JP4354103B2 - 折り込み機構およびシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は主として着用物品の製品、半製品、材料などを折り込む折り込み機構および折り込みシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図8(a)に示すナプキン等の着用物品Nにおいては、着用面F2にバックシートBs等が予め折り込まれているものがある。また、かかる着用物品Nについては、携帯性や収納性を考慮し、一般に、図8(b)に示すように、長手方向に直交する方向に折り目を付けて折り畳まれている。
【0003】
前記図8(a)のバックシートBs等の折り込み方法としては、いわゆるセーラボックスが用いられている。セーラボックスは、対象物の搬送方向に沿って折り目を付けるように折り込むものであり、搬送方向に直交する方向に折り込むことはできない。
【0004】
一方、前記図8(b)のような折り畳み方法としては、着用物品Nの外面F1を吸着した保持部材自体を折り畳んで、着用物品Nを折り畳む装置が知られている(特許第2,851,784号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図8(a)のように、着用物品N等においては、着用面F2にバックシートBs等が予め折り込まれているため、折り畳む時に前記バックシートBsがバラけて体裁が悪くなることがある。
また、前記折り畳み方法では、高速度で3つ折り以上にすることが一般に困難となる。
【0006】
したがって、本発明の主目的は、厚さの薄い対象物を体裁良く折り込むことのできる折り込み機構および折り込みシステムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本装置発明は、厚さの薄い対象物を折り込む折り込み機構であって、対象物の第1の面の一部に接して対象物を保持する保持ベースと、所定の待機位置から対象物の第2の面まで移動して該第2の面の一部に接して前記保持ベースとの間で対象物を挟む押さえ部材と、前記対象物における前記押さえ部材と前記保持ベースとの間で挟まれていない非挟持部分を、前記第1の面から押すことで、前記押さえ部材の一方の端縁の近傍を折り目として前記対象物を折り込む折り動作を行う折り部材とを備え、前記折り部材の折り動作中もしくは動作後に、前記押さえ部材を前記第2の面に沿って移動させて退避動作を行うようにしたことを特徴とする。
【0008】
本発明において折り込まれる「対象物」は、厚さの薄いものであるが、主として、ナプキン、使い捨てオムツおよびパンツ等や包帯等の着用物品の製品または半製品である。また、かかる「対象物」は、織布、不織布、編物および樹脂フィルムなどの布帛の単体もしくは積層体、あるいは、これらにパルプ繊維や高吸収性のポリマーが含まれていてもよい。
【0009】
本発明において「折り込む」とは、内側に向って折り曲げることをいい、一般に、平坦な状態や既に折り畳まれている状態等から90°程度以上折り曲げることをいうが、折って重ね合わせ対象物を小さくする(折り畳む)ことを含む。
本発明においては、対象物を2つに折り畳む他、対象物を3つ以上に折り重ねてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
図1〜図5は第1実施形態を示す。
図3に示すように、本実施形態では、ベースドラム(回転体)2の外周部に多数(たとえば7つ)の折り込みユニット1が設けられている。各折り込みユニット1は、同一形状・構造であり、以下に説明する折り込み機構を備えている。
【0011】
図1において、着用物品Nは、着用面(第2の面)F2と、該着用面F2の反対側の面である外面(第1の面)F1とを備えている。なお、着用物品Nは図示を簡単にするために長方形の平板状に描いてある。
【0012】
前記各折り込みユニット1は、ベースブロック16と、保持ブロック(保持ベース)10と、第1および第2折り込みバー(折り部材)11,12と、押さえ板(押さえ部材)13と、図2の第1および第2アーム14,15とを備えている。
【0013】
図1の前記保持ブロック10の吸着面10aには、図示しない多数の吸引孔が形成してあり、着用物品Nの外面F1における折り畳まれない中央部を吸着保持する。各保持ブロック10は前記ベースブロック16を介して図3の前記ベースドラム2に等角度ピッチで固定されている。
【0014】
図1の前記押さえ板13は、たとえば薄い金属板からなる。該押さえ板13は切欠部13aを有しており、周方向の2つの端部の間が切欠されたフォーク状に形成されている。前記押さえ板13は、ベースドラム2の回転に伴って図1(a)の待機位置P1、図1(b)の押さえ位置P2および図2(b)の仮想線で示す退避位置P3の順にシーケンシャルに移動すると共に、前記待機位置P1および押さえ位置P2で停止する。ここで待機位置P1は、ベースブロック16の上方部又はベースブロック16の側方部であってもよいし、退避位置P3は、ベースブロック16の側方部であってもよい。また、待機位置P1と退避位置P3とは同じ位置であってもよい。
【0015】
すなわち、図1(a)の待機位置P1においては、前記着用物品Nが保持ブロック10上に供給されるのを許容するように、前記押さえ板13が保持ブロック10から離れた位置で待機する。前記押さえ板13は待機位置P1からベースドラム2の軸方向S1に移動した後、着用面F2に向って移動し着用面F2を押さえて、着用物品Nを保持ブロック10と押さえ板13との間で挟み付ける。また、着用物品Nの折り畳み完了後または完了の直前に、押さえ板13は図2(b)の仮想線で示すように、押さえ位置P2から軸方向S2に移動して着用物品Nから離れた退避位置P3に移動する。その後、押さえ板13は退避位置P3から元の待機位置P1に戻る。
【0016】
図1(b)において、着用物品Nは長手方向の両側部(非挟持部分)の着用面F2が露出した状態で、押さえ板13によって中央部(挟持部分N3)が押さえ付けられている。すなわち、着用物品Nにおける両側部は押さえ板13と保持ブロック10との間で挟まれておらず、この挟まれていない第1および第2の非挟持部分N1,N2は、図2のように折り畳み可能となっている。
【0017】
前記第1および第2折り込みバー11,12は、たとえば細い丸棒で形成されており、それぞれ、第1および第2アーム14,15の先端に固定されており、第1および第2アーム14,15の回動によって、各々の原点位置Phから図2の折り込み位置Peまで移動して第1および第2の折り動作を行う。すなわち、図2(a)の第1折り込みバー11は前記第1の非挟持部分N1を外面F1から押すことで、前記押さえ板13の第1の端縁E1の近傍を折り目として前記第1の非挟持部分N1を挟持部分N3の上に重ねて折り畳む第1の折り動作を行う。一方、図2(b)の第2折り込みバー12は前記第2の非挟持部分N2を外面F1から押すことで、前記押さえ板13の第2の端縁E2の近傍を折り目として前記第2の非挟持部分N2を第1の非挟持部分N1の上に重ねて折り畳む第2の折り動作を行う。
【0018】
前記第1および第2折り込みバー11,12は各々の原点位置Phから折り込み位置Peまでの間の移動経路を往復動するが、図4に明示するように、前記2つの折り込みバー11,12の前記移動経路は互いに干渉(交錯)しないように設定されている。これにより、2つの折り込みバー11,12の動作タイミングを自由に設定できるようにしている。なお、前記2つの折り込みバー11,12の折り込み位置Peは互いに近接している。
【0019】
図2の前記2つの折り込みバー11,12の折り込み位置Peは、共に、前記押さえ板13の切欠部13aの位置となるようにしている。すなわち、折り込みバー11,12と保持ブロック10との間で押さえ板13を挟み付けないようにして、押さえ板13が退避し易くすると共に、機械的な損傷が生じにくくしている。
【0020】
図5に示すように、前記ベースドラム2は、中空軸40のまわりに回転自在に取り付けられており、図示しないモータの回転でタイミングプーリ49と共に回転する。前記中空軸40は負圧源(図示せず)に連通しており、前記ベースドラム2のベースブロック16および保持ブロック10に形成したエア通路42、ならびに、保持ブロック10の吸引孔10bを介して、着用物品Nの外面F1が保持ブロック10に吸引(吸着)されるようになっている。
【0021】
前記ベースドラム2の外周には、固定円筒41が設けてある。該固定円筒41は、図示しないフレームに固定されている。前記ベースドラム2および固定円筒41には、第1折り込みバー11,12および前記押さえ板13の動作を機械的に制御するバー制御機構20(図4)および板制御機構30が設けてある。
【0022】
図5に示すように、板制御機構30は、L型の第1スライダ31と第2スライダ32とを備えている。前記第1スライダ31は前記ベースドラム2と共に固定円筒41のまわりを回転しながら、径方向にスライド移動する。前記第2スライダ32は前記第1スライダ31に軸方向S1,S2にスライド自在に取り付けてあり、前記ベースドラム2および第1スライダ31と共に回転しながら、前記軸方向に往復動する。前記第2スライダ32には押さえ板13が固定してあり、したがって、ベースドラム2が図3の回転位置θ0 〜θ7 ,θ0 まで1回転するのに伴って、押さえ板13が前記待機位置P1から押さえ位置P2および退避位置P3を経て待機位置P1に戻る動作を行う。
なお、図5の固定円筒41には前記第1スライダ31の径方向への移動および前記第2スライダ32の軸方向S1,S2への移動を制御する第1および第2カム溝31a,32aが形成してある。
【0023】
図4に示すように、前記バー制御機構20は、アーム14,15を回転させる回転軸21と、該回転軸21の外周面に形成したピニオン22と、該ピニオン22に噛み合うラック23とを備えている。前記ラック23は、前記固定円筒41(図5)の側面に形成した別のカム溝(図示せず)に案内されて、前記板制御機構30と同様に図3および図4の各回転位置θ0 〜θ7 に応じて、ベースドラム2の径方向に移動する。この移動に伴って、回転軸21が回転してアーム14,15が回動することで、折り込みバー11,12が前記第1および第2の折り動作を行う。
【0024】
つぎに、動作の一例について説明する。
図3のベースドラム2の各折り込みユニット1は、回転位置θ0 からθ1 まで回転する間に、次々と着用物品Nを受け取る。折り込みユニット1は回転位置θ1 で着用物品Nを吸着し、回転位置θ2 まで進むと、図5の第2スライダ32および押さえ板13が軸方向S1に移動する。更に、図3の折り込みユニット1が回転位置θ3 まで回転する間に図5の板制御機構30により、第1スライダ31が径方向の内方に移動して押さえ板13が押さえ位置P2まで移動して、図1(b)のように、押さえ板13が着用物品Nを保持ブロック10との間で挟み付ける。したがって、その後の折り動作中に、図8の着用物品NのバックシートBs等がバラけたりするおそれがない。
また、押さえ板13がフォーク状に形成されているので、着用物品Nの表面層が柔軟な布帛等を積層した押さえにくいものであっても、着用物品Nを十分に上から押さえることができる。
【0025】
つづいて、折り込みユニット1が前記回転位置θ3 から図4の回転位置θ4 まで回転する間に、一方のラック23が径方向の外方にスライド移動し、この移動で一方のピニオン22を介して回転軸21が回転し、これにより図2のアーム14と共に第1折り込みバー11が原点位置Phから折り込み位置Peまで移動する。こうして、第1折り込みバー11が着用物品Nの外面F1から着用面F2に向って概ね第1の端縁E1を中心として回転するようにして第1の折り動作を行うことで、着用物品Nの第1の非挟持部分N1が挟持部分N3上に折り畳まれる。
この際、押さえ板13の第1の端縁E1が着用物品Nの折り目を規制するのであるが、押さえ板13が薄い金属板で形成されているから、折り目が美しく着用物品Nをヘアピン状に折り曲げることができる。
【0026】
つづいて、図4の折り込みユニット1が回転位置θ4 から図3の回転位置θ5 まで回転する間に、バー制御機構20により、図2(a)の第2折り込みバー12が原点位置Phから図2(b)の折り込み位置Peまで移動する。すなわち、第2折り込みバー12が着用物品Nの外面F1から着用面F2に向って概ね第2の端縁E2を中心として回転するようにして折り動作を行うことで、着用物品Nの第2の非挟持部分N2が前記第1の非挟持部分N1上に折り畳まれる。なお、この第2折り込みバー12の第2の折り動作中に前記第1折り込みバー11が折り込み位置Peから原点位置Phに戻る。
【0027】
つづいて、図3の折り込みユニット1が回転位置θ5 から回転位置θ6 まで回転する間に、前記板制御機構30により図2(b)の押さえ板13が押さえ位置P2から、着用面F2に沿って、かつ、着用物品Nの折り目に沿った方向に退避位置P3まで退避し、この退避に続いて、第2折り込みバー12が原点位置Phに復帰(戻る)する。その後、図3の折り込みユニット1が回転位置θ7 まで回転する間に着用物品Nを後の工程に供給する。このように、搬送方向に長い着用物品Nが、着用物品の搬送方向の前および/または後から折り込まれ、搬送方向に短くなるように折り畳まれる。
ここで、前記押さえ板13の退避動作よりも前記第2折り込みバー12の復帰動作を遅らせたので、一度折り畳んだ着用物品Nがバラけるのを防止することができる。
【0028】
なお、前記第2折り込みバー12が折り込み位置Peから原点位置Phに戻る前に、あるいは、折り込み位置Peから原点位置Phに戻った直後に、着用物品Nがバラけないように、図2(b)の粘着テープTを貼付することで第2の非挟持部分N2の端部を着用物品Nに固定してもよい。
【0029】
つぎに、図6を用いて他の動作の例について説明する。
前記実施形態では、第1の折り込み動作が完了した後に、第2の折り込み動作を開始するようにしたが、図6(a)のように、第1の折り込み動作を開始した後に、かつ、前記第1の折り込み動作が完了する前に、第2の折り込み動作を開始してもよい。すなわち、第1折り込みバー11が原点位置Phから折り込み位置Peまで移動し終わる前に、第2折り込みバー12が折り動作を開始するようにしてもよい。このように、タイミングを設定することで、サイクルタイムを短縮することができる。
【0030】
また、図6(b)に示すように、前記第2折り込みバー12の第2の折り動作により、第2の非挟持部分N2が第1の非挟持部分N1の端部を上から押さえてバラけないようになってから、前記第1折り込みバー11が折り込み位置Peから原点位置Phに戻るようにするのが好ましい。
【0031】
ところで、前記実施形態では3つ折りにする例について説明したが、本発明では必ずしも3つ折りにする必要はなく、2つ折りや4つ折りなどにしてもよい。つぎに、この4つ折りの例について簡単に説明する。
【0032】
図7(a)において、第1および第2押さえ板(押さえ部材)13A,13Bは、破線で示す所定の待機位置P1から着用物品Nの着用面F2に向かう方向に移動して、該着用面F2における前記着用物品Nの両側部を露出させた状態で、前記着用面F2の一部に接して前記保持ブロック10との間で着用物品Nを挟む。
【0033】
図7(b)の第1折り込みバー11Aは、前記着用物品Nにおける前記押さえ板13A,13Bと前記保持ブロック10との間で挟まれていない露出した第1の非挟持部分N1を、前記外面F1から押すことで、前記第1押さえ板13Aの一方の端縁の近傍を折り目として着用物品Nを折り込む第1の折り動作を行う。
前記第1折り込みバー11Aの第1折り動作が開始された直後に、(場合によっては同時に、)図7(c)の第2折り込みバー11Bは、前記着用物品Nにおける前記押さえ板13A,13Bと前記保持ブロック10との間で挟まれていない前記露出した第2の非挟持部分N2を、外面F1から押すことで、前記第2押さえ板13Bの一方の端縁の近傍を折り目として着用物品Nを折り込む第2の折り動作を行う。
その後、前記第1の押さえ板13Aが着用物品Nの間から引き抜かれる。
【0034】
前記第1の押さえ板13Aが退避した後に、図7(d)のように、第3折り込みバー11Cは、着用物品Nにおける前記第2押さえ板13Bと前記保持ブロック10との間で挟まれていない非挟持部分N4を、外面F1から押すことで、前記第2押さえ板13Bの他方の端縁の近傍を折り目として着用物品Nを4重に重ねて折り込む第3の折り動作を行う。一方、第2折り込みバー11Bは前記第3折り込みバー11Cの第3折り込み動作の完了前に原点位置Phに向って移動する。この場合も、第3折り込みバー11Cで折り込まれようとしている部分で着用物品Nがバラけないように押さえ込まれた後に第2折り込みバー11Bが戻り始める方が好ましい。
【0035】
前記第2押さえ板13Bは、前記第3折り込みバー11Cの第3折り動作開始後のタイミングにおいて、好ましくは、第3折り動作完了後に、前記第2押さえ板13Bを前記着用面F2に沿って、かつ、折り目に沿った方向に移動させて退避動作を行う。
【0036】
なお、その他の構成や動作は前記第1実施形態と同様ないし近似しているので、その詳しい説明を省略する。
【0037】
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施形態を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲で種々の変更および修正を容易に想定するであろう。
たとえば、第1および第2折り込みバー11,12(11A,11B)の折り込み位置Peは、互いに重なっていてもよいし、干渉しない位置であってもよい。
また、折り部材は丸棒状ではなく、棒状や板状、あるいは、棒と板を組み合わせた形状等であってもよい。
また、折り部材の折り込みや戻るタイミングは前記実施形態以外のタイミングに設定してもよい。さらに、前記押さえ板13を引き抜くタイミングは折り込み動作が完了する前であってもよい。
したがって、そのような変更および修正は、請求の範囲から定まる本発明の範囲内のものと解釈される。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、押さえ板と折り部材を用いて折り込むので、セーラボックスと異なり、対象物を搬送方向に直交する方向に折り込むことができる。特に、押さえ板で対象物を押さえた状態で折り込み動作を行うから、前記押さえ板の端縁に沿って折り目がバラツキなく、かつ、美しく形成される。しかも、押さえ板で対象物を押さえた状態で、折り込み動作を行うので、対象物の表面に既に折り込まれた布帛等がある場合でも、これらの布帛がバラけたり、型崩れを起こすことがなく、体裁が良くなる。
【0039】
なお、2以上の折り部材の移動経路が互いに干渉しないように設定すれば、折り込み動作のタイミング設定の自由度が大きくなる。
【0040】
また、第1の折り動作中に第2の折り動作を開始すれば、サイクルタイムの短縮を図ることができる。
【0041】
また、押さえ部材をフォーク状にすれば、嵩高い着用物品などであっても、着用面に馴染み易く該着用面を押さえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の折り込み機構の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】同機構の折り動作を示す斜視図である。
【図3】折り込みシステムの一例を示す正面図である。
【図4】折り込み機構を示す正面図である。
【図5】折り込みシステムの断面図である。
【図6】折り込み動作の他の例を示す斜視図である。
【図7】4つ折り込み機構の概略を示す模式図である。
【図8】着用物品の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1:折り込みユニット
2:回転体(ベースドラム)
10:保持ブロック
11:第1折り込みバー
12:第2折り込みバー
11A:第1折り込みバー
11B:第2折り込みバー
11C:第3折り込みバー
13:押さえ板
13A:第1の押さえ板
13B:第2の押さえ板
14:アーム
15:アーム
N:着用物品
N1:第1の非挟持部分
N2:第2の非挟持部分
N3:挟持部分
F1:外面
F2:着用面
P1:待機位置
P2:押さえ位置
P3:退避位置
Ph:原点位置
Pe:折り込み位置

Claims (8)

  1. 厚さの薄い着用物品を構成する対象物を間欠的に、かつ次々と受け取り、該受け取った対象物を順次折り込んだ後、後工程に送る折り込みシステムにおいて、
    軸のまわりに回転自在に取り付けられたベースドラムと、前記ベースドラムの外周に複数個配置された折り込みユニットとを有し、前記各折り込みユニットは、
    対象物の第1の面の一部に接して対象物を保持する保持ベースと、
    所定の待機位置から対象物の第2の面まで移動して当該移動した押さえ位置において前記第2の面の一部に接して前記保持ベースとの間で対象物を挟む押さえ部材と、
    前記対象物における前記押さえ部材と前記保持ベースとの間で挟まれていない非挟持部分を、前記第1の面から押すことで、前記押さえ部材の一方の端縁の近傍を折り目として前記対象物を折り込む折り動作を行う折り部材と、
    前記ベースドラムと共に回転しながら前記ベースドラムが回転するのに伴って前記ベースドラムの径方向に移動する第1スライダと、
    前記第1スライダに前記ベースドラムの軸方向にスライド自在に取り付けられ、前記ベースドラムおよび第1スライダと共に回転しながら前記ベースドラムが回転するのに伴って前記軸方向に往復動する第2スライダとを備え、
    前記押さえ部材が前記第2スライダに固定されていることで、前記ベースドラムが1回転するのに伴って前記待機位置から前記押さえ位置および退避位置を経て前記待機位置に戻る動作を行い、これにより、
    前記折り部材の折り動作中もしくは動作後に、前記押さえ部材を前記押さえ位置から前記第2の面に沿って移動させることで前記押さえ位置から前記軸方向に離れた退避位置まで移動させて退避動作を行うようにした折り込みシステム
  2. 厚さの薄い着用物品を構成する対象物を間欠的に、かつ次々と受け取り、該受け取った対象物の両端部を中央側に順次折り込んだ後、後工程に送る折り込みシステムにおいて、
    軸のまわりに回転自在に取り付けられたベースドラムと、前記ベースドラムの外周に複数個配置された折り込みユニットとを有し、前記各折り込みユニットは、
    対象物の第1の面の一部に接して対象物を保持する保持ベースと、
    所定の待機位置から対象物の第2の面に向かう方向に移動して当該移動した押さえ位置において前記第2の面における前記対象物の両側部を露出させた状態で前記第2の面の一部に接して前記保持ベースとの間で対象物を挟む押さえ部材と、
    前記対象物における前記押さえ部材と前記保持ベースとの間で挟まれていない前記露出した第1の非挟持部分を、前記第1の面から押すことで、前記押さえ部材の一方の端縁の近傍を折り目として前記対象物を折り込む第1の折り動作を行う第1折り部材と、
    前記対象物における前記押さえ部材と前記保持ベースとの間で挟まれていない前記露出した第2の非挟持部分を、前記第1の面から押すことで、前記押さえ部材の他方の端縁の近傍を折り目として前記対象物を折り込む第2の折り動作を行う第2折り部材と、
    前記ベースドラムと共に回転しながら前記ベースドラムが回転するのに伴って前記ベースドラムの径方向に移動する第1スライダと、
    前記第1スライダに前記ベースドラムの軸方向にスライド自在に取り付けられ、前記ベースドラムおよび第1スライダと共に回転しながら前記ベースドラムが回転するのに伴って前記軸方向に往復動する第2スライダとを備え、
    前記押さえ部材が前記第2スライダに固定されていることで、前記ベースドラムが1回転するのに伴って前記待機位置から前記押さえ位置および退避位置を経て前記待機位置に戻る動作を行い、これにより、
    前記2つの折り部材の折り動作開始後の所定のタイミングにおいて、前記押さえ部材を前記押さえ位置から前記第2の面に沿って、かつ、前記2つの折り目に沿った方向に移動させることで前記押さえ位置から前記軸方向に離れた退避位置まで移動させて退避動作を行うようにした折り込みシステム
  3. 請求項2において、
    前記2つの折り部材は、前記折り動作を開始する前の原点位置と、前記対象物を折り込んで押さえる折り込み位置との間を往復動して前記折り動作を行い、
    前記2つの折り部材の原点位置から折り込み位置までの移動経路が互いに干渉せず、かつ、前記2つの折り部材の折り込み位置同士が互いに近接している折り込みシステム
  4. 請求項2もしくは3において、
    前記2つの折り部材は、前記折り動作を開始する前の原点位置と、前記対象物を折り込んで押さえる折り込み位置との間を往復動して前記折り動作を行い、
    第1折り部材が原点位置から折り込み位置まで移動し終わる前に、第2折り部材が折り動作を開始するようにした折り込みシステム
  5. 請求項2,3もしくは4において、
    前記第1の折り動作および第2の折り動作によって、前記第1および第2の非挟持部分が前記対象物の中央側に向って折り畳まれると共に、前記第1の非挟持部分が折り畳まれた上に前記第2の非挟持部分が折り畳まれるようにした折り込みシステム
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項において、
    前記押さえ部材は、該押さえ部材の両端部の間が切欠されたフォーク状に形成されている折り込みシステム
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項において、
    所定の回転中心のまわりに回動するアームを有し、該アームの先端に前記折り部材が取り付けられており、
    前記アームが回動することにより、前記折り部材が前記折り動作を行う折り込みシステム
  8. 厚さの薄い対象物を折り込む折り込み機構であって、
    対象物の第1の面の一部に接して対象物を保持する保持ベースと、
    所定の待機位置から対象物の第2の面に向かう方向に移動して該第2の面における前記対象物の両側部を露出させた状態で前記第2の面の一部に接して前記保持ベースとの間で対象物を挟む第1および第2押さえ部材と、
    前記対象物における前記両押さえ部材と前記保持ベースとの間で挟まれていない前記露出した第1の非挟持部分を、前記第1の面から押すことで、前記第1押さえ部材の一方の端縁の近傍を折り目として前記対象物を折り込む第1の折り動作を行う第1折り部材と、
    前記対象物における前記押さえ部材と前記保持ベースとの間で挟まれていない前記露出した第2の非挟持部分を、前記第1の面から押すことで、前記第2押さえ部材の一方の端縁の近傍を折り目として前記対象物を折り込む第2の折り動作を行う第2折り部材とを備え、
    ここにおいて、前記2つの折り部材の折り動作開始後の所定のタイミングにおいて、前記第1押さえ部材を前記第2の面に沿って、かつ、前記2つの折り目に沿った方向に移動させて退避動作を行い、
    前記第1押さえ部材の退避後であって、かつ、前記第1および第2折り動作の完了後に、前記対象物における前記第2押さえ部材と前記保持ベースとの間で挟まれていない非挟持部分を、前記第1の面から押すことで、前記第2押さえ部材の他方の端縁の近傍を折り目として前記対象物を4重に重ねて折り込む第3の折り動作を行う第3折り部材を更に備え、
    前記第3折り部材の第3の折り動作開始後の所定のタイミングにおいて、前記第2押さえ部材を前記第2の面に沿って、かつ、折り目に沿った方向に移動させて退避動作を行うようにした折り込み機構。
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