JP4356900B2 - 高周波用電圧制御発振回路 - Google Patents

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Description

本発明は、高周波用電圧制御発振回路に係り、特に、異常発振を抑制し、位相雑音を改善する高周波用電圧制御発振回路に関する。
従来の高周波用電圧制御発振回路は、発振用増幅回路と、誘導性リアクタンス素子、容量性可変リアクタンス素子で形成される移相回路とから成り、3次のπ型可変ハイパスフィルタの移相回路にて構成されていた。
従来の高周波用電圧制御発振回路について図19を参照しながら説明する。図19は、従来の高周波用電圧制御発振回路の簡易回路を示す図である。
従来の高周波用電圧制御発振回路は、図19に示すように、発振用増幅回路のトランジスタQのコレクタとベースを帰還ループで接続し、当該帰還ループに可変容量のダイオードD2 、D3 、D1 が直列に接続され、ダイオードD1 とダイオードD3 との間の点が誘導性リアクタンス素子であるコイルL1 の一方に端子に接続し、他方の端子が接地し、ダイオードD2 とダイオードD3 との間の点が誘導性リアクタンス素子であるコイルL2 の一方に端子に接続し、他方の端子が接地されている。
ここで、ダイオードD3 とコイルL1 ,L2 で3次のπ型可変ハイパスフィルタ(HPF:High Pass Filter)を形成している。
図20に従来回路の発振ループゲインの周波数特性を示す。図20は、従来の高周波用電圧制御発振回路における発振ループゲインの周波数特性を示す図である。図20において、横軸が周波数を、縦軸がゲインを表している。
発振周波数は、図20においては、700MHzとなっており、そのため、移相回路がハイパスフィルタの場合、700MHz以上の周波数において発振ループゲインが0dB以上となって、発振周波数以上の周波数において意図しない発振が発生することが懸念される。
また、従来技術を用いた場合の発振ループ内における発振スペクトラムについて図21を参照しながら、また、高調波成分のレベルについて図22を参照しながら説明する。図21は、従来の発振ループ内の発振スペクトラムを示す図であり、図22は、高調波成分のレベルを示す図である。
図21において、横軸の「1」は所望の発振周波数、「2」以降は高次高調波の次数を示しており、図21、図22から、高次高調波のレベルが所望の発振周波数に対して近いものがあることが確認できる。これにより、高次高調波同士のミキシングによって発生する雑音成分が発振周波数の信号に付加され、位相雑音の劣化をまねくという問題があった。
高調波成分のレベルは、基本波(1次)との差分を算出したものであり、更に、各次の歪み率(=100*10^(差分/20))を算出して、2次から9次までの歪み率を合計したのが歪み率計(%)である。
尚、関連する先行技術として、米国特許出願公開 US2005/0242896A1号公報(特許文献1)、特開平06−196928号公報(特許文献2)、特開平11−308050号公報(特許文献3)、特開2002−171130号公報(特許文献4)、特開2003−101344号公報(特許文献5)がある。
特許文献1には、その図2に具体的回路構成が示されているが、その回路図を簡略化すると、図19に示した構成と同様のものになるものである。図19におけるダイオードD1 、D2 、D3 、コイルL1 、L2 は、特許文献1の図2では、ダイオードD3 、D2 、D4 −D7 、コイルTL1,TL3 、コイルTL2,TL4 が相当している。
特許文献2には、電圧制御形発振回路において、C/N特性補償用のインピーダンスを誘導性要素Lと容量性要素C12との並列共振回路11で構成し、その並列共振回路の共振周波数におけるインピーダンスをラインインピーダンスとして使用することが記載されている。
特許文献3には、電圧制御圧電発振器において、増幅器、圧電振動子、伸張コイル、可変容量ダイオードを直列接続にし、伸張コイルを少なくとも2つのコイルで構成することが記載されている。
特許文献4には、電圧制御発振回路において、発振用トランジスタのエミッタに直流バイアス電流を規定するバイアス抵抗R3を接続すると共に、バイアス抵抗R3と接地との間に容量成分C7とインダクタ成分L2,L3とから成るインピーダンス制御回路部23を配置することが記載されている。
特許文献5には、周波数シフト型高周波電圧制御型発振回路において、共振回路部の可変容量ダイオードDvのアノードをグランド電位に接続すると共に、アノードと接地との間に、シフト用ストリップ線路SL5、それと並列接続し、一端にシフト電圧が供給されるスイッチングダイオードDi1から成るシフト回路S1を多段に配置することが記載されている。
US2005/0242896A1号公報 特開平06−196928号公報 特開平11−308050号公報 特開2002−171130号公報 特開2003−101344号公報
しかしながら、上記従来の高周波電圧制御発振回路において、移相回路がハイパスフィルタの場合、発振ループのゲインが発振周波数より高い周波数においても1以上が維持されることになるため、回路の浮遊容量等による寄生成分が発振周波数以上では、そのリアクタンス成分が無視できなくなり、意図しない高い周波数において発振の位相条件を満足してしまうことが起こり、これにより、発振周波数以上の意図しない周波数において異常発振してしまうおそれがあるという問題点があった。
更に、移相回路をハイパスフィルタにすることで、発振ループ中の高次高調波のレベルが比較的高くなり、高次高調波同士のミキシングによって発生する雑音成分が発振周波数の信号に付加され、位相雑音の劣化を招くという問題点があった。
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、異常発振を抑制し、位相雑音を改善すると共に回路を小型化できる高周波用電圧制御発振回路を提供することを目的とする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、発振用増幅回路を備える高周波用電圧制御発振回路において、発振用増幅回路の出力を入力に帰還させる帰還ループに移相回路を設け、当該移相回路は、帰還ループの入力側に直列に接続された容量性可変リアクタンス素子としての第1のダイオードと、帰還ループの出力側に直列に接続された容量性可変リアクタンス素子としての第2のダイオードと、第1のダイオードと第2のダイオードとの間の帰還ループに直列に接続された容量性可変リアクタンス素子としての第3のダイオードと、第1のダイオードと第3のダイオードとを結ぶ帰還ループに設けられた第1の並列共振回路、第2のダイオードと第3のダイオードとを結ぶ帰還ループに設けられた第2の並列共振回路を有する複同調回路とを備え、第1の並列共振回路は、容量性可変リアクタンス素子としての第4のダイオードと誘導性リアクタンス素子としての第1のコイルとを有し、第2の並列共振回路は、容量性可変リアクタンス素子としての第5のダイオードと誘導性リアクタンス素子としての第2のコイルとを有し、第1のダイオードと第3のダイオードとの間に容量性リアクタンス素子としての第1のコンデンサが直列に接続され、第3のダイオードと第2のダイオードとの間に容量性リアクタンス素子としての第2のコンデンサが直列に接続され、第1のコンデンサの一端に第1のコイルが接続され、第2のコンデンサの一端に第2のコイルが接続され、第1のコンデンサの他端に第4のダイオードが接続され、第2のコンデンサの他端に第5のダイオードが接続されたことを特徴とする。
本発明は、上記高周波用電圧制御発振回路において、複同調回路における誘導性リアクタンス素子をマイクロストリップラインで形成したことを特徴とする。
本発明は、上記高周波用電圧制御発振回路において、マイクロストリップラインの形状を、馬蹄形状、ドーナッツ形状、45度のベント処理されたコの字形状としたことを特徴とする。
本発明によれば、発振用増幅回路を備える高周波用電圧制御発振回路において、発振用増幅回路の出力を入力に帰還させる帰還ループに移相回路を設け、当該移相回路は、帰還ループの入力側に直列に接続された容量性可変リアクタンス素子としての第1のダイオードと、帰還ループの出力側に直列に接続された容量性可変リアクタンス素子としての第2のダイオードと、第1のダイオードと第2のダイオードとの間の帰還ループに直列に接続された容量性可変リアクタンス素子としての第3のダイオードと、第1のダイオードと第3のダイオードとを結ぶ帰還ループに設けられた第1の並列共振回路、第2のダイオードと第3のダイオードとを結ぶ帰還ループに設けられた第2の並列共振回路を有する複同調回路とを備え、第1の並列共振回路は、容量性可変リアクタンス素子としての第4のダイオードと誘導性リアクタンス素子としての第1のコイルとを有し、第2の並列共振回路は、容量性可変リアクタンス素子としての第5のダイオードと誘導性リアクタンス素子としての第2のコイルとを有し、第1のダイオードと第3のダイオードとの間に容量性リアクタンス素子としての第1のコンデンサが直列に接続され、第3のダイオードと第2のダイオードとの間に容量性リアクタンス素子としての第2のコンデンサが直列に接続され、第1のコンデンサの一端に第1のコイルが接続され、第2のコンデンサの一端に第2のコイルが接続され、第1のコンデンサの他端に第4のダイオードが接続され、第2のコンデンサの他端に第5のダイオードが接続された高周波用電圧制御発振回路としているので、容量性可変リアクタンス素子での容量の制御により可変バンドフィルタの特性にでき、異常発振を抑制し、位相雑音を改善できると共に、簡易な構成で調整が容易な回路を実現できる効果がある。
本発明によれば、複同調回路における誘導性リアクタンス素子をマイクロストリップラインで形成した上記高周波用電圧制御発振回路としているので、良好な位相雑音が得られる効果がある。
本発明によれば、マイクロストリップラインの形状を、馬蹄形状、ドーナッツ形状、45度のベント処理されたコの字形状とした上記高周波用電圧制御発振回路としているので、製品の小型化を実現し、良好な位相雑音が得られる効果がある。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
本発明の実施の形態に係る高周波用電圧制御発振回路は、発振用増幅回路の帰還ループに移相回路として、容量性可変リアクタンス素子と誘導性リアクタンス素子の並列共振回路を複数有する複同調回路と、その入出力に直列に接続された容量性可変リアクタンス素子とで構成し、複同調回路が複数の並列共振回路を容量性可変リアクタンス素子で接続したものであり、複同調回路の容量性可変リアクタンス素子の容量を制御することで利用する周波数を選択でき、更に帰還ループに直列に接続する容量性可変リアクタンス素子の容量を制御することで発振周波数以外のゲインを減衰させて、バンドパスフィルタの特性にできると共に、異常発振を抑制し、位相雑音を改善できるものである。
また、本発明の実施の形態に係る高周波用電圧制御発振回路は、上記高周波用電圧制御発振回路において、誘導性リアクタンス素子をマイクロストリップラインで構成し、更にその形状を馬蹄形、ドーナッツ形、45度のベント処理されたコの字形としており、製品の小型化を実現し、良好な相雑音が得られるものである。
[実施の形態のポイント]
本発明の実施の形態における要点は、第1に、目的の発振周波数以外の周波数にて発振条件を満足させないこと、第2に、発振周波数以上の周波数における発振ループゲインを低下させることにより、発振ループ上に発生する高次高調波のレベルを低減させ、所望の発振周波数への雑音付加量を低減させることによる。
上記第2の要点を実現するためには、移相回路をローパスフィルタにすればよいが、第1の要点も同時に実現するためには、移相回路をバンドパスフィルタにする必要がある。
バンドパスフィルタの構成としては、一般的にはバタワースやチェビチェフ設計されたもの(LCの直列共振、並列共振を交互に接続したもの)よりも、製造上の発振周波数のバラツキを低減するため、本発明の実施の形態では、LC並列共振を容量で接続させる複同調回路を適用した。
複同調回路を構成する複数の容量性可変リアクタンス素子は、LC同調回路同士の結合量を適正にし、複同調回路の入力側及び出力側に直列に接続される容量性可変リアクタンス素子は、発振用増幅回路と複同調回路との結合量を適正にし、所望の発振周波数において位相雑音を劣化させないものである。
また、本発明の実施の形態に係る移相回路では、複同調回路の誘導性リアクタンス素子は、信号線とグランド線(GND線)の間にある誘導性リアクタンス素子であり、素子Q、コスト、バラツキの面で、伝送経路として、例えば、実装基板上に形成されたマイクロストリップラインを適用するのが望ましい。
更に、マイクロストリップラインは、直線的なレイアウトでも、ドーナツ形状や45度のベンド処理されたコの字形状でも、位相雑音としては大きく変化しないため、実装基板上では占有スペースの小さいドーナツ形状や45度ベンド処理されたコの字形状を適用することで、製品の小型化、低コスト化が実現できる。
[第1の回路の簡易構成:図1]
次に、本発明の第1の実施の形態に係る高周波用電圧制御発振回路について図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る高周波用電圧制御発振回路の簡易回路を示す構成図である。
本発明の第1の実施の形態に係る高周波用電圧制御発振回路(第1の回路)は、図1に示すように、発振用増幅回路のトランジスタQと、複同調回路と、当該複同調回路の入出力に直列に接続された容量性可変リアクタンス素子とから基本的に構成されている。
尚、複同調回路と、直列に接続された容量性可変リアクタンス素子とにより移相回路が構成されている。
第1の回路では、発振用増幅回路と複同調回路との接続に容量性可変リアクタンス素子を使用して、結合量を調整しているものである。
発振用増幅回路のトランジスタQは、そのコレクタとベースを帰還ループで接続している。
複同調回路は、帰還ループの途中に設けられ、直列に接続された容量性可変リアクタンス素子のダイオードD3 と、そのダイオードD3 の両端に並列に容量性可変リアクタンス素子のダイオードD4 、D5 、誘導性リアクタンス素子のコイルL1 、L2 が接続されている。
尚、ダイオードD4 、D5 のカソード側がダイオードD3 の両端に接続し、ダイオードD4 、D5 のアノード側が接地している。
また、コイルL1 、L2 の一端がダイオードD3 の両端に接続し、コイルL1 、L2 の他端が接地している。
トランジスタQのベースと複同調回路の出力側との間には容量性可変リアクタンス素子のダイオードD1 が直列に接続している。
ダイオードD1 は、アノード側をトランジスタQのベースに接続し、カソード側を複同調回路の出力側に接続している。
トランジスタQのコレクタと複同調回路の入力側との間には容量性可変リアクタンス素子のダイオードD2 が直列に接続している。
ダイオードD2 は、アノード側をトランジスタQのコレクタに接続し、カソード側を複同調回路の入力側に接続している。
第1の回路における発振ループゲインの周波数特性は、発振周波数にてゲインが最大となるバンドパスフィルタとなる。
このように、移相回路がバンドパスフィルタとなっているため、発振周波数近傍のみが発振ループゲインが0dB以上となっており、発振周波数以下又はそれ以上の周波数で意図しない発振が起こりえない。
[発振スペクトラム:図2,スペクトラムレベル:図3]
次に、第1の回路における発振スペクトラムを図2に示し、その発振スペクトラムのレベルを従来(図22)と比較して図3に示している。図2は、第1の回路の発振ループ内の発振スペクトラムを示す図であり、図3は、第1の回路の高調波成分のレベルを示す図である。
図2において、横軸の「1」は所望の発振周波数、「2」以降は高次高調波の次数を示しており、図2、図3から、従来技術と比較して、第1の回路は、明らかに高次高調波のレベルが低くなっており、歪み率が140%(従来)から50%に改善されている。
このことから、高次高調波同士のミキシングによって発生する雑音成分が、発振周波数の信号に付加されにくくなり、位相雑音特性を従来技術より良好なものにする。
[第2の回路の簡易構成:図4]
次に、本発明の第2の実施の形態に係る高周波用電圧制御発振回路(第2の回路)について図4を参照しながら説明する。図4は、本発明の第2の実施の形態に係る高周波用電圧制御発振回路の簡易回路を示す構成図である。
第2の回路は、図4に示すように、第1の回路と相違する点は、複同調回路の構成である。
複同調回路は、帰還ループの途中に設けられ、直列に接続された容量性リアクタンス素子のコンデンサC2 、容量性可変リアクタンス素子のダイオードD3 、容量性リアクタンス素子のコンデンサC1 と、そのダイオードD3 の両端に並列に誘導性リアクタンス素子のコイルL1 、L2 が接続され、コンデンサC1 とダイオードD1 との間に容量性可変リアクタンス素子のダイオードD4 が、コンデンサC2 とダイオードD2 との間に容量性可変リアクタンス素子のダイオードD5 が接続されている。
尚、ダイオードD4 のカソード側がコンデンサC1 とダイオードD1 の間の点に接続し、ダイオードD4 のアノード側が接地している。
また、ダイオードD5 のカソード側がコンデンサC2 とダイオードD2 の間の点に接続し、ダイオードD5 のアノード側が接地している。
また、コイルL1 、L2 の一端がダイオードD3 の両端に接続し、コイルL1 、L2 の他端が接地している。
第2の回路では、LC並列共振回路と発振用増幅回路をLC並列共振回路の容量タップにより接続することによって、発振周波数における発振用増幅回路との結合量を調整しているものである。
第2の回路における発振ループゲインの周波数特性は、発振周波数にてゲインが最大となるバンドパスフィルタとなる。
このように、移相回路がバンドパスフィルタとなっているため、発振周波数近傍のみが発振ループゲインが0dB以上となっており、発振周波数以下又はそれ以上の周波数で意図しない発振が起こりえない。
[発振スペクトラム:図5,スペクトラムレベル:図6]
次に、第2の回路における発振スペクトラムを図5に示し、その発振スペクトラムのレベルを従来(図22)と比較して図6に示している。図5は、第2の回路の発振ループ内の発振スペクトラムを示す図であり、図6は、第2の回路の高調波成分のレベルを示す図である。
図5において、横軸の「1」は所望の発振周波数、「2」以降は高次高調波の次数を示しており、図5、図6から、従来技術と比較して、第2の回路は、明らかに高次高調波のレベルが低くなっており、歪み率が140%(従来)から26%に改善されている。
このことから、高次高調波同士のミキシングによって発生する雑音成分が発振周波数の信号に付加されにくくなり、位相雑音特性を従来技術より良好なものにする。
[第3の回路:図7]
次に、本発明の第3の実施の形態に係る高周波用電圧制御発振回路(第3の回路)について図7を参照しながら説明する。図7は、本発明の第3の実施の形態に係る高周波用電圧制御発振回路の簡易回路を示す構成図である。
第3の回路は、図7に示すように、第2の回路と相違する点は、複同調回路の構成と、当該複同調回路の入出力に直列に接続されるのが容量性可変リアクタンス素子ではなく、容量性リアクタンス素子のコンデンサC3 ,C4 である。
また、複同調回路は、帰還ループの途中に設けられ、直列に接続された容量性可変リアクタンス素子のダイオードD7 、容量性可変リアクタンス素子のダイオードD3 、容量性可変リアクタンス素子のダイオードD6と、ダイオードD3 の両端に並列に誘導性リアクタンス素子のコイルL1 、L2 が接続され、コンデンサC3 とダイオードD6 との間に容量性可変リアクタンス素子のダイオードD4 が、コンデンサC4 とダイオードD7 との間に容量性可変リアクタンス素子のダイオードD5 が接続されている。
尚、ダイオードD4 のカソード側がコンデンサC3 とダイオードD6 の間の点に接続し、ダイオードD4 のアノード側が接地している。
また、ダイオードD5 のカソード側がコンデンサC4 とダイオードD7 の間の点に接続し、ダイオードD5 のアノード側が接地している。
また、コイルL1 、L2 の一端がダイオードD3 の両端に接続し、コイルL1 、L2 の他端が接地している。
第3の回路では、容量性可変リアクタンス素子のダイオードD4 〜D7 の容量を調整することで可変バンドパスフィルタとしての特性を形成している。
[第4の回路:図8]
次に、本発明の第4の実施の形態に係る高周波用電圧制御発振回路(第4の回路)について図8を参照しながら説明する。図8は、本発明の第4の実施の形態に係る高周波用電圧制御発振回路の簡易回路を示す構成図である。
第4の回路は、図8に示すように、第1の回路と並列共振回路同士の結合を磁界を使った点で異なっている。
具体的には、移相回路における複同調回路は、容量性可変リアクタンス素子のダイオードD4 の代わりに誘導性リアクタンス素子のコイルL1 、L2 を磁界により接続するよう対向して配置したものである。その他の構成は、第1の回路と同様である。
[具体的な第1の回路:図9]
次に、第1の回路の具体的回路について図9を参照しながら説明する。図9は、第1の回路の具体的回路の構成図である。
第1の回路の具体的回路は、図9に示すように、発振用増幅回路(Amplifier)1と、バッファ増幅回路(Amplifier)2と、出力整合部3と、発振用増幅回路1の出力をその入力に帰還させる帰還ループの途中に設けられた誘導性リアクタンス素子4と、帰還ループにおいて発振用増幅回路1の出力側と容量性可変リアクタンス素子4との間に設けられた容量性可変リアクタンス素子5と、帰還ループにおいて容量性可変リアクタンス素子4と発振用増幅回路1の入力側との間に設けられた容量性可変リアクタンス素子6と、容量性可変リアクタンス素子4の入力側と出力側の両端に設けられた容量性可変リアクタンス素子7,8と、容量性可変リアクタンス素子4の入力側と出力側の両端に設けられた誘導性リアクタンス素子9,10とを備えている。
出力整合部3は、ローパスフィルタ(LPF)で構成されている。
容量性可変リアクタンス素子4〜8は、バリキャップのダイオードで構成されている。
容量性可変リアクタンス素子5のダイオードのアノードが発振用増幅回路1の出力側に接続し、カソードが容量性可変リアクタンス素子4側に接続している。
容量性可変リアクタンス素子6のダイオードのアノードが発振用増幅回路1の入力側に接続し、カソードが容量性可変リアクタンス素子4側に接続している。
容量性可変リアクタンス素子7,8のダイオードのアノードが接地され、カソードが容量性可変リアクタンス素子4の入出力側に接続している。
誘導性リアクタンス素子9は、一端が容量性可変リアクタンス素子4のアノード側に接続し、他方が接地されている。
誘導性リアクタンス素子10は、一端が容量性可変リアクタンス素子4のカソード側に接続し、他方が接地されている。
そして、容量性可変リアクタンス素子4,7,8と誘導性リアクタンス素子9,10とで複同調回路を構成し、当該複同調回路と容量性可変リアクタンス素子5,6で移相回路を構成している。
容量性可変リアクタンス素子7と誘導性リアクタンス素子9により第1のLC並列共振回路(第1のLC同調回路)を構成し、容量性可変リアクタンス素子8と誘導性リアクタンス素子10により第2のLC並列共振回路(第2のLC同調回路)を構成している。
そして、第1の同調回路と第2の同調回路を容量性可変リアクタンス素子4で接続している。
容量性可変リアクタンス素子4のバリキャップのダイオードにおいて、その容量を制御することにより、LC同調回路同士の結合量を発振周波数に対応して適正化できる。
容量性可変リアクタンス素子7,8のバリキャップのダイオードにおいて、容量を制御することで利用する周波数を任意に選択でき、更に容量性可変リアクタンス素子5,6のバリキャップのダイオードにおいて、容量を制御することで、発振用増幅回路1と複同調回路との結合容量を適正化でき、発振周波数以外のゲインを減衰させて、位相雑音特性を改善するよう調整できるものである。
また、誘導性リアクタンス素子9,10をマイクロストリップラインで構成しており、特に、その形状を馬蹄形、ドーナッツ形、45度のベント処理されたコの字形とすることで、位相雑音を劣化させることなく、モジュール形状を小型化できるものである。
[具体的な第2の回路:図10]
次に、第2の回路の具体的回路について図10を参照しながら説明する。図10は、第2の回路の具体的回路の構成図である。
第2の回路の具体的回路は、基本的には、図9の回路と同様であり、相違する点は、容量性可変リアクタンス素子5と容量性可変リアクタンス素子4の間に容量性リアクタンス素子11を直列に接続し、容量性可変リアクタンス素子4と容量性可変リアクタンス素子6との間に容量性リアクタンス素子12を直列に接続したものである。
容量性リアクタンス素子11,12は、コンデンサ(C)で構成されている。
容量性リアクタンス素子11と容量性可変リアクタンス素子4との間の点に誘導性リアクタンス素子9の一端が接続し、誘導性リアクタンス素子9の他端が接地されている。
容量性リアクタンス素子12と容量性可変リアクタンス素子4との間の点に誘導性リアクタンス素子10の一端が接続し、誘導性リアクタンス素子10の他端が接地されている。
容量性リアクタンス素子11と容量性可変リアクタンス素子5との間の点に容量性可変リアクタンス素子7のダイオードのカソードが接続し、そのアノードが接地している。
容量性リアクタンス素子12と容量性可変リアクタンス素子6との間の点に容量性可変リアクタンス素子8のダイオードのカソードが接続し、そのアノードが接地している。
[誘導性リアクタンス素子9,10の具体的構成:図11,図12]
次に、誘導性リアクタンス素子9,10の具体的な第1、第2の構成例(第1,2の構成例)について図11、図12を参照しながら説明する。図11は、誘導性リアクタンス素子の第1の構成例を示す図であり、図12は、誘導性リアクタンス素子の第2の構成例を示す図である。
誘導性リアクタンス素子9,10の第1の構成例は、図11に示すように、マイクロストリップラインとしてドーナッツ形としており、誘導性リアクタンス素子9,10の第2の構成例は、図12に示すように、マイクロストリップラインとして45度のベント処理されたコの字形としている。
[マイクロストリップラインの特性:図13,図14]
次に、マイクロストリップラインの特性について図13、図14を参照しながら説明する。図13は、上記第1,2の構成例に示したマイクロストリップラインの代表的なインピーダンスの大きさを示した図であり、図14は、上記第1,2の構成例に示したマイクロストリップラインの代表的なインピーダンスの位相を示した図である。図13において、横軸が周波数を、縦軸がインピーダンスの大きさを、図14において、横軸が周波数を、縦軸が位相を表している。
図13及び図14に示す実線が本回路におけるインピーダンス特性を示しており、点線はある周波数まで実線と特性一致するインダクタの特性を示している。
本回路において、マイクロストリップラインは発振周波数において等価的にインダクタとして機能しているのが特徴となっている。
[複同調回路のバラツキ特性:図15,図16]
次に、本発明の実施の形態に係る複同調回路のバラツキ特性について図15、図16を参照しながら説明する。図15は、複同調回路のバラツキ特性を示す図であり、図16は、バタワース設計のバンドパスフィルタのバラツキ特性を示す図である。図15,図16において、横軸が周波数を、縦軸がバラツキ特性(dB)を表している。
図16に示すバタワース設計のバンドパスフィルタのバラツキ特性に比べて、図15の複同調回路のバラツキ特性が優れており、フィルタ特性にバラツキが少ないと、発振周波数を決定する要因となるフィルタの位相のバラツキが少なくなる。
[容量性可変リアクタンス素子の適用:図17,図18]
次に、容量性可変リアクタンス素子の効果について図17、図18を参照しながら説明する。図17は、容量性可変リアクタンス素子を変化させて調整したフィルタ特性を示す図であり、図18は、図1中のD1 ,D2 ,D3 に固定コンデンサを適用したフィルタ特性を示す図である。
図18では、図1中のD1 ,D2 ,D3 に固定コンデンサを用い、バリキャップダイオードD4 ,D5 の容量を3条件変化させた場合のフィルタ特性を示しており、図17では、図1中D1 〜D5 の容量を3条件変化させた場合のフィルタ特性を示している。
図17に比べて図18のフィルタ特性は3条件で大きく異なっていることが分かる。特に、図18では、損失大、帯域大の部分が表れている。
このように、フィルタ特性が大きく異なると、発振周波数を変化させた場合に、そのフィルタの損失や位相変化量がばらついてしまうため、位相雑音が大きく変化してしまい、シンセサイザ等のシステムに適用できなくなるものである。
[実施の形態の効果]
第1の回路によれば、発振用増幅回路の帰還ループに移相回路として、容量性可変リアクタンス素子Dと誘導性リアクタンス素子Lの並列共振回路を複数有する複同調回路と、その入出力に直列に接続された容量性可変リアクタンス素子D1 ,D2 とで構成し、複同調回路は複数の並列共振回路を容量性可変リアクタンス素子D3 、D4 ,D5 で接続したものとしているので、複同調回路の容量性可変リアクタンス素子D3 の容量を制御することで利用する周波数を選択でき、更に帰還ループに直列に接続する容量性可変リアクタンス素子D1 ,D2 の容量を制御することで発振用増幅回路との結合量を最適にする。これにより、移相回路を可変バンドパスフィルタの特性にできると共に、異常発振を抑制し、位相雑音を改善できる効果がある。
また、第2の回路によれば、複同調回路における直列接続の容量性可変リアクタンス素子D3 とその入出力に直列に接続した容量性可変リアクタンス素子D1 ,D2 との間に直列に容量性リアクタンス素子C1 ,C2 を接続した第1の回路としているので、バンドパスフィルタとしての調整が可能であり、異常発振を抑制し、位相雑音を改善できる効果がある。
また、第3の回路によれば、複同調回路の入出には容量性可変リアクタンス素子D1 ,D2 を直列に接続する代わりに、容量性リアクタンス素子C3 ,C4 を直列に接続し、容量性リアクタンス素子C3 ,C4 と直列接続の容量性可変リアクタンス素子D3 との間に、容量性リアクタンス素子C1 ,C2 の代わりに、容量性可変リアクタンス素子D6 ,D7 を直列に接続した第2の回路としているので、バンドパスフィルタとしての調整が可能であり、異常発振を抑制し、位相雑音を改善できる効果がある。
また、第4の回路によれば、複同調回路における容量結合の容量性可変リアクタンス素子D3 の代わりに、磁界結合させるために誘導性リアクタンス素子L1 ,L2 を対向して配置した第1の回路としているので、バンドパスフィルタとしての調整が可能であり、異常発振を抑制し、位相雑音を改善できる効果がある。
また、第1〜4の回路によれば、誘導性リアクタンス素子をマイクロストリップラインで構成し、更にその形状を馬蹄形、ドーナッツ形、45度のベント処理されたコの字形としているので、位相雑音を劣化させることなく、モジュール形状を小型化できる効果がある。
本発明は、異常発振を抑制し、位相雑音を改善すると共に回路を小型化できる高周波用電圧制御発振回路に好適である。
本発明の第1の実施の形態に係る高周波用電圧制御発振回路の簡易回路を示す構成図である。 第1の回路の発振ループ内の発振スペクトラムを示す図である。 第1の回路の高調波成分のレベルを示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る高周波用電圧制御発振回路の簡易回路を示す構成図である。 第2の回路の発振ループ内の発振スペクトラムを示す図である。 第2の回路の高調波成分のレベルを示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る高周波用電圧制御発振回路の簡易回路を示す構成図である。 本発明の第4の実施の形態に係る高周波用電圧制御発振回路の簡易回路を示す構成図である。 第1の回路の具体的回路の構成図である。 第2の回路の具体的回路の構成図である。 誘導性リアクタンス素子の第1の構成例を示す図でである。 誘導性リアクタンス素子の第2の構成例を示す図である。 上記第1,2の構成例に示したマイクロストリップラインの代表的なインピーダンスの大きさを示した図でである。 上記第1,2の構成例に示したマイクロストリップラインの代表的なインピーダンスの位相を示した図である。 複同調回路のバラツキ特性を示す図でである。 バタワース設計のバンドパスフィルタのバラツキ特性を示す図である。 バリキャップダイオードを変化させて調整したフィルタ特性を示す図でである。 固定ダイオードにおけるフィルタ特性を示す図である。 従来の高周波用電圧制御発振回路の簡易回路を示す図である。 従来の高周波用電圧制御発振回路における発振ループゲインの周波数特性を示す図である。 従来の発振ループ内の発振スペクトラムを示す図でである。 高調波成分のレベルを示す図である。
符号の説明
1…発振用増幅回路、 2…バッファ増幅回路、 3…出力整合部、 4…容量性可変リアクタンス素子、 5…容量性可変リアクタンス素子、 6…容量性可変リアクタンス素子、 7…容量性可変リアクタンス素子、 8…容量性可変リアクタンス素子、 9…誘導性リアクタンス素子、 10…誘導性リアクタンス素子、 11…容量性リアクタンス素子、 12…容量性リアクタンス素子

Claims (3)

  1. 発振用増幅回路を備える高周波用電圧制御発振回路において、
    前記発振用増幅回路の出力を入力に帰還させる帰還ループに移相回路を設け、
    当該移相回路は、
    前記帰還ループの入力側に直列に接続された容量性可変リアクタンス素子としての第1のダイオードと、
    前記帰還ループの出力側に直列に接続された容量性可変リアクタンス素子としての第2のダイオードと、
    前記第1のダイオードと前記第2のダイオードとの間の帰還ループに直列に接続された容量性可変リアクタンス素子としての第3のダイオードと、
    前記第1のダイオードと前記第3のダイオードとを結ぶ帰還ループに設けられた第1の並列共振回路、前記第2のダイオードと前記第3のダイオードとを結ぶ帰還ループに設けられた第2の並列共振回路を有する複同調回路とを備え、
    前記第1の並列共振回路は、容量性可変リアクタンス素子としての第4のダイオードと誘導性リアクタンス素子としての第1のコイルとを有し、
    前記第2の並列共振回路は、容量性可変リアクタンス素子としての第5のダイオードと誘導性リアクタンス素子としての第2のコイルとを有し、
    前記第1のダイオードと前記第3のダイオードとの間に容量性リアクタンス素子としての第1のコンデンサが直列に接続され、前記第3のダイオードと前記第2のダイオードとの間に容量性リアクタンス素子としての第2のコンデンサが直列に接続され、前記第1のコンデンサの一端に前記第1のコイルが接続され、前記第2のコンデンサの一端に前記第2のコイルが接続され、前記第1のコンデンサの他端に前記第4のダイオードが接続され、前記第2のコンデンサの他端に前記第5のダイオードが接続されたことを特徴とする高周波用電圧制御発振回路。
  2. 複同調回路における誘導性リアクタンス素子をマイクロストリップラインで形成したことを特徴とする請求項1記載の高周波用電圧制御発振回路。
  3. マイクロストリップラインの形状を、馬蹄形状、ドーナッツ形状、45度のベント処理されたコの字形状としたことを特徴とする請求項記載の高周波用電圧制御発振回路。
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