JP4355933B2 - 漏洩試験方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンのシリンダブロック等の複数の内部空間を有するワークの漏れを検出するための漏洩試験方法及び装置に関するものである。
例えば自動車用の水冷式エンジンのシリンダブロックには、一般的に、潤滑油の通路であるオイルホール、冷却水の通路であるウォータジャケット及びクランクシャフト等を収容するクランクケースが形成されており、これら3系統の内部空間は、その機能上、外部及び相互間に漏れがあってはならない。シリンダブロックは、一般的に鋳鉄、アルミニウム合金等によって鋳造されるが、複雑な形状であることから、鋳巣、ワレ、ピンホール等の欠陥が生じ易く、オイルホール、ウォータジャケット及びクランクケースに漏れが生じることがある。このため、鋳造されたシリンダブロックは、漏洩試験を行って漏れの有無を検査する必要がある。
シリンダブロックの漏洩試験は、一般的に、オイルホール、ウォータジャケット及びクランクケースの開口部をマスキングし、これらの内部空間に圧縮空気を充填して、その圧力の変化に基づいて漏れを測定することによって行われる。このとき、ワークの内部空間と同時に、一定容積のマスタ室に圧縮空気を充填し、これらの差圧を検出することにより、圧縮空気の断熱圧縮、膨張による温度変化を補償して測定精度を高めるようにした差圧式漏洩試験が知られている。差圧式漏洩試験に関する先行技術としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。
特開2000−205991
従来、シリンダブロックの漏洩試験は、オイルホール、ウォータジャケット及びクランクケースについて、外部への漏れとともに、これら相互間の漏れを検出するために、個別に行われている。また、オイルホールとウォータジャケットに異なる圧力の圧縮空気を充填し、これらの圧力変化を監視して相互間の漏れを検出することにより、これらの漏れを同時に測定することが可能である。
しかしながら、クランクケースは、その内容積が大きいため、オイルホール及びウォータジャケットからクランクケースへの漏れを検出することが困難であり、また、圧縮空気の充填及び差圧の測定に時間がかかる。ウォータジャケットは、冷却水通路であり、潤滑油の通路であるオイルホール及びクランクケースとの間の漏れを確実に防止する必要があるため、漏れの規格が最も厳しく、測定に時間がかかる。このように、オイルホール、ウォータジャケット及びクランクケースでは、圧縮空気の充填時間及び差圧の測定時間が異なるため、これらの漏洩試験を同時に行った場合、圧縮空気の充填又は排気と差圧の測定が同時に行われることになり、圧縮空気の充填、排気の際に生じるマスキングのシール部の変形等の影響による測定精度の低下が問題となる。
このため、従来は、オイルホール、ウォータジャケット及びクランクケースの3系統の漏れを測定するため、それぞれのマスキング、圧縮空気の充填及び差圧の測定を行う設備を有する2つ又は3つのステーションを使用してシリンダブロックの漏洩試験を行っている。その結果、漏洩試験装置が大型で高価となり、測定時間も長くかかっている。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、ワークに形成された複数の内部空間について、その漏れを同時に測定することができる漏洩試験方法及び装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、ワークの内部空間及び一定容積のマスタ室に加圧ガスを充填する加圧工程と、加圧ガスが充填された前記内部空間と前記マスタ室とを連通させて、これらの内部の加圧ガスを平衡状態とする平衡工程と、前記内部空間と前記マスタ室との連通を遮断して、これらの間に生じる差圧に基づいて、前記内部空間の漏れを検出する検出工程とを有する漏洩試験方法であって、
複数の内部空間を有するワークに対して、各内部空間の開口部をマスキング治具によって密閉し、密閉された各内部空間に対応するマスタ室を設け、一の内部空間について、検出工程を実行しているとき、他の内部空間について、平衡工程又は検出工程を実行することを特徴とする。
請求項2の発明に係る漏洩試験方法は、上記請求項1の構成において、前記内部空間に、ダミー容積を挿入することを特徴とする。
請求項3の発明に係る漏洩試験方法は、上記請求項1又は2の構成において、前記複数の内部空間に、異なる圧力の加圧ガスを充填することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、ワークの内部空間及び一定容積のマスタ室に加圧ガスを充填する加圧工程と、加圧ガスが充填された前記内部空間と前記マスタ室とを連通させて、これらの内部の加圧ガスを平衡状態とする平衡工程と、前記内部空間と前記マスタ室との連通を遮断して、これらの間に生じる差圧に基づいて前記内部空間の漏れを検出する検出工程とを実行する漏洩試験装置であって、
複数の内部空間を有するワークに対して、各内部空間の開口部をマスキング治具によって密閉し、密閉された各内部空間に対応するマスタ室を設け、一の内部空間について、検出工程を実行しているとき、他の内部空間について、平衡工程又は検出工程を実行することを特徴とする。
請求項5の発明に係る漏洩試験装置は、上記請求項4の構成において、前記内部空間に、ダミー容積を挿入することを特徴とする。
請求項6の発明に係る漏洩試験方法は、上記請求項4又は5の構成において、前記複数の内部空間に、異なる圧力の加圧ガスを充填することを特徴とする。
本発明に係る漏洩試験方法及び装置によれば、ワークの一の内部空間の検出工程に対して、他の内部空間の加圧工程の影響による測定精度の低下がないので、同時に複数の内部空間の漏れの測定を行うことができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図2及び図3に示すように、本実施形態に係る漏洩試験装置1は、V型エンジンのシリンダブロック(ワークW)の内部空間であるオイルホール2、ウォータジャケット3及びクランクケース4の漏れを測定するためのものであって、圧縮空気源5と、圧力調整装置6A、6B、6Cと、差圧センサ7A、7B、7Cと、圧力センサ8A、8B、8Cと、マスタ室9A、9B、9Cと、マスキング装置10とを備えている。
圧縮空気源5は、ポンプ、アキュムレータ等からなり、オイルホール2、ウォータジャケット3、クランクケース4及びマスタ室9A、9B、9Cに充填する圧縮空気(加圧ガス)を生成するものである。圧力調整装置6A、6B、6Cは、圧力制御弁等からなり、圧縮空気源5からオイルホール2、ウォータジャケット3、クランクケース4及びマスタ室9A、9B、9Cに供給する圧縮空気を一定圧力に調整するためのものであり、オイルホール2及びマスタ室9Aには0.6MPa、ウォータジャケット及びマスタ室9Bには0.3MPa、クランクケース4及びマスタ室9Cには0.1MPaの圧縮空気を供給するようになっている。
圧力調整装置6Aは、管路11A及びこの管路11Aから2つに分岐した管路12A、13Aを介してオイルホール2及びマスタ室9Aに接続されている。管路11Aには、供給バルブ14A及び排気バルブ15Aが設けられ、管路12A、13Aには、それぞれ差圧バルブ16A、17Aが設けられている。差圧センサ7Aは、管路12A、13A間に接続されて、オイルホール2とマスタ室9Aとの差圧を検出する。また、圧力センサ8Aは、管路12Aに接続されて、オイルホール2の圧力を検出する。
これにより、次のようにしてオイルホール2の漏れを測定することができる。供給バルブ14A、差圧バルブ16A及び17Aを開き、排気バルブ15Aを閉じて、オイルホール2及びマスタ室9Aに圧縮空気(0.6MPa)を充填する(加圧工程)。供給バルブ14Aを閉じて、オイルホール2とマスタ室9Aの内部の圧縮空気を平衡状態とする(平衡工程)。次いで、差圧バルブ16A、17Aを閉じ、差圧センサ7Aによって、オイルホール2とマスタ室9Aとの差圧を検出し、この差圧に基づいてオイルホール2の漏れを測定する(検出工程)。その後、排気バルブ15A及び差圧バルブ16A、17Aを開いて、オイルホール2及びマスタ室9Aの圧縮空気を排気する(排気工程)。
圧力調整装置6Bは、管路11B及びこの管路11Bから2つに分岐した管路12B、13Bを介してウォータジャケット3及びマスタ室9Bに接続されている。管路11Bには、供給バルブ14B及び排気バルブ15Bが設けられ、管路12B、13Bには、それぞれ差圧バルブ16B、17Bが設けられている。差圧センサ7Bは、管路12B、13B間に接続されて、ウォータジャケット3とマスタ室9Bとの差圧を検出する。また、圧力センサ8Bは、管路12Bに接続されて、ウォータジャケット3の圧力を検出する。
これにより、次のようにしてウォータジャケット3の漏れを測定することができる。上記オイルホール2の場合と同様、供給バルブ14B、差圧バルブ16B及び17Bを開き、排気バルブ15Bを閉じて、ウォータジャケット3及びマスタ室9Bに圧縮空気(0.3MPa)を充填する(加圧工程)。供給バルブ14Bを閉じて、ウォータジャケット3とマスタ室9Bの内部の圧縮空気を平衡状態とする(平衡工程)。次いで、差圧バルブ16B、17Bを閉じ、差圧センサ7Bによって、ウォータジャケット3とマスタ室9Bとの差圧を検出し、この差圧に基づいてウォータジャケット3の漏れを測定する(検出工程)。その後、排気バルブ15B及び差圧バルブ16B、17Bを開いて、ウォータジャケット3及びマスタ室9Bの圧縮空気を排気する(排気工程)。
圧力調整装置6Cは、管路11C及びこの管路11Cから2つに分岐した管路12C、13Cを介してクランクケース4及びマスタ室9Cに接続されている。管路11Cには、供給バルブ14C及び排気バルブ15Cが設けられ、管路12C、13Cには、それぞれ差圧バルブ16C、17Cが設けられている。差圧センサ7Cは、管路12C、13C間に接続されて、クランクケース4とマスタ室9Cとの差圧を検出する。また、圧力センサ8Cは、管路12Cに接続されて、クランクケース4の圧力を検出する。
これにより、次のようにしてクランクケース4の漏れを測定することができる。上記オイルホール2及びウォータジャケット3の場合と同様、供給バルブ14C、差圧バルブ16C及び17Cを開き、排気バルブ15Cを閉じて、クランクケース4及びマスタ室9Cに圧縮空気(0.1MPa)を充填する(加圧工程)。供給バルブ14Cを閉じて、クランクケース4とマスタ室9Cの内部の圧縮空気を平衡状態とする(平衡工程)。次いで、差圧バルブ16C、17Cを閉じ、差圧センサ7Cによって、クランクケース4とマスタ室9Cと差圧を検出し、この差圧に基づいてクランクケース4の漏れを測定する(検出工程)。その後、排気バルブ15C及び差圧バルブ16C、17Cを開いて、クランクケース4及びマスタ室9Cの圧縮空気を排気する(排気工程)。
このように、漏れを測定する内部空間とマスタ室内部の圧縮空気を一旦平衡状態とした後、これらの差圧に基づいて漏れを測定することにより、圧縮空気の断熱圧縮、膨張による温度変化を補償して測定精度を高めることができる。
マスキング装置10は、ワークWのオイルホール2、ウォータジャケット3及びクランクケース4の開口部を密閉するマスキング治具18、19、20と、クランクケース4(シリンダボアを含む)に挿入されるダミー容積治具21、22(ダミー容積)とを備えており、ワークWのオイルホール2、ウォータジャケット3及びクランクケース4をそれぞれ独立した密閉内部空間として管路12A、12B、12Cに接続し、また、ダミー容積治具21、22によって、クランクケース4の内容積を充分小さくするようになっている。
圧縮空気源5、圧力調整装置6A〜C、差圧センサ7A〜C、圧力センサ8A〜C、供給バルブ14A〜C、排気バルブ15A〜C、差圧バルブ16A〜C、差圧バルブ17A〜C及びマスキング装置10は、制御装置及び漏れ演算装置に接続されており、マスキング装置10にワークWをセットし、所定のサイクルに従って、オイルホール2、ウォータジャケット3及びクランクケース4及びマスタ室9A〜Cに圧縮空気を充填し、差圧センサ7A〜C及び圧力センサ8A〜Cの検出に基いて、オイルホール2、ウォータジャケット3及びクランクケース4を漏れを測定するようになっている。
次に、漏洩試験装置1によって、ワークWのオイルホール2、ウォータジャケット3及びクランクケース4の漏れを測定するサイクルについて、図1を参照して説明する。
ワークWをマスキング装置10にセットし、オイルホール2、ウォータジャケット3及びクランクケース4を密閉して、これら3つの密閉内部空間に管路12A〜Cを接続する。
a時点で供給バルブ14Aを閉じ、供給バルブ14B、14C、差圧バルブ16B、17B及び差圧バルブ16B、17Cを開いて、ウォータジャケット3、クランクケース4及びマスタ室9B、9Cに同時に圧縮空気(ウォータジャケット:0.3MPa、クランクケース:0.1MPa)を供給する(ウォータジャケット3及びクランクケース4の加圧工程)。このとき、クランクケース4は、ダミー容積治具21、22によって、その内容積が充分小さくなっているので、迅速に圧縮空気の充填を完了することができる。
b時点で供給バルブ14B、14Cを閉じて、ウォータジャケット3とマスタ室9B及びクランクケース4とマスタ室9Cの内部の圧縮空気を平衡状態とする(ウォータジャケット3及びクランクケース4の平衡工程)。次いで、c時点でクランクケース4側の差圧バルブ16C、17Cを閉じて、差圧センサ7Cによって、クランクケース4とマスタ室9Cとの差圧を検出し、この差圧に基づいて、クランクケース4の漏れを測定する(クランクケース4の検出工程)。このとき、ウォータジャケット3側は平衡工程であり、安定した状態にあるため、圧縮空気の充填、排気の際に生じるマスキング治具18、19、20のシールの変形等の影響によって測定精度が低下することがない。なお、クランクケース4が検出工程にあるとき、ウォータジャケット3が平衡工程にあればよく、ウォータジャケット3とクランクケース4が同時に平衡工程に移行する必要はない。
ここで、ウォータジャケット3とクランクケース4との間で内部的な漏れがある場合には、高圧(0.3MPa)のウォータジャケット3側から低圧(0.1MPa)のクランクケース4側へ圧縮空気が漏れて、クランクケース4内の圧力が上昇するため、この圧力変化を圧力センサ8Cによって監視することにより、ウォータジャケット3とクランクケース4との間の内部的な漏れを検出することができる。
クランクケース4の検出工程の終了後、d時点で排気バルブ15Cを開いて、クランクケース4及びマスタ室9Cの圧縮空気を排気すると共に(クランクケース4の排気工程)、供給バルブ14A及び差圧バルブ16A、17Aを開いて、オイルホール2及びマスタ室9Aに圧縮空気(0.6MPa)を充填する(オイルホール2の加圧工程)。このとき、ウォータジャケット3側では、平衡工程を継続している。
e時点で供給バルブ14Aを閉じて、オイルホール2とマスタ室9Aの内部の圧縮空気を平衡状態とすると共に(オイルホール2の平衡工程)、差圧バルブ16B、17Bを閉じて、差圧センサ7Bによって、ウォータジャケット3とマスタ室9Bとの差圧を検出し、この差圧に基づいて、ウォータジャケット3の漏れを測定する(ウォータジャケット3の検出工程)。このとき、オイルホール2側は平衡工程であり、安定した状態にあるため、圧縮空気の充填、排気の際に生じるマスキング治具18、19、20のシールの変形等の影響によって測定精度が低下することがない。
一方、オイルホール2側では、平衡工程の終了後、f時点で差圧バルブ16A、17Aを閉じて、差圧センサ7Aによって、オイルホール2とマスタ室9Aとの差圧を検出し、この差圧に基づいて、オイルホール2の漏れを測定する(オイルホール2の検出工程)。このとき、ウォータジャケット2側は検出工程であり、安定した状態にあるため、圧縮空気の充填、排気の際に生じるマスキング治具18、19、20のシールの変形等の影響によって測定精度が低下することがない。
ここで、オイルホール3は、最も高圧(0.6MPa)の圧縮空気が充填されるので、ウォータジャケット3又はクランクケース4との間で内部的な漏れがある場合、いずれの場合でも、オイルホール3の圧力が低下することになるので、このような内部的な漏れも差圧センサ7Aによって確実に検出することができる。
そして、オイルホール2及びウォータジャケット3の検出工程が終了した後、g時点で排気バルブ15A、15Bを開いて、オイルホール2、ウォータジャケット3及びマスタ室9A、9Bの圧縮空気を排気する。
このようにして、ワークWのオイルホール2、ウォータジャケット3及びクランクケース4からなる3系統の内部空間について、測定部位間の相互の影響を解消し、測定時間の相違を調整し、かつ、相互の内部的な漏れの検出を可能とすることができるので、これらの漏れを同時に測定することが可能となる。これにより、シリンダブロックの漏洩試験の工程を集約して1つのステーションによる測定が可能となり、漏洩試験設備の小型化、低コスト化及び測定時間の短縮を達成することができる。
なお、上記実施形態では、一例として、シリンダブロックの漏洩試験について説明しているが、本発明は、これに限らず、トランスミッションケース等の複数の内部空間を有するワークの漏洩試験方法及び装置に同様に適用することができる。
本発明の一実施形態に係る漏洩試験方法の工程を示す図である。 本発明の一実施形態に係る漏洩試験装置のマスキング装置の概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る漏洩試験装置の概略構成を示す回路図である。
符号の説明
1 漏洩試験装置、2 オイルホール(内部空間)、3 ウォータジャケット(内部空間)、4 クランクケース(内部空間)、9A〜C マスタ室、21、22 ダミー容積治具(ダミー容積)、W ワーク

Claims (6)

  1. ワークの内部空間及び一定容積のマスタ室に加圧ガスを充填する加圧工程と、加圧ガスが充填された前記内部空間と前記マスタ室とを連通させて、これらの内部の加圧ガスを平衡状態とする平衡工程と、前記内部空間と前記マスタ室との連通を遮断して、これらの間に生じる差圧に基づいて、前記内部空間の漏れを検出する検出工程とを有する漏洩試験方法であって、
    複数の内部空間を有するワークに対して、各内部空間の開口部をマスキング治具によって密閉し、密閉された各内部空間に対応するマスタ室を設け、一の内部空間について、検出工程を実行しているとき、他の内部空間について、平衡工程又は検出工程を実行することを特徴とする漏洩試験方法。
  2. 前記内部空間に、ダミー容積を挿入することを特徴とする請求項1に記載の漏洩試験方法。
  3. 前記複数の内部空間に、異なる圧力の加圧ガスを充填することを特徴とする請求項1又は2に記載の漏洩試験方法。
  4. ワークの内部空間及び一定容積のマスタ室に加圧ガスを充填する加圧工程と、加圧ガスが充填された前記内部空間と前記マスタ室とを連通させて、これらの内部の加圧ガスを平衡状態とする平衡工程と、前記内部空間と前記マスタ室との連通を遮断して、これらの間に生じる差圧に基づいて前記内部空間の漏れを検出する検出工程とを実行する漏洩試験装置であって、
    複数の内部空間を有するワークに対して、各内部空間の開口部をマスキング治具によって密閉し、密閉された各内部空間に対応するマスタ室を設け、一の内部空間について、検出工程を実行しているとき、他の内部空間について、平衡工程又は検出工程を実行することを特徴とする漏洩試験装置。
  5. 前記内部空間に、ダミー容積を挿入することを特徴とする請求項4に記載の漏洩試験装置。
  6. 前記複数の内部空間に、異なる圧力の加圧ガスを充填することを特徴とする請求項4又は5に記載の漏洩試験装置。
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