JP4357327B2 - 非接触式icカードシステム - Google Patents

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本発明は、たとえば、入退場管理装置における個人認証媒体や住民基本台帳カードなどとして用いられ、カードリーダライタから送信される電力波を受信し、この受信した電力波により動作電圧を生成して動作し、カードリーダライタとの間で無線による通信を行なうことにより、書換え可能な不揮発性メモリに対するデータの書込みあるいは読出しなどを行なうバッテリレス式の非接触式ICカードと非接触式ICカードシステムに関する。
最近、たとえば、入退場管理装置における個人認証媒体として、いわゆる無線カードと称される非接触式ICカードが用いられる場合がある。その場合、個人の身体的特徴情報などを記録した非接触式ICカードを入退場者に配布し、部屋の入口に設置したカードリーダライタとの間で無線で通信を行なうことにより、身体的特徴情報の照合を行ない、入口のドアを開閉制御するものである。
このような無線カードと称される非接触式ICカードは、バッテリ交換作業の削除、小形化、低コスト化、長寿命化などからバッテリレス式のものが主流となっている。そこで、最近の非接触式ICカードでは、カードリーダライタから送信される電力波を受信し、この受信した電力波により動作電圧を生成して各部へ動作電源として供給することにより動作するようになっている。
ところで、この種の非接触式ICカードにおいて、たとえば、カードリーダライタから送信される書込み命令に基づき、不揮発性メモリに対しデータを格納する(書込む)場合、与えられた書込むべきデータを1回だけ不揮発性メモリに書き込む、という方法が用いられている。
しかし、上記した従来の方法では、非接触式ICカードがどのような状況にあっても、不揮発性メモリに対しデータの書込みにいくが、この種の非接触式ICカードでは、受信電波の状態によりカード内の電源供給が著しく不安定な場合があり、1回の書込みでは、書込みを失敗した場合にデータが蓄積できないままとなる不具合が生じてしまう。
特公平3−18218号
そこで、本発明は、生成した動作電圧のレベルが安定しない場合は、メモリへのデータ書込みを待機することにより、常に正常なデータを非接触式ICカードに書込むことができる非接触式ICカードシステムを提供することを目的とする。
この発明の非接触式ICカードシステムは、データを記憶するメモリを有する非接触式ICカードと、この非接触式ICカードに対して処理の要求を行う外部装置とからなるものにおいて、前記外部装置は、非接触式ICカードへ動作用の電力波を発信する発信手段と、この発信手段により発信した動作用の電力波を受信した非接触式ICカードへ処理コマンドを送信する送信手段とを有し、前記非接触式ICカードは、前記外部装置から発信された電力波を受信する受信手段と、この受信手段により受信した電力波により起動する際に、予めメモリに記憶しているデータに基づいて待機時間を設定する設定手段と、前記受信手段により受信した電力波により生成した動作電圧の電圧レベルを検出する電圧検出手段と、前記受信手段により受信した前記外部装置からの書込みコマンドに応じて前記メモリへのデータの書込みを開始する際、前記電圧検出手段により動作電圧の電圧レベルを検出し、その検出した動作電圧の電圧レベルが所定の電圧レベルであるか否かをチェックする第1のチェック手段と、この第1のチェック手段により動作電圧が所定の電圧レベルであると判断した場合、前記メモリへのデータの書込みを実行する書込み実行手段と、この書込み実行手段による前記メモリへのデータの書込みが終了した際、前記電圧検出手段により動作電圧の電圧レベルを検出し、その検出した電圧レベルが所定の電圧レベルであるか否かをチェックする第2のチェック手段と、前記第1のチェック手段により動作電圧が所定の電圧レベルでないと判断した場合、あるいは、前記第2のチェック手段により動作電圧の電圧レベルが所定の電圧レベルでない場合、前記設定手段により設定されている待機時間分待機した後に、前記第1のチェック手段、前記書込み実行手段、及び前記第2のチェック手段による処理を再度実行する制御手段とを有する。
この発明の非接触式ICカードシステムは、データを記憶するメモリを有する非接触式ICカードと、この非接触式ICカードに対して処理の要求を行う外部装置とからなるものにおいて、前記外部装置は、非接触式ICカードへ動作用の電力波を発信する発信手段と、この発信手段により発信した動作用の電力波を受信した非接触式ICカードへ処理コマンドを送信する送信手段とを有し、前記非接触式ICカードは、前記外部装置から発信された電力波を受信する受信手段と、この受信手段により前記外部装置から前記メモリへのデータの書込み要求コマンドと待機時間を示す設定情報とを受信した際に、前記待機時間を示す設定情報に基づいて待機時間を設定する設定手段と、前記受信手段により受信した電力波により生成した動作電圧の電圧レベルを検出する電圧検出手段と、前記受信手段により受信した前記外部装置からの書込みコマンドに応じて、前記メモリへのデータの書込みを開始する際、前記電圧検出手段により動作電圧の電圧レベルを検出し、その検出した動作電圧の電圧レベルが所定の電圧レベルであるか否かをチェックする第1のチェック手段と、この第1のチェック手段により動作電圧が所定の電圧レベルであると判断した場合、前記メモリへのデータの書込みを実行する書込み実行手段と、この書込み実行手段による前記メモリへのデータの書込みが終了した際、前記電圧検出手段により動作電圧の電圧レベルを検出し、その検出した電圧レベルが所定の電圧レベルであるか否かをチェックする第2のチェック手段と、前記第1のチェック手段により動作電圧が所定の電圧レベルでないと判断した場合、あるいは、前記第2のチェック手段により動作電圧の電圧レベルが所定の電圧レベルでない場合、前記設定手段により設定されている待機時間分待機した後に、前記第1のチェック手段、前記書込み実行手段、及び前記第2のチェック手段の処理を再度実行する制御手段とを有する。
この発明の非接触式ICカードシステムは、データを記憶するメモリを有する非接触式ICカードと、この非接触式ICカードに対して処理の要求を行う外部装置とからなるものにおいて、前記外部装置は、非接触式ICカードへ動作用の電力波を発信する発信手段と、この発信手段により発信した動作用の電力波を受信した非接触式ICカードへ処理コマンドを送信する送信手段とを有し、前記非接触式ICカードは、前記外部装置から発信された電力波を受信する受信手段と、この受信手段により受信した電力波により起動する際に、予めメモリに記憶しているデータに基づいて前記メモリへのデータの書込み処理を繰り返し実行する回数を設定する設定手段と、前記受信手段により受信した電力波により生成した動作電圧の電圧レベルを検出する電圧検出手段と、前記受信手段により受信した前記外部装置からの書込みコマンドに応じて前記メモリへのデータの書込みを開始する際、前記電圧検出手段により動作電圧の電圧レベルを検出し、その検出した動作電圧の電圧レベルが所定の電圧レベルであるか否かをチェックする第1のチェック手段と、この第1のチェック手段により動作電圧が所定の電圧レベルであると判断した場合、前記メモリへのデータの書込みを実行する書込み実行手段と、この書込み実行手段による前記メモリへのデータの書込みが終了した際、前記電圧検出部により動作電圧の電圧レベルを検出し、その検出した電圧レベルが所定の電圧レベルであるか否かをチェックする第2のチェック手段と、前記第1のチェック手段により動作電圧が所定の電圧レベルでないと判断した場合、あるいは、前記第2のチェック手段により動作電圧の電圧レベルが所定の電圧レベルでない場合、前記設定手段により設定した回数に達するまで、前記設定手段により設定されている待機時間分待機した後、前記第1のチェック手段、前記書込み実行手段、及び前記第2のチェック手段による処理を繰り返し実行する制御手段とを有する。
この発明の非接触式ICカードシステムは、データを記憶するメモリを有する非接触式ICカードと、この非接触式ICカードに対して処理の要求を行う外部装置とからなるものにおいて、前記外部装置は、非接触式ICカードへ動作用の電力波を発信する発信手段と、この発信手段により発信した動作用の電力波を受信した非接触式ICカードへ処理コマンドを送信する送信手段とを有し、前記非接触式ICカードは、前記外部装置から発信された電力波を受信する受信手段と、この受信手段により前記外部装置から前記メモリへのデータの書込み要求コマンドと前記メモリへのデータの書込み処理を繰り返し実行する回数を示す設定情報とを受信した際に、前記設定情報に基づいて前記メモリへのデータの書込み処理を繰り返し実行する回数を設定する設定手段と、前記受信手段により受信した電力波により生成した動作電圧の電圧レベルを検出する電圧検出手段と、前記受信手段により受信した前記外部装置からの書込みコマンドに応じて前記メモリへのデータの書込みを開始する際、前記電圧検出手段により動作電圧の電圧レベルを検出し、その検出した動作電圧の電圧レベルが所定の電圧レベルであるか否かをチェックする第1のチェック手段と、この第1のチェック手段により動作電圧が所定の電圧レベルであると判断した場合、前記メモリへのデータの書込みを実行する書込み実行手段と、この書込み実行手段による前記メモリへのデータの書込みが終了した際、前記電圧検出手段により動作電圧の電圧レベルを検出し、その検出した電圧レベルが所定の電圧レベルであるか否かをチェックする第2のチェック手段と、前記第1のチェック手段により動作電圧が所定の電圧レベルでないと判断した場合、あるいは、前記第2のチェック手段により動作電圧の電圧レベルが所定の電圧レベルでない場合、前記設定手段により設定した回数に達するまで、前記設定手段により設定されている待機時間分待機した後、前記第1のチェック手段、前記書込み実行手段、及び前記第2のチェック手段による処理を繰り返し実行する制御手段とを有する。
本発明によれば、生成した動作電圧のレベルが安定しない場合は、メモリへのデータ書込みを待機することにより、常に正常なデータを非接触式ICカードに書込むことができる非接触式ICカードシステムを提供できる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、第1、第2の実施の形態に係る非接触式ICカードを含む非接触式ICカードシステムの構成例を示すものである。
この非接触式ICカードシステムは、非接触式ICカード11、カードリーダライタ(外部装置)12、端末装置13、キーボード14、CRT表示部15、プリンタ16などにより構成されている。
上記非接触式ICカード11と上記カードリーダライタ12とは無線による通信を行うようになっている。上記カードリーダライタ12は、パーソナルコンピュータなどの端末装置13が接続されている。さらに、上記端末装置13には、キーボード14、CRT表示部15、プリンタ16などが接続されている。
上記カードリーダライタ12は、無線通信用の電波を送受信する送受信回路及びアンテナなどからなる送受信部(発信手段、送信手段)12aを有している。例えば、上記カードリーダライタ12は、上記送受信部12aにより上記非接触式ICカード11へ動作用の電力波(電源用の電波)を発信したり、書込みコマンドなどの種々の動作コマンドを送信したり、非接触式ICカード11からのコマンドレスポンスなどのデータを受信したりする。
図2は、非接触式ICカード11の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、非接触式ICカード11は、送受信アンテナ101、変復調部102、CPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)103、プログラムメモリ104、ワーキングメモリ105、データメモリ106、電源生成部107、および、電圧検出部108を有している。
上記送受信アンテナ101は、受信手段あるいは送信手段として機能し、上記カードリーダライタ12との間でデータを送受信するためのアンテナである。上記変復調部102は、送信データを変調したり、受信データを復調したりするものである。上記CPU103は、制御手段としての機能し、各種データ処理や全体的な制御を行なうものである。
上記プログラムメモリ104は、例えば、マスクROMなどの書換え不可能な不揮発性メモリにより構成されている。上記プログラムメモリ104には、当該非接触式ICカードの製造時あるいは発行時にデータが書込まれる。上記プログラムメモリ104には、例えば、上記CPU103により実行される種々の制御プログラムが記憶される。また、上記CPU103は、上記プログラムメモリ104に記憶されている制御プログラムに基づいて第1のチェック手段、第2のチェック手段、及び書込み実行手段を実現している。
上記ワーキングメモリ105は、例えば、RAMなどの書換え可能な揮発性メモリにより構成されている。上記ワーキングメモリ105は、電源がオフとなった場合にはデータがクリアされるメモリである。上記ワーキングメモリ105は、例えば、種々の処理時に、送受信データ、作業用の制御データ、あるいは設定手段として設定データなどを一時的に記憶する。
上記データメモリ106は、たとえば、EEPROMなどの記憶内容が書換え可能な不揮発性メモリにより構成されている。上記データメモリ106は、電源がオフとなってもデータが保持されるメモリである。上記データメモリ106は、各種データの格納(記憶)に使用され、例えば、当該非接触式ICカードの所持者の個人情報、あるいは、カードリーダライタ12から供給された制御データなどが記憶される。また、上記データメモリ106のデータは、上記CPU103の制御によって書換え可能である。例えば、上記カードリーダライタ12からデータ書込みコマンド(データ書込み命令)を受信した場合、上記データメモリ106には、上記CPU103によってデータが書込まれる。
上記電源生成部107は、電源生成手段として機能し、送受信アンテナ101で受信したカードリーダライタ12からの電力波から直流電圧を生成する。この電源生成部107により生成された電圧は、非接触式ICカード内の各部に動作電圧として供給される。上記電源生成部107は、整流回路などを有している。上記電源生成部107は、送受信アンテナ101で受信した電力波を整流回路にて整流及び平滑することにより安定化した直流電圧を生成する。
上記電圧検出部108は、電圧検出手段として機能し、上記電源生成部107が生成した直流電圧のレベルを検出するものである。
なお、送受信アンテナ101を除く他の各部102〜108は、例えば、1つ(あるいは、複数)のICチップで構成されて、送受信アンテナ101とともにカード本体内に埋設されている。
次に、図2に示す非接触式ICカード11の動作例について説明する。ここでは、上記非接触式ICカード11におけるデータメモリ106へのデータの書込み処理の動作例について説明する。
すなわち、非接触式ICカード11は、図1にように構成されるシステムにおいて、カードリーダライタ12からのデータの書込みコマンドに対して、種々の設定値に基づいて設定を行って上記データメモリ106へのデータの書込みを実行するものである。
図3は、非接触式ICカード11におけるデータメモリ106に対するデータ書込み処理を説明するためのフローチャートである。
まず、上記カードリーダライタ12と非接触式ICカード11とが通信可能な状態であるととする。この状態において、上記カードリーダライタ12がデータの書込みコマンドを送信すると、非接触式ICカード11のCPU103は、上記送受信アンテナ101、変復調部102等を介して当該書込みコマンドを受信する(ステップS1)。
上記カードリーダライタ12から送信されたデータの書込みコマンドを受信すると(ステップS1)、非接触式ICカード11のCPU103は、当該書込み命令に付加されている書込みデータをワーキングメモリ105に一時格納する(ステップS2)。
次に、CPU103は、当該データ書込み命令に対する書込み処理再実行回数データ(x、y)及び時間待ちデータ(m,n)を設定する(ステップS3)。上記書込み処理再実行回数データ(x、y)は、当該データ書込み命令に対する書込み処理を再実行する限度の回数を示すものである。また、上記時間待ちデータ(m、n)は書込み処理を再実行する際の待機時間を示すものである。本非接触式ICカード11において、上記書込み処理再実行回数データ(x,y)及び上記時間待ちデータ(m,n)は、後述する第1、第2の実施の形態で説明する設定手段により設定されるものである。ここでは、少なくともデータの書込み処理を開始する前(カードリーダライタからデータ書込みコマンドを受信する前)に、上記書込み処理再実行回数データ(x,y)及び上記時間待ちデータ(m,n)がデータメモリ106に記憶されているものとして説明する。
すなわち、上記カードリーダライタ12からデータの書込みコマンドを受けた際、上記CPU103は、上記データメモリ106に記憶されている書込み処理再実行回数データ(x、y)を読み出して上記ワーキングメモリ105に格納する。これにより、データの書込み処理に対する書込み再処理実行回数データ(x、y)が設定される。同様に、上記カードリーダライタ12からデータの書込みコマンドを受けた際、上記CPU103は、上記データメモリ106に予め記憶されている時間待ちデータ(m,n)を読み出して上記ワーキングメモリ105に格納する。これにより、データの書込み処理に対する時間待ちデータ(m,n)が設定される。
当該データ書込み命令に対する書込み再処理実行回数データ(x、y)及び時間待ちデータ(m,n)を設定すると、上記CPU103は、電圧検出手段としての電圧検出部108により電源生成部107で生成されている動作電圧のレベルを検出し、上記電圧検出部108の検出結果に基づいて上記電源生成部107で生成されている動作電圧のレベルがデータメモリ106に対して正常に書込みできるレベルか否かをチェックする(ステップS4)。
上記ステップS4の処理は、上記CPU103により実現される機能であり、第1のチェック手段としての処理である。なお、以下の説明では、上記ステップS4の処理は、書込み前チェックとも称するものとする。
次に、上記ステップS4のチェックの結果、電源生成部107で生成された動作電圧のレベルがデータメモリ106に対し正常書込みできるレベルにある場合、上記CPU103は、ワーキングメモリ105に一時格納されている書込みデータをデータメモリ106に書込む処理を実行する(ステップS5)。このステップS5の処理は、上記CPU103により実現される機能であり、書込み実行手段としての処理である。
次に、CPU103は、ステップS5の書込み処理を終了すると、再び、電圧検出部108により電源生成部107で生成されている動作電圧のレベルを検出する。上記CPU103は、上記電圧検出部108による検出結果に基づいて上記電源生成部107で生成されている動作電圧のレベルがデータメモリ106に対し正常書込みできるレベルか否かをチェックする(ステップS6)。
上記ステップS6の処理は、上記CPU103により実現される機能であり、第2のチェック手段としての処理である。なお、以下の説明では、上記ステップS6の処理は、書込み後チェックとも称するものとする。
次に、CPU103は、ステップS6のチェックの結果、電源生成部107で生成された動作電圧のレベルがデータメモリ106に対し正常書込みできるレベルにある場合、当該書込み処理は正常に終了したものと認識し、当該書込み処理を終了する(ステップS7)。
また、上記ステップS4のチェックの結果、上記電源生成部107で生成されている動作電圧のレベルがデータメモリ106に対し正常書込みできるレベルでないと判断した場合、上記CPU103は、あらかじめ定められた所定時間m待機する(ステップS8)。この際、上記CPU103は、先に設定した書込み再処理実行回数xを「−1」する(ステップS9)。
次に、CPU103は、書込み再処理実行回数xが「0」か否かをチェックする(ステップS10)。このチェックにより「0」でないと判断した場合、上記CPU103は、上記ステップS4に戻って、書込前チェックから再度処理を行なう。また、上記ステップS10のチェックの結果、書込み再処理実行回数xが「0」であると判断した場合、CPU103は、当該書込み処理が正常に終了できなかったと認識し(ステップS11)、当該処理を終了する。
また、上記ステップS6のチェックの結果、上記電源生成部107で生成されている動作電圧のレベルがデータメモリ106に対し正常書込みできるレベルにないと判断した場合、上記CPU103は、あらかじめ定められた所定時間n待機する(ステップS12)。この際、上記CPU103は、先に設定した書込み再処理実行回数yを「−1」する(ステップS13)。
次に、CPU103は、書込み再処理実行回数yが「0」か否かをチェックする(ステップS14)。このチェックにより「0」でないと判断した場合、上記CPU103は、上記ステップS4に戻って、書込み前チェックから再度処理を行う。また、上記ステップS14のチェックの結果、書込み再処理実行回数yが「0」であると判断した場合、CPU103は、当該書込み処理が正常に終了できなかったと認識し(ステップS11)、当該処理を終了する。
このように、本発明の実施の形態に係る非接触式ICカードでは、データをデータメモリ106に書込む前に動作電圧のレベルをチェックし、正常ならデータをデータメモリ106に書込む。その後、再度、動作電圧のレベルをチェックし、正常なら書込み動作も正常に終了したものと認識して、当該書込み処理を終了させる。
つまり、書込み前の動作電圧のレベルチェック(第1のチェック手段)で、電圧レベルが足りない場合は、一定時間(m)待機した後、書込み動作の前の処理へ戻り、書込前チェック(第1のチェック手段)から再度処理を行う。また、書込み後の動作電圧のレベルチェック(第2のチェック手段)で、電圧レベルが足りない場合も、一定時間(n)待機した後、書込み動作の前の処理へ戻り、書込前チェック(第1のチェック手段)から再度処理を行う。
以上説明したように、上記非接触式ICカードでは、カードリーダライタから受信した電力波によって生成する動作電圧の電圧レベルが安定しない場合、受信した電力波によって生成する動作電圧が所定の電圧レベルに達するまで不揮発性メモリで構成されるデータメモリへの実際のデータの書込み動作を実行しないようにしてものである。
従って、上記非接触式ICカードは、受信した電力波によって生成する動作電圧が不揮発性メモリで構成されるデータメモリへのデータの書込みが可能な電圧レベルになるまで実際の書込み動作を待機できる。これにより、上記非接触式ICカードは、常に、適切な電圧レベルの動作電圧でデータメモリへのデータの書込みを行うことができ、正常なデータ書込みを実現できるようになっている。
また、上記非接触式ICカードでは、カードリーダライタから受信した電力波によって生成した動作電圧によって不揮発性メモリで構成されるデータメモリへのデータの書込みを実行し、そのデータの書込み終了後の動作電圧が所定の電圧レベルでなければ、所定時間待機した後に、当該データの書込みを再実行するようにしたものである。
これにより、上記非接触式ICカードは、不揮発性メモリで構成されるデータメモリへのデータの書込みが終了した時の動作電圧の電圧レベルが所定の電圧レベルでなければ、当該データの書込みを再実行できる。この結果、上記非接触式ICカードは、データメモリへのデータの書込みエラーを防止し、データメモリへのデータの書込みを確実に行うことができる。
従って、上記非接触式ICカードは、バッテリレス式の非接触式ICカードにおいて、受信した電力波により生成された動作電圧の電圧レベルを監視することにより、不揮発性メモリに対するデータ書込みに適した場合に書込みを行うことができる。さらには、上記非接触式ICカードは、不揮発性メモリに対するデータ書込み後の動作電圧の電圧レベルを監視することにより、不揮発性メモリに対するデータ書込み動作が正常に終了したことを認識することができる。
以上の説明では、非接触式ICカード11自体の動作について説明したが、以下に説明する第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、カードリーダライタ12と非接触式ICカード11とからなる非接触式ICカードシステムの動作について説明する。
まず、第1の実施の形態について説明する。
この第1の実施の形態は、図1に示すようなカードリーダライタ12と非接触式ICカード11とからなる非接触式ICカードシステムに適用されるものである。
この第1の実施の形態では、非接触式ICカード11の起動時(電源オン時)に、予めデータメモリ106に記憶されているデータメモリ106へのデータの書込み処理に対する設定データを読み出して、その設定データを設定する(設定手段)。すなわち、第1の実施の形態において、非接触式ICカードは、カードリーダライタ12から動作用の電力波を受信した際に、当該非接触式ICカード自体の初期化処理(起動動作)を行い、さらに、予めデータメモリ106に記憶されているデータメモリ106へのデータの書込み処理に用いる設定データを読み出して、その設定データを設定する。
図4及び図5は、第1の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
図4は、非接触式ICカードが起動する際に、データメモリ106への書込み処理に用いられるデータを設定する第1の実施の形態としての動作を説明するためのフローチャートである。また、図5は、図4に示す動作によって起動した非接触式ICカードとカードリーダライタ12との動作を説明するためのフローチャートである。
まず、非接触式ICカード11をカードリーダライタ12の所定の通信位置に近づける。すると、非接触式ICカード11とカードリーダライタ12との間に磁界が発生し、非接触式ICカード11は、カードリーダライタ12からの電波を受信可能な状態となる。この状態において、上記カードリーダライタ12は、送受信回路及びアンテナからなる送受信部12aにより動作用の電力波を発信する(ステップS21)。
これに対して、非接触式ICカード11では、上記送受信アンテナ101により上記カードリーダライタ12から発信された電力波を受信し(ステップS22)、上記電源生成部107により動作電圧を生成する(ステップS23)。上記カードリーダライタ12から電力波から動作電圧を生成すると、上記電源生成部107は、生成した動作電圧を当該非接触式ICカード11内の各部へ供給する。これにより、非接触式ICカード11は、電源がオンした状態となる(ステップS24)。
当該非接触式ICカード11が電源オンの状態となると、上記CPU103は、上記プログラムメモリ104に記憶されている初期化プログラムに基づいて当該非接触式ICカード全体の初期化処理(起動処理)を行う(ステップS25)。
この初期化処理が終了すると、上記CPU103は、上記データメモリ106へのデータの書込み処理に用いる設定データとしての書込み再処理実行回数データ(x,y)及び時間待ちデータ(m,n)をデータメモリ106から読み出して、上記ワーキングメモリ105に格納する。これにより、当該非接触式ICカード11においては、上記データメモリ106へのデータの書込み処理に用いる設定データとしての書込み再実行回数データ(x,y)及び時間待ちデータ(m,n)が設定される(ステップS26)。
なお、ここでは、書込み再処理実行回数データ(x,y)及び時間待ちデータ(m,n)などのデータメモリ106へのデータの書込み処理に用いる設定データが、予め上記データメモリ106に記憶されているものとする。
上記データメモリ106へのデータの書込み処理に用いる設定データを設定すると、上記CPU103は、上記変復調部102及び上記送受信アンテナ101により、当該非接触式ICカード11の初期化完了を示すレスポンスを上記カードリーダライタ12へ送信する(ステップS27)。
上記カードリーダライタ12では、上記ステップS27で非接触式ICカード11から送信されたレスポンスを受信すると、その非接触式ICカード11との通信が可能な状態となる(ステップS28)。この状態において、上記カードリーダライタ12は、上記非接触式ICカード11へ種々の動作を要求するコマンド(動作コマンド)を送信可能である。
つまり、上記ステップS21〜S28の処理が完了すると、上記カードリーダライタ12から上記非接触式ICカード11へデータメモリ106へのデータの書込みを要求する書込みコマンドが供給できる状態となる。
次に、上記ステップS21〜S28の処理が完了した状態において、上記カードリーダライタ12から上記非接触式ICカード11へデータの書込みコマンド(データ書込み命令)を送信した場合の動作について説明する。
まず、上記カードリーダライタ12は、図5に示すように、上記非接触式ICカード11へデータの書込みコマンドを送信する(ステップS31)。このデータの書込みコマンドは、上記非接触式ICカード11の送受信アンテナ101及び変復調部102を介して上記CPU103に供給される。これにより、上記CPU103は、上記したような上記データメモリ106へのデータの書込み処理を実行する(ステップS32)。
但し、この第1の実施の形態では、当該非接触式ICカード11の起動時(電源オン時)に、上記データメモリ106へのデータの書込み処理に用いる設定データが設定されている。このため、第1の実施の形態では、上記データメモリ106へのデータの書込みコマンドに対する書込み処理では、既に設定されている設定データに基づいて書込み処理が実行される。すなわち、上記ステップS32の処理としては、図3に示すステップS3を除く処理(ステップS1〜S2、ステップS4〜S11)が実行される。
上記のような書込み処理が終了すると、上記CPU103は、書込みコマンドに対するレスポンスとして、当該書込み処理の結果を示すデータを上記カードリーダライタ12へ送信する(ステップS33)。上記CPU103は、例えば、上記ステップS32の書込み処理において、書込み正常終了となった場合は正常終了を示すデータを送信し、書込み異常終了となった場合は異常終了を示すデータを送信する。
このような非接触式ICカード11からの書込み処理の結果を示すデータを上記カードリーダライタ12が受信した際(ステップS34)、当該非接触式ICカードシステムとしてのデータの書込み処理が完了する。
上記のように、第1の実施の形態によれば、非接触式ICカードは、カードリーダライタからの電力波を受けて起動する際に、初期化処理とともに、データの書込み処理に用いる設定データの設定を行うようにしたものである。言い換えれば、第1の実施の形態では、当該非接触式ICカードを起動させるときの初期化処理の1つとしてデータの書込み処理に用いる設定データを設定するようにしたものである。
これにより、一旦起動した非接触式ICカードでは電源がオフするまで、データの書込み処理に用いる設定データの設定処理を行う必要がなく、1つのカードリーダライタからの書込み命令に対して効率的に処理を行うことができる。例えば、起動後に複数のデータの書込みコマンドを実行するような場合、各書込みコマンドごとに上記設定データの設定処理を行う必要がないため、非接触式ICカードシステム全体としては処理時間の短縮などを図ることができる。
次に、第2の実施の形態について説明する。
この第2の実施の形態は、図1に示すようなカードリーダライタ12と非接触式ICカード11とからなる非接触式ICカードシステムに適用されるものである。
この第2の実施の形態は、データの書込みコマンドとともに、カードリーダライタ12から非接触式ICカード11への送信される設定データに基づいて、非接触式ICカードでのデータメモリ106へのデータの書込み処理に用いられる種々のデータを設定するものである。
すなわち、第2の実施の形態において、カードリーダライタ12では、データの書込みコマンドととともに、非接触式ICカードでのデータメモリ106へのデータの書込み処理に用いられる設定データを送信する。これに対して、非接触式ICカードでは、カードリーダライタ12からデータの書込みコマンドとともに送信された設定データを受信し、データメモリ106へのデータの書込み処理に用いるデータの設定を行う(設定手段)。
図6及び図7は、第2の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
図6は、非接触式ICカードが起動する際の動作を示すフローチャートである。また、図7は、図6に示す動作によって起動した非接触式ICカード11とカードリーダライタ12とによる第2の実施の形態としての書込み動作を説明するためのフローチャートである。
図6に示すように、この第2の実施の形態における非接触式ICカード11の起動時の動作は、図4に示すような、上記第1の実施の形態で説明した非接触式ICカード11の起動時の動作からデータ設定を除いたものとなる。つまり、図6のステップS41〜S47に示す第2の実施の形態としての非接触式ICカード11の起動時の動作は、図4のステップS21〜S25、S2〜S28に示す第1の実施の形態としての非接触式ICカード11の起動時の動作と同様である。このため、図6の各ステップS41〜S47について詳細な説明は省略する。
図6に示すステップS41〜S47の処理が完了すると、上記非接触式ICカード11と上記カードリーダライタ12とが通信可能な状態となる。この状態において、上記カードリーダライタ12は、上記非接触式ICカード11へデータの書込みコマンドなとの種々の動作を要求するコマンド(動作コマンド)が送信可能となる。
この状態において、上記カードリーダライタ12が上記非接触式ICカード11へデータの書込みコマンドを送信することにより、図7に示すような当該非接触式ICカードシステム全体としての書込み処理が開始される。
すなわち、上記カードリーダライタ12は、まず、データの書込みコマンドに、上記データメモリ106に書込むべきデータとともに、データの書込み処理に用いられる設定データをセットする(ステップS51)。ここでは、例えば、上記書込み再実行回数データ(x,y)及び時間待ちデータ(m,n)などが設定データとして書込みコマンドにセットされる。
また、上記書込み再実行回数データ(x,y)及び時間待ちデータ(m,n)などが設定データは、上記カードリーダライタ12に接続されている端末装置13にて設定されているものである。すなわち、書込みコマンドにセットする上記書込み再実行回数データ(x,y)及び時間待ちデータ(m,n)などの設定データは、上記カードリーダライタ12に接続されている端末装置13にて変更可能なものである。
これにより、この第2の実施の形態では、キーボード14等を用いた操作によって書込みコマンドにセットする設定データ(非接触式ICカード内でのデータの書込み処理に用いる設定データ)を容易に変更することが可能である。
上記ステップS51で設定データを含むデータの書込みコマンドを生成すると、上記カードリーダライタ12は、その書込みコマンドを上記送受信部12aにより上記非接触式ICカード11へ送信する(ステップS52)。
上記カードリーダライタ12から上記設定データを含むデータの書込みコマンドが送信されると、上記非接触式ICカード11は、当該書込みコマンドを上記送受信アンテナ101及び変復調部102により受信する。
上記書込みコマンドを受信すると、非接触式ICカード11のCPU103は、上記書込みコマンドに含まれているデータメモリ106へのデータの書込み処理に用いられる設定データ(書込み再実行回数データ(x,y)及び時間待ちデータ(m,n))を抽出し、上記ワーキングメモリ105に格納する。
これにより、当該非接触式ICカード11においては、上記データメモリ106へのデータの書込み処理に用いる設定データとしての書込み再実行回数データ(x,y)及び時間待ちデータ(m,n)が設定される(ステップS53)。
上記ステップS53で上記設定データ(書込み再実行回数データ(x,y)及び時間待ちデータ(m,n))の設定が完了すると、上記CPU103は、上記したような上記データメモリ106へのデータの書込み処理を実行する(ステップS54)。
但し、この第2の実施の形態では、上述してように、データの書込みコマンドを受信した時点で、上記データメモリ106へのデータの書込み処理に用いる設定データを設定している。このため、第2の実施の形態では、上記ステップS54において、上記ステップS53で設定した設定データに基づいて書込み処理が実行される。すなわち、上記ステップS54の処理としては、図3に示すステップS3を除く処理(ステップS1〜S2、ステップS4〜S11)が実行される。
上記のような書込み処理が終了すると、上記CPU103は、書込みコマンドに対するレスポンスとして、当該書込み処理の結果を示すデータを上記カードリーダライタ12へ送信する(ステップS55)。上記CPU103は、例えば、上記ステップS32の書込み処理において、書込み正常終了となった場合は正常終了を示すデータを送信し、書込み異常終了となった場合は異常終了を示すデータを送信する。
このような非接触式ICカード11からの書込み結果を示すデータを上記カードリーダライタ12が受信した際(ステップS56)、当該非接触式ICカードシステムとしてのデータの書込み処理が完了する。
上記のように、第2の実施の形態によれば、カードリーダライタではデータの書込みコマンドに非接触式ICカード内でのデータの書込み処理に用いられる設定データをセットして非接触式ICカードへ送信し、非接触式ICカードではカードリーダライタから受信したデータの書込みコマンドに含まれている設定データを設定し、当該非接触式ICカード内のデータメモリへのデータの書込みを実行するようにしたものである。
これにより、非接触式ICカードに予めデータの書込み処理に用いる設定データを記憶しておく必要がなく、各非接触式ICカードにおける書込み処理の設定情報を固定することなく、状況に応じた非接触式ICカードでの処理や運用などが可能となる。
また、カードリーダライタ側ではキーボード等を用いて容易に設定データの変更が可能であるため、書込みコマンドを送信するごとにセットする設定データを容易に変更でき、カードリーダライタと非接触式ICカードとの電波の送受信状態などの状態に応じた効率的な書込み処理を実現できる。
さらに、カードリーダライタ側で設定データを変更できるため、複数の非接触式ICカードを有するシステムでは、各非接触式ICカードに対して個別に設定データの変更を行う必要がなく、フレキシブルな非接触式ICカードシステムの運用が実現できる。
本発明の各実施の形態に係る非接触式ICカードを含む非接触式ICカードシステムの構成例を示すブロック図。 本発明の各実施の形態に係る非接触式ICカードの構成を概略的に示すブロック図。 本発明の各実施の形態に係る非接触式ICカードにおけるデータメモリに対するデータの書込動作について説明するフローチャート。 本発明の第1の実施の形態に係る非接触式ICカードの起動時の動作を説明するフローチャート。 本発明の第1の実施の形態に係る書込み処理時の動作を説明するためのフローチャート。 本発明の第2の実施の形態に係る非接触式ICカードの起動時の動作を説明するためのフローチャート。 本発明の第2の実施の形態に係る書込み処理時の動作を説明するためのフローチャート。
符号の説明
12…カードリーダライタ、12a…送受信部、101…送受信アンテナ、102…変復調部、103…CPU、104…プログラムメモリ、105…ワーキングメモリ、106…データメモリ、107…電源生成部、108…電圧検出部

Claims (4)

  1. データを記憶するメモリを有する非接触式ICカードと、この非接触式ICカードに対して処理の要求を行う外部装置とからなる非接触式ICカードシステムにおいて、
    前記外部装置は、
    非接触式ICカードへ動作用の電力波を発信する発信手段と、
    この発信手段により発信した動作用の電力波を受信した非接触式ICカードへ処理コマンドを送信する送信手段と、を有し、
    前記非接触式ICカードは、
    前記外部装置から発信された電力波を受信する受信手段と、
    この受信手段により受信した電力波により起動する際に、予めメモリに記憶しているデータに基づいて待機時間を設定する設定手段と、
    前記受信手段により受信した電力波により生成した動作電圧の電圧レベルを検出する電圧検出手段と、
    前記受信手段により受信した前記外部装置からの書込みコマンドに応じて前記メモリへのデータの書込みを開始する際、前記電圧検出手段により動作電圧の電圧レベルを検出し、その検出した動作電圧の電圧レベルが所定の電圧レベルであるか否かをチェックする第1のチェック手段と、
    この第1のチェック手段により動作電圧が所定の電圧レベルであると判断した場合、前記メモリへのデータの書込みを実行する書込み実行手段と、
    この書込み実行手段による前記メモリへのデータの書込みが終了した際、前記電圧検出手段により動作電圧の電圧レベルを検出し、その検出した電圧レベルが所定の電圧レベルであるか否かをチェックする第2のチェック手段と、
    前記第1のチェック手段により動作電圧が所定の電圧レベルでないと判断した場合、あるいは、前記第2のチェック手段により動作電圧の電圧レベルが所定の電圧レベルでない場合、前記設定手段により設定されている待機時間分待機した後に、前記第1のチェック手段、前記書込み実行手段、及び前記第2のチェック手段による処理を再度実行する制御手段と、を有する、
    ことを特徴とする非接触式ICカードシステム。
  2. データを記憶するメモリを有する非接触式ICカードと、この非接触式ICカードに対して処理の要求を行う外部装置とからなる非接触式ICカードシステムにおいて、
    前記外部装置は、
    非接触式ICカードへ動作用の電力波を発信する発信手段と、
    この発信手段により発信した動作用の電力波を受信した非接触式ICカードへ処理コマンドを送信する送信手段と、を有し、
    前記非接触式ICカードは、
    前記外部装置から発信された電力波を受信する受信手段と、
    この受信手段により前記外部装置から前記メモリへのデータの書込み要求コマンドと待機時間を示す設定情報とを受信した際に、前記待機時間を示す設定情報に基づいて待機時間を設定する設定手段と、
    前記受信手段により受信した電力波により生成した動作電圧の電圧レベルを検出する電圧検出手段と、
    前記受信手段により受信した前記外部装置からの書込みコマンドに応じて、前記メモリへのデータの書込みを開始する際、前記電圧検出手段により動作電圧の電圧レベルを検出し、その検出した動作電圧の電圧レベルが所定の電圧レベルであるか否かをチェックする第1のチェック手段と、
    この第1のチェック手段により動作電圧が所定の電圧レベルであると判断した場合、前記メモリへのデータの書込みを実行する書込み実行手段と、
    この書込み実行手段による前記メモリへのデータの書込みが終了した際、前記電圧検出手段により動作電圧の電圧レベルを検出し、その検出した電圧レベルが所定の電圧レベルであるか否かをチェックする第2のチェック手段と、
    前記第1のチェック手段により動作電圧が所定の電圧レベルでないと判断した場合、あるいは、前記第2のチェック手段により動作電圧の電圧レベルが所定の電圧レベルでない場合、前記設定手段により設定されている待機時間分待機した後に、前記第1のチェック手段、前記書込み実行手段、及び前記第2のチェック手段の処理を再度実行する制御手段と、を有する、
    ことを特徴とする非接触式ICカードシステム。
  3. データを記憶するメモリを有する非接触式ICカードと、この非接触式ICカードに対して処理の要求を行う外部装置とからなる非接触式ICカードシステムにおいて、
    前記外部装置は、
    非接触式ICカードへ動作用の電力波を発信する発信手段と、
    この発信手段により発信した動作用の電力波を受信した非接触式ICカードへ処理コマンドを送信する送信手段と、を有し、
    前記非接触式ICカードは、
    前記外部装置から発信された電力波を受信する受信手段と、
    この受信手段により受信した電力波により起動する際に、予めメモリに記憶しているデータに基づいて前記メモリへのデータの書込み処理を繰り返し実行する回数を設定する設定手段と、
    前記受信手段により受信した電力波により生成した動作電圧の電圧レベルを検出する電圧検出手段と、
    前記受信手段により受信した前記外部装置からの書込みコマンドに応じて前記メモリへのデータの書込みを開始する際、前記電圧検出手段により動作電圧の電圧レベルを検出し、その検出した動作電圧の電圧レベルが所定の電圧レベルであるか否かをチェックする第1のチェック手段と、
    この第1のチェック手段により動作電圧が所定の電圧レベルであると判断した場合、前記メモリへのデータの書込みを実行する書込み実行手段と、
    この書込み実行手段による前記メモリへのデータの書込みが終了した際、前記電圧検出部により動作電圧の電圧レベルを検出し、その検出した電圧レベルが所定の電圧レベルであるか否かをチェックする第2のチェック手段と、
    前記第1のチェック手段により動作電圧が所定の電圧レベルでないと判断した場合、あるいは、前記第2のチェック手段により動作電圧の電圧レベルが所定の電圧レベルでない場合、前記設定手段により設定した回数に達するまで、前記設定手段により設定されている待機時間分待機した後、前記第1のチェック手段、前記書込み実行手段、及び前記第2のチェック手段による処理を繰り返し実行する制御手段と、を有する、
    ことを特徴とする非接触式ICカードシステム。
  4. データを記憶するメモリを有する非接触式ICカードと、この非接触式ICカードに対して処理の要求を行う外部装置とからなる非接触式ICカードシステムにおいて、
    前記外部装置は、
    非接触式ICカードへ動作用の電力波を発信する発信手段と、
    この発信手段により発信した動作用の電力波を受信した非接触式ICカードへ処理コマンドを送信する送信手段と、を有し、
    前記非接触式ICカードは、
    前記外部装置から発信された電力波を受信する受信手段と、
    この受信手段により前記外部装置から前記メモリへのデータの書込み要求コマンドと前記メモリへのデータの書込み処理を繰り返し実行する回数を示す設定情報とを受信した際に、前記設定情報に基づいて前記メモリへのデータの書込み処理を繰り返し実行する回数を設定する設定手段と、
    前記受信手段により受信した電力波により生成した動作電圧の電圧レベルを検出する電圧検出手段と、
    前記受信手段により受信した前記外部装置からの書込みコマンドに応じて前記メモリへのデータの書込みを開始する際、前記電圧検出手段により動作電圧の電圧レベルを検出し、その検出した動作電圧の電圧レベルが所定の電圧レベルであるか否かをチェックする第1のチェック手段と、
    この第1のチェック手段により動作電圧が所定の電圧レベルであると判断した場合、前記メモリへのデータの書込みを実行する書込み実行手段と、
    この書込み実行手段による前記メモリへのデータの書込みが終了した際、前記電圧検出手段により動作電圧の電圧レベルを検出し、その検出した電圧レベルが所定の電圧レベルであるか否かをチェックする第2のチェック手段と、
    前記第1のチェック手段により動作電圧が所定の電圧レベルでないと判断した場合、あるいは、前記第2のチェック手段により動作電圧の電圧レベルが所定の電圧レベルでない場合、前記設定手段により設定した回数に達するまで、前記設定手段により設定されている待機時間分待機した後、前記第1のチェック手段、前記書込み実行手段、及び前記第2のチェック手段による処理を繰り返し実行する制御手段と、を有する、
    ことを特徴とする非接触式ICカードシステム。
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