JP4350363B2 - 耐雨性の改良された農薬製剤組成物 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、農薬活性成分、界面活性剤、後記の式(1)で示されるアルキル変性シリコーンオイルおよび増量剤を含有することを特徴とする農薬製剤組成物に関し、さらに詳しくは、茎葉処理された農薬活性成分の耐雨性を向上させる農薬製剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
農薬製剤を直接、または水で希釈して植物の茎葉に散布した場合、それ以後の降雨、霧、露、スプリンクラーなどによる散水などによって植物の茎葉表面上から農薬活性成分が流出、流亡してしまうことがある。これらが原因となって茎葉に付着した農薬活性成分が不均一に付着した状態となり、部分的に高濃度となった茎葉では薬害を生じることがあり、また逆に茎葉から流亡して少ない薬量しか付着していない状態となった茎葉では、効果不足や、残効期間が短期化するという弊害が生じる。
【0003】
このような弊害を防ぐために農薬製剤に耐雨性、耐水性を付与することを目的として種々の補助剤を添加することが従来より試みられてきた。それら補助剤としては、カチオン変性水溶性高分子物質、ポリビニルアルコール、合成樹脂などの粘着性物質(例えば、特許文献1〜4参照。)、脂肪族アルコールの脂肪酸エステル、アセチレン系ジオール(C10〜C18)−脂肪アルコールポリグリコールエーテルスルファート及びその塩、ポリオキシアルキレン2級または3級アルコールエーテル、ソルビタントリオレートなどの界面活性剤(例えば、特許文献5〜10参照。)、アルキルアミノ基、カルボキシル基、スルホニル基によって変性されたシリコーンオイル(例えば、特許文献11参照。)、クエン酸またはクエン酸ナトリウム(例えば、特許文献12参照。)などが知られている。
【0004】
また、本発明で使用されるアルキル変性シリコーンオイルは、農薬分野において、鉱油または植物油などの油と併用することで、植物表面、節足動物の外骨格上への展着性を高めることが知られている(例えば、特許文献13参照。)。また、式(2)で示されるポリオキシアルキレンアルキルエーテル化合物やそのエステル類は、水面浮遊性、製剤の水面拡展性を高めることが知られている(例えば、特許文献14、15参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−204007号公報(特許請求の範囲)
【特許文献2】
特開平8−217604号公報(特許請求の範囲)
【特許文献3】
特開平8−119813号公報(特許請求の範囲)
【特許文献4】
特開平11−60406号公報(特許請求の範囲)
【特許文献5】
特開2001−2502号公報(特許請求の範囲)
【特許文献6】
特開平6−24918号公報(特許請求の範囲)
【特許文献7】
特開平10−212210号公報(特許請求の範囲)
【特許文献8】
特開平9−506615号公報(特許請求の範囲)
【特許文献9】
特表平11−507673号公報(特許請求の範囲)
【特許文献10】
再公表特許97−46092号公報(特許請求の範囲)
【特許文献11】
特開平5−238910号公報(特許請求の範囲)
【特許文献12】
特開平7−101806号公報(特許請求の範囲)
【特許文献13】
特開平7−187903号公報(特許請求の範囲)
【特許文献14】
特開2000−351701号公報(特許請求の範囲)
【特許文献15】
特開2002−128605号公報(特許請求の範囲)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来より知られた添加剤は、製剤の水和性、分散性などの物理性を損なうことのない量で耐雨性、耐水性を付与することは難しい。また、従来の添加剤はその耐雨性能、耐水性能も激しい降雨や連続的な降雨、散水に対しては十分でなく、農薬活性成分の流亡を防ぐことができず、効果や持続性が低下するなどの問題があった。したがって、このような問題のない農薬製剤の開発が求められている。
【0007】
本発明は、このような要望に合致し、製剤の物理性を損なうことなく、激しい降雨や連続的な降雨、散水があっても農薬活性成分が植物表面に保持される農薬製剤組成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意研究した。その結果、農薬活性成分、式(1)で示されるアルキル変性シリコーンオイル、界面活性剤および増量剤を含有することを特徴とする耐雨性の改良された農薬製剤組成物が、その目的に合致し、好ましいことを見出した。
【化3】
(x=0、1から20の整数、y=1から10の整数、Rは、C6〜18のアルキル基)
【0009】
さらに検討したところ、界面活性剤が式(2)
【化4】
(式中、R1は、炭素数4〜22のアルキル基を示し、m及びnは同時に0でなく、mとnは0または1〜100の整数を表し、mとnの合計は2〜100であり、m個の−CH2−CH2−O基とn個の−CH2−CH(CH3)−O基の結合する順番は任意である。)
で表されるポリオキシアルキレンアルキルエーテル化合物、そのリン酸エステル、その硫酸エステル及びそれらエステルの塩からなる群から選ばれる界面活性剤である場合が、より好ましいことがわかった。
【0010】
したがって、本発明の要旨は次のように要約される。
(1)農薬活性成分、式(1)で示されるアルキル変性シリコーンオイル、界面活性剤、増量剤を含有することを特徴とする、耐雨性の改良された農薬製剤組成物。
【化5】
(x=0、1から20の整数、y=1から10の整数、Rは、C6〜18のアルキル基)
(2)さらには、
(a)界面活性剤が式(2)
【化6】
(式中、R1は、炭素数4〜22のアルキル基を示し、m及びnは同時に0でなく、mとnは0または1〜100の整数を表し、mとnの合計は2〜100であり、m個の−CH2−CH2−O基とn個の−CH2−CH(CH3)−O基の結合する順番は任意である。)
で表されるポリオキシアルキレンアルキルエーテル化合物、そのリン酸エステル、その硫酸エステル及びそれらエステルの塩からなる群から選ばれる界面活性剤である、より耐雨性、耐水性が向上した農薬製剤組成物。
(b)さらには、界面活性剤が式(2)で表わされるポリオキシアルキレンアルキルエーテル化合物のリン酸エステル塩である、より一層耐雨性、耐水性の向上した農薬製剤組成物。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の農薬製剤組成物の実施の方法について具体的に説明する。
【0012】
1)剤型について
本発明の農薬製剤組成物は、具体的には、粉剤、水和剤、顆粒水和剤、などの固型製剤、乳剤、液剤、マイクロエマルション剤、水性懸濁製剤、水性乳濁製剤、サスポエマルション製剤などの液状製剤のいずれの剤型であってもよく、幅広い製剤の種類に適用することができる。また、ここに例示した具体的な剤型以外の剤型であっても、直接または希釈した後で、茎葉散布される製剤であれば適用することができる。
【0013】
2)農薬製剤組成物の調製方法について
a)農薬活性成分
本発明で用いる農薬活性成分は、殺虫剤、殺菌剤、除草剤、植物成長調節剤などの一般に農薬の活性成分として使用されるもののうち、茎葉散布処理することが可能であればよい。また、農薬活性成分を2種以上併用してもよく、土壌処理される農薬活性成分と併用しても何らかまわない。このような農薬活性成分としては、次のものがあげられる。
【0014】
例えば、殺虫剤として、有機リン系、カーバメート系、ピレスロイド系、クロロニコチニル系、フェニルピラゾール系、ネライストキシン系およびベンゾイルフェニル尿素系の殺虫剤、天然殺虫剤、殺ダニ剤などがあげられる。
【0015】
殺菌剤としては、例えば、無機銅類、有機銅類、無機硫黄剤、有機硫黄剤、有機リン系、ベンズイミダゾール系、ジカルボキシイミド系、酸アミド系、トリアゾール系、イミダゾール系、メトキシアクリレート系、ストロビルリン系、アニリノピリミジン系、ジチオラン系、キノキサリン系、アミノピリミジン系、フェニルピロール系、トリアジン系、シアノアセトアミド系、グアニジン系の殺菌剤、抗生物質系殺菌剤および天然物殺菌剤などがあげられる。
【0016】
除草剤としては、例えば、フェノキシ酸系、カーバーメート系、酸アミド系、アセトアニリド系、尿素系、スルホニル尿素系、ピリミジルオキシ安息香酸系、トリアジン系、ダイアジン系、ダイアゾール系、ビピリジウム系、ジニトロアニリン系、芳香族カルボン酸系、イミダゾリノン系、脂肪酸系、有機リン系、アミノ酸系、ジフェニルエーテル系、ニトリル系などの除草剤があげられる。
【0017】
植物成長調節剤としては、例えば、エチレン系、オーキシン系、サイトカイニン系、ジベレリン系などがあげられる。
【0018】
これらに含まれる個々の具体的な農薬活性成分は、例えば「農薬ハンドブック2001年版」(財団法人 日本植物防疫協会 平成13年11月1日発行)、「SHIBUYA INDEX 9th Edition」(平成13年12月15日発行)、「The Pesticide Manual Eleventh Edition」(British Crop Protection Council発行)などに記載されているが、これらのうちで茎葉散布されるものが有効である。
【0019】
また、本発明において使用される農薬活性成分としては、上記以外の公知あるいは、今後開発される農薬活性成分を適用することができる。
【0020】
これらの農薬活性成分の添加量は、農薬製剤の全量に対して通常0.01〜95重量%、好ましくは、0.1〜60重量%である。
【0021】
(b)アルキル変性シリコーンオイル
本発明で使用することができるアルキル変性シリコーンオイルは式(1)で示される化学構造を有するものである。
【化7】
式(1)中、x、yは整数であり、xは0〜20、好ましくは0〜10、最適は0または1である。yは1〜10、より好ましくは1〜5、最適は1である。Rは6から18個の炭素を含んでいるアルキル基であり、アルキル基は分岐であっても直線状であってもかまわない。さらに好ましくは、8〜14個の炭素であり、最適には8〜12個の炭素である。
【0022】
式(1)のアルキル変性シリコーンオイルは、公知の方法によって合成することが可能であり、その場合、反応条件をコントロールすることにより適宜上記のx、yの範囲の化合物を得ることができる。また、式(1)で示されるアルキル変性シリコーンオイルの1例として、ジーイー東芝シリコーン株式会社によって製造販売される商品名「TSF−4421」、「XF42−A3161」、日本ユニカー株式会社によって製造販売される商品名「SILWET560」などをあげることができる。
【0023】
本発明で使用できる式(1)で示されるアルキル変性シリコーンオイルの農薬製剤組成物への添加量は特に限定されないが、通常は0.1〜50重量%であり、好ましくは、0.5〜30重量%、より好ましくは1〜10重量%の範囲である。
【0024】
(c)界面活性剤
本発明では界面活性剤が使用される。このような界面活性剤としては、非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤および両性界面活性剤などが用いられる。
【0025】
例えば、非イオン界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪駿エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン樹脂酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸ジエステル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキンエチレンジアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルホルマリン縮合物、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロビレンブロックポリマー、アルキルポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマーエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレン脂肪酸ビスフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンベンジルフェニル(またはフェニルフェニル)エーテル、ポリオキシアルキレンスチリルフェニル(またはフェニルフェニル)エーテル、ポリオキンエチレンエーテルおよびエステル型シリコンおよびフッ素系界面活性剤、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油などがあげられる。
【0026】
また、陰イオン界面活性剤としてはアルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンベンジル(またはスチリル)フェニル(またはフェニルフェニル)エーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックポリマー硫酸エステル塩、パラフィン(アルカン)スルホン酸塩、ジアルキルスルホサクシネート、アルキルベンゼンスルホン酸塩、モノまたはジアルキルナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩・ホルマリン縮合物、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルスルホコハク酸ハーフエステル、脂肪酸塩、N−メチル・脂肪酸サルコシネート、樹脂酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル痘、ポリオキシエチレンモノまたはジアルキルフェニルエーテルリン酸エステル塩、ポリオキシエチレンベンジル(またはスチリル)化フェニル(またはフェニルフェニル)エーテルリン酸エステル塩、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマーリン酸エステル塩、ホスファチジルコリン・ホスフ1ァチジルエタノールイミン(レシチン)、アルキルリン酸エステル塩、などがあげられる。
【0027】
また、陽イオン界面活性剤としては、アルキルトリメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩などがあげられる。
【0028】
また、両性界面活性剤としては、ジアルキルジアミノエチルベタイン、アルキルジメチルベンジルベタインなどがあげられる。
【0029】
なお、本発明で使用できる界面活性剤としては、これらの例示に限られるものではなく、1種または2種以上を併用しても何ら問題はない。
【0030】
本発明においては、上記に例示した種々の界面活性剤のうち、式(2)
【化8】
(式中、R1は、炭素数4〜22のアルキル基を示し、m及びnは同時に0でなく、mとnは0または1〜100の整数を表し、mとnの合計は2〜100であり、m個の−CH2−CH2−O基とn個の−CH2−CH(CH3)−O基の結合する順番は任意である。)
で表されるポリオキシアルキレンアルキルエーテル化合物、そのリン酸エステル、その硫酸エステル及びそれらエステルの塩からなる群から選ばれる界面活性剤であることが好ましい。
【0031】
さらに好ましくは、式(3)
【化9】
(式中、R1は、炭素数4〜22のアルキル基を示し、m及びnは同時に0でなく、mとnは0または1〜100の整数を表し、mとnの合計は2〜100であり、m個の−CH2−CH2−O基とn個の−CH2−CH(CH3)−O基の結合する順番は任意であり、p+q=3、p=1または2の単独並びにその混合体を表し、Mは水素原子または塩形成物質である)
で示される界面活性剤である。
【0032】
塩形成物質としては、ナトリウム、リチウム、カリウムなどのアルカリ金属、カルシウム、マグネシウム、バリウムなどのアルカリ土類金属、メチルアミン、エチルアミン、ジメチルアミン、トリエチルアミンなどのアルキルアミン類およびモノエタノールアミン、ジエタノールアミンなどのアルカノールアミン類、アンモニウムが挙げられ、ナトリウムが上記課題を解決する上では最も適している。
【0033】
一般式(3)で表わされる代表的な化合物としては、次のようなものが例示される。ただし、本発明はこれらの例示に限られない。
【0034】
(1)ジ(ポリオキシエチレン(2)2−エチルヘキシルエーテル)リン酸エステルアンモニウム、
(2)モノ(ポリオキシエチレン(3)2−エチルヘキシルエーテル)リン酸エステルとジ(ポリオキシエチレン(3)2−エチルヘキシルエーテル)リン酸エステルアンモニウム(20/80混合体)、
(3)ジ(ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル)リン酸エステルナトリウム、
(4)モノ(2−エチルへキシル)リン酸エステルとジ(2−エチルへキシル)リン酸エステル(15/85混合体)、
(5)モノ[(ポリオキシエチレン(2)ポリオキシプロピレン(1))ランダム2−エチルヘキシルエーテル]リン酸エステルとジ[(ポリオキシエチレン(2)ポリオキシプロピレン(1))ランダム2−エチルへキシルエーテル]リン酸エステル(20/80混合体)、
(6)ジ(ポリオキシエチレン(3)ポリオキシプロピレン(6)ポリオキシエチレン(2)2−エチルヘキシルエーテル)リン酸エステルアンモニウム、
(7)ジ(ポリオキシエチレン(3)2−エチルヘキシルエーテル)リン酸エステルモノエタノールアミン、
(8)ジ(ポリオキシプロピレン(3)2−エチルへキシルエーテル)リン酸エステルカリウム、
(9)ジ(ポリオキシエチレン(2)ブチルエーテル)リン酸エステルカルシウム、
(10)ジ(ブチルエーテル)リン酸エステルナトリウム、
(11)モノ(ポリオキシプロピレン(6)2−エチルヘキシルエーテル)リン酸エステル、
(12)モノ(ポリオキシエチレン(20)ブチルエーテル)リン酸エステルナトリウム、
(13)ジ(ポリオキシエチレン(15)ラウリルエーテル)リン酸エステルナトリウム、
(14)ジ(ポリオキシエチレン(3)ミリスチルエーテル)リン酸エステルナトリウム、
(15)ジ(ポリオキシエチレン(4)パルミチルエーテル)リン酸エステルナトリウム、
(16)ジ(ポリオキシエチレン(6)ステアリルエーテル)リン酸エステルアンモニウム、
(17)ジ(ポリオキシエチレン(6)ポリオキシプロピレン(3)ポリオキシエチレン(6)アラルキルエーテル)リン酸エステルアンモニウム。
【0035】
上記記載例においてポリオキシエチレン(2)の「(2)」の意味は、エチレンオキサイドが平均2モル重縮合していることを示し、ポリオキシプロピレン(6)の「(6)」の意味はプロピレンオキサイドが平均6モル重縮合していることを示す。他の化合物名の( )内の数値表記もこれに準ずる。
【0036】
これら界面活性剤の製剤中への添加量は、0.1〜30重量%の範囲であり、好ましくは、0.5〜20重量%、より好ましくは1〜15重量%の範囲である。
【0037】
また、界面活性剤とアルキル変性シリコーンオイルの割合は特に限定されないが、アルキル変性シリコーンオイル1重量部に対して界面活性剤は0.01〜3重量部の範囲であり、好ましくは0.05〜2重量部、より好ましくは0.1〜1.5重量部の範囲である。
【0038】
(d)増量剤
粉剤、水和剤、顆粒水和剤などの固型製剤のための増量剤としては、非水溶性固体増量剤と水溶性固体増量剤をあげることができる。
【0039】
非水溶性固体担体としては、クレー、ケイ砂およびその粉砕物、ケイソウ土、炭酸カルシウム、ベントナイト、タルク、ジークライト、セリサイト、酸性白土、活性白土、珪石、軽石、ゼオライト、バーミキュライト、ホワイトカーボン、シラスバルーンなどを粉砕したガラス質粉末などの無機担体、セルロース、パルプ、モミガラ、木粉、デンプン、大豆粉、などの有機担体があげられる。
【0040】
また、水溶性担体としては、塩化ナトリウム、塩化カリウム、尿素、ブドウ糖、ショ糖、果糖、乳糖などがあげられる。
【0041】
また、液体製剤のうち、乳剤、油性フロアブルの増量剤としては、有機溶剤を使用することができる。
【0042】
有機溶剤としては、エタノール、イソプロパノール、シクロヘキサノールなどのアルコール類、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコールなどの多価アルコール類、プロピレングリコールモノメチルエーテルなどのプロピレン系グリコールエーテル類、シクロヘキサン、γ−ブチロラクトンなどのケトン類、脂肪酸メチルエステル、二塩基酸メチルエステルなどのエステル類、N−アルキルピロリトン類、ヤシ油、大豆油、ナタネ油などの植物油類、ノルマルパラフィン、ナフテン、イソパラフィン、キシレン、アルキルベンゼン、アルキルナフタレン、ケロシンなどの炭化水素類をあげることができる。
【0043】
また、液剤、マイクロエマルション剤、水性懸濁製剤、水性乳濁製剤、サスポエマルション製剤の増量剤としては水を使用することができる。
【0044】
これら増量剤の製剤中への添加量は特に限定されないが、通常2〜99.7重量%、好ましくは5〜98重量%、より好ましくは10〜95重量%の範囲である。
【0045】
本発明においては、(a)農薬活性成分、(b)アルキル変性シリコーンオイル、(c)界面活性剤、(d)増量剤以外に補助剤を使用することができる。
【0046】
本発明で使用できる補助剤としては、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロースナトリウムなどの粘結剤、酸化防止剤、紫外線防止剤などの安定化剤、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、p−クロロ−m−キシレノール、p−オキシ安息香酸ブチルなどの防腐防バイ剤、クエン酸、リン酸、炭酸マグネシウムなどのpH調整剤、キサンタンガム、アラビアガム、グアーガムなどの粘度調整剤などをあげることができる。
【0047】
【発明の実施の形態】
[本発明の農薬製剤組成物の調製方法、使用方法]
本発明の農薬製剤組成物は、例えば、「農薬製剤ガイド」(社団法人 日本植物防疫協会発行、平成9年10月30日刊行)に記載されているような通常用いられる方法で調製することができる。ただし、アルキル変性シリコーンオイルと界面活性剤はそれぞれを単独で別々に製剤中に添加しておくことも可能であるが、好ましくは、相溶させた状態で使用することが望ましい。
【0048】
また、本発明の農薬製剤組成物は、通常の方法によって使用することができる。例えば、本発明の農薬製剤組成物をそのまま、あるいは水で適当濃度(通常は約8倍〜3000倍程度)に希釈して、噴霧器を用いて防除しようとする作物の茎葉に噴霧散布すればよい。このとき、地上で散布できるだけではなく、有人の航空機、ヘリコプターや無人のRCヘリコプターを使用して空中から散布することもできる。
【0049】
【実施例】
次に、本発明の農薬製剤組成物を具体的に説明するために実施例をあげるが、本発明はこれらに限定されるものではない。したがって、農薬活性成分、アルキル変性シリコーンオイル、界面活性剤、増量剤を前述した種々のものに置き換えて以下の実施例と同様な方法で調製することにより、耐雨性の改良された種々の農薬製剤組成物とすることができる。
【0050】
なお、実施例中の「部」とあるのは、すべて重量部を示す。
【0051】
実施例1(粉剤)
(1)組成
イミベンコナゾール原体 0.75部、
アルキル変性シリコーンオイル 5部、
(R=2−エチルヘキシル x=0、y=1)
ジ(ポリオキシエチレン(2)2−エチルヘキシルエーテル)リン酸エステルアンモニウム 2部、
ドリレスA(ドリフト防止剤の商品名;以下同じ。) 0.5部、
ホワイトカーボン 8部
クレー 83.75部
合計100部
(2)調製
以上の組成物をハンマーミルで粉砕混合して、粉剤形態の本発明の農薬製剤組成物を得た。
【0052】
なお、アルキル変性シリコーンオイルと界面活性剤のジ(ポリオキシエチレン(2)2−エチルヘキシルエーテル)リン酸エステルアンモニウムは相溶させて用いた。
【0053】
実施例2(水和剤)
(1)組成
イミベンコナゾール原体 15部、
アルキル変性シリコーンオイル 10部、
(R=2−エチルヘキシル x=0、y=2)
ジ(ポリオキシエチレン(3)ポリオキシプロピレン(6)ポレオキシエチレン(2)2−エチルヘキシルエーテル)リン酸エステルアンモニウム 8部、
ポリオキシエチレン(15)スチリルフェニルエーテル 5部、
ホワイトカーボン 20部
炭酸カルシウム 42部
合計100部
(2)調製
以上の組成物をハンマーミルで粉砕混合して、水和剤形態の本発明の農薬製剤組成物を得た。
【0054】
なお、アルキル変性シリコーンオイルと界面活性剤のジ(ポリオキシエチレン(3)ポリオキシプロピレン(6)ポレオキシエチレン(2)2−エチルヘキシルエーテル)リン酸エステルアンモニウムは相溶させて用いた。
【0055】
実施例3(乳剤)
(1)組成
イミベンコナゾール原体 15部、
アルキル変性シリコーンオイル 10部、
(R=2−エチルヘキシル x=0、y=2)
ジ(ポリオキシエチレン(20)ラウリルエーテル)リン酸エステルナトリウム 8部、
ポリオキシエチレン(30)ヒマシ油 8部、
アルキルベンゼン 59部
合計100部
(2)調製
以上の組成物をスリーワンモータ(HEIDON社製)を用いて混合し、乳剤形態の本発明の農薬製剤組成物を得た。
【0056】
実施例4(水性懸濁剤)
(1)組成
イミベンコナゾール原体 15部、
アルキル変性シリコーンオイル 10部、
(R=2−エチルヘキシル x=0、y=2)
ジ(ポリオキシエチレン(3)ポリオキシプロピレン(6)ポレオキシエチレン(2)2−エチルヘキシルエーテル)リン酸エステルアンモニウム 8部、
ポリオキシエチレン(12)スチリルフェニルエーテルリン酸エステルアンモニウム 5部、
エチレングリコール 5部
2%キサンタンガム水溶液 8部
水 49部
合計100部
(2)調製
水49部にポリオキシエチレン(12)スチリルフェニルエーテルリン酸エステルアンモニウム 5部を溶解し、アルキル変性シリコーンオイル(R=2−エチルヘキシル、 x=0、y=2) 10部とジ(ポリオキシエチレン(3)ポリオキシプロピレン(6)ポレオキシエチレン(2)2−エチルヘキシルエーテル)リン酸エステルアンモニウム 8部を混合して加え、スリーワンモータ(HEIDON社製)を用いて攪拌して乳化させる。ここにイミベンコナゾール原体15部、エチレングリコール 5部を加え、ダイノミルKDL型(WillyA.Bachofen AG製)を用いて粉砕液の平均粒子径が3μmとなるように微粉砕した。
【0057】
なお、粉砕用メディアとしては直径0.7〜1.2mmの硬質ガラスビーズを用いた。この粉砕液に2%キサンタンガム水溶液 8部を加え、スリーワンモータを用いて均一に混合して水性懸濁剤形態の本発明の農薬製剤組成物を得た。
【0058】
実施例5(顆粒水和剤)
(1)組成
イミベンコナゾール原体 15部、
アルキル変性シリコーンオイル 10部、
(R=2−エチルヘキシル x=0、y=1)
ジ(ポリオキシエチレン(2)2−エチルヘキシルエーテル)リン酸エステルナトリウム 5部、
アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム 1部、
デキストリン 8部、
ホワイトカーボン 5部、
焼成ケイソウ土 25部
クレー 31部
合計100部
(2)調製
以上の組成物をハンマーミルで粉砕混合した粉体に、水12部を加えて混練した。次にこの加水混練物を孔径0.7mmのバスケット型スクリーンを付けた押し出し造粒機で造粒した。得られた造粒物を整粒した後、流動層乾燥機で乾燥した。これを1.0mm〜500μmの篩で篩別して顆粒水和剤形態の本発明の農薬製剤組成物を得た。
【0059】
なお、アルキル変性シリコーンオイルと界面活性剤のジ(ポリオキシエチレン(2)2−エチルヘキシルエーテル)リン酸エステルナトリウムは相溶させて用いた。
【0060】
次に、本発明の作用効果を試験例により示す。
【0061】
試験例1
(薬剤散布)
ベルジャーダスター((株)池田理化製)のベルジャー内中央部に、内径5cmのポットにイネ(品種「朝日」の4〜5葉期、草丈約30cm)を10株植えてそのポットを置く。そして上部のサンプル置き皿に試料200mg(4kg/10a相当の粉剤)をセットし、真空ポンプでベルジャー内部を4000Paになるまで減圧した。そして閉じている上部開口部を一気に開放し、その時にベルジャー内に吸いこむ風の力を利用して試料(粉剤)を散布し、ベルジャー内部を常圧にもどした。ベルジャー内が常圧になって30秒後(試料散布30秒後)、ベルジャー内より散布処理されたポットを取り出す。
【0062】
(降雨処理)
散布処理されたポットを人工降雨装置DIK−6000S型(大起理化工業株式会社製)に設置し、降雨強度20mm/hで1時間降雨処理を行った。降雨処理後、屋内に静置して乾かした。降雨処理を1、2、3回行った区をそれぞれ設け、降雨処理と降雨処理の間は24時間とした。
【0063】
(付着量分析)
無降雨区および各降雨処理区のポットから稲の第1葉より下の茎部を切り取り、10株分の上部茎葉部をビニール袋に入れる。このビニール袋内に取り入れられた稲の重量を坪量し、葉に付着した農薬活性成分をHPLC法で分析して、農薬活性成分の稲体への単位重量あたりの付着量を算出し、次式により降雨処理後の残存率(%)を求めた。
【0064】
なお、この試験は、5回の繰り返しで行った。
【0065】
【数1】
【0066】
得られた試験結果を次の表1、表2に要約して示す。
【0067】
試験例2
(薬剤散布)
直径9cmの大きさのポットに栽培したビート(品種ハイラーベ)の第4葉が、アカザの場合には第5葉、またノビエの場合は第4〜5葉が展開したときに、実施例2〜4に準じて調製した農薬製剤組成物を所定有効成分濃度に希釈し、ターンテーブル上で3鉢当り30mlをスプレーガンで散布した。散布処理後、屋内に静置して乾かした。
【0068】
(降雨処理)
散布処理されたポットを人工降雨装置DIK−6000S型(大起理化工業株式会社製)に設置し、降雨強度20mm/hで1時間降雨処理を行った。降雨処理後、屋内に静置して乾かした。降雨処理を1、2、3回行った区をそれぞれ設け、降雨処理と降雨処理の間は24時間とした。
【0069】
(付着量分析)
無降雨区および各降雨処理区のポットから地上部の葉を切り取りビニール袋に入れる。このビニール袋内に取り入れられた、葉に付着した農薬活性成分量をHPLC法で分析し、また葉の面積を自動葉面積計で測定し、農業用殺菌性化合物の葉への単位面積あたりの付着量を算出し、前述の数式により降雨処理後の残存率(%)を求めた。
【0070】
なお、この試験は、5回の繰り返しで行った。
【0071】
得られた試験結果を次の表3〜表12に要約して示す。
【0072】
【表1】
【0073】
【表2】
【0074】
【表3】
【0075】
【表4】
【0076】
【表5】
【0077】
【表6】
【0078】
【表7】
【0079】
【表8】
【0080】
【表9】
【0081】
【表10】
【0082】
【表11】
【0083】
【表12】
【0084】
【発明の効果】
本発明を実施すると、次のような効果がもたらされる。第1に、本発明の農薬製剤組成物は、固体の粉剤を茎葉に散布したときも、水和剤、乳剤、FL剤を水で希釈して植物の茎葉に散布したときでも、茎葉への固着性が強くなり、散布後に降雨があっても流出量が少なくなる。第2に、その結果、農薬活性成分の本来有する防除効果が十分に発揮されるようになる。第3に、農薬有効成分の種類は特定のものに限らず、茎葉散布して防除効果を発揮する性質のものならば、種々のものを使用することができる。
Claims (5)
- 農薬活性成分、式(1)で示されるアルキル変性シリコーンオイル、式(2)で表されるポリオキシアルキレンアルキルエーテル化合物、そのリン酸エステル、その硫酸エステル及びそれらのエステルの塩からなる群から選ばれる界面活性剤および増量剤を含有することを特徴とする、耐雨性の改良された農薬製剤組成物。
- 界面活性剤が式(2)で表されるポリオキシアルキレンアルキルエーテル化合物のリン酸エステル塩であることを特徴とする、請求項1記載の農薬製剤組成物。
- 増量剤が固形担体であることを特徴とする、請求項1〜請求項2に記載の農薬製剤組成物。
- 増量剤が水であることを特徴とする、請求項1〜請求項2に記載の農薬製剤組成物。
- 増量剤が有機溶剤であることを特徴とする、請求項1〜請求項2に記載の農薬製剤組成物。
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