JP4352968B2 - 空気清浄機 - Google Patents
空気清浄機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4352968B2 JP4352968B2 JP2004098959A JP2004098959A JP4352968B2 JP 4352968 B2 JP4352968 B2 JP 4352968B2 JP 2004098959 A JP2004098959 A JP 2004098959A JP 2004098959 A JP2004098959 A JP 2004098959A JP 4352968 B2 JP4352968 B2 JP 4352968B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dust collecting
- air
- dust
- air cleaner
- heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
- Filtering Materials (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Description
図1に実施例1の空気清浄機の概略断面図を示す。図1において、空気中に浮遊するダニ・花粉・ペットの皮脂や代謝物・カビ等のアレルゲン性を有する蛋白質を含む塵埃は、流体輸送手段3によって吸込口5から通風路1内に吸い込まれて集塵手段2によって捕集され、塵埃を除かれた空気は吹出口6から排気される。このとき、集塵手段2には吸湿性の無機材料と粘土鉱物で構成されるアレルゲン吸着剤が含まれているため、物理的に衝突捕集される粗大なアレルゲンだけでなく、水蒸気に溶け込んだ微細なアレルゲンまで集塵手段に捕集される。捕集されたアレルゲンは加熱手段4によって集塵手段2の表面で加熱されてアレルゲンとしての活性を失うため、長期にわたって効率よくアレルゲンを捕集することができる。加熱手段4は常に加熱しておく必要はなく、集塵手段のアレルゲン捕集能力が低下し始めた時に間欠的に運転すればよい。空気清浄機の運転を停止する場合に、加熱手段4を停止させた後に流体輸送手段3を停止する制御手段を設けることにより、加熱手段周囲の機器の損傷を防止できるとともに、安全性が確保される。
アレルゲンの供給源として、一般家庭の掃除機ごみから採取した微細塵(100メッシュのふるいを通過したごみ)に含まれるダニアレルゲンを利用した。微細塵60mgを加えた水溶液10mlに、表1の無機材料30mgを加えた。24時間後の水溶液中のダニアレルゲン濃度をアレルゲン検出キット(LCDアレルギー研究所社製)を用いて定量した。表1の結果から明らかなように、粘土鉱物であるベントナイトは優れたアレルゲン吸着性能を有していることがわかる。
吸湿性の無機材料と粘土鉱物からなる材料を表2の組成で混合した。上記微細塵0.04gを表2の材料組成物に加え、乳鉢でよく混合粉砕した後、恒温恒湿槽に入れた。24時間後に評価サンプルのダニアレルゲン量を、アレルゲン検出キット(アサヒフードアンドヘルスケア社製、ダニスキャン)を用いて比較した。ここでCは試験成立の有無を表す判定線、Tはアレルゲン量を表す判定線であり、CとTの色の濃さを比較することにより、アレルゲン濃度が測定できる。表2の結果から明らかなように、粘土鉱物であるベントナイトは単独でも優れたアレルゲン吸着効果を示すが、湿度が60%の場合には吸湿性の無機材料であるシリカゲルと混合した組成Fのほうが良い性能を示すことが分かる。なお、組成Fの吸湿量は湿度が低下しても10wt%以上を確保していた。
上記微細塵0.2gをセラミックス製のるつぼにいれ、各温度で1時間焼成した。焼成後のサンプル5mgを加えた水溶液1mlを24時間放置し、水溶液中のダニアレルゲン濃度を実施例1と同様の方法で測定した。結果を表3に示す。ダニアレルゲンの活性は100℃を超えた温度で徐々に低下し、200℃で95%以上の活性を失うことがわかった。
図2に実施例5の空気清浄機の概略断面図を示す。図2において、空気中に浮遊するダニ・花粉・ペットの皮脂や代謝物・カビ等のアレルゲン性を有する蛋白質を含む塵埃は、流体輸送手段3によって吸込口5から通風路1内に吸い込まれて集塵手段2によって捕集され、塵埃を除かれた空気は吹出口6から排気される。このとき、集塵手段2には吸湿性の無機材料と粘土鉱物で構成されるアレルゲン吸着剤が含まれているため、物理的に衝突捕集される粗大なアレルゲンだけでなく、水蒸気に溶け込んだ微細なアレルゲンまで集塵手段に捕集される。集塵手段2に捕集されたアレルゲンは駆動手段7によって加熱手段4の近傍に移動され加熱されることによりアレルゲンとしての活性を失う。本実施例によれば、加熱手段4が通風路をさえぎる抵抗とならないため通風抵抗の上昇を抑えることができ、さらにヒーター表面が油やほこりなどに汚染されて性能低下することを防ぐという効果を得ることができる。また、ヒータ−周辺部のみを断熱すれば良いので、流体輸送手段や通風部全体を耐熱構造とする必要がないという効果が得られる。集塵手段2は複数重ねあわせて設置してもよく、加熱手段4を集塵手段2より上流側に配置することにより汚れの堆積が早い上流側のフィルターのみを加熱することもできる。
図3に実施例6の空気清浄機の概略断面図を示す。図3において、空気中に浮遊するダニ・花粉・ペットの皮脂や代謝物・カビ等のアレルゲン性を有する蛋白質を含む塵埃は、流体輸送手段3によって吸込口5から通風路1内に吸い込まれて集塵手段2によって捕集され、塵埃を除かれた空気は吹出口6から排気される。このとき、集塵手段2には吸湿性の無機材料と粘土鉱物で構成されるアレルゲン吸着剤が含まれているため、物理的に衝突捕集される粗大なアレルゲンだけでなく、水蒸気に溶け込んだ微細なアレルゲンまで集塵手段に捕集される。集塵手段2は駆動手段7によって回転され、加熱手段4の近傍に移動され加熱されることにより、捕集されたアレルゲンは活性が低下する。第2の吸込口9から第2の送風手段8によって吸い込まれた空気は、集塵手段2が加熱されることにより発生した燃焼ガスと水蒸気をともなって、第2の吹出口10から排出される。
2 集塵手段
3 流体輸送手段
4 加熱手段
5 吸込口
6 吹出口
7 駆動手段
8 第2の流体輸送手段
9 第2の吸込口
10 第2の吹出口
11 第2の通風路
Claims (12)
- 通風路を有する本体と、前記通風路内に設けられた流体輸送手段と、空気中の塵埃を捕集する集塵手段と、前記集塵手段に捕集した塵埃を加熱する加熱手段を有する空気清浄機において、前記集塵手段がシリカゲルとベントナイトで構成されるアレルゲン吸着剤を含むことを特徴とする空気清浄機。
- 集塵手段が耐熱性の素材で構成されていることを特徴とする請求項1記載の空気清浄機。
- 集塵手段が多孔体形状に成形されていることを特徴とする請求項1または2記載の空気清浄機。
- 集塵手段の表面温度を110℃から600℃の温度範囲に加熱することを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の空気清浄機。
- 加熱手段がヒーターであることを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の空気清浄機。
- 加熱手段を間欠的に加熱することを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の空気清浄機。
- 集塵手段を移動自在とし、流体輸送手段に熱が伝わらない位置に集塵手段を移動させた後、加熱することを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の空気清浄機。
- 集塵手段を加熱手段近傍に移動する駆動手段を有する請求項1乃至7いずれか記載の空気清浄機。
- 集塵手段を回転させる駆動手段を備え、集塵手段が連続的もしくは断続的に入れ替わるように駆動手段を動かして加熱手段で加熱する請求項1乃至8いずれか記載の空気清浄機。
- 空気清浄機の運転を停止する場合に、加熱手段を停止させた後に流体輸送手段を停止する制御手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至9いずれか記載の空気清浄機。
- 吸込口と吹出口を備え、流体輸送手段によって前記吸込口から通風路内に吸い込まれて集塵手段によって塵埃を除かれた空気は前記吹出口から排気され、前記集塵手段に通風する第2の通風路と第2の通風路内に設置される加熱手段と第2の流体輸送手段を有し、第2の吸込口と第2の吹出口と前記集塵手段を移動させる駆動手段を備え、前記第2の吸込口から前記第2の流体輸送手段によって前記第2の通風路に吸い込まれた空気は、前記駆動手段によって移動された前記集塵手段が前記加熱手段により加熱されることにより発生したガスと水蒸気をともなって、前記第2の通風路の前記第2の吹出口から排出されるようにしたことを特徴とする請求項7乃至10いずれか記載の空気清浄機。
- 通風路の吸込口と吹出口が室内に配置され、第2の通風路の吹出口が室外に配置されたことを特徴とする請求項11記載の空気清浄機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004098959A JP4352968B2 (ja) | 2004-03-30 | 2004-03-30 | 空気清浄機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004098959A JP4352968B2 (ja) | 2004-03-30 | 2004-03-30 | 空気清浄機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005278978A JP2005278978A (ja) | 2005-10-13 |
JP4352968B2 true JP4352968B2 (ja) | 2009-10-28 |
Family
ID=35177997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004098959A Expired - Fee Related JP4352968B2 (ja) | 2004-03-30 | 2004-03-30 | 空気清浄機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4352968B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100999514B1 (ko) * | 2010-03-26 | 2010-12-09 | (주)유성엔비텍 | 하이브리드 공기 여과기 및 하이브리드 공기 여과기가 내장된 공조기 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10113522A (ja) * | 1996-10-09 | 1998-05-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 空気清浄機 |
JPH11223368A (ja) * | 1998-02-10 | 1999-08-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 空気清浄機 |
JP4407851B2 (ja) * | 1999-12-27 | 2010-02-03 | ライオン株式会社 | 不織布フィルター |
JP4585098B2 (ja) * | 2000-08-23 | 2010-11-24 | 旭化成テクノプラス株式会社 | フィルターシートの切断方法 |
JP2002167332A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-11 | Lion Corp | アレルゲン吸着組成物 |
JP3790479B2 (ja) * | 2002-01-28 | 2006-06-28 | 三菱重工業株式会社 | アレルゲン不活性化フィルター及び空気処理装置 |
JP2003225297A (ja) * | 2002-02-04 | 2003-08-12 | Toshiba Kyaria Kk | 再生式脱臭ユニット |
-
2004
- 2004-03-30 JP JP2004098959A patent/JP4352968B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005278978A (ja) | 2005-10-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007032859A (ja) | 加湿空気清浄機 | |
CN1637355B (zh) | 空气清洁器 | |
GB2426469A (en) | Cabin air purifier | |
CN108139095A (zh) | 气体过滤系统和方法 | |
KR101522890B1 (ko) | 망간계 금속산화물 저온촉매를 이용한 공기정화기 | |
KR102111867B1 (ko) | 공기청정 장치 | |
JP2010240233A (ja) | 空気清浄機 | |
JP4352968B2 (ja) | 空気清浄機 | |
JP2004232954A (ja) | 空気清浄器 | |
JP3928265B2 (ja) | 室内浮遊アレルゲン除去フィルタおよびこれを用いた空気清浄装置 | |
JPH10113522A (ja) | 空気清浄機 | |
JP4404140B2 (ja) | 脱臭ユニット | |
KR20160003897U (ko) | 국소배기가 가능한 공기정화장치 | |
JPH0368419A (ja) | 脱臭装置とそれを用いた空気清浄装置 | |
JP4349180B2 (ja) | 抗アレルゲンフィルター | |
JP2006017425A (ja) | 空気調和機 | |
JPH10290923A (ja) | 空気清浄機 | |
JP6092733B2 (ja) | 設備機器 | |
JP5835288B2 (ja) | 空気清浄機 | |
WO2015182930A1 (ko) | 건조음식물 흡착제를 이용한 공기 청정기 | |
JP2003062055A (ja) | 空気浄化装置 | |
JP5122427B2 (ja) | ファンヒータ | |
JP2011144946A (ja) | 油煙除去装置 | |
JP4309162B2 (ja) | 一酸化炭素除去ユニット、一酸化炭素除去方法、空気清浄装置および一酸化炭素除去触媒組成物 | |
JPH1157470A (ja) | 空気浄化用触媒構造体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061120 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20061213 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090304 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090310 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090423 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090707 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090720 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130807 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |