JP4352305B2 - 電子装置、提示方法、記録媒体、およびプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子装置、提示方法、記録媒体、およびプログラムに関し、例えば、搭載されているバッテリの残量をユーザに提示する場合に用いて好適な電子装置、提示方法、記録媒体、およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
バッテリが搭載されている各種の電子機器においては、電流積算値を用いてバッテリの残量や使用可能な残り時間などを算出し、ディスプレイ等に表示してユーザに注意を促す機能が設けられている。ただし、電流積算値を用いる残量等の算出は、満充電時の容量のバラツキ、温度の変化、バッテリの劣化等により、その精度が悪化する。
【0003】
そこで、従来では、通常は電流積算値を用いてバッテリの残量等を算出し、所定のタイミング(例えば、満充電時、所定の電圧まで降下した時等)において、残量等を補正するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−206027号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように、所定のタイミングにおいて残量を補正した場合、突然、ユーザに提示していた残量が増加したり、減少したりすることになるので、見た目が不自然であり、ユーザにとって信頼性の低い情報となってしまう課題があった。
【0006】
また、バッテリが搭載されている従来の電子機器では、バッテリが減ってきたときに消費電流が大きい機能の動作を制限することが行われるが、従来、この制限は、実際にはバッテリの電圧が所定の値まで減少したときに行われているので、ユーザに提示されている残量と、消費電流が大きい機能の動作が制限されるタイミングが必ずしも一致しない。従って、このようなことも、バッテリの残量の表示がユーザにとって信頼性の低い情報となってしまう課題があった。
【0007】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、バッテリの残量や使用可能な残り時間等をユーザの見た目に不自然とならないように表示できるようにし、かつ、バッテリの残量に対応して所定の機能の動作を制限できるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子装置は、バッテリの電圧を検出する検出手段と、検出手段によって検出された電圧を、バッテリの電圧とバッテリの残量との対応を示すテーブルに照らし合わせて、バッテリの残量としての第1の値を取得する取得手段と、バッテリから放電された電流の積算値に基づき、バッテリの残量としての第2の値を算出する算出手段と、取得手段によって取得された第1の値と、算出手段によって算出された第2の値との間の第3の値を設定する設定手段と、取得手段によって取得された第1の値が成り得る値の最大値以下であって所定の閾値以上である場合においては、第1の値をバッテリの残量に決定し、取得手段によって取得された第1の値が所定の閾値よりも小さい場合においては、第3の値をバッテリの残量に決定する決定手段と、決定手段によって決定されたバッテリの残量を提示する提示手段とを含むことを特徴とする。
【0009】
前記所定の閾値は、バッテリの電圧と放電量の対応を示す曲線の右肩部分に相当する値であるようにすることができる。
【0010】
本発明の電子装置は、バッテリを満充電の状態にするために要する充電時間、またはバッテリの連続使用可能残り時間のうちの少なくとも一方を、第3の値に基づいて推測する推測手段をさらに含むことができ、前記提示手段は、推測手段の推測結果も提示するようにすることができる。
【0011】
本発明の電子装置は、第1の値と第3の値の小さい方に基づき、情報処理装置が有する機能の実行を制限する制限手段をさらに含むことができる。
【0012】
本発明の提示方法は、バッテリの電圧を検出する検出ステップと、検出ステップの処理で検出された電圧を、バッテリの電圧とバッテリの残量との対応を示すテーブルに照らし合わせて、バッテリの残量としての第1の値を取得する取得ステップと、バッテリから放電された電流の積算値に基づき、バッテリの残量としての第2の値を算出する算出ステップと、取得ステップの処理で取得された第1の値と、算出ステップの処理で算出された第2の値との間の第3の値を設定する設定ステップと、取得ステップの処理で取得された第1の値が成り得る値の最大値以下であって所定の閾値以上である場合においては、第1の値をバッテリの残量に決定し、取得ステップの処理で取得された第1の値が所定の閾値よりも小さい場合においては、第3の値をバッテリの残量に決定する決定ステップと、決定ステップの処理で決定されたバッテリの残量を提示させる提示ステップとを含むことを特徴とする。
【0013】
本発明の記録媒体のプログラムは、バッテリの電圧を検出する検出ステップと、検出ステップの処理で検出された電圧を、バッテリの電圧とバッテリの残量との対応を示すテーブルに照らし合わせて、バッテリの残量としての第1の値を取得する取得ステップと、バッテリから放電された電流の積算値に基づき、バッテリの残量としての第2の値を算出する算出ステップと、取得ステップの処理で取得された第1の値と、算出ステップの処理で算出された第2の値との間の第3の値を設定する設定ステップと、取得ステップの処理で取得された第1の値が成り得る値の最大値以下であって所定の閾値以上である場合においては、第1の値をバッテリの残量に決定し、取得ステップの処理で取得された第1の値が所定の閾値よりも小さい場合においては、第3の値をバッテリの残量に決定する決定ステップと、決定ステップの処理で決定されたバッテリの残量を提示させる提示ステップとを含むことを特徴とする。
【0014】
本発明のプログラムは、バッテリの電圧を検出する検出ステップと、検出ステップの処理で検出された電圧を、バッテリの電圧とバッテリの残量との対応を示すテーブルに照らし合わせて、バッテリの残量としての第1の値を取得する取得ステップと、バッテリから放電された電流の積算値に基づき、バッテリの残量としての第2の値を算出する算出ステップと、取得ステップの処理で取得された第1の値と、算出ステップの処理で算出された第2の値との間の第3の値を設定する設定ステップと、取得ステップの処理で取得された第1の値が成り得る値の最大値以下であって所定の閾値以上である場合においては、第1の値をバッテリの残量に決定し、取得ステップの処理で取得された第1の値が所定の閾値よりも小さい場合においては、第3の値をバッテリの残量に決定する決定ステップと、決定ステップの処理で決定されたバッテリの残量を提示させる提示ステップとを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0015】
本発明の電子装置、提示方法、記録媒体、およびプログラムにおいては、バッテリの電圧が検出され、検出された電圧が、バッテリの電圧とバッテリの残量との対応を示すテーブルに照らされて、バッテリの残量としての第1の値が取得される。また、バッテリから放電された電流の積算値に基づき、バッテリの残量としての第2の値が算出され、取得された第1の値と、算出された第2の値との間の第3の値が設定される。さらに、第1の値が成り得る値の最大値以下であって所定の閾値以上である場合においては、第1の値がバッテリの残量に決定され、第1の値が所定の閾値よりも小さい場合においては、第3の値がバッテリの残量に決定され、決定されたバッテリの残量が提示される。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施の形態であるPDAの外観正面図である。このPDA1は、中央のヒンジ部12を境に、表示部11と本体部13とに分けられており、ヒンジ部12を介して折り畳み可能に形成されている。
【0017】
表示部11の面11−1のほぼ全面には、LCD(Liquid Crystal Display)28、および、LCD28の表面上に積層された透明な感圧式のタッチパネル36が設けられている。すなわち、ユーザがタッチペン35を、LCD28上の任意の位置に接触させると、その座標がタッチパネル36により検出され、検出された座標に対応する所定の処理が行われる。
【0018】
また、タッチパネル36の所定の領域(LCD28の図中下方の領域)には、文字を入力するための文字入力エリア29が設けられており、文字入力エリア29には、種々のソフトボタンや文字入力エリア等が表示される。ユーザが、タッチペン35を操作して、その文字入力エリア上にそれらの特殊文字を書くと、その特殊文字が入力される。すなわち、タッチペン35が移動した軌跡がタッチパネル36により検知され、その軌跡に対応する文字が入力される。
【0019】
さらに、ユーザが、タッチペン35を操作して、LCD28に表示されるソフトボタン(不図示)を押下すると、文字入力エリア29には、キーボードのキー配列を表示したGUI(Graphical User Interface)であるソフトキーボードが表示される。ユーザが、タッチペン35を操作して、ソフトキーボード上の任意のキーを押下すると、その押下されたキーに対応する文字(または記号等)が入力される。すなわち、タッチペン35が配置されている座標がタッチパネル36により検知され、その座標に対応するキーが認識され、認識されたキーに割り当てられている文字(または記号等)が入力される。このように、ユーザは、タッチペン35、および、ソフトウェアとしての文字入力エリア29を利用して、容易、かつ迅速に文字を入力することができる。
【0020】
ヒンジ部12には、図中右方に、PDA1の電源をオンまたはオフ状態にする電源ボタン31が、その左隣に、PDA1に内蔵されているリムーバブルメインバッテリ162(図5)に対して充電が行われている最中には点灯し、充電が終了したときに消灯するLED(Light Emitting Diode)30が設けられている。また、ヒンジ部12には、CCD(Charge Coupled Device)等よりなるカメラ部22、被写体に照射するための閃光を放つフラッシュ42、およびカメラ部22のレンズカバー200(図6)を開閉させるときに操作されるレンズカバーレバー41が設けられている。
【0021】
カメラ部22のレンズカバー200は、カメラ部22を構成するレンズ部201(図6)を保護するためのものであり、レンズカバーレバー41をスライドさせるユーザの操作に機械的に連動して開閉する。なお、レンズカバーレバー41をスライドさせるユーザの操作に対応して、所定の処理を実行すること(例えば、所定のアプリケーションプログラムを実行する)ようにすることも可能である。
【0022】
さらに、ヒンジ部12の左端には、カメラ部22で被写体を撮像するとき操作されるメカキャプチャボタン23が、それぞれ設けられている。
【0023】
カメラ部22は、ヒンジ部12の、表示部11とともに本体部13に対して回動する部分に固定されており、ユーザは、表示部11を本体部13に対して開閉させることにより、カメラ部22を回動させることができる。
【0024】
PDA1を折り畳んだとき、表示部11に対向する本体部13の面13−1には、図中上方に、PDA1にインストールされているアプリケーションソフトウェアのそれぞれを表すシンボルが印刷されたボタン32が設けられており、ユーザがその指でボタン32を押下すると、それに対応するアプリケーションソフトウェアが起動される。
【0025】
また、面13−1のボタン32が配置されている領域の中央部には、LCD28に表示されている画像をスクロールするためのスクロールボタン33が設けられている。さらに、面13−1のボタン32の下方には、文字(記号等を含む)を入力するためのキーボード34が設けられている。
【0026】
本体部13の面13−1と垂直な面(側面)13−2の、図中上方には、リモートコントローラ、または、外部のヘッドホンと接続し、接続したそれらに音声を出力するためのヘッドホンジャック24が設けられており、その下方には、押下および回転自在なジョグダイヤル25が面13−2から僅かに突出した状態で設けられており、その下方には、直前の操作を取り消したりするためのバックボタン26が設けられており、さらにその下方には、誤って他のボタンが押下された場合、それに対応する機能の実行を禁止するためのホールドスイッチ27が設けられている。
【0027】
本体部13の面13−1に垂直な面(図中下側の端面)13−4の、中央部には、付属機器を接続するためのコネクタ67が設けられている。また、その図中左方には、タッチペン35を収納する収納口68が設けられている。
【0028】
図2は、PDA1の外観背面図を示している。図2に示されるように、ヒンジ部12の図中左側上部には、抜き差し自在な所定のメモリカードや機能拡張モジュールが挿着されるスロット64、メモリカード内のデータが読み書きされている場合に点灯するランプ63、および、赤外線で他の装置と通信するための赤外線ポート62が設けられている。
【0029】
メモリカードは、例えば、小さく薄い形状のプラスチックケース内に電気的に書き換えや消去が可能な不揮発性メモリであるEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)の一種であるフラッシュメモリ素子を格納したものであり、画像や音声、音楽等の各種情報(データ)の書き込みおよび読み出しが可能となっている。
【0030】
またメモリカードは、大容量化等による内蔵フラッシュメモリの仕様変更に対しても、使用する機器で互換性を確保することができる独自のシリアルプロトコルを採用し、最大書込速度1.5[MB/S]、最大読出速度2.45[MB/S]の高速性能が実現されているとともに、誤消去防止スイッチが設けられて高い信頼性が確保されているものも用いることができる。
【0031】
従って、PDA1は、このようなメモリカードを挿着することができるために、メモリカードを介して他の装置との間でデータの共有化を図ることができる。
【0032】
本体部13の面13−1の反対側の面13−3の中央部の図中左側には、PDA1をリセットするためのリセットボタン65が設けられており、その下方には、音声を出力するためのスピーカ66が設けられている。
【0033】
本体部13の面13−2の反対側の面13−5には、本体部13の内部に着脱可能なリムーバブルメインバッテリ162(図5)を着脱するときに開放させるバッテリ蓋71が設けられている。ここで、リムーバブルメインバッテリ162は、例えば、リチウムイオン電池から成る。
【0034】
バッテリ蓋71を開放して、リムーバブルメインバッテリ162を着脱する操作について、図3および図4を参照して説明する。リムーバブルメインバッテリ162を本体部13から取り出す場合、まず、電源ボタン31を操作して電源をオフ状態とする。次に、バッテリ蓋71を、図3に示される太矢印の方向に移動させて開放する。バッテリ蓋71の内部には、図4に示されるように、取り外しつまみ81が設けられおり、取り外しつまみ81を太矢印の方向に移動させると、本体部13の内部のメインバッテリ挿着部161に挿着されているリムーバブルメインバッテリ162が本体部13から僅かに飛び出すようになされている。
【0035】
従って、リムーバブルメインバッテリ162を取り出すためには、バッテリ蓋71と取り外しつまみ81を操作する必要がある。換言すれば、ユーザが誤ってバッテリ蓋71を開放したとしても、その瞬間にリムーバブルメインバッテリ162が本体部13から外れてしまうことはない。また、ユーザが意図的にあるいは誤操作によりリムーバブルメインバッテリ162を取り外したとしても、バッテリ蓋71を開放してから、リムーバブルメインバッテリ162が本体部13から取り外されるまで、取り外しつまみ81を操作する分だけ僅かに時間を費やすことになる。この僅かな時間に緊急シャットダウン処理(後述)が完了されるようになされている。
【0036】
リムーバブルメインバッテリ162を本体部13に挿着する場合には、バッテリ蓋71を開放し、リムーバブルメインバッテリ162の先端で取り外しつまみ81を、太矢印の方向に押しながら本体部13の内部に挿着すればよい。
【0037】
次に、図5は、PDA1の内部の構成例を示している。CPU(Central Processing Unit)131は、ROM(Read Only Memory)132に記憶されているプログラム、または記憶部139からRAM(Random Access Memory)133にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM133にはまた、CPU131が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
【0038】
CPU131、ROM132、およびRAM133は、CPUインタフェース135を介して相互に接続されている。CPUインタフェース135にはまた、LCD28に表示させる画像を制御する表示制御部136が接続されている。
【0039】
表示制御部136には、CPU131の制御に基づいて、上述したカメラ部22、および、LCD28の他、VRAM138が接続されている。表示制御部136は、カメラ部22により撮像された画像を、VRAM138に記憶させ、そのVRAM138に記憶されている画像や、他のメモリ(RAM133、記憶部139、スロット64に接続されたメモリカード143)に記憶されている画像を、LCD28に表示させる。
【0040】
さらに、CPUインタフェース135には、上述したキーボード34、各種ボタン22,32,33、および、ジョグダイヤル25等からなる入力部137、タッチパネル36、レンズカバーレバー41、フラッシュ42、赤外線通信ポート62、メモリカード143若しくは機能拡張モジュール121が挿着されるスロット64、リムーバブルメインバッテリ162およびバックアップバッテリ163を充電させるとともに、他の外部装置152との通信の中継装置となるクレードル91等が接続されるコネクタ67、並びに、リモートコントローラ101若しくはヘッドホン153と接続される音声出力部としてのヘッドホンジャック24が接続されている。
【0041】
なお、タッチパネル36により検出された座標は、CPUインタフェース135、バス134を介してCPU131に提供され、CPU131は、提供されたその座標に対応する所定の情報を取得する。
【0042】
CPUインタフェース135にはまた、EEPROMまたはハードディスクなどより構成される記憶部139が必要に応じて接続される。さらに、CPUインタフェース135には、Bluetooth(商標)等に従って無線通信を行う無線通信部146、および、FeliCa(商標)のようなICカードに対して非接触でデータを読み書きする非接触ICカードにインタフェース(I/F)147が接続されている。
【0043】
外部装置152に適宜装着される磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリなどから読み出されたコンピュータプログラムは、赤外線ポート62を介する赤外線通信、無線通信部146を介する無線通信、または、クレードル91を介する有線通信等の手段により、必要に応じてPDA1に対して供給され、記憶部139にインストールされる。または、スロット64に適宜挿着されるメモリカード143から読み出されたコンピュータプログラムも、必要に応じて記憶部139にインストールされる。
【0044】
またさらに、CPUインタフェース135には、表示部11が本体部13に対して閉状態の場合、オン状態となり、かつ、表示部11が本体部13に対して開状態の場合、オフ状態となるLCD開閉スイッチ144、および、表示部11が所定の回動角度以上回動された場合にオン状態となるLCD回転スイッチ145が設けられている。
【0045】
すなわち、この例においては、CPU131は、LCD開閉スイッチ144と、LCD回転スイッチ145の、それぞれのオン状態またはオフ状態に基づいて、表示部11の本体部13に対する開閉の状態、および回動状態を認識する。
【0046】
さらに、CPUインタフェース135には、リムーバブルメインバッテリ162が挿着されるメインバッテリ挿着部161、およびリムーバブルメインバッテリ162が取り外されたときの予備電源となる、充電式ボタン電池等から成るバックアップバッテリ163が接続されている。
【0047】
図6は、カメラ部22の構成例を示している。レンズカバー200によって保護されているレンズ部201は、被写体の光学像をCCD(Charge Coupled Device)202に集光する。CCD202は、その前面にイエロ(Ye)、シアン(Cy)、マゼンタ(Mg)、およびグリーン(G)のカラーフィルタがモザイク状に配列されている補色系フィルタによって覆われた撮像素子により構成され、入射された被写体の光学像を光電変換して映像信号を生成し、AGC(Automatic Gain Control)回路203に供給する。AGC回路203は、映像信号のゲインを調整し、そのゲインが調整された映像信号をCDS回路(Correlated Double Sampling circuit)204に供給する。CDS回路204は、入力された映像信号に相関二重サンプリングを施してノイズを除去した後、A/D(Analog / Digital)変換回路205に供給する。
【0048】
A/D変換回路205は、入力されたアナログ信号を所定のサンプリング周波数でデジタル信号に変換し、取り込まれた画像データを処理するDSP(Digital Signal Processor)206に供給する。
【0049】
DSP206は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read only Memory)207にインストールされたプログラムやデータを用いて、内蔵するSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等の半導体メモリにより構成される内蔵RAM206Aを用いて、供給された映像信号を保持して所定のフォーマットの画像データを生成し、さらに、生成された画像データに、画質調整や、圧縮処理等の各種のデジタル処理を施す。そして、DSP206は、生成された画像データを表示制御部136に供給する。
【0050】
また、DSP206は、画像データのデジタル処理の際に、レンズ部201乃至A/D変換回路205を制御するための情報をカメラ制御部210に供給する。
【0051】
カメラ制御部210は、DSP206より供給された情報、およびCPU131より供給された制御情報に基づいて、レンズ部駆動回路211を介してレンズ部201のレンズ位置、絞り、またはメカシャッタを制御したり、CCD駆動回路212を介して、CCD202の電気的動作を制御したりするとともに、AGC回路203、CDS回路204、およびA/D変換回路205の動作タイミング等を制御する。
【0052】
レンズ部駆動回路211は、モータ等により構成され、カメラ制御部210より供給された制御信号に基づいて、レンズ部201のレンズ位置を移動させて焦点位置を調整したり、絞りやメカシャッタの開閉を調整して露光量を調整したりする。CCD駆動回路212は、カメラ制御部210より供給されたタイミング信号等に基づいて、CCD202を駆動させる信号を生成し、画像の取り込みタイミング等を調整する。
【0053】
次に、図7は、CPUインタフェース135に接続されたメインバッテリ挿着部161の構成例を示している。電流積算値検出部301は、メインバッテリ挿着部161に挿着されているリムーバブルメインバッテリ162の満充電時のバッテリ容量(以下、バッテリ満容量と記述する)を検出する。また、電流積算値検出部301は、メインバッテリ挿着部161に挿着されているリムーバブルメイン162の電圧、電流積算値、および電流を積算した時間(以下、積算時間と記述する)を所定の周期毎に検出する。
【0054】
バッテリセンサ302は、メインバッテリ挿着部161にリムーバブルメインバッテリ162が挿着されているか否かを検出する。バッテリ蓋センサ303は、バッテリ蓋71が開放されているか否かを検出する。
【0055】
なお、電流積算値検出部301の検出結果、バッテリセンサ302の検出結果、およびバッテリ蓋センサ303の検出結果は、CPUインタフェース135を介してCPU131に供給される。
【0056】
CPU131は、電流積算値検出部301によって検出された電圧を、予め保持している、電圧とバッテリ残量の対応を示すテーブルに照らし合わせて、バッテリ残量(%)を取得する。以下、このバッテリ残量を、第1のバッテリ残量と記述する。
【0057】
また、CPU131は、電流積算値検出部301によって検出された電流積算値と積算時間に基づき、使用した容量を算出し、電流積算値検出部301によって検出されたバッテリ満容量から、使用した容量を減算して、バッテリ残量(%)を算出する。以下、このバッテリ残量を、第2のバッテリ残量と記述する。
【0058】
さらに、CPU131は、第1のバッテリ残量と、第2のバッテリ残量との中間の値を算出する。以下、この中間の値を、ブレンド値と記述する。
【0059】
ブレンド値の算出方法は、第1のバッテリ残量:第2のバッテリ残量を、例えば、第1のバッテリ残量が所定値(放電カーブの右肩)以上の場合、0:100で合成し、第1のバッテリ残量が所定の値から0の間にある場合、第1のバッテリ残量に比例した比率で合成する。また、第1のバッテリ残量が所定の値の半分である場合、50:50で合成するようにしてもよい。さらに、第1のバッテリ残量が0になった場合、100:0で合成する。
【0060】
第1および第2のバッテリ残量、並びにブレンド値は、ユーザに提示するバッテリ情報(後述)に用いられる他、バッテリの残量が減ってきたことに対応して、消費電力の大きい機能(例えば、カメラ部22による撮影機能、無線通信部146による通信機能等)の動作を制限する際の判断基準にも用いられる。
【0061】
さらに、CPU131は、バッテリセンサ302の検出結果、およびバッテリ蓋センサ303の検出結果に基づき、後述するリムーバブルメインバッテリ162の着脱およびそのバッテリ残量に対応して、PDA1のモードを遷移させる。
【0062】
次に、図8は、LCD28の所定に位置に表示される、リムーバブルメインバッテリ162に関する情報(以下、バッテリ情報と記述する)の表示例を示している。バッテリ情報には、バッテリ残量を電池型図形で視覚的に示す図形情報311、バッテリ残量を百分率で示すバッテリ残量情報312、現時点から充電を開始して満充電となるまでに要する時間を示す充電完了情報313、および、現在の使用状態が継続された場合の連続使用可能時間を示す連続利用情報314が含まれる。
【0063】
バッテリ情報のうち、図形情報311およびバッテリ残量情報312は、図9に示すように、第1のバッテリ残量がバッテリ満容量(100%)から所定の割合(図10に示すようなリムーバブルメインバッテリ162の電圧と放電量の関係を示すグラフの波線で囲まれた部分に対応するバッテリ残量、例えば、15%)までの期間においては、第1のバッテリ残量に従って表示される。第1のバッテリ残量が上述した所定の割合から0%までの期間においては、図形情報311およびバッテリ残量情報312は、ブレンド値に従って表示される。
【0064】
このように、図形情報311およびバッテリ残量情報312の表示を、第1のバッテリ残量が100%から上述した所定の割合までの期間は、第1のバッテリ残量に従うようにし、第1のバッテリ残量が上述した所定の割合から0%までの期間は、ブレンド値に従うようにすることにより、バッテリの残量に関する図形情報311およびバッテリ残量情報312の表示が、ユーザにとって不自然なものとなることを抑止することができる。
【0065】
バッテリ情報のうち、充電完了情報313および連続利用情報314は、図11に示すように、第1のバッテリ残量がバッテリ満容量(100%)から0%までの全期間において、ブレンド値に基づいて算出された値が表示される。
【0066】
第1のバッテリ残量およびブレンド値は、図12に示すように、バッテリの残量が減ってきたことに対応して、消費電力の大きい機能の動作を制限する際の判断基準にも用いられる。具体的には、第1のバッテリ残量がバッテリ満容量(100%)から0%までの全期間において、第1のバッテリ残量とブレンド値の小さい方の値が算出され、その値が所定の閾値よりも小さくなった場合、所定の機能の動作が制限される。
【0067】
次に、本体部13に対するリムーバブルメインバッテリ162の着脱とそのバッテリ残量に対応するPDA1のモードの遷移について、図13を参照して説明する。
【0068】
リムーバブルメインバッテリ162の着脱とそのバッテリ残量に対応するモードとしては、通常の動作状態であるランモード、スリープモード、シャットダウンモード、およびバックアップモードの4種類のモードが存在する。
【0069】
リムーバブルメインバッテリ162により消費電力が賄われているランモードにおいて、割り込みI1(電源ボタン31により電源がオフとされたり、あるいは、所定の時間以上、ユーザからの操作がなされなかったことに対応して電源がオートオフとされたりすること)が発生した場合、通常スリープ処理が実行されてスリープモードに遷移される。スリープモードにおいても、消費電力はリムーバブルメインバッテリ162により賄われている。
【0070】
通常スリープ処理について、図14のフローチャートを参照して説明する。この通常スリープ処理は、上述したように、割り込みI1の発生に対応して開始される。ステップS1において、CPU131は、現在実行中の作業を停止し、停止した作業の状態をRAM133に記憶する。ステップS2において、CPU131は、各部を消費電力の少ない待機状態に設定する(例えば、LCD28の表示を消させる等)。
【0071】
ステップS3において、CPU131は、RAM133を消費電力の少ないセルフリフレッシュに設定する。ステップS4において、CPU131は、自己を消費電力の少ない待機状態に設定する。以上で、通常スリープ処理の説明を終了する。
【0072】
図13に戻る。スリープモードにおいて、割り込みI2(リムーバブルメインバッテリ162の残量が第1の閾値以下となったり、あるいは、バッテリ蓋71が開放されたりすること)が発生した場合、シャットダウン処理が実行されてシャットダウンモードに遷移される。シャットダウンモードにおいても、消費電力はリムーバブルメインバッテリ162により賄われる。
【0073】
シャットダウン処理について、図15のフローチャートを参照して説明する。このシャットダウン処理は、上述したように、割り込みI2の発生に対応して開始される。ステップS11において、CPU131は、待機中における各部の状態(例えば、無線通信部146が待ち受け状態であること等)をRAM133に記憶した後、待機中の各部に対する電流の供給を止めさせて、機械的にその動作を停止する。ステップS11の処理により、PDA1の全体の消費電力は、バックアップバッテリ163で賄える程度のものとなる。以上で、シャットダウン処理の説明を終了する。
【0074】
図13に戻る。シャットダウンモードにおいて、割り込みI3(リムーバブルメインバッテリ162の残量が、第1の閾値よりも少ない第2の閾値以下となったり、あるいは、リムーバブルメインバッテリ162がメインバッテリ挿着部161から取り外されたりすること)が発生した場合、バックアップ処理が実行されてバックアップモードに遷移される。バックアップモードにおいて消費電力は、バックアップバッテリ163により賄われる。
【0075】
バックアップ処理について、図16のフローチャートを参照して説明する。このバックアップ処理は、上述したように、割り込みI3の発生に対応して開始される。ステップS21において、CPU131は、電源をリムーバブルメインバッテリ162からバックアップバッテリ163に切り替える。また、CPU131は、割り込みI4(リムーバブルメインバッテリ162が挿着された状態でそのバッテリ残量が第2の閾値以上に回復すること)以外の割り込み処理を機械的に禁止する。ステップS22において、CPU131は、リセットボタン65に対するユーザの操作も受け付けないように自己を設定する。以上で、バックアップ処理の説明を終了する。
【0076】
図13に戻る。バックアップモードにおいて、割り込みI4が発生した場合、上述したバックアップ処理と逆の処理が実行されて、シャットダウンモードに遷移される。シャットダウンモードにおいて、割り込みI5(バッテリ蓋71が閉じられて、かつ、充電によりリムーバブルメインバッテリ162の残量が第1の閾値以上に回復すること)が発生した場合、復電処理が実行されてスリープモードに遷移される。
【0077】
復電処理について、図17のフローチャートを参照して説明する。この復電処理は、上述したように、割り込みI5の発生に対応して開始される。ステップS31において、CPU131は、電源をバックアップバッテリ163からリムーバブルメインバッテリ162に切り替える。また、CPU131は、待機状態である自己を起動状態に設定する。ステップS32において、CPU131は、RAM133をオートリフレッシュに設定する。
【0078】
ステップS33において、CPU131は、RAM133を参照することにより、シャットダウンモードに遷移される前において無線通信部146が待ち受け状態であったか否かを判定し、待ち受け状態であったと判定した場合には、ステップS34において、無線通信部146を待ち受け状態に設定する。無線通信部146以外の各部についても同様にする。ステップS35において、CPU131は、自己を様々な割り込みを受け付ける状態に設定する。
【0079】
ステップS36において、CPU131は、RAM133を再びセルフリフレッシュに設定する。ステップS37において、CPU131は、再び自己を待機状態に設定する。以上で、復電処理の説明を終了する。
【0080】
図13に戻る。スリープモードにおいて、割り込みI6(リセットボタン65が操作されること)が発生した場合、PDA1の全ての設定が初期化された後、ランモードに遷移される。また、スリープモードにおいて、割り込みI7(電源ボタン31により電源がオンとされたり、無線通信部146が他の通信機器から呼び出されたり、予め設定されているアラームが発せられること等)が発生した場合、ウェイクアップ処理が実行されてランモードに遷移される。
【0081】
ウェイクアップ処理について、図18のフローチャートを参照して説明する。このウェイクアップ処理は、上述したように、割り込みI7の発生に対応して開始される。ステップS41において、CPU131は、待機状態である自己を起動状態に設定する。ステップS42において、CPU131は、RAM133をオートリフレッシュに設定する。ステップS43において、CPU131は、各部を動作状態に設定する(例えば、LCD28に画面を表示させる等)。ステップS44において、CPU131は、RAM133を参照して、前回の作業を停止した状態を再開する。以上で、ウェイクアップ処理の説明を終了する。
【0082】
図3に戻る。ランモードにおいて、割り込みI8(リムーバブルメインバッテリ162の残量が第1の閾値以下となったり、あるいは、バッテリ蓋71が開放されたりすること)が発生した場合、緊急シャットダウン処理が実行されてシャットダウンモードに遷移される。なお、緊急シャットダウン処理は、短時間(例えば、80ms以内)に完了されるようになされている。
【0083】
緊急シャットダウン処理について、図19のフローチャートを参照して説明する。この緊急シャットダウン処理は、上述したように、割り込みI8の発生に対応して開始される。ステップS51において、CPU131は、現在実行中の作業を停止し、停止した作業の状態をRAM133に記憶する。ステップS52において、CPU131は、各部を消費電力の少ない待機状態に設定する(例えば、LCD28の表示を消させる等)。
【0084】
ステップS53において、CPU131は、割り込みI5(バッテリ蓋71が閉鎖され、かつ、充電によりリムーバブルメインバッテリ162の残量が第1の閾値以上に回復すること)以外の割り込みを禁止する。ステップS54において、CPU131は、RAM133を消費電力の少ないセルフリフレッシュに設定する。ステップS55において、CPU131は、自己を消費電力の少ない待機状態に設定する。以上で、緊急シャットダウン処理の説明を終了する。
【0085】
例えば、ランモードにおいて、意図的にあるいは誤操作により、バッテリ蓋71が開放され、バッテリ取り外しつまみ81が移動されてリムーバブルメインバッテリ162がメインバッテリ挿着部161から取り出されたとしても、緊急シャットダウン処理が、バッテリ蓋71が開放されたことに対応して開始され、メインバッテリ挿着部161が取り出される以前に短時間で完了されるので、データが消失してしまうことを抑止することができる。
【0086】
図3に戻る。ランモードにおいて、割り込みI1が発生し、それに対応して、通常スリープ処理が実行されている最中に割り込みI9(リムーバブルメインバッテリ162の残量が第1の閾値以下となったり、あるいは、バッテリ蓋71が開放されたりすること)が発生した場合にも、緊急シャットダウン処理が実行されてシャットダウンモードに遷移される。
【0087】
以上説明したように、PDA1は、リムーバブルメインバッテリ162の着脱やそのバッテリ残量に対応してモードを遷移するので、リムーバブルメインバッテリ162が突然取り出されたり、そのバッテリ残量が低下したりしたとしても、作業中のデータが消失してしまうような事態の発生を抑止することができる。
【0088】
なお、以上の処理は、ハードウェアにより実行することができるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムがPDA1に、ネットワークや記録媒体からインストールされる。ただし、記録媒体は、PDA1に直接装着される場合のみならず、必要に応じて他の装置に装着される場合もある。この場合、他の装置とPDA1が相互に通信を行うことで、プログラムがPDA1にインストールされる。
【0089】
この記録媒体は、図5に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを供給するために配布される、プログラムが記憶されているメモリカード143といった半導体メモリのみならず、図示はしないが、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、もしくは光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)を含む)などよりなるパッケージメディアにより構成されることができる。さらに、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに供給される、プログラムが記憶されているROM132や、EEPROMやハードディスクとしての記憶部139などで構成される。
【0090】
なお、以上においては、各フローチャートに示される処理は、図5のCPU131がソフトウェアにより実行するようにしたが、各処理を実行するハードウェアを用意するようにして、ハードウェアにより実行されるようにすることも、もちろん可能である。
【0091】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0092】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、バッテリの残量や使用可能な残り時間等をユーザの見た目に不自然とならないように表示することが可能となる。また、本発明によれば、バッテリの残量に対応して所定の機能の動作を制限することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるPDAの外観正面図である。
【図2】図1のPDAの外観背面図である。
【図3】図1のPDAの外観側面図である。
【図4】図1のPDAの外観側面図である。
【図5】図1のPDAの内部の構成例を示すブロック図である。
【図6】図5のカメラ部の構成例を示すブロック図である。
【図7】図5のメインバッテリ挿着部の構成例を示すブロック図である。
【図8】バッテリ情報の表示例を示す図である。
【図9】バッテリ残量の表示に用いる値を説明するための図である。
【図10】リムーバブルメインバッテリの電圧と放電量の対応関係を示す図である。
【図11】連続使用可能時間等の予測に用いる値を説明するための図である。
【図12】機能制限に用いる値を説明するための図である。
【図13】リチウムイオンバッテリの着脱とそのバッテリ残量に対応するモード遷移図である。
【図14】通常スリープ処理を説明するフローチャートである。
【図15】シャットダウン処理を説明するフローチャートである。
【図16】バックアップ処理を説明するフローチャートである。
【図17】復電処理を説明するフローチャートである。
【図18】ウェイクアップ処理を説明するフローチャートである。
【図19】緊急シャットダウン処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 PDA, 13 本体部, 71バッテリ蓋, 81 取り外しつまみ, 131 CPU, 143 メモリカード, 161 メインバッテリ挿着部, 162 リムーバブルメインバッテリ, 163 バックアップバッテリ,301 電流積算値検出部, 302 バッテリセンサ, 303 バッテリ蓋センサ
Claims (7)
- 充電式のバッテリを電源とする電子装置において、
前記バッテリの電圧を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された前記電圧を、前記バッテリの電圧と前記バッテリの残量との対応を示すテーブルに照らし合わせて、前記バッテリの残量としての第1の値を取得する取得手段と、
前記バッテリから放電された電流の積算値に基づき、前記バッテリの残量としての第2の値を算出する算出手段と、
前記取得手段によって取得された前記第1の値と、前記算出手段によって算出された前記第2の値との間の第3の値を設定する設定手段と、
前記取得手段によって取得された前記第1の値が成り得る値の最大値以下であって所定の閾値以上である場合においては、前記第1の値を前記バッテリの残量に決定し、前記取得手段によって取得された前記第1の値が前記所定の閾値よりも小さい場合においては、前記第3の値を前記バッテリの残量に決定する決定手段と、
前記決定手段によって決定された前記バッテリの残量を提示する提示手段と
を含む電子装置。 - 前記所定の閾値は、前記バッテリの電圧と放電量の対応を示す曲線の右肩部分に相当する値である
請求項1に記載の電子装置。 - 前記バッテリを満充電の状態にするために要する充電時間、または前記バッテリの連続使用可能残り時間のうちの少なくとも一方を、前記第3の値に基づいて推測する推測手段をさらに含み、
前記提示手段は、前記推測手段の推測結果も提示する
請求項1に記載の電子装置。 - 前記第1の値と前記第3の値の小さい方に基づき、前記情報処理装置が有する機能の実行を制限する制限手段を
さらに含む請求項1に記載の電子装置。 - 充電式のバッテリを電源とする電子装置の前記バッテリの残量を提示する提示方法において、
前記バッテリの電圧を検出する検出ステップと、
前記検出ステップの処理で検出された前記電圧を、前記バッテリの電圧と前記バッテリの残量との対応を示すテーブルに照らし合わせて、前記バッテリの残量としての第1の値を取得する取得ステップと、
前記バッテリから放電された電流の積算値に基づき、前記バッテリの残量としての第2の値を算出する算出ステップと、
前記取得ステップの処理で取得された前記第1の値と、前記算出ステップの処理で算出された前記第2の値との間の第3の値を設定する設定ステップと、
前記取得ステップの処理で取得された前記第1の値が成り得る値の最大値以下であって所定の閾値以上である場合においては、前記第1の値を前記バッテリの残量に決定し、前記取得ステップの処理で取得された前記第1の値が前記所定の閾値よりも小さい場合においては、前記第3の値を前記バッテリの残量に決定する決定ステップと、
前記決定ステップの処理で決定された前記バッテリの残量を提示させる提示ステップと
を含む提示方法。 - 充電式のバッテリを電源とする電子装置の前記バッテリの残量を提示するためのプログラムであって、
前記バッテリの電圧を検出する検出ステップと、
前記検出ステップの処理で検出された前記電圧を、前記バッテリの電圧と前記バッテリの残量との対応を示すテーブルに照らし合わせて、前記バッテリの残量としての第1の値を取得する取得ステップと、
前記バッテリから放電された電流の積算値に基づき、前記バッテリの残量としての第2の値を算出する算出ステップと、
前記取得ステップの処理で取得された前記第1の値と、前記算出ステップの処理で算出された前記第2の値との間の第3の値を設定する設定ステップと、
前記取得ステップの処理で取得された前記第1の値が成り得る値の最大値以下であって所定の閾値以上である場合においては、前記第1の値を前記バッテリの残量に決定し、前記取得ステップの処理で取得された前記第1の値が前記所定の閾値よりも小さい場合においては、前記第3の値を前記バッテリの残量に決定する決定ステップと、
前記決定ステップの処理で決定された前記バッテリの残量を提示させる提示ステップと
を含む処理を電子装置のコンピュータに実行させるためのプログラムが記録されている、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 充電式のバッテリの残量を提示するためのプログラムであって、
前記バッテリの電圧を検出する検出ステップと、
前記検出ステップの処理で検出された前記電圧を、前記バッテリの電圧と前記バッテリの残量との対応を示すテーブルに照らし合わせて、前記バッテリの残量としての第1の値を取得する取得ステップと、
前記バッテリから放電された電流の積算値に基づき、前記バッテリの残量としての第2の値を算出する算出ステップと、
前記取得ステップの処理で取得された前記第1の値と、前記算出ステップの処理で算出された前記第2の値との間の第3の値を設定する設定ステップと、
前記取得ステップの処理で取得された前記第1の値が最大値以下であって所定の閾値以上である場合においては、前記第1の値を前記バッテリの残量に決定し、前記取得ステップの処理で取得された前記第1の値が前記所定の閾値よりも小さい場合においては、前記第3の値を前記バッテリの残量に決定する決定ステップと、
前記決定ステップの処理で決定された前記バッテリの残量を提示させる提示ステップと
を含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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