JP4352309B2 - 携帯情報処理端末、プログラム実行制御方法、プログラム実行制御プログラム及びプログラム格納媒体 - Google Patents

携帯情報処理端末、プログラム実行制御方法、プログラム実行制御プログラム及びプログラム格納媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯情報処理端末プログラム実行制御方法、プログラム実行制御プログラム及びプログラム格納媒体に関し、例えば、携帯情報処理端末が家屋内や車内等の複数の場所で使用されるときに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯情報処理端末においては、その携帯性の向上に伴って、例えば、オフィスや自宅等の家屋の中(以下、これを家屋内と呼ぶ)や車の中(以下、これを車内と呼ぶ)等の様々な場所で使用され得るようになされたものがある(例えば、特許文献1)。
【0003】
このような携帯情報処理端末においては、例えば、家屋内に据え置きされているデスクトップ型パーソナルコンピュータと通信するパソコン通信機能を実現するためのパソコン通信プログラムやカーナビゲーション機能を実現するためのカーナビゲーションプログラム等の複数種類のアプリケーションプログラムが予めインストールされている。
【0004】
これによりこの携帯情報処理端末は、車内で利用されるカーナビゲーション機能や家屋内で利用されるパソコン通信機能等の複数種類の機能をユーザに対して提供し得るようになされている。
【0005】
【特許文献1】
特開平10-222250号公報(第2頁)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところでかかる構成の携帯情報処理端末においては、例えば家屋内で使用されているときであっても車内で使用されているときであっても、予めインストールされている全てのアプリケーションプログラムを一律同時に実行するようになされている。
【0007】
従ってこの携帯情報処理端末においては、例えば、車内で使用されている際も当該車内では不必要な機能(この場合、パソコン通信機能)を実現するためのアプリケーションプログラム(つまり、パソコン通信プログラム)を実行し、これに伴って当該パソコン通信プログラムに対してもプログラム処理資源(すなわち、CPU(Central Processing Unit)の使用権限、使用時間等)を割当ててしまう。
【0008】
これにより、車内で必要となる機能(この場合、カーナビゲーション機能)を実現するためのアプリケーションプログラム(つまり、カーナビゲーションプログラム)に対して十分なプログラム処理資源を割当てることができない状況が生じる可能性が高く、このような状況では、当該カーナビゲーションプログラムの処理効率(すなわち、処理速度や安定性、レスポンス等)が著しく低下してしまう。この結果、かかる携帯情報処理端末のカーナビゲーション機能では、車の現在位置表示や車の進路案内等をリアルタイムに行い得るとは言い難く、使い勝手が良好であるとは到底言い得ない。
【0009】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、従来と比して格段と使い勝手を向上させて複数種類の機能を提供し得る携帯情報処理端末、プログラム実行制御方法、プログラム実行制御プログラム及びプログラム格納媒体を実現しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために本発明においては、複数のプログラムが予めインストールされている本体部に設けられた検出部により、それぞれが所定の場所に配置された複数のクレードルの互いに異なる位置に設けられた各突起の有無を検出し、検出された各突起の有無を基に、所定の認識部により、本体部がクレードルに設置されたか否か及びいずれのクレードルに設置されたかを表す設置状態を認識し、認識された設置状態に応じて複数のプログラムの中から予め設定されたプログラムを実行するようにした。
【0011】
本体部がいずれかのクレードルに設置されたとき又はいずれのクレードルにも設置されていないとき複数のプログラムを全て実行するのではなく、設置状態に応じて予め設定されたプログラム実行することにより、クレードルの配置場所に適したプログラムに対して本体部のプログラム処理資源を集中的に割当てることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0013】
(1)携帯情報処理端末の構成
図1において、1は携帯情報処理端末を示し、当該携帯情報処理端末1は、例えば片手で把持可能な大きさ且つ偏平直方体形状でなる本体筐体2を有している。
【0014】
本体筐体2において、その表面上端部には、例えば、音楽や音声等を放音するためのスピーカ3が設けられており、表面中央部には、液晶ディスプレイ等でなる表示部4が配設されており、当該表示部4に対しては各種情報を入力するためのタッチパネル(明示せず)が配設されている。そして、本体筐体2の表面下端部には、電源キー等の各種キーからなる操作キー部5が設けられている。
【0015】
一方、本体筐体2の底面左端側には、プッシュスイッチ(以下、これを左側プッシュスイッチと呼ぶ)6が設けられている。この左側プッシュスイッチ6は、本体筐体2が車載専用のクレードル(以下、これを車載専用クレードルと呼ぶ)7に載置されたとき、当該車載専用クレードル7の載置面左側に形成された突起(以下、これを左側突起と呼ぶ)7Aによって押下されるようになされている。
【0016】
ところで本実施の形態における車載専用クレードル7は、例えば、ユーザ所有の車の中(すなわち、車内)に予め配置されており、本体筐体2が載置されると当該車の電源を利用して携帯情報処理端末1に内蔵されている図示しないバッテリの充電を行うようになされている。
【0017】
また、本体筐体2の底面右端側にも、プッシュスイッチ(以下、これを右側プッシュスイッチと呼ぶ)8が設けられている。この右側プッシュスイッチ8は、携帯情報処理端末1が屋内専用のクレードル(以下、これを屋内専用クレードルと呼ぶ)9に載置されたとき、当該屋内専用クレードル9の載置面右側に形成された突起(以下、これを右側突起と呼ぶ)9Aによって押下されるようになされている。
【0018】
ところで本実施の形態における屋内専用クレードル9は、例えば、ユーザの自宅の中(すなわち、家屋内)に予め配置されており、本体筐体2が載置されると当該家屋内の電源を利用して携帯情報処理端末1に内蔵されている図示しないバッテリの充電を行うようになされている。
【0019】
次に、携帯情報処理端末1の回路構成について図2を用いて説明する。携帯情報処理端末1は、CPU、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、VRAM(Video RAM)等からなる制御部10に対して、ハードディスクドライブ11、プッシュスイッチ押下検知部12、スピーカ3、表示部4、タッチパネルや操作キー部5等からなる操作入力部13及び温度センサ14が接続されて構成されている。
【0020】
ハードディスクドライブ11に対しては、OS(Operating System)プログラムやプログラム実行制御プログラム(後述する)が予め格納されている。
【0021】
またこれに加えてハードディスクドライブ11に対しては、例えば、家屋内に据え置きされているデスクトップ型パーソナルコンピュータ(図示せず)と通信するパソコン通信機能を実現するためのパソコン通信プログラム、MP3(MPEG Audio Layer-3)形式等でなる音楽データを再生する音楽再生機能を実現するための音楽再生プログラム、ユーザのスケジュールを管理するスケジューラ機能を実現するためのスケジューラプログラム、カーナビゲーション機能を実現するためのカーナビゲーションプログラム等の各種アプリケーションプログラムが予め格納されている。
【0022】
制御部10は、ハードディスクドライブ11に格納されているこれら各種プログラムに従って、携帯情報処理端末1の各回路部を制御することにより各種処理を実行するようになされている。
【0023】
温度センサ14は、例えば、CPUからの放熱に応じて上昇又は下降する本体筐体2内の温度を常時検知しており、当該本体筐体2内の温度が所定温度を超えて上昇したとき本体筐体2内の温度が高温レベルであることを制御部10に対して通知し、一方、本体筐体2内の温度がかかる所定温度を超えて下降したとき本体筐体2内の温度が低温レベルであることを制御部10に対して通知するようになされている。
【0024】
プッシュスイッチ押下検知部12は、左側プッシュスイッチ6又は右側プッシュスイッチ8の何れかが押下されたときこれを検知して制御部10に対して通知するようになされている。
【0025】
ところで、ハードディスクドライブ11に対しては、例えば図3に示すように、後述のプログラム実行制御処理で用いられる3種類のプログラム実行定義情報INF1〜INF3が予め格納されている。
【0026】
例えば、本実施の形態のプログラム実行定義情報INF1において、その上欄CLM1Aに対しては、携帯情報処理端末1が家屋内で使用されているときに当該プログラム実行定義情報INF1が制御部10によって読み出されるべき旨が記されている。
【0027】
そして、中欄CLM1Bに対しては、携帯情報処理端末1が家屋内で使用されている際にユーザに対して提供すべき機能(本実施の形態においては、パソコン通信機能、音楽再生機能、スケジューラ機能)を実現するためのアプリケーションプログラム(すなわち、パソコン通信プログラム、音楽再生プログラム及びスケジューラプログラム)の名称が記されていると共に、これらパソコン通信プログラム、音楽再生プログラム及びスケジューラプログラムのそれぞれの実行優先度が全て「普通」であることが示されている。
【0028】
さらに、下欄CLM1Cに対しては、携帯情報処理端末1が家屋内で使用されているときに同時実行するアプリケーションプログラムの数に制限がない旨が記されている。
【0029】
また、本実施の形態のプログラム実行定義情報INF2において、その上欄CLM2Aに対しては、携帯情報処理端末1がユーザによって携帯されているときに当該プログラム実行定義情報INF2が制御部10によって読み出されるべき旨が記されている。
【0030】
そして、中欄CLM2Bに対しては、携帯情報処理端末1が携帯されて使用されている際にユーザに対して提供すべき機能(本実施の形態においては、音楽再生機能及びスケジューラ機能)を実現するためのアプリケーションプログラム(すなわち、音楽再生プログラム及びスケジューラプログラム)の名称が記されていると共に、これら音楽再生プログラム及びスケジューラプログラムのそれぞれの実行優先度が「高い」及び「低い」であることが示されている。
【0031】
さらに、下欄CLM2Cに対しては、携帯情報処理端末1が携帯されて使用されているときに同時実行するアプリケーションプログラムの数を「1」以下に制限する旨が記されている。
【0032】
また、本実施の形態のプログラム実行定義情報INF3において、その上欄CLM3Aに対しては、携帯情報処理端末1が車内で使用されているときに当該プログラム実行定義情報INF3が制御部10によって読み出されるべき旨が記されている。
【0033】
そして、中欄CLM3Bに対しては、携帯情報処理端末1が車内で使用されている際にユーザに対して提供すべき機能(本実施の形態においては、カーナビゲーション機能及び音楽再生機能)を実現するためのアプリケーションプログラム(すなわち、カーナビゲーションプログラム及び音楽再生プログラム)の名称が記されていると共に、これらカーナビゲーションプログラム及び音楽再生プログラムのそれぞれの実行優先度が「高い」及び「低い」であることが示されている。
【0034】
さらに、下欄CLM3Cに対しては、携帯情報処理端末1が車内で使用されているときに同時実行するアプリケーションプログラムの数に制限がない旨が記されている。
【0035】
(2)プログラム実行制御処理
携帯情報処理端末1においては、ユーザによって操作キー部5における電源キーが押下されると、図示しないバッテリからの電源供給を開始することにより制御部10等の各回路部を駆動させ始める。そして、まず最初に制御部10は、プログラム実行制御プログラムに従って、アプリケーションプログラムの実行を制御するためのプログラム実行制御処理を開始するようになされている。
【0036】
ここでは、このプログラム実行制御処理について図4乃至図7に示すフローチャートを用いて説明する。すなわち制御部10は、図4に示すルーチンRT1の開始ステップから入ってステップSP1へ移り、当該ステップSP1において、プッシュスイッチ押下検知部12を介して、右側プッシュスイッチ8が押下されているか否かを判定し、ここで肯定結果が得られると、このことは本体筐体2が屋内専用クレードル9に載置されている状態、すなわち携帯情報処理端末1が家屋内で使用されていることを意味しており、サブルーチンSRT1(図5)へ移って家屋内使用時のプログラム実行制御処理を開始する。
【0037】
すなわち制御部10は、図5に示すサブルーチンSRT1の開始ステップから入ってステップSP11へ移り、当該ステップSP11において、ハードディスクドライブ11に予め格納されている3種類のプログラム実行定義情報INF1〜INF3の中からプログラム実行定義情報INF1(図3)を読み出して、ステップSP12へ移る。
【0038】
ステップSP12において制御部10は、ステップSP11で読み出したプログラム実行定義情報INF1の下欄CLM1Cを参照することにより、携帯情報処理端末1が家屋内で使用されているときに同時実行するアプリケーションプログラムの数に制限がない旨を認識し、ステップSP13へ移る。
【0039】
ステップSP13において制御部10は、ステップSP11で読み出したプログラム実行定義情報INF1の中欄CLM1Bを参照することにより、携帯情報処理端末1が家屋内で使用されているときに実行すべき複数のアプリケーションプログラム(すなわち、パソコン通信プログラム、音楽再生プログラム及びスケジューラプログラム)を認識した後、ハードディスクドライブ11に格納されている複数種類のアプリケーションプログラムの中から当該認識したパソコン通信プログラム、音楽再生プログラム及びスケジューラプログラムのみを同時に実行開始し、ステップSP14へ移る。
【0040】
ステップSP14において制御部10は、プッシュスイッチ押下検知部12を介して、右側プッシュスイッチ8が押下され続けているか否かを判定し、ここで肯定結果が得られると、このことは携帯情報処理端末1が未だに家屋内で使用され続けていることを意味しており、このとき所定時間を空けてこのステップSP14を再度実行する。
【0041】
これに対してステップSP14において否定結果が得られると、このことは携帯情報処理端末1が屋内専用クレードル9に載置されていない状態、すなわち携帯情報処理端末1がユーザによって携帯されて使用されている状態又は車内で使用されている状態であることを意味しており、このとき制御部10は、ステップSP15へ移って家屋内使用時のプログラム実行制御処理手順SRT1を終了した後、ステップSP1(図4)へ戻るようになされている。
【0042】
このように制御部10は、携帯情報処理端末1が家屋内で使用されていることを認識すると、家屋内で使用されているときにユーザに対して提供すべき機能(本実施の形態においては、パソコン通信機能、音楽再生機能、スケジューラ機能)を実現するためのアプリケーションプログラム(すなわち、パソコン通信プログラム、音楽再生プログラム及びスケジューラプログラム)のみを同時に実行し、その他のアプリケーションプログラム(すなわち、カーナビゲーションプログラム)は実行しないようになされている。
【0043】
かくするにつき携帯情報処理端末1においては、プログラム処理資源(つまり、制御部10におけるCPUの使用権限や使用時間等)をカーナビゲーションプログラムに対して割当てる必要がないので、当該プログラム処理資源をパソコン通信プログラム、音楽再生プログラム及びスケジューラプログラムに対して集中的に割当てることができる。この結果、携帯情報処理端末1が家屋内で使用されている際、これらパソコン通信プログラム、音楽再生プログラム及びスケジューラプログラムの処理効率(すなわち、処理速度や安定性、レスポンス等)を従来よりも格段と向上させることができる。
【0044】
この結果、携帯情報処理端末1は、ユーザに対して、従来よりもスムーズに家屋内のデスクトップ型パーソナルコンピュータと通信し得るパソコン通信機能を提供することができ、また従来よりもスムーズに音楽再生し得る音楽再生機能を提供することができ、さらに従来よりもスムーズにスケジュール管理を行い得るスケジューラ機能を提供することができる。
【0045】
ところで、ステップSP1(図4)において否定結果が得られると、このことは本体筐体2が屋内専用クレードル9に載置されていない状態であることを意味しており、このとき制御部10は、ステップSP2へ移る。
【0046】
ステップSP2において制御部10は、プッシュスイッチ押下検知部12を介して、左側プッシュスイッチ6が押下されているか否かを判定するようになされており、ここで肯定結果が得られると、このことは本体筐体2が車載専用クレードル7に載置されている状態、すなわち携帯情報処理端末1が車内で使用されていることを意味しており、サブルーチンSRT2(図6)へ移って車内使用時のプログラム実行制御処理を開始する。
【0047】
すなわち制御部10は、図6に示すサブルーチンSRT2の開始ステップから入ってステップSP21へ移り、当該ステップSP21において、ハードディスクドライブ11に予め格納されている3種類のプログラム実行定義情報INF1〜INF3の中からプログラム実行定義情報INF3(図3)を読み出して、ステップSP22へ移る。
【0048】
ステップSP22において制御部10は、ステップSP21で読み出したプログラム実行定義情報INF3の下欄CLM3Cを参照することにより、携帯情報処理端末1が車内で使用されているときに同時実行するアプリケーションプログラムの数に制限がない旨を認識し、ステップSP23へ移る。
【0049】
ステップSP23において制御部10は、ステップSP21で読み出したプログラム実行定義情報INF3の中欄CLM3Bを参照することにより、携帯情報処理端末1が車内で使用されているときに実行すべき複数のアプリケーションプログラム(すなわち、カーナビゲーションプログラム及び音楽再生プログラム)を認識した後、ハードディスクドライブ11に格納されている複数種類のアプリケーションプログラムの中から当該認識したカーナビゲーションプログラム及び音楽再生プログラムのみを同時に実行開始し、ステップSP24へ移る。
【0050】
ステップSP24において制御部10は、温度センサ14を介して本体筐体2内の温度が高温レベルであるか否かを判定し、ここで肯定結果が得られると、例えば、このことはCPUからの放熱が著しい状態、すなわちCPUにおける処理負荷が大きい状態であることを意味しており、このときステップSP25へ移る。
【0051】
ステップSP25において制御部10は、プログラム実行定義情報INF3の中欄CLM3Bを参照することにより、現在実行中であるカーナビゲーションプログラム及び音楽再生プログラムのそれぞれの実行優先度が「高い」及び「低い」と設定されていることを認識した後、実行優先度が「高い」と設定されているカーナビゲーションプログラムの実行を継続すると共に、実行優先度が「低い」と設定されている音楽再生プログラムの実行を中止して、ステップSP26へ移る。
【0052】
このように携帯情報処理端末1は、カーナビゲーションプログラム及び音楽再生プログラムを実行している状態で、CPUにおける処理負荷が大きくなったことを認識すると、実行優先度が「高い」と設定されているカーナビゲーションプログラムの実行のみを継続しつつ、これまで実行していた音楽再生プログラムを実行中止する。これにより、これまで音楽再生プログラムに対して割当てていたプログラム処理資源も、カーナビゲーションプログラムに対して割当てることができるので、CPUにおける処理負荷が大きくなることに伴ってカーナビゲーションプログラムの処理効率が低下してしまうことを防止することができる。この結果、例えば車の走行時、音楽再生機能よりも重要であるカーナビゲーション機能の使い勝手が著しく低下してしまうことを防止し得るようになされている。
【0053】
一方、ステップSP24において否定結果が得られると、例えば、このことはCPUからの放熱が著しい状態ではない、すなわちCPUにおける処理負荷が小さい状態であることを意味しており、このとき制御部10はステップSP26へ移る。
【0054】
ステップSP26において制御部10は、プッシュスイッチ押下検知部12を介して、左側プッシュスイッチ6が押下され続けているか否かを判定し、ここで肯定結果が得られると、このことは携帯情報処理端末1が未だに車内で使用されていることを意味しており、このとき上述のステップSP24へ戻る。
【0055】
これに対してステップSP26において否定結果が得られると、このことは携帯情報処理端末1が車載専用クレードル7に載置されていない状態、すなわち携帯情報処理端末1がユーザによって携帯されて使用されている状態又は家屋内で使用されている状態であることを意味しており、このとき制御部10は、ステップSP27へ移って車内使用時のプログラム実行制御処理手順SRT2を終了した後、ステップSP1(図4)へ戻るようになされている。
【0056】
このように制御部10は、携帯情報処理端末1が車内で使用されていることを認識すると、車内で使用されているときに提供すべき機能(本実施の形態においては、カーナビゲーション機能及び音楽再生機能)を実現するためのアプリケーションプログラム(すなわち、カーナビゲーションプログラム及び音楽再生プログラム)のみを同時に実行し、その他のアプリケーションプログラム(すなわち、パソコン通信プログラム、スケジューラプログラム)は実行しないようになされている。
【0057】
かくするにつき携帯情報処理端末1においては、プログラム処理資源をパソコン通信プログラム及びスケジューラプログラムに対して割当てる必要がないので、当該プログラム処理資源をかかるカーナビゲーションプログラム及び音楽再生プログラムに対して集中的に割当てることができる。この結果、携帯情報処理端末1が車内で使用されている際、これらカーナビゲーションプログラム及び音楽再生プログラムの処理効率を従来よりも格段と向上させることができる。
【0058】
この結果、携帯情報処理端末1は、ユーザに対して、従来よりもスムーズに車の現在位置表示や進路案内等を行い得るカーナビゲーション機能を提供することができ、また従来よりもスムーズに音楽再生し得る音楽再生機能を提供することができる。
【0059】
ところで、ステップSP2(図4)において否定結果が得られると、例えば、このことは本体筐体2が車載専用クレードル7又は屋内専用クレードル9の何れにも載置されていない状態、すなわち携帯情報処理端末1がユーザによって携帯されて使用されている状態であることを意味しており、このとき制御部10は、サブルーチンSRT3(図7)へ移って携帯使用時のプログラム実行制御処理を開始する。
【0060】
すなわち制御部10は、図7に示すサブルーチンSRT3の開始ステップから入ってステップSP31へ移り、当該ステップSP31において、ハードディスクドライブ11に予め格納されている3種類のプログラム実行定義情報INF1〜INF3の中からプログラム実行定義情報INF2を読み出して、ステップSP32へ移る。
【0061】
ステップSP32において制御部10は、ステップSP31で読み出したプログラム実行定義情報INF2の下欄CLM2Cを参照することにより、携帯情報処理端末1が携帯されて使用されているときに同時実行するアプリケーションプログラムの数が「1」以下に制限されている旨を認識した後、ステップSP33へ移る。
【0062】
ステップSP33において制御部10は、ステップSP31で読み出したプログラム実行定義情報INF2の中欄CLM2Bを参照することにより、携帯情報処理端末1が携帯されて使用されているときに実行すべき2つのアプリケーションプログラム(すなわち、音楽再生プログラム及びスケジューラプログラム)を認識すると共に、当該認識した音楽再生プログラム及びスケジューラプログラムのそれぞれの実行優先度が「高い」及び「低い」と設定されていることを認識する。そして制御部10は、これら音楽再生プログラム及びスケジューラプログラムのうち、実行優先度が「高い」と設定されている音楽再生プログラムのみを実行開始し、ステップSP34へ移る。
【0063】
このように制御部10は、携帯情報処理端末1が携帯されて使用されているときに実行すべきアプリケーションプログラムが2つ(すなわち、音楽再生プログラム及びスケジューラプログラム)の場合であっても、携帯情報処理端末1が携帯されて使用されているときに同時実行するアプリケーションプログラムの数が「1」以下に制限されていると、かかる2つのアプリケーションプログラムのうち実行優先度が「高い」と設定されている一方のアプリケーションプログラム(すなわち、音楽再生プログラム)のみを優先的に実行するようになされている。
【0064】
ステップSP34において制御部10は、例えばユーザによって操作入力部13を介してステップSP33で実行開始した音楽再生プログラムの実行を終了するための終了操作が行われたか否かを判定し、ここで肯定結果が得られると、例えば、このことは音楽再生機能の利用を終了する意思がユーザにあることを意味しており、このときステップSP35へ移る。
【0065】
ステップSP35において制御部10は、これまで実行していた音楽再生プログラムの実行を中止した後、携帯情報処理端末1が携帯されて使用されているときに実行すべきもう一方のアプリケーションプログラム(すなわち、スケジューラプログラム)を実行開始し、ステップSP36へ移る。
【0066】
このようにして制御部10は、ユーザによって音楽再生プログラムを終了するための終了操作が行われると、音楽再生プログラムの実行を中止し、これに代わってスケジューラプログラムの実行を開始するようになされている。
【0067】
これに対してステップSP34において否定結果が得られると、例えば、このことは音楽再生機能の利用を終了する意思がユーザにないことを意味しており、このときステップSP36へ移る。
【0068】
ステップSP36において制御部10は、プッシュスイッチ押下検知部12を介して、左側プッシュスイッチ6又は右側プッシュスイッチ8の何れかが押下されたか否かを判定し、ここで否定結果が得られると、このことは本体筐体2が車載専用クレードル7又は屋内専用クレードル9の何れに対しても載置されていない状態、すなわちユーザにより携帯されて使用され続けている状態であることを意味しており、このとき上述のステップSP34へ戻る。
【0069】
これに対してステップSP36において肯定結果が得られると、このことは本体筐体2が車載専用クレードル7又は屋内専用クレードル9の何れかに対して載置された状態であることを意味しており、このとき制御部10は、ステップSP37へ移って携帯使用時のプログラム実行制御処理を終了した後、ルーチンRT1(図4)のステップSP1へ移るようになされている。
【0070】
(3)動作及び効果
以上の構成において、携帯情報処理端末1は、例えば家屋内で使用されていることを認識すると、家屋内使用時にユーザに対して提供する必要のない機能(本実施の形態においては、カーナビゲーション機能)を実現するためのアプリケーションプログラム(つまり、カーナビゲーションプログラム)を実行しないで、家屋内使用時にユーザに対して提供すべき機能(本実施の形態においては、パソコン通信機能、音楽再生機能及びスケジューラ機能)を実現するためのアプリケーションプログラム(つまり、パソコン通信プログラム、音楽再生プログラム及びスケジューラプログラム)のみを同時実行する。
【0071】
これにより携帯情報処理端末1は、パソコン通信プログラム、音楽再生プログラム及びスケジューラプログラムに対してプログラム処理資源を集中的に割当て得ることにより、これらパソコン通信プログラム、音楽再生プログラム及びスケジューラプログラムの処理効率を格段と改善することができる。この結果、ユーザに対して、従来よりもスムーズに家屋内のデスクトップ型パーソナルコンピュータと通信し得るパソコン通信機能を提供することができ、また従来よりもスムーズに音楽再生し得る音楽再生機能を提供することができ、さらに従来よりもスムーズにスケジュール管理を行い得るスケジューラ機能を提供することができる。
【0072】
かくして携帯情報処理端末1は、家屋内で使用されているとき、従来よりも格段と使い勝手を向上させてパソコン通信機能、音楽再生機能及びスケジューラ機能をユーザに対して提供することができる。
【0073】
これに対して携帯情報処理端末1は、例えば車内で使用されていることを認識すると、車内使用時にユーザに対して提供する必要のない機能(本実施の形態においては、パソコン通信機能及びスケジューラ機能)を実現するためのアプリケーションプログラム(つまり、パソコン通信プログラム及びスケジューラプログラム)を実行しないで、車内使用時にユーザに対して提供すべき機能(本実施の形態においては、カーナビゲーション機能及び音楽再生機能)を実現するためのアプリケーションプログラム(つまり、カーナビゲーションプログラム及び音楽再生プログラム)のみを同時実行する。
【0074】
これにより携帯情報処理端末1は、カーナビゲーションプログラム及び音楽再生プログラムに対してプログラム処理資源を集中的に割当て得ることにより、これらカーナビゲーションプログラム及び音楽再生プログラムの処理効率を格段と改善することができる。この結果、ユーザに対して、従来よりもスムーズに車の現在位置表示や進路案内等を行い得るカーナビゲーション機能を提供することができ、また従来よりもスムーズに音楽再生し得る音楽再生機能を提供することができる。
【0075】
かくして携帯情報処理端末1は、車内で使用されているとき、従来よりも格段と使い勝手を向上させてカーナビゲーション機能及び音楽再生機能をユーザに対して提供することができる。
【0076】
以上の構成によれば、携帯情報処理端末1は、家屋内で使用されているときにユーザに対して提供すべきパソコン通信機能、音楽再生機能及びスケジューラ機能を、従来よりも格段と使い勝手を向上させてユーザに対して提供することができると共に、車内で使用されているときにユーザに対して提供すべきカーナビゲーション機能及び音楽再生機能を、従来よりも格段と使い勝手を向上させてユーザに対して提供することができる。
【0077】
なお本実施の形態の携帯情報処理端末1では、例えば車内使用時において、CPUの処理負荷が大きくなると、これまで実行していた音楽再生プログラム及びカーナビゲーションプログラムのうち、実行優先度が「低い」と設定されている音楽再生プログラムを実行中止して、実行優先度が「高い」と設定されているカーナビゲーションプログラムを優先的に実行するようにした。これにより、車内使用時に提供すべき2つの機能(つまり、音楽再生機能及びカーナビゲーション機能)の中でも、当該車内使用時に重視して提供すべき機能(つまり、カーナビゲーション機能)を格段と確実且つ使い勝手を向上させてユーザに対して提供することができる。
【0078】
また本実施の形態の携帯情報処理端末1においては、例えば、本体筐体2に対して与えられる振動が家屋内使用時と比べて多いと想定される車内使用時、ハードディスクドライブ11に格納されている全てのアプリケーションプログラムを実行するのではなく、2つのアプリケーションプログラムのみを実行することにより、アプリケーションプログラムの実行に伴って可動する可動部品(例えば、ハードディスクドライブ11等)の可動回数(例えば、ハードディスクドライブ11におけるシークの回数等)を減らすようにした。この結果、当該可動部品が車内使用時の振動によって故障してしまう可能性を格段と低減することができる。
【0079】
(4)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、所定の場所(本実施の形態においては、家屋内や車内)に予め配置されている設置部として、車載専用クレードル7や屋内専用クレードル9を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、所定の場所に予め配置されており本体筐体2を設置することが可能であれば、例えば本体筐体2を保持するためのホルダー等を適用するようにしても良い。
【0080】
また上述の実施の形態においては、携帯情報処理端末1が家屋内又は車内に設置されたことを認識する認識手段として、車載専用クレードル7の左側突起7Aによって押下される左側プッシュスイッチ6、屋内専用クレードル9の右側突起9Aによって押下される右側プッシュスイッチ8、及びプッシュスイッチ押下検知部12を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、家屋内又は車内に設置されたことを認識することができれば、例えば、車載専用クレードル7を介して車の内部の電子回路と接続し当該電子回路から出力される車速パルス情報やパーキングブレーキ情報等の車特有の情報(以下、これを車特有情報と呼ぶ)を取得する回路部(以下、これを車特有情報取得部と呼ぶ)をかかる認識手段として携帯情報処理端末1に設けて、当該携帯情報処理端末1の車特有情報取得部が車載専用クレードル7を介して車特有情報を取得したとき、携帯情報処理端末1が車内に設置されていると認識するようにしても良い。
【0081】
また本発明はこれに限らず、車が走行している際に発生する当該車特有の振動を検出するためのセンサをかかる認識手段として携帯情報処理端末1に設けて、当該センサが車特有の振動を検出したとき携帯情報処理端末1が車内に設置されていると認識するようにしても良い。
【0082】
さらに本発明はこれに限らず、現在位置情報を取得するためのGPS(Global Positioning System)回路をかかる認識手段として携帯情報処理端末1に設けて、例えば当該GPS回路を介して取得した現在位置情報がユーザの自宅の位置と一致したとき、家屋内に設置されていると認識し、これに対して、当該GPS回路を介して継続的に取得した一連の現在位置情報が道路上を移動していることを示していたとき、車内に設置されていると認識にするようにしても良い。
【0083】
さらに上述の実施の形態においては、CPUにおける処理負荷を検出する処理負荷検出手段として、温度センサ14を適用し、温度センサ14が高温レベルであることを認識したとき当該CPUの処理負荷が大きいと判断する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、かかる処理負荷を検出することができれば、例えば、OSプログラムに付随の処理負荷検出ツール(例えば、Windows(登録商標)のシステムツール等)によって検出可能な処理負荷情報を利用して処理負荷の大きさを判断する等しても良い。
【0084】
さらに上述の実施の形態においては、プログラム実行定義情報INF1〜INF3の内容が予め確定されてハードディスクドライブ11に格納されている場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、ユーザに操作入力部13を介して所定操作を行わせることにより、プログラム実行定義情報INF1〜INF3のそれぞれの内容をユーザ任意の内容に再設定(つまり、書き換え)し得るようにしても良い。これにより、例えば、家屋内使用時に実行すべきアプリケーションプログラムや、車内使用時に実行すべきアプリケーションプログラムを変更し得ることにより、家屋内使用時や車内使用時に提供される機能をユーザ任意の仕様にすることができ、この結果、携帯情報処理端末1の使い勝手を格段と向上させることができる。
【0085】
さらに上述の実施の形態においては、携帯情報処理端末1が1人のユーザによって使用されることを想定し、当該1人のユーザのためのプログラム実行定義情報INF1〜INF3をハードディスクドライブ11に対して予め格納しておく場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、携帯情報処理端末1が複数人のユーザによって使用されることを想定し、当該複数人のそれぞれのプログラム実行定義情報INF1〜INF3をハードディスクドライブ11に対して格納しておくようにしても良い。これにより携帯情報処理端末1は、複数人のユーザのそれぞれの要望に応じて、複数種類の機能を適宜提供することができるので、使い勝手を格段と向上させることができる。
【0086】
さらに上述の実施の形態においては、携帯情報処理端末1が車内で使用されているとき、CPUの処理負荷が大きくなると、これまで実行していた音楽再生プログラム及びカーナビゲーションプログラムのうち、実行優先度が「低い」と設定されている音楽再生プログラムを実行中止して、実行優先度が「高い」と設定されているカーナビゲーションプログラムを優先的に実行する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、音楽再生プログラムの実行を中止することなく、カーナビゲーションプログラムの実行に対するCPUの割当て時間をこれまでよりも増加させることにより、当該カーナビゲーションプログラムを優先的に実行するようにしても良い。
【0087】
さらに本実施の形態においては、複数種類のプログラムが予めインストールされている本体部としての本体筐体2が、設置部(つまり、車載専用クレードル7又は屋内専用クレードル9)に設置されたことを認識すると、当該設置部が配置されている所定の場所に応じて複数種類のプログラムの中から予め設定されたプログラムのみを実行プログラムとして実行する実行手段として、制御部10を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばMPU(Micro Processor Unit)等を適用するようにしても良い。
【0088】
さらに本実施の形態においては、複数の実行プログラムのそれぞれの実行優先度を実行優先度情報(つまり、プログラム実行定義情報INF1〜INF3に相当する)として予め記憶しておく記憶手段として、ハードディスクドライブ11を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、半導体メモリ等を適用するようにしても良い。
【0089】
さらに上述の実施の形態においては、ハードディスクドライブ11に対してプログラム実行制御処理RT1を実行するためのプログラム実行制御プログラムが予めインストールされている場合について述べたが、本発明はこれに限らず、プログラム実行制御プログラムが格納されている例えばCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Video Disc Read Only Memory)等のパッケージメディアでなるプログラム格納媒体を再生することによりプログラム実行制御プログラムをインストールしても良く、またプログラム実行制御プログラムが一時的若しくは永続的に格納される半導体メモリや光磁気ディスク等のプログラム格納媒体を再生することによりプログラム実行制御プログラムをインストールしても良い。
【0090】
プログラム実行制御プログラム格納媒体としてのこれらプログラム格納媒体に対してプログラム実行制御プログラムを格納する手段としてはローカルエリアネットワーク、ディジタル衛星放送等の有線及び無線通信媒体を利用しても良く、ルータやモデム等の各種通信インターフェースを介在させて格納するようにしても良い。
【0091】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、本体部がいずれかのクレードルに設置されたとき又はいずれのクレードルにも設置されていないとき複数のプログラムを全て実行するのではなく、設置状態に応じて予め設定されたプログラム実行することにより、クレードルの配置場所に適したプログラムに対して本体部のプログラム処理資源を集中的に割当てることができる。これにより、実行プログラムの処理効率を改善することができるので、当該実行プログラムによって実現する機能の使い勝手を格段と向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における携帯情報処理端末の全体構成を示す略線図である。
【図2】携帯情報処理端末の回路構成を示す略線図である。
【図3】プログラム実行定義情報の内容を示す略線図である。
【図4】プログラム実行制御処理手順を示すフローチャートである。
【図5】家屋内使用時のプログラム実行制御処理手順を示すフローチャートである。
【図6】車内使用時のプログラム実行制御処理手順を示すフローチャートである。
【図7】携帯使用時のプログラム実行制御処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1……携帯情報処理端末、2……本体筐体、6……左側プッシュスイッチ、7……車載専用クレードル、8……右側プッシュスイッチ、9……屋内専用クレードル、10……制御部、12……プッシュスイッチ押下検知部、14……温度センサ。

Claims (11)

  1. 複数のプログラムが予めインストールされている本体部と、
    上記本体部に設けられ、それぞれが所定の場所に配置された複数のクレードルの互いに異なる位置に設けられた各突起の有無を検出する検出部と、
    上記検出部により検出された上記各突起の有無を基に、上記本体部が上記クレードルに設置されたか否か及びいずれの上記クレードルに設置されたかを表す設置状態を認識する認識部と、
    上記認識部により認識された上記設置状態に応じて上記複数のプログラムの中から予め設定されたプログラム実行する実行制御部
    有する携帯情報処理端末。
  2. 上記本体部は、
    上記設置状態ごとに上記複数のプログラムそれぞれの実行優先度を実行優先度情報として予め記憶した記憶部をさらに有し、
    上記実行制御部は、
    上記記憶部の上記実行優先度情報を基に、上記設置状態に応じて上記複数のプログラムの中から上記実行優先度の高い上記プログラムを優先的に実行する
    請求項1に記載の携帯情報処理端末。
  3. 上記実行制御部は、
    上記実行優先度の高い上記プログラムを除いた他の上記プログラムの実行を中止する
    請求項2に記載の携帯情報処理端末。
  4. 上記記憶部は、
    上記設置状態ごとに上記実行優先度情報に加えて上記プログラムの同時実行制限数が記憶され、
    上記実行制御部は、
    上記記憶部の上記同時実行制限数を基に、上記プログラムの同時実行数を制限する
    請求項3に記載の携帯情報処理端末。
  5. 上記本体部は、
    ユーザの操作を受け付ける操作部をさらに有し、
    上記実行制御部は、
    上記操作部により上記実行優先度の高い上記プログラムの実行を中止する操作を受け付けた場合、当該プログラムの実行を中止すると共に、それまで実行を中止していた他の上記プログラムのうち上記実行優先度が高い上記プログラムを実行する
    請求項4に記載の携帯情報処理端末。
  6. 上記本体部は、
    上記複数のプログラムを時分割処理により並列して実行する演算処理部をさらに有し、
    上記実行制御部は、
    上記実行優先度の高い上記プログラムについて、上記演算処理部への割当時間を増加させる
    請求項2に記載の携帯情報処理端末。
  7. 上記本体部は、
    上記複数のプログラムを実行する演算処理部における処理負荷を検出する負荷検出部をさらに有し、
    上記実行制御部は、
    上記負荷検出部により検出した上記処理負荷が所定値よりも高い場合、上記実行優先度の高い上記プログラムの実行を継続すると共に上記実行優先度の低い上記プログラムの実行を中止する
    請求項2に記載の携帯情報処理端末。
  8. 上記負荷検出部は、
    上記本体部内の温度を検出する温度センサでなり、
    上記実行制御部は、
    上記温度センサにより検出された温度が所定温度以上である場合、上記処理負荷が所定値よりも高いと判断する
    請求項7に記載の携帯情報処理端末。
  9. 複数のプログラムが予めインストールされている本体部に設けられた検出部により、それぞれが所定の場所に配置された複数のクレードルの互いに異なる位置に設けられた各突起の有無を検出する検出ステップと、
    上記検出ステップにより検出された上記各突起の有無を基に、所定の認識部により、上記本体部が上記クレードルに設置されたか否か及びいずれの上記クレードルに設置されたかを表す設置状態を認識する認識ステップと、
    上記認識ステップにより認識された上記設置状態に応じて、所定の実行制御部により上記複数のプログラムの中から予め設定されたプログラム実行する実行制御ステップ
    有する携帯情報処理端末のプログラム実行制御方法。
  10. 携帯情報処理端末に対し、
    複数のプログラムが予めインストールされている本体部に設けられた検出部により、それぞれが所定の場所に配置された複数のクレードルの互いに異なる位置に設けられた各突起の有無を検出する検出ステップと、
    上記検出ステップにより検出された上記各突起の有無を基に、所定の認識部により、上記本体部が上記クレードルに設置されたか否か及びいずれの上記クレードルに設置されたかを表す設置状態を認識する認識ステップと、
    上記認識ステップにより認識された上記設置状態に応じて、所定の実行制御部により上記複数のプログラムの中から予め設定されたプログラム実行する実行制御ステップ
    を実行させるためのプログラム実行制御プログラム。
  11. 携帯情報処理端末に対し、
    複数のプログラムが予めインストールされている本体部に設けられた検出部により、それぞれが所定の場所に配置された複数のクレードルの互いに異なる位置に設けられた各突起の有無を検出する検出ステップと、
    上記検出ステップにより検出された上記各突起の有無を基に、所定の認識部により、上記本体部が上記クレードルに設置されたか否か及びいずれの上記クレードルに設置されたかを表す設置状態を認識する認識ステップと、
    上記認識ステップにより認識された上記設置状態に応じて、所定の実行制御部により上記複数のプログラムの中から予め設定されたプログラム実行する実行制御ステップ
    を実行させるためのプログラム実行制御プログラムを格納したプログラム格納媒体。
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