JP4349874B2 - 記録ヘッド及び該記録ヘッドを用いたヘッドカートリッジ、インクジェット記録装置 - Google Patents
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(請求項1) 濃淡を持たないインクのうち少なくとも2色のインクを吐出する吐出口列を吐出口配列方向(副走査方向)に並んだ2つ以上の吐出口列群において互いに異なる吐出口列群に分けて配置したので、濃淡を持たないインクを吐出する吐出口列を小スペースに配置でき、濃淡インクを搭載し吐出口列が多い記録ヘッドにおいても、記録ヘッドの幅が拡大するのを押さえることが出来る。そのため、記録装置本体の大きさも小さくすることが出来る。また、ブラックインクを吐出する吐出口列は、濃インクを吐出する吐出口列とは異なる吐出口列群に配置しているので、滲みの発生しやすい濃インクとブラックの重なりは記録ヘッドのスキャン分の時間差が生じ、滲みが発生しづらい。
本発明によれば、濃淡を持たないインクのうち少なくとも2色のインクを吐出する吐出口列を吐出口配列方向(副走査方向)に並んだ2つ以上の吐出口列群において互いに異なる吐出口列群に分けて配置したので、濃淡を持たないインクを吐出する吐出口列を小スペースに配置でき、濃淡インクを搭載し吐出口列が多い記録ヘッドにおいても、記録ヘッドの幅が拡大するのを押さえることが出来る。そのため、記録装置本体の大きさも小さくすることが出来る。また、ブラックインクを吐出する吐出口列は、濃インクを吐出する吐出口列とは異なる吐出口列群に配置しているので、滲みの発生しやすい濃インクとブラックの重なりは記録ヘッドのスキャン分の時間差が生じ、滲みが発生しづらい。
図1は、本発明の実施例1の記録ヘッド要部を模式的に示す図で、図1(A)は記録ヘッドの吐出口が形成された面を吐出口外側からみた図、図1(B)は吐出口部を部分的に拡大して示す図、図1(C)は図1(A)の記録ヘッドの主走査方向の断面図である。
実施例1の記録ヘッド1は、図1(C)に示すように、エネルギー変換素子としての発熱抵抗素子2を含む基板3と、吐出口4を形成するオリフィスプレート5とを備えている。
実施例1の記録ヘッドにおいて、各インク色の吐出口列の配置は、図3のようにブラック(Bk)を淡マゼンタ(LM)、淡シアン(LC)の吐出口列と同じ側に、イエロー(Y)を濃マゼンタ(M)、濃シアン(C)の吐出口列と同じ側に持ってくることとする。また、各色の吐出口を千鳥配置とせずに、図3のような配置も可能である。
実施例2の記録ヘッドでは、図4、図5に示すように、最も外側の吐出口列24,34では濃淡シアン(C、LC)を、吐出口列25,35では濃淡マゼンタ(M、LM)を、最も内側の互いに隣接する吐出口列26,36ではイエロー(Y)とブラック(Bk)を吐出するものである。そのため、中央部に設けられた2つのインク供給口9にはイエローインクとブラックインクが、中央のインク供給口に隣接する4つのインク供給口には濃淡マゼンタインクが、最も外側の4つのインク供給口には、濃淡シアンインクが、それぞれインクタンクから供給されている。このように、中央のインク供給口は2つの吐出口列26,36に対して液体を供給するものであり、中央の2つのインク供給口、及び液流路はそれぞれ吐出口列26,36の共通の液室部として機能する。
図6は、実施例2の記録ヘッドによる記録方法の一例を説明するための図である。
ここで、1次色、例えばマゼンタ単色の印字を行う場合には、ドット位置d1、d2に、吐出口列25及び吐出口列35から走査方向に関係なくそれぞれ各1滴の液滴を吐出して画像を形成する。この場合は同じ色なので打ち込み順序による発色の差は現れない。
往方向に記録を行う場合、C1→M1→M2→C2の吐出口列の順に被記録媒体の所定の位置を通過して行くので、図6の(a)〜(d)に示す順に液滴が被記録媒体に着弾する。ここで、ドット位置d1では、C→Yの順に液滴が着弾しているため、先に着弾したシアンの発色が優勢となる。一方、ドット位置d2では、M→Cの順に液滴が着弾しているため、先に着弾したマゼンタの発色が優勢となる。
このように、シアンの発色が優勢なドットと、マゼンタの発色が優勢なドットとが走査方向に関わらず常にペアで使用されていることで、この画素は中間的なブルーの発色となる。
実際には、図7に示すように、ドット位置d1とd2とがオーバーラップしているので、打ち込み(付与)順としては、往路はC1からのシアンドット、M1からのマゼンタドット、M2からのマゼンタドット、C2からのシアンドットとなり、復路ではC2からのシアンドット、M2からのマゼンタドット、M1からのマゼンタドット、C1からのシアンドットとなる。このように、打ち込み順が対称、言い換えればインクの付着順序は同じとなるため、ブルーの発色を均一に発現させることが可能となる。そのため、往復印字による色ムラの発生を防止することができる。
その他の色の組み合わせ、及び淡インクも上記同様の説明で往復印字による色ムラの発生を防止することが出来る。
このように、中心に対して色を対称に配置したことによって、往復印字による色ムラを防止でき、往復印字による高速印字が高画質で行えることになる。
実施例2の記録ヘッドにおいて、濃淡インクを吐出する吐出口列を必ずしも副走査方向に配列する必要はなく、図8(A)のように濃淡インクを吐出する吐出口列を主走査方向に配列しても、本発明の目的を達成することが出来る。
また、必ずしも濃淡インクを持たないインク(本実施例ではイエローとブラック)を吐出する吐出口列を直線状に配置する必要はなく、図8(B)に示すような配置でもかまわない。
実施例3の記録ヘッドは、濃淡のマゼンタ(M,LM)、濃淡のシアン(C,LC)の4色の吐出口列を副走査方向に配列し、イエロー(Y)とブラック(Bk)を同じく副走査方向に配列し、ブラック(Bk)の吐出口列を長くしたものである。イエロー(Y)、濃淡マゼンタ(M,LM)、濃淡シアン(C,LC)の吐出口の数は同一となっており、ブラック(Bk)のみ吐出口が多くなっている。例えば、イエロー(Y)、濃淡マゼンタ(M,LM)、濃淡シアン(C,LC)の1列の吐出口の数を64個、ブラック(Bk)の1列の吐出口の数を192個配列し、記録ヘッド全体では1024個の吐出口が備わっている。実施例3の記録ヘッドは、4色の吐出口列を副走査方向に配列したため、主走査方向の列数が削減でき、ヘッド幅を小さくすることが出来る。そのため特に記録装置全体の大きさを小さくする必要のある携帯型プリンタ等に有効である。またブラックの吐出口が相対的に多くなっているので、ブラックインクの多い文書画像の印字速度を速くすることができる。本実施例の吐出口列配置として図9(A),(B)と例としてあげたが、このような配列に限るものではない。
実施例4のヘッドカートリッジ41は、実施例1〜3のいずれかの記録ヘッド42と、記録ヘッド42に供給する液体を保持する液体容器を一体化したヘッドカートリッジである。記録ヘッド42を小型に形成することができるので、ヘッドカートリッジ41も小型化が可能である。
図11は、本発明の実施例5のインクジェット記録装置を示す要部斜視図、図12は、同記録装置の機構部の側面図である。
実施例5のインクジェット記録装置は、記録装置本体51の内部に主走査方向に移動可能なキャリッジ63、キャリッジに搭載した本発明を実施したインクジェットヘッドからなる記録ヘッド64、記録ヘッドへインクを供給するインクカートリッジ等で構成される印字機構部52等を収納し、記録装置本体51の下方部には前方側から多数枚の用紙53を積載可能な給紙カセット(或いは給紙トレイでもよい。)54を抜き差し自在に装着することができ、また、用紙53を手差しで給紙するための手差しトレイ55を開倒することができ、給紙カセット54或いは手差しトレイ55から給送される用紙53を取り込み、印字機構部52によって所要の画像を記録した後、後面側に装着された排紙トレイ56に排紙する。
Claims (6)
- インクを吐出する複数の吐出口を有する記録ヘッドであって、同系色の相対的に濃度が高い濃インクを吐出する複数の吐出口が配列された吐出口列と、相対的に濃度が低い淡インクを吐出する複数の吐出口が配列された吐出口列と、濃淡を持たないインクが2色以上あり、該濃淡を持たないインクを吐出する複数の吐出口が配列された吐出口列をそれぞれのインクごとに有し、前記濃インク、淡インク、濃淡を持たないインクのそれぞれを吐出する吐出口列を吐出口配列方向に並んだ2つ以上の吐出口列群に分けて配置した記録ヘッドにおいて、
前記濃淡を持たないインクのうち少なくとも2色のインクを吐出する吐出口列を互いに異なる吐出口列群に分けて配置し、
前記少なくとも2色のインクのうちの1つはブラックインクであり、前記ブラックインクを吐出する吐出口列を、前記濃インクを吐出する吐出口列とは異なる吐出口列群に配置したことを特徴とする記録ヘッド。 - 前記濃淡を持たないインクにおける前記少なくとも2色のインクのうちのもう1つは、イエローインクであり、前記ブラックインクの吐出口列と前記イエローインクの吐出口列を異なる吐出口列群に分けて配置したことを特徴とする請求項1に記載の記録ヘッド。
- 前記吐出口列から吐出されるインクの色が、主走査方向で対称となるように、前記吐出口列が配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録ヘッド。
- 主走査方向で対称となるように配置された前記吐出口列の対称中心の吐出口列は、ブラックインクとイエローインクを吐出する吐出口列であることを特徴とする請求項3に記載の記録ヘッド。
- インク滴を吐出するインクジェットヘッドと、該インクジェットヘッドにインクを供給するインクタンクを一体化したヘッドカートリッジにおいて、前記インクジェットヘッドは請求項1〜4のいずれかに記載の記録ヘッドであることを特徴とするヘッドカートリッジ。
- インクを吐出する複数の吐出口を有するインクジェット記録装置であって、同系色の相対的に濃度が高い濃インクを吐出する複数の吐出口が配列された吐出口列と、相対的に濃度が低い淡インクを吐出する複数の吐出口が配列された吐出口列と、濃淡を持たないインクが2色以上あり、該濃淡を持たないインクを吐出する複数の吐出口が配列された吐出口列をそれぞれのインクごとに有し、前記濃インク、淡インク、濃淡を持たないインクのそれぞれを吐出する吐出口列を吐出口配列方向に並んだ2つ以上の吐出口列群に分けて配置したインクジェット記録装置において、
前記濃淡を持たないインクのうち少なくとも2色のインクを吐出する吐出口列を互いに異なる吐出口列群に分けて配置し、
前記少なくとも2色のインクのうちの1つはブラックインクであり、前記ブラックインクを吐出する吐出口列を、前記濃インクを吐出する吐出口列とは異なる吐出口列群に配置したことを特徴とするインクジェット記録装置。
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