JP4357520B2 - ヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器 - Google Patents

ヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、例えば、携帯電話やノート型パソコン等の折り畳み型の電子機器の枢着部に設けるヒンジ装置並びにこのヒンジ装置を用いた電子機器に係るものである。
二つの部材の端部同志をヒンジ装置で連結して例えば重合状態から一方の部材に対して他方の部材を回動する場合、所定回動位置(使用位置)でその回動位置が保持される係合クリック機構を設ける場合がある。
例えば、携帯電話等の電子機器において操作部を設けた本体部とディスプレイ部を設けた重合部とを重合した重合閉塞状態から、重合部を起伏回動して180度あるいは互いに背合わせとなる360度開放回動できるようにヒンジ装置を構成する場合(360度の場合は互いに連動させる第一ヒンジ装置と第二ヒンジ装置とによる二軸構成のヒンジ装置とする)、例えば電話として使用する160度開放位置付近で係合クリックしてその位置が保持されると共に、重合閉塞状態の時係合クリック途中となって閉じ付勢が生じる係合クリック機構をヒンジ装置に組み込む場合がある。
この場合は、一方の部材と共に回動するカム係合部と、他方の部材と共に回動するカム部とを係脱自在に付勢凹凸係合するように構成し、この付勢によって所定回動位置で吸い込まれるように凹凸係合(カム係合)することで係合クリック(保持)されるように構成するが、勢い余れば凹凸係合から再び脱して更に回動する。
例えば、手で開放回動する場合、回動する力が強ければクリック係合する位置を超えて過回動してしまうし、回動バネ付勢によってボタンを押すとこのバネロックが外れて自動的に回動させる構成の場合も、この回動バネの付勢力が強すぎると過回動してしまう。
この力加減や調整設定は煩わしかったり難しいため、結局このカム係合、即ち凹凸係合を深くし、この凹凸係合付勢力も大きくし、回動力が強くても確実にその位置で必ず一旦係合クリックされるように構成しなければならない。
そのため、逆に更に回動しようとする場合、カム係合の係脱に力を要してしまうことになるし、逆にこのカム係合から係脱させることを容易にして重合部の開放回動や戻り回動をスムーズにしてしまうと前述のように係合クリックが確実に行われず、開放回動に際して加減しないとしばしば過回動してしまうことになり、使いづらいことになる。
本発明は、このような問題点を見い出しこれを解決するもので、回動させる大きさとはおよそ無関係にして常に確実に所定回動位置、例えば使用に際して適切な回動開放位置で必ず一旦回動停止し、場合によっては常に必ず開放回動すると所定位置で一旦係合クリックし、過回動はできず、しかしながら一旦逆回動した後再び更に回動すると今度はスムーズに過回動できる。言い換えるとおよそ回動する強弱にかかわらず常に一旦回動が所定回動位置で阻止され、更に回動したい時は一旦逆回動すれば今度は阻止されることなくスムーズに更なる回動が可能となる画期的なヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器を提供することを目的としている。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
第一部材1と第二部材2とを回動自在に連結するヒンジ装置であって、第一部材1若しくは第一部材1に設ける第一連結部1Aに案内カム部3を設け、第一部材1に対して第二部材2を相対回動することで、前記案内カム部3に対して相対回動しこの案内カム部3により案内されるカム部4を第二部材2若しくは第二部材2に設ける第二連結部2Aに設け、前記案内カム部3の回動案内範囲の途中に前記カム部4の回動を阻止する途中ストッパー部5を設け、この途中ストッパー部5により回動途中で阻止された前記カム部4を戻り方向に逆回動した際、前記途中ストッパー部5を避ける別ルート案内部6に案内する逆回動ルート変更部7を前記途中ストッパー部5に連設し、この逆回動ルート変更部7に前記別ルート案内部6を連設して、前記カム部4は前記別ルート案内部6により前記途中ストッパー部5によって回動阻止されることなく更に回動するように構成し、少なくともカム部4を回動始点位置まで戻り方向に逆回動させた際には前記カム部4は前記途中ストッパー部5により回動途中で阻止される通常ルート案内部8に再度案内されるように構成したことを特徴とするヒンジ装置に係るものである。
また、前記案内カム部3若しくは前記カム部4を径方向に移動自在に構成し、前記カム部4の回動若しくは逆回動によって案内ルートが変更するに際して径方向に移動するように構成したことを特徴とする請求項1記載のヒンジ装置に係るものである。
また、前記案内カム部3に設けられた回動方向に対して傾斜したテーパ壁面9に、相対回動する前記カム部4が押圧することでこのテーパ壁面9を設けた案内カム部3若しくは前記カム部4が付勢に抗して前記径方向に移動することにより若しくはこの付勢によって径方向に戻り動することにより前記カム部4の案内ルートが変更されるように構成したことを特徴とする請求項2記載のヒンジ装置に係るものである。
また、前記カム部4を前記案内カム部3の案内底面に付勢押圧する弾性部10を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のヒンジ装置に係るものである。
また、前記案内カム部3の回動案内範囲の途中に前記途中ストッパー部5として設けた突き当たるストッパー壁部11の直前に前記カム部4が係合するストッパー係合部12を設け、このストッパー係合部12に前記カム部4が自重により落ち込み係合若しくは前記弾性部10による案内底面への付勢押圧により落ち込み係合または前記径方向への移動付勢により前記カム部4に対して前記案内カム部3が相対移動することで係合するように構成し、このカム部4を戻り方向に逆回動することで前記テーパ壁面9によって若しくは付勢による戻り動によって前記案内カム部3を径方向に相対移動させつつ前記別ルート案内部6にカム部4を案内する、または前記ストッパー係合部12に前記カム部4が係合した時既に前記案内カム部3の相対移動によってカム部4が前記通常ルート案内部8とは異なる位置に案内されているカム部4を戻り案内する前記逆回動ルート変更部7を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のヒンジ装置に係るものである。
また、前記回動案内範囲の終点位置から逆回動して回動始点位置に戻した際、少なくとも前記案内カム部3の相対移動によって前記通常ルート案内部8の回動始点位置に前記カム部4が位置するように構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のヒンジ装置に係るものである。
また、前記案内カム部3を径方向に相対移動自在に構成すると共に、前記カム部4が移動する案内面に凹凸形状を設けて、前記通常ルート案内部8、前記途中ストッパー部5、前記逆回動ルート変更部7及び前記別ルート案内部6を一体凹凸形成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のヒンジ装置に係るものである。
また、本体部を前記第一部材1若しくは前記第二部材2とし、前記本体部に重合する重合部を前記第二部材2若しくは第一部材1とし、この本体部と重合部とを前記請求項1〜6のいずれか1項に記載のヒンジ装置によって連結して前記本体部と前記重合部とを重合した重合閉塞位置から所定角度重合部を起伏回動した回動開放位置で前記途中ストッパー部5により回動が阻止され、重合部を一旦回動することで更に開放回動できるように構成したことを特徴とするヒンジ装置を用いた電子機器に係るものである。
また、本体部と重合部とその間に設けるヒンジ基体13とを夫々回動自在に連結して本体部に対して重合部をヒンジ基体13を介して360度回動自在に構成するに際して、前記本体部を第一部材1若しくは第二部材2とし、ヒンジ基体13を前記第二部材2若しくは第一部材1として前記本体部と前記ヒンジ基体13を第一ヒンジ装置で連結し、前記重合部を第一部材1若しくは第二部材2、ヒンジ基体13を第二部材2若しくは第一部材1として前記重合部と前記ヒンジ基体13とを第二ヒンジ装置で連結し、少なくとも前記第一ヒンジ装置若しくは前記第二ヒンジ装置を前記請求項1〜7のいずれか1項に記載のヒンジ装置とし、前記第一ヒンジ装置と前記第二ヒンジ装置とが連動回動するように構成した二つの連動するヒンジ装置から成る二軸ヒンジ装置で前記本体部と前記重合部とを前記ヒンジ基体13を介して360度回動自在に連結し、前記本体部と前記重合部とを重合した重合閉塞位置から所定角度重合部を起伏回動した回動開放位置で前記途中ストッパー部5により回動が阻止され、重合部を一旦逆回動することで更に開放回動でき互いに背合わせ重合した360度開放重合位置まで回動できるように構成した請求項8記載のヒンジ装置を用いた電子機器に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、およそ回動する強弱にかかわらず常に一旦回動が所定回動位置で阻止され、更に回動したい時は一旦逆回動すれば今度は阻止されることなくスムーズに更なる回動が可能となる画期的なヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器となる。
即ち、本発明は、ヒンジ装置に組み込まれ、一方の部材と共に回動する案内カム部と、この案内カム部に案内され他方の部材と共に回動するカム部とを設け、このヒンジ装置の案内カム部とカム部との構成を前述のように設定することによってカム部の案内カム部に対する回動が規制されて逆回動によって案内ルートが変更して前述のような動作を行う構成が実現でき、常に確実に所定回動位置で回動停止するが、スムーズに更なる回動も行える画期的なヒンジ装置となる。
また、請求項2〜7記載の発明においては、一層本発明を容易に実現できる秀れたヒンジ装置となる。
即ち、請求項2記載の発明においては、案内カム部及びこれに案内されるカム部の形状を設定し、少なくともいずれかを径方向に移動自在に構成し、例えば請求項3記載の発明のように相対回動するカム部が案内カム部のテーパ壁面を押圧することで案内カム部が付勢に抗して径方向に相対移動することでカム部の案内ルートが変更するように構成するため、前記作用・効果を発揮する構成を極めて容易に実現できる一層秀れたヒンジ装置となる。
また、請求項4記載の発明においては、案内カム部に対してカム部が付勢押圧当接するため回動阻止や規制案内によるルート変更等が誤作動なく一層確実に果たされ、一層秀れたヒンジ装置となる。
また、請求項5記載の発明においては、更に案内カム部にカム部が落ち込み係合するストッパー係合部を設け、カム部には単に回動阻止される位置で確実にこのストッパー係合部への係合によって保持され、またこのカム部の係合やルート変更等も一層確実に果される構成を簡易な構成によって確実に実現でき、一層実用性に秀れたヒンジ装置となる。
また、請求項6記載の発明においては、少なくとも元の回動位置に戻せば、再び所定回動位置で必ず回動阻止される初期状態に戻るように構成されるため特別な切り替え操作も不要となり、操作性がよく一層秀れたヒンジ装置となる。
また、請求項7記載の発明においては、単に径方向に移動自在に設ける案内カム部の形状設定により実現でき、一層量産性に秀れ実用性に秀れたヒンジ装置となる。
また、請求項8,9記載の発明においては、前記作用・効果を発揮するヒンジ装置を用いた電子機器となる。
即ち、例えば携帯電話やノート形パソコン等において使用状態位置で必ず一旦回動停止するが、単に一旦逆回動するだけでスムーズに更なる回動が行え、特に請求項9記載の発明のように360度開放回動できる構成の場合、即ち使用位置から更に回動をさせる場合や使用位置が一ヵ所でなく更に回動した位置に更に使用位置があって更なる回動をしたい場合等においても必ず一旦最初の使用位置で回動停止され、回動の強弱にかかわらず一旦停止する構成でありながら、少し逆回動すれば今度は更なる回動がスムーズに行える極めて画期的なヒンジ装置を用いた電子機器となる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
第一部材1に対して第二部材2を回動すると、案内カム部3に対してカム部4が案内されて回動するが、このカム部4は案内カム部3の通常ルート案内部8に沿って案内され、およそ回動させる力の強弱にかかわらず、必ず通常ルート案内部8の途中の所定回動位置に設けた途中ストッパー部5によって回動が阻止される。
従って、手で回動する場合でも回動バネによって自動回動する場合であっても過回動することなく途中ストッパー部5を設けた所定回動位置で必ず一旦回動が阻止され過回動できず止まることとなる。
例えば、重合閉塞状態から使用状態の位置の回動開放位置(例えば160度開放位置)に途中ストッパー部5を設けることにより、第一部材1に対して第二部材2を回動すれば、必ず案内カム部3の通常ルート案内部8に対してカム部4は案内され、使用状態位置となる回動開放位置に設けた途中ストッパー部5によってカム部4の相対回動は阻止されて、第一部材1に対する第二部材2の相対回動は阻止され、必ず一旦回動停止することとなる。
従って、この途中ストッパー部5で回動阻止される位置にカム部4が係合するストッパー係合部12、あるいは別に設けた係合クリック機構にこの途中ストッパー部5で回動阻止される回動位置で係合クリックする係合部を更に設ければ、必ずこの所定回動開放位置で係合クリックされることとなり、更に回動しようとしても回動できない状態にしてこの回動位置が係合保持される。
しかし本発明では、一旦第二部材2を逆回動させるだけでカム部4は逆回動ルート変更部7によって、今度は前記途中ストッパー部5によって回動が阻止されない別ルート案内部6に案内され、この別ルート案内部6に沿って更なる回動ができることとなる。
即ち、一旦途中ストッパー部5によって必ず回動が阻止され、第一部材1に対して第二部材2は所定回動位置で必ず停止するが、第二部材2を戻り回動させれば、逆回動ルート変更部7によってカム部4が通常ルート案内部8から別ルート案内部6に移動してルート変更されるから、一旦戻り回動することで、カム部4は今度は前記途中ストッパー部5に阻止されることがなく途中ストッパー部5の位置を超えてスムーズに更なる回動できることとなる。
例えば回動方向に対して傾斜したテーパ壁面9を案内カム部3に設け、カム部4がこのテーパ壁面9を回動時に押圧することで例えばカム部4に対して案内カム部3が径方向に相対移動することでカム部4の案内ルートが変更したり、再び戻り回動して回動始点位置にくると通常ルート案内部8に再び変更したりするように構成する。
このように本発明は、ヒンジ装置の構成によって常に確実に所定回動位置で回動停止し例えば更にその位置で係合クリックできるように構成でき、しかもこの係脱がスムーズに行えなくなるようなことはなく、回動させる力の大小にかかわらず常に所定回動位置で回動停止し、そして一旦少し逆回動させれば自動的にこのストッパーが解除され、今度は前記途中ストッパー部5の位置を超えてスムーズに更なる回動が可能となる構成を、ヒンジ装置の構成によって実現できる画期的なヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器となる。
本発明の具体的な実施例1について図面に基づいて説明する。
第一部材1と第二部材2とを回動自在に連結する本実施例のヒンジ装置は、第一部材1に設ける第一連結部1Aに径方向に移動自在に案内カム部3を設け(直接設ける場合のみならず第一部材1と共に回動するように設ける場合を含む意味である)、この案内カム部3に対して相対回動しこの案内カム部3により案内されるカム部4を軸方向にスライド自在に第二部材2に設ける第二連結部2Aに設けている。
本実施例では、第一部材1に回り止め状態に設ける第一連結部1Aとしての筒状のヒンジケース1A内に軸受部20を設け、この軸受部20に回動自在に軸支される回動軸21を設けた第二連結部2Aを第二部材2に設ける構成とし、前記ヒンジケース1Aに設けた案内溝22に案内されて径方向に移動自在に案内カム部3を設けている。この案内溝22は軸方向と直交する径方向に対して傾斜する方向に形成されていて案内カム部3に設けた係合ピン23が係合し、この案内溝22に係合ピン23が沿うことで、軸方向にスライドしつつこの軸に対して接離する径方向に案内カム部3が移動する(斜めに移動して回動軸21から接離する)ように構成している。
この案内カム部3に軸方向から当接するカム部4を前記第二連結部2Aに設けた回動軸21に回り止め状態にして回動軸21に沿ってスライド自在に設け、この回動軸21に回り止め状態に通したカム部4を案内カム部3に押圧付勢する弾性部10としてのバネ10を回動軸21に被嵌している。
従って、第一部材1に対して第二部材2を回動すると、案内カム部3に対してカム部4がバネ10による付勢によって押圧当接した状態で回動軸21と共に回動し、案内カム部3の表面に設けた案内ルートに沿ってカム部4が案内されて回動する構成としている。
また本実施例では、このカム部4に案内カム部3を押圧するバネ10を案内カム部3が径方向の回動軸21から離れる方向に移動する際の抗力、回動軸21に接近しようとする付勢力としても利用している。
即ち、バネ10とは別の弾性部を設けても良いが、本実施例では前記案内溝22を傾斜状態に設けることで、カム部4を介して案内カム部3を前記バネ10により軸方向に押圧することでこの案内溝22に沿って案内カム部3は回動軸21に接近する方向に付勢され、逆に回動軸21から離れる方向に移動する場合には、このバネ10、即ち案内カム部3に対してカム部4を押し付ける付勢力に抗して案内カム部3を径方向の回動軸21から離れる方向に移動するように構成している。
本実施例では、このように構成した案内カム部3の回動案内範囲の途中に前記カム部4の回動を阻止する途中ストッパー部5を設けている。
本実施例では、案内カム部3の表面に設けた通常ルート案内部8の途中に前記カム部4が相対回動することを阻止する突き当たるストッパー壁部11を設けて途中ストッパー部5を構成している。即ち、弾性部10によってカム部4を案内カム部3に押し付けながらカム部4が所定角度回動すると突き当たるストッパー壁部11を案内カム部3の表面に一体突出形成している。また弾性部10によりカム部4は案内カム部3に押し付けられているため、突き当たるストッパー壁部11を超えることなく常に確実に回動阻止されることとなる。
そしてこの途中ストッパー部5により回動途中で阻止された前記カム部4を戻り方向に逆回動した際、前記途中ストッパー部5を避ける別ルート案内部6に案内する逆回動ルート変更部7を途中ストッパー部5に連設し、この逆回動ルート変更部7に前記別ルート案内部6を連設して、カム部4は別ルート案内部6により途中ストッパー部5によって回動阻止されることなく更に回動するように構成し、少なくともカム部4を回動始点位置まで戻り方向に逆回動させた際にはカム部4は途中ストッパー部5により回動途中で阻止される通常ルート案内部8に再度案内されるように構成している。
本実施例では、カム部4の逆回動によって案内ルートが通常ルート案内部8から別ルート案内部6に変更するに際して前記案内カム部3が付勢に抗して案内溝22に沿って径方向に(回動軸21から離れる方向に付勢に抗して)移動するように構成している。
更に説明すると、回動方向に対して傾斜したテーパ壁面9に、相対回動するカム部4が押圧することで、このテーパ壁面9を設けた前記案内カム部3が付勢に抗して前記径方向に移動することにより前記カム部4の回動ルートが変更されるように構成している。
具体的には、案内カム部3の回動案内範囲の途中の前記途中ストッパー部5の突き当たるストッパー壁部11の直前にカム部4が係合するストッパー係合部12を設け、このストッパー係合部12にカム部4が前記弾性部10による案内底面への付勢押圧により落ち込み係合するように構成し、このカム部4を戻り方向に逆回動することで前記テーパ壁面9によって案内カム部3を径方向に相対移動させつつ前記別ルート案内部6にカム部4を案内するように構成している。即ち、本実施例では、突き当たるストッパー壁部11とこれと対向するがこれより低いテーパ壁面9とによって通常ルート案内部8に凹状のストッパー係合部12を設け、突き当たるストッパー壁部11(途中ストッパー部5)に突き当たってストッパー係合部12に係合したカム部4を戻り回動すると、カム部4がテーパ壁面9を押圧することでカム部4に対して案内カム部3が径方向に逃動しつつカム部4は戻り動し、通常ルート案内部8から別ルート案内部6にルート変更されるように構成している。
尚、本実施例では、このように途中ストッパー部5により回動阻止された位置にカム部4が落ち込むストッパー係合部12を設けたが、後述する別に設けた係合クリック機構にこの回動阻止された回動位置でカム凹凸係合クリックするように構成しても良い。
従って、一旦途中ストッパー部5によって阻止されたカム部4はそのままストッパー係合部12に落ち込み係合あるいは別に設けた係合クリック機構によって係合クリックして、回動力の強弱にかかわらず必ず途中ストッパー部5によって回動停止すると共に、この回動停止位置が係合クリック(保持)される。この係合クリックした状態から更に過回動させることは途中ストッパー部5によって阻止されているが、本実施例では少し逆回動すると、例えばテーパ壁面9に突き当たり案内カム部3が径方向に付勢に抗して逃動しつつ逆回動ルート変更部7によって通常ルート案内部8から別ルート案内部6へとカム部4は移動してルート変更される。
本実施例ではこのようにストッパー係合部12に係合した後逆回動するとカム部4がテーパ壁面9を押圧することで案内カム部3が弾性部10に抗して径方向に移動するが、前記ストッパー係合部12に前記カム部4が係合した時既に前記案内カム部3が弾性部10による戻り付勢によって相対移動しカム部4の回動ルートが既に通常ルート案内部8から別ルート案内部6に変更されているように構成し、既に案内カム部3が径方向に戻り動した状態でカム部4を戻り回動させて途中ストッパー部5を超える別ルート案内部6へと案内されるように前記逆回動ルート変更部7を構成しても良い。
また、本実施例では、前記回動案内範囲の終点位置から逆回動して回動始点位置に戻した際、少なくとも前記案内カム部3の相対移動によって前記通常ルート案内部8の回動始点位置に前記カム部4が位置するように構成している。
具体的には、本実施例では開放回動した終点位置にくると、今度は径方向の付勢(弾性部10)によって案内カム部3が径方向(回動軸20に近づく方向)に戻り動して通常ルート案内部8に戻りカム部4を戻り回動すると、この回動に際しては途中ストッパー部5の段部を逆方向から飛び落ちストッパー係合部12を飛び超すように構成している。
本実施例では、このように弾性部10によって案内カム部3にカム部4を押し付けつつ案内カム部3の前記カム部4が移動する案内面に凹凸形状を設けて、前記通常ルート案内部8、前記途中ストッパー部5、前記逆回動ルート変更部7及び前記別ルート案内部6を一体凹凸形成し、これによってカム部4の回動を規制しつつテーパ壁面9によって案内カム部3を径方向に移動させたり、戻り付勢によって戻すなどしてカム部4の相対回動によって案内ルートを変更させるように構成している。
更に説明すると繰り返しになるが、本実施例では、案内カム部3の表面に設けた通常ルート案内部8の途中にカム部4が係合するストッパー係合部12を凹設し、このストッパー係合部12の回動先端側の壁部を高くして前記突き当たるストッパー壁部11を形成して途中ストッパー部5を設け、カム部4は案内カム部3に対して相対回動するに際して常に弾性部10によって押圧されているためカム部4は浮き上がり誤作動なくこの途中ストッパー部5によって回動が必ず阻止されてストッパー係合部12に落ち込み、このストッパー係合部12の途中ストッパー部5と反対の回動基端側の壁部は低くすると共にこれをテーパ壁面9としているからカム部4を戻り動させるとこのテーパ壁面9によって案内カム部3が径方向の回動軸21を離れる方向に押しやられてを逃動するように構成している。
このストッパー係合部12からカム部4が外れつつ案内カム部3を押しやる逆回動案内ルートを逆回動ルート変更部7として構成し、更に案内カム部3が押しやられることでその案内カム部3を押しやった位置をカム部4で保持する段部24を回動方向に形成し、この段部24に沿ってカム部4が移動するルートを別ルート案内部6とし、この別ルート案内部6では途中ストッパー部5とは無関係に案内カム部3を径方向に押しやった状態を前記段部24で保持しつつ更にカム部4を回動できるように構成している。
そして本実施例ではカム部4が回動終点にくると、この段部24がなくなり自動的に弾性部10の戻り付勢によって案内カム部3が径方向の回動軸21に近づく方向に戻り動し、途中ストッパー部5を通過する通常ルート案内部8にカム部4が戻り、この通常ルート案内部8に沿ってカム部4を戻し回動することでカム部4は途中ストッパー部5を飛び落ち、いわば上段から下段へ飛び降りるようにしてストッパー係合部12の凹部上方を飛び越えて戻り動するように構成している。
本実施例では、回動移動の終点位置で別ルート案内部6から通常ルート案内部8へ戻るように構成したが、通常ルート案内部8を戻らずに回動始点位置まで戻り回動してはじめて通常ルート案内部8に戻るようにしても良いし、回動始点位置から回動することで途中ストッパー部5に回動阻止されるルートに案内カム部3の移動によって自動的に切り替わる構成とし、このように切り替わって途中ストッパー部5に回動阻止されるルートを通常ルート案内部8としてとらえても良い。
また前述のようにストッパー係合部12に係合することで案内カム部3が付勢によって戻り動してこの一旦ストッパー係合部12に係合した状態で戻り案内カム部3が戻り移動した状態でカム部4が戻り回動することで別ルート案内部6へとルート変更されるように構成しても良い。
いずれにしても、案内カム部3の径方向の移動タイミングを含めてカム部4が案内される案内カム部3の凹凸形状によって本発明を実現する構成であって、容易にヒンジ装置に組み込むことができ、必ず一旦途中の所定位置で係合クリックでき、過回動を確実に阻止できる構成でありながら、単に少し逆回動させるだけでルート変更が自動的に行われ、今度はスムーズに更なる回動ができる構成となるヒンジ装置としている。
また、本実施例では、回動始点位置(0度)と回動終点位置(180度)とで係合クリックする係合クリック機構を更に設けた構成としている。
即ち、前記筒状ヒンジ装置とした第一連結部1Aにこれと共に回動する別回動軸25を設け、この別回動軸25の基端には前記回動軸21を軸支する前記軸受部20を設けるが、この別回動軸25にこの軸方向スライド自在にしてクリック係合付勢されるクリック用カム部27を回り止め状態に設け、このクリック用カム部27の相対回動によって回動始点位置と回動終点位置とで互いに凹凸係合するクリック用カム係合部28を第二連結部2Aに設けた構成としている。
尚、前述のように、この係合クリック機構において途中ストッパー部5でカム部4が回動阻止される位置に(0度と180度との間の位置にも)凹凸係合するように構成し、案内カム部3とカム部4とには係合クリック機能を持たさせず回動ストッパーとルート案内だけとしても良い。
このように構成したヒンジ装置によって、例えば操作部を設けた本体部とディスプレイ部を設けた重合部とを重合閉塞位置から開放回動自在に連結して電子機器を構成する。例えば本実施例1では、携帯電話に本発明を適用し、本体部を第一部材1とし、重合部を第二部材2とした前記ヒンジ装置によって端部同志を連結して、携帯電話の使用位置である重合閉塞位置から160度開放回動した回動閉塞位置で、途中ストッパー部5によって回動阻止されるように構成し、そして少し逆回動すると更に180度開放回動できるように構成している。
実施例2では、本体部と重合部とその間に設けるヒンジ基体13とを夫々回動自在に連結して本体部に対して重合部をヒンジ基体13を介して360度回動自在に構成するに際して、前記本体部を第一部材1とし、ヒンジ基体13を前記第二部材2として本体部とヒンジ基体13とを第一ヒンジ装置で連結し、前記重合部を第一部材1とし、ヒンジ基体13を第二部材2として重合部とヒンジ基体13とを第二ヒンジ装置で連結し、本実施例では前記第一ヒンジ装置と前記第二ヒンジ装置の双方とも前述したヒンジ装置を採用し、第一ヒンジ装置と第二ヒンジ装置が同期して連動回動するように構成した二つのヒンジ装置から成る二軸のヒンジ装置によって前記本体部と前記重合部とを前記ヒンジ基体13を介して360度回動自在に連結して、本体部と重合部とを重合した重合閉塞位置から所定角度重合部を起伏回動した回動開放位置で前記途中ストッパー部5により回動が阻止され、重合部を一旦逆回動することで更に開放回動でき互いに背合わせ重合した360度開放重合位置まで回動できるように構成している。
即ち、本実施例では、本発明に係るヒンジ装置を本体部と重合部との間に面一状態に配設するヒンジ基体13に組み込むが、このヒンジ基体13に回動軸21、別回動軸25を夫々二軸並設状態にしてヒンジ基体13に組み込む構成とし、前記ヒンジ装置の各第二連結部2Aをヒンジ基体13にこれを第二部材2として組み込み、各第一連結部1Aを夫々本体部と重合部とに回り止め状態に設ける構成としている。
また、この場合、各別回動軸25の前記第二連結部2Aを貫通した各端部にこの別回動軸25と共回りするロータリー部29を夫々設け、このロータリー部29間を連動リンク部30で連結して共回りするように構成し、同期して連動回動するように構成している。
従って、ヒンジ基体13を固定した状態で動きを見れば、これに第一ヒンジ装置で連結した本体部と第二ヒンジ装置で連結した重合部とは夫々180度連動回動し、ヒンジ基体13に対して常に同角度では回動しないが連動回動するように構成している。
このようにして、本体部に対して重合部を360度回動するが、使用状態となる本体部に対して重合部が160度回動した回動位置となる時に案内カム部3に対してカム部4が位置する部位に途中ストッパー部5を設け、この途中ストッパー部5にストッパー係合部12を設けて係合クリックするように構成し、別に設けた係合クリック機構によって0度と360度で係合クリックするように構成している(尚、この場合も途中ストッパー部5によって回動阻止される位置でも係合クリックするように構成し、前記ストッパー係合部12を案内カム部3に設けない構成としても良い。)。
従って、この実施例2における二軸構成のヒンジ装置の第一ヒンジ装置も第二ヒンジ装置も本発明に係るヒンジ装置を採用するが、使用位置例えば160度位置での各案内カム部3に対するカム部4の位相(相対回動位置)は異なるため、双方とも全く同一構造ではなく、例えば同様の構造ではあるが、案内カム部3の形状設定は少し異なる。
尚、本発明は、実施例1,実施例2に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
実施例1の説明斜視図である。 実施例1の開閉回動動作を示す説明側面図である。 実施例1のヒンジ装置の組み付け状態の説明斜視図である。(薄墨を施した部材は共回りする部材を示す。) 実施例1のヒンジ装置の説明分解斜視図である。(薄墨を施した部材は共回りする部材を示す。) 実施例2の説明斜視図である。 実施例2のヒンジ装置の組み付け状態の説明斜視図である。 実施例2のヒンジ装置を図6とは異なる方向から見た説明斜視図である。 実施例2のヒンジ装置の説明分解斜視図である。 実施例2のヒンジ装置を図8とは異なる方向から見た説明分解斜視図である。 実施例2の開閉回動動作を示す作動説明側断面図である。 実施例2の重合閉塞状態から180度開放状態までの連動リンク部による連動回動動作を示す作動説明側断面図である。 実施例2の反転回動途中と360度反転重合状態の連動リンク部による連動回動動作を示す作動説明側断面図である。 実施例2のヒンジ装置の本体側軸(第一ヒンジ装置)の説明分解斜視図である。(薄墨を施した部材は共回りする部材を示す。) 実施例2のヒンジ装置の本体側軸(第一ヒンジ装置)の案内カム部の斜視図と側面図である。 実施例2のヒンジ装置の本体側軸(第一ヒンジ装置)、及び重合部側軸(第二ヒンジ装置)の案内カム部とカム部の斜視図と平面図である。 実施例2のヒンジ装置の開放回動における第一ヒンジ装置の案内カム部に対するカム部の0度から65度までの作動説明平面図である。 実施例2のヒンジ装置の開放回動における第一ヒンジ装置の案内カム部に対するカム部の100度から180度までの作動説明平面図である。 実施例2のヒンジ装置の戻り回動における第一ヒンジ装置の案内カム部に対するカム部の作動説明平面図である。 実施例2のヒンジ装置の開放回動における第一ヒンジ装置の案内カム部に対するカム部の作動説明斜視図である。 実施例2のヒンジ装置の戻り回動における第一ヒンジ装置の案内カム部に対するカム部の作動説明斜視図である。 実施例2のヒンジ装置の案内カム部の径方向の動きを示す作動説明斜視図である。 実施例2のヒンジ装置の説明平断面図である。
符号の説明
1 第一部材
1A 第一連結部
2 第二部材
2A 第二連結部
3 案内カム部
4 カム部
5 途中ストッパー部
6 別ルート案内部
7 逆回動ルート変更部
8 通常ルート案内部
9 テーパ壁面
10 弾性部(バネ)
11 ストッパー壁面
12 ストッパー係合部
13 ヒンジ基体

Claims (9)

  1. 第一部材と第二部材とを回動自在に連結するヒンジ装置であって、第一部材若しくは第一部材に設ける第一連結部に案内カム部を設け、第一部材に対して第二部材を相対回動することで、前記案内カム部に対して相対回動しこの案内カム部により案内されるカム部を第二部材若しくは第二部材に設ける第二連結部に設け、前記案内カム部の回動案内範囲の途中に前記カム部の回動を阻止する途中ストッパー部を設け、この途中ストッパー部により回動途中で阻止された前記カム部を戻り方向に逆回動した際、前記途中ストッパー部を避ける別ルート案内部に案内する逆回動ルート変更部を前記途中ストッパー部に連設し、この逆回動ルート変更部に前記別ルート案内部を連設して、前記カム部は前記別ルート案内部により前記途中ストッパー部によって回動阻止されることなく更に回動するように構成し、少なくともカム部を回動始点位置まで戻り方向に逆回動させた際には前記カム部は前記途中ストッパー部により回動途中で阻止される通常ルート案内部に再度案内されるように構成したことを特徴とするヒンジ装置。
  2. 前記案内カム部若しくは前記カム部を径方向に移動自在に構成し、前記カム部の回動若しくは逆回動によって案内ルートが変更するに際して径方向に移動するように構成したことを特徴とする請求項1記載のヒンジ装置。
  3. 前記案内カム部に設けられた回動方向に対して傾斜したテーパ壁面に、相対回動する前記カム部が押圧することでこのテーパ壁面を設けた案内カム部若しくは前記カム部が付勢に抗して前記径方向に移動することにより若しくはこの付勢によって径方向に戻り動することにより前記カム部の案内ルートが変更されるように構成したことを特徴とする請求項2記載のヒンジ装置。
  4. 前記カム部を前記案内カム部の案内底面に付勢押圧する弾性部を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のヒンジ装置。
  5. 前記案内カム部の回動案内範囲の途中に前記途中ストッパー部として設けた突き当たるストッパー壁部の直前に前記カム部が係合するストッパー係合部を設け、このストッパー係合部に前記カム部が自重により落ち込み係合若しくは前記弾性部による案内底面への付勢押圧により落ち込み係合または前記径方向への移動付勢により前記カム部に対して前記案内カム部が相対移動することで係合するように構成し、このカム部を戻り方向に逆回動することで前記テーパ壁面によって若しくは付勢による戻り動によって前記案内カム部を径方向に相対移動させつつ前記別ルート案内部にカム部を案内する、または前記ストッパー係合部に前記カム部が係合した時既に前記案内カム部の相対移動によってカム部が前記通常ルート案内部とは異なる位置に案内されているカム部を戻り案内する前記逆回動ルート変更部を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のヒンジ装置。
  6. 前記回動案内範囲の終点位置から逆回動して回動始点位置に戻した際、少なくとも前記案内カム部の相対移動によって前記通常ルート案内部の回動始点位置に前記カム部が位置するように構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のヒンジ装置。
  7. 前記案内カム部を径方向に相対移動自在に構成すると共に、前記カム部が移動する案内面に凹凸形状を設けて、前記通常ルート案内部、前記途中ストッパー部、前記逆回動ルート変更部及び前記別ルート案内部を一体凹凸形成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のヒンジ装置。
  8. 本体部を前記第一部材若しくは前記第二部材とし、前記本体部に重合する重合部を前記第二部材若しくは第一部材とし、この本体部と重合部とを前記請求項1〜6のいずれか1項に記載のヒンジ装置によって連結して前記本体部と前記重合部とを重合した重合閉塞位置から所定角度重合部を起伏回動した回動開放位置で前記途中ストッパー部により回動が阻止され、重合部を一旦回動することで更に開放回動できるように構成したことを特徴とするヒンジ装置を用いた電子機器。
  9. 本体部と重合部とその間に設けるヒンジ基体とを夫々回動自在に連結して本体部に対して重合部をヒンジ基体を介して360度回動自在に構成するに際して、前記本体部を第一部材若しくは第二部材とし、ヒンジ基体を前記第二部材若しくは第一部材として前記本体部と前記ヒンジ基体を第一ヒンジ装置で連結し、前記重合部を第一部材若しくは第二部材、ヒンジ基体を第二部材若しくは第一部材として前記重合部と前記ヒンジ基体とを第二ヒンジ装置で連結し、少なくとも前記第一ヒンジ装置若しくは前記第二ヒンジ装置を前記請求項1〜7のいずれか1項に記載のヒンジ装置とし、前記第一ヒンジ装置と前記第二ヒンジ装置とが連動回動するように構成した二つの連動するヒンジ装置から成る二軸ヒンジ装置で前記本体部と前記重合部とを前記ヒンジ基体を介して360度回動自在に連結し、前記本体部と前記重合部とを重合した重合閉塞位置から所定角度重合部を起伏回動した回動開放位置で前記途中ストッパー部により回動が阻止され、重合部を一旦逆回動することで更に開放回動でき互いに背合わせ重合した360度開放重合位置まで回動できるように構成した請求項8記載のヒンジ装置を用いた電子機器。
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