JP4356035B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置に関する。
従来より、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナーに対応したプロセスカートリッジが水平方向に並列に配置される、いわゆるタンデム方式のカラーレーザプリンタが知られている。各プロセスカートリッジには、各色のトナー像を担持し、用紙に転写するための感光ドラムや、各色のトナーを収容し、各感光ドラムの表面にトナー像を現像するための現像装置などが備えられている。
このようなタンデム方式のカラーレーザプリンタでは、たとえば、各プロセスカートリッジに備えられる感光ドラムに対して下方から接触するように、複数のローラに周回移動可能に支持されるベルトが配置されている。用紙は、周回移動するベルト上に導かれることにより、ベルトと各感光ドラムとの間を順次通過するように搬送され、その搬送中に、各感光ドラムに担持されているトナー像が用紙に色重ねして転写される。これによって、モノクロ画像を形成する速度とほぼ同じ速度で、用紙にカラー画像が形成される。
各感光ドラムには、露光装置から画像データに基づくレーザ光が照射されて、予め帯電された各感光ドラムの表面が選択的に露光されることにより、画像データに対応する静電潜像が形成され、その静電潜像に対応して各感光ドラムの表面にトナーが供給されることにより、各感光ドラムにトナー像が担持される。画像形成装置の中には、各感光ドラムに対応して複数の露光装置が備えられ、各露光装置により対応する感光ドラムを露光するものがある(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示されている画像形成装置では、各感光ドラムに対応する複数の露光装置が、本体フレームに対してスライド可能に取り付けられた1つの基台により支持されている。基台は、本体フレーム内に収容された状態と、本体フレームから水平方向に引き出された状態との間で移動可能に設けられている。各露光装置に備えられる光源や光学部品の交換作業や点検作業などを行なう場合には、基台が本体フレームから引き出されることにより、各露光装置が本体フレーム内から露出した状態とされ、各露光装置が基台から取り外される。
特開2003−266865号公報
しかし、特許文献1に記載される構成では、基台が本体フレームから引き出された状態において、基台に支持されている複数の露光装置が、すべて本体フレームの外部に露出しているため、画像形成装置の重心が水平方向に大きくずれてしまい、画像形成装置が傾斜または転倒するおそれがある。
タンデム方式のカラーレーザプリンタの中には、本体フレームに対してスライド可能に設けられた1つの基台により各プロセスカートリッジが支持されているものがあり、このような画像形成装置において、各色のトナーの充填などのために、各プロセスカートリッジに備えられた現像装置を基台から取り外す際にも、上記と同様の不具合を生ずる。
本発明の目的は、現像装置の着脱に際して傾斜または転倒しにくい画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、本体ハウジング内に複数の現像装置を着脱可能な画像形成装置において、前記本体ハウジングに対して、前記本体ハウジング内に収容された状態と、前記本体ハウジング外へ引き出した状態との間で移動可能に設けられ、前記複数の現像装置を支持するための支持体と、前記支持体を、前記本体ハウジング外へ引き出す方向に移動させたときに、前記支持体に支持されている前記複数の現像装置のうちの少なくとも1つの現像装置が、前記本体ハウジング内に位置する状態で、前記支持体の移動を規制する規制手段とを備え、前記複数の現像装置は、前記支持体の移動方向に沿って並べて配置され、前記少なくとも1つの現像装置は、前記支持体が前記本体ハウジング外へ引き出す方向に移動するときの移動方向の最上流側に配置されている現像装置であることを特徴としている。
このような構成によると、現像装置の着脱の際、支持体が本体ハウジング外に引き出されるときに、支持体に支持されている複数の現像装置のうちの少なくとも1つの現像装置が、本体ハウジング内に位置する状態で、規制手段により支持体の移動が規制される。したがって、複数の現像装置がすべて本体ハウジングの外部に露出するまで支持体が引き出されるような構成と比べて、支持体の移動方向への画像形成装置の重心のずれが小さく、画像形成装置が傾斜または転倒しにくい。
請求項1に記載の発明によれば、支持体の移動方向への画像形成装置の重心のずれが小さく、画像形成装置が傾斜または転倒しにくい。
<カラーレーザプリンタの全体構成>
図1は、本発明の画像形成装置としてのカラーレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図であって、開閉カバー16を閉じた状態を示す。図2は、このカラーレーザプリンタ1の開閉カバー16を開いた状態を示す側断面図であって、支持体25が本体ハウジング2内に収容された状態を示す。
このカラーレーザプリンタ1は、複数のプロセス部13が水平方向において並列的に配置される、横並びタイプのタンデム型のカラーレーザプリンタであって、略中空直方体形状の本体ハウジング2内に、記録媒体としての用紙3を給紙するための給紙部4、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5、画像が形成された用紙3を排紙するための排紙部6を備えている。
<給紙部の構成>
給紙部4は、本体ハウジング2内の底部に設けられる記録媒体収容部としての用紙カセット7と、その用紙カセット7の前側上方(以下の説明において、図1における右側を前側、左側を後側とする。)に設けられるピックアップローラ8Aおよび給紙ローラ8Bと、給紙ローラ8Bの前側上方に設けられる給紙パス9と、給紙パス9の途中に設けられる1対の搬送ローラ10および1対のレジストローラ11とを備えている。
用紙カセット7は、本体ハウジング2に対して前後方向に着脱可能であって、用紙カセット7を本体ハウジング2から引き出せば、用紙カセット7内に用紙3を積層した状態でスタックすることができる。また、用紙カセット7を本体ハウジング2に装着すれば、用紙カセット7内にスタックされる用紙3は、その最上位にある用紙3から、まず、ピックアップローラ8Aによってピックアップされて、前方に搬送され、次いで、給紙ローラ8Bによって1枚ごとに給紙パス9に送り出される。
給紙パス9は、上流側端部が、下方において給紙ローラ8Bに隣接し、用紙3が前方に向かって給紙され、また、下流側端部が、上方において後述する搬送ベルト61に隣接し、用紙3が後方に向かって排紙されるような、略U字形状の用紙3の搬送路として形成されている。
そして、給紙パス9に送り出された用紙3は、給紙パス9内において、搬送ローラ10により搬送され、搬送方向が前後反転された後、レジストローラ11によるレジスト後に、レジストローラ11によって、後方に向かって送り出される。
本体ハウジング2の前面には、その上下方向中央部から上端にかけての部分、すなわち、用紙カセット7よりも上側の部分に、本体ハウジング2の内外を前後方向に連通する側面開口2Aが形成されている。また、本体ハウジング2の上面前端部には、その前端において側面開口2Aの上端と連続するように、本体ハウジング2の内外を上下方向に連通する上面開口2Bが形成されている。本体ハウジングには、側面開口2Aおよび上面開口2Bを同時に開閉可能な開閉カバー16が、後述する回動軸16A(図3参照)を介して本体ハウジング2に対して回動可能に設けられる。
開閉カバー16は、図1において矢印Aで示す方向(図中時計回り)に回動されて、図2に示すように、側面開口2Aおよび上面開口2Bが開放されると、閉じた状態で本体ハウジング2の内側となる面が上方を向き、その面に用紙3をスタックすることが可能なマルチパーパストレイとして設けられている。開閉カバー16には、スタックされている用紙3を前後方向に沿って案内するための用紙ガイド17が備えられている。
本体ハウジング2における側面開口2Aの下部には、開閉カバー16上にスタックされる用紙3を給紙するためのマルチパーパス側ピックアップローラ18Aおよびマルチパーパス側給紙ローラ18Bが設けられている。開閉カバー16上にスタックされる用紙3は、その最上位にある用紙3から、まず、マルチパーパス側ピックアップローラ18Aによってピックアップされて、後方に搬送され、次いで、マルチパーパス側給紙ローラ18Bによって給紙パス9に送り出される。給紙パス9に送り出された用紙3は、給紙パス9内において、レジストローラ11によりレジストされ、その後に、レジストローラ11によって、後方に向かって送り出される。
<画像形成部の構成>
画像形成部5は、スキャナユニット12、プロセス部13、転写部14および定着部15を備えている。
<スキャナユニットの構成>
スキャナユニット12は、本体ハウジング2内の上部において、プロセス部13の上方に配置されている。スキャナユニット12は、レーザ発光部、ポリゴンミラー、レンズおよび反射鏡(いずれも図示せず)などを備え、レーザ発光部から発光される画像データに基づくレーザ光が、ポリゴンミラーで反射され、レンズを通過し、反射鏡で反射されて、後述する像担持体としての感光ドラム51に向けて出射される。
<プロセス部の構成>
プロセス部13は、図1に示すように、複数色のトナーに対応して複数設けられている。すなわち、プロセス部13は、シアンプロセス部13C、マゼンタプロセス部13M、イエロープロセス部13Yおよびブラックプロセス部13Kの4つからなる。これらプロセス部13C,13M,13Y,13Kは、後方から前方に向かって、この順序で互いに間隔を隔てて水平方向において重なるように、順次、並列配置されている。なお、トナー色は、4色以上であっても差し支えなく、その場合、プロセス部13は、トナー色の数と同じ個数で構成される。
各プロセス部13は、感光ドラム51、スコロトロン型帯電器52および現像装置としての現像カートリッジ53を備えている。
各色のトナーに対応する4つのプロセス部13は、本体ハウジング2に対して前後方向に移動可能に設けられた支持体25により、一体的に支持されている。各プロセス部13に備えられる感光ドラム51およびスコロトロン型帯電器52は、支持体25に固定されている。現像カートリッジ53は、支持体25に対して着脱可能に設けられ、斜め上方前側に向かって移動させることにより、支持体25から取り外すことができるとともに、斜め下方後側に向かって移動させることにより、支持体25に取り付けることができる。各現像カートリッジ53の上面には、それらの現像カートリッジ53を着脱する際に把持するための現像カートリッジ把持部53A(図7参照)が形成されている。
本体ハウジング2の上面開口2Bの後端縁には、本体ハウジング2内に向かって斜め下方後側に延びる案内部35が形成されている。この案内部35は、現像カートリッジ53の着脱方向(図2の破線で示す現像カートリッジ53参照)に沿って延び、この案内部35により、支持体25に対して着脱される現像カートリッジ53が案内される。
支持体25の前面には、支持体25を、本体ハウジング2内に収容された状態から、本体ハウジング2の外部に露出した状態へと、水平方向前方に引き出す際に把持するための前把持部25Aが形成されている。
感光ドラム51は、円筒形状をなし、最表層がポリカーボネートなどからなる正帯電性の感光層により形成されるドラム本体と、このドラム本体の軸心において、ドラム本体の軸方向に沿って延びるドラム軸とを備えている。ドラム本体は、ドラム軸に対して回転自在に設けられ、ドラム軸は、プロセス部13の幅方向(前後方向および上下方向に直交する方向、以下同じ。)両側壁に回転不能に支持されている。そして、感光ドラム51は、画像形成時において、後述する搬送ベルト61との接触位置における搬送ベルト61の移動方向と同方向(図中時計回り)に回転駆動される。
スコロトロン型帯電器52は、ワイヤおよびグリッドを備え、帯電バイアスの印加により、コロナ放電を発生させる正帯電型のスコロトロン型帯電器であり、感光ドラム51の後方において、感光ドラム51と接触しないように間隔を隔てて対向配置されている。
現像カートリッジ53は、その筐体内に、アジテータ54、現像ローラ56、供給ローラ57および層厚規制ブレード58を備えている。
現像カートリッジ53の筐体の上側部分は、トナーを収容するトナー収容室55として形成されており、各色のトナーが収容されている。すなわち、シアンプロセス部13Cのトナー収容室55内には、シアンの色を有する正帯電性の非磁性1成分の重合トナーが収容されている。マゼンタプロセス部13Mのトナー収容室55内には、マゼンタの色を有する正帯電性の非磁性1成分の重合トナーが収容されている。イエロープロセス部13Yのトナー収容室55内には、イエローの色を有する正帯電性の非磁性1成分の重合トナーが収容されている。ブラックプロセス部13Kのトナー収容室55内には、ブラックの色を有する正帯電性の非磁性1成分の重合トナーが収容されている。
より具体的には、各色のトナーは、重合法により得られた略球形の重合トナーが用いられている。重合トナーは、スチレンなどのスチレン系単量体や、アクリル酸、アルキル(C1〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C4)メタアクリレートなどのアクリル系単量体を、懸濁重合などの公知の重合方法によって共重合させることにより得られる結着樹脂を主成分とし、これに、着色剤、荷電制御剤、ワックスなどが配合されることによりトナー母粒子が形成され、さらにこれに、流動性の向上を図るべく外添剤が添加されてなるものである。
着色剤としては、上記した、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの各着色剤が配合されている。また、荷電制御剤としては、たとえば、アンモニウム塩などのイオン性官能基を有するイオン性単量体と、スチレン系単量体やアクリル系単量体などのイオン性単量体と共重合可能な単量体との共重合によって得られる荷電制御樹脂が配合されている。また、外添剤としては、たとえば、シリカ、酸化アルミニウム、酸化チタン、チタン酸ストロンチウム、酸化セリウム、酸化マグネシウムなどの金属酸化物の粉末や、炭化物の粉末、金属塩の粉末などの無機粉末が配合されている。
なお、各色のトナーは、非磁性1成分の重合トナーに限定されるものではなく、たとえば、粉砕トナーであってもよい。
アジテータ54は、トナー収容室55内において、幅方向に延びる回転軸を中心に回転可能に配置されており、アジテータ54が回転されることにより、トナー収容室55内に収容されているトナーが攪拌される。
現像ローラ56は、感光ドラム51の前方上側において感光ドラム51と対向配置され、感光ドラム51と圧接されている。この現像ローラ56は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料などの弾性部材からなるローラ部分が被覆されている。より具体的には、ローラ部分は、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴム、シリコーンゴムまたはEPDMゴムなどからなる弾性体のローラ層と、そのローラ層の表面に被覆され、ウレタンゴム、ウレタン樹脂、ポリイミド樹脂などが主成分とされるコート層との2層構造によって形成されている。また、現像ローラ56のローラ軸は、プロセス部13の幅方向両側壁に回転自在に支持されており、画像形成時には、現像バイアスが印加される。
供給ローラ57は、現像ローラ56の前方上側において現像ローラ56と対向配置され、現像ローラ56と圧接されている。この供給ローラ57は、金属製のローラ軸に、導電性のスポンジ部材からなるローラ部分が被覆されている。また、供給ローラ57のローラ軸は、プロセス部13の幅方向両側壁に回転自在に支持されている。
層厚規制ブレード58は、金属の板ばね材からなり、その先端部に、絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の押圧部材を備えている。そして、層厚規制ブレード58は、現像ローラ56の上方において現像カートリッジ53の筐体に支持され、その先端部の押圧部材が、現像ローラ56に対して上方から圧接されている。
各プロセス部13では、画像形成時には、各トナー収容室55に収容されている各色のトナーが、供給ローラ57に供給され、この供給ローラ57の回転により現像ローラ56に供給される。このとき、トナーは、供給ローラ57と、現像バイアスが印加されている現像ローラ56との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ56上に供給されたトナーは、現像ローラ56の回転に伴って、層厚規制ブレード58と現像ローラ56との間に進入し、一定厚さの薄層となって、現像ローラ56上に担持される。
一方、スコロトロン型帯電器52は、帯電バイアスの印加により、コロナ放電を発生させて、感光ドラム51の表面を一様に正帯電させている。感光ドラム51の表面は、感光ドラム51の回転に伴って、スコロトロン型帯電器52により一様に正帯電された後、図1において一点鎖線で示すように、スキャナユニット12から各感光ドラム51に向けて出射されたレーザ光の高速走査により選択的に露光され、用紙3に形成すべき画像に対応した各色の静電潜像が形成される。
さらに感光ドラム51が回転すると、次いで、現像ローラ56の表面に担持されかつ正帯電されているトナーが、現像ローラ56の回転により、感光ドラム51に対向して接触するときに、感光ドラム51の表面に形成されている静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム51の表面のうち、レーザ光によって露光され電位が下がっている露光部分に供給される。これにより、感光ドラム51の静電潜像は、可視像化され、感光ドラム51の表面には、各色に対応して、反転現像によるトナー像が担持される。
<転写部の構成>
転写部14は、本体ハウジング2内において、用紙カセット7の上方であって、プロセス部13の下方において、前後方向に沿って配置されている。この転写部14は、駆動ローラ59、従動ローラ60、搬送ベルト61、転写ローラ62、ベルトクリーニング部63、およびこれらを支持する支持部材64を備えている。
駆動ローラ59は、シアンプロセス部13Cの感光ドラム51よりも後方下側に配置されている。この駆動ローラ59は、画像形成時において、感光ドラム51の回転方向と逆方向(図中反時計回り)に回転駆動される。
従動ローラ60は、ブラックプロセス部13Kの感光ドラム51よりも前方下側であって、駆動ローラ59と前後方向において対向するように配置されている。この従動ローラ60は、駆動ローラ59の回転駆動時に、駆動ローラ59の回転方向と同方向(図中反時計回り)に従動回転する。
搬送ベルト61は、エンドレスベルトからなり、カーボンなどの導電性粒子を分散した導電性のポリカーボネートやポリイミドなどの樹脂によって形成されている。この搬送ベルト61は、駆動ローラ59と従動ローラ60との間に巻回されており、その巻回されている外側の接触面が、各プロセス部13の感光ドラム51のすべてと対向接触するように、配置されている。各プロセス部13の感光ドラム51と搬送ベルト61との間には、前方から後方に向かって用紙3を搬送するための搬送路50が形成されている。
そして、駆動ローラ59の駆動により、従動ローラ60が従動され、搬送ベルト61が、これら駆動ローラ59および従動ローラ60の間を、各プロセス部13の感光ドラム51と対向接触する接触面において、感光ドラム51と逆方向に回転するように、矢印Bで示す方向(図中反時計回り)に周回移動される。
転写ローラ62は、駆動ローラ59および従動ローラ60の間に巻回されている搬送ベルト61内において、各プロセス部13の感光ドラム51と搬送ベルト61を挟んで対向配置されている。各転写ローラ62は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料などの弾性部材からなるローラ部分が被覆されている。そして、転写ローラ62のローラ軸は、幅方向に沿って延び、回転自在に支持されており、転写時には転写バイアスが印加される。各転写ローラ62は、搬送ベルト61と対向接触する接触面において、搬送ベルト61の周回移動方向と同方向(図中反時計回り)に回転する。
給紙部4から給紙された用紙3は、駆動ローラ59の駆動および従動ローラ60の従動により周回移動される搬送ベルト61によって、搬送路50を前方から後方に向かって搬送され、搬送ベルト61と各プロセス部13の感光ドラム51との間の画像形成位置を順次通過する。そして、その搬送中に、各プロセス部13の感光ドラム51に担持されている各色に対応したトナー像が順次転写され、これによって、用紙3にカラー画像が形成される。
すなわち、たとえば、ブラックプロセス部13Kの感光ドラム51の表面に担持されたブラックのトナー像が、用紙3に転写されると、次いで、イエロープロセス部13Yの感光ドラム51の表面に担持されたイエローのトナー像が、既にブラックのトナー像が転写されている用紙3に重ねて転写され、同様の動作によって、マゼンタプロセス部13Mの感光ドラム51の表面に担持されたマゼンタのトナー像、シアンプロセス部13Cの感光ドラム51の表面に担持されたシアンのトナー像が重ねて転写され、これによって、用紙3にカラー画像が形成される。
このようなカラー画像の形成において、このカラーレーザプリンタ1は、各プロセス部13において、プロセス部13が各色に対応して複数設けられているタンデム型の装置構成であるため、モノクロ画像を形成する速度とほぼ同じ速度で、各色に対応したトナー像を形成して、迅速なカラー画像の形成を達成することができる。そのため、小型化を図りつつ、カラー画像を形成することができる。
ベルトクリーニング部63は、搬送ベルト61の下方に配置されている。このベルトクリーニング部63には、搬送ベルト61の表面に接触するように配置され、その搬送ベルト61の表面に付着した紙粉やトナーなどを削り取るためのクリーニングブレード65と、その下方に設けられるクリーニングボックス67とが備えられている。クリーニングブレード65は、その基端部が支持部材64に固定され、後側に向かって斜め上方に延び、その先端部が搬送ベルト61の表面に接触している。搬送ベルト61内には、幅方向に延びるローラ軸を中心に回転可能なテンションローラ66が、クリーニングブレード65の先端部に対して搬送ベルト61を挟んで上方に対向配置されている。
搬送ベルト61が周回移動されると、クリーニングブレード65の先端部が搬送ベルト61の表面に摺接し、搬送ベルト61の表面に付着した紙粉やトナーなどが削り取られる。クリーニングブレード65によって削り取られた紙粉やトナーなどは、支持部材64に対して下方から取り付けられたクリーニングボックス67内に貯留される。
支持部材64は、その後端部に幅方向に延びるように取り付けられた回動軸64Aを中心に回動可能に配置されている。図1に示すように、搬送ベルト61の表面が、各プロセス部13の感光ドラム51のすべてと対向接触している状態から、開閉カバー16を回動させて、図2に示すように、側面開口2Aおよび上面開口2Bを開放すると、それに連動して、支持部材64が、回動軸64Aを中心に、図1において矢印Cで示す方向(図中時計回り)に回動し、それに伴って、支持部材64上に支持された搬送ベルト61等が各プロセス部13の感光ドラム51に対して離間する方向に変位する。
<定着部の構成>
定着部15は、転写部14の後方に配置されている。この定着部15は、加熱ローラ68、加圧ローラ69を備えている。加熱ローラ68は、その表面に離型層が形成される金属素管からなり、その軸方向に沿ってハロゲンランプが内装されている。そして、ハロゲンランプにより、加熱ローラ68の表面が定着温度に加熱される。また、加圧ローラ69は、加熱ローラ68を押圧するように、下方から対向するように設けられている。
そして、用紙3上に転写されたカラー画像は、次いで、定着部15に搬送され、用紙3が加熱ローラ68と加圧ローラ69との間を通過する間に、加熱および加圧による定着処理が施されることによって、用紙3に熱定着される。
<排紙部の構成>
排紙部6は、排紙パス70、搬送ローラ71、排紙ローラ72および排紙トレイ73を備えている。
排紙パス70は、上流側端部が、下方において定着部15に隣接し、用紙3が後方に向かって給紙され、また、下流側端部が、上方において排紙ローラ72に隣接し、用紙3が前方に向かって排紙されるような、略U字形状の用紙3の搬送路として形成されている。
搬送ローラ71は、排紙パス70の途中に、1対のローラとして設けられている。
排紙ローラ72は、排紙パス70の下流側端部に、1対のローラとして設けられている。
排紙トレイ73は、本体ハウジング2の上面に、前方から後方に向かって下方に傾斜する傾斜壁として形成されている。
そして、定着部15から排紙パス70に送り出された用紙3は、搬送ローラ71により排紙ローラ72側に搬送され、排紙パス70内において、搬送方向が前後反転された後、排紙ローラ72によって、前方に向かって排紙される。排紙された用紙3は、排紙トレイ73上に載置される。
<開閉カバーと支持部材との連動機構に関する説明>
図3は、開閉カバー16と支持部材64との連動機構19の構成を示すカラーレーザプリンタ1の一部側断面図であって、開閉カバー16を閉じた状態を示す。図4は、開閉カバー16と支持部材64との連動機構19の構成を示すカラーレーザプリンタ1の一部側断面図であって、開閉カバー16を開いた状態を示す。
図3および図4に示すように、開閉カバー16は、その下端部に幅方向に延びるように配置された回動軸16Aを中心に回動可能に取り付けられ、搬送ベルト61などを支持する支持部材64に対して、連動機構19を介して連結されている。連動機構19は、開閉カバー16の回動軸16Aに取り付けられたギア20と、このギア20に噛み合う揺動部材21とを備えている。
ギア20は、略円板状に形成され、その外周面全体にわたって複数の歯20Aが形成されている。
揺動部材21は、前後方向に長尺形状に形成され、その長手方向中央部が、幅方向に延びる揺動軸22により揺動可能に支持されている。揺動部材21の揺動軸22よりもギア20側の部分は、ギア20側に向かって拡がるように側面視略扇形に形成され、そのギア20側の円弧状の周面に、ギア20の歯20Aに噛み合う複数の歯21Aが形成されている。揺動部材21のギア20と反対側の端面には、揺動部材21の長手方向に沿って窪んだ形状の凹部21Bが形成されている。この凹部21Bには、支持部材64の前端部に固定されたピン23が挿入された状態で支持されている。
図3に示すように、開閉カバー16が閉じられた状態から、図3において矢印Aで示す方向(図中時計回り)に開閉カバー16を回動させると、それに連動して、開閉カバー16の回動軸16Aおよび回動軸16Aに取り付けられたギア20が、図3において矢印Dで示す方向(図中時計回り)に回転する。すると、ギア20に噛み合う揺動部材21が、図3において矢印Eで示す方向(図中反時計回り)に揺動し、揺動部材21の凹部21B内に支持されているピン23が下方に移動する。ピン23が下方に移動すると、支持部材64の前端部が下がり、図4に示すように、開閉カバー16を完全に開いた状態では、支持部材64により支持されている搬送ベルト61が、後方から前方に向かって下方に傾斜する。
本体ハウジング2内には、図4に示すように、開閉カバー16を完全に開いた状態で、支持部材64の前端部の下面に当接可能な緩衝部材24が配置されている。緩衝部材24は、ゴムなどの弾性体により形成されている。この緩衝部材24により、開閉カバー16が開かれることに連動して下方に変位する支持部材64の前端部を弾性的に受けることができる。
<支持体の取り付け構造に関する説明>
図5は、このカラーレーザプリンタ1の開閉カバー16を開いた状態を示す側断面図であって、支持体25が本体ハウジング2内から露出した状態を示す。図6は、支持体25の近傍の構成を示す正面図である。
図5および図6に示すように、支持体25の幅方向両側外面には、正面視略矩形状に窪んだ凹部26が、前後方向に延びるように形成され、これらの凹部26内には、それぞれ、正面視略コ字状の支持体側ガイドレール27が、前後方向に延びるように取り付けられている。各支持体側ガイドレール27は、その前端部が支持体25の前端部に位置し、その後端部が支持体25よりも後方に突出している。各支持体側ガイドレール27には、凹部26の底面に前後方向に沿って取り付けられる板状の取付板部27Aと、この取付板部27Aの上下両端縁から幅方向外側(幅方向において支持体25から離間する方向、以下同じ。)に向かって延びる板状の側板部27Bとが、一体的に形成されている。
各支持体側ガイドレール27における上側の側板部27Bの上面の前端部および後端部には、それぞれ、支持体25の幅方向の移動を規制するための幅方向規制ブロック28が取り付けられている。
各支持体側ガイドレール27における取付板部27Aの幅方向外側の面の上部後側には、規制手段としての支持体側規制部31が、幅方向外側に向かって突出するように形成されている。支持体側規制部31は、取付板部27Aの幅方向外側の面の上部後側から幅方向外側に向かって突出し、水平方向に展開される板状の突出板31Aと、この突出板31Aの外周を覆う環状の弾性体31Bとを備えている。
本体ハウジング2内には、支持体25の幅方向両側外面に対向する本体フレーム29が配置されている。各本体フレーム29には、支持体側ガイドレール27に対向する位置に、正面視略コ字状の本体側ガイドレール30が、前後方向に延びるように取り付けられている。本体側ガイドレール30は、その前端部が本体ハウジング2内の前端部に位置し、その後端部が本体ハウジング2内の後端部に位置している。各本体側ガイドレール30には、本体フレーム29の幅方向内側(幅方向において支持体25に接近する方向、以下同じ。)の面に前後方向に沿って取り付けられる板状の取付板部30Aと、この取付板部30Aの上下両端縁から幅方向内側に向かって延びる板状の側板部30Bとが、一体的に形成されている。
各本体側ガイドレール30における取付板部30Aの幅方向内側の面の上下方向中央部前側には、規制手段としての側面視略コ字状の本体側規制部32が、幅方向内側に向かって突出するように形成されている。本体側規制部32には、取付板部30Aの幅方向内側の面の上下方向中央部前側から幅方向内側に向かって突出し、鉛直方向に展開される板状の突出板部32Aと、この突出板部32Aの上下両端縁から前方に向かって延びる板状の側板部32Bとが、一体的に形成されている。
各本体側ガイドレール30における取付板部30Aの幅方向内側の面の下部の前側および後側には、それぞれ、幅方向内側に向かって延びる回転軸33が突出形成されており、これらの回転軸33の幅方向内側の端部には、ローラ34が回転軸33を中心に回転自在に支持されている。
支持体25が本体ハウジング2に取り付けられると、各支持体側ガイドレール27の両側板部27Bが、対応する本体側ガイドレール30の両側板部30Bの間に入り込み、これらの側板部27B,30Bが平面視で重なる。この状態では、各ローラ34の外周面が、対応する支持体側ガイドレール27の下側の側板部27Bの下面に当接し、これらのローラ34により、各支持体側ガイドレール27が下方から支持される。また、支持体側ガイドレール27の上側の側板部27Bに取り付けられた幅方向規制ブロック28は、その上面が本体側ガイドレール30の上側の側板部30Bの下面に対向接触し、その幅方向外側の面が本体側ガイドレール30の取付板部30Aの幅方向内側の面に対向接触している。これによって、支持体側ガイドレール27が、幅方向および上下方向においてがたつきなく本体側ガイドレール30に装着される。各支持体側規制部31は、対応する本体側規制部32の突出板部32Aの後側に対向している。
図2に示すように、支持体25が本体ハウジング2内に収容された状態から、前把持部25Aを把持して前方に引くと、各支持体側ガイドレール27が、対応する本体側ガイドレール30に対して前方に相対移動するとともに、各支持体側ガイドレール27の下側の側板部27Bの下面に当接する各ローラ34が転動することにより、支持体25が前方に向かってスムーズに引き出される。このとき、支持体25の幅方向への移動が、各幅方向規制ブロック28と、それに対向する本体側ガイドレール30の取付板部30Aとの当接によって阻止されるので、支持体25を安定して前方に引き出すことができる。
前方に引き出された支持体25は、本体ハウジング2の側面開口2Aを通過して、本体ハウジング2の外部に露出する。そして、支持体25が、図5に示す状態まで本体ハウジング2内から引き出されると、支持体側規制部31の弾性体31Bが本体側規制部32の突出板部32Aに後方から当接し、支持体25の前方への移動が規制される。このように、支持体側規制部31および本体側規制部32が弾性体31Bを介して当接するような構成により、支持体25の移動が規制される際の衝撃を抑制することができる。
<現像装置の着脱に関する説明>
本体ハウジング2の上面開口2Bは、図2に示すように、支持体25が本体ハウジング2内に収容された状態において、支持体25の引き出し方向の最下流側の現像カートリッジ53(ブラックプロセス部13Kの現像カートリッジ53)の着脱方向上側に位置している。したがって、支持体25が本体ハウジング2内に収容された状態であっても、図2に破線で示すように、ブラックプロセス部13Kの現像カートリッジ53が、上面開口2Bを通過して着脱可能である。
図5に示すように、支持体25が本体ハウジング2内から引き出されて、支持体側規制部31および本体側規制部32が当接した状態では、支持体25の引き出し方向の最上流側に配置されているシアンプロセス部13Cの現像カートリッジ53が、図2に示す状態においてブラックプロセス部13Kの現像カートリッジ53が配置されていた位置まで移動する。この状態において、本体ハウジング2の上面開口2Bは、シアンプロセス部13Cの現像カートリッジ53の着脱方向上側に位置しており、図5に破線で示すように、シアンプロセス部13Cの現像カートリッジ53が、上面開口2Bを通過して着脱可能である。
図5に示す状態では、シアンプロセス部13Cの現像カートリッジ53以外の現像カートリッジ53、すなわち、マゼンタプロセス部13M、イエロープロセス部13Yおよびブラックプロセス部13Kの各現像カートリッジ53も、それらの上方から、支持体25に対して着脱できる。
図2および図5に破線で示すように、ブラックプロセス部13Kの現像カートリッジ53やシアンプロセス部13Cの現像カートリッジ53は、支持体25に対して着脱される際に、それらの現像カートリッジ53が上面開口2Bを通過する方向に沿って延びる案内部35により案内される。
<支持体の着脱に関する説明>
図5に示すように、本体側ガイドレール30の上側の側板部30Bの前端部には、この側板部30Bが前端に向かって上方に傾斜するように折り曲げられることにより、通過部36が形成されている。通過部36は、本体側規制部32の近傍において、その後端が本体側規制部32の上方後側に位置し、前端に向かうにつれて本体側規制部32から離間するように延び、その前端が本体側規制部32の上方前方に位置している。これにより、通過部36と本体側規制部32との間に、支持体側規制部31の通過を許容するための空間37が形成されている。
図5に示すように、支持体25が本体ハウジング2内から引き出されて、支持体側規制部31および本体側規制部32が当接した状態において、支持体25を上方に持ち上げつつ前方に引き出すと、支持体側規制部31が本体側規制部32の上方を乗り越えて前方に向かうことにより、支持体側規制部31および本体側規制部32の当接が解除され、支持体25が前方に向かって移動可能になる。そして、支持体25を前方に移動させることにより、通過部36と本体側規制部32との間に形成された空間37に支持体側規制部31を通過させ、支持体25を本体ハウジング2内から取り外すことができる。
支持体25を本体ハウジング2内に取り付ける際には、上記の説明と逆の操作を行なえばよい。すなわち、支持体25を前方から後方に向かって本体ハウジング2内に移動させ、通過部36と本体側規制部32との間に形成された空間37に支持体側規制部31を通過させることにより、支持体側規制部31を本体側規制部32の後方まで進入させればよい。
図7は、支持体25の斜視図であって、(a)は、支持体25を幅方向一方側の上方前側から見た図、(b)は、支持体25を幅方向他方側の上方前側から見た図を示す。ただし、図7では、凹部26や支持体側ガイドレール27などを省略して、支持体25の外観を簡略的に示している。
図7に示すように、支持体25の幅方向の両側面上部には、図中に白抜き矢印で示す支持体25の引き出し方向Fの中央部に、支持体25を持ち上げる際に把持するための横把持部25Bが形成されている。支持体25を本体ハウジング2内から取り外す際には、支持体25の幅方向の両側面に形成された2つの横把持部25B、または、2つの横把持部25Bの一方および前把持部25Aを両手で把持し、支持体25を上方に持ち上げることができる。
この実施形態では、現像カートリッジ53の着脱の際、支持体25が本体ハウジング2内から露出する側に引き出されたときに、図5に示すように、支持体25に支持されている複数の現像カートリッジ53のうちのシアンプロセス部13Cの現像カートリッジ53が、本体ハウジング2内に位置する状態で、支持体側規制部31および本体側規制部32の当接により、支持体25の移動が規制される。したがって、複数の現像カートリッジ53がすべて本体ハウジング2の外部に露出するまで支持体25が引き出されるような構成と比べて、支持体25の移動方向へのカラーレーザプリンタ1の重心のずれが小さく、カラーレーザプリンタ1が傾斜または転倒しにくい。
ただし、支持体25の移動が規制された状態で本体ハウジング2内に位置する現像カートリッジ53は、シアンプロセス部13Cの現像カートリッジ53の1つに限らず、2つ以上の現像カートリッジ53が本体ハウジング2内に位置していてもよい。
複数の現像カートリッジ53のうちの少なくとも1つの現像カートリッジ53が本体ハウジング2内に位置する状態でも、その位置が、支持体25の移動方向におけるカラーレーザプリンタ1の重心位置から大きくずれている場合には、カラーレーザプリンタ1は傾斜または転倒しやすい。この実施形態では、支持体25が本体ハウジング2内から露出する側に移動されたときに、支持体25の移動方向の最上流側に配置されているシアンプロセス部13Cの現像カートリッジ53が、支持体25が本体ハウジング2内に収容された状態において移動方向の最下流側のブラックプロセス部13Kの現像カートリッジ53が配置されていた位置まで移動したときに、支持体側規制部31および本体側規制部32の当接により、支持体25の移動が規制されるので、支持体25の移動量が小さい。したがって、支持体25の移動方向へのカラーレーザプリンタ1の重心のずれがより小さく、カラーレーザプリンタ1がさらに傾斜または転倒しにくい。
また、この実施形態では、本体ハウジング2に設けられた本体側規制部32と、支持体25に設けられた支持体側規制部31とが、支持体25の移動に伴なって互いに当接することにより、支持体25の移動が確実に規制される。
さらに、支持体側規制部31および本体側規制部32による支持体25の移動の規制を解除するときには、本体側ガイドレール30に形成された通過部36により、支持体側規制部31の本体側規制部32に対する通過が許容されるので、支持体側規制部31および本体側規制部32による支持体25の移動の規制を容易に解除することができる。
また、支持体25を、図5に示すように、支持体側規制部31および本体側規制部32が当接した位置において上方に持ち上げることにより、支持体25に対する規制を容易に解除して、支持体25を本体ハウジング2から取り外すことができる。この実施形態のように、支持体25が水平方向に移動されるような構成の場合には、支持体25が、その移動方向に直交する方向(上方)に持ち上げられて取り外されるので、支持体25の取り外しの際に加わる外力による支持体25の移動方向へのカラーレーザプリンタ1の重心のずれが小さくなり、カラーレーザプリンタ1が傾斜または転倒するのを防止できる。
また、支持体25を持ち上げる際には、前把持部25Aや横把持部25Bを把持して支持体25を持ち上げることにより、支持体25を容易に取り外すことができる。横把持部25Bが、支持体25の移動方向の中央部に形成されているので、支持体25を安定して上方に持ち上げることができ、支持体25の取り外しの際に加わる外力によって、カラーレーザプリンタ1が傾斜または転倒するのを効果的に防止できる。
図5に示すように、支持体側規制部31および本体側規制部32が当接するまで支持体25が引き出された状態では、支持体25の移動方向の最上流側に配置されているシアンプロセス部13Cの現像カートリッジ53を、本体ハウジング2の上面開口2Bを通過させて容易に着脱することができる。
また、上面開口2Bが側面開口2Aに連続しているので、上面開口2Bを通過させて現像カートリッジ53を着脱するときに、側面開口2Aによる空間的な余裕を持って、現像カートリッジ53を上面開口2Bを介して着脱することができるので、現像カートリッジ53をより容易に着脱することができる。
さらに、側面開口2Aおよび上面開口2Bを開閉カバー16により開閉できるので、側面開口2Aおよび上面開口2Bから本体ハウジング2内に埃などのごみが侵入し、現像カートリッジ53の近傍で行なわれる画像形成に悪影響を及ぼすのを防止できる。
また、図2に示すように、開閉カバー16を開けば、支持体25を本体ハウジング2内から引き出さなくても、支持体25の移動方向の最下流側に配置されているブラックプロセス部13Kの現像カートリッジ53を、本体ハウジング2の上面開口2Bを介して手軽に着脱することができる。したがって、支持体25を本体ハウジング2内から引き出さなければ現像カートリッジ53を1つも着脱することができないような構成と比べて、使い勝手がよい。
この実施形態では、トナーの消費量が多いブラックプロセス部13Kの現像カートリッジ53が、支持体25が本体ハウジング2内に収容された状態で、上面開口2Bを通過して着脱可能になっているので、このブラックプロセス部13Kの現像カートリッジ53を上面開口2Bを介して手軽に着脱して、頻繁にブラックプロセス部13Kの現像カートリッジ53を交換することができるので、さらに使い勝手がよい。
図2および図5に示すように、ブラックプロセス部13Kの現像カートリッジ53やシアンプロセス部13Cの現像カートリッジ53は、上面開口2Bを通過して着脱される際に、その現像カートリッジ53が上面開口2Bを通過する方向に沿って、案内部35により案内されるので、現像カートリッジ53をスムーズに着脱することができる。
また、この実施形態では、支持体25の移動方向と用紙カセット7の移動方向とを同じ方向にすることができるので、これらの方向が異なるような構成と比較して、カラーレーザプリンタ1の操作性を向上できる。
さらに、開閉カバー16が開かれることに連動して、搬送ベルト61が感光ドラム51に対して離間する方向に変位するので、支持体25を本体ハウジング2に対して移動させるときに、搬送ベルト61と感光ドラム51とが擦れて、感光ドラム51が傷つくのを防止できる。
感光ドラム51と搬送ベルト61との間に形成された搬送路50における用紙3の搬送方向下流側には、感光ドラム51によりトナー像が転写された用紙3に対して定着処理を施すための定着部15が配置されるが、この実施形態では、定着部15が配置されている側と反対側に支持体25が引き出される。したがって、支持体25を定着部15と分離して引き出すことができるので、支持体25の移動方向へのカラーレーザプリンタ1の重心のずれがより小さく、カラーレーザプリンタ1がさらに傾斜または転倒しにくい。
本発明の画像形成装置としてのカラーレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図であって、開閉カバーを閉じた状態を示す。 このカラーレーザプリンタの開閉カバーを開いた状態を示す側断面図であって、支持体が本体ハウジング内に収容された状態を示す。 開閉カバーと支持部材との連動機構の構成を示すカラーレーザプリンタの一部側断面図であって、開閉カバーを閉じた状態を示す。 開閉カバーと支持部材との連動機構の構成を示すカラーレーザプリンタの一部側断面図であって、開閉カバーを開いた状態を示す。 このカラーレーザプリンタの開閉カバーを開いた状態を示す側断面図であって、支持体が本体ハウジング内から露出した状態を示す。 支持体の近傍の構成を示す正面図である。 支持体の斜視図であって、(a)は、支持体を幅方向一方側の上方前側から見た図、(b)は、支持体を幅方向他方側の上方前側から見た図を示す。
符号の説明
1 レーザプリンタ
2 本体ハウジング
2A 側面開口
2B 上面開口
3 用紙
16 開閉カバー
19 連動機構
25 支持体
25B 横把持部
30 本体側ガイドレール
31 支持体側規制部
32 本体側規制部
35 案内部
36 通過部
50 搬送路
51 感光ドラム
53 現像カートリッジ
61 搬送ベルト

Claims (1)

  1. 本体ハウジング内に複数の現像装置を着脱可能な画像形成装置において、
    前記本体ハウジングに対して、前記本体ハウジング内に収容された状態と、前記本体ハウジング外へ引き出した状態との間で移動可能に設けられ、前記複数の現像装置を支持するための支持体と、
    前記支持体を、前記本体ハウジング外へ引き出す方向に移動させたときに、前記支持体に支持されている前記複数の現像装置のうちの少なくとも1つの現像装置が、前記本体ハウジング内に位置する状態で、前記支持体の移動を規制する規制手段とを備え、
    前記複数の現像装置は、前記支持体の移動方向に沿って並べて配置され、
    前記少なくとも1つの現像装置は、前記支持体が前記本体ハウジング外へ引き出す方向に移動するときの移動方向の最上流側に配置されている現像装置であることを特徴とする、画像形成装置。
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