JP4352540B2 - 車両用メータの指針照明装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用メータの指針照明装置に関し、特に、指針の回転軸の端面から指針内部に光を導入し、指針全体を照明する指針照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用メータ、特に、自動車用メータの指針照明装置としては、いわゆる、エッジライト照明装置がある。この照明装置は、指針の指針部を透明プラスチック製の導光体により形成すると共に、指針部の裏面(下面)に着色塗膜層からなる反射面を設ける。また、指針の回転軸の周囲に導光体からなる光導入部材の一端を対向配設し、その他端を文字盤(特に文字及び目盛部分)照明用の光源(主にランプバルブ)に対向配設する。そして、光源からの光を前記光導入部材により指針の回転軸に集中して入射する。また、その入射光を、指針の回転軸の表面側(上面側)に設けた反射面により指針部の先端方向に反射し、指針部下面の着色塗膜層の反射面で乱反射させる。これにより、指針の指針部全体を前記光源の発光色で照明することができる。
【0003】
また、従来のエッジライト照明装置は、照明効率を上げるため、光導入部材への光の入射効率、及び、各反射面による反射効率を高めるよう、光源から光導入部材までの距離を極力短くしたり、光導入部材の面精度を上げたりしている。また、指針部の反射面の塗料として反射率の高い蛍光塗料を使用する場合もある。更に、指針は回転するので、光源も1箇所だけでなく、相対する方向に配設して、指針がどの目盛を指示している場合でも、一定の明るさで指針を照明するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一方、近年、ユーザーの趣味、嗜好等の多様化に伴い、自動車用メータ等の指針照明装置においても、多種多様な照明色を提供することが求められている。ここで、上記エッジライト照明装置において、異色の複数の光源を用意し、それ自体の発光色に加えて、その複数の発光色を適宜混合して多種多様な発光色(混合色)を得ることにより、その中のいずれかの色を指針の照明色として適宜選択できるようにすることが考えられる。しかし、従来のランプバルブは、サイズが大く、配設数が増えるとそのためのスペースが増大してメータが大型化するため、近年のメータに求められる薄型化及び軽量化の要請に反する。
【0005】
そこで、本発明者等は、小型で長寿命であり、かつ、低消費電力で高信頼性である等の点から、各種照明用の光源として最近注目されている発光ダイオード(以下、単にLEDという)を、かかる指針照明装置の光源として使用することを検討した。また、LEDは、輝度及び光量の点ではランプバルブに及ばないため、従来のランプバルブを単にLEDに置き換えただけでは、十分な照度を得ることはできない。よって、本発明者等は、十分な照度で指針を照明し、特に、異色のLED光を混色した場合に均一な混色を得るため、LEDの配設態様に特に研究を加え、数々の試行錯誤の結果、本発明をなし得た。
【0006】
即ち、本発明は、複数の異色のLEDを光源として使用し、それら複数の発光色を混合して指針照明を行う場合の混色性を向上した車両用メータの指針照明装置の提供を課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る車両用メータの照明装置は、指針の回転軸の端面から指針内部に光を導入し、指針全体を照明するものであって、異色の複数のLEDを所定順序で直線状に配設したLEDユニットを使用する。また、前記指針の回転軸の端面を90度間隔で四等分したときに、その回転方向に順に配設される第1の範囲、第2の範囲、第3の範囲及び第4の範囲のうち、前記第1の範囲及び第3の範囲に対して、それぞれ、前記LEDユニットを、前記回転軸の端面の中心から見て略点対称となるように配設すると共に、前記両LEDユニットの各色のLEDが前記回転軸の端面の中心から見て逆順序で並ぶようにする。更に、前記第2の範囲及び第4の範囲に対して、それぞれ、前記LEDユニットを、前記第1及び第3の範囲に配設した前記両LEDユニットと略直交する方向に延び、かつ、前記回転軸の端面の中心から見て略点対称となるように配設すると共に、前記両LEDユニットの各色のLEDが前記回転軸の端面の中心から見て逆順序で並ぶようにする。
【0012】
したがって、請求項1に係る車両用メータの指針照明装置では、指針の回転軸の端面に対向して、4個のLEDユニットが配設される。即ち、回転軸の端面の第1の範囲乃至第4の範囲のそれぞれに対向して、各1個のLEDユニットが配設される。
【0013】
そして、LEDユニットのLEDを発光すると、合計4個のLEDユニットの各々から、LEDの光が、回転軸の端面の第1乃至第4の範囲にそれぞれ入射し、指針全体に広がって、指針全体を照明する。また、通常、各LEDユニットのLEDからは異色の光が入射されるため、それらの混色の光により指針が照明される。
【0014】
このとき、4個のLEDユニットが、回転軸の回転方向に90度間隔で配設される。また、第1の範囲及び第3の範囲に配設した一対のLEDユニット(第1の対のLEDユニット)が、回転軸の端面の中心から見て点対称となる。同様に、第2の範囲及び第4の範囲に配設した他の一対のLEDユニット(第2の対のLEDユニット)が、回転軸の端面の中心から見て点対称となる。更に、前記第1の対のLEDユニットと、前記第2の対のLEDユニットとが、略直交する方向に延びるよう配設される。これにより、回転軸の端面を90度間隔で4つに分割または区画して見たときに、各色のLEDが各区画範囲に対して同数存在する(即ち、特定の区画に集中しない)。
【0015】
また、上記のような態様で配設した第1の対のLEDユニット及び第2の対のLEDユニットにおいて、それぞれ、各色のLEDが、回転軸の端面の中心から見て逆順序で並ぶよう直線状に配設される。即ち、各対の2個のLEDユニットのうち、一方のLEDユニットの第1の色のLED(例えば青色LED)が、回転軸の中心側に配設され、第2の色以降のLED(例えば赤色LED及び緑色LED)が、順次、回転軸の中心から外周側に向かって配設されると、他方のLEDユニットの第1の色のLEDは、回転軸の中心側と反対側(外周側)に配設され、第2の色以降のLEDが、順次、回転軸の外周側から中心に向かって配設される。
【0016】
よって、各対のLEDユニットにおいて各色(同色)のLEDは、回転軸の端面の回転方向に略均等に存在するような位置関係で配設される。これにより、回転軸の端面の回転方向に各色のLEDが「略均等に存在するような位置関係」で配設される。そして、各LEDユニットの光は、回転軸の角度位置に関係なく、指針内に満遍なく均等に入射すると共に、各LEDの発光色が均等に混合する。
【0017】
請求項2に係る車両用メータの照明装置は、指針の回転軸の端面から指針内部に光を導入し、指針全体を照明するものであって、異色の複数のLEDを所定順序で直線状に配設したLEDユニットを使用する。また、前記指針の回転軸の端面を120度間隔で三等分したときに、その回転方向に順に配設される第1の範囲、第2の範囲及び第3の範囲のうち、前記第1の範囲に対して前記LEDユニットを配設する。更に、前記第2の範囲及び第3の範囲に対して、それぞれ、前記LEDユニットを、前記第1の範囲に配設したLEDユニットと交差する方向に延びるよう配設する。そして、前記第1乃至第3の範囲に配設した前記LEDユニットのうち、少なくとも隣接する2つのLEDユニットを、各色のLEDが前記回転軸の端面の中心から見て逆順序で並ぶようにする。
【0018】
したがって、請求項2に係る車両用メータの指針照明装置では、指針の回転軸の端面に対向して、3個のLEDユニットが配設される。即ち、回転軸の端面の第1の範囲乃至第3の範囲のそれぞれに対向して、各1個のLEDユニットが配設される。
【0019】
そして、LEDユニットのLEDを発光すると、合計3個のLEDユニットの各々から、LEDの光が、回転軸の端面の第1乃至第3の範囲にそれぞれ入射し、指針全体に広がって、指針全体を照明する。また、通常、各LEDユニットのLEDからは異色の光が入射されるため、それらの混色の光により指針が照明される。
【0020】
このとき、3個のLEDユニットが、回転軸の回転方向に120度間隔で配設される。また、第1の範囲に配設したLEDユニットに対して、第2の範囲及び第3の範囲に配設した一対のLEDユニットが、それぞれ、交差する方向に延びるよう配設される。これにより、回転軸の端面を120度間隔で3つに分割または区画して見たときに、各色のLEDが各区画範囲に対して同数存在する(即ち、特定の区画に集中しない)。
【0021】
また、上記のような態様で配設した第1乃至第3の範囲の3個のLEDユニットのうち、少なくとも隣接する2つのLEDユニットにおいて、それぞれ、各色のLEDが、回転軸の端面の中心から見て逆順序で並ぶよう直線状に配設される。即ち、隣接する2個のLEDユニットのうち、一方のLEDユニットの第1の色のLED(例えば青色LED)が、回転軸の中心側に配設され、第2の色以降のLED(例えば赤色LED及び緑色LED)が、順次、回転軸の中心から外周側に向かって配設されると、他方のLEDユニットの第1の色のLEDは、回転軸の中心側と反対側(外周側)に配設され、第2の色以降のLEDが、順次、回転軸の外周側から中心に向かって配設される。
【0022】
よって、3個のLEDユニットにおいて各色(同色)のLEDは、回転軸の端面の回転方向に略均等に存在するような位置関係で配設される。これにより、回転軸の端面の回転方向に各色のLEDが「略均等に存在するような位置関係」で配設される。そして、各LEDユニットの光は、回転軸の角度位置に関係なく、指針内に満遍なく均等に入射すると共に、各LEDの発光色が均等に混合する。
【0023】
請求項3に係る車両用メータの照明装置は、指針の回転軸の端面から指針内部に光を導入し、指針全体を照明するものであって、異色の複数のLEDを所定順序で直線状に配設したLEDユニットを使用する。また、前記指針の回転軸の端面を180度間隔で二等分したときに、その回転方向に順に配設される第1の範囲及び第2の範囲に対して、それぞれ、前記LEDユニットを、相対する位置で互いに平行となるよう配設すると共に、前記両LEDユニットの各色のLEDが逆順序で並ぶようにする。
【0024】
したがって、請求項3に係る車両用メータの指針照明装置では、指針の回転軸の端面に対向して、2個のLEDユニットが配設される。即ち、回転軸の端面の第1の範囲及び第2の範囲のそれぞれに対向して、各1個のLEDユニットが配設される。
【0025】
そして、LEDユニットのLEDを発光すると、合計2個のLEDユニットの各々から、LEDの光が、回転軸の端面の第1及び第2の範囲にそれぞれ入射し、指針全体に広がって、指針全体を照明する。また、通常、各LEDユニットのLEDからは異色の光が入射されるため、それらの混色の光により指針が照明される。
【0026】
このとき、2個のLEDユニットが、回転軸の回転方向に180度間隔で配設される。また、第1の範囲に配設したLEDユニットと、第2の範囲に配設したLEDユニットとが、相対する位置で互いに平行となるよう配設される。これにより、回転軸の端面を180度間隔で2つに分割または区画して見たときに、各色のLEDが各区画範囲に対して同数存在する(即ち、特定の区画に集中しない)。
【0027】
また、上記のような態様で配設した第1及び第2の範囲の2個のLEDユニットにおいて、それぞれ、各色のLEDが、逆順序で並ぶよう直線状に配設される。即ち、隣接する2個のLEDユニットのうち、一方のLEDユニットの第1の色のLED(例えば青色LED)が上側に配設され、第2の色以降のLED(例えば赤色LED及び緑色LED)が、順次、下側に向かって配設されると、他方のLEDユニットの第1の色のLEDは下側に配設され、第2の色以降のLEDが、順次、上側に向かって配設される。
【0028】
よって、2個のLEDユニットにおいて各色(同色)のLEDは、回転軸の端面の回転方向に略均等に存在するような位置関係で配設される。これにより、回転軸の端面の回転方向に各色のLEDが「略均等に存在するような位置関係」で配設される。そして、各LEDユニットの光は、回転軸の角度位置に関係なく、指針内に満遍なく均等に入射すると共に、各LEDの発光色が均等に混合する。
【0029】
請求項4に係る車両用メータの照明装置は、請求項1乃至3のいずれかの構成において、前記各LEDユニットの異色の複数のLEDを、青色、赤色、緑色の各色のLEDより構成し、前記各LEDユニットを、長方形板状の基盤の長さ方向に、前記青色、赤色、緑色の各色のLEDをその順番で直線状に実装して構成した。
【0030】
したがって、各LEDユニットは、三原色のLEDにより、白色を含む任意の色を発光自在となる。また、LEDを基盤に実装して一体化することにより、LEDユニットを構成したため、LEDユニットの取り扱い(配設、組み付け等)が容易となる。よって、各LEDユニットを所定の位置に容易に取り付けることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。なお、各実施の形態を通じて,同一または対応する部材または要素には、同一または対応する参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
【0032】
図1は本発明の実施の形態1に係る車両用メータの指針照明装置を適用した自動車用メータを示す正面図である。図2は本発明の実施の形態1に係る車両用メータの指針照明装置を適用した自動車用メータの見返し板を示す正面図である。図3は本発明の実施の形態1に係る車両用メータの指針照明装置を適用した自動車用メータの見返し板を示す側面図である。
【0033】
図1に示すように、実施の形態1 に係る車両用メータの指針照明装置は、コンビネーションメータ等の自動車用メータに適用される。この自動車用メータは、図1に示すように、非透明樹脂製のメータケース(図示略)と、メータケースの前面側に装着される見返し板50とを備える。メータケース内の左部にはタコメータ部20が設けられている。タコメータ部20は、文字盤21と、指針22とを有する。文字盤21の外周部には、エンジン回転数を表す目盛及び文字が所定間隔で配設されている。また、メータケース内の中央部にはスピードメータ部30が設けられている。スピードメータ部30は、文字盤31と、指針32とを有する。文字盤31の外周部には、車速を表す目盛及び文字が所定間隔で配設されている。更に、メータケース10内の右部には、補助メータ部として、燃料計40及び水温計45が配設されている。燃料計40は、文字盤41と、指針42とを有する。文字盤41の外周部には、燃料残量を表す目盛及び文字が所定間隔で配設されている。また、水温計45は、文字盤46と、指針47とを有する。文字盤46の外周部には、冷却水温度を表す目盛及び文字が所定間隔で配設されている。なお、前記指針22,32,42,47は、軸部22b,32b,42b,47bと指針部22d,32d,42d,47dとを有する。
【0034】
一方、図2に示すように、見返し板50は、非透明樹脂製のケース状をなし、その後端側に平板状のマスク部51を有している。マスク部51は、前記タコメータ部20、スピードメータ30部、燃料計40及び水温計45に対応する位置に、それぞれ、開口52,53,54,55を形成している。そして、各開口52,53,54,55からタコメータ部20、スピードメータ30部、燃料計40及び水温計45の各文字盤21,31,41,46及び指針22,32,42,47が露出している。更に、マスク部51の開口52,53,54,55周縁のうち、前記指針22,32,42,47の軸部22b,32b,42b,47bに対応する位置には、その軸部22b,32b,42b,47bを前方(運転者側)から遮蔽する遮蔽板52A,53A,54A,55Aが一体形成されている。
【0035】
見返し板50の裏面側の上端縁には、所定間隔で、左右一対のネジ止め部56が一体形成されている。各ネジ止め部56の中央に貫通形成した円形孔に、ネジ、ビス等の締結具を挿入し、前記メータケースにネジ止めすることにより、見返し板50をメータケースに固定するようになっている。加えて、図3に示すように、見返し板50の裏面側の外周縁部付近には、所定間隔で、複数の掛止爪57が後方(メータケース側)に突出するよう一体形成されている。即ち、見返し板50の上端の中央1箇所及び左右の2箇所に、それぞれ、掛止爪57が一体形成されている。また、見返し板50の下端の中央2箇所及び左右の2箇所に、それぞれ、掛止爪57が一体形成されている。なお、見返し板50の前面側の開口にはカバーレンズ(図示略)が装着される。
【0036】
次に、各種メータ部20,30,40,45の文字盤21,31,41,46を照明するための文字盤照明装置の構成について説明する。図4は本発明の実施の形態1に係る車両用メータの指針照明装置を自動車用メータの見返し板の背面側の構造と共に示す背面図である。
【0037】
文字盤照明装置は、図4に破線で示すように、導光リング60,70,80,85を備えている。導光リング60,70,80,85は、透明アクリル樹脂等の所定の導光体を略馬蹄状または円弧状に一体成形して形成され、それぞれ、タコメータ部20、スピードメータ部30、燃料計40及び水温計45に対応して配設される。即ち、導光リング60,70,80,85は、その内径が対応する開口52,53,54,55より若干小径となるよう形成される。そして、導光リング60,70,80,85は、マスク部51の開口52,53,54,55周縁部に沿って配設及び固定されて、図1に示すように、その内周面が開口52,53,54,55から若干内方に露出するようになっている。
【0038】
図4に示すように、タコメータ部20用の導光リング60及びスピードメータ部30用の導光リング70の両端部には、それぞれ、LEDケース90が装着される。また、燃料計40用の導光リング80及び水温計45用の導光リング85の一方の端部(上端部)には、それぞれ、LEDケース90が装着される。LEDケース90は、樹脂材料より上下両端を開口する四角筒状に形成されている。LEDケース90を導光リング60,70,80,85の各端部に下方から嵌め込むことにより、LEDケース90を導光リング60,70,80,85の各端部に密着保持するようになっている。
【0039】
前記LEDケース90内の下端部には光源としてのLED(図示略)が収容され、LEDケース90を介してLEDを導光リング60,70,80,85の両端に装着するようになっている。各LEDは、後述するフレキシブルプリント基盤100,105に実装される。
【0040】
次に、本発明の実施の形態1 に係る車両用メータの指針照明装置の構成について説明する。図5は図4のX―X線断面図であり、本発明の実施の形態1に係る車両用メータの指針照明装置の取付状態を示す。図6は図5の要部拡大断面図である。
【0041】
本実施の形態の指針照明装置は、図5及び図6に示すように、各メータ部20,30,40,45の指針22,32,42,47の軸部22b,32b,42b,47bに一体的に固着した回転軸32aの端面から指針22,32,42,47内部に光を導入し、指針22,32,42,47全体を照明するものである(スピードメータ部30の場合のみ図示)。まず、指針32自体の構成について説明すると、指針32は、指針回転用の駆動軸(図示略)に作動連結される回転軸32aと、回転軸32aに一体回転可能に固着される円柱状の軸部32bと、軸部32bの放射方向に延びるよう一体成形した指針部32dとを備える。前記軸部32b及び指針部32dは、透明アクリル樹脂等の所定の導光体から一体成形される。また、軸部32bの内部には、指針部32dに向かって前面側(遮蔽板53A側)から後面側(文字盤31側)に傾斜する反射面32cが形成されている。更に、指針部32aの後面全体には、白色塗料層、アルミ蒸着層等からなる反射面32eが形成されている。
【0042】
そして、軸部32bの前面から光を入射すると、その入射光が反射面32cで反射して指針部32d内に入射し、指針部32d内をその長さ方向に進行する。また、指針部32d内を進行した光は、反射面32eで反射して、指針部32dの前面から前方に放射される。このようにして、指針32を照明するようになっている。
【0043】
本実施の形態の指針照明装置は、一対のフレキシブルプリント基盤100及び105と、タコメータ部20用のLEDサブアセンブリ110、スピードメータ部30用のLEDサブアセンブリ120、燃料計40用のLEDサブアセンブリ130及び水温計45用のLEDサブアセンブリ135とを備える。前記LEDサブアセンブリ110は、図4に示すように、タコメータ部20の遮蔽板52Aの裏面に、指針22の軸部22bと対向するよう配設される。LEDサブアセンブリ120は、スピードメータ部30の遮蔽板53Aの裏面に、指針32の軸部32bと対向するよう配設される。LEDサブアセンブリ130は、燃料計40の遮蔽板54Aの裏面に、指針42の軸部42bと対向するよう配設される。LEDサブアセンブリ135は、水温計45の遮蔽板55Aの裏面に、指針47の軸部47bと対向するよう配設される。
【0044】
前記フレキシブルプリント基盤100は、短帯状の端子部101と、接続部102とを有する。接続部102は、スピードメータ部30、燃料計40及び水温計45に配設した各LEDサブアセンブリ120,130,135と、導光リング70,80,85の各LEDケース90にそれぞれ延びる肢部分を有する多肢シート状をなしている。また、フレキシブルプリント基盤105は、短帯状の端子部106と、接続部107とを有する。接続部107は、タコメータ部20に配設したLEDサブアセンブリ110と、導光リング60のLEDケース90にそれぞれ延びる肢部分を有する多肢シート状をなしている。
【0045】
各フレキシブルプリント基盤100,105は、マスク部51及び遮蔽板52A,53A,54A,55Aの裏面側に配設されて遮蔽され、正面(運転者側)から視認されないようになっている。また、各フレキシブルプリント基盤100,105は、マスク部51及び遮蔽板52A,53A,54A,55Aの裏面と、文字盤21,31,41,46との間の空間に配設され、文字盤21,31,41,46に接触及び干渉しないようになっている。
【0046】
次に、LEDサブアセンブリ120の遮蔽板53Aへの取付態様及びその構成について詳述する。図7は本発明の実施の形態1に係る車両用メータの照明装置のスピードメータ部用LEDサブアセンブリを示す平面図である。
【0047】
図7に示すように、LEDサブアセンブリ120は、遮蔽板53Aに対応する外形を有する平板状の支持基盤121と、支持基盤121の表面(文字盤31または指針32側)に所定態様で配設した4個のLEDユニット122とを備える。支持基盤121は遮蔽板53Aの裏面側に、遮蔽板53Aと重なって正面側(運転者側)から遮蔽されるよう配設される。即ち、図6に示すように、遮蔽板53Aの裏面には、リブ53aが一体形成されると共に、上端部中央及び下端部の左右には、それぞれ、柱状突起が一体形成される。一方、支持基盤121の上端部中央及び下端部の左右には、それぞれ、前記柱状突起と整合する位置に貫通孔が一体形成される(図示略)。そして、支持基盤121を遮蔽板53Aのリブ53aに載置すると共に、各柱状突起53bを支持基盤121の各貫通孔に挿入すると、柱状突起53bが支持基盤121の裏面から所定高さ突出するようになっている。これにより、柱状突起53bの先端部を熱かしめすることにより、支持基盤121を遮蔽板53Aの裏面側に固定するようになっている。なお、このとき、支持基盤121は遮蔽板53Aにより完全に遮蔽され、正面から視認されることはない。
【0048】
前記各LEDユニット122は、ユニット基盤123と、ユニット基盤123に所定順序で直線状に実装配設した異色の複数のLED124B,124R,124Gとを有する。即ち、ユニット基盤123は、長方形板状をなし、その長さ方向に、青色LED124B、赤色LED124R、緑色LED124Gが、その順序で、所定間隔を置いて一直線上に並ぶよう実装されている。なお、青色LED124B、赤色LED124R、緑色LED124Gは、チップLEDからなる。また、LEDユニット122は、これら三原色のLED124B,124R,124Gにより、白色を含む任意の色を発光自在なマルチカラーLEDを構成している。
【0049】
本実施の形態において、スピードメータ部30用のLEDサブアセンブリ120は、指針32の回転軸32aの端面となる指針32の軸部32bの端面を、その回転方向(周方向)に90度間隔で四等分したときに、その回転方向に順に配設される第1の範囲(右上の四分円)、第2の範囲(右下の四分円)、第3の範囲(左下の四分円)及び第4の範囲(左上の四分円)のうち、前記第1の範囲及び第3の範囲に対して、それぞれ、LEDユニット122を、前記軸部32bの端面の中心から見て略点対称となるように配設している。即ち、軸部32bの端面の中心近傍で、第1の範囲の四分円の水平方向に延びる半径線(図7中二点鎖線で示す)の直上に、LEDユニット122を平行に配設している。また、軸部32bの端面の中心近傍で、第3の範囲の四分円の水平方向に延びる半径線の直下に、LEDユニット122を平行に配設している。これにより、第1及び第3の範囲に対向するよう配設した一対のLEDユニット122は、図7中の左右方向に延びる。
【0050】
更に、両LEDユニット122の各色のLED124B,124R,124Gが、軸部32bの端面の中心から見て逆順序で並ぶようにしている。即ち、第1の範囲のLEDユニット122では、各色のLED124B,124R,124Gは、軸部32bの端面の中心から見て、緑色、赤色、青色の順で左右方向に並ぶよう配列されている。一方、第3の範囲のLEDユニット122では、各色のLED124B,124R,124Gは、軸部32bの端面の中心から見て、青色、赤色、緑色の順で左右方向に並ぶよう配列されている。
【0051】
更にまた、軸部32bの端面の第2の範囲及び第4の範囲に対して、それぞれ、LEDユニット122を、第1及び第3の範囲に配設した両LEDユニット122と略直交する方向に延び、かつ、軸部32bの端面の中心から見て略点対称となるように配設している。即ち、軸部32bの端面の中心近傍で、第2の範囲の四分円の垂直方向に延びる半径線の直右に、LEDユニット122を平行に配設している。また、軸部32bの端面の中心近傍で、第4の範囲の四分円の垂直方向に延びる半径線の直左に、LEDユニット122を平行に配設している。これにより、第2及び第4の範囲に対向するよう配設した一対のLEDユニット122は、図7中の上下方向に延びる。即ち、第1及び第3の範囲に対向するよう配設した一対のLEDユニット122と直交する方向に延びる。
【0052】
加えて、両LEDユニット122の各色のLED124B,124R,124Gが、軸部32bの端面の中心から見て逆順序で並ぶようにしている。即ち、第2の範囲のLEDユニット122では、各色のLED124B,124R,124Gは、軸部32bの端面の中心から見て、緑色、赤色、青色の順で上下方向に並ぶよう配列されている。一方、第3の範囲のLEDユニット122では、各色のLED124B,124R,124Gは、軸部32bの端面の中心から見て、青色、赤色、緑色の順で上下方向に並ぶよう配列されている。
【0053】
上記のように、本実施の形態では、4個のLEDユニット122が、いわゆる、風車状または右卍状に配設される。
【0054】
図8は本発明の実施の形態1に係る車両用メータの照明装置のタコメータ部用LEDサブアセンブリを示す平面図である。
【0055】
図8に示すように、LEDサブアセンブリ110は、遮蔽板52Aに対応する外形を有する平板状の支持基盤111と、支持基盤111の表面(文字盤21または指針22側)に所定態様で配設した3個のLEDユニット112とを備える。支持基盤111は、上記スピードメータ部30用のLEDサブアセンブリ120の場合と同様にして、遮蔽板52Aの裏面側に、遮蔽板52Aと重なって正面側(運転者側)から遮蔽されるよう配設される。即ち、支持基盤111を遮蔽板52Aのリブ(図示略)に載置すると共に、遮蔽板52Aの各柱状突起52bを支持基盤111の各貫通孔(図示略)に挿入して、柱状突起52bの先端部を熱かしめすることにより、支持基盤111を遮蔽板52Aの裏面側に固定するようになっている。なお、このとき、支持基盤111は遮蔽板52Aにより完全に遮蔽され、正面から視認されることはない。
【0056】
前記各LEDユニット112は、ユニット基盤113と、ユニット基盤113に所定順序で直線状に実装配設した異色の複数のLED114B,114R,114Gとを有する。即ち、ユニット基盤113は、長方形板状をなし、その長さ方向に、青色LED114B、赤色LED114R、緑色LED114Gが、その順序で、所定間隔を置いて一直線上に並ぶよう実装されている。
【0057】
本実施の形態において、タコメータ部20用のLEDサブアセンブリ110は、指針22の回転軸の端面としての軸部22bの端面を、その回転方向(周方向)に120度間隔で三等分したときに、その回転方向に順に配設される第1の範囲(上側の三分円)、第2の範囲(右下の三分円)及び第3の範囲(左下の三分円)のうち、前記第1の範囲に対してLEDユニット112を配設している。即ち、軸部32bの端面の中心近傍で、第1の範囲の三分円の斜め上方45度に延びる一対の半径線(図8中二点鎖線で示す)の中央直上に、LEDユニット112を図8中の左右方向に延びるよう配設している。
【0058】
また、第2の範囲及び第3の範囲に対して、それぞれ、LEDユニット112を、第1の範囲に配設したLEDユニット112と交差する方向に延びるよう配設している。即ち、軸部22bの端面の中心近傍で、第2の範囲の三分円の垂直方向に延びる半径線の直右に、LEDユニット112を平行に配設している。また、軸部22bの端面の中心近傍で、第3の範囲の三分円の垂直方向に延びる半径線の直左に、LEDユニット112を平行に配設している。これにより、第2及び第3の範囲に対向するよう配設したLEDユニット112は、図8中の上下方向に延びる。即ち、第1の範囲に対向するよう配設したLEDユニット112と交差(直交)する方向に延びる。
【0059】
なお、本実施の形態では、軸部22bの端面の第1の範囲に対しては、LEDユニット112を左右方向に延びるよう配設している。また、第2及び第3の範囲に対しては、それぞれ、LEDユニット112を互いに平行に相対する位置で上下方向に延びるよう、即ち、並列に配設している。よって、第1の範囲のLEDユニット112と第2及び第3の範囲の一対のLEDユニット112とは、互いに直交する方向に延びるよう配設される。
【0060】
更に、第1乃至第3の範囲に配設したLEDユニット112のうち、少なくとも隣接する2つのLEDユニット112を、各色のLED114B,114R,114Gが軸部22bの端面の中心から見て逆順序で並ぶようにしている。即ち、第2の範囲のLEDユニット112では、各色のLED114B,114R,114Gは、軸部22bの端面の中心から見て、緑色、赤色、青色の順で上下方向に並ぶよう配列されている。一方、第3の範囲のLEDユニット112では、各色のLED114B,114R,114Gは、軸部22bの端面の中心から見て、青色、赤色、緑色の順で上下方向に並ぶよう配列されている。なお、第1の範囲のLEDユニット112では、各色のLED114B,114R,114Gは、左から緑色、赤色、青色の順で左右方向に並ぶよう配列され。中央の赤色LED114Rが軸部22bの端面の中心付近に配設されている。
【0061】
このように、本実施の形態のタコメータ部20用のLEDサブアセンブリ110では、第2の範囲及び第3の範囲のLEDユニット112において、各色のLED114B,114R,114Gが軸部22bの端面の中心から見て逆順序で並ぶようにしている。
【0062】
図9は本発明の実施の形態1に係る車両用メータの照明装置の燃料計用LEDサブアセンブリを示す平面図である。
【0063】
図9に示すように、LEDサブアセンブリ130は、遮蔽板54Aに対応する外形を有する平板状の支持基盤131と、支持基盤131の表面(文字盤41または指針42側)に所定態様で配設した2個のLEDユニット132とを備える。支持基盤131は、上記スピードメータ部30用のLEDサブアセンブリ120の場合と同様にして、遮蔽板54Aの裏面側に、遮蔽板54Aと重なって正面側(運転者側)から遮蔽されるよう配設される。即ち、支持基盤131を遮蔽板54Aのリブ(図示略)に載置すると共に、遮蔽板54Aの各柱状突起54bを支持基盤131の各貫通孔(図示略)に挿入して、柱状突起54bの先端部を熱かしめすることにより、支持基盤131を遮蔽板54Aの裏面側に固定するようになっている。なお、このとき、支持基盤131は遮蔽板54Aにより完全に遮蔽され、正面から視認されることはない。
【0064】
前記各LEDユニット132は、ユニット基盤133と、ユニット基盤133に所定順序で直線状に実装配設した異色の複数のLED134B,134R,134Gとを有する。即ち、ユニット基盤133は、長方形板状をなし、その長さ方向に、青色LED134B、赤色LED134R、緑色LED134Gが、その順序で、所定間隔を置いて一直線上に並ぶよう実装されている。
【0065】
本実施の形態において、補助メータ部としての燃料計40用のLEDサブアセンブリ130は、指針42の回転軸の端面としての軸部42bの端面を、その回転方向(周方向)に180度間隔で二等分したときに、その回転方向に順に配設される第1の範囲(右側の二分円)及び第2の範囲(左側の二分円)に対して、それぞれ、LEDユニット132を、相対する位置で互いに平行となるよう配設している。即ち、軸部42bの端面の中心近傍で、第1の範囲の二分円において、図9中の上下方向に延びる直径線(図9中二点鎖線で示す)の中央直右に、LEDユニット132を平行に配設している。また、軸部42bの端面の中心近傍で、第2の範囲の二分円において、上下方向に延びる直径線の中央直左に、LEDユニット132を平行に配設している。
【0066】
なお、本実施の形態では、軸部42bの端面の第1の範囲及び第2の範囲に対して、LEDユニット132を相対する位置で、互いに平行に上下方向に延びるよう並列に配設している。なお、前記LEDユニット132の各色のLED134B,134R,134Gが同順序で並ぶようにしている。即ち、第1及び第2の範囲のLEDユニット132では、共に、各色のLED134B,134R,134Gは、上から緑色、赤色、青色の順で上下方向に並ぶよう配列されている。
【0067】
ここで、図示はしないが、水温計45用のLEDサブアセンブリ135の構成も、燃料計40用のLEDサブアセンブリ130の構成と同様である。
【0068】
上記のように、LEDサブアセンブリ110,120,130,135は、照明対象であるメータ部20,30または計器40,45の種類、寸法等に応じて、その支持基盤の寸法及び形状、LEDユニットの数及び配設態様等が異なるが、その基本的な構成は同様である。即ち、LEDサブアセンブリ110,120,130,135は、それぞれ、遮蔽板52A,53A,54A,55Aの柱状突起52b,53b,54bを熱かしめすることにより、遮蔽板52A,53A,54A,55Aに固定される。また、各LEDサブアセンブリ110,120,130,135の支持基盤111,121,131は、同様の構成を有し、LED114B,114R,114G等に給電するための所定の配線パターンを表面側に形成した基盤からなる。
【0069】
更に、各LEDサブアセンブリ110,120,130,135のLEDユニット112,122,132も同様の構成である。即ち、LEDユニット112,122,132のユニット基盤113,123,133は、支持基盤111,121,131に配設固定したときに、支持基盤111,121,131の配線パターンに導通する導通部を裏面側に形成している。また、各LEDユニット112,122,132のLED114B,114R,114G,124B,124R,124G,134B,134R,134Gの構成も同様である。即ち、各LED114B,114R,114G,124B,124R,124G,134B,134R,134GはチップLEDからなり、ユニット基盤111,123,133に実装されて、支持基盤111,121,131と電気的に接続する。
【0070】
更に、本実施の形態では、フレキシブルプリント基盤100の接続部102の肢部先端部を、LEDサブアセンブリ120,130,135の支持基盤121,131の表面側に接合し、支持基盤121,131の配線パターンと電気的に接続している。そして、図示しない発光制御回路の制御により、フレキシブルプリント基盤100及び支持基盤121,131を介して、LEDユニット122,132に所定の制御態様で電流を供給し、各色のLED124B,124R,124G,134B,134R,134Gを所望の発光色及び発光態様で発光する。これにより、LED124B,124R,124G,134B,134R,134Gの光を指針32,42,47の軸部32b,42b,47bの端面から入射し、指針32,42,47全体を前記発光色及び発光態様で発光して、指針32,42,47の照明を行うようになっている。
【0071】
同様に、フレキシブルプリント基盤100の接続部102の肢部先端部は、見返し板50に固定した導光リング70,80,85のLEDケース90に接合されると共に、LEDケース90内のLEDと電気的に接続されている。そして、前記発光制御回路の制御により、フレキシブルプリント基盤100を介して、LEDケース90内のLEDに所定の制御態様で電流を供給し、そのLEDを所望の発光色及び発光態様で発光する。これにより、LEDケース90内のLEDの光を導光リング70,80,85の端面から入射し、導光リング70,80,85全体を前記発光色及び発光態様で発光して、文字盤31,41,46の照明を行うようになっている。
【0072】
一方、フレキシブルプリント基盤105の接続部107の肢部先端部は、LEDサブアセンブリ110の支持基盤111の表面側に接合し、支持基盤111の配線パターンと電気的に接続している。そして、前記発光制御回路の制御により、フレキシブルプリント基盤105及び支持基盤111を介して、LEDユニット112に所定の制御態様で電流を供給し、各色のLED114B,114R,114Gを所望の発光色及び発光態様で発光する。これにより、LED114B,114R,114Gの光を指針22の軸部22bの端面から入射し、指針22全体を前記発光色及び発光態様で発光して、指針22の照明を行うようになっている。
【0073】
同様に、フレキシブルプリント基盤105の接続部107の肢部先端部は、見返し板50に固定した導光リング60のLEDケース90に接合されると共に、LEDケース90内のLEDと電気的に接続されている。そして、前記発光制御回路の制御により、フレキシブルプリント基盤105を介して、LEDケース90内のLEDに所定の制御態様で電流を供給し、そのLEDを所望の発光色及び発光態様で発光する。これにより、LEDケース90内のLEDの光を導光リング60の端面から入射し、導光リング60全体を前記発光色及び発光態様で発光して、文字盤21の照明を行うようになっている。
【0074】
なお、本実施の形態では、前記発光制御回路による制御動作を、見返し板50の正面側から見て右端部に配設した操作つまみ141により行うようにしている。即ち、ユーザーが、操作つまみ141を適宜に回転操作することにより、発光制御回路の制御により、フレキシブルプリント基盤100,105の端子部101,106に、電源から所定の制御態様で電流が供給され、指針照明用のLED114B,114R,114G,124B,124R,124G,134B,134R,134G及び文字盤照明用のLEDを、所望の発光色及び発光態様で発光できるようになっている。
【0075】
次に、上記のように構成された実施の形態1に係る車両用メータの指針照明装置の作用及び効果を説明する。
【0076】
本実施の形態に係る車両用メータの指針照明装置では、夜間等、メータ類の照明が必要なときに、運転者等のユーザーが、操作つまみ141を回転操作すると、発光制御回路の制御により、フレキシブルプリント基盤100及び105を介して、各LEDサブアセンブリ110,120,130,135のLEDユニット112,122,132,137のLED114B,114R,114G,124B,124R,124G,134B,134R,134Gが発光駆動される。すると、LED114B,114R,114G,124B,124R,124G,134B,134R,134Gの光は、対応する各指針22,32,42,47の軸部22b,32b,42b,47bの端面に略直交して入射する。すると、その入射光は、軸部22b,32b,42b,47b内の反射面32cで反射し、指針部22,32,42,47内を長さ方向に伝播する。そして、その光は、指針部22,32,42,47の反射面32eで反射して、指針部22,32,42,47の表面から出射する。このようにして、LED114B,114R,114G,124B,124R,124G,134B,134R,134Gから発された所定の発光色及び発光態様の光により、指針22,32,42,47全体が照明される。
【0077】
このとき、本実施の形態では、LEDユニット112,122,132,137を三原色のLED114B,114R,114G,124B,124R,124G,134B,134R,134Gを有するマルチカラーLEDとすると共に、発光制御回路により操作つまみ141を介して色変え制御可能としたため、LEDユニット112,122,132,137を所望の色で発光自在である。よって、LEDユニット112,122,132,137の発光色を必要に応じて変更し、自動車用メータの各指針22,32,42,47を所望の色で照明することができる。その結果、自動車用メータの指針照明における意匠性を多様化して多彩なイルミネーション効果を発揮することができる。なお、各LEDユニット112,122,132,137は、三原色のうちの1色による単色発光も可能であるが、通常は、2色または3色のLED114B,114R,114G,124B,124R,124G,134B,134R,134Gの混色により発光される。
【0078】
また、上記照明動作において、スピードメータ部30の指針32では、指針32の軸部32bの端面に対向して、4個のLEDユニット122が配設される。即ち、軸部32bの端面の第1の範囲乃至第4の範囲のそれぞれに対向して、各1個のLEDユニット122が配設される。
【0079】
そして、LEDユニット122のLED124B,124R,124Gを発光すると、合計4個のLEDユニット122の各々から、LED124B,124R,124Gの光が、軸部32bの端面の第1乃至第4の範囲にそれぞれ入射し、指針32全体に広がって、指針32全体を照明する。また、通常、各LEDユニット122のLED124B,124R,124Gからは異色の光が入射されるため、それらの混色の光により指針32が照明される。
【0080】
このとき、4個のLEDユニット122が、軸部32bの回転方向に90度間隔で配設される。また、第1の範囲及び第3の範囲に配設した一対のLEDユニット(第1の対のLEDユニット)122が、軸部32bの端面の中心から見て点対称となる。同様に、第2の範囲及び第4の範囲に配設した他の一対のLEDユニット(第2の対のLEDユニット)122が、軸部32bの端面の中心から見て点対称となる。更に、第1の対のLEDユニット122と、第2の対のLEDユニット122とが、略直交する方向に延びるよう配設される。これにより、軸部32bの端面を90度間隔で4つに分割または区画して見たときに、各色のLED124B,124R,124Gが各区画範囲に対して同数存在する(即ち、特定の区画に集中しない)。
【0081】
また、上記のような態様で配設した第1の対のLEDユニット122及び第2の対のLEDユニット122において、それぞれ、各色のLED124B,124R,124Gが、軸部32bの端面の中心から見て逆順序で並ぶよう直線状に配設される。即ち、各対の2個のLEDユニット122のうち、一方のLEDユニット122の第1の色のLED、例えば青色LED122Bが、軸部32bの中心側に配設され、第2の色以降のLED、例えば赤色LED124R及び緑色LED124Gが、順次、軸部32bの中心から外周側に向かって配設されると、他方のLEDユニット122の青色LED122Bは、軸部32bの中心側と反対側(外周側)に配設され、赤色LED122R及び緑色LED122Gが、順次、軸部32bの外周側から中心に向かって配設される。
【0082】
よって、各対のLEDユニット122において各色(同色)のLED124B,124R,124Gは、軸部32bの端面の回転方向に略均等に存在するような位置関係で配設される。これにより、軸部32bの端面の回転方向に各色のLED124B,124R,124Gが「略均等に存在するような位置関係」で配設される。そして、各LEDユニット122の光は、軸部32bの角度位置に関係なく、指針32内に満遍なく均等に入射すると共に、各LED124B,124R,124Gの発光色が均等に混合する。その結果、均一な混色により指針32全体を満遍なく均等に照明することができる。
【0083】
一方、タコメータ部20の指針22では、指針22の軸部22bの端面に対向して、3個のLEDユニット112が配設される。即ち、軸部22bの端面の第1の範囲乃至第3の範囲のそれぞれに対向して、各1個のLEDユニット112が配設される。
【0084】
そして、LEDユニット112のLED114B,114R,114Gを発光すると、合計3個のLEDユニット112の各々から、LED114B,114R,114Gの光が、軸部22bの端面の第1乃至第3の範囲にそれぞれ入射し、指針22全体に広がって、指針22全体を照明する。また、通常、各LEDユニット112のLED114B,114R,114Gからは異色の光が入射されるため、それらの混色の光により指針22が照明される。
【0085】
このとき、3個のLEDユニット112が、軸部22bの回転方向に120度間隔で配設される。また、第1の範囲に配設したLEDユニット112に対して、第2の範囲及び第3の範囲に配設した一対のLEDユニット112が、それぞれ、交差(直交)する方向に延びるよう配設される。これにより、軸部22bの端面を120度間隔で3つに分割または区画して見たときに、各色のLED114B,114R,114Gが各区画範囲に対して同数存在する(即ち、特定の区画に集中しない)。
【0086】
また、上記のような態様で配設した第1乃至第3の範囲の3個のLEDユニット112のうち、少なくとも隣接する2つのLEDユニット112において、それぞれ、各色のLED114B,114R,114Gが、軸部22bの端面の中心から見て逆順序で並ぶよう直線状に配設される。即ち、隣接する2個のLEDユニット112のうち、一方のLEDユニット112の第1の色のLED、例えば青色LED114Bが、軸部22bの中心側に配設され、第2の色以降のLED、例えば赤色LED114R及び緑色LED114Gが、順次、軸部22bの中心から外周側に向かって配設されると、他方のLEDユニット112の青色LED114Bは、軸部22bの中心側と反対側(外周側)に配設され、赤色LED114Rおよび緑色LED114Gが、順次、軸部22bの外周側から中心に向かって配設される。
【0087】
よって、3個のLEDユニット112において各色(同色)のLED114B,114R,114Gは、軸部22bの端面の回転方向に略均等に存在するような位置関係で配設される。これにより、軸部22bの端面の回転方向に各色のLED114B,114R,114Gが「略均等に存在するような位置関係」で配設される。そして、各LEDユニット112の光は、軸部22bの角度位置に関係なく、指針22内に満遍なく均等に入射すると共に、各LED114B,114R,114Gの発光色が均等に混合する。その結果、均一な混色により指針22全体を満遍なく均等に照明することができる。
【0088】
更に、燃料計40の指針42では、指針42の軸部42bの端面に対向して、2個のLEDユニット132が配設される。即ち、軸部132の端面の第1の範囲及び第2の範囲のそれぞれに対向して、各1個のLEDユニット132が配設される。
【0089】
そして、LEDユニット132のLED134B,134R,134Gを発光すると、合計2個のLEDユニット132の各々から、LED134B,134R,134Gの光が、軸部42bの端面の第1及び第2の範囲にそれぞれ入射し、指針42全体に広がって、指針42全体を照明する。また、通常、各LEDユニット132のLED134B,134R,134Gからは異色の光が入射されるため、それらの混色の光により指針42が照明される。
【0090】
このとき、2個のLEDユニット132が、軸部42bの回転方向に180度間隔で配設される。また、第1の範囲に配設したLEDユニット132と、第2の範囲に配設したLEDユニット132とが、相対する位置で互いに平行となるよう配設される。これにより、軸部42bの端面を180度間隔で2つに分割または区画して見たときに、各色のLED134B,134R,134Gが各区画範囲に対して同数存在する(即ち、特定の区画に集中しない)。
【0091】
よって、2個のLEDユニット132において各色(同色)のLED134B,134R,134Gは、回転軸の端面の回転方向に同数に存在するような位置関係で配設される。そして、各LEDユニット132から同量の光が、軸部42bの角度位置に関係なく指針内に入射すると共に、各LED134B,134R,134Gからの同量の光が混色する。その結果、均一な混色により指針42全体を均等に照明することができる。
【0092】
更にまた、本実施の形態において、各LEDユニット112,122,132,137は、三原色のLED114B,114R,114G,124B,124R,124G,134B,134R,134Gにより、白色を含む任意の色を発光自在となる。また、LED114B,114R,114G,124B,124R,124G,134B,134R,134Gをユニット基盤113,123,133に実装して一体化することにより、LEDユニット112,122,132,137を構成したため、LEDユニット112,122,132,137の取り扱い(配設、組み付け等)が容易となる。よって、各LEDユニット112,122,132,137をLEDサブアセンブリ110,120,130,135の所定の位置に容易に取り付けることができる。
【0093】
なお、上記指針22,32,42,47の照明動作と同時に、導光リング60,70,80,85の照明動作も行われ、文字盤21,31,41,46の照明が行われる。
【0094】
図10は本発明の実施の形態2に係る車両用メータの指針照明装置を示す背面図である。図11は本発明の実施の形態2に係る車両用メータの照明装置のスピードメータ部用LEDサブアセンブリを示す平面図である。
【0095】
実施の形態2に係る車両用メータの指針照明装置は、実施の形態1の指針照明装置におけるフレキシブルプリント基盤100側の構成に対応し、図10に示すように、自動車用メータのスピードメータ部30の指針32と、燃料計40の指針42と、水温計45の指針47とを照明する指針照明装置に具体化される。実施の形態2に係る車両用メータの指針照明装置は、フレキシブルプリント基盤200と、スピードメータ部30用のLEDサブアセンブリ210、燃料計40用のLEDサブアセンブリ240及び水温計45用のLEDサブアセンブリ245とを備える。フレキシブルプリント基盤200、各LEDサブアセンブリ210,240,245の構成は、実施の形態1のフレキシブルプリント基盤100、各LEDサブアセンブリ120,130,135の構成とほぼ同様であり、同様にして所定位置に配設される。
【0096】
即ち、実施の形態1と同様にして、LEDサブアセンブリ210は、スピードメータ部30の遮蔽板53Aの裏面に、指針32の軸部32bと対向するよう配設される。また、LEDサブアセンブリ240は、燃料計40の遮蔽板54Aの裏面に、指針42の軸部42bと対向するよう配設される。更に、LEDサブアセンブリ245は、水温計45の遮蔽板55Aの裏面に、指針47の軸部47bと対向するよう配設される。更にまた、前記フレキシブルプリント基盤200は、短帯状の端子部201と、接続部202とを有し、接続部202は、各LEDサブアセンブリ210,240,245と、導光リング70,80,85の各LEDケース90にそれぞれ延びる肢部分を有する多肢シート状をなしている。
【0097】
一方、図11に示すように、LEDサブアセンブリ210は、実施の形態1のLEDサブアセンブリ120とほぼ同様の構成であるが、LEDユニット212の配設態様が、実施の形態1のLEDユニット122の配設態様と異なる。即ち、実施の形態1では、4個のLEDユニット122が、いわゆる、風車状または右卍状に配設されるのに対し、実施の形態2では、4個のLEDユニット212が、実施の形態1と反対方向の風車状または左卍状に配設される。
【0098】
詳細には、LEDサブアセンブリ210は、支持基盤121と同様の構成の支持基盤211と、LEDユニット122と同様の構成のLEDユニット212とを備える。また、支持基盤211の上端部中央及び下端部の左右には、それぞれ、前記遮蔽板53Aの柱状突起53bと整合する位置に貫通孔215及び貫通孔216がそれぞれ一体形成されている。そして、支持基盤211を遮蔽板53Aのリブ53aに載置すると共に、各柱状突起53bを支持基盤211の各貫通孔215,216に挿入すると、柱状突起53bが支持基盤211の裏面から所定高さ突出するようになっている。これにより、柱状突起53bの先端部を熱かしめすることにより、支持基盤211を遮蔽板53Aの裏面側に固定するようになっている。
【0099】
各LEDユニット212自体は、LEDユニット122と同様の構成であり、ユニット基盤213と、ユニット基盤213の長さ方向に所定間隔を置いて一直線上に並ぶよう実装した青色LED214B、赤色LED214R、緑色LED214Gを有する。一方、本実施の形態においては、4個のLEDユニット212を、実施の形態1の4個のLEDユニット122とは逆の配設態様で、前記軸部32bの端面の中心から見て略点対称となるように配設している。即ち、軸部32bの端面の中心近傍で、第1の範囲の四分円の垂直方向に延びる半径線の直右及び第3の範囲の四分円の垂直方向に延びる半径線の直左に、それぞれ、LEDユニット212を平行に配設している。これにより、第1及び第3の範囲に対向するよう配設した第1の対のLEDユニット212は、図11中の上下方向に延びる。更に、軸部32bの端面の中心近傍で、第2の範囲の四分円の水平方向に延びる半径線の直下及び第4の範囲の四分円の水平方向に延びる半径線の直上に、それぞれ、LEDユニット212を平行に配設している。これにより、第2及び第4の範囲に対向するよう配設した第2の対のLEDユニット212は、図11中の左右方向に延びる。
【0100】
各対のLEDユニット212は、実施の形態1と同様、各色のLED214B,214R,214Gが、軸部32bの端面の中心から見て逆順序で並ぶようにしている。即ち、第1の範囲のLEDユニット212では、青色、赤色、緑色のLED214B,214R,214Gが、軸部32bの端面の中心から見て、その順で上下方向に並ぶよう配列されている。一方、第3の範囲のLEDユニット212では、緑色、赤色、青色のLED214B,214R,214Gが、軸部32bの端面の中心から見て、その順で上下方向に並ぶよう配列されている。一方、第2の範囲のLEDユニット212では、青色、赤色、緑色のLED214B,214R,214Gが、軸部32bの端面の中心から見て、その順で左右方向に並ぶよう配列されている。一方、第4の範囲のLEDユニット212では、緑色、赤色、青色のLED214B,214R,214Gが、軸部32bの端面の中心から見て、その順で左右方向に並ぶよう配列されている。
【0101】
また、LEDサブアセンブリ240は、実施の形態1のLEDサブアセンブリ130と同様の構成であり、同様のユニット基盤241と、同様の2個のLEDユニット242とを有する。LEDサブアセンブリ245は、実施の形態1のLEDサブアセンブリ135と同様の構成であり、同様のユニット基盤246と、同様の2個のLEDユニット247とを有する。
【0102】
更に、実施の形態2では、各導光リング70,80,85のLEDケース90に対応して、LEDサブアセンブリ220,230及びLEDユニット251,252が設けられている。即ち、導光リング70両端のLEDケース90に対応して、LEDサブアセンブリ220及び230がそれぞれ対向配設されている。LEDサブアセンブリ220は、支持基盤221と、並列に配設した2個のLEDユニット222とを有する。LEDサブアセンブリ230は、支持基盤231とLEDユニット232とを有する。また、導光リング80の一端(上端)のLEDケース90に対応して、LEDユニット251が対向配設され、導光リング85の一端(上端)のLEDケース90に対応して、LEDユニット252が対向配設されている。
【0103】
各LEDサブアセンブリ220,230の支持基盤221,231は、同様の構成を有し、LEDユニット222,232の三原色のLEDに給電するための所定の配線パターンを表面側に形成した基盤からなる。また、LEDユニット222,232,251,252も、上記各LEDユニット212等と同様の構成であり、青色、赤色、緑色のLEDをその順でユニット基盤上に一直線上に配設したものである。そして、フレキシブルプリント基盤200の接続部202の肢部先端部に配設したLEDサブアセンブリ220,230及びLEDユニット251,252の支持基盤221,231が、見返し板50に固定した導光リング70,80,85のLEDケース90に接合される。
【0104】
このとき、各LEDユニット222,232,251,252のLEDは、前記各LEDケース90内に配設される。そして、前記発光制御回路の制御により、フレキシブルプリント基盤200を介して、LEDケース90内のLEDユニット222,232,251,252の各LEDに所定の制御態様で電流を供給し、各LEDユニット222,232,251,252を所望の発光色及び発光態様で発光する。これにより、LEDケース90内のLEDユニット222,232,251,252の光を導光リング70,80,85の端面から入射し、導光リング70,80,85全体を前記発光色及び発光態様で発光して、文字盤31,41,46の照明を行うようになっている。
【0105】
上記のように構成した実施の形態2に係る車両用メータの指針照明装置は、実施の形態1に係る車両用メータの指針照明装置と同様に作用し、同様の効果を発揮する。更に、指針照明用のLEDサブアセンブリ210,240,245に加え、文字盤照明用のLEDサブアセンブリ220,230を一体化したため、車両用メータの全体(文字盤及び指針)を照明可能な照明装置として具体化することができ、その取り扱い(組み付け作業等)が容易になる等の効果を有する。
【0106】
次に、各メータ部20,30及び各計器40,45用のLEDサブアセンブリの別例について説明する。
【0107】
図12は本発明の実施の形態3に係る車両用メータの照明装置のスピードメータ部用LEDサブアセンブリを示す平面図である。
【0108】
実施の形態3のスピードメータ部30用のLEDサブアセンブリ300は、実施の形態1のLEDサブアセンブリ120とほぼ同様の構成であるが、LEDユニット302の配設態様が、実施の形態1のLEDユニット122の配設態様と異なる。即ち、実施の形態3では、4個のLEDユニット302が、図12に示すように、4枚羽根の風車状または十字状に配設される。
【0109】
詳細には、LEDサブアセンブリ300は、支持基盤121と同様の構成の支持基盤301と、LEDユニット122と同様の構成のLEDユニット302とを備える。また、各LEDユニット302自体は、LEDユニット122と同様の構成であり、ユニット基盤303と、ユニット基盤303の長さ方向に所定間隔を置いて一直線上に並ぶよう実装した青色LED304B、赤色LED304R、緑色LED304Gを有する。一方、本実施の形態においては、4個のLEDユニット302を、前記軸部32bの端面の中心から見て放射方向に延びる十字状となるよう配設している。即ち、軸部32bの端面の中心近傍で、第1の範囲の四分円の両半径線の中央及び第3の範囲の四分円の両半径線間の中央に、それぞれ、LEDユニット302を放射方向に延びるよう点対称に配設している。更に、軸部32bの端面の中心近傍で、第2の範囲の四分円の両半径線の中央及び第4の範囲の四分円の両半径線の中央に、それぞれ、LEDユニット302を放射方向に延びるよう点対称に配設している。各対のLEDユニット302は、実施の形態1と同様、各色のLED304B,304R,304Gが、軸部32bの端面の中心から見て逆順序で並ぶようにしている。
【0110】
上記のように構成した実施の形態3に係る指針照明装置のLEDサブアセンブリ300は、実施の形態1に係る指針照明装置のLEDサブアセンブリ120と同様に作用し、同様の効果を発揮する。
【0111】
図13は本発明の実施の形態4に係る車両用メータの照明装置のスピードメータ部用LEDサブアセンブリを示す平面図である。
【0112】
実施の形態4のスピードメータ部30用のLEDサブアセンブリ310は、実施の形態1のLEDサブアセンブリ120とほぼ同様の構成であり、4個のLEDユニット312を、実施の形態1のLEDユニット122と同様の風車状または右卍状に配設している。一方、実施の形態4では、図13に示すように、4個のLEDユニット312のLED314B,314R,314Gの配設態様が、実施の形態1と異なる。
【0113】
詳細には、LEDサブアセンブリ310は、支持基盤121と同様の構成の支持基盤311と、LEDユニット122と同様の構成のLEDユニット312とを備える。また、各LEDユニット312自体は、LEDユニット122と同様の構成であり、ユニット基盤313と、ユニット基盤313の長さ方向に所定間隔を置いて一直線上に並ぶよう実装した青色LED314B、赤色LED314R、緑色LED314Gを有する。一方、本実施の形態においては、各対のLEDユニット312で、各色のLED314B,314R,314Gが、実施の形態1の場合と逆の順序で並ぶようにしている。即ち、第1の範囲のLEDユニット312では、青色、赤色、緑色のLED314B,314R,314Gが、軸部32bの端面の中心から見て、その順で左右方向に並ぶよう配列されている。一方、第3の範囲のLEDユニット312では、緑色、赤色、青色のLED314B,314R,314Gが、軸部32bの端面の中心から見て、その順で左右方向に並ぶよう配列されている。一方、第2の範囲のLEDユニット312では、青色、赤色、緑色のLED314B,314R,314Gが、軸部32bの端面の中心から見て、その順で上下方向に並ぶよう配列されている。一方、第4の範囲のLEDユニット312では、緑色、赤色、青色のLED314B,314R,314Gが、軸部32bの端面の中心から見て、その順で上下方向に並ぶよう配列されている。
【0114】
上記のように構成した実施の形態4に係る指針照明装置のLEDサブアセンブリ310は、実施の形態1に係る指針照明装置のLEDサブアセンブリ120と同様に作用し、同様の効果を発揮する。
【0115】
図14は本発明の実施の形態5に係る車両用メータの照明装置のタコメータ部用LEDサブアセンブリを示す平面図である。
【0116】
図14に示すように、LEDサブアセンブリ320は、実施の形態1のLEDサブアセンブリ110とほぼ同様の構成であるが、LEDユニット322の配設態様が、実施の形態1のLEDユニット112の配設態様と異なる。即ち、実施の形態5では、3個のLEDユニット322が、実施の形態1の3個のLEDユニット112と上下の位置関係を逆にした略風車状に配設される。
【0117】
詳細には、LEDサブアセンブリ320は、支持基盤111と同様の構成の支持基盤321と、LEDユニット112と同様の構成のLEDユニット322とを備える。また、支持基盤321の上端左部及び下端部の左右には、それぞれ、前記遮蔽板52Aの柱状突起と整合する位置に貫通孔325がそれぞれ一体形成されている。そして、支持基盤321を遮蔽板52Aのリブに載置すると共に、各柱状突起を支持基盤321の各貫通孔325に挿入し、柱状突起の先端部を熱かしめすることにより、支持基盤321を遮蔽板52Aの裏面側に固定するようになっている。
【0118】
各LEDユニット322自体は、LEDユニット112と同様の構成であり、ユニット基盤323と、ユニット基盤323の長さ方向に所定間隔を置いて一直線上に並ぶよう実装した青色LED324B、赤色LED324R、緑色LED324Gを有する。一方、本実施の形態においては、軸部22bの端面の中心近傍で、第1の範囲(右上の三分円)の垂直方向に延びる半径線の直右及び第3の範囲(左上の三分円)の垂直方向に延びる半径線の直左に、それぞれ、LEDユニット322を平行に配設している。これにより、第1及び第3の範囲に対向するよう配設した一対のLEDユニット322は、図14中の上下方向に延びる。更に、軸部22bの端面の中心近傍で、第2の範囲の三分円の両半径線の中央直下にLEDユニット322を図14中の左右方向延びるよう配設している。これにより、第1及び第3の範囲に対向するよう配設したLEDユニット322が、第2の範囲に配設したLEDユニット322と交差(直交)する方向に延びる。
【0119】
更に、第1の範囲のLEDユニット322では、緑色、赤色、青色のLED324G,324R,324Bが、軸部22bの端面の中心から見て、その順で上下方向に並ぶよう配列されている。一方、第3の範囲のLEDユニット322では、青色、赤色、緑色のLED324B,324R,324Gが、軸部22bの端面の中心から見て、その順で上下方向に並ぶよう配列されている。なお、第2の範囲のLEDユニット322では、緑色、赤色、青色のLED324G,324R,324Bが、左からその順で並ぶよう配列されると共に、中央の赤色LED324Rが軸部22bの端面の中心付近に配設されている。
【0120】
このように、本実施の形態のタコメータ部20用のLEDサブアセンブリ320では、第1の範囲及び第3の範囲のLEDユニット322において、各色のLED324B,324R,324Gが軸部22bの端面の中心から見て逆順序で並ぶようにしている。
【0121】
上記のように構成した実施の形態5に係る指針照明装置のLEDサブアセンブリ320は、実施の形態1に係る指針照明装置のLEDサブアセンブリ110と同様に作用し、同様の効果を発揮する。
【0122】
図15は本発明の実施の形態6に係る車両用メータの照明装置のタコメータ部用LEDサブアセンブリを示す平面図である。
【0123】
図15に示すように、LEDサブアセンブリ330は、実施の形態1のLEDサブアセンブリ110とほぼ同様の構成であるが、LEDユニット332の配設態様が、実施の形態1のLEDユニット112の配設態様と異なる。即ち、実施の形態6では、3個のLEDユニット332が、3枚羽根の風車状に配設される。
【0124】
詳細には、LEDサブアセンブリ330は、支持基盤111と同様の構成の支持基盤331と、LEDユニット112と同様の構成のLEDユニット332とを備える。各LEDユニット332自体は、LEDユニット112と同様の構成であり、ユニット基盤333と、ユニット基盤333の長さ方向に所定間隔を置いて一直線上に並ぶよう実装した青色LED334B、赤色LED334R、緑色LED334Gを有する。
【0125】
一方、本実施の形態においては、3個のLEDユニット332を、前記軸部22bの端面の中心から見て放射方向に延びるよう配設している。即ち、軸部22bの端面の中心近傍で、第1乃至第3の範囲の各々の三分円の両半径線の中央に、LEDユニット332を放射方向に延びるよう配設している。これにより、第1乃至第3の範囲に配設した3個のLEDユニット332が、互いに交差する方向に延びる。第1及び第2の範囲のLEDユニット332、または、第1及び第3の範囲のLEDユニット332は、各色のLED334B,334R,334Gが、軸部22bの端面の中心から見て逆順序で並ぶようにしている。
【0126】
上記のように構成した実施の形態6に係る指針照明装置のLEDサブアセンブリ330は、実施の形態1に係る指針照明装置のLEDサブアセンブリ110と同様に作用し、同様の効果を発揮する。
【0127】
図16は本発明の実施の形態7に係る車両用メータの照明装置の燃料計用LEDサブアセンブリを示す平面図である。
【0128】
図16に示すように、LEDサブアセンブリ340は、実施の形態1のLEDサブアセンブリ130とほぼ同様の構成であるが、LEDユニット342のLED344B,344R,344Gの配設順序が、実施の形態1のLEDユニット132のLED132B,132R,132Gの配設順序と異なる。詳細には、LEDサブアセンブリ340は、支持基盤131と同様の構成の支持基盤341と、LEDユニット132と同様の構成のLEDユニット342とを備える。各LEDユニット342自体は、LEDユニット132と同様の構成であり、ユニット基盤343と、ユニット基盤343の長さ方向に所定間隔を置いて一直線上に並ぶよう実装した青色LED344B、赤色LED344R、緑色LED344Gを有する。
【0129】
一方、本実施の形態においては、2個のLEDユニット342を、各色のLED344B,344R,344Gが、図16中の上下方向に逆順序で並ぶようにしている。即ち、第1の範囲のLEDユニット342では、青色、赤色、緑色のLED344B,344R,344Gが、上からその順で並ぶと共に、第2の範囲のLEDユニット342では、緑色、赤色、青色のLED344G,344R,344Bが、上からその順で並ぶ。
【0130】
上記のように構成した実施の形態7に係る指針照明装置のLEDサブアセンブリ340は、実施の形態1に係る指針照明装置のLEDサブアセンブリ130と同様に作用し、同様の効果を発揮する。
【0131】
ところで、本発明は、スピードメータ部30の指針32用に4個のLEDユニットを、タコメータ部20の指針22用に3個のLEDユニットを、その他の補助メータ部(燃料計40、水温計45等)の指針42,47用に2個のLEDユニットをそれぞれ配設した。しかし、本発明の指針照明装置は、照明対象のメータ部または計器の指針の寸法、必要な照度等を考慮して、LEDユニットの配設個数及び配設態様を適宜設定することができる。即ち、LED光の入射端面となる指針の軸部の直径が大きくなるほど、LEDユニットの個数を増加して、指針の照度を増大することが好ましい。通常、スピードメータのように、回転軸の直径が大きい場合には、4個のLEDユニットを配設する。また、タコメータのように、直径が中程度のものには、2個または3個のLEDユニットを配設する。更に、燃料計、水温計のように、直径が小さいものには、2個のLEDユニットを配設する。
【0132】
また、LEDユニットの配設態様としては、複数のLEDユニットを、指針の回転軸(軸部)の端面に対向して、その回転方向に所定間隔で配設すると共に、複数のLEDユニット同士を、回転軸の端面の回転方向に各色のLEDが略均等に存在するような位置関係で配設する限りにおいて、上記実施の形態のような略風車状、略卍状、十字状等の配設態様の他、任意の配設態様を使用することができる。なお、回転軸の端面の回転方向に各色のLEDが「略均等に存在するような位置関係」とは、例えば、回転軸の端面を所定角度間隔で複数に分割または区画して見たときに、各色のLEDが各区画に対して略同数存在する(即ち、特定の区画に集中しない)ような位置関係を言う。同時に、各区画に略同数配設した同色のLEDが、回転軸の端面全体から見て偏在せず、端面全体に対して均一な密度で満遍なく配設されるような位置関係を言う。例えば、実施の形態3または4のように、各範囲に同数配設する同色のLEDを、回転軸の端面の中心から見て対称位置に配設したり(点対称)、或いは、実施の形態7のように、回転軸の端面の直径線から見て対称位置に配設したり(線対称)するような位置関係を言う。
【0133】
また、上記各実施の形態では、小径の回転軸の先端に大径の円柱状の軸部を一体的に固着し、軸部の端面にLEDユニットの光を入射するようにし、端面の形状を円形としたが、回転軸または軸部を円柱以外の形状とし、端面を円形以外の形状としても良い。
【0134】
なお、上記各実施の形態のLEDユニットは、3原色のLEDを各1個ずつ、個別にユニット基盤に直線状に配設して一体化(ユニット化)したものである。しかし、本発明で言う「LEDユニット」とは、このような形で完全に一体化されているものの他、単に、異色のLEDを組み合わせて1単位(1ユニット)とし、複数の単位(ユニット)を、指針の回転軸または軸部端面に対向するよう、LEDサブアセンブリの支持基盤またはフレキシブルプリント基盤に実装する場合を含む。しかし、上記実施の形態のように、各LEDユニットを、ユニット基盤に異色の複数のLEDを同一配設順序で配設して一体化すれば、そのようなLEDユニットを同一方向に配設することで各色のLEDを同一順序で配設したり、逆方向に配設することで各色のLEDを逆順序で配設したりでき、各色のLEDの位置関係を簡単に設定することができる。
【0135】
更に、各LEDユニットの各色のLEDの数は、1個ずつとしたが、2個以上ずつとすることも可能である。また、各LEDユニットのLEDは、3原色の組み合わせとしたが、これ以外の色の組合せとすることもできる。例えば、2色のLEDの組合せとしたり、3色でも上記以外の色のLEDの組合せとする等、他の組み合わせのLEDユニットとすることが可能である。
【0137】
【発明の効果】
請求項1に係る車両用メータの照明装置は、上記のように構成したため、回転軸の端面を90度間隔で4つに分割または区画して見たときに、各色のLEDが各区画範囲に対して同数存在する(即ち、特定の区画に集中しない)。また、上記のような態様で配設した第1の対のLEDユニット及び第2の対のLEDユニットにおいて、それぞれ、各色のLEDが、回転軸の端面の中心から見て逆順序で並ぶよう直線状に配設される。よって、各対のLEDユニットにおいて各色(同色)のLEDは、回転軸の端面の回転方向に略均等に存在するような位置関係で配設される。これにより、回転軸の端面の回転方向に各色のLEDが「略均等に存在するような位置関係」で配設される。そして、各LEDユニットの光は、回転軸の角度位置に関係なく、指針内に満遍なく均等に入射すると共に、各LEDの発光色が均等に混合する。その結果、均一な混色により指針全体を満遍なく均等に照明することができる。
【0138】
請求項2に係る車両用メータの照明装置は、上記のように構成したため、回転軸の端面を120度間隔で3つに分割または区画して見たときに、各色のLEDが各区画範囲に対して同数存在する(即ち、特定の区画に集中しない)。また、上記のような態様で配設した第1乃至第3の範囲の3個のLEDユニットのうち、少なくとも隣接する2つのLEDユニットにおいて、それぞれ、各色のLEDが、回転軸の端面の中心から見て逆順序で並ぶよう直線状に配設される。よって、3個のLEDユニットにおいて各色(同色)のLEDは、回転軸の端面の回転方向に略均等に存在するような位置関係で配設される。これにより、回転軸の端面の回転方向に各色のLEDが「略均等に存在するような位置関係」で配設される。そして、各LEDユニットの光は、回転軸の角度位置に関係なく、指針内に満遍なく均等に入射すると共に、各LEDの発光色が均等に混合する。その結果、均一な混色により指針全体を満遍なく均等に照明することができる。
【0139】
請求項3に係る車両用メータの照明装置は、上記のように構成したため、回転軸の端面を180度間隔で2つに分割または区画して見たときに、各色のLEDが各区画範囲に対して同数存在する(即ち、特定の区画に集中しない)。また、上記のような態様で配設した第1及び第2の範囲の2個のLEDユニットにおいて、それぞれ、各色のLEDが、逆順序で並ぶよう直線状に配設される。これにより、回転軸の端面の回転方向に各色のLEDが「略均等に存在するような位置関係」で配設される。そして、各LEDユニットの光は、回転軸の角度位置に関係なく、指針内に満遍なく均等に入射すると共に、各LEDの発光色が均等に混合する。その結果、均一な混色により指針全体を満遍なく均等に照明することができる。
【0140】
請求項4に係る車両用メータの照明装置は、上記のように構成したため、請求項1乃至3のいずれかの効果に加え、各LEDユニットは、三原色のLEDにより、白色を含む任意の色を発光自在となる。また、LEDを基盤に実装して一体化することにより、LEDユニットを構成したため、LEDユニットの取り扱い(配設、組み付け等)が容易となる。よって、各LEDユニットを所定の位置に容易に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態1に係る車両用メータの指針照明装置を適用した自動車用メータを示す正面図である。
【図2】 図2は本発明の実施の形態1に係る車両用メータの指針照明装置を適用した自動車用メータの見返し板を示す正面図である。
【図3】 図3は本発明の実施の形態1に係る車両用メータの指針照明装置を適用した自動車用メータの見返し板を示す側面図である。
【図4】 図4は本発明の実施の形態1に係る車両用メータの指針照明装置を自動車用メータの見返し板の背面側の構造と共に示す背面図である。
【図5】 図5は図4のX―X線断面図であり、本発明の実施の形態1に係る車両用メータの指針照明装置の取付状態を示す。
【図6】 図6は図5の要部拡大断面図である。
【図7】 図7は本発明の実施の形態1に係る車両用メータの照明装置のスピードメータ部用LEDサブアセンブリを示す平面図である。
【図8】 図8は本発明の実施の形態1に係る車両用メータの照明装置のタコメータ部用LEDサブアセンブリを示す平面図である。
【図9】 図9は本発明の実施の形態1に係る車両用メータの照明装置の燃料計用LEDサブアセンブリを示す平面図である。
【図10】 図10は本発明の実施の形態2に係る車両用メータの指針照明装置を示す背面図である。
【図11】 図11は本発明の実施の形態2に係る車両用メータの照明装置のスピードメータ部用LEDサブアセンブリを示す平面図である。
【図12】 図12は本発明の実施の形態3に係る車両用メータの照明装置のスピードメータ部用LEDサブアセンブリを示す平面図である。
【図13】 図13は本発明の実施の形態4に係る車両用メータの照明装置のスピードメータ部用LEDサブアセンブリを示す平面図である。
【図14】 図14は本発明の実施の形態5に係る車両用メータの照明装置のタコメータ部用LEDサブアセンブリを示す平面図である。
【図15】 図15は本発明の実施の形態6に係る車両用メータの照明装置のタコメータ部用LEDサブアセンブリを示す平面図である。
【図16】 図16は本発明の実施の形態7に係る車両用メータの照明装置の燃料計用LEDサブアセンブリを示す平面図である。
【符号の説明】
22,32,42,47:指針、32a:回転軸
112,122,132,137:LEDユニット
212,242,247:LEDユニット
302,312,322,332,342:LEDユニット
114R,114B,114G:LED
124R,124B,124G:LED
134R,134B,134G:LED
214R,214B,214G:LED
304R,304B,304G:LED
314R,314B,314G:LED
324R,324B,324G:LED
334R,334B,334G:LED
344R,344B,344G:LED
Claims (4)
- 指針の回転軸の端面から指針内部に光を導入し、指針全体を照明する車両用メータの指針照明装置において、異色の複数の発光ダイオードを所定順序で直線状に配設した発光ダイオードユニットを使用し、前記指針の回転軸の端面を90度間隔で四等分したときに、その回転方向に順に配設される第1の範囲、第2の範囲、第3の範囲及び第4の範囲のうち、前記第1の範囲及び第3の範囲に対して、それぞれ、前記発光ダイオードユニットを前記回転軸の端面の中心から見て略点対称となるように配設すると共に、前記両発光ダイオードユニットの各色の発光ダイオードが前記回転軸の端面の中心から見て逆順序で配設し、前記第2の範囲及び第4の範囲に対して、それぞれ、前記発光ダイオードユニットを、前記第1及び第3の範囲に配設した前記両発光ダイオードユニットと略直交する方向に延び、かつ、前記回転軸の端面の中心から見て略点対称となるように配設すると共に、前記両発光ダイオードユニットの各色の発光ダイオードが前記回転軸の端面の中心から見て逆順序に配設したことを特徴とする車両用メータの指針照明装置。
- 指針の回転軸の端面から指針内部に光を導入し、指針全体を照明する車両用メータの指針照明装置において、異色の複数の発光ダイオードを所定順序で直線状に配設した発光ダイオードユニットを使用し、前記指針の回転軸の端面を120度間隔で三等分したときに、その回転方向に順に配設される第1の範囲、第2の範囲及び第3の範囲のうち、前記第1の範囲に対して前記発光ダイオードユニットを配設し、前記第2の範囲及び第3の範囲に対して、それぞれ、前記発光ダイオードユニットを、前記第1の範囲に配設した発光ダイオードユニットと交差する方向に延びるよう配設し、前記第1乃至第3の範囲に配設した前記発光ダイオードユニットのうち、少なくとも隣接する2つの発光ダイオードユニットを、各色の発光ダイオードが前記回転軸の端面の中心から見て逆順序で並ぶようにしたことを特徴とする車両用メータの指針照明装置。
- 指針の回転軸の端面から指針内部に光を導入し、指針全体を照明する車両用メータの指針照明装置において、異色の複数の発光ダイオードを所定順序で直線状に配設した発光ダイオードユニットを使用し、前記指針の回転軸の端面を180度間隔で二等分したときに、その回転方向に順に配設される第1の範囲及び第2の範囲に対して、それぞれ、前記発光ダイオードユニットを、相対する位置で互いに平行となるよう配設すると共に、前記両発光ダイオードユニットの各色の発光ダイオードが逆順序で並ぶようにしたことを特徴とする車両用メータの指針照明装置。
- 前記各発光ダイオードユニットの異色の複数の発光ダイオードは、青色、赤色、緑色の各色の発光ダイオードからなり、前記各発光ダイオードユニットは、長方形板状の基盤の長さ方向に、前記青色、赤色、緑色の各色の発光ダイオードをその順番で直線状に実装してなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用メータの指針照明装置。
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