯電性を安定させることができる。また、メッシュ46内部の現像剤50を充分に均一化することがことができる。またスクリュウ42にはバイアスが印加されているので、スクリュウ42近傍の現像剤50中からトナーを効率良くメッシュ近傍に移動させ、感光体1側に供給させることができる。また、第1の現像剤収容部57からメッシュ46内側に沿って第2の現像剤収容部58側に現像剤50が流入するようにすることで、現像剤50が現像電界の影響を受けやすい位置を移動するようにし、現像効率を向上させることができる。このとき、キャリア49はメッシュ45の孔を通過しにくいので、感光体1へのキャリア45が付着が低減できる。
【0043】
また、図17に現像装置の他の例をしめす。図17に示す現像装置では、メッシュ46を感光体1に対して傾斜して配置し、、メッシュ46の内側には現像剤50を収容する第1の現像剤収容部57と、第2の現像剤収容部58を鉛直方向上下に配置したものである。メッシュ46を感光体1に対して傾斜することで、現像領域を充分確保して現像時間を長くすることもできる。これにより、高速高速複写にも対応可能である。また、第1の現像剤収容部57と第2の現像剤収容部58とを鉛直方向上下に配置することで、現像剤50は自重により第1の現像剤収容部57側からメッシュ46内側に沿って第2の現像剤収容部58側に落下する。これにより、現像剤50が現像電界の影響を受けやすい位置を移動するようにし、現像効率を向上させることができる。
【0044】
また、感光体1と対向する開口部に曲率をもつメッシュ45を備えても良い。特に、図18に示すように、感光体1と対向する開口部に感光体1の曲率と略同一の曲率をもつメッシュ45を用いると、現像領域を充分確保して現像時間を長くすることができる。よって、高速にも対応することができる。
【0045】
また、図22に示すように、感光体1と対向する開口部に曲率をもつメッシュ45を備えた現像装置4において、金属材料で構成されたメッシュ46を用い、メッシュ46の孔が横長形状の場合、曲率の湾曲した陵に沿って横長の孔が揃うようにする。このような形状にすると、メッシュ46表面の微少な変形の発生を少なくすることができる。
【0046】
また、これらの現像装置においては、メッシュ、メッシュ内の現像剤を攪拌するスクリュ42、現像剤50等を一体型のカートリッジ構造として、交換できるように構成してもよい。図20に回転管状のメッシュ41をカートリッジ構造としたものの概略図をしめす。また、図21に平板のメッシュ45をカートリッジ構造としたものの概略図をしめす。このようにすることで、メッシュ劣化、トナー消費時等に容易に交換することができる。
【0047】
以上述べたように、本実施形態の画像形成装置によれば、感光体1に対向するようにトナー48の平均粒径よりも大きく且つ帯電材としてのキャリア49の平均粒径よりも小さな孔を有するメッシュ41を配設する。そして、メッシュ41内に収容した現像剤50中の帯電したトナー48を、メッシュ41に印加したバイアス電圧により形成される電界により、メッシュ41の孔を通して感光体1に向かって放出させ感光体1上の潜像をトナー像化する。ここで、メッシュ41の孔はトナー48の平均粒径よりも大きく且つキャリア49の平均粒径よりも小さいため、トナー48はメッシュ41の孔を通って感光体1側に移動できるが、キャリア49はメッシュ41の孔を通過し難い。そこで、感光体1へのキャリア49付着を低減させ、高品位な現像をおこなうことができる。
また、メッシュ41内の現像剤50を攪拌搬送しながら帯電させる現像剤攪拌搬送部材としてのスクリュウ42を備えた。そして、このスクリュウ42にバイアス電圧を印加してスクリュウ42とメッシュ41との間に帯電したトナー48がメッシュ41側に向かうような電界を形成する。この電界によりメッシュ41内の現像剤50から帯電したトナー48がメッシュ41近傍に向かって移動する。メッシュ41近傍に移動したトナー48は、メッシュ41と感光体1との間に形成された電界による影響をうけやすくなる。このため、メッシュ41内からトナー48の放出が促進され、現像効率を向上させることができる。
また、キャリア49としては、体積固有抵抗が1012[Ω・cm]以下であるものを用いることが好ましい。このような導電性または低抵抗のキャリア49を用いると、メッシュ41またはスクリュウ42に印加されたバイアス電圧が、これらと接触するキャリア49に注入され、キャリア49自体が電極となって、キャリア49近傍のトナー48を感光体1側に向かわせるような電界を形成する。そこで、メッシュ41内からトナー48の放出が促進され、現像効率をさらに向上させることができる。
また、メッシュとして内側メッシュ43a、外側メッシュ43bの二つを空隙を持って配置した二重メッシュ43を用いてもよい。この場合は、内側メッシュ43a内に現像剤50を収容し、内側メッシュ43aと外側メッシュ43bとの間に現像剤50中の帯電したトナーが外側メッシュ43bに向かうような電界を形成する。この電界により、内側メッシュ43a内の現像剤50中の帯電したトナーが吸引され、内側メッシュ43aの孔を通して内側メッシュ43aと外側メッシュ43bとの間の空隙に放出され蓄積される。さらに、外側メッシュ43bと感光体1との間に形成した電界により、内側メッシュ43aと外側メッシュ43bとの間の蓄積した帯電したトナー48が吸引され、外側メッシュ43bの孔を通して感光体1に向かって放出される。この現像装置4では、メッシュ43aと外側メッシュ43bとの間の空隙にトナー48が蓄積されるので、トナー48の感光体1へ供給が瞬時におこなえ、高速の複写速度にも対応可能である。また、キャリア49が通過しにくい大きさのメッシュが二重になっているので、感光体1へのキャリア付着をさらに低減できる。
ところで、二重メッシュ43を用いた場合、トナー48の消費が少なく、内側メッシュ43aと外側メッシュ43bとの空隙にトナー48が大量蓄積されるとトナーの造粒やメッシュへのトナー固着等が発生しやすくなる。このため、トナー48の移動が困難になる場合がある。そこで、外側メッシュ43bと内側メッシュ43aとの間に交互電界を形成する。この電界により外側メッシュ43bと内側メッシュ43aとの間で帯電したトナーを常時振動させたり、内側メッシュ43aと外側メッシュ43bとの間を移動させたりする。これにより、トナーの造粒やメッシュへの固着は抑制し、メッシュ43bを通してのトナー48の移動が阻害されることのないようにする。
また、メッシュ41に超音波振動や任意の間隙周期の振動を与えるようにしてもよい。これにより、メッシュ41へのトナー48の目詰まりを抑制することができる。
また、メッシュ41が金属材料より形成することで、メッシュ41に印加したバイアス電圧により形成した電界がメッシュ41内の現像剤に影響を与える、いわゆるバイアス効果を向上させ、現像効率を向上させることができる。また、金属材料からなるメッシュ41は、金属材料からなる膜のエッチングやエレクトロホーミングで容易に安価に形成される。
また、メッシュ41を感光体1と対向する側が金属材料44で、反対側が有機樹脂材料45からなる二重構造としても良い。このような構造のメッシュでは、キャリア49と接触する部分が有機材料45であるので、メッシュとの接触、摩擦によるキャリア49の劣化が金属材料に較べて小さく、キャリア49の耐久性を向上させることができる。
さらに、有機材料から成る孔の開口が金属材料から成る孔の開口部よりも大きくなるようにする。すなわち、メッシュの有機材料部45が、メッシュの金属材料部44よりも狭く内側になり、エッジ部が金属になるようにする。メッシュの金属材料部44にはメッシュ41内部の現像剤から帯電したトナーがメッシュ41の孔を通って感光体1に向かうような電界を形成するバイアス電圧が印加されおり、このようにメッシュ41の開口を形成するエッジ部を金属にすることでバイアス効果を向上させ、現像効率を向上させることができる。
また、金属材料44からなるメッシュ41の表面に絶縁膜の保護膜46を設けてもよい。このような保護膜46を設けることで、金属材料部44からトナー48への電荷注入を防止し、帯電量を適正に保つことができる。また、金属材料部44とトナー48とが接触しないので、現像剤50の劣化を金属部と接触するものと較べて少なくすることができる。
また、メッシュ4の厚み方向において感光体1に対向する面に近づくにつれ孔が広がるよう構成してもよい。孔が感光体1に近づくにつれ広がるよう傾斜があることで、孔内へのトナーの付着を抑制することができる。また、開口部のバイアス効果を向上させることができ、現像効率を向上させることができる。
また、メッシュ41の長さLおよび幅Wと、メッシュの厚さTとの関係が500W≧L、かつ、W/5≦T≦3Wとする。孔の長さLと、幅Wが500W≧Lであると、メッシュが金属膜としての剛性と孔形状を両立できる。また、幅Wと厚さTとの関係がW/5≦T≦3Wでは金属膜としての平面性や曲率加工が確保できる。
また、メッシュが金属材料からなるメッシュ44と有機樹脂材料からなるメッシュ45とを張合わせて形成して、有機樹脂材料のメッシュ45の孔の大きさを金属材料のメッシュ44の孔の大きさ以上とする。このようにすると、図14に示すように、金属材料のメッシュ44部が有機材料のメッシュ45部に露出するようになる。そこで、金属材料のメッシュ44部が露出することにより、金属材料のメッシュ44に印加されたバイアス電圧によるバイアス効果を向上させることができ、トナーの放出効率向上させることができる。
また、メッシュが有機樹脂材料45から成り、表面に金属膜47を形成してもよい。このメッシュでは、金属膜47の部分を電極としてバイアス電圧が印加し、メッシュ41内の帯電したトナー48がメッシュ41の孔を通って感光体1に向かうような電界を形成する。このメッシュは基体が有機樹脂材料45であるため、フレキシブル性と弾性に優れおり、その形状復元性が大きく、外から力が加わった場合でも、その形状を安定して保つことができる。また、メッシュ41内のトナー48と接触することでトナー48の帯電を促進することができる。また、メッシュ41の感光体1と対向する金属膜47部にバイアス電圧が印加されているので、バイアス効果を向上させることができる。
また、メッシュの開口率は20〜70%であることが好ましい。これは、現像する画像が黒ベタの時、ムラ無くその放出量を確保するためである。
また、メッシュの孔の長さLおよび幅Wと、トナーの平均粒径rと帯電材の平均粒径Rとの関係が6r≧W、かつ、2W≦Rであることが好ましい。トナー48の平均粒子径rに対して6r≧Wとすることで、クラウド状のトナーによるメッシュの目詰まりがおこり難くし、メッシュ41の孔を通してトナー48を容易に放出し続けることができる。また、キャリア49の平均粒子Rに対して2W≦Rとすることで、キャリア49の粒径分布や、連続使用でキャリア49が摩耗、小粒径化したときにも、メッシュ41の孔を通過しないように対応できるよう余裕度を持たせている。
また、メッシュとしては、回転する管状メッシュ41を用いる。この場合、メッシュ41内の現像剤50は自重により落下しながら、メッシュ41の回転に伴い回動する。このような現像剤の動きにより、メッシュ41内での現像剤50の攪拌が促進され、現像剤50が均一化される。そこで、現像時のトナー消費有無の差があっても、メッシュ41が一回転する間に充分に現像剤を均一な状態にすることができ、残像等の不具合がおきる虞を少なくすることができる。
また、回転する管状のメッシュ41を感光体1に接触させて感光体1上の潜像をトナー像化する。メッシュ41を感光体1に接触させるものでは、非接触型のものに較べ、高効率で、潜像に忠実な繊細な画像が再現できる。
また、回転する管状のメッシュ41と感光体1との接触幅を調整できるようにメッシュ41の押し圧を調整する機構を有するようにしてもよい。感光体1との接触幅である現像ニップを調整することで、感光体1の速度に合わせ、感光体1上に充分なトナー付着量を得るようにすることができる。
また、回転する管状のメッシュを感光体1と間隙を持って配置した状態で感光体1上の潜像をトナー像化する。メッシュ41を感光体1と非接触とするものは、接触型のものに較べ、多色の重ね合わせ現像への対応性が優れている。
また、回転する管状のメッシュが管状の内側メッシュ43aと管状の外側メッシュ43bとを空隙を持って配設した二重管状メッシュ43としてもよい。この二重管状メッシュ43のうち内側メッシュ43a内に現像剤50を収容する。そして、内側メッシュ43aおよび外側メッシュ43bにバイアス電圧を印加して帯電したトナーが内側メッシュ43aから外側メッシュ43bへ、外側メッシュ43bから感光体1の画像部へ向かうような電界を形成する。内側メッシュ41a内の現像剤50よりトナー48は内側メッシュ43aと外側メッシュ41bとの間に形成された電界により吸引され、内側メッシュ43aの孔を通過して外側メッシュ41bとの間の空隙に入り蓄積される。さらに、外側メッシュ43bに印加した現像バイアスにより外側メッシュ43bと感光体1との間に現像電界が形成される。この現像電界により、内側メッシュ43aと外側メッシュ43bとの間の帯電したトナー48が吸引され、外側メッシュ43bの孔を通して感光体1の画像部に向かって放出され画像部に付着する。これにより、感光体1上の潜像がトナー像化される。この場合、内側メッシュ43aと外側メッシュ43bとの間の空隙にトナー48が蓄積されるので、トナー48の感光体1へ供給が瞬時におこなえ、高速複写にも対応可能である。
また、この装置では、回転する管状のメッシュ41の感光体1と対向する領域以外の領域においても、クラウド状のトナー48が浮遊し、トナーが飛散してしまう虞がある。そこで、回転する管状のメッシュ41の感光体1と対向する領域以外の領域に、該管状のメッシュと対向するようにトナー飛散防止電極49を設ける。このトナー飛散防止電極54にはトナー48と同極性の電圧を印加して、トナー48がメッシュ41を通してトナー飛散防止電極54側に移動しないようにすることができる。また、トナー飛散防止電極54にトナー48と異極性の電圧を印加して、飛翔トナーを吸着させてもよい。
また、上記回転する管状のメッシュ41を用いた現像装置で、現像剤を収容し、メッシュ41内部と両側端部で連通する現像剤収容部51を備える。さらに、現像剤収容部51内の現像剤を攪拌搬送しながら一方の側端部よりメッシュ41内に送り込む第2の現像剤攪拌搬送部材としての第2スクリュウ52を設ける。そして、メッシュ41内のスクリュウ42がメッシュ41内の現像剤をもう一方の側端部より現像剤収容部51内に送り込むように構成し、現像剤収容部51とメッシュ41内部の現像剤を両側端部を介して循環搬送させる。第2スクリュ52は現像剤収容部51内の現像剤を攪拌搬送してトナー48とキャリア49とを摩擦帯電させながらメッシュ41内に送りこんでいるので、メッシュ41内トナー48の帯電性を安定させる。また、メッシュ41内部の現像剤50を充分に均一化することがことができる。
また、感光体1と対向する開口部にメッシュ45を設ける。また、バイアスが印加されたスクリュウ42を備えた第1の現像剤収容部57と、第1の現像剤収容部57と両側端部で連通し、現像剤50を攪拌しながら帯電させる第2の現像剤攪拌搬送部材としての第2スクリュウ52を有する第2の現像剤収容部58とを設ける。そして、スクリュウ42により第1の現像剤収容部57内の現像剤50を攪拌搬送しながら一方の側端部より第2の現像剤収容部58に送り込む。また、第2の現像剤収容部58内の現像剤50を第2スクリュウ52により攪拌搬送しながらもう一方の側端部より第1の現像剤収容部57に送り込む。これにより、第1の現像剤収容部57と第2の現像剤収容部58内の現像剤50を両側端部を介して循環搬送させる。さらに、第1の現像剤収容部57からメッシュ46内側に沿って第2の現像剤収容部58側に現像剤50が流入するよう構成する。ここで、第2スクリュ52は第2の現像剤収容部58内の現像剤を攪拌搬送してトナー48とキャリア49とを摩擦帯電させながら第1の現像剤収容部57内に送りこんでいるので、第1の現像剤収容部57内トナー48の帯電性を安定させることができる。また、メッシュ46内部の現像剤50を充分に均一化することがことができる。ここで、第1の現像剤収容部57ではスクリュウ42にバイアスが印加されており、スクリュウ42近傍の現像剤50中からトナーを効率良くメッシュ近傍に移動させ、感光体1側に供給させることができる。また、第1の現像剤収容部57からメッシュ45内側に沿って第2の現像剤収容部58側に現像剤50が流入するようにすることで、現像剤50が現像電界の影響を受けやすい位置を移動するようにし、現像効率を向上させることができる。
また、メッシュ46を感光体1に対して傾斜して配置して、現像領域を充分確保して現像時間を長くすることもできる。これにより、高速高速複写にも対応可能である。
また、メッシュ47を対向する感光体1の曲率とほぼ同じ曲率をもつものとして、現像領域を充分確保して現像時間を長くすることもできる。これにより、高速高速複写にも対応可能である。
また、上記循環搬送される現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度センサを備え、トナー濃度センサの検知結果に基づき、現像剤にトナーを補給する。これにより、現像剤の安定した帯電およびトナー供給量を確保することができる。
また、上記現像装置4を画像形成装置本体に脱着可能なカートリッジの形態とすることで、メッシュ劣化、トナー消費時等にこれらの部品を容易に交換することができる。
【0048】
【発明の効果】
請求項1乃至2の発明によれば、トナーとトナーを帯電させる帯電材とからなる現像剤を用いて像担持体上の潜像をトナー像化する現像装置および画像形成装置において、像担持体上への帯電材の付着を低減し、高品位な現像をおこなうことができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に画像形成装置の概略構成図。
【図2】現像装置の現像部のモデル図。
【図3】現像装置の各部材への印加バイアスの説明図。
【図4】(a)現像装置のメッシュへ振動を与えるものメッシュ部の拡大説明図。
(b)現像装置のメッシュへ振動を与えるものメッシュ全体の説明図。
【図5】二重構造のメッシュを用いた場合の現像部のモデル図。
【図6】二重構造メッシュ内のトナーの動きをしめすモデル図。
【図7】(a)、(b)、(c) エッジングによるメッシュ形成工程のパターンレジスト形成部の説明図。
【図8】(a)、(b)エレクトロホーミングによるメッシュ形成工程の説明図。
【図9】(a)メッシュの孔とトナー平均粒子径rとの関係の説明図。
(b)メッシュの孔とキャリアの平均粒径Rとの関係の説明図。
【図10】他のメッシュの構成をしめす説明図。
【図11】他のメッシュの構成をしめす説明図。
【図12】他のメッシュの構成をしめす説明図。
【図13】他のメッシュの構成をしめす説明図。
【図14】他のメッシュの構成をしめす説明図。
【図15】他のメッシュの構成をしめす説明図。
【図16】変形例に係る現像装置の概略構成図。
【図17】他の変形例に係る現像装置の概略構成図。
【図18】他の変形例に係る現像装置の概略構成図。
【図19】低抵抗キャリアの構成の説明図。
【図20】(a)従来キャリアの構成の説明図。
(b)高耐久性キャリアの構成の説明図。
【図21】(a)、(b)メッシュに振動を与えるものの説明図。
【図22】平板メッシュを用いた現像装置をカートリッジ化したものの概略構成図。
【図23】管状メッシュを用いた現像装置をカートリッジ化したものの概略構成図。
【図24】曲率に沿ってメッシュの孔の大きさを変化させた現像装置の斜視図。
【符号の説明】
1 感光体
2 帯電ローラ
3 光書き込みユニット
4 現像装置
6 転写搬送ベルト
7 クリーニングブレード
41 メッシュ(管状)
42 スクリュウ
43 メッシュ(二重管状構造)
43a 内側メッシュ
43b 外側メッシュ
44 金属部
45 有機樹脂部
46 メッシュ(平板)
47 メッシュ(曲率)
48 トナー
49 キャリア
50 現像剤
51 現像剤収容部
52 第2のスクリュウ
53 トナー濃度センサ
54 トナー飛散防止電極
55 電源
56 トナー補給口
57 第1の現像剤収容部
58 第2の現像剤収容部

Claims (21)

  1. トナーと該トナーを摩擦帯電させる帯電材とからなる現像剤を収容し、像担持体上の潜像に該現像剤より帯電したトナーを供給してトナー像化する現像装置において、
    上記像担持体に対向するように上記トナーの平均粒径よりも大きく、且つ、上記帯電材の平均粒径よりも小さな孔を有するメッシュを配設し、該メッシュ内に該現像剤を収容し、該メッシュに直流または直流に交流を重畳したバイアス電圧を印加して該現像剤中の帯電したトナーが該像担持体に向かうような電界を形成し、該電界により該メッシュの孔を通して該現像剤中の帯電したトナーを該像担持体に向かって放出させて該像担持体上の潜像をトナー像化するよう構成し、
    上記メッシュが、上記像担持体に対向する側が金属材料で、反対側が有機樹脂材料からなる二重構造であることを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1の現像装置において、上記メッシュの有機樹脂材料から成る部分の孔の開口が、金属材料からなる部分の孔の開口より大きいことを特徴とする現像装置。
  3. トナーと該トナーを摩擦帯電させる帯電材とからなる現像剤を収容し、像担持体上の潜像に該現像剤より帯電したトナーを供給してトナー像化する現像装置において、
    上記像担持体に対向するように上記トナーの平均粒径よりも大きく、且つ、上記帯電材の平均粒径よりも小さな孔を有するメッシュを配設し、該メッシュ内に該現像剤を収容し、該メッシュに直流または直流に交流を重畳したバイアス電圧を印加して該現像剤中の帯電したトナーが該像担持体に向かうような電界を形成し、該電界により該メッシュの孔を通して該現像剤中の帯電したトナーを該像担持体に向かって放出させて該像担持体上の潜像をトナー像化するよう構成し、
    上記メッシュが金属材料より形成され、表面に絶縁膜の保護膜を設けたことを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1、2または3の現像装置において、上記メッシュの厚み方向において上記像担持体に対向する面に近づくにつれ孔が広がるよう構成したことを特徴とする現像装置
  5. トナーと該トナーを摩擦帯電させる帯電材とからなる現像剤を収容し、像担持体上の潜像に該現像剤より帯電したトナーを供給してトナー像化する現像装置において、
    上記像担持体に対向するように上記トナーの平均粒径よりも大きく、且つ、上記帯電材の平均粒径よりも小さな孔を有するメッシュを配設し、該メッシュ内に該現像剤を収容し、該メッシュに直流または直流に交流を重畳したバイアス電圧を印加して該現像剤中の帯電したトナーが該像担持体に向かうような電界を形成し、該電界により該メッシュの孔を通して該現像剤中の帯電したトナーを該像担持体に向かって放出させて該像担持体上の潜像をトナー像化するよう構成し、
    上記メッシュが金属材料からなるメッシュと有機樹脂材料からなるメッシュとを張合わせて形成したもので、該有機樹脂材料からなるメッシュの孔の大きさを該金属材料からなるメッシュの孔の大きさ以上とすることを特徴とする現像装置。
  6. トナーと該トナーを摩擦帯電させる帯電材とからなる現像剤を収容し、像担持体上の潜像に該現像剤より帯電したトナーを供給してトナー像化する現像装置において、
    上記像担持体に対向するように上記トナーの平均粒径よりも大きく、且つ、上記帯電材の平均粒径よりも小さな孔を有するメッシュを配設し、該メッシュ内に該現像剤を収容し、該メッシュに直流または直流に交流を重畳したバイアス電圧を印加して該現像剤中の帯電したトナーが該像担持体に向かうような電界を形成し、該電界により該メッシュの孔を通して該現像剤中の帯電したトナーを該像担持体に向かって放出させて該像担持体上の潜像をトナー像化するよう構成し、
    上記メッシュが有機樹脂材料から成り、表面に金属膜を形成したものであることを特徴とする現像装置
  7. 請求項1乃至6の何れか一の現像装置において、該メッシュの開口率が20〜70%であることを特徴とする現像装置。
  8. 請求項1乃至7の何れか一の現像装置において、上記メッシュの孔の長さLおよび幅Wと、トナーの平均粒径rと帯電材の平均粒径Rとの関係が6r≧W、かつ、2W≦Rであることを特徴とする現像装置。
  9. トナーと該トナーを摩擦帯電させる帯電材とからなる現像剤を収容し、像担持体上の潜像に該現像剤より帯電したトナーを供給してトナー像化する現像装置において、
    上記像担持体に対向するように上記トナーの平均粒径よりも大きく、且つ、上記帯電材の平均粒径よりも小さな孔を有するメッシュを配設し、該メッシュ内に該現像剤を収容し、該メッシュに直流または直流に交流を重畳したバイアス電圧を印加して該現像剤中の帯電したトナーが該像担持体に向かうような電界を形成し、該電界により該メッシュの孔を通して該現像剤中の帯電したトナーを該像担持体に向かって放出させて該像担持体上の潜像をトナー像化するよう構成し、
    上記メッシュが回転する管状メッシュであることを特徴とする現像装置。
  10. 請求項の現像装置において、上記管状メッシュを上記像担持体に接触させて該像担持体上の潜像をトナー像化することを特徴とする現像装置。
  11. 請求項1の現像装置において、上記管状メッシュと上記像担持体との接触幅を調整できるよう構成したことを特徴とする現像装置。
  12. 請求項の現像装置において、上記管状メッシュを上記像担持体と間隙を持って配置した状態で該像担持体上の潜像をトナー像化することを特徴とする現像装置。
  13. 請求項9乃至12の何れか一の現像装置において、上記管状のメッシュが管状の内側メッシュと管状の外側メッシュとを空隙を持って配設した二重管状メッシュであることを特徴とする現像装置。
  14. 請求項9乃至13の何れか一の現像装置において、上記管状のメッシュの上記像担持体と対向する領域以外の領域に、該管状のメッシュと対向するようにトナー飛散防止電極を設けたことを特徴とする現像装置。
  15. 請求項9乃至14の何れか一の現像装置において、現像剤を収容し、上記管状のメッシュ内部と両側端部で連通する現像剤収容部と、該現像剤収容部内の現像剤を攪拌搬送しながら一方の側端部より該メッシュ内に送り込む第2の現像剤攪拌搬送部材とを備え、該メッシュ内の現像剤攪拌搬送部材が該メッシュ内の現像剤をもう一方の側端部より該現像剤収容部内に送り込むように構成し、該現像剤収容部と該メッシュ内部の現像剤を該両側端部を介して循環搬送させるよう構成したことを特徴とする現像装置。
  16. トナーと該トナーを摩擦帯電させる帯電材とからなる現像剤を収容し、像担持体上の潜像に該現像剤より帯電したトナーを供給してトナー像化する現像装置において、
    上記像担持体に対向するように上記トナーの平均粒径よりも大きく、且つ、上記帯電材の平均粒径よりも小さな孔を有するメッシュを配設し、該メッシュ内に該現像剤を収容し、該メッシュに直流または直流に交流を重畳したバイアス電圧を印加して該現像剤中の帯電したトナーが該像担持体に向かうような電界を形成し、該電界により該メッシュの孔を通して該現像剤中の帯電したトナーを該像担持体に向かって放出させて該像担持体上の潜像をトナー像化するよう構成し、
    上記メッシュ内に上記現像剤を攪拌搬送しながら帯電させる現像剤攪拌搬送部材を備え、該現像剤攪拌搬送部材にバイアス電圧を印加して該現像剤攪拌搬送部材と該メッシュとの間に該現像剤中の帯電したトナーが該メッシュに向かうような電界を形成し、該電界により該現像剤中の帯電したトナーを該メッシュに向かって移動させるよう構成し、
    上記像担持体と対向する開口部に上記メッシュを設け、上記現像剤攪拌搬送部材を備えた第1の現像剤収容部と、該第1の現像剤収容部と両側端部で連通し、現像剤を攪拌しながら帯電させる第2の現像剤攪拌搬送部材を有する第2の現像剤収容部とを備え、該現像剤攪拌搬送部材により該第1の現像剤収容部内の現像剤を攪拌搬送しながら一方の側端部より該第2の現像剤収容部に送り込み、該第2の現像剤収容部内の現像剤を該第2の現像剤攪拌搬送部材により攪拌搬送しながらもう一方の側端部より該第1の現像剤収容部に送り込むことで、該第1の現像剤収容部と該第2の現像剤収容部内の現像剤を該両側端部を介して循環搬送させると共に、該第1の現像剤収容部側から該メッシュ内側に沿って該第2の現像剤収容部側に現像剤が流入するよう構成したことを特徴とする現像装置。
  17. 請求項16の現像装置において、上記メッシュを上記像担持体に対して傾斜して配置したことを特徴とする現像装置。
  18. 請求項16の現像装置において、上記メッシュが上記該像担持体の曲率とほぼ同じ曲率をもつことを特徴とする現像装置。
  19. 請求項15乃至18の何れか一の現像装置において、上記循環搬送される現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度センサを備え、該トナー濃度センサの検知結果に基づき、現像剤にトナーを補給するよう構成したことを特徴とする現像装置。
  20. 像担持体に潜像を形成する潜像形成手段と、該像担持体上の潜像をトナー像化する現像装置とを備えた画像形成装置において、上記現像装置として請求項1乃至19の何れか一の現像装置を採用することを特徴とする画像形成装置。
  21. 請求項2の画像形成装置において、上記現像装置が画像形成装置本体に脱着可能なカートリッジの形態であることを特徴とする画像形成装置。
JP2003068778A 2003-03-13 2003-03-13 現像装置及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP4357855B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003068778A JP4357855B2 (ja) 2003-03-13 2003-03-13 現像装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003068778A JP4357855B2 (ja) 2003-03-13 2003-03-13 現像装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004279596A JP2004279596A (ja) 2004-10-07
JP4357855B2 true JP4357855B2 (ja) 2009-11-04

Family

ID=33286019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003068778A Expired - Fee Related JP4357855B2 (ja) 2003-03-13 2003-03-13 現像装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4357855B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004279596A (ja) 2004-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5005802B2 (ja) 現像装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2011133590A (ja) 現像剤供給装置
JP2005233992A (ja) 現像装置及びこれを用いた画像形成装置
JP6319221B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP4357855B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP6304160B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2017058393A (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP4387281B2 (ja) 現像装置
JP6477542B2 (ja) 画像形成装置
JP2004069903A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP5115453B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2003149927A (ja) 現像装置
JP4568068B2 (ja) 現像装置およびこれを備えた画像形成装置
JP2017156499A (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP6635068B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP6565844B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2007133190A (ja) 画像形成装置およびプロセスカートリッジ
JP2001201927A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2006099029A (ja) 現像装置並びにこれを用いたプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH1144991A (ja) 現像装置
JP2010128438A (ja) 現像装置
JP2002244437A (ja) 現像剤搬送装置およびこれを用いた現像装置
JP2004085701A (ja) 搬送装置、並びに、これを用いた現像装置および画像形成装置
JPH11258909A (ja) 現像装置
JP2017058390A (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050916

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080516

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090731

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090805

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120814

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120814

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130814

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees