JP4357483B2 - 重複受信判定装置,電子取引装置,重複受信判定方法,重複受信判定プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents
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Description
そして、電子商取引システムにおいては、サーバは、取引端末から取引データを受信した場合に、その受信した取引データの処理の有無やその内容とは無関係に、送信元である取引端末に対して、その取引データを確かに受信したことを示す受信確認通知を送信するようになっている。
従って、従来の電子商取引システムにおいては、サーバが取引データを受信した場合であっても、サーバから送信した受信確認通知が何らかの理由で取引端末に届かなかった場合には、取引端末が取引データを再度送信し、サーバにおいては、同じ取引データを重複して受信(重複受信)することになる。
そこで、従来の電子商取引システムにおいては、取引端末(送信元)において、送信する取引データに、その取引データを一意に識別可能な識別情報(例えばレポート番号)を付加し、サーバ側において、取引データとともにこの識別情報を受信して、この識別情報を利用して取引データを識別することにより、取引データの重複受信を判定し、その重複処理を防止することが行なわれている。
また、取引端末からサーバに対して取引データを送信する際に、送信するデータ量を低減するために取引データを圧縮したり、セキュリティを確保するために取引データを暗号化したりする場合もある。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、取引情報の送信先における重複受信を確実かつ容易に判定することにより、取引情報の重複処理を防止することができる重複受信判定装置,電子取引装置,重複受信判定方法,重複受信判定プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することを目的とする。
このように、本発明の重複受信判定装置,電子取引装置,重複受信判定方法,重複受信判定プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体によれば、以下の効果ないし利点がある。
(2)送信元においては、判定対象取引情報等について特別な処理等を行なう必要がなく利便性が高い。
(4)送信先において受信された取引情報に基づいて作成されたキー情報を取引情報に関連付けて保存し、判定対象取引情報に基づいて作成された判定対象キー情報と保存されたキー情報とを比較して、判定対象キー情報と同一のキー情報が保存されている場合に、判定対象キー情報と同一のキー情報にかかる受信記録と判定対象取引情報とを比較して、これらの取引情報が同一である場合に、判定対象取引情報が重複受信されたものであると判定することにより、判定対象取引情報と直接比較・判定を行なう受信記録を少なくすることができ、取引情報の重複受信の判定処理を高速化することができる。
(A)第1実施形態の説明
図1は本発明の第1実施形態としての電子取引システムの構成を模式的に示す図である。本第1実施形態の電子取引システム1aは、コンピュータシステム上で種々の取引(電子取引)を実現するものであって、複数(図1に示す例では3つ)の取引端末(送信元)20a,20b,20c(20)と取引サーバ(送信先,受信側;重複受信判定装置,電子取引装置)10aとを通信回線30を介して通信可能に接続することによって構成されている。
なお、取引端末20a,20b,20cは互いにほぼ同様な構成をそなえており、以下、取引端末を示す符号としては、複数の取引端末のうち1つを特定する必要があるときには符号20a,20b,20cを用いるが、任意の取引端末を指すときには符号20を用いる。
ここで、取引データ(取引情報,情報)は電子取引に関する種々の情報であって、例えば、電子取引として商品の販売/購入(電子商取引)を行なう場合には、商品を特定するための情報(例えば商品番号,商品名)や価格,顧客情報等がこの取引データに該当し、又、電子取引として金融取引(例えば、ネットバンキングやオンラインバンキング)を行なう場合には、取引指示内容(例えば、振り込み指示等)や金額等の情報が取引データに該当する。
さらに、取引端末20は、取引データを取引サーバ10aに送信してから所定時間以内に、その送信した取引データに関する受信確認通知(後述)が取引サーバ10aから届いたか否かを判断するようになっており、所定時間内に取引サーバ10aから受信確認通知が届かない場合には、取引端末20は、その取引データが取引サーバ10aに届かなかったものと判断して、取引サーバ10aに対して、再度、同一の取引データを送信するようになっている。
通信回線30は、取引端末20と取引サーバ10aとを通信可能に接続するものであって、例えば、LAN(Local Area Network),公衆回線,専用回線や、これらを相互に接続して構成されるインターネット等によって実現されるようになっている。
受信部12は、取引サーバ10aに対して送信された種々の情報を受信するものであって、取引端末20から送信された取引データ(伝送データ)も受信するようになっている。又、受信部12は、受信した取引データを受信記録保存部13に渡すようになっており、受信記録保存部13は、その取引データを受信ログデータベース16に受信記録として保存するようになっている。又、受信部12は、受信した取引データを重複判定部14aにも渡すようになっている。
受信記録保存部13は、受信部によって受信された取引データを受信ログデータベース16に受信記録として保存するものであり、例えば、コンピュータシステムにおけるハードディスク等の記録装置がこの受信記録保存部13として機能するようになっている。
本実施形態においては、受信ログデータベース16は、図2に示すように、LOGid,LOGtime,Dep,SepおよびLOGdataからなるデータベーステーブルとして構成されており、受信部12によって受信した取引データ(LOGdata)毎に、LOGid,LOGtime,DepおよびSepを相互に関連付けて保存するようになっている。
そして、本実施形態においては、Depとして受信側エンドポイント識別情報を用いるとともに、Sepとして送信側エンドポイント識別情報を用いるものとする。なお、図2中においては、便宜上、Depとしてddが示されるとともに、Sepとしてssが示されているが、これらのDepやSepには、実際にはエンドポイントを特定するための情報が登録されるのである。
一般に、電子取引においては、事後のトラブルに備えて、受信した取引データの全文とその送信元(発行元)の識別情報および送信先(受信側)における受信入口情報を取引記録(ログ,LOG)として保存することが一般的に行なわれている。本発明においては、このようにして保存された取引記録を受信ログデータベース16に用いることにより、本発明にかかる電子取引システム1a(1b;後述)を既存の電子取引システムに容易に適用することができるのである。
また、例えば、取引端末20から送信される取引データが暗号化されていたり圧縮されていたりする場合には、重複判定部14aは、判定対象取引データを暗号化されたもしくは圧縮されたままの状態で、受信記録保存部13に保存されている、同じく暗号化されたもしくは圧縮されたままの状態の取引データと比較するようになっている。
取引処理部15は、取引端末20から送信された取引データに基づいて、その電子取引についての処理を行なうものである。例えば、電子取引として商品の販売(電子商取引)を行なう場合には、取引処理部15は、取引端末20から送信された取引データ(発注情報等)に基づいて、その商品の販売にかかる種々の処理(例えば、受注処理や納品処理,経理上の種々の処理等)を行なうようになっている。
さらに、取引処理部15は、取引データとともに重複判定部14aから渡された重複有無情報(Dupflag)の内容を判断して、重複有無情報(Dupflag)に重複受信である旨を示すフラグが設定されていない場合(Dupflag=False)には、その取引データを用いて取引処理を行ない、又、重複有無情報(Dupflag)に重複受信である旨を示すフラグが設定されている場合(Dupflag=True)には、その取引データを処理(データ処理)せずに処理を終了するようになっている。
ここで、電子取引として電子商取引を行なう場合には、取引処理部15が、例えば商品名や商品番号,販売価格等の商品の販売に関する種々の情報を提示してもよい。
なお、送信側ノードと受信側ノードとの間の伝送プロトコルとして、例えばHTTP POSTメソッドを用いる場合には、HTTPのヘッダ情報および下位プロトコル情報(TCPヘッダ,IPヘッダ等)がトランスポート制御データTDに相当し、HTTPのPOSTデータが取引データセットCDSに相当する。
さらに、送信側ノードと受信側ノードとの間の伝送プロトコルとして、例えば全銀協(全国銀行協会)標準プロトコルを用いる場合には、この全銀協プロトコルにおいて定義されたトランスポート層のデータがトランスポート制御データTDに相当する。
なお、図3中においては、取引データに符号CDを付して示すとともに受信確認データ(受信確認通知)に符号RDを付して示している。又、図3中においては、取引端末20を送信側ノードとして表わし、取引サーバ10aを受信側ノードとして表わしており、更に、送信側ノードと受信側ノードとの間に中継ノードを示している。この中継ノードは送信側ノードと受信側ノードとの間において種々のデータを中継するものであって、通信回線30の構成によっては無い場合もある。
送信側ノードから受信側ノードに対して取引データセットCDSを送信する場合には、図3に示すように、送信側ノードにおいては、取引データセットCDSにトランスポート制御データTDを付すことにより伝送データ(図4参照)を作成し、この伝送データを受信側ノードに対して送信するようになっている。同様に、受信側ノードから送信側ノードに対して受信確認データセットRDSを送信する場合には、受信側ノードは、受信確認データセットRDSにトランスポート制御データTDを付すことにより伝送データ(図4参照)を作成し、この伝送データを送信側ノードに対して送信するようになっている。
また、図4に示す例においては、トランスポート制御データTDを取引データセットCDSや受信確認データセットRDSの先頭にだけ付加する転送プロトコルの例について示しているが、これに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、トランスポート制御データTDを取引データセットCDSや受信確認データセットRDSの末尾にのみ付加してもよく、又、取引データセットCDSや受信確認データセットRDSの先頭と末尾との両方に付加してもよく、更に、取引データセットCDSや受信確認データセットRDSの一部をトランスポート制御データTDとして用いてもよい。
なお、以下、便宜上、受信側エンドポイントにおいて取得された重複受信の判定対象である取引データ(判定対象取引データ)に関して、送信側エンドポイント識別情報および受信側エンドポイント識別情報を、受信記録保存部13に受信ログデータベース16として保存されている送信側エンドポイント情報(Sep)および受信側エンドポイント識別情報(Dep)(図2参照)と区別するために、受信側エンドポイントにおいて取得された送信側エンドポイント情報を符号pSepを付して示し、又、受信側エンドポイントにおいて取得された受信側エンドポイント情報を符号pDepを付して示す場合がある。
また、図5は本発明の第1実施形態としての電子取引システム1aにおける取引データを重複受信した場合の処理を模式的に示す図である。この図5に示す例においては、取引端末(送信元,発行元)20が取引データD1を暗号化/圧縮して送信し、取引サーバ10aが、その取引データD1を受信して受信確認通知を取引端末20に返信したが、何らかの理由でその受信確認通知が取引端末20に届かなかった場合を示しており、取引端末20が同一の取引データD1′を、再度、取引サーバ10aに送信する例を示している。
さらに、受信部12によって受信された取引データが圧縮や暗号化されている場合には、受信ログデータベース16には、解凍や複合化等の処理を行なわずに、その取引データを圧縮や暗号化されたままの状態で保存し、重複判定部14aは、このように圧縮や暗号化されたままの状態の取引データに基づいて重複判定を行なうので、重複判定を高速に行なうことができ、又、取引サーバ10aにおける受信能力が低下することがない。
さらに、判定取引データの送信元である取引端末20側においては、判定対象取引データ等について特別な処理等を行なう必要がなく利便性が高い。
図6は本発明の第2実施形態としての電子取引システムの構成を模式的に示す図である。本第2実施形態の電子取引システム1bも、第1実施形態の電子取引システム1a(図1参照)と同様に、コンピュータシステム上で種々の取引(電子取引)を実現するものであって、図6に示すように、第1実施形態の電子取引システム1aの取引サーバ10aに代えて取引サーバ10bをそなえるものであり、その他の部分は第1実施形態の電子取引システム1aと同様に構成されている。
ここで、キー情報は、取引データに基づいて、その取引データよりも容量が小さくなるように作成した情報であって、例えば、取引データをメッセージ圧縮技術を用いてその内容を要約したダイジェスト版(識別子)等をキー情報として用いることができる。
図7は本発明の第2実施形態としての電子取引システム1bにおけるキー情報保存部18に保存されたキー情報データベース19の例を示す図である。
そして、重複判定部14bは、この比較の結果、判定対象キー情報と同一のキー情報を有する(関連する)取引データのLOGidを集めてLOGidコレクションリスト(CLOGid)を作成するようになっている。図8は本発明の第2実施形態としての電子取引システム1bの重複判定部14bによって作成されたLOGidコレクションリストの例を示す図である。なお、この図8中においては、LOGidコレクションリストとともに、LOGidコレクションリストにおける位置を示すポインタrdpを示している。
受信部12が取引端末20から送信された判定対象取引データを受信すると、その判定対象取引データが受信記録保存部13の受信ログデータベース16に保存される(ステップA10;受信記録保存ステップ)。又、キー情報作成部17が、その判定対象取引データに基づいて判定対象キー情報を作成する(ステップA20;キー情報作成ステップ)。
受信部12が取引データCD(判定対象取引データCD)を受信すると、重複判定部14bは、受信部12からその判定対象取引データCDとともに、送信側エンドポイント識別情報(pSep),受信側エンドポイント識別情報(pDep)および受信ログレコードの識別子(pLOGid)を受け取って、その取引データが重複受信であるか否かの判定を開始する。
USE キー情報データベース
CLOGid <- SELECT LOGid FROM TABLE WHERE Dep = pDep AND Sep AND KEYdata = Key1
なお、このSQL表現においては、受信部12によって受信された判定対象取引データと受信記録保存部13に保存されている取引データとに基づいて、送信側エンドポイント識別情報,受信側エンドポイント識別情報およびキー情報が一致する取引データのLOGidを抽出して集めることにより、LOGidコレクションリスト(CLOGid)が作成されるようになっている。
ポインタrdpがEOFで無い場合には(ステップB30のNOルート参照)、ポインタrdpによって示されるLOGidに対応する取引データCDを受信ログデータベース16から取得する(ステップB40)。本ステップB40は、例えば、以下のようなSQL表現で実現することができる。
USE 受信ログデータベース
mLODdata <- SELECT LOGdata FROM TABLE WHERE LOGid = CLOGid.rdp
なお、mLODdataは受信ログデータベース16から取得した取引データを一時的に格納するためのものであり、CLOGid.rdpはLOGidコレクションリスト(CLOGid)におけるポインタrdpによって指定されるLOGidを示す。
CLOGid.NEXT ()
一方、ポインタrdpの位置がEOFである場合には(ステップB30のYESルート参照)、その判定対象取引データCDは重複受信されたものではないと判定して、Dupflagに重複受信がない旨を示すフラグ(false)を設定して(ステップB80)キー情報データベース19に生成した判定対象キー情報key1を追加登録して(ステップB90;キー情報保存ステップ)、処理を終了する。
そして、上述の如き重複受信の判定結果として、重複判定部14bは、取引データCD,送信側エンドポイント識別情報(pSep),受信側エンドポイント識別情報(pDep)および重複有無情報(Dupflag)を取引処理部15に対して渡すのである。
さらに、受信部12によって受信された取引データが圧縮や暗号化されている場合においても、キー情報作成部17は、このように圧縮や暗号化されたままの状態の取引データに基づいてキー情報を作成するようになっており、重複判定部14bは、このようにして作成されたキー情報に基づいて重複判定を行なうので、重複判定を高速に行なうことができ、又、取引サーバ10bにおける受信能力が低下することがない。
上述した各実施形態においては、取引サーバ10a,10bはいずれもサーバ機能をそなえたコンピュータ(情報処理装置)によって実現することができ、情報処理装置のCPU(Central Processing Unit)が重複判定プログラムを実行することにより、上述した重複判定部14a,14b,取引処理部15およびキー情報作成部17として機能するようになっている。
例えば、上述した各実施形態においては、重複有無情報(Dupflag)に重複受信である旨を示すフラグが設定されている場合、すなわち、重複判定部14a,14bが、判定対象取引データが重複受信である旨を判定した場合には、取引処理部15は、その取引データを処理(データ処理)対象から除外して処理しないようになっているが、この際、その取引データを破棄する破棄部をそなえて構成してもよい。
例えば、取引データの送受信を行なうエンドポイント毎にメッセージ圧縮アルゴリズム使用するメッセージ圧縮アルゴリズムを設定するようにして、キー情報作成部17が、送信側エンドポイント識別情報(Sep)と受信側エンドポイント識別情報(Dep)との組み合わせに応じて、使用するメッセージ圧縮アルゴリズムを選択してキー情報を作成してもよい。
なお、本発明の各実施形態が開示されていれば、本発明の重複受信判定装置,電子取引装置,重複受信判定方法,重複受信判定プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体を当業者によって実施・製造することが可能である。
Claims (5)
- 送信元から送信先に対して送信された電子取引に関する取引情報の該送信先における重複受信を判定する重複受信判定装置であって、
該送信先において受信された該取引情報を受信記録として保存する受信記録保存部と、
該送信先において受信された判定対象取引情報について、該受信記録保存部に保存された該受信記録に基づいて、該判定対象取引情報の重複受信を判定する重複判定部と、
該送信先において受信された該取引情報にハッシュ関数を適用して該キー情報を作成するキー情報作成部と、
該キー情報作成部によって作成された該キー情報を該取引情報に関連付けて保存するキー情報保存部とをそなえ、
該重複判定部が、該キー情報作成部によって該判定対象取引情報に基づいて作成された判定対象キー情報と該キー情報保存部に保存された該キー情報とを比較して、
該判定対象キー情報と同一の該キー情報が該キー情報保存部に保存されていない場合には、当該判定対象取引情報が重複受信されたものではないと判定する一方で、
該判定対象キー情報と同一の該キー情報が該キー情報保存部に保存されている場合に、当該判定対象キー情報にかかる該判定対象取引情報と、該受信記録保存部に保存された該受信記録とを比較して、該判定対象取引情報と同一の該取引情報が該受信記録保存部に該受信記録として保存されている場合に、当該判定対象取引情報が重複受信されたものであると判定し、
該キー情報作成部が、該取引情報が暗号化されていたり圧縮されていたりする場合には、暗号化されたもしくは圧縮されたままの状態の該取引情報にハッシュ関数を適用することによってキー情報を作成することを特徴とする、重複受信判定装置。 - 送信元から送信された電子取引に関する取引情報を受信する受信部と、当該受信部によって受信された取引情報に基づいて取引処理を行なう取引処理部とをそなえた電子取引装置であって、
該受信部によって受信された該取引情報を受信記録として保存する受信記録保存部と、
該受信部によって受信された判定対象取引情報について、該受信記録保存部に保存された該受信記録に基づいて、該判定対象取引情報の重複受信を判定する重複判定部と、
該受信部によって受信された該取引情報にハッシュ関数を適用して該キー情報を作成するキー情報作成部と、
該キー情報作成部によって作成された該キー情報を該取引情報に関連付けて保存するキー情報保存部とをそなえ、
該重複判定部が、該キー情報作成部によって該判定対象取引情報に基づいて作成された判定対象キー情報と該キー情報保存部に保存された該キー情報とを比較して、
該判定対象キー情報と同一の該キー情報が該キー情報保存部に保存されていない場合には、当該判定対象取引情報が重複受信されたものではないと判定する一方で、
該判定対象キー情報と同一の該キー情報が該キー情報保存部に保存されている場合に、当該判定対象キー情報にかかる該判定対象取引情報と、該受信記録保存部に保存された該受信記録とを比較して、該判定対象取引情報と同一の該取引情報が該受信記録保存部に該受信記録として保存されている場合に、当該判定対象取引情報が重複受信されたものであると判定し、
該取引処理部が、前記重複受信であると判定された該判定対象取引情報を該取引処理の対象から除外し、
該キー情報作成部が、該取引情報が暗号化されていたり圧縮されていたりする場合には、暗号化されたもしくは圧縮されたままの状態の該取引情報にハッシュ関数を適用することによって該キー情報を作成することを特徴とする、電子取引装置。 - 送信元から送信先に対して送信された電子取引に関する取引情報の該送信先における重複受信を判定する重複受信判定方法であって、
該送信先において受信された該取引情報を受信記録として保存する受信記録保存ステップと、
該送信先において受信された判定対象取引情報について、該受信記録保存ステップにおいて保存された該受信記録に基づいて、該判定対象取引情報の重複受信を判定する重複判定ステップと、
該送信先において受信された該取引情報にハッシュ関数を適用してキー情報を作成するキー情報作成ステップと、
該キー情報作成ステップにおいて作成された該キー情報を該取引情報に関連付けて保存するキー情報保存ステップとをそなえ、
該重複判定ステップにおいて、該キー情報作成ステップにおいて該判定対象取引情報に基づいて作成された判定対象キー情報と該キー情報保存ステップにおいて保存された該キー情報とを比較して、
該判定対象キー情報と同一の該キー情報が該キー情報保存ステップにおいて保存されていない場合には、当該判定対象取引情報が重複受信されたものではないと判定する一方で、
該判定対象キー情報と同一の該キー情報が該キー情報保存ステップにおいて保存されている場合に、当該判定対象キー情報にかかる該判定対象取引情報と、該受信記録保存ステップにおいて保存された該受信記録とを比較して、該判定対象取引情報と同一の該取引情報が該受信記録保存ステップにおいて該受信記録として保存されている場合に、当該判定対象取引情報が重複受信されたものであると判定し、
該キー情報作成ステップにおいて、該取引情報が暗号化されていたり圧縮されていたりする場合には、暗号化されたもしくは圧縮されたままの状態の該取引情報にハッシュ関数を適用することによって該キー情報を作成することを特徴とする、重複受信判定方法。 - 送信元から送信先に対して送信された電子取引に関する取引情報の該送信先における重複受信を判定する重複受信判定プログラムであって、
該送信先において受信された該取引情報を受信記録として保存する受信記録保存ステップと、
該送信先において受信された判定対象取引情報について、該受信記録保存ステップにおいて保存された該受信記録に基づいて、該判定対象取引情報の重複受信を判定する重複判定ステップと、
該送信先において受信された該取引情報にハッシュ関数を適用してキー情報を作成するキー情報作成ステップと、
該キー情報作成ステップにおいて作成された該キー情報を該取引情報に関連付けて保存するキー情報保存ステップとを該コンピュータに実行させるとともに、
該重複判定ステップを該コンピュータに実行させる際に、該キー情報作成ステップにおいて該判定対象取引情報に基づいて作成された判定対象キー情報と該キー情報保存ステップにおいて保存された該キー情報とを比較して、
該判定対象キー情報と同一の該キー情報が該キー情報保存ステップにおいて保存されていない場合には、当該判定対象取引情報が重複受信されたものではないと判定する一方で、
該判定対象キー情報と同一の該キー情報が該キー情報保存ステップにおいて保存されている場合に、当該判定対象キー情報にかかる該判定対象取引情報と、該受信記録保存ステップにおいて保存された該受信記録とを比較して、該判定対象取引情報と同一の該取引情報が該受信記録保存ステップにおいて該受信記録として保存されている場合に、当該判定対象取引情報が重複受信されたものであると判定するように、該コンピュータに実行させ、
該キー情報作成ステップを該コンピュータに実行させる際に、該取引情報が暗号化されていたり圧縮されていたりする場合には、暗号化されたもしくは圧縮されたままの状態の該取引情報にハッシュ関数を適用することによって該キー情報を作成するように、該コンピュータに実行させることを特徴とする、重複受信判定プログラム。 - 送信元から送信先に対して送信された電子取引に関する取引情報の該送信先における重複受信を判定する重複受信判定プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、
該重複受信判定プログラムが、
該送信先において受信された該取引情報を受信記録として保存する受信記録保存ステップと、
該送信先において受信された判定対象取引情報について、該受信記録保存ステップにおいて保存された該受信記録に基づいて、該判定対象取引情報の重複受信を判定する重複判定ステップと、
該送信先において受信された該取引情報にハッシュ関数を適用してキー情報を作成するキー情報作成ステップと、
該キー情報作成ステップにおいて作成された該キー情報を該取引情報に関連付けて保存するキー情報保存ステップとを該コンピュータに実行させるとともに、
該重複判定ステップを該コンピュータに実行させる際に、該キー情報作成ステップにおいて該判定対象取引情報に基づいて作成された判定対象キー情報と該キー情報保存ステップにおいて保存された該キー情報とを比較して、
該判定対象キー情報と同一の該キー情報が該キー情報保存ステップにおいて保存されていない場合には、当該判定対象取引情報が重複受信されたものではないと判定する一方で、
該判定対象キー情報と同一の該キー情報が該キー情報保存ステップにおいて保存されている場合に、当該判定対象キー情報にかかる該判定対象取引情報と、該受信記録保存ステップにおいて保存された該受信記録とを比較して、該判定対象取引情報と同一の該取引情報が該受信記録保存ステップにおいて該受信記録として保存されている場合に、当該判定対象取引情報が重複受信されたものであると判定するように、該コンピュータに実行させ、
該キー情報作成ステップを該コンピュータに実行させる際に、該取引情報が暗号化されていたり圧縮されていたりする場合には、暗号化されたもしくは圧縮されたままの状態の該取引情報にハッシュ関数を適用することによってキー情報を作成するように、該コンピュータに実行させることを特徴とする、重複受信判定プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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