JP4355595B2 - 防護管脱着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、防護管脱着装置に関し、特に、電線を収容する防護管の本体部から突出する所謂、脚部が大きな場合にも、その防護管をスムーズに連結することのできるものに関する。
従来より、工事などの作業中に、電線に触れて感電したり、電線自体を損傷してしまうことを防止するために、工事などを行う前に電線に防護管を被せることが行われている(例えば、特許文献1参照)。この防護管は、防護管脱着装置を用いて電線に装着するのが一般的であり、外部との絶縁性を確保するために電線を収装することから、その電線に流れる電圧に応じて防護管の種類も使い分けられている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−188816号公報 特開2000−197225号公報
ここで、例えば、図8(a)に示すように、6KV用の電線を収装する防護管100は、長尺な筒形状に形成された本体部101と、この本体部101の一端側に形成されてラッパ状に先端側を拡開する受部102と、本体部101の他端側に形成されて受部102内に差し込む差込部103とを備えている。この防護管100は、受部102内に差込部103を差し込んだ際に、受部102の中間において内径が拡大されているリング形状部102aに、差込部103先端のフランジ形状部103aを係合させることにより複数本を連結させることができ、また、一定以上の引き抜き力を加えることによりこの受部102と差込部103とを分離することができる。
また、防護管100は、図8(b)に示すように、本体部101、受部102および差込部103の外面から突出して延在方向に連続する脚部104が形成されており、この脚部104は両側の外面を延長させた2枚の脚板104a、104bを対面させて本体部101内から端辺までの距離(内部からの絶縁性)を確保する構造になっている。このため、この防護管100は、脚部104の脚板104a、104bを互いに離隔するように拡開させることにより、電線Dを収装して装着する一方、その電線Dを引き出して離脱させる構造になっている。なお、防護管100は、この脚部104を拡開させることにより、受部102のリング形状部102aおよび差込部103のフランジ形状部103aの係合・開放を容易に行うことができる。
しかしながら、例えば、図9に示すように、22KV用の電線を収装する防護管200は、6KV用の防護管100と同様に、本体部201と、受部202と、差込部203と、脚部204とを備えて、受部202のリング形状部202aと差込部203のフランジ形状部203aとを係合させることにより複数本を分離可能に連結させることができるが、この防護管200は、高電圧対応であることから、脚部204が幅広に形成されている。例えば、6KV用の防護管100では脚部104の幅(本体部101から端辺までの幅)が本体部101の直径の半分程度であるのに対して、22KV用の防護管200では脚部204の幅が本体部201の直径程度に設定される。
このことから、防護管脱着装置がガイドにより案内する22KV用の防護管200の本体部201内に電線を収装可能に脚部204を拡開させる際には、先の防護管200の脚部204に脚板204a、204bの一方でも突き当たってしまうと、前後で脚部204が重なるように連結することができず、スムーズな連結作業の妨げになってしまうことがある。
なお、この問題は、脚部204の大きな22KV用の防護管200の連結作業において発生し易いだけであり、脚部104の比較的小さな6KV用の防護管100の連結作業においても発生する可能性があるが、顕著な問題になっていないだけである。
そこで、本発明は、脚部の大小に拘わらずに防護管をスムーズに連結させることを実現して、対応性に優れる防護管脱着装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する防護管脱着装置の第1の発明は、防護管をガイドにより案内させつつ移動させて電線に装着または離脱させる防護管脱着装置であって、防護管を案内するガイドに、防護管の脚部の開閉面の間に割り込ませる板状の割り部と、該割り部の両面内に形成されて防護管の案内方向に向って当該両面から滑らかに連続して互いに離隔する方向に傾斜する案内面を有する案内部と、を備えることにより、割り部を割り込ませて案内部でさらに離隔させている防護管の脚部の開閉面の間隔を、先に当該案内部を乗り越えた防護管の脚部よりも大きくすることを特徴とするものである。
この発明では、電線に脱着させるようにガイドにより案内される防護管は、拡開される脚部の開閉面が、先に案内部を乗り越えた防護管の後端側よりも、次の防護管の先端側がその案内部でさらに大きく離隔された状態で、その前後の防護管の端部同士が連結される。したがって、脚部の大きな防護管でも開閉面が大きく離隔されて前後の端部が衝突してしまうことが少なくなる。
上記課題を解決する防護管脱着装置の第2の発明は、上記第1の発明の特定事項に加え、前記案内部に、防護管の脚部の開閉面を案内する案内面に沿うように複数のローラ部材を並置したことを特徴とするものである。
この発明では、防護管の脚部の開閉面はローラ部材により案内されて大きく離隔される。したがって、防護管の脚部の開閉面は、回転するローラ部材の外周面に案内されて、負担なく、移動させることができる。
上記課題を解決する防護管脱着装置の第3の発明は、上記第1または第2の発明の特定事項に加え、前記防護管を案内するガイド本体に着脱可能な補助ガイドに、前記割り部および案内部を設けたことを特徴とするものである。
この発明では、電線に脱着する防護管の脚部を大きく離隔させる補助ガイドを、その脚部の大きさに応じてガイド本体に着脱することができる。したがって、脚部の大きくない防護管の開閉面を不必要に大きく離隔させることをなくすことができる。
本発明によれば、脚部の大きな防護管でも、その脚部の開閉面を大きく離隔させて案内することができ、前後の防護管の端部を衝突させることを少なく連結することができる。このとき、脚部の開閉面をローラ部材により案内させることにより、より容易に負担なく防護管を連結させることができる。また、防護管の脚部の開閉面を大きく離隔させる機能をガイド本体に着脱する補助ガイドに持たせることにより、このような機能が連結作業の妨げになってしまうことを回避することができる。したがって、脚部の大小に拘わらずに防護管をスムーズに連結させることができ、対応性に優れる防護管脱着装置を実現することができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図9は本発明に係る防護管脱着装置の一実施形態を示す図である。図1、図2、図6、図7は電線用の防護管を装着または離脱させる脱着本体装置を示す図、図3、図4は絶縁性が確保されている先端部に脱着本体装置を取り付けて電線付近に位置させる操作棒を示す図、図5は脱着本体装置を動作させる動力装置を示す図、図8、図9はその防護管の一例を示す図である。
図1において、脱着本体装置10は、ガイド11と、タイヤ12と、回転装置13と、ローラセット14と、補助アーム15と、保持装置16とを備えており、この脱着本体装置10は、例えば、図8に示す防護管100を後端側(図1中の右側)から先端側(図1中の左側)に送り出すことにより電線Dに装着するとともに、反対にその防護管100を先端側から後端側に引き抜いて電線Dから離脱させることができる。
ガイド11は、防護管100の本体部101内に割り込ませてその内面を案内するエッジ部21と、このエッジ部21の後端側から突出して防護管100の受部102内に差し込む差込棒22と、この差込棒22を差し込まれた防護管100の脚部104の脚板104a、104bの間に割り込んで拡開させる割込板23と、を備えている。エッジ部21は、先端側が電線Dの延在位置に近接することにより、防護管100をその電線Dに沿うように案内するようになっており、同時に、割込板23が拡開する脚部104の脚板104a、104bの間にその電線Dを進入させることにより、本体部101内に電線Dを収装させて防護管100を装着する。
タイヤ12は、ガイド11のエッジ部21に圧接するように回転自在に保持されており、回転装置13により回転駆動されるようになっている。このタイヤ12は、変形しつつ回転することにより、ガイド11の案内する防護管100を掴むように密着しつつその密着位置を移動して、電線Dとの装着方向(先端方向)あるいは離脱方向(後端方向)にその防護管100を進退させる。回転装置13は、後述する操作棒40に連結されて回転するジョイント27(詳細には後述する)と、このジョイント27の回転によりタイヤ12を回転させるように回転軸の方向を変換する傘状のギヤ列13aと、を備えており、操作棒40から伝達されてくる回転力を受け取ってタイヤ12を回転駆動させる。
ローラセット14は、タイヤ12の密着するガイド11のエッジ部21に配置されており、そのガイド11の案内する防護管100の進退方向に外周面の回転方向が一致するように(タイヤ12の回転方向に連続するように)、3つのローラ31〜33が回転自在に並列支持されている。このローラセット14は、タイヤ12が圧接する防護管100を3つのローラ31〜33のそれぞれが支持しつつ回転して送り出すようになっており、これにより、その防護管100が大きく変形して損傷してしまうことを防止しつつ進退させることを実現している。
補助アーム15は、補助ローラ15aを先端側に回転自在に支持しており、この補助ローラ15aとガイド11のエッジ部21の先端側との間で防護管100を挟みつつ案内する。これにより、補助アーム15は、防護管100の脚部104の拡開時に、本体部101の内面がガイド11のエッジ部21から離隔してしまうことを防止する。
保持装置16は、図2に示すように、防護管100の進退経路を挟んだガイド11の反対側(ガイド11の対向位置)に配置されて電線Dに引っ掛けることにより脱着本体装置10自体を位置決め保持する位置決め部材35と、この位置決め部材35に当接させるように電線Dを間に挟んでガイド11に対して位置決め保持する当接部材36と、後述する操作棒40に連結されて回転するジョイント37(詳細には後述する)とを備えて、ガイド11の案内する防護管100の脱着位置に電線Dを位置決め保持するとともに、脱着本体装置10自体を電線Dの近傍に保持するように機能する。
この保持装置16の位置決め部材35および当接部材36は、電線Dを位置決め保持するように位置決め部35aおよび当接部36aが互いに対面する部位に形成されており、これらの対面方向に延在して互いに噛み合うように、溝形状部35bが位置決め部材35側に形成されるとともに、リブ形状部36bが当接部材36側に形成されている。これにより、位置決め部材35および当接部材36は、位置決め部35aおよび当接部36aを互いに近接・離隔させる方向にスライドさせることができ、電線Dを保持・開放することができる。
また、この保持装置16の位置決め部材35および当接部材36は、溝形状部35bおよびリブ形状部36bの延在方向に螺合方向が一致する不図示の雄ネジおよび雌ネジが設けられており、この雄ネジまたは雌ネジの一方が後述する操作棒40などを連結するジョイント37に連動して相対回転することができる。これにより、位置決め部材35および当接部材36は、ジョイント37を回転させて雄ネジまたは雌ネジの一方を他方に対して相対回転させることにより、位置決め部35aおよび当接部36aの間隔を近接離隔させて、電線Dを位置決め保持することができる。
さらに、この保持装置16には、ストッパー部材38と、離脱防止部材39とが形成されている。ストッパー部材38は、位置決め部35aおよび当接部36aを離隔させて電線Dを保持する際の奥側に位置するように設けられており、その電線Dを保持する際に衝止することにより行き過ぎることを制限するとともに把持する際のガイドとして機能する。離脱防止部材39は、ストッパー部材38に対面するように、位置決め部35aの先端を当接部36a側に延長して形成されており、位置決め部35aと当接部36aの間の離隔間隔を狭くすることにより隙間から電線Dが不用意に離脱してしまうことを制限する。これにより、脱着本体装置10は、電線Dを位置決め保持すべき位置(位置決め部35aおよび当接部36aの間)から外れた狭い部材間に挟んでしまって余分な作業や時間が掛かってしまうことを回避しつつ容易に電線Dを保持することができるとともに、作業中に電線Dから外れてしまうことを防止することができる。
なお、図2中の滑り板34は、保持装置16の角部を覆うように湾曲形状に形成されて取り付けられており、電線Dに装着させるように紙面に向かって案内される防護管100の角が突き当たって衝止してしまわないように滑らせるものである。この滑り板34は、軽量化を図るため、他の部材と同様に適宜肉抜きされている。
次に、図3において、操作棒40は、自由回転軸41と、把持部42と、連結棒43と、先端側連結装置44と、基端側連結装置45、46とを備えており、基端部(図3中の下部)側の把持部42を把持しつつ、後述する動力装置60を基端側連結装置45または46に接続して自由回転軸41を回転させることにより、先端部(図3中の上部)の先端側連結装置44に取り付けた脱着本体装置10を動作させるようになっている。
この操作棒40は、自由回転軸41の基端部側が把持部42内に回転自在に収納・支持されているとともに、自由回転軸41の先端部側は、その把持部42に連結されて軸心と平行な連結棒43の先端側の支持部47により回転自在に支持されている。また、この自由回転軸41および連結棒43には、先端側の傘カバー48と基端側の傘カバー49とが取り付けられている。これにより、操作棒40は、自由回転軸41の先端部側からの雨水などの滴下経路が把持部42側に連続されずに、連結棒43側に分岐されており、これら自由回転軸41および連結棒43の先端側に取り付けられた傘カバー48により電線D側からの水分を滴下させるとともに、基端側の傘カバー49により安全に作業を行い得る限界位置が示されて、脱着本体装置10を操作する際の安全を確保している。
先端側連結装置44は、図4に示すように、操作棒40の先端部を自由回転軸41の軸方向に移動させて図1に示す脱着本体装置10のジョイント27に接離させることにより、そのジョイント27内にその先端部の外装40aを挿入あるいは離脱させて着脱することができるオスメス構造に形成されている。この先端側連結装置44は、先端部外装40aの外面(側面)に係合ピン51が立設されているとともに、自由回転軸41の先端面に六角穴41aが形成されている。これにより、先端側連結装置44は、ジョイント27内に先端部外装40aを挿入するのと同時に、その挿入方向に切り欠かれて開口するジョイント27の係合溝27a内に係合ピン51を差し込んで係合させることができ、また、そのジョイント27の底面に相対回転可能に立設された六角柱27bが六角穴41a内に差し込まれて連結することができる。言い換えると、先端側連結装置44は、ジョイント27に対してギヤ列13a(タイヤ12)を相対的に正逆回転させることができるように係合ピン51と自由回転軸41を連結させる。
この係合ピン51は、操作棒40の先端部の外装40aに固設されるとともに、スプリング51aによりその外装40a側に付勢されている外装カバー51bが被されており、ジョイント27の係合溝27a内に差し込まれたときには、外装カバー51bが後退して係合溝27aの大穴部27c内に嵌まることにより不用意にジョイント27から外れてしまうことが防止されている。なお、自由回転軸41は、回転軸自体が露出して回転する構造でも、または、六角穴41aの形成箇所と同様に、外装カバーが取り付けられていて内部のみが回転するようにしてもよい。
ここで、ジョイント27は、係合溝27aが自由回転軸41の軸心回りの対称位置(図1の紙面の裏面側)にも形成されており、操作棒40を大きく回転させることなく連結させて取り付けることができる。なお、係合溝27aは、ジョイント27の強度を確保できる限り、2箇所に限らずに3箇所以上に形成してもよいことはいうまでもない。
また、ジョイント37は、同様に、先端側連結装置44の係合ピン51を係合溝37aに係合させて正逆回転させることにより、その係合ピン51を屈曲溝37bに引っ掛けることができ、また、脱着本体装置10の電線Dとの保持操作時に回転させるだけでよいことから、回転機能を備えない別個の操作棒の係合ピンを係合させて、その操作棒と共に回転させてもよい。
基端側連結装置45は、図3に戻って、把持部42の中央付近に取り付けられており、後述する動力装置60が連結されて回転する連結軸45aを備えている。また、基端側連結装置46は、把持部42の端部に取り付けられており、後述の動力装置60が連結されて回転する連結軸46aを備えている。
この基端側連結装置45の連結軸45aは、例えば、回転軸の方向を変換する傘状のギヤ列(不図示)を介して自由回転軸41に連結されており、操作棒40に対して直交する方向から後述の動力装置60を取り付けてその自由回転軸41を正逆回転させることができる。一方、基端側連結装置46の連結軸46aは、直接、自由回転軸41に連結されており、操作棒40と同軸方向から後述の動力装置60を取り付けてその自由回転軸41を正逆回転させることができる。
次に、図5において、動力装置60は、基端側連結装置45、46の連結軸45a、46aに連結する油圧モータ本体61と、この油圧モータ本体61を駆動させる油圧を発生する油圧供給装置62と、これら油圧モータ本体61および油圧供給装置62の間の油圧の流路を形成する油圧ホース63と、を備えている。この動力装置60は、油圧供給装置62からの供給油圧を油圧ホース63の往用ホース63aを介して供給するとともに、油圧モータ本体61からの戻り油圧を油圧ホース63の復用ホース63bを介して戻すことにより、油圧供給装置62との間で油圧を循環させて油圧モータ本体61を駆動させることができる。これにより、動力装置60は、操作棒40の自由回転軸41を正逆回転させることができ、この自由回転軸41の回転をジョイント27を介してタイヤ12に伝達して回転動作させて、脱着本体装置10により防護管100を進退させて電線Dに脱着することができる。
油圧モータ本体61は、基端側連結装置45、46の連結軸45a、46aに駆動回転軸61aを連結するようになっている。この油圧モータ本体61は、ホルダ61bにより操作棒40に保持させて、外力により連結部に無用な負荷が加わってしまうことを回避するように取り付けられる。
油圧供給装置62は、油圧モータ本体61への油圧の供給の開始または遮断を切り換えるとともに、油圧モータ本体61に供給する油圧を調整する調整レバー62aを備えており、油圧モータ本体61の駆動/停止を切り換えるとともに、油圧モータ本体61の回転速度をも自在に調整することができ、油圧ホース63を介する位置から遠隔操作することができる。
油圧ホース63は、この油圧供給装置62を操作棒40から離して、例えば、作業者が搭乗するバケット内に設置することができる程度の長さを有しており、操作棒40に掛かる荷重を簡易な構成で軽量の油圧モータ本体61のみにすることができる。
そして、この防護管脱着装置の脱着本体装置10は、図6および図7に示すように、ガイド11をガイド本体として、補助ガイド70を着脱することができる。補助ガイド70は、脱着本体装置10の差込棒22を内装して外面によりエッジ部21を延長することのできる差込延長棒72と、この差込延長棒72内に差込棒22を差し込んで内装させた状態にすることにより脱着本体装置10の割込板23の表面に連続して延長することのできる割込延長板(割り部)73と、この割込延長板73の中間部に設けられて防護管200の案内方向に向って滑らかに連続して互いに離隔する方向に傾斜した後に略平行になる案内面74aを備えることにより両面の間隔が滑らかに拡大する案内部74とを備えている。この補助ガイド70は、例えば、図9に示す防護管200を電線Dに脱着する場合に脱着本体装置10のガイド11に取り付けて使用する。
これにより、補助ガイド70は、防護管200の受部201内に差込延長棒72を差し込んで割込延長板73によりその脚部204の脚板204a、204bを拡開する際に、その割込延長板73の中間部で、脚板204a、204bの互いに対面して密接する密接面(開閉面)を案内部74の案内面74aにより案内して、その拡開される間隔を割込延長板73よりもさらに離隔させることができる。このため、防護管200は、ガイド11により案内されるときよりも脚部204の脚板204a、204bを大きく拡開させることができ、この状態で先にガイド11により案内させた防護管200を戻すことにより、互いの脚板204a、204bが突き当たることなく重ねることができ、前後の防護管200の受部202と差込部203とを脚部204を含めて連結することができる。
反対に、補助ガイド70は、電線から防護管200を引き抜く際には、ガイド11により先行して案内されてきた後ろ側の防護管200の受部202の脚部204を割込延長板73の案内部74の案内面74aにより案内して、その脚板204a、204bがより離隔するように拡開させることができ、続く防護管200の差込部203の外面からその受部202を離隔させて、前後の防護管200の連結状態を解消することができる。
なお、この補助ガイド70は、防護管100を電線Dに脱着する際にも、脱着本体装置10のガイド11に取り付けてもよいが、この防護管100では、脚部104の脚板104a、104bが前後で突き当たってしまうことが少ないが、その脚部104が案内部74を越える際には負荷が同様に掛かる。ただし、案内部のない補助ガイドを脱着本体装置10のガイド11に取り付けて防護管100を案内させるようにしてもよい。
また、補助ガイド70は、案内部74の案内面74aに沿うように、回転自在に複数本のローラ部材75が並列されており、このローラ部材75は、案内部74の案内面74aから多少突出して、案内部74の案内面74aが案内する防護管200の脚板204a、204bの開閉面に摺接して回転するように設置されている。これにより、補助ガイド70は、防護管200の脚部204の脚板204a、204bが案内部74の案内面74aに摺接して大きな負荷となってしまうことなく、その防護管200を移動させつつ脚板204a、204bを大きく拡開させることができ、前後の受部202と差込部203とを脚部204を含めて容易に連結することができる。
このようにして補助ガイド70で連結された防護管200は、ガイド11のエッジ部21により案内されつつタイヤ12により脱着本体装置10の先端側に送り出されて、電線Dに近接する際には、連結状態の脚部204の脚板204a、204bが、割込板23により拡開されて連続して送り出されることにより、その電線Dが進入して本体部201内に収装する状態に装着させることができる。逆に、その電線Dから離脱してガイド11や補助ガイド70のエッジ部21により案内されつつタイヤ12により脱着本体装置10の後端側に送り出される防護管200は、その補助ガイド70の案内部74の案内面74aで連結を解除されて1本づつ回収することができる。
このように本実施形態においては、防護管200の脚部204の脚板204a、204bを、補助ガイド70の案内部74の案内面74aにより大きく離隔させつつ、その案内面74aのローラ部材75によりスムーズに移動させることができ、前後の受け部204と差込部203を衝突させることなく防護管200同士を連結させたり、その連結を解消して防護管200を回収することができる。また、この補助ガイド70は、脱着本体装置10のガイド11に必要に応じて着脱することができ、邪魔になってしまうことがない。したがって、脚部204の大きな防護管200の脱着作業を行う際に、補助ガイド70を取り付けて、その防護管200の連結・解除作業を容易に行うことができる。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。例えば、本実施形態においては、防護管を電線に装着し、また、その電線から離脱させることのできる装置として説明するが、いずれか一方の専用機として構成してもよいことはいうまでもない。
本発明に係る防護管脱着装置の一実施形態を示す図であり、その脱着本体装置の概略全体構成を示す平面図である。 その防護管脱着装置の脱着本体装置の要部構成を示す後端側から見た立面図である。 その防護管脱着装置の操作棒を示す平面図である。 その操作棒の先端部を示す図であり、(a)はその延長方向外方から見た平面図、(b)はその先端部を拡大した一部縦断面図である。 その防護管脱着装置の動力装置を示す平面図である。 その防護管脱着装置の脱着本体装置に着脱可能な補助ガイドを示す平面図である。 その補助ガイドを示す上面図である。 その防護管脱着装置により電線に脱着する防護管を示す図であり、(a)はその平面図、(b)はそのA−A断面図である。 図8と異なる防護管を示す図であり、(a)はその平面図、(b)はそのA−A断面図である。
符号の説明
10 脱着本体装置
11 ガイド
12 タイヤ
13 回転装置
14 ローラセット
15 補助アーム
16 保持装置
21 エッジ部
22 差込棒
23 割込板
31〜33 ローラ
40 操作棒
41 自由回転軸
42 把持部
43 連結棒
60 動力装置
61 油圧モータ本体
62 油圧供給装置
63 油圧ホース
70 補助ガイド
72 差込延長棒
73 割込延長板
74 案内部
74a 案内面
75 ローラ部材
100、200 防護管
101、201 本体部
102、202 受部
103、203 差込部
104、204 脚部
104a、104b、204a、204b 脚板

Claims (3)

  1. 防護管をガイドにより案内させつつ移動させて電線に装着または離脱させる防護管脱着装置であって、
    防護管を案内するガイドに、防護管の脚部の開閉面の間に割り込ませる板状の割り部と、該割り部の両面内に形成されて防護管の案内方向に向って当該両面から滑らかに連続して互いに離隔する方向に傾斜する案内面を有する案内部と、を備えることにより、
    割り部を割り込ませて案内部でさらに離隔させている防護管の脚部の開閉面の間隔を、先に当該案内部を乗り越えた防護管の脚部よりも大きくすることを特徴とする防護管脱着装置。
  2. 前記案内部に、防護管の脚部の開閉面を案内する案内面に沿うように複数のローラ部材を並置したことを特徴とする請求項1に記載の防護管脱着装置。
  3. 前記防護管を案内するガイド本体に着脱可能な補助ガイドに、前記割り部および案内部を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の防護管脱着装置。
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